JP7713656B2 - 圧電駆動素子 - Google Patents

圧電駆動素子

Info

Publication number
JP7713656B2
JP7713656B2 JP2022561836A JP2022561836A JP7713656B2 JP 7713656 B2 JP7713656 B2 JP 7713656B2 JP 2022561836 A JP2022561836 A JP 2022561836A JP 2022561836 A JP2022561836 A JP 2022561836A JP 7713656 B2 JP7713656 B2 JP 7713656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
driving element
piezoelectric driving
movable part
movable portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022561836A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2022102462A1 (ja
Inventor
健介 水原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JPWO2022102462A1 publication Critical patent/JPWO2022102462A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7713656B2 publication Critical patent/JP7713656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/0816Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements
    • G02B26/0833Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD
    • G02B26/0858Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light by means of one or more reflecting elements the reflecting element being a micromechanical device, e.g. a MEMS mirror, DMD the reflecting means being moved or deformed by piezoelectric means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B81MICROSTRUCTURAL TECHNOLOGY
    • B81BMICROSTRUCTURAL DEVICES OR SYSTEMS, e.g. MICROMECHANICAL DEVICES
    • B81B3/00Devices comprising flexible or deformable elements, e.g. comprising elastic tongues or membranes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B26/00Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements
    • G02B26/08Optical devices or arrangements for the control of light using movable or deformable optical elements for controlling the direction of light
    • G02B26/10Scanning systems
    • G02B26/105Scanning systems with one or more pivoting mirrors or galvano-mirrors

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Micromachines (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Description

本発明は、圧電アクチュエータにより可動部を駆動する圧電駆動素子に関し、たとえば、可動部に配置されたミラーによって光を走査させる場合に用いて好適なものである。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical System)技術を用いて、可動部を回動させる圧電駆動素子が開発されている。この種の圧電駆動素子では、可動部にミラーを配置することにより、ミラーに入射する光を所定の振れ角で走査させることができる。
たとえば、以下の特許文献1には、ミアンダ構造の圧電アクチュエータを備えた光偏向器が記載されている。圧電アクチュエータは、支持体と支持体上に形成された圧電体とを有する複数の圧電カンチレバーを含む。複数の圧電カンチレバーは、各々の屈曲変形を累積するように端部が機械的に連結され、駆動電圧の印加により各圧電カンチレバーが独立に屈曲変形される。
また、以下の非特許文献1には、この種の光偏向器において、ミラーの撓みを抑制するために、ミラーが形成される可動部の外周をリブで補強する構造が記載されている。
特開2008-40240号公報
Jocelyn T. Nee、外3名、「Lightweight, Optically Flat Micromirrors for Fast Beam Steering」、2000 IEEE/LEOS International Conference on Optical MEMS (Cat. No.00EX399)、2000年8月、p. 9―10
上記のように、可動部の外周がリブで補強されると、可動部の反りは抑制されるものの、リブの質量が負荷となり、可動部を含む素子部の共振周波数が低下する。このような共振周波数の低下は、耐振動性の低下や可動部の制御性の低下といった駆動特性の低下を招く。
かかる課題に鑑み、本発明は、可動部の駆動特性の低下を抑制しつつ、可動部の反りを抑制することが可能な圧電駆動素子を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、圧電駆動素子に関する。本態様に係る圧電駆動素子は、支持体と、リブが配置された板状の可動部と、前記支持体に一端が支持され、回動軸について前記可動部を回動させる一対のミアンダ型の圧電アクチュエータと、前記一対の圧電アクチュエータの他端と前記可動部とを連結し、前記可動部よりも高い剛性を有する連結部と、を備える。前記可動部の板面に平行且つ前記回動軸に垂直な方向において、前記可動部の幅は前記一対の圧電アクチュエータの幅より小さく、前記一対の圧電アクチュエータの前記他端は、前記圧電アクチュエータの前記幅の端部にあり、前記連結部は、前記回動軸から離れた位置において前記可動部に接続される。
本態様に係る圧電駆動素子によれば、板状の可動部の反りがリブにより抑制される。また、連結部の剛性が高められることにより、素子部(圧電アクチュエータ、連結部および可動部)の剛性が高められる。これにより、素子部の共振周波数を高めることができる。よって、可動部の駆動特性の低下を抑制しつつ、可動部の反りを抑制できる。
本発明の第2の態様は、圧電駆動素子に関する。本態様に係る圧電駆動素子は、支持体と、リブが配置された板状の可動部と、前記支持体に一端が支持され、回動軸について前記可動部を回動させる一対のミアンダ型の圧電アクチュエータと、前記一対の圧電アクチュエータの他端と前記可動部とを連結する連結部と、を備える。前記可動部の板面に平行且つ前記回動軸に垂直な方向において、前記可動部の幅は前記一対の圧電アクチュエータの幅より小さく、前記一対の圧電アクチュエータの前記他端は、前記圧電アクチュエータの前記幅の端部にあり、前記連結部は、前記連結部と前記圧電アクチュエータとの接続位置と前記可動部の中心とを結ぶ直線に沿って延び、あるいは、前記直線と前記回動軸との間の範囲に略含まれるように、前記回動軸から離れた位置において前記可動部に接続される。
本態様に係る圧電駆動素子によれば、板状の可動部の反りがリブにより抑制される。また、連結部が、連結部と圧電アクチュエータとの接続位置と可動部の中心とを結ぶ直線と、圧電アクチュエータによる可動部の回動軸との間の範囲に略含まれるように、可動部に接続されるため、回動軸に対する連結部の慣性モーメントを抑制できる。これにより、素子部(圧電アクチュエータ、連結部および可動部)の共振周波数を高めることができる。よって、可動部の駆動特性の低下を抑制しつつ、可動部の反りを抑制できる。
以上のとおり、本発明によれば、可動部の駆動特性の低下を抑制しつつ、可動部の反りを抑制することが可能な圧電駆動素子を提供できる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
図1は、実施形態1に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。 図2は、実施形態1に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。 図3(a)は、実施形態1に係る、振動部をX-Z平面に平行な平面で切断したときのC11-C12断面を、Y軸正方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。図3(b)は、実施形態1に係る、振動部をY-Z平面に平行な平面で切断したときのC21-C22断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。図3(c)は、実施形態1に係る、可動部、リブ、ミラーおよび連結部を、可動部の中心を通るY-Z平面に平行な平面で切断したときのC31-C32断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。 図4は、実施形態2に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。 図5(a)は、比較例に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。図5(b)は、比較例に係る、振動部をY-Z平面に平行な平面で切断したときのC41-C42断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。図5(c)は、比較例に係る、可動部、リブ、ミラーおよび連結部を、可動部の中心を通るY-Z平面に平行な平面で切断したときのC51-C52断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。 図6(a)は、実施形態1に対応するモデル1に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。図6(b)は、実施形態1に対応するモデル1に係る、可動部、リブ、ミラーおよび連結部を、可動部の中心を通るY-Z平面に平行な平面で切断したときのC61-C62断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。図6(c)は、実施形態2に対応するモデル2に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。 図7は、比較例およびモデル1、2に係る、シミュレーションの結果を示す表である。 図8(a)、(b)は、連結部の変更例に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。 図9(a)、(b)は、リブの変更例に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。 図10(a)は、リブおよび連結部の接続の変更例に係る、可動部、リブ、ミラーおよび連結部を、可動部の中心を通るY-Z平面に平行な平面で切断したときのC31-C32断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。図10(b)は、連結部を金属材料が被覆する変更例に係る、可動部、リブ、ミラー連結部および金属材料を、可動部の中心を通るY-Z平面に平行な平面で切断したときのC31-C32断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。 図11は、変更例に係る、圧電駆動素子の構成を模式的に示す平面図である。 図12は、比較例およびモデル3に係る、シミュレーションの結果を示す表である。
ただし、図面はもっぱら説明のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
以下の実施形態において、圧電駆動素子は、回動軸R10を中心としてミラーを回動させ、ミラーに入射した光を用いて目標領域を走査するための素子である。この種の圧電駆動素子は、光偏向器やミラーアクチュエータと呼ばれることもある。なお、圧電駆動素子は、ミラーを回動させることに限らず、ミラー以外の部材や膜を回動させてもよい。以下の実施形態は、本発明の一実施形態あって、本発明は、以下の実施形態に何ら制限されるものではない。
以下、本発明の実施形態について、図を参照して説明する。便宜上、各図には互いに直交するX、Y、Z軸が付記されており、Z軸正方向は鉛直上方向である。
図1および図2は、圧電駆動素子1の構成を模式的に示す平面図である。図1および図2は、それぞれ、圧電駆動素子1をZ軸負方向およびZ軸正方向に見た場合の平面図である。
図1および図2を参照して、圧電駆動素子1は、支持体10と、可動部21と、リブ22と、ミラー30と、一対の圧電アクチュエータ40と、一対の連結部50と、を備える。
支持体10は、中央に開口が設けられた枠状の部材である。可動部21は、板形状かつ円形状を有する。リブ22は、リング形状を有し、可動部21のZ軸負側の面の外周付近に配置されている。Z軸方向に見た場合、リブ22の外形は、可動部21の外形に一致する。ミラー30は、円形状を有し、可動部21のZ軸正側の面に配置されている。Z軸方向に見た場合、ミラー30の形状は、可動部21の形状に一致する。ミラー30のZ軸正側はミラー面であり、Z軸正側からミラー面に入射した光は、ミラー面によって反射される。
2つの圧電アクチュエータ40は、それぞれ、可動部21のX軸正側およびX軸負側に配置されており、平面視において、可動部21の中心21aに対して点対称に配置および構成されている。2つの圧電アクチュエータ40のX軸方向における外側の端部40aは、それぞれ、支持体10に支持されている。
2つの連結部50は、可動部21の中心21aに対して対称な位置において可動部21に接続されている。2つの連結部50は、それぞれ、可動部21のY軸正側およびY軸負側に配置されており、平面視において、可動部21の中心21aに対して点対称に配置および構成されている。連結部50は、梁状の形状を有する。連結部50は、圧電アクチュエータ40のX軸方向における内側の端部40bと可動部21とを連結する。2つの連結部50は、平面視において、L字状の形状である。
圧電アクチュエータ40は、いわゆるミアンダ型のアクチュエータである。すなわち、圧電アクチュエータ40は、ミアンダ形状を構成するように交互に連結された、2つの振動部41および2つの振動部42を含む。振動部41、42は、平面視において矩形形状を有し、Y軸方向の一方の端部において、隣り合う振動部に連結されている。圧電アクチュエータ40において、外側から奇数番目の振動部が振動部41であり、外側から偶数番目の振動部が振動部42である。
X軸正側の圧電アクチュエータ40において、最も外側の振動部41のY軸正側の端部が、支持体10に接続される端部40aであり、最も内側の振動部42のY軸正側の端部が、連結部50に接続される端部40bである。X軸負側の圧電アクチュエータ40において、最も外側の振動部41のY軸負側の端部が、支持体10に接続される端部40aであり、最も内側の振動部42のY軸負側の端部が、連結部50に接続される端部40bである。振動部41と振動部42とが接続される付近のZ軸負側、および端部40a、40bのZ軸負側には、補強部40c(図2参照)が配置されている。
振動部41、42は、上面(Z軸正側の面)側に、上部電極101、102を有する。上部電極101、102は、何れも、端部40aから端部40bまで、圧電アクチュエータ40のミアンダ形状に沿って振動部41、42の上面側に配置されている。上部電極101は、振動部41の上面側において、振動部41と略等しい面積で配置されており、振動部42の上面側において、振動部42のエッジに沿って線状に配置されている。他方、上部電極102は、振動部42の上面側において、振動部42と略等しい面積で配置されており、振動部41の上面において、振動部41のエッジに沿って線状に配置されている。上部電極101、102は、端部40aの外側まで延びており、電圧を印加するための図示しない駆動部に接続されている。
図3(a)は、図1のX軸負側の圧電アクチュエータ40において、振動部41をX-Z平面に平行な平面で切断したときのC11-C12断面を、Y軸正方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。
なお、図3(a)に示す構成は、X軸負側の圧電アクチュエータ40の他の振動部41についても同様である。また、X軸負側の圧電アクチュエータ40の振動部42の断面の構成は、図3(a)において、上部電極101を上部電極102とし、上部電極102を上部電極101とした構成である。また、X軸正側の圧電アクチュエータ40の断面の構成は、図3(a)の構成をX軸方向に反転させた構成である。
振動部41は、デバイス層110と、熱酸化膜120と、下部電極130と、圧電体140と、上部電極101、102と、を含む。デバイス層110は、Si基板により構成され、熱酸化膜120は、SiOにより構成される。下部電極130は、金属電極膜により構成される。圧電体140は、たとえば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)により構成される。上部電極101、102は、圧電体140の上面に配置されている。X軸方向において、デバイス層110の幅は、熱酸化膜120、下部電極130および圧電体140よりも僅かに長くなっている。なお、図3(a)は振動部41を示す図であるため、X軸方向において、上部電極101は上部電極102よりも長くなっているが、振動部42の場合、X軸方向において、上部電極102は上部電極101より長くなる。
図3(b)は、図1のX軸負側の圧電アクチュエータ40において、振動部42のY軸負側の端部付近をY-Z平面に平行な平面で切断したときのC21-C22断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。
なお、図3(b)に示す構成は、X軸負側の圧電アクチュエータ40の他の振動部42のY軸負側の端部付近についても同様である。また、X軸負側の圧電アクチュエータ40の振動部41のY軸正側の端部付近の構成は、図3(b)の構成をY軸方向に反転させた構成である。また、X軸負側の圧電アクチュエータ40の振動部41のY軸負側の端部付近および振動部42のY軸正側の端部付近の構成は、図1に示したように端部付近で上部電極101、102がY軸方向に並ぶ点を除いて、図3(b)の構成と同様である。また、X軸正側の圧電アクチュエータ40の断面の構成は、図3(b)の構成をX軸方向に反転させた構成である。
図3(b)に示すように、隣り合う振動部42に接続される振動部41の端部には、図3(a)の構成に加えて、デバイス層110のZ軸負側に補強部40cが配置されている。補強部40cは、ベース層150と、熱酸化膜151、152と、を含む。ベース層150は、Si基板により構成され、熱酸化膜151、152は、SiOにより構成される。なお、デバイス層110は、熱酸化膜120、下部電極130および圧電体140よりも、Y軸方向に突出しており、補強部40cは、デバイス層110のY軸方向の端部に配置されている。補強部40cは、隣り合う振動部42の端部までX軸方向に直線状に延びている。
圧電アクチュエータ40において、デバイス層110は、図1、2に示す圧電アクチュエータ40の外形と同様の形状を有しており、デバイス層110をベースにして、図3(a)、(b)に示すように、圧電アクチュエータ40の各部が半導体成膜処理によって配置される。これにより、図1に示すように、圧電アクチュエータ40において振動部41、42が形成される。
図3(c)は、図1において、可動部21、リブ22、ミラー30および連結部50を、可動部21の中心21aを通るY-Z平面に平行な平面で切断したときのC31-C32断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。
可動部21は、デバイス層210を含む。デバイス層210は、Si基板により構成される。ミラー30は、デバイス層210の上面に形成された光学反射膜である。ミラー30は、たとえば、誘電体多層膜や金属膜等により構成される。リブ22は、ベース層220と、熱酸化膜221、222と、を含む。ベース層220は、Si基板により構成され、熱酸化膜221、222は、SiOにより構成される。連結部50は、デバイス層210と、ベース層220と、熱酸化膜221、222と、を含む。実施形態1では、X-Y平面に平行な方向において、デバイス層210は、可動部21および連結部50の領域に跨がっており、ベース層220および熱酸化膜221、222は、リブ22および連結部50の領域に跨がっている。
可動部21、リブ22および連結部50は、Si基板と、Si基板の表面に形成されたSiOとにより構成されたSOI基板を加工することにより形成される。まず、デバイス層210および熱酸化膜221を含むSOI基板と、ベース層220および熱酸化膜222を含むSOI基板とが貼り合わされる。リブ22および連結部50に対応する領域にマスキング処理が施され、リブ22の中央の孔に対応する領域をエッチングにより除去する。その後、マスキング部材が取り除かれ、可動部21の上面に、ミラー30が形成される。
なお、圧電アクチュエータ40を構成するデバイス層110と、圧電アクチュエータ40以外の構成(可動部21、リブ22および連結部50)のデバイス層210とは、共通のSi基板により一体形成される。
また、可動部21、リブ22および連結部50に限らず、圧電駆動素子1の全体が、SOI基板を加工することにより形成される。すなわち、SOI基板に対してマスキングやエッチングなどを行うことにより、圧電駆動素子1の各部が一括して形成される。
ここで、ミラー30の形成時に生じる熱応力により、通常、可動部21に反りおよび撓みが生じやすくなる。これに対し、実施形態1では、可動部21の裏面側にリブ22が予め形成されているため、ミラー30の形成時に可動部21の反りおよび撓みを抑制できる。また、連結部50は、可動部21よりも厚みが大きいため、可動部21よりも高い剛性を有する。すなわち、連結部50は、曲がりにくくなるよう構成されている。これにより、圧電アクチュエータ40による振動が可動部21に伝わりやすくなる。
次に、図1~図3(c)に示すように構成された圧電駆動素子1の駆動について説明する。
圧電駆動素子1の駆動時には、回動軸R10(図1、2参照)を中心として、可動部21およびミラー30が反復的に回転振動するように、上部電極101、102に電圧が印加される。上部電極101、102に電圧が印加されると、上部電極101、102の直下に位置する圧電体140(図3(a)、(b)参照)に電圧が印加され、圧電体140の逆圧電効果により、振動部41、42が、Z軸正方向またはZ軸負方向に湾曲するように変形する。
具体的には、X軸正側の圧電アクチュエータ40の上部電極101およびX軸負側の圧電アクチュエータ40の上部電極102に対して同位相の電圧が印加され、X軸正側の圧電アクチュエータ40の上部電極102およびX軸負側の圧電アクチュエータ40の上部電極101に対して逆位相の電圧が印加される。このように、上部電極101、102に印加する電圧の位相を逆相にすることで、隣接する2つの振動部41、42が逆方向に変位する。これにより、回動軸R10を中心として、これらの変位が蓄積され、可動部21およびミラー30が、反復的に回転振動する。
<実施形態1の効果>
実施形態1によれば、以下の効果が奏される。
リブ22が、板状の可動部21に配置されている。また、可動部21よりも高い剛性を有する連結部50が、圧電アクチュエータ40の端部40bと可動部21とを連結する。この構成によれば、板状の可動部21の反りがリブ22により抑制される。また、連結部50の剛性が高められることにより、素子部(圧電アクチュエータ40、連結部50および可動部21)の剛性が高められる。これにより、素子部の共振周波数を高めることができ、ミラー30の駆動特性の低下を抑制できる。
なお、実施形態1では、振動部41、42のY軸方向の端部に補強部40cが配置されている。このように補強部40cが設けられると、素子部(圧電アクチュエータ40、連結部50および可動部21)の剛性が高まる。これにより、連結部50による効果に加えて、さらに素子部の共振周波数を高めることができる。
連結部50は、可動部21よりも厚みが大きい。このように、連結部50の厚みを調整することにより、連結部50の剛性を容易に高めることができる。
連結部50の端部は、リブ22まで延びてリブ22に接続されている。すなわち、連結部50は、直接、リブ22に接続されている。これにより、一対の圧電アクチュエータ40が、高い剛性の構造体(連結部50およびリブ22)により連結されるため、素子部(圧電アクチュエータ40、連結部50および可動部21)の剛性が増加し、素子部の共振周波数を高めることができる。よって、可動部21の駆動特性の低下をさらに抑制できる。
図3(c)に示したように、リブ22と連結部50は、同じ材料(Si基板)により構成され、連結部50は、可動部21とリブ22の厚みの和と同じ厚みを有する。これにより、リブ22と連結部50とを同時に成形できるため、圧電駆動素子1の製造が容易になる。
連結部50は、可動部21の中心21aに対して対称な位置において可動部21に接続されている。この構成によれば、連結部50により、可動部21をバランスよく支持できるため、可動部21を安定的に駆動できる。
ミラー30は、可動部21に配置されている。これにより、ミラー30の反りを抑制しつつ、高い共振周波数でミラー30を駆動できる。よって、ミラー30で反射された光(たとえば、レーザ光)の品質を高めることができ、且つ、当該光を高速で走査させることができる。
<実施形態2>
実施形態2では、可動部21に対する連結部50の接続方法が、上記実施形態1から変更される。連結部50の接続方法以外の構成は、上記実施形態1と同様である。
図4は、圧電駆動素子1の構成を模式的に示す平面図である。
直線L1は、連結部50と圧電アクチュエータ40との接続位置(端部40b)と、可動部21の中心21aとを結ぶ直線である。連結部50は、直線L1と、圧電アクチュエータ40による可動部21の回動軸R10との間の範囲(角度θの範囲)に略含まれるように、可動部21に接続される。このように、連結部50が、角度θの範囲に略含まれるように配置されると、回動軸R10に対する連結部50の慣性モーメントを抑制できる。
<駆動特性に関するシミュレーション>
発明者は、実施形態1の構成に対応するモデル1、実施形態2の構成に対応するモデル2、および実施形態1、2とは異なる比較例の駆動特性について、それぞれ、有限要素法によるシミュレーションを行った。本シミュレーションにおいて、圧電駆動素子1の構成は、図1、4に示した構成とほぼ同様である。以下、本シミュレーションにおいて、図1、4とは異なる構成および各部のサイズ等について説明する。なお、モデル1、2の構成のうち比較例と同様の構成については、図5(a)~(c)に示す比較例の構成を参照して説明する。
図5(a)は、比較例の構成を模式的に示す平面図である。
本シミュレーションでは、比較例およびモデル1、2の何れの場合も、可動部21の直径d11を、1.5mmとした。圧電アクチュエータ40のX軸方向の幅d12を、2.3mmとし、圧電アクチュエータ40のY軸方向の幅d13を、1.8mmとした。
比較例では、図5(a)に示すように、図1に示した実施形態1の構成と比較して、連結部50に代えて、連結部51を配置した。連結部51の平面視における形状は、実施形態1の連結部50と同じであるが、連結部51の厚みは、実施形態1の連結部50よりも小さい。
図5(b)は、図5(a)の比較例の構成において、圧電アクチュエータ40をY-Z平面に平行な平面で切断したときのC41-C42断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。
本シミュレーションでは、比較例およびモデル1、2の何れの場合も、デバイス層110の厚みd14を、10μmとし、圧電体140の厚みd15を、3μmとし、ベース層150および熱酸化膜151、152の厚みd16を、270μmとした。
図5(c)は、図5(a)において、可動部21、リブ22、ミラー30および連結部51を、可動部21の中心21aを通るY-Z平面に平行な平面で切断したときのC51-C52断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。
本シミュレーションでは、比較例およびモデル1、2の何れの場合も、デバイス層210の厚みを、図5(b)の厚みd14と同様10μmとし、ベース層220および熱酸化膜221、222の厚みを、図5(b)の厚みd16と同様270μmとした。
比較例では、図5(c)に示すように、連結部51を、可動部21と同様、デバイス層210のみにより構成した。比較例の連結部51は、可動部21と厚みが同じであるため、連結部51の剛性は、モデル1、2の連結部50よりも低くなっている。比較例では、Z軸方向の連結部51の剛性は、リブ22が配置されていない状態の可動部21そのものの剛性と同じである。
図6(a)は、実施形態1に対応するモデル1の構成を模式的に示す平面図である。
上述したように、モデル1の構成は、平面視において比較例と同様である。ただし、モデル1では、実施形態1と同様、可動部21およびリブ22と、圧電アクチュエータ40とが、比較例とは異なる連結部50により接続されている。また、モデル1、2の何れの場合も、可動部21のZ軸負側の面に、図1に示したリブ22に加えて、Y軸方向に直線状に延びたリブ23を配置した。
図6(b)は、図6(a)のモデル1の構成において、可動部21、リブ22、23、ミラー30および連結部50を、可動部21の中心21aを通るY-Z平面に平行な平面で切断したときのC61-C62断面を、X軸負方向に見た場合の構成を模式的に示す図である。
上述したように、モデル1の構成において、デバイス層210の厚みは、図5(c)に示した比較例の厚みd14(10μm)と同じであり、ベース層220および熱酸化膜221、222の厚みは、図5(c)に示した比較例の厚みd16(270μm)と同じである。ただし、モデル1では、連結部50が、デバイス層210、ベース層220および熱酸化膜221、222により構成されている。
図6(c)は、実施形態2に対応するモデル2の構成を模式的に示す平面図である。
モデル2では、連結部50が可動部21およびリブ22に接続される位置を、可動部21の中心21aを中心として、回動軸R10に対して角度θ1の位置とした。ここでは、角度θ1を30°に設定した。この場合も、連結部50は、直線L1(図4参照)と回動軸R10との間の範囲に略含まれる。また、モデル2においても、モデル1と同様、連結部50が、デバイス層210、ベース層220および熱酸化膜221、222により構成されている。モデル2の各寸法は、連結部50の配置方法を除いて、モデル1と同様に設定した。
以上のような条件の下、発明者は、まず、非駆動状態において、事前実験により取得した熱応力と、本シミュレーションの条件とに基づいて、ミラー30の反りを計測した。次に、発明者は、圧電駆動素子1を駆動させて可動部21およびミラー30を回動させ、このときの素子部(圧電アクチュエータ40、連結部および可動部21)の共振周波数と、回動軸R10を中心とする振れ角とを計測した。
図7は、本シミュレーションの結果を示す表である。
反りの値は、比較例およびモデル1、2のいずれの場合も、30nm以下となった。発明者が、リブ22、23が配置されない場合のミラー30の反りを計測したところ、反りの値は数百nmと大きい値となった。本シミュレーションでは、比較例の場合に可動部21にリブ22が配置され、モデル1、2の場合に、可動部21にリブ22、23が配置されることにより、上記のように何れの場合でも反りが抑制されることを確認できた。
共振周波数の値は、比較例では367Hzとなり、モデル1では465Hzとなり、モデル2では495Hzとなった。本シミュレーションでは、比較例よりもモデル1の方が、より高い共振周波数が得られ、さらに、モデル1よりもモデル2の方がより高い共振周波数が得られた。このことから、連結部50の厚みを大きくして剛性を高めることにより、より高い共振周波数が得られることが確認できた。また、モデル2のように連結部50を配置して連結部50の慣性モーメントを減少させることにより、より一層高い共振周波数が得られることが確認できた。
振れ角の値は、比較例では38.8°、モデル1、2では40.4°となった。本シミュレーションでは、比較例よりもモデル1、2の方が、より大きな振れ角が得られた。比較例の振れ角が小さい理由は、連結部51の厚みが小さく設定され、素子部(圧電アクチュエータ40、連結部51および可動部21)の剛性が低いためであると推測される。一方、モデル1、2の振れ角が大きい理由は、連結部50の厚みが大きく設定され、素子部(圧電アクチュエータ40、連結部50および可動部21)の剛性が高くなったことにより、圧電アクチュエータ40が生成した回転モーメントが、連結部50で損なわれることなく可動部21に伝播したためであると推測される。よって、振れ角拡大の観点からも、連結部50の剛性は高いことが好ましいと言える。
<実施形態2の効果>
実施形態2によれば、以下の効果が奏される。
連結部50は、直線L1と回動軸R10(回転軸)との間の範囲に略含まれるように可動部21に接続される。すなわち、連結部50の大部分が、上記の範囲に含まれるように配置され、連結部50は、実質的に上記の範囲に含まれる。この構成によれば、連結部50が回動軸R10に接近した範囲に位置づけられるため、回動軸R10に対する連結部50の慣性モーメントを抑制できる。このため、素子部(圧電アクチュエータ40、連結部50および可動部21)の共振周波数を高めることができ、ミラー30の駆動特性の低下をさらに抑制できる。
<変更例>
圧電駆動素子1の構成は、上記実施形態に示した構成以外に、種々の変更が可能である。
たとえば、上記実施形態1、2では、図1、4に示したように、連結部50は、L字形状を有していたが、他の形状を有してもよい。
たとえば、図8(a)に示すように、連結部50は、X-Y平面内において、X軸およびY軸に対して角度を有するように直線的に延びていてもよい。この場合も、連結部50が、直線L1と回動軸R10との間の範囲に略含まれるため、連結部50の慣性モーメントが抑制される。また、図8(b)に示すように、連結部50は、曲線形状を有してもよい。
また、上記実施形態1、2では、リブ22は、平面視においてリング形状を有したが、可動部21の反りを抑制するためのリブは、リング形状に限らない。たとえば、図6(a)、(c)に示したように、リブ22の径方向に直線形状のリブ23が追加されてもよい。また、図9(a)に示すように、リブ22、23に加えて、さらにリブ22の径方向に直線形状のリブ24が追加されてもよい。この場合、リブ22とリブ23とは、たとえば互いに直交するように配置される。また、リブ22は、平面視において矩形形状を有してもよい。また、図9(a)の構成において、リブ22が省略されてもよい。
また、上記実施形態1、2では、リング形状のリブ22は、可動部21の外周部分に配置されたが、これに限らず、図9(b)に示すように、可動部21の外周部分からやや内側に配置されてもよい。この場合も、リブ22と連結部50は、同一の材料により一体的に形成される。また、図9(b)の構成の場合に、図10(a)に示すように、リブ22と連結部50とが一体的に構成されなくてもよい。ただし、共振周波数の向上の観点からは、リブ22と連結部50とは、一体的に構成されて、リブ22と連結部50とからなる剛性の高い構造体により、一対の圧電アクチュエータ40が連結されるのが好ましい。
また、上記実施形態1、2では、連結部50は、可動部21と同一のデバイス層210(Si基板)にベース層220(Si基板)が重ねられた構成であり、かつ、可動部21よりも厚みが大きくなるよう形成された。しかしながら、連結部50が可動部21よりも高い剛性を有する限りにおいて、連結部50の構成は上記構成に限らない。たとえば、連結部50は、可動部21よりも剛性の高い材料により構成され、可動部21と同一の厚みを有してもよい。また、連結部50は、可動部21よりも剛性の低い材料により構成され、かつ、可動部21よりも厚みが大きくなるよう構成されることにより、結果的に、可動部21よりも高い剛性が実現されてもよい。また、連結部50は、デバイス層210およびベース層220の2層構造であったが、連結部50の層数はこれに限らない。
また、連結部50の周囲が金属材料により被覆されることにより連結部50が補強され、連結部50の剛性が可動部21より高められてもよい。図10(b)は、この場合の構成を模式的に示す断面図である。図10(b)において、連結部50は、デバイス層210と金属材料230により構成され、連結部50に対応するデバイス層210が、金属材料230により被覆されている。このように金属材料230を用いる場合、連結部50の剛性を簡易に高めることができる。
また、上記実施形態1、2において、図11に示すように、一対の圧電アクチュエータ40が可動部21の中心21aを通るY-Z平面に対して線対称に配置および構成されてもよい。この場合、一対の圧電アクチュエータ40と、可動部21およびリブ22とは、1つの連結部50により接続される。この場合の連結部50の形状は、平面視において、中心21aを通るY-Z平面に対して線対称なT字形状とされる。連結部50は、X軸方向に延びた直線部50aと、Y軸方向に延びた直線部50bとを備える。直線部50aは、X軸正側の圧電アクチュエータ40の端部40bとX軸負側の圧電アクチュエータ40の端部40bとを接続する。直線部50bは、直線部50aのX軸方向の中心と、可動部21およびリブ22とを接続する。
図11に示す構成では、一対の圧電アクチュエータ40が、互いに同じ方向の回転振動を生じるように駆動される。具体的には、2つの圧電アクチュエータ40の上部電極101に対して同位相の電圧が印加され、2つの圧電アクチュエータ40の上部電極102に対して逆位相の電圧が印加される。これにより、連結部50の直線部50aが回動軸R10について回動し、可動部21およびミラー30が反復的に回転振動する。
なお、上記実施形態1、2では、連結部50は、可動部21よりも高い剛性を有するよう構成された。これに対し、発明者は、連結部50が可動部21よりも高い剛性を有していない場合に、上記モデル2のように連結部50を調整することで、可動部21の駆動特性を比較例に比べて高め得るか否かを検討した。
以下、この検討における変更例について説明する。
本変更例の構成は、平面視において、図4および図6(c)に示した実施形態2と同様である。本変更例の連結部50は、連結部50と圧電アクチュエータ40との接続位置(端部40b)と可動部21の中心21aとを結ぶ直線L1と、圧電アクチュエータ40による可動部21の回動軸R10との間の範囲に略含まれるように、可動部21に接続されている。また、本変更例の連結部50の積層構造は、図5(c)に示した比較例の連結部51と同様に構成される。すなわち、連結部50は、比較例のリブ22以外の範囲における可動部21の部分と同じ厚みに構成される。また、本変更例の可動部21のZ軸負側の面には、図6(a)~(c)に示した実施形態1、2と同様、リブ22、23が配置されている。本変更例の可動部21およびリブ22、23の積層構造は、図6(b)に示した実施形態1、2と同様である。
発明者は、上記のように構成された変更例の構成に対応するモデル3の駆動特性について、上記の駆動特性に関するシミュレーションと同様、有限要素法によるシミュレーションを行った。なお、モデル3の各寸法は、連結部50の厚みを除いて、モデル2と同様である。また、モデル3の連結部50の厚みは、比較例と同様である。
図12は、本シミュレーションの結果を示す表である。図12には、便宜上、図7の比較例のシミュレーション結果が示されている。
モデル3の反りの値は、30nm以下となった。したがって、図7の比較例およびモデル1、2と同様、可動部21にリブが配置されることにより、反りが抑制されることを確認できた。
モデル3の共振周波数の値は、405Hzとなった。モデル3では、図7のモデル1、2に比べて共振周波数がやや低いものの、比較例よりも高い共振周波数が得られた。このことから、連結部50の厚みが比較例と同様に小さくても、連結部50の慣性モーメントを減少させることにより、高い共振周波数が得られることを確認できた。
モデル3の振れ角の値は、39.9°となった。モデル3では、図7のモデル1、2に比べて振れ角がやや小さいものの、比較例よりも大きな振れ角が得られた。このことから、連結部50の厚みが比較例と同様に小さくても、回動軸R10に対する連結部50の慣性モーメントを減少させることにより、大きい振れ角が得られることを確認できた。
以上、本変更例によれば、連結部50が回動軸R10に接近した範囲に位置づけられるため、回動軸R10に対する連結部50の慣性モーメントを抑制できる。このため、リブ22により可動部21の反りを抑制しつつ、比較例に比べて、素子部(圧電アクチュエータ40、連結部50および可動部21)の共振周波数を高めることができ、ミラー30の駆動特性の低下を抑制できる。
また、上記実施形態1、2では、1つの圧電アクチュエータ40は、2つの振動部41および2つの振動部42を備えたが、圧電アクチュエータ40が備える振動部の数はこれに限らない。
また、上記実施形態1、2では、ミラー30は、誘電体多層膜や金属膜等により構成されたが、誘電体多層膜や金属膜以外の光学反射膜でもよい。
この他、本発明の実施形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
1 圧電駆動素子
10 支持体
21 可動部
21a 中心
22、23、24 リブ
30 ミラー
40 圧電アクチュエータ
40a 端部(一端)
40b 端部(他端)
50 連結部
L1 直線
R10 回動軸

Claims (12)

  1. 支持体と、
    リブが配置された板状の可動部と、
    前記支持体に一端が支持され、回動軸について前記可動部を回動させる一対のミアンダ型の圧電アクチュエータと、
    前記一対の圧電アクチュエータの他端と前記可動部とを連結し、前記可動部よりも高い剛性を有する連結部と、を備え、
    前記可動部の板面に平行且つ前記回動軸に垂直な方向において、前記可動部の幅は前記一対の圧電アクチュエータの幅より小さく、
    前記一対の圧電アクチュエータの前記他端は、前記圧電アクチュエータの前記幅の端部にあり、
    前記連結部は、前記回動軸から離れた位置において前記可動部に接続される、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  2. 請求項1に記載の圧電駆動素子において、
    前記連結部は、前記可動部よりも厚みが大きい、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  3. 請求項1または2に記載の圧電駆動素子において、
    前記連結部の端部は、前記リブまで延びて前記リブに接続されている、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  4. 請求項1ないし3の何れか一項に記載の圧電駆動素子において、
    前記連結部は、前記連結部と前記圧電アクチュエータとの接続位置と前記可動部の中心とを結ぶ直線に沿って延び、あるいは、前記直線と前記回動軸との間の範囲に略含まれるように、前記可動部に接続される、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  5. 請求項1ないし4の何れか一項に記載の圧電駆動素子において、
    前記リブと前記連結部は、同じ材料の層を含み
    前記連結部は、前記可動部と前記リブの厚みの和と同じ厚みを有する、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  6. 請求項1ないし5の何れか一項に記載の圧電駆動素子において、
    前記圧電駆動素子は、SOI基板を加工することにより形成されている、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  7. 請求項1ないし6の何れか一項に記載の圧電駆動素子において、
    前記連結部は、前記可動部の中心に対して対称な位置において前記可動部に接続されている、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  8. 請求項1ないし7の何れか一項に記載の圧電駆動素子において、
    前記可動部にミラーが配置されている、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  9. 支持体と、
    リブが配置された板状の可動部と、
    前記支持体に一端が支持され、回動軸について前記可動部を回動させる一対のミアンダ型の圧電アクチュエータと、
    前記一対の圧電アクチュエータの他端と前記可動部とを連結する連結部と、を備え、
    前記可動部の板面に平行且つ前記回動軸に垂直な方向において、前記可動部の幅は前記一対の圧電アクチュエータの幅より小さく、
    前記一対の圧電アクチュエータの前記他端は、前記圧電アクチュエータの前記幅の端部にあり、
    前記連結部は、前記連結部と前記圧電アクチュエータとの接続位置と前記可動部の中心とを結ぶ直線に沿って延び、あるいは、前記直線と前記回動軸との間の範囲に略含まれるように、前記回動軸から離れた位置において前記可動部に接続される、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  10. 請求項9に記載の圧電駆動素子において、
    前記連結部は、前記可動部の中心に対して対称な位置において前記可動部に接続されている、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  11. 請求項9または10に記載の圧電駆動素子において、
    前記圧電駆動素子は、SOI基板を加工することにより形成されている、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
  12. 請求項9ないし11の何れか一項に記載の圧電駆動素子において、
    前記可動部にミラーが配置されている、
    ことを特徴とする圧電駆動素子。
JP2022561836A 2020-11-13 2021-11-01 圧電駆動素子 Active JP7713656B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020189218 2020-11-13
JP2020189218 2020-11-13
PCT/JP2021/040313 WO2022102462A1 (ja) 2020-11-13 2021-11-01 圧電駆動素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2022102462A1 JPWO2022102462A1 (ja) 2022-05-19
JP7713656B2 true JP7713656B2 (ja) 2025-07-28

Family

ID=81601151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022561836A Active JP7713656B2 (ja) 2020-11-13 2021-11-01 圧電駆動素子

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20230266580A1 (ja)
JP (1) JP7713656B2 (ja)
CN (1) CN116390891A (ja)
WO (1) WO2022102462A1 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012123364A (ja) 2010-11-16 2012-06-28 Ricoh Co Ltd アクチュエータ装置、このアクチュエータ装置用の保護カバー、このアクチュエータの製造方法、このアクチュエータ装置を用いた光偏向装置、二次元光走査装置及びこれを用いた画像投影装置
JP2012208352A (ja) 2011-03-30 2012-10-25 Fujifilm Corp ミラー駆動装置及び方法
JP2015184590A (ja) 2014-03-25 2015-10-22 スタンレー電気株式会社 光偏向器
WO2019065182A1 (ja) 2017-09-27 2019-04-04 第一精工株式会社 超音波センサ
US20200057298A1 (en) 2018-08-14 2020-02-20 Stmicroelectronics S.R.L. Micromechanical device having a structure tiltable by a quasi-static piezoelectric actuation and having stiffening elements

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5487960B2 (ja) * 2009-12-28 2014-05-14 船井電機株式会社 振動ミラー素子および振動ミラー素子の製造方法
NL2007886C2 (en) * 2011-11-29 2013-05-30 Innoluce B V Mems scanning micromirror.
JP2017009635A (ja) * 2015-06-17 2017-01-12 株式会社リコー 圧電アクチュエータ装置、光偏向器、画像投影装置及び画像形成装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012123364A (ja) 2010-11-16 2012-06-28 Ricoh Co Ltd アクチュエータ装置、このアクチュエータ装置用の保護カバー、このアクチュエータの製造方法、このアクチュエータ装置を用いた光偏向装置、二次元光走査装置及びこれを用いた画像投影装置
JP2012208352A (ja) 2011-03-30 2012-10-25 Fujifilm Corp ミラー駆動装置及び方法
JP2015184590A (ja) 2014-03-25 2015-10-22 スタンレー電気株式会社 光偏向器
WO2019065182A1 (ja) 2017-09-27 2019-04-04 第一精工株式会社 超音波センサ
US20200057298A1 (en) 2018-08-14 2020-02-20 Stmicroelectronics S.R.L. Micromechanical device having a structure tiltable by a quasi-static piezoelectric actuation and having stiffening elements

Also Published As

Publication number Publication date
WO2022102462A1 (ja) 2022-05-19
US20230266580A1 (en) 2023-08-24
JPWO2022102462A1 (ja) 2022-05-19
CN116390891A (zh) 2023-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4984117B2 (ja) 2次元光スキャナ、それを用いた光学装置および2次元光スキャナの製造方法
JP6129189B2 (ja) Memsスキャニングマイクロミラー
JP3921483B2 (ja) マイクロミラー及びその製造方法
CN102959454B (zh) 光学反射元件
JP6390508B2 (ja) 光走査装置
JP3759598B2 (ja) アクチュエータ
JP6278130B2 (ja) 微小光学電気機械デバイスおよびその製造方法
CN110799882A (zh) 光学器件
JP5049904B2 (ja) 可動構造体及びそれを用いた光走査ミラー
JP4193817B2 (ja) アクチュエータ
JP5539628B2 (ja) 光走査用マイクロミラーデバイス、光走査装置、画像形成装置、表示装置および入力装置
JP5585478B2 (ja) 光偏向用mems素子
JP7713656B2 (ja) 圧電駆動素子
JP2009258339A (ja) 光学反射素子
JP2009098253A (ja) 光学反射素子およびこれを用いた画像投影装置
JP2005279863A (ja) アクチュエータの製造方法およびアクチュエータ
WO2023162674A1 (ja) 光学反射素子
JP2014089252A (ja) 光走査装置
JP2011197605A (ja) 2次元光スキャナ
JP2004347769A (ja) 振動ミラー、光書込装置及び画像形成装置
JP2006201520A (ja) Memsミラースキャナ
JP5239382B2 (ja) 光学反射素子
JP2009192781A (ja) 光学反射素子
JP2011191589A (ja) 偏向マイクロミラー
WO2025105197A1 (ja) 光学反射素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250422

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250701

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7713656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150