以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
〔第1実施形態〕
図1には、第1実施形態に係る電子ミラーシステム10が概略構成図にて示され、図2には、第1実施形態に係る車両12の概略構成が平面図にて示されている。なお、図面では、車両前側が矢印FRにて示され、車幅方向右側が矢印HRにて示され、上方が矢印UPにて示されている。
図2に示すように、車両12には、車室14の車両前側にフロントウィンドシールドガラス(フロントガラス)16Fが設置され、車室14の車両後側にウィンドガラスとしてのリアウィンドシールドガラス(リアガラス)16Rが設置されている。また、車室14内には、乗員が着座する座席として運転席14D、運転席14Dの車幅方向左側の助手席14P、及び運転席14Dと助手席14Pの車両後側に一列の後席14Rが配置されている。このような車両12としては、ステーションワゴン、ミニバン、SUV(Sport Utility Vehicle)などの1(ワン)ボックスカーや2ボックスカーを適用できる。また、車両12には、これに限らず3ボックスカー(所謂セダンタイプ)などの各種タイプの自動車を適用できる。
車両12は、ワイパ装置としてのワイパ装置18、及びリアワイパ装置20を備えている。ワイパ装置18は、フロントガラス16Fに対して設置され、図示しないワイパスイッチがオン操作されることでワイパ18A(ワイパブレード)が動作されてフロントガラス16Fの外側面(車両前側面)を払拭する。これにより、フロントガラス16Fに付着した雨滴などが除去される。
また、リアワイパ装置20は、リアガラス16Rに対して設置され、図示しないリアワイパスイッチがオン操作されることでワイパ20A(ワイパブレード)が動作されてリアガラス16Rの外側面(車両前側面)を払拭して雨滴などを除去する。
車両12は、ヘッドライト22の点灯/消灯を行うオートライト装置24を備えてもよい。オートライト装置24は、図示しない照度センサ等によって車両12の周囲の明るさ(暗さ)を検出し、車両12の周囲が所定の明るさ(ヘッドライト22を点灯させると設定されている暗さ)となると、ヘッドライト22等(図示しない車幅灯やテール等)を点灯させる。
図1及び図2に示すように、電子ミラーシステム10は、撮像装置26、表示手段としてのインナーミラー28、及び撮像装置26により撮像された画像をインナーミラー28に表示するための表示コントローラ(表示ECU)30を備えている。第1実施形態においてインナーミラー28及び表示コントローラ30は、画像表示装置として機能し、表示コントローラ30は、画像処理装置として機能する。
撮像装置26は、撮像手段としてのカメラ(カメラ装置)32を備えており、カメラ32には、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサなどの撮像素子(イメージセンサ)が用いられている。カメラ32は、車室14内において車両後側(リアガラス16Rの車室14側)かつ車幅方向中央部の上部(天井面側)に設置されており、カメラ32は、リアガラス16Rを通して車外の一側としての車両後方を撮像する。
図2に示すように、インナーミラー28は、車室14内において車両前側(フロントガラス16Fの車室14内側)かつ車幅方向中央部の上部等に設置されており、インナーミラー28は、表示面が車両後方に向けられている。これにより、インナーミラー28は、運転席14Dに着座した運転者の車両前方の視界を妨げることなく、運転者が表示画像を視認できる。図3には、インナーミラー28の概略が車両後方視の正面図にて示されている。
図3に示すように、インナーミラー28には、表示手段を構成するためのディスプレイ(モニタ)34が配置されており、ディスプレイ34には、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)及びLED等が用いられている(何れも図示省略)。インナーミラー28には、ディスプレイ34に画像データに応じた電気信号が入力されることで画像データに応じた画像(映像)が表示される。なお、インナーミラー28には、ディスプレイ34の表面側(車両後側)に半透明とされて鏡として機能可能なハーフミラーが配置されており、インナーミラー28は、ディスプレイ34が非動作状態(画像の非表示状態やバックライトの消灯状態)とされることハーフミラーが光学ミラーとして機能する。
図1に示すように、表示コントローラ30には、画像処理部36、及び環境検出部38が形成され、画像処理部36に調整手段としての輝度調整部40が形成されている。表示コントローラ30には、撮像装置26及びインナーミラー28(ディスプレイ34)が接続されており、表示コントローラ30は、撮像装置26(カメラ32)により撮像された撮影画像(画像データ)に対し、画像処理部36において所定の画像処理を施してインナーミラー28(ディスプレイ34)に出力する。
このような表示コントローラ30は、CPU、ROM、RAM、不揮発性のメモリとしてのストレージ、及び入出力インターフェイス等がバスによって相互にデータ通信可能に接続されたマイクロコンピュータを備えると共に、入出力インターフェイスに所要の機能回路が接続されている(何れも図示省略)。表示コントローラ30では、CPUがROM及びストレージに格納された画像処理及び環境検出のためのプログラムを読み出してRAMに展開しながら実行することで、画像処理部36、環境検出部38、及び輝度調整部40の各機能が実現される。
画像処理部36は、カメラ32によって撮像された撮影画像の画像データ(映像データ)に対し、撮影画像に応じた画像をインナーミラー28(ディスプレイ34)に表示するための所要の画像処理を実行する。画像処理部36における所要の画像処理には、撮影画像を運転者の視点に合わせるための視点変換、及び撮影画像の左右を反転する処理などが含まれる。
輝度調整部40は、ディスプレイ34に表示される画像の明るさ(輝度)が所定範囲となるように撮影画像に対して輝度調整を行う。輝度調整部40では、輝度調整処理において通常処理と、通常処理よりも輝度(明るさ)が抑制(減光)された減光処理とが切り替え可能となっている。電子ミラーシステム10では、輝度調整部40において通常処理が行われることで、カメラ32による撮影画像がインナーミラー28(ディスプレイ34)に表示された際、車両後方が明るすぎる場合の明るさが抑えられ、車両後方が暗すぎる場合の暗さが抑えられる(明るくされる)。
また、輝度調整部40では、環境検出部38の検出結果(判定結果)に応じて通常処理と減光処理とが切り替えられる。
環境検出部38には、環境検出手段が接続されており、環境検出手段は、リアガラス16Rに水滴が付着しているか否か、及びリアガラス16Rに付着した水滴がカメラ32の撮影画像の明るさに影響するか否かを推定するための環境状態を検出する。環境検出手段には、車両12の周囲の明るさ(明暗あるいは昼夜)を推定するための明暗検出手段、及び車両12の周囲の気象状態としての降雨を推定するための気象検出手段(降雨検出手段)が適用される。
環境検出部38は、明暗検出手段の検出結果から車両12の周囲が予め設定された明るさ以下となったか否かを判定(推定)する。明暗検出手段としては、車外の明るさを検出するための照度センサ(日照センサでもよい)を用いることができるが、第1実施形態では、オートライト装置24が適用されており、オートライト装置24が環境検出部38に接続されている。
また、撮像装置26のカメラ32により撮影される車両後方の撮影画像は、明るさが周囲の明るさに応じて変化し、周囲が暗くなることで撮影画像も暗くなる。ここから、第1実施形態では、明暗検出手段として、オートライト装置24に加え、撮像装置26(の撮影画像)を用いており、撮像装置26が環境検出部38に接続されている。
なお、車両12の周囲の明るさ(明暗)は、走行場所における日の出日の入りを示す暦情報等から得ることができることから、明暗検出手段には、車両12の位置情報及び位置情報に応じた暦情報の取得が可能なGPS装置を適用できる。
気象検出手段は、周囲の天候が雨(雪や霧を含んでもよい)か否かを検出する。気象検出手段としては雨滴センサを適用することができるが、第1実施形態では、気象検出手段として運転者が雨天時に動作させるワイパ装置18を適用できる。第1実施形態では、ワイパ装置18及びリアワイパ装置20が環境検出部38に接続されている。なお、リアワイパ装置20が設けられていない場合、ワイパ装置18のみであってもよい。
環境検出部38は、輝度調整部40に接続されており、輝度調整部40は、環境検出部38において車両12の周囲が所定以下の明るさでかつ降雨が検出されたと判定されると通常処理から減光処理に切り替えられる。なお、第1実施形態では、環境検出部38が環境検出手段の検出結果に基づいて通常処理又は減光処理を設定し、この設定に基づいて輝度調整部40が通常処理又は減光処理を実施する。
次に第1実施形態の作用を説明する。
電子ミラーシステム10は、車両12の図示しないイグニッションスイッチがオンされると起動されて動作を開始し、イグニッションスイッチがオフされることで動作を停止する。電子ミラーシステム10は、動作されることで撮像装置26がカメラ32によりリアガラス16Rを通して車両後方を撮像し、撮影画像に応じた画像を運転席14Dの車両前側に配置されたインナーミラー28に表示させる。これにより、電子ミラーシステム10では、運転者の車両後方の視認を可能にする。
一方、リアガラス16Rに雨滴や雨滴を払拭することで生じる水膜等が付着していると、リアガラス16Rに付着している水膜等がインナーミラー28に映る(表示される)。また、リアガラス16Rに付着している水膜等は、照射される光を乱反射させ易い。このため、例えば、夜間などの周囲が暗くかつ降雨状態であると、リアガラス16Rが後方車両のヘッドライト等の光を受けることでインナーミラー28の表示画像が明るくなり過ぎる。これにより、インナーミラー28を視認する運転者に眩しさを感じさせ、運転者の車両後方の視認性を低下させてしまう(眩惑を生じさせる)。
ここから、電子ミラーシステム10では、眩惑防止(眩惑抑制)のための輝度調整処理が実行される。図4には、眩惑防止のための輝度調整(輝度調整のための設定)処理の概略が流れ図にて示されている。
図4のフローチャートは、電子ミラーシステム10が起動されると、表示コントローラ30において所定の時間間隔で実行され、電子ミラーシステム10が停止されると終了する。なお、電子ミラーシステム10の起動時において、表示コントローラ30は、輝度調整部40が通常処理(通常の輝度処理)を行うように設定されている。
図4に示すように、表示コントローラ30は、最初のステップ200においてカメラ32の撮影画像を用いた明暗検出を行い、ステップ202において、撮影画像の明るさは所定のしきい値以下か否かを確認する。また、ステップ204において、表示コントローラ30は、オートライト装置24の動作を用いた明暗検出を行い、ステップ206において、オートライト装置24が作動しているか否かを確認する。
表示コントローラ30には、カメラ32の撮影画像から検出される明るさ(輝度値)を判定するためのしきい値が設定されており、表示コントローラ30では、カメラ32の撮影画像から車両12の周囲の明るさを検出する。車両12の周囲の明暗を判定するための撮影画像の明るさ(輝度値)は、撮影画像の周縁部の明るさ(明るさの平均値)などを適用できる。また、撮影画像に対するしきい値としては、周囲を走行する車両がヘッドライトを点灯させる可能性のある明るさ(輝度値)を適用できる。
表示コントローラ30は、カメラ32の撮影画像から検出される明るさ(輝度値)がしきい値を超えていることでステップ202において否定判定し、さらに、オートライト装置24が動作していないことでステップ206において否定判定すると、ステップ208に移行する。すなわち、表示コントローラ30は、カメラ32の撮影画像及びオートライト装置24の双方において車両12の周囲がしきい値を超える明るさとなっていると判定されると、ステップ208に移行する。
表示コントローラ30は、ステップ208において撮影画像に対する輝度調整のための処理として通常処理が行われるように設定する。これにより、インナーミラー28には、カメラ32により撮像された車両後方の撮影画像が明るさについて通常処理されて表示される。
表示コントローラ30は、カメラ32の撮影画像及びオートライト装置24の少なくとも一方において、車両12の周囲が所定以下の明るさとなっていることを検出すると、ステップ202又はステップ206において肯定判定してステップ210に移行する。
ステップ210において、表示コントローラ30は、ワイパ装置18を用いて降雨検出を行う。表示コントローラ30は、ステップ210においてワイパ装置18の動作を取得し、ステップ212では、ワイパ装置18が動作しているか否かを確認する。この際、ワイパ装置18がオフされている(動作されていない)と、表示コントローラ30は、ステップ212において否定判定してステップ208に移行する。これにより、表示コントローラ30では、車両12の周囲が暗いと判定されても、降雨が検出されなければ通常処理により輝度調整が行われる。
これに対して、周囲が暗くなっていると判定されている状態でフロントガラス16Fに付着した雨滴を除去するために運転者が図示しないワイパスイッチを操作してワイパ装置18を作動させると、表示コントローラ30は、ステップ212において肯定判定してステップ214に移行する。
表示コントローラ30は、ステップ214において、撮影画像に対する輝度調整のための処理として減光処理が行われるように設定する。すなわち、表示コントローラ30は、周囲の明るさがしきい値以下であるか又は、オートライト装置24が作動されることで周囲が暗くなっていると推定され、かつ降雨状態と判定(推定)できる場合に、輝度調整として減光処理を行うように設定する。これにより、インナーミラー28には、カメラ32により撮像された車両後方の撮影画像に応じた画像が減光処理されてインナーミラー28に表示される。
表示コントローラ30は、輝度調整について減光処理を行うように設定すると、ステップ216においてカメラ32の撮影画像を用いた明暗検出を行い、ステップ218において撮影画像の明るさがしきい値を超えたか否かを確認する。また、表示コントローラ30は、ステップ220においてオートライト装置24を用いた明暗検出を行い、ステップ222において周囲が明るいか否か(オートライト装置24の動作が停止されたか否か)を確認する。さらに、表示コントローラ30は、ステップ224においてワイパ装置18を用いた降雨検出を行い、ステップ226において雨が止んだか否か(ワイパ装置18が停止されたか否かを確認する。
これにより、表示コントローラ30では、撮影画像の明るさ(輝度値)がしきい値を以下(ステップ218において否定判定)の場合、オートライト装置24の作動中(ステップ222において否定判定)の場合、又はワイパ装置18が作動している(ステップ226において否定判定)場合、減光処理を継続させる。
したがって、後方車両がヘッドライトを点灯していても、インナーミラー28の表示画像が乗員に眩しさを感じさせることがない。また、周囲が暗くかつワイパ装置18が動作されている間は、インナーミラー28の表示画像の明るさが抑制された状態が維持されるので、乗員に表示画像の明滅感を感じさせることがない。
また、表示コントローラ30は、撮影画像の明るさ(輝度値)がしきい値を超えると共に、オートライト装置24の作動が停止され、かつワイパ装置18が停止されていると、ステップ218、222、226の各々で肯定判定してステップ208に移行する。これにより、輝度調整部40における輝度調整が、減光処理から通常処理に戻される。
図5(A)から図5(C)には、夜間においてカメラ32の撮影画像に応じた画像が表示されたインナーミラー28の概略が正面図にて示され、図6には、輝度調整に用いる変換特性の概略が線図にて示され、なお、図5(A)は、降雨時に減光処理された画像が表示されたインナーミラー28が示され、図5(B)には、非降雨時の画像(輝度が通常処理された画像)が表示されたインナーミラー28が示され、図5(C)には、降雨時に減光処理されていない画像が表示されたインナーミラー28が示されている。また、図6では、横軸が入力される画像の明るさ(輝度値)とされ、縦軸が出力(出力の輝度レベル)とされており、破線で通常処理に適用する変換特性が示され、実線で抑制処理に適用する変換特性が示されている。
図6に示すように、減光処理に適用する変換特性は、通常処理に適用する変換特性に比して、輝度値が低くなるようにシフトされている。これにより、インナーミラー28に表示される画像は、減光処理が適用された場合(図5(A)参照)に、通常処理が適用された場合(図5(B)参照)に比して全体的に明るさが抑えられる。
一方、雨が降っているとリアガラス16Rには、雨滴が付着し、リアワイパ装置20が作動されることで水膜等が形成される。図5(C)に示されるように、夜間等において水滴や水膜が付着したリアガラス16Rに後方車両のヘッドライトが照射されると、水滴等がヘッドライトの光を乱反射させる。特に、リアワイパ装置20が作動されてリアガラス16Rに水膜が形成されると、水膜部分が明るくなって運転者に眩しさを感じさせてしまうのみならず、表示画像の視認性(運転者の車両後方の視認性)も低下してしまう。
ここで、電子ミラーシステム10では、車両12の周囲が暗く、かつ雨が降っていると判定できる状態となると減光処理を行うように設定し、表示画像の輝度値が低くなるように輝度調整を行う。このため、図5(A)に示すように、インナーミラー28に表示される画像において明るさが抑えられる。これにより、運転者に眩しさを感じさせることなく、かつ車両後方の視認性を低下させてしまうこともない。
このように、電子ミラーシステム10では、明暗検出にカメラ32の撮影画像及びオートライト装置24を用い、降雨検出にワイパ装置18を用いている。これにより、インナーミラー28の表示画像が眩しくなる可能性があるか否かを確実に推定できる。しかも、インナーミラー28の表示画像が眩しいと感じる可能性があるか否かの判定(推定)に、車両12が備える機能を用いているので、インナーミラー28の表示画像が眩しいと感じるのを抑制するための機能部品の追加が不要になる。
なお、電子ミラーシステム10では、カメラ32の撮影画像を用いて明暗検出を行う際、撮影画像の明るさ(輝度値)を適用したが、これに限らず、撮影画像のコントラストを適用してもよい。
また、表示コントローラ30は、撮影画像の明るさ(輝度値)がしきい値を超えると共に、オートライト装置24の作動が停止され、かつワイパ装置18が停止されることで(ステップ218、222、226の各々で肯定判定)、減光処理から通常処理に切り替えた。しかしながら、減光処理から通常処理への切り替えは、後方車両のヘッドライト等の明かりによって眩しさを感じさせない状態となった場合であればよい。例えば、周囲の明るさに関わらず、ワイパ装置18の作動が停止されるなどして、雨が止んだと判定できる状態から所定時間(リアガラス16Rの水滴等の影響がなくなったと判断できる時間。例えば、数分から十数分程度の予め設定された時間)が経過してから通常処理に切り替えてもよい。また、周囲がヘッドライトを消灯できる明るさとなった場合に、降雨中か否かに関わらず(ワイパ装置18の動作/停止に関わらず)、通常処理に切り替えるようにしてもよい。
また、輝度調整部40では。輝度調整において図6に示す変換特性を用いた。しかしながら、輝度調整には、色調(トーン)特性を適用してもよく、色調特性に替えてガンマ特性(ガンマ係数)を適用してもよい。また、輝度調整には、明度調整を適用してもよい。図7には、輝度調整に適用する色調特性(トーンカーブ)の一例の概略が線図にて示されている。なお、図7では、横軸が入力画像の明るさ(輝度値)とされ、縦軸が出力される明るさ(出力の輝度レベル)とされている。
図7に示すように、輝度調整に色調特性を適用する場合、減光処理に適用する色調特性(図7に実線で示す)は、入力される画像の明るさが比較的暗い領域において、通常処理に適用する色調特性(図7に破線で示す)に比して更に暗くなるように設定される。また、輝度調整にガンマ(ガンマ補正)を適用する場合、ガンマ係数γを通常処理に比して減光処理を小さくする。さらに、明度調整を適用する場合、撮影画像に対して通常処理における明度よりも減光処理における明度を下げるように調整される。
このため、減光処理が行われることでインナーミラー28に表示される車両後方の画像において黒が強調されて、全体の明るさが抑えられる(実質的に減光される)。これにより、リアガラス16Rに付着した水滴や水膜等に後方車両のヘッドライトの光が照射されても、水滴や水膜部分が明るくなりすぎるのを抑制でき、インナーミラー28の表示画像を運転者が視認しても眩しさを感じさせることがない。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同様の機能部品については、第1実施形態と同様の符号を付与して詳細な説明を省略する。
図8(A)には、第2実施形態に係る電子ミラーシステム50が概略構成図にて示されている。また、第2実施形態では、ディスプレイ34に表示される画像に対してガンマ補正を異ならせることで輝度調整を行っており、図8(B)には、ディスプレイ34に対するガンマ補正に適用するガンマ特性の一例が線図にて示されている。なお、図8(B)では、横軸が入力される画像の輝度レベルとされ、縦軸が出力される画像の輝度レベルとされている。また、図8(B)では、破線で通常処理に適用するガンマ特性が示され、実線で減光処理に適用するガンマ特性が示されている。
図8(A)に示すように、電子ミラーシステム50は、表示コントローラ52に調整手段としての輝度調整部54が形成されている。第2実施形態の電子ミラーシステム50、表示コントローラ52及び画像処理部56の各々は、輝度調整部54が輝度調整部40に替えて形成されている点で第1実施形態の電子ミラーシステム10、表示コントローラ30及び画像処理部36と相違する。
画像処理部56は、カメラ32によって撮像された撮影画像の画像データに対し、撮影画像をインナーミラー28(ディスプレイ34)に表示するための所要の画像処理を実行する。画像処理部56において実行される処理には、撮影画像を運転者の視点に合わせるための視点変換、及び撮影画像の左右を反転するなどの処理が含まれる。
輝度調整部54は、ディスプレイ34に対して予め設定されているガンマ特性を用い、画像処理部56からディスプレイ34に出力される画像(画像データ)に対する明るさの調整(輝度調整)としてのガンマ補正を行うことで、ディスプレイ34に表示される画像の明るさを調整する。
図8(B)に示すように、輝度調整部54では、通常処理と減光処理との間でガンマ特性(ガンマ係数)が異なっている。減光処理においては、通常処理に比して入力される明るさに対して出力される明るさが低くなるようにガンマ係数が設定されており、減光処理に適用するガンマ係数は、通常処理に適用するガンマ係数に比して小さくされている。これにより、輝度調整部54では、通常処理と減光処理との間で異なるガンマ係数が適用される。
図8(A)に示すように、輝度調整部54には、環境検出部38の検出結果(判定結果に応じた輝度処理の設定)が入力される。輝度調整部54では、環境検出部38から入力される検出結果(輝度処理の設定)に基づいて、通常処理と減光処理とを切り替える。
このように構成されている電子ミラーシステム50の表示コントローラ52では、環境検出部38の検出結果から通常処理に設定されることで、輝度調整部54が通常処理に設定されたガンマ特性に基づいて、画像処理部56からディスプレイ34に出力される画像の輝度を調整する。また、表示コントローラ52は、カメラ32の撮影画像及びオートライト装置24の動作状態から車両12の周囲が所定以下の明るさとなり、かつワイパ装置18の動作状態から雨が降っている(降雨)ことが検出されると、減光処理に設定する(第1実施形態の図4参照)。
輝度調整部54は、減光処理が設定されると、画像処理部56からディスプレイ34に出力される画像(画像データ)に対し、減光処理に設定されたガンマ特性に基づいて輝度調整を行う。このため、インナーミラー28に表示される車両後方の画像において輝度が抑制されて明るさが抑えられる。これにより、夜間等においてリアガラス16Rに水滴や水膜等が付着した状態で後方車両のヘッドライトが点灯されても、水滴や水膜部分が明るくなりすぎるのが抑制できる。
したがって、電子ミラーシステム50では、電子ミラーシステム10と同様に、夜間等の降雨時にインナーミラー28に表示される後方画像が運転者に眩しさを感じさせることなく、かつ車両後方の視認性を低下させてしまうこともない。
一方、電子ミラーシステム50では、輝度調整部54において異なる特定のガンマ補正を行うことでインナーミラー28の表示画像の明るさを調整した。インナーミラー28の表示画像の明るさの調整は、これに限らず、ディスプレイ34に設けられている図示しないバックライトの明るさ(輝度)を調整してもよい。この場合、減光処理においては、通常処理に比してバックライトの明るさを抑える(光量を落とす)ようにすればよい。これにより、リアガラス16Rに付着した水滴や水膜等に後方車両のヘッドライトの光が照射されても、水滴や水膜部分が明るくなりすぎるのが抑制できる。
〔第3実施形態〕
次に本発明の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において第1又は第2実施形態の何れかの機能部品と同様の機能部品については、第1又は第2実施形態において対応する機能部品と同様の符号を付与して詳細な説明を省略する。
図9には、第3実施形態に係る電子ミラーシステム60が概略構成図にて示されている。
図9に示すように、電子ミラーシステム60は、撮像装置26、インナーミラー28、及び表示コントローラ62を備えている。表示コントローラ62には、輝度調整部64が形成された画像処理部66、切替手段としての調整切替部68、及び環境検出部70が形成されている。第3実施形態に係る電子ミラーシステム60では、表示コントローラ62の環境検出部70が第1実施形態の環境検出部38と同様の機能を有する。また、表示コントローラ62の画像処理部66に形成された輝度調整部64は、通常処理と減光処理を行うが、減光処理において第1減光処理と第2減光処理とが設定されている点で、第1実施形態の輝度調整部40と相違する。また、表示コントローラ62には、調整切替部68が形成されており、表示コントローラ62では、輝度調整部40に替えて輝度調整部64が形成されると共に、調整切替部68が形成されている点で第1実施形態の表示コントローラ30と相違する。
輝度調整部64は、第1実施形態の輝度調整部40と同様の手法で輝度調整を行う。また、輝度調整部64では、輝度調整処理において通常処理と、通常処理よりも輝度(明るさ)を抑制(減光)するための第1減光処理と、第1減光処理よりも輝度(明るさ)をさらに抑制(減光)するための第2減光処理とが設定されている。輝度調整部64は、環境検出部70の検出結果に応じて、通常処理、第1減光処理、又は第2減光処理に切り替えられる。
調整切替部68には、リアガラス16Rにおいて雨滴を払拭するためのリアワイパ装置20が接続されている。第3実施形態に適用されるリアワイパ装置20は、ワイパ20Aを連続的に動作させる連続モード、及びワイパ20Aを所定の時間間隔で間欠的に動作させる間欠モードの選択が可能となっている。連続モード及び間欠モードは、図示しないリアワイパスイッチの操作によって選択される。
環境検出部70は、車両12の周囲が所定以下の明るさであることが検出され、かつ降雨状態と推定されると、通常処理から減光処理を行うように設定する。調整切替部68は、環境検出部70において減光処理を行うように設定されると、リアワイパ装置20の動作に応じて減光処理を行うように設定する。
リアワイパ装置20における連続モードと間欠モードとでは、ワイパ20Aの払拭速度(移動速度)の平均(単位時間当たりの移動時間)が異なり、平均払拭速度は、間欠モードよりも連続モードの方が速くなる。また、リアガラス16Rに付着した水滴等は、ワイパ20Aにより払拭されることでリアガラス16R上に広げられて水膜等を形成するが、形成された水膜は徐々に狭まる。この際、雨量が多いと連続モードが選択されることが多く、ワイパ20Aにより頻繁に払拭されても水膜が残り易く、残った水膜がインナーミラー28の表示画像において眩しさを生じさせる。
ここから、調整切替部68では、リアワイパ装置20が連続モードで動作されると、輝度調整部64が第2減光処理を行うように設定し、リアワイパ装置20が間欠モードで動作されると、輝度調整部64が第1減光処理を行うように設定する。
次に、第3実施形態の作用として表示コントローラ62により実行される減光処理を説明する。
電子ミラーシステム60では、第1実施形態の表示コントローラ30と同様に図4のフローチャートが実行される。これにより、表示コントローラ62は、車両12の周囲が所定以下の明るさでかつ降雨が検出されたと判定されると通常処理から減光処理に切り替え、周囲の明るさが所定の明るさを超えると共に降雨が検出されなくなると、減光処理から通常処理に切り替える。
ここで、表示コントローラ62では、減光処理に設定されると、リアワイパ装置20の作動に応じて減光処理を実行すると共に、減光処理の強さを切り替える。図10には、電子ミラーシステム60において表示コントローラ62が図4のステップ214に移行することで実行される減光処理の設定処理の概略が流れ図にて示されている。
図10のフローチャートは、表示コントローラ62が環境検出部70において減光処理を行うように設定(図4のステップ214に移行)すると所定の時間間隔で実行され、最初のステップ230においてリアワイパ装置20の動作を検出し、ステップ232においてリアワイパ装置20が動作されているか否かを確認する。この際、リアワイパ装置20が動作されていなければ、ステップ232において否定判定し、図4のステップ216に移行する。これにより、輝度調整部64は、撮影画像に対して通常処理を行う。なお、第3実施形態において図4のフローチャートを適用する場合、ステップ218、222、226の何れかで否定判定されるとステップ214に戻るようにしている。
これに対して、リアワイパ装置20が作動されると、表示コントローラ62は、ステップ232において肯定判定してステップ234に移行し、リアワイパ装置20が間欠モードで動作しているか否かを確認する。この際、リアワイパ装置20が間欠モードで動作されていると、表示コントローラ62は、ステップ234において肯定判定してステップ236に移行し、減光処理として第1減光処理を設定する。これにより、輝度調整部64では、撮影画像に対して第1減光処理を行い、通常処理に比して明るさが抑えられた画像がインナーミラー28に表示される。
また、リアワイパ装置20が連続モードで動作されていると、表示コントローラ62は、ステップ234において否定判定してステップ238に移行し、減光処理として第2減光処理を設定する。これにより、輝度調整部64では、撮影画像に対し、第1減光処理よりも明るさが抑えられる第2減光処理を行い、通常処理に比してさらに明るさが抑えられた画像がインナーミラー28に表示される。
さらに、表示コントローラ62では、ステップ240においてリアワイパ装置20が停止されたか否かを確認し、リアワイパ装置20が停止されていないと、ステップ240において否定判定して、ステップ234に移行する。これにより、第1減光処理又は第2減光処理が継続される。
これに対して、リアワイパ装置20が停止されると、表示コントローラ62は、ステップ240において肯定判定してステップ242に移行する。ステップ242において、表示コントローラ62は、通常処理に設定して減光処理の設定処理を終了する。なお。表示コントローラ62では、ステップ242において通常処理に設定する際、所定時間(例えば、数十秒から数分程度で、インナーミラー28の表示画像の変化が運転者に煩わしいと感じさせることがない時間)経過してから通常処理に設定する。これにより、電子ミラーシステム60では、リアワイパ装置20の作動/停止が繰返されたり作動時間が短かったりしても、インナーミラー28の表示画像の明るさが明滅するように変化するのを抑制し、運転者に不快感を生じさせてしまうのを防止している。
なお、第3実施形態では、減光処理を2段階に設定した。しかしながら、減光処理は3段階に設定されていてもよい。この場合、通常処理と第1減光処理との間に、第1減光処理よりも弱く減光する第3減光処理を設け、リアワイパ装置20が作動していない場合(図10のステップ232で否定判定されている場合)に第3減光処理に設定すればよい。
また、第3実施形態では、リアワイパ装置20が間欠モードか連続モードかにより撮影画像(インナーミラー28に表示される画像)に対して減光の強さを異ならせた。しかしながら、カメラ32の撮影画像からワイパ20Aの払拭速度(平均払拭速度、払拭頻度)を検出し、検出した払拭速度に応じ、払拭速度が速いほど強く減光されるようにしてもよい。
この際、撮像画像からのワイパ(ワイパブレード)20Aの検出は、撮影画像に映るワイパ20Aの影を抽出することで検出できる。また、ワイパ20Aの払拭速度は、撮影画像のフレームごと、又は所定時間間隔ごとのフレームからワイパ20Aの位置抽出し、抽出したワイパ20Aの位置の変化から単位時間当たりの移動量の平均値等として算出できる。
また、減光処理は、ワイパ20Aの払拭速度に対して減光の強さを示す指標として、払拭速度が速くなるほど大きくなるように減光比率を設定し、設定した減光比率に応じた強さで減光処理を行うようにしてもよい。
〔第4実施形態〕
次に本発明の第4実施形態を説明する。なお、第4実施形態において第1から第3実施形態の何れかの機能部品と同様の機能部品は、第1から第3実施形態の何れかにおいて対応する機能部品と同様の符号を付与して詳細な説明を省略する。
図11には、第4実施形態に係る電子ミラーシステム80が概略構成図にて示されている。
図11に示すように、電子ミラーシステム80は、撮像装置26、インナーミラー28、及び表示コントローラ82を備えている。表示コントローラ82には、画像処理部66、切替手段としての調整切替部84、及び環境検出部38が形成されている。第4実施形態に係る電子ミラーシステム80では、第3実施形態の表示コントローラ62の調整切替部68及び環境検出部70に替えて、の表示コントローラ82に調整切替部84及び環境検出部38が形成されている点で、第3実施形態の電子ミラーシステム60と相違する。
調整切替部84には、撮像装置26の撮影画像が入力される。調整切替部84は、撮影画像から明るさを検出し、検出した明るさに応じて減光処理を行うか否か、及び減光処理を行う場合の減光処理の強さを設定する。輝度調整部64は、調整切替部84の設定に基づいて通常処理と減光処理とを切り替えると共に、減光処理を行う際の減光処理の強さを切り替える。
次に、第4の実施形態として表示コントローラ82により実行される減光処理を説明する。
図12には、電子ミラーシステム80が起動されると、表示コントローラ82において所定の時間間隔で実行される輝度調整処理の概略が流れ図にて示されている。
図12に示すように、表示コントローラ82は、カメラ32の撮影画像及びオートライト装置24の一方において車両12の周囲の明るさが所定の明るさ以下となっていると共に、ワイパ装置18が作動されて降雨状態が検出されると、ステップ250に移行する。
表示コントローラ82は、ステップ250においてカメラ32の撮影画像を取得し、次のステップ252において、取得した撮影画像の明るさが、予め設定した明るさ以上となっているか否かを確認する。予め設定された明るさとしては、夜間などで雨が降っていない状態(リアガラス16Rに雨滴が付着していない状態)において後方車両がヘッドライトを点灯した状態の撮影画像の明るさを適用できる。また、予め設定された明るさとしては、夜間に雨が降っている状態であっても、インナーミラー28の表示画像を視認した運転者が、眩しいと感じない明るさを適用してもよい。
撮影画像の明るさが予め設定した明るさを超えていない場合、運転者がインナーミラー28の表示画像を視認しても眩しく感じていないと判断できるので、表示コントローラ82は、ステップ252において否定判定してステップ208に移行する。
ここで、夜間などで降雨状態において、後方車両のヘッドライトが点灯されていると、リアガラス16Rに付着した水滴等が撮影画像を明るくする。これにより、撮影画像の明るさが予め設定した明るさを超えている場合、表示コントローラ82は、ステップ252おいて肯定判定してステップ214に移行し、減光処理を設定する。
この後、表示コントローラ82は、ステップ250において撮影画像の明るさを検出する。これにより、表示コントローラ82は、撮影画像の明るさが予め設定された明るさ以下となると、ステップ252において肯定判定してステップ208に移行し、輝度処理を通常処理に設定する。
このように、電子ミラーシステム80(表示コントローラ82)では、夜間等において降雨中であっても、カメラ32の撮影画像が運転者に眩しさを感じさせる明るさとなった場合に減光処理を行う。これにより、例えば、眩しさの原因となるヘッドライトを点灯している後方車両がいない場合に減光処理が行われることがなく、減光処理を行うことによりインナーミラー28の表示画像が暗く感じるようになってしまうのを防止できる。
また、電子ミラーシステム80(表示コントローラ82)では、後方車両に限らず車両12の後方の照明等が原因となってインナーミラー28の表示画像が運転者に眩しさを感じさせてしまうのを防止できるので、運転者の車両後方の視認性の向上を図ることができる。
なお、ステップ242において設定される減光処理は、撮影画像から検出した明るさに応じ、検出した明るさが明るいほど強くなるように減光処理の強さが設定されてもよい。
〔第5実施形態〕
次に本発明の第5実施形態を説明する。なお、第5実施形態において第1から第4実施形態の何れかの機能部品と同様の機能部品については、第1から第4実施形態の何れかにおいて対応する機能部品と同様の符号を付与して詳細な説明を省略する。
前記第4実施形態では、カメラ32の撮影画像から検出される明るさが予め設定された明るさ以上となることで、通常処理から減光処理に切り替えている。これに対して、第5実施形態では、後方車両を検出し、後方車両が検出された場合に、撮影画像(インナーミラー28に表示される画像)に対して減光処理を行う。
図13には、第5実施形態に係る電子ミラーシステム90が概略構成図にて示されている。
図13に示すように、第5実施形態に係る電子ミラーシステム90は、撮像装置26、インナーミラー28、及び表示コントローラ92を備えている。表示コントローラ92には、画像処理部66、切替手段としての調整切替部94、及び環境検出部38が形成されている。第5実施形態に係る電子ミラーシステム90では、第4実施形態の調整切替部84に替えて表示コントローラ92に調整切替部94が形成されている点で第4実施形態の電子ミラーシステム80と相違する。
調整切替部94には、後方車両を検出する車両検出装置96が接続されており、調整切替部94は、後方車両が検出されているか否かによって輝度調整部64の輝度調整処理を切り替える。
車両検出装置96に適用する車両検出手段には、後方車両を検出できる構成であれば各種の構成を適用できる。例えば、車両検出手段には、ミリ波と呼ばれる周波数が30GHz~300GHzの電波を使用し、対象物の位置や距離を測ることができるミリ波レーダ方式を適用できる。また、車両検出手段には、赤外光などの光(レーザ光)を用いて光の照射方向及び対象物で反射した光が受光されるまでの時間を計測するLiDAR(Light Detection Ranging)方式などの公知の方式を適用できる。
また、後方車両は、カメラ32の撮影画像に映ることから車両検出手段には、カメラ32(カメラ32の撮影画像)を適用でき、この場合、カメラ32の撮影画像において後方車両の画像を抽出するなどの画像認識処理を行うことができる。
さらに、周囲が暗い夜間において後方車両がヘッドライトを点灯していると、車両12の前方と後方とで明るさが異なることから、車両検出手段には、カメラ32及び車両12の前方等を撮影するための撮像手段(前方撮像手段)を用いることもできる。この場合、カメラ32の撮影画像と前方撮像手段の撮影画像との明るさ(平均明るさ、又は撮影画像の中央部分等の予め設定している領域の間の明るさ等)を対比し、後方車両が存在すると推定できる明るさの差があるか否か等を適用できる。
調整切替部94は、車両検出装置96により後方車両を検出し、後方車両が検出された場合、輝度調整部64が減光処理を行うように設定する(切り替える)。この際、調整切替部94は、周囲が暗い降雨状態において、後方車両の有無に応じて減光処理の強さを変えるようにしてもよい。
次に、第5の実施形態の作用として表示コントローラ92により実行される減光処理を説明する。図14には、電子ミラーシステム90が起動されると、表示コントローラ92において所定の時間間隔で実行される減光処理の設定処理の概略が流れ図にて示されている。
図14に示すように、表示コントローラ92は、カメラ32の撮影画像及びオートライト装置24の双方において車両12の周囲の明るさが所定の明るさ以下となっていると共に、ワイパ装置18が作動されて降雨状態と判定されると(ステップ212において肯定判定)、ステップ260に移行する。
ステップ260において、表示コントローラ92は、車両検出装置96が後方車両を検出しているか否かを確認する。この時、車両検出装置96が後方車両を検出していなければ、表示コントローラ92は、ステップ262において否定判定してステップ208に移行する。
これに対して、車両検出装置96が後方車両を検出すると、表示コントローラ92は、ステップ262において肯定判定してステップ264に移行する。ステップ264において表示コントローラ92は、輝度調整部64における処理を減光処理に設定する。これにより、後方車両のヘッドライトがリアガラス16Rに照射されても、インナーミラー28の表示画像が運転者に眩しいと感じさせることなく、運転者の車両後方の視認を可能できる。
また、表示コントローラ92は、輝度調整が減光処理に設定されている状態で、車両検出装置96が後方車両を検出しなくなると、ステップ262において否定判定してステップ208に移行する。これにより、輝度調整が通常処理に設定される。なお、表示コントローラ92は、車両検出装置96が後方車両を検出していても(ステップ252において肯定判定されている状態)、ステップ218、222、226の各々で肯定判定されることで、ステップ208に移行する(通常処理に戻す)。
このように、電子ミラーシステム90(表示コントローラ92)では、夜間等において降雨中であっても、後方車両が検出されなければ、通常処理を行う。これにより、例えば、眩しさの原因となるヘッドライトを点灯している後方車両がいない場合に減光処理が行われることがなく、減光処理を行うことによりインナーミラー28の表示画像が暗く感じるようになってしまうのを防止できる。
〔第6実施形態〕
次に本発明の第6実施形態を説明する。なお、第6実施形態において第1から第5実施形態の何れかと同様の機能部品については、第1から第5実施形態の何れかにおいて対応する機能部品と同様の符号を付与して詳細な説明を省略する。
図15には、第4実施形態に係る電子ミラーシステム100が概略構成図にて示されている。
図15に示すように、電子ミラーシステム100は、インナーミラー28、インナーミラー28に画像を表示するための表示コントローラ102、及びリアガラス16Rを通して車両後方を撮像する撮像装置104を備えている。第6実施形態において撮像装置104は、本発明の撮像装置として機能する。第6実施形態の電子ミラーシステム100では、インナーミラー28(ディスプレイ34)の表示画像の明るさを調整する機能が撮像装置104に設けられている点で第1から第5実施形態の各々の電子ミラーシステム10、50、60、80、90と相違する。
電子ミラーシステム100の表示コントローラ102には、画像処理部106が形成されており、画像処理部106は、撮像装置104から入力される撮影画像(画像データ)に対し、撮影画像をインナーミラー28(ディスプレイ34)に表示するための所要の画像処理を実行する。
撮像装置104は、カメラ32、及びカメラ32を用いた撮像を制御して撮影画像を出力するための画像処理装置としての撮像コントローラ(撮像ECU)108を備えている。撮像コントローラ108には、環境検出手段及び調整手段としての輝度調整部40が形成されている。
撮像コントローラ108は、CPU、ROM、RAM、不揮発性のメモリとしてのストレージ、及び入出力インターフェイス等がバスによって相互にデータ通信可能に接続されたマイクロコンピュータを備えると共に、入出力インターフェイスに所要の機能回路が接続されている(何れも図示省略)。撮像コントローラ108では、CPUがROM及びストレージに格納された所要のプログラムを読み出してRAMに展開しながら実行することで、カメラ32を用いた撮像のための機能、輝度調整のための機能、及び撮影画像を出力するための機能が実現される。これにより、撮像コントローラ108には、環境検出部38及び輝度調整部40が形成されている。
このように構成されている電子ミラーシステム100では、減光処理について撮像コントローラ108が第1実施形態の表示コントローラ30と同様の処理を実行する。撮像コントローラ108は、カメラ32の撮影画像から検出される明るさ(輝度値)がしきい値以下で、かつオートライト装置24が作動している状態で、ワイパ装置18が作動されると、撮影画像に対する減光処理を実行する。
また、撮像コントローラ108は、カメラ32の撮影画像から検出される明るさがしきい値を超え、オートライト装置24の作動が停止(ヘッドライト22が消灯)され、かつ、ワイパ装置18が停止されると、撮影画像に対する輝度調整を通常処理にする。
これにより、雨の降っている夜間に後方車両のヘッドライトがインナーミラー28の表示画像を眩しいと感じる明るさになってしまうのを防止でき、後方車両が走行していても、運転者の車両後方の視認性を向上できる。
また、撮像装置104では、撮像コントローラ108において雨が降っている夜間と推定される環境状態の場合に、カメラ32の撮影画像に対して減光処理を行う。これにより、撮像装置104では、インナーミラー28に表示しても運転者に眩しいと感じさせない撮影画像を出力できる。
このような撮像装置104では、電子ミラーシステム100に限らず、撮影画像を不揮発性のストレージなどの記録媒体に記録するドライブレコーダ等に用いることができる。これにより、ドライブレコーダの記録媒体に記録した撮影画像を再生した際、雨の降っている夜間の撮影画像であってもハレーション等が生じることがなく、高品質の撮影画像が得られる。
なお、第6実施形態では、撮像装置104に表示コントローラ30の調整機能を設けた。しかしながら、撮像装置には、第2実施形態に係る表示コントローラ52の調整機能、第3実施形態に係る表示コントローラ62の調整機能、第4実施形態に係る表示コントローラ82の調整機能、又は第5実施形態に係る表示コントローラ92を設けてもよい。
また、カメラ32等では、絞りを調整(撮像素子の受光時間の調整)により撮影画像の明るさを変えることができる。ここから、撮像装置においては、減光処理に絞りを用い、減光処理を行う際には、通常処理の場合に比して撮影画像の明るさが低くなるように絞り調整を行うようにしてもよい。
〔第7実施形態〕
次に本発明の第7実施形態を説明する。なお、第7実施形態において第1から第6実施形態の何れかと同様の機能部品については、第1から第6実施形態の何れかにおいて対応する機能部品と同様の符号を付与して詳細な説明を省略する。
図16には、第7実施形態に係る撮像装置110が概略構成図にて示され、図17には、第7実施形態に係る車両12Aの概略構成が平面図にて示されている。
図16に示すように、撮像装置110は、撮像手段としてのカメラ32、及びカメラ32を用いた撮像を制御して撮影画像を出力する撮像コントローラ112を備えている。図17に示すように、第7実施形態では、第1実施形態に係る車両12に替えて車両12Aが適用されており、車両12Aの基本的構成は、車両12と同様とされている。
車両12Aには、車室14内において車両前側(フロントガラス16Fの車室14内側)かつ車幅方向中央部の上部等にカメラ32が配置されている。また、カメラ32は、車両前方に向けられており、カメラ32は、フロントガラス16Fを通して車両前方を撮像する。
このような撮像装置110は、例えば、車両前方の撮影画像を記録するドライブレコーダなどの記録装置や、インストルメントパネルに設けられたモニタ(ディスプレイ)に表示する表示画像の撮像等に用いることができる。
撮像コントローラ112には、輝度調整手段としての輝度調整部114、環境検出部38、及び調整切替部116が形成されている。撮像コントローラ112は、CPU、ROM、RAM、不揮発性のメモリとしてのストレージ、及び入出力インターフェイス等がバスによって相互にデータ通信可能に接続されたマイクロコンピュータを備えると共に、入出力インターフェイスに所要の機能回路が接続されている(何れも図示省略)。撮像コントローラ112では、CPUがROM及びストレージに格納された所要のプログラムを読み出してRAMに展開しながら実行することで、カメラ32を用いた撮像のための機能、撮影画像を出力するための機能と共に、環境検出部38、輝度調整部114及び調整切替部116の各々の機能が実現される。この際、撮像コントローラ112では、輝度調整部114の機能として、例えば、減光処理が複数段階で切り替えられる輝度調整部64と同様の機能が実現される。
環境検出部38では、カメラ32の撮影画像、及びオートライト装置24の動作から夜間とみなせる環境状態か否かを推定し、ワイパ装置18の動作から雨の降っていると見なせる環境状態か否かを推定する。また、環境検出部38では、推定した環境状態に応じて、輝度調整を通常処理又は減光処理に設定する。
ワイパ装置18は、図示しないワイパスイッチの操作におうじて、間欠モード及び連続モードの選択が可能となっていると共に、間欠モードにおける動作間隔(間欠時間、インターバル)及び連続モードにおける払拭速度の選択が可能となっている。
調整切替部116には、ワイパ装置18が接続されており、調整切替部116は、ワイパ装置18の作動状態として払拭速度を適用し、払拭速度に応じて減光処理の強さを切り替える。
切替調整部116には、ワイパ装置18の払拭速度(ワイパ18Aの往復周期)に応じて減光処理する際の減光比率が設定されており、切替調整部116は、払拭速度に応じた減光処理の強さとしての減光比率が設定されている。払拭速度は、所定時間(単位時間)当たりのワイパ18Aの移動量に応じ算出され、間欠モードにおける払拭速度は、間欠時間が長いほど、短い場合に比して低く(遅く)設定される。また、減光比率は、払拭速度が大きいほど、払拭比率が低い場合に比して大きくなるように設定されており、減光処理の強さは、減光比率が大きいほど、減光比率が小さい場合に比して強くされている(明るさが大きく減少する)。なお、切替調整部116では、ワイパ装置18が停止されている状態(払拭速度がゼロ)における減光処理の強さが設定されており、この際の減光処理は最も弱くされている(通常処理と同様でもよい)。
次に図18を参照しながら撮像装置110における減光処理を説明する。なお、図18には、撮像コントローラ112において実行される減光処理設定の概略が流れ図にて示されている。
図18に示すように、撮像コントローラ112は、ステップ200~206、及びステップ210、212を実行することで、カメラ32の撮影画像及びオートライト装置24の双方において車両12の周囲の明るさが所定の明るさ以下となっていると共に、ワイパ装置18が作動されて降雨状態と判定されると(ステップ212において肯定判定)、ステップ270に移行する。
ステップ270において、撮像コントローラ112は、動作されているワイパ装置18の速度を取得する。すなわち、ワイパ装置18が間欠モード又は連続モードの何れで動作されているか、及び間欠モードにおける間欠時間や連続モードにおける払拭速度(高速か低速か等)を取得し、取得した払拭速度に基づいて減光比率を設定する。次に、ステップ272において、撮像コントローラ112は、減光比率に応じて設定される強さで処理が行われるように減光処理を設定する。
このようにして、輝度調整における減光処理及び減光処理の強さを設定すると、撮像コントローラ112は、ステップ216~226を実行し、ステップ218、222、226の各々で肯定判定されることで、ステップ208に移行する(通常処理に戻す)。なお、撮像コントローラ112では、ステップ218又はステップ222で否定判定されている状態で、ワイパ装置18が停止された場合、払拭速度を最低値(例えば0)に設定して減光処理を継続する。
ここで、ワイパ装置18が作動する際、ワイパ18Aの周期が短いと光の散乱とワイパ18Aの影によって生じる明るさの変化の間隔が短くなる。このため、ワイパ装置18の払拭速度が大きい(高い)場合、払拭速度が小さい(低い)場合に比して、撮影画像に生じる明滅が大きくなると共に、明るさの変化も大きくなり易く、撮影画像を視認した際に煩わしいと感じることがある。
このように、撮像装置110では、撮影画像を視認したときに眩しく感じさせる環境状態であると推定される場合、撮影画像に対して減光処理を行う。これにより、対向車がヘッドライトを点灯していても、撮影画像を視認した際に、眩しさを感じることがない。
また、撮像装置110では、ワイパ装置18における払拭速度に基づいた強さで減光処理を行う。この際、払拭速度が高い場合、払拭速度が低い場合に比して減光処理の強さを強くしている。これにより、撮影画像に生じる明るさの変化を小さくできて、撮影画像を視認した際に煩わしさを感じさせることがない。
〔第8実施形態〕
次に本発明の第8実施形態を説明する。なお、第8実施形態において第1から第7実施形態の何れかと同様の機能部品については、第1から第7実施形態の何れかにおいて対応する機能部品と同様の符号を付与して詳細な説明を省略する。
図18には、第8実施形態に係る撮像装置120が概略構成図にて示されている。
図18に示すように、撮像装置120は、撮像コントローラ122が設けられており、撮像コントローラ122には、調整切替部124が形成されている。第8実施形態に係る撮像装置120は、第7実施形態の撮像コントローラ112の調整切替部116に替えて、撮像コントローラ122に調整切替部124が形成されている点で、第7実施形態の撮像装置110と相違する。
撮像コントローラ122の調整切替部124には、カメラ32の撮影画像が入力される。また、撮像装置120では、ワイパ装置18が調整切替部124に接続されている。さらに、撮像装置120では、フロントガラス16Fに対して曇り止めとして動作するデフォッガ装置126が接続されていてもよい。
調整切替部124は、フロントガラス16Fを通して車両前方を撮像するカメラ32の撮影画像を取得(モニタリング)し、ワイパ装置18の非動作時において、所定時間間隔における撮影画像の明るさ(輝度)の平均値(非動作時平均値)を算出する。また、調整切替部124は、ワイパ装置18が動作されると、ワイパ装置18の動作時の所定時間間隔における撮影画像の明るさの平均値(動作時平均値)を算出する。この際、所定時間間隔は、ワイパ装置18におけるワイパ18Aの払拭動作の一周期よりも短い時間に設定されている。
調整切替部124は、撮影画像に対する減光処理を設定する際、撮影画像の非動作時平均値と動作時平均値とを対比(明るさを対比)し、対比により得られる差分のピーク(最大値)が予め設定されているしきい値を超え、かつピークの間隔がワイパ装置18の払拭周期と同期している場合に、減光処理が行われるように設定する。
次に図20及び図21を参照しながら撮像装置120における減光処理を説明する。なお、図20には、撮像コントローラ122において実行される減光処理設定の概略が流れ図にて示され、図21には、カメラ32の撮影画像に眩しさが生じる環境下において、撮影画像から得られる明るさの変化の概略が線図にて示されている。また、図21では、横軸が時間とされ、縦軸が撮影画像の明るさ(輝度の平均値)とされている。
図20に示すように、撮像コントローラ122は、ステップ200~206、及びステップ210、212を実行することで、カメラ32の撮影画像及びオートライト装置24の双方において車両12の周囲の明るさが所定の明るさ以下となっていると共に、ワイパ装置18が作動されて降雨状態と判定されると(ステップ212において肯定判定)、ステップ280に移行する。
ステップ280において、撮像コントローラ122は、カメラ32の撮影画像からワイパ装置18の動作時における明るさの動作時平均値を算出し、算出した動作時平均値と、ワイパ装置18の作動前に算出しておいた非動作時平均値とを比較する。また、撮像コントローラ122は、ステップ282において非動作時平均値と動作時平均値との差が予め設定しているしきい値以上となる周期(防眩周期)を取得する。この際、しきい値としては、非動作時平均値に対して眩しさを感じる撮影画像の明るさ平均値(下限値)に基づいて設定できる。
撮像コントローラ122は、防眩周期を取得すると、ステップ284において防眩周期とワイパ18Aの払拭周期とが同期しているか否かを判定する。この際、防眩周期と払拭周期とが同期していなければ、撮像コントローラ122は、ステップ284において否定判定してステップ208に移行する。
これに対して、撮像コントローラ122は、防眩周期と払拭周期とが同期していると、ステップ284において肯定判定してステップ286に移行して減光処理が行われるように設定する(減光処理に設定)。
この後、撮像コントローラ122は、ステップ218及びステップ222の各々で肯定判定されるか、ワイパ装置18が停止されるなどしてステップ284で否定判定されるとこで、ステップ208に移行する。
図21に示すように、夜間においてフロントガラス16Fに雨滴等が付着している場合、ワイパ装置18が作動することで、明るさの平均値(動作時平均値)がワイパ18Aの払拭動作に同期して変化すると共に、非動作時平均値との差がしきい値を超える。この際、ワイパ18Aの払拭残りが水膜等を形成することで、動作時平均値が高くなる。また、撮影画像においてワイパ18Aが映ることで、ワイパ18Aが影を形成し、動作時平均値が低くなる。
このため、撮影画像の明るさの平均値の変化から撮影画像の明るさの変化がワイパ装置18の動作に起因するか否かを判定できる。また、撮影画像の明るさの平均値の変化が、ワイパ装置18の動作に影響していれば、その周期(防眩周期)は、ワイパ18Aの払拭周期に近似する。
ここから、撮像コントローラ122では、防眩周期と払拭周期とが同期していると判定できる場合に、撮影画像に対する減光処理を行う。これにより、ワイパ装置18が動作しても、撮影画像を表示した場合に眩しさが生じてしまうのを防止できる。
このように、撮像装置120では、撮影画像を視認したときに眩しく感じさせる環境状態であると推定される場合にワイパ装置18を動作させても、撮影画像を視認した際に、眩しさを感じさせてしまうのを防止できる。
一方、車両12Aには、デフォッガ装置126を備えており、このデフォッガ装置126を動作させることで、フロントガラス16Fの曇り除去を促進できる。ここから、撮像装置120では、減光処理を行う際、デフォッガ装置126を作動させる。これにより、撮影画像に眩しさが生じるのを効果的に抑制できる。
なお、リアガラス16Rには、リアデフォッガが設けられていることが多い。ここから、リアガラス16Rを通して車両後方を撮像する場合、減光処理に合わせてリアデフォッガを作動させることで、撮影画像に眩しさが生じるのを効果的に抑制できる。
なお、以上説明した第1実施形態から第8実施形態では、車両として車両12、12Aなどの自動車を例に説明した。しかしながら、車両は、ウィンドガラスにワイパ装置が設けられた車両であればよく、電気機関車などの列車などであってもよい。
また、以上説明した第1実施形態から第8実施形態では、表示コントローラ30、52、62、82、92、102及び撮像コントローラ108、112、122において実行されるプログラムは、予めROMやストレージにインストールされていてもよい。また、これらのプログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよく、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
その他、上記第1実施形態から第8実施形態に限らず、その要旨を逸脱しない範囲内で種々変形して実施することが可能である。例えば、表示コントローラ30、52、62、82、92、102及び撮像コントローラ108、112、122の構成要素の全てもしくはその一部がインナーミラー28あるいはカメラ32に統合されたとしても本発明の要旨が失われるものではない。