JP7655874B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明の実施の形態は、燃料電池システムに関する。
燃料ガスの有している化学エネルギーを直接電気に変換するシステムとして、燃料電池システムが知られている。この燃料電池システム内の燃料電池は、燃料である水素と酸化剤である酸素とを電気化学的に反応させて、高い発電効率で電気エネルギーを取り出すことが可能である。燃料電池は、要求される発電出力に応じた流量の空気を必要とする。燃料電池に空気を導入するため、燃料電池システムは例えばブロワを備えている。
特開2013-242964号公報
ここで、要求される発電出力に対する燃料電池システムの発電出力の応答性向上が求められている。また、燃料電池システムの小型化が求められている。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、燃料電池システムの発電出力の応答性向上及び小型化を目的とする。
本発明による燃料電池システムは、
水素と酸素とを用いて電気を発生させる燃料電池スタックと、
前記燃料電池スタックに接続された空気流路と、
を備え、
前記空気流路は、所内空気又は制御用空気が導入される圧縮空気導入口を有し、
前記空気流路上には、前記圧縮空気導入口と前記燃料電池スタックとの間に、減圧弁が設けられている。
あるいは、本発明による燃料電池システムは、
水素と酸素とを用いて電気を発生させる複数の燃料電池スタックと、
前記複数の燃料電池スタックに空気を分配する空気分配流路と、
を備え、
前記空気分配流路は、所内空気又は制御用空気が導入される圧縮空気導入口を有し、
前記空気分配流路上には、前記圧縮空気導入口と前記複数の燃料電池スタックとの間に、減圧弁が設けられている。
本発明によれば、燃料電池システムの発電出力の応答性を向上させ且つ小型化することができる。
図1は、本発明の一実施の形態による燃料電池システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1に示す燃料電池システムの変形例の構成を示すブロック図である。 図3は、図1に示す燃料電池システムの他の変形例の構成を示すブロック図である。 図4は、図1に示す燃料電池システムのさらに他の変形例の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態による燃料電池システム1の構成を示すブロック図である。
図1に示す燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、水素供給系20と、酸素供給系30と、を備えている。燃料電池スタック10には、燃料電池スタック10から電流を取り出すための電源装置2と出力指令値を計算して電源装置2に送る制御装置70とが接続されている。制御装置70には、入力部3が接続されている。入力部3を介して、燃料電池システム1に要求される要求発電量が制御装置70に入力される。制御装置70は、入力部3から入力された要求発電量に基づいて、出力指令値を計算する。また、制御装置70は、出力指令値や他の情報に基づいて、燃料電池システム1の各部を制御する。
燃料電池スタック10は、水素と酸素とを用いて電気を発生させる。燃料電池スタック10は、アノード電極(燃料極)11と、カソード電極12と、を有している。アノード電極11には、燃料ガスとして水素が供給される。カソード電極12には、空気が供給される。燃料電池スタック10は、水素を空気中の酸素と反応させて水を生成し、この反応により電気を発生させる。この電気は、直流電流として燃料電池スタック10から出力される。
アノード電極11への水素の供給は、水素供給系20によって行われる。また、カソード電極12への空気の供給は、酸素供給系30によって行われる。アノード電極11に供給された水素の残りは、アノード排気として、燃料電池スタック10から排出される。また、カソード電極12に供給された空気の残りは、カソード排気として、燃料電池スタック10から排出される。図示された例では、アノード排気はアノード電極11に再び供給され、カソード排気は燃料電池システム1の外部に排出される。
水素供給系20は、水素貯蔵タンク等の水素供給源21と、水素流路22とを含む。水素流路22は、水素供給源21と燃料電池スタック10とを接続する。これにより、水素供給源21からの水素が、水素流路22を介して燃料電池スタック10に供給される。なお、水素流路22上にはブロワが設けられていてもよく、ブロワを用いて水素供給源21の水素がアノード電極11に送り込まれてもよい。水素供給源21は、燃料電池システム1の内部にあってもよく、外部にあってもよい。
酸素供給系30は、空気流路31と、空気流路31上に設けられた減圧弁33及びフィルタ装置60とを含む。空気流路31は、燃料電池システム1の外部にある所内空気供給装置40と、燃料電池スタック10とを接続する。これにより、所内空気供給装置40からの空気が、空気流路31を介して燃料電池スタック10に供給される。より具体的には、空気流路31は、圧縮空気導入口32を有する。圧縮空気導入口32は、所内空気供給装置40に接続される。圧縮空気導入口32には、所内空気供給装置40からの所内空気が導入される。なお、圧縮空気導入口32は、所内空気供給装置40の代わりに、制御用空気供給装置に接続されてもよい。この場合、圧縮空気導入口32には、制御用空気供給装置からの制御用空気が導入される。
なお、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置は、所内空気や制御用空気(工場空気や計装用空気とも呼ばれる)を供給する既知の装置であってよい。また、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置は、燃料電池システム1が配置されるプラント等に既設の装置であってよく、燃料電池システム1に圧縮空気を供給する目的以外の目的で用いられてよい。例えば、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置からの圧縮空気(所内空気や制御用空気、工場空気、計装用空気)は、各種機械の駆動用空気として用いられてもよいし、上記プラント内の設備を清掃するための清掃用空気として用いられてもよい。所内空気供給装置40や制御用空気供給装置からの圧縮空気の用途は、上述したものに限られない。
図示された例では、所内空気供給装置40には、所内空気供給圧力計51が接続されている。所内空気供給圧力計51は、所内空気供給装置40から空気流路31に提供される圧縮空気の圧力を計測する。所内空気供給圧力計51は、燃料電池システム1内の制御装置70に接続可能であり、計測した圧縮空気の圧力に関する情報を、制御装置70に送ることができる。
減圧弁33は、空気流路31上において、圧縮空気導入口32と燃料電池スタック10との間に配置されている。減圧弁33は、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から提供される圧縮空気を減圧する。ここで、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から提供される圧縮空気の圧力は、一般に、800kPa~4.5MPa程度である。これに対し、燃料電池スタック10に供給される空気の圧力として好ましい圧力は、例えば2kPa~20kPa程度である。このように、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から提供される圧縮空気の圧力は、燃料電池スタック10に供給される空気の圧力として好ましい圧力と比較して非常に高い。そこで、燃料電池システム1では、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から提供される圧縮空気を、減圧弁33を用いて減圧した後、燃料電池スタック10に供給する。減圧弁33は、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から提供される圧縮空気を、例えば20kPa~30kPa程度まで減圧する。
フィルタ装置60は、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から燃料電池システム1に導入される空気中の水分や不純物を除去する。図示された例では、フィルタ装置60は、空気流路31上において、圧縮空気導入口32と減圧弁33との間に配置されている。
このように、図1に示す燃料電池システム1では、酸素供給系30がブロワ等の空気供給装置を含まず、燃料電池システム1が使用される場所に既設の装置40から空気の供給を受ける。これにより、燃料電池システム1を小型化することができる。また、一般に、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置は、所内空気や制御用空気を常時生成するものである。このため、燃料電池システム1の圧縮空気導入口32を所内空気供給装置40や制御用空気供給装置に接続すれば、直ちに燃料電池スタック10に空気を供給することができる。このことは、燃料電池システム1の発電出力の応答性の向上に寄与する。なお、燃料電池システム1の酸素供給系30がブロワを含み、ブロワを用いて燃料電池スタック10への空気の供給を行う場合、ブロワを起動させてからブロワの風量が所望の風量に達するまでの間は、燃料電池スタック10に対し十分な空気の供給を行うことができない。このことは、燃料電池システム1の発電出力の応答性の向上を阻害する要因となる。
図示された例では、酸素供給系30は、更に、バッファタンク34と、流量調節弁35と、バッファタンク内圧力計50と、を有する。バッファタンク34は、空気流路31上において、減圧弁33と燃料電池スタック10との間に設けられ、減圧弁33で減圧された空気を収容する。バッファタンク34にはバッファタンク内圧力計50が接続されている。バッファタンク内圧力計50は、バッファタンク34内の圧力を計測する。流量調節弁35は、空気流路31上において、バッファタンク34と燃料電池スタック10との間に設けられている。流量調節弁35は、バッファタンク34から燃料電池スタック10への空気の流量を調節する。流量調節弁35は、当該空気の流量を、電源装置2に入力される出力指令値や、電源装置2で計測される電池電流に応じて調節する。流量調節弁35は、例えば、制御装置70からの制御信号を受けて当該空気の流量を制御する。
減圧弁33で減圧された空気がバッファタンク34に収容され、流量調節弁35によってバッファタンク34から燃料電池スタック10への空気の流量が調節されることにより、燃料電池スタック10に、所望の圧力の空気を所望の流量で安定して供給することができる。
また、図示された例では、酸素供給系30は、更に、補助用コンプレッサ36と、補助用空気流路37と、流量調節弁38と、を有する。補助用コンプレッサ36は、既知のコンプレッサであってよく、例えば外気を圧縮して20kPa~30kPa程度の圧縮空気を生成可能である。補助用空気流路37は、補助用コンプレッサ36とバッファタンク34とを接続し、補助用コンプレッサ36からの圧縮空気をバッファタンク34に導入する。補助用コンプレッサ36は、例えば、制御装置70からの制御信号を受けて起動される。流量調節弁38は、補助用コンプレッサ36からバッファタンク34への空気の流量を調節する。流量調節弁38は、当該空気の流量を、電源装置2で計測される電池電流に応じて調節する。流量調節弁38は、例えば、制御装置70からの制御信号を受けて当該空気の流量を制御する。
補助用コンプレッサ36からバッファタンク34に圧縮空気を導入可能であることにより、何らかの理由で所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から十分に圧縮空気が得られない場合であっても、バッファタンク34を十分な量の圧縮空気で満たすことができる。したがって、燃料電池スタック10に、所望の圧力の空気を所望の流量で、より安定して供給することができる。
次に、図1に示す燃料電池システム1の作用について説明する。まず、燃料電池システム1の圧縮空気導入口32が所内空気供給装置40に接続され、所内空気供給装置40からバッファタンク34へ空気の供給が開始される。このとき、フィルタ装置60で水分と不純物が除去された空気が、バッファタンク34に供給される。また、入力部3から制御装置70に燃料電池スタック10に要求される要求発電量が入力されると、制御装置70は、当該要求発電量に基づいて出力指令値を計算して電源装置2に渡す。これにより、燃料電池スタック10に水素供給系20からの水素の供給と酸素供給系30からの空気の供給とが開始され、燃料電池システム1は発電を開始する。
燃料電池システム1が発電中、制御装置70は、バッファタンク内圧力計50から、バッファタンク34内の圧力に関する情報を取得する。当該圧力が所定の圧力未満である場合、制御装置70は、補助用コンプレッサ36に制御信号を入力して補助用コンプレッサ36を起動させる。
また、燃料電池システム1が発電中、制御装置70は、電源装置2に入力した出力指令値に基づいて、流量調節弁35の開度を調節する。
以上により、制御装置70で決定された出力指令値に応じた発電出力が、燃料電池スタック10から得られる。
なお、出力指令値は、次のようにして計算される。まず、制御装置70は、入力部3から入力された要求発電量に対して所定の演算を行う。演算結果が所定の上限値以下であり且つ所定の下限値以上である場合には、制御装置70は、演算結果を出力指令値として電源装置2に渡す。一方、演算結果が所定の上限値より大きい場合には、制御装置70は、当該所定の上限値を出力指令値として電源装置2に渡す。また、演算結果が所定の下限値より小さい場合には、制御装置70は、当該所定の下限値を出力指令値として電源装置2に渡す。なお、所内空気供給装置40及び補助用コンプレッサ36が正常に動作していない場合は、後述するように、制御装置70は出力指令値を0に決定する。
なお、出力指令値の計算に用いられる上限値は、次のようにして決定される。通常は、上記上限値は、燃料電池スタック10の定格発電出力と同じ値に設定されている。しかしながら、燃料電池システム1が発電中にバッファタンク内圧力計50から得られるバッファタンク34内の圧力が所定の圧力よりも低い場合には、バッファタンク31から燃料電池スタック10に通常よりも少ない流量の空気しか供給することができないため、燃料電池スタック10はその定格発電出力で発電することができない。このため、制御装置70は、バッファタンク内圧力計50によって測定された圧力に対応する新たな上限値を求め、この新たな上限値を用いて出力指令値を決定する。ここで、新たな上限値は、上記定格発電出力よりも低い値である。例えば、新たな上限値は、バッファタンク31内の圧力が上記測定された圧力であっても燃料電池スタック10が出力可能な発電出力の最大値である。新たな上限値は、バッファタンク内圧力計50によって測定された圧力に対して所定の演算を行うことによって求められる。この所定の演算は、制御装置70の上限値演算部71で行われる。
新たな上限値が設定されると、制御装置70から電源装置2に新たな出力指令値が入力され、この新たな出力指令値に基づいて燃料電池スタック10で発電が行われる。新たな出力指令値は通常の上限値よりも低い新たな上限値を用いて決定されているため、燃料電池スタック10が発電に必要とする空気の最大流量が低減される。このように、バッファタンク34内の圧力が低下した場合に電源装置2に入力される出力設定値の上限値が下げられることにより、バッファタンク34から燃料電池スタック10に(言い換えると、所内空気供給装置40や補助用コンプレッサ36からバッファタンク34に)供給される空気流量が低下しても、燃料電池システム1は発電動作を継続することができる。なお、燃料電池スタック10に供給される空気の量が低下して、当該空気の量よりも燃料電池スタック10で消費される空気の量が多くなると、燃料電池システム1は、発電を継続できなくなるため保護停止される。
また、燃料電池システム1が発電中、制御装置70は、所内空気供給圧力計51から、所内空気供給装置40が燃料電池システム1に提供する圧縮空気の圧力に関する情報を取得する。これにより、制御装置70は、所内空気供給装置40が正常に動作しているか否かを判定する。具体的には、所内空気供給圧力計51で測定される上記圧力が極めて低い場合には、制御装置70は、所内空気供給装置40が正常に動作していないと判断する。また、燃料電池システム1が発電中、制御装置70は、補助用コンプレッサ36が正常に動作しているか否かを判定する。例えば、制御装置70は、補助用コンプレッサ36から動作信号を受信しない場合には、補助用コンプレッサ36が故障して停止していると判断する。所内空気供給装置40が正常に動作していず、且つ、補助用コンプレッサ36が停止している場合、燃料電池スタック10に空気を供給することができない。この場合、制御装置70は、出力指令値を0と決定して、電源装置2に渡す。これにより、燃料電池システム1の運転を安全に停止させることができる。
なお、所内空気供給装置40及び補助用コンプレッサ36が正常に動作しているか否かの判定は、バッファタンク内圧力計50から得られるバッファタンク34内の圧力に基づいて行ってもよい。具体的には、バッファタンク内圧力計50が計測する圧力が極めて低い状態が所定時間継続した場合には、制御装置70は、所内空気供給装置40及び補助用コンプレッサ36のいずれも正常に動作していないと判断してもよい。
以上のように、本実施の形態による燃料電池システム1は、水素と酸素とを用いて電気を発生させる燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10に接続された空気流路31と、を備えている。空気流路31は、所内空気又は制御用空気が導入される圧縮空気導入口32を有している。空気流路31上には、圧縮空気導入口32と燃料電池スタック10との間に、減圧弁33が設けられている。このような燃料電池システム1によれば、燃料電池システム1がブロワ等の空気供給装置を含む場合と比較して、燃料電池システム1を小型化することができる。また、燃料電池システム1の発電出力の応答性を向上させることができる。
また、本実施の形態による燃料電池システム1において、空気流路31上には、減圧弁33と燃料電池スタック10との間に、減圧弁33で減圧された空気を収容するバッファタンク34と、バッファタンク34から燃料電池スタック10への空気の流量を調節する流量調節弁35と、が設けられている。このような燃料電池システム1によれば、燃料電池スタック10に、所望の圧力の空気を所望の流量で安定して供給することができる。
また、本実施の形態による燃料電池システム1は、バッファタンク34に圧縮空気を導入する補助用コンプレッサ36を更に備えている。このような燃料電池システム1によれば、何らかの理由で所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から十分な圧縮空気が得られない場合であっても、バッファタンク34を十分な量の圧縮空気で満たすことができる。したがって、燃料電池スタック10に、所望の圧力の空気を所望の流量で、より安定して供給することができる。
また、本実施の形態による燃料電池システム1は、燃料電池スタック10に要求される要求発電量及び所定の上限値に基づいて当該所定の上限値以下の出力指令値を算出して燃料電池スタック10に当該出力指令値に応じた発電出力で発電させる制御装置70と、バッファタンク34内の圧力を計測する圧力計50と、を更に備えている。制御装置70は、圧力計50によって計測されたバッファタンク34内の圧力が所定の圧力より低い場合、上記所定の上限値を下げて新たな出力指令値を算出し、燃料電池スタック10に当該新たな出力指令値に応じた発電出力で発電させる。この場合、バッファタンク34から燃料電池スタック10に(言い換えると、所内空気供給装置40や補助用コンプレッサ36からバッファタンク34に)供給される空気流量が低下しても、燃料電池システム1は発電動作を継続することができる。
また、本実施の形態による燃料電池システム1は、バッファタンク34内の圧力を計測する圧力計50と、補助用コンプレッサ36と、補助用コンプレッサ36で圧縮された空気をバッファタンク34に導入する補助用空気流路37と、を更に備えている。補助用コンプレッサ36は、圧力計50によって計測されたバッファタンク34内の圧力が所定の圧力より低い場合に起動される。補助用コンプレッサ36からバッファタンク34に圧縮空気を導入可能であることにより、何らかの理由で所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から十分に圧縮空気が得られない場合であっても、バッファタンク34を十分な量の圧縮空気で満たすことができる。したがって、燃料電池スタック10に、所望の圧力の空気を所望の流量で、より安定して供給することができる。
また、本実施の形態による燃料電池システム1は、燃料電池スタック10に要求される要求発電量に基づいて出力指令値を算出して、燃料電池スタック10に当該出力指令値に応じた発電出力で発電させる制御装置70と、バッファタンク34内の圧力を計測する圧力計50と、を更に備えている。制御装置70は、圧力計50によって計測されるバッファタンク34内の圧力が所定の圧力より低い状態が所定時間継続された場合、燃料電池システム1を停止させる。圧力計50によって計測されるバッファタンク34内の圧力が所定の圧力より低い状態が所定時間継続された場合、所内空気供給装置40が正常に動作していず、且つ、補助用コンプレッサ36が故障しているため、燃料電池スタック10に空気を供給することができない。この場合に制御装置70によって燃料電池システム1を停止させることにより、燃料電池システム1の運転を安全に停止させることができる。
次に、図2を参照して、本実施の形態による燃料電池システムの変形例について説明する。図2に示す変形例の燃料電池システム1は、バッファタンク34と補助用コンプレッサ36と流量調節弁38の位置が減圧弁33の上流となっている点、補助用コンプレッサの位置変更による所内空気供給設備40への空気の逆流防止を目的として酸素供給系30が逆止弁61を含む点で異なっている。他の構成は、図1に示す燃料電池システム1と略同一である。図2に示す変形例において、図1に示す実施形態と同一の部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図2に示す燃料電池システム1によっても、図1に示す燃料電池システム1と同様の効果を得ることができる。
次に、図3を参照して、本実施の形態による燃料電池システムの他の変形例について説明する。図3に示す変形例の燃料電池システム100は、複数の燃料電池スタック10A,10Bを含む点で異なっている。また、図3に示す変形例の燃料電池システム100は、その酸素供給系300が、複数の燃料電池スタック10A,10Bに空気を分配する空気分配流路310を含む点で異なっている。また、図3に示す変形例の燃料電池システム100は、その水素供給系200が、水素供給源21と複数の水素流路22A,22Bを含む点で異なっている。他の構成は、図1に示す燃料電池システム1と略同一である。図3に示す変形例において、図1に示す実施形態と同一の部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図3に示すように、変形例の燃料電池システム100は、第1燃料電池スタック10Aと、第2燃料電池スタック10Bと、水素供給系200と、酸素供給系300と、を備えている。各燃料電池スタック10A,10Bには、当該燃料電池スタック10A,10Bから電流を取り出すための電源装置2A,2Bが接続されている。各電源装置2A,2Bは、制御装置70に接続されている。
制御装置70には、入力部3を介して、燃料電池システム100に要求される要求発電量が制御装置70に入力される。制御装置70は、入力部3から入力された要求発電量に基づいて、各燃料電池スタック10A,10Bの出力指令値を計算する。また、制御装置70は、図1に示す燃料電池システム1の制御装置70と同様に、燃料電池システム100の各部を制御する。
第1燃料電池スタック10A及び第2燃料電池スタック10Bは、図1に示す燃料電池スタック10と同様に構成されている。水素供給系200は、それぞれ、第1燃料電池スタック10Aのアノード電極11及び第2燃料電池スタック10Bのアノード電極11へ水素を供給するものである。水素供給系200は、水素供給源21と水素流路22A,22Bとを含む。第1水素流路22Aは、水素供給源21と第1燃料電池スタック10Aとを接続する。これにより、水素供給源21からの水素が、第1水素流路22Aを介して第1燃料電池スタック10Aに供給される。第2水素流路22Bは、水素供給源21と第2燃料電池スタック10Bとを接続する。これにより、水素供給源21からの水素が、第2水素流路22Bを介して第2燃料電池スタック10Bに供給される。
酸素供給系300は、第1燃料電池スタック10Aのカソード電極12及び第2燃料電池スタック10Bのカソード電極12に空気を供給するものである。図3に示す例では、酸素供給系300は、第1燃料電池スタック10A及び第2燃料電池スタック10Bに空気を分配する空気分配流路310と、空気分配流路310上に設けられた減圧弁33と、を含む。空気分配流路310は、燃料電池システム100の外部にある所内空気供給装置40または制御用空気供給装置と、複数の燃料電池スタック10A,10Bとを接続する。これにより、所内空気供給装置40または制御用空気供給装置からの空気が、空気分配流路310を介して、複数の燃料電池スタック10A,10Bに供給される。より具体的には、空気分配流路310は、本流路311と、本流路311の下流側端部に接続する第1分流路312及び第2分流路313と、を有する。本流路311の上流側端部には、所内空気供給装置40または制御用空気供給装置に接続される圧縮空気導入口32が設けられている。第1分流路312及び第2分流路313の下流側端部は、それぞれ、第1燃料電池スタック10A及び第2燃料電池スタック10Bに接続する。
減圧弁33は、空気分配流路310上において、圧縮空気導入口32と燃料電池スタック10A,10Bとの間に配置されている。図示された例では、減圧弁33は、本流路311上に配置されている。減圧弁33は、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から提供される圧縮空気を減圧する。
図3に示す燃料電池システム100も、酸素供給系300がブロワ等の空気供給装置を含まない。このため、燃料電池システム100が小型化され得る。また、所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から空気の供給を受けるため、燃料電池システム100の発電出力の応答性を向上させることができる。
図示された例では、酸素供給系300は、更に、バッファタンク34と、流量調節弁35A,35Bと、を有する。バッファタンク34は、空気分配流路310上において、減圧弁33と燃料電池スタック10A,10Bとの間に設けられ、減圧弁33で減圧された空気を収容する。図示された例では、バッファタンク34は、本流路311上に配置されている。流量調節弁35A,35Bは、空気分配流路310上において、バッファタンク34と燃料電池スタック10A,10Bとの間に設けられている。図示された例では、酸素供給系300は、第1流量調節弁35Aおよび第2流量調節弁35Bを含む。第1流量調節弁35Aおよび第2流量調節弁35Bは、それぞれ、第1分流路312上及び第2分流路313上に設けられている。第1流量調節弁35Aおよび第2流量調節弁35Bは、それぞれ、バッファタンク34から第1燃料電池スタック10A及び第2燃料電池スタック10Bへの空気の流量を調節する。流量調節弁35A,35Bは、当該空気の流量を、対応する燃料電池スタック10A,10Bの電源装置2A,2Bに入力される出力指令値や、対応する燃料電池スタック10A,10Bの電源装置2A,2Bで計測される電池電流に応じて調節する。流量調節弁35A,35Bは、例えば、制御装置70からの制御信号を受けて当該空気の流量を制御する。
減圧弁33で減圧された空気がバッファタンク34に収容され、流量調節弁35A,35Bによってバッファタンク34から各燃料電池スタック10A,10Bへの空気の流量が調節されることにより、各燃料電池スタック10A,10Bに、所望の圧力の空気を所望の流量で安定して供給することができる。なお、図3に示す例では、酸素供給系300は分流路312,313と同じ数の流量調節弁35A,35Bを有するが、これに限られない。例えば、酸素供給系300は、ただ1つの流量調節弁35を有していてもよい。この場合、流量調節弁35は、本流路311上において、バッファタンク34の下流側(バッファタンク34と分流路312,313との間)に設けられてよい。この場合も、流量調節弁35によって、バッファタンク34から各燃料電池スタック10A,10Bへの空気の流量を調節することができる。
また、図示された例では、酸素供給系300は、更に、補助用コンプレッサ36と、補助用空気流路37と、流量調節弁38と、を有する。
なお、図3に示す例では、燃料電池システム100は2つの燃料電池スタック10A,10Bを含むが、これに限られない。燃料電池システム100は、3つ以上の燃料電池スタック10を含んでよい。この場合、燃料電池システム100の空気分配流路310は燃料電池スタック10と同じ数の分流路を有してよく、各分流路に流量調節弁35が設けられてよい。また、図3に示す例において、燃料電池システム100は、複数の水素供給系20を有していてもよい。この場合、各燃料電池スタック10に対して1つの水素供給系20が設けられていてよい。
また、図4に示すように、バッファタンク34、補助用コンプレッサ36及び流量調節弁38を、減圧弁33の上流側に設けてもよい。この場合、図4に示すように、所内空気供給設備40への空気の逆流防止を目的として、酸素供給系300が逆止弁61を含んでもよい。
次に、図3に示す燃料電池システム100の作用について説明する。まず、燃料電池システム100の圧縮空気導入口32が所内空気供給装置40に接続され、所内空気供給装置40からバッファタンク34へ空気の供給が開始される。このとき、フィルタ装置60で水分と不純物が除去された空気が、バッファタンク34に供給される。また、入力部3から制御装置70に燃料電池システム100に要求される要求発電量が入力されると、制御装置70は、当該要求発電量に基づいて出力指令値を計算して電源装置2に渡す。これにより、燃料電池スタック10A,10Bに水素供給系200からの水素の供給と酸素供給系300からの空気の供給とが開始され、燃料電池システム100は発電を開始する。
燃料電池システム100が発電中、制御装置70は、バッファタンク内圧力計50から、バッファタンク34内の圧力に関する情報を取得する。当該圧力が所定値未満である場合、制御装置70は、補助用コンプレッサ36に制御信号を入力して補助用コンプレッサ36を起動させる。
また、燃料電池システム100が発電中、制御装置70は、電源装置2Aに入力した出力指令値に基づいて流量調節弁35Aの開度を調節し、電源装置2Bに入力した出力指令値に基づいて流量調節弁35Bの開度を調節する。
以上により、制御装置70で決定された出力指令値に応じた発電出力が、各燃料電池スタック10A,10Bから得られる。
なお、出力指令値は、次のようにして計算される。まず、制御装置70は、入力部3から要求発電量が入力されると、各燃料電池スタック10A,10Bの定格発電出力を考慮して、各燃料電池スタック10A,10Bに要求される要求発電量を求める。次に、制御装置70は、第1燃料電池スタック10Aに要求される要求発電量に対して所定の演算を行う。演算結果が所定の上限値以下であり且つ所定の下限値以上である場合には、制御装置70は、演算結果を出力指令値として電源装置2Aに渡す。一方、演算結果が所定の上限値より大きい場合には、制御装置70は、当該所定の上限値を出力指令値として電源装置2Aに渡す。また、演算結果が所定の下限値より小さい場合には、制御装置70は、当該所定の下限値を出力指令値として電源装置2Aに渡す。同様に、制御装置70は、第2燃料電池スタック10Bに要求される要求発電量に対して所定の演算を行う。演算結果が所定の上限値以下であり且つ所定の下限値以上である場合には、制御装置70は、演算結果を出力指令値として電源装置2Bに渡す。一方、演算結果が所定の上限値より大きい場合には、制御装置70は、当該所定の上限値を出力指令値として電源装置2Bに渡す。また、演算結果が所定の下限値より小さい場合には、制御装置70は、当該所定の下限値を出力指令値として電源装置2Bに渡す。なお、所内空気供給装置40及び補助用コンプレッサ36が正常に動作していない場合は、後述するように、制御装置70は出力指令値を0に決定する。
なお、出力指令値の計算に用いられる上限値は、次のようにして決定される。通常は、電源装置2Aに入力される出力指令値の計算に用いられる上限値は、第1燃料電池スタック10Aの定格発電出力と同じ値に設定されている。また、電源装置2Bに入力される出力指令値の計算に用いられる上限値は、第2燃料電池スタック10Bの定格発電出力と同じ値に設定されている。しかしながら、燃料電池システム100が発電中にバッファタンク内圧力計50から得られるバッファタンク34内の圧力が所定の圧力よりも低い場合には、バッファタンク31から燃料電池スタック10A,10Bに通常よりも少ない流量の空気しか供給することができないため、燃料電池スタック10A,10Bはその定格発電出力で発電することができない。このため、制御装置70は、バッファタンク内圧力計50によって測定された圧力に対応する新たな上限値を、各燃料電池スタック10A,10Bについて求め、この新たな上限値を用いて各電源装置2A,2Bに入力される出力指令値を決定する。ここで、電源装置2Aに入力される新たな上限値は、第1燃料電池スタック10Aの定格発電出力よりも低い値である。また、電源装置2Bに入力される新たな上限値は、第2燃料電池スタック10Bの定格発電出力よりも低い値である。例えば、新たな上限値は、バッファタンク31内の圧力が上記測定された圧力であっても各燃料電池スタック10A,10Bが出力可能な発電出力の最大値である。新たな上限値は、バッファタンク内圧力計50によって測定された圧力に対して所定の演算を行うことによって求められる。この所定の演算は、制御装置70の上限値演算部71で行われる。
新たな上限値が設定されると、制御装置70から電源装置2A,2Bに新たな出力指令値が入力され、この新たな出力指令値に基づいて燃料電池スタック10A,10Bで発電が行われる。新たな出力指令値は通常の上限値よりも低い新たな上限値を用いて決定されているため、燃料電池スタック10A,10Bが発電に必要とする空気の最大流量が低減される。このように、バッファタンク34内の圧力が低下した場合に電源装置2に入力される出力設定値の上限値が下げられることにより、バッファタンク34から燃料電池スタック10A,10Bに(言い換えると、所内空気供給装置40や補助用コンプレッサ36からバッファタンク34に)供給される空気流量が低下しても、燃料電池システム100は発電動作を継続することができる。
また、燃料電池システム100が発電中、制御装置70は、所内空気供給圧力計51から、所内空気供給装置40が燃料電池システム100に提供する圧縮空気の圧力に関する情報を取得する。これにより、制御装置70は、所内空気供給装置40が正常に動作しているか否かを判定する。具体的には、所内空気供給圧力計51で測定される上記圧力が極めて低い場合には、制御装置70は、所内空気供給装置40が正常に動作していないと判断する。また、燃料電池システム100が発電中、制御装置70は、補助用コンプレッサ36が正常に動作しているか否かを判定する。例えば、制御装置70は、補助用コンプレッサ36から動作信号を受信しない場合には、補助用コンプレッサ36が故障して停止していると判断する。所内空気供給装置40が正常に動作していず、且つ、補助用コンプレッサ36が停止している場合、燃料電池スタック10A,10Bに空気を供給することができない。この場合、制御装置70は、各電源装置2A,2Bに入力する出力指令値を0と決定して、電源装置2A,2Bに渡す。これにより、燃料電池システム100の運転を安全に停止させることができる。
なお、所内空気供給装置40及び補助用コンプレッサ36が正常に動作しているか否かの判定は、バッファタンク内圧力計50から得られるバッファタンク34内の圧力に基づいて行ってもよい。具体的には、バッファタンク内圧力計50が計測する圧力が極めて低いままである場合には、制御装置70は、所内空気供給装置40及び補助用コンプレッサ36のいずれも正常に動作していないと判断してもよい。
以上のように、変形例による燃料電池システム100は、水素と酸素とを用いて電気を発生させる複数の燃料電池スタック10A、10Bと、複数の燃料電池スタック10A、10Bに空気を分配する空気分配流路310と、を備えている。空気分配流路310は、所内空気又は制御用空気が導入される圧縮空気導入口32を有している。空気分配流路310上には、圧縮空気導入口32と複数の燃料電池スタック10A、10Bとの間に、減圧弁33が設けられている。このような燃料電池システム100によっても、燃料電池システム100がブロワ等の空気供給装置を含む場合と比較して、燃料電池システム100を小型化することができる。また、燃料電池システム100の発電出力の応答性を向上させることができる。
また、変形例による燃料電池システム100において、空気分配流路310上には、減圧弁33と複数の燃料電池スタック10A、10Bとの間に、減圧弁33で減圧された空気を収容可能なバッファタンク34と、バッファタンク34から各燃料電池スタック10A、10Bへの空気の流量を調節する流量調節弁35A,35Bと、が設けられている。このような燃料電池システム100によれば、各燃料電池スタック10A、10Bに、所望の圧力の空気を所望の流量で安定して供給することができる。
また、変形例による燃料電池システム100は、バッファタンク34に圧縮空気を導入する補助用コンプレッサ36を更に備えている。このような燃料電池システム100によれば、何らかの理由で所内空気供給装置40や制御用空気供給装置から十分な圧縮空気が得られない場合であっても、バッファタンク34を十分な量の圧縮空気で満たすことができる。したがって、各燃料電池スタック10A、10Bに、所望の圧力の空気を所望の流量で、より安定して供給することができる。
上述した実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。また、当然のことながら、本発明の要旨の範囲内で、上述した実施の形態やその変形を、部分的に適宜組み合わせることも可能である。
1,100:燃料電池システム、2:電源装置、3:入力部、10,10A,10B:燃料電池スタック、11:アノード電極、12:カソード電極、20,20A,20B:水素供給系、21:水素供給源、22:水素流路、30,300:酸素供給系、31:空気流路、32:圧縮空気導入口、33:減圧弁、34:バッファタンク、35,35A,35B:流量調節弁、36:補助用コンプレッサ、37:補助用空気流路、38:流量調節弁、40:所内空気供給装置、50:バッファタンク内圧力計、51:所内空気供給圧力計、60:フィルタ装置、61:逆止弁、70:制御装置、71:上限値演算部、310:空気分配流路、311:本流路、312:第1分流路、313:第2分流路

Claims (7)

  1. 燃料電池システムであって、
    水素と酸素とを用いて電気を発生させる燃料電池スタックと、
    前記燃料電池スタックに接続された空気流路と、
    を備え、
    前記空気流路は、所内空気又は制御用空気が導入される圧縮空気導入口を有し、
    前記所内空気及び前記制御用空気は、前記燃料電池システムが配置される施設に既設の装置から供給される空気であり、
    前記空気流路上には、前記圧縮空気導入口と前記燃料電池スタックとの間に、減圧弁が設けられ
    前記空気流路上には、前記減圧弁と前記燃料電池スタックとの間に、前記減圧弁で減圧された空気を収容するバッファタンクと、前記バッファタンクから前記燃料電池スタックへの空気の流量を調節する流量調節弁と、が設けられている、燃料電池システム。
  2. 前記バッファタンクに圧縮空気を導入する補助用コンプレッサを更に備えた、請求項に記載の燃料電池システム。
  3. 燃料電池システムであって、
    水素と酸素とを用いて電気を発生させる複数の燃料電池スタックと、
    前記複数の燃料電池スタックに空気を分配する空気分配流路と、
    を備え、
    前記空気分配流路は、所内空気又は制御用空気が導入される圧縮空気導入口を有し、
    前記所内空気及び前記制御用空気は、前記燃料電池システムが配置される施設に既設の装置から供給される空気であり、
    前記空気分配流路上には、前記圧縮空気導入口と前記複数の燃料電池スタックとの間に、減圧弁が設けられ
    前記空気分配流路上には、前記減圧弁と前記複数の燃料電池スタックとの間に、前記減圧弁で減圧された空気を収容可能なバッファタンクと、前記バッファタンクから各燃料電池スタックへの空気の流量を調節する流量調節弁と、が設けられている、燃料電池システム。
  4. 前記バッファタンクに圧縮空気を導入する補助用コンプレッサを更に備えた、請求項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記燃料電池スタックに要求される要求発電量及び所定の上限値に基づいて当該所定の上限値以下の出力指令値を算出し、前記燃料電池スタックに当該出力指令値に応じた発電出力で発電させる制御装置と、
    前記バッファタンク内の圧力を計測する圧力計と、
    を更に備え、
    前記制御装置は、前記圧力計によって計測された前記バッファタンク内の圧力が所定の圧力より低い場合、前記上限値を下げて新たな出力指令値を算出し、前記燃料電池スタックに当該新たな出力指令値に応じた発電出力で発電させる、請求項1~4のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  6. 前記バッファタンク内の圧力を計測する圧力計と、
    補助用コンプレッサと、
    前記補助用コンプレッサで圧縮された空気を前記バッファタンクに導入する補助用空気流路と、
    を更に備え、
    前記補助用コンプレッサは、前記圧力計によって計測された前記バッファタンク内の圧力が所定の圧力より低い場合に起動される、請求項1~5のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  7. 前記燃料電池スタックに要求される要求発電量に基づいて出力指令値を算出して、前記燃料電池スタックに当該出力指令値に応じた発電出力で発電させる制御装置と、
    前記バッファタンク内の圧力を計測する圧力計と、
    を更に備え、
    前記制御装置は、前記圧力計によって計測される前記バッファタンク内の圧力が所定の圧力より低い状態が所定時間継続された場合、前記燃料電池システムを停止させる、請求項1~6のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
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