JP7697197B2 - シート製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シート製造装置に関する。
従来、シート製造装置においては、繊維を含む原料を水に投入し、主に機械的作用により離解して、抄き直す、いわゆる湿式方式が採用されている。このような湿式方式のシート製造装置は、大量の水が必要であり、装置が大きくなる。さらに、水処理施設の整備のメンテナンスに手間がかかる上、乾燥工程に係るエネルギーが大きくなる。
そこで、小型化、省エネルギーのために、水を極力利用しない乾式によるシート製造装置が提案されている。例えば特許文献1には、水を用いず紙を乾式で解繊した解繊物と、解繊物中の繊維同士を結着させる結着剤とを乾式で混合してウェブを形成し、このウェブを搬送しつつローラーで加熱加圧し、その後、切断部にて所定長さに切断してシートを製造する装置が開示されている。
特開2012-144819号公報
しかしながら、特許文献1に記載のシート製造装置では、ローラーでシートに成形してから切断部で個別のシートに切断されるまで、1枚の連続した長いシートの状態である。このため、例えば、ジャミング等の搬送異常が生じた場合、搬送異常を解消させるのが難しい。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、以下のものとして実現することが可能である。
本発明のシート製造装置は、繊維と、前記繊維同士を結着させる結着剤と、を含む材料を加圧して連続シートに成形する加圧ローラーを有する加圧部と、
前記連続シートを切断して個別シートに成形する個別シート成形部と、
前記加圧ローラーと前記個別シート成形部との間に設けられ、前記加圧部により成形された前記連続シートを前記個別シート成形部に搬送する搬送部と、
前記加圧ローラーと前記搬送部との間に設けられ、搬送されている前記連続シートに搬送異常が生じた場合に前記連続シートのうち搬送異常が生じた部分を前記連続シートから分断する分断部と、を備えることを特徴とする。
図1は、本発明のシート製造装置の実施形態の上流側を示す概略側面図である。 図2は、本発明のシート製造装置の実施形態の下流側を示す概略側面図である。 図3は、図1および図2に示すシート製造装置の主要部のブロック図である。 図4は、図2中破線で示す部分の拡大図であって、搬送異常が生じた際の動作を説明するための図である。 図5は、図2中破線で示す部分の拡大図であって、搬送異常が生じた際の動作を説明するための図である。 図6は、図2中破線で示す部分の拡大図であって、搬送異常が生じた際の動作を説明するための図である。 図7は、図2中破線で示す部分の拡大図であって、搬送異常が生じた際の動作を説明するための図である。 図8は、図3に示す制御部が実行する制御動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明のシート製造装置を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<実施形態>
図1は、本発明のシート製造装置の実施形態の上流側を示す概略側面図である。図2は、本発明のシート製造装置の実施形態の下流側を示す概略側面図である。図3は、図1および図2に示すシート製造装置の主要部のブロック図である。図4~図7は、図2中破線で示す部分の拡大図であって、搬送異常が生じた際の動作を説明するための図である。図8は、図3に示す制御部が実行する制御動作を説明するためのフローチャートである。
なお、以下では、説明の便宜上、図1、図2、図4~図7に示すように、互いに直交する3軸をx軸、y軸およびz軸とする。また、x軸とy軸を含むxy平面が水平となっており、z軸が鉛直となっている。また、各軸の矢印が向いた方向を「+」、その反対方向を「-」と言う。また、図1、図2、図4~図7の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1、図2、図4~図7の左側を「上流側」、右側を「下流側」と言う。
図1および図2に示すように、シート製造装置100は、原料供給部11と、粗砕部12と、解繊部13と、選別部14と、第1ウェブ形成部15と、細分部16と、混合部17と、ほぐし部18と、第2ウェブ形成部19と、シート形成部20と、個別シート成形部21と、ストック部22と、搬送部25と、テンション調整部26と、回収部27と、制御部28と、分断部29と、異常検出部30と、を備えている。シート製造装置100を構成する各部は、図3に示す制御部28と電気的に接続されており、制御部28によってその作動が制御される。
また、図1に示すように、シート製造装置100は、加湿部251と、加湿部252と、加湿部253と、加湿部254と、加湿部255と、加湿部256とを備えている。その他、シート製造装置100は、ブロアー173と、ブロアー261と、ブロアー262と、ブロアー263とを備えている。
また、シート製造装置100では、原料供給工程と、粗砕工程と、解繊工程と、選別工程と、第1ウェブ形成工程と、分断工程と、混合工程と、ほぐし工程と、第2ウェブ形成工程と、シート形成工程と、切断工程とがこの順に実行される。
以下、各部の構成について説明する。
図1に示すように、原料供給部11は、粗砕部12に原料M1を供給する原料供給工程を行なう部分である。この原料M1としては、セルロース繊維を含む繊維含有物からなるシート状材料である。なお、セルロース繊維とは、化合物としてのセルロースを主成分とし繊維状をなすものであればよく、セルロースの他に、ヘミセルロース、リグニンを含むものであってもよい。また、原料M1は、織布、不織布等、形態は問わない。また、原料M1は、例えば、古紙を解繊して再生、製造されたリサイクルペーパーや、合成紙のユポ紙(登録商標)であってもよいし、リサイクルペーパーでなくてもよい。また、本実施形態では、原料M1は、使用済みまたは不要となった古紙である。
粗砕部12は、原料供給部11から供給された原料M1を大気中等の気中で粗砕する粗砕工程を行なう部分である。粗砕部12は、一対の粗砕刃121と、シュート122とを有している。
一対の粗砕刃121は、互いに反対方向に回転することにより、これらの間で原料M1を粗砕して、すなわち、裁断して粗砕片M2にすることができる。粗砕片M2の形状や大きさは、解繊部13における解繊処理に適しているのが好ましく、例えば、1辺の長さが100mm以下の小片であるのが好ましく、10mm以上70mm以下の小片であるのがより好ましい。
シュート122は、一対の粗砕刃121の下方に配置され、例えば漏斗状をなすものとなっている。これにより、シュート122は、粗砕刃121によって粗砕されて落下してきた粗砕片M2を受けることができる。
また、シュート122の上方には、加湿部251が一対の粗砕刃121に隣り合って配置されている。加湿部251は、シュート122内の粗砕片M2を加湿するものである。この加湿部251は、水分を含む図示しないフィルターを有し、フィルターに空気を通過させることにより、湿度を高めた加湿空気を粗砕片M2に供給する気化式、特に、温風気化式の加湿器で構成されている。加湿空気が粗砕片M2に供給されることにより、粗砕片M2が静電気によってシュート122等に付着するのを抑制することができる。
シュート122は、管241を介して、解繊部13に接続されている。シュート122に集められた粗砕片M2は、管241を通過して、解繊部13に搬送される。
解繊部13は、粗砕片M2を気中で、すなわち、乾式で解繊する解繊工程を行なう部分である。この解繊部13での解繊処理により、粗砕片M2から解繊物M3を生成することができる。ここで「解繊する」とは、複数の繊維が結着されてなる粗砕片M2を、繊維1本1本に解きほぐすことをいう。そして、この解きほぐされたものが解繊物M3となる。解繊物M3の形状は、線状や帯状である。また、解繊物M3同士は、絡み合って塊状となった状態、すなわち、いわゆる「ダマ」を形成している状態で存在してもよい。
解繊部13は、例えば本実施形態では、図示しない高速回転するローターと、ローターの外周に位置するライナーとを有するインペラーミルで構成されている。解繊部13に流入してきた粗砕片M2は、ローターとライナーとの間に挟まれて解繊される。
また、解繊部13は、ローターの回転により、粗砕部12から選別部14に向かう空気の流れ、すなわち、気流を発生させることができる。これにより、粗砕片M2を管241から解繊部13に吸引することができる。また、解繊処理後、解繊物M3を、管242を介して選別部14に送り出すことができる。
管242の途中には、ブロアー261が設置されている。ブロアー261は、選別部14に向かう気流を発生させる気流発生装置である。これにより、選別部14への解繊物M3の送り出しが促進される。
選別部14は、解繊物M3を、繊維の長さの大小によって選別する選別工程を行なう部分である。選別部14では、解繊物M3は、第1選別物M4-1と、第1選別物M4-1よりも大きい第2選別物M4-2とに選別される。第1選別物M4-1は、その後のシートSの製造に適した大きさのものとなっている。その平均長さは、1μm以上30μm以下であるのが好ましい。一方、第2選別物M4-2は、例えば、解繊が不十分なものや、解繊された繊維同士が過剰に凝集したもの等が含まれる。
選別部14は、ドラム部141と、ドラム部141を収納するハウジング部142とを有する。
ドラム部141は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部141には、解繊物M3が流入してくる。そして、ドラム部141が回転することにより、網の目開きよりも小さい解繊物M3は、第1選別物M4-1として選別され、網の目開き以上の大きさの解繊物M3は、第2選別物M4-2として選別される。
第1選別物M4-1は、ドラム部141から落下する。
一方、第2選別物M4-2は、ドラム部141に接続されている管243に送り出される。管243は、ドラム部141と反対側、すなわち、上流側が管241に接続されている。この管243を通過した第2選別物M4-2は、管241内で粗砕片M2と合流して、粗砕片M2とともに解繊部13に流入する。これにより、第2選別物M4-2は、解繊部13に戻されて、粗砕片M2とともに解繊処理される。
また、ドラム部141から放出された第1選別物M4-1は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部141の下方に位置する第1ウェブ形成部15に向かう。第1ウェブ形成部15は、第1選別物M4-1から第1ウェブM5を形成する第1ウェブ形成工程を行なう部分である。第1ウェブ形成部15は、メッシュベルト151と、3つの張架ローラー152と、吸引部153とを有している。
メッシュベルト151は、無端ベルトであり、第1選別物M4-1が堆積する。このメッシュベルト151は、3つの張架ローラー152に掛け回されている。そして、張架ローラー152の回転駆動により、メッシュベルト151上の第1選別物M4-1は、下流側に搬送される。
第1選別物M4-1は、メッシュベルト151の目開き以上の大きさとなっている。これにより、第1選別物M4-1は、メッシュベルト151の通過が規制され、よって、メッシュベルト151上に堆積することができる。また、第1選別物M4-1は、メッシュベルト151上に堆積しつつ、メッシュベルト151ごと下流側に搬送されるため、層状の第1ウェブM5として形成される。
また、第1選別物M4-1には、例えば塵や埃等が混在しているおそれがある。塵や埃は、例えば、粗砕や解繊によって生じることがある。そして、このような塵や埃は、後述する回収部27に回収されることとなる。
吸引部153は、メッシュベルト151の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト151を通過した塵や埃を空気ごと吸引することができる。
また、吸引部153は、管244を介して、回収部27に接続されている。吸引部153で吸引された塵や埃は、回収部27に回収される。
回収部27には、管245がさらに接続されている。また、管245の途中には、ブロアー262が設置されている。このブロアー262の作動により、吸引部153で吸引力を生じさせることができる。これにより、メッシュベルト151上における第1ウェブM5の形成が促進される。この第1ウェブM5は、塵や埃等が除去されたものとなる。また、塵や埃は、ブロアー262の作動により、管244を通過して、回収部27まで到達する。
ハウジング部142は、加湿部252と接続されている。加湿部252は、加湿部251と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部142内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、第1選別物M4-1を加湿することができ、よって、第1選別物M4-1がハウジング部142の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
選別部14の下流側には、加湿部255が配置されている。加湿部255は、水を噴霧する超音波式加湿器で構成されている。これにより、第1ウェブM5に水分を供給することができ、よって、第1ウェブM5の水分量が調整される。この調整により、静電力による第1ウェブM5のメッシュベルト151への吸着を抑制することができる。これにより、第1ウェブM5は、メッシュベルト151が張架ローラー152で折り返される位置で、メッシュベルト151から容易に剥離される。
加湿部255の下流側には、細分部16が配置されている。細分部16は、メッシュベルト151から剥離した第1ウェブM5を分断する分断工程を行なう部分である。細分部16は、回転可能に支持されたプロペラ161と、プロペラ161を収納するハウジング部162とを有している。そして、回転するプロペラ161により、第1ウェブM5を分断することができる。分断された第1ウェブM5は、細分体M6となる。また、細分体M6は、ハウジング部162内を下降する。
ハウジング部162は、加湿部253と接続されている。加湿部253は、加湿部251と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部162内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、細分体M6がプロペラ161やハウジング部162の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
細分部16の下流側には、混合部17が配置されている。混合部17は、細分体M6と結着剤P1とを混合する混合工程を行なう部分である。この混合部17は、結着剤供給部171と、管172と、ブロアー173とを有している。
管172は、細分部16のハウジング部162と、ほぐし部18のハウジング部182とを接続しており、細分体M6と結着剤P1との混合物M7が通過する流路である。
管172の途中には、結着剤供給部171が接続されている。結着剤供給部171は、スクリューフィーダー174を有している。このスクリューフィーダー174が回転駆動することにより、結着剤P1を粉体または粒子として管172に供給することができる。管172に供給された結着剤P1は、細分体M6と混合されて混合物M7となる。
なお、結着剤P1は、後の工程で繊維同士を結着させるものであり、例えば、熱可塑性樹脂、硬化性樹脂、澱粉、デキストリン、グリコーゲン、アミロース、ヒアルロン酸、葛、こんにゃく、片栗粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、天然ガム糊(エーテル化タマリンドガム、エーテル化ローカストビーンガム、エーテル化グアガム、アカシアアラビヤ系ガム)、繊維誘導糊(エーテル化カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース)、海藻類(アルギン酸ソーダ、寒天)、動物性蛋白質(コラーゲン、ゼラチン、加水分解コラーゲン、セリシン)等を用いることができるが、熱可塑性樹脂を用いるのが好ましい。熱可塑性樹脂としては、例えば、AS樹脂、ABS樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン、変性ポリオレフィン、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン6、ナイロン46、ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6-12、ナイロン6-66等のポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポリアセタール、ポリエーテル、ポリフェニレンオキシド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、熱可塑性ポリイミド、ポリエーテルイミド、芳香族ポリエステル等の液晶ポリマー、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマー等が挙げられ、これらから選択される1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。好ましくは、熱可塑性樹脂としては、ポリエステルまたはこれを含むものを用いる。
なお、結着剤供給部171から供給されるものとしては、結着剤P1の他に、例えば、繊維を着色するための着色剤、繊維の凝集や結着剤P1の凝集を抑制するための凝集抑制剤、繊維等を燃えにくくするための難燃剤、シートSの紙力を増強するための紙力増強剤等が含まれていてもよい。または、予めそれらを結着剤P1に含ませて複合化したものを結着剤供給部171から供給してもよい。
また、管172の途中には、結着剤供給部171よりも下流側にブロアー173が設置されている。ブロアー173が有する羽根等の回転部の作用により、細分体M6と結着剤P1とが混合される。また、ブロアー173は、ほぐし部18に向かう気流を発生させることができる。この気流により、管172内で、細分体M6と結着剤P1とを撹拌することができる。これにより、混合物M7は、細分体M6と結着剤P1とが均一に分散した状態で、ほぐし部18に流入することができる。また、混合物M7中の細分体M6は、管172内を通過する過程でほぐされて、より細かい繊維状となる。
ほぐし部18は、混合物M7における、互いに絡み合った繊維同士をほぐすほぐし工程を行なう部分である。ほぐし部18は、ドラム部181と、ドラム部181を収納するハウジング部182とを有する。
ドラム部181は、円筒状をなす網体で構成され、その中心軸回りに回転する篩である。このドラム部181には、混合物M7が流入してくる。そして、ドラム部181が回転することにより、混合物M7のうち、網の目開きよりも小さい繊維等が、ドラム部181を通過することができる。その際、混合物M7がほぐされることとなる。
ハウジング部182は、加湿部254と接続されている。加湿部254は、加湿部251と同様の気化式の加湿器で構成されている。これにより、ハウジング部182内には、加湿空気が供給される。この加湿空気により、ハウジング部182内を加湿することができ、よって、混合物M7がハウジング部182の内壁に静電力によって付着してしまうのを抑制することもできる。
また、ドラム部181でほぐされた混合物M7は、気中に分散しつつ落下して、ドラム部181の下方に位置する第2ウェブ形成部19に向かう。第2ウェブ形成部19は、混合物M7から第2ウェブM8を形成する第2ウェブ形成工程を行なう部分である。第2ウェブ形成部19は、メッシュベルト191と、張架ローラー192と、吸引部193とを有している。
メッシュベルト191は、無端ベルトであり、混合物M7が堆積する。このメッシュベルト191は、4つの張架ローラー192に掛け回されている。そして、張架ローラー192の回転駆動により、メッシュベルト191上の混合物M7は、下流側に搬送される。
また、メッシュベルト191上のほとんどの混合物M7は、メッシュベルト191の目開き以上の大きさである。これにより、混合物M7は、メッシュベルト191を通過してしまうのが規制され、よって、メッシュベルト191上に堆積することができる。また、混合物M7は、メッシュベルト191上に堆積しつつ、メッシュベルト191ごと下流側に搬送されるため、層状の第2ウェブM8として形成される。
吸引部193は、メッシュベルト191の下方から空気を吸引するサクション機構である。これにより、メッシュベルト191上に混合物M7を吸引することができ、よって、混合物M7のメッシュベルト191上への堆積が促進される。
吸引部193には、管246が接続されている。また、この管246の途中には、ブロアー263が設置されている。このブロアー263の作動により、吸引部193で吸引力を生じさせることができる。
ほぐし部18の下流側には、加湿部256が配置されている。加湿部256は、加湿部255と同様の超音波式加湿器で構成されている。これにより、第2ウェブM8に水分を供給することができ、よって、第2ウェブM8の水分量が調整される。この調整により、静電力による第2ウェブM8のメッシュベルト191への吸着を抑制することができる。これにより、第2ウェブM8は、メッシュベルト191が張架ローラー192で折り返される位置で、メッシュベルト191から容易に剥離される。
なお、加湿部251~加湿部256までに加えられる合計水分量は、例えば、加湿前の材料100質量部に対して0.5質量部以上20質量部以下であるのが好ましい。
第2ウェブ形成部19の下流側には、図2に示すように、シート形成部20が配置されている。シート形成部20は、第2ウェブM8から連続シートS0を形成するシート形成工程を行なう部分である。このシート形成部20は、加圧部201と、加熱部202とを有している。
加圧部201は、一対の加圧ローラー203を有し、加圧ローラー203の間で第2ウェブM8を加熱せずに加圧することができる。これにより、第2ウェブM8の密度が高められる。なお、このときの加熱の程度としては、例えば、結着剤P1を溶融させない程度であるのが好ましい。そして、この第2ウェブM8は、加熱部202に向けて搬送される。なお、一対の加圧ローラー203のうちの一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
加熱部202は、一対の加熱ローラー204を有し、加熱ローラー204の間で第2ウェブM8を加熱しつつ、加圧することができる。この加熱加圧により、第2ウェブM8内では、結着剤P1が溶融して、この溶融した結着剤P1を介して繊維同士が結着する。これにより、1枚の連続した連続シートS0が形成される。そして、この連続シートS0は、個別シート成形部21に向けて搬送される。なお、一対の加熱ローラー204の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。
これらの加圧部201および加熱部202によって、繊維を含む材料を含むウェブを成形する成形ローラー群が構成される。なお、加熱部202は、省略されていてもよい。また、加圧部201の加圧ローラー203が加熱する機能を有していてもよい。
シート形成部20の下流側には、個別シート成形部21が配置されている。個別シート成形部21は、連続シートS0を切断して、個別シートであるシートSを成形する切断工程を行なう部分である。この個別シート成形部21は、第1カッター211と、第1カッター211よりも下流側に設置された第2カッター212とを有する。
第1カッター211は、連続シートS0の搬送方向と交差する方向、特に直交する方向に連続シートS0を切断するものである。第1カッター211は、搬送されるシートSを厚さ方向、すなわち、z軸方向に介して互いに離間して設置された一対のローラー211Aと、各ローラー211Aの外周部に突出して設けられた刃211Bとを有する。刃211Bは、各ローラー211Aの軸方向に延在して設けられている。
第1カッター211は、図3に示すように、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。第1カッター211は、図2中矢印方向に回転し、その際、各刃211B同士が接触する。これにより、通過する連続シートS0が切断される。また、各第1カッター211の回転速度を調整することにより、シートSのx軸方向の長さを調整することができる。
第2カッター212は、第1カッター211の下流側で、シートSの搬送方向に平行な方向にシートSを切断するものである。第2カッター212は、円板状の4枚の回転刃212Aおよび回転刃212Bで構成されている。回転刃212Aおよび回転刃212Bは、搬送中のシートSを介して、すなわち、搬送経路238を介して対向配置されている。回転刃212Aおよび回転刃212Bが接触することにより、搬送されているシートSを切断することができる。
また、回転刃212Aおよび回転刃212Bの対が、シートSの幅方向、すなわち、y軸方向に一対配置されている。これにより、シートSの両側端部すなわち+y軸方向および-y軸方向の端部の不要な部分を除去して、シートSの幅を整えるものであり、切断除去された部分は、いわゆる「みみ」と呼ばれる。
また、各第2カッター212では、y軸方向に対向する回転刃212Aおよび回転刃212Bの間の離間距離を調整可能であり、この離間距離を調整することにより、シートSのy軸方向の長さを調整することができる。
このような第1カッター211と第2カッター212との切断により、所望の形状、大きさのシートSが得られる。そして、このシートSは、さらに下流側に搬送されて、ストック部22に蓄積される。
排出機構23は、成形されたシートSをストック部22まで搬送する機能を有する。排出機構23は、切断後ローラー232と、中間ローラー233と、第1排紙ローラー234と、第2排紙ローラー235とを有している。中間ローラー233、第1排紙ローラー234および第2排紙ローラー235は、シートSの搬送方向上流側、すなわち、-x軸側からこの順で配置されている。
また、切断後ローラー232、中間ローラー233、第1排紙ローラー234および第2排紙ローラー235は、搬送経路238を介してそれぞれ一対ずつ配置されている。
切断後ローラー232は、第1カッター211と第2カッター212との間で、かつ、搬送経路238をz軸方向に介して一対設置されている。切断後ローラー232は、第1カッター211で切断される前の連続シートS0が切断されて中間ローラー233に受け渡されるまでの搬送に寄与する。各切断後ローラー232によってシートSを挟持した状態で、各切断後ローラー232が図2中矢印方向に回転することにより、切断後のシートSを+x軸方向に搬送することができる。
一対の切断後ローラー232の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。図3に示すように、主動ローラーである切断後ローラー232は、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
中間ローラー233は、第2カッター212の下流側、すなわち、+x軸側に、搬送経路238をz軸方向に介して一対配置されている。中間ローラー233は、特に、「みみ」が切断された後のシートSを搬送するのに寄与する。各中間ローラー233によってシートSを挟持した状態で、各中間ローラー233が図2中矢印方向に回転することにより、「みみ」が切断された後のシートSを+x軸方向に搬送することができる。
一対の中間ローラー233の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。図3に示すように、主動ローラーである中間ローラー233は、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
第1排紙ローラー234は、中間ローラー233の下流側、すなわち、+x軸側に、搬送経路238をz軸方向に介して一対配置されている。第1排紙ローラー234は、特に、シートSをストック部22まで搬送するのに寄与する。各第1排紙ローラー234によってシートSを挟持した状態で、各第1排紙ローラー234が図2中矢印方向に回転することにより、シートSを+x軸方向に搬送することができる。
一対の第1排紙ローラー234の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。図3に示すように、主動ローラーである第1排紙ローラー234は、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
第2排紙ローラー235は、第1排紙ローラー234の下流側、すなわち、+x軸側に、搬送経路238をz軸方向に介して一対配置されている。第2排紙ローラー235は、特に、シートSをストック部22まで搬送するのに寄与する。各第2排紙ローラー235によってシートSを挟持した状態で、各第2排紙ローラー235が図2中矢印方向に回転することにより、シートSをストック部22に搬送することができる。
一対の第2排紙ローラー235の一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。図3に示すように、主動ローラーである第2排紙ローラー235は、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
このような切断後ローラー232、中間ローラー233、第1排紙ローラー234および第2排紙ローラー235は、制御部28によって、回転速度が適宜調整される。
搬送部25は、加熱ローラー204と個別シート成形部21との間に設けられ、シート形成部20により成形された連続シートS0を個別シート成形部21に搬送するものである。本実施形態では、搬送部25は、一対の搬送ローラー251Aにより構成されている。ただし、本発明ではこれに限定されず、搬送部25は、例えば、回転する無端ベルトにより搬送を行う構成であってもよい。
一対の搬送ローラー251Aは、搬送経路238をz軸方向に介して配置されている。搬送ローラー251AによってシートSを挟持した状態で、各搬送ローラー251Aが図2中矢印方向に回転することにより、連続シートS0を個別シート成形部21に搬送することができる。
一対の搬送ローラー251Aの一方は、図示しないモーターの作動により駆動する主動ローラーであり、他方は、従動ローラーである。図3に示すように、主動ローラーである搬送ローラー251Aは、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
テンション調整部26は、連続シートS0にかかるテンションを調整する機能を有する。テンション調整部26は、分断部29と、搬送ローラー251Aとの間で、かつ、搬送中のシートSの上面側、すなわち、+z軸側に設置されている。なお、テンション調整部26は、シートSの下面側、すなわち、-z軸側に設置されていてもよい。
テンション調整部26は、本実施形態では、ローラー261Aと、モーターやソレノイド等の移動機構262Aと、テンション検出部263Aと、を有する。移動機構262Aの作動により移動中の連続シートS0にローラー261Aが接近離間を行う。ローラー261Aが押し付けられた状態においてテンションを高め、ローラー261Aがそれよりも連続シートS0に対して退避した状態において、連続シートS0のテンションを緩める。また、図3に示すように、移動機構262Aは、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
テンション検出部263Aは、本実施形態では、ローラー261Aに接続されたトルクセンサーである。テンション検出部263Aは、制御部28と電気的に接続されており、テンション検出部263Aが検出したトルク値に関する情報は、制御部28に送信される。そして、制御部28は、トルク値に関する情報からテンションを推定する。
ただし、この構成に限定されず、テンション検出部263Aは、例えば、連続シートSと接触して直接的にテンションを測定する構成であってもよい。
このように、シート製造装置100は、加圧部201と搬送部25との間における連続シートS0のテンションを調整するテンション調整部26を備える。これにより、連続シートS0のテンションを調整してジャミング等の搬送異常が生じるのを低減させることができる。また、搬送異常が生じて連続シートS0を分断する際に連続シートS0のテンションを調整して、その分断を良好に行うことができる。
また、テンション調整部26は、連続シートS0を分断する際、連続シートS0のテンションを低下させる。これにより、過剰なテンションが連続シートS0を切断するのを防止することができる。よって、切断された端部を所望の形状とすることができる。また、切断した際に連続シートS0の端部が予期せぬ位置に移動してしまうのを防止または抑制することができる。
また、テンション調整部26は、分断部29と搬送部25との間に設けられ、連続シートS0に対して接近離間可能なローラー261Aを有する。これにより、連続シートS0のテンションの調整をより良好に行うことができる。
分断部29は、加圧ローラー203と搬送部25との間に設けられ、搬送されている連続シートS0に搬送異常が生じた場合に連続シートS0のうち搬送異常が生じた部分を連続シートから分断する機能を有する。
分断部29は、搬送される連続シートS0を厚さ方向、すなわち、z軸方向に介して互いに離間して設置された一対のローラー291と、各ローラー291の外周部に突出して設けられた切断刃292とを有する。切断刃292は、各ローラー291の軸方向に延在して設けられている。
ローラー291は、図2中矢印方向に回転し、その際、各切断刃292同士が接触する。これにより、通過する連続シートS0が切断される。分断部29は、図3に示すように、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。すなわち、各ローラー291に接続された図示しないモーターは、制御部28と電気的に接続されており、その作動が制御される。
なお、分断部29の構成は、上記に限定されず、例えば、連続シートS0の搬送方向と交わる方向に移動しつつ切断する構成であってもよく、z軸方向に移動することにより切断する構成であってもよい。また、レーザー等のエネルギー線を照射して連続シートS0を分断する構成であってもよい。
異常検出部30は、搬送されている連続シートS0に搬送異常が生じたことを検出する機能を有する。異常検出部30は、テンション調整部26と搬送部25との間に設置されている。異常検出部30は、本実施形態では、光学センサーである。異常検出部30は、連続シートS0の搬送経路238から外れた位置、図示の構成では、搬送経路238よりも+z軸側に設置されている。このため、連続シートS0が搬送経路238から外れた場合、そのことを検出することができる。また、異常検出部30は、制御部28と電気的に接続されており、異常検出部30が検出した情報、すなわち、搬送異常が生じたという情報は、制御部28に送信される。搬送異常とは、連続シートS0が搬送経路238から外れることを言い、具体的には、ジャミング、たわみ、破れ等のことを言う。
このように、シート製造装置100は、連続シートS0の搬送異常を検出する検出部である異常検出部30を備える。これにより、連続シートS0に搬送異常が生じたことを検知することができる。なお、異常検出部30を省略して、作業者が目視で確認する構成であってもよい。この場合、作業者が搬送異常を確認した際に、分断部29を作動させる。
図3に示すように、制御部28は、CPU(Central Processing Unit)281と、記憶部282と、を有している。CPU281は、例えば、各種の判断や各種の命令等を行なうことができる。
記憶部282は、例えば、シートSを製造するプログラム等の各種プログラムが記憶されている。
この制御部28は、シート製造装置100に内蔵されていてもよいし、外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。また、外部機器は、例えば、シート製造装置100とケーブル等を介して通信される場合、無線通信される場合、例えばインターネット等のようなネットワークを介してシート製造装置100と接続されている場合等がある。
また、CPU281と、記憶部282とは、例えば、一体化されて、1つのユニットとして構成されていてもよいし、CPU281がシート製造装置100に内蔵され、記憶部282が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよいし、記憶部282がシート製造装置100に内蔵され、CPU281が外部のコンピューター等の外部機器に設けられていてもよい。
このようなシート製造装置100では、図4に示すように搬送異常が生じた場合に、異常検出部30が検出する。そして、図5に示すように、連続シートS0の搬送を停止し、テンション調整部26が連続シートS0のテンションを緩めて、分断に適したテンションとする。次いで、図6に示すように、分断部29のローラー291を回転させて、切断刃292によって連続シートS0を切断する。そして、図7に示すように、連続シートS0から分断された部分Xを除去する。
このような構成によれば、搬送異常が生じた部分Xを連続シートS0から分断することができ、この部分Xを除去することができる。特に、連続シートS0は、連続した比較的長いシートであり、従来では、搬送異常が生じた場合、装置を一旦停止し、異常箇所を特定した後に、作業者が異常部分を切断して除去していた。本発明では、分断部29により搬送異常が生じた部分Xを含む部位、すなわち、連続シートS0のうち、分断部29が分断する位置から第1カッター211が切断した位置までの部分が分断されるため、その部分を除去するという簡単な方法で、搬送異常を解消することができる。
なお、制御部28が分断部29の作動を制御する構成に限定されず、例えば、作業者が手動で分断部29を動作させる構成であってもよい。
以上、説明したように、シート製造装置100は、繊維と、繊維同士を結着させる結着剤P1と、を含む材料である第2ウェブM8を加圧して連続シートS0に成形する加圧ローラー203を有する加圧部201と、連続シートS0を切断して個別シートであるシートSに成形する個別シート成形部21と、加圧ローラー203と個別シート成形部21との間に設けられ、加圧部201により成形された連続シートS0を個別シート成形部21に搬送する搬送部25と、加圧ローラー203と搬送部25との間に設けられ、搬送されている連続シートS0に搬送異常が生じた場合に連続シートS0のうち搬送異常が生じた部分Xを連続シートS0から分断する分断部29と、を備える。これにより、搬送異常が生じた場合に連続シートS0のうち、分断部29が分断する位置から個別シート成形部21が切断した位置までの部分を分断することができ、その部分を除去するという簡単な方法で、搬送異常が生じた部分Xを除去することができる。
また、搬送部25は、一対の搬送ローラー251Aを有し、搬送異常は、一対の搬送ローラー251Aにて生じるジャミングである場合、従来であると特に解消が困難であるため、本発明の効果がより顕著に得られる。
また、分断部29は、連続シートS0のうち、加圧ローラー203よりも下流側で、かつ、搬送異常が生じた部分Xよりも上流側の部分を、連続シートS0の搬送方向と交わる方向に分断する。これにより、分断されたシートは、部分Xを含むこととなり、搬送異常が生じた部分Xをより確実に除去することができる。
また、分断部29は、連続シートS0の搬送方向と交わる方向に延びる切断刃292を有する。これにより、簡単に連続シートS0を幅方向に切断することができ、分断を速やかに行うことができる。
次に、制御部28が行う制御動作について、図8に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、ステップS101において、シート製造を開始する。すなわち、シート製造装置100の各部を駆動して、シートSの製造を開始する。
次いで、ステップS102において、搬送異常を検出したか否かを判断する。本ステップにおける判断は、異常検出部30の検出結果に基づいてなされる。
ステップS102において、搬送異常が生じたと判断した場合、ステップS103において、搬送を停止する。すなわち、シート製造装置100の各部、特に、搬送部25の作動を停止する。なお、この際、搬送異常が生じたことを図示しない報知部により報知するのが好ましい。一方、ステップS102において、搬送異常が生じていないと判断した場合、ステップS108に移行する。
次いで、ステップS104において、連続シートS0のテンションを調整する。本ステップは、例えば、図5に示すように、テンション調整部26のローラー261Aを連続シートS0から離間させることにより実行される。
次いで、ステップS105において、分断部29を作動させて、連続シートS0のうち搬送異常が生じた部分Xを連続シートS0から分断する。そして、作業者が分断された部分Xを含むシートを除去する。
次いで、ステップS106において、再開指示があったか否かを判断する。本ステップにおける判断は、例えば、作業者が図示しない再開ボタンを押したか否かに基づいてなされる。ステップS106において、再開指示があったと判断した場合、ステップS107において、シート製造を再開する。一方、ステップS106において、再開指示がないと判断した場合、再開指示が入力されるまで待機する。
次いで、ステップS108において、シート製造が完了したか否かを判断する。本ステップにおける判断は、例えば、製造したシートSの枚数が所定枚数に達したか否かに基づいてなされる。ステップS108において、シート製造が完了したと判断した場合、プログラムの実行を終了する。一方、ステップS108において、シート製造が完了していないと判断した場合、ステップS102に戻り、以降のステップを順次実行する。
このように、シート製造装置100は、検出部である異常検出部30の検出結果に基づいて分断部29の作動を制御する制御部28を備える。これにより、搬送異常が生じた場合に連続シートS0のうち、分断部29が分断する位置から個別シート成形部21が切断した位置までの部分を自動で分断することができる。よって、その部分を除去するという簡単な方法で、搬送異常が生じた部分Xを除去することができる。
以上、本発明のシート製造装置を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、シート製造装置を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
11…原料供給部、12…粗砕部、13…解繊部、14…選別部、15…第1ウェブ形成部、16…細分部、17…混合部、18…ほぐし部、19…第2ウェブ形成部、20…シート形成部、21…個別シート成形部、22…ストック部、23…排出機構、25…搬送部、26…テンション調整部、27…回収部、28…制御部、29…分断部、30…異常検出部、100…シート製造装置、121…粗砕刃、122…シュート、141…ドラム部、142…ハウジング部、151…メッシュベルト、152…張架ローラー、153…吸引部、161…プロペラ、162…ハウジング部、171…結着剤供給部、172…管、173…ブロアー、174…スクリューフィーダー、181…ドラム部、182…ハウジング部、191…メッシュベルト、192…張架ローラー、193…吸引部、201…加圧部、202…加熱部、203…加圧ローラー、204…加熱ローラー、211…第1カッター、211A…ローラー、211B…刃、212…第2カッター、212A…回転刃、212B…回転刃、232…切断後ローラー、233…中間ローラー、234…第1排紙ローラー、235…第2排紙ローラー、238…搬送経路、241…管、242…管、243…管、244…管、245…管、246…管、251…加湿部、251A…搬送ローラー、252…加湿部、253…加湿部、254…加湿部、255…加湿部、256…加湿部、261…ブロアー、261A…ローラー、262…ブロアー、262A…移動機構、263…ブロアー、263A…テンション検出部、281…CPU、282…記憶部、291…ローラー、292…切断刃、M1…原料、M2…粗砕片、M3…解繊物、M4-1…第1選別物、M4-2…第2選別物、M5…第1ウェブ、M6…細分体、M7…混合物、M8…第2ウェブ、S…シート、S0…連続シート、X…部分、P1…結着剤

Claims (7)

  1. 繊維と、前記繊維同士を結着させる結着剤と、を含む材料を加圧して連続シートに成形する加圧ローラーを有する加圧部と、
    前記連続シートを切断して個別シートに成形する個別シート成形部と、
    前記加圧ローラーと前記個別シート成形部との間に設けられ、前記加圧部により成形された前記連続シートを前記個別シート成形部に搬送する搬送部と、
    前記加圧ローラーと前記搬送部との間に設けられ、搬送されている前記連続シートに搬送異常が生じたことを検出する異常検出部と、
    前記加圧ローラーと前記異常検出部との間に設けられ、搬送されている前記連続シートに搬送異常が生じたことを前記異常検出部が検出したことに応じて前記連続シートのうち搬送異常が生じた部分を前記連続シートから分断する分断部と、
    前記分断部の作動を制御する制御部と、を備えることを特徴とするシート製造装置。
  2. 前記分断部は、前記連続シートのうち、前記加圧ローラーよりも下流側で、かつ、搬送異常が生じた部分よりも上流側の部分を、前記連続シートの搬送方向と交わる方向に分断する請求項1に記載のシート製造装置。
  3. 前記分断部は、前記連続シートの搬送方向と交わる方向に延びる切断刃を有する請求項1または2に記載のシート製造装置。
  4. 前記加圧部と前記搬送部との間における前記連続シートのテンションを調整するテンション調整部を備える請求項1ないし3のいずれか1項に記載のシート製造装置。
  5. 前記テンション調整部は、前記連続シートを分断する際、前記連続シートのテンションを低下させる請求項4に記載のシート製造装置。
  6. 前記テンション調整部は、前記分断部と前記搬送部との間に設けられ、前記連続シートに対して接近離間可能なローラーを有する請求項5に記載のシート製造装置。
  7. 前記搬送部は、一対の搬送ローラーを有し、
    前記搬送異常は、前記一対の搬送ローラーにて生じるジャミングである請求項1ないし6のいずいれか1項に記載のシート製造装置。
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