JP7684251B2 - 横型レーザ加工装置 - Google Patents
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Description
図1に、本発明に係る実施形態の横型レーザ加工装置1を横方向から見た構成図を示す。
図2Bに、実施形態の他例の横型レーザ加工装置1を正面方向から見た構成図の図1のI方向矢視図を示す。
レーザ光Lとしては、ファイバレーザ、YAG(イットリウム・アルミニウム・ガーネット)レーザ等が使用されている。
レーザ光Lは、加工対象Wや加工環境に応じて、連続波、パルス波等に適宜変更してもよい。
レーザヘッド2aは、発振器3からのレーザ光Lを通過させる部位である。レーザヘッド2aは、レーザ光Lが通過する内部が筒状になっており、レーザ光Lによる温度影響や損傷のない素材で構成されている。例えば、レーザヘッド2aは、アルミニウム等の金属材料が利用されている。
エア供給部9は、高圧水噴射により、ヘッド側に飛んできたスパッタが、照射ノズル4内に入らないように吹き飛ばす。
なお、噴出される高圧水Qは、必ずしもレーザ光Lに直接接触しなくともよく、切り屑等の飛散物の状況に応じて、除去に適した箇所に調整できる。
図4に、実施形態の横型レーザ加工装置1のレーザヘッド2a近傍の要部の縦断面図を示す。
集光レンズ5は、発振器3およびレーザヘッド2aから供給されるレーザ光Lをコリメートおよび集光する部材である。集光レンズ5は、コリメートおよび集光機能をもつ一体型が望ましい。集光レンズ5は、f40×f400の結合倍率10倍のものを採用することによって、より強度の高いレーザを利用できる。
図4に示すミラー6は、集光レンズ5を介して、略重力方向(略鉛直方向)に供給されるレーザ光Lを横方向の略水平方向または水平方向に調整する部材である。ミラー6は、レーザ光Lを略重力方向から垂直な方向の略水平方向または水平方向に照射させるために、鉛直方向に対する傾斜角度が45°を中心に0~90°角度調整できるものであればよい。
ミラー6の表面には、レーザ光Lによる表面の損傷を防止するために、保護膜をコーティングすることもできる。保護膜としては、金等の金属素材が望ましい。
冷却部8は、冷却源Cから供給される冷却液によってミラー6を常時または適宜冷却させるものであればよい。冷却源Cは冷凍サイクルを有している。冷却部8の冷却により、ミラー6の熱の影響を抑制できる。
ところで、ミラー6によって、レーザ光Lの方向が切り替わるため、ミラー6周辺の雰囲気をクリーンな状態に保つことが重要である。
そこで、レーザヘッド2a内において、ミラー6の直前と直後に保護ガラス7を配置する。これによって、レーザ光Lの反射時における雰囲気をクリーンな状態に保つことができる。
図1、図2Aに示すエア供給部9(9a、9b)は、レーザ光Lに向かって、エアG1,G2を噴射する部位である。
なお、エアとしては、エア(空気)に限るものではなく、窒素ガス等、適宜選択できる。(シールドガス、カッティングガス、アシストガスとして用いる)
ところで、照射ノズル4から照射されるレーザ光Lは、重力方向に対してほぼ横向きまたは横向きであり空中に浮遊する浮遊物の中を通り、周辺環境(周辺雰囲気)から影響を受けやすい。例えば、加工対象Wを切断する際に、切断によって飛散するスパッタやドロス等がレーザ光Lを遮ってしまう可能性がある。このような飛散物をレーザ光Lの周辺から除去するために、エア供給部9から供給されるエアを空気の壁または空気のカーテンとして利用している。さらに、飛散物を除去できることによって、照射ノズル4内(保護ガラス7の表面)に飛散物が侵入(付着)してレーザの性能を発揮できない状態を避けることもできる。
図5Bに、第1のエア供給部9aの下面図を示す。
図5Cに、第2のエア供給部9bの上面図を示す。
エア供給部9は、上部の第1のエア供給部9aと下部の第2のエア供給部9bとで構成される。
第1のエア供給部9aは、照射されたレーザ光Lの上方から第1のエアG1を噴射する。
第1のエア供給孔9aaは第1のエアG1を吐き出し、第2のエア供給孔9baは第2のエアG2を吐き出す。
なお、エア供給孔を構成する第1のエア供給孔9aa、第2のエア供給孔9baの位置、大きさ、幅、距離等は、適宜変更できる。
第1のエア供給孔9aaと第2のエア供給孔9baの位置は、略重力方向または重力方向に同一軸線上に配置してもよいし、図1、図2Bに示すように、略重力方向または重力方向に別々の軸線上に配置してもよい。
さらに、エア供給部9を2か所ではなく、3~5箇所配置することで、エアカーテンの厚みや幅を大きくすることもできる。
図1、図2Aに示すスピンノズル10は、レーザ光の照射点で溶融する溶融物を効果的に除去するために、レーザ光Lに対して高圧水Qを断続的に噴射する構成要素である。
図7に、実施形態のスピンノズル10の上面図の図6のIII-III断面図を示す。
図6に示すスピンノズル10は、構造体の固定部11と回転部12と噴射孔10bとを有している。
固定部11は、スピンノズル10から高圧水Qが噴射されることに伴う振動等を抑制し、高圧水Qの噴射方向の安定性を確保するためのベースである。
固定部11と回転部用支持部12aの間には、固定部用支持部11aが配置されている。固定部用支持部11aは、例えばシール部材である。
そのため、回転部用支持部12aが回転した場合であっても、固定部用支持部11aが緩衝材としての役割を果たすことで、部材同士の摩耗や捻じれによる損傷等を防止できる。
図7の矢印α21に示すように、回転部12は、回転することで第1の高圧水ノズル13a~第4の高圧水ノズル13dを回転させる。
ブッシュ12bによって、回転部12と回転部用支持部12aの摩耗や捻じれによる損傷等を防止できる。
回転部12は、高圧水Qに回転力を付与するために、高圧水Qが通る第1の高圧水ノズル13a、第2の高圧水ノズル13b、第3の高圧水ノズル13c、および第4の高圧水ノズル13dを有している。
そして、高圧水供給路10aからの高圧水Qが、第1の高圧水ノズル13a~第4の高圧水ノズル13dに供給される(図6の矢印α12)。
回転部12が回転することで、高圧水Qが、図6の矢印α13に示すように、第1の高圧水ノズル13a~第4の高圧水ノズル13dを外周外方に向かって流れる。
そして、回転部12の第1の高圧水ノズル13a~第4の高圧水ノズル13dは、固定部11の噴射孔10bと断続的に孔の位置が一致することで、噴射孔10bから高圧水Qがレーザ光Lに対して断続的に噴射される。なお、第1~第4の高圧水ノズル13a~13dの穴の大きさ、個数等は、適宜選択できる。
スピンノズル10の噴射孔10bから噴射される高圧水Qは、回転部12で回転方向のエネルギーが付加されることで、噴射方向が横断面視で扇型状、上面視で半円弧状になることで、加工対象Wからの加工で発生する飛散物を外側に掃くように除去する。
また、エア供給部9から噴射されるエアG(エアカーテン)とスピンノズル10から噴射される高圧水Qは、接触しない位置関係となることが望ましい。具体的には、高圧水Qが加工対象Wの溶融物に直接または周辺で接触させることで、溶融物の大部分を除去するとともに、エアGが加工対象から離れた照射ノズル4に近い側で飛散物を除去することで、溶融物の周囲への飛散を効果的に抑制し、横型レーザ加工装置1の要素に付着することも軽減させることができる。その結果、穴あけ、切断等の加工を安定的に実施できる。
噴射孔10bの横長形状は、上面視で10~20°の範囲であることが望ましい。
さらに、スピンノズル10が回転することによって、横長形状の高圧水Qが、溶融物に対して、上面視で半円弧状かつ断続的に衝突させることになるため、レーザLによる加工対象Wの切断と溶融物の除去を繰り返すことによって、段階的な穴あけや切断を効果的に施すことができる。
そこで、高圧水Qを下方の排水路10eに適切に導くために、排水空間10d内の高圧水ノズル13の噴射方向に、環状の連続または非連続の排水方向調整部14が配置されている。排水方向調整部14に、噴射孔10bから外部に噴射される(図6、図7の矢印α14)以外の高圧水Qが衝突して下方に落下し、未使用の高圧水Qを排水路10eに流すことができる。
また、スピンノズル10の別の変形例として、スピンノズル10を複数配置することもできる。例えば、2つのスピンノズル10を上下に連結させる構成や、左右に1つずつ配置する構成等である。
第1の高圧水ノズル13a~第4の高圧水ノズル13dを2段以上形成することやスピンノズル10を複数配置することで、切断によって飛散するスパッタやドロス等の除去量や除去幅を増やすことができる。
次に、上述の如く構成された実施形態の横型レーザ加工装置1の使用方法について説明する。
そして、スピンノズル10を起動させることで、スピンノズル10の内部で各高圧水ノズル(13)が回転し、図3に示すように、噴射孔10bから断続的な高圧水Qを噴射する。なお、高圧水Qは、高圧水ノズル(13)の各回転エネルギーによって、扇型状に噴射されることで円弧状に広がり、加工時のスパッタ等の飛散物が除去される。
さらに、図1、図2Aに示すように、第1のエアG1および第2のエアG2が上下方向から2段階で噴射されている。これによって、レーザ光L周辺の雰囲気に飛散物が侵入することが防止され、加工対象Wの穴あけや切断の精度が向上する。また、照射ノズル4等への溶融物の付着を防止することで、各要素の交換頻度を減らすこともできる。
例えば、加工対象Wを切断する際に、加工溝の深さや幅等のバリエーションを適宜調整できるようにすることで、多岐に亘る穴あけや切断を実現できる。
また、スピンノズル10から高圧水Qが断続的に噴射されることによって、溶融物が断続的に除去される。そのため、照射ノズル4から照射されるレーザLによって加工対象が穴あけ、切断等されるが、スピンノズル10から噴射される上面視で半円弧状かつ断続的な高圧水Qによって、溶融物も断続的に除去されることとなる。そのため、溶融物に影響されることなく、段階的なレーザ加工を施すことができるため、加工対象への穴深さや切断深さを調整することにもつながる。
1.前記実施形態では、ミラー6によって、レーザ光Lを略水平方向に調整した場合を例示したが、レーザ光Lを重力方向以外の何れかの方向に導いてもよい。これにより、加工対象Wの位置に応じて加工をフレキシブルに行える。
具体的には、縦型のレーザ加工装置として用いる場合には、照射ノズル4が下方にレーザLが照射されるように配置され、レーザLの左右方向(周方向)に向けてエアGが噴射されるようにエア供給部9が配置され、スピンノズル10は溶融物を除去できるように、高圧水Qが横方向または斜め方向から噴射されるように配置される。
こうした構成とすることによって、レーザ加工装置の下方に存在する(配置される)加工対象に対して、溶融物を高圧水Qによって上面視で半円弧状かつ断続的に除去しながら、レーザによる加工を施すことができる。
2 本体
2a レーザヘッド
3 発振器
4 照射ノズル
5 集光レンズ
6 ミラー
7 保護ガラス
8 冷却部
9 エア供給部
9a 第1のエア供給部
9b 第2のエア供給部
10 スピンノズル
10b 噴射孔
11 固定部
12 回転部
13 高圧水ノズル
13a 第1の高圧水ノズル
13b 第2の高圧水ノズル
13c 第3の高圧水ノズル
13d 第4の高圧水ノズル
C 冷却源
G エア
G1 第1のエア
G2 第2のエア
L レーザ光
P 高圧水供給源
Q 高圧水
W 加工対象
Claims (8)
- レーザ光を加工対象に照射する照射ノズルと、
前記レーザ光に対して、エアを噴射するエア供給部とを備え、
前記エア供給部は、
照射された前記レーザ光の上方から第1のエアを噴射する第1のエア供給孔をもつ第1のエア供給部と、
照射された前記レーザ光の下方から第2のエアを噴射する第2のエア供給孔をもつ第2のエア供給部と、
レーザ光を加工対象に照射する照射ノズルと、
前記レーザ光に対して、高圧水を上面視で半円弧状かつ断続的に噴射するスピンノズルと、
前記高圧水の噴射間隔を制御する制御部と、を有する
ことを特徴とする横型レーザ加工装置。 - レーザ光を加工対象に照射する照射ノズルと、
前記レーザ光に対して、エアを噴射するエア供給部とを備え、
前記エア供給部は、
照射された前記レーザ光の上方から第1のエアを噴射する第1のエア供給孔をもつ第1のエア供給部と、
照射された前記レーザ光の下方から第2のエアを噴射する第2のエア供給孔をもつ第2のエア供給部とを有し、
前記第1のエア供給部の前記第1のエア供給孔と、前記第2のエア供給部の前記第2のエア供給孔は、略重力方向に別々の軸線上に配置される
ことを特徴とする横型レーザ加工装置。 - 請求項2に記載の横型レーザ加工装置において、
前記レーザ光に対して、高圧水を断続的に噴射するスピンノズルを備え、
前記高圧水は、前記加工対象に達する前の前記レーザ光に当たる
ことを特徴とする横型レーザ加工装置。 - 請求項1または請求項2に記載の横型レーザ加工装置において、
前記レーザ光を発生させる発振器と、
集光レンズと、
略重力方向に供給される前記レーザ光を、前記集光レンズを介して、略水平方向または重力方向以外の方向に調整するミラーとを備える
ことを特徴とする横型レーザ加工装置。 - 請求項1または請求項2に記載の横型レーザ加工装置において、
前記レーザ光を発生させる発振器と、
集光レンズと、
略重力方向に供給される前記レーザ光を、前記集光レンズを介して、略水平方向または重力方向以外の方向に調整するミラーとを備え、
前記ミラーを冷却する冷却部を備える
ことを特徴とする横型レーザ加工装置。 - 請求項1に記載の横型レーザ加工装置において、
前記スピンノズルは、
前記高圧水を噴射する噴射孔と、
互いの反力によって回転することによって、前記噴射孔と断続的に位相が一致する複数の高圧水ノズルとを有する
ことを特徴とする横型レーザ加工装置。 - 請求項1または請求項2に記載の横型レーザ加工装置において、
前記レーザ光を発生させる発振器と、
集光レンズと、
略重力方向に供給される前記レーザ光を、前記集光レンズを介して、略水平方向または重力方向以外の方向に調整するミラーとを備え、
前記ミラーの直前と直後に保護部材を配置している
ことを特徴とする横型レーザ加工装置。 - 請求項6に記載の横型レーザ加工装置において、
前記噴射孔は、横長形状であることを特徴とする横型レーザ加工装置。
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|---|---|---|---|
| JP2022112004A JP7684251B2 (ja) | 2022-07-12 | 2022-07-12 | 横型レーザ加工装置 |
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| JP2022112004A JP7684251B2 (ja) | 2022-07-12 | 2022-07-12 | 横型レーザ加工装置 |
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| JP2022112004A Active JP7684251B2 (ja) | 2022-07-12 | 2022-07-12 | 横型レーザ加工装置 |
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| WO2015125522A1 (ja) | 2014-02-24 | 2015-08-27 | 株式会社アマダホールディングス | レーザ溶接ヘッド、レーザ溶接装置、及び、レーザ溶接ヘッド用ガスノズル |
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2022
- 2022-07-12 JP JP2022112004A patent/JP7684251B2/ja active Active
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