JP7700523B2 - タイヤ - Google Patents
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Description
OD=NW×NA/50+25.4×NR
リムは、シートとフランジとを備える。タイヤがリムに組まれると、ビード部の内周面はシートに接触する。ビード部の外側面はフランジに接触する。
Gc=Ew×9.8×Mi
断面二次モーメントMiは、コア34の見かけ幅をWa、そして見かけ高さをHaとしたとき、次式に基づいて算出される。
Mi=Ha×(Wa3)/12
コア34の見かけ幅Wa及び見かけ高さHaは、ワイヤの外径と後述するコア34の構成とを考慮して算出される。例えば、コア34の構成が「4+4+4」で表される場合、円形の断面を有するワイヤの外径をdとしたとき、見かけ幅Waは外径dの4倍で表され、見かけ高さHaは外径dの3倍で表される。
図3に示されたコア34の構成は「5+5+5」で表される。この表記において右側が、径方向において外側に位置するユニット46のワイヤ断面44csの数である。図示されないが、例えば、コア34が高さ方向に並ぶ4つのユニット46を含み、これらのうちタイヤ12の径方向において最も外側に位置するユニット46のワイヤ断面44csの数が3であり、残りのユニット46のそれぞれに含まれるワイヤ断面44csの数が4である場合、このコア34の構成は「4+4+4+3」で表される。
前述したように、コア34の幅方向の曲げ剛性の算出には、コア34の見かけ幅Wa及び見かけ高さHaが用いられる。本開示においては、ワイヤ断面44csの形状が楕円である場合、見かけ幅Waの算出には長軸長さLaが用いられ、見かけ高さHaの算出には短軸長さSaが用いられる。
具体的には、このベルトコード56は、0.20mm以上0.30mm以下の外径と、3000MPa以上の引張強度とを有する、複数本の素線を撚り合わせて構成されたスチールコードであるのが好ましい。このようなスチールコードとしては、1×4×0.27で表される構造のスチールコード、及び、1×8×0.23で表される構造のスチールコードが挙げられる。リム外れ抗力の向上に効果的に貢献できる観点から、ベルトコード56は、1×8×0.23で表される構造のスチールコードであるのがより好ましい。
図1に示された基本構成を備え、下記の表1に示された仕様を備えた乗用車用のタイヤ(タイヤサイズ=165/55R15)を得た。
この実施例1では、タイヤの外径ODの半分と、JIS D4230に記載のL寸法との差(OD/2-L)は19mmであった。図3に示された構成を有するコアをビードのコアとして用いた。このことが、表1の「コアの構成」の欄に、「5+5+5」として示されている。コアの幅方向の曲げ剛性は、13.78×106N・mm2であった。コアに含まれるワイヤの断面形状は楕円であり、短軸長さSaの、長軸長さLaに対する比(Sa/La)は0.75であった。ビード部のヒール面の輪郭を表す円弧の半径Rhは10.0mmであった。長軸長さLaは1.30mmであった。
この実施例1には、図4に示された構成のベルト及びバンドが採用された。このことが、表1の「ベルト及びバンドの構成」の欄に示されている。実施例1のバンドはフルバンドのみで構成された。
ベルトコードには、1×4×0.27の構造を有するスチールコードが採用された。ベルトコードに含まれる素線の本数は4本、素線の外径は0.27mmであった。内側層及び外側層のコード密度は40エンズであった。
フルバンドコードには、ナイロン繊維からなるコードが採用された。このことが、表1の「フルバンドコードのタイプ」の欄に「N」で表されている。このコードの構成は、1400dtex/2であった。このことが、表1の「フルバンドコードの構成」の欄に「1400/2」で表されている。
ビードのコアに図7に示された構成(「4+4+4」)のコアを採用するとともに半径Rhを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、比較例1のタイヤを得た。
この比較例1では、コアの幅方向の曲げ剛性は、6.83×106N・mm2であった。コアに含まれるワイヤの断面形状は円であった。したがって、比(Sa/La)は1.00であった。このワイヤの外径は1.20mmであった。このことが、表1のLaの欄に示されている。
コアの構成を変えてコアの幅方向の曲げ剛性を下記の表1に示される通りとした他は比較例1と同様にして、実施例2のタイヤを得た。
半径Rhを下記の表1に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例3のタイヤを得た。
参考例のタイヤサイズは195/55R15であった。タイヤの外径ODの半分と、JIS D4230に記載のL寸法との差(OD/2-L)は39mmであった。
ビードのコアの構成は比較例1と同じである。
ベルト及びバンドには、実施例1と同じ、図4に示された構成のベルト及びバンドが採用された。ベルトコードには、1×2×0.295の構造を有するスチールコードが採用され、内側層及び外側層のコード密度は36エンズに設定された。フルバンドコードには、ナイロン繊維からなるコード(構成=1100dtex/2)が用いられた。
ベルトコードに、1×8×0.23の構造を有するスチールコードを採用し、内側層及び外側層のコード密度を24エンズにした他は実施例1と同様にして、実施例4のタイヤを得た。
フルバンドコードにアラミド繊維からなるコード(構成=1670dtex/2)を用いた他は実施例4と同様にして、実施例5のタイヤを得た。フルバンドコードがアラミド繊維からなるコードであることが、表2のフルバンドコードのタイプの欄に「A」で表されている。
図6に示された構成のバンドを採用した他は実施例1と同様にして、実施例6のタイヤを得た。エッジバンドコードには、ナイロン繊維からなるコード(構成=1400dtex/2)が用いられた。
ベルトコードに、1×8×0.23の構造を有するスチールコードを採用し、内側層及び外側層のコード密度を24エンズにした他は実施例6と同様にして、実施例7のタイヤを得た。
フルバンドコードにアラミド繊維からなるコード(構成=1670dtex/2)を用いた他は実施例7と同様にして、実施例8のタイヤを得た。
エッジバンドコードにアラミド繊維からなるコード(構成=1670dtex/2)を用いた他は実施例8と同様にして、実施例9のタイヤを得た。
比較例1のコアの形成に使用したワイヤを用いて曲げ剛性を変えた他は実施例1と同様にして、実施例10のタイヤを得た。
短軸長さSaを変えて比(Sa/La)を下記の表3に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例11-12のタイヤを得た。
試作タイヤをリム(サイズ=15×5J)に組み、空気を充填してタイヤの内圧を180kPaに調整した。参考例については、タイヤをリム(サイズ=15×6J)に組み、空気を充填してタイヤの内圧を180kPaに調整した。
図8に示された試験装置を用いて、JIS D4230に記載のビードアンシーティング試験を行い、リム外れ抗力を得た。その結果が、参考例を100とした指数で、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいほどリム外れ抗力は高い。この評価では、指数が80以上であれば、リム外れ抗力は規格値を満たすとして許容される。
試作タイヤをリム(サイズ=15×5J)に組み、空気を充填してタイヤの内圧を250kPaに調整した。ドラム試験機を用いてECE30により規定された荷重/速度性能テストに準拠して、ステップスピード方式により耐久性試験を実施した。タイヤが破壊するまでの走行距離を測定した。その結果が、実施例2を100とした指数で、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいほど、タイヤは耐久性に優れる。
試作タイヤをリム(サイズ=15×5J)に組み、空気を充填してタイヤの内圧を240kPaに調整した。タイヤを試験車両(排気量660ccの乗用車)に装着した。ドライ路面のテストコースで試験車両を走行させて、ドライバーにハンドリング性能を評価(官能評価)させた。その結果が、実施例2を100とした指数で、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいほど、タイヤは操縦安定性に優れる。
試作タイヤをリム(サイズ=15×5J)に組み、空気を充填してタイヤの内圧を240kPaに調整した。タイヤを試験車両(排気量660ccの乗用車)に装着した。ドライ路面のテストコースで試験車両を走行させた。速度50km/hから急制動をかけて車両を停止させることを20回繰り返し、タイヤのリムに対するずれを計測した。その結果が、実施例2を100とした指数で、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいほど、タイヤのリムに対するずれが小さい。
試作タイヤをリム(サイズ=15×5J)に嵌めた後、このタイヤに空気(供給圧力=600kPa)を充填し、ビード部がリムのハンプを乗り越えるときの圧力(嵌合圧)を計測した。その結果が、実施例2を100とした指数で、下記の表1及び2に示されている。数値が大きいほど、嵌合圧は低く、タイヤをリムに組みやすい。この評価では、指数が90以上であれば、リムへの組みやすさに関する基準はクリアしているとして許容される。
4・・・支持台
6・・・荷重ブロック
8・・・荷重アーム
12、72・・・タイヤ
14・・・トレッド
16・・・サイドウォール
20・・・ビード
22・・・カーカス
28・・・ベルト
30、74・・・バンド
34・・・コア
38・・・カーカスプライ
40、40a、40b・・・層
42、76・・・フルバンド
44・・・ワイヤ
44cs・・・ワイヤ断面
46・・・ユニット
48・・・ビード部Bの外面
50・・・シート面
52・・・フランジ面
54・・・ヒール面
56、56A、56B・・・ベルトコード
60、80・・・フルバンドコード
78・・・エッジバンド
84・・・エッジバンドコード
Claims (7)
- 路面と接地するトレッドと、前記トレッドの端に連なり径方向において前記トレッドの内側に位置する一対のサイドウォールと、径方向において前記サイドウォールの内側に位置する一対のビードと、前記トレッド及び前記一対のサイドウォールの内側に位置し、一方のビードと他方のビードとの間を架け渡すカーカスと、径方向において前記カーカスの外側に位置するベルトと、径方向において前記トレッドと前記ベルトとの間に位置するバンドとを備える、タイヤであって、
前記タイヤの外径の半分と、JIS D4230に記載のL寸法との差が20mm以下であり、
前記ビードが周方向に延びるコアを備え、
前記コアがスチール製のワイヤを含み、
前記コアの断面において、複数のワイヤ断面が前記コアの幅方向に並ぶ複数のユニットが構成され、複数の前記ユニットが前記コアの高さ方向に並び、
各前記ユニットに含まれる前記ワイヤ断面の数を用いて表される前記コアの構成が、4+4+4+3、又は5+5+5であり、
前記コアの幅方向の曲げ剛性が、7.80×106N・mm2以上である、
タイヤ。 - 前記ワイヤが楕円のワイヤ断面を有し、
前記ユニットにおいて、前記ワイヤ断面の長軸が前記コアの幅方向を向き、
前記ワイヤ断面の短軸長さの、前記ワイヤ断面の長軸長さに対する比が、0.60以上0.90以下である、
請求項1に記載のタイヤ。 - 前記タイヤのうち、前記タイヤが組まれるリムに接触する部位がビード部であり、
前記ビード部の外面が、前記リムのシートに接触するシート面と、前記リムのフランジに接触するフランジ面と、前記シート面と前記フランジ面との間に位置し、曲面からなるヒール面とを備え、
前記タイヤの子午線断面において、前記ヒール面の輪郭が円弧で表され、
前記円弧の半径が6.0mm以上11.0mm以下である、
請求項1又は2に記載のタイヤ。 - 前記ベルトが径方向に積層された2枚の層を備え、
それぞれの層が並列した多数のベルトコードを含み、
それぞれのベルトコードがスチールコードであり、
前記スチールコードが4本以上8本以下の素線からなる撚り線であり、
それぞれの素線が、0.20mm以上0.30mm以下の外径と、3000MPa以上の引張強度を有し、
前記層のコード密度が20エンズ以上50エンズ以下である、
請求項1から3のいずれか一項に記載のタイヤ。 - 前記ベルトコードが、1×4×0.27で表される構造のスチールコード、又は、1×8×0.23で表される構造のスチールコードであり、
前記ベルトコードとして、1×4×0.27で表される構造の前記スチールコードが用いられる場合、前記層のコード密度が30エンズ以上50エンズ以下であり、
前記ベルトコードとして、1×8×0.23で表される構造の前記スチールコードが用いられる場合、前記層のコード密度は20エンズ以上30エンズ以下である、
請求項4に記載のタイヤ。 - 前記バンドが前記ベルト全体を覆うフルバンドを備え、
前記フルバンドが螺旋状に巻かれたフルバンドコードを含み、
前記フルバンドコードが、アラミド繊維からなるアラミドコード、又は、ナイロン繊維及びアラミド繊維からなるハイブリッドコードである、
請求項1から5のいずれか一項に記載のタイヤ。 - 前記バンドが、軸方向に離間して配置され、前記フルバンドの端を覆う、一対のエッジバンドを備え、
それぞれのエッジバンドが螺旋状に巻かれたエッジバンドコードを含み、
前記エッジバンドコードが、アラミド繊維からなるアラミドコード、又は、ナイロン繊維及びアラミド繊維からなるハイブリッドコードである、
請求項6に記載のタイヤ。
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