JP7700578B2 - 画像形成装置、印刷制御方法、および制御プログラム - Google Patents
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Description
定着部を含み、印刷ジョブに基づいて、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像形成する画像形成部と、
装置本体が設置された領域内における、ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の「存在」または「不存在」を示す情報を取得する取得部と、
前記印刷ジョブの動作モードを、通常モード、およびウィルス除去モードから選択可能であり、取得した前記「存在」の情報に基づき、前記印刷ジョブの動作モードを前記ウィルス除去モードに設定する制御部と、を備え、
前記ウィルス除去モードでは、前記定着部の定着温度を所定温度に設定するとともに、前記定着部での前記用紙への加熱時間を前記通常モードよりも長くする、画像形成装置。
前記制御部は、前記記憶部に開閉の記録があった前記給紙トレイを用いて前記印刷ジョブを実行する際に、動作モードを前記ウィルス除去モードに設定する、上記(1)に記載の画像形成装置。
前記制御部は、前記ウィルス除去モードでは、
前記ウィルスの種類に応じた定着温度に設定する、上記(1)から上記(3)のいずれかに記載の画像形成装置。
前記ウィルス除去モードで設定する前記所定温度は、前記エコモードにおける定着温度よりも高い、上記(1)から上記(4)のいずれかに記載の画像形成装置。
前記取得部は、感染可能性者の前記「存在」を示す情報として、前記体温測定装置から、閾値以上の体温がある者が、前記領域に入ったことを示す情報を取得する、上記(1)から上記(5)のいずれかに記載の画像形成装置。
前記取得部は、感染可能性者の前記「存在」示す情報、およびウィルスの種類に関する情報として、
前記領域内にある前記端末装置から、該端末装置を所持するユーザーが、感染可能性者であること、および、前記ウィルスの種類に関する情報を取得する、上記(4)に記載の画像形成装置。
前記受付部から、ユーザーによる前記ウィルス除去モードの強制実行の設定を受け付けた場合、
前記制御部は、前記取得部が取得した前記情報の内容にかかわらず、印刷ジョブを前記ウィルス除去モードで実行させる、上記(1)に記載の画像形成装置。
前記ウィルス除去モードでは、前記ウィルスの種類と前記定着温度との対応を記述した制御テーブルに基づいて、前記ウィルスの種類に応じた定着温度に設定する、上記(8)に記載の画像形成装置。
定着部を含み、印刷ジョブに基づいて、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像形成する画像形成部と、
装置本体が設置された領域内における、ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の「存在」または「不存在」を示す情報を取得する取得部と、
前記印刷ジョブの動作モードを、少なくとも通常モード、およびウィルス除去モードを選択可能であり、取得した前記「存在」の情報に基づき、前記印刷ジョブの動作モードを前記ウィルス除去モードに設定する制御部と、を備え、
前記ウィルス除去モードでは、前記印刷ジョブの印刷データの最初の出力よりも前に、該印刷データの出力で使用する用紙よりも、大きいサイズの白紙を、前記定着部で加熱させ、排出トレイ上に排出させる、画像形成装置。
定着部を含み、印刷ジョブに基づいて、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像形成する画像形成部と、を備え、前記印刷ジョブの動作モードを、通常モード、およびウィルス除去モードから選択可能な画像形成装置で実行される印刷制御方法であって、
前記画像形成装置の装置本体が設置された領域内における、ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の「存在」または「不存在」を示す情報を取得するステップ(a)と、
取得した前記「存在」の情報に基づき、前記印刷ジョブを前記ウィルス除去モードで実行させるステップ(b)と、を含み、
前記ウィルス除去モードでは、前記定着部の定着温度を所定温度に設定するとともに、前記定着部での前記用紙への加熱時間を前記通常モードよりも長くする、印刷制御方法。
前記ステップ(b)では、前記記憶部に開閉の記録があった前記給紙トレイを用いて、印刷ジョブを実行する際に、前記ウィルス除去モードを実行させる、上記(15)に記載の印刷制御方法。
定着部を含み、印刷ジョブに基づいて、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像形成する画像形成部と、を備え、前記印刷ジョブの動作モードを、通常モード、およびウィルス除去モードから選択可能な画像形成装置で実行される印刷制御方法であって、
前記画像形成装置の装置本体が設置された領域内における、ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の「存在」または「不存在」を示す情報を取得するステップ(a)と、
取得した前記「存在」の情報に基づき、前記印刷ジョブを前記ウィルス除去モードで実行させるステップ(b)と、を含み、
前記ウィルス除去モードでは、前記印刷ジョブの印刷データの最初の出力よりも前に、該印刷データの出力で使用する用紙よりも、大きいサイズの白紙を、前記定着部で加熱させ、排出トレイ上に排出させる、印刷制御方法。
体温測定装置40は、サーモグラフィであり、赤外線カメラ、制御処理部、およびディスプレイを備え、赤外線カメラによりゲート20を通過する人を撮影し、画像処理により人の露出している肌の部位(例えば顔)を認識し、その部位の体温を測定する。ディスプレイには、熱分布を表した画像が表示される。この画像には、認識した人の体温を示す数値をアノテーションとして表示してもよい。また、体温測定装置40の制御処理部は、体温が、閾値温度未満、または閾値温度以上であるかを判定し、その判定結果を出力する。例えば37.0℃以上の体温の人(以下、「体温が高い人」という)は、ウィルスの感染可能性(以下、単に「感染可能性者」ともいう)と推定される。閾値温度以上の体温を検知した場合には、予め設定された送信先(例えば画像形成装置10)にその情報(後述の感染可能性者の「存在」情報)を通知する。また、体温測定装置40単独で、またはゲート20と連携することで、体温が高い人を特定し、特定した者の領域80の出入りを判定する。単独で特定する場合には、例えば、体温測定装置40は、可視光カメラを備え、その映像を画像処理することで、出入りする者を顔認識し、特定する。
端末装置50は、例えば、PC(パーソナルコンピューター)、またはタブレット端末であり、ウィルス検知アプリがインストールされている。この端末装置50は、ゲート20付近に設置され、ウィルス検知アプリが、感染可能性者との接触を検知した場合には、すなわち、従業員70が感染可能性者であり、その従業員70が所持する携帯型の端末装置60が、端末装置50に近づいた場合には、感染可能性者が領域80に入室した判定する。また、端末措置50が、NFC方式のセンサーを有するゲート20と連携することで、感染可能性者が領域80に入室したと判定してもよい。この場合、端末装置60から、感染可能性者であること、および、感染しているウィルスの種類の情報が端末装置50に送られる。またこの情報は、予め設定された送信先(例えば画像形成装置10)に転送、通知される。
端末装置60は、スマートフォン等の携帯型の端末装置であり、ウィルス検知アプリがインストールされており、所持するユーザー(従業員70)が、感染可能性者であるか否かの情報、および是であればウィルス種類の情報を保持する。その情報は、端末装置50を経由して、画像形成装置10に送信される。感染可能性者であることは、所持するユーザーの行動情報(地理的位置情報)と、他の同じウィルス検知アプリがインストールされた端末装置の行動情報との比較により、感染可能性者と濃厚接触した者(すなわち感染可能性者)となったかを判定する。なお、上記、および後述の図4Bの例では、端末装置50を介して、領域80への入室および感染可能性者、およびウィルス種類の情報を通知する例を説明するが、他の例として、端末装置60から、直接、画像形成装置10に通知してもよい。例えば、両装置で、近距離無線通信の通信が確立されたときに、端末装置60から、感染可能性者、およびウィルス種類の情報を、画像形成装置10に通知する。この場合、「画像形成装置の装置本体が設置された領域」は、近距離無線通信の通信可能範囲に対応することになる。
図2、図3を参照すると、画像形成装置10は、制御部11、記憶部12、画像形成部13、給紙部14、搬送部15、操作表示部16、温度センサー17、および通信部19を備える。
次に、図4A、図4B、図5を参照し、状態データの保持処理について説明する。
(ステップS11)
ここでは、体温測定装置40は、ゲート20を通過し、入室するユーザー(従業員70)を赤外線カメラで撮影して、ユーザー(従業員70)の体温を測定する。
測定した体温が閾値温度以上(例えば37.0℃以上)であれば、処理をステップS13に進め、閾値未満であればステップS11の処理を繰り返す。
体温測定装置40は、体温が高い人、すなわち感染可能性者が入室したことを画像形成装置10に通知する。
体温測定装置40は、感染可能性者が退室したかを判定する。例えば、体温測定装置40の可視光カメラで入室するユーザーと、退室するユーザーをそれぞれ撮影し、入室時に体温が高い人と判定され、感染可能性者と判定された人を記憶しておき、同じ人が、退室したと判定した場合には、退室したと判定する。退室した場合には(YES)、処理をステップS15に進める。
ここでは、体温測定装置40は、感染可能性者の退室を画像形成装置10に通知する。
(ステップS21、S22)
端末装置50は、ユーザー(従業員70)が入室することに応じて、ユーザーが所持する端末装置60から、感染可能性情報、およびウィルス種類の情報を取得する。
ステップS22で取得した情報が、端末装置60を所持するユーザーが、感染可能性者で有ることを示す内容であれば(YES)、処理をステップS24に進める。
端末装置50は、感染可能性者が入室したこと、およびそのウィルス種類の情報を画像形成装置10に通知する。
端末装置50は、ステップS23で感染可能性者と判定した同じユーザー(IDが同じ端末装置60)が、通過した場合には、感染可能性者と判定されたユーザーが退室したと判定する(YES)。
ここでは、端末装置50は、感染可能性者の退室を画像形成装置10に通知する。
(ステップS31)
画像形成装置10の制御部11は、感染可能性者の入室通知を受信すれば(YES)、処理をステップS32に進める。この通知は、「ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の『存在』の情報」(以下、単に「存在」、または「存在」の情報ともいう)に相当し、例えば体温測定装置40のステップS13の処理、または端末装置50のステップS24の処理により、送信されたものである。
制御部11は、記憶部12に記憶している状態データを「存在」のステイタスに更新する。また、ステップS31でウィルス種類の情報も得られていれば(例えば端末装置50のステップS24)、このウィルス種類の情報を合わせて、状態データとして記憶される。後述するように制御部11は、状態データが「存在」のステイタスの場合において、実行する印刷ジョブは、ウィルス除去モードで動作させる。
画像形成装置10の制御部11は、感染可能性者の退室通知を受信すれば(YES)、処理をステップS34に進める。この通知は、「ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の『不存在』の情報」に相当し、例えば体温測定装置40のステップS15の処理、または端末装置50のステップS26の処理により、送信されたものである。
制御部11は、記憶部12に記憶している状態データを「不存在」のステイタスに更新する。なお、複数の装置(例えば温度測定装置40および端末装置50)から同時に「存在」の情報を取得するように場合には、全ての情報が「不存在」になることにより、状態データを「不存在」に設定するようにする。
次に、図6から図8を参照し、印刷制御処理について説明する。図6は、第1の実施形態における、印刷制御処理を示すフローチャートである。
制御部11は、外部のPCから、またはスタートボタンが押される等により印刷ジョブを受け付けた場合には(YES)、処理をステップS42に進める。受け付けた印刷ジョブのデータには、ジョブチケット(印刷設定情報)、および印刷データ(画像データ)が含まれる。ジョブチケットには、使用する用紙(給紙トレイ)、用紙サイズ、用紙坪量または用紙種類、片面/両面印刷、カラーモード、等の印刷設定が記述されている。
制御部11は、記憶部12に記憶している状態データの存在/不存在の情報から、動作モードを判定する。この状態データは、上述の図5の設定処理により設定されたものである。制御部11は、状態データが「状態」の場合、すなわち領域80内にウィルス感染可能性者が存在する場合には、動作モードをウィルス除去モードに設定する。一方で、状態データが「不存在」の場合、すなわち領域80内にウィルス感染可能性者が存在しない場合には、記憶部12に記憶されているデフォルトの動作モードの設定に応じた、動作モード(通常モードまたはエコモード)に設定する。
制御部11は、設定した動作モードが、ウィルス除去モードでない場合(NO)には、処理をステップS44に進める。一方で、ウィルス除去モードに設定した場合(YES)には、処理をステップS45に進める。
ここでは、制御部11は、デフォルトの動作モード(通常モード、またはエコモード)により、通常の印刷を実行する。通常印刷における(通常モード、またはエコモード)の定着条件は、後述の図7Bに示すとおりである。
ここでは、制御部11は、ウィルス除去モードの定着条件を設定する。ここで、定着条件の設定手法について、図7A~図8を参照して説明する。図7Aは、ウィルス種類と耐熱性との関係を示す対応テーブル(対応テーブル1)の例であり、図7Bは各動作モードで印刷ジョブを実行する際の定着条件を示す制御テーブルの例である。図8は、各動作モードの状態遷移を示す図である。
図7Aに示すように、ウィルスはその種類によりウィルス死滅温度が異なる。ここで
ウィルス死滅温度は定着温度であり、下記式により求められる。
ウィルス死滅温度=各ウィルスで想定されている死滅温度(ある温度x以上の加熱が必要)+マージン(温度x以上で確実に加熱されることを担保するためのマージン)である。
ここでは、制御部11は、画像形成部13を制御し、ステップS45で設定した定着条件のウィルス除去モードにより、印刷ジョブを実行する。
次に図9~図11を参照し、第2の実施形態に係る画像形成装置10について説明する。第1の実施形態では、ウィルス除去モードにおいて定着部での用紙への加熱時間を通常モードよりも長くする手法としては、用紙90の全面均一で定着速度を遅くすることにより行ったが、以下の第2の実施形態に示すように、用紙の先端/後端で、より定着速度を遅くしたり、両面加熱(2回加熱)したりすることで、加熱時間を通常モードよりも長くするようにしてもよい。これらの図に示す構成以外は、図1~図8に示した第1の実施形態の画像形成装置10と同じであり、説明を省略する。図9は、第2の実施形態における、各動作モードで印刷ジョブを実行する際の定着条件を示す制御テーブルの例である。この制御テーブルは、図6のステップS45で、適用される。図9に示す第2の実施形態における制御テーブルでは、第1の実施形態における制御テーブル(図7B)とは、加熱面と、先端/後端の定着速度が異なる。
ここで図9に示す制御テーブルにおける加熱面は、印刷設定が片面印刷の場合における加熱面を示しており、加熱面が「両面」の場合には、印刷設定が片面印刷であっても、両面加熱を行うことを示している。ここで両面加熱とは、片面(第1面)の印刷を通常通り行い、定着部133で加熱した後、スイッチバックの搬送路152~搬送路151を経由して、定着部133での2回目の加熱を行うことである。なお、2回目に搬送路151を通過する際には、画像形成部13により画像形成は行わない(白紙データ)。
また、第2の実施形態においては、用紙90の先端、および/または後端の端部における定着速度を、用紙中央の定着速度よりも遅くする。本実施形態では、用紙の端部には、上下ローラー31、32で形成される定着ニップを用紙端部が通過する前後数mmの範囲を含む。また中央よりも遅くするとは、例えば、中央の定着速度(5mm/s)の80%~0%の速度範囲である。図9の制御テーブルに示す例では、用紙90の先端と後端の両端部の端部付近において、定着速度をゼロ(一時停止)にする。一時停止の時間は10secである。例えば、用紙90の先端が、定着部133の定着ニップに達した時、またはその端部付近として、前後数mmの範囲に定着部133の駆動回転を停止させ、10sec経過後に再駆動する。また、用紙90の後端についても同じ処理を行う。
次に図12~図17を参照し、第3の実施形態に係る画像形成装置10について説明する。これらの図に示す構成以外は、図1~図9に示した第1、第2の実施形態の画像形成装置10と同じであり、説明を省略する。第1、第2の実施形態においては、領域80内に、感染可能性者が存在すること、または不存在の情報により、ウィルス除去モードの実行可否を判定していた。以下に説明する第3の実施形態においては、感染可能性者が、給紙トレイ141およびその中の用紙90に触れた場合の影響を加味して、ウィルス除去モードの実行可否を判定する。
制御部11は、給紙トレイ141への用紙補給があったか否かを判定する。この判定は、開閉センサー142の信号により給紙トレイ141の開閉操作が行われたことにより判定してもよく、また、用紙センサー143の信号により、給紙トレイ141内の用紙が無しの状態から有りの状態になったことにより判定してもよく、あるいは、両信号の組み合わせにより判定してもよい。制御部11は、用紙補給がされたと判定した場合には処理をステップS52に進める。
制御部11は、記憶部12に記憶している状態データの存在/不存在の情報から、動作モードを判定する。この状態データは、上述の図6の設定処理により設定されたものである。領域80内に感染可能性者が存在している「存在」のステイタスであれば(YES)、処理をステップS53に進め、「不存在」のステイタスであれば(NO)、処理をステップS51に戻す。なお、本実施形態では、感染可能性者と、ステップS51で補給したユーザーが同一人物か否かの特定をしていないが、画像形成装置10側で、使用するユーザーを特定(使用者の認証処理等)する機能を設け、これにより、感染可能性者が補給した場合に、本処理を実行するようにしてもよい。
制御部11は、記憶部12に開閉履歴を記録する。また、このときにタイマーの初期値(消滅期間)をセットする。図14は、ウィルス種類と自然消滅までの時間との関係を示す対応テーブル(対応テーブル2)の例である。ウィルスは、一般に一定期間(消滅期間)が経過することで消滅するが、消滅期間は、ウィルスの種類や環境温度により異なる。図14に対応テーブル2に示すように、環境温度が低いほど、感染者から分離してから自然消滅までの期間が長い。また、種類により異なりウィルスAよりもウィルスBの方が長い。なお、状態データには、「存在」の情報のみで、ウィルス種類の情報がない場合も想定される。図14に示すように、ウィルス種類が「種類不明」の場合には、最も条件が厳しいウィルス種類の値を用いる(見做す)。
次に、図16、図17を参照し、印刷制御処理について説明する。図16は、第3の実施形態における、印刷制御処理を示すフローチャートである。
制御部11は、印刷ジョブを受け付けた場合(YES)、処理をステップS62に進める。
制御部11は、給紙トレイの開閉履歴から動作モードを判定する。この動作モードの判定は、図15の切替テーブルを参照して判定する。この切替テーブルでの動作モードは、上述のように、給紙トレイの用紙補給日時、その時のその補給が「存在」状態での補給(ステップS51~S52に対応)であるか否かを示す情報、ウィルスの種類、および補給時の装置機内温度、および経過時間(残タイマー)により判定されたものである。
ここでの処理は、図6のステップS43~S45と同じであり、説明を省略する。
ここでは、ウィルス除去モードで印刷ジョブを実行する。この印刷ジョブを実行する際には、印刷データの最初の出力(商品出力)よりも前に、この出力で使用する用紙よりも大サイズの白紙を出力する(ステップS661)。例えば、ジョブチケットに記述される用紙サイズがA4であれば、これを包含するような、これよりも大きいサイズ、例えばA3、またはB4サイズの用紙を白紙で出力する。白紙は、複数枚出力してもよいが、資源の無駄を抑えるために、1枚のみの出力が好ましい。そしてその後に、ステップS65で設定した定着条件で印刷ジョブの印刷データの出力を行う(ステップS662)。また、この白紙を定着(加熱)する際には、定着条件(特に定着速度(加熱時間))は、ステップS65で設定した定着条件で行う。なお、別な例として、白紙の定着条件として、定着温度に関しては、定着部133の使用範囲内の最大温度に設定してもよい。この最大温度が、ステップS64で設定した定着温度よりも高い場合には、予備回転、またはファン(図示せず)による冷却により、設定した定着温度まで下げてから、印刷データの出力を行うことが好ましい。また、この白紙の出力は、排紙トレイ155、156毎に行い、印刷ジョブの途中で異なる排紙トレイに変更するような場合には、商品出力(印刷データの出力)に先立って、白紙を出力する。
上述の第1~第3の実施形態は、領域80内のウィルス感染可能性者の「存在」の情報に基づいて、ウィルス除去モードの実行可否を判定していた。しかしながら、以下に示す変形例のように、ユーザーによる前記ウィルス除去の強制実行の設定を受け付け、これに応じて、ウィルス除去モードを実行させるようにしてもよい。図18は、変形例における、操作表示部16に表示されるウィルス除去モードの設定画面161の例である。変形例においては、操作表示部16が、受付部として機能し、ユーザーによるウィルス除去の強制実行の設定を受け付ける。なお、受付部としてはこれに限られず、画像形成装置10にハードスイッチを設け、これを受付部として機能させてもよい。
第2の実施形態(図9)の例では、定着条件として(1)先端/後端の紙の中央よりも、前記定着部での搬送速度を遅くする、または端部で一時停止させる制御と、(2)厚紙の場合には、印刷設定が片面印刷であっても両面加熱を実行する制御の両方を行う例を示したが、この(1)、(2)のどちらか一方を行うようにしてもよい。
11 制御部
12 記憶部
13 画像形成部
131 作像部
132 中間転写ベルト
133 定着部
14 給紙部
141 給紙トレイ
142、143 センサー
15 搬送部
156,157 排紙トレイ
16 操作表示部(受付部)
17 温度センサー
19 通信部(取得部)
40 体温測定装置
50 端末装置
Claims (20)
- 1つ以上の給紙トレイと、
定着部を含み、印刷ジョブに基づいて、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像形成する画像形成部と、
装置本体が設置された領域内における、ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の「存在」または「不存在」を示す情報を取得する取得部と、
前記印刷ジョブの動作モードを、通常モード、およびウィルス除去モードから選択可能であり、取得した前記「存在」の情報に基づき、前記印刷ジョブの動作モードを前記ウィルス除去モードに設定する制御部と、を備え、
前記ウィルス除去モードでは、前記定着部の定着温度を所定温度に設定するとともに、前記定着部での前記用紙への加熱時間を前記通常モードよりも長くする、画像形成装置。 - 前記制御部は、前記「存在」の状態で、それぞれの前記給紙トレイにおいて、開閉を検出した場合には、記憶部に開閉履歴を記録し、
前記制御部は、前記記憶部に開閉の記録があった前記給紙トレイを用いて前記印刷ジョブを実行する際に、動作モードを前記ウィルス除去モードに設定する、請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記記憶部に開閉の記録があった前記給紙トレイを用いて前記印刷ジョブを実行する場合であっても、直前の開閉からの経過時間が所定期間以上の場合は、前記ウィルス除去モードに設定しない、請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記情報には、さらに、ウィルスの種類に関する情報が含まれ、
前記制御部は、前記ウィルス除去モードでは、
前記ウィルスの種類に応じた定着温度に設定する、請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。 - 選択可能な動作モードには、さらに、前記通常モードよりも、定着温度が低い設定のエコモードが含まれ、
前記ウィルス除去モードで設定する前記所定温度は、前記エコモードにおける定着温度よりも高い、請求項1から請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記取得部は、前記領域の入口に設けられた、前記領域に入る者の体温を測定する体温測定装置と通信接続し、
前記取得部は、感染可能性者の前記「存在」を示す情報として、前記体温測定装置から、閾値以上の体温がある者が、前記領域に入ったことを示す情報を取得する、請求項1から請求項5のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記取得部は、ユーザーが所持する携帯型の端末装置と通信接続し、
前記取得部は、感染可能性者の前記「存在」示す情報、およびウィルスの種類に関する情報として、
前記領域内にある前記端末装置から、該端末装置を所持するユーザーが、感染可能性者であること、および、前記ウィルスの種類に関する情報を取得する、請求項4に記載の画像形成装置。 - ユーザーからの設定操作を受け付ける受付部を備え、
前記受付部から、ユーザーによる前記ウィルス除去モードの強制実行の設定を受け付けた場合、
前記制御部は、前記取得部が取得した前記情報の内容にかかわらず、印刷ジョブを前記ウィルス除去モードで実行させる、請求項1に記載の画像形成装置。 - さらに、前記受付部から、対処するウィルスの種類の情報を受け付けた場合、
前記ウィルス除去モードでは、前記ウィルスの種類と前記定着温度との対応を記述した制御テーブルに基づいて、前記ウィルスの種類に応じた定着温度に設定する、請求項8に記載の画像形成装置。 - 前記制御部は、前記ウィルス除去モードでは、使用する用紙が、所定以上の厚み、または坪量の厚紙である場合に、印刷ジョブの印刷設定が片面印刷であっても、前記定着部により定着を2回行う両面加熱を実行させる、請求項1から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ウィルス除去モードでは、使用する用紙が、所定以上の厚み、または坪量の厚紙である場合に、用紙の先端および/または後端の端部において、用紙の中央よりも、前記定着部での搬送速度を遅くする、または前記端部において、用紙を一時停止させる、請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記制御部は、前記ウィルス除去モードでは、前記印刷ジョブの印刷データの最初の出力よりも前に、該印刷データの出力で使用する用紙よりも、大きいサイズの白紙を、前記定着部で加熱させ、排出トレイ上に排出させる、請求項1から請求項11のいずれかに記載の画像形成装置。
- 複数の給紙トレイと、
定着部を含み、印刷ジョブに基づいて、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像形成する画像形成部と、
装置本体が設置された領域内における、ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の「存在」または「不存在」を示す情報を取得する取得部と、
前記印刷ジョブの動作モードを、少なくとも通常モード、およびウィルス除去モードを選択可能であり、取得した前記「存在」の情報に基づき、前記印刷ジョブの動作モードを前記ウィルス除去モードに設定する制御部と、を備え、
前記ウィルス除去モードでは、前記印刷ジョブの印刷データの最初の出力よりも前に、該印刷データの出力で使用する用紙よりも、大きいサイズの白紙を、前記定着部で加熱させ、排出トレイ上に排出させる、画像形成装置。 - 前記制御部は、前記定着部での定着温度を、使用範囲内の最大温度に設定して、前記白紙を加熱させ、前記排出トレイ上に排出させる、請求項12、または請求項13に記載の画像形成装置。
- 1つ以上の給紙トレイと、
定着部を含み、印刷ジョブに基づいて、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像形成する画像形成部と、を備え、前記印刷ジョブの動作モードを、通常モード、およびウィルス除去モードから選択可能な画像形成装置で実行される印刷制御方法であって、
前記画像形成装置の装置本体が設置された領域内における、ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の「存在」または「不存在」を示す情報を取得するステップ(a)と、
取得した前記「存在」の情報に基づき、前記印刷ジョブを前記ウィルス除去モードで実行させるステップ(b)と、を含み、
前記ウィルス除去モードでは、前記定着部の定着温度を所定温度に設定するとともに、前記定着部での前記用紙への加熱時間を前記通常モードよりも長くする、印刷制御方法。 - 前記ステップ(a)で、前記「存在」の状態で、それぞれの前記給紙トレイにおいて、開閉を検出した場合には、記憶部に開閉履歴を記録するステップ(c)と、
前記ステップ(b)では、前記記憶部に開閉の記録があった前記給紙トレイを用いて、印刷ジョブを実行する際に、前記ウィルス除去モードを実行させる、請求項15に記載の印刷制御方法。 - 前記ステップ(b)では、前記記憶部に開閉の記録があった前記給紙トレイを用いて前記印刷ジョブを実行する場合であっても、直前の開閉からの経過時間が所定期間以上の場合は、前記ウィルス除去モードを実行しない、請求項16に記載の印刷制御方法。
- 複数の給紙トレイと、
定着部を含み、印刷ジョブに基づいて、前記給紙トレイから給紙された用紙に画像形成する画像形成部と、を備え、前記印刷ジョブの動作モードを、通常モード、およびウィルス除去モードから選択可能な画像形成装置で実行される印刷制御方法であって、
前記画像形成装置の装置本体が設置された領域内における、ウィルスに感染している可能性のある感染可能性者の「存在」または「不存在」を示す情報を取得するステップ(a)と、
取得した前記「存在」の情報に基づき、前記印刷ジョブを前記ウィルス除去モードで実行させるステップ(b)と、を含み、
前記ウィルス除去モードでは、前記印刷ジョブの印刷データの最初の出力よりも前に、該印刷データの出力で使用する用紙よりも、大きいサイズの白紙を、前記定着部で加熱させ、排出トレイ上に排出させる、印刷制御方法。 - 前記定着部での定着温度を、使用範囲の最大温度に設定して、前記白紙を加熱させ、前記排出トレイ上に排出させる、請求項18に記載の印刷制御方法。
- 請求項15から請求項19のいずれかに記載の印刷制御方法を、画像形成装置を制御するコンピューターに実行させるための制御プログラム。
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