JP7713166B2 - 蓄電装置 - Google Patents

蓄電装置

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Description

本発明は、所定方向に並ぶ複数の蓄電素子と、蓄電素子の並び方向と直交する方向において複数の蓄電素子を挟むフレームと、蓄電素子間に配置され且つフレームに固定された隣接部材とを備えた蓄電装置に関する。
従来、第一方向に並んだ複数の蓄電素子と該複数の蓄電素子に沿って配置された連結バー(延伸部材)とを備えたバッテリシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的に、このバッテリシステムは、図7に示すように、積層された複数の電池セル102と、複数の電池セル102の両端に配置された一対のエンドプレート140と、複数の電池セル102の両側面に配置された連結バー143と、を備える。連結バー143は、帯状であり、連結バー143の所定方向における両端を内側に折曲して設けた折曲片をエンドプレート140に固定している。これにより、複数の電池セル102が積層状態に固定される。
ところで、近年、蓄電装置の高エネルギー化により、蓄電装置に配置される蓄電素子の数は多くなり、蓄電装置における蓄電素子の積層方向の寸法が大きくなる傾向がある。そのため、蓄電装置の剛性をより向上させる必要があった。
特開2009-170258号公報
そこで、本実施形態では、剛性を向上させた蓄電装置を提供することを目的とする。
本実施形態の蓄電装置は、
第一方向に並ぶ複数の蓄電素子と、
それぞれが前記第一方向に延びて該第一方向と直交する第二方向の両側から前記複数の蓄電素子を挟み込む一対の延伸部材と、
前記複数の蓄電素子のうち隣り合う蓄電素子の間に配置され、前記一対の延伸部材に固定される隣接部材と、を備え、
前記隣接部材は、前記隣り合う蓄電素子の間で広がる本体部材と、前記一対の延伸部材のうち一方の延伸部材から前記一対の延伸部材のうち他方の延伸部材まで延びて前記本体部材を貫通すると共に、前記一対の延伸部材同士を接続する接続部材と、を備え、
前記接続部材は、前記本体部材と一体となる形状を有する。
かかる構成によれば、隣接部材、即ち、一方の延伸部材から他方の延伸部材まで延びる接続部材と、この接続部材と一体となった本体部材が、一対の延伸部材同士を接続することで、蓄電装置の剛性を向上できる。
前記蓄電装置では、
前記隣接部材がナットを有し、
前記接続部材は、前記第二方向に延びることで、少なくとも一方の端部を、前記延伸部材を貫通した状態で該延伸部材の外側に突出させ、
少なくとも一方の端部は、ナットが係合する雄ネジを有し、
前記接続部材の前記本体部材を貫通している部位の前記第二方向における少なくとも一部において、前記第二方向と直交する断面の周縁は、非円形であってもよい。
かかる構成によれば、接続部材における本体部材を貫通している部位の少なくとも一部の断面が非円形状を有することにより、接続部材のネジにナットを嵌め込む際の接続部材の供回りを規制できる。
前記蓄電装置では、
前記接続部材の前記本体部材を貫通している部位は、前記第二方向の一部に他の部位と断面積又は断面形状の異なる部位を有してもよい。
かかる構成によれば、接続部材の断面積の差異又は断面形状の差異により、接続部材の本体部材に対する第二方向の位置ずれを規制できる。
本実施形態の蓄電装置によれば、剛性を向上させた蓄電装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る蓄電装置の斜視図である。 図2は、同実施形態に係る蓄電装置に係る蓄電素子の斜視図である。 図3は、同実施形態に係る蓄電装置の分解斜視図である。 図4は、同実施形態に係る蓄電装置の第二の隣接部材の接続部材の斜視図である。 図5は、同実施形態に係る蓄電装置の第二の隣接部材の断面図である。 図6は、同実施形態に係る蓄電装置の第二の隣接部材の断面図である。 図7は、従来の蓄電装置を説明するための斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図1~図6を参照しつつ説明する。尚、本実施形態の各構成部材(各構成要素)の名称は、本実施形態におけるものであり、背景技術における各構成部材(各構成要素)の名称と異なる場合がある。
蓄電装置は、図1に示すように、第一方向に並ぶ複数の蓄電素子1と、それぞれが第一方向に延びて該第一方向と直交する第二方向の両側から複数の蓄電素子1を挟み込む一対の延伸部材31と、第一方向において蓄電素子10と隣接する隣接部材2と、を備える。
さらに、この蓄電装置は、蓄電素子1及び隣接部材2をひとまとめに保持する保持部材3を備え、延伸部材31は、この保持部材3の一部である。保持部材3は、導電材料により成形される。また、蓄電装置は、蓄電素子1と保持部材3との間に配置されるインシュレータ4を備える。
なお、以下の説明において、便宜上、各方向についてX軸方向、Y軸方向、Z軸方向を含む直交座標系を用いて記載する。蓄電素子1の整列する方向(第一方向)をX軸方向という。また、蓄電素子1の整列する方向(X軸方向)と直交する二軸方向のうちの一つの方向(第二方向)をY軸方向といい、残りの一つの方向(第三方向)をZ軸方向ということとする。これに伴い、各図面には、X軸方向、Y軸方向、及びZ軸方向のそれぞれに対応する直交三軸(座標軸)が補助的に図示されている。
蓄電素子1は、図2に示すように、正極及び負極を含む電極体と、電極体を収容するケース10と、ケース10の外面上に配置された一対の外部端子11とを備える。蓄電素子1は、角型形状を有する。
ケース10は、開口を有するケース本体100と、ケース本体100の開口を閉じる蓋板101であって、外面上に一対の外部端子11が配置される蓋板101とを有する。
ケース本体100は、閉塞部100aと、該閉塞部100aを取り囲むように、該閉塞部100aの周縁に接続された筒状の胴部100bとを備える。本実施形態の胴部100bは、扁平角筒状である。
胴部100bは、間隔をあけて互いに対向する一対の第一壁100cと、一対の第一壁100cを挟んで互いに対向する一対の第二壁100dとを備える。
第一壁100c及び第二壁100dのそれぞれは、矩形状に形成される。胴部100bは、角筒状に形成されている。胴部100bの一端は、閉塞部100aによって閉塞されている。これに対し、胴部100bの他端は、開口し、蓋板101によって閉塞される。
複数の蓄電素子1のそれぞれは、X軸方向に整列する(図1参照)。本実施形態において、複数の蓄電素子1のそれぞれは、ケース10の第一壁100cをX軸方向に向けて整列している。蓄電装置は、隣り合う二つの蓄電素子1の外部端子11同士を電気的に接続するバスバーを備える。
隣接部材2は、絶縁性を有し、X軸方向に並ぶ蓄電素子1間、又は蓄電素子1と該蓄電素子1に対してX軸方向に並ぶ部材(本実施形態の例では、保持部材3の一部)との間に配置される。本実施形態の隣接部材2は、絶縁性を有する樹脂製である。
蓄電装置は、複数の隣接部材2を有する。本実施形態では、複数の蓄電素子1と複数の隣接部材2とは、第一方向に交互に配置され、隣接する蓄電素子1と隣接部材2との間に温度調整用流体が流通可能な流路が形成されている。
この隣接部材2は、複数種の隣接部材を含み、本実施形態の隣接部材2は、蓄電素子1間に配置される第一の隣接部材21と、蓄電素子1間に配置され且つ一対の延伸部材31に固定される第二の隣接部材22と、X軸方向において最も端にある蓄電素子1の外側で該蓄電素子1と隣接する第三の隣接部材23と、を含む。即ち、蓄電装置は、隣接部材2として、第一の隣接部材21と、第二の隣接部材22と、第三の隣接部材23と、を備える。本実施形態の蓄電装置は、複数の第一の隣接部材21と、一つの第二の隣接部材22と、二つ(一対)の第三の隣接部材23と、を備える。これら複数の第一の隣接部材21のそれぞれは、第二の隣接部材22が配置されている蓄電素子1間を除いた各蓄電素子1間に配置されている。
第二の隣接部材22は、複数の蓄電素子1のうち隣り合う蓄電素子1の間に配置され、一対の延伸部材31に固定される。また、第二の隣接部材22は、図3に示すように、隣り合う蓄電素子1の間で広がる本体部材5と、一対の延伸部材31同士を接続する接続部材6と、を備える。さらに、第二の隣接部材22は、該第二の隣接部材22を一対の延伸部材31に締結するための(係合するための)締結部材を有し、本実施形態の締結部材は、例えば、ナット7である。また、本実施形態の第二の隣接部材22は、蓄電装置において、X軸方向の中央位置に配置されている。
本実施形態の第二の隣接部材22は、接続部材6を二つ備える。また、この第二の隣接部材22は、締結部材(本実施形態では、ナット7)を四つ備える。
本体部材5の材質は、例えば、ポリプロピレン等の樹脂である。また、接続部材6は、金属製である。第二の隣接部材22は、インサート成形されている。例えば、金型の中に接続部材6を組み込んだ状態で、樹脂を充填することで、接続部材6と一体となった状態で本体部材5が形成される。
本体部材5は、蓄電素子1のケース10の第一壁100cと一部を当接させた状態で対向する部材である。
具体的に、本体部材5は、X軸方向から見て隣接する蓄電素子1と対応する大きさの矩形状であり、例えば、矩形板状である。
より具体的に、本体部材5は、X軸方向の一方側の端部と他方側の端部とのそれぞれにおいてX軸方向と直交する方向に広がり且つ隣り合う蓄電素子1(ケース10の第一壁100c)と対向する二つの対向面52と、各対向面52から突出する複数の凸条53と、を有する。これにより、本体部材5は、隣接する蓄電素子1と共同して該蓄電素子1との間に温度調整用流体が流通可能な流路を形成する。
凸条53は、Y軸方向に長手をなしている。複数の凸条53は、Z軸方向に等間隔をあけた状態で配置されている。
また、本体部材5は、接続部材6が配置される配置領域51を有する。本実施形態の本体部材5は、複数の配置領域51を有する。
複数の配置領域51は、本体部材5のY軸方向の端面50においてZ軸方向に間隔をあけて並んでいる。本実施形態の本体部材5には、二つの配置領域51がZ軸方向に間隔をあけて配置されている。各配置領域51は、柱状の空間である。また、配置領域51は、Y軸方向に沿って延びている。本実施形態の各配置領域51は、本体部材5のY軸方向の各端面50間をY軸方向に延びている。
例えば、各配置領域51は、図5に示すように、それぞれY軸方向に延び、断面積又は断面形状の異なる複数の領域を有する。より具体的に、各配置領域51は、Y軸方向に延びる円柱状の空間である第一領域511と、Y軸方向に延び且つ断面形状が非円形状の空間である第二領域512と、Y軸方向に延び且つ断面積が第一領域よりも小さい円柱状の空間である第三領域513と、を有する。
接続部材6は、締結、溶接等により一対の延伸部材31に固定されることにより、一対の延伸部材31同士を接続する部材である(図3参照)。また、接続部材6は、一対の延伸部材31のうち一方の延伸部材31Aから一対の延伸部材31のうち他方の延伸部材31Bまで延びて本体部材5を貫通する。さらに、接続部材6は、本体部材5と一体となる形状を有する。なお、接続部材6の剛性は、本体部材5の剛性よりも高い。
二つの接続部材6は、例えば、本体部材5のZ軸方向における両端部に配置される。本実施形態では、各接続部材6は、本体部材5に設けられた配置領域51に配置されている。
接続部材6は、本体部材5の配置領域51が接続部材6に対応した形状となるように、本体部材5の樹脂に囲まれている(図5参照)。即ち、接続部材6は、本体部材5の配置領域51に隙間なく配置されている。
例えば、接続部材6は、柱状の部材である。接続部材6は、Y軸方向に沿って延びている。本実施形態では、接続部材6は、Y軸方向に延びる略円柱状である。具体的に、接続部材6は、Y軸方向における寸法が、少なくとも本体部材5のY軸方向における寸法よりも長い金属棒である。
本実施形態では、接続部材6は、Y軸方向に延びることで、少なくとも一方の端部60を、延伸部材31(一方の延伸部材31A又は他方の延伸部材31B)を貫通した状態で該延伸部材31の外側に突出させている(図1参照)。具体的に、接続部材6は、Y軸方向に延びることで両端部60を一対の延伸部材31の外側に突出させている。
また、接続部材6の少なくとも一方の端部60は、図4に示すように、締結部材等が係合又は螺合等する被係合部を有する。この被係合部は、例えば、ナット7が係合する雄ネジである。具体的に、接続部材6の両端部60は、ナット7が係合する雄ネジを有する。
さらに、接続部材6は、両端部60を接続する本体部位61を有する。接続部材6の本体部材5を貫通している部位(本体部位61)は、Y軸方向の一部に他の部位(第二部位63及び第三部位64)と断面積又は断面形状の異なる部位(第一部位62)を有する。本実施形態では、第一部位62と第二部位63及び第三部位64(本体部位61の第一部位62以外の部位)とで、断面形状が異なっている。
本実施形態では、接続部材6は、複数の(例えば、三つの)第一部位62を有する。第一部位62は、本体部位61のY軸方向における途中位置(例えば、中央位置)と、この途中位置を挟んだ両側位置とにそれぞれ配置されている。Y軸方向において隣り合う第一部位62は、等間隔をあけて並んでいる。また、第一部位62の断面の輪郭は、円形状である。
また、本実施形態では、接続部材6の本体部材5を貫通している部位(本体部位61)のY軸方向における少なくとも一部(本実施形態では、第二部位63)においてY軸方向と直交する断面の周縁(断面の輪郭)は、図6に示すように、非円形(凹凸を有する形状)である。接続部材6は、複数の(例えば、二つの)第二部位63を有する。第二部位63は、本体部位61の略全体に配置されている(図4参照)。具体的に、第二部位63は、第一部位62によって区切られている。なお、第二部位63は、接続部材6の両端部60(本体部材5から突出している部位)には形成されていない。
第二部位63の断面の輪郭は、円周から径方向外側に突出する少なくとも一つの凸部630が設けられた形状であり、例えば、複数の凸部630が、設けられた形状である(図6参照)。なお、本実施形態では、第二部位63の断面の輪郭は、Y軸方向のいずれの部位においても等しい。
具体的に、複数の凸部630は、例えば、周方向に並んでいる。さらに、この凸部630は、周方向に等間隔をあけて並んでいる。なお、各凸部630の断面形状は、いずれも等しい。また、この凸部630は、Y軸方向に延びる凸条630である(図4参照)。さらに、各凸部630の周方向の位置は、Y軸方向の途中位置にある第一部位62の両側で、同じになっている。
本実施形態では、接続部材6は、複数の(例えば、二つの)第三部位64を有する。第三部位64は、本体部位61の両端部にそれぞれ配置されている。また、第三部位64は、Y軸方向に置いて第一部位62とともに第二部位63を挟む位置に配置されている。さらに、第三部位64の断面の輪郭は、円形状である。
ナット7は、接続部材6を延伸部材31に固定する部材である(図3参照)。ナット7は、本体部材5とともに一方の延伸部材31A又は他方の延伸部材31Bを挟む位置に配置されている。ナット7は、例えば、接続部材6の端部60を延伸部材31に固定するナットである。本実施形態では、一対の延伸部材31を貫通した状態の接続部材6の端部60の雄ネジが該ナットに係合する(螺合する)ことで本体部材5が保持部材3に固定される。
本実施形態では、接続部材6の各端部60とナット7とで、各延伸部材31が挟み込まれている。また、本実施形態では、本体部材5から接続部材6がY軸方向に抜けない構成となっているため、接続部材6の各端部60と該各端部60と係合しているナット7との間に、一方の延伸部材31A、本体部材5、他方の延伸部材31Bの三つの部材が挟み込まれることにより、一対の延伸部材31が、第二の隣接部材22に固定されている。
複数の第一の隣接部材21のそれぞれは、X軸方向に隣り合う蓄電素子1間においてX軸方向と直交する方向に広がる第一本体部と、第一本体部の外周部(本実施形態では、矩形板状の第一本体部の四隅)からX軸方向に延び且つ第一本体部と隣り合う蓄電素子1の該第一本体部に対する移動を規制する少なくとも一つの第一規制部と、を有する。また、複数の第一の隣接部材21のそれぞれは、隣り合う蓄電素子1との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路を形成する。なお、第一の隣接部材21の第一本体部のX軸方向における厚みは、例えば、第二の隣接部材22の本体部材5のX軸方向における厚みよりも薄い。
二つの第三の隣接部材23のそれぞれは、X軸方向に隣り合う蓄電素子1と保持部材3(詳しくは、終端部材30)との間においてX軸方向と直交する方向に広がる第三本体部と、第三本体部の外周部(本実施形態では、矩形板状の第三本体部の四隅)からX軸方向に延び且つ第三本体部と隣り合う蓄電素子1の該第三本体部に対する移動を規制する少なくとも一つの第三規制部と、を有する。また、二つの第三の隣接部材23のそれぞれは、隣り合う蓄電素子1との間に温度調整用流体が流通可能な少なくとも一つの流路を形成する。
本実施形態において、保持部材3は、金属製である。保持部材3は、各第三の隣接部材23と隣り合う位置のそれぞれに配置される一対の終端部材30と、該一対の終端部材30のそれぞれを接続する一対の延伸部材31とを備える。
一対の終端部材30のそれぞれは、第三の隣接部材23と対向する第一面と、該第一面とは反対側の第二面とを有する。一対の終端部材30のそれぞれは、第三の隣接部材23に当接する。
終端部材30は、金属製である。また、終端部材30は、X軸方向から見て、蓄電素子1と対応する形状を有する。
各延伸部材31は、一対の終端部材30間に亘って延びる接続部310、311を有する。本実施形態では、一対の延伸部材31は、それぞれ、複数の蓄電素子1のZ軸方向における一方の端部と対応する位置で、X軸方向に延びる第一接続部310と、複数の蓄電素子1のZ軸方向における他方の端部と対応する位置で、X軸方向に延びる第二接続部311と、Z軸方向に延びて第一接続部310と第二接続部311とを繋ぐ複数の補強部312と、を有する。なお、本実施形態では、一対の延伸部材31は、フレーム状(枠状)であるが、バー状(帯状)やプレート状(板状)等の他の形状であってもよい。
第一接続部310及び第二接続部311は、Z軸方向に間隔をあけて配置される。第一接続部310及び第二接続部311のそれぞれは、長手をなす方向に第一端と該第一端とは反対側の第二端とを有する。
また、第一接続部310及び第二接続部311のそれぞれは、長手をなす方向に沿って屈曲している。第一接続部310のそれぞれにおいて、屈曲部分を境とする一方の部分は、蓄電素子1の蓋板101又は閉塞部100aと対応する位置に配置される。第一接続部310及び第二接続部311のそれぞれにおいて、屈曲部分を境とする他方は、蓄電素子1の第二壁100dと対応する位置に配置される。
複数の補強部312は、X軸方向に間隔をあけて配置されている。本実施形態では、複数の補強部312は、Z軸方向に間隔をあけて配置される第一接続部310及び第二接続部311の端部同士を接続する一対の第一補強部313と、Z軸方向に間隔をあけて配置される第一接続部310及び第二接続部311の端部を除く領域を接続する複数(本実施形態の例では、7本)の第二補強部314と、を含む。
第一補強部313は、終端部材30と連結される。
第二補強部314には、接続部材6が挿通される貫通孔314aが設けられている。本実施形態では、第一接続部310及び第二接続部311のX軸方向における中央位置に配置された第二補強部314に、貫通孔314aが設けられている。貫通孔314aは、接続部材6の数と同じ数設けられている。より具体的に、貫通孔314aは、第二補強部314に一対設けられ、Z軸方向における各端部に配置されている。
インシュレータ4は、各延伸部材31に対応する形状を有する。また、インシュレータ4は、各延伸部材31と複数の蓄電素子1との間に配置されて互いの絶縁を図っている。
以上の蓄電装置によれば、第二の隣接部材22、即ち、一方の延伸部材31Aから他方の延伸部材31Bまで延びる接続部材6と、この接続部材6と一体となった本体部材5が、一対の延伸部材31同士を接続することで、蓄電装置の剛性を向上できる。
本実施形態の蓄電装置では、接続部材6における本体部材5を貫通している部位(本体部位61)の少なくとも一部の断面が非円形状を有するため、接続部材6が延伸方向を軸方向とする回転が規制されることにより、接続部材6の両端部60に設けられたネジにナット7を嵌め込む際の接続部材6の供回りを規制できる。具体的に、接続部材6の本体部位61の少なくとも一部が非円形の断面を有し、本体部材5が隙間なく接続部材6(非円形の断面を有する部位である第二部位63)の周囲を囲むことで、接続部材6の供回りを規制できる。より具体的には、接続部材6の両端部60に設けられたネジにナット7を嵌め込むことで、接続部材6を一対の延伸部材31に接続する際の接続部材6の供回りを規制できる。
また、本実施形態の蓄電装置では、接続部材6の断面積の差異又は断面形状の差異(本実施形態では、第一部位62の断面形状)により、接続部材6の一対の延伸部材31に対するY軸方向の位置ずれを規制できる。具体的に、接続部材6の本体部位61が断面積や断面形状の異なる部位を有し、且つ、本体部材5が隙間なく接続部材6(接続部材6の断面積や断面形状の異なる部位)の周囲を囲むことで、接続部材6のY軸方向における抜け止めを規制できる。
なお、本発明に係る蓄電装置は、上記一実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変更を行うことは勿論である。
例えば、第二の隣接部材22は、上記実施形態の構成に限られない。第二の隣接部材22は、接続部材6を一つ備えてもよいし、三つ以上備えてもよい。なお、接続部材6の端部60と係合する締結部材(例えば、端部60の雄ネジに螺合するナット7)は、接続部材6の端部60の係合する部位と対応する数だけ設ければよい。
第二の隣接部材22は、ナット7を備えていなくてもよい。この場合、接続部材6は、接続部材6の両端部60に雄ネジを設けず、該両端部60をそれぞれ一対の延伸部材31に溶接して固定してもよい。
接続部材6は、断面円形状の棒状であってもよい。具体的に、本体部位61のY軸方向における全体で、断面の周縁が円形であってもよい。また、本体部位61は、Y軸方向にける全体で、断面積及び断面形状が同じであってもよい。
さらに、接続部材6は、一方の延伸部材31Aから他方の延伸部材31Bまで延びて本体部材5を貫通していればよく、全体が角柱状の部材、又は、Y軸方向における途中部位が曲がった柱状の部材であってもよい。また、接続部材6は、例えば、Y軸方向に延びる帯状の部材であってもよい。さらに、接続部材6は、Y軸方向における途中部位が板状で、Y軸方向における両端部が柱状の部材であってもよい。
なお、接続部材6は、二本の接続部材6のY軸方向における途中部位が、Z軸方向に延びる部位で連結されている構成であってもよい。
さらに、接続部材6の一方の端部60のみに雄ネジが設けられてもよく、この場合、雄ネジが設けられた端部60をナット7で延伸部材31に固定し、雄ネジが設けられていない端部60を溶接して延伸部材31に固定してもよい。
また、接続部材6では、第一部位62と本体部位61の第一部位62以外の部位(例えば、第二部位63)とで、断面積が異なっていてもよい。即ち、本体部位61が略円柱状である場合、第一部位62の径と本体部位61の第一部位62以外の部位(例えば、第二部位63)の径とが、異なっていてもよい。
また、第二の隣接部材22は、蓄電装置のX軸方向における中間位置以外の位置に配置されてもよい。さらに、蓄電装置は、第二の隣接部材22を複数備えていてもよい。
1…蓄電素子、2…隣接部材、3…保持部材、4…インシュレータ、5…本体部材、6…接続部材、7…ナット、10…ケース、11…外部端子、21…第一の隣接部材、22…第二の隣接部材、23…第三の隣接部材、30…終端部材、31…延伸部材、31A…一方の延伸部材、31B…他方の延伸部材、50…端面、51…配置領域、52…対向面、53…凸条、60…端部、61…本体部位、62…第一部位、63…第二部位、64…第三部位、100…ケース本体、100a…閉塞部、100b…胴部、100c…第一壁、100d…第二壁、101…蓋板、102…電池セル、140…エンドプレート、143…連結バー、310…第一接続部(接続部)、311…第二接続部(接続部)、312…補強部、313…第一補強部、314…第二補強部、314a…貫通孔、511…第一領域、512…第二領域、513…第三領域、630…凸部(凸条)

Claims (2)

  1. 第一方向に並ぶ複数の蓄電素子と、
    それぞれが前記第一方向に延びて該第一方向と直交する第二方向の両側から前記複数の蓄電素子を挟み込む一対の延伸部材と、
    前記複数の蓄電素子のうち隣り合う蓄電素子の間に配置され、前記一対の延伸部材に固定される隣接部材と、を備え、
    前記隣接部材は、前記隣り合う蓄電素子の間で広がる本体部材と、前記一対の延伸部材のうち一方の延伸部材から前記一対の延伸部材のうち他方の延伸部材まで延びて前記本体部材を貫通すると共に、前記一対の延伸部材同士を接続する接続部材と、ナットと、を備え、
    前記接続部材は、前記本体部材と一体となる形状を有するとともに、前記第二方向に延びることで、少なくとも一方の端部を、前記延伸部材を貫通した状態で該延伸部材の外側に突出させ、
    少なくとも一方の端部は、前記ナットが係合する雄ネジを有し、
    前記接続部材の前記本体部材を貫通している部位の前記第二方向における少なくとも一部において前記第二方向と直交する断面の周縁は、非円形である、ことを特徴とする蓄電装置。
  2. 前記接続部材の前記本体部材を貫通している部位は、前記第二方向の一部に他の部位と断面積又は断面形状の異なる部位を有する、ことを特徴とする請求項記載の蓄電装置。
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