JP7715043B2 - 積層フィルム - Google Patents
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Description
1. 樹脂基材フィルム上にバインダー樹脂と表面が疎水化された微粒子を含有するコーティング層を有する積層フィルムであって、コーティング層の厚みを百等分し、樹脂基材フィルムとコーティング層の界面を0、コーティング層最表面を100とした場合に、30~100部分にのみ表面が疎水化された微粒子が偏在する積層フィルム。
2. 前記樹脂基材フィルムが、ポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリエチレンナフタレートフィルムである上記第1に記載の積層フィルム。
3. 前記表面が疎水化された微粒子の1次粒子平均径が、30nm~1μmである上記第1又は第2に記載の積層フィルム。
4. 前記バインダー樹脂が、酸変性ポリオレフィン樹脂又はポリエステル樹脂である上記第1~第3のいずれかに記載の積層フィルム。
本発明における積層フィルムは、樹脂基材フィルムを有する。この樹脂基材フィルムの材質は特に限定されないが、樹脂フィルムは可撓性など取り扱い性の観点から好ましい。樹脂フィルムを構成する樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレンやジエン系ポリマーなどのポリオレフィン類、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどのポリエステル類、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン6、10、ナイロン12などのポリアミド類、ポリメチルメタクリレート、ポリメタクリル酸エステル類、ポリメチルアクリレート、ポリアクリル酸エステル類などのアクリレート系樹脂、ポリアクリル酸系樹脂、ポリメタクリル酸系樹脂、ポリウレタン系樹脂、酢酸セルロース、エチルセルロースなどのセルロース系樹脂、ポリアリレート、アラミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド、ポリスルホン、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルイミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリベンズイミダゾール、ポリベンズオキサゾール、ポリベンズチアゾールなどの芳香族系炭化水素系ポリマー、ポリテトラフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオリドなどのフッ素系樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ノボラック樹脂、ベンゾオキサジン樹脂などが挙げられる。これらのうち、透明性と寸法安定性の観点から、ポリエステル樹脂やアクリレート樹脂からなるフィルムであることが好ましい。ポリエステル樹脂としては、具体的には、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートなどが挙げられる。これらのうち、物性の観点から、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが好ましく、物性とコストのバランスという観点から、ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。
本発明における積層フィルムは、樹脂基材フィルム上に直接又は他の層を介してコーティング層を有し、前記コーティング層は、表面が疎水化された微粒子を含有する。微粒子の種類は特に限定されない。例えば、シリカ(二酸化ケイ素)、アルミナ、チタニア、ジルコニアなどの少なくとも1種類を用いることができる。これらは、任意の化合物を経由して合成したものであっても良く、公知または市販のものを使用しても良い。特にシリカ(二酸化ケイ素)微粒子は、後述の表面の疎水化が容易であり好ましい。
本発明におけるバインダー樹脂は、樹脂基材フィルムとよく接着させることができる成分であれば、特に限定されない。例えば、ポリエステル樹脂、酸変性ポリオレフィン樹脂、ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などを用いることが好ましい。さらに、樹脂基材フィルムとの密着性の観点から、第1コーティング層にはポリエステル樹脂や酸変性ポリオレフィン樹脂を用いることが好ましく、撥水撥油性の低下を防ぐ観点から第2コーティング層にはポリエステル樹脂や酸変性ポリオレフィン樹脂、アクリルシリコーン樹脂を用いることが特に好ましい。
本発明におけるコーティング層には、上記微粒子以外の成分を含んでいても良い。具体的には、バインダー成分、酸化防止剤、硬化剤、耐光剤、ゲル化防止剤、有機湿潤剤、帯電防止剤、紫外線吸収剤、界面活性剤などが挙げられ、これらの成分を必要に応じて適宜含有させることができる。
本発明において、コーティング層の厚みを百等分し、樹脂基材フィルムとコーティング層の界面を0、コーティング層最表面を100とした場合に、30~100部分にのみ上記の表面が疎水化された微粒子が偏在することが好ましい。より好ましくは40以上であり、さらに好ましくは50以上である。30以上であるとコーティング層と樹脂基材フィルムとの密着性が向上し好ましい。
コーティングを行う際に使用する溶剤としては特に限定されず、例えば、水、アルコール類、ケトン類、ノルマルヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、酢酸ブチル、グリコール類などの有機溶媒が好ましく、トルエン、シクロヘキサン、ヘキサンなどの有機溶媒がより好ましく、トルエンが最も好ましい。これらによりバインダー樹脂の溶解性が高く、均一なコーティング液を作製することができる。
走査型電子顕微鏡や透過型電子顕微鏡などを用いた顕微鏡による形態観察の結果、決定することができる。具体的には、これらの顕微鏡観察において任意に選んだ20個分の粒子の直径の平均を一次粒子平均径とする。
本発明における酸価(mgKOH/g-resin)は、1gの酸変性ポリオレフィンを中和するのに必要とするKOH量のことであり、JIS K0070(1992)の試験方法に準じて、測定した。具体的には、100℃に温度調整したキシレン100gに、酸変性ポリオレフィン1gを溶解させた後、同温度でフェノールフタレインを指示薬として、0.1mol/L水酸化カリウムエタノール溶液[商品名「0.1mol/Lエタノール性水酸化カリウム溶液」、和光純薬(株)製]で滴定を行った。この際、滴定に要した水酸化カリウム量をmgに換算して酸価(mgKOH/g)を算出した。
本発明による積層フィルムの撥水・撥油性は公知の方法で評価することができる。具体的には、撥水性は水を用いた接触角測定により評価することができ、また撥油性はジヨードメタンを用いた接触角測定により評価することができる。本発明における好ましい水に対する接触角の範囲は100度以上より好ましくは120度以上である。水に対する接触角は大きければ大きいほど良く、上限は特に制限されないが、現実的には170度程度が上限である。水の接触角が100度以上であると優れた撥水性を示すことから好ましく、120度以上であると、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)に代表される従来のフッ素系樹脂シートと同等以上の撥水性を示すことからより好ましい。また、本発明における好ましいジヨードメタンの接触角の範囲は60度以上、より好ましくは90度以上である。ジヨードメタンの接触角は大きければ大きいほど良く、上限は特に制限されないが、現実的には160度程度が上限である。ジヨードメタンの接触角が60度以上であると、油汚れ等を抑制することができる撥油性を付与できる観点から好ましく、90度以上であると、従来のフッ素系樹脂シートと同等以上の撥油性を示すことからより好ましい。
本発明の積層フィルムの製造において、コーティングの方法は特に制限されない。例えば、ロールコーティング、グラビアコーティング、バーコート、ドクターブレードコート、スピンコート、スプレーコート、刷毛塗工などの公知の方法に従って作製することができる。これらの方法でコーティングを行う際に使用する溶媒は特に限定されず、例えば、水、アルコール類、ケトン類、ノルマルヘキサン、シクロヘキサン、トルエン、酢酸ブチル、グリコール類などの有機溶媒を適宜選択して使用することができる。これらの溶媒は単独で用いても良く、複数を混合して用いても良い。溶媒に対する表面が疎水化された微粒子の含有量は、均一な分散液が得られる任意の割合で選択することができる。コーティング後に乾燥する方法は、自然乾燥または加熱乾燥のいずれであっても良いが、工業的な製造という観点からは、加熱乾燥がより好ましい。乾燥温度は、樹脂基材フィルムやコーティング層の含有成分に影響を与えない範囲であれば特に限定されないが、通常は150°C以下が好ましく、50°C以上140°C以下がより好ましい。乾燥方法は特に限定されず、ホットプレートや熱風オーブン等、フィルムを乾燥させる公知の方法を用いることができる。乾燥時間については、乾燥温度等の他の条件により適宜選択されるが、樹脂基材フィルムやコーティング層の含有成分に影響を与えない範囲であれば良い。また、コーティング工程は、樹脂基材フィルムの製膜後に別途の工程で行う所謂オフラインコート法であっても良いし、樹脂基材フィルムの製造工程内で未延伸シート又は一軸延伸フィルムに塗布液を塗工し少なくとも一軸方向に延伸する所謂インラインコート法であってもよい。
作製した積層フィルムのコーティング層表面について、溶剤に対する接触角を測定した。接触角測定には、協和界面科学株式会社製の接触角計CA-Xを用いた。測定溶剤には純水とジヨードメタンを用いた。水の接触角(以下、WCAと省略する場合がある)は水滴を1.8μL滴下し、10秒後に測定した。ジヨードメタンの接触角(以下、DCAと省略する場合がある)はジヨードメタンの液滴を0.9μL滴下し、10秒後に測定した。
フィルムとコーティング層の接着性はセロハンテープを用いた目視試験で判定した。幅24mmのセロハンテープをコーティング面に貼りつけ、指で強く圧着した後、勢いよく剥がした際のコーティング層の剥がれの有無を目視で確認した。
表面が疎水化された微粒子の一次粒子平均径は、走査型電子顕微鏡または透過型電子顕微鏡による観察の結果、決定した。具体的には、これらの顕微鏡観察において任意に選んだ20個分の微粒子の直径の平均を一次粒子平均径とした。不定形の微粒子の一次粒子平均径は円相当径として計算することができる。円相当径は、観察された微粒子の面積をπで除し、平方根を算出し2倍した値である。
表面が疎水化された微粒子分散液を清浄なアルミホイル上に滴下、乾燥させ、アルミホイル上に表面が疎水化された微粒子の薄膜を形成させた。この時、極力表面汚染が生じないよう速やかに乾燥させ、直ちにサンプリングして表面組成分析に供した。
装置にはK-Alpha+(Thermo Fisher Scientific社製)を用いた。測定条件の詳細は以下に示した。なお、解析の際、バックグラウンドの除去はshirley法にて行った。また、表面組成比は、樹脂基材フィルムのAlが検出されない部位3箇所以上の測定結果の平均値とした。
・測定条件
励起X線 : モノクロ化AlKα線
X線出力: 12kV、6mA
光電子脱出角度 : 90度
スポットサイズ : 400μmΦ
パスエネルギー : 50eV
ステップ : 0.1eV
・バイロン(登録商標)RV280(東洋紡製ポリエステル樹脂)
・サイマック(登録商標)US-350(東亜合成工業製 アクリルシリコーン樹脂 固形分濃度30質量%)
・MS-001(三和ケミカル性 メチル化メラミン樹脂)
・YD128 (日鉄ケミカル&マテリアル製 エポキシ樹脂)
・TETRAD(登録商標)-X(三菱瓦斯化学製 多官能エポキシ樹脂)
・ミリオネート(登録商標)MR-001(東ソー製 イソシアネート系架橋剤)
・KS-1260(堺化学工業製 ブチルスズジラウレート)
1Lオートクレーブに、ポリプロピレン100質量部、トルエン150質量部及び無水マレイン酸8.5質量部、ジ-tert-ブチルパーオキサイド4質量部を加え、140℃まで昇温した後、更に1時間撹拌した。反応終了後、反応液を大量のメチルエチルケトン中に投入し、樹脂を析出させた。この樹脂をさらにメチルエチルケトンで数回洗浄し、未反応の無水マレイン酸を除去した。得られた樹脂を減圧乾燥することにより、酸変性ポリオレフィンである無水マレイン酸変性ポリプロピレン(酸価12.7mgKOH/g、重量平均分子量60,000、Tm80℃)を得た。
反応容器に前記酸変性ポリオレフィンを10質量部量り取り、そこへトルエンを90質量部加え、1時間以上撹拌することで、固形分濃度が10質量%の酸変性ポリオレフィン溶液A-1を得た。
サンプル瓶に酸変性ポリオレフィン溶液A-1を23質量部、トルエン27質量部、架橋剤としてYD128を0.2質量部、架橋触媒としてTETRAD(登録商標)-Xを0.02質量部加え、室温で5分間撹拌することで、固形分濃度が5質量%の酸変性ポリオレフィン溶液A-2を得た。
サンプル瓶にバイロン(登録商標)RV280(東洋紡製ポリエステル樹脂)20質量部、トルエン90質量部、メチルエチルケトン90質量部を加え、室温で1時間攪拌することでポリエステル溶液B-1(固形分濃度10質量%)を作製した。
サンプル瓶にポリエステル溶液B―1を23質量部、トルエン27質量部、架橋剤としてメラミン樹脂MS-001を0.2質量部、架橋触媒としてパラトルエンスルホン酸(PTS)0.02質量部を加え、室温で5分間攪拌することで、ポリエステル溶液B-2(固形分濃度5質量%)を作製した。
サンプル瓶にサイマック(登録商標)US-350を100量部、トルエン100質量部、メチルエチルケトン100質量部加え、室温で1時間攪拌することでシリコーン樹脂溶液C-1(固形分濃度10質量%)を作製した。
反応容器1にテトラエトキシシラン100質量部及びエタノール439質量部を混合した。反応容器2にエタノール179質量部、アンモニア水(25%)13質量部、脱イオン水26質量部を混合したのち、反応容器2の内容物を反応容器1へ滴下して移した。この際、急激な反応を防ぐために10分かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液を20℃下で48時間放置した。その後、アンモニアと水を蒸留で留去し、シリカ微粒子分散液(平均一次粒子径35nm)を作製した。その後、ヘキサメチルジシラザン150質量部を添加し、65℃で2日間加熱することで、トリメチルシリル基で修飾されたシリカ微粒子分散液D-1を作製した。シリカ微粒子分散液の固形分濃度を確認するために、アルミニウムカップ(1.3グラム)にシリカ微粒子分散液5グラムを測り取り、150℃のオーブン中で24時間以上加熱することで残留溶媒のエタノールと水を除去した。除去後のアルミカップを計量すると1.55グラムであったため、シリカ微粒子分散液5グラム中の固形分は0.25グラムと計算でき、シリカ微粒子分散液の固形分濃度は5質量%と確認した。その後、コーティング液を作製する際には、シリカ微粒子分散液のエタノールを除去し除去したエタノールと同量のトルエンを追加し、トルエン分散液として実施した。なお、トリメチルシリル基で表面修飾されたシリカ微粒子のESCAによる分析の結果は、C(炭素原子)が8.5at%であった。
反応容器1にテトラエトキシシラン100質量部及びエタノール49質量部を混合した。反応容器2にエタノール60質量部、アンモニア水(25%)13質量部、脱イオン水536質量部を混合したのち、反応容器2の内容物を反応容器1へ滴下して移した。この際、急激な反応を防ぐために30分かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液を20℃下で48時間放置した。その後、アンモニアと水を蒸留で留去し、シリカ微粒子分散液(平均一次粒子径800nm)を作製した。その後、ヘキサメチルジシラザン150質量部を添加し、65℃で2日間加熱することで、トリメチルシリル基で修飾されたシリカ微粒子分散液D-2を作製した。シリカ微粒子分散液の固形分濃度を確認するために、アルミニウムカップ(1.3グラム)にシリカ微粒子分散液5グラムを測り取り、150℃のオーブン中で24時間以上加熱することで残留溶媒のエタノールと水を除去した。除去後のアルミカップを計量すると1.55グラムであったため、シリカ微粒子分散液5グラム中の固形分は0.25グラムと計算でき、シリカ微粒子分散液の固形分濃度は5質量%と確認した。その後、コーティング液を作製する際には、シリカ微粒子分散液のエタノールを除去し除去したエタノールと同量のトルエンを追加し、トルエン分散液として実施した。なお、トリメチルシリル基で表面修飾されたシリカ微粒子のESCAによる分析の結果は、C(炭素原子)が9.0at%であった。
サンプル瓶に酸変性ポリオレフィン溶液A-1(固形分濃度10質量%)40質量部、シリカ微粒子分散液D-1(固形分濃度5質量%)40質量部、トルエン44質量部、エポキシ硬化剤YD128(固形分濃度100質量%)0.2質量部、触媒TETRAD-X(固形分濃度100質量%)0.02質量部を加え混合することでコーティング液E-1(固形分濃度5質量%)を作製した。
(実施例1)
ポリエチレンテレフタレート(以下、PETフィルムと記載する場合がある)のフィルムである東洋紡エステル(登録商標)フィルム(品番:E5100、厚み:75μm)のコロナ処理面に、バーコーター#5を用いてポリエステル溶液B-2を塗工した後、120℃で10分間乾燥させることで第1コーティング層を作製した(第1コーティング層の乾燥後膜厚は0.6μm)。その後、上記コーティング液の製造例で記載した方法で作製したコーティング液E-1をバーコーター#5で塗工した後、110℃で60分乾燥させることにより第2コーティング層を作製することで、コーティングフィルムを得た(第2コーティング層の乾燥後膜厚は0.6μm)。
以下、第1コーティング層、第2コーティング層のコーティング液や両コーティング層の乾燥後膜厚を表2のように変更することにより、実施例2~18のコーティングフィルムを得た。
使用する樹脂基材フィルムをポリエチレンナフタレート製のフィルムであるテオネックス(登録商標)フィルム(品番:Q51、厚み38μm)に変更した以外は、全く実施例1と同様にして実施例19のコーティングフィルムを得た。
PETフィルムE5100のコロナ処理面に酸変性ポリオレフィン溶液A-2をバーコーター#5を用いて塗布した後、120℃で1分間乾燥させることにより、コーティングフィルムを得た。
PETフィルムE5100のコロナ処理面に実施例2で使用したコーティング液E-2をバーコーター#5で塗工した後、110℃で60分乾燥させることによりコーティングフィルムを得た。
第1コーティング層と第2コーティング層の乾燥後の膜厚を表2に記載に記載の通りに変更したこと以外は全く実施例1と同様にしてコーティングフィルムを得た。各実施例、比較例の評価結果を表2に整理する。
Claims (4)
- 樹脂基材フィルム上にバインダー樹脂と表面がトリメチルシリル基を導入して疎水化されたシリカ微粒子を含有するコーティング層を有する積層フィルムであって、前記コーティング層の全体厚みが3μm以下であり、前記コーティング層が、前記樹脂基材フィルム上に直接又は他の層を介して表面がトリメチルシリル基を導入して疎水化されたシリカ微粒子を有しない第1コーティング層と、前記第1コーティング層上に表面がトリメチルシリル基を導入して疎水化されたシリカ微粒子を有する第2コーティング層を有し、前記表面がトリメチルシリル基を導入して疎水化されたシリカ微粒子が、X線光電子分光装置(ESCA)による10nmの深さ領域における炭素原子の比率が8at%以上であり、コーティング層の厚みを百等分し、樹脂基材フィルムとコーティング層の界面を0、コーティング層最表面を100とした場合に、30~100部分にのみ表面がトリメチルシリル基を導入して疎水化されたシリカ微粒子が偏在する積層フィルム。
- 前記樹脂基材フィルムが、ポリエチレンテレフタレートフィルム又はポリエチレンナフタレートフィルムである請求項1に記載の積層フィルム。
- 前記表面がトリメチルシリル基を導入して疎水化されたシリカ微粒子の1次粒子平均径が、30nm~1μmである請求項1又は2に記載の積層フィルム。
- 前記バインダー樹脂が、酸変性ポリオレフィン樹脂又はポリエステル樹脂である請求項1~3のいずれかに記載の積層フィルム。
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