JP7715569B2 - 分電盤 - Google Patents

分電盤

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Description

本発明は、分電盤、及びブレーカに関する。
ベース部に主幹ブレーカ及び分岐ブレーカが設けられた分電盤が知られている(例えば、特許文献1)。分電盤において、主幹ブレーカの一次側端子は電源側の配線に接続され、分岐ブレーカの二次側端子は負荷側の配線に接続される。主幹ブレーカの一次側端子と、分岐ブレーカの二次側端子は異なる方向を向くように設けられている。
特開2015-12695号公報
上述の分電盤では、主幹ブレーカの一次側端子と、分岐ブレーカの二次側端子とが、互いに異なる方向を向いている。従って、分岐ブレーカの二次側端子への入線と、主幹ブレーカの一次側端子への入線は、互いに異なる方向から行われる。このように、主幹ブレーカと分岐ブレーカへの入線方向が異なることで、通線作業に手間がかかる可能性がある。
本発明は、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカに対する通線作業を容易に行うことができる分電盤、及びブレーカを提供することを目的とする。
本発明に係る分電盤は、ベース部と、ベース部に設けられる主幹ブレーカと、第1の方向において主幹ブレーカと並ぶようにベース部に設けられた分岐ブレーカと、を備え、ベース部の正面視において、主幹ブレーカの一次側端子、及び分岐ブレーカの二次側端子は、第1の方向に直交する第2の方向において同じ側に配置される。
本発明に係る分電盤では、ベース部の正面視において、主幹ブレーカの一次側端子、及び分岐ブレーカの二次側端子は、第2の方向において同じ側に配置される。この場合、主幹ブレーカの一次側端子への入線と、分岐ブレーカの二次側端子への入線とは、同じ方向から行われる。そのため、作業者は、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカに対する通線作業を同じ方向から容易に行うことができる。また、分岐ブレーカが、第1の方向において主幹ブレーカと並ぶようにベース部に設けられているため、ベース部において、主幹ブレーカと分岐ブレーカとを通線作業側とは反対側へ寄せることで、通線作業のスペースを確保し易くなる。以上により、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカに対する通線作業を容易に行うことができる。
ベース部には、主幹ブレーカの一次側端子に対して接続する第1の配線をベース部の背面側から通過させる第1の開口部と、分岐ブレーカの二次側端子に対して接続する第2の配線を背面側から通過させる第2の開口部と、が形成され、第1の開口部及び第2の開口部は、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカに対し、第2の方向における同じ側に配置されてよい。この場合、作業者は、壁の第1の配線及び第2の配線を、第2の方向における同じ側の第1の開口部及び第2の開口部から容易に引き出すことができる。そして、作業者は、引き出した第1の配線及び第2の配線を主幹ブレーカ及び分岐ブレーカに対して、同じ方向から入線することができる。
主幹ブレーカの二次側端子は、プラグイン方式の端子であってよい。この場合、ベース部において、主幹ブレーカを通線作業側とは反対側へ寄せ易くなり、通線作業のスペースを確保し易くなる。
分岐ブレーカの一次側端子は、プラグイン方式の端子であり、主幹ブレーカの二次側端子、及び分岐ブレーカの一次側端子は、ベース部に設けられた同一の導電バーに対してプラグイン接続されてよい。この場合、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカを導電バーにプラグイン接続するだけで、容易に両者を第1の方向に並ぶように配置することができる。
導電バーは第1の方向に延びる帯状の形状を有しており、導電バーの両側の主面は、主幹ブレーカとの接続位置から分岐ブレーカとの接続位置に至るまで平面を維持してよい。このように導電バーをシンプルな構成とすることで、部品点数、コストの削減をすることができる。
主幹ブレーカ及び分岐ブレーカは、正面側から導電バーを覆ってよい。この場合、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカ自身が、導体バーの露出部分を覆う部材として機能することができる。
本発明に係るブレーカは、二次側端子がプラグイン方式の端子であり、逆接続が可能である。
このブレーカによれば、分岐ブレーカの一次側端子が接続されている導体バーに対し、主幹ブレーカの一次側端子としてプラグイン接続することができる。このとき、主幹ブレーカの一次側端子を分岐ブレーカの二次側端子と同じ側に容易に配置することができる。これにより、上述の分電盤と同様に、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカに対する通線作業を容易に行うことが可能となる。
本発明によれば、主幹ブレーカ及び分岐ブレーカに対する通線作業を容易に行うことができる分電盤、及びブレーカを提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る分電盤を示す斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る分電盤を示す展開斜視図である。 図3(a)は、本発明の実施形態に係る分電盤を正面から見た模式図であり、図3(b)は、比較例に係る分電盤を正面から見た模式図である。 図4は、変形例に係る分電盤を示す斜視図である。 図5は、変形例に係る分電盤を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る分電盤1を示す斜視図である。図2は、本発明の実施形態に係る分電盤1を示す展開斜視図である。図2では、ベース部2から主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4が離間した状態が示されている。図1に示すように、分電盤1は、ベース部2と、主幹ブレーカ3と、分岐ブレーカ4と、を備える。ここで、以降の説明においては、分電盤1に対して設定された相対座標であるXYZ座標を用いて、各構成要素の構成について説明を行う場合がある。Y軸方向は、X軸方向(第1の方向)に直交する方向である。Z軸方向(第2の方向)は、X軸方向及びY軸方向に直交する方向である。また、X軸方向、Y軸方向及びZ軸方向の一方側を「正側」と称し、他方側を「負側」と称する。図においては、各軸において負側から正側へ向かって矢印が指し示されている。また、分電盤1を壁に設置した状態では、X軸方向が水平方向であって、壁に沿った方向となる。Y軸方向の正側が水平方向であって壁と垂直な方向となり、正側が正面側となり、負側が背面側(壁側)となる。Z軸方向が上下方向となり、正側が上側となり、Z軸方向の負側が下側となる。ただし、設置時の分電盤1の姿勢は特に限定されず、X軸方向が上下方向となるような姿勢でもよい。
ベース部2は、分電盤1の本体部を構成し、設置対象となる壁に取り付けられるユニットである。ベース部2は、筐体6と、ベースプレート7と、銅バー8(導電バー)と、を備える。
筐体6は、ブレーカ3,4等の分電盤1の内部機器を収容した状態にて、壁に取り付けられる樹脂製の部材である。なお、筐体6は、カバー部材を有しているが、図面では省略されている。筐体6は、XZ平面と平行に広がり、X軸方向を長手方向とする長方形板状に構成される。筐体6のY軸方向の正側の実装面6aは、上述のベースプレート7、銅バー8、ブレーカ3,4が設けられる面である。筐体6のY軸方向の負側の背面6bは、壁に接合される面である。
ベースプレート7は、銅バー8、ブレーカ3,4を支持するための金属製の板状部材である。ベースプレート7の形状は特に限定されないが、本実施形態では、X軸方向に延びる形状を有する。ベースプレート7は、筐体6のZ軸方向の上端側の領域に取り付けられる。なお、筐体6に対して二つのベースプレート7がZ軸方向に並ぶように設けられている(特に図2参照)が、ベースプレート7の数は特に限定されない。
銅バー8は、主幹ブレーカ3と分岐ブレーカ4とを電気的に接続するための導電性を有する部材である。なお、銅バー8は銅性の部材であるが、導電性を有する他の材料の導体バーが採用されてもよい。銅バー8は、Y軸方向に立ち上がった状態でX軸方向に延びる帯状の形状を有する。銅バー8は、Z軸方向の正側に主面8aを有し、負側に主面8bを有する。銅バー8の両側の主面8a,8bは、主幹ブレーカ3との接続位置CP1から分岐ブレーカ4との接続位置CP2に至るまで平面を維持する(図2参照)。主面8a,8bの平面が維持されている状態とは、主面8a,8bが、接続位置CP1、接続位置CP2、及び接続位置CP1,CP2間の全ての領域において、XY平面と平行な面となっている状態である。本実施形態では、三本の銅バー8が、Z軸方向に間隔を空けた状態にて、上側のベースプレート7に設けられている(特に図2参照)。
主幹ブレーカ3は、分電盤1が設置された建物の電流を検出し、異常時に回路を遮断するブレーカである。主幹ブレーカ3は、ベース部2のうち、X軸方向の負側の位置であって、Z軸方向の正側にてベースプレート7が設けられている位置に、設けられる。主幹ブレーカ3は、電源側の一次側端子13Aと、負荷側の二次側端子13Bと、を有する。
分岐ブレーカ4は、主幹ブレーカ3から分岐した負荷機器用に設けられたブレーカである。分電盤1には、複数の分岐ブレーカ4がX軸方向に配列された状態で設けられている。分岐ブレーカ4は、ベース部2のうち、X軸方向の正側寄りの位置であって、Z軸方向の正側にてベースプレート7が設けられている位置に、設けられる。分岐ブレーカ4は、電源側の一次側端子14Aと、負荷側の二次側端子14Bと、を有する。なお、端子13,14の位置関係については後述する。
主幹ブレーカ3の二次側端子13Bは、プラグイン方式の端子である。主幹ブレーカ3は、逆接続が可能である。プラグイン方式の端子とは、相手側の端子に対し、所定方向から嵌め込むことによって電気的な接続が可能であり、ネジ締めなどを伴うことなく、接続状態を構造的に維持することができる端子である。二次側端子13Bは、主幹ブレーカ3のY軸方向の負側の背面において、銅バー8と接続可能に設けられている。本実施形態では三つの銅バー8が、Z軸方向に配列された状態で、X軸方向に延びている。そのため、主幹ブレーカ3は、Z軸方向に配列されてX軸方向に延びる三つの二次側端子13Bを有している。二次側端子13Bは、Y軸方向の正側から負側へ向かって主幹ブレーカ3を銅バー8へ押し付けることにより、当該銅バー8と接続される。
分岐ブレーカ4の一次側端子14Aは、プラグイン方式の端子である。一次側端子14Aは、分岐ブレーカ4のY軸方向の負側の背面において銅バー8と接続可能に設けられている。分岐ブレーカ4の一次側端子14Aは、主幹ブレーカ3と同趣旨の構成を有している。
上述のような構成により、主幹ブレーカ3の二次側端子13B、及び分岐ブレーカ4の一次側端子14Aは、ベース部2に設けられた同一の銅バー8に対してプラグイン接続される。これにより、主幹ブレーカ3と分岐ブレーカ4とは、X軸方向に互いに隣接した状態にて、同一の銅バー8を介して電気的に接続される。銅バー8は、Y軸方向の正側の端部付近を主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4によって覆われる。そのため、外部から作業者が手をのばした場合、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4によって、銅バー8への接触が阻害される。なお、銅バー8のうち、主幹ブレーカ3又は分岐ブレーカ4に覆われていない箇所は、別のカバー材で覆われてよい。
主幹ブレーカ3の一次側端子13Aは、主幹ブレーカ3のZ軸方向における負側の端部に設けられる。主幹ブレーカ3は、三つの二次側端子13B及び三本の銅バー8のそれぞれに、電気的に接続される三つの一次側端子13Aを有する。分岐ブレーカ4の二次側端子14Bは、分岐ブレーカ4のZ軸方向における負側の端部に設けられる。なお、分岐ブレーカ4は、三つの一次側端子14A及び三本の銅バー8のそれぞれに、電気的に接続される三つの二次側端子14Bを有する。
次に、主幹ブレーカ3の一次側端子13A及び分岐ブレーカ4の二次側端子14Bに対して接続される配線について、図3(a)を参照して説明する。図3(a)に示すように、一次側端子13Aは、主幹ブレーカ3のZ軸方向の負側に設けられているため、一次側端子13Aに接続される第1の配線L1は、主幹ブレーカ3に対してZ軸方向の負側に配置される。一次側端子13Aに接続された第1の配線L1は、Z軸方向における負側から正側へ延びた状態にて、一次側端子13Aに接続される。すなわち、一次側端子13Aに対する第1の配線L1の入線方向D1は、負側から正側へ向かうZ軸方向となる。
分岐ブレーカ4の二次側端子14Bは、分岐ブレーカ4のZ軸方向の負側に設けられているため、二次側端子14Bに接続される第2の配線L2は、分岐ブレーカ4に対してZ軸方向の負側に配置される。二次側端子14Bに接続された第2の配線L2は、Z軸方向における負側から正側へ延びた状態にて、二次側端子14Bに接続される。すなわち、二次側端子14Bに対する第2の配線L2の入線方向D2は、負側から正側へ向かうZ軸方向となる。
以上のような構成により、主幹ブレーカ3の一次側端子13A、及び分岐ブレーカ4の二次側端子14Bは、Z軸方向において同じ側、すなわち負側に配置される。また、主幹ブレーカ3の一次側端子13Aに対する入線方向D1と、分岐ブレーカ4の二次側端子14Bの入線方向D2とは、同じ側、すなわち負側から正側へ向かうZ軸方向に設定される。
次に、図1及び図2を参照して、ベース部2を介してブレーカ3,4に対して配線L1,L2を引き出すための構造について説明する。図1及び図2に示すように、ベース部2には、第1の開口部11と、第2の開口部12が形成される。第1の開口部11は、主幹ブレーカ3の一次側端子13Aに対して接続する第1の配線L1(図3(a)参照)をベース部2の背面6b側から通過させるための箇所である。第2の開口部12は、分岐ブレーカ4の二次側端子14Bに対して接続する第2の配線L2を背面6b側から通過させる箇所である。開口部11,12は、ベース部2を実装面6a側から背面6bまでY方向へ貫通する貫通部を形成することによって構成される。
第1の開口部11は、ベース部2のX軸方向の負側の領域であって、主幹ブレーカ3に対するZ軸方向の負側の領域に形成される。第2の開口部12は、ベース部2のX軸方向の正側の領域であって、分岐ブレーカ4に対するZ軸方向の負側の領域に形成される。開口部11,12は、矩形状の貫通部として構成されている。また、開口部11,12間には、両者を区切って、第1の配線L1と第2の配線L2を分けるための柱部17が形成されている。ただし、開口部11,12の形状や大きさは特に限定されず適宜変更してもよい。また、開口部11,12は柱部17で区切られている必要はなく、図3(a)のように開口部11,12が互いに連通していてもよい。
本実施形態に係る分電盤1、及び主幹ブレーカ3の作用・効果について説明する。
まず、図3(b)を参照して、比較例に係る分電盤100について説明する。分電盤100において、主幹ブレーカ103の一次側端子113AはZ軸方向の正側に設けられ、二次側端子113Bは負側に設けられている。分岐ブレーカ104の一次側端子114AはZ軸方向の正側に設けられ、二次側端子114Bは負側に設けられている。また、主幹ブレーカ103の二次側端子113Bと、分岐ブレーカ104の一次側端子114Aとは、銅バー108によって電気的に接続されている。この銅バー108は、Z軸方向の負側で延びる部分108aと、Z軸方向に延びる部分108bと、Z軸方向の正側で延びる部分108cと、を有する。主幹ブレーカ103の二次側端子113Bは、ネジ締め方式にて下側で延びる部分108aに接続される。
上述の分電盤100では、主幹ブレーカ103の一次側端子113Aと、分岐ブレーカ104の二次側端子114Bとが、互いに異なる方向を向いている。従って、分岐ブレーカ104の二次側端子114Bへの入線と、主幹ブレーカ103の一次側端子113Aへの入線は、互いに異なる方向から行われる。このように、主幹ブレーカ103と分岐ブレーカ104への入線方向が異なることで、通線作業に手間がかかる可能性がある。また、分電盤100のように入線方向が異なる構造では、壁から配線を引き出すための開口部も設けにくく、開口部が狭い場合には、通電作業時に内機(ブレーカ、銅バー、ベースプレートなどのユニット)を取り外す必要も生じてしまう。あるいは、開口部を大きくすると、分電盤100全体が大きくなってしまうという問題も生じる。また、銅バー108が複雑な形状であって広い範囲にわたって配置されることになる。この場合、各部分108bの幅寸法W1,W2,W3の分だけ、分電盤100全体が大きくなるという問題が生じる。例えば、銅バー108の各部位の幅寸法が「W1=20mm」「W2=40mm」「W3=20mm」に設定され、分電盤100の高さが「H=220mm」に設定され、分電盤100の長さが「L=510mm」に設定される。また、銅バー108に穴加工などがなされる場合、部品数が増え、コストが上昇する。また、銅バー108の露出部が広い範囲に存在すると、ゴミなどの異物が付着しやすくなる。
これに対し、図3(a)に示すように、本実施形態に係る分電盤1では、ベース部2の正面視において、主幹ブレーカ3の一次側端子13A、及び分岐ブレーカ4の二次側端子14Bは、Z軸方向において同じ側(負側)に配置される。この場合、主幹ブレーカ3の一次側端子13Aへの入線と、分岐ブレーカ4の二次側端子14Bへの入線とは、同じ方向から行われる。そのため、作業者は、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4に対する通線作業を同じ方向から容易に行うことができる。また、分岐ブレーカ4が、X軸方向において主幹ブレーカ3と並ぶようにベース部2に設けられているため、ベース部2において、主幹ブレーカ3と分岐ブレーカ4とを通線作業側とは反対側(Z軸方向の正側)へ寄せることで、通線作業のスペースを確保し易くなる。以上により、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4に対する通線作業を容易に行うことができる。
ベース部2には、主幹ブレーカ3の一次側端子13Aに対して接続する第1の配線L1をベース部2の背面6b側から通過させる第1の開口部11と、分岐ブレーカ4の二次側端子14Bに対して接続する第2の配線L2を背面6b側から通過させる第2の開口部12と、が形成され、第1の開口部11及び第2の開口部12は、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4に対し、Z軸方向における同じ側に配置されてよい。この場合、作業者は、壁の第1の配線L1及び第2の配線L2を、Z軸方向における同じ側の第1の開口部11及び第2の開口部12から容易に引き出すことができる。そして、作業者は、引き出した第1の配線L1及び第2の配線L2を主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4に対して、同じ方向である下側から入線することができる。
主幹ブレーカ3の二次側端子13Bは、プラグイン方式の端子であってよい。この場合、ベース部2において、主幹ブレーカ3を通線作業側とは反対側であるZ軸方向の正側へ寄せ易くなり、通線作業のための下側のスペースを確保し易くなる。本実施形態では、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4を背面側にて銅バー8にプラグイン接続できるため、「W1」「W3」の分だけZ軸方向のスペースが必要になっている図3(b)の銅バー108とは違い、銅バー8に阻害されることなく、Z軸方向の正側へ寄せることができる。
分岐ブレーカ4の一次側端子14Aは、プラグイン方式の端子であり、主幹ブレーカ3の二次側端子13B、及び分岐ブレーカ4の一次側端子14Aは、ベース部2に設けられた同一の銅バー8に対してプラグイン接続されてよい。この場合、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4を銅バー8にプラグイン接続するだけで、容易に両者を横方向に並ぶように配置することができる。
銅バー8はX軸方向に延びる帯状の形状を有しており、銅バー8の両側の主面8a,8bは、主幹ブレーカ3との接続位置CP1から分岐ブレーカ4との接続位置CP2に至るまで平面を維持してよい。このように銅バー8をシンプルな構成とすることで、部品点数、コストの削減をすることができる。
主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4は、正面側から銅バー8を覆ってよい。この場合、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4自身が、銅バー8の露出部分を覆う部材として機能することができる。
本実施形態に係る主幹ブレーカ3は、二次側端子13Bがプラグイン方式の端子であり、逆接続が可能である。この主幹ブレーカ3によれば、分岐ブレーカ4の一次側端子14Aが接続されている銅バー8に対し、主幹ブレーカ3の一次側端子13Aとしてプラグイン接続することができる。このとき、主幹ブレーカ3の一次側端子13Aを分岐ブレーカ4の二次側端子14Bと同じ側に容易に配置することができる。これにより、上述の分電盤1と同様に、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4に対する通線作業を容易に行うことが可能となる。
本実施形態に係る分電盤1は、構成通電作業を行い易い構成としつつも、比較例の銅バー108の露出部分の幅寸法W1,W2,W3を略すことができるので、全体をコンパクトな構成とすることができる。例えば、分電盤1の高さを「H=200mm」に設定され、分電盤100の長さが「L=470mm」に設定することができる。また、銅バー8に穴加工や複雑な構造などが不要となるため、部品数を低減し、コストを低減することができる。また、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4で覆うことで銅バー8の露出部を低減し、ゴミなどの異物を低減できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、主幹ブレーカ3の二次側端子13Bと分岐ブレーカ4の一次側端子14Aとは、各ブレーカ3,4の背面側に設けられていた。これに代えて、図4に示すように、主幹ブレーカ3の二次側端子13Bと分岐ブレーカ4の一次側端子14Aとは、各ブレーカ3,4のZ軸方向の正側の端部に設けられてよい。この場合、銅バー8は、XZ平面に平行な主面を有するように配置される。主幹ブレーカ3の二次側端子13B及び分岐ブレーカ4の一次側端子14Aは、このような銅バー8に対して、Z軸方向の負側から正側へ向かって差し込まれることで、プラグイン接続される。このような構成においても、主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4をZ軸方向の正側へ挿入することで、全体的にZ軸方向の正側へ寄せやすくなり、通線作業のスペースを確保し易くなる。このとき、図5に示すように、銅バー8を樹脂部材50で覆うことによって、銅バー8の露出部を無くすことができる。
なお、本願発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、ベース部2内における主幹ブレーカ3及び分岐ブレーカ4の位置関係は適宜変更可能である。
1…分電盤、2…ベース部、3…主幹ブレーカ、4…分岐ブレーカ、8…銅バー(導体バー)、11…第1の開口部、12…第2の開口部、13A…主幹ブレーカの一次側端子、13B…主幹ブレーカの二次側端子、14A…分岐ブレーカの一次側端子、14B…分岐ブレーカの二次側端子。

Claims (7)

  1. ベース部と、
    前記ベース部に設けられる主幹ブレーカと、
    第1の方向において前記主幹ブレーカと並ぶように前記ベース部に設けられた分岐ブレーカと、を備え、
    前記ベース部の正面視において、前記主幹ブレーカの一次側端子、及び前記分岐ブレーカの二次側端子は、前記第1の方向に直交する第2の方向において同じ側に配置され
    前記ベース部には、
    前記主幹ブレーカの前記一次側端子に対して接続する第1の配線を前記ベース部の背面側から通過させる第1の開口部と、
    前記分岐ブレーカの前記二次側端子に対して接続する第2の配線を前記背面側から通過させる第2の開口部と、が形成され、
    前記第1の開口部及び前記第2の開口部は、前記主幹ブレーカ及び前記分岐ブレーカに対し、前記第2の方向における同じ側に配置され、
    前記ベース部は、前記主幹ブレーカと、前記分岐ブレーカと、前記主幹ブレーカ及び前記分岐ブレーカが接続される導電バーと、を一体に支持するベースプレートを備え、
    前記第1の開口部及び前記第2の開口部は、互いに連通している、分電盤。
  2. ベース部と、
    前記ベース部に設けられる主幹ブレーカと、
    第1の方向において前記主幹ブレーカと並ぶように前記ベース部に設けられた分岐ブレーカと、を備え、
    前記ベース部の正面視において、前記主幹ブレーカの一次側端子、及び前記分岐ブレーカの二次側端子は、前記第1の方向に直交する第2の方向において同じ側に配置され、
    前記ベース部は、前記主幹ブレーカと、前記分岐ブレーカと、前記主幹ブレーカ及び前記分岐ブレーカが接続される導電バーと、を一体に支持するベースプレートを備え、
    複数の前記導電バーは、互いに間隔を空けて前記ベースプレートに設けられる、分電盤。
  3. 前記ベース部には、
    前記主幹ブレーカの前記一次側端子に対して接続する第1の配線を前記ベース部の背面側から通過させる第1の開口部と、
    前記分岐ブレーカの前記二次側端子に対して接続する第2の配線を前記背面側から通過させる第2の開口部と、が形成され、
    前記第1の開口部及び前記第2の開口部は、前記主幹ブレーカ及び前記分岐ブレーカに対し、前記第2の方向における同じ側に配置される、請求項に記載の分電盤。
  4. 前記主幹ブレーカの前記二次側端子は、プラグイン方式の端子である、請求項1~3の何れか一項に記載の分電盤。
  5. 前記分岐ブレーカの前記一次側端子は、プラグイン方式の端子であり、
    前記主幹ブレーカの前記二次側端子、及び前記分岐ブレーカの前記一次側端子は、前記ベース部に設けられた同一の前記導電バーに対してプラグイン接続される、請求項に記載の分電盤。
  6. 前記導電バーは前記第1の方向に延びる帯状の形状を有しており、
    前記導電バーの両側の主面は、前記主幹ブレーカとの接続位置から前記分岐ブレーカとの接続位置に至るまで平面を維持する、請求項に記載の分電盤。
  7. 前記主幹ブレーカ及び前記分岐ブレーカは、正面側から前記導電バーを覆う、請求項5又は6に記載の分電盤。
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