[第1実施形態]
以下、添付の図面を参照しながらシートシステムの第1実施形態について説明する。
図1に示すように、シートシステム1は、ユーザが着座可能なシート10と、表示部の一例としてのモニタMと、制御部100とを備えている。シート10は、シートクッション11と、シートバック12と、ヘッドレスト13を備えている。シートクッション11、シートバック12およびヘッドレスト13は、それぞれ、ユーザと接触可能な座面Fを有するシート本体を構成する。
シートクッション11は、左右中央に配置されたベース部11Aと、ベース部11Aの左右両方の外側に配置された張り出し部11Bを有する。ベース部11Aは、ユーザの臀部および太ももを下から接触して支える。張り出し部11Bは、ユーザの太ももおよび臀部の側部を支持するためにベース部11Aからユーザ側に張り出している。
また、シートバック12も同様に、左右中央に配置されたベース部12Aと、ベース部12Aの左右両方の外側に配置された張り出し部12Bを有する。ベース部12Aは、ユーザの背中に接触して背中を後から支える。張り出し部12Bは、ユーザの上体の側部を支持するためにユーザ側に張り出している。
図2に示すように、シートクッション11は、フレームFLと、パッドPと、表皮SKを備えている。フレームFLは、金属などからなり、パッドPを支持する。パッドPは、ウレタンフォームなどのクッション材からなる。表皮SKは、合成皮革や布地などからなり、パッドPを覆っている。また、シートバック12およびヘッドレスト13も同様に、フレームと、パッドと、表皮を備えている。
図1に戻って、シート10は、電動リクライニング機構21と、複数のエアセル22と、複数の振動デバイス23と、電動スライド機構30と、複数のヒータ41~44と、複数のスピーカ50とをさらに備えている。電動リクライニング機構21、エアセル22、振動デバイス23、電動スライド機構30、ヒータ41~44および複数のスピーカ50は、通電により作動する電動デバイスである。これらの電動デバイスのうち、電動リクライニング機構21、エアセル22および振動デバイス23は、シート10の一部分のみを動かす電動デバイスである。言い換えると、電動リクライニング機構21、エアセル22および振動デバイス23は、シート10の一部を部分的に動かす。
電動リクライニング機構21は、シートバック12を傾動させる機構である。電動リクライニング機構21は、通電により作動するモータを備えている。
エアセル22は、膨張・収縮可能な袋22Aと、図示しないポンプおよびチューブを備えている。ポンプは、袋22A内に空気を送り込んだり、袋22A内から空気を吸いだしたりする機能を有し、通電により作動する。チューブは、袋22Aとポンプを繋ぐ。
図2に示すように、袋22Aは、パッド内に埋め込まれている。なお、ポンプは、例えば、シート10のフレームに固定されている。袋22Aは、シート10の座面Fの一部を、図2(a)に示す第1位置と、図2(b)に示す第2位置との間で移動させることが可能となっている。ここで、第2位置は、第1位置よりもユーザ側に突出した位置である。
図1に戻って、シートクッション11は、複数の袋22Aを有する。シートクッション11のベース部11Aには、複数、例えば2つの袋22Aが配置されている。シートクッション11の左右の張り出し部11Bには、それぞれ袋22Aが1つずつ配置されている。
シートバック12は、複数の袋22Aを有する。シートバック12のベース部12Aには、複数、例えば4つの袋22Aが配置されている。シートバック12の左右の張り出し部12Bには、それぞれ袋22Aが1つずつ配置されている。
振動デバイス23は、通電により振動するデバイスである。振動デバイス23は、シートバック12のベース部12Aに、複数、例えば4つ設けられている。振動デバイス23は、例えば、パッドの中に埋め込まれている。
電動スライド機構30は、シート10を前後方向にスライドさせる機構である。ここで、シート10は、図示せぬスライドレールに前後方向に移動可能に支持されている。電動スライド機構30は、通電により作動するモータを備えている。
ヒータ41~44は、通電により発熱する面状発熱体である。ヒータ41~44は、表皮とパッドの間に配置されている(図2参照)。ヒータ41は、シートクッション11のベース部11Aに設けられている。ヒータ42は、シートクッション11の左右の張り出し部11Bに1つずつ設けられている。
ヒータ43は、シートバック12のベース部12Aに設けられている。ヒータ44は、シートバック12の左右の張り出し部12Bに1つずつ設けられている。
スピーカ50は、通電により音を発生するデバイスである。スピーカ50は、シートバック12の上部の左右に1つずつ設けられている。スピーカ50は、ヘッドレスト13の左右に1つずつ設けられている。スピーカ50は、例えば、パッドの中に埋め込まれている。
シート10は、リクライニングスイッチ61と、スライドスイッチ62と、モード切替スイッチ63とをさらに備えている。
リクライニングスイッチ61は、電動リクライニング機構21を作動させるための操作部である。リクライニングスイッチ61は、例えば、前後方向に傾動可能となっている。リクライニングスイッチ61は、前方に傾動されると、シートバック12を前傾させるための前傾指令を制御部100に出力する。リクライニングスイッチ61は、後方に傾動されると、シートバック12を後傾させるための後傾指令を制御部100に出力する。
スライドスイッチ62は、電動スライド機構30を作動させるための操作部である。スライドスイッチ62は、例えば、前後方向にスライド可能となっている。スライドスイッチ62は、前方にスライドされると、シート10を前方に移動させるための前進指令を制御部100に出力する。スライドスイッチ62は、後方にスライドされると、シート10を後方に移動させるための後退指令を制御部100に出力する。
モード切替スイッチ63は、制御部100のモードを、第1モードと、第2モードとに切り替えるためのスイッチである。ここで、第1モードは、後述する第2制御を禁止するモードである。また、第2モードは、第2制御を許可するモードである。モード切替スイッチ63は、例えば、押しボタン式のスイッチである。モード切替スイッチ63は、ユーザによって押されるたびに、ON状態とOFF状態とに交互に切り替わる。
制御部100は、例えば、CPU、RAM、ROM、入出力回路などを備えて構成されている。制御部100は、シート10に設けられていてもよいし、シート10以外の部材に設けられていてもよい。
図3に示すように、制御部100は、モニタM、各種スイッチ(61~63)および各種電動デバイス(21~23,30,41~44,50)に接続されている。制御部100は、複数のヒータ41~44をそれぞれ個別に作動させることが可能であり、複数のエアセル22、複数の振動デバイス23および複数のスピーカ50もそれぞれ、個別に作動させることが可能である。制御部100は、第1制御と、第2制御と、第3制御と、を選択して実行する機能を有する。
第1制御は、操作部から操作指令を取得した場合に、電動デバイスを、操作指令に対応した第1作動状態にする制御である。言い換えると、第1制御は、ユーザの意図通りの作動状態で、電動デバイスを作動させる制御である。
具体的に、制御部100は、リクライニングスイッチ61からの指令に基づいて第1制御を実行する際に、指令が前傾指令である場合には、シートバック12が前傾するように電動リクライニング機構21を作動させ、指令が後傾指令である場合には、シートバック12が後傾するように電動リクライニング機構21を作動させる。また、制御部100は、スライドスイッチ62からの指令に基づいて第1制御を実行する際に、指令が前進指令である場合には、シート10が前進するように電動スライド機構30を作動させ、指令が後退指令である場合には、シート10が後退するように電動スライド機構30を作動させる。
第2制御は、操作部から操作指令を取得した場合に、電動デバイスを、操作指令に対応しない第2作動状態にする制御である。言い換えると、第2制御は、ユーザの意図に反した作動状態で、電動デバイスを作動させる制御である。
具体的に、制御部100は、リクライニングスイッチ61からの指令に基づいて第2制御を実行する際に、指令が前傾指令である場合には、シートバック12が後傾するように電動リクライニング機構21を作動させ、指令が後傾指令である場合には、シートバック12が前傾するように電動リクライニング機構21を作動させる。また、制御部100は、スライドスイッチ62からの指令に基づいて第2制御を実行する際に、指令が前進指令である場合には、シート10が後退するように電動スライド機構30を作動させ、指令が後退指令である場合には、シート10が前進するように電動スライド機構30を作動させる。つまり、制御部100は、第2制御において、操作指令とは逆の動作となるように電動デバイスを制御する。
ここで、シートバック12とシート10は、シート10の少なくとも一部である可動部に相当する。電動リクライニング機構21と電動スライド機構30は、可動部を第1位置と第2位置との間で移動させる機構に相当する。そして、例えば前傾指令と前進指令は、可動部を第1位置から第2位置に向けて移動させる指令に相当する。制御部100は、第1制御を実行する場合には、可動部を第1位置から第2位置に向けて移動させ、第2制御を実行する場合には、可動部を第2位置から第1位置に向けて移動させる。
第3制御は、操作部から操作指令を取得した場合に、電動デバイスを作動させない制御である。言い換えると、第3制御は、ユーザの意図に反して、電動デバイスを作動させない制御である。
具体的に、制御部100は、第3制御を実行する場合には、リクライニングスイッチ61からの指令を受けても、電動リクライニング機構21を作動させない。また、制御部100は、第3制御を実行する場合には、スライドスイッチ62からの指令を受けても、電動スライド機構30を作動させない。
制御部100は、モード切替スイッチ63によって、第1モードと第2モードとに切替可能となっている。第1モードは、ユーザの意図した動作で電動デバイスが作動するモードである。以下の説明では、第1モードを、「通常モード」ともいう。
第2モードは、図5に示すモニタMの画面M1に映し出された猫とシート10を介して触れ合うことができるモードである。以下の説明では、第2モードを、「ネコモード」ともいう。
ネコモードにおいて、制御部100は、モニタMの画面M1に表示された猫がシートに対して行うアクションに応じて、各種電動デバイスを制御する。ネコモードでは、電動デバイスが、ユーザの意図した動作で作動したり、意図に反した動作で作動したり、意図に反して作動しなかったりする。
制御部100は、モード切替スイッチ63がOFF状態のとき、通常モードとなる。制御部100は、モード切替スイッチ63がON状態のとき、ネコモードとなる。
制御部100は、通常モードである場合において、操作指令が入力されると、第1制御のみを実行する。制御部100は、ネコモードである場合において、操作指令が入力されると、第1制御、第2制御および第3制御をランダムに選択して実行する。なお、各制御が選択される確率は同じにしてもよいし、異ならせてもよい。例えば、第1制御が選択される確率を、第2制御および第3制御が選択される確率よりも高くしてもよい。
ネコモードにおいて、制御部100は、モニタMの画面M1に、シート10を模したシート画像G1と、猫を模したキャラクタ画像G2とを表示する。ネコモードにおいて、制御部100は、キャラクタ画像G2がシート画像G1にアクションを起こす動画を画面M1に表示させ、キャラクタ画像G2のアクションに合わせて電動デバイスによってシート10の少なくとも一部を動かす画像シート連動処理を実行する。ここで、動画の再生を開始するタイミングと、電動デバイスの作動を開始するタイミングは、同時であってもよいし、いずれかが先であってもよい。
ネコモードにおいて、制御部100は、電動デバイスを作動させる操作指令が入力された場合に、第1制御、第2制御および第3制御を選択し、画像シート連動処理を実行する。詳しくは、制御部100は、選択した制御に対応する電動デバイスの状態に合わせて、キャラクタ画像G2を動かす。
ネコモードにおいて、制御部100は、電動デバイスを作動させる操作指令の入力がなく、かつ、操作指令とは別の条件が満たされた場合にも、画像シート連動処理を実行する。本実施形態では、別の条件を、「所定時間の間、操作指令の入力がないこと」とする。操作指令の入力がない場合に実行する画像シート連動処理では、制御部100は、画面M1に表示する動画(画像)をランダムに選択し、選択した動画に合わせて、対応する電動デバイスを作動させる。なお、制御部100は、作動させる電動デバイスをランダムに選択し、選択した電動デバイスの動きに対応した動画を画面M1に表示してもよい。
以下、画像シート連動処理の具体例について説明する。
図6(a),(b)に示すように、制御部100は、シートバック12を後傾させる場合には、キャラクタ画像G2がシート画像G1のうちシートバック12に相当する部位にアクションを起こす動画を画面M1に表示させ、キャラクタ画像G2のアクションに合わせて、シートバック12を電動リクライニング機構21によって後傾させる。本実施形態では、制御部100は、画面M1に、シート画像G1のシートバック付近の部分に猫がぶら下がり、シート画像G1のシートバック部分が徐々に後ろに倒れていくような動画を表示する。また、制御部100は、画面M1に、「シートを後ろに倒すにゃ~」といった文字の画像であって、猫の動作を示す画像を表示する。
なお、制御部100は、スピーカ50によって、文字の画像で示した内容を音声で出力してもよい。この場合、画面M1の猫の口の位置に最も近いスピーカ50、例えばヘッドレスト13のスピーカ50から音声を出力するとよい。
制御部100は、キャラクタ画像G2がシート画像G1のシートバック部分を後ろに傾動させるのに合わせて、電動リクライニング機構21により実際のシートバック12を後ろに傾動させる。つまり、制御部100は、猫のぶら下がりによって後ろに倒れていくシート画像G1のシートバック部分の動きに合わせて、電動リクライニング機構21を作動させ、実際のシートバック12を徐々に後ろに倒していく。
なお、シートバック12を前傾させる場合には、例えば、猫がシートバック部分を前に押していく動画を画面M1に表示してもよいし、猫がシートバック部分の上部をロープなどを使って前から引っ張っていく動画を画面M1に表示してもよい。シートバック12を前傾させる場合にも、制御部100は、画面M1の猫の動きやシートバック部分の動きに合わせて、実際のシートバック12を徐々に前に倒していく。
図7(a),(b)に示すように、制御部100は、シート10を後方にスライドさせる場合には、猫がシートを前から押すことで猫とシートが後方に移動していく動画を画面M1に表示させ、猫とシートの移動に合わせて、シート10を電動スライド機構30によって後方に移動させる。また、制御部100は、画面M1に、「シートを後ろに移動だにゃ~」といった文字の画像であって、猫の動作を示す画像を表示する。なお、この場合も前述と同様に、文字の画像の内容をスピーカ50から音声で出力してもよい。
なお、シート10を前方にスライドさせる場合には、例えば、猫がシートを前に押していく動画を画面M1に表示してもよいし、猫がロープなどを使ってシートを前から引っ張っていく動画を画面M1に表示してもよい。シート10を前方にスライドさせる場合にも、制御部100は、画面M1の猫の動きやシートの動きに合わせて、実際のシート10を徐々に前に移動させる。
図8(a),(b)に示すように、制御部100は、画面M1に、猫がシートクッションの下に潜り込む動画を表示する場合、キャラクタ画像G2がシート画像G1のシートクッション部分を押し上げるのに合わせて、シートクッション11のベース部11Aに配置されたエアセル22を作動させることで、ベース部11Aの座面Fの一部を上に移動させる。なお、作動させるエアセル22は、左右2つのエアセル22のうち少なくとも1つであればよい。また、制御部100は、画面M1に、「シートの下に潜るにゃ~」といった文字の画像であって、猫の動作を示す画像を表示する。なお、この場合も前述と同様に、文字の画像の内容をスピーカ50から音声で出力してもよい。
図9(a),(b)に示すように、制御部100は、画面M1に、猫がシートクッションの張り出し部でくつろぐ動画を表示する場合、キャラクタ画像G2が呼吸により身体を膨張・収縮させることでシート画像G1の張り出し部の一部を繰り返し動かすのに合わせて、シートクッション11の張り出し部11Bに配置されたエアセル22を膨張・収縮させる。これにより、エアセル22は、シートクッション11の張り出し部11Bの座面Fの一部を第1位置と第2位置との間で往復させる。
また、制御部100は、画面M1に、猫がシートクッションの張り出し部でくつろぐ動画を表示する場合、張り出し部11Bに配置されたヒータ42を作動させる。言い換えると、制御部100は、キャラクタ画像G2をシート画像G1のうちヒータ42およびエアセル22に対応する位置に表示するとともに、ヒータ42およびエアセル22を作動させる。なお、ヒータ42の温度は、猫の体温に相当する温度とするのがよい。
また、制御部100は、画面M1に、「くつろぐにゃ~」といった文字の画像であって、猫の状態を示す画像を表示する。なお、この場合も前述と同様に、文字の画像の内容をスピーカ50から音声で出力してもよい。
なお、実際のシート10には張り出し部11Bが左右にあるので、画面M1に表示されるシートが側面から見た画像である場合、2つの張り出し部11Bの少なくとも一方に設けられるエアセル22とヒータ42を作動させればよい。また、画面上のシートが斜めから見た立体画像、または正面から見た画像である場合には、左右のうち猫が位置する方の張り出し部11Bに配置されるエアセル22とヒータ42を作動させればよい。
図10(a),(b)に示すように、制御部100は、画面M1に、猫がシートバックで爪とぎする動画を表示する場合、爪とぎする猫の前足の動きに合わせて、シートバック12内の振動デバイス23およびスピーカ50を作動させる。詳しくは、画面M1上の猫が左前足でシートバックを引っ掻いている場合には、制御部100は、左側の振動デバイス23を振動させ、左側のスピーカ50からシートを引っ掻く音を出力する。また、画面M1上の猫が右前足でシートバックを引っ掻いている場合には、制御部100は、右側の振動デバイス23を振動させ、右側のスピーカ50からシートを引っ掻く音を出力する。
なお、振動デバイス23は、左側に2つ、右側に2つあるため、制御部100は、左側の少なくとも1つの振動デバイス23と、右側の少なくとも1つの振動デバイス23を作動させればよい。
制御部100は、画面M1に、猫が散歩に行く動画を表示する場合、キャラクタ画像G2をシート画像G1から遠ざかるように移動させ、シート10の一部を動かすための電動デバイスを作動させない。また、制御部100は、画面M1に、「お散歩に行ってくるにゃ~」といった文字の画像であって、猫の動きを示す画像を表示する。なお、この場合も前述と同様に、文字の画像の内容をスピーカ50から音声で出力してもよい。
次に、制御部100の動作について詳細に説明する。
制御部100は、図4に示す処理を繰り返し実行する。図4に示す処理において、制御部100は、まず、モード切替スイッチ63がONであるか否かを判定する(S1)。ステップS1においてモード切替スイッチ63がONでないと判定した場合には(No)、制御部100は、モードを第1モード、つまり通常モードにして(S2)、本処理を終了する。なお、通常モードにおいて操作指令が入力された場合には、制御部100は、第1制御のみを実行する。
ステップS1においてモード切替スイッチ63がONであると判定した場合には(Yes)、制御部100は、モードを第2モード、つまりネコモードにして(S3)、画面M1に、図5に示すホーム画面を表示する(S4)。ステップS4の後、制御部100は、モード切替スイッチ63がONであるか否かを判定する(S13)。
ステップS13においてモード切替スイッチ63がONであると判定した場合には(Yes)、制御部100は、リクライニングスイッチ61が操作されたか否かを判定する(S5)。ステップS13においてモード切替スイッチ63がONでないと判定した場合には(No)、制御部100は、本処理を終了する。
ステップS5においてリクライニングスイッチ61が操作されたと判定した場合には(Yes)、制御部100は、リクライニングスイッチ61からの操作指令に対応した第1制御、第2制御および第3制御から1の制御をランダムに選択する(S6)。ステップS6の後、制御部100は、選択した制御を実行し、かつ、実行する制御に合わせた画像を画面M1に表示して(S7)、本処理を終了する。
具体的には、例えば、リクライニングスイッチ61からの操作指令が後傾指令であり、かつ、第1制御を選択した場合、制御部100は、図6(a)に示す動画を画面M1に表示して、シートバック12を電動リクライニング機構21によって後ろに倒す。また、例えば、リクライニングスイッチ61からの操作指令が前傾指令であり、かつ、第2制御を選択した場合、制御部100は、図6(a)に示す動画を画面M1に表示して、シートバック12を電動リクライニング機構21によって後ろに倒す。また、例えば、第3制御を選択した場合、制御部100は、図11(a)に示す動画を画面M1に表示して、電動リクライニング機構21を作動させない。
ステップS5においてNoと判定した場合、制御部100は、スライドスイッチ62が操作されたか否かを判定する(S8)。ステップS8においてスライドスイッチ62が操作されたと判定した場合には(Yes)、制御部100は、スライドスイッチ62からの操作指令に対応した第1制御、第2制御および第3制御から1の制御をランダムに選択する(S9)。ステップS9の後、制御部100は、選択した制御を実行し、かつ、実行する制御に合わせた画像を画面M1に表示して(S7)、本処理を終了する。
具体的には、例えば、スライドスイッチ62からの操作指令が後退指令であり、かつ、第1制御を選択した場合、制御部100は、図7(a)に示す動画を画面M1に表示して、シート10を電動スライド機構30によって後ろに移動させる。また、例えば、スライドスイッチ62からの操作指令が前進指令であり、かつ、第2制御を選択した場合、制御部100は、図7(a)に示す動画を画面M1に表示して、シート10を電動スライド機構30によって後ろに移動させる。また、例えば、第3制御を選択した場合、制御部100は、図11(a)に示す動画を画面M1に表示して、電動スライド機構30を作動させない。
ステップS8においてNoと判定した場合、制御部100は、第2モードの開始時または操作部(61,62)が最後に操作された時から所定時間が経過したか否かを判定する(S10)。ステップS10において所定時間が経過していないと判定した場合には(No)、制御部100は、ステップS5の処理に戻る。
ステップS10において所定時間が経過したと判定した場合には(Yes)、制御部100は、図6から図11に示す画像の中から、表示する画像をランダムに選択して、画面M1に表示する(S11)。ステップS11の後、制御部100は、選択した画像に合わせて電動デバイスを制御して(S12)、本処理を終了する。
次に、制御部100の動作の具体例について説明する。
図1に示すように、通常モードにおいては、シート10に着座したユーザが、リクライニングスイッチ61を後方に倒すと、制御部100が第1制御を実行することで、シートバック12がユーザの意図通りに後ろに傾動する。また、ユーザが、スライドスイッチ62を後ろにスライドさせると、制御部100が第1制御を実行することで、シート10がユーザの意図通りに後方に移動する。
ユーザが、モード切替スイッチ63を押してONにすると、制御部100がネコモードに切り替わる。ネコモードでは、まず、制御部100は、図5(a)に示すホーム画面を画面M1に表示する。ネコモードにおいて、ユーザがリクライニングスイッチ61を後方に倒して、リクライニングスイッチ61から後傾指令が出力された場合に、制御部100が第1制御を選択すると、制御部100は、図6(a)に示す画像を画面M1に表示して、シートバック12をユーザの意図通りに後ろに倒す。この際、ユーザは、画面M1を見ることで、猫が自分の操作を手伝ってくれていることを認識することができるので、猫に愛着が湧く。
また、ネコモードにおいて、ユーザがリクライニングスイッチ61を前方に倒して、リクライニングスイッチ61から前傾指令が出力された場合に、制御部100が第2制御を選択すると、制御部100は、図6(a)に示す画像を画面M1に表示して、シートバック12をユーザの意図に反して後ろに倒す。この際、ユーザは、自分の操作とは逆の動作が行われることで驚くが、画面M1に、猫がシートバックを後ろに倒す動作が表示されているので、猫の仕業であるということを認識して、言うことを聞かない猫の身勝手さに癒される。
また、ネコモードにおいて、ユーザがリクライニングスイッチ61を操作した場合に、制御部100が第3制御を選択すると、制御部100は、図11(a)に示す画像を画面M1に表示して、シートバック12を動かさない。この際、ユーザは、リクライニングスイッチ61を操作してもシートバック12が動かないことで驚くが、画面M1に、猫が散歩に行ってくる動画が表示されているので、きまぐれな猫の行動に癒される。
また、ネコモードにおいて、ユーザが所定時間操作部を操作しなかった場合には、制御部100は、図6から図11に示す画像の中から、表示する画像をランダムに選択し、選択した画像に合わせて電動デバイスを制御する。図6、図7または図10の画像が選択された場合、ユーザは、シート10全体またはシートバック12が勝手に動いたり、突然の振動と引っ掻き音が発生したりすることで驚くが、画面M1を見ることで、猫のいたずらが原因であることを知ることができるので、いたずら好きの猫の行動に癒される。
図8または図9の画像が選択された場合、ユーザは、エアセル22の動きなどによって、猫の存在をシート10を介して感じることができるので、猫に愛着が湧く。
制御部100は、第1制御、第2制御または第3制御を実行した後、画面M1の表示をホーム画面に戻す(S1:Yes→S3→S4)。ホーム画面が画面M1に表示されているときにおいて、ネコモードを終了すべく、ユーザがモード切替スイッチ63をOFFにすると、制御部100は、モードを通常モードにする(S13:No→S1:No→S2)。なお、制御部100は、モード切替スイッチ63がONからOFFに切り替えられると、画面M1に表示していたネコモードの画像を消す。
以上、本実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
画面M1上のキャラクタ画像G2がシート画像G1の一部にアクションを起こすと、実際のシート10の一部が電動デバイスによって動くので、ユーザが猫の存在をより感じやすくなる。具体的には、例えば、猫がシートの一部を押すと、電動デバイスが実際のシート10の一部を押すことで、ユーザは、あたかも、猫がユーザを押していることをシート10を介して感じることができるので、猫とシート10を介して触れ合うことができる。
キャラクタ画像G2を、猫を模した画像とすることで、ユーザは、猫とシート10を介して触れ合うことができるので、癒しの効果を得ることができる。また、電動デバイスによってシート10の一部を動かすことで、動いたシート10の一部付近に猫が存在することをユーザが感じることができる。
シート画像G1のうちキャラクタ画像G2が存在する位置に対応したシート10の一部をヒータ42で加熱することで、ユーザが猫の体温をシート10を介して感じることができる。
制御部100が第2制御または第3制御を実行する場合には、ユーザが操作部を操作すると、電動デバイスがユーザの意図しない作動状態になるので、エンターテインメント性を高くすることができる。
第2制御が実行される場合には、シートバック12またはシート10が、第1制御が実行される場合とは逆の方向に動くので、エンターテインメント性を高くすることができる。
第2制御の禁止と許可を切り替えるモード切替スイッチ63を設けたので、ユーザの意思によって、第2制御の禁止と許可を切り替えることができる。
ネコモードにおいて、第1制御、第2制御および第3制御から1つの制御が選択されることで、ユーザがどのタイミングで第2制御が実行されるのかが分からないため、エンターテインメント性を高くすることができる。
ネコモードで第2制御が選択された場合には、画面M1上の猫の動きによって電動デバイスがユーザの意図しない作動状態で作動していることを、ユーザが画面M1を通じて知ることができるので、ユーザを癒すことができる。
ネコモードで第1制御が選択された場合には、ユーザの意図通りに猫がシートを動かすので、ユーザを癒すことができる。
[第2実施形態]
次に、本発明に係るシートシステムの第2実施形態について説明する。なお、本実施形態は、第1実施形態に係る制御部100の処理を少し変更したものであるため、第1実施形態と略同様の構成要素や処理については、同一符号を付し、その説明を省略することとする。
図12に示すように、第2実施形態では、シートシステム1は、車両70に設けられている。車両70は、シートシステム1を備える他、走行状態検知部の一例としてのカメラ71と、道路状況検知部の一例としての加速度センサ72とを備えている。
なお、走行状態検知部は、例えば、ステアリングの舵角を検出センサ、アクセルセンサ、ブレーキセンサなどであってもよい。道路状況検知部は、ナビゲーションシステムの地図情報を取得する装置などであってもよい。
カメラ71 は、車両70の走行状態を検知する機能を有する。具体的に、本実施形態では、カメラ71は、車両70がカーブを走行していることを検知する。
加速度センサ72は、道路状況を検知する機能を有する。具体的に、本実施形態では、加速度センサ72は、車両70が走行または停車している道路が坂道であることを検知する。
制御部100は、カメラ71および加速度センサ72から情報を取得する。制御部100は、カメラ71から取得した走行状態、または、加速度センサ72から取得した道路状況に基づいて、電動デバイスの動きを制限する。具体的には、制御部100は、車両70がカーブを走行している、または、道路が坂道であると判定した場合には、電動デバイスの作動を禁止する。
詳しくは、制御部100は、図13に示す処理を実行する。図13の処理は、図4の処理に、新たなステップS31~S36の処理を加えたものである。
制御部100は、ステップS5においてリクライニングスイッチ61の操作があったと判定した場合には(Yes)、カメラ71または加速度センサ72からの情報に基づいて、車両70がカーブ走行中である、または、道路が坂道であるかを判定する(S31)。ステップS31において、カーブ走行中または坂道であると判定した場合には(Yes)、制御部100は、第3制御を選択することで(S32)、電動リクライニング機構21の作動を禁止する。ステップS32の後、制御部100は、ステップS7の処理に進んで、第3制御を実行するとともに、第3制御に合わせた画像を画面M1に表示する。
ステップS31においてカーブ走行中でなく、かつ、坂道でないと判定した場合には(No)、制御部100は、ステップS6の処理に進んで、第1制御、第2制御および第3制御をランダムに選択する。
制御部100は、ステップS8においてスライドスイッチ62の操作があったと判定した場合には(Yes)、カメラ71または加速度センサ72からの情報に基づいて、車両70がカーブ走行中である、または、道路が坂道であるかを判定する(S33)。ステップS33において、カーブ走行中または坂道であると判定した場合には(Yes)、制御部100は、第3制御を選択することで(S32)、電動スライド機構30の作動を禁止する。
ステップS33においてカーブ走行中でなく、かつ、坂道でないと判定した場合には(No)、制御部100は、ステップS9の処理に進んで、第1制御、第2制御および第3制御をランダムに選択する。
制御部100は、ステップS10において所定時間が経過したと判定した場合には(Yes)、カメラ71または加速度センサ72からの情報に基づいて、車両70がカーブ走行中である、または、道路が坂道であるかを判定する(S34)。ステップS34において、カーブ走行中または坂道であると判定した場合には(Yes)、制御部100は、第3制御に対応した画像を選択する(S35)。ステップS35の後、制御部100は、第3制御を実行して(S36)、本処理を終了する。
以上、第2実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
車両70がカーブ走行中である場合には電動デバイスの作動が禁止されるので、例えばカーブ走行中に勝手にシートバック12が後ろに倒れるなどといった、ユーザが不快に感じるような動きを抑制することができ、快適性を高めることができる。
車両70が坂道に位置する場合には電動デバイスの作動が禁止されるので、例えば上り坂の走行中に勝手にシートバック12が後ろに倒れるなどといった、ユーザが不快に感じるような動きを抑制することができ、快適性を高めることができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、以下に例示するように様々な形態で利用できる。
図14(b)に示すように、シートシステム2は、複数のシート10を備えていてもよい。この場合、制御部100は、図14(a)に示すような、前のシートから後ろのシートへ飛び移る猫の動画を、ステップS11において選択して画面M1に表示してもよい。
図14(a)の画像を選択した場合には、制御部100は、画面M1上の猫が前のシートから飛ぶ動きに合わせて、前のシート10のシートバック12を電動リクライニング機構21によって前に倒す。制御部100は、画面M1上の猫が後ろのシートに着地したタイミングに合わせて、後ろのシート10を電動スライド機構30によって後ろにスライドさせるとともに、後ろのシート10のシートバック12を電動リクライニング機構21によって後ろに倒し、振動デバイス23を作動させる。
この形態によれば、複数のシート10を画面M1の猫の動きに合わせて動かすので、エンターテインメント性をさらに高めることができる。なお、シートシステムがシートを複数備える場合、モニタは、シートごとに1つずつ設けられていてもよい。この場合、シートの横にあるドアにモニタが設けられていてもよい。
前記実施形態では、第2制御において、第1操作部(例えばリクライニングスイッチ61)に対応した第1電動デバイス(例えば電動リクライニング機構21)を第2作動状態で作動させたが、本発明はこれに限定されない。例えば、制御部は、第2制御において、第1操作部では本来操作できない第2電動デバイスを作動させ、第2電動デバイスの作動状態に合わせて、キャラクタ画像を動かしてもよい。
具体的には、例えば、リクライニングスイッチ61を操作した場合に、制御部100が、図7(a)に示す画像を画面M1に表示して、電動スライド機構30によりシート10をスライドさせてもよい。なお、第2制御において、第2電動デバイスを作動させる場合には、第1電動デバイスはどのような状態であってもよい。例えば、第1電動デバイスは、第2作動状態で作動する状態であってもよいし、作動していない状態であってもよいし、第1作動状態で作動する状態であってもよい。
この形態によれば、制御部100が第2制御を実行する場合には、ユーザが第1操作部を操作すると、第1操作部では本来操作できない第2電動デバイスが作動するので、エンターテインメント性を高くすることができる。
また、例えば、第2制御において、第2電動デバイスと第3電動デバイスを作動させてもよい。具体的には、例えば、リクライニングスイッチ61を操作した場合に、図9(a)に示す画像を画面M1に表示して、エアセル22およびヒータ42を作動させてもよい。
この形態によれば、第2制御が実行される場合には、第1電動デバイスとは異なる2つの電動デバイスが作動するので、エンターテインメント性を高くすることができる。
キャラクタ画像は、猫に限らず、人以外の動物を模した画像であってもよい。また、キャラクタ画像は、人を模した画像であってもよい。キャラクタ画像が人を模した画像であっても、画面上の人がシートを叩くなどの動作に合わせて、制御部が、実際のシートの一部を電動デバイスで動かすことで、ユーザはシートを介して画面上の人と触れ合うことができる。
キャラクタ画像は、シート画像より小さい画像であってもよいし、シート画像より大きい画像であってもよい。キャラクタ画像をシート画像より小さい画像とした場合には、キャラクタをシートの上に載せたり、シートの下に潜り込ませたり、キャラクタが起こすアクションの種類を多くすることができる。
電動デバイスの位置や数は、前記実施形態に限定されず、任意に変更可能である。
シートクッションの座面の少なくとも一部を上に移動させる電動デバイスとしては、エアセルに限らず、例えば、電動チルトアップ機構や電動ハイト機構であってもよい。電動チルトアップ機構または電動ハイト機構の場合、シートクッションの座面全体が上に移動する。
電動デバイスを作動させる操作指令の入力がない場合に実行する画像シート連動処理の条件としては、時間に限らず、例えば、車両が停止したことなどの条件であってもよい。
シートの所定部位を、第1位置と第2位置との間で移動させる電動デバイスとしては、エアセルに限らず、例えば、ユーザの運転姿勢をサポートする電動ランバーサポートなどであってもよい。
自動運転を実行可能な車両である場合には、制御部は、手動運転時に第2制御を禁止し、自動運転時に第2制御を許可してもよい。また、制御部は、高速走行のオートクルーズ時に第2制御を許可し、オートクルーズ時以外のときに第2制御を禁止してもよい。また、制御部は、車両の停車中に第2制御を許可し、車両の走行中に第2制御を禁止してもよい。
画像シート連動処理を実行する制御部を備えるシステムは、シートを備えないシステムであってもよい。例えば、システムは、車両の内装部材と、内装部材の一部を動かす電動デバイスと、電動デバイスを制御する制御部と、画面とを備えていてもよい。
画面に表示する画像は、シート画像に限らず、ユーザを模したユーザ画像であってもよい。この場合、ユーザ画像の一部にキャラクタ画像がアクションを起こすと、ユーザ画像の一部に対応するシートの部分が電動デバイスによって動いてもよい。具体的には、例えば、猫が左右の前足でユーザの腰を交互に踏む動画が画面に表示し、シートバックの一部(ユーザの腰に対応した部分)にあるエアセルを膨張・収縮させてもよい。
電動デバイスは、前記実施形態に限らず、例えば、ブロア、ライト、匂いを発生する装置、シートを鉛直軸回りに回転させる装置などであってもよい。シートにブロアが設けられ、ブロアからの風をシートの座面からユーザに当てることが可能な場合、図9(a)に示す画像を画面M1に表示するときに、ブロアを作動させてもよい。この場合、ブロアの風で、猫の呼吸を演出することができる。
操作部からの操作指令に基づいて第1制御または第2制御を実行する機能は、シートに限らず、電動デバイスを備えるものであれば、どのようなものにも適用可能である。例えば、前記機能を車両に適用した場合、車両に設けられるエアコンのスイッチをユーザが操作して温度を上げようとしたときにおいて、第1制御が実行される場合には設定温度が通常通り上がっていき、第2制御が実行される場合には設定温度が下がっていくように構成することができる。
操作部は、音声入力により操作指令を出力するマイクや、ユーザのジェスチャー(身体の動き)を撮像してジェスチャーに対応した操作指令を出力する装置などであってもよい。
シートは、自動車で使用される車両用シートであってもよいし、その他の乗物用シート、例えば、船舶や航空機などで使用されるシートであってもよい。また、シートは、乗物用シートに限らず、例えば、座椅子、家具やアウトドアの椅子、病院の待合椅子、公園のベンチ、ベッド、マットレスなどであってもよい。
図15に示すように、シート10は、ユーザの脹脛を支持するオットマン14と、オットマンを回動させるオットマン作動装置24と、オットマン作動装置24を作動させるためのオットマンスイッチ64と、ランバーサポートとして利用されるエアセル22を作動させるためのエアセルスイッチ65とをさらに備えていてもよい。この場合、制御部100は、表示部で表示したキャラクタの動作に合わせてオットマン作動装置24およびエアセル22の少なくとも一方を作動させてもよい。
また、この場合、制御部100は、オットマンスイッチ64からの操作指令に対応した第1制御と、オットマンスイッチ64からの操作指令に対応しない第2制御を実行してもよい。同様に、制御部100は、エアセルスイッチ65からの操作指令に対応した第1制御と、エアセルスイッチ65からの操作指令に対応しない第2制御を実行してもよい。
シートは、中折れ機構、中折れ機構を作動させるスイッチ、ヘッドレスト移動機構、ヘッドレスト移動機構を作動させるスイッチなどを備えていてもよい。ここで、中折れ機構は、例えばシートバックの上部を下部に対して前後に傾動させる機構である。ヘッドレスト移動機構は、ヘッドレストを上下方向や前後方向に移動させる機構である。この場合も、制御部は、各スイッチからの操作指令に対応した第1制御と、各スイッチからの操作指令に対応しない第2制御を実行してもよい。
表示部は、スマートフォン、タブレット端末、バーチャルリアリティーに利用されるヘッドマウントディスプレイ、カーナビゲーションシステムのモニタなどであってもよい。また、表示部は、速度メータなどを画像で表示するパネルであってもよいし、フロントガラスなどの窓に画像を表示する装置であってもよいし、ヘッドライトに組み込まれ、路面に画像を表示する投影装置などであってもよい。
画面に表示するキャラクタは、ユーザの選択によって変更可能であってもよい。この場合、キャラクタごとに、アクションが変更されてもよい。キャラクタごとに、作動させる電動アクチュエータの種類、電動アクチュエータを作動させる頻度、電動アクチュエータの出力の大きさが設定されていてもよい。
例えば、キャラクタが鳥である場合には、ヘッドレストや肩にある電動デバイス(スピーカやエアセルなど)を他のキャラクタに比べて高い頻度で作動させる。また、キャラクタが鳥である場合、キャラクタが猫などの鳥よりも大きな動物である場合と比べ、キャラクタの動作に合わせて動くシートの一部の動作量を小さくしてもよい。また、キャラクタが犬などの猫よりも大きな動物である場合には、キャラクタの動作に合わせて動くシートの一部の速さを大きくしてもよい。キャラクタが蛇などの爬虫類である場合には、キャラクタが哺乳類である場合と比べ、ヒータの温度を低くしてもよい。
オートクルーズの際に、キャラクタがステアリングを操作している画像を画面に表示してもよい。
カメラなどのセンサによって周囲の車両との位置関係を検出し、位置関係に基づいて電動デバイスの動きを制限してもよい。
運転席とその他の席とで、制御部による走行中の動作制御を異ならせてもよい。例えば、運転席では、停車中のみに第1モードと第2モードの切り替えを可能とし、その他の席では、常に第1モードと第2モードの切り替えを可能としてもよい。
制御部は、衝突を検知した場合または衝突の予知を行った場合に、第2モードでの画像表示と動作を停止し、安全装置を起動してもよい。
ユーザの体格によって、キャラクタの動作に合わせて動くシートの一部の動作量やスピードを変更してもよい。例えば、ユーザの体格が大きい(体重が重い)ほど、シートの一部の動作量を小さくしたり、スピードを小さくしたりすることができる。なお、体格を検知する体格検知部としては、例えば、シートの座面からの圧力を検知する圧力センサ、電磁波センサ、カメラなどの撮影装置などを採用することができる。
また、ユーザの体格に合わせて、動かす電動デバイスを選択してもよい。例えば、猫がシートの下に潜り込む動作に合わせてシートクッションのエアセルを作動させる際において、ユーザの体重が所定値以下の場合には1つのエアセルのみを作動させ、ユーザの体重が所定値よりも大きい場合には2つのエアセルを作動させてもよい。
ユーザの生体情報を検出し、疲労を検知した場合は、疲労回復を目的としたシートの動きと、この動きに応じた画像表示を行ってもよい。生体情報を検知するセンサとしては、脳波、顔の表情、目線、呼吸、心拍、脈拍などのうち少なくとも1つを検知するセンサを採用できる。なお、疲労回復を目的としたシートの動きとしては、例えば、シートのエアセルを作動させることでユーザをマッサージする動きなどが挙げられる。また、この動きに応じた画像表示としては、猫がユーザの身体の一部を揉む動画などが挙げられる。
制御部は、遊ぶモード、疲労回復モード、癒しモード、寝かしつけモードなどの様々なモードをユーザに提案してもよい。シートが複数ある場合に、シートごとでモードが切り替え可能であってもよい。癒しモードまたは寝かしつけモードでは、制御部は、ユーザを睡眠状態に誘導すべく、ユーザの呼吸に合わせてシートバックのエアセルを動作させてもよい。また、癒しモードまたは寝かしつけモードでは、制御部は、猫が左右の前足を交互に動かしてシートバックを後ろから押している動画を表示部で表示してもよい。
ユーザの脳波、顔の表情、目線、呼吸でキャラクタの動き、メッセージを変えてもよい。制御部は、性別や年齢といったユーザ情報に基づいて、ユーザの趣味嗜に合わせたキャラクタをユーザに推薦してもよい。なお、制御部は、ユーザのスマートフォンなどからユーザ情報を取得してもよい。
制御部は、ユーザ情報などに基づいてユーザを判別し、ユーザとの親密度によってキャラクタの音声出力を変更してもよい。なお、親密度は、例えば、ユーザが猫モードを実行した時間が長いほど、高くすることができる。そして、制御部は、親密度が高いほど、キャラクタの言葉を優しい言葉遣いにしてもよい。
表示部による表示やシートの動作に合わせてシートに取り付けられた照明部が動作してもよい。
シートシステムの製造方法としては、例えば以下の方法が挙げられる。
ユーザが着座可能なシートと、前記シートの一部分である所定部位を動かす電動デバイスと、前記電動デバイスを制御する制御部と、表示部と、を備えたシートシステムであって、前記制御部が、前記表示部によって、前記シートを模したシート画像と、キャラクタ画像とを表示可能であり、前記キャラクタ画像が前記シート画像のうち前記所定部位に相当する部位にアクションを起こす動画を前記表示部によって表示し、前記キャラクタ画像のアクションに合わせて前記電動デバイスによって前記所定部位を動かす画像シート連動処理を実行するシートシステムの製造方法であって、前記シートを構成する部材に前記電動デバイスを取り付ける工程と、前記シートを構成する部材に前記制御部を取り付ける工程を有するシートシステムの製造方法。
前記した実施形態および変形例で説明した各要素を、任意に組み合わせて実施してもよい。