JP7705565B2 - ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、動力伝達機構を内部に有するユニットに関する。
特許文献1には、前進2速の電動車両用自動変速機ユニットが開示されている。当該ユニットにおいては、二つの摩擦クラッチの係合状態を切り替えることで、1速と、1速よりも変速比(=入力回転速度/出力回転速度)が小さな2速を実現することができる。
同様のユニットは、特許文献2から4にも開示されている。
ドイツ特許出願公開第102019116360号明細書 ドイツ特許出願公開第102019119951号明細書 中国特許第106195194号明細書 中国実用新案第206000959号明細書
前進2速の電動車両用自動変速機ユニットにおいては、1速の変速比を大きくするほど減速によるトルク増幅効果が高くなるので、1速の変速比を大きくするほどモータの最大トルクを小さくすることができ、体格の小さなモータを選択することができる。これに対し、2速の変速比は、小さくするほどある車速を実現する際のモータの回転速度が低くなり、高速巡行時に有利である。
しかしながら、上記設計思想のもと1速及び2速の変速比をそれぞれ設定すると、1速と2速を切り替える際の段間比(=1速の変速比/2速の変速比)が大きくなり、変速ショックが大きくなる。
本発明は、このような技術的課題に鑑みてなされたもので、動力伝達機構を内部に有するユニットにおいて、変速時の段間比を小さくすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、
入力要素と、
出力要素と、
第1遊星歯車機構と第2遊星歯車機構を2箇所において互いの回転要素を結合することで構成され、速度線図上において第1回転部位、第2回転部位、第3回転部位及び第4回転部位がこの順で並ぶ歯車装置と、
を備え、
前記入力要素は、前記第1回転部位に接続可能、かつ、前記第2回転部位に接続可能であり、
前記出力要素は、前記第3回転部位に接続され、
前記第4回転部位は、回転状態と非回転状態を切り替え可能である、
ユニットが提供される。
上記態様によれば、入力要素の接続先(第1回転部位及び第2回転部位のいずれか一方又は両方)、及び、第4回転部位の回転状態を切り替えることにより、三つの変速段を実現することができる。段間比が小さくなるので、速度域に応じて適切な変速比を設定することができる。また、3速では変速比が1になるので、回転部位間の差回転に起因する動力伝達損失を低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係るユニットのスケルトン図である。 図2は、各変速段における各係合要素の係合状態を示した係合表である。 図3は、ユニットの速度線図である。 図4Aは、変形例のスケルトン図である。 図4Bは、変形例のスケルトン図である。 図5Aは、別の変形例のスケルトン図である。 図5Bは、図5Aに示した変形例の速度線図である。 図6は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図7は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図8は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図9は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図10は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図11は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図12は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図13は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図14は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図15は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図16は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図17は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図18は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図19は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図20は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図21は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図22は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図23は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図24は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図25は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図26は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図27は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図28は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図29は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図30は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図31は、さらに別の変形例のスケルトン図である。 図32は、さらに別の変形例のスケルトン図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、本明細書で使用する用語の定義は次の通りである。
「ユニット」とは、歯車機構、差動歯車機構等の動力伝達機構を内部に有する装置全般を意味し、モータ及び動力伝達機構を有するモータユニット、自動変速機ユニット、減速機ユニット等が含まれる。
「変速比」とは、ユニットの入力回転速度を出力回転速度で割った値である。「入力回転」には、ユニット外の動力源からユニットに入力される回転だけでなく、ユニット内の動力源からユニットに入力される回転も含まれる。
「段間比」は、ユニットで実現される二つの変速比について、大きい方(低速用)の変速比を小さい方(高速用)の変速比で割った値である。
「軸方向」とは、ユニットを構成する部品の回転軸の軸方向を意味する。部品は、モータ、歯車機構、差動歯車機構等である。「径方向」とは、回転軸の中心軸からの半径方向を意味する。
「ハウジング」とは、モータ、インバータ及び動力伝達機構を収容する収容体を意味し、一つ以上のケースから構成される。モータを収容するケース、インバータを収容するケース及び動力伝達機構を収容するケースが一体形成されている態様は、「3in1」と呼ばれる。
「モータ」は、電動機機能を有する回転電機を意味し、電動機機能に加え発電機機能を有していてもよい。
「要素Aが要素Bに接続される」とは、要素Aと要素Bとの間で動力伝達可能な態様で要素Aが上流又は下流の要素Bに接続されていることを意味する。動力の入力側が上流であり、動力の出力側が下流である。要素Aが直接又は他の部材を介して要素Bに連結されている態様に限定されず、クラッチ等を介して接続されていてもよい。
「要素Aが要素Bに結合される」とは、要素Aと要素Bが直接、又は、他の部材を介して間接的に繋がっており、要素Aと要素Bが一体化されている状態を意味する。言い換えると、要素Aと要素Bが一体回転する状態という言い方もできる。また、要素Aと要素Bがブレーキ又はクラッチを介さず接続されている状態を意味し、要素Aと要素Bとが常時接続した状態ともいえる。
「要素Aが要素Bに固定される」とは、要素Aが要素Bに直接固定される態様、要素Aが要素A、B以外の要素Cを介して要素Bに固定される態様の両方が含まれる。「要素Aが固定される」とは、要素Aが他の要素に固定され、回転不能な状態を意味する。
「所定方向視において要素Aと要素Bがオーバーラップする」とは、所定方向(軸方向、径方向、重力方向等)に要素Aと要素Bが並び、所定方向から観察した場合に要素Aと要素Bが少なくとも部分的に重畳する状態を指す。「所定方向に要素Aと要素Bがオーバーラップする」と同義である。軸方向視において要素Aと要素Bがオーバーラップする場合は、要素Aと要素Bは同軸である。図面において要素Aと要素Bが所定方向に並んで描かれている場合は、所定方向視において要素Aと要素Bがオーバーラップしていることを意味する。
これに対し、「所定方向視において要素Aと要素Bがオーバーラップしない」とは、所定方向(軸方向、径方向、重力方向、車両走行方向等)に要素Aと要素Bが並んでおらず、所定方向から観察した場合に要素Aと要素Bが重畳する部分を有さない状態を指す。「所定方向に要素Aと要素Bがオーバーラップしない」と同義である。図面において要素Aと要素Bが所定方向に並ばないように描かれている場合は、所定方向視において要素Aと要素Bがオーバーラップしていないことを意味する。
「所定方向視において要素Aが要素Bと要素Cの間に配置される」とは、所定方向(軸方向、径方向、重力方向等)から観察した場合に要素Aが要素Bと要素Cの間にあることが観察されることを意味する。例えば、要素B、要素A、要素Cがこの順で軸方向に沿って並んでいる場合は、径方向視において要素Aが要素Bと要素Cの間にあることが観察されるので、要素Aは要素Bと要素Cの間に位置しているといえる。軸方向視において要素Aが要素B、Cとオーバーラップしている必要はない。図面において要素Aが要素Bと要素Cの間に描かれている場合は、所定方向視において要素Aが要素Bと要素Cの間に位置することを意味する。
「要素Aが要素Bの軸方向外側に配置される」とは、要素Aが要素Bの軸方向一方側又は軸方向他方側に配置されることを意味し、軸方向視において要素Aと要素Bがオーバーラップする場合に加え、要素Aと要素Bの径方向位置が相違して要素Aと要素Bがオーバーラップしない場合も含む。
「要素Aが要素Bの径方向外側(又は径方向内側)に配置される」とは、要素Aの径方向位置が要素Bの径方向位置よりも外側(又は内側)であることを意味し、径方向視において要素Aと要素Bがオーバーラップする場合に加え、要素Aと要素Bの軸方向位置が相違して要素Aと要素Bがオーバーラップしない場合も含む。
「近接配置される」とは、二つの要素同士が軸方向視又は径方向視でオーバーラップする部分を有し、かつ、二つの要素の間に他の要素が挟まれていない状態を意味する。例えば、「二つの係合要素が近接配置される」とは、二つの係合要素の間に遊星歯車機構等が配置されないことを意味する。図面において要素Aと要素Bの間に他の要素が描かれていない場合は、要素Aと要素Bは近接配置されることを意味する。
「係合要素の一方側」及び「係合要素の他方側」とは、係合要素が係合状態のときに相対回転不能になり、解放状態のときに相対回転可能になる、係合要素に含まれる二つの要素を意味する。「係合要素の一方側」及び「係合要素の他方側」は、回転要素同士の組み合わせであってもよいし、回転要素と非回転要素の組み合わせであってもよく、一般的に、前者はクラッチ、後者はブレーキと呼ばれる。また、「係合要素の片側」とは、「係合要素の一方側」及び「係合要素の他方側」のいずれか一方を意味する。
その他の用語については明細書本文中で適宜定義する。
図1は、本発明の実施形態に係るユニット100の基本構造を示すスケルトン図である。ユニット100は、図示しない動力源としてのモータから入力要素INに入力される回転を、変速段に応じた変速比で変速し、出力要素OUTから図示しない駆動輪へと伝達する電動車両用の前進3速の自動変速機ユニットである。入力要素IN及び出力要素OUTは、それぞれギヤ、回転軸等で構成される。モータは正回転、逆回転を切り替えることができるので、ユニット100は後進段を有していない点において、動力源に内燃機関を用いる車両用のユニットと設計思想が明確に相違する。
ユニット100は、ハウジング1内に、入力要素IN、歯車装置2、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1、出力要素OUT、図示しないモータ及びインバータを収容した、いわゆる3in1のユニットである。ハウジング1は、車両に対して回転不能に固定される。
入力要素INの一端はモータの出力軸に接続され、入力要素INはモータから入力される動力によって回転する。入力要素INの回転速度がユニット100の入力回転速度である。モータはインバータを介してユニット100外のバッテリ(図示せず)と電気的に接続されており、バッテリから電力供給を受けて電動機として機能する。また、モータは発電機として機能することもできる。
歯車装置2は、第1遊星歯車機構PG1と第2遊星歯車機構PG2を近接配置し、二か所において互いの回転要素を結合することで構成される。
第1遊星歯車機構PG1は、第1回転要素としての第1サンギヤS1と、複数の第1ピニオンギヤ(図示せず)と、複数の第1ピニオンギヤを回転自在に支持する第2回転要素としての第1キャリヤC1と、第3回転要素としての第1リングギヤR1とを有するシングルピニオン遊星歯車機構である。第1サンギヤS1は複数の第1ピニオンギヤと噛合っており、複数の第1ピニオンギヤは第1リングギヤR1と噛合っている。
第2遊星歯車機構PG2は、第4回転要素としての第2サンギヤS2と、複数の第2ピニオンギヤ(図示せず)と、複数の第2ピニオンギヤを回転自在に支持する第5回転要素としての第2キャリヤC2と、第6回転要素としての第2リングギヤR2とを有するシングルピニオン遊星歯車機構である。第2サンギヤS2は複数の第2ピニオンギヤと噛合っており、複数の第2ピニオンギヤは第2リングギヤR2と噛合っている。
図中符号PG1、PG2の横の括弧書きのSは、遊星歯車機構がシングルピニオン遊星歯車機構であることを示している。なお、本実施形態では登場しないが、遊星歯車機構がダブルピニオン遊星歯車機構である場合は、括弧書きのDをPG1、PG2の横に付けるものとする。
第1サンギヤS1は第2サンギヤS2と結合されている。第1キャリヤC1は第2リングギヤR2及び出力要素OUTと結合されている。このように第1遊星歯車機構PG1と第2遊星歯車機構PG2を二か所で結合することで、第1回転部位P1が第1サンギヤS1と第2サンギヤS2で構成され、第2回転部位P2が第2キャリヤC2で構成され、第3回転部位P3が第1キャリヤC1と第2リングギヤR2で構成され、第4回転部位P4が第1リングギヤR1で構成される。
出力要素OUTの回転速度がユニット100の出力回転速度である。
第1係合要素CL1は油圧式又は電動式のクラッチである。第1係合要素CL1を係合状態としたときに係合されることになる第1係合要素CL1の二つの部位を一方側、他方側とすると、一方側は歯車装置2の内周側を通る接続部材Mを介して入力要素INに接続されており、他方側は第2キャリヤC2で構成される第2回転部位P2に接続されている。これにより、第1係合要素CL1を係合すれば、入力要素INを第2キャリヤC2で構成される第2回転部位P2に接続することができる。
第2係合要素CL2は油圧式又は電動式のクラッチである。第2係合要素CL2を係合状態としたときに係合されることになる第2係合要素CL2の二つの部位を一方側、他方側とすると、一方側は入力要素INに接続されており、他方側は第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2で構成される第1回転部位P1に接続されている。これにより、第2係合要素CL2を係合すれば、入力要素INを第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2で構成される第1回転部位P1に接続することができる。
歯車装置2の内周側を通る接続部材Mを介して、第1係合要素CL1の一方側を入力要素INに接続するようにしたことで、第1係合要素CL1と第2係合要素CL2を歯車装置2に対して軸方向両側に分散させて配置、すなわち、径方向視で歯車装置2を第1係合要素CL1と第2係合要素CL2との間に配置することができる。
第1係合要素CL1と第2係合要素CL2を歯車装置2に対して軸方向同じ側に配置した場合は、一方が他方の内周側に配置されることになり、レイアウト制約を受けにくいアクチュエータ(コントロールバルブユニットから油圧を供給する油圧アクチュエータ等)を採用する必要性が高まる。
これに対し、第1係合要素CL1と第2係合要素CL2を歯車装置2に対して軸方向両側に分散させて配置した場合は、一方を他方の内周側に配置しないレイアウトを採用することができる。これにより、第1係合要素CL1と第2係合要素CL2のアクチュエータとしてレイアウト制約を受けやすいアクチュエータ(反力の関係でハウジング1等に固定し、電源ケーブルを接続する必要のある電動アクチュエータや、ハウジング1等に油圧供給ユニットを取り付け、油圧供給ユニットと配管で接続する必要のある油圧アクチュエータ等)を採用しやすくなり、第1係合要素CL1と第2係合要素CL2に用いるアクチュエータの選択自由度が向上する。
また、第1係合要素CL1の一方側と第2係合要素CL2の一方側はともに入力要素INに接続されて一体的に回転するので、これらを共用化、すなわち一体部品として構成することができる。例えば、第1係合要素CL1、第2係合要素CL2をそれぞれ、ドラムとハブの間に複数の摩擦板を配置する多板式クラッチで構成する場合であれば、一方のドラムの外周に他方のハブを形成することにより、一体部品として構成することが可能である。これにより、ユニット100の部品点数を低減することができる。
第3係合要素B1は油圧式又は電動式のブレーキである。第3係合要素B1を係合状態としたときに係合されることになる第3係合要素B1の二つの部位を一方側、他方側とすると、一方側は第1リングギヤR1で構成される第4回転部位P4に接続されており、他方はハウジング1に固定されている。これにより、第3係合要素B1を係合すれば第1リングギヤR1で構成される第4回転部位P4をハウジング1に固定することができる。
第3係合要素B1は、第1係合要素CL1、第2係合要素CL2に対して径方向外側に配置されるので、第3係合要素B1としては、レイアウト制約を受けにくいアクチュエータ、レイアウト制約を受けやすいアクチュエータいずれも採用することができる。
第3係合要素B1は、セレクタブルワンウェイクラッチで構成してもよい。セレクタブルワンウェイクラッチは、電動アクチュエータによって動作状態を切り替え可能、かつ、制限する回転の方向が異なる一対のラチェット機構で構成され、一対のラチェット機構の一方のみを動作させると、ワンウェイクラッチ状態になり、一対のラチェット機構の両方を動作させると係合状態となるクラッチである。
これら第1~第3係合要素CL1、CL2、B1を備えたことにより、第1係合要素CL1及び第2係合要素CL2の一方を係合し、他方を解放することで、入力要素INを第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2からなる第1回転部位P1、又は、第2キャリヤC2からなる第2回転部位P2に選択的に接続することができる。また、第1係合要素CL1及び第2係合要素CL2の両方を係合することで、入力要素INを第1回転部位P1及び第2回転部位P2に接続することができる。
また、第3係合要素B1の係合状態を変更することで、第1リングギヤR1からなる第4回転部位P4を回転状態又は非回転状態に切り替えることができる。
また、径方向視において、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1は歯車装置2の軸方向外側に配置される。第1遊星歯車機構PG1と第2遊星歯車機構PG2の間に係合要素を配置しないので、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のレイアウト自由度が増し、また、ユニット100の軸方向の寸法を小さくすることができる。
また、軸方向視において、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1は歯車装置2とオーバーラップさせることが可能である。これらをオーバーラップさせた場合には、ユニット100の径方向の寸法を小さくすることができる。
図2は、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1の係合状態とユニット100において実現される変速段との関係を示した係合表である。表中、黒丸は係合状態、無印は解放状態を示している。
係合表に示されるように、1速は、第2係合要素CL2及び第3係合要素B1を係合し、第1係合要素CL1を解放することで実現される。2速は、第1係合要素CL1及び第3係合要素B1を係合し、第2係合要素CL2を解放することで実現される。3速は、第1係合要素CL1及び第2係合要素CL2を係合し、第3係合要素B1を解放することで実現される。
いずれの変速段も、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のうち二つを係合させることで実現され、解放される係合要素は一つである。解放される係合要素が多板式クラッチのように解放状態であっても相対回転を生じる部位同士が接触し、引きずりトルクを発生させる場合は、変速段を実現するにあたり解放される係合要素の数が少ないほどメカロスを低減することができる。本実施形態では、いずれの変速段においても解放される係合要素が一つなので、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1として引きずりトルクを発生させる係合要素を用いる場合であっても、メカロスを抑え、ユニット100が搭載される車両の電費を向上させることができる。
また、図3は、ユニット100の速度線図である。速度線図上においては、第1~第4回転部位P1~P4がこの順で並び、各回転部位は縦線l1~l4が対応する。
第1遊星歯車機構PG1はシングルピニオン遊星歯車機構であるので、第1サンギヤS1と第1リングギヤR1の間に第1キャリヤC1が配置される。第2遊星歯車機構PG2もシングルピニオン遊星歯車機構であるので、第2サンギヤS2と第2リングギヤR2の間に第2キャリヤC2が配置される。
第1係合要素CL1が係合されて第2係合要素CL2が解放されるときは、入力要素INは第2回転部位P2に接続されるので、縦線l2が入力要素INに対応する。逆に、第1係合要素CL1が解放されて第2係合要素CL2が係合されるときは、入力要素INは第1回転部位P1に接続されるので、縦線l1が入力要素INに対応する。
出力要素OUTは第3回転部位P3に接続されるので、縦線l3が出力要素OUTに対応する。
縦線l1と縦線l3の間隔を1としたときの縦線l3と縦線l4の間隔α1は、第1サンギヤS1の歯数を第1リングギヤR1の歯数で割った値である。また、縦線l1と縦線l2の間隔を1としたときの縦線l2と縦線l3の間隔α2は、第2サンギヤS2の歯数を第2リングギヤR2の歯数で割った値である。
速度線図には各変速段に対応する直線L1~L3が描かれている。各変速段における各回転部位P1~P4の回転速度は、各変速段に対応する直線L1~L3と縦線l1~l4との交点の縦座標で表される。
1速においては、第2係合要素CL2及び第3係合要素B1が係合され、第1係合要素CL1が解放される。これにより、入力要素INと第1回転部位P1の回転速度が等しくなり、第4回転部位P4の回転速度がゼロになるので、1速に対応する直線L1は点X3及び点X2を通る直線となる。出力要素OUTの回転速度は直線L1と縦線l3の交点の縦座標であるr1となる。したがって、1速における変速比は、入力要素INの回転速度をrinとするとrin/r1となる。
2速においては、第1係合要素CL1及び第3係合要素B1が係合され、第2係合要素CL2が解放される。これにより、入力要素INと第2回転部位P2の回転速度が等しくなり、第4回転部位P4の回転速度がゼロになるので、2速に対応する直線L2は点X1及び点X2を通る、直線L1よりも傾きが大きな直線となる。出力要素OUTの回転速度は直線L2と縦線l3の交点の縦座標であるr2となる。したがって、2速における変速比は、入力要素INの回転速度をrinとするとrin/r2となる。r2はr1よりも大きいので、2速の変速比は1速の変速比よりも小さくなる。
3速においては、第1係合要素CL1及び第2係合要素CL2が係合され、第3係合要素B1が解放される。これにより、入力要素IN、第1~第4回転部位P1~P4及び出力要素OUTの回転速度が等しくなるので、3速に対応する直線L3は点X3及び点X1を通る傾きゼロの直線となる。入力要素INと出力要素OUTの回転速度が等しくなるので、3速における変速比は1になり、1速、2速の変速比よりも小さくなる。
したがって、ユニット100においては、三つの変速段を実現することができるので、前進2速のユニットと比較して段間比が小さくなり、変速時のショックを前進2速のユニットよりも小さく抑えることができる。また、1速~3速を、それぞれ低速用、中速用、高速用として用いることができるので、速度域に応じて適切な変速比を設定することができる。
また、3速では変速比が1になる。つまり、歯車装置2を構成する全ての回転部位P1~P4が同一回転速度で回転するので、回転部位間の差回転に起因する動力伝達損失を低減することができる。高速巡航用の3速は使用頻度が高いので、3速で変速比1を実現することで高い電費向上効果が得られる。
続いて、本発明の実施形態の変形例について説明する。
図4Aは、変形例に係るユニット100のスケルトン図である。
第1遊星歯車機構PG1、第2遊星歯車機構PG2は、図1に示したユニット100と同じくシングルピニオン遊星歯車機構である。
このユニット100では、第1回転部位P1を、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2を結合して構成し、第2回転部位P2を、第2キャリヤC2で構成し、第3回転部位P3を、第1キャリヤC1と第2リングギヤR2を結合して構成し、第4回転部位P4を、第1リングギヤR1で構成している。
そして、第1係合要素CL1の一方側を入力要素INに接続し、第1係合要素CL1の他方側を第2回転部位P2としての第2キャリヤC2に接続し、第2係合要素CL2の一方側を入力要素INに接続し、第2係合要素CL2の他方側を第1回転部位P1としての第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2に接続し、第3係合要素B1の一方側を、第4回転部位P4としての第1リングギヤR1に接続し、第3係合要素B1の他方側を、ハウジング1に固定している。
第2係合要素CL2の一方側は、図4Bに示すように、歯車装置2の内周側を通る接続部材Mを介して入力要素INに接続するようにしてもよい。
図4A、図4Bに示した変形例によれば、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1はそれぞれ歯車装置2の軸方向外側に配置されるので、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のレイアウト自由度が増し、また、ユニット100の軸方向の寸法を小さくすることができる。
また、軸方向視において、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1は歯車装置2とオーバーラップさせることが可能である。これらをオーバーラップさせた場合には、ユニット100の径方向の寸法を小さくすることができる。
また、第1係合要素CL1の一方側と第2係合要素CL2の一方側を共用化(一体部品化)することができ、これにより、ユニット100の部品点数を低減することができる。
係合表は図2に示したものと同じであり、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のうち係合する二つを変更することで三つの変速段を実現することができる。段間比が小さくなるので、速度域に応じて適切な変速比を設定することができる。また、3速では変速比が1になるので、回転部位間の差回転に起因する動力伝達損失を低減することができる。
いずれの変速段においても解放される係合要素が一つなので、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1として引きずりトルクを発生させる係合要素を用いる場合であっても、メカロスを抑え、ユニット100が搭載される車両の電費を向上させることができる。
また、図4Bに示した変形例によれば、第1係合要素CL1と第2係合要素CL2が歯車装置2に対して軸方向両側に分散されて配置され、第2係合要素CL2を第1係合要素CL1の内周側に配置しないレイアウトを採用することができる。これにより、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のアクチュエータとしてレイアウト制約を受けやすいアクチュエータを採用しやすくなり、アクチュエータの選択自由度が向上する。
速度線図は図3に示したものと同じである。
図5Aは、別の変形例に係るユニット100のスケルトン図である。
図1に示したユニット100と異なり、第1遊星歯車機構PG1はダブルピニオン遊星歯車機構である。つまり、第1キャリヤC1は、第1サンギヤS1に噛合う複数の内側ピニオンギヤ(図示せず)と、第1リングギヤR1に噛合う複数の外側ピニオンギヤ(図示せず)とを回転自在に支持し、さらに、複数の内側ピニオンギヤと複数の外側ピニオンギヤとが噛合っている。第2遊星歯車機構PG2は図1に示したユニット100と同じくシングルピニオン遊星歯車機構である。
このユニット100では、第1回転部位P1を、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2を結合して構成し、第2回転部位P2を、第1キャリヤC1で構成し、第3回転部位P3を、第1リングギヤR1と第2リングギヤR2とを結合して構成し、第4回転部位P4を、第2キャリヤC2で構成している。
そして、第1係合要素CL1の一方側を入力要素INに接続し、第1係合要素CL1の他方側を第2回転部位P2としての第1キャリヤC1に接続し、第2係合要素CL2の一方側を入力要素INに接続し、第2係合要素CL2の他方側を第1回転部位P1としての第1サンギヤS1及び第2サンギヤS2に接続し、第3係合要素B1の一方側を、第4回転部位P4としての第2キャリヤC2に接続し、第3係合要素B1の他方側を、ハウジング1に固定している。
図5Aに示した変形例によれば、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1はそれぞれ歯車装置2の軸方向外側に配置されるので、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のレイアウト自由度が増し、また、ユニット100の軸方向の寸法を小さくすることができる。
また、軸方向視において、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1は歯車装置2とオーバーラップさせることが可能である。これらをオーバーラップさせた場合には、ユニット100の径方向の寸法を小さくすることができる。
また、第1係合要素CL1の一方側と第2係合要素CL2の一方側を共用化(一体部品化)することができ、これにより、ユニット100の部品点数を低減することができる。
係合表は図2に示したものと同じであり、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のうち係合する二つを変更することで三つの変速段を実現することができる。段間比が小さくなるので、速度域に応じて適切な変速比を設定することができる。また、3速では変速比が1になるので、回転部位間の差回転に起因する動力伝達損失を低減することができる。
いずれの変速段においても解放される係合要素が一つなので、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1として引きずりトルクを発生させる係合要素を用いる場合であっても、メカロスを抑え、ユニット100が搭載される車両の電費を向上させることができる。
図5Bは、図5Aに示した変形例の速度線図である。第1遊星歯車機構PG1がダブルピニオン遊星歯車機構であるので、速度線図上では、第1サンギヤS1と第1キャリヤC1の間に第1リングギヤR1が配置されることになる。つまり、第2回転要素と第3回転要素がシングルピニオン遊星歯車機構の場合と逆になる。
第1~第4回転部位P1~P4を構成する回転要素、及び、縦線l1~l4の間隔が図3に示したものと相違するが、第1~第4回転部位P1~P4と第1~第3係合要素CL1、CL2、B1との接続関係が同じであるので、速度線図としては実質的に同一のものが得られる。
続いて本発明の実施形態の作用効果について説明する。
(1)本発明の実施形態においては、
図1、図4A、図4B、図5Aに示す例では、ユニット100は、入力要素INと、
出力要素OUTと、
第1遊星歯車機構PG1と第2遊星歯車機構PG2を2箇所において互いの回転要素を結合することで構成され、速度線図上において第1回転部位P1、第2回転部位P2、第3回転部位P3及び第4回転部位P4がこの順で並ぶ歯車装置2(図3、図4C、図5B)と、
を備える。
入力要素INは、第1回転部位P1及び第2回転部位P2のいずれか一方又は両方に接続可能であり、
出力要素OUTは、第3回転部位P3に接続され、
第4回転部位P4は、回転状態と非回転状態を切り替え可能である。
本実施形態によれば、入力要素INの接続先(第1回転部位P1及び第2回転部位P2のいずれか一方又は両方)、及び、第4回転部位P4の回転状態を切り替えることにより、三つの変速段を実現することができる。段間比が小さくなるので、速度域に応じて適切な変速比を設定することができ、また、3速では変速比が1になるので、回転部位間の差回転に起因する動力伝達損失を低減することができる。
(2)歯車装置2は、図1、図4A、図4Bに示すように構成することが可能である。
図1、図4A、図4Bに示す例では、
第1遊星歯車機構PG1は、第1サンギヤS1、第1キャリヤC1、第1リングギヤR1を備え、速度線図上において第1キャリヤC1が第1サンギヤS1と第1リングギヤR1の間に配置されるシングルピニオン遊星歯車機構である(図3)。
第2遊星歯車機構PG2は、第2サンギヤS2、第2キャリヤC2、第2リングギヤR2を備え、速度線図上において第2キャリヤC2が第2サンギヤS2と第2リングギヤR2の間に配置されるシングルピニオン遊星歯車機構である(図3)。
第1回転部位P1は、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2が結合されて構成され、
第2回転部位P2は、第2キャリヤC2で構成され、
第3回転部位P3は、第1キャリヤC1と第2リングギヤR2が結合されて構成され、
第4回転部位P4は、第1リングギヤR1で構成される。
図5Aに示す例では、
第1遊星歯車機構PG1は、第1サンギヤS1、第1キャリヤC1、第1リングギヤR1を備え、速度線図上において第1キャリヤC1が第1サンギヤS1と第1リングギヤR1の間に配置されるシングルピニオン遊星歯車機構である(図5B)。
第2遊星歯車機構PG2は、第2サンギヤS2、第2リングギヤR2、第2キャリヤC2を備え、速度線図上において第2リングギヤR2が第2サンギヤS2と第2キャリヤC2の間に配置されるダブルピニオン遊星歯車機構である(図5B)。
第1回転部位P1は、第1サンギヤS1と第2サンギヤS2が結合されて構成され、
第2回転部位P2は、第1キャリヤC1で構成され、
第3回転部位P3は、第1リングギヤR1と第2リングギヤR2が結合されて構成され、
第4回転部位P4は、第2キャリヤC2で構成される。
(3)入力要素INの接続先、及び、第4回転部位P4の回転状態の切り替えは、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1により実現することができる。
図1、図4A、図4B、図5Aに示す例では、
ユニット100は、第1係合要素CL1と、
第2係合要素CL2と、
第3係合要素B1と、
を備える。
第1係合要素CL1の一方側は、入力要素INに接続され、
第1係合要素CL1の他方側は、第2回転部位P2に接続され、
第2係合要素CL2の一方側は、入力要素INに接続され、
第2係合要素CL2の他方側は、第1回転部位P1に接続され、
第3係合要素B1の一方側は、第4回転部位P4に接続され、
第3係合要素B1の他方側は、固定される。
この構成によれば、軸方向視において、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1は歯車装置2とオーバーラップさせることが可能である。これらをオーバーラップさせた場合には、ユニット100の径方向の寸法を小さくすることができる。
(4)図1、図4A、図4B、図5Aに示す例では、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1は、それぞれ歯車装置2の軸方向外側に配置される。これにより、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のレイアウト自由度が増し、また、ユニット100の軸方向の寸法を小さくすることができる。
(5)図1、図4Bに示す例では、第1係合要素CL1の一方側又は第2係合要素CL2の一方側は、歯車装置2の内周側を通る接続部材Mを介して入力要素INに接続される。これにより、第1係合要素CL1と第2係合要素CL2が歯車装置2に対して軸方向両側に分散されて配置され、一方を他方の内周側に配置しないレイアウトを採用することができる。第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のアクチュエータとしてレイアウト制約を受けやすいアクチュエータを採用しやすくなり、アクチュエータの選択自由度が向上する。
(6)図1、図4A、図4B、図5Aに示す例では、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1のうち係合する2要素を変更することで三つの変速段を実現する(図2)。いずれの変速段においても解放される係合要素が一つなので、第1~第3係合要素CL1、CL2、B1として引きずりトルクを発生させる係合要素を用いる場合であっても、メカロスを抑え、ユニット100が搭載される車両の電費を向上させることができる。
(7)図1、図4A、図4B、図5Aに示す例では、第1係合要素CL1の一方側と第2係合要素CL2の一方側を一体部品で構成してもよい。これにより、ユニット100の部品点数を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例に過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
図1、図4A、図4B、図5Aに示したスケルトン図は本発明の適用例の一部であり、本発明を適用したユニットのスケルトン図はこれらに限定されない。
図6~図32は、請求項1、4、7、8に係る発明の技術的範囲に含まれるユニットのスケルトン図の例である。図1に示した実施形態と同じ要素には同じ符号を付してある。それぞれの係合表は図2に示した係合表と同じである。また、それぞれの速度線図は、第1~第4回転部位P1~P4と第1~第3係合要素CL1、CL2、B1との接続関係が同じであるので、図3と実質的に同一である。
また、第1遊星歯車機構PG1、第2遊星歯車機構PG2としては、シングルピニオン遊星歯車機構、ダブルピニオン遊星歯車機構いずれを用いてもよい。
1 :ハウジング
2 :歯車装置
100 :ユニット
CL1 :第1係合要素
CL2 :第2係合要素
B1 :第3係合要素
S1 :第1サンギヤ
S2 :第2サンギヤ
C1 :第1キャリヤ
C2 :第2キャリヤ
R1 :第1リングギヤ
R2 :第2リングギヤ
M :接続部材
P1 :第1回転部位
P2 :第2回転部位
P3 :第3回転部位
P4 :第4回転部位
IN :入力要素
OUT :出力要素
PG1 :第1遊星歯車機構
PG2 :第2遊星歯車機構

Claims (7)

  1. 入力要素と、
    出力要素と、
    第1遊星歯車機構と第2遊星歯車機構を2箇所において互いの回転要素を結合することで構成され、共線図上において第1回転部位、第2回転部位、第3回転部位及び第4回転部位がこの順で並ぶ歯車装置と、
    を備え、
    前記入力要素は、前記第1回転部位に接続可能、かつ、前記第2回転部位に接続可能であり、
    前記出力要素は、前記第3回転部位に接続され、
    前記第4回転部位は、回転状態と非回転状態を切り替え可能であり、
    前記第1回転部位は、前記第1遊星歯車機構の第1サンギヤと前記第2遊星歯車機構の第2サンギヤとから構成され、
    前記第3回転部位は、前記第1遊星歯車機構の第1リングギヤと前記第2遊星歯車機構の第2リングギヤとから構成される、
    ユニット。
  2. 請求項1に記載のユニットであって、
    前記第1遊星歯車機構は、第1回転要素、第2回転要素、第3回転要素を備え、共線図上において前記第2回転要素が前記第1回転要素と前記第3回転要素の間に配置される遊星歯車機構であり、
    前記第2遊星歯車機構は、第4回転要素、第5回転要素、第6回転要素を備え、共線図上において前記第5回転要素が前記第4回転要素と前記第6回転要素の間に配置される遊星歯車機構であり、
    前記第1回転部位は、前記第1回転要素と前記第4回転要素が結合されて構成され、
    前記第2回転部位は、前記第5回転要素で構成され、
    前記第3回転部位は、前記第2回転要素と前記第6回転要素が結合されて構成され、
    前記第4回転部位は、前記第3回転要素で構成される、
    ユニット。
  3. 請求項1又は2に記載のユニットであって、
    第1係合要素と、
    第2係合要素と、
    第3係合要素と、
    を備え、
    前記第1係合要素の一方側は、前記入力要素に接続され、
    前記第1係合要素の他方側は、前記第2回転部位に接続され、
    前記第2係合要素の一方側は、前記入力要素に接続され、
    前記第2係合要素の他方側は、前記第1回転部位に接続され、
    前記第3係合要素の一方側は、前記第4回転部位に接続され、
    前記第3係合要素の他方側は、固定される、
    ユニット。
  4. 請求項3に記載のユニットであって、
    第1乃至第3係合要素は、それぞれ前記歯車装置の軸方向外側に配置される、
    ユニット。
  5. 請求項3に記載のユニットであって、
    前記第1係合要素の前記一方側又は前記第2係合要素の前記一方側は、前記歯車装置の内周側を通る接続部材を介して前記入力要素に接続される、
    ユニット。
  6. 請求項3に記載のユニットであって、
    前記第1乃至第3係合要素のうち係合する2要素を変更することで三つの変速段を実現する、
    ユニット。
  7. 請求項3に記載のユニットであって、
    前記第1係合要素の前記一方側と前記第2係合要素の前記一方側を一体部品で構成した、
    ユニット。
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