JP7689882B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は空気入りタイヤに関する。
サイドウォールに、複数の文字が並んだ表示域と、セレーションからなる表示域とが設けられた空気入りタイヤが知られている(例えば特許文献1参照)。セレーションとは、タイヤ表面に形成された広く浅い凹みの内部に、長く延びる多数の凸条が一定間隔で並んだもののことである。凹みの内部の凸条はリッジと呼ばれる。
特許第5111103号公報
ところで、発明者は、サイドウォールの装飾性を高めるために、セレーションが設けられた表示域にデザイン性の高い形状の装飾を追加することを検討していた。そして、発明者は、追加する装飾もセレーションとして形成することを検討していた。しかし、セレーションの場所では空気入りタイヤを構成するゴムが薄くなってしまうため、単にセレーションを追加するだけではクラック発生等の問題が生じる可能性があった。
そこで本発明は、デザイン性が高く、かつ耐クラック性も良いサイドウォールを有する空気入りタイヤを提供することを課題とする。
実施形態の空気入りタイヤは、タイヤ軸方向両側のサイドウォールの少なくとも一方に第1表示域及び第2表示域がタイヤ周方向に並べて設けられ、第1表示域には複数の文字が設けられ、第2表示域にはタイヤ表面に対する凹みの中に複数の凸条が並んだ装飾が設けられた空気入りタイヤにおいて、前記装飾として、文字が図案化された形状の第1装飾と、前記第1装飾と異なる形状の第2装飾と、前記第1装飾及び前記第2装飾と形状が異なる第3装飾とが設けられ、前記第1装飾と前記第2装飾とが隣接して配置され、前記第3装飾は前記第1装飾の一部のタイヤ径方向内側の場所に設けられ、前記第1装飾のタイヤ径方向の長さが、前記第2装飾のタイヤ径方向の長さよりも短く、前記第1装飾、前記第2装飾及び前記第3装飾は、前記凹みの深さが同じで、前記凸条のタイヤ径方向に対する傾斜の方向及び角度が同じであることを特徴とする。
実施形態の空気入りタイヤのサイドウォールは、上記の特徴を有するため、デザイン性が高くかつ耐クラック性も良い。
空気入りタイヤの断面図。 サイドウォールの表示帯をタイヤ軸方向から見た図。 第2表示域の拡大図。 第1装飾及び第3装飾の拡大図。 リッジの延長方向に直交する面での第1装飾の断面図。リッジの断面形状が半円形のときの図。 リッジの延長方向に直交する面での第1装飾の断面図。リッジの断面形状が三角形のときの図。 リッジの延長方向に直交する面での第1装飾の断面図。リッジの断面形状が台形のときの図。
まず、本実施形態の空気入りタイヤ1の全体構造について図1に基づき説明する。なお図1に示されているのはタイヤ軸方向の半分のみであり、実際の空気入りタイヤ1はタイヤ中心線Cに対して左右対称になっている。図1の上下方向がタイヤ径方向であり、左右方向がタイヤ軸方向であり、紙面に対して垂直な方向がタイヤ周方向である。
空気入りタイヤ1では、タイヤ軸方向両側(図1では右側のみ)にビード部9が設けられている。ビード部9は、鋼線からなるビードコア9aと、ビードコア9aの径方向外側に設けられたゴム製のビードフィラー9bとからなる。
タイヤ軸方向両側のビード部9には1枚又は複数枚のカーカスプライ2が架け渡されている。カーカスプライ2はタイヤ周方向に直交する方向に並べられた多数のプライコードがゴムで被覆されたシート状の部材である。カーカスプライ2は、タイヤ軸方向両側のビード部9の間で空気入りタイヤ1の骨格形状を形成している。さらに、カーカスプライ2は、ビード部9の周りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されタイヤ径方向外側へ巻き上げられている。カーカスプライ2のタイヤ径方向外側への巻き上げ部分2aのタイヤ軸方向外側の場所には、ラバーチェーファー3が設けられている。
また、カーカスプライ2のタイヤ径方向外側には1枚又は複数枚のベルト4が設けられ、ベルト4のタイヤ径方向外側にはベルト補強層5が設けられている。ベルト4はスチール製の多数のコードがゴムで被覆されて出来た部材である。ベルト補強層5は有機繊維製の多数のコードがゴムで被覆されて出来た部材である。ベルト補強層5のタイヤ径方向外側にはトレッドゴム6が設けられている。トレッドゴム6には多数の溝が設けられてトレッドパターンが形成されている。
また、カーカスプライ2のタイヤ軸方向両側にはサイドウォールゴム7が設けられている。トレッドゴム6とサイドウォールゴム7とはバットレスにおいて重なっているが、トレッドゴム6とサイドウォールゴム7のいずれがタイヤ表面側になっていても良い。図1のバットレスにおいては、トレッドゴム6がタイヤ表面側になっている。なお、図示省略するが、バットレスにウイングゴムが設けられても良い。サイドウォールゴム7のタイヤ径方向内側の部分はビード部9の近くにまで延びており、ラバーチェーファー3の一部にタイヤ軸方向外側から被さっている。本実施形態においては、サイドウォールゴム7がタイヤ表面に現れている部分だけでなく、空気入りタイヤ1をタイヤ軸方向から見たときに目視できる範囲全体をサイドウォールとする。
これらの部材の他にも必要に応じてベルト下パッド等の部材が空気入りタイヤ1に設けられている。
次にサイドウォールの表示域について説明する。
図2に示すように、タイヤ軸方向両側のサイドウォールの少なくとも一方に、2つの第1表示域10及び2つの第2表示域11がタイヤ周方向に交互に並べて設けられている。これらの表示域10、11はタイヤ周方向に1周する表示帯12(図2参照)に設けられている。表示帯12は、小径の円形を描く内径側の線13と、大径の円形を描く外径側の線14とに挟まれた、タイヤ径方向に一定の幅を有する領域である。なおこれらの線13、14はタイヤ表面上の段差として形成されている。
第1表示域10には複数の文字15がタイヤ周方向に並べて設けられている。これら複数の文字15によって、製造者名、商品名、ブランド等が表示されている。これらの文字15は、製造者名等を表示する目的から、何の文字か明確に判別可能な形状である。また、それぞれの文字15は、文字15そのものの部分とその周囲の部分との境界線によって縁取られて形成されている。
また、図2及び図3に示すように、第2表示域11には、第1装飾20、第2装飾21及び第3装飾22が設けられている。1つの第2表示域11に、第1装飾20及び第3装飾22がそれぞれ1つずつ設けられ、第2装飾21が3つ設けられている。第1装飾20は2つの第2装飾21にタイヤ周方向両側から挟まれて配置されている。また、第3装飾22は第1装飾20の一部のタイヤ内径側の場所に設けられている。
第1装飾20は文字(必ずしも第1表示域10のものと同じ文字ではない)が図案化された形状を有している。文字の図案化は、文字を太く描く、文字の一部を変形する、文字を描く線の本来離れている部分を接続する(又はその逆に本来接続されている部分を離す)、文字を単純化する、文字を抽象化する、等の手法により行われる。図案化の程度は、第1表示域10の文字15よりも図案化が進み、かつ、人が見たときに文字を想起することができる程度である。
本実施形態の第1装飾20は数字の「7」が図案化されたものである。具体的には、数字の「7」を太く描き、さらにややポップ調とした形状のものである。図案化のもととなった数字の「7」は、1画目のタイヤ周方向に延びる線と、2画目のタイヤ径方向に延びる線からなるが、これら2本の線とも太く描かれている。
数字の「7」が図案化された第1装飾20は周囲との境界線によって縁取られている。境界線として、タイヤ周方向に延びる周方向境界線と、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側へ延びる径方向境界線とがある。
図4に示すように、数字の「7」が図案化された第1装飾20の周方向境界線としては、上記の1画目の線に相当する部分の上端の第1周方向境界線23aと、同部分の下端の第2周方向境界線23bと、上記の2画目の線に相当する部分の下端の第3周方向境界線23cとがある。
また、図4に示すように、第1装飾20の径方向境界線としては、上記の1画目の線に相当する部分の左端の第1径方向境界線24aと、上記の2画目の線に相当する部分の左端の第2径方向境界線24bと、上記の2画目の線に相当する部分の右端の第3径方向境界線24cと、数字の「7」の角に相当する部分の右端の第4径方向境界線24dとがある。
これらの径方向境界線のうち3/4にあたる第1径方向境界線24a、第2径方向境界線24b及び第3径方向境界線24cは、タイヤ径方向に対して右側へ傾斜している(つまりタイヤ径方向外側へ向かうほど右側に傾斜している)。残りの第4径方向境界線24dはタイヤ径方向に対して左側へ傾斜している(つまりタイヤ径方向外側へ向かうほど左側に傾斜している)。
図2及び図3に示すように、3つの第2装飾21は、それぞれ、文字を想起させない形状の部分である。3つの第2装飾21は、それぞれ、タイヤ径方向に所定の幅を有しながらタイヤ周方向に延びている。3つの第2装飾21のタイヤ径方向の最大幅は同じである。
3つの第2装飾21はそれぞれ周囲との境界線によって縁取られている。境界線として、タイヤ周方向に延びる周方向境界線と、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側へ延びる径方向境界線とがある。いずれの第2装飾21においても、周方向境界線がタイヤ径方向外側と内側にそれぞれ1本のみ設けられ、それら2本の周方向境界線の右端同士及び左端同士をそれぞれ径方向境界線が連結している。
3つの第2装飾21の径方向境界線として、一番左側の第2装飾21の左端の第1径方向境界線25aと、一番左側の第2装飾21の右端の第2径方向境界線25bと、左から2番目の第2装飾21の左端のタイヤ径方向外側の第3径方向境界線25cと、左から2番目の第2装飾21の左端のタイヤ径方向内側の第4径方向境界線25dと、左から2番目の第2装飾21の右端の第5径方向境界線25eと、一番右側の第2装飾21の左端の第6径方向境界線25fと、一番右側の第2装飾21の右端の第7径方向境界線25gとがある。
これらの径方向境界線のうち、第3径方向境界線25cと第4径方向境界線25dとが接続されており、それによって途中で屈曲した1本の線が形成されている。
また、これらの径方向境界線のうち、第2径方向境界線25b、第4径方向境界線25d、第5径方向境界線25e、第6径方向境界線25f及び第7径方向境界線25gは、タイヤ径方向に対して右側へ傾斜している。残りの第1径方向境界線25a及び第3径方向境界線25cはタイヤ径方向に対して左側へ傾斜している。
また、第3装飾22は、数字の「7」が図案化された第1装飾20の左下の空間を埋める形状をしている。第3装飾22も周囲との境界線によって縁取られている。図4に示すように、境界線として、タイヤ周方向に延びる3本の周方向境界線と、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側へ延びる3本の径方向境界線27a、27b、27cとがある。3本の径方向境界線27a、27b、27cは全てタイヤ径方向に対して右側へ傾斜している。
第2表示域11には合計14本の径方向境界線があるが、そのうちの3/4以上にあたる11本の径方向境界線がタイヤ径方向に対して右側へ傾斜している。
上記の第1装飾20のタイヤ径方向の長さは、3つの第2装飾21それぞれのタイヤ径方向の長さよりも短い。詳細には、図3に示すように、第1装飾20のタイヤ径方向内側端にあたる第3周方向境界線23cは、3つの第2装飾21それぞれのタイヤ径方向内側端にあたる周方向境界線26a、26b、26cよりも、タイヤ径方向外側にある。また、第1装飾20のタイヤ径方向外側端にあたる第1周方向境界線23aは、3つの第2装飾21それぞれのタイヤ径方向外側端にあたる周方向境界線26d、26e、26fよりもタイヤ径方向内側にある。そのため、第1装飾20のタイヤ径方向内側及び外側には、タイヤ径方向に狭いが、セレーションとしての装飾のない場所29(図4参照)が形成されている。
第1装飾20のタイヤ径方向の長さ(タイヤ表面に沿った長さではなく、タイヤ軸方向に直交する方向の長さ)は、第2装飾21のタイヤ径方向の長さの75%以上80%以下であることが望ましい。また、第1装飾20のタイヤ径方向の長さは、タイヤ断面高さ(図1にHで示す長さ)の15%以上20%以下であることが望ましい。
このような第1装飾20は全体がセレーションとして形成されている。セレーションの断面図を図5に示す。図5は図3のA-A線での断面図である。図5に示すように、セレーションとは、タイヤ表面に形成された浅く広い凹み30の中に、一方向へ延びる多数のリッジ31が一定間隔でタイヤ周方向に並ぶことにより形成された部分のことである。ここでリッジ31とは、凹み30の底面から突出し、凹み30の内面に沿って長く延びる凸条のことである。
なお、上記の各境界線は、凹み30とその周囲の部分との段差からなる。
リッジ31の長手方向に直交する方向の断面形状としては、図5に示す半円形の他にも、図6に示す三角形、図7に示す台形等がある。なお図2~図4の第1装飾20に描かれている多数の線は、リッジ31の中心線である。
リッジ31のピッチP(隣り合う2本のリッジ31の頂点間の最短距離、図5参照)は例えば0.4mm以上2.0mm以下である。また、リッジ31の高さh(図5参照)は例えば0.2mm以上3.0mm以下である。
第1装飾20における全てのリッジ31はタイヤ径方向に対して同一の方向へ同一の角度で傾斜している。図2~図4に示すように、これらのリッジ31はタイヤ径方向に対して左側へ傾斜している(つまりタイヤ径方向外側へ向かうほど左側に傾斜している)。上記のように、第1装飾20の径方向境界線の3/4にあたる第1径方向境界線24a、第2径方向境界線24b及び第3径方向境界線24cがタイヤ径方向に対して右側へ傾斜しており、第1装飾20のリッジ31はそれらの径方向境界線と逆方向へ傾斜していることになる。
また、全ての第2装飾21、第3装飾22及び全ての文字15も、それぞれ全体がセレーションとして形成されている。そして、第1装飾20、第2装飾21、第3装飾22及び文字15において、凹み30の深さが同じである。また、第1装飾20、第2装飾21、第3装飾22及び文字15において、リッジ31の断面形状、ピッチP、高さh、タイヤ径方向に対する傾斜方向及びタイヤ径方向に対する傾斜角度が同じである。
なお、図2~図4の第2装飾21及び第3装飾22に描かれている線はリッジ31の中心線である。文字15にも多数のリッジ31が存在するが、図示省略されている。
上記のように第2表示域11の径方向境界線のうち3/4以上の径方向境界線がタイヤ径方向に対して右側へ傾斜しており、第2表示域11のリッジ31はこれらの径方向境界線と逆方向へ傾斜していることになる。
なお、第1装飾20、第2装飾21、第3装飾22及び文字15のそれぞれの周囲は平滑面である。
1つのサイドウォールにはそれぞれ2つの第1表示域10及び第2表示域11が設けられているが、以上の特徴はそれぞれ2つの第1表示域10及び第2表示域11で共通している。
以上のような第1表示域10及び第2表示域11が図1の反対側のサイドウォールにも設けられていても良い。
次に、本実施形態の効果について説明する。
上記のように、本実施形態の空気入りタイヤ1の第2表示域11には、典型的なセレーションとしての第2装飾21と、文字が図案化された形状の第1装飾20とが隣接して配置されている。それによりサイドウォールの装飾性が高まっている。ここで、第1装飾20も第2装飾21と同じくセレーションとして形成されているため、第1装飾20と第2装飾21に一体感が生じて装飾性が高まっている。
また、第1装飾20のタイヤ径方向の長さが第2装飾21のタイヤ径方向の長さよりも短いことにより、第1装飾20によってゴムが薄くなった部分の面積が小さく抑えられている。そのためクラックが発生しにくくなっている。
また、第2装飾21のタイヤ径方向内側端又は外側端でクラックが発生し、そのクラックがタイヤ周方向に伸展する可能性がある。しかし本実施形態では、第1装飾20がタイヤ径方向に短いために、第2装飾21のタイヤ径方向内側端又は外側端のタイヤ周方向の場所(図4における装飾のない場所29)に第1装飾20としてのセレーションが存在せず、その場所のゴムが厚くなっている。そのためクラックが伸展しにくい。
このように、本実施形態の空気入りタイヤ1は、デザイン性が高く、かつ耐クラック性も良いサイドウォールを有するものとなっている。
また、本実施形態では、第1装飾20が2つの第2装飾21にタイヤ周方向両側から挟まれて配置されているため、文字が図案化された形状の第1装飾20がより目立ち、サイドウォールのデザイン性が高い。
また、本実施形態では、第1装飾20と第2装飾21とで、凹み30の深さが同じで、リッジ31のタイヤ径方向に対する傾斜の方向及び角度が同じである。そのことから、第1装飾20と第2装飾21とに一体感が生じて装飾性が高まっている。また、第1装飾20と第2装飾21とでリッジ31の断面形状、ピッチP及び高さhも同じであることから、第1装飾20と第2装飾21との一体感が高まっている。
また、第3装飾22も凹み30及びリッジ31に関して第1装飾20と同じ特徴を有し、それによって第2表示域11にある全ての装飾20、21、22が凹み30及びリッジ31に関して共通の特徴を有しているため、第2表示域11全体としての一体感が高まっている。
また、第1表示域10の文字15がセレーションとして形成され、さらにそのセレーションの凹み30の深さが第1装飾20における凹み30の深さと同じであるため、第1表示域10の文字15と第1装飾20との一体感が生じてサイドウォールの装飾性が高まっている。さらに、第1表示域10の文字15と第1装飾20とで、リッジ31のタイヤ径方向に対する傾斜の方向及び角度、リッジ31の断面形状、ピッチP並びに高さhが同じであるため、第1表示域10の文字15と第1装飾20との一体感が高まっている。
また、空気入りタイヤ1をインフレートすると、サイドウォールに、タイヤ径方向に延びる凹んだ筋が発生することが知られている。しかし本実施形態では多数のリッジ31がタイヤ径方向に対して傾斜して延びているため、タイヤ径方向に延びる上記の筋が見えにくく外観が良い。
また、第2表示域11の第1装飾20、第2装飾21及び第3装飾22を縁取る各径方向境界線がタイヤ径方向に対して傾斜して延びているため、インフレート時にタイヤ径方向に延びる上記の筋が見えにくく外観が良い。
また、第2表示域11における全ての径方向境界線のうち3/4以上が、タイヤ径方向に対して同じ方向に傾斜しているため、サイドウォールのデザイン性が高い。さらに、第2表示域11における全ての径方向境界線のうち3/4以上のタイヤ径方向に対する傾斜方向が、第2表示域11におけるリッジ31のタイヤ径方向に対する傾斜方向と逆であるため、サイドウォールのデザイン性がより高く、またインフレート時にタイヤ径方向に延びる上記の筋がより見えにくい。
以上の実施形態は一例に過ぎず、以上の実施形態に対して様々な変更が可能である。
上記実施形態では第1装飾20のタイヤ周方向の両方に第2装飾21が配置されていたが、変更例としては、第1装飾20のタイヤ周方向の一方にのみ第2装飾21が配置されていても良い。例えば、第2表示域11のタイヤ周方向の端部に第1装飾20が配置され、そのタイヤ周方向一方の隣に第2装飾21が配置されていても良い。このような配置の場合も、サイドウォールのデザイン性が高く、かつ耐クラック性も良い。
また、凹み30の深さもしくはリッジ31のタイヤ径方向に対する傾斜方向、タイヤ径方向に対する傾斜角度、断面形状、ピッチP又は高さhの少なくとも一部が、第1装飾20、第2装飾21、第3装飾22及び文字15のうち一部において他と異なっても良い。特に文字15は、第1装飾20、第2装飾21及び第3装飾22と場所が離れているため、凹み30の深さ又はリッジ31の特徴が第1装飾20、第2装飾21及び第3装飾22と異なっても良い。
C…タイヤ中心線、1…空気入りタイヤ、2…カーカスプライ、2a…巻き上げ部分、3…ラバーチェーファー、4…ベルト、5…ベルト補強層、6…トレッドゴム、7…サイドウォールゴム、9…ビード部、9a…ビードコア、9b…ビードフィラー、10…第1表示域、11…第2表示域、12…表示帯、13…内径側の線、14…外径側の線、15…文字、20…第1装飾、21…第2装飾、22…第3装飾、23a…第1周方向境界線、23b…第2周方向境界線、23c…第3周方向境界線、24a…第1径方向境界線、24b…第2径方向境界線、24c…第3径方向境界線、24d…第4径方向境界線、25a…第1径方向境界線、25b…第2径方向境界線、25c…第3径方向境界線、25d…第4径方向境界線、25e…第5径方向境界線、25f…第6径方向境界線、25g…第7径方向境界線、26a…周方向境界線、26b…周方向境界線、26c…周方向境界線、26d…周方向境界線、26e…周方向境界線、26f…周方向境界線、27a…径方向境界線、27b…径方向境界線、27c…径方向境界線、29…装飾のない場所、30…凹み、31…リッジ

Claims (6)

  1. タイヤ軸方向両側のサイドウォールの少なくとも一方に第1表示域及び第2表示域がタイヤ周方向に並べて設けられ、前記第1表示域には複数の文字が設けられ、前記第2表示域にはタイヤ表面に対する凹みの中に複数の凸条が並んだ装飾が設けられた空気入りタイヤにおいて、
    前記装飾として、文字が図案化された形状の第1装飾と、前記第1装飾と異なる形状の第2装飾と、前記第1装飾及び前記第2装飾と形状が異なる第3装飾とが設けられ、
    前記第1装飾と前記第2装飾とが隣接して配置され、
    前記第3装飾は前記第1装飾の一部のタイヤ径方向内側の場所に設けられ、
    前記第1装飾のタイヤ径方向の長さが、前記第2装飾のタイヤ径方向の長さよりも短く、
    前記第1装飾、前記第2装飾及び前記第3装飾は、前記凹みの深さが同じで、前記凸条のタイヤ径方向に対する傾斜の方向及び角度が同じである、
    空気入りタイヤ。
  2. 前記第1装飾と前記第2装飾とは、前記凹みの深さが同じで、前記凸条のタイヤ径方向に対する傾斜の方向及び角度が同じである、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記第1装飾及び前記第2装飾はそれぞれ周囲との境界線によって縁取られ、前記境界線として、タイヤ周方向に延びる周方向境界線と、タイヤ径方向内側からタイヤ径方向外側へ延びる径方向境界線とが設けられ、
    前記第2表示域における3/4以上の前記径方向境界線のタイヤ径方向に対する傾斜方向が、前記第1装飾及び前記第2装飾における前記凸条のタイヤ径方向に対する傾斜方向と逆である、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記第1装飾が2つの前記第2装飾にタイヤ周方向両側から挟まれて配置された、請求項1~3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記第1装飾のタイヤ周方向の一方にのみ前記第2装飾が配置された、請求項1~3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記第1表示域における複数の前記文字は、タイヤ表面に対する凹みの中に複数の凸条が並べて形成され、
    前記第1装飾と前記第1表示域における複数の前記文字とは、前記凹みの深さが同じである、請求項1~5のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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