JP7701831B2 - 階層伝送方式の送信装置及び受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シングルキャリアで2系統の変調信号を階層伝送する送信装置及び受信装置に関する。
12GHz帯衛星デジタル放送における変調方式は、π/2シフトBPSKを含むBPSK、π/4シフトQPSKを含むQPSK、8PSK、16APSKなどがあり、シングルキャリアで伝送される。この12GHz帯衛星放送の伝送方式はISDB-S3と呼ばれる。変調方式と誤り訂正符号の符号化率で伝送方式の強さが決まる(例えば、非特許文献1参照)。この衛星放送において、強階層(低次の変調方式と低い符号化率を使い、伝送耐性を強めた階層)と弱階層(高次(多値)の変調方式と高い符号化率を使い、大容量伝送が可能な階層)とを組み合わせた階層伝送が可能である。例えば、強階層にはQPSK・符号化率1/2を使用し、弱階層には16APSK・符号化率7/9を使用する。12GHz帯衛星放送の階層伝送は、1フレームを強階層と弱階層に分け、時分割で伝送する時分割階層伝送方式である。強階層と弱階層で1シンボルあたりの伝送ビット数は異なるが、シンボルレートは一定である。近年では、21GHz帯衛星放送も検討されている。
また、地上デジタル放送においては、OFDMというマルチキャリア変調方式が採用され、そのキャリア変調方式は、QPSK、16QAM若しくは64QAMなどがある。この地上デジタル放送の伝送方式はISDB-Tと呼ばれる(例えば、非特許文献2参照)。近年、次世代に向けた地上放送では、既存のISDB-Tの変調信号に、もう1つの変調信号を電力的に加算して多重する電力階層伝送(以下、「LDM」と称する)方式が検討されている。このLDM方式は、既存のISDB-Tのデータキャリア(以下、2K階層と称する)に次世代放送のデータキャリア(以下、4K階層と称する)をOFDM変調して多重し、これまでと同じ1つのチャンネルで2Kと4Kの両方を放送する階層伝送方式である(例えば、非特許文献3参照)。この方式では、2K階層に対して、4K階層を小さい電力で多重することで、強階層(上階層:2K)と弱階層(下階層:4K)の2つの電力差で伝送する。受信側では、まず上階層から復調、誤り訂正復号することにより2Kのデータ信号を得るとともに、復号された信号を再度誤り訂正符号化、再変調し、上階層の送信信号である2K信号のみを再生し、受信信号(上階層(2K)と下階層(4K)の両方を含む合成信号)から、この再生2K信号を差し引くことによって下階層(4K)のみの信号を得て、復調、誤り訂正復号して4Kのデータ信号を得る(例えば、非特許文献4参照)。尚、このLDM方式において、一般的には復調の簡易化のため上階層と下階層のOFDMのFFTクロックは同一とする。
"高度広帯域衛星デジタル放送の伝送方式(ISDB-S3) 標準規格 ARIB STD-B44 2.1版"、[online]、平成28年3月25日改定、ARIB、[令和3年7月5日検索]、インターネット〈URL:https://www.arib.or.jp/kikaku/kikaku_hoso/std-b44.html〉 "地上デジタルテレビジョン放送の伝送方式 標準規格 ARIB STD-B31 2.2版"、[online]、平成26年3月18日改定、ARIB、[令和3年7月5日検索]、インターネット〈URL:https://www.arib.or.jp/kikaku/kikaku_hoso/std-b31.html〉 佐藤,神原,岡野,土田、"ISDB-Tに次世代放送をLDMで多重する方式の統合復調時における伝送特性評価"、2019年映像情報メディア学会冬季大会(ITE Winter Annual Convention 2019) 14C-5、一般社団法人 映像情報メディア学会、2019年12月12日発表 岡田、"衛星通信におけるキャリア重畳方式~LDMの実現に向けて~"、 映像情報メディア学会技術報告(ITE Technical Report) Vol.41, No.11, BCT2017-47、一般社団法人 映像情報メディア学会、2017年3月10日発表
衛星放送の伝送においては降雨減衰により受信電力が減衰し、受信C/Nが低下してしまう。時分割階層伝送では、変調方式と誤り訂正符号の符号化率による伝送の強さの差でしか、階層伝送の強さの差をつけることができず、階層伝送における強階層と弱階層の所要C/Nの差は約9.5dB程度である。例えば、強階層がQPSK・符号化率1/2の場合の所要C/Nは約1.2dBで、弱階層が16APSK・符号化率7/9の場合の所要C/Nは約10.8dBである。東京において45cmのパラボラアンテナで受信した場合、晴天時の受信C/Nは20dB程度あるが、降雨による減衰は10dBを超え、20dB以上となる場合がある。また、21GHz帯衛星放送においては降雨による減衰が極めて大きい。強階層と弱階層の所要C/Nの差をさらに大きくするためには、変調方式と誤り訂正符号の符号化率の差だけでは限界があった。
そして、衛星放送において降雨減衰量が20dBを超えるような場合は、受信C/Nが0dB以下となるため、従来の時分割階層伝送方式では、強階層でも誤りが生じて、情報を伝送することができなかった。
そこで、20dB以上の降雨減衰等により伝送信号の減衰があるような場合でも、最低限の情報が強階層で伝送できるようなLDM方式の送信装置及び受信装置が望まれる。
更に、衛星放送においては、その放送伝送路として、衛星中継器と受信装置との間の距離が極めて遠い(人工衛星は、高度36000kmに静止している)ため、衛星中継器からは、できる限り高い電力(最大電力)で衛星放送信号を送出することが望ましい。この衛星放送信号の最大出力近傍では、衛星中継器内の中継増幅器(進行波管増幅器(TWTA))の入出力特性に起因して非線形歪が生じる。つまり、中継増幅器の入出力特性として、規格化入力電力に対する規格化出力電力の特性(AM‐AM特性)、及びその規格化入力電力に対する規格化出力の相対位相偏移の特性(AM‐PM特性)が線形(直線)とはならない。ただし、一般的には、衛星放送信号の最大出力よりも、数dB程度低い出力以下で使用するのであれば入出力特性はほぼ線形であるので、LDMを含むいずれの伝送方式でも非線形歪の影響は無視することができる。
しかしながら、中継増幅器の入力信号レベルによっては、規格化出力電力の最大出力0dB近くまで出力することも想定され、この場合には衛星放送の放送伝送路に起因する非線形歪を補償又は補正する工夫を設けない限り、LDMを含むいずれの伝送方式でも非線形歪の影響を受け、伝送性能が劣化することになる。
このため、本発明の目的は、シングルキャリアで2系統の変調信号を階層伝送する際の降雨減衰などに対する耐性を高めつつ、衛星放送の放送伝送路に起因する非線形歪を補正可能とする送信装置及び受信装置を提供することにある。
本発明の送信装置は、2系統の伝送路符号化方式の変調信号をそれぞれ上階層及び下階層として定め、当該2系統の変調信号を異なるレベルで電力的に加算してシングルキャリアで衛星放送の放送伝送路を介して伝送する電力階層伝送方式の送信装置であって、前記上階層のデータを伝送するシンボルレートをm、前記下階層のデータを伝送するシンボルレートをnとし、前記シンボルレートmに対応するシンボルクロック周波数をM、及び前記シンボルレートnに対応するシンボルクロック周波数をNとしたとき、前記上階層用及び前記下階層用として共通する4倍のM×Nの基準クロックを発生させる基準クロック生成部、及び前記基準クロックを基準として上階層用及び下階層用にそれぞれ分周したサンプリングクロックを発生させる分周器を有するクロック生成部と、シンボルレートmで伝送する上階層用のデータを入力し、当該電力階層伝送方式の伝送路歪補正用として予め定めたパイロット信号を前記上階層用のデータの前段に格納可能とする上階層用の変調フレームを構成し、該上階層用の変調フームに対して、前記基準クロックを基準とした上階層用のサンプリングクロックを基に、当該上階層用に少なくとも誤り訂正符号化率、変調方式、及び波形整形のロールオフ率を指定した予め定めた伝送路符号化方式に基づく上階層用複素ベースバンド信号を生成し、前記基準クロックでサンプリングする前記上階層の変調信号として形成する上階層用伝送路符号化部と、シンボルレートnで伝送する下階層用のデータを入力し、前記パイロット信号を格納することなく、前記上階層用の変調フレームと同一構造の下階層用の変調フレームを構成し、該下階層用の変調フームに対して、前記基準クロックを基準とした下階層用のサンプリングクロックを基に、当該下階層用に少なくとも誤り訂正符号化率、変調方式、及び波形整形のロールオフ率を指定した予め定めた伝送路符号化方式に基づく下階層用複素ベースバンド信号を生成し、前記基準クロックでサンプリングする前記下階層の変調信号として形成する下階層用伝送路符号化部と、前記上階層の変調信号の平均振幅レベルが前記下階層の変調信号の平均振幅レベルに対して所定のレベル差となるように前記上階層の変調信号と前記下階層の変調信号のいずれか一方又は双方のレベル調整を行ってから、前記上階層の変調信号と前記下階層の変調信号とを電力加算することで合成した複素ベースバンド信号を生成する電力加算部と、前記基準クロックをサンプリングクロックとして用いて、前記合成した複素ベースバンド信号を直交変調して、送信するための変調波信号を生成する直交変調部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記上階層のデータを伝送するシンボルレートmと前記下階層のデータを伝送するシンボルレートnとの比としてm:n=1:1、1:2、1:4、2:3、3:4のうちのいずれかとすることを特徴とする。
また、本発明の送信装置において、前記上階層のデータを伝送するシンボルレートmと前記下階層のデータを伝送するシンボルレートnとの比として、nはmの整数倍とし、前記基準クロック生成部は、M=1として4倍のNの基準クロックを発生させるように構成されていることを特徴とする。
本発明の受信装置は、本発明の送信装置によって生成された変調波信号について衛星放送の放送伝送路を介して受信して、前記上階層のデータ及び前記下階層のデータを復元する受信装置であって、前記上階層用及び前記下階層用として共通する4倍のM×Nの基準クロックを発生させる受信側基準クロック生成部、及び前記基準クロックを基準として上階層用及び下階層用にそれぞれ分周したサンプリングクロックを発生させる受信側分周器を有する受信側クロック生成部と、当該基準クロックをサンプリングクロックとして用いて当該受信した変調波信号における所定の周波数帯の受信信号を直交復調し、デジタル信号形式の複素ベースバンド信号を取得する直交復調・アナログ/デジタル変換部と、該複素ベースバンド信号について、前記衛星放送の放送伝送路において生じる入出力特性の非線形歪曲線上での動作点を検出する非線形歪検出部と、前記動作点を基に、該複素ベースバンド信号について歪補正する非線形歪補正部と、当該歪補正後の複素ベースバンド信号を上階層用複素ベースバンド信号として扱って入力し、当該送信装置側と対応する上階層用の伝送路符号化方式に基づくシンボルレートmの復調復号処理を施して、前記上階層のデータを復元する上階層用復調復号部と、前記上階層用復調復号部により復元した上階層のデータを入力し、当該上階層用に少なくとも誤り訂正符号化率、変調方式、及び波形整形のロールオフ率を指定した予め定めた伝送路符号化方式に基づく上階層用複素ベースバンド信号を再生成し、上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号として形成する上階層用再伝送路符号化部と、当該歪補正後の複素ベースバンド信号を入力し、当該下階層用のロールオフ率の波形整形を施した下階層用複素ベースバンド信号を形成し、前記上階層用再伝送路符号化部によって形成した上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号の平均振幅レベルが前記下階層用複素ベースバンド信号の平均振幅レベルに対して前記所定のレベル差となるように該上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号と該下階層用複素ベースバンド信号のいずれか一方又は双方のレベル調整を行い、該レベル調整後に、該下階層用複素ベースバンド信号から該上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号を差し引くように電力減算することで下階層のみの複素ベースバンド信号からなる新たな下階層用複素ベースバンド信号を生成し、当該新たな下階層用複素ベースバンド信号に対し当該送信装置側と対応する下階層用の伝送路符号化方式に基づくシンボルレートnの復調復号処理を施して、前記下階層のデータを復元する下階層用復調復号部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記非線形歪検出部は、前記衛星放送の放送伝送路の非線形歪を有する入出力特性を保持しており、該入出力特性上で、当該直交復調された複素ベースバンド信号の平均電力及びピーク電力を検出しこの2点から前記衛星放送の放送伝送路における入出力特性上の各動作点を類推して検出する手段を有することを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、当該送信装置における上階層用の変調フレームには、当該電力階層伝送方式の伝送路歪補正用として予め定めたパイロット信号が格納されており、且つ前記上階層用の変調フレームに対し同期して階層伝送される前記下階層用の変調フレームには、前記上階層用の変調フレームにおける該パイロット信号を格納する信号期間中、前記パイロット信号が格納されておらず無信号であり、
前記非線形歪検出部は、前記衛星放送の放送伝送路の非線形歪を有する入出力特性を保持しており、該入出力特性上で、当該直交復調された受信信号のパイロット信号期間から振幅が異なる少なくとも3種類の信号レベルのパイロット信号を検出し、当該少なくとも3種類の信号レベルから前記衛星放送の放送伝送路における入出力特性上の各動作点を類推して検出する手段を有することを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記非線形歪補正部は、前記非線形歪検出部から得られる前記衛星放送の放送伝送路における入出力特性上の各動作点を基に、当該入出力特性において非線形歪がないとして仮定した線形特性を用いて、当該入出力特性上の各動作点に対応する当該線形特性上の補正動作点を求め、当該直交復調された受信信号である複素ベースバンド信号が当該入出力特性上の各動作点間に位置するときは、各補正動作点を基準に線形特性となるように、該複素ベースバンド信号の振幅及び位相を補正することにより歪補正を行う手段を有することを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記上階層のデータを伝送するシンボルレートmと前記下階層のデータを伝送するシンボルレートnとの比として当該送信装置に合わせたm:n=1:1、1:2、1:4、2:3、3:4のうちのいずれかとすることを特徴とする。
また、本発明の受信装置において、前記上階層のデータを伝送するシンボルレートmと前記下階層のデータを伝送するシンボルレートnとの比として、nはmの整数倍とし、前記受信側基準クロック生成部は、M=1として4倍のNの基準クロックを発生させるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、従来の時分割階層伝送方式と比較して、電力分割階層伝送(LDM)方式の強階層と弱階層の伝送の強さの差(所要C/Nの差)をより大きくすることが可能であり、特に、衛星中継器の非線形歪の影響を受けるような状況においても受信側ではその歪を補正し、降雨により20dB以上の減衰が生じる場合でも強階層の伝送データの受信動作を安定化させることができ、より耐性の高い態様で強階層及び弱階層の双方の伝送データの情報を得ることが可能となる。
本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置及び受信装置を備える伝送システムの概略構成を示すブロック図である。 衛星中継器における中継増幅器の非線形歪特性を示す入出力特性(AM‐AM特性、AM‐PM特性)を例示する図である。 本発明に係る電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置における送信スペクトルの概略を示す図である。 本発明に係る伝送システムにおける衛星中継器から出力される非線形歪に起因する干渉波成分を含む送信スペクトルの概略を示す図である。 本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置により伝送するLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号の挿入位置を示す図である。 本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置により伝送するLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号の一例を示すIQ平面図である。 本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置により伝送するLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号の別例を示すIQ平面図である。 本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の受信装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明による一実施形態の受信装置における実施例1の歪補正として、直交復調された受信信号を利用して、その補正特性を求める様子を例示する図である。 本発明による一実施形態の受信装置における実施例2の歪補正として、直交復調された受信信号から得られるパイロット信号を利用して、直交復調された受信信号に対する補正特性を求める様子を例示する図である。
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置1及び受信装置2について説明する。また、本発明による一実施形態として、上階層のデータを2Kのデータ信号、下階層のデータを4Kのデータ信号とする例を想定して説明する。
(伝送システム)
図1は、本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置1及び受信装置2を備える伝送システム100の概略構成を示すブロック図である。図1に示す一実施形態の伝送システム100は、デジタル放送で採用されている規格、例えばISDB-S、ISDB-S3などに準拠したものとすることができ、地球局における送信装置1、電力増幅器101、及び送信アンテナ102と、衛星中継局における受信アンテナ103、衛星中継器104、及び送信アンテナ105と、受信設備における受信アンテナ106及び受信装置2を備える。
送信装置1は、放送事業者毎のTS(又はIP(Internet Protocol))における映像・音声・データ放送などのTSパケット(又はIPパケット)で構成される送信データを主信号として入力して変調波信号を生成し、電力増幅器101に出力する。電力増幅器101は、送信装置1から出力される変調波信号を増幅し、アップリンク信号として、送信アンテナ102を介して衛星中継局に送信する。
衛星中継局における衛星中継器104は、受信アンテナ103を介してアップリンク信号を受信して、そのアップリンク信号を構成する変調波信号から1チャンネル分ごとに帯域抽出を行う受信フィルタ1041と、帯域抽出した信号を電力増幅する中継増幅器1042と、その電力増幅後、帯域外不要周波数成分(スペクトラムリグロース)を抑圧した放送波信号を生成する送信フィルタ1043と、この送信フィルタ1043に後続する合成器(図示略)によって全チャンネル分の放送波信号を合成した衛星放送信号を生成し、ダウンリンク信号として、地上の受信設備に送信する。
受信装置2は、受信アンテナ106を介して衛星中継局からのダウンリンク信号を受信して復調し、送信装置1における各処理の逆処理に対応する復号処理を施して、送信装置1によって送信した送信データを受信データとして復元する装置として構成される。
このような衛星放送においては、上述したように、その放送伝送路として、衛星中継器104と受信装置2との間の距離が極めて遠い(人工衛星は、高度36000kmに静止している)ため、衛星中継器104からは、できる限り高い電力(最大電力)で衛星放送信号を送出することが望ましい。この衛星放送信号の最大出力近傍では、衛星中継器104内の中継増幅器1042の入出力特性に起因して非線形歪が生じる。図2には、衛星中継器104における中継増幅器1042の非線形歪特性を示す入出力特性(AM‐AM特性、AM‐PM特性)を例示している。
つまり、中継増幅器1042の入出力特性として、AM‐AM特性、及びAM‐PM特性が線形(直線)とはならず、中継増幅器1042の入力信号レベルによっては、規格化出力電力の最大出力0dB近くまで出力することも想定され、この場合には衛星放送の放送伝送路に起因する非線形歪を補償又は補正する工夫を設けない限り、LDMを含むいずれの伝送方式でも非線形歪の影響を受け、伝送性能が劣化することになる。特に、図1に示す伝送システム100において、電力分割階層伝送方式(LDM)として送信装置1及び受信装置2を構成した場合には、衛星中継器104から出力される非線形歪に起因する干渉波成分を含む送信スペクトルが形成されてしまう。
より具体的に、本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置1及び受信装置2では、12GHz帯や21GHz帯衛星放送などの衛星デジタル放送システムに適用することを想定し、この送信装置1における送信スペクトルの概略は、図3に示すようになる。図3には、本発明に係る電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置1における送信スペクトルの概略を示している。図3に示すように、下階層のナイキスト周波数帯域幅はBWb(シンボルレートはn、ロールオフ率はb)、上階層のナイキスト周波数帯域幅はBWa(シンボルレートはm、ロールオフ率はa)とし、下階層(弱階層)の変調信号の平均振幅レベルのα倍のレベルで上階層(強階層)の変調信号を下階層(弱階層)の変調信号に加算した新たな変調信号を生成し、受信装置2に向けて階層伝送する。ここで、m≦n(m=nの場合は同じ帯域幅)、α≧1としている。また、各階層の変調方式としては、BPSK、QPSK、8PSK、16QAM、16APSK、32APSK等とし階層間で異なるもの又は同一としてもよい。また、各階層の誤り訂正方式としては、限定するものではないが本例ではLDPCとBCHの連接符号等を想定している。
一方、図4には、本発明に係る伝送システム100における衛星中継器104から出力される非線形歪に起因する干渉波成分を含む送信スペクトルの概略を示している。図4に示すように、衛星中継器104が非線形歪を持つ入出力特性を有する場合、主に、信号レベルの高い上階層の第3次歪成分が干渉波成分となって、上階層の周波数帯域幅BWaの3倍の帯域幅に亘って生じる。但し、衛星中継器104の送信フィルタ1043により帯域制限されるので、実際の輻射される衛星放送信号はチャネル帯域幅とほぼ同じ下階層の帯域幅程度となるが、その干渉波成分によって特有の非線形歪が生じるようになる。
従って、従来から、衛星放送の放送伝送路に起因する非線形歪の逆特性を用いて予め送信装置側で補償した変調波信号を生成し送信する形態や、送信装置から伝送するパイロット信号を利用して受信装置側で当該非線形歪を補正する技法があるが、図1に示す伝送システム100において、電力分割階層伝送方式(LDM)として送信装置1及び受信装置2を構成した場合には、そのLDM特有の非線形歪を補償又は補正する工夫を設けることが必要になり、即ち上階層及び下階層の各階層の復調前に、上階層用複素ベースバンド信号の歪補正を行っておく必要がある。
そこで、本実施形態に係る送信装置1及び受信装置2では、その詳細な構成については後述するが、包括的には、送信装置1側では、送信データとともに衛星中継器104の非線形歪を受信装置2側で補正可能とする上階層用のパイロット信号を含む変調フレームを構成して変調波信号を送出する。そして、受信装置2側では直交復調された受信信号(上階層用複素ベースバンド信号)又は当該パイロット信号を利用して、直交復調された受信信号(上階層用複素ベースバンド信号)に対する補正特性を求め、LDMの復調時に歪補正する。
この受信装置2側の歪補正には、二通りの実施例があり、実施例1の歪補正は直交復調された受信信号(LDMの複素ベースバンド信号)を利用してその補正特性を求める方法とし、実施例2の歪補正は直交復調された受信信号(上階層用複素ベースバンド信号)から得られるパイロット信号を利用して直交復調された受信信号(LDMの複素ベースバンド信号)に対する補正特性を求める方法とする。
本実施形態の送信装置1では、特に、受信装置2側で上記の実施例2によって歪補正ができるように、電力分割階層伝送方式(LDM)の上階層用の変調フレームには、LDMの伝送路歪補正用のパイロット信号が含まれるようにしている。
以下、より具体的に、本実施形態の送信装置1及び受信装置2の構成と動作について説明する。
(送信装置)
図5は、本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置の概略構成を示すブロック図である。
図5に示す送信装置1は、シンボルレートmで伝送する上階層(強階層)のデータと、シンボルレートnで伝送する下階層(弱階層)のデータの2系統のデータに対しそれぞれ誤り訂正符号化、変調マッピング及びロールオフフィルタを行う機能部を有しており、その2系統の変調信号(シンボルレート、誤り訂正符号化率、変調方式、ロールオフ率の組み合わせ)を電力的に加算して伝送するシングルキャリアの電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置として構成される。より具体的に、図5に示す送信装置1は、基本構成として、クロック生成部11、上階層用伝送路符号化部12、下階層用伝送路符号化部13、電力加算部14、及び直交変調部15を備える。
クロック生成部11は、基準クロック生成部111、及び分周器112を備える。
基準クロック生成部111は、4倍のM×N(Mは上階層のシンボルクロック周波数でありシンボルレートmに対応する。また、Nは下階層のシンボルクロック周波数でありシンボルレートnに対応する。)の周波数の基準クロックを発生する機能部である。そして、m≦n、M≦Nである。
分周器112は、基準クロック生成部111により発生させた基準クロックについて分周し、図5に示す送信装置1の各部へ必要なサンプリングクロックを発生する機能部であり、本例では、分周部112a及び分周部112bを備えている。
分周部112aは、基準クロック生成部111により発生させた基準クロックについて1/(N×4)に分周し、周波数Mのサンプリングクロックを発生する。
分周部112bは、基準クロック生成部111により発生させた基準クロックについて1/(M×4)に分周し、周波数Nのサンプリングクロックを発生する。
このように、図5に示す送信装置1において、クロック生成部11は、4倍のM×Nを上階層と下階層の共通の基準クロックとしており、この基準クロックを分周することにより、周波数M、Nの各サンプリングクロックを発生するものとしている。ただし、クロック生成部11は、その他のサンプリングクロック(例えば、2M,2Nのサンプリングクロック)を発生するものとしてもよく、適宜、各分周クロックを用いて後述するロールオフフィルタ部123,133、及びレベル調整部141等に伴うアップサンプリングに利用することができる。
上階層用伝送路符号化部12は、フレーム構成部120、誤り訂正符号化部121、変調マッピング部122、及びロールオフフィルタ部123を備える。
フレーム構成部120は、シンボルレートmの符号化データとして伝送するための上階層(例えば2Kとする強階層)のデータを入力し、主信号とする当該上階層のデータに対しLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号をそのデータの前段におけるLDM用パイロット信号期間内に付加した変調フレームを構成し(図6乃至図8を参照して後述する。)、誤り訂正符号化部121に出力する。
誤り訂正符号化部121は、フレーム構成部120から、シンボルレートmの符号化データとして伝送するための上階層(例えば2Kとする強階層)の変調フレームを入力し、当該上階層の変調フレームに対し上階層用に予め定めた符号化率(例えば符号化率1/2)のブロック符号(例えばLDPC及びBCHの連接符号)による誤り訂正パリティを付加して符号化データを形成する誤り訂正符号化処理を施し変調マッピング部122に出力する。
変調マッピング部122は、シンボルレートmに対応する周波数Mのサンプリングクロックに同期して、誤り訂正符号化部121から得られる当該上階層の符号化データに対し予め定めたデジタル変調方式(例えばQPSK)のコンスタレーションにマッピングし、その複素(IQ)平面上にマッピングを施した上階層用複素ベースバンド信号(同相成分Iと直交位相成分Qの直交信号でありIQ平面上の信号点として表すことが可能な信号点系列の信号)を生成し、ロールオフフィルタ部123に出力する。
ロールオフフィルタ部123は、所定のロールオフ率(上階層のロールオフ率をaとする)を有する帯域制限フィルタの一種のルートロールオフフィルタで構成され、変調マッピング部122から得られる上階層用複素ベースバンド信号に対し、適宜、アップサンプリングを行って不要な高周波成分を除去する波形整形を施し、上階層と下階層との間でサンプリングクロックを合わせるようにアップサンプルした上階層用複素ベースバンド信号を形成し、レベル調整部141に出力する。
下階層用伝送路符号化部13は、フレーム構成部130、誤り訂正符号化部131、変調マッピング部132、及びロールオフフィルタ部133を備える。
フレーム構成部130は、シンボルレートnの符号化データとして伝送するための下階層(例えば4Kとする弱階層)のデータを入力し、上述したフレーム構成部120における変調フレームと同一構造の変調フレームを構成するが、主信号とする当該下階層のデータの前段におけるLDM用パイロット信号期間内にはLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号を付加することなく無信号とした(即ち、Nullを挿入した)変調フレームを構成し(図6を参照して後述する。)、誤り訂正符号化部131に出力する。
誤り訂正符号化部131は、シンボルレートnの符号化データとして伝送するための下階層(例えば4Kとする弱階層)の変調フレームを入力し、当該下階層の変調フレームに対し下階層用に予め定めた符号化率(例えば符号化率7/9)のブロック符号(例えばLDPC及びBCHの連接符号)による誤り訂正パリティを付加して符号化データを形成する誤り訂正符号化処理を施し変調マッピング部132に出力する。
変調マッピング部132は、シンボルレートnに対応する周波数Nのサンプリングクロックに同期して、誤り訂正符号化部131から得られる当該下階層の符号化データに対し予め定めたデジタル変調方式(例えば16APSK)のコンスタレーションにマッピングし、その複素(IQ)平面上にマッピングを施した下階層用複素ベースバンド信号を生成し、ロールオフフィルタ部133に出力する。
ロールオフフィルタ部133は、所定のロールオフ率(下階層のロールオフ率をbとする)を有する帯域制限フィルタの一種のルートロールオフフィルタで構成され、変調マッピング部132から得られる下階層用複素ベースバンド信号に対し、適宜、アップサンプリングを行って不要な高周波成分を除去する波形整形を施し、上階層と下階層との間でサンプリングクロックを合わせるようにアップサンプルした下階層用複素ベースバンド信号を形成し、加算部142に出力する。
尚、ロールオフフィルタ部123及びロールオフフィルタ部133における上階層と下階層との間でサンプリングクロックを合わせるようにアップサンプリングでは、ここでは基準クロックと同一の周波数4MNのクロックを用いる例とするが、この代わりに、MとNの最小公倍数の2倍のクロックでアップサンプルに用いることで、できるかぎり低い周波数を扱う構成とすることもできる。
電力加算部14は、レベル調整部141、及び加算部142を備える。
レベル調整部141は、ロールオフフィルタ部123から得られる上階層用複素ベースバンド信号について、その平均振幅レベルを下階層用複素ベースバンド信号の平均振幅レベルに対してα倍にするレベル調整を行い(図3又は図4参照)、そのレベル調整後の上階層用複素ベースバンド信号を加算部142に出力する。
加算部142は、レベル調整部141から得られるレベル調整後の上階層用複素ベースバンド信号(本例ではQPSK・符号化率1/2)と、アップサンプル部135から得られる下階層用複素ベースバンド信号(本例では16APSK・符号化率7/9)とを複素平面上で加算(同一タイミングでサンプリングしたシンボルについて電力的に加算することで合成)して、単一周波数帯域の変調波信号を得るため、単一シンボルレート化した階層伝送の複素ベースバンド信号を生成し、直交変調・D/A変換部151に出力する。
直交変調部15は、直交変調・デジタル/アナログ(D/A)変換部151、及びバンドパスフィルタ(BPF)部152を備える。
直交変調・D/A変換部151は、周波数4MNの基準クロックをサンプリングクロックとして用いて、加算部142から得られる階層伝送の複素ベースバンド信号に対しI軸信号とQ軸信号を90度の位相差(時間差)で加算(直交変調)した後、デジタル/アナログ(D/A)変換して、階層伝送された単一周波数帯域の変調波信号を生成し、BPF部152に出力する。
BPF部152は、直交変調・D/A変換部151から得られる変調波信号に対し、周波数4MNの基準クロック近傍の信号のみを取り出すために、帯域制限を行うバンドパスフィルタ処理を施し、中間周波数(IF)帯の変調波信号を生成し、IF帯信号の状態で規格化した送信電力に対応するレベルに設定して送信する。当該IF帯の変調波信号については、12GHz帯や21GHz帯衛星放送等の衛星中継器を含む伝送路経由で受信装置2へ送信するために、上位層と下位層の合計送信電力を予め定めた(規格化した)送信電力で送信する。
(変調フレーム)
図6は、本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置1により伝送するLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号の挿入位置を示す図である。上述したように、上階層用伝送路符号化部12におけるフレーム構成部120は、シンボルレートmの符号化データとして伝送するための上階層のデータに対しLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号をそのデータの前段におけるLDM用パイロット信号期間内に付加した変調フレームを構成する。一方、下階層用伝送路符号化部13におけるフレーム構成部130は、そのフレーム構成部120における変調フレームと同一構造の変調フレームを構成するが、シンボルレートnの符号化データとして伝送するための下階層のデータに対しLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号を付加することなくNull(無信号)を挿入した変調フレームを構成する。本例では、図6に示す「繰り返し周期」で変調フレームを構成するものとしている(図6に示す“データ”領域には主信号のデータ領域と連接符号のパリティ領域を含む。)。尚、本実施形態に係る変調フレームは、例えばISDB-S3に準拠した変調スロットと同構造で構成することもでき、この場合には、主信号のデータの前段に設けられるフレームヘッダ(176ビット)内にLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号を付加する。
本実施形態の送信装置1では、特に実施例2の歪補正に係る直交復調された受信信号(上階層用複素ベースバンド信号)から得られるパイロット信号を用いる場合に歪補正ができるように、電力分割階層伝送方式(LDM)の上階層用の変調フレームには、LDMの伝送路歪補正用のパイロット信号が含まれるようにしている。
図7は、本実施形態の送信装置1により伝送するLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号の一例を示すIQ平面図であり、図8は、その別例を示すIQ平面図である。
図7又は図8には、振幅のみが異なる3種類のパイロット信号を示しており、即ち、振幅が“1”の基準パイロット信号と、それ以外に振幅が2倍の“2”と、半分の“0.5”のパイロット信号とを示している。図7又は図8に例示するようなLDMの伝送路歪補正用のパイロット信号は、上階層(強階層)の変調フレームのみに周期的に挿入される。LDMの伝送路歪補正用のパイロット信号の信号点配置は、上階層で用いる変調方式(BPSK、QPSK、8PSK、16QAM、16APSK、32APSK等)とは無関係に、送信装置1で予め定めたものとし、受信装置2ではその予め定められたパイロット信号の振幅と位相に基づき、歪補正の受信処理を行う。尚、図6を参照して説明したように、上階層にパイロット信号が挿入されている期間は、下階層(弱階層)は信号なし(無信号)とする。
(受信装置)
図9は、本発明による一実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の受信装置2の概略構成を示すブロック図である。
図9に示す受信装置2は、衛星放送周波数の伝送信号を受信する受信アンテナ106を介して当該衛星放送信号を受信し中間周波数(IF)帯に変換した受信信号を入力する。そして、受信装置2は、その受信したIF帯の受信信号(IF信号)から、図5に示す送信装置1によって送信されたIF信号のみを抽出し、シンボルレートmで伝送された上階層(強階層)のデータと、シンボルレートnで伝送された下階層(弱階層)のデータとの2系統のデータをそれぞれ個別に受信可能とする受信装置として構成される。より具体的に、図9に示す受信装置2は、基本構成として、クロック生成部21、BPF部22、直交復調・アナログ/デジタル(A/D)変換部23、非線形歪検出部24、非線形歪補正部25、上階層用復調復号部26、上階層用再伝送路符号化部27、及び下階層用復調復号部28を備える。
クロック生成部21は、基準クロック生成部211、及び分周器212を備える。
基準クロック生成部211は、図5に示す送信装置1側の基準クロック生成部111と同様に、4倍のM×N(Mは上階層のシンボルクロック周波数でありシンボルレートmに対応する。また、Nは下階層のシンボルクロック周波数でありシンボルレートnに対応する。)の周波数の基準クロックを発生する機能部である。
分周器212は、図5に示す送信装置1側の分周器112と同様に、基準クロック生成部211により発生させた基準クロックについて分周し、図9に示す受信装置2の各部へ必要なサンプリングクロックを発生する機能部であり、本例では、分周部212a及び分周部212bを備えている。
分周部212aは、基準クロック生成部211により発生させた基準クロックについて1/(N×4)に分周し、周波数Mのサンプリングクロックを発生する。
分周部212bは、基準クロック生成部211により発生させた基準クロックについて1/(M×4)に分周し、周波数Nのサンプリングクロックを発生する。
このように、図9に示す受信装置2において、クロック生成部21は、4倍のM×Nを上階層と下階層の共通の基準クロックとしており、この基準クロックを分周することにより、周波数M、Nの各サンプリングクロックを発生するものとしている。更に、図5に示す送信装置1と図9に示す受信装置2との間で、基準クロックの周波数を同一に揃えたものとしている。ただし、クロック生成部21は、その他のサンプリングクロック(例えば、2M,2Nのサンプリングクロック)を発生するものとしてもよく、適宜、各分周クロックを用いて後述するロールオフフィルタ部251,261,271、及びレベル調整部272等に伴うアップサンプリングやダウンサンプリングに利用することができる。
BPF部22は、受信アンテナ106を介して受信したIF信号に対してバンドパスフィルタ処理を施して、図5に示す送信装置1によって送信されたIF信号から所望の周波数帯の受信信号のみを抽出し、直交復調・A/D変換部23に出力する。
直交復調・A/D変換部23は、周波数4MNの基準クロックをサンプリングクロックとして用いて、BPF部22から得られる受信信号を直交復調し、I軸データ、Q軸データに分割した後、アナログ/デジタル(A/D)変換処理を施すことにより、複素ベースバンド信号の受信信号を取得し、非線形歪検出部24及び非線形歪補正部25に出力する。
非線形歪検出部24は、直交復調・A/D変換部23から得られる複素ベースバンド信号について、衛星中継器104において生じる入出力特性の非線形歪曲線上での動作点を検出し、非線形歪補正部25に出力する。より具体的には、非線形歪検出部24は、詳細は後述するが、予め衛星中継器104の非線形歪を有する入出力特性(本例では、中継増幅器1042におけるAM‐AM特性及びAM‐PM特性を対象とするが、受信フィルタ1041及び送信フィルタ1043の入出力特性を含めてもよい。)を保持しており、その入出力特性上で、実施例1の歪補正として当該直交復調された受信信号(複素ベースバンド信号)の平均電力及びピーク電力を検出しこの2点から衛星中継器104における入出力特性上の各動作点を類推するか、或いは実施例2の歪補正として当該直交復調された受信信号のパイロット信号期間から振幅が異なる少なくとも3種類の信号レベルのパイロット信号を検出し、この少なくとも3種類の信号レベルから衛星中継器104における入出力特性上の各動作点を類推して検出し、非線形歪補正部25に出力する。
非線形歪補正部25は、非線形歪検出部24から得られる衛星中継器104における入出力特性上の各動作点を基に、直交復調・A/D変換部23から得られる複素ベースバンド信号について歪補正を行い、歪補正後の受信信号を上階層用復調復号部26及び下階層用復調復号部28に出力する。より具体的には、非線形歪補正部25は、詳細は後述するが、非線形歪検出部24から得られる衛星中継器104における入出力特性上の各動作点を基に、当該入出力特性において非線形歪がないとして仮定した線形特性を用いて、当該入出力特性上の各動作点に対応する当該線形特性上の補正動作点を求め、直交復調された受信信号(複素ベースバンド信号)が当該入出力特性上の各動作点間に位置するときは、各補正動作点を基準に線形特性となるように、直交復調された受信信号(複素ベースバンド信号)の振幅及び位相を補正することにより、直交復調・A/D変換部23から得られる直交復調された受信信号の歪補正を行い、歪補正後の受信信号を上階層用復調復号部26及び下階層用復調復号部28に出力する。
上階層用復調復号部26は、歪補正後の受信信号から上階層用複素ベースバンド信号を復調・復号する機能部であり、ロールオフフィルタ部261、復調デマッピンク部262、及び誤り訂正復号部263を備える。
ロールオフフィルタ部261は、送信装置1側と同様のロールオフ率(上階層のロールオフ率a)を有する帯域制限フィルタの一種のルートロールオフフィルタで構成され、非線形歪補正部25から得られる歪補正後の受信信号のシンボルについて、適宜、ダウンサンプリングして、不要な高周波成分を除去する波形整形を施して波形整形後の上階層用複素ベースバンド信号を生成し、復調デマッピンク部262に出力する。
復調デマッピンク部262は、周波数Mのサンプリングクロックを用いて、ロールオフフィルタ部261から得られる上階層用複素ベースバンド信号をシンボルレートmでサンプリングし、当該上階層用に送信装置1側と対応するデジタル変調方式(例えばQPSK)の複素平面上にデマッピングし、理想信号点のコンスタレーションと比較して各シンボルを構成するビットの軟判定データ(尤度値)を取得し、誤り訂正復号部263に出力する。
誤り訂正復号部263は、復調デマッピンク部262から得られる上階層用の軟判定データに対し、当該上階層として予め定めた符号化率(例えば符号化率1/2)のブロック符号(例えばLDPC及びBCHの連接符号)についての誤り訂正復号処理を施して、上階層(強階層)のデータを復元し、外部出力するとともに、誤り訂正符号化部271に出力する。
上階層用再伝送路符号化部27は、送信装置1側の上階層伝送路符号化部12における伝送路符号化処理と同一処理により、誤り訂正復号部263から得られた上階層(強階層)のデータを再度、伝送路符号化して、上階層用複素ベースバンド信号のレプリカを生成する機能部であり、誤り訂正符号化部271、再変調マッピング部272、ロールオフフィルタ部273、及びレベル調整部274を備える。
誤り訂正符号化部271は、誤り訂正復号部263から得られた上階層(強階層)のデータを入力し、主信号とする当該上階層のデータに対し上階層用に予め定めた符号化率(例えば符号化率1/2)のブロック符号(例えばLDPC及びBCHの連接符号)による誤り訂正パリティを付加して符号化データを形成する誤り訂正符号化処理を施し再変調マッピング部272に出力する。
再変調マッピング部272は、シンボルレートmに対応する周波数Mのサンプリングクロックに同期して、誤り訂正符号化部271から得られる当該上階層の符号化データに対し予め定めたデジタル変調方式(本例ではQPSK)のコンスタレーションにマッピングし、その複素(IQ)平面上にマッピングを施した上階層用複素ベースバンド信号を生成し、ロールオフフィルタ部273に出力する。
ロールオフフィルタ部273は、ロールオフ率(上階層のロールオフ率a)を有する帯域制限フィルタの一種のルートロールオフフィルタで構成され、再変調マッピング部272から得られる上階層用複素ベースバンド信号に対し、適宜、アップサンプリングを行って不要な高周波成分を除去する波形整形を施し、上階層と下階層との間でサンプリングクロックを合わせるようにアップサンプルした上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号を形成し、レベル調整部274に出力する。
レベル調整部274は、後述するレベル調整部282と協働して、ロールオフフィルタ部273から得られる上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号について、その平均振幅レベルを下階層用複素ベースバンド信号の平均振幅レベルに対してα倍にするレベル調整を行い(図3又は図4参照)、そのレベル調整後の上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号を減算部283に出力する。
一方、下階層用復調復号部28は、下階層(弱階層)の受信信号を復調・復号する機能部であり、ロールオフフィルタ部281、レベル調整部282、減算部283、復調デマッピンク部284、及び誤り訂正復号部285を備える。
ロールオフフィルタ部281は、送信装置1側と同様のロールオフ率(下階層のロールオフ率b)を有する帯域制限フィルタの一種のルートロールオフフィルタで構成され、非線形歪補正部25から得られる歪補正後の受信信号のシンボルについて、適宜、ダウンサンプリングして、不要な高周波成分を除去する波形整形を施して波形整形後の下階層用複素ベースバンド信号を生成し、レベル調整部282に出力する。
レベル調整部282は、上述したレベル調整部274と協働して、ロールオフフィルタ部281から得られる下階層用複素ベースバンド信号について、上階層用複素ベースバンド信号の平均振幅レベルが下階層用複素ベースバンド信号の平均振幅レベルに対してα倍となるようにレベル調整を行い(図3又は図4参照)、そのレベル調整後の下階層用複素ベースバンド信号を減算部283に出力する。
減算部283は、レベル調整部282から得られるレベル調整後の下階層用複素ベースバンド信号から、レベル調整部274から得られるレベル調整後の上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号を差し引くように複素平面上で減算(同一タイミングでサンプリングしたシンボルについて電力的に減算)し、本来の下階層(弱階層)のみの複素ベースバンド信号からなる下階層用複素ベースバンド信号を生成し、復調デマッピンク部284に出力する。
復調デマッピンク部284は、周波数Nのサンプリングクロックを用いて、減算部283から得られる下階層用複素ベースバンド信号をシンボルレートnでサンプリングし、当該下階層用に送信装置1側と対応するデジタル変調方式(例えば16ASK)の複素平面上にデマッピングし、理想信号点のコンスタレーションと比較して各シンボルを構成するビットの軟判定データ(尤度値)を取得し、誤り訂正復号部285に出力する。
誤り訂正復号部285は、復調デマッピンク部284から得られる下階層用の軟判定データに対し、当該下階層として予め定めた符号化率(例えば符号化率7/9)のブロック符号(例えばLDPC及びBCHの連接符号)についての誤り訂正復号処理を施して、下階層(弱階層)のデータを復元し、外部出力する。
上述した実施形態では、上階層と下階層のシンボルレートがm:nの例を説明したが、最も単純な例として、m:n=1:1、又は1:2とするのが好適である。m:n=1:1とする場合、つまり、上階層のシンボルレートが下階層のシンボルレートと同じ場合の送信装置1及び受信装置2の基本的な構成は、4MN=4N、M=Nとすればよい。m:n=1:1とすることで、動作するクロックが最大でも4Nと低いこと、また、クロック生成部11も1/2の単純な分周回路でよいことが利点となる。同様に、m:n=1:2とする場合、つまり、上階層のシンボルレートが下階層のシンボルレートの半分の場合の送信装置1及び受信装置2の基本的な構成は、4MN=4N、M=N/2とすればよい。m:n=1:2とすることで、動作するクロックが最大でも4Nと低いこと、また、クロック生成部11も1/2の単純な分周回路でよいことが利点となる。尚、ここでNは下階層のシンボルクロックであるため、デジタル変調方式して32APSKのような多値(5ビット)の変調方式を使用した場合、下階層のビットレートは5Nとなり、4Nよりも大きなクロックが必要となる。
ただし、好適例としてm:n=1:1、又は1:2とする以外にも、m:n=1:4、3:4、2:3等とすることもできる。これらの比の場合は、例えばm:n=3:5とするよりも、2Mと2Nの最小公倍数が比較的小さくなり、4MNの基準クロックの周波数が低くなるため、動作を安定化させることができる。従って、m:nの比は単純な整数比で設定されるものとし、特にm:n=1:1、1:2、1:4、2:3、3:4のうちのいずれかとすることができ、好適にはm:n=1:1又は1:2とする。そして、基準クロック生成部111は、そのm:nの比として、nをmの整数倍とする場合(つまり、上記の例では1:1、1:2、1:4の場合)にM=1として4倍のNの基準クロックを発生させるように構成され、これによりクロック生成部11は単純な分周回路で構成することができ、安定性の高い動作が実現できる。
次に、受信装置2における非線形歪検出部24及び非線形歪補正部25における実施例1,2の歪補正について、より具体的に説明する。
(実施例1の歪補正)
受信装置2における実施例1の歪補正では、非線形歪検出部24は、予め衛星中継器104の非線形歪を有する入出力特性(本例では、中継増幅器1042におけるAM‐AM特性及びAM‐PM特性を対象とするが、受信フィルタ1041及び送信フィルタ1043の入出力特性を含めてもよい。)を保持しておき、その入出力特性上で、直交復調された受信信号(複素ベースバンド信号)の平均電力及びピーク電力を検出し、衛星中継器104における入出力特性の出力値(規格化出力電力及び相対位相偏移)から当該平均電力及びピーク電力に対応する最も確からしい入力値(規格化入力電力)を当該入出力特性に対する最小自乗誤差が最小となるように求め、当該入出力特性上の2点の動作点を類推し、非線形歪補正部25に出力する。非線形歪補正部25は、当該入出力特性において非線形歪がないとして仮定した線形特性を用いて、当該入出力特性上の2点の動作点に対応する当該線形特性上の2点の補正動作点を求め、直交復調された受信信号(複素ベースバンド信号)が当該入出力特性上の2点の動作点間に位置するときは、各補正動作点を基準に線形特性となるように、直交復調された受信信号(複素ベースバンド信号)の振幅及び位相を補正することにより、直交復調・A/D変換部23から得られる直交復調された受信信号の歪補正を行う。
図10は、本発明による一実施形態の受信装置2における実施例1の歪補正として、非線形歪検出部24は、直交復調された受信信号を利用して、その補正特性を求める様子を例示する図である。図10において、実線は予め測定した中継増幅器1042の非線形歪特性の曲線であり、点線は非線形歪がない場合の線形特性である。本実施形態の受信装置2における実施例1の歪補正として、非線形歪検出部24は、直交復調された受信信号の平均電力及びピーク電力を検出し、この2点からそれぞれの値を予め保持する中継増幅器1042の入出力特性(AM‐AM特性、AM‐PM特性)上の非線形歪特性の曲線と最小誤差が少なくなるようにフィッティング、つまり、衛星中継器104における入出力特性の出力値(規格化出力電力及び相対位相偏移)から当該平均電力及びピーク電力に対応する最も確からしい入力値(規格化入力電力)を入出力特性に対する最小自乗誤差が最小となるように求め、これにより当該入出力特性上の2点の動作点を類推して求める。尚、平均電力は歪曲線の規格化電力の0dBよりも数dB程度低いところを中心に選択し、またピーク電力は0dB近傍を中心に選択するのが好適である。そして、非線形歪がない場合の平均電力とピーク電力の差は既知であるので、その制約条件も利用して、図10に示すような、最小自乗誤差が最も小さくなった2点の動作点を定める(図示する“●”及び“▲”)。非線形歪補正部25は、この動作点(図示する“●”及び“▲”)にそれぞれ対応する規格化入力電力に対する線形特性上の補正値(図示する“〇”及び“△”)を求めることにより、当該入出力特性上の2点の動作点(図示する“●”及び“▲”)を基準に、複素ベースバンド信号の振幅と位相と線形特性とのレベル関係を関連づける歪補正を行うことができる。尚、受信信号のレベルは2点の動作点(図示する“●”及び“▲”)のみではないので、非線形歪補正部25は、これら2点を動作点の基準として、複素ベースバンド信号の振幅レベルに応じて、歪補正を行う。
(実施例2の歪補正)
受信装置2における実施例2の歪補正では、非線形歪検出部24は、予め衛星中継器104の非線形歪を有する入出力特性(本例では、中継増幅器1042におけるAM‐AM特性及びAM‐PM特性を対象とするが、受信フィルタ1041及び送信フィルタ1043の入出力特性を含めてもよい。)を保持しておき、その入出力特性上で、直交復調された受信信号のパイロット信号期間から振幅が異なる少なくとも3種類の信号レベルのパイロット信号を検出し、衛星中継器104における入出力特性の出力値(規格化出力電力及び相対位相偏移)から当該少なくとも3種類の信号レベルに対応する最も確からしい入力値(規格化入力電力)を当該入出力特性に対する最小自乗誤差が最小となるように求め、当該入出力特性上の少なくとも3種類の信号レベルの動作点を類推し、非線形歪補正部25に出力する。非線形歪補正部25は、当該入出力特性において非線形歪がないとして仮定した線形特性を用いて、当該入出力特性上の少なくとも3種類の信号レベルに対応する当該線形特性上の最低3点の補正動作点を求め、直交復調された受信信号(複素ベースバンド信号)が当該入出力特性上の最低3点の動作点間に位置するときは、各補正動作点を基準に線形特性となるように、直交復調された受信信号(複素ベースバンド信号)の振幅及び位相を補正することにより、直交復調・A/D変換部23から得られる直交復調された受信信号の歪補正を行う。
図11は、本発明による一実施形態の受信装置2における実施例2の歪補正として、直交復調された受信信号(上階層用複素ベースバンド信号)から得られるパイロット信号を利用して、直交復調された受信信号(上階層用複素ベースバンド信号)に対する補正特性を求める様子を例示する図である。図11において、実線は予め測定した中継増幅器1042の非線形歪特性の曲線であり、点線は非線形歪がない場合の線形特性である。本実施形態の受信装置2における実施例2の歪補正として、非線形歪検出部24は、直交復調された受信信号のパイロット信号期間から振幅が異なる少なくとも3種類の信号レベルのパイロット信号を検出し、この少なくとも3種類の信号レベルから衛星中継器104における入出力特性上の各動作点を類推する。
図11では、上述した図7又は図8に対応する振幅“1”の基準パイロット信号と、振幅“0.5”、及び振幅“2”の3つのパイロット信号の例を示している。つまり、これらのパイロット信号は3dB差の電力差となっている。パイロット信号は、図6を参照して説明したように、上階層のみで送出し、そのとき、下階層は信号無しの期間としている。この3点からそれぞれの値を予め保持する中継増幅器1042の入出力特性(AM‐AM特性、AM‐PM特性)上の非線形歪特性の曲線と最小誤差が少なくなるようにフィッティング、つまり、衛星中継器104における入出力特性の出力値(規格化出力電力及び相対位相偏移)から当該少なくとも3種類の信号レベルに対応する最も確からしい入力値(規格化入力電力)を当該入出力特性に対する最小自乗誤差が最小となるように求め、これにより当該入出力特性上の少なくとも3種類の信号レベルの動作点を類推して求める。尚、振幅“1”の基準パイロット信号は歪曲線の規格化電力の0dBよりも数dB程度低いところ、他の2種類のパイロットは、+3dB(規格化電力0dB近傍)、及び-3dBのところを中心に選択するのが好適である。図示する例では、パイロット信号は3dB差で3点としているので、その間隔は保ったまま、歪特性曲線と最小自乗誤差が最も小さくなった点を探索して、図11に示すような、最小自乗誤差が最も小さくなった動作点を定める(図示する“●”、“▲”及び“■”)。非線形歪補正部25は、この動作点(図示する“●”、“▲”及び“■”)にそれぞれ対応する規格化入力電力に対する線形特性上の補正値(図示する“〇”、“△”及び“□”)を求めることにより、当該入出力特性上の3点の動作点(図示する“●”、“▲”及び“■”)を基準に、複素ベースバンド信号の振幅と位相と線形特性とのレベル関係を関連づける歪補正を行うことができる。尚、受信信号のレベルは3点の動作点(図示する“●”、“▲”及び“■”)のみではないので、非線形歪補正部25は、これら3点を動作点の基準として、複素ベースバンド信号の振幅レベルに応じて、歪補正を行う。
そして、本発明に係る送信装置1及び受信装置2は、電力分割階層伝送(LDM)方式を用い、上階層と下階層で同一のシンボルレートを可能とするだけでなく異なるシンボルレートとすることも可能であり、これにより、上階層と下階層の所要C/Nの差を10dB以上とすることを実現することができ、20dB以上の信号減衰が生じる場合でも強階層の伝送データの情報を得ることが可能とすることにより動作を安定化させ、受信装置2側でより耐性の高い態様で強階層及び弱階層の双方の伝送データの情報を得ることが可能となる。
特に、送信装置1においては、シンボルレートが異なり(m≠n)、つまり帯域幅が異なり、誤り訂正符号化率、デジタル変調方式、ロールオフ率、及び送信レベルともに独立に設定可能な2系統とする各階層の変調信号について、各階層のシンボルレートの違いに依らず各階層間で同一(送信装置1側と受信装置2側との間でも同一)に揃えた単一の基準クロックを基準に合波した単一周波数帯域、且つ単一シンボルレート化した1つの階層伝送変調波信号により送信できる。
また、受信装置2においては、衛星中継器104による非線形歪があるような場合でも、非線形歪を補正した後、上階層及び下階層を復調できる。そして、受信装置2は、上階層(強階層)及び下階層(弱階層)の受信信号を復調・復号する際には、伝送劣化に対する耐性の強い上階層(シンボルレート(m≦n、同じ場合を含め低いシンボルレート)、誤り訂正符号化率、デジタル変調方式、ロールオフ率、送信レベルの違いによる)を先に復調・復号し、その信頼性の高い上階層の復調・復号結果を基に再伝送路符号化したレプリカ信号を用いて、上階層及び下階層の変調信号を含む受信信号からそのレプリカ信号を差し引いて復調・復号することで、信頼性の高い下階層のデータが得られるようになる。
従って、本実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置1及び受信装置2によれば、衛星放送における従来の時分割階層伝送方式と比較して、電力分割階層伝送(LDM)方式とすると、その階層間のシンボルレートを同一にしたり、違いを持たせたりすることにより、上階層(強階層)及び下階層(弱階層)の伝送の強さの差(所要C/Nの差)をより大きくすることが可能となり、降雨等により20dB以上の減衰が生じる場合でも強階層の伝送データの情報を得ることが可能とすることにより動作を安定化させ、受信装置2側でより耐性の高い態様で各階層のデータを受信することが可能となる。
このように、本実施形態の電力分割階層伝送(LDM)方式の送信装置1及び受信装置2によれば、上階層だけでなく下階層の信号伝送にも影響を与えるLDMに特有の伝送路歪を効率よく補正して、上階層及び下階層の双方の信号の伝送性能を高めることができる。
上述した一実施形態については代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換することができることは当業者に明らかである。例えば、上述した各実施例では、実施例1の歪補正、及び実施例2の歪補正として歪補正を区別して説明したが、受信装置2は、その実施例1の歪補正、及び実施例2の歪補正の双方の歪補正を選択的に、或いは併用して行う構成とすることができる。また、受信装置2は、衛星中継器104の入出力特性(上述した実施例では中継増幅器1042の入出力特性)の情報を予め保持しているが、送信装置1から、伝送制御信号を用いて当該衛星中継器104の入出力特性の情報を受信装置2に毎回、或いは定期的に送信して受信装置2に保持させる形態とすることができる。また、上述した実施形態では、上階層の変調信号の平均振幅レベルを下階層の変調信号の平均振幅レベルに対してα倍とする例を説明したが、この代わりに、下階層の変調信号の平均振幅レベルを上階層の変調信号の平均振幅レベルに対して1/α倍とするレベル調整部を設ける構成としてもよい。即ち、上階層の変調信号の平均振幅レベルが下階層の変調信号の平均振幅レベルに対して所定のレベル差(α倍の平均振幅レベル差)となるようにレベル調整を行うレベル調整部を設ける構成であればよい。また、上述した例では、上階層を2Kのデータ信号、下階層を4Kのデータ信号とする例を説明したが、その他の2Kと8K、音声と映像等を採用するなど、2系統のデータをそれぞれ上階層及び下階層として定めるものであればよい。また、本発明に係る送信装置1及び受信装置2によれば、上階層や下階層の変調方式及び誤り訂正符号は、種々のものを選択設定することができる。従って、本発明は、上述の実施例によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲によってのみ制限される。
本発明によれば、2系統の伝送路符号化方式の変調信号を組み合わせてシングルキャリアで伝送する階層伝送方式における伝送信号について、歪補正を行いながらその減衰に対する耐性を高めることができるので、階層伝送する伝送システムの用途に有用である。
1 送信装置
2 受信装置
11 クロック生成部
12 上階層用伝送路符号化部
13 下階層用伝送路符号化部
14 電力加算部
15 直交変調部
21 クロック生成部
22 バンドパスフィルタ(BPF)部
23 直交復調・アナログ/デジタル(A/D)変換部
24 非線形歪検出部
25 非線形歪補正部
26 上階層用復調復号部
27 上階層用再伝送路符号化部
28 下階層用復調復号部
100 伝送システム
101 電力増幅器
102 地球局の送信アンテナ
103 衛星中継局の受信アンテナ
104 衛星中継器
105 衛星中継局の送信アンテナ
106 受信設備の受信アンテナ
111 基準クロック生成部
112 分周器
112a,112b 分周部
120 上階層用のフレーム構成部
121 誤り訂正符号化部
122 変調マッピング部
123 ロールオフフィルタ部
130 下階層用のフレーム構成部
131 誤り訂正符号化部
132 変調マッピング部
133 ロールオフフィルタ部
141 レベル調整部
142 加算部
151 直交変調・デジタル/アナログ(D/A)変換部
152 バンドパスフィルタ(BPF)部
211 基準クロック生成部
212 分周器
212a,212b 分周部
261 ロールオフフィルタ部
262 復調デマッピンク部
263 誤り訂正復号部
271 誤り訂正符号化部
272 再変調マッピング部
273 ロールオフフィルタ部
274 レベル調整部
281 ロールオフフィルタ部
282 レベル調整部
283 減算部
284 復調デマッピンク部
285 誤り訂正復号部
1041 衛星中継器の受信フィルタ
1042 衛星中継器の中継増幅器
1043 衛星中継器の送信フィルタ

Claims (9)

  1. 2系統の伝送路符号化方式の変調信号をそれぞれ上階層及び下階層として定め、当該2系統の変調信号を異なるレベルで電力的に加算してシングルキャリアで衛星放送の放送伝送路を介して伝送する電力階層伝送方式の送信装置であって、
    前記上階層のデータを伝送するシンボルレートをm、前記下階層のデータを伝送するシンボルレートをnとし、前記シンボルレートmに対応するシンボルクロック周波数をM、及び前記シンボルレートnに対応するシンボルクロック周波数をNとしたとき、前記上階層用及び前記下階層用として共通する4倍のM×Nの基準クロックを発生させる基準クロック生成部、及び前記基準クロックを基準として上階層用及び下階層用にそれぞれ分周したサンプリングクロックを発生させる分周器を有するクロック生成部と、
    シンボルレートmで伝送する上階層用のデータを入力し、当該電力階層伝送方式の伝送路歪補正用として予め定めたパイロット信号を前記上階層用のデータの前段に格納可能とする上階層用の変調フレームを構成し、該上階層用の変調フームに対して、前記基準クロックを基準とした上階層用のサンプリングクロックを基に、当該上階層用に少なくとも誤り訂正符号化率、変調方式、及び波形整形のロールオフ率を指定した予め定めた伝送路符号化方式に基づく上階層用複素ベースバンド信号を生成し、前記基準クロックでサンプリングする前記上階層の変調信号として形成する上階層用伝送路符号化部と、
    シンボルレートnで伝送する下階層用のデータを入力し、前記パイロット信号を格納することなく、前記上階層用の変調フレームと同一構造の下階層用の変調フレームを構成し、該下階層用の変調フームに対して、前記基準クロックを基準とした下階層用のサンプリングクロックを基に、当該下階層用に少なくとも誤り訂正符号化率、変調方式、及び波形整形のロールオフ率を指定した予め定めた伝送路符号化方式に基づく下階層用複素ベースバンド信号を生成し、前記基準クロックでサンプリングする前記下階層の変調信号として形成する下階層用伝送路符号化部と、
    前記上階層の変調信号の平均振幅レベルが前記下階層の変調信号の平均振幅レベルに対して所定のレベル差となるように前記上階層の変調信号と前記下階層の変調信号のいずれか一方又は双方のレベル調整を行ってから、前記上階層の変調信号と前記下階層の変調信号とを電力加算することで合成した複素ベースバンド信号を生成する電力加算部と、
    前記基準クロックをサンプリングクロックとして用いて、前記合成した複素ベースバンド信号を直交変調して、送信するための変調波信号を生成する直交変調部と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  2. 前記上階層のデータを伝送するシンボルレートmと前記下階層のデータを伝送するシンボルレートnとの比としてm:n=1:1、1:2、1:4、2:3、3:4のうちのいずれかとすることを特徴とする、請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記上階層のデータを伝送するシンボルレートmと前記下階層のデータを伝送するシンボルレートnとの比として、nはmの整数倍とし、
    前記基準クロック生成部は、M=1として4倍のNの基準クロックを発生させるように構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の送信装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の送信装置によって生成された変調波信号について衛星放送の放送伝送路を介して受信して、前記上階層のデータ及び前記下階層のデータを復元する受信装置であって、
    前記上階層用及び前記下階層用として共通する4倍のM×Nの基準クロックを発生させる受信側基準クロック生成部、及び前記基準クロックを基準として上階層用及び下階層用にそれぞれ分周したサンプリングクロックを発生させる受信側分周器を有する受信側クロック生成部と、
    当該基準クロックをサンプリングクロックとして用いて当該受信した変調波信号における所定の周波数帯の受信信号を直交復調し、デジタル信号形式の複素ベースバンド信号を取得する直交復調・アナログ/デジタル変換部と、
    該複素ベースバンド信号について、前記衛星放送の放送伝送路において生じる入出力特性の非線形歪曲線上での動作点を検出する非線形歪検出部と、
    前記動作点を基に、該複素ベースバンド信号について歪補正する非線形歪補正部と、
    当該歪補正後の複素ベースバンド信号を上階層用複素ベースバンド信号として扱って入力し、当該送信装置側と対応する上階層用の伝送路符号化方式に基づくシンボルレートmの復調復号処理を施して、前記上階層のデータを復元する上階層用復調復号部と、
    前記上階層用復調復号部により復元した上階層のデータを入力し、当該上階層用に少なくとも誤り訂正符号化率、変調方式、及び波形整形のロールオフ率を指定した予め定めた伝送路符号化方式に基づく上階層用複素ベースバンド信号を再生成し、上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号として形成する上階層用再伝送路符号化部と、
    当該歪補正後の複素ベースバンド信号を入力し、当該下階層用のロールオフ率の波形整形を施した下階層用複素ベースバンド信号を形成し、前記上階層用再伝送路符号化部によって形成した上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号の平均振幅レベルが前記下階層用複素ベースバンド信号の平均振幅レベルに対して前記所定のレベル差となるように該上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号と該下階層用複素ベースバンド信号のいずれか一方又は双方のレベル調整を行い、該レベル調整後に、該下階層用複素ベースバンド信号から該上階層用複素ベースバンド信号のレプリカ信号を差し引くように電力減算することで下階層のみの複素ベースバンド信号からなる新たな下階層用複素ベースバンド信号を生成し、当該新たな下階層用複素ベースバンド信号に対し当該送信装置側と対応する下階層用の伝送路符号化方式に基づくシンボルレートnの復調復号処理を施して、前記下階層のデータを復元する下階層用復調復号部と、
    を備えることを特徴とする受信装置。
  5. 前記非線形歪検出部は、前記衛星放送の放送伝送路の非線形歪を有する入出力特性を保持しており、該入出力特性上で、当該直交復調された複素ベースバンド信号の平均電力及びピーク電力を検出しこの2点から前記衛星放送の放送伝送路における入出力特性上の各動作点を類推して検出する手段を有することを特徴とする、請求項4に記載の受信装置。
  6. 当該送信装置における上階層用の変調フレームには、当該電力階層伝送方式の伝送路歪補正用として予め定めたパイロット信号が格納されており、且つ前記上階層用の変調フレームに対し同期して階層伝送される前記下階層用の変調フレームには、前記上階層用の変調フレームにおける該パイロット信号を格納する信号期間中、前記パイロット信号が格納されておらず無信号であり、
    前記非線形歪検出部は、前記衛星放送の放送伝送路の非線形歪を有する入出力特性を保持しており、該入出力特性上で、当該直交復調された受信信号のパイロット信号期間から振幅が異なる少なくとも3種類の信号レベルのパイロット信号を検出し、当該少なくとも3種類の信号レベルから前記衛星放送の放送伝送路における入出力特性上の各動作点を類推して検出する手段を有することを特徴とする、請求項4又は5に記載の受信装置。
  7. 前記非線形歪補正部は、前記非線形歪検出部から得られる前記衛星放送の放送伝送路における入出力特性上の各動作点を基に、当該入出力特性において非線形歪がないとして仮定した線形特性を用いて、当該入出力特性上の各動作点に対応する当該線形特性上の補正動作点を求め、当該直交復調された受信信号である複素ベースバンド信号が当該入出力特性上の各動作点間に位置するときは、各補正動作点を基準に線形特性となるように、該複素ベースバンド信号の振幅及び位相を補正することにより歪補正を行う手段を有することを特徴とする、請求項4から6のいずれか一項に記載の受信装置。
  8. 前記上階層のデータを伝送するシンボルレートmと前記下階層のデータを伝送するシンボルレートnとの比として当該送信装置に合わせたm:n=1:1、1:2、1:4、2:3、3:4のうちのいずれかとすることを特徴とする、請求項4から7のいずれか一項に記載の受信装置。
  9. 前記上階層のデータを伝送するシンボルレートmと前記下階層のデータを伝送するシンボルレートnとの比として、nはmの整数倍とし、
    前記受信側基準クロック生成部は、M=1として4倍のNの基準クロックを発生させるように構成されていることを特徴とする、請求項4から7のいずれか一項に記載の受信装置。
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