JP7704428B2 - アサガオ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、中高層建物の建設や補修工事などの現場において、仮設足場から資材や工具等が地面に落下するのを防止するため、仮設足場の外面に、斜め上方へと突き出すように面材が設置されるアサガオ装置に関する。
この種の装置には、従来では、下記の特許文献1(日本国・特許第5999539号公報)に記載されたものがある。その従来技術は、次のように構成されている。
仮設足場に所定間隔をおいて立てられた2本の支柱の所定の高さ位置に、建物と反対側が解放された平面視コ形の連結部材が取付けられる。この連結部材にシート取付け枠の角管状枠縦部材の下端部嵌め入れ用の短筒が2つ並んで建物側方向に立ち上がるように傾斜自在に取付けられる。これら短筒の対向する連結部材側の外面には平面視コ形突出部が設けられており、その平面視コ形突出部には、枠下横部材の外側横に設けられた外向きコ形部材が嵌め被せられ、くさびが差込まれることにより枠下横部材が連結部材に連結される。また、上記の両短筒の外面に渦巻きバネで付勢せられたロックピンが取着されており、そのロックピンで両短筒と両角管状枠縦部材が連結される。他方、シート取付け枠の枠上横部材の両端には、上端に上部紐取付け用逆U形部材を有する有底短筒が底側を上にして固着されており、その両有底短筒の対向面の下部に渦巻きバネで付勢せられたロックピンが設けられる。そして、このロックピンによって左右の枠縦部材の上部と枠上横部材とが連結される。枠上下横部材および左右の角管状枠縦部材の建物側面には、それぞれ所要数のメッシュシート掛止めピンが設けられており、これら掛止めピン全体をメッシュシートの周囲に多数取付けられたはとめに通すことにより、面材であるメッシュシートがシート取付け枠に張止められる。左右の角管状枠縦部材の真中より上方位置には、支持部材上端部取付片が垂下状に固定されており、その支持部材上端部取付片に、支柱側下端部または長さの中程に下部紐取付け用逆U形部材を有する支持部材の上端部が揺動自在に取付けられる。左右の角管状枠縦部材の連結部材取付け位置の下方位置において、2本の支柱に支持部材下端部保持部材が取付けられており、両上部紐取付け用逆U形部材に取り付けられた2本の紐が一番上の桟に上から引っ掛けられて下におろされ、両下部紐取付け用逆U形部材に取付けられている。
かかる技術によれば、「朝顔パネルの折畳みと張出し作業を一人で簡単に行えるようにし、さらに(面材である)シートを現地で簡単に外せるようにした仮設用朝顔装置を提供する」ことができるとされている。
特許第5999539号公報
しかしながら、上記の従来技術には次の問題がある。すなわち、面材としてシート状の物(メッシュシート)しか使用することができず、パネル状の物を使用する場合には、枠上下横部材および左右の角管状枠縦部材からなる枠組(フレーム)として、上記の物とは全く別異の物を用意しなければならない。このため、アサガオ装置の在庫管理が煩雑になると共に、経済性にも劣るようになると言う問題があった。
それゆえに、本発明の主たる課題は、面材としてシート状の物およびパネル状の物の両方を使用することができ、在庫管理が容易であると共に、経済性にも優れるアサガオ装置を提供することである。
上記の課題を達成するため、本発明は、例えば、図1~4に示すように、アサガオ装置を次のように構成した。
すなわち、仮設足場の前側部にて左右に間隔をおいて立設された複数本の支柱100における所定の高さに設置される取付ベース12と、基端部が上記の取付ベース12の上側に連結されて前上がり傾斜状にて設置される左右一組の斜材14と、その左右一組の斜材14の先端に架設される上部横桟16と、その左右一組の斜材14の基端に架設される下部横桟18と、上記の斜材14,上部横桟16及び下部横桟18で組み上げた略方形の枠組20に張り止められる面材22と、先端が上記の斜材14の下側に連結され、基端部が上記の取付ベース12における上記の斜材14の連結箇所よりも下側に連結されて当該斜材14を下から支える棒状の頬杖材24とを備える。上記の枠組20を形成した上部横桟16には、長手方向と直交する幅方向の断面形状が略コ字状に形成された上桟本体16aの内側に、上記の面材22の上端縁を収容する上側収容凹部26が設けられる。また、上記の枠組20を形成した下部横桟18には、長手方向と直交する幅方向の断面形状が下辺が長辺側となる略倒伏J字状に形成された下桟本体18aの内側に、上記の面材22の下端縁を収容する下側収容凹部28が設けられる。さらに、上記の上部横桟16及び上記の下部横桟18の左右両端部には、上下一組のシャフト固定部30であって、シート状の面材22aの左右両端部を固定するシャフト部材32が装脱着可能に取付けられるシャフト固定部30が設けられ、上記の面材22として、可撓性シート材料で構成されたシート状の面材22aと、ハードな材料で構成されたパネル状の面材22bとの両方を用いることができることを特徴とする。
なお、本発明を特定するに当たり、仮設足場のある側(図1,2の右側)を「後(基)」、仮設足場から張り出したアサガオ装置10のある側(図1,2の左側)を「前(先)」と言う。また、「左右」は前から見た左右を言う。
本発明では、斜材14とこれを下から支える頬杖材24との両基端部が一つの取付ベース12に取り付けられるので、仮設足場にアサガオ装置を設置する際に足場を上下に移動することなく設置することができる。
また、上部横桟16の内側に面材22の上端縁を収容する上側収容凹部26が設けられると共に、下部横桟18の内側に面材22の下端縁を収容する下側収容凹部28が設けられているので、面材22がパネル状のものである場合には、そのパネル状の面材22bにおける上下端縁のそれぞれを上側収容凹部26及び下側収容凹部28に収めるだけで、枠組20への面材22bの取付けが完了する。一方、面材22がシート状のものである場合には、シート状の面材22aの左右両端にシャフト部材32を取り付けた後、そのシャフト部材32を左右のシャフト固定部30に取り付けるだけで、枠組20を変えることなく当該枠組20への面材22aの取付けが完了する。
本発明においては、前記の左右一組の斜材14における長手方向の途中には、その斜材14間に架設されて前記の面材22を上から支える上部面材押さえ材(図示せず)、又は、その斜材14間に架設されて上記の面材22を下から支える下部面材押さえ材(図示せず)の少なくとも一方を取着するのが好ましい。
この場合、枠組20にセットした面材22が当該枠組20から外れるのを有効に防止することができるのに加え、枠組20を補強することもできる。
本発明によれば、面材としてシート状の物およびパネル状の物の両方を使用することができ、在庫管理が容易であると共に、経済性にも優れるアサガオ装置を提供することができる。
本発明における一実施形態のアサガオ装置を示す斜視図であり、図1Aは面材としてシート状の物を使用した場合を示し、図1Bは面材としてパネル状の物を使用した場合を示す。 図1のアサガオ装置の面材を取り除いた状態を示す斜視図である。 本発明のアサガオ装置における上部横桟の一例を示す図であり、図3Aは、中央部分を捨象して左右の要部のみを示す斜視図であり、図3Bは、図3AにおけるA-A断面図である。 本発明のアサガオ装置における下部横桟の一例を示す図であり、図4Aは、中央部分を捨象して左右の要部のみを示す斜視図であり、図4Bは、図4AにおけるB-B断面図である。 本発明のアサガオ装置におけるシート状の面材の他の実施形態を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明における一実施形態のアサガオ装置10を示す斜視図であり、図1Aはシート状の面材22aを使用した場合を示し、図1Bはパネル状の面材22bを使用した場合を示す。また、図2は、図1のアサガオ装置10の面材22を取り除いた状態を示す斜視図である。これらの図が示すように、本実施形態のアサガオ装置10は、仮設足場の前側部にて左右に間隔をおいて立設された複数本の支柱100における所定の高さに設置される取付ベース12と、基端部が上記の取付ベース12の上側に連結されて前上がり傾斜状にて設置される左右一組の斜材14と、その左右一組の斜材14の先端に架設される上部横桟16と、その左右一組の斜材14の基端に架設される下部横桟18と、上記の斜材14,上部横桟16及び下部横桟18で組み上げた略方形の枠組20に張り止められる面材22と、先端が上記の斜材14の下側に連結され、基端部が上記の取付ベース12における上記の斜材14の連結箇所よりも下側に連結されて当該斜材14を下から支える棒状の頬杖材24とを備える。
ここで、アサガオ装置10が設置される仮設足場は、複数本の前側(反建物側)の支柱100が左右方向に間隔をおいて立てられると共に、図示しないが、この前側の支柱100それぞれの後方に後側(建物側)の支柱が立てられる。また、その前後の支柱間には、所定の高さ位置に、図示しないブラケットが複数段架設されており、この左右のブラケット間に足場板が取り付けられる。そして、左右の支柱100間には図示しない手摺が取り付けられている。
なお、このアサガオ装置10が設置される仮設足場は、上記の構造に限定されるものではなく、他の如何なる構造の仮設足場にも適用することができる。また、図1では、前列の2本の支柱100間のエリアのみにアサガオ装置10を設置した状態を示しているが、一般的には図示していないその左右両側のエリアへ広がるようにアサガオ装置10が設置される。この場合、取付ベース12は、隣り合うエリア(区画)において共用される。
取付ベース12は、仮設足場の前側部にて左右に間隔をおいて立設された複数本の支柱100の所定の高さに設置される金物であり、クランプ部材34,ベース本体36,短筒部材38および角度調整機構40で大略構成される(図2参照)。
クランプ部材34は、取付ベース12を支柱100に固定するための部材であり、図示実施形態では、平板状のベース本体36の後面の上下2カ所に設けられる。
ベース本体36は、短筒部材38と角度調整機構40とを保持するための金属部材であり、上述したように、後面に連結されたクランプ部材34によって支柱100の前面に固定される。本実施形態では、この平板状のベース本体36における左右の両側面に、後述する操作紐44が取り付けられる紐取付部36aが設けられる。
短筒部材38は、ベース本体36の上部にて上下方向へ首振り可能に固定され、上記の斜材14の基端部が嵌め入れられてその基端部を保持する角短筒状の部材である。本実施形態では、この短筒部材38がベース本体36上部側面に左右一対設けられている。
角度調整機構40は、後述する頬杖材24の基端部の固定位置を上下方向にて調整することによって斜材14の仰角、つまり、面材22の水平面からの起立角度を所定の角度に固定して保持するための機構である。
斜材14は、その基端部が取付ベース12の短筒部材38に連結されて前上がり傾斜状に設置される角パイプ状の長尺部材である。この斜材14の先端部には、逆U形の紐取付部42が設けられており、その紐取付部42に操作紐44の先端が接続される(図1参照)。この操作紐44は、斜材14の起立倒伏を操作するためのものであり、当該斜材14の先端よりも高い位置にある仮設足場の手摺(図示せず)に上から引っ掛けられて下方に垂らされ、その他端部が取付ベース12の紐取付部36aに取り付けられている。
そして、斜材14の長手方向略中央の位置には、その下側に後述する頬杖材24の先端を連結させるための取付ブラケット46が固着されている。
上部横桟16は、斜材14と協働して枠組20の上辺を形成し、その枠組20に張り止められる面材22の先端(前端)縁が収容される部材であって、長手方向と直交する幅方向の断面形状が略コ字状で長尺の上桟本体16aを有する(図2,図3参照)。そして、この略コ字状に形成された上桟本体16aの内側に、上記面材22の上端縁を収容する上側収容凹部26が設けられる(図3参照)。
また、この上桟本体16aの長手方向両端には、斜材14の先端を挿入して両者を連結する鞘状のリンク部16bが設けられており、そのリンク部16bに隣接する上桟本体16aの長手方向両端部の位置に、上下一組のシャフト固定部30のうち、上部横桟16側のものが設けられる。
上部横桟16側に設けられるシャフト固定部30は、図1Aで示すように、面材22としてシート状の面材22aを使用する際に、後述の下部横桟18側のシャフト固定部30と協働して、面材22aの幅方向両端部に取着されたシャフト部材32を枠組20内に固定するための部材であり、可動ロックピン30aとスライド部材30bとを備える(図3参照)。
可動ロックピン30aは、上桟本体16aの上片と下片とを繋ぐ垂直片に穿設された開口に対して進退可能に取付けられると共に、その先端側が筒状のシャフト部材32の長手方向端面(先端面)の開口からその内部へと挿脱着される棒状の部材である。図3で示す実施形態では、上桟本体16aの幅方向両端部において垂直片に形成される開口のうち、一方(図3A中の左側)が横長孔状に形成されており、可動ロックピン30aの配設位置を横方向にて調整できるようになっている。このため、シート状の面材22aを高いテンションで張設することができる。
スライド部材30bは、上桟本体16aの垂直片と上片とを覆うように略L字状に形成された板材であり、これが上桟本体16aの長手方向にスライド移動することによって、可動ロックピン30aの頭部に係合・離脱する。そして、このスライド部材30bと可動ロックピン30aの頭部とが係合状態の場合には、可動ロックピン30aが進退方向に動かないようにロックされ、逆に、スライド部材30bと可動ロックピン30aの頭部とが離脱状態の場合には、可動ロックピン30aの進退移動が可能になる。
ここで、図3中の符合30cは、スライド部材30bを操作するための「つまみ」であり、同じく符合30dは、スライド部材30bの移動を案内すると共に、所定の位置に当該スライド部材30bを固定する「蝶ボルト」である。
また、図示はしないが、上記の可動ロックピン30aの頭部は、ワイヤーロープなどを用いて、上桟本体16a或いはスライド部材30bと連結するのが好ましい。こうすることで、可動ロックピン30aの落下や紛失を防止することができる。
なお、本実施形態の上部横桟16には、左右のリンク部16bの一方の先端外側に、隣接する枠組20を構成する上部横桟16のリンク部16bに係合する鉤状部材48が設けられ、また、他方の先端部に、隣接する枠組20の鉤状部材48と係合する受け部材50が設けられている。このため、隣接する枠組20同士を互いに連結させることができる。
下部横桟18は、斜材14と協働して枠組20の下辺を形成し、その枠組20に張り止められる面材22の基端(後端)縁が収容される部材であって、長手方向と直交する幅方向の断面形状が略倒伏J字状で長尺の下桟本体18aを有する(図2,図4参照)。そして、この略倒伏J字状に形成された下桟本体18aの内側に、上記面材22の下端縁を収容する下側収容凹部28が設けられる(図4参照)。
また、この下桟本体18aの長手方向両端には、斜材14の基端部に係合して両者を連結する鉤状のリンク部18bが設けられており、そのリンク部18bに隣接する下桟本体18aの長手方向両端部の位置に、上下一組のシャフト固定部30のうち、下部横桟18側のものが設けられる。
下部横桟18側に設けられるシャフト固定部30は、図1Aで示すように、面材22としてシート状の面材22aを使用する際に、上述の上部横桟16側のシャフト固定部30と協働して、面材22aの幅方向両端部に取着されたシャフト部材32を枠組20内に固定するための部材であり、固定ロックピン30eを備える(図4参照)。
固定ロックピン30eは、下桟本体18aの上片と下片とを繋ぐ垂直片から下側収容凹部28内へと突出すると共に、上述の可動ロックピン30aとは異なり、上記の垂直片に対して進退不能に固定され、その先端側が筒状のシャフト部材32の長手方向端面(基端面)の開口からその内部へと挿脱着される棒状の部材である。図4で示す実施形態では、下桟本体18aの幅方向両端部において垂直片に対して進退不能に固定される固定ロックピン30eのうち、一方(図4A中の右側)は、この固定ロックピン30eが横方向にスライド移動できるようになっている。具体的には、下桟本体18aの垂直片における長手方向端部の一方に横長孔が穿設されると共に、その横長孔を覆うスライド部材18cが取り付けられる。そして、この横長孔に対応するスライド部材18cの位置に固定ロックピン30eが溶接などによって固定される。このように構成された横移動可能な固定ロックピン30eは、上述の横移動可能な可動ロックピン30aと協働することによってシート状の面材22aを高いテンションで張設することができる。なお、図4中の符合18dは固定ロックピン30eが固定されたスライド部材18cを操作するための「つまみ」であり、同じく符合18eは、スライド部材18cの移動を案内すると共に、所定の位置に当該スライド部材18cを固定する「蝶ボルト」である。
図示実施形態の下部横桟18では、アルミニウム合金などの金属材料からなり、下桟本体18aの上片から後方へと延ばされると共に、その先端が上方へ向けて曲成された幅方向の断面形状が略L字状のガード板18fが取り付けられており、枠組20と図示しない足場との間の隙間を埋めるようになっている。
面材22は、左右一組の斜材14,上部横桟16及び下部横桟18で組み上げた略方形の枠組20に張り止められ、上方から落下してくる重量物を受け止めるためのものである。図示実施形態では、この面材22として、図1Aで示すように、例えば樹脂シートなどの可撓性シート材料で構成されたシート状の面材22aと、図1Bで示すように、例えばFRP製パネルなどのハードな材料で構成されたパネル状の面材22bの両方を用いることができる。このうち、図1Aで示すシート状の面材22aでは、その幅方向両端にループが形成されており、このループ内にシャフト部材32が収容されるようになっている。
また、面材22としてシート状の面材22aを用いる場合、面材22a幅方向両端部のループに収容したシャフト部材32が当該ループから抜け落ちないよう、シャフト部材32の前後両端部それぞれに、パッカーなどのクリップ部材52を用いて面材22aを固定するのが好ましい(図5参照)。
頬杖材24は、その先端が、斜材14の長手方向略中央の取付ブラケット46を介して斜材14の下側にて揺動可能に連結されると共に、その基端が、取付ベース12の斜材14の連結箇所(短筒部材38)よりも下側の角度調整機構40に連結されて斜材14を下から支える棒状の補強部材である。なお、この頬杖材24先端の斜材14への連結位置は、上記の態様に限定されるものではなく、例えば斜材14の先端部であってもよい。
次に、本実施形態のアサガオ装置10を仮設足場に設置する際には、先ず始めに、前列で隣接する左右の支柱100の同じ高さに取付ベース12を取り付ける。
続いて、取付ブラケット46に頬杖材24の先端が取り付けられた斜材14の基端部を短筒部材38に挿入・固定すると共に、斜材14の基端部に下部横桟18を架設し、斜材14の先端部に上部横桟16を架設して枠組20を完成させる。
次いで、完成させた枠組20に面材22を取り付けるが、この面材22がシート状の面材22aの場合(図1A参照)には、幅方向両端部に取り付けたシャフト部材32の基端部と下部横桟18の固定ロックピン30eとを係合させると共に、シャフト部材32の先端部と上部横桟16の可動ロックピン30aとを係合させることで枠組20への面材22aの張り止めとが完了する。一方、面材22がパネル状の面材22bの場合(図1B参照)には、面材22bの下端縁を下部横桟18の下側収容凹部28に収容すると共に、面材22bの上端縁を上部横桟16の上側収容凹部26に収容することで枠組20への面材22bの張り止めとが完了する。
そして、斜材14先端の紐取付部42に操作紐44を取り付けると共に、頬杖材24の基端部を角度調整機構40に接続することによってアサガオ装置10の一区画分の設置が完了する。
本実施形態のアサガオ装置10によれば、斜材14とこれを下から支える頬杖材24との両基端部が一つの取付ベース12に取り付けられるので、仮設足場にアサガオ装置を設置する際に足場を上下に移動することなく設置することができる。
また、上部横桟16の内側に面材22の上端縁を収容する上側収容凹部26が設けられると共に、下部横桟18の内側に面材22の下端縁を収容する下側収容凹部28が設けられているので、面材22がパネル状のものである場合には、そのパネル状の面材22bにおける上下端縁のそれぞれを上側収容凹部26及び下側収容凹部28に収めるだけで、枠組20への面材22bの取付けが完了する。一方、面材22がシート状のものである場合には、シート状の面材22aの左右両端にシャフト部材32を取り付けた後、そのシャフト部材32を左右のシャフト固定部30に取り付けるだけで、枠組20を変えることなく当該枠組20への面材22aの取付けが完了する。
したがって、面材22としてシート状の物およびパネル状の物の両方を使用することができ、在庫管理が容易であると共に、経済性にも優れるアサガオ装置10を提供することができる。
なお、上述の実施形態では、枠組20が、左右一組の斜材14,上部横桟16及び下部横桟18のみで構成されたものを示しているが、左右一組の斜材14における長手方向の途中に、その斜材14間に架設されて面材22を上から支える上部面材押さえ材(図示せず)、又は、その斜材14間に架設されて上記の面材22を下から支える下部面材押さえ材(図示せず)の少なくとも一方を取着するようにしてもよい。こうすることで、枠組20にセットした面材22が当該枠組20から外れるのを有効に防止することができるのに加え、枠組20を補強することもできる。
また、上述の実施形態では、上下一組のシャフト固定部30として、上部横桟16側の可動ロックピン30aと下部横桟18側の固定ロックピン30eとで構成されるものを示したが、このシャフト固定部30は、シート状の面材22aの左右両端部を固定するシャフト部材32を装脱着可能に(枠組20内に)取付けできるものであれば如何なる態様であってもよく、上記のものに限定されるものではない。
その他に、当業者が想定できる範囲で種々の変更を行えることは勿論である。
10:アサガオ装置,12:取付ベース,14:斜材,16:上部横桟,18:下部横桟,20:枠組,22:面材,22a:(シート状の)面材,24:頬杖材,26:上側収容凹部,28:下側収容凹部,30:シャフト固定部,32:シャフト部材,100:支柱.

Claims (2)

  1. 仮設足場の前側部にて左右に間隔をおいて立設された複数本の支柱(100)における所定の高さに設置される取付ベース(12)と、
    基端部が上記の取付ベース(12)の上側に連結されて前上がり傾斜状にて設置される左右一組の斜材(14)と、
    その左右一組の斜材(14)の先端に架設される上部横桟(16)と、
    その左右一組の斜材(14)の基端に架設される下部横桟(18)と、
    上記の斜材(14),上部横桟(16)及び下部横桟(18)で組み上げた略方形の枠組(20)に張り止められる面材(22)と、
    先端が上記の斜材(14)の下側に連結され、基端部が上記の取付ベース(12)における上記の斜材(14)の連結箇所よりも下側に連結されて当該斜材(14)を下から支える棒状の頬杖材(24)とを備え、
    上記の枠組(20)を形成した上部横桟(16)には、長手方向と直交する幅方向の断面形状が略コ字状に形成された上桟本体(16a)の内側に、上記の面材(22)の上端縁を収容する上側収容凹部(26)が設けられ、
    上記の枠組(20)を形成した下部横桟(18)には、長手方向と直交する幅方向の断面形状が下辺が長辺側となる略倒伏J字状に形成された下桟本体(18a)の内側に、上記の面材(22)の下端縁を収容する下側収容凹部(28)が設けられると共に、
    上記の上部横桟(16)及び上記の下部横桟(18)の左右両端部には、上下一組のシャフト固定部(30)であって、シート状の面材(22a)の左右両端部を固定するシャフト部材(32)が装脱着可能に取付けられるシャフト固定部(30)が設けられ、
    上記の面材(22)として、可撓性シート材料で構成されたシート状の面材(22a)と、ハードな材料で構成されたパネル状の面材(22b)との両方を用いることができる、ことを特徴とするアサガオ装置。
  2. 請求項1のアサガオ装置において、
    前記の左右一組の斜材(14)における長手方向の途中には、その斜材(14)間に架設されて前記の面材(22)を上から支える上部面材押さえ材、又は、その斜材(14)間に架設されて上記の面材(22)を下から支える下部面材押さえ材の少なくとも一方が取着されている、ことを特徴とするアサガオ装置。
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