JP7677323B2 - 情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、デプスマップを編集することができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、左右2視点や多視点の視差画像からデプスマップを生成する画像処理技術に関して、様々な研究がされている(例えば、特許文献1参照)。例えば、パッシブセンシングのアルゴリズムのフレームワークは、マッチングコストを算出後、信頼度の高い情報を残す工夫を各自行い、修正を行いながら最終的にデプスマップを出力する方法が考えられた。また、信頼度の高い奥行マップを用いて、奥行不明画素のディスパリティ値を決定する手法も提案された。
国際公開第2014/064875号
ただし、生成されたデプスマップが常に完全に画像に正しく対応するとは限らない。本開示は、デプスマップを編集することができるようにするものである。
本技術の一側面の情報処理装置は、基本デプスマップの局所的な領域に付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを、UI(User Interface)として表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される前記アシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいて生成するアシストデプスマップ生成部と、前記基本デプスマップと、前記基本デプスマップに対応する画像とを重畳して重畳画像として前記表示部に出力する重畳処理部とを備える情報処理装置である。
本技術の一側面の情報処理方法は、基本デプスマップの局所的な領域に付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを、UI(User Interface)として表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される前記アシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいて生成することと、前記基本デプスマップと、前記基本デプスマップに対応する画像とを重畳して重畳画像として前記表示部に出力することとを含む情報処理方法である。
本技術の一側面のプログラムは、コンピュータを、基本デプスマップの局所的な領域に付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを、UI(User Interface)として表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される前記アシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいて生成するアシストデプスマップ生成部と、前記基本デプスマップと、前記基本デプスマップに対応する画像とを重畳して重畳画像として前記表示部に出力する重畳処理部として機能させるプログラムである。
本技術の一側面の情報処理装置および方法、並びにプログラムにおいては、基本デプスマップの局所的な領域に付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップが、UI(User Interface)として表示部に表示される基本デプスマップに対して入力されるそのアシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいて生成される。また、その基本デプスマップと、その基本デプスマップに対応する画像とが重畳して重畳画像として表示部に出力される。
撮像画像とデプスマップの例を示す図である。 コンピュータの主な構成例を示すブロック図である。 コンピュータにおいて実現される機能を示す機能ブロック図である。 デプス編集画面の例を示す図である。 エッジデプス生成の例を示す図である。 アシストデプス生成の例を示す図である。 デプス値設定の例を示す図である。 デプス値設定の例を示す図である。 レイヤ合成の例を示す図である。 出力デプスマップの例を示す図である。 シェイプ領域の補間の例を示す図である。 デプスマップの編集の際に実行される処理の流れの例を説明するフローチャートである。 シェイプ領域の生成の際に実行される処理の流れの例を説明するフローチャートである。
以下、本開示を実施するための形態(以下実施の形態とする)について説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.デプスマップの編集
2.第1の実施の形態(コンピュータ)
3.付記
<1.デプスマップの編集>
<デプスマップ>
近年、左右2視点や多視点の視差画像からデプスマップを生成する画像処理技術に関して、様々な研究がされている(例えば、特許文献1参照)。例えば、パッシブセンシングのアルゴリズムのフレームワークは、マッチングコストを算出後、信頼度の高い情報を残す工夫を各自行い、修正を行いながら最終的にデプスマップを出力する方法が考えられた。また、信頼度の高い奥行マップを用いて、奥行不明画素のディスパリティ値を決定する手法も提案された。
ただし、生成されたデプスマップが常に完全に画像に正しく対応するとは限らない。例えば、パッシブセンシングで検出することが難しい被写体やテクスチャのない被写体のデプス値は正しく導出することが困難である。また、ノイズの影響を受けて正しくないデプス値が導出される場合が有り得る。
例えば、図1のAに示される撮像画像10は、人物11やオブジェクト12等を撮像した撮像画像である。人物11は手前側(カメラ側)に位置する。白地は背景であり、最もカメラから遠い(例えば無限遠である)。オブジェクト12等の、斜線、平行線、網掛け等で示される部分は、カメラから見て人物11と背景との間に位置する。
図1のBに示されるデプスマップ20は、この撮像画像10等から生成されたデプスマップであり、基本的に撮像画像10に対応するデプス値により構成される。このデプスマップ20において各画素は、デプス値が小さい程(つまり手前側(カメラ側)に位置する程)、より白に近くなり、デプス値が大きい程(つまり、奥側に位置する程)、より黒に近くなるように表現されている。つまり、このデプスマップ20の、人物11の部分は白、オブジェクト12等の部分はグレー、背景の部分は黒で表現されている。
ただし、図1のBにおいて枠21で囲まれた領域の、オブジェクト12と人物11との間の部分は、背景の部分であるので本来黒で表現されるが、図1のBにおいては、テクスチャが存在しないことにより、正確なデプス値が得られず、オブジェクト12と同様のグレーで表現されている。
<デプスマップの編集>
そこで、デプスマップを編集することができるようにする。例えば、基本デプスマップに付加(合成)するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを生成する。例えば、情報処理装置において、アシストデプスマップ生成部を備え、そのアシストデプスマップ生成部が、基本デプスマップに付加(合成)するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを生成する。
ここで基本デプスマップは、ある画像の被写体のデプス値からなるデプスマップである。ただし、実際には、計測誤差等により実際の被写体の位置とは対応しない部分も含み得る。例えば、基本デプスマップは、その画像を用いたり、その画像の被写体までの距離を計測したりして生成される。
アシストデプスマップは、その基本デプスマップに付加(合成)するためのデプスデータにより構成されるデプスマップである。基本デプスマップに対してアシストデプスマップのデプスデータが付加される(合成される)ことにより、合成デプスマップが生成される。つまり、アシストデプスマップを用いて基本デプスマップの編集が行われ、合成デプスマップは、その編集結果である。つまり、このようにすることにより、デプスマップを編集することができる。
また、このように、基本デプスマップに付加されるアシスト情報をデプスマップとして形成することにより、デプスマップ同士を合成することによりデプスマップの編集を行うことができるので、より容易にデプスマップの編集を行うことができる。また、編集される被編集データ(基本デプスマップ)と、その編集に用いられる編集データ(アシストデプスマップ)とを分けて管理することができるので、編集内容の更新や、編集前のデプスマップの復元等の処理も容易に実現することができる。
なお、アシストデプスマップが、基本デプスマップの局所的な領域に付加(合成)するためのデプスデータにより構成されるようにしてもよい。例えば、アシストデプスマップが後述するシェイプ領域について構成されるようにしてもよい。このようにすることにより、基本デプスマップの任意の局所的な領域の編集をより容易に行うことができる。
以上のようなアシストデプスマップが、UI(User Interface)に基づいて入力される指示に基づいて生成されるようにしてもよい。例えば、情報処理装置において、アシストデプスマップ生成部が、UI(User Interface)を用いて入力されるアシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいてアシストデプスマップを生成してもよい。このようにUIを用いることにより、アシストデプスマップの生成に関する指示の入力が容易になる。
なお、UIに表示された基本デプスマップに基づいて上述の指示が入力されるようにしてもよい。例えば、情報処理装置において、UIとして表示部に表示される基本デプスマップに対して入力されるユーザ指示を受付部が受け付けるようにしてもよい。このように表示された基本デプスマップに基づいて指示を入力することにより、アシストデプスマップの生成に関する指示の入力が容易になる。
また、基本デプスマップと、その基本デプスマップに対応する画像(後述するRGB画像)とが重畳されて表示されるようにしてもよい。例えば、情報処理装置において、重畳処理部が、基本デプスマップと、その基本デプスマップに対応する画像とを重畳して重畳画像として表示部に出力してもよい。デプスマップの場合、デプス値が互いに同一の領域は、互いに同一の色(同一の輝度)で表現されてしまうため、デプスマップだけでは、そのマップ内の各位置(フレーム内位置)が、そのデプスマップに対応する画像のどの位置(1画素、または、複数の画素からなる領域)に対応するかを正確に把握することが困難な場合もあり得る。例えば、奥行方向の互いに同一の位置(同じデプス値)に複数のオブジェクトが存在する場合、それらは1つのオブジェクトのように表現されてしまう可能性もある。
そこで、互いに対応する基本デプスマップと画像とを重畳して表示することにより、マップ内の各位置であるフレーム内位置をより容易に正しく識別することができ、デプスマップの編集をより容易に行うことができる。
また、デプスマップの(局所的な)編集が部分領域毎に行われるようにしてもよい。例えば、まず、その部分領域(シェイプ領域)を設定し、次に、そのシェイプ領域内のデプス値を設定するようにしてもよい。つまり、デプス値の編集を行う範囲を指定し、その指定した範囲内の領域のデプス値を設定するようにしてもよい。例えば、上述の受付部が、UIの表示部に表示される基本デプスマップに対して入力される、デプスデータを付加する付加範囲の指定と、その指定された付加範囲内の領域のデプス値の指定とを受け付けるようにしてもよい。このように部分領域毎に編集の指示が行われるようにすることにより、デプスマップの局所的な編集をより容易に行うことができる。
なお、部分領域(シェイプ領域)内の各画素のデプス値は、全画素共通(同一のデプス値)としてもよい。もちろん、部分領域(シェイプ領域)内に複数のデプス値が存在してもよい。例えば、部分領域(シェイプ領域)内の各画素のデプス値が、所定の規則性に従った値をとってもよい。例えば、部分領域(シェイプ領域)内において、カラーのグラデーションのように、デプス値が所定の方向に一様に変化するようにしてもよい。
また、その部分領域(シェイプ領域)内のデプス値の指定が、他の領域を選択することにより行われるようにしてもよい。例えば、ユーザ等が他の領域を指定すると、その指定されたフレーム内位置のデプス値が、処理対象の部分領域(シェイプ領域)内のデプス値として設定されるようにしてもよい。例えば、受付部が、表示部に表示される基本デプスマップの部分領域(シェイプ領域)の範囲外(付加範囲外)におけるフレーム内位置の指定を、その範囲内の領域のデプス値としてそのフレーム内位置のデプス値を指定するユーザ指示として受け付けるようにしてもよい。このようにすることにより、ユーザ等が部分領域(シェイプ領域)内のデプス値の指定をより容易に行うことができる。
また、基本デプスマップは、静止画像に対応してもよいが、動画像に対応してもよい。動画像に対応する場合、基本デプスマップは、動画像と同様に、時系列に沿った複数のフレーム(つまり、各フレーム画像に対応する基本デプスマップ群)により構成されるようにしてもよい。その場合、その基本デプスマップ群の内、動画像の一部のフレーム(後述するキーフレーム)に対応する基本デプスマップついてのみ、アシストデプスマップを生成するようにしてもよい。つまり、この場合、全フレームについてアシストデプスマップを生成しないので、より容易にデプスマップの編集を行うことができる。
そしてその場合、キーフレームに対して設定されたアシストデプスマップを用いて、他のフレームの基本デプスマップに対するアシストデプスマップが生成(補間)されるようにしてもよい。例えば、情報処理装置において、キーフレームのアシストデプスマップを用いて、キーフレーム間のフレームのアシストデプスマップを補間する補間処理部を備えるようにしてもよい。このようにすることにより、キーフレーム間のフレームに対応するアシストデプスマップをより容易に生成することができる。
また、アシストデプスマップを、基本デプスマップのレイヤと異なるレイヤとして生成するようにしてもよい。このようにレイヤを分けることにより、より容易に、基本デプスマップとアシストデプスマップとを、互いに独立したデータとして管理することができる。例えば、基本デプスマップを編集せずに、編集データとなるアシストデプスマップを生成(編集)することができる。また例えば、動画像の場合、アシストデプスマップのフレーム間での複製等の処理を容易に実現することができる。また、レイヤ構成とすることにより、マップの合成がより容易になる。
さらに、互いに異なるレイヤの基本デプスマップおよびアシストデプスマップを合成し、合成デプスマップを生成してもよい。例えば、情報処理装置において、互いに異なるレイヤの基本デプスマップおよびアシストデプスマップを合成することで、合成デプスマップを生成する合成デプスマップ生成部をさらに備えるようにしてもよい。このようにすることにより、最適化処理を行うことができる。
なお、その最適化処理の際に、基本デプスマップおよびアシストデプスマップが互いに同一のフレーム内位置のデプス値を有する場合、基本デプスマップのデプス値を使用して合成デプスマップを生成してもよい。つまり、例えば、同一の画素に基本デプスマップのデプス値とアシストデプスマップのデプス値とが存在する場合、アシストデプスマップのデプス値よりも基本デプスマップのデプス値を優先させてもよい。このようにすることにより、基本デプスマップにおいてデプス値が設定されていない(無効値である)部分に対してのみ、アシストデプスマップのデプス値が追加され、基本デプスマップにおいてデプス値が設定されている部分は、そのデプス値を変化させないようにすることができる。
このようにすることにより、例えば、基本デプスマップのデプス値との重なりを気にせずにシェイプ領域を設定することができる。特に動画像の場合、オブジェクトが移動する複数フレーム(基本デプスマップのデプス値の分布が変化する複数フレーム)においても、共通のアシストデプスマップを適用することができる。つまり、各フレームにおいて、その移動するオブジェクトに重畳しないようにシェイプ領域を変形させたり移動させたりする必要がないので、容易にアシストデプスマップを生成(編集)することができる。
なお、基本デプスマップは、デプス値の信頼度が比較的高い(例えば、信頼度が予め定められた所定の閾値以上である)フレーム内位置のデプス値により構成されるデプスマップとしてもよい。このようなデプスマップの場合、デプス値の信頼度が低い部分(例えばフレーム内でのテクスチャが少ない部分等)においては無効値が存在し得る。アシストデプスマップを用いて、そのような部分に対してデプス値を設定することにより、より信頼度の高いデプスマップを生成することができる。
そのデプス値の信頼度が比較的高いフレーム内位置は、基本デプスマップに対応する画像内の被写体のエッジ部分であり、基本デプスマップは、そのエッジ部分のデプス値により構成されるエッジデプスマップであるようにしてもよい。例えば、画像内の被写体のエッジ部分であるか否かを、信頼度の閾値としてもよい。その場合、アシストデプスマップを用いて、エッジデプスマップのエッジ部分でない部分(信頼度が閾値より低い部分)を編集することができる。なお、情報処理装置において、基本デプスマップとしてこのエッジデプスマップを生成する基本デプスマップ生成部をさらに備えるようにしてもよい。
さらに、基本デプスマップのデプス値を更新するための上書きデプスマップを生成してもよい。例えば、情報処理装置において、基本デプスマップのデプス値を更新するためのデプスデータにより構成される上書きデプスマップを生成する上書きデプスマップ生成部をさらに備えるようにしてもよい。このようにすることにより、基本デプスマップのデプス値を変更することができる。
この上書きデプスマップを、基本デプスマップのレイヤと異なるレイヤに生成してもよい。このようにすることにより、アシストデプスマップの場合と同様、より容易に、他のデプスマップと独立したデータとして上書きデプスマップを管理することができる。例えば、基本デプスマップを編集せずに、編集データとなる上書きデプスマップを生成(編集)することができる。また、レイヤ構成とすることにより、マップの合成がより容易になる。
例えば、基本デプスマップおよび上書きデプスマップの合成において、基本デプスマップおよび上書きデプスマップが互いに同一のフレーム内位置のデプス値を有する場合、上書きデプスマップのデプス値が用いられるようにしてもよい。例えば、情報処理装置において、合成デプスマップ生成部が、基本デプスマップおよび上書きデプスマップが互いに同一のフレーム内位置のデプス値を有する場合、上書きデプスマップのデプスを用いて、互いに異なるレイヤの基本デプスマップおよび上書きデプスマップを合成するようにしてもよい。このように最適化処理を行うことにより、例えば光の反射等により基本デプスマップに発生した不正なデプス値を修正することができる。
<2.第1の実施の形態>
<コンピュータ>
次に、以上のようなアプリケーションプログラムを実行するデバイスについて説明する。図2は、本技術を適用した画像処理装置の一実施の形態であるコンピュータの主な構成例を示す図である。図2に示されるコンピュータ100は、デプスデータの編集を行うアプリケーションプログラム(ソフトウエア)をインストールし、実行する装置である。ここでコンピュータには、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータや、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータ等が含まれる。コンピュータ100は、アプリケーションプログラムを実行することにより、例えば、<1.デプスマップの編集>において上述した各種方法によりデプスマップ(基本デプスマップ)の編集を行う。このようにすることにより、基本デプスマップを編集した合成デプスマップ(出力デプスマップ)を生成することができる。
なお、図2においては、処理部やデータの流れ等の主なものを示しており、図2に示されるものが全てとは限らない。つまり、コンピュータ100において、図2においてブロックとして示されていない処理部が存在したり、図2において矢印等として示されていない処理やデータの流れが存在したりしてもよい。
図2に示されるコンピュータ100において、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103は、バス104を介して相互に接続されている。
バス104にはまた、入出力インタフェース110も接続されている。入出力インタフェース110には、入力部111、出力部112、記憶部113、通信部114、およびドライブ115が接続されている。
入力部111は、例えば、キーボード、マウス、マイクロホン、タッチパネル、入力端子などよりなる。出力部112は、例えば、モニタ、スピーカ、出力端子などよりなる。記憶部113は、例えば、ハードディスク、RAMディスク、不揮発性のメモリなどよりなる。通信部114は、例えば、ネットワークインタフェースよりなる。ドライブ115は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体121を駆動する。
以上のように構成されるコンピュータ100では、CPU101が、例えば、記憶部113に記憶されているアプリケーションプログラムを、入出力インタフェース110およびバス104を介して、RAM103にロードして実行することにより、上述した一連の処理が行われる。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
コンピュータ100が実行するアプリケーションプログラムは、例えば、パッケージメディア等としてのリムーバブル記録媒体121に記録して適用することができる。その場合、アプリケーションプログラムは、リムーバブル記録媒体121をドライブ115に装着することにより、入出力インタフェース110を介して、記憶部113にインストールすることができる。
また、このアプリケーションプログラムは、ローカルエリアネットワーク、インターネット、デジタル衛星放送といった、有線または無線の伝送媒体を介して提供することもできる。その場合、このアプリケーションプログラムは、通信部114で受信し、記憶部113にインストールすることができる。
その他、このアプリケーションプログラムは、ROM102や記憶部113に、あらかじめインストールしておくこともできる。
図3は、このコンピュータ100においてこのアプリケーションプログラムを実行することにより実現される機能を機能ブロックとして示す機能ブロック図である。コンピュータ100は、このアプリケーションプログラムを実行することにより、画像からデプスマップを生成し、編集する機能を実現する。
なお、その際、コンピュータ100は、例えば特許文献1に記載のように、画像から信頼性が比較的高い部分のデプス値からなるデプスマップを生成し、そのデプスマップ等に基づいて信頼性が比較的低い部分のデプス値を推定することにより、その画像に対応するデプスマップを生成するものとする。このようにすることにより、より信頼度の高いデプスマップを生成することができる。
図3に示されるように、コンピュータ100は、アプリケーションプログラムを実行することにより、GUI処理部151、ファイル取得部152、エッジデプス生成部153、最適化処理部154、ファイル出力部155、アシストデプス生成部156、上書きデプス生成部157、および表示画像生成部158等の機能ブロックを有することができる。各機能ブロックについて以下に説明する。
GUI処理部151は、出力部112(のモニタ等)に表示されるGUIに関する処理を行う。例えば、GUI処理部151は、出力部112(のモニタ等)に表示されるデプスマップを編集するためのGUIに基づいて入力部111が操作されると(例えば、指示が入力されると)、その受け付けられた操作(指示)に応じた処理を行うことができる。なお、本明細書において、このGUI処理部151と入力部111と出力部112のモニタとを合わせたものをUI(User Interface)とも称する。また、GUI処理部151と入力部111とを合わせたものを受付部とも称する。
ファイル取得部152は、ファイルの取得に関する処理を行う。例えば、ファイル取得部152は、編集を行うデプスマップに対応する画像(例えば撮像画像)のファイルを取得する。例えば、ファイル取得部152は、入力部111を介してコンピュータ100の外部から入力される画像のファイルを取得し得る。また、ファイル取得部152は、記憶部113に記憶されている画像のファイルを取得し得る。さらに、ファイル取得部152は、通信部114を介して、他の装置から送信された画像のファイルを取得し得る。また、ファイル取得部152は、リムーバブル記録媒体121に記録されている画像のファイルを、ドライブ115を介して読み出し、取得することができる。ファイル取得部152は、任意の方法で取得した画像のファイルを、他の機能ブロックに供給する。
エッジデプス生成部153は、エッジデプスの生成に関する処理を行う。エッジデプスマップは、画像のエッジ付近のデプス値により構成されるデプスマップである。一般的に、画像のエッジ部分は、信頼性が比較的高いデプス値が得られる部分である。つまり、エッジデプス生成部153は、信頼性が比較的高いデプス値が得られる領域についてデプス値を導出し、そのデプス値を含むデプスマップ(エッジデプスマップ)を生成する。エッジデプス生成部153は、ファイル取得部152により取得された画像のファイルを用いて、その画像に対応するエッジデプスマップを生成する。
このエッジデプスマップが編集処理の対象となる。つまり、このエッジデプスマップが基本デプスマップとされる。なお、エッジデプスマップの、画像のエッジでない部分に対応する領域には、デプス値として無効値がセットされる。この無効値が設定された部分(つまり、奥行が不明な画素)のデプス値が推定されることにより、画像に対応するデプスマップ(出力デプスマップ)が生成される。なお、このデプス値を推定する処理を最適化処理(またはセミグローバル処理)とも称する。
最適化処理部154は、最適化処理に関する処理を行う。つまり、最適化処理部154は、エッジデプスマップの奥行が不明な画素について、デプス値の推定を行う。この推定方法は任意である。例えば、特許文献1に記載の方法を適用してもよい。最適化処理部154は、最適化処理を行うことにより、単層のデプスマップを生成する。このデプスマップを最終的な出力デプスマップとしてもよい。なお、最適化処理部154は、最適化処理を行うことにより、複数のレイヤのデプスマップを合成して出力デプスマップとしてもよい。
ファイル出力部155は、ファイルの出力に関する処理を行う。例えば、ファイル出力部155は、最適化処理部154により生成された出力デプスマップ(合成デプスマップ)を出力する。例えば、ファイル出力部155は、出力部112を介してその出力デプスマップをコンピュータ100の外部に出力することができる。また、ファイル出力部155は、その出力デプスマップを記憶部113に記憶させることができる。さらに、ファイル出力部155は、その出力デプスマップを、通信部114を介して他の装置宛てに送信することができる。また、ファイル出力部155は、その出力デプスマップを、ドライブ115を介してリムーバブル記録媒体121に記録させることができる。
アシストデプス生成部156は、アシストデプスマップの生成に関する処理を行う。アシストデプスマップは、基本デプスマップに付加(合成)するためのデプスデータにより構成されるデプスマップであり、基本デプスマップを編集するためのデプスマップである。アシストデプス生成部156は、例えば、GUI処理部151等を介して受け付けられたユーザ等の指示に基づいてこのアシストデプスマップを生成する。
上書きデプス生成部157は、上書きデプスマップの生成に関する処理を行う。上書きデプスマップは、基本デプスマップのデプス値を更新するデプスデータにより構成されるデプスマップであり、基本デプスマップを編集するためのデプスマップである。上書きデプス生成部157は、例えば、GUI処理部151等を介して受け付けられたユーザ等の指示に基づいてこの上書きデプスマップを生成する。
表示画像生成部158は、出力部112(のモニタ等)に表示させる表示画像を生成する。例えば、表示画像生成部158は、表示画像として、デプスマップを編集するためのGUI(後述するデプス編集画面)を生成する。そして、表示画像生成部158は、生成した表示画像を出力部112(のモニタ等)に表示させる。
例えば、表示画像生成部158は、エッジデプス生成部153により生成されたエッジデプスマップ(基本デプスマップ)を用いて表示画像を生成することができる。例えば、表示画像生成部158は、そのエッジデプスマップ(基本デプスマップ)を含むデプス編集画面(エッジデプスマップが表示されるデプス編集画面)を生成することができる。また、表示画像生成部158は、アシストデプス生成部156により生成されたアシストデプスマップを用いて表示画像を生成することができる。例えば、表示画像生成部158は、そのアシストデプスマップを含むデプス編集画面(アシストデプスマップが表示されるデプス編集画面)を生成することができる。さらに、表示画像生成部158は、上書きデプス生成部157により生成された上書きデプスマップを用いて表示画像を生成することができる。例えば、表示画像生成部158は、その上書きデプスマップを含むデプス編集画面(上書きデプスマップが表示されるデプス編集画面)を生成することができる。
なお、表示画像生成部158は、エッジデプスマップ(基本デプスマップ)とそのエッジデプスマップに対応するRGB画像とを重畳した重畳画像を用いて表示画像(重畳画像を含むデプス編集画面)を生成することができる。なお、表示画像生成部158は、その重畳画像に、アシストデプスマップや上書きデプスマップをさらに重畳させることもできる。つまり、表示画像生成部158は、重畳処理部として機能し得る。
<アシストデプス生成部>
アシストデプス生成部156は、キーフレーム設定部161、シェイプ設定部162、および線形補間部163を有する。
キーフレーム設定部161は、キーフレームの設定に関する処理を行う。キーフレームは、動画像の、アシストデプスマップを生成するフレーム(つまり、エッジデプスマップを編集するフレーム)である。
シェイプ設定部162は、エッジデプスマップ(基本デプスマップ)に追加するデプス値を設定する部分領域(局所)であるシェイプ領域の生成に関する処理を行う。
線形補間部163は、キーフレーム間のフレームにおいて、アシストデプスマップ(シェイプ領域)を補間する。例えば、線形補間部163は、線形補間を行う。
シェイプ設定部162は、形状設定部171およびデプス値設定部172を有する。形状設定部171は、例えば、シェイプ領域の形状(外枠)の設定(付加範囲の設定)に関する処理を行う。例えば、形状設定部171は、GUI処理部151等を介して受け付けられたユーザ等の指示(すなわち、出力部112のモニタ(表示部)に表示される基本デプスマップに対して入力される、シェイプ領域の形状に関するユーザ指示)に基づいてこのシェイプ領域の形状(外枠)を生成する。デプス値設定部172は、形状設定部171により設定された付加範囲内のデプス値の設定に関する処理を行う。例えば、デプス値設定部172は、GUI処理部151等を介して受け付けられたユーザ等の指示(すなわち、出力部112のモニタ(表示部)に表示される基本デプスマップに対して入力される、シェイプ領域のデプス値に関するユーザ指示)に基づいて、そのシェイプ領域内のデプス値を設定する。
<デプス編集画面>
図3の表示画像生成部158により生成され、出力部112に表示されるデプスマップを編集するためのGUIの例を、図4に示す。図4に示されるデプス編集画面200は、このデプスマップを編集するためのGUIの一例である。図4に示されるように、デプス編集画面200は、デプスマップ表示部201、レイヤ編集部202、および最適化制御部203を有する。
デプスマップ表示部201には、編集対象のデプスマップ(編集されたデプスマップのプレビュー)が表示される。デプスマップ表示部201は、デプスマップが複数レイヤに形成される場合、各レイヤのデプスマップ(または一部のレイヤのデプスマップ)を重畳して表示する(透過表示する)こともできる。また、デプスマップ表示部201は、RGB画像とデプスマップとを重畳して表示する(透過表示する)こともできる。ここでRGB画像は、例えば輝度成分や色成分等よりなる、デプスマップでない、デプスマップに対応する画像である。例えば、撮像画像等である。なお、RGB画像は、RAW画像であってもよいし、YUV画像であってもよい。また、カラー画像であってもよいし、モノクローム画像であってもよい。なお、RAW画像やYUV画像である場合は、デプスマップ表示部201で表示するにあたってはRGB画像に変換された上で表示される。
レイヤ編集部202は、編集作業を行うレイヤ毎の操作を行う領域である。レイヤ編集部202は、レイヤ選択欄211およびタイムライン212を有する。レイヤ選択欄211は、編集作業を行うレイヤを選択(指定)するためのGUIである。タイムライン212は、動画像のシーケンスが左右方向に示されるGUIである。つまり、RGB画像、エッジデプスマップ、アシストデプスマップ、上書きデプスマップは、単数フレームの静止画像であってもよいし、複数フレームからなる動画像であってもよい。このタイムライン212において、例えばポインタ213の位置(左右方向の位置)を指定することにより、処理対象とするフレームが選択される。
最適化制御部203は、最適化処理のためのGUIである。最適化制御部203には、実行ボタン231、並びに、ファイル名入力欄232乃至ファイル名入力欄234が設けられている。ファイル名入力欄232には、最適化処理に用いる上書きデプスマップのファイル名が入力される。ファイル名入力欄233には、最適化処理に用いるアシストデプスマップのファイル名が入力される。ファイル名入力欄234には、最適化処理に用いるエッジデプスマップのファイル名が入力される。実行ボタン231を操作することにより、これらの入力欄に指定されたデプスマップが用いられて最適化処理が行われる。
<エッジデプスマップの生成>
エッジデプス生成部153は、例えば、図5のAに示されるような撮像画像10から、図5のBに示されるようなエッジデプスマップ301を生成する。エッジデプスマップ301においては、撮像画像のエッジ付近のデプス値のみが設定される。それ以外の部分、すなわち、図5のBのエッジデプスマップ301において黒色の部分の各画素には、無効値が設定されている。
このエッジデプスマップ301に対して、例えば図6のAに示されるように、デプス値を追加する編集が行われる。図6のAに示されるように、その際、シェイプ領域と称する部分領域が設定され、そのシェイプ領域毎にデプス値が設定される。つまり、デプス値の編集(追加)が局所的に(部分領域毎に)行われる。図6のAの場合、シェイプ領域311が設定されている。
例えば、ユーザは、図4のデプス編集画面200のデプスマップ表示部201において、図6のAのように、シェイプ領域311の形状とデプス値を指定する。形状設定部171は、その指示に基づいてシェイプ領域311の形状を設定する。形状は任意である。ユーザがデプス編集画面200において指定した通りの形状であってもよいし、直線、矩形、多角形等であってもよい。シェイプ領域311の形状が設定されると、デプス値設定部172は、その指示に基づいてデプス値を設定する。
このように設定されたシェイプ領域311は、図6のBに示されるように、基本デプスマップであるエッジデプスマップ301とは異なる(レイヤの)アシストデプスマップ321として形成される。
なお、シェイプ領域311のデプス値の設定方法は任意である。ユーザ等が数値を入力してもよいし、デプス編集画面200上で指定した位置(フレーム内位置)のデプス値を複製してもよい。
例えば、図7のAに示されるように、エッジデプスマップ330の領域331のデプス値が10、領域332のデプス値が20、その他の領域が無効値であるとする。これに対して、図7のBに示されるように、アシストデプスマップ340において、ユーザがカーソル341を操作して、シェイプ領域342の形状を設定する。次に、図7のCに示されるように、エッジデプスマップ330において、ユーザがカーソル341を操作して、領域332内の画素を指定すると、その画素のデプス値(すなわち20)が、図7のDに示されるように、アシストデプスマップ340のシェイプ領域342にセットされる(複製される)。つまり、デプス値設定部172は、GUI処理部151等を介して受け付けられたユーザ等の指示(すなわち、領域332内の画素の指定)に基づいて、シェイプ領域342内のデプス値を、指定された領域332内の画素のデプス値に設定する。このようなGUIの機能(スポイド機能とも称する)を用いて、シェイプ領域のデプス値を設定することにより、ユーザはより容易にアシストデプスマップのデプス値の設定を行うことができる。
なお、デプスマップは、単数レイヤであってもよい。その場合、基本デプスマップであるエッジデプスマップ330が編集される。つまり、図8に示されるように、ユーザがエッジデプスマップ330の無効値の領域に、シェイプ領域342の形状を設定し、領域332の画素を指定すると、そのデプス値がシェイプ領域342に複製される。この場合も、デプス値設定部172は、GUI処理部151等を介して受け付けられたユーザ等の指示(すなわち、領域332内の画素の指定)に基づいて、シェイプ領域342内のデプス値を、指定された領域332内の画素のデプス値に設定する。つまり、同一のデプスマップ内で複製が行われる。
エッジデプスマップ330のデプス値を編集する場合、上書きデプスマップを用いてもよい。例えば、撮影時のノイズや細やかな絵柄の被写体の影響でエッジデプスマップに本来意図しないエラーが発生した場合、上書きデプスマップのデプス値を用いてそのエラーを修正するようにしてもよい。
最適化処理により、エッジデプスマップ、アシストデプスマップ、上書きデプスマップが合成される。これらのマップは、互いに異なるレイヤとして形成してもよい。その場合、最適化処理により、図9のAに示されるように、各レイヤが重畳されて合成される。図9のAにおいて、上書きデプスレイヤ351は、上書きデプスマップのレイヤである。エッジデプスレイヤ352は、エッジデプスマップのレイヤである。アシストデプスレイヤ353は、アシストデプスマップのレイヤである。
上書きデプスレイヤ351は、最適化処理の際に最も優先される。このレイヤの各画素の初期値は無効値またはエッジデプスレイヤ352と同じ値をとる。エッジデプスレイヤ352は、最適化処理の際にアシストデプスレイヤよりも優先される。アシストデプスレイヤ353は、最も優先度の低いレイヤである。このレイヤに書き込まれた値は、上書きデプスレイヤ351およびエッジデプスレイヤ352の値が無効値の場合のみ、採用される。初期値は、無効値またはエッジデプスレイヤと同じ値をとる。
つまり、最適化処理により、各レイヤが合成され、各レイヤのデプス値が、図9のAに示される矢印のように、図中上から見たように重畳される。つまり、図9のBに示されるように重畳された出力デプスマップ354が生成される。つまり、アシストデプスレイヤ353のデプス値は、上書きデプスレイヤ351およびエッジデプスレイヤ352の両方において無効値である領域のみに作用する。なお、デプスマップは、単層構造としてもよい。
このような最適化処理により生成される合成デプスマップ(出力デプスマップ)の例を図10に示す。図10に示される出力デプスマップ360において、枠21で囲まれた領域の、オブジェクト12と人物11との間の部分が黒で表現されている。つまり、図1のBのデプスマップ20において誤った値であったデプス値が正しい値に修正されている。このように、デプスマップを編集することができる。
なお、動画像の場合、書き込まれたシェイプ領域のフレーム内位置を変える必要がない場合は、そのままでよく、変える必要がある場合は、例えばキーフレームとしてシェイプ領域を入力する。例えば、図11に示されるように、キーフレームを1フレーム目と30フレーム目とし、シェイプ領域を入力した場合、最適化処理時は、設定されたキーフレームから各レイヤのフレーム毎のシェイプ領域の移動量を算出し、最適化処理を行うようにしてもよい。このようにすることにより、比較的簡単に修正指示を与えることが可能になる。また、フレーム間のシェイプ領域の移動量は線形処理で算出してもよいし、画面全体の動き量に追従するような非線形処理で算出してもよい。
図11の例の場合、フレームXがキーフレームに設定され、シェイプ領域371が設定されている。また、フレームX+30がキーフレームに設定され、シェイプ領域372が設定されている。これらのキーフレームに基づいて、フレームX+15において、シェイプ領域371およびシェイプ領域372の中間の位置(フレーム内位置)にシェイプ領域373が補間される。
また最適化処理のアルゴリズムは、特許文献1に記載の様に、デプス値のみの参照でもよく、例えば、Jonathan T Barron and Ben Poole, "The fast bilateral solver", ECCV,2016(非特許文献2と称する)に記載のように入力されたRGB値とデプス値をガイドに最適化処理を行っても良い。
以上のような構成を有することにより、<1.デプスマップの編集>において説明したように、デプスマップの編集を行うことができる。
<処理の流れ>
次に、デプスマップの編集の際に実行される処理の流れの例を、図12のフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、ファイル取得部152は、ステップS101において、ファイルを読み込み、RGB画像を取得する。ステップS102において、エッジデプス生成部153は、各フレームのエッジデプスを生成する。
ステップS103において、アシストデプス生成部156は、フレームが選択されたか否かを判定する。フレームが選択されたと判定された場合、処理はステップS104に進む。また、ステップS104において、キーフレーム設定部161は、そのフレームをキーフレームにするか否かを判定する。キーフレームにすると判定された場合、処理はステップS105に進む。
ステップS105において、キーフレーム設定部161は、そのフレームをキーフレームに設定する。ステップS106において、シェイプ設定部162は、そのフレームにシェイプ領域を生成する。
ステップS106の処理が終了すると処理はステップS107に進む。また、ステップS104において、そのフレームをキーフレームにしないと判定された場合、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、上書きデプス生成部157は、上書きデプスマップを編集するか否かを判定する。上書きデプスマップを編集すると判定された場合、処理はステップS108に進む。ステップS108において、上書きデプス生成部157は、上書きデプスマップを編集する。
ステップS108の処理が終了すると、処理はステップS109に進む。また、ステップS107において、上書きデプスマップを編集しないと判定された場合、処理はステップS109に進む。さらに、ステップS103において、フレームが選択されてないと判定された場合、処理はステップS109に進む。
ステップS109において、アシストデプス生成部156は、デプスマップの編集を終了するか否かを判定する。デプスマップの編集を継続すると判定された場合、処理はステップS103に戻り、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS109において、デプスマップの編集を終了すると判定された場合、処理はステップS110に進む。
ステップS110において、線形補間部163は、キーフレームが複数存在するか否かを判定する。存在すると判定された場合、処理はステップS111に進む。ステップS111において、線形補間部163は、アシストデプスマップ(シェイプ領域)の補間(例えば線形補間)を行い、キーフレーム間の他のフレームにアシストデプスマップ(シェイプ領域)を生成する。
ステップS111の処理が終了すると、処理はステップS112に進む。また、ステップS112においてキーフレームが複数存在しないと判定された場合、処理はステップS112に進む。
ステップS112において、最適化処理部154は、最適化処理を行い、単層構造の出力デプスマップを生成する。ステップS113において、ファイル出力部155は、その生成された出力デプスマップを出力する。
次に、ステップS106において実行される、シェイプ領域の生成の際に実行される処理の流れの例を図13のフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、シェイプ設定部162の形状設定部171は、ステップS131において、シェイプ領域の範囲(外形)を設定する。ステップS132において、デプス値設定部172は、ステップS131において設定された範囲内の領域にデプス値を設定する。
ステップS133において、シェイプ設定部162は、処理を終了するか否かを判定する。処理を終了しない、すなわち、他のシェイプ領域の設定を行うと判定された場合、処理はステップS131に戻り、それ以降の処理を繰り返す。また、ステップS133において、処理を終了すると判定された場合、処理は図12に戻る。
以上のように各処理を実行することにより、<1.デプスマップの編集>において説明したように、デプスマップの編集を行うことができる。
<3.付記>
<ハードウエア>
上述した一連の処理は、ソフトウエア(アプリケーションプログラム)により実行させることもできるし、ハードウエアにより実行させることもできる。
<本技術の適用対象>
本技術は、任意の構成に適用することができる。例えば、本技術は、システムLSI(Large Scale Integration)等としてのプロセッサ、複数のプロセッサ等を用いるモジュール、複数のモジュール等を用いるユニット、または、ユニットにさらにその他の機能を付加したセット等、装置の一部の構成として実施することもできる。
また、例えば、本技術は、複数の装置により構成されるネットワークシステムにも適用することもできる。例えば、本技術を、ネットワークを介して複数の装置で分担、共同して処理するクラウドコンピューティングとして実施するようにしてもよい。例えば、コンピュータ、携帯型情報処理端末、IoT(Internet of Things)デバイス等の任意の端末に対してサービスを提供するクラウドサービスにおいて本技術を実施するようにしてもよい。
なお、本明細書において、システムとは、複数の構成要素(装置、モジュール(部品)等)の集合を意味し、全ての構成要素が同一筐体中にあるか否かは問わない。したがって、別個の筐体に収納され、ネットワークを介して接続されている複数の装置、および、1つの筐体の中に複数のモジュールが収納されている1つの装置は、いずれも、システムである。
<本技術を適用可能な分野・用途>
本技術を適用したシステム、装置、処理部等は、例えば、交通、医療、防犯、農業、畜産業、鉱業、美容、工場、家電、気象、自然監視等、任意の分野に利用することができる。また、その用途も任意である。
<その他>
本技術の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、1つの装置(または処理部)として説明した構成を分割し、複数の装置(または処理部)として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置(または処理部)として説明した構成をまとめて1つの装置(または処理部)として構成されるようにしてもよい。また、各装置(または各処理部)の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置(または処理部)の構成の一部を他の装置(または他の処理部)の構成に含めるようにしてもよい。
また、例えば、上述したプログラムは、任意の装置において実行されるようにしてもよい。その場合、その装置が、必要な機能(機能ブロック等)を有し、必要な情報を得ることができるようにすればよい。
また、例えば、1つのフローチャートの各ステップを、1つの装置が実行するようにしてもよいし、複数の装置が分担して実行するようにしてもよい。さらに、1つのステップに複数の処理が含まれる場合、その複数の処理を、1つの装置が実行するようにしてもよいし、複数の装置が分担して実行するようにしてもよい。換言するに、1つのステップに含まれる複数の処理を、複数のステップの処理として実行することもできる。逆に、複数のステップとして説明した処理を1つのステップとしてまとめて実行することもできる。
また、例えば、コンピュータが実行するプログラムは、プログラムを記述するステップの処理が、本明細書で説明する順序に沿って時系列に実行されるようにしても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで個別に実行されるようにしても良い。つまり、矛盾が生じない限り、各ステップの処理が上述した順序と異なる順序で実行されるようにしてもよい。さらに、このプログラムを記述するステップの処理が、他のプログラムの処理と並列に実行されるようにしても良いし、他のプログラムの処理と組み合わせて実行されるようにしても良い。
また、例えば、本技術に関する複数の技術は、矛盾が生じない限り、それぞれ独立に単体で実施することができる。もちろん、任意の複数の本技術を併用して実施することもできる。例えば、いずれかの実施の形態において説明した本技術の一部または全部を、他の実施の形態において説明した本技術の一部または全部と組み合わせて実施することもできる。また、上述した任意の本技術の一部または全部を、上述していない他の技術と併用して実施することもできる。
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1) 基本デプスマップに付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを生成するアシストデプスマップ生成部
を備える情報処理装置。
(2) 前記アシストデプスマップは、前記基本デプスマップの局所的な領域に付加するための前記デプスデータにより構成される
(1)に記載の情報処理装置。
(3) 前記アシストデプスマップ生成部は、UI(User Interface)を用いて入力される前記アシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいて前記アシストデプスマップを生成する
(2)に記載の情報処理装置。
(4) 前記受付部は、前記UIとして表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される前記ユーザ指示を受け付ける
(3)に記載の情報処理装置。
(5) 前記基本デプスマップと、前記基本デプスマップに対応する画像とを重畳して重畳画像として前記表示部に出力する重畳処理部をさらに備える
(4)に記載の情報処理装置。
(6) 前記受付部は、前記表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される、
デプスデータを付加する付加範囲の指定と、
指定された前記付加範囲内の領域のデプス値の指定と
を受け付ける
(4)または(5)に記載の情報処理装置。
(7) 前記受付部は、前記表示部に表示される前記基本デプスマップの前記付加範囲外におけるフレーム内位置の指定を、前記付加範囲内の領域のデプス値として前記フレーム内位置のデプス値を指定する前記ユーザ指示として受け付ける
(6)に記載の情報処理装置。
(8) 前記アシストデプスマップ生成部は、動画像のキーフレームについて、前記アシストデプスマップを生成する
(2)乃至(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9) 前記キーフレームの前記アシストデプスマップを用いて、前記キーフレーム間のフレームの前記アシストデプスマップを補間する補間処理部をさらに備える
(8)に記載の情報処理装置。
(10) 前記アシストデプスマップ生成部は、前記アシストデプスマップを、前記基本デプスマップのレイヤと異なるレイヤとして生成する
(1)乃至(9)のいずれかに記載の情報処理装置。
(11) 互いに異なるレイヤの前記基本デプスマップおよび前記アシストデプスマップを合成することで、合成デプスマップを生成する合成デプスマップ生成部をさらに備える
(10)に記載の情報処理装置。
(12) 前記合成デプスマップ生成部は、前記基本デプスマップおよび前記アシストデプスマップが互いに同一のフレーム内位置のデプス値を有する場合、前記基本デプスマップのデプス値を使用して前記合成デプスマップを生成する
(11)に記載の情報処理装置。
(13) 前記基本デプスマップは、デプス値の信頼度が閾値以上のフレーム内位置のデプス値により構成される
(12)に記載の情報処理装置。
(14) 前記信頼度の閾値は、画像内の被写体のエッジ部分であると判定する閾値であり、
前記基本デプスマップは、前記エッジ部分のデプス値により構成されるエッジデプスマップである
(13)に記載の情報処理装置。
(15) 前記基本デプスマップとして前記エッジデプスマップを生成する基本デプスマップ生成部をさらに備える
(14)に記載の情報処理装置。
(16) 前記基本デプスマップのデプス値を更新するためのデプスデータにより構成される上書きデプスマップを生成する上書きデプスマップ生成部をさらに備える
(1)乃至(15)のいずれかに記載の情報処理装置。
(17) 前記上書きデプスマップ生成部は、前記上書きデプスマップを、前記基本デプスマップのレイヤと異なるレイヤに生成する
(16)に記載の情報処理装置。
(18) 前記基本デプスマップおよび前記上書きデプスマップが互いに同一のフレーム内位置のデプス値を有する場合、前記上書きデプスマップのデプス値を用いて、互いに異なるレイヤの前記基本デプスマップおよび前記上書きデプスマップを合成する合成デプスマップ生成部をさらに備える
(17)に記載の情報処理装置。
(19) 基本デプスマップに付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを生成する
情報処理方法。
(20) コンピュータを、
基本デプスマップに付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを生成するアシストデプス生成部
として機能させるプログラム。
100 コンピュータ, 151 GUI処理部, 152 ファイル取得部, 153 エッジデプス生成部, 154 最適化処理部, 155 ファイル出力部, 156 アシストデプス生成部, 157 上書きデプス生成部, 158 表示画像生成部, 161 キーフレーム設定部, 162 シェイプ設定部, 163 線形補間部, 171 形状設定部, 172 デプス値設定部, 200 デプス編集画面, 201 デプスマップ表示部, 202 レイヤ編集部, 203 最適化制御部, 211 レイヤ選択欄, 212 タイムライン, 231 実行ボタン, 232乃至234 ファイル名入力欄, 301 エッジデプス, 311 シェイプ領域, 321 アシストデプス, 351 上書きデプスレイヤ, 352 エッジデプスレイヤ, 353 アシストデプスレイヤ, 354 出力レイヤ, 360 出力デプスマップ

Claims (16)

  1. 基本デプスマップの局所的な領域に付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを、UI(User Interface)として表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される前記アシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいて生成するアシストデプスマップ生成部と、
    前記基本デプスマップと、前記基本デプスマップに対応する画像とを重畳して重畳画像として前記表示部に出力する重畳処理部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記受付部は、前記表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される、
    デプスデータを付加する付加範囲の指定と、
    指定された前記付加範囲内の領域のデプス値の指定と
    を受け付ける
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記受付部は、前記表示部に表示される前記基本デプスマップの前記付加範囲外におけるフレーム内位置の指定を、前記付加範囲内の領域のデプス値として前記フレーム内位置のデプス値を指定する前記ユーザ指示として受け付ける
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記アシストデプスマップ生成部は、動画像のキーフレームについて、前記アシストデプスマップを生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記キーフレームの前記アシストデプスマップを用いて、前記キーフレーム間のフレームの前記アシストデプスマップを補間する補間処理部をさらに備える
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記アシストデプスマップ生成部は、前記アシストデプスマップを、前記基本デプスマップのレイヤと異なるレイヤとして生成する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 互いに異なるレイヤの前記基本デプスマップおよび前記アシストデプスマップを合成することで、合成デプスマップを生成する合成デプスマップ生成部をさらに備える
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記合成デプスマップ生成部は、前記基本デプスマップおよび前記アシストデプスマップが互いに同一のフレーム内位置のデプス値を有する場合、前記基本デプスマップのデプス値を使用して前記合成デプスマップを生成する
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記基本デプスマップは、デプス値の信頼度が閾値以上のフレーム内位置のデプス値により構成される
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記信頼度の閾値は、画像内の被写体のエッジ部分であると判定する閾値であり、
    前記基本デプスマップは、前記エッジ部分のデプス値により構成されるエッジデプスマップである
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記基本デプスマップとして前記エッジデプスマップを生成する基本デプスマップ生成部をさらに備える
    請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記基本デプスマップのデプス値を更新するためのデプスデータにより構成される上書きデプスマップを生成する上書きデプスマップ生成部をさらに備える
    請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記上書きデプスマップ生成部は、前記上書きデプスマップを、前記基本デプスマップのレイヤと異なるレイヤに生成する
    請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記基本デプスマップおよび前記上書きデプスマップが互いに同一のフレーム内位置のデプス値を有する場合、前記上書きデプスマップのデプス値を用いて、互いに異なるレイヤの前記基本デプスマップおよび前記上書きデプスマップを合成する合成デプスマップ生成部をさらに備える
    請求項13に記載の情報処理装置。
  15. 基本デプスマップの局所的な領域に付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを、UI(User Interface)として表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される前記アシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいて生成することと、
    前記基本デプスマップと、前記基本デプスマップに対応する画像とを重畳して重畳画像として前記表示部に出力することと
    を含む情報処理方法。
  16. コンピュータを、
    基本デプスマップの局所的な領域に付加するためのデプスデータにより構成されるアシストデプスマップを、UI(User Interface)として表示部に表示される前記基本デプスマップに対して入力される前記アシストデプスマップの生成に関するユーザ指示を受け付ける受付部からのユーザ指示情報に基づいて生成するアシストデプスマップ生成部と、
    前記基本デプスマップと、前記基本デプスマップに対応する画像とを重畳して重畳画像として前記表示部に出力する重畳処理部
    として機能させるプログラム。
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