以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタ、及び印刷システムについて説明する。
図2は本発明の実施の形態におけるプリンタの概念図である。
図において、10は、媒体としての長尺状の用紙、本実施の形態においては、ラベル媒体としてのラベル紙Pに対して印刷を行うプリンタである。
本実施の形態において、前記ラベル紙Pは、後述される基材層としての台紙PP(図12)上に複数の剥離層としてのラベルPLが貼付されたダイカットラベルから成る。
前記プリンタ10は、各ラベルPLに画像を形成するプリンタ主要部20、及びラベル紙Pをプリンタ主要部20に供給する給紙部としてのフィーダ部Fdを備える。
また、Csはプリンタ主要部20の筐体、Bdはプリンタ主要部20の本体、すなわち、装置本体、Hsはフィーダ部Fdのハウジング、Q1は、前記装置本体Bdの上部に配設され、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック及び特色としてのホワイトの画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Bk、12W、並びに後述される露光装置としてのLEDヘッドHd(図1)から成る画像形成部、uは該画像形成部Q1の下方に配設された転写ユニット、41は定着装置としての定着器である。
前記転写ユニットuは、第1のローラとしての駆動ローラr1、第2のローラとしての従動ローラr2、第3のローラとしてのバックアップローラr3、前記駆動ローラr1、従動ローラr2及びバックアップローラr3によって、画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Bk、12Wに沿って走行自在に張設された転写媒体としての、かつ、環状ベルトとしての転写ベルト21、該転写ベルト21を介して、画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Bk、12Wに配設された像担持体としての感光体ドラム13と対向させて配設された第1の転写部材としての、かつ、第1の転写ローラとしての一次転写ローラ22、転写ベルト21を介して前記バックアップローラr3と対向させて配設された第2の転写部材としての、かつ、第2の転写ローラとしての二次転写ローラ23等を備える。前記感光体ドラム13と一次転写ローラ22との間に一次転写部が構成され、バックアップローラr3と二次転写ローラ23との間に二次転写部が構成される。
前記フィーダ部Fdはロール紙収容部Spを備え、該ロール紙収容部Spにロール紙ホルダhdが回転自在に配設され、該ロール紙ホルダhdに、前記ラベル紙Pをロール状に巻くことによって形成されたロール媒体としてのロール紙14が装填される。後述される搬送用の駆動部としての搬送モータM1(図1)が駆動されると、ラベル紙Pは、ロール紙収容部Spから媒体搬送路としての用紙搬送路Rt1に繰り出され、用紙搬送路Rt1を搬送される。
該用紙搬送路Rt1は、ラベル紙Pの搬送方向における最も上流側に配設されたロール紙収容部Spと、最も下流側において筐体Csに形成された排出口h1との間に延在させて配設される。そして、用紙搬送路Rt1における前記ロール紙収容部Spより下流側に、ロール紙収容部Spから繰り出されたラベル紙Pの有無を検出する給紙判断用の媒体検出部としての給紙センサs1が、該給紙センサs1より下流側に、ロール紙収容部Spから繰り出されたラベル紙Pを搬送する第1の搬送部材としての搬送ローラ対m1が、該搬送ローラ対m1より下流側に、ラベル紙Pを検出する媒体読取用の媒体検出部としてのラベル紙検出センサs2が、該ラベル紙検出センサs2より下流側に、ラベル紙Pを搬送する第2の搬送部材としての搬送ローラ対m2が、該搬送ローラ対m2より下流側に、ラベル紙Pを切断する切断装置としてのカッタユニット26が、該カッタユニット26より下流側に、切断されたラベル紙Pを搬送する第3の搬送部材としての搬送ローラ対m3が、該搬送ローラ対m3より下流側に、切断されたラベル紙Pの後端を検出する搬送判断用の媒体検出部としての搬送センサ27が、該搬送センサ27より下流側に、ラベル紙Pを搬送する第4の搬送部材としての搬送ローラ対m4が、該搬送ローラ対m4より下流側に、ラベル紙Pを搬送する第5の搬送部材としての搬送ローラ対m5が、該搬送ローラ対m5より下流側に、二次転写部に供給されるラベル紙Pの書出位置を検出する位置検出用の媒体検出部としての書出センサ28が、該書出センサ28より下流側に前記二次転写部が、該二次転写部より下流側に前記定着器41が、該定着器41より下流側に、切断されたラベル紙Pを、排出口h1を介して装置本体Bd外に排出する第6の搬送部材としての排出ローラ対m6が、該排出ローラ対m6より下流側に、ラベル紙Pが装置本体Bdから排出されるのを検出する排出用の媒体検出部としての排出センサ29が配設される。なお、前記カッタユニット26は、後述される制御部50(図1)からの指示に基づいて、ラベル紙Pの搬送方向における設定されたカット位置でラベル紙Pを切断する。
前記定着器41は、第1の定着部材としての加熱ベルト42、第2の定着部材としてのバックアップローラ43等を備え、前記加熱ベルト42内に加熱源としての図示されないヒータが配設される。
前記ロール紙収容部Spから用紙搬送路Rt1に繰り出されたラベル紙Pは、搬送ローラ対m1、m2によって搬送され、カッタユニット26によって切断された後、搬送ローラ対m3~m5によって搬送され、二次転写部に送られる。
このとき、ラベル紙Pが搬送センサ27によって検出されると、後述される画像形成用の駆動部としての駆動モータM2(図1)が駆動され、各画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Bk、12Wにおいて、前記感光体ドラム13が回転させられ、感光体ドラム13の表面が、帯電装置としての図示されない帯電ローラによって一様に帯電させられ、ラベル紙Pが書出センサ28によって検出されると、前記LEDヘッドHdによって露光され、感光体ドラム13の表面に潜像としての静電潜像が形成される。そして、該静電潜像が現像剤担持体としての図示されない現像ローラによって現像され、感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。
また、後述される転写用の駆動部としての転写モータM3が駆動されると、転写ベルト21が走行させられ、一次転写部において、各感光体ドラム13上の各色のトナー像が一次転写ローラ22によって転写ベルト21に順次重ねて転写され、カラーのトナー像が形成される。
そして、転写ベルト21上のカラーのトナー像は、二次転写部に送られ、二次転写部においてラベル紙Pに転写される。
続いて、カラーのトナー像が転写されたラベル紙Pは定着器41に送られ、該定着器41において、カラーのトナー像が、加熱ベルト42によって加熱され、バックアップローラ43によって加圧されてラベル紙Pに定着させられる。このようにして、ラベル紙Pにカラーの画像が形成される。
そして、カラーの画像が形成されたラベル紙Pは、用紙搬送路Rt1に沿って搬送され、排出ローラ対m6によって排出口h1から装置本体Bd外に排出される。
次に、ラベル紙Pに対して印刷を行うための印刷システムについて説明する。
図1は本発明の実施の形態におけるプリンタの制御ブロック図、図3は本発明の実施の形態における印刷システムの概念図、図4は本発明の実施の形態におけるホストコンピュータの制御ブロック図である。
図3において、Syは印刷システム、10はプリンタ、PCは、情報処理装置としての、かつ、プリンタ10の上位装置としてのコンピュータであるホストコンピュータ、Ntはプリンタ10とホストコンピュータPCとを接続するネットワークである。本実施の形態において、該ネットワークNtは無線又は有線のLAN(Local Area Network)から成る。
次に、プリンタ10の制御装置について説明する。
図1において、10はプリンタ、50は制御部、51は、ネットワークNtを介してプリンタ10をホストコンピュータPCに接続し、ホストコンピュータPCから印刷データ等から成る印刷ジョブを受信したり、プリンタ10のステータス情報をホストコンピュータPCに送信したりする通信部、53は第1の記憶部としてのROM(Read Only Memory)、54は第2の記憶部としてのRAM(Ramdom Access Memory)、56は操作・表示部としての操作パネル、s1は給紙センサ、s2はラベル紙Pを検出するラベル紙検出センサである。
また、HdはLEDヘッド、M1は搬送モータ、M2は駆動モータ、M3は転写モータ、M4は、前記ラベル紙検出センサs2を用紙搬送路Rt1の幅方向、すなわち、主走査方向に移動させるためのセンサ移動用の駆動部としてのセンサ移動モータである。
前記制御部50は、図示されない演算装置としてのCPU、入出力ポート、タイマ等を備え、プリンタ10の全体の制御を行うとともに、ROM53に記録されたプログラム(ソフトウェア)、制御データ等に基づいて各種の処理を行う。
前記ROM53には、前記プログラムのほかに、制御部50が前記各種の処理を行うために必要な設定値、閾値等が記録されるだけでなく、ラベル紙Pの各サイズから成る、後述されるサイズ情報としての、かつ、ラベル媒体情報としてのラベル紙情報の各設定値が記録される。
なお、本実施の形態においては、ROM53として、書換え可能なフラッシュROM等が使用される。
前記RAM54には、前記印刷データを編集し、展開することによって生成されたビットマップデータが展開データとして記録されるほかに、プログラムの実行に伴って生成される各種情報が一時的に記録される。なお、前記RAM54は、前記CPUが演算を行う際にワークエリアとして機能する。
前記操作パネル56は、操作者がプリンタ10への指示を入力するためのスイッチ、キー等から成る操作部58、及びプリンタ10の状態を表示するためのLED(Light Emitting Diode)、LCD(Liquid Crystal Display)等から成る表示部59を備える。プリンタ10の操作者は、操作部58を操作することによって、表示部59に各種の画面を形成したり、表示部59に表示された設定項目を選択したり、変更したりすることができる。そのために、表示部59には、プリンタ10の状態に応じてLEDが点灯されたり、LCDに各種の情報、メッセージ等が表示されたりする。
なお、操作パネル56がタッチパネルによって形成されている場合、表示部59は操作部としても機能する。
前記制御部50は、印刷処理部Pr1、設定管理部Pr2、搬送処理部Pr3、センサ位置制御部Pr4、センサ読取制御部Pr5、スキップ制御部Pr6、通知処理部Pr7、サイズ情報計測処理部としての、かつ、媒体情報計測処理部としてのラベル紙情報計測処理部Pr8等を備える。
前記印刷処理部Pr1は、印刷処理を行い、ホストコンピュータPCから印刷ジョブを受信すると、印刷ジョブごとに印刷データを編集し、展開し、ビットマップデータを生成し、RAM54に展開データとして記録するとともに、該展開データをLEDヘッドHdに送り、LEDヘッドHdを駆動してラベル紙Pの各ラベルPLに画像を形成する。
前記設定管理部Pr2は、設定管理処理を行い、前記ラベル紙情報の各設定値を管理するとともに、プリンタ10の表示部59に後述される設定値一覧Ls1(図18)を形成し、該設定値一覧Ls1に各設定値を表示したり、操作者による操作部58の操作に基づいて、各設定値を変更したりする。
前記搬送処理部Pr3は、搬送処理を行い、搬送モータM1を駆動し、ラベル紙Pを用紙搬送路Rt1に沿って媒体搬送方向、すなわち、副走査方向に搬送する。
前記センサ位置制御部Pr4は、センサ位置制御処理を行い、センサ移動モータM4を駆動することによって、ラベル紙検出センサs2を主走査方向に移動させ、ラベル紙検出センサs2の位置を調整する。
前記センサ読取制御部Pr5は、センサ読取制御処理を行い、ラベル紙検出センサs2のセンサ出力を読み取り、センサ出力と各種の閾値とを比較して、用紙搬送路Rt1上におけるラベル紙Pを検出したり、台紙PP上におけるラベルPLを検出したり、給紙センサs1のセンサ出力を読み取り、ロール紙収容部Spから繰り出されたロール紙14を検出したりする。
前記スキップ制御部Pr6は、スキップ制御処理を行い、受信した印刷データを解析し、印刷データ内に、後述される計測スキップ情報としての計測スキップコマンドがあるかどうかを判断し、計測スキップコマンドがある場合、ラベル紙情報を計測する処理をスキップ(省略)する。
前記通知処理部Pr7は、通知処理を行い、ラベル紙情報の設定値が操作者による操作部58の操作に基づいて確定されると、ラベル紙情報をホストコンピュータPCに送信し、通知する。
前記ラベル紙情報計測処理部Pr8は、サイズ情報計測処理としての、かつ、媒体情報計測処理としてのラベル紙情報計測処理を行い、ラベル紙検出センサs2のセンサ出力に基づいて、前記ラベル紙情報、本実施の形態においては、ラベル紙Pの幅である台紙PPの幅、すなわち、台紙幅WP、ラベルPLの幅、すなわち、ラベル幅WL、ラベル紙Pの左縁Leg及び右縁RegとラベルPLとの間の余白(カス取りがされた部分)の幅である余白幅WE、ラベルPLの長さであるラベル長LL、隣接するラベルPL間の距離であるラベル間距離LE、後述されるブラックマークBm(図16)間の距離であるマーク間距離LB等を計測する。
次に、ホストコンピュータPCの制御装置について説明する。
図4において、PCはホストコンピュータ、61は、ネットワークNtを介してホストコンピュータPCをプリンタ10に接続し、プリンタ10からステータス情報を受信したり、プリンタ10に印刷データを送信したりする通信部、62は、マイクロプロセッサ等から成り、システムバスBsを介して接続される各デバイスを総括的に制御し、ホストコンピュータPCの全体の制御を行うとともに、後述される、ホストコンピュータPCにおける第2の記憶部としてのHDD(Hard Disk Drive)65に記録されたプログラム(ソフトウェア)、制御データ等に基づいて各種の処理を行うCPU(中央演算処理装置)、63は操作・表示部である。該操作・表示部63は、操作者がホストコンピュータPCへの指示を入力するための操作部71、及びホストコンピュータPCの状態を表示するためのCRT画面等から成る表示部72を備える。
また、64はホストコンピュータPCにおける第1の記憶部としてのRAM、65は前記HDDである。
前記RAM64には各種のデータが一時的に読み込まれたり、書き込まれたりする。
前記HDD65には、前記プログラムのほかに、CPU62が前記各種の処理を行うために必要な設定値、閾値等が記録されるほかに、HDD65内の所定の領域に設定されたメディア情報テーブルとしてのラベル情報テーブルTb1に、ラベル紙情報、本実施の形態においては、ラベルPLについての情報であるラベル幅WL及びラベル長LLから成るラベル情報、すなわち、ラベルサイズが記録される。
そして、66は、HDD65に記録され、コンピュータシステム全体を管理するソフトウェアプログラムであるOS(Operating System)、68は、該OS66にインストールされ、プリンタ10の制御を行うプログラムであるプリンタドライバである。
該プリンタドライバ68は、データ送受信部Pr11、メディア情報登録処理部Pr12、メディア情報記録処理部Pr13及び印刷データ生成部Pr14として機能させられる。
前記データ送受信部Pr11は、データ送受信処理を行い、プリンタ10の通信部51からラベル紙情報を受信し、ホストコンピュータPCの表示部72に後述されるラベル情報登録確認画面ds1(図20)を形成したり、プリンタ10に印刷データを送信したりする。
前記メディア情報登録処理部Pr12は、メディア情報登録処理を行い、前記ラベル情報登録確認画面ds1において、操作者がラベルサイズを登録すると指示した場合、表示部72にラベル情報登録画面ds2(図21)を形成し、ラベル情報登録画面ds2における操作者の操作に基づいてラベルサイズを登録する。
前記メディア情報記録処理部Pr13は、メディア情報記録処理を行い、HDD65のラベル情報テーブルTb1にラベルサイズを記録する。
前記印刷データ生成部Pr14は、印刷データ生成処理を行い、印刷データDa(図23)を生成し、前記ラベル情報テーブルTb1を参照し、ラベル情報テーブルTb1に記録されたラベルPLについて計測済フラグがオンであるかどうかを確認し、計測済フラグがオンである場合、計測スキップコマンドを印刷データDaの制御部Dacに付加し、生成した印刷データDaをデータ送受信部Pr11に送る。
次に、前記ラベル紙検出センサs2について説明する。
図5は本発明の実施の形態におけるフィーダ部内のラベル紙検出センサの配置を説明するための図、図6は本発明の実施の形態におけるラベル紙検出センサを示す斜視図、図7は本発明の実施の形態におけるラベル紙の前縁を検出する際のラベル紙検出センサの動作を説明するための図である。なお、図5(a)はフィーダ部Fd内を説明するための側面図、図5(b)はフィーダ部Fd内を説明するための平面図である。
図において、Fdはフィーダ部、20はプリンタ主要部、Spはロール紙収容部、hdはロール紙ホルダ、14はロール紙、Pはラベル紙、Rt1は用紙搬送路、Gd1、Gd2は、用紙搬送路Rt1の幅方向における両縁に配設され、搬送されるラベル紙Pを案内するガイド、m1~m3は搬送ローラ対、s2はラベル紙検出センサ、26はカッタユニットである。
ラベル紙Pは、搬送方向における上流側から見て右縁RegをガイドGd2の内側に形成された基準面Sxに突き当てた状態で用紙搬送路Rt1を矢印A方向に搬送される。
本実施の形態において、前記ラベル紙検出センサs2は、透過型センサ及び反射型センサを備えたセンサであり、図6に示されるように、ラベル紙Pの上方においてラベル紙Pと対向させて配設された第1の検出部sa、及びラベル紙Pの下方においてラベル紙Pと対向させて配設された第2の検出部sbから成り、第1の検出部saに、透過型センサの受光部saeが配設され、第2の検出部sbに、透過型センサの発光部sbsが前記受光部saeと対向させて、反射型センサの発光・受光部sbcが前記発光部sbsと隣接させて配設される。
図7に示されるように、用紙搬送路Rt1における通紙可能な最大幅をW1とし、最小幅をW2としたとき、ラベル紙検出センサs2は、前記第1、第2の検出部sa、sbを対向させたまま、最大幅W1より広い範囲にわたって用紙搬送路Rt1の幅方向に移動自在に配設される。なお、ラベル紙検出センサs2を移動させたときに、ラベル紙検出センサs2がガイドGd1、Gd2と干渉することがないように、ガイドGd1、Gd2に開口h2が形成される。
ラベル紙検出センサs2の走査方向(用紙搬送路Rt1の幅方向)における初期位置STsは、基準面Sxから前記最小幅W2の半分の距離Ls
Ls=W2/2
離れた位置にされる。
前記ラベル紙検出センサs2が初期位置STsに置かれた後、前記ラベル紙Pの搬送が開始され、ラベル紙Pの前縁Fegがラベル紙検出センサs2に到達すると、センサ読取制御部Pr5はラベル紙Pの前縁Fegを検出する。
次に、ラベル紙検出センサs2を使用して、ラベル紙情報のうちの台紙幅WP、ラベル幅WL及び余白幅WEを計測する方法について説明する。
図8は本発明の実施の形態における台紙幅、ラベル幅及び余白幅を計測する方法を説明するための第1の図、図9は本発明の実施の形態における台紙幅、ラベル幅及び余白幅を計測する方法を説明するための第2の図、図10は本発明の実施の形態における台紙幅、ラベル幅及び余白幅を計測する方法を説明するための第3の図、図11は本発明の実施の形態における台紙幅、ラベル幅及び余白幅を計測する際のラベル紙検出センサのセンサ出力の推移を表す図である。なお、図11において、横軸に時間を、縦軸にラベル紙検出センサs2のセンサ出力を採ってある。
前述されたように、センサ読取制御部Pr5がラベル紙Pの前縁Fegを検出すると、搬送処理部Pr3は、搬送モータM1を駆動し、図8に示されるように、ラベル紙Pを各搬送ローラ対m1~m5間の距離によって決まる、印刷可能なラベル紙Pの最小長L1の半分の距離Le
Le=L1/2
搬送する。
続いて、センサ位置制御部Pr4は、センサ移動モータM4を駆動し、図9に示されるように、ラベル紙検出センサs2を矢印A方向に対して直交する矢印B方向に移動させ、用紙搬送路Rt1の右縁の外側に置く。
次に、センサ位置制御部Pr4は、センサ移動モータM4を逆方向に駆動し、図10に示されるように、ラベル紙検出センサs2を矢印A方向に対して直交する矢印C方向に移動させ、用紙搬送路Rt1の左縁の外側に置く。
前記ラベル紙情報計測処理部Pr8は、ラベル紙検出センサs2が矢印C方向に移動させられる際のラベル紙検出センサs2のセンサ出力に基づいて、台紙幅WP、ラベル幅WL及び余白幅WEを計測する。
すなわち、ラベル紙検出センサs2を透過型センサとして使用し、図10に示されるように、用紙搬送路Rt1の右縁の外側の検出開始位置から左縁の外側の検出終了位置に向けて移動させると、図11に示されるように、ラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの右縁Regに到達するまでセンサ出力はV1になり、タイミングt1で右縁Regに到達すると、センサ出力はV2になる。続いて、ラベル紙検出センサs2がラベルPLの右縁に到達するまでセンサ出力はV2になり、タイミングt2でラベルPLの右縁に到達すると、センサ出力はV3になる。その後、ラベル紙検出センサs2がラベルPLの左縁に到達するまでセンサ出力はV3になり、タイミングt3でラベルPLの左縁に到達すると、センサ出力はV2になる。続いて、ラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの左縁Legに到達するまでセンサ出力はV2になり、タイミングt4でラベル紙Pの左縁Legに到達すると、センサ出力はV1になる。
タイミングt1からt4までの時間をτ1〔s〕とし、タイミングt2からt3までの時間をτ2〔s〕とし、タイミングt1(t3)からt2(t4)までの時間をτ3〔s〕とし、ラベル紙検出センサs2の移動速度をvs〔mm/s〕とすると、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、台紙幅WP、ラベル幅WL及び余白幅WE
WP=τ1×vs〔mm〕
WL=τ2×vs〔mm〕
WE=τ3×vs〔mm〕
を算出することができる。
また、ラベル紙検出センサs2を反射型センサとして使用し、透過型センサとして使用したときと同様に、図10に示されるように、用紙搬送路Rt1の右縁の外側の検出開始位置から左縁の外側の検出終了位置に向けて移動させると、図11に示されるように、ラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの右縁Regに到達するまでセンサ出力はV11になり、タイミングt1で右縁Regに到達すると、センサ出力はV12になる。その後、ラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの左縁Legに到達するまでセンサ出力はV12になり、タイミングt4でラベル紙Pの左縁Legに到達すると、センサ出力はV11になる。
この場合、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、台紙幅WP
WP=τ1×vs〔mm〕
を算出することができる。
このように、ラベル紙検出センサs2を透過型センサとして使用した場合は、台紙PPとラベルPLと余白とを区別することができ、ラベル幅WL及び余白幅WEを計測することができるのに対して、ラベル紙検出センサs2を反射型センサとして使用した場合は、台紙PPとラベルPLと余白とを区別することができず、ラベル幅WL及び余白幅WEを計測することができない。
なお、各センサ出力は一般にアナログ出力であるので、センサ読取制御部Pr5は、センサ出力をROM53に設定値として記録された閾値と比較することによって、値V1~V3、V11、V12であるかどうかを判断する。また、設定管理部Pr2は、必要に応じて操作部58を操作して閾値を変更することができる。
次に、ラベル紙情報のうちのラベル長LLを計測する方法について説明する。
図12は本発明の実施の形態におけるラベル長を計測する方法を説明するための第1の図、図13は本発明の実施の形態におけるラベル長を計測する方法を説明するための第2の図、図14は本発明の実施の形態におけるラベル長を計測する際のラベル紙検出センサのセンサ出力の推移を表す図である。なお、図14において、横軸に時間を、縦軸にラベル紙検出センサs2のセンサ出力を採ってある。
図において、Rt1は用紙搬送路、Pはラベル紙、PPは台紙、PLはラベル、PEは余白である。
この場合、センサ位置制御部Pr4は、前記ラベル紙情報計測処理部Pr8によって計測されたラベル紙Pの幅に基づいて、ラベル紙Pの幅方向における中央位置を算出し、図12に示されるように、ラベル紙検出センサs2をラベル紙P上の中央位置に置く。続いて、搬送処理部Pr3は、ラベル紙Pを、矢印A方向に2〔枚〕のラベルPL分搬送し、図13に示されるように、2〔枚〕目のラベルPLをラベル紙検出センサs2の直下に置く。これにより、ラベル紙検出センサs2はラベル紙Pに対して相対的に矢印D方向に移動させられる。
そして、ラベル紙Pが矢印A方向に移動させられている間、センサ読取制御部Pr5はラベル紙検出センサs2のセンサ出力を読み取り、前記ラベル紙情報計測処理部Pr8は該センサ出力に基づいてラベル長LLを計測する。
すなわち、ラベル紙検出センサs2を透過型センサとして使用し、ラベル紙Pを矢印A方向に搬送することによって、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pに対して相対的に矢印D方向に移動させると、図14に示されるように、ラベル紙検出センサs2がラベルPLの後縁regに到達するまでセンサ出力はV21になり、ラベルPLの後縁regに到達するとセンサ出力はV22になる。
続いて、ラベル紙検出センサs2がラベルPL間の余白PEを移動し、次のラベルPLの前縁fegに到達するまでセンサ出力はV22になり、タイミングt11で次のラベルPLの前縁fegに到達すると、センサ出力はV21になる。その後、ラベル紙検出センサs2が次のラベルPLの後縁regに到達するまでセンサ出力はV21になり、タイミングt12で次のラベルPLの後縁regに到達すると、センサ出力はV22になる。続いて、ラベル紙検出センサs2がラベルPL間の余白PEを移動し、更に次のラベルPLの前縁fegに到達するまでセンサ出力はV22になり、タイミングt13で更に次のラベルPLの前縁fegに到達すると、センサ出力はV21になる。
タイミングt11からt12までの時間をτ11〔s〕とし、タイミングt12からt13までの時間をτ12〔s〕とし、ラベル紙Pの搬送速度であり、ラベル紙検出センサs2のラベル紙Pに対する相対的な移動速度をvp〔mm/s〕とすると、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、ラベル長LL、及びラベルPL間の余白PEの長さ、すなわち、ラベル間距離LE
LL=τ11×vp〔mm〕
LE=τ12×vp〔mm〕
を算出することができる。
また、ラベル紙検出センサs2を反射型センサとして使用し、ラベル紙Pを矢印A方向に搬送することによって、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pに対して相対的に矢印D方向に移動させると、図14に示されるように、ラベル紙検出センサs2を移動させている間、センサ出力はV23になる。
このように、ラベル紙検出センサs2を透過型センサとして使用した場合は、ラベルPLとラベルPL間の余白PEとを区別することができ、ラベル長LL及びラベル間距離LEを算出することができるのに対して、ラベル紙検出センサs2を反射型センサとして使用した場合は、ラベルPLと余白PEとを区別することができず、ラベル長LL及びラベル間距離LEを算出することができない。
なお、前述されたように、センサ読取制御部Pr5は、センサ出力をROM53に設定値として記録された閾値と比較することによって、センサ出力が値V21~V23であるかどうかを判断する。
また、センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙Pに対して印刷が行われている間、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pの右縁Regと左縁Legとの間、好ましくは、ラベル紙Pの中央位置に置く。
次に、裏面に識別指標としてブラックマークBm(図16)が印刷されたラベル紙Pを使用したときのラベル長LLの計測方法について説明する。
図15は本発明の実施の形態におけるラベル紙の表面を示す図、図16は本発明の実施の形態におけるラベル紙の裏面を示す図、図17は本発明の実施の形態におけるブラックマークが印刷されたラベル紙のラベル長を計測する際のラベル紙検出センサのセンサ出力の推移を表す図である。なお、図17において、横軸に時間を、縦軸にラベル紙検出センサs2のセンサ出力を採ってある。
図において、Pはラベル紙、PPは台紙、PLはラベル、PEはラベルPL間の余白、Bmは、ラベル紙Pの裏面において、ラベルPL間の余白PEの部分に、ラベル紙Pの右縁Regから左縁Legにかけて印刷されたブラックマークである。なお、ラベル紙Pの前縁Fegとラベル紙Pにおける最も前方に形成されたラベルPLとの間にもブラックマークBmが印刷される。
本実施の形態においては、ブラックマークBmがラベル紙Pの右縁Regから左縁Legにかけて印刷されるようになっているが、ラベル紙Pの幅方向における任意の位置に印刷することもできる。その場合、ブラックマークBmが印刷された位置の直下にラベル紙検出センサs2が位置させられる。
この場合、センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙Pの幅に基づいて、ラベル紙検出センサs2を所定のラベルPL上の中心位置の下方に置く。続いて、搬送処理部Pr3は、図13に示されるように、ラベル紙Pを矢印A方向に搬送し、二つのブラックマークBmを通過させ、2〔枚〕目のラベルPLをラベル紙検出センサs2の直上に置く。
そして、ラベル紙Pが矢印A方向に搬送されている間、センサ読取制御部Pr5はラベル紙検出センサs2のセンサ出力を読み取り、前記ラベル紙情報計測処理部Pr8は該センサ出力に基づいてラベル長LLを計測する。
すなわち、ラベル紙検出センサs2を反射型センサとして使用し、ラベル紙Pを矢印A方向に搬送することによって、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pに対して相対的に矢印D方向に移動させると、図17に示されるように、ラベル紙検出センサs2がブラックマークBmの前縁fbegに到達するまでセンサ出力はV31になり、ブラックマークBmの前縁fbegに到達するとセンサ出力はV32になる。続いて、ラベル紙検出センサs2がブラックマークBmを移動し、ブラックマークBmの後縁rbegに到達するまでセンサ出力はV32になり、タイミングt21でブラックマークBmの後縁rbegに到達すると、センサ出力はV31になる。その後、ラベル紙検出センサs2が次のブラックマークBmの前縁fbegに到達するまでセンサ出力はV31になり、タイミングt22で次のブラックマークBmの前縁fbegに到達すると、センサ出力はV32になる。続いて、ラベル紙検出センサs2が次のブラックマークBmを移動し、次のブラックマークBmの後縁rbegに到達するまでセンサ出力はV32になり、タイミングt23でブラックマークBmの後縁rbegに到達すると、センサ出力はV31になる。
タイミングt21からt22までの時間をτ21〔s〕とし、タイミングt22からt23までの時間をτ22〔s〕とし、ラベル紙Pの搬送速度であり、ラベル紙検出センサs2のラベル紙Pに対する相対的な移動速度をvp〔mm/s〕とすると、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、ラベル長LL及びラベル間距離LE又はマーク間距離LB
LL=τ21×vp〔mm〕
LE=LB
=τ22×vp〔mm〕
を算出することができる。
なお、印刷処理部Pr1は、ブラックマークBmの位置、すなわち、前縁fbegの位置に基づいて、ラベルPLにおける印刷開始位置を設定する。
また、ラベル紙検出センサs2を透過型センサとして使用し、ラベル紙Pを矢印A方向に搬送することによって、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pに対して相対的に矢印D方向に移動させると、図17に示されるように、ラベル紙検出センサs2がブラックマークBmの前縁fbegに到達するまでセンサ出力はV41になり、ブラックマークBmの前縁fbegに到達するとセンサ出力はV42になる。続いて、ラベル紙検出センサs2がブラックマークBmを移動し、ブラックマークBmの後縁rbegに到達するまでセンサ出力はV42になり、タイミングt21でブラックマークBmの後縁rbegに到達すると、センサ出力はV41になる。その後、ラベル紙検出センサs2が次のブラックマークBmの前縁fbegに到達するまでセンサ出力はV41になり、タイミングt22で次のブラックマークBmの前縁fbegに到達すると、センサ出力はV42になる。続いて、ラベル紙検出センサs2が次のブラックマークBmを移動し、次のブラックマークBmの後縁rbegに到達するまでセンサ出力はV42になり、タイミングt23でブラックマークBmの後縁rbegに到達すると、センサ出力はV41になる。
この場合、ラベル紙検出センサs2のセンサ出力V41とセンサ出力V42との差がわずかであるので、タイミングt21、t22、t23を識別するのが困難であり、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、ラベル長LL及びラベル間距離LE又はマーク間距離LBを算出するのが困難である。
なお、センサ読取制御部Pr5は、前述されたように、センサ出力をROM53に設定値として記録された閾値と比較することによって、センサ出力が値V31、V32であるかどうかを判断する。
ところで、本実施の形態においては、ラベル紙検出センサs2によってラベル紙Pの前縁Fegが検出されたタイミングで、また、その後、各ラベル紙情報が計測されたタイミングで、設定管理部Pr2は、表示部59に、ラベル紙Pについてそれまでに計測されたラベル紙情報の各設定値から成る設定値一覧Ls1を表示する。
図18は本発明の実施の形態における設定値一覧の例を示す図である。
設定値一覧Ls1には、その時点のラベル紙情報の計測結果として、台紙幅WP、ラベル幅WL、余白幅WE、ラベル長LL及びラベル間距離LEが設定値として表示されるほかに、各設定値を確定するための確定キーk1、計測用設定項目として、ラベル紙情報を自動的に計測するための自動計測実行キーk2、ラベル紙検出センサs2の幅方向の位置を調整するための幅方向検出位置調整実行キーk3、及びラベル紙検出センサs2の長さ方向の位置を調整するための長さ方向検出位置調整実行キーk4が表示され、さらに、媒体関連設定項目として、媒体種別がラベル紙Pであること、媒体厚が薄い紙であることが表示される。
すなわち、ラベル紙検出センサs2によってラベル紙Pの前縁Fegが検出されると、設定管理部Pr2は、それまでに計測され、ROM53に記録されているラベル情報の各設定値を読み出し、表示部59に設定値一覧Ls1を表示する。
設定値一覧Ls1に表示された設定値が、使用しているラベル紙Pと異なる仕様のラベル紙のものである場合等、設定値を変更したい場合、操作者は、操作部58を操作し、変更したい設定値を選択し、値を入力することによって設定値を変更することができる。
また、操作者が自動計測実行キーk2を押下すると、ラベル紙情報計測処理部Pr8は各ラベル紙情報を自動的に計測し、設定管理部Pr2は、ラベル紙情報計測処理部Pr8が自動的に計測したラベル紙情報を設定値として設定値一覧Ls1に表示する。設定値一覧Ls1に表示された設定値を変更する必要がない場合、操作者は確定キーk1を押下し、設定値を確定することができる。
なお、すべてのラベル紙情報が計測された後に設定値一覧Ls1に各設定値が表示されるので、計測のために搬送されたラベル紙Pが損紙として無駄に消費されるが、ラベル紙Pを逆方向に搬送することができるプリンタ10においては、ラベル紙Pが損紙として無駄に消費されることはない。
本実施の形態においては、設定値一覧Ls1の設定値を変更するに当たり、ラベル紙検出センサs2の位置を調整することができる。
その場合、操作者は、前記設定値一覧Ls1の幅方向検出位置調整実行キーk3を押下し、操作部58を操作してラベル紙検出センサs2の位置を調整するか、又はラベル紙検出センサs2の位置を初期化した後、手動でラベル紙検出センサs2をラベル紙Pの幅方向に移動させ、位置を調整することができる。また、操作者は、前記設定値一覧Ls1の長さ方向検出位置調整実行キーk4を押下し、操作部58を操作してラベル紙検出センサs2の位置を調整するか、又はラベル紙検出センサs2の位置を初期化した後、手動でラベル紙検出センサs2をラベル紙Pの長さ方向に移動させ、位置を調整することができる。
次に、ラベル紙検出センサs2の位置を調整する必要が生じる場合、すなわち、特殊な形状を有するラベル紙について説明する。
図19は本発明の実施の形態における特殊な形状を有するラベル紙の例を示す図である。
図において、Pはラベル紙、PPは台紙、PLはラベルである。
この場合、ラベルPLは、ラベル紙Pの右縁Reg及び左縁Legに隣接させて形成された端部PLTが、ラベル紙Pの搬送方向において長くされ、両端部PLTに挟まれた中央部PLCが、ラベル紙Pの搬送方向において短くされる。
このような形状のラベルPLのラベル幅WLを計測する場合、図8に示されるように、ラベル紙Pを印刷可能なラベル紙Pの最小長L1の半分の距離Le
Le=L1/2
搬送しても、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pに対して適正な位置に置くことができず、中央部PLCに沿ってラベル紙Pの幅方向に適正に移動させることができない。そこで、本実施の形態においては、前記設定値一覧Ls1(図18)において、操作者が幅方向検出位置調整実行キーk3を押下すると、操作部58を操作することによって、又は手動で、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pの長さ方向に移動させ、ラベル紙Pに応じて指定された指定位置St1に置くことができる。
同様に、ラベルPLのラベル長LLを正確に計測する場合、図7に示されるように、ラベル紙検出センサs2を、基準面Sxから前記最小幅W2の半分の距離Ls
Ls=W2/2
離れた初期位置Stsに置いても、ラベル紙検出センサs2を各端部PLTに沿ってラベル紙Pの長さ方向に適正に移動させることができない。そこで、本実施の形態においては、前記設定値一覧Ls1において、操作者が長さ方向検出位置調整実行キーk4を押下すると、操作部58を操作することによって、又は手動で、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pの幅方向に移動させ、ラベル紙Pに応じて指定された指定位置St2に置くことができる。
ところで、ラベル紙Pに対して印刷を行うたびにラベル紙情報、例えば、ラベルサイズを計測すると、プリンタ10のスループットが低下してしまう。
そこで、本実施の形態においては、既に印刷を行ったことがあるラベル紙Pについては、新たにラベル紙情報を計測することなく、印刷を行うことができるようになっている。
図20は本発明の実施の形態におけるラベル情報登録確認画面の例を示す図、図21は本発明の実施の形態におけるラベル情報登録画面の例を示す図、図22は本発明の実施の形態におけるラベル情報テーブルの例を示す図である。
プリンタ10(図1)において、ラベル紙情報計測処理部Pr8によって、所定のラベル紙Pについてラベル紙情報が計測され、確定されたラベル紙情報がホストコンピュータPC(図4)に送信されると、ホストコンピュータPCにおいて、プリンタドライバ68のデータ送受信部Pr11は、ラベル紙情報を受信し、表示部72にラベル情報登録確認画面ds1を形成し、該ラベル情報登録確認画面ds1に、「用紙サイズを検出しました。プリンタドライバに登録しますか?」等の、操作者にラベルサイズを登録するかどうかを確認するメッセージms1を表示するとともに、OKボタンbt11及びキャンセルボタンbt12を表示する。
操作者が、OKボタンbt11を押下し、ラベルサイズを登録するよう指示すると、ホストコンピュータPCにおいて、プリンタドライバ68のメディア情報登録処理部Pr12は、表示部72にラベル情報登録画面ds2を形成し、該ラベル情報登録画面ds2に、ラベル紙Pの名称を用紙名として入力するためのボックスbx1、ラベル長LL及びラベル幅WLを入力するためのボックスbx2、bx3、既にラベル紙情報が登録されているラベル紙Pのリストから成る登録済ユーザ定義用紙一覧Ls2、OKボタンbt21及びキャンセルボタンbt22を表示する。
前記ラベル紙情報登録画面ds2において、操作者がボックスbx1にラベル紙Pの名称を、例えば、「新規用紙1」と入力し、ボックスbx2、bx3にラベル長LL及びラベル幅WLの値を入力した後、OKボタンbt21を押下すると、前記メディア情報登録処理部Pr12は、登録済ユーザ定義用紙一覧Ls2に、「新規用紙1 101.6×152.4mm」のように、ラベル紙Pのラベルサイズを登録し、メディア情報記録処理部Pr13は、登録されたラベルサイズをHDD65のラベル情報テーブルTb1に記録する。
該ラベル情報テーブルTb1には、ラベル紙Pを連続する数字で特定するID、ラベルサイズが登録されたラベル紙Pの名称を表す登録名、登録されたラベルサイズ、及びラベル紙Pのラベル紙情報が計測されていることを表す計測済フラグがオンであるかどうかが互いに対応させて記録される。
なお、操作者が設定値一覧Ls1でラベルサイズを入力した場合は、図22において、IDが1の連続紙及びIDが2の連続紙のように、ラベル情報テーブルTb1の計測済フラグはオンにならない。
このようにしてラベルサイズが登録され、ラベル情報テーブルTb1に記録されると、その後、ラベルサイズが登録されたラベル紙Pを使用して印刷を行う際に、印刷データのデータ構造が変更される。
図23は本発明の実施の形態における印刷データのデータ構造の例を示す図である。
図において、Daは印刷データ、Dacは制御部、Dapは印刷部である。制御部Dacには、プリンタ10において制御部50を動作させるための制御コマンドが、印刷部Dapには、印刷処理を行うための印刷コマンドが記録される。
ホストコンピュータPCにおいて、印刷データ生成部Pr14は、印刷データDaを生成する場合、HDD65のラベル情報テーブルTb1を参照し、印刷をしようとするラベル紙Pの計測済フラグがオンであるかどうかを判断し、計測済フラグがオンである場合、印刷データDaの制御部Dacに、プリンタ10において印刷処理を行うための制御コマンドのほかに、ラベル紙Pについてラベル紙情報の計測をスキップし、印刷処理を行うよう命令する計測スキップコマンドを付加する。
次に、プリンタ10の制御部50の動作について説明する。
図24は本発明の実施の形態におけるラベル紙検出センサによってラベル紙の前縁を検出する際の制御部の動作を示すフローチャートである。
この場合、センサ読取制御部Pr5は、給紙センサs1のセンサ出力を読み取り、ロール紙ホルダhd(図2)からロール紙14が繰り出されるのを待機する(ステップS1)。
ロール紙ホルダhdからロール紙14が繰り出されると、センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙検出センサs2の走査方向における位置が指定されているかどうかを判断する(ステップS2)。センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙検出センサs2の位置が指定されている場合、ラベル紙検出センサs2を前記指定位置St2(図19)に移動させ(ステップS3)、ラベル紙検出センサs2の位置が指定されていない場合、ラベル紙検出センサs2を初期位置STs(図7)に移動させる(ステップS4)。
ラベル紙検出センサs2が移動させられた後、搬送処理部Pr3は、ラベル紙Pを搬送し(ステップS5)、ラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの前縁Fegを検出したかどうかを判断し(ステップS6)、ラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの前縁Fegを検出すると、処理を終了する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 センサ読取制御部Pr5はロール紙ホルダhdからロール紙14が繰り出されるのを待機し、ロール紙ホルダhdからロール紙14が繰り出された場合はステップS2に進む。
ステップS2 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2の走査方向における位置が指定されているかどうかを判断する。ラベル紙検出センサs2の走査方向における位置が指定されている場合はステップS3に進み、ラベル紙検出センサs2の走査方向における位置が指定されていない場合はステップS4に進む。
ステップS3 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2を指定位置St2に移動させ、ステップS5に進む。
ステップS4 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2を初期位置STsに移動させる。
ステップS5 搬送処理部Pr3はラベル紙Pを搬送する。
ステップS6 搬送処理部Pr3はラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの前縁Fegを検出したかどうかを判断し、ラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの前縁Fegを検出した場合は処理を終了し、ラベル紙検出センサs2がラベル紙Pの前縁Fegを検出していない場合はステップS5に戻る。
次に、ラベル紙Pの前縁Fegが検出されたときの制御部50の動作について説明する。
図25は本発明の実施の形態におけるラベル紙の前縁が検出されたときの制御部の動作を示すフローチャートである。
ラベル紙検出センサs2によってラベル紙Pの前縁Fegが検出されると、設定管理部Pr2は、表示部59に設定値一覧Ls1を表示し(ステップS11)、操作者による設定値の選択又はキーの押下がされたかどうかを判断する(ステップS12)。
押下されたキーが自動計測実行キーk2である場合、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、各ラベル紙情報を自動的に計測し、更新する(ステップS13)。
押下したキーが幅方向検出位置調整実行キーk3である場合、操作者は、操作部58を操作して指定するか、初期化することによってラベル紙検出センサs2の位置を調整する(ステップS14)。
押下したキーが長さ方向検出位置調整実行キーk4である場合、操作者は、操作部58を操作して指定するか、初期化することによってラベル紙検出センサs2の位置を調整する(ステップS15)。
ラベル紙情報の設定値を選択した場合、操作者は、操作部58を操作して設定値を変更する(ステップS16)。
押下されたキーが確定キーk1である場合、設定管理部Pr2は自動的に計測されたラベル紙情報の設定値を確定して(ステップS17)ROM53に記録し、通知処理部Pr7は確定された設定値をホストコンピュータPCのプリンタドライバ68に通知する(ステップS18)。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 設定管理部Pr2は表示部59に設定値一覧Ls1を表示する。
ステップS12 設定管理部Pr2は操作者による設定値の選択又はキーの押下がされたかどうかを判断する。
ステップS13 押下されたキーが自動計測実行キーk2である場合、ラベル紙情報計測処理部Pr8は各ラベル紙情報を自動的に計測し、更新し、ステップS12に戻る。
ステップS14 押下したキーが幅方向検出位置調整実行キーk3である場合、操作者はラベル紙検出センサs2の位置を調整し、ステップS12に戻る。
ステップS15 押下したキーが長さ方向検出位置調整実行キーk4である場合、操作者はラベル紙検出センサs2の位置を調整し、ステップS12に戻る。
ステップS16 ラベル紙情報の設定値を選択した場合、操作者は設定値を変更し、ステップS12に戻る。
ステップS17 押下されたキーが確定キーk1である場合、設定管理部Pr2は自動艇に計測されたラベル紙情報の設定値を確定する。
ステップS18 通知処理部Pr7は確定された設定値をホストコンピュータPCのプリンタドライバ68に通知し、処理を終了する。
次に、台紙幅WP、ラベル幅WL及び余白幅WEを計測する際の制御部50の動作について説明する。
図26は本発明の実施の形態における台紙幅、ラベル幅及び余白幅を計測する際の制御部の動作を示す第1のフローチャート、図27は本発明の実施の形態における台紙幅、ラベル幅及び余白幅を計測する際の制御部の動作を示す第2のフローチャートである。
センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙Pの前縁Fegが検出されるのを待機する(ステップS21)。
ラベル紙Pの前縁Fegが検出されると、センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙検出センサs2の位置が指定されているかどうかを判断し(ステップS22)、ラベル紙検出センサs2の位置が指定されている場合、ラベル紙Pの搬送量を指定位置St2(図19)に対応する指定値に設定し(ステップS23)、ラベル紙検出センサs2の位置が指定されていない場合、ラベル紙Pの搬送量を、図8に示される、印刷可能なラベル紙Pの最小長L1の半分の距離Leに対応する初期値に設定する(ステップS24)。
そして、搬送処理部Pr3はラベル紙Pを設定された搬送量分搬送する(ステップS25)。
次に、センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙検出センサs2を用紙搬送路Rt1の右縁の外側に置き(ステップS26)、続いて、用紙搬送路Rt1の左縁の外側に置く(ステップS27)。
そして、センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙P上にラベル紙検出センサs2がないかどうかを判断し(ステップS28)、ラベル紙P上にラベル紙検出センサs2がなくなると、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、ラベル紙検出センサs2のセンサ出力に基づいてラベル紙情報、この場合、台紙幅WP、ラベル幅WL及び余白幅WEを計測する(ステップS29)。
続いて、その後、印刷が行われるときにラベル紙Pの前縁Fegを直ちに検出することができるように、センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙検出センサs2の位置が指定位置St1(図19)に指定されているかどうかを判断し(ステップS30)、ラベル紙検出センサs2の位置が指定位置St1に指定されている場合、センサ移動モータM4(図1)を駆動して、ラベル紙検出センサs2を指定位置St1に移動させ(ステップS31)、ラベル紙検出センサs2の位置が指定位置St1に指定されていない場合、ラベル紙検出センサs2をラベル紙Pの幅方向における中央位置に置く(ステップS32)。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS21 センサ位置制御部Pr4はラベル紙Pの前縁Fegが検出されるのを待機し、ラベル紙Pの前縁Fegが検出された場合はステップS22に進む。
ステップS22 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2の位置が指定されているかどうかを判断する。ラベル紙検出センサs2の位置が指定されている場合はステップS23に進み、ラベル紙検出センサs2の位置が指定されていない場合はステップS24に進む。
ステップS23 センサ位置制御部Pr4はラベル紙Pの搬送量を指定位置St2に対応する指定値に設定し、ステップS25に進む。
ステップS24 センサ位置制御部Pr4はラベル紙Pの搬送量を初期値に設定する。
ステップS25 搬送処理部Pr3はラベル紙Pを設定された搬送量分搬送する。
ステップS26 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2を用紙搬送路Rt1の右縁の外側に置く。
ステップS27 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2を用紙搬送路Rt1の左縁の外側に置く。
ステップS28 センサ位置制御部Pr4はラベル紙P上にラベル紙検出センサs2がないかどうかを判断する。ラベル紙P上にラベル紙検出センサs2がない場合はステップS29に進み、ラベル紙P上にラベル紙検出センサs2がある場合はステップS27に戻る。
ステップS29 ラベル紙情報計測処理部Pr8はラベル紙検出センサs2のセンサ出力に基づいてラベル紙情報を計測する。
ステップS30 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2の位置が指定されているかどうかを判断する。ラベル紙検出センサs2の位置が指定されている場合はステップS31に進み、ラベル紙検出センサs2の位置が指定されていない場合はステップS32に進む。
ステップS31 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2を指定位置St1に移動させ、処理を終了する。
ステップS32 センサ位置制御部Pr4はラベル紙検出センサs2をラベル紙Pの幅方向における中央位置に置き、処理を終了する。
次に、ラベル長LLを計測する際の制御部50の動作について説明する。
図28は本発明の実施の形態におけるラベル長を計測する際の制御部の動作を示すフローチャートである。
まず、センサ位置制御部Pr4は、ラベル紙Pの前縁Fegが検出されるのを待機する(ステップS41)。
ラベル紙Pの前縁Fegが検出されると、搬送処理部Pr3は、図12に示されるようにラベル紙Pを矢印A方向に搬送し(ステップS42)、2〔枚〕のラベル分搬送したかどうかを判断し(ステップS43)、ラベル紙Pを2〔枚〕のラベル分搬送すると、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、ラベル紙検出センサs2のセンサ出力に基づいてラベル紙情報を計測し(ステップS44)、ラベル長LLを決定する。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS41 センサ位置制御部Pr4はラベル紙Pの前縁Fegが検出されるのを待機し、ラベル紙Pの前縁Fegが検出された場合はステップS42に進む。
ステップS42 搬送処理部Pr3はラベル紙Pを矢印A方向に搬送する。
ステップS43 搬送処理部Pr3はラベル紙Pを2〔枚〕のラベル分搬送したかどうかを判断する。ラベル紙Pを2〔枚〕のラベル分搬送した場合はステップS44に進み、ラベル紙Pを2〔枚〕のラベル分搬送していない場合はステップS42に戻る。
ステップS44 ラベル紙情報計測処理部Pr8はラベル紙検出センサs2のセンサ出力に基づいてラベル紙情報を計測し、処理を終了する。
次に、所定のラベル紙情報が計測されたときの制御部50の動作について説明する。
図29は本発明の実施の形態における所定のラベル紙情報が計測されたときの制御部の動作を示すフローチャートである。
設定管理部Pr2は、ラベル紙情報計測処理部Pr8による計測結果であるラベル紙情報を設定値一覧Ls1に表示する(ステップS51)とともに、媒体関連設定項目として、ROM53から読み出した媒体種別及び媒体厚を設定値一覧Ls1に表示し(ステップS52)、操作者による設定値の選択又はキーの押下がされたかどうかを判断する(ステップS53)。
押下されたキーが自動計測実行キーk2である場合、ラベル紙情報計測処理部Pr8は、各ラベル紙情報を自動的に計測し、更新する(ステップS54)。
押下したキーが幅方向検出位置調整実行キーk3である場合、操作者は、操作部58を操作してラベル紙検出センサs2の位置を指定するか、初期化することによってラベル紙検出センサs2の位置を調整する(ステップS55)。
押下したキーが長さ方向検出位置調整実行キーk4である場合、操作者は、操作部58を操作してラベル紙検出センサs2の位置を指定するか、初期化することによってラベル紙検出センサs2の位置を調整する(ステップS56)。
ラベル情報の設定値を選択した場合、操作者は、操作部58を操作して設定値を変更する(ステップS57)。
押下されたキーが確定キーk1である場合、設定管理部Pr2は自動的に計測されたラベル紙情報の設定値を確定して(ステップS58)ROM53に記録し、通知処理部Pr7は確定された設定値をホストコンピュータPCのプリンタドライバ68に通知する(ステップS59)。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS51 設定管理部Pr2はラベル紙情報を設定値一覧Ls1に表示する。
ステップS52 設定管理部Pr2は媒体種別及び媒体厚を設定値一覧Ls1に表示する。
ステップS53 設定管理部Pr2は操作者による設定値の選択又はキーの押下がされたかどうかを判断する。
ステップS54 押下されたキーが自動計測実行キーk2である場合、ラベル紙情報計測処理部Pr8は各ラベル紙情報を自動的に計測し、更新し、ステップS53に戻る。
ステップS55 押下したキーが幅方向検出位置調整実行キーk3である場合、操作者は、操作部58を操作してラベル紙検出センサs2の位置を調整し、ステップS53に戻る。
ステップS56 押下したキーが長さ方向検出位置調整実行キーk4である場合、操作者は、操作部58を操作してラベル紙検出センサs2の位置を調整し、ステップS53に戻る。
ステップS57 ラベル情報の設定値を選択した場合、操作者は、操作部58を操作して設定値を変更し、ステップS53に戻る。
ステップS58 押下されたキーが確定キーk1である場合、設定管理部Pr2は自動的に計測されたラベル紙情報の設定値を確定する。
ステップS59 通知処理部Pr7は確定された設定値をホストコンピュータPCのプリンタドライバ68に通知し、処理を終了する。
次に、プリンタ10からラベルサイズを受信した場合のホストコンピュータPCの動作について説明する。
図30は本発明の実施の形態におけるラベルサイズを受信したときのホストコンピュータの動作を示すフローチャートである。
OS66において、データ送受信部Pr11はラベルサイズを受信したかどうかを判断する。ラベルサイズを受信すると(ステップS61)、データ送受信部Pr11は、表示部72にラベル情報登録確認画面ds1(図20)を形成し、操作者に、ラベルサイズを登録するかどうかを確認し、操作者によるラベルサイズを登録する指示があったかどうかを判断する(ステップS62)。
操作者によるラベルサイズを登録する指示があった場合、メディア情報登録処理部Pr12はラベルサイズを登録し、メディア情報記録処理部Pr13はラベルサイズをラベル情報テーブルTb1に記録する(ステップS63)。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS61 データ送受信部Pr11はラベルサイズを受信する。
ステップS62 データ送受信部Pr11は操作者によるラベルサイズを登録する指示があったかどうかを判断する。操作者によるラベルサイズを登録する指示があった場合はステップS63に進み、操作者によるラベルサイズを登録する指示がない場合は処理を終了する。
ステップS63 メディア情報登録処理部Pr12はラベルサイズを登録し、メディア情報記録処理部Pr13はラベルサイズをラベル情報テーブルTb1に記録し、処理を終了する。
次に、印刷データ生成部Pr14の動作について説明する。
図31は本発明の実施の形態における印刷データ生成部の動作を示すフローチャートである。
印刷データ生成部Pr14は、印刷データDa(図23)の制御部Dacを生成する(ステップS71)。
続いて、印刷データ生成部Pr14は、ラベル情報テーブルTb1を参照し(ステップS72)、ラベルサイズが記録されたラベル紙Pの計測済フラグがオンであるかどうかを判断し(ステップS73)、計測済フラグがオンである場合、制御部Dacに計測スキップコマンドを付加する(ステップS74)。
そして、印刷データ生成部Pr14は、印刷部Dapを生成し、印刷データDaをプリンタ10に送信する(ステップS75)。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS71 印刷データ生成部Pr14は印刷データDaの制御部Dacを生成する。
ステップS72 印刷データ生成部Pr14はラベル情報テーブルTb1を参照する。
ステップS73 印刷データ生成部Pr14はラベルサイズが記録されたラベル紙Pの計測済フラグがオンであるかどうかを判断する。ラベルサイズが記録されたラベル紙Pの計測済フラグがオンである場合はステップS74に進み、ラベルサイズが記録されたラベル紙Pの計測済フラグがオンでない場合はステップS75に進む。
ステップS74 印刷データ生成部Pr14は制御部Dacに計測スキップコマンドを付加する。
ステップS75 印刷データ生成部Pr14は印刷部Dapを生成し、印刷データDaをプリンタ10に送信し、処理を終了する。
次に、印刷データDaを受信した後のプリンタ10の制御部50の動作について説明する。
図32は本発明の実施の形態における印刷データを受信した後の制御部の動作を示すフローチャートである。
印刷処理部Pr1がホストコンピュータPCから印刷データDaを受信する(ステップS81)と、スキップ制御部Pr6は、印刷データDaの制御部Dacを解析し(ステップS82)、制御部Dacに計測スキップコマンドが付加さているかどうかを判断する(ステップS83)。
制御部Dacに計測スキップコマンドが付加されている場合、印刷処理部Pr1は、ラベル情報テーブルTb1のラベルサイズ等から成る印刷設定に基づいて通常の印刷を行う(ステップS84)。
制御部Dacに計測スキップコマンドが付加されていない場合、印刷処理部Pr1は、前記印刷データを編集し、展開し、印刷を行うためのビットマップデータを展開データとして生成し、RAM54に記録した後、ラベル紙Pの搬送方向における印刷結果の長さを表す変数である印刷データ長XDを初期化し、0にする(ステップS85)。
次に、印刷処理部Pr1は、印刷されていない展開データがあるかどうかを判断し(ステップS86)、印刷されていない展開データがない場合、処理を終了し、印刷されてない展開データがある場合、展開データによる印刷結果の幅、すなわち、展開データ幅WDが、ROM53に設定値一覧Ls1として記録されたラベル幅WLより大きいかどうかを判断する(ステップS87)。展開データ幅WDがラベル幅WLより大きい場合、印刷処理部Pr1は、展開データの左端側を基準にして、ラベル幅WLを超える右端側の部分をマスクする(ステップS88)。
なお、本実施の形態においては、展開データの右端側の部分をマスクするようになっているが、展開データの両端側の部分を、ラベル幅WLを超える幅の1/2ずつマスクするようにすることもできる。
次に、印刷処理部Pr1は、印刷データ長XDに展開データのラベル紙Pの搬送方向における長さを表す変数である展開データ長xdを加算し(ステップS89)、加算後の値を印刷データ長XDとする(XD←XD+xd)。
続いて、印刷処理部Pr1は、印刷データ長XDが、ROM53に設定値一覧Ls1として記録されたラベル長LL以下であるかどうかを判断する(ステップS90)。
印刷データ長XDがラベル長LL以下である場合、印刷処理部Pr1は、すべての展開データをLEDヘッドHd(図1)に送り、印刷を行う(ステップS91)。一方、印刷データ長XDがラベル長LLより大きい場合、印刷処理部Pr1は、展開データについてラベル長LL分だけ印刷を行う(ステップS92)。
したがって、ラベルPLの外に画像が形成されることがなくなるので、ラベル紙Pを無用に消費することがなくなる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS81 印刷処理部Pr1はホストコンピュータPCから印刷データDaを受信する。
ステップS82 スキップ制御部Pr6は印刷データDaの制御部Dacを解析する。
ステップS83 スキップ制御部Pr6は制御部Dacに計測スキップコマンドが付加されているかどうかを判断する。制御部Dacに計測スキップコマンドが付加されている場合はステップS84に進み、制御部Dacに計測スキップコマンドが付加されていない場合はステップS85に進む。
ステップS84 印刷処理部Pr1は通常の印刷を行い、処理を終了する。
ステップS85 印刷処理部Pr1は印刷データ長XDを初期化し、0にする。
ステップS86 印刷処理部Pr1は印刷されていない展開データがあるかどうかを判断する。印刷されていない展開データがある場合はステップS87に進み、印刷されていない展開データがない場合は処理を終了する。
ステップS87 印刷処理部Pr1は展開データ幅WDがラベル幅WLより大きいかどうかを判断する。展開データ幅WDがラベル幅WLより大きい場合はステップS88に進み、展開データ幅WDがラベル幅WL以下である場合はステップS89に進む。
ステップS88 印刷処理部Pr1は展開データの左端側を基準にしてラベル幅WLを超える右端側の部分をマスクする。
ステップS89 印刷処理部Pr1は印刷データ長XDに展開データ長xdを加算する。
ステップS90 印刷処理部Pr1は印刷データ長XDがラベル長LL以下であるかどうかを判断する。印刷データ長XDがラベル長LL以下である場合はステップS91に進み、印刷データ長XDがラベル長LLより大きい場合はステップS92に進む。
ステップS91 印刷処理部Pr1はすべての展開データをLEDヘッドHdに送り、印刷を行い、ステップS86に戻る。
ステップS92 印刷処理部Pr1は展開データについてラベル長LL分だけ印刷を行い、ステップS86に戻る。
なお、印刷処理部Pr1は、台紙幅WPの計測結果に基づいてラベル紙Pの左縁Legの位置を算出し、左縁Legの位置から余白幅WE分だけ右側の位置を印刷開始位置とし、該印刷開始位置からラベル幅WLに対応する分の展開データについて印刷を行う。したがって、ラベルPLからはみ出して印刷が行われることはない。
このように、本実施の形態においては、ROM53にラベル紙情報が記録されたラベル紙Pに対して印刷を行うときに、ホストコンピュータPCから送られる印刷データDaに、前記ラベル紙情報の計測をスキップする計測スキップコマンドが付加されているので、印刷を行うたびにラベル紙Pのラベル紙情報を計測する必要がない。
したがって、プリンタ10のスループットを向上させることができる。
本実施の形態においては、ラベル紙検出センサs2として透過型センサ及び反射型センタが使用されるようになっているが、ラベルPLの印刷面にトンボ等のレジストレーションマークが形成されている場合は、CCD、CIS、カメラ等を使用することができる。
また、本実施の形態においては、ロール紙収容部Spから繰り出されたラベル紙Pが給紙センサs1によって検出されるようになっているが、ロール紙収容部Spから繰り出されたラベル紙Pをラベル紙検出センサs2によって検出することもできる。
さらに、本実施の形態においては、プリンタ10とホストコンピュータPCがネットワークNtによって接続されているが、USB等の接続部材で接続することもできる。
本実施の形態においては、プリンタ10について説明したが、本発明を複写機、ファクシミリ装置、複合機等の画像形成装置に適用することができる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。