JP7704447B2 - 導電性ペーストの製造方法 - Google Patents
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Description
本発明は、導電性ペーストの製造方法に関するものである。
従来、導電性、熱伝導性及び機械的特性等の諸特性に優れる物質として、カーボンナノチューブ(以下、「CNT」と称することがある。)等が知られている。そして、近年では、CNTを使用することによりフィルムや繊維等の各種製品の諸特性を向上させる技術が提案されている。具体的には、CNTと有機溶媒とを含むCNT分散液を材料として使用し、CNTを含有する製品を製造することにより、製品の諸特性を向上させる技術が提案されている。
中でも、リチウムイオン二次電池の正極は、活物質、バインダー、導電助剤の3つが主材料として使用されており、このうち、正極合剤の90%以上を占める活物質は導電性に乏しいことから、この問題を解消する導電助剤として、カーボンブラック(アセチレンブラック)が用いられてきたが、近年ではカーボンブラックよりも導電性に優れるCNTが着目されている。
中でも、リチウムイオン二次電池の正極は、活物質、バインダー、導電助剤の3つが主材料として使用されており、このうち、正極合剤の90%以上を占める活物質は導電性に乏しいことから、この問題を解消する導電助剤として、カーボンブラック(アセチレンブラック)が用いられてきたが、近年ではカーボンブラックよりも導電性に優れるCNTが着目されている。
導電助剤としてCNTが効果的に作用するには、活物質中においてCNTが十分に分散されている必要があるが、CNTは凝集し易く、分散させ難い性質を有していることから、その分散性を向上させるために、予めCNTと分散剤とを含有したCNT分散液を作製し、これを活物質等と混合する試みがされている。例えば、特許文献1には、CNT100重量部に対して30~200重量部の非イオン性分散剤を用いた、CNT濃度2~30%のCNT分散液が開示されている。しかしながら、分散剤を用いると、CNTを活物質中に分散できるものの、電池動作時に、副反応が生じて電池特性や安全性に悪影響を与える懸念があり、また、分散剤の含有分だけ他の有効成分の含有率が下がるという好ましくない問題がある。
そこで、分散剤をできるだけ使用しないCNT分散液の作製も検討されている。
例えば、超音波処理を用いる方法(特許文献2、3)、圧延機を用いる方法(特許文献4)、コロイドミルを用いる方法(特許文献5)、ホモジナイザーや湿式ジェットミルを用いる方法(特許文献6、7)等が知られている。
例えば、超音波処理を用いる方法(特許文献2、3)、圧延機を用いる方法(特許文献4)、コロイドミルを用いる方法(特許文献5)、ホモジナイザーや湿式ジェットミルを用いる方法(特許文献6、7)等が知られている。
しかしながら、できる限り分散剤等の余計な成分を加えずに、高濃度でCNTを分散させるには、溶媒の量を抑えてCNTを分散する必要があるものの、サンドミル、ジェットミル、ディスパー等の分散機を用いた場合、分散体が高粘度になり、分散機の動作に悪影響が出て、時間がかかりすぎる等の問題があった。
また、前記特許文献2、3、5、6、7に記載の方法では、ある程度の流動性を与えるために溶媒が必要なため、濃度を高くするには限界があると考えられる。特に、超音波処理、ホモジナイザー、湿式ジェットミル等は、液媒体が不可欠であり、ペースト状態での分散は困難である。
一方、前記特許文献4では高濃度のCNT分散体が開示されているものの、本件発明者が追試したところ、得られたCNT分散体の粘度は未分散のCNTの粘度とほぼ同等であった。このようにCNT分散体の粘度が非常に高い場合、分散体の流動性が悪いために、合剤の加工性や均質性、塗工性を確保することが困難となり、均一な合剤電極を得ることが困難になる。また、正極合剤中でCNTが凝集する可能性も考えられる。
また、前記特許文献2、3、5、6、7に記載の方法では、ある程度の流動性を与えるために溶媒が必要なため、濃度を高くするには限界があると考えられる。特に、超音波処理、ホモジナイザー、湿式ジェットミル等は、液媒体が不可欠であり、ペースト状態での分散は困難である。
一方、前記特許文献4では高濃度のCNT分散体が開示されているものの、本件発明者が追試したところ、得られたCNT分散体の粘度は未分散のCNTの粘度とほぼ同等であった。このようにCNT分散体の粘度が非常に高い場合、分散体の流動性が悪いために、合剤の加工性や均質性、塗工性を確保することが困難となり、均一な合剤電極を得ることが困難になる。また、正極合剤中でCNTが凝集する可能性も考えられる。
そこで、更に検討を進めたところ、CNTと溶媒とを遊星型撹拌機を使用してCNTを高濃度に含有する混練物を作製し、次いで得られた混練物に溶媒を混合して得られる希釈物を分散処理すること、さらには、混練物の作製時においてCNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量に基づいたCNT濃度と、CNT及び溶媒を含む混合物重量に基づいたCNT濃度との比率で示される濡れ率を特定の範囲に調整することで、より高濃度でCNTを含有する導電性ペーストが作製可能となり、しかも、この導電性ペーストを混合した正極合剤中ではCNTの凝集物を生じ難いという特性を有することを見出した。
したがって、本発明の課題は、リチウムイオン二次電池の正極合剤に使用できる導電性ペーストの作製方法であって、分散剤が少なくても高濃度でCNTを含有し、粘度が低くて取り扱いが容易である導電性ペーストを作製できる方法を提供することにある。
本発明は、CNTと溶媒とを下記式(1)で示される濡れ率が25~125%となるように接触させ、CNTに溶媒を含浸させて得られるCNT及び溶媒を含む混合物を、遊星型撹拌機で混練してペースト状の混練物を得た後、得られた前記混練物に溶媒を混合して得られる希釈物を分散処理する、導電性ペーストの製造方法に関する。
濡れ率(%)=A/B×100 (1)
A:下記式で算出される、溶媒が最大まで浸透した場合のCNT濃度
A(%)=CNT1g/(CNT1g+CNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量[g])×100
B:下記式で算出される、前記混合物中のCNT濃度
B(%)=CNT重量[g]/混合物重量[g]×100
濡れ率(%)=A/B×100 (1)
A:下記式で算出される、溶媒が最大まで浸透した場合のCNT濃度
A(%)=CNT1g/(CNT1g+CNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量[g])×100
B:下記式で算出される、前記混合物中のCNT濃度
B(%)=CNT重量[g]/混合物重量[g]×100
本発明の実施形態では、前記混合物、前記混練物及び前記希釈物中における分散剤の含有量がCNT100重量部に対して30重量部未満であってもよい。
本発明の実施形態では、前記分散処理が、撹拌羽根を高速回転させて前記希釈物に剪断力を付与する撹拌機及び/又は天然あるいは合成のメディアを充填した容器中で、そのメディアを機械的に撹拌しながら、前記希釈物を還流乃至通過させて分散する撹拌機により行われてもよい。
本発明の実施形態では、前記分散処理された希釈物に、さらに溶媒を混合してCNT濃度を調整してもよい。
本発明で得られる導電性ペーストでは、分散剤の含有量が少ないことから、電池動作時に、分散剤に起因する副反応の懸念がなく、また、分散剤の含有量が少ない分だけ、正極合剤中の有効成分(活物質、バインダー、及びCNT以外の導電助剤)の含有率を上げることができる。また、本発明で得られる導電性ペーストは、CNTが高濃度でありながら、取扱い易い粘度であるため、正極合剤に配合し易く、また、CNTの濃度調整もし易いため、所望の電子伝導性に優れた電極部材を効率よく製造することができる。
例えば、本発明で得られる導電性ペーストは、活物質中におけるCNTの分散性が非常に優れているため、正極合剤に添加・混合することで、放電容量を顕著に向上させることができる。また、本発明で得られる導電性ペーストは、分散剤を必須成分としていないため、活物質、バインダー、導電助剤等の他の成分の含有量を増やすことができ、様々な特性に応じた電極部材の開発を促進することができる。
例えば、本発明で得られる導電性ペーストは、活物質中におけるCNTの分散性が非常に優れているため、正極合剤に添加・混合することで、放電容量を顕著に向上させることができる。また、本発明で得られる導電性ペーストは、分散剤を必須成分としていないため、活物質、バインダー、導電助剤等の他の成分の含有量を増やすことができ、様々な特性に応じた電極部材の開発を促進することができる。
以下、本発明に係る導電性ペーストの製造方法の実施形態について説明する。
本発明の実施形態に係る導電性ペーストの製造方法(以下、本発明の製造方法ともいう)は、
カーボンナノチューブ(CNT)と溶媒とを下記式(1)で示される濡れ率が25~125%となるように接触させ、CNTに溶媒を含浸させて得られるCNT及び溶媒を含む混合物を、遊星型撹拌機で混練してペースト状の混練物を得た後、得られた前記混練物に溶媒を混合して得られる希釈物を分散処理する工程を有する。
濡れ率(%)=A/B×100 (1)
A:下記式で算出される、溶媒が最大まで浸透した場合のCNT濃度
A(%)=CNT1g/(CNT1g+CNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量[g])×100
B:下記式で算出される、前記混合物中のCNT濃度
B(%)=CNT重量[g]/混合物重量[g]×100
カーボンナノチューブ(CNT)と溶媒とを下記式(1)で示される濡れ率が25~125%となるように接触させ、CNTに溶媒を含浸させて得られるCNT及び溶媒を含む混合物を、遊星型撹拌機で混練してペースト状の混練物を得た後、得られた前記混練物に溶媒を混合して得られる希釈物を分散処理する工程を有する。
濡れ率(%)=A/B×100 (1)
A:下記式で算出される、溶媒が最大まで浸透した場合のCNT濃度
A(%)=CNT1g/(CNT1g+CNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量[g])×100
B:下記式で算出される、前記混合物中のCNT濃度
B(%)=CNT重量[g]/混合物重量[g]×100
本発明において、導電性ペーストとは、リチウムイオン二次電池の正極合剤の導電助剤として使用することができるものであり、CNT及び溶媒を主成分として含有するものである。
本発明で用いるCNTとしては、特に限定はなく、多層のCNT(MWCNT)、単層のCNT(SWCNT)のいずれも使用できる。前記多層の数としては、特に限定はなく、2層、3層、4層、5層以上のものがいずれも使用できる。また、前記5層以上のMWCNTとしては、その直径が5nm以上のものが挙げられる。
例えば、MWCNTとしては、昭和電工株式会社、Cnano,Nanocyl,LG Chem、JEIO、Kumho Petrochemical、SUSN Sinotech New Materials 、ARKEMA等の各社が製造しているMWCNTが挙げられるが、特に限定はない。
SWCNTとしては、例えば、ОCSiAl、株式会社大阪ソーダ、NanoIntegris等の各社が製造しているSWCNTが挙げられるが、特に限定はない。
なお、本発明では、1種類のCNTを単独で使用してもよいし、複数のCNTを混合して使用してもよい。
例えば、MWCNTとしては、昭和電工株式会社、Cnano,Nanocyl,LG Chem、JEIO、Kumho Petrochemical、SUSN Sinotech New Materials 、ARKEMA等の各社が製造しているMWCNTが挙げられるが、特に限定はない。
SWCNTとしては、例えば、ОCSiAl、株式会社大阪ソーダ、NanoIntegris等の各社が製造しているSWCNTが挙げられるが、特に限定はない。
なお、本発明では、1種類のCNTを単独で使用してもよいし、複数のCNTを混合して使用してもよい。
本発明で用いる溶媒としては、例えば、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド等の非プロトン性極性溶媒、ペンタン、ノルマルヘキサン、オクタン、シクロペンタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素系溶媒、ベンゼン、トルエン、キシレン、シメン等の芳香族炭化水素系溶媒、フルフラル等のアルデヒド系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン等のケトン系溶媒、酢酸ブチル、酢酸エチル、酢酸メチル、ブチルプロピオネート、酪酸ブチル、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、3 -メトキシブチルアセテート、エチレングリコールジアセテート等のエステル系溶媒、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アニソール、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル系溶媒、メタノール、エタノール、ノルマルプロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、オクチルアルコール、シクロヘキサノール、アリルアルコール、ベンジルアルコール、クレゾール、フルフリルアルコール等のアルコール系溶媒、グリセロール、エチレングリコール、ジエチレングリコール等のポリオール系溶媒、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル等のアルコールエーテル系溶媒、及び水等が挙げられるが、特に限定はない。また、それらの溶媒を2種類以上併用することもできる。
本発明で用いる遊星型撹拌機とは、自転と公転(遊星運動)をさせることで発生した遠心力による材料滞留と剪断応力で混合する機械であり、自転公転式ミキサーともいわれる。
前記遊星型撹拌機は、市販されている製造装置を用いればよく、特に限定はない。
前記遊星型撹拌機は、市販されている製造装置を用いればよく、特に限定はない。
本発明の製造方法では、まず、CNTと溶媒とを前記式(1)で示される濡れ率が25~125%となるように接触させ、CNTに溶媒を含浸させて得られるCNT及び溶媒を含む混合物を、遊星型撹拌機で混練してペースト状の混練物を得る。
前記式(1)で示される濡れ率とは、溶媒が最大まで浸透した場合のCNT濃度(A)の、前記混合物中のCNT濃度(B)に対する比率であり、この濡れ率が低いほど得られる混合物の粘度が低くなり、また、濡れ率が高いほど混合物の粘度が高くなる。濡れ率が100%とは、CNTに溶媒が最大まで浸透した時の状態を指す。
そして、本発明においては、前記濡れ率を25~125%となるように調整していることで、CNT中に溶媒を浸透させつつ、効率よくペースト状の混合物を得ることができ、これにより、低粘度の混練物が得られ、続く分散処理でCNTを高濃度で分散可能となる。なお、前記濡れ率が25%未満であったり125%を超えたりすると、前記混練物において低粘度化の効果は得られにくい。
このように前記式(1)で示される濡れ率は、使用するCNTと溶媒との種類に応じて、目的の効果を奏する導電性ペーストの最適な分散処方を事前に予測できる点で、優れた指標といえる。
なお、前記式(1)において、前記混合物中のCNT濃度(B)の値の範囲は上記の定義上、0<B<100であり、Bの値が大きくなると前記濡れ率はAに収束していく関係にあり、これは「CNT濃度が100%に近づいても濡れ率が0%に近づかない」ことを意味する。
そして、本発明においては、前記濡れ率を25~125%となるように調整していることで、CNT中に溶媒を浸透させつつ、効率よくペースト状の混合物を得ることができ、これにより、低粘度の混練物が得られ、続く分散処理でCNTを高濃度で分散可能となる。なお、前記濡れ率が25%未満であったり125%を超えたりすると、前記混練物において低粘度化の効果は得られにくい。
このように前記式(1)で示される濡れ率は、使用するCNTと溶媒との種類に応じて、目的の効果を奏する導電性ペーストの最適な分散処方を事前に予測できる点で、優れた指標といえる。
なお、前記式(1)において、前記混合物中のCNT濃度(B)の値の範囲は上記の定義上、0<B<100であり、Bの値が大きくなると前記濡れ率はAに収束していく関係にあり、これは「CNT濃度が100%に近づいても濡れ率が0%に近づかない」ことを意味する。
前記CNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量は、以下の手順で測定することができる。
1. 粉体測定浸透速度測定装置「ペネトアナライザ」、ペネトアナライザ専用治具(テフロン(登録商標)筒、ステンレスメッシュ、濾紙等)、及びタッピング装置(いずれもホソカワミクロン製)を準備する。
2. テフロン(登録商標)筒の底部にステンレスメッシュ、濾紙を敷き、その上に良く解したCNTを詰める。CNT重量も精秤しておく(有効数値は3桁以上確保する)。
3. タッピング装置を用い、CNTを機械的にタッピングする。タッピング条件は顔料タップ密度測定法(JIS K 5101-12-2)に準ずる。具体的には、2.で作製したCNTを入れたテフロン(登録商標)筒をタッピング装置支持台に固定、3mm±0.2mmの高さから、250回/分の公称速度で5分間タッピングを行う。
4. 3.で作製したCNTをペネトアナライザの秤部に、分散に使用する溶媒を入れたビーカーを台座にセットする。
5. 測定を開始。CNTが溶媒に接し、溶媒を吸収し始めると、時間に対して溶媒の浸透重量がプロットされる。
溶媒の浸透重量が飽和するまで測定を継続する。飽和領域における浸透重量(最大浸透重量)を読み取り、予め2.で精秤したCNT重量で除することによりCNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量を得る。なお、CNT1gあたりの溶媒浸透速度(プロットの傾き)が、0.010g/s以下となる領域を飽和領域とみなす。
1. 粉体測定浸透速度測定装置「ペネトアナライザ」、ペネトアナライザ専用治具(テフロン(登録商標)筒、ステンレスメッシュ、濾紙等)、及びタッピング装置(いずれもホソカワミクロン製)を準備する。
2. テフロン(登録商標)筒の底部にステンレスメッシュ、濾紙を敷き、その上に良く解したCNTを詰める。CNT重量も精秤しておく(有効数値は3桁以上確保する)。
3. タッピング装置を用い、CNTを機械的にタッピングする。タッピング条件は顔料タップ密度測定法(JIS K 5101-12-2)に準ずる。具体的には、2.で作製したCNTを入れたテフロン(登録商標)筒をタッピング装置支持台に固定、3mm±0.2mmの高さから、250回/分の公称速度で5分間タッピングを行う。
4. 3.で作製したCNTをペネトアナライザの秤部に、分散に使用する溶媒を入れたビーカーを台座にセットする。
5. 測定を開始。CNTが溶媒に接し、溶媒を吸収し始めると、時間に対して溶媒の浸透重量がプロットされる。
溶媒の浸透重量が飽和するまで測定を継続する。飽和領域における浸透重量(最大浸透重量)を読み取り、予め2.で精秤したCNT重量で除することによりCNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量を得る。なお、CNT1gあたりの溶媒浸透速度(プロットの傾き)が、0.010g/s以下となる領域を飽和領域とみなす。
本発明では、混練を効率よく行うことができる観点から、前記濡れ率の下限としては、25%以上が好ましく、30%以上がより好ましく、前記濡れ率の上限としては、125%以下が好ましく、100%以下がより好ましい。
また、本発明で溶媒と混合するCNTの量としては、CNT及び溶媒の種類により、一概に特定できないが、例えば、CNTの量を8.5重量%以上に調整しても、次に行う分散処理工程において、粘度破綻(ペースト全体が持ち上がったようになり、ディスパーの撹拌部材が空回りする状態)なく、効率よく導電性ペーストを作製することができる。
また、前記CNTの濃度は、粘度破綻が起こらない範囲で高い粘度(最適粘度)に調整することが好ましい。
具体的には、使用する分散機の仕様(撹拌羽根の形状、邪魔板の有無、メディアであるビーズの径及び量等)を用いて、粘度破綻が起こる粘度の閾値を予め調べ、次に、実際にCNTを用いて混練物を作製し、その濃度を変えながら粘度を測定し、最適粘度の範囲に入ったCNT濃度条件を本分散条件として採用する方法が挙げられる。
また、粘度の測定については、特に限定はないが、E型粘度計、レオメーター等を用いて測定することができる。
具体的には、使用する分散機の仕様(撹拌羽根の形状、邪魔板の有無、メディアであるビーズの径及び量等)を用いて、粘度破綻が起こる粘度の閾値を予め調べ、次に、実際にCNTを用いて混練物を作製し、その濃度を変えながら粘度を測定し、最適粘度の範囲に入ったCNT濃度条件を本分散条件として採用する方法が挙げられる。
また、粘度の測定については、特に限定はないが、E型粘度計、レオメーター等を用いて測定することができる。
本発明では、CNTと溶媒とを接触させる方法として、CNTに所定量の溶媒を一度又は複数回に分けて混合する方法、溶媒に所定量のCNTを一度又は複数回に分けて混合する方法等が挙げられるが、特に限定はない。
前記遊星型撹拌機で混練する際の条件として、使用する溶媒の沸点以下の温度に調整すればよい。また、混練処理時間としては、遊星型撹拌機の仕様にもよるため一概に特定できないが、トルクが収束する時間を混練の終点とすればよい。前記条件としては、特に限定はないが、0~80℃で、1~24時間が好ましい。
前記混練する際の速度については、30rpm(30min-1)程度であればよく、特に限定はない。
また、前記遊星型撹拌機の充填率としては、タンクの容量と、供するCNTと溶媒との仕込み量によって、効率よく混練できるように適宜調整すればよい。具体的な充填率としては特に限定はないが、20~70%になるように調整すればよい。
なお、前記トルクが収束した状態について、混練を開始するとトルクは上昇していくが、分散の進行に伴って上昇は緩やかになり、混練物が十分に分散した状態になるとトルクは一定値に収束する。また、トルクは、前記遊星型撹拌機に搭載されているモニター機能で確認すればよい。
前記混練する際の速度については、30rpm(30min-1)程度であればよく、特に限定はない。
また、前記遊星型撹拌機の充填率としては、タンクの容量と、供するCNTと溶媒との仕込み量によって、効率よく混練できるように適宜調整すればよい。具体的な充填率としては特に限定はないが、20~70%になるように調整すればよい。
なお、前記トルクが収束した状態について、混練を開始するとトルクは上昇していくが、分散の進行に伴って上昇は緩やかになり、混練物が十分に分散した状態になるとトルクは一定値に収束する。また、トルクは、前記遊星型撹拌機に搭載されているモニター機能で確認すればよい。
なお、本件発明者が確認したところ、一般的なディスパーで、CNTと溶媒とを混練させる場合、分散剤を使用したとしてもCNT濃度が4重量%以下でなければ、混練物が高粘度になったり、粘度が破綻した状態になったりするため、うまくペースト化できず、また、得られた混練物を正極合剤に混合しても、CNTが凝集したり、正極合剤中でCNTが所望の状態まで分散が進行しなかった。
一方、本発明の製造方法では、本工程のように、まず、遊星型撹拌機で混練しておくことで、分散剤を使用しなくても、CNT濃度を高く調整した場合でも混練物を得ることができ、さらに分散剤を使用した場合にはより高いCNT濃度の混練物を得ることもできる。
なお、前記CNT濃度は、CNTによって調整可能な濃度が異なるため限定はないが、分散剤を使用しなくても6重量%以上の混練物を得ることができ、分散剤を使用した場合は10重量%以上の混練物を得ることができる。
一方、本発明の製造方法では、本工程のように、まず、遊星型撹拌機で混練しておくことで、分散剤を使用しなくても、CNT濃度を高く調整した場合でも混練物を得ることができ、さらに分散剤を使用した場合にはより高いCNT濃度の混練物を得ることもできる。
なお、前記CNT濃度は、CNTによって調整可能な濃度が異なるため限定はないが、分散剤を使用しなくても6重量%以上の混練物を得ることができ、分散剤を使用した場合は10重量%以上の混練物を得ることができる。
本発明の製造方法では、前記混練物に溶媒を混合して得られる希釈物を分散処理する。この分散処理により、CNT濃度を調整して、活物質と混合した際に活物質中にCNTを良好に分散できる導電性ペーストを作製することができる。
本分散処理工程では、高剪断力を有する高速剪断装置を用いる。高速剪断装置としては、撹拌羽根(タービン翼、パドル翼、プロペラ翼、アンカー翼等)を高速回転させて希釈物に剪断力を付与する撹拌機、高速回転ディスクと固定ディスクとの狭いギャップに希釈物を通過させ強力な剪断流れと前後の強度な速度変動を付与する分散機、希釈物を高圧噴射し固定板もしくは希釈物同士に衝突させる分散機、回転容器内等にボール等の媒体を入れ衝突・摩擦力を付与する分散機、天然あるいは合成のメディア(例えば、天然砂、ガラスビーズ、ジルコニアビーズ等)を充填した容器中でそのメディアを機械的に撹拌しながら前記希釈物を還流乃至通過させて分散する撹拌機(例えば、アシザワファインテック製のビーズミル等)等が挙げられる。中でも、効率よく分散処理を行うことができ、金属コンタミも少ない観点から、撹拌羽根を高速回転させて希釈物に剪断力を付与する撹拌機が好ましい。
また、これらの高速剪断装置は、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、これらの高速剪断装置は、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記高速剪断装置で分散処理する際の条件として、使用する溶媒の引火点以下の温度に調整すればよい。また、処理時間としては、分散機の仕様にもよるため一概に特定できないが、粒度分布が収束する時間を分散の終点とすればよい。前記条件としては、例えば、0~80℃で、1~10時間の範囲が挙げられる。
前記分散処理する際の速度については、内容物の流動性が保持できていればよく、特に限定はない。
前記分散処理する際の速度については、内容物の流動性が保持できていればよく、特に限定はない。
前記混練物に混合する溶媒の量は、分散処理での粘度が、粘度破綻が起こらない範囲になるように調整することが好ましい。
例えば、撹拌羽根を高速回転させて希釈物に剪断力を付与する撹拌機を用いて分散処理を行う場合、剪断速度10s-1のときの剪断粘度が15,000mPa・sを超えると粘度破綻が起こるため、15,000mPa・s以下となるように、より好ましくは10,000mPa・s前後となるように溶媒の量を調節する。また、このときのCNT濃度は、混練物のCNT濃度にもよるが、例えば、4~10重量%の範囲のうち混練物のCNT濃度以下に調整することが挙げられる。
例えば、撹拌羽根を高速回転させて希釈物に剪断力を付与する撹拌機を用いて分散処理を行う場合、剪断速度10s-1のときの剪断粘度が15,000mPa・sを超えると粘度破綻が起こるため、15,000mPa・s以下となるように、より好ましくは10,000mPa・s前後となるように溶媒の量を調節する。また、このときのCNT濃度は、混練物のCNT濃度にもよるが、例えば、4~10重量%の範囲のうち混練物のCNT濃度以下に調整することが挙げられる。
本分散処理工程において使用する溶媒は、前記混練物で使用した溶媒を用いればよいが、他の溶媒を用いてもよい。溶媒の種類については、前記混練物で使用できる溶媒であればよく、特に限定はない。
また、本発明の製造方法において、分散剤は必須成分ではないが、混練物中におけるCNT濃度を高く調整したり、導電性ペーストを活物質中に効率よく分散させたりする観点から、導電性ペースト中に分散剤を混合してもよい。
前記分散剤としては、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸、ポリビニルブチラール、ポリアクリルアミド、ポリウレタン、ポリジメチルシロキサン、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、各種ゴム、リグニン、ペクチン、ゼラチン、キサンタンガム、ウェランガム、サクシノグリカン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、セルロース系樹脂、ポリアルキレンオキサイド、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、キチン類、キトサン類、デンプン、ポリイミド等が挙げられる。また、これらの分散剤を単独で又は2種類以上を併用することもできる。
前記分散剤は、前記混練物又は前記希釈物を作製する際に混合すればよく、混合のタイミングについて特に限定はない。
前記分散剤としては、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル酸、ポリビニルブチラール、ポリアクリルアミド、ポリウレタン、ポリジメチルシロキサン、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、フェノール樹脂、各種ゴム、リグニン、ペクチン、ゼラチン、キサンタンガム、ウェランガム、サクシノグリカン、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、セルロース系樹脂、ポリアルキレンオキサイド、ポリビニルエーテル、ポリビニルピロリドン、キチン類、キトサン類、デンプン、ポリイミド等が挙げられる。また、これらの分散剤を単独で又は2種類以上を併用することもできる。
前記分散剤は、前記混練物又は前記希釈物を作製する際に混合すればよく、混合のタイミングについて特に限定はない。
前記分散剤を使用する場合、電池動作時に副反応を起こし難くする観点から、前記混合物、前記混練物及び前記希釈物中における分散剤の含有量は、低く調整することが好ましく、例えば、CNT100重量部に対して多くとも30重量部未満となるように調整することが挙げられる。
前記分散処理された希釈物に、さらに溶媒を混合してCNT濃度を調整することで、様々な組成の正極合剤に対応することができる。
前記CNT濃度の調整方法としては、前記希釈工程と同じように行えばよい。
前記CNT濃度の調整方法としては、前記希釈工程と同じように行えばよい。
以上のようにして得られる導電性ペーストは、導電助剤として、活物質及びバインダーと混合することにより、リチウムイオン二次電池の正極合剤を作製することができる。
(実施例1)
CNT1(MWCNT、LG Chem製、LUCAN BT 1003M 以下同じ)1gあたりのNMPの最大浸透重量は12.6gであったことから、CNT1濃度7.4重量%の時に100%CNT1が濡れている状態(濡れ率100%)となった。
CNT1の濡れ率が74%(CNT1濃度10.0重量%)となるように、遊星型撹拌機(井上製作所製、製品名「トリミックス」、以下同じ)に、CNT1 100重量部に対してNMP900重量部供給し、約30℃、35rpm(35min-1)で6時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT1濃度が10.0重量%の混練物を得た。
得られたペースト状の混練物を、高速剪断槽(槽内径80mm。以下、同じ)にCNT1濃度が6.0重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP667重量部を添加して、撹拌羽根としてエッジドタービン翼(直径60mmの回転板の半径方向外周縁に、駆動軸の軸心方向に対して6mmの高さで立ち上がったタービンブレードを前記軸心方向の上下に6枚ずつ有する。以下、同じ)、及び三相誘導電動機(富士電機製、MLH8065M)を用いて、2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なく(破綻気味ではあったが一貫してペーストの流動性を確認)CNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が4.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT1(MWCNT、LG Chem製、LUCAN BT 1003M 以下同じ)1gあたりのNMPの最大浸透重量は12.6gであったことから、CNT1濃度7.4重量%の時に100%CNT1が濡れている状態(濡れ率100%)となった。
CNT1の濡れ率が74%(CNT1濃度10.0重量%)となるように、遊星型撹拌機(井上製作所製、製品名「トリミックス」、以下同じ)に、CNT1 100重量部に対してNMP900重量部供給し、約30℃、35rpm(35min-1)で6時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT1濃度が10.0重量%の混練物を得た。
得られたペースト状の混練物を、高速剪断槽(槽内径80mm。以下、同じ)にCNT1濃度が6.0重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP667重量部を添加して、撹拌羽根としてエッジドタービン翼(直径60mmの回転板の半径方向外周縁に、駆動軸の軸心方向に対して6mmの高さで立ち上がったタービンブレードを前記軸心方向の上下に6枚ずつ有する。以下、同じ)、及び三相誘導電動機(富士電機製、MLH8065M)を用いて、2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なく(破綻気味ではあったが一貫してペーストの流動性を確認)CNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が4.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例2)
実施例1と同様にしてペースト状の混練物を得た後、CNT1濃度が5.5重量%になるように調整し、高速剪断槽において撹拌羽根で2時間分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。以降、実施例1と同様にしてCNT1濃度が4.0重量%の導電性ペーストを得た。
実施例1と同様にしてペースト状の混練物を得た後、CNT1濃度が5.5重量%になるように調整し、高速剪断槽において撹拌羽根で2時間分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。以降、実施例1と同様にしてCNT1濃度が4.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例3)
実施例1と同様にしてペースト状の混練物を得た後、CNT1濃度が4.5重量%になるように調整し、高速剪断槽において撹拌羽根で2時間分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。以降、実施例1と同様にしてCNT1濃度が4.0重量%の導電性ペーストを得た。
実施例1と同様にしてペースト状の混練物を得た後、CNT1濃度が4.5重量%になるように調整し、高速剪断槽において撹拌羽根で2時間分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。以降、実施例1と同様にしてCNT1濃度が4.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例4)
CNT1の濡れ率が58%(CNT1濃度12.8重量%)となるように、CNT1 100重量部に対してNMP681重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT1濃度12.8重量%)を、CNT1濃度が6.5重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP757重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が6.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT1の濡れ率が58%(CNT1濃度12.8重量%)となるように、CNT1 100重量部に対してNMP681重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT1濃度12.8重量%)を、CNT1濃度が6.5重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP757重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が6.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例5)
CNT1の濡れ率が37%(CNT1濃度20.0重量%)となるように、CNT1 100重量部に対してNMP400重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT1濃度20.0重量%)を、CNT1濃度が8.5重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP677重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なく(破綻気味ではあったが一貫してペーストの流動性を確認)CNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が8.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT1の濡れ率が37%(CNT1濃度20.0重量%)となるように、CNT1 100重量部に対してNMP400重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT1濃度20.0重量%)を、CNT1濃度が8.5重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP677重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なく(破綻気味ではあったが一貫してペーストの流動性を確認)CNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が8.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例6)
CNT1の濡れ率が74%(CNT1濃度10.0重量%)となるように、CNT1 100重量部に対して、予めNV値20%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)124重量部、NMP775重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT1濃度10.0重量%)を、CNT1濃度が4.5重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP1222重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が4.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT1の濡れ率が74%(CNT1濃度10.0重量%)となるように、CNT1 100重量部に対して、予めNV値20%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)124重量部、NMP775重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT1濃度10.0重量%)を、CNT1濃度が4.5重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP1222重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が4.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例7)
CNT1の濡れ率が37%(CNT1濃度20.0重量%)となるように、CNT1 100重量部に対して、予めNV値20%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)124重量部、NMP275重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT1濃度20.0重量%)を、CNT1濃度が10.5重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP452重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が9.8重量%の導電性ペーストを得た。
CNT1の濡れ率が37%(CNT1濃度20.0重量%)となるように、CNT1 100重量部に対して、予めNV値20%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)124重量部、NMP275重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT1濃度20.0重量%)を、CNT1濃度が10.5重量%になるようにCNT1 100重量部に対してNMP452重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT1導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT1濃度が9.8重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例8)
CNT2(MWCNT、LG Chem製、LUCAN BT 1001M、以下同じ)1gあたりのNMPの最大浸透重量は15.5gであったことから、CNT2濃度6.1重量%の時に100%CNT2が濡れている状態(濡れ率100%)となった。
CNT2の濡れ率が37%(CNT2濃度16.6重量%)となるように、CNT2 100重量部に対してNMP502重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT2濃度16.6重量%)を、CNT2濃度が6.5重量%になるようにCNT2 100重量部に対してNMP936重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT2導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT2濃度が6.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT2(MWCNT、LG Chem製、LUCAN BT 1001M、以下同じ)1gあたりのNMPの最大浸透重量は15.5gであったことから、CNT2濃度6.1重量%の時に100%CNT2が濡れている状態(濡れ率100%)となった。
CNT2の濡れ率が37%(CNT2濃度16.6重量%)となるように、CNT2 100重量部に対してNMP502重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT2濃度16.6重量%)を、CNT2濃度が6.5重量%になるようにCNT2 100重量部に対してNMP936重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT2導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT2濃度が6.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例9)
CNT2の濡れ率が31%(CNT2濃度20.0重量%)となるように、CNT2 100重量部に対して、予めNV値20%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)124重量部、NMP275重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT2濃度20.0重量%)を、CNT2濃度が8.5重量%になるようにCNT2 100重量部に対してNMP676重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT2導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT2濃度が8.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT2の濡れ率が31%(CNT2濃度20.0重量%)となるように、CNT2 100重量部に対して、予めNV値20%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)124重量部、NMP275重量部を仕込んだ以外は、実施例1と同様の要領で混練を行った。
得られたペースト状の混練物(CNT2濃度20.0重量%)を、CNT2濃度が8.5重量%になるようにCNT2 100重量部に対してNMP676重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT2導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT2濃度が8.0重量%の導電性ペーストを得た。
(比較例1)
遊星型撹拌機を用いずに、CNT1とNMPとを濃度を変えて撹拌羽根で分散処理しようとしたが、CNT1濃度が4.0重量%ですら高粘度となり、ペーストの流動性がなかった(粘度破綻)。CNT1濃度を2.0重量%まで下げると流動性が確保できた。
遊星型撹拌機を用いずに、CNT1とNMPとを濃度を変えて撹拌羽根で分散処理しようとしたが、CNT1濃度が4.0重量%ですら高粘度となり、ペーストの流動性がなかった(粘度破綻)。CNT1濃度を2.0重量%まで下げると流動性が確保できた。
(比較例2)
CNT1の濡れ率124%(CNT1濃度5.9重量%)となるようにNMPの量を調整し、遊星型撹拌機の代わりに3本ロールを用いて混練(2パス)を実施した。混練物の濃度を変えて粘度を測定したが、比較例1の粘度同等で非常に高粘度であり、到底撹拌羽根で分散処理できる水準ではなかった。
CNT1の濡れ率124%(CNT1濃度5.9重量%)となるようにNMPの量を調整し、遊星型撹拌機の代わりに3本ロールを用いて混練(2パス)を実施した。混練物の濃度を変えて粘度を測定したが、比較例1の粘度同等で非常に高粘度であり、到底撹拌羽根で分散処理できる水準ではなかった。
(比較例3)
CNT1の濡れ率74%(CNT1濃度10.0重量%)となるようにNMPの量を調整し、遊星型撹拌機の代わりに3本ロールを用いて混練(2パス)を実施した。混練物の濃度を変えて粘度を測定したが、比較例1の粘度同等で非常に高粘度であり、到底撹拌羽根で分散処理できる水準ではなかった。
CNT1の濡れ率74%(CNT1濃度10.0重量%)となるようにNMPの量を調整し、遊星型撹拌機の代わりに3本ロールを用いて混練(2パス)を実施した。混練物の濃度を変えて粘度を測定したが、比較例1の粘度同等で非常に高粘度であり、到底撹拌羽根で分散処理できる水準ではなかった。
(比較例4)
CNT1の濡れ率37%(CNT1濃度20.0重量%)となるようにNMPの量を調整し、遊星型撹拌機の代わりに3本ロールを用いて混練(1パス、2パス、5パス)を実施した。混練物の濃度を変えて粘度を測定したが、比較例1の粘度同等で非常に高粘度であり、またパス数を重ねても粘度が下がる効果は見られなかった。到底撹拌羽根で分散処理できる水準ではなかった。
CNT1の濡れ率37%(CNT1濃度20.0重量%)となるようにNMPの量を調整し、遊星型撹拌機の代わりに3本ロールを用いて混練(1パス、2パス、5パス)を実施した。混練物の濃度を変えて粘度を測定したが、比較例1の粘度同等で非常に高粘度であり、またパス数を重ねても粘度が下がる効果は見られなかった。到底撹拌羽根で分散処理できる水準ではなかった。
(比較例5)
比較例1において、CNT1の代わりにCNT2を用い、CNT2とNMPとを濃度を変えて撹拌羽根で分散処理しようとしたが、CNT2濃度が4.0重量%ですら高粘度となり、ペーストの流動性がなかった(粘度破綻)。
比較例1において、CNT1の代わりにCNT2を用い、CNT2とNMPとを濃度を変えて撹拌羽根で分散処理しようとしたが、CNT2濃度が4.0重量%ですら高粘度となり、ペーストの流動性がなかった(粘度破綻)。
(試験例1)
電極用バインダーPVDF(クレハ製、KF Polymer L#1120、NV値12%)、導電助剤アセチレンブラック(以下、AB)(デンカ製、「デンカブラック」)を常法に基づいて混合した後、実施例2、4、5、6、7、8、9及び比較例1で得られたCNT1導電性ペーストをそれぞれ混合した。次いで、正極活物質LCO(日本化学工業製、コバルト酸リチウム)を常法に基づいて混合する事で、正極合剤(LCO:PVDF:AB:CNT1(質量比)=94:3:3:0.3)を得た。
得られた正極合剤を、卓上ミニコーター(宝泉製、MC-20)を用いてアルミ集電箔(ニラコ製、AL-013225)に成膜し、ホットプレート及び真空乾燥機で乾燥させた。
得られた正極合剤電極の表面を目視で観察してみると、実施例2、4、5、6、7、8、9のCNT1導電ペーストから作製した正極合剤電極ではCNT1の凝集物は認められなかったが、比較例1のCNT1導電ペーストから作製した正極合剤電極ではCNT1の凝集物が多数確認された。比較例1のCNT1導電ペーストから作製した正極合剤電極は、試験例2の電池評価での使用に適さなかった。
以上のことから、本発明の製造方法で得られた導電性ペーストは、正極合剤中において、またその塗工電極において、分散状態を保持していることがわかる。
したがって、本発明の製造方法では、分散剤が少なくても高濃度でCNTを含有し、粘度が低くて取り扱いが容易である導電性ペーストを作製できることがわかる。また、本発明で得られる導電性ペーストは、リチウム二次電池の正極活物質と混合して、正極合剤を作製できることがわかる。
電極用バインダーPVDF(クレハ製、KF Polymer L#1120、NV値12%)、導電助剤アセチレンブラック(以下、AB)(デンカ製、「デンカブラック」)を常法に基づいて混合した後、実施例2、4、5、6、7、8、9及び比較例1で得られたCNT1導電性ペーストをそれぞれ混合した。次いで、正極活物質LCO(日本化学工業製、コバルト酸リチウム)を常法に基づいて混合する事で、正極合剤(LCO:PVDF:AB:CNT1(質量比)=94:3:3:0.3)を得た。
得られた正極合剤を、卓上ミニコーター(宝泉製、MC-20)を用いてアルミ集電箔(ニラコ製、AL-013225)に成膜し、ホットプレート及び真空乾燥機で乾燥させた。
得られた正極合剤電極の表面を目視で観察してみると、実施例2、4、5、6、7、8、9のCNT1導電ペーストから作製した正極合剤電極ではCNT1の凝集物は認められなかったが、比較例1のCNT1導電ペーストから作製した正極合剤電極ではCNT1の凝集物が多数確認された。比較例1のCNT1導電ペーストから作製した正極合剤電極は、試験例2の電池評価での使用に適さなかった。
以上のことから、本発明の製造方法で得られた導電性ペーストは、正極合剤中において、またその塗工電極において、分散状態を保持していることがわかる。
したがって、本発明の製造方法では、分散剤が少なくても高濃度でCNTを含有し、粘度が低くて取り扱いが容易である導電性ペーストを作製できることがわかる。また、本発明で得られる導電性ペーストは、リチウム二次電池の正極活物質と混合して、正極合剤を作製できることがわかる。
(試験例2)
試験例1で作製した正極合剤電極を用いて試験用電池(ハーフセル)を作製し、電池評価(レート試験及びサイクル試験)を実施した。試験用電池(実施品)は、以下のようにして作製した。
試験例1で作製した正極合剤電極を1軸プレスにて32kgN程度でプレスする事により、電極の空隙率を30%前後に調整した。電気化学測定セル(日本トムセル製、TJ-AC)を用い、正極に試験例1で作製した正極合剤電極、負極に金属リチウム箔(本荘ケミカル製)、セパレーターにガラス繊維濾紙(Whatman製、GF/B)、電解液に1M LiPF6 EC:DEC(1:1v/v%)(キシダ化学製)を用いて作製した。対照品として、CNT1導電性ペーストを混合しない(アセチレンブラック(AB)単独導電助剤)試験用電池も作製した。
なお、電解液及びリチウム箔を用いる組み立て工程以降は、アルゴンガス雰囲気下のグローブボックス(UNICO製、UN-650L)中にて行った。
また、前記電極の空隙率は、目付量と膜厚と材料の真密度から算出した。
試験例1で作製した正極合剤電極を用いて試験用電池(ハーフセル)を作製し、電池評価(レート試験及びサイクル試験)を実施した。試験用電池(実施品)は、以下のようにして作製した。
試験例1で作製した正極合剤電極を1軸プレスにて32kgN程度でプレスする事により、電極の空隙率を30%前後に調整した。電気化学測定セル(日本トムセル製、TJ-AC)を用い、正極に試験例1で作製した正極合剤電極、負極に金属リチウム箔(本荘ケミカル製)、セパレーターにガラス繊維濾紙(Whatman製、GF/B)、電解液に1M LiPF6 EC:DEC(1:1v/v%)(キシダ化学製)を用いて作製した。対照品として、CNT1導電性ペーストを混合しない(アセチレンブラック(AB)単独導電助剤)試験用電池も作製した。
なお、電解液及びリチウム箔を用いる組み立て工程以降は、アルゴンガス雰囲気下のグローブボックス(UNICO製、UN-650L)中にて行った。
また、前記電極の空隙率は、目付量と膜厚と材料の真密度から算出した。
また、電池特性は、以下のようにして測定した。
作製した試験用電池を、充放電測定装置(北斗電工製、HJ-1001SD8)と接続し、レート試験及びサイクル試験を行った。
レート試験においては、充電はレート0.1C固定、終止電圧4.2Vの定電流制御で行った。放電はレートを0.1C、0.2C、0.5C、1C、2C、3C、5C、7C、10Cと変動、終止電圧3.0Vの定電流制御で行った。
サイクル試験においては、基本的にはレート1Cで、4.3Vから3.0Vの終止電圧で定電流制御しながら、200サイクル程度の充電・放電を繰り返した。ただし、初期の5サイクル、及び51、101、151、201サイクル目はレート0.1Cで充放電を行った。
得られたレート試験結果を表1、サイクル試験結果を表2に示す。
作製した試験用電池を、充放電測定装置(北斗電工製、HJ-1001SD8)と接続し、レート試験及びサイクル試験を行った。
レート試験においては、充電はレート0.1C固定、終止電圧4.2Vの定電流制御で行った。放電はレートを0.1C、0.2C、0.5C、1C、2C、3C、5C、7C、10Cと変動、終止電圧3.0Vの定電流制御で行った。
サイクル試験においては、基本的にはレート1Cで、4.3Vから3.0Vの終止電圧で定電流制御しながら、200サイクル程度の充電・放電を繰り返した。ただし、初期の5サイクル、及び51、101、151、201サイクル目はレート0.1Cで充放電を行った。
得られたレート試験結果を表1、サイクル試験結果を表2に示す。
表1に示す結果より、実施品(AB+実施例2~9)では、対照品(AB単独)と比べると、僅か0.3重量%弱のCNTを添加するだけで、3Cにおける放電容量が約104~142%に向上した。
また、表2に示す結果より、充放電を繰り返した場合、実施品(AB+実施例2~9)では、対照品(AB単独)と比べると、僅か0.3重量%弱のCNTを添加するだけで、100サイクル目における放電容量が約107~182%となった。
以上の結果から、本発明で得られる導電性ペーストを用いることで、正極合剤の放電容量を効率よく向上でき、そして、所望の電子伝導性に優れた電極部材を効率よく製造できることがわかる。
また、表2に示す結果より、充放電を繰り返した場合、実施品(AB+実施例2~9)では、対照品(AB単独)と比べると、僅か0.3重量%弱のCNTを添加するだけで、100サイクル目における放電容量が約107~182%となった。
以上の結果から、本発明で得られる導電性ペーストを用いることで、正極合剤の放電容量を効率よく向上でき、そして、所望の電子伝導性に優れた電極部材を効率よく製造できることがわかる。
(実施例10)
CNT3(SWCNT、ОCSiAl製、TUBALL、以下同じ)1gあたりのNMPの最大浸透重量は8.1gであったことから、CNT3濃度11.0重量%の時に100%CNT3が濡れている状態(濡れ率100%)となった。
CNT3の濡れ率が35%(CNT3濃度31.4重量%)となるように、CNT3 100重量部に対してNMP218重量部を仕込み、約30℃、35rpm(35min-1)で4時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT3濃度が31.4重量%の混練物を得た。ここへ、予めNV値40%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)62.5重量部を加え、約30℃、35rpm(35min-1)で4時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT3濃度が26.2重量%の混練物を得た。
得られたペースト状の混練物(CNT3濃度26.2重量%)を、CNT3濃度が3.5重量%になるようにCNT3 100重量部に対してNMP2476重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT3導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT3濃度が3.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT3(SWCNT、ОCSiAl製、TUBALL、以下同じ)1gあたりのNMPの最大浸透重量は8.1gであったことから、CNT3濃度11.0重量%の時に100%CNT3が濡れている状態(濡れ率100%)となった。
CNT3の濡れ率が35%(CNT3濃度31.4重量%)となるように、CNT3 100重量部に対してNMP218重量部を仕込み、約30℃、35rpm(35min-1)で4時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT3濃度が31.4重量%の混練物を得た。ここへ、予めNV値40%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)62.5重量部を加え、約30℃、35rpm(35min-1)で4時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT3濃度が26.2重量%の混練物を得た。
得られたペースト状の混練物(CNT3濃度26.2重量%)を、CNT3濃度が3.5重量%になるようにCNT3 100重量部に対してNMP2476重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT3導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT3濃度が3.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例11)
CNT4(MWCNT、JEIO製、JENOTUBE 6A、以下同じ)1gあたりのNMPの最大浸透重量は16.4gであったことから、CNT4濃度5.7重量%の時に100%CNT4が濡れている状態(濡れ率100%)となった。
CNT4の濡れ率が31%(CNT4濃度18.4重量%)となるように、CNT4 100重量部に対してNMP443重量部を仕込み、約30℃、35rpm(35min-1)で21時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT4濃度が18.4重量%の混練物を得た。
得られたペースト状の混練物(CNT4濃度18.4重量%)を、CNT4濃度が7.5重量%になるようにCNT4 100重量部に対してNMP789重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT4導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT4濃度が7.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT4(MWCNT、JEIO製、JENOTUBE 6A、以下同じ)1gあたりのNMPの最大浸透重量は16.4gであったことから、CNT4濃度5.7重量%の時に100%CNT4が濡れている状態(濡れ率100%)となった。
CNT4の濡れ率が31%(CNT4濃度18.4重量%)となるように、CNT4 100重量部に対してNMP443重量部を仕込み、約30℃、35rpm(35min-1)で21時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT4濃度が18.4重量%の混練物を得た。
得られたペースト状の混練物(CNT4濃度18.4重量%)を、CNT4濃度が7.5重量%になるようにCNT4 100重量部に対してNMP789重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT4導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT4濃度が7.0重量%の導電性ペーストを得た。
(実施例12)
CNT4の濡れ率が31%(CNT4濃度18.4重量%)となるように、CNT4 100重量部に対して、予めNV値20%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)125重量部、NMP318重量部を仕込み、約30℃、35rpm(35min-1)で18時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT4濃度が18.4重量%の混練物を得た。
得られたペースト状の混練物(CNT4濃度18.4重量%)を、CNT4濃度が6.5重量%になるようにCNT4 100重量部に対してNMP995重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT4導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT4濃度が6.0重量%の導電性ペーストを得た。
CNT4の濡れ率が31%(CNT4濃度18.4重量%)となるように、CNT4 100重量部に対して、予めNV値20%でNMPに溶解させたポリビニルピロリドン(日本触媒製、PVP K-30)125重量部、NMP318重量部を仕込み、約30℃、35rpm(35min-1)で18時間、遊星型撹拌機を作動させて混練を行い、CNT4濃度が18.4重量%の混練物を得た。
得られたペースト状の混練物(CNT4濃度18.4重量%)を、CNT4濃度が6.5重量%になるようにCNT4 100重量部に対してNMP995重量部を添加し、高速剪断槽において撹拌羽根を2000rpm(2000min-1)で2時間高速回転させて分散処理を行ったところ、粘度破綻なくCNT4導電性ペーストが得られた。
次いで、前記分散処理された希釈物に対してNMPを添加して、CNT4濃度が6.0重量%の導電性ペーストを得た。
実施例10、11、12で得られた導電性ペーストを用いて、試験例1に記載の方法に基づいて正極合剤電極を作製したところ、正極合剤中には凝集物が見られず、CNTの分散状態は保持されていた。
したがって、本発明の製造方法では、CNTとして、MWCNT及びSWCNTのいずれを用いた場合でも、分散剤が少なくても高濃度でCNTを含有し、粘度が低くて取り扱いが容易である導電性ペーストを作製できることがわかる。また、CNTとして、MWCNT及びSWCNTのいずれを用いた場合でも、本発明で得られる導電性ペーストは、リチウムイオン二次電池の正極活物質と混合して、正極合剤を作製できることがわかる。
Claims (4)
- カーボンナノチューブ(以下、「CNT」と標記する。)と溶媒とを下記式(1)で示される濡れ率が25~125%となるように接触させ、CNTに溶媒を含浸させて得られるCNT及び溶媒を含む混合物を、遊星型撹拌機で混練してペースト状の混練物を得た後、得られた前記混練物に溶媒を混合して得られる希釈物を分散処理する、導電性ペーストの製造方法。
濡れ率(%)=A/B×100 (1)
A:下記式で算出される、溶媒が最大まで浸透した場合のCNT濃度
A(%)=CNT1g/(CNT1g+CNT1gあたりの溶媒の最大浸透重量[g])×100
B:下記式で算出される、前記混合物中のCNT濃度
B(%)=CNT重量[g]/混合物重量[g]×100 - 前記混合物、前記混練物及び前記希釈物中における分散剤の含有量がCNT100重量部に対して30重量部未満である、請求項1記載の導電性ペーストの製造方法。
- 前記分散処理が、撹拌羽根を高速回転させて前記希釈物に剪断力を付与する撹拌機及び/又は天然あるいは合成のメディアを充填した容器中で、そのメディアを機械的に撹拌しながら、前記希釈物を還流乃至通過させて分散する撹拌機により行われる、請求項1又は2に記載の導電性ペーストの製造方法。
- 前記分散処理された希釈物に、さらに溶媒を混合してCNT濃度を調整する、請求項1~3の何れか一項に記載の導電性ペーストの製造方法。
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