JP7697560B2 - 光源装置、及び照射装置 - Google Patents
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Description
一方、近年では、光源装置が属する技術分野において、環境負荷低減などを目的として、水銀を含有する放電ランプからLED(light-emitting diode)への置き換えが行われている。しかしながら、紫外線放電ランプの分光スペクトルは、比較的広い波長範囲の連続スペクトルを有するため、紫外線放電ランプを単一種類の紫外線LEDで置き換えることが困難な場合がある。したがって、紫外線放電ランプの置き換えに利用可能な光源装置として、中心波長が異なる複数種類の紫外線LEDを備え、紫外線LEDを混合して照射することにより所望の波長範囲において連続スペクトルを得る構成が必要となる。
図1は本実施形態に係る光源装置1Aの構成の一例を模式的に示す斜視図である。図2は光源装置1Aの内部構成の一例を模式的に示す断面図である。
光源装置1Aは、耐光性試験装置、光硬化装置、及び半導体プロセス装置などの各種の装置に、紫外線放電ランプの代替光源として組み込まれて使用されることが可能な装置である。本実施形態の光源装置1Aは、図1及び図2に示すように、第1紫外線L1を出射する第1光源ユニット10-1と、中心波長、及び分光スペクトルの少なくとも一方が第1紫外線L1と異なる第2紫外線L2を出射する第2光源ユニット10-2と、第1紫外線L1と第2紫外線L2のそれぞれを導光するライトトンネル30と、ライトトンネル30の内部に設けられ、第1紫外線L1と第2紫外線L2を混合する混合光学系40と、を備え、混合光学系40によって混合された第3紫外線L3をライトトンネル30からステージAに向けて照射する。ステージAには第3紫外線L3が照射される適宜の照射対象物が配置される。
代替する紫外線放電ランプの分光スペクトルに近似させるために、光源装置1Aの第1光源ユニット10-1、及び第2光源ユニット10-2は、それぞれ、中心波長、及び分光スペクトルの少なくとも一方が互いに異なる1種類以上の紫外線LEDを備える。紫外線LEDは、本開示における「半導体光源」の一例である。
メタルハライドランプを光源とする既存の促進耐候性試験装置は、当該メタルハライドランプから放射されフィルターを透過した光を被照射物に照射する装置である。本実施形態の光源装置1Aは、既存の促進耐候性試験装置においてフィルターを透過した光の分光スペクトルを、ピーク波長が異なる複数のLEDの放射光を混合することで実現する。具体的には、当該分光スペクトルを再現するために、図3に示すように、第1光源ユニット10-1は、第1紫外線LED、及び第2紫外線LEDの2種類の紫外線LEDを備え、第2光源ユニット10-2は、第3紫外線LED、第4紫外線LED、第5紫外線LED、及び第6紫外線LEDの4種類の紫外線LEDを備える。
本実施形態において、第1紫外線LEDから第6紫外線LEDは、中心波長が互いに異なるLEDである。すなわち、図3に示すように、第1紫外線LED、第2紫外線LED、第3紫外線LED、第4紫外線LED、第5紫外線LED、及び第6紫外線LEDの中心波長は、それぞれ、325nm、340nm、365nm、375nm、385nm、及び405nmである。中心波長が互いに異なる6種類の紫外線LEDのそれぞれの紫外線が混合光学系40によって第3紫外線L3として混合されることにより、第3紫外線L3の分光スペクトルは、比較的広い波長範囲の連続スペクトルとなる。
また、6種類の紫外線LEDのそれぞれの実装個数と順電流は、第3紫外線L3の分光スペクトルが、既存の促進耐候性試験装置においてフィルターを透過したメタルハライドランプの光の分光スペクトルに近似するように決定される。
LED基板100は、第2光源ユニット10-2が備える上記第3紫外線LEDから第6紫外線LEDの4種類の紫外線LEDと、これらの紫外線LEDを実装する実装基板110と、を備える。実装基板110は平面視略矩形のプリント基板である。実装基板110は、その略中央に位置する中央領域110Rの範囲内に各紫外線LEDが実装される。この中央領域110Rの範囲内において、各種類の紫外線LEDが中央領域の中心から点対称になるように、各紫外線LEDがその種類ごとに広く分散させて配置される。
なお、第1光源ユニット10-1、及び第2光源ユニット10-2のそれぞれが備える1種類以上のLEDの一部、又は全部は、光学素子を備えてもよいし、SMD(Surface Mount Device)型、COB(Chip On Board)型、又は砲弾型のLEDでもよい。
筒体300、及び副筒体300Sのそれぞれの内寸は一辺が約50mmであり、第1導入口300M1から出射口300Qまでの距離は160.5mmである。また、交点Baから第1導入口300M1までの距離は65.5mmであり、交点Baから副筒体300Sにおける第2光源ユニット10-2の設置位置までの距離も65.5mmである。
出射口300Qは、筒体300の内寸と同様に、一辺が50mmの正方形状であり、当該出射口300Qから5mmだけ離れた位置に、第1光軸K1を中心Eとした所定寸法、及び所定形状の照射エリアDが規定される。本実施形態では、照射エリアDは、一辺が25mmの正方形の範囲として規定されている。
したがって、ライトトンネル30の内部では、図2において破線矢印C1で示すように、第1紫外線L1、第2紫外線L2、及び第3紫外線L3のそれぞれが内面30Aで多重に反射しながら進行する。この結果、第3紫外線L3は、第1光源ユニット10-1、及び第2光源ユニット10-2が備える6種類の紫外線LEDのそれぞれの紫外線が十分に混ざり合った紫外線となる。かかる第3紫外線L3が照射エリアDに照射されることにより、当該照射エリアDにおける照度、及び分光スペクトルの均一性を改善できる。
なお、図2に示す破線矢印C1は、反射の様子を概念的に示すものであり、実際の光線の軌跡を示すものではない。
本実施形態の照射エリアDは、上述の通り、一辺が25mmの正方形状であり、図5に示すように、この照射エリアDに、第1測定点DP1から第5測定点DP5の測定点が設定される。第1測定点DP1、第2測定点DP2、第3測定点DP3、第4測定点DP4、及び第5測定点DP5は、それぞれ、照射エリアDの中央、左上角部近傍、左下角部近傍、右下角部近傍、及び右上角部近傍に相当する。なお、図5において、各測定点を包囲する円は分光センサの受光範囲を示す。
同図に示すように、照射エリアDには、照度測定の測定点として、第6測定点DP6から第14測定点DP14が設定される。第6測定点DP6から第14測定点DP14は、それぞれ、照射エリアDの中央、左上角部、左辺中央部、左下角部、上辺中央部、下辺中央部、右上角部、右辺中央部、及び右下角部に相当する。
第6測定点DP6から第14測定点DP14のそれぞれの位置での照度測定値から、照射エリアDにおける均斉度は90%以上であることが求められる。図7の照度測定値を数式(均斉度=MIN値/MAX値×100)にしたがって試算すると、均斉度は約93%となり、照度の均一性が高いことが分かる。
同図に示すように、第1測定点DP1から第5測定点DP5のいずれの点においても、JISの波長域規定に適合していることが示されている。
さらに、第1光源ユニット10-1、及び第2光源ユニット10-2の2つに光源が分けられているため、照度の要求に応じて紫外線LEDの実装数が増加した場合でも、個々の光源ユニットにおける紫外線LEDの設置面積が確保でき、装置の大型化を防止できる。また、光源が第1光源ユニット10-1、及び第2光源ユニット10-2に分けられることで、個々の光源ユニットを冷却する冷却ユニット(第1冷却ユニット50-1、第2冷却ユニット50-2)に要求される冷却能力を低減でき、冷却ユニットの大型化、及びコストを抑えることができる。
これに加え、ライトトンネル30の内面30Aでの反射により、第1紫外線L1、第2紫外線L2、及び第3紫外線L3が、それぞれ混ざり合うため、照射エリアDにおける照度、及び分光スペクトルのそれぞれの均一性を改善できる。
第1実施形態では、混合光学系40がビームスプリッタ400を備える光源装置1Aを説明した。本実施形態では、混合光学系40がダイクロイックミラー410を備える光源装置1Bについて説明する。なお、第2実施形態の説明において、第1実施形態で説明した要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図9、及び図10に示すように、光源装置1Bにおいて、ライトトンネル30の内部には、混合光学系40の一例としての上記ダイクロイックミラー410が設けられる。ダイクロイックミラー410は、第1実施形態と同様に、第1紫外線L1の第1光軸K1と、第2紫外線L2の第2光軸K2とが直交する交点Baに、第1光軸K1、及び第2光軸K2に対して45度の傾きを有した姿勢で配置される。
ダイクロイックミラー410は、透過、及び反射の設計入射角度が45度であり、かつ、図11に示すように、約356nm以下の波長帯域の紫外線を反射し、約356nm以上の波長帯域の紫外線を透過する特性を有する。
一方、第1光源ユニット10-1には、前掲図3に示すように、中心波長が340nm以下の紫外線LEDが設けられており、当該第1光源ユニット10-1は、ダイクロイックミラー410の反射を利用する光源として最適に構成されている。また、第2光源ユニット10-2には、中心波長が365nm以上の紫外線LEDが設けられており、当該第2光源ユニット10-2は、ダイクロイックミラー410の透過を利用する光源として最適に構成されている。
これに対し、この光源装置1Bによれば、より波長が短い第1光源ユニット10-1が第2光源ユニット10-2よりも照射エリアDの近くに配置されるため、より少ない電力で所望の光量の第1紫外線L1が得られることとなり、高効率な光源装置1Bを実現することができる。
2枚のLED基板100のそれぞれには、上述の通り、中央領域110Rが設けられており、一方の中央領域110Rには複数の第1紫外線LEDが配置され、他方の中央領域110Rには複数の第2紫外線LEDが配置される。
また、本実施形態のLED基板100には、図12に示す通り、中央領域110Rを挟む両側に、第2光源ユニット10-2が放射する第2紫外線L2及び第1光源ユニット10-1が放射する第1紫外線L1を反射する反射板120が設けられている。反射板120は、本開示における「反射部」の一例であり、例えば、アルミニウムなどの金属板である。ダイクロイックミラー410は比較的高い透過率を有するため、図10に破線矢印C2に示すように、ダイクロイックミラー410を透過した第2紫外線L2の一部が第1光源ユニット10-1のLED基板100に入射する。
そして、この第2紫外線L2が反射板120によって反射されることにより、第3紫外線L3として出射口300Qから出射されるようになり、第2紫外線L2のロスが抑えられる。第1紫外線L1も追加されることにより、光源装置1Bの効率が一層高められる。
これにより、第2紫外線L2の一部が副筒体300Sに進入すること、或いは、第1光源ユニット10-1のLED基板100に吸収等されることに起因して、照射エリアDにおいて均斉度が低下することが防止され、照度の均一性を維持できる。なお、反射板120を設置する他に紫外線に対する反射率が高いレジストをLED基板100に用いても同様の効果を奏する。また、図4に記載はないが、第2光源ユニット10-2に、反射板120などの反射部を設けても良い。
なお、以下の測定は、第2光源ユニット10-2が備える第3紫外線LEDから第6紫外線LEDの順電流を、第1実施形態の半分(より正確には350mA)に下げて行われている。
同図に示すように、本実施形態の光源装置1Bにおいても、第1実施形態の光源装置1Aと同様に、第1測定点DP1から第5測定点DP5のそれぞれで測定された分光スペクトルの相対強度は全て、略等しくなっている。したがって、照射エリアDにおいて分光スペクトルが均一であることが分かる。
本実施形態の光源装置1Bにおいても、第1実施形態の光源装置1Aと同様に、第6測定点DP6から第14測定点DP14のそれぞれの位置での照度測定値から、照射エリアDにおける均斉度は90%以上であることが求められる。図14の照度測定値を数式(均斉度=MIN値/MAX値×100)にしたがって試算すると、均斉度は約93%となり、照度の均一性が高いことが分かる。
これに加え、第2光源ユニット10-2が備える第3紫外線LEDから第6紫外線LEDの順電流を、第1実施形態よりも下げた状態であっても、第6測定点DP6から第14測定点DP14のそれぞれの位置で、第1実施形態と同等の照度測定値が得られており、高効率化が実現されていることが分かる。
同図に示すように、本実施形態においても、第1実施形態と同様に、第1測定点DP1から第5測定点DP5のいずれの点においてJISの波長域規定に適合していることが示されている。
この測定の結果、筒体300の全長が140.5mm(交点Baと出射口300Qの距離は75mm)、120.5mm(交点Baと出射口300Qの距離は55mm)、100.5mm(交点Baと出射口300Qの距離は35mm)、及び51mm(交点Baと出射口300Qの距離は25mm)のいずれの場合でも、照射エリアDにおける分光スペクトルの均一性、及び、JISの波長域規定への適合状態は筒体300の全長が短縮されても影響を受けない、との知見を得た。
本実施形態では、照射装置1000を説明する。
照射装置1000は、第1実施形態に係る複数の光源装置1A、又は第2実施形態に係る複数の光源装置1Bの構成要素を備え、光源装置1A、又は光源装置1Bの単体よりも、照射エリアDの面積の拡張を図りつつ、照度、及び分光スペクトルについて光源装置1A、及び光源装置1Bと同等の均一性を達成するものである。
なお、本実施形態では、第2実施形態に係る複数の光源装置1Bの構成要素を備える照射装置1000について説明する。また、本実施形態の説明において、第1実施形態、又は第2実施形態で説明した構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
照射装置1000は、図16、及び図17に示すように、筒状の外部筐体2を備え、図18に示すように、外部筐体2の内側に光源装置1Cが設けられる。本実施形態において外部筐体2の断面形状は矩形状であるが、他の形状であってもよい。外部筐体2には、剛性が高い例えば合金製の板材が用いられる。外部筐体2の底面部2Aには、図17に示すように、底面板3が取り付けられ、この底面板3には第3紫外線L3を出射するための出射開口3Aが開口する。外部筐体2の上面部2Bは、図16に示すように、開放端となっており、外部筐体2の内側、及び外側の間で空気及びLED基板の配線が流通可能になっている。また、外部筐体2の側面には、運搬の際などに作業者によって把持される把持部5が設けられる。
光源装置1Cは、図19に示すように、第1実施形態に係る光源装置1A及び第2実施形態に係る光源装置1Bと同様に、第1紫外線L1を出射する第1光源ユニット10-1と、中心波長、及び分光スペクトルの少なくとも一方が第1紫外線L1と異なる第2紫外線L2を出射する第2光源ユニット10-2と、第1紫外線L1と第2紫外線L2のそれぞれを導光するライトトンネル30と、ライトトンネル30の内部に設けられ、第1紫外線L1と第2紫外線L2を混合する混合光学系40と、を備え、混合光学系40によって混合された第3紫外線L3をライトトンネル30から照射する。
ライトトンネル30の他方の端部300T1には窓板4が配置されており、窓板4の材質には、少なくとも第3紫外線L3の波長に対して透明な、例えば石英ガラスなどが用いられる。
図20、及び図21に示すように、光源装置1Cのライトトンネル30は、その内部が複数の反射板61から成る区画ユニット60によって複数(本実施形態では4つ)の筒体300に区画されている。本実施形態の各筒体300は、いずれも、第1実施形態、及び第2実施形態の筒体300と同様の構成を備える。すなわち、各筒体300は、断面積及び断面形状が軸方向において一定の筒状であり、また断面形状は矩形状である。なお、筒体300の断面形状は矩形状に限定されない。また、ライトトンネル30が備える複数の筒体300は、互いの断面積が同じであるが、互いの断面積が異なってもよいし、互いの断面形状が異なってもよい。
各筒体300の内部において、第1紫外線L1が多重反射しながらダイクロイックミラー410を通過することによって第2紫外線L2と混合され、混合によって得られた第3紫外線L3と、第1紫外線L1、及び第2紫外線L2とが多重反射しながら端部300T1に到達して外部に出射される。
したがって、個々の筒体300の第3紫外線L3によって照射されるエリアはいずれも照度、及び分光分布が均一となる。そして、これらのエリアが隣接して照射装置1000の照射エリアDが形成されるため、照射エリアDの面積を拡張しつつ、照度、及ぶ分光分布の均一性を維持できる。
上述の通り、光源装置1Cは、ライトトンネル30の内部に、当該内部を複数の筒体300に区画する区画ユニット60を備える。本実施形態において、区画ユニット60の各パーツ間の固定、及びライトトンネル30への区画ユニット60の固定には、螺子やボルトなどの締結部材ではなく、部材同士の差込構造が用いられる。
同図に示すように、区画ユニット60は、2枚の矩形状の反射板61、61を備え、反射板61、61のそれぞれには、各反射板61の中心軸に沿って当該反射板61の中心61Oまで延びる差込スリット62が形成されている。そして、2枚の反射板61を、互いの差込スリット62に差し込むことで、ライトトンネル30を4つの筒体300に区画する区画ユニット60が差込構造によって組み立てられる。
そして、2枚の反射板31、31によって、区画ユニット60の差込片63が反射板31、31の差込孔34に差し込まれるように当該区画ユニット60を挟んだ状態で2枚の反射板31、31を締結することで、区画ユニット60がライトトンネル30に差込構造によって固定される。
本実施形態において、第1光源ユニット10-1は第1冷却ユニット50-1に固定されており、また、第2光源ユニット10-2は第2冷却ユニット50-2に固定される。そして、第1冷却ユニット50-1、及び第2冷却ユニット50-2はいずれも、ライトトンネル30ではなく外部筐体2に固定される。したがって、第1冷却ユニット50-1、及び第2冷却ユニット50-2、並びに、第1光源ユニット10-1及び第2光源ユニット10-2の荷重がライトトンネル30に加わることがない。
これにより、ライトトンネル30の反射板31、31、及び区画ユニット60の反射板61、61に、アルミニウム板などの剛性が低い素材を用いた場合でも、ライトトンネル30、及び区画ユニット60に撓みが生じたり、損傷したりすることが防止される。
また、例えば区画ユニット60によってライトトンネル30の剛性を高める必要もないため、区画ユニット60の各反射板61、61の板厚を薄くすることができ、各反射板61、61の板厚によって照射エリアDに生じる影が照度、及び分光スペクトルに与える影響を抑えることができる。
より具体的には、第1冷却ユニット50-1は、図18に示すように、冷却水が内部を循環する水冷ヒートシンク501Aと、水冷ヒートシンク501Aに冷却水を導入する導入ポート501Bと、冷却水を水冷ヒートシンク501Aから排水する排水ポート501Cとを備え、水冷ヒートシンク501Aに、第1光源ユニット10-1が固定される。かかる第1冷却ユニット50-1は、水冷ヒートシンク501Aには複数の支柱501Dが設けられており、各支柱501Dが外部筐体2の側面に固定された第1支持板80に固定されることで、第1冷却ユニット50-1が外部筐体2に固定される。
第2冷却ユニット50-2は、図18に示すように、多数の放熱フィンが設けられた1又は複数(本実施形態では2つ)の空冷ヒートシンク502Aと、空冷ヒートシンク502Aに冷却風を吹き付ける軸流ファン502Bとを備える。第2冷却ユニット50-2において、図18、及び図23に示すように、空冷ヒートシンク502Aが支持棒502Cによって外部筐体2に固定され、また、図18に示すように、軸流ファン502Bが外部筐体2の上面部2Bに固定された第2支持板81に固定されることで、第2冷却ユニット50-2が外部筐体2に固定される。
これに対し、本実施形態では、第1光源ユニット10-1の冷却方式に、空冷式よりも高い冷却性能を実現できる水冷式が用いられているため、第1光源ユニット10-1の発熱が大きくても十分に冷却することができ、発熱による第1光源ユニット10-1の効率低下が抑えられる。
1つのLED基板群100Gは、複数(本実施形態では6つ)のLED基板101を含む。各LED基板101の面内には締結用の孔部101Hが設けられており、孔部101Hに螺子などの締結部材を挿通してベース板102(図20)に締結される。なお、LED基板101とベース板102との間に、熱伝導グリスを塗布する、または熱伝導シートを挟み込むことで、LEDから発する熱を空冷ヒートシンクへ放熱させる。
1つのLED基板群100Gは、第1実施形態、及び第2実施形態のLED基板100に相当し、当該LED基板100と同様に、第3紫外線LED、第4紫外線LED、第5紫外線LED、及び第6紫外線LEDの4種類の紫外線LEDを含む。LED基板100における各紫外線LEDの配置は適宜である。
各LED基板101が、かかる係合形状部104を備えることにより、LED基板101の配置のバリエーションを増やすことができる。具体的には、複数のLED基板101同士の係合形状部104の係合のさせ方によって、例えば図25の配置態様Aに示すように、上下反転した2つのLED基板101を上下方向に直線状に並べたり、図25の配置態様Bに示すように、複数のLED基板101をスター状に並べたりできる。
この構成によれば、個々の筒体300によって照射されるエリアでは照度、及び分光分布が均一であるため、これらのエリアが隣接して照射エリアDが形成されることで、照射エリアDの面積を拡張しつつ、照度を第2実施形態の光源装置1Bよりも高め、かつ分光分布の均一性が維持される。かかる光源装置1Cを備える照射装置1000は、光源装置1Bの約3倍の照度(約150mW/cm2)を達成する。
この構成によれば、締結部材による低反射箇所が各筒体300のいずれの内面にも含まれることがなく、第1紫外線L1、第2紫外線L2、及び第3紫外線L3の多重反射時のロスを抑えることができる。
この構成によれば、ライトトンネル30の反射板31、31、及び区画ユニット60の反射板61、61に、アルミニウム板などの剛性が低い素材を用いた場合でも、ライトトンネル30、及び区画ユニット60に撓みが生じたり、損傷したりすることが防止される。
また、例えば区画ユニット60によってライトトンネル30の剛性を高める必要もないため、区画ユニット60の各反射板61、61の板厚を薄くすることができ、各反射板61、61の板厚によって照射エリアDに生じる影が照度、及び分光スペクトルに与える影響を抑えることができる。
以上に例示した各実施形態に付加される変形の形態を以下に例示する。以下の例示から任意に選択された2以上の形態を、相互に矛盾しない範囲で適宜に併合してもよい。
また、光源装置1A、又は光源装置1Bのライトトンネル30の断面サイズを大きくすることにより、照射エリアDを大きくしてもよい。
Claims (8)
- 1種類以上の半導体光源を含み、第1紫外線を出射する第1光源ユニットと、
1種類以上の半導体光源を含み、中心波長、及び分光スペクトルの少なくとも1つが前記第1紫外線と異なる第2紫外線を出射する第2光源ユニットと、
前記第1紫外線と前記第2紫外線のそれぞれを導光するライトトンネルと、
前記ライトトンネルの内部に設けられ、前記第1紫外線と前記第2紫外線を混合して第3紫外線を得る混合光学系と、
前記ライトトンネルの内部を複数の筒体に区画する区画ユニットと、を備え、
前記ライトトンネルの内面は、前記第1紫外線、前記第2紫外線、及び前記第3紫外線を反射する反射面であり、前記混合光学系によって混合された前記第3紫外線を前記ライトトンネルから出射する
光源装置。 - 前記第1光源ユニット、及び前記第2光源ユニットのうち、より波長が短い紫外線を出射する方の光源ユニットと、前記混合光学系とを、前記複数の筒体ごとに備え、
前記ライトトンネルの側面には前記複数の筒体ごとに第2導入口が開口し、前記第2導入口のそれぞれに前記光源ユニットが配置される
請求項1に記載の光源装置。 - 前記区画ユニットは、
複数の反射板を備え、
前記複数の反射板が互いに差込構造によって固定されている
請求項1に記載の光源装置。 - 1種類以上の半導体光源を含み、第1紫外線を出射する第1光源ユニットと、
1種類以上の半導体光源を含み、中心波長、及び分光スペクトルの少なくとも1つが前記第1紫外線と異なる第2紫外線を出射する第2光源ユニットと、
前記第1紫外線と前記第2紫外線のそれぞれを導光するライトトンネルと、
前記ライトトンネルの内部に設けられ、前記第1紫外線と前記第2紫外線を混合して第3紫外線を得る混合光学系と、を備え、
前記ライトトンネルの内面は、前記第1紫外線、前記第2紫外線、及び前記第3紫外線を反射する反射面であり、前記混合光学系によって混合された前記第3紫外線を前記ライトトンネルから出射し、
前記第2光源ユニットは、前記第2紫外線を出射する複数のLED基板を含み、
前記複数のLED基板の各々は、矩形状部と係合形状部とを含み、
前記矩形状部は、平面視で矩形状の部位であり、
前記係合形状部は、前記矩形状部の一辺に連続する部位であり、
隣り合う2個の前記LED基板の前記係合形状部の間の隙間に、上下反転した姿勢の他の前記LED基板の前記係合形状部が係合する
光源装置。 - 1種類以上の半導体光源を含み、第1紫外線を出射する第1光源ユニットと、
1種類以上の半導体光源を含み、中心波長、及び分光スペクトルの少なくとも1つが前記第1紫外線と異なる第2紫外線を出射する第2光源ユニットと、
前記第1紫外線と前記第2紫外線のそれぞれを導光するライトトンネルと、
前記ライトトンネルの内部に設けられ、前記第1紫外線と前記第2紫外線を混合して第3紫外線を得る混合光学系と、を備え、
前記ライトトンネルの内面は、前記第1紫外線、前記第2紫外線、及び前記第3紫外線を反射する反射面であり、前記混合光学系によって混合された前記第3紫外線を前記ライトトンネルから出射し、
前記ライトトンネルは、直線的に延び、前記第3紫外線を出射する出射口が一方の端部に開口する中空の筒体を含み、
前記筒体の他方の端部には、前記第1紫外線、及び前記第2紫外線の一方を導入する第1導入口が開口し、
前記筒体の側面には、前記第1紫外線、及び前記第2紫外線の他方を導入する第2導入口が開口し、
前記第1光源ユニット、及び前記第2光源ユニットのうち、より波長が短い紫外線を出射する方の光源ユニットが前記第2導入口に配置され、
前記第1光源ユニット、及び前記第2光源ユニットのうち、前記第2導入口に配置される方の光源ユニットは、他方の光源ユニットが出射する紫外線を反射する反射部を備える
光源装置。 - 前記第1光源ユニット、及び前記第2光源ユニットは、それぞれ、
前記ライトトンネルの内面での多重反射が生じる放射角の範囲で前記第1紫外線、及び前記第2紫外線を出射する、
請求項1から請求項5の何れかに記載の光源装置。 - 前記混合光学系は、ダイクロイックミラーを備える、
請求項1から請求項5の何れかに記載の光源装置。 - 請求項1から請求項5の何れかに記載の、複数の光源装置と、
互いの前記ライトトンネルが連結された前記複数の光源装置を収める外部筐体と、
を備える照射装置。
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