以下に添付図面を参照して、プログラム、サーバ、クライアントおよびシステムの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、実施の形態にかかる印刷システムの全体構成図を示すブロック図である。図1に示すように、印刷システムは、1台以上のクライアントPC(Personal Computer)300と、プリントサーバ400と、画像形成装置100とが、例えばインターネットなどのネットワーク500を介して接続されている。プリントサーバ400は、概略的には、印刷ジョブの中間処理を実行する。画像形成装置100は、印刷ジョブを実行する。画像形成装置100は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機である。
印刷システムにおける印刷処理の概略について説明する。クライアントPC300で動作する印刷機能を備えたアプリケーション内で作成されたデータは、クライアントPC300内部のプリンタドライバを介して印刷ジョブに変換される。印刷ジョブは、クライアントPC300から画像形成装置100に送信され、画像形成装置100内部のコントローラ910(図2参照)により編集および解析されて印字可能なラスタデータに変換される。ラスタデータは、画像形成装置100のプリンタ部932(図2参照)により印刷される。
なお、クライアントPC300からプリントサーバ400に対して印刷ジョブを送信し、プリントサーバ400にて印刷ジョブの編集や必要な設定を行った後に、プリントサーバ400から画像形成装置100に印刷ジョブを送信するようにしてもよい。
また、クライアントPC300から印刷ジョブが送信されるのではなく、あらかじめプリントサーバ400に保存されている文書を画像形成装置100に直接送信するようにしてもよい。
なお、図1の例では、印刷システムには1台の画像形成装置100を例示しているが、これに限られるものではなく、印刷システムに含まれる画像形成装置100の台数および種類は任意である。
次に、画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。
図2は、画像形成装置100のハードウェア構成図である。図2に示されているように、画像形成装置100は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU(Central Processing Unit)901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、画像形成装置100の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、ブラウザアプリ、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM(Read Only Memory)902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM(Random Access Memory)902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906には、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを接続するようにしてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなる操作パネル940bを備えている。コントローラ910は、画像形成装置100全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
なお、画像形成装置100は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
また、ネットワークI/F950は、ネットワーク500を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
なお、本実施形態の画像形成装置100で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の画像形成装置100で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態の画像形成装置100で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
次に、クライアントPC300およびプリントサーバ400のハードウェア構成について説明する。
図3は、クライアントPC300およびプリントサーバ400のハードウェア構成図である。図3に示されているように、クライアントPC300およびプリントサーバ400は、コンピュータによって構築されており、図3に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、クライアントPC300およびプリントサーバ400全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
HD504は、プログラム(OS(Operating System)を含む)等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、OSは、コンピュータのオペレーションを司るシステムソフトウェアである。なお、クライアントPC300およびプリントサーバ400の違いは、HD504に記憶されたOSが異なることによる。
プリントサーバ400は、HD504に、第1のOSを格納する。第1のOSは、例えば、Windows(登録商標)である。プリントサーバ400は、CPU501が第1のOSに従って動作することにより、プリントサーバ400としての機能を発揮する。
クライアントPC300は、第1のOSとは異なる第2のOSで動作する。第2のOSは、例えば、Mac OS(登録商標)である。クライアントPC300は、CPU501が第2のOSに従って動作することにより、クライアントPC300としての機能を発揮する。
ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワーク500を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図3に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
本実施形態のクライアントPC300およびプリントサーバ400で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
また、本実施形態のクライアントPC300およびプリントサーバ400で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態のクライアントPC300およびプリントサーバ400で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
また、本実施形態のクライアントPC300およびプリントサーバ400で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
次に、プリントサーバ400のCPU501が第1のOS上で動作するプログラムに従って動作することにより発揮する機能について説明する。
ここで、図4はプリントサーバ400の機能構成を示す機能ブロック図である。図4に示すように、プリントサーバ400は、第1のOS用ツール404を備える。第1のOS用ツール404は、概略的には、ユーザ入力と共有プリンタ401の情報とに基づき、第2のOS用プリンタドライバ406のダウンロード、共有フォルダ402作成、第2のOS用ツール405を作成して共有フォルダ402に配置、メールアプリ403にて通知といった処理を実行する。
ここで、共有プリンタ401は、第1のOSが備える既存機能で作成して共有設定された、画像形成装置100のプリンタドライバ登録(プリントキュー登録)によって登録される。
共有フォルダ402は、第1のOSが備える既存機能で作成される。第1のOS用ツール404は、共有フォルダ402に対して、第2のOS用プリンタドライバ406、第2のOS用ツール405を配置する。
メールアプリ403は、一般的なメール作成・送受信ができるアプリである。第1のOS用ツール404は、メールアプリ403を利用して通知メール送信する。なお、第1のOS用ツール404は、メールアプリ403を使わずに、コマンドやプログラムによりメール送信してもよい。
図4に示すように、第1のOS用ツール404は、情報取得部4041と、ツール作成部4042と、情報記憶部4043と、通知部4044と、を備える。
情報取得部4041は、プリントサーバ400の共有プリンタ401の情報、プリントサーバ400のIPアドレス、第2のOS用プリンタドライバ406のパッケージを取得する。情報取得部4041は、取得したプリントサーバ400の共有プリンタ401の情報、プリントサーバ400のIPアドレス、第2のOS用プリンタドライバ406のパッケージなどの情報を、情報記憶部4043に保存する。
より詳細には、情報取得部4041は、以下に示す情報を取得し、情報記憶部4043に保存する。情報記憶部4043は、プリントサーバ400のIPアドレス、プリントサーバ400のホスト名、共有プリンタ名、共有フォルダ名、通知先メールアドレス、オプション設定、印刷設定デフォルト値などの情報を保存する。
ツール作成部4042は、情報記憶部4043に保存した情報を用いて、第2のOS用ツール405と共有フォルダ402とを作成する。ツール作成部4042は、共有フォルダ402に、第2のOS用ツール405、第2のOS用プリンタドライバ406のパッケージを配置する。
通知部4044は、情報記憶部4043に保存した情報(通知先メールアドレス)を基に、クライアントPC300の利用者への通知メールを作成して送信する。
次に、第1のOS用ツール404が作成し、クライアントPC300で実行する第2のOS用ツール405の機能について説明する。
ここで、図5はクライアントPC300の機能構成を示す機能ブロック図である。図5に示すように、クライアントPC300は、第2のOS用ツール405を利用する。第2のOS用ツール405は、プリントサーバ400の共有フォルダ402に配置されている。クライアントPC300は、第2のOS用ツール405を実行することで、第2のOS側の印刷環境を設定する。
第2のOS用ツール405は、プリントサーバ400の共有フォルダ402に配置されている第2のOS用プリンタドライバ406のパッケージ(インストーラ)をインストールする。
第2のOS用ツール405は、一般的なメール作成および送受信ができるメールアプリ302を利用して、通知メールを受信して閲覧可能にする。
図5に示すように、第2のOS用ツール405は、インストール部4051と、キュー登録部4052と、認証登録部4053と、設定反映部4054と、テスト印刷部4055と、を備える。
インストール部4051は、プリントサーバ400の共有フォルダ402に配置されている第2のOS用プリンタドライバ406をインストールする。
キュー登録部4052は、印刷環境の構築のために、プリントサーバ400の共有プリンタ401のプリントキューを登録する。
認証登録部4053は、プリントサーバ400への接続のための認証ユーザー名およびパスワードを、第2のOSが有しているキーチェーン機能(アカウントやパスワード情報を記録・管理する機能)に登録する。
設定反映部4054は、プリントサーバ400の共有プリンタ401のオプション(周辺機)設定および印刷設定のデフォルト値(初期値)設定を情報記憶部4043から取得して、クライアントPC300のプリントキューに反映設定する。
テスト印刷部4055は、設定反映部4054におけるプリントキュー登録および認証登録部4053における認証登録の後、テスト印刷を実施する。なお、テスト印刷部4055は、テスト印刷が失敗した場合、認証登録部4053における認証登録ステップに戻る。
次に、プリントサーバ400の利用者の操作フロー(外部フロー)と、第1のOS用ツール404の処理フロー(内部フロー)とについて説明する。
ここで、図6は第1のOS用ツール404の処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、プリントサーバ400の利用者は、プリントサーバ400の第1のOS用ツール404を起動する(S1-1)。なお、ここでのツール形式は一般的な形式(実行ファイル形式(.exe)や、バッチファイル形式(.bat)など)を想定する。
次に、プリントサーバ400の利用者は、第1のOS用ツール404によって表示されるUI(情報入力画面P1)に対して、必要情報を入力する(S1-2)。ここで、図7は情報入力画面P1の一例を示す図である。図7に示すように、プリントサーバ400の利用者は、必要情報として、「共有フォルダパス」、「第2のOSのプリンタドライバURL」、「通知先メールアドレス」を、情報入力画面P1に入力する。
次に、プリントサーバ400の利用者は、情報入力画面P1の「通知内容作成」ボタンB1を押下する(S1-3)。
S1-1~S1-3が実行されると、第1のOS用ツール404は、情報入力画面P1から入力された必要情報を基に、共有フォルダ402作成、プリンタドライバパッケージダウンロード、第2のOS用ツール405作成、共有フォルダ402への配置を行う。以下において詳述する。
まず、第1のOS用ツール404の情報取得部4041は、各種情報を取得する(S2-1)。例えば、第1のOSがWindowsの場合、情報取得部4041は、PowershellなどのWindows搭載のコマンドにより、登録済の共有プリンタ401の情報(IPアドレス、ホスト名、共有プリンタ名)を取得可能である。Powershellは、IPアドレスをGetHostAddressコマンド、ホスト名および共有プリンタ名をget-WmiObjectコマンドなどで取得する。また、第1のOSがWindowsの場合、情報取得部4041は、PowershellなどのWindows搭載のコマンド(Get-PrintConfigurationコマンドなど)により、共有プリンタ401のオプション設定、印刷設定デフォルト値を情報記憶部4043から取得する。
次に、第1のOS用ツール404の情報取得部4041は、第2のOSのプリンタドライバパッケージをダウンロードする(S2-2)。より詳細には、情報取得部4041は、インターネット上のWebページに公開されている第2のOSの用プリンタドライバパッケージ(インストーラー)をダウンロードURLからダウンロードする。例えば、第1のOSがWindowsの場合、情報取得部4041は、PowershellなどのWindows搭載のコマンド(PowershellのInvoke-WebRequestコマンドなど)によりダウンロード可能である。
次に、第1のOS用ツール404のツール作成部4042は、共有フォルダ402を作成する(S2-3)。より詳細には、ツール作成部4042は、UI(情報入力画面P1)にて指定されたパスの共有フォルダ402を作成する。例えば、第1のOSがWindowsの場合、ツール作成部4042は、PowershellなどのWindows搭載のコマンドにより作成可能である。具体的には、Powershellは、New-Itemでフォルダ作成、New-SmbShareで共有設定が可能である。
次に、第1のOS用ツール404のツール作成部4042は、第2のOS用ツール405を作成する(S2-4)。より詳細には、ツール作成部4042は、第2のOSがインストールされたクライアントPC300側の共有プリンタ401利用の環境設定処理を行うプログラムを作成する。本実施形態においては、第2のOSがMac OSの場合、プログラムのファイル形式は、Mac OS上のコマンドを実行できるシェルスクリプト形式などを想定する。プログラムの作成方法としては、第2のOS用ツール405のテンプレートファイルを用意しておき、取得情報を置き換える、などの手段で作成してもよい。
なお、ツール作成部4042は、情報記憶部4043に格納されている情報を、第2のOS用ツール405のプログラムのファイルに直接反映しても良い。もしくは、ツール作成部4042は、プログラムのファイルとは別ファイルに、csvやxmlなどの一般的なフォーマットで記載してツールで読み込むようにしても良い。例えば、ツール作成部4042は、ドライバパッケージ(.pkg)インストールの場合、以下コマンドを記載したテンプレートを用意しておき、「DRIVER_PACKAGE」の部分を、S2-2でダウンロードしたパッケージの名前に置き換えるようにしてもよい。
sudo/usr/sbin/installer-pkg DRIVER_PACKAGE
次に、第1のOS用ツール404のツール作成部4042は、パッケージと第2のOS用ツール405とを共有フォルダ402に配置し、完了表示を行う(S2-5)。例えば、第1のOSがWindowsの場合、ツール作成部4042は、PowershellなどのWindows搭載のコマンド(Move-Itemコマンドなど)により配置可能である。
ここで、図8は情報入力画面P1の一例を示す図である。図8に示すように、第1のOS用ツール404は、通知内容作成を完了すると、完了した旨を情報入力画面P1にポップアップ表示する。
次に、プリントサーバ400の利用者は、情報入力画面P1のポップアップ表示Pの「OK」ボタンB3を押下した後、「通知実行」ボタンB2を押下する(S1-4)。これにより、プリントサーバ400の利用者は、クライアントPC300の利用者へのメール通知送信を指示する。
S1-4が実行されると、第1のOS用ツール404の通知部4044は、通知メールを作成して送信する(S2-6)。例えば、第1のOSがWindowsの場合、通知部4044は、PowershellなどのWindows搭載のコマンド(New-Object System.Net.Mail.MailMessageコマンドなど)により通知可能である。
第1のOS用ツール404の通知部4044は、通知メールには、第2のOSがインストールされたクライアントPC300の利用者向けに、以下を記載する。
・プリントサーバ400のIPアドレス
・プリントサーバ400の共有フォルダ名
・第2のOS用ツール405の実行手順(第2のOSの一般的な手順にて共有フォルダ402に接続、第2のOS用ツール405をダブルクリックで実行、など)
次に、クライアントPC300の利用者の操作フロー(外部フロー)と、第2のOS用ツール405の処理フロー(内部フロー)とについて説明する。
ここで、図9は第2のOS用ツール405の処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、クライアントPC300の利用者は、通知メールを開き、共有フォルダ402にアクセスする(S3-1)。第2のOSがインストールされたクライアントPC300の利用者は、届いた通知メールを一般的なメールアプリ302で開き、通知メールに記載されているプリントサーバ400のIPアドレス、共有フォルダ名を用いて、第2のOSの一般的な手段でプリントサーバ400の共有フォルダ402にアクセスする。
次に、クライアントPC300の利用者は、共有フォルダ402の第2のOS用ツール405を実行する(S3-2)。
S3-1~S3-2が実行されると、第2のOS用ツール405のインストール部4051は、管理者パスワード入力を要求する(S4-1)。これは、プリンタドライバインストールの実行の際に、管理者パスワード入力を求められるため、実行前にクライアントPC300の利用者から管理者パスワードを受け付けておくものである。ここで、図10はパスワード入力画面P3の一例を示す図である。図10に示すように、パスワード入力画面P3は、管理者パスワードの入力を求める。
次に、クライアントPC300の利用者は、第2のOS用ツール405によって表示されるUI(パスワード入力画面P3)に対して、管理者パスワードを入力する(S3-3)。
次に、第2のOS用ツール405のインストール部4051は、プリンタドライバをインストールする(S4-2)。例えば、第2のOSがMac OSの場合、shellコマンド(installer)などにより、プリンタドライバパッケージのインストールを実行する。
次に、第2のOS用ツール405のキュー登録部4052は、ホスト名が有効かを確認する(S4-3)。具体的には、キュー登録部4052は、プリントサーバ400のホスト名が利用可能かどうかを確認する。例えば、第2のOSがMac OSの場合、Mac OSのコマンド(pingなど)で確認することができる。
ここで、ホスト名は、IPアドレスとは別に定義されるプリントサーバ400を識別する名称である。プリントサーバ400が構築されている環境によってクライアントPC300からホスト名でのプリントサーバ400の指定が可能かどうかは異なる(DNS(Domain Name System)サーバで登録および管理されていれば可能など)ため、キュー登録部4052は、ホスト名が利用可能かを確認する。
次に、第2のOS用ツール405のキュー登録部4052は、プリントサーバ400のホスト名が利用可能である場合、ホスト名でプリントサーバ400を指定してプリントキューを作成する(S4-4-A)。例えば、第2のOSがMac OSの場合、Mac OSのlpadminコマンドなどでプリントキューを作成可能である。このようにホスト名でプリントサーバ400を指定することにより、プリントサーバ400のIPアドレスが変わっても影響なく共有プリンタ401を利用できる、という利点がある。
一方、第2のOS用ツール405のキュー登録部4052は、プリントサーバ400のホスト名が利用不可能である場合、IPアドレスでプリントサーバ400を指定してプリントキューを作成する(S4-4-B)。
次に、第2のOS用ツール405の認証登録部4053は、クライアントPC300の利用者から第1のOSがインストールされたプリントサーバ400への接続のための認証のユーザー名とパスワードとの入力を受け付け、キーチェーン機能に登録する(S4-5)。例えば、第2のOSがMac OSの場合、Mac OSに搭載されているキーチェーン機能(認証情報を保存および管理する機能)に、プリントサーバ400への認証情報を登録する。登録は、Mac OSに搭載のsecurityコマンドで可能である。
ここで、図11はキーチェーン登録画面P4の一例を示す図である。図11に示すように、キーチェーン登録画面P4は、ユーザー名とパスワードとの入力を求める。
次に、第2のOS用ツール405の設定反映部4054は、オプション設定をプリントキューに反映する(S4-6)。より詳細には、設定反映部4054は、第1のOSがインストールされたプリントサーバ400で取得した「オプション設定」を、登録したプリントキューに反映する。例えば、第2のOSがMac OSの場合、Mac OSに搭載のコマンドlpoptionsにて反映可能である。
次に、第2のOS用ツール405の設定反映部4054は、印刷設定をプリントキューに反映する(S4-7)。より詳細には、設定反映部4054は、第1のOSがインストールされたプリントサーバ400で取得した「印刷設定デフォルト値」を、登録したプリントキューに反映する。例えば、第2のOSがMac OSの場合、Mac OSに搭載のコマンドlpoptionsにて反映可能である。
プリントキュー登録後、第2のOS用ツール405のテスト印刷部4055は、テスト印刷を実行する(S4-8)。テスト印刷部4055は、テスト印刷結果の確認UI(テスト印刷結果入力画面P5)を表示する。ここで、図12はテスト印刷結果入力画面P5の一例を示す図である。図12に示すように、テスト印刷結果入力画面P5は、テスト印刷結果(成功または失敗)の入力を求める。
テスト印刷部4055は、クライアントPC300の利用者から入力されたテスト印刷結果が「成功」であれば、S4-9に進む。テスト印刷部4055は、クライアントPC300の利用者から入力されたテスト印刷結果が「失敗」であれば、S4-5に戻り、認証情報(ユーザー名とパスワード)の再度の入力に待機する。
S4-9では、第2のOS用ツール405のキュー登録部4052は、設定の完了表示を行う(S4-9)。ここで、図13は設定完了表示画面P6の一例を示す図である。図13に示すように、図8に示すように、キュー登録部4052は、設定を完了すると、完了した旨を表示する。
このように本実施形態によれば、第1のOS用のツールを用意し、第1のOS用ツール404の実行によって第2のOSがインストールされたクライアントPC300の設定に必要な情報やプリンタドライバパッケージを収集する。そして、クライアントPC300の設定に必要な情報やプリンタドライバパッケージを反映した第2のOS用ツール405を生成して、共有フォルダ402に置き、第2のOSがインストールされたクライアントPC300へ通知する。その後、クライアントPC300側で共有フォルダ402に接続し、第2のOS用ツールを実行すれば設定が完了できるようにする。これにより、少ない手順で正確に、第1のOSがインストールされたプリントサーバ400の共有プリンタ401を利用した第2のOSがインストールされたクライアントPC300からの印刷環境を、セッティングすることができる。
なお、上記各実施の形態では、第1のOSとしてWindowsを例に挙げ、第2のOSとしてMac OSを例に挙げたが、これに限るものではない。
なお、上記各実施の形態では、本発明の画像形成装置100を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明するが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。