JP7680933B2 - 水変色性シート用筆記体セット - Google Patents
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「1.ホルダーと該ホルダーに装着されるペンとで構成される水変色性シート用筆記体セットであって、
前記ホルダーが、下方の円弧部と該円弧部から上方へ向かい平行に延びる二つの直線部とを有した断面U字状の半筒部が設けられ、前記半筒部の一端側に複数の水変色性シートを纏めるシートリングが結合され、前記半筒部の他端側の直線部に相対向する二つの係止部が形成された内鍔を有し、
前記ペンが、水を収容する容器と、該容器に連通し前記水が浸透されるペン先とを有し、前記容器の前方に溝部が形成され、
前記ペンを前記ホルダーに挿着した際に、前記ペンのペン先が前記ホルダーの半筒部に収納されると共に、前記ホルダーの内鍔で前記ペンの溝部が支持され、且つ前記係止部で前記ペンを狭持して前記ペンが前記ホルダーに固定されることを特徴とした水変色性シート用筆記体セット。
2.前記ホルダーにおける内鍔の二つの係止部が、該内鍔に形成した相対向する二つの凸部であることを特徴とした前記1項に記載の水変色性シート用筆記体セット。
3.前記ホルダーの半筒部が、他端部側から一端部側に向かい漸次拡幅されることを特徴とした前記1項または前記2項に記載の水変色性シート用筆記体セット。
4.前記容器の溝部の後方に、前記ホルダーの半筒部の内巾より広く形成した大径部が設けられたことを特徴とした前記1項ないし前記3項のいずれか1項に記載の水変色性シート用筆記体セット。」である。
シートリングの形状は特に限定されないが、例えば一部が離間する円環状に形成し、離間する両端部に係脱可能な係止爪と係止孔とを設け、前記両端部の反対側に位置するシートリングの中間部と、前記半筒部の一端側における円弧部の中間部とを結合させることで、結合部をコンパクトにすることが可能となる。
ペン先の形状は特に限定されないが、先端を丸めたり、先端が弾性変形するようにすると、水変色性シートが傷つき難く、また筆記し易くなる。
容器の材質は、例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリカーボネートなどの樹脂、あるいは金属やガラス等が挙げられる。
ホルダーの材質は、例えばポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ナイロン、ポリカーボネート等が挙げられる。尚、半筒部へのペンの挿入や、シートリングの開閉時に柔軟に弾性変形し易くするには、ポリプロピレンやポリエチレンテレフタレートが好適である。
前記支持体の形状は特に限定されるものではなく、平面形状、シート状の他、曲面や凹凸を有する形状であってもよい。
前記低屈折率顔料としては、珪酸及びその塩、バライト粉、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、石膏、クレー、タルク、アルミナホワイト、炭酸マグネシウム等が挙げられる。
尚、前記珪酸の塩としては、珪酸アルミニウム、珪酸アルミニウムカリウム、珪酸アルミニウムナトリウム、珪酸アルミニウムカルシウム、珪酸カリウム、珪酸カルシウム、珪酸カルシウムナトリウム、珪酸ナトリウム、珪酸マグネシウム、珪酸マグネシウムカリウム等が挙げられる。
前記低屈折率顔料の粒径は特に限定されるものではないが、0.03~10.0μmのものが好適に用いられる。また、前記低屈折率顔料は二種以上を併用することもできる。
尚、好適に用いられる低屈折率顔料としては珪酸が挙げられる。
この点を以下に説明する。
珪酸は非晶質の無定形珪酸として製造され、その製造方法により、四塩化ケイ素等のハロゲン化ケイ素の熱分解等の気相反応を用いる乾式法によるものと、珪酸ナトリウム等の酸による分解等の液相反応を用いる湿式法によるものとに大別される。
乾式法珪酸と湿式法珪酸とでは構造が異なり、前記乾式法珪酸は珪酸が密に結合した構造であるのに対して、湿式法珪酸は、珪酸が縮合して長い分子配列を形成した構造部分を有している。
従って、湿式法珪酸は乾式法珪酸と比較して分子構造が粗になるため、湿式法珪酸を多孔質層に適用した場合、乾式法珪酸を用いた系と比較して乾燥状態における光の乱反射性に優れ、常態での隠蔽性が大きくなるものと推察される。
また、多孔質層は水を吸液させるものであるから、湿式法珪酸は乾式法珪酸に比べて粒子表面にシラノール基として存在する水酸基が多く、親水性の度合いが大であり、好適に用いられる。
尚、前記多孔質層の常態での隠蔽性と吸液状態での透明性を調整するために、湿式法珪酸と共に、他の低屈折率顔料を併用することもできる。
前記低屈折率顔料とこれらのバインダー樹脂の混合比率は、低屈折率顔料の種類及び性状に左右されるが、好ましくは、低屈折率顔料1質量部に対してバインダー樹脂固形分0.5~2質量部であり、より好ましくは、0.8~1.5質量部である。低屈折率顔料1質量部に対してバインダー樹脂固形分が0.5質量部未満の場合には、前記多孔質層の実用的な皮膜強度を得ることが困難であり、2質量部を越える場合には、前記多孔質層内部への水の浸透性が悪くなる。
前記ウレタン系樹脂としては、ポリエステル系ウレタン樹脂、ポリカーボネート系ウレタン樹脂、ポリエーテル系ウレタン樹脂等があり、2種以上を併用することもできる。また、前記樹脂が水に乳化分散したウレタン系エマルジョン樹脂や、イオン性を有するウレタン樹脂(ウレタンアイオノマー)自体のイオン基により乳化剤を必要とすることなく自己乳化して、水中に溶解ないし至分散したコロイド分散型(アイオノマー型)ウレタン樹脂を用いることもできる。
前記ウレタン系樹脂は単独で用いることもできるが、支持体の種類や皮膜に必要とされる性能に応じて、他のバインダー樹脂を併用することもできる。ウレタン系樹脂以外のバインダー樹脂を併用する場合、実用的な皮膜強度を得るためには、前記多孔質層のバインダー樹脂中にウレタン系樹脂を固形分質量比率で30%以上含有させることが好ましい。
前記バインダー樹脂において、架橋性のものは任意の架橋剤を添加して架橋させることにより、更に皮膜強度を向上させることができる。
前記バインダー樹脂には、水との親和性に大小が存在するが、これらを組み合わせることにより、多孔質層中への浸透時間、浸透度合い、浸透後の乾燥の遅速を調整することができる。更には、適宜分散剤を添加して前記調整をコントロールすることができる。
前記多孔質層の塗布量は5~50g/m2、好ましくは、10~30g/m2である。
5g/m2未満では、常態で十分な隠蔽性を得ることが困難であり、また、50g/m2を越えると吸液時に十分な透明性を得ることが困難である。
前記着色顔料は、一般顔料や蛍光顔料の他、二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄-二酸化チタン被覆雲母、酸化鉄被覆雲母、グアニン、絹雲母、塩基性炭酸鉛、酸性砒酸鉛、オキシ塩化ビスマス等の金属光沢顔料を例示できる。
更に、前記変色層の上層や変色層の周囲の支持体上に絵柄等の着色像(図柄層)を配設して様相変化を更に多様化させたり、ゲーム玩具の装飾性を向上することもできる。前記着色像(図柄層)の像としては、絵柄の他、文字、記号、模様等が挙げられる。
本実施形態の水変色性シート用筆記体セット1は、ホルダー2と該ホルダー2に装着されるペン3とで構成される。ホルダー2は、底面の円弧部21aと、円弧部21aから上方に向かい平行に延びる二つの直線部21bとが設けられ、開口部21cを上方に有した半筒部21が形成されている。また、ホルダー2は、半筒部21の一端側における中間部に、円環状のシートリング22が結合されている。シートリング22は、半筒部21との結合部23の反対側が離間しており、その両端部に係止爪22aと係止孔22bとを形成し、係脱可能としてある。
半筒部21の他端側には内鍔21dが形成され、内鍔21dの中間部には相対向する二つの凸部(係止部)21eが設けられている。
尚、本実施形態では、子供でも操作し易いように、ホルダー2に対しペン3を、20N以下の力で挿着できる設定にしてある。また、シートリング22が半筒部21の一端側にあることから、ペン3をホルダー2に挿着させる際、半筒部21の他端側の裏面を手で支えることができ、ペン3がホルダー2の二つの凸部21eを乗り越え易くなる。また、シートリング22が半筒部21の一端側にあることから、ホルダー2にペン3が挿着された状態であっても、係止爪22aと係止孔22bとの係脱がし易い。
また、携行時を考慮し、ホルダー2に対しペン3が2N以下の力で引っ張ったときに外れないように設定してあり、ホルダー2にペン3を挿着して軽く振っても自重でペン3が外れないようにしてある。
3枚の水変色性シート4の丸孔4aには、シートリング22が挿通され、係止爪22aと係止孔22bとが係合することで、水変色性シート4が一纏めになる。
本実施形態では、シートリング22の太さを4.5mmで形成し、外径を40mmで形成してある。
また、水変色性シート4にペン3で筆記したり筆記をやめたり、断続的にペン3を使用する場合、ペン3のペン先34は水が浸透した状態になっているが、ホルダー2にペン3を挿着することで、ペン3の周辺にあるものをペン先34の水で濡らしてしまうことが防止できる。
更に、ホルダー2の半筒部21が、他端部側から一端部側に向かい漸次拡幅されることから、特にペン先34側の内側が広くなって開放された状態となる。
また更に、容器31の溝部3aの後方に、ホルダー2の半筒部21の内巾より広く形成した大径部3bを設けたことから、ペン3は、図2に示した状態と反対方向ではホルダー2に挿着できず、ペン3をホルダー2に挿着した状態では、確実にペン先34が半筒部21に収納されることとなり、ペン先34を保護することができる。
2…ホルダー、
21…半筒部、21a…円弧部、21b…直線部、21c…開口部、
21d…内鍔、21e…凸部、
22…シートリング、22a…係止爪、22b…係止孔、
23…結合部、
3…ペン、3a…溝部、3b…大径部、
31…容器、32…本体、33…先口、34…ペン先、
4…水変色性シート、4a…丸孔。
Claims (4)
- ホルダーと該ホルダーに装着されるペンとで構成される水変色性シート用筆記体セットであって、
前記ホルダーが、下方の円弧部と該円弧部から上方へ向かい平行に延びる二つの直線部とを有した断面U字状の半筒部が設けられ、前記半筒部の一端側に複数の水変色性シートを纏めるシートリングが結合され、前記半筒部の他端側の直線部に相対向する二つの係止部が形成された内鍔を有し、
前記ペンが、水を収容する容器と、該容器に連通し前記水が浸透されるペン先とを有し、前記容器の前方に溝部が形成され、
前記ペンを前記ホルダーに挿着した際に、前記ペンのペン先が前記ホルダーの半筒部に収納されると共に、前記ホルダーの内鍔で前記ペンの溝部が支持され、且つ前記係止部で前記ペンを狭持して前記ペンが前記ホルダーに固定されることを特徴とした水変色性シート用筆記体セット。 - 前記ホルダーにおける内鍔の二つの係止部が、該内鍔に形成した相対向する二つの凸部であることを特徴とした請求項1に記載の水変色性シート用筆記体セット。
- 前記ホルダーの半筒部が、他端部側から一端部側に向かい漸次拡幅されることを特徴とした請求項1または2に記載の水変色性シート用筆記体セット。
- 前記容器の溝部の後方に、前記ホルダーの半筒部の内巾より広く形成した大径部が設けられたことを特徴とした請求項1ないし3項のいずれか1項に記載の水変色性シート用筆記体セット。
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