JP7703117B1 - 船舶、船舶における操舵室の空気調和方法 - Google Patents

船舶、船舶における操舵室の空気調和方法 Download PDF

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Abstract

Figure 0007703117000001
【課題】船舶の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる対策の低コスト化を図る。
【解決手段】船舶は、船体と、船体に設けられた操舵室と、船体に設けられた主空調機と、主空調機から操舵室に空気を供給する給気ダクトと、操舵室の空気を主空調機に戻す還気ダクトと、主空調機に外気を導入する外気導入ダクトと、操舵室の空気を強制排出可能な排気ファンを備えた操舵室排気ダクトと、外気に含まれるアンモニアを除害する除害フィルターを有し、除害フィルターによって除害した外気を操舵室に強制導入可能な操舵室外気導入ラインと、給気ダクト、及び還気ダクトを開閉する第一開閉部と、操舵室外気導入ラインを開閉する第二開閉部と、を備える。
【選択図】図3

Description

本開示は、船舶、船舶における操舵室の空気調和方法に関する。
船舶においては、船舶推進用の燃料や貨物としてアンモニアを搭載する場合がある。アンモニアは、臭いも強く、毒性も高いため、万が一、搭載したアンモニアが漏出した場合や、アンモニアタンクの圧力が過度に上昇し、アンモニアを大気放出する場合等に、アンモニアが、船舶に搭乗している乗員や乗客に及ばないよう、対策を講じておく必要がある。
例えば、特許文献1には、アンモニアを燃料として使用するエンジンを設置する機関室の出入口に、エアロックスペースを備える構成が開示されている。エアロックスペースは、内部の圧力を機関室の圧力よりも高く保持するための加圧手段又は内部の空気を入れ替えるための換気手段を有している。このような構成では、エアロックスペースを設けることで、機関室内でアンモニアによる臭気が発生した場合に、機関室の外部にアンモニアが漏出するのを抑えている。
特開2023-93266号公報
ところで、アンモニアの漏出が生じた場合や、アンモニアの大気放出を行う場合においても、船舶の航行を継続する必要がある。また、アンモニアの影響が乗員や状況に及ぶのを抑えるための対策は、なるべく低コストで実現することが求められる。
本開示は、上記課題を解決するためになされたものであって、船舶の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる対策の低コスト化を図ることができる船舶、船舶における操舵室の空気調和方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本開示に係る船舶は、船体と、操舵室と、主空調機と、給気ダクトと、還気ダクトと、外気導入ダクトと、操舵室排気ダクトと、操舵室外気導入ラインと、第一開閉部と、第二開閉部と、検出部と、制御部と、を備えている。前記操舵室は、前記船体に設けられている。前記主空調機は、前記船体に設けられている。前記給気ダクトは、前記主空調機から前記操舵室に空気を供給する。前記還気ダクトは、前記操舵室の空気を前記主空調機に戻す。前記外気導入ダクトは、前記主空調機に外気を導入する。前記操舵室排気ダクトは、前記操舵室の空気を強制排出可能な排気ファンを備えている。前記操舵室外気導入ラインは、前記外気に含まれるアンモニアを除害する除害フィルターを有している。前記操舵室外気導入ラインは、前記除害フィルターによって除害した外気を前記操舵室に強制導入可能である。前記第一開閉部は、前記給気ダクト、及び前記還気ダクトを開閉する。前記第二開閉部は、前記操舵室外気導入ラインを開閉する。検出部は、前記外気のアンモニア濃度を検出する。制御部は、前記第一開閉部及び前記第二開閉部を制御する。前記制御部は、前記第一開閉部により前記給気ダクト、及び前記還気ダクトを閉塞状態とし、前記第二開閉部により前記操舵室外気導入ラインを開放状態とする。
本開示に係る船舶における操舵室の空気調和方法は、船体と、前記船体に設けられた操舵室と、前記船体に設けられた主空調機と、前記主空調機から前記操舵室に空気を供給する給気ダクトと、前記操舵室の空気を前記主空調機に戻す還気ダクトと、前記主空調機に外気を導入する外気導入ダクトと、前記操舵室の空気を強制排出可能な排気ファンを備えた操舵室排気ダクトと、前記外気に含まれるアンモニアを除害する除害フィルターを有し、前記除害フィルターによって除害した外気を前記操舵室に強制導入可能な操舵室外気導入ラインと、前記給気ダクト、及び前記還気ダクトを開閉する第一開閉部と、前記操舵室外気導入ラインを開閉する第二開閉部と、を備える船舶における操舵室の空気調和方法である。前記船舶における操舵室の空気調和方法は、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であるか否かを検出する工程と、除害フィルターを通した外気を操舵室に強制導入する工程と、を含んでいる。前記除害フィルターを通した外気を操舵室に強制導入する工程は、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であることが検出された場合に、前記操舵室と前記主空調機との間での空気の循環を遮断するとともに、前記除害フィルターを通した外気を前記操舵室に強制導入する。
本開示の船舶、船舶における操舵室の空気調和方法によれば、船舶の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる対策の低コスト化を図ることができる。
本開示の実施形態に係る船舶の側面図である。 本開示の実施形態における空調システムの構成を示す図である。 本開示の実施形態における操舵室の空調システムの構成を示す図である。 本開示の実施形態に係る船舶における操舵室の空気調和方法の手順を示すフローチャートである。 通常時における、居住区での空気の流れを示す図である。 通常時における、操舵室での空気の流れを示す図である。 予め設定された濃度以上のアンモニア濃度を検出した場合における、居住区での空気の流れを示す図である。 予め設定された濃度以上のアンモニア濃度を検出した場合における、操舵室での空気の流れを示す図である。
以下、本開示の実施形態に係る船舶、船舶における操舵室の空気調和方法について、図1~図8を参照して説明する。
(船舶の全体構成)
図1に示すように、この実施形態の船舶1は、船体2と、上部構造4と、居住区10と、空調システムAs(図2、図3参照)と、を少なくとも備えている。なお、船舶1の船種は、特定の船種に限られない。船舶1の船種としては、コンテナ船等の貨物船、液化ガス運搬船、フェリー、RORO船、自動車運搬船、客船等を例示できる。
船体2は、その外殻をなす一対の舷側5A,5Bと船底6とを有している。舷側5A,5Bは、左右舷側をそれぞれ形成する一対の舷側外板を備える。船底6は、これら舷側5A,5Bを接続する船底外板を備える。船体2内には、上下に複数層の甲板7が設けられている。複数層の甲板7のうち、最も上層に配置される全通甲板として、上甲板8が設けられている。上部構造4は、この上甲板8上に形成されている。この実施形態における上部構造4は、上甲板8上で、例えば、船体2の船尾2b側に設けられている。上部構造4は、船体2の船首2a側に設けられていてもよい。
船舶1は、アンモニア設備(図示せず)を備えている。アンモニア設備としては、例えば、アンモニアを貯留するタンク、アンモニアを燃料として用いる機器が例示できる。アンモニア設備は、居住区10の外部に設けられている。船舶1におけるアンモニア設備の設置位置は、居住区10の外部であれば、何ら限定するものではない。アンモニア設備は、例えば、船体2内、上甲板8上等に配置できる。
(居住区の構成)
居住区10は、船舶1の乗員や乗客が船舶1の航行中に居住する。居住区10は、上部構造4内に設けられる。ここで示した、船舶1における居住区10の設置位置、及び数は、一例に過ぎず適宜変更可能である。
図2は、本開示の実施形態における空調システムの構成を示す図である。
図2に示すように、居住区10は、複数の室100と、通路120と、エアロック室140と、を備えている。複数の室100、及び通路120は、居住区10内に設けられている。
複数の室100は、通路120に接するように、通路120に沿って並べて設けられている。複数の室100としては、例えば、乗員や乗客の居室100R、乗員や乗客に提供する食事等を調理するギャレー(図示せず)、乗員や乗客が食事をする食事室100E、トイレ100T等が設けられている。
通路120は、複数の室100の各々に設けられたルーバー付のドア101を介して、複数の室100に接続されている。
エアロック室140は、居住区10内の通路120と、居住区10の外部との境界部分において、乗員や乗客が出入りする部分に設けられている。エアロック室140は、少なくとも一つ設けられている。本実施形態におけるエアロック室140は、例えば二つ設けられている。本実施形態におけるエアロック室140は、通路120の延伸方向の両端部にそれぞれ設けられている。なお、エアロック室140の数、配置については、何ら限定するものではなく、適宜変更可能である。つまり、エアロック室140は省略することもできる。
エアロック室140の各々は、第一ドア141、及び第二ドア142を備えている。エアロック室140は、開閉可能な第一ドア141により、通路120に対して隔離されている。エアロック室140は、開閉可能な第二ドア142により、居住区10の外部に対して隔離されている。
乗員や乗客は、第一ドア141、及び第二ドア142を開くことで、居住区10内の通路120と、居住区10の外部との間で出入可能となっている。
図3は、本開示の実施形態における操舵室の空調システムの構成を示す図である。
居住区10は、操舵室300を備えている。操舵室300の外側は、屋外であり、外気が存在している。操舵室300は、船舶1に乗船している乗員や乗客の全員、言い換えれば船舶1に乗船可能な最大人数(定員ともいう)を収容可能な大きさを有している。図3に示すように、操舵室300には、開閉扉301が設けられている。乗員や乗客は、必要な時に開閉扉301を通して、操舵室300の内部と外部とを行き来できる。操舵室300には、上述したエアロック室は設けられていない。操舵室300内には、トイレ305が設けられている。
(空調システムの構成)
図2に示すように、空調システムAsは、主空調機40と、給気部41と、還気部42と、外気導入ダクト43と、排気ダクト47と、副空調機50(図3参照)と、操舵室外気導入ライン85(図3参照)と、操舵室排気ダクト(図3参照)88と、制御部(図3参照)60と、を備えている。
主空調機40は、温度調整した空気を、居住区10内の複数の室100と、操舵室300と、に供給する。主空調機40は、例えば、上部構造4内に設置されている。
給気部41は、メイン給気ダクト41mと、複数の第一給気ダクト41sと、第二給気ダクト(給気ダクト)41tと、を有している。
メイン給気ダクト41mの一端は、主空調機40に接続されている。メイン給気ダクト41mは、主空調機40で温度調整された空気を、複数の室100、エアロック室140、及び操舵室300に供給可能とする。
複数の第一給気ダクト41sは、メイン給気ダクト41mに接続されている。主空調機40は、メイン給気ダクト41m、及び複数の第一給気ダクト41sを介して、複数の室100、及びエアロック室140に接続されている。主空調機40は、メイン給気ダクト41mから複数の第一給気ダクト41sの各々を通して、主空調機40で温度調整された空気を、複数の室100、及びエアロック室140の各々に供給する。複数の室100に供給された空気は、ルーバー付のドア101を通して、通路120に流入する。
図3に示すように、第二給気ダクト41tは、メイン給気ダクト41mに接続されている。第二給気ダクト41tの途中には、第二給気ダクト41tを開閉する第一開閉部91として、開閉弁が設けられている。
主空調機40は、メイン給気ダクト41m、及び第二給気ダクト41tを介して、操舵室300に接続されている。主空調機40は、メイン給気ダクト41mから第二給気ダクト41tを通して、主空調機40で温度調整された空気を、操舵室300に供給する。
図2に示すように、還気部42は、メイン還気ダクト42mと、第一還気ダクト42sと、第二還気ダクト(還気ダクト)42tと、を有している。
メイン還気ダクト42mの一端は、主空調機40に接続されている。
メイン還気ダクト42mは、通路120、及び操舵室300から、主空調機40に空気を戻す。
第一還気ダクト42sは、メイン還気ダクト42mに接続されている。メイン還気ダクト42mは、第一還気ダクト42sを介して、通路120に接続されている。メイン給気ダクト41mを通して、居室100R、食事室100Eに供給された空気は、ルーバー付のドア101を通過し、通路120から第一還気ダクト42s、メイン還気ダクト42mを経て、主空調機40に戻される。
図3に示すように、第二還気ダクト42tは、メイン還気ダクト42mに接続されている。第二還気ダクト42tの途中には、第二還気ダクト42tを開閉する第一開閉部92として、開閉弁が設けられている。メイン還気ダクト42mは、第二還気ダクト42tを介して、操舵室300に接続されている。第二還気ダクト42tは、操舵室300の内部の空気を、第二還気ダクト42t、メイン還気ダクト42mを経て、主空調機40に戻す。
図2に示すように、外気導入ダクト43は、主空調機40に外気を供給する。外気導入ダクト43の一端は、船外の大気中に開口している。外気導入ダクト43の他端は、主空調機40の吸入口に接続されている。本開示の外気導入ダクト43は、メイン還気ダクト42mの途中に接続されている。
排気ダクト47は、複数の室100のうち、例えばトイレ100Tの空気を、居住区10の外部の大気中に排出する。トイレ100Tは、衛生室、衛生区画等と称してもよい。本実施形態における排気ダクト47は、トイレ100Tに接続されている。排気ダクト47は、排気ファン47fと、閉鎖装置47vと、を備えている。
排気ダクト47は、排気ファン47fにより、トイレ100T内の空気を吸い込み、大気中に排出する。トイレ内の空気が排気ダクト47に吸い込まれることで、トイレ内の圧力が低下する。これにより、トイレ100Tのルーバー付のドア101を通して、居室100Rや通路120内の空気がトイレ100Tに流入する。これにより、居住区10内の一部の空気は、トイレ100Tに流入する。
閉鎖装置47vは、排気ダクト47内の流路を閉鎖可能な弁を有している。必要があれば、閉鎖装置47vにより、排気ダクト47内の流路を閉鎖することで、排気ダクト47を通した、トイレ100T内の空気の大気中への排出が遮断可能とされている。
図3に示すように、副空調機50は、操舵室300に隣接して設けられた機器室310内に設けられている。副空調機50には、副空調機給気ダクト51と、副空調機還気ダクト52とが接続されている。副空調機給気ダクト51、副空調機還気ダクト52の各々は、副空調機50と、操舵室300とを接続している。副空調機50は、副空調機還気ダクト52を通して、操舵室300内の空気を吸い込む。副空調機50は、空気調和された空気を、副空調機給気ダクト51を通して、操舵室300内に供給する。
副空調機50は、副空調機還気ダクト52以外から空気を吸い込まない。つまり、副空調機50は、操舵室300内の空気のみを吸い込んで操舵室300内に空調風を供給する。このため、副空調機50は、操舵室300内にアンモニアが侵入しない限り、アンモニアを含んだ空気を吸い込むことがない。したがって、副空調機50では、アンモニアに対する耐腐食性を備えた材料を用いて構成する必要性が抑えられ、コスト上昇を抑えられる。
操舵室外気導入ライン85は、操舵室300内に外気を導入可能である。操舵室外気導入ライン85は、船外の大気中と、操舵室300内とを接続している。操舵室外気導入ライン85には、除害フィルター86と、送気ファン87と、が設けられている。
除害フィルター86は、操舵室外気導入ライン85の途中に設けられている。除害フィルター86は、操舵室外気導入ライン85を通して船外の大気中から吸い込んだ大気(空気)中に、アンモニアが含まれている場合、アンモニアを低減する。送気ファン87は、操舵室外気導入ライン85を通して大気中から取り込んだ空気を、操舵室300内に強制的に送り込む。操舵室外気導入ライン85を通して操舵室300に空気を導入するに際し、除害フィルター86で圧力損失が生じる。送気ファン87では、除害フィルター86を設けることで生じる圧力損失を補って、操舵室300に、除害フィルター86によって除害した外気を強制導入可能である。
操舵室外気導入ライン85の途中には、操舵室外気導入ライン85を開閉する第二開閉部93として、開閉弁が設けられている。
操舵室排気ダクト88は、操舵室300の空気を、操舵室300の外部の大気中に排出する。本実施形態の操舵室排気ダクト88は、操舵室300内に設けられたトイレ305と、船外の大気中とを接続している。操舵室排気ダクト88には、排気ファン89が設けられている。操舵室排気ダクト88は、排気ファン89を作動させることで、操舵室300の空気を、船外の大気中に強制排出可能である。排気ファン89を作動させると、トイレ305に設けられたルーバー付のドア306を通して、操舵室300内の空気が、トイレ305を通して操舵室排気ダクト88へと吸い込まれ、船外の大気中へと強制排出される。また、操舵室300内の圧力が、船外の大気の圧力よりも高い状態では、その圧力差により、排気ファン89が停止した状態であっても、操舵室300内の空気が、操舵室排気ダクト88を通して船外の大気中へと徐々に自然排気される。
図2に示すように、船舶1は、船外の大気(外気)のアンモニア濃度を検出するアンモニア検出部95を備えている。アンモニア検出部95は、例えば、外気導入ダクト43に設けられ、外気導入ダクト43を通して主空調機40に供給される外気のアンモニア濃度を検出する。アンモニア検出部95は、外気導入ダクト43以外の他の場所に設けられていてもよい。
図3に示すように、制御部60は、少なくとも、第一開閉部91、92、第二開閉部93、送気ファン87、及び排気ファン89を制御する。制御部60は、例えば、予め設定されたコンピュータプログラムに基づいて、第一開閉部91、92、第二開閉部93、送気ファン87、及び排気ファン89を自動的に制御してもよいし、オペレータの操作に基づいて第一開閉部91、92、第二開閉部93、送気ファン87、及び排気ファン89を遠隔操作するようにしてもよい。
(船舶における操舵室の空気調和方法の手順)
図4は、本開示の実施形態に係る船舶における操舵室の空気調和方法の手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、本実施形態に係る船舶における操舵室の空気調和方法S10は、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であるか否かを検出する工程S11と、主空調機からの空気を複数の室、及び操舵室に導入する工程S12と、操舵室と主空調機との間での空気の循環を遮断するとともに、除害した外気を操舵室に強制導入する工程S13と、を含んでいる。
外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であるか否かを検出する工程S11では、図2に示すように、アンモニア検出部95で、外気導入ダクト43を通して主空調機40に供給される外気のアンモニア濃度を検出する。アンモニア検出部95では、外気のアンモニア濃度が、予め設定された所定の濃度以上であるか否かを検出する。ここで、所定の濃度は、例えば、人体に悪影響を及ぼす可能性のあるアンモニア濃度の下限値を例示できる。なお、所定の濃度は、人体に悪影響を及ぼす可能性のあるアンモニア濃度の下限値よりも低いアンモニア濃度であってもよい。
上記検出の結果、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度未満である場合(工程S11:No)、通常時であるとして、工程S12に進む。また、外気に予め設定された濃度以上のアンモニア濃度を検出した場合(工程S11:Yes)、工程S13に進む。
図5は、通常時における、居住区での空気の流れを示す図である。
図5に示すように、主空調機からの空気を複数の室、及び操舵室に導入する工程S12では、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度未満である通常時であるとして、主空調機40を作動させ、複数の室100、及び操舵室300における空気調和を図る。
この工程S12では、主空調機40には、外気導入ダクト43を通して、外気が導入される。主空調機40により温度調整された空気は、メイン給気ダクト41mから、複数の第一給気ダクト41sを通して、複数の室100の各々に供給される。これにより、複数の室100は、主空調機40により温度調整された空気が供給されることで、空気調和がなされる。複数の室100に供給された空気は、通路120を経て、第一還気ダクト42s、メイン還気ダクト42mを通して主空調機40に還気される。
また、エアロック室140には、メイン給気ダクト41mから、複数の第一給気ダクト41sを通して、主空調機40により温度調整された空気が供給される。これにより、エアロック室140は、居住区10の外部よりも圧力が高い正圧となる。したがって、第一ドア141、及び第二ドア142を閉じている状態では、外部からエアロック室140への空気の侵入が抑えられる。これにより、居住区10の外部でアンモニア臭がする場合であっても、アンモニアの侵入が抑えられる。
図6は、通常時における、操舵室での空気の流れを示す図である。
また、図5、図6に示すように、工程S12では、制御部60が、第一開閉部91、92により第二給気ダクト41t、及び第二還気ダクト42tを開放状態とさせる。
この状態で、主空調機40において温度調整された空気の一部が、メイン給気ダクト41mから、第二給気ダクト41tを通して操舵室300に供給される。これにより、操舵室300の空気調和がなされる。工程S12では、制御部60が、第二開閉部93により操舵室外気導入ライン85を閉塞状態とさせるとともに、送気ファン87を停止させる。これにより、操舵室300には、メイン給気ダクト41mから、第二給気ダクト41tを通して操舵室300に供給される、主空調機40において温度調整された空気のみが供給される。
また、工程S12では、制御部60が、排気ファン89を作動させる。これにより、メイン給気ダクト41m、第二給気ダクト41tを通して操舵室300の内部に供給される空気の一部は、操舵室排気ダクト88を通して船外の大気中へと強制排出される。操舵室300の内部に供給される空気の残りは、第二還気ダクト42t、メイン還気ダクト42mを通して主空調機40に還気される。
工程S12では、必要に応じて副空調機50を作動させ、副空調機50において温度調整された空気を、操舵室300に供給するようにしてもよい。
図7は、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度を検出した場合における、居住区での空気の流れを示す図である。図8は、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度を検出した場合における、操舵室での空気の流れを示す図である。
図7、図8に示すように、操舵室と主空調機との間での空気の循環を遮断するとともに、除害した外気を操舵室に強制導入する工程S13では、制御部60が、第一開閉部91、92により第二給気ダクト41t、及び第二還気ダクト42tを閉塞状態とする。これにより、主空調機40からの操舵室300への空気の供給が停止される。予め設定された濃度以上のアンモニア濃度を検出した場合には、船舶1の全乗員や乗客を、操舵室300内に退避させる。このため、複数の室100には、乗員や乗客がいないこととなるので、工程S13では、主空調機40の作動を停止させるようにしてもよい。
図8に示すように、工程S13では、制御部60が、第二開閉部93により操舵室外気導入ライン85を開放状態とする。工程S13では、制御部60が、操舵室外気導入ライン85の送気ファン87を作動させるとともに、操舵室排気ダクト88の排気ファン89を停止させる。すると、送気ファン87により、操舵室外気導入ライン85を通して外気が操舵室300内に強制的に送り込まれる。操舵室外気導入ライン85を通して吸い込んだ外気に含まれるアンモニアは、除害フィルター86により低減(除害)される。このようにして、操舵室300には、操舵室外気導入ライン85を通して、除害フィルター86で除害された外気が導入される。このとき、第一開閉部91により第二給気ダクト41tが閉塞状態とされているため、第二給気ダクト41tを通した操舵室300への給気は行われていない。つまり、操舵室300内には、除害フィルター86を備えた操舵室外気導入ライン85のみを通して、除害された空気が強制導入される。
操舵室300内の空気は、トイレ305から操舵室排気ダクト88を通して、操舵室300の外部の大気中に排出される。このとき、排気ファン89は停止されているので、送気ファン87により操舵室外気導入ライン85を通して外気が強制導入される操舵室300内の圧力が、船外の大気の圧力よりも高くなる。これにより、操舵室300の外部から内部への、アンモニアを含んだ空気の侵入が抑えられる。また、操舵室300内の圧力が、船外の大気の圧力よりも高くなることで、その圧力差により、操舵室300内の空気が、操舵室排気ダクト88のみを通して操舵室300から、操舵室排気ダクト88を通して船外の大気中へと自然排気される。
(作用効果)
上記実施形態の船舶1では、主空調機40で空気調和がなされた空気は、第二給気ダクト41tを通して操舵室300に供給される。操舵室300の空気は、第二還気ダクト42tを通して主空調機40に循環される。また、外気導入ダクト43を通して、第二還気ダクト42tに外気が導入されるので、主空調機40から操舵室300に供給される空気には、外気が含まれる。第一開閉部91、92が、第二給気ダクト41t、及び第二還気ダクト42tを開閉することで、操舵室300と主空調機40との間における空気の循環を断続できる。また、操舵室300の空気は、排気ファン89によって、操舵室排気ダクト88を通して強制排出される。第二開閉部93により開閉される操舵室外気導入ライン85は、除害フィルター86によりアンモニアが低減された外気を、送気ファン87により操舵室300に強制導入する。
このような構成によれば、外気のアンモニア濃度が高い状態である場合に、第一開閉部91、92により、第二給気ダクト41t、及び第二還気ダクト42tを閉じることで、外気導入ダクト43、第二給気ダクト41tを通して導入される外気や、複数の室100、エアロック室140に侵入したアンモニアを含む空気の操舵室300への侵入が抑えられる。また、第二開閉部93により、操舵室外気導入ライン85を開くことで、除害フィルター86によりアンモニアが低減された外気を、操舵室300に導入できる。これにより、操舵室300へのアンモニアの侵入を有効に抑えることができる。また、操舵室300に、除害フィルター86を備えた操舵室外気導入ライン85が備えられることで、アンモニア濃度が高い状態にあるときに、除害フィルター86で除害された外気を操舵室300に導入することができる。したがって、操舵室300から自然通風の開口を廃止することができ、アンモニア濃度が高い状態にあるときに、アンモニアが含まれた外気が侵入するのを抑えることができる。
このような操舵室300に、乗員や乗客が退避することで、船舶1の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる。しかも、アンモニアの侵入を抑えるための対策を、操舵室300のみに備えればよい。その結果、船舶1の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる対策の低コスト化を図ることができる。
また、上記実施形態では、操舵室300に、トイレ305と、副空調機50とが備えられている。このため、乗員や乗客の操舵室300への退避を、長時間に亘って継続しやすい。
さらに、上記実施形態では、アンモニア検出部95で、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度が検出された場合、第一開閉部91、92で第二給気ダクト41t、及び第二還気ダクト42tを閉塞状態とし、第二開閉部93で操舵室外気導入ライン85を開放状態とすることで、操舵室300へのアンモニアの侵入を有効に抑えることができる。
また、上記実施形態では、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度が検出された場合、操舵室排気ダクト88の排気ファン89を停止させることで、操舵室排気ダクト88を通して排気される操舵室300内の空気が、排気ファン89によって強制的に排出されることが抑えられる。したがって、操舵室外気導入ライン85を通して操舵室300に導入される、除害フィルター86によりアンモニアが低減された外気の流量よりも、操舵室排気ダクト88を通して排気される操舵室300内の空気の流量が大きくなることが抑えられる。これにより、操舵室300内の圧力を、船外の大気の圧力よりも高く保つことができ、操舵室300の外部から内部への、アンモニアを含む空気の侵入が抑えられる。
さらに、上記実施形態では、副空調機50が、操舵室300内の空気のみを吸い込んで、空気調和された空気を操舵室300内に供給する。したがって、副空調機50を用いることで、操舵室300へのアンモニアの侵入を抑えつつ、操舵室300内の空気調和を図ることができる。
上記実施形態の船舶1における操舵室の空気調和方法S10によれば、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であることが検出された場合に、操舵室300と主空調機40との間での空気の循環を遮断するとともに、除害フィルター86を通した外気を操舵室300に強制導入する。これにより、アンモニアの侵入を有効に抑えることができる操舵室300に、乗員や乗客が退避することができ、船舶1の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる。しかも、アンモニアの侵入を抑えるための対策を、操舵室300のみに備えればよいため、対策の低コスト化を図ることができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の実施の形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものではなく、本開示の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
上記実施形態では、複数の室100として、居室100R、トイレ100T、食事室100E等を例示したが、これに限られない。複数の室100は、他の用途のものであってもよいのは言うまでもない。
また、上記実施形態では、居住区10における操舵室300以外の複数の室100の空気調和システム、及び空気調和方法について例示したが、操舵室300以外の複数の室100の空気調和システム、及び空気調和方法は、適宜変更可能である。
<付記>
実施形態に記載の船舶1、船舶1における操舵室の空気調和方法S10は、例えば以下のように把握される。
(1)第1の態様に係る船舶1は、船体2と、前記船体2に設けられた操舵室300と、前記船体2に設けられた主空調機40と、前記主空調機40から前記操舵室300に空気を供給する給気ダクト41tと、前記操舵室300の空気を前記主空調機40に戻す還気ダクト42tと、前記主空調機40に外気を導入する外気導入ダクト43と、前記操舵室300の空気を強制排出可能な排気ファン89を備えた操舵室排気ダクト88と、前記外気に含まれるアンモニアを除害する除害フィルター86を有し、前記除害フィルター86によって除害した外気を前記操舵室300に強制導入可能な操舵室外気導入ライン85と、前記給気ダクト41t、及び前記還気ダクト42tを開閉する第一開閉部91、92と、前記操舵室外気導入ライン85を開閉する第二開閉部93と、を備える。
この船舶1は、主空調機40で空気調和がなされた空気は、給気ダクト41tを通して操舵室300に供給される。操舵室300の空気は、還気ダクト42tを通して主空調機40に循環される。また、外気導入ダクト43を通して、還気ダクト42tに外気が導入されるので、主空調機40から操舵室300に供給される空気には、外気が含まれる。第一開閉部91、92が、給気ダクト41t、及び還気ダクト42tを開閉することで、操舵室300と主空調機40との間における空気の循環を断続できる。また、操舵室300の空気は、排気ファン89によって、操舵室排気ダクト88を通して強制排出される。第二開閉部93により開閉される操舵室外気導入ライン85は、除害フィルター86によりアンモニアが低減された外気を、送気ファン87により操舵室300に強制導入する。
このような構成によれば、操舵室300の外部におけるアンモニア濃度が高い場合に、第一開閉部91、92により、給気ダクト41t、及び還気ダクト42tを閉じることで、外気導入ダクト43、第二給気ダクト41tを通して導入される外気の操舵室300への侵入が抑えられる。また、第二開閉部93により、操舵室外気導入ライン85を開くことで、除害フィルター86によりアンモニアが低減された外気を、操舵室300に導入できる。これにより、操舵室300へのアンモニアの侵入を有効に抑えることができる。
このような操舵室300に、乗員や乗客が退避することで、船舶1の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる。しかも、アンモニアの侵入を抑えるための対策を、操舵室300のみに備えればよい。その結果、船舶1の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる対策の低コスト化を図ることができる。
(2)第2の態様に係る船舶1は、(1)の船舶1であって、前記外気のアンモニア濃度を検出するアンモニア検出部95と、前記第一開閉部91、92及び前記第二開閉部93を制御する制御部60と、をさらに備え、前記制御部60は、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度が前記アンモニア検出部95によって検出された場合、前記第一開閉部91、92により前記給気ダクト41t、及び前記還気ダクト42tを閉塞状態とし、前記第二開閉部93により前記操舵室外気導入ライン85を開放状態とする。
これにより、アンモニア検出部95で、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度が検出された場合、第一開閉部91、92で給気ダクト41t、及び還気ダクト42tを閉塞状態とし、第二開閉部93で操舵室外気導入ライン85を開放状態とすることで、操舵室300へのアンモニアの侵入を有効に抑えることができる。
(3)第3の態様に係る船舶1は、(2)の船舶1であって、前記制御部60は、前記排気ファン89を制御可能であり、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度が前記アンモニア検出部95によって検出された場合に、前記操舵室排気ダクト88の前記排気ファン89を停止させる。
これにより、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度が検出された場合、操舵室排気ダクト88の排気ファン89を停止させることで、操舵室排気ダクト88を通して排気される操舵室300内の空気が、排気ファン89によって強制的に排出されることが抑えられる。したがって、操舵室外気導入ライン85を通して操舵室300に導入される、除害フィルター86によりアンモニアが低減された外気の流量よりも、操舵室排気ダクト88を通して排気される操舵室300内の空気の流量が大きくなることが抑えられる。これにより、操舵室300内を正圧に保つことができ、操舵室300の外部から内部への、アンモニアを含む空気の侵入が抑えられる。
(4)第4の態様に係る船舶1は、(1)から(3)の何れか一つの船舶1であって、前記操舵室300内の空気のみを吸い込んで前記操舵室300内に空調風を供給する副空調機50、を更に備える。
これにより、副空調機50が、操舵室300内の空気のみを吸い込んで、空気調和された空気を操舵室300内に供給する。したがって、副空調機50を用いることで、操舵室300へのアンモニアの侵入を抑えつつ、操舵室300内の空気調和を図ることができる。
(5)第5の態様に係る船舶1における操舵室の空気調和方法S10は、(1)から(4)の何れか一つの記載の船舶における操舵室の空気調和方法S10であって、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であるか否かを検出する工程S11と、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であることが検出された場合に、前記操舵室300と前記主空調機40との間での空気の循環を遮断するとともに、前記除害フィルター86を通した外気を前記操舵室300に強制導入する工程S13と、を含む。
これにより、外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であることが検出された場合に、操舵室300と主空調機40との間での空気の循環を遮断するとともに、除害フィルター86を通した外気を操舵室300に強制導入することで、操舵室300へのアンモニアの侵入を有効に抑えることができる。したがって、操舵室300に、乗員や乗客が退避することで、船舶1の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる。しかも、アンモニアの侵入を抑えるための対策を、操舵室300のみに備えればよい。その結果、船舶1の航行を継続しつつ、アンモニアの影響が乗員や乗客に及ぶのを抑えることができる対策の低コスト化を図ることができる。
1…船舶
2…船体
2a…船首
2b…船尾
4…上部構造
5A、5B…舷側
6…船底
7…甲板
8…上甲板
10…居住区
40…主空調機
41…給気部
41m…メイン給気ダクト
41s…第一給気ダクト
41t…第二給気ダクト(給気ダクト)
42…還気部
42m…メイン還気ダクト
42s…第一還気ダクト
42t…第二還気ダクト(還気ダクト)
43…外気導入ダクト
47…排気ダクト
47f…排気ファン
47v…閉鎖装置
50…副空調機
51…副空調機給気ダクト
52…副空調機還気ダクト
60…制御部
85…操舵室外気導入ライン
86…除害フィルター
87…送気ファン
88…操舵室排気ダクト
89…排気ファン
91、92…第一開閉部
93…第二開閉部
95…アンモニア検出部
100…室
100E…食事室
100R…居室
100T…トイレ
101…ドア
120…通路
140…エアロック室
141…第一ドア
142…第二ドア
300…操舵室
301…開閉扉
305…トイレ
306…ドア
310…機器室
As…空調システム

Claims (4)

  1. 船体と、
    前記船体に設けられた操舵室と、
    前記船体に設けられた主空調機と、
    前記主空調機から前記操舵室に空気を供給する給気ダクトと、
    前記操舵室の空気を前記主空調機に戻す還気ダクトと、
    前記主空調機に外気を導入する外気導入ダクトと、
    前記操舵室の空気を強制排出可能な排気ファンを備えた操舵室排気ダクトと、
    前記外気に含まれるアンモニアを除害する除害フィルターを有し、前記除害フィルターによって除害した外気を前記操舵室に強制導入可能な操舵室外気導入ラインと、
    前記給気ダクト、及び前記還気ダクトを開閉する第一開閉部と、
    前記操舵室外気導入ラインを開閉する第二開閉部と、
    前記外気のアンモニア濃度を検出するアンモニア検出部と、
    前記第一開閉部及び前記第二開閉部を制御する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、
    予め設定された濃度以上のアンモニア濃度が前記アンモニア検出部によって検出された場合、
    前記第一開閉部により前記給気ダクト、及び前記還気ダクトを閉塞状態とし、
    前記第二開閉部により前記操舵室外気導入ラインを開放状態とする船舶。
  2. 前記制御部は、前記排気ファンを制御可能であり、予め設定された濃度以上のアンモニア濃度が前記アンモニア検出部によって検出された場合に、前記操舵室排気ダクトの前記排気ファンを停止させる
    請求項に記載の船舶。
  3. 前記操舵室内の空気のみを吸い込んで前記操舵室内に空調風を供給する副空調機、を更に備える
    請求項1又は2に記載の船舶。
  4. 船体と、
    前記船体に設けられた操舵室と、
    前記船体に設けられた主空調機と、
    前記主空調機から前記操舵室に空気を供給する給気ダクトと、
    前記操舵室の空気を前記主空調機に戻す還気ダクトと、
    前記主空調機に外気を導入する外気導入ダクトと、
    前記操舵室の空気を強制排出可能な排気ファンを備えた操舵室排気ダクトと、
    前記外気に含まれるアンモニアを除害する除害フィルターを有し、前記除害フィルターによって除害した外気を前記操舵室に強制導入可能な操舵室外気導入ラインと、
    前記給気ダクト、及び前記還気ダクトを開閉する第一開閉部と、
    前記操舵室外気導入ラインを開閉する第二開閉部と、
    を備える船舶における操舵室の空気調和方法であって、
    外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であるか否かを検出する工程と、
    外気のアンモニア濃度が予め設定された濃度以上であることが検出された場合に、前記操舵室と前記主空調機との間での空気の循環を遮断するとともに、前記除害フィルターを通した外気を前記操舵室に強制導入する工程と、
    を含む、船舶における操舵室の空気調和方法。
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