JP7719341B2 - 椅子及び机 - Google Patents

椅子及び机

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Description

本発明は、椅子及び当該椅子と共に好適に利用できる机に関する。さらに詳しくは、パソコン作業などの事務作業に適した椅子及び机に関する。
従来、各種の事務作業では、作業用の机が利用されている(例えば、特許文献1)。上記事務作業としては、例えば、机上に載置されたノートパソコン等の操作や、筆記等が行われている。また、上記事務作業を行うにあたり、事務作業用の椅子が用いられている(例えば、特許文献2)。
特許文献1に記載の机は、天板が矩形状に形成されており、天板に載置されたノートパソコンは、ケーブルが、天板の奥行き方向奥側で下方に折り返されて、下方側に案内されている。また、前記ケーブルは、中間部分が収納室に収納されている。
実開平7-34732号公報 実開平2-124063号公報
ところで、特許文献1に記載の机は、ケーブルが天板の奥行方向奥側で折り返されるため、机の奥行方向に壁がある場合は、壁と机の奥側との間にスペースを設ける必要がある。そのため、適宜、机の奥側のスペースを考慮しながら机を設置する必要があり、机の設置が煩雑となる問題がある。
また、特許文献2に記載の椅子は、着座者が着座した際に、着座者の上半身の姿勢が直立又は後傾するものと考えられる。従って、特許文献2に記載の椅子に着座者が着座し、上記特許文献1に記載のような机で作業を行う場合は、首を前傾させるか、あるいは、背もたれから上半身が離れるように上半身を前傾させる必要がある。
しかしながら、首を前傾させたり、姿勢を前傾させたりするためには、着座者に大きな負担がかかる問題がある。そのため、特許文献1及び特許文献2に記載の机及び椅子を用いて事務作業などを行う場合、着座者が長時間の作業を行うことが困難であった。また、上記のように、無理に姿勢を前傾させる場合は、着座者が適宜、足組を行いたくなることがあった。しかしながら、特許文献2に記載のような椅子では、膝先に空間があるため、着座者が容易に足組を行う恐れがある。このように、着座者が足組をした場合、着座者の姿勢に無理が掛かり、着座者の体に負担が掛かる問題がある。
そこで、本発明は、着座者に負担を掛けない椅子や机を提供することを目的とする。また、設置場所の自由度を高めることが可能な机を提供することを目的とする。
(1)上述した課題を解決すべく提供される本発明の椅子は、上面側に着座が可能であり、下面側に接地可能な底面部を有する支持台を備え、前記支持台が、上面側の少なくとも一部に設定される着座域と、前記着座域よりも前方側に向けて突出する突出部と、を有しており、前記着座域が、水平面に対して前傾するように形成されていること、を特徴とするものである。
上述した椅子は、支持台の着座域よりも前方側に向けて突出する突出部を有するものとされている。従って、着座者の両足の間を突出部により仕切ることができるので、着座者が足組することを抑制できる。これにより、着座者が無理な姿勢で着座することを抑制でき、着座者の体にかかる負担を軽減することができる。また、上述した椅子は、着座域が、水平面に対して前傾するように形成されているので、着座者が、無理なく自然に前傾姿勢をとることができる。そのため、特にパソコン等の事務作業に適した椅子を提供することができる。
(2)上述した本発明の椅子は、前記支持台が、前後方向に延びるように形成された支持台本体と、前記支持台本体に対して左右方向に突出するように形成された耳部と、を有し、前記支持台の下面側において、前記耳部及び前記支持台本体の下端部が面一であるとよい。
かかる構成によれば、耳部により、支持台本体が左右に傾斜することを抑制できる。そのため、椅子が左右方向に転倒することを抑制できる。
(3)本発明の椅子は、前記着座域に座面部が、設けられており、前記座面部が、前記支持台上に載置されるとよい。
かかる構成によれば、座面部により、着座者が着座する位置を明確にすることができる。そのため、着座者が着座域以外の部分に着座することを抑制できる。これにより、着座者の着座姿勢に無理が掛かることを抑制できる。
(4)上述した本発明の椅子は、前記突出部の突出端が、曲面状に膨出形成されているとよい。
かかる構成によれば、着座者等が突出部と接触した際の衝撃を緩和することができる。また、デザイン性に富んだ椅子を提供することができる。ここで、突出端の膨出度合いや曲面の度合いは、適宜変更することが可能である。また、突出端の形状は、加工性に合わせて適宜変更することができる。
(5)上述した本発明の椅子は、前記支持台及び前記突出部のいずれか一方又は双方が、前端側から後方側に向けて拡幅するように形成されているとよい。
かかる構成によれば、着座者の足が開き過ぎることを抑制できる。そのため、着座者が無理なく自然な姿勢をとることができる。ここで、支持台や突出部の左右方向の幅は、着座者に合わせて適宜変更することが可能である。また、支持台や突出部の後方側に向けての拡幅度合いも、適宜変更することが可能である。
(6)上述した課題を解決すべく提供される本発明の机は、上述した椅子と対となるように配される机であって、天板部と、前記天板部を下方側から支持する支持脚部と、を有し、前記天板部が、奥行き方向及び幅方向に亘って面状に拡がった主領域と、前記主領域に対して奥行き方向手前側に向けて突出した副領域と、を有し、前記副領域が、前記主領域の幅方向一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられていること、を特徴とするものである。
上述した机は、上述した椅子と対となるように配されるものとされている。また、上述した机は、天板部が下方側から支持脚部により支持されているので、天板部の下方側に、前記椅子や前記椅子に着座した着座者の足を収容するためのスペースが確保される。また、上述した机は、天板部が奥行き方向及び幅方向に亘って面上に拡がった主領域を有している。そのため、前記椅子に着座した着座者が、例えば、主領域に載置されたパソコン等を自然な前傾姿勢で作業することができる。また、上述した机は、主領域の幅方向一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられた副領域(例えば、肘当て)に、着座者が肘や腕を掛けた状態で作業を行うことができる。そのため、前記椅子に着座した着座者が無理なく適度な前傾姿勢を保った状態で作業することができる。これにより、上述した椅子に適した机を提供することができる。
(7)上述した本発明の前記副領域の表面が、前記主領域の表面に対して連続するように形成されているとよい。
かかる構成によれば、副領域と主領域との表面に段差が生じることを抑制できる。そのため、作業者が、副領域を円滑に利用することができる。
(8)上述した本発明の机は、前記主領域が、奥行き方向手前側から奥側に向けて膨出した円弧状に形成されているとよい。
かかる構成によれば、主領域の奥行き方向奥側において膨出した円弧状の奥側膨出部が、例えば平坦な壁と当接するように使用することができる。すなわち、上述した机の奥側膨出部が、壁と向き合うように、当該机を配置することができる。そのため、机の奥側における幅方向両側部分と、壁との間に隙間を確保することができる。これにより、前記隙間を通じてパソコン等の配線類を天板部の上面側から下方側に導くことができる。従って、天板部に配線類用の開孔を別途形成する必要がなく、デザイン性に富む机を提供することができる。
また、上述した机は、主領域の奥行き方向手前側において、奥側方向に向けて円弧状に膨出する円弧部が形成されている。そのため、前記椅子に着座した着座者が前傾姿勢で、円弧部に接近することができる。これにより、着座者が、主領域にアクセスしやすい作業性の良い机を提供することができる。また、デザイン性に富む机を提供することができる。
(9)上述した本発明の机は、前記支持脚部が、前記天板部の幅方向両側に一対の側板を有しており、両側板の間には、幅方向に沿ってフットレストが掛け渡されており、前記フットレストが、前記側板における奥行方向奥側の下端側に配されているとよい。
かかる構成によれば、前記椅子に着座して前傾姿勢となった着座者に対して適正な位置にフットレストが位置するので、着座者が無理なく自然にフットレストに足を載せることができる。これにより、着座者が無理のない姿勢で作業を行うことが可能な机を提供することができる。
本発明によれば、着座者に負担を掛けない椅子や机を提供することができる。また、設置場所の自由度を高めることが可能な机を提供することができる。
(a)は、本発明に係る椅子の平面図であり、(b)は、前記椅子の底面図である。 (c)は、本発明の第一実施形態に係る椅子の正面図であり、(d)は、前記椅子の背面図である。 (e)は、本発明の第一実施形態に係る椅子の右側面図である。 本発明の第一実施形態に係る椅子における座面部の装着の状態を表す説明図である。 本発明に係る椅子の使用状態を示す説明図である。 (a)は、本発明の第二実施形態に係る椅子の平面図であり、(b)は前記椅子の底面図である。 (c)は、本発明の第二実施形態に係る椅子の正面図であり、(d)は、前記椅子の右側面図である。 (a)は、本発明に係る机の平面図であり、(b)は、前記机の底面図である。 (c)は、本発明に係る机の正面図であり、(d)は、前記机の背面図である。 (e)は、本発明に係る机の左側面図であり、(f)は、前記机の右側面図である。 本発明に係る椅子及び机の第一の使用状態を示す説明図である。 本発明に係る椅子及び机の第一の使用状態を平面方向から見た説明図である。 本発明に係る椅子及び机の第二の使用状態を示す説明図である。 本発明に係る椅子及び机の第二の使用状態を平面方向から見た説明図である。
≪椅子の第一実施形態について≫
本発明の第一実施形態に係る椅子10Aについて、図1~図5を参照しつつ以下に詳細を説明する。図1~図3の各図は、本発明に係る椅子10Aを5方向から見たものである。なお、本発明に係る椅子10Aは、右側面の形状と左側面の形状とが対称であるので左側面図は省略していることに留意されたい。
図1~図3に示すように、椅子10Aは、本体を構成する支持台11(支持台本体11とも称する)を備えている。支持台11は、本実施形態では、本体が前端側から後方側に向けて延びるように形成されている。本実施形態では、支持台11が、前端側から後方側に向かうにつれて拡幅されており、略台形柱状の形状を呈している。支持台11は、下面側に形成された底面部12と、上面側への着座を可能にする着座域20と、着座域20よりも前方側に向けて突出する突出部30と、一対の耳部40,40等を備えている。
底面部12は、支持台本体11の下面側に平面状に形成されている。底面部12は、水平面に対して前傾するように形成されている。従って、支持台11を床面1上に載置した際に、支持台11が前傾するものとされている(図5参照)。
着座域20は、水平面に対して前傾するように形成されている。本実施形態では、着座域20は、支持台11の上面側に平坦状に形成されており、底面部12が水平面に対して前傾するように形成されている。従って、底面部12が水平面に対して前傾することにより、着座域20が、水平面に対して前傾するものとされている。着座域20の水平面に対する前傾度合いは、例えば、3~10度に設定するとよい。また、着座域20は、作業者M(着座者Mとも称する)が着座可能なものとされている。本実施形態では、着座域20として、座面部21が形成されている。なお、座面部21は、適宜設ければよく、座面部21を設けずに、着座域20に直接的又は間接的に着座するものとしてもよい。
座面部21は、支持台11本体の奥行き方向中央付近から奥側方向に向けて延びるように形成された板状部材である。座面部21は、左右方向の幅が、支持台11の上面部の幅よりもやや大きく形成されている。図4に示すように、座面部21は、下面側に支持台11の上面の形状に合わせた凹部22が形成されている。座面部21は、支持台11の上面側に載置して、凹部22を支持台11の上面側に係合させることにより、支持台11に着脱可能に装着することが可能である。なお、座面部21は、支持台11に固定されていてもよい。このように、座面部21を設けることにより、着座者Mが着座する位置を明確にすることができる。そのため、着座者Mが着座域以外の部分に着座することを抑制できる。これにより、着座者Mの着座姿勢に無理が掛かることを抑制できる。
座面部21は、支持台11の上面と平行に形成されており、支持台11の前傾に伴って、座面部21も前傾するものとされている。従って、着座者Mが、着座した際に座面部21に合わせて、無理なく自然に前傾姿勢をとることができる。そのため、特にパソコン等の事務作業に適した椅子を提供することができる。
図1~図3に示すように、突出部30Aは、座面部21(着座域20)から前方側に向けて突出形成されている。突出部30Aは、突出端31Aが、曲面状に膨出形成されている。そのため、着座者M等が突出部30Aと接触した際の衝撃を緩和することができる。また、デザイン性に富んだ椅子10Aを提供することができる。ここで、突出端31Aの膨出度合いや曲面の度合いは、適宜変更することが可能である。また、突出端31Aの形状は、加工性に合わせて適宜変更することができる。また、突出部30Aの下面側は、支持台11の底面部12と面一となるように形成するとよい。これにより、支持台11を床面1に載置した際に、着座域20を前傾させることができる。
耳部40,40は、支持台本体11に対して左右方向に突出するように形成されている。耳部40,40の下端部41,41は、支持台11の下面側において、支持台本体11の下端部12(底面部12とも称する)と面一に形成されている。従って、耳部40,40が、床面1と当接することにより、支持台本体11が左右に傾斜することを抑制できる。そのため、椅子10Aが左右方向に転倒することを抑制できる。
以上が、本発明の第一実施形態に係る椅子10Aの構成であり、次に椅子10Aの使用状態について、図5を参照しながら、以下に説明する。
図示のように、椅子10Aは、床面1に載置することにより、底面部12の傾斜に合わせて支持台11が前傾する。これにより、座面部21が前傾し、着座者Mが座面部21に着座することにより、着座者Mが前傾姿勢となる。また、突出部30Aが、着座者Mの両足の間に位置するので、着座者Mの両足の間を突出部30Aにより仕切ることができる。従って、着座者Mが足組することを抑制できる。これにより、着座者Mが無理な姿勢で着座することを抑制でき、着座者Mの体にかかる負担を軽減することができる。
また、突出部30Aにより、着座者Mが、自然な足幅を保つことができる。また、支持台11及び突出部30Aが前端側から後方側に向けて拡幅するように形成されているので、着座者Mの足が開き過ぎることを抑制できる。そのため、着座者Mが無理なく自然な姿勢をとることができる。ここで、支持台11や突出部30Aの左右方向の幅は、着座者Mに合わせて適宜変更することが可能である。また、支持台11や突出部30Aの後方側に向けての拡幅度合いも、適宜変更することが可能である。
また、耳部40,40が床面1と当接しているので、着座者Mの重心が左右方向に移動しても、支持台11が左右方向に傾斜することを抑制できる。そのため、椅子10Aが転倒することを抑制できる。
以上が、本発明の第一実施形態に係る椅子10Bの構成及び使用状態に関する詳細であり、次に、突出部30Aの形状を変更した本発明の第二実施形態に係る椅子10の詳細について、以下に説明する。なお、第二実施形態は、突出部30Aの形状を除いて、第一実施形態に係る椅子10と同様の構成を有するので、同様の構成についての説明を省略する。また、第一実施形態と同様の部品は、同一の符号を用いていることに留意されたい。
≪椅子の第二実施形態について≫
図6~図7は、本発明の第二実施形態に係る椅子10Bの4面図である。なお、椅子10Bにおける背面図は、第一実施形態に係る椅子10Aと同一(図2(d)参照)であるため、図示を省略する。また、椅子10Bにおける右側面図と左側面図は対象であるため、左側面図は、省略する。
第二実施形態では、突出部30Bが、奥行き方向手前側(前方側)に向けて狭幅されており、突出端31Bが平面状に形成されている。すなわち、突出部30Bは、台形柱状の形状を呈している。これにより、加工性を向上させることができる。なお、デザイン性を優先させる場合は、第一実施形態のように突出部30Aにおける突出端31Aを曲面状に膨出形成すればよい。
以上が、本発明の第二実施形態に係る椅子10Bの構成であり、次に、上述した椅子10(10A,10B)と対となるように配される本発明の机100について、図8~図12を参照しながら以下に詳細を説明する。
≪机について≫
図8~図10は、本発明に係る机100の6面図である。机100は、天板部110と、天板部110を下方側から支持する支持脚部120と、を備えている。
図8(a)に示すように、天板部110は、例えば、上面が平坦に形成された一枚の板状部材で形成されている。天板部110は、主領域111と、副領域115と、を有している。なお、主領域111と、副領域115とは、説明の便宜上、区画分けされるものであり、天板部110が主領域111と副領域115とに分割形成されていなくてもよい。
主領域111は、天板部110の奥行き方向(図示前後方向)及び幅方向(図示左右方向)に亘って面上に拡がった領域である。主領域111は、上面に作業用のパソコンや資料、その他の作業用品等を載置することができる。主領域111は、例えば、事務作業に適した適宜の大きさに形成することができる。
また、主領域111は、奥行き方向手前側から奥側に向けて膨出した円弧状に形成されている。これにより、主領域111は、奥側膨出部112を有するものとされている。ここで、図11や図12に示すように、居室内において奥側膨出部112が窓側に向くように配置した第一の形態で使用することにより、使用者(作業者M)は開放的な環境で作業を行うことができる。また奥側膨出部112が設けられているため、例えばノートパソコン5等の配線等を湾曲形状とされた奥側膨出部112に沿って安定的に垂らし、天板部110の上面側から下方側に導くことができる。また、図13や図14に示すように、奥側膨出部112の突出端を例えば、室内の壁3と向き合うように天板部110(机100)を配した第二の形態で配置することにより、奥側膨出部112の左右方向両側部分と壁3との間に隙間を形成することができる。従って、例えば、ノートパソコン5等の配線等を前記隙間を通じて、天板部110の上面側から下方側に導くことができる。従って、天板部110に配線類用の開孔を別途形成する必要がなく、デザイン性に富む机100を提供することができる。
また、主領域111は、奥行き方向手前側において奥側方向に向けて円弧状に膨出した円弧部113が形成されている。そのため、椅子10(10A,10B)に着座した着座者Mが前傾姿勢で、円弧部113に接近することができる。これにより、着座者Mが、主領域111にアクセスしやすい作業性の良い机100を提供することができる。また、デザイン性に富む机100を提供することができる。
また、図11及び図12に示す第一の形態や、図13及び図14に示す第二の形態で、椅子10と対となるように机100を配することにより、椅子10に着座した着座者Mが、主領域111に載置されたノートパソコン5等を自然な前傾姿勢で作業することができる。
図8~図10に示すように、副領域115は、主領域111の幅方向一方側及び他方側の少なくとも一方に設けられる領域である。本実施形態では、副領域115が、主領域111の幅方向右側の一方に設けられている。また、副領域115は、主領域111に対して、奥行き方向手前側に突出するように形成されており、肘置きを形成している。従って、図11及び図12に示す第一の形態や、図13及び図14に示す第二の形態で例示するように、作業者M(着座者Mとも称する)が、副領域115に肘又は腕を掛けた状態で作業を行うことができる。そのため、椅子10に着座した着座者Mが無理なく適度な前傾姿勢を保った状態で作業することができる。これにより、上述した椅子10に適した机100を提供することができる。また、第一の形態、及び第二の形態で示すように肘置きとして機能する副領域115を壁3に沿わせて配置することにより、設置スペースを大きく確保できない居室内においても快適に使用可能なように配置することができる。また、第一の形態のように使用者(作業者M)が着座した状態において窓側に向くように配置することにより、それほど大きくない居室内に配置した場合であっても、開放的に使用可能とすることができる。そのため、いわゆるテレワークのように自宅などの居室において仕事や作業を行わなければならない状況においても、快適に使用可能でありつつ、居室内のスペースが机や椅子によって占領される領域を最小限に抑制できる。
また、副領域115は、本実施形態では、表面が、主領域111の表面に対して連続するように形成されている。すなわち、主領域111の表面と副領域115の表面が面一に形成されている。そのため、副領域115と主領域111との表面に段差が生じることを抑制できる。また、作業者Mが、副領域115を円滑に利用することができる。
支持脚部120は、天板部110を下方側から支持するものとされている。支持脚部120は、天板部110の幅方向両側に立設された一対の側板121,121と、側板121,121の間に配されたフットレスト122を有している。
側板121,121は、例えば、椅子10と見合う適宜の高さに設定されている。また、側板121,121は、奥行き方向に沿って手前側から奥側に向けて形成されている。従って、天板部110は、側板121,121によって床面1に対して平行となるように支持される。そのため、天板部110の下方側に、椅子10や椅子10に着座した着座者Mの足を収容するためのスペースが確保される。
フットレスト122は、図10(e)及び図10(f)に示すように、断面が三角形状に形成されると共に、幅方向に沿って延びるように形成されている。フットレスト122は、奥行き方向手前側から奥側に向けて上り傾斜となるように、側板121,121の間に掛け渡されている。また、フットレスト122は、例えば、側板121,121における奥行方向奥側の下端側に配することが望ましい。これにより、椅子10に着座して前傾姿勢となった着座者Mに対して適正な位置にフットレスト122が位置するので、着座者Mが無理なく自然にフットレスト122に足を載せることができる。また、着座者Mが無理のない姿勢で作業を行うことが可能な机100を提供することができる。
以上が、本発明の椅子10及び机100に係る実施形態及び変形例であるが、本発明に係る椅子10及び机100は、上述した実施形態や変形例に限定されるものではなく、各種の変形を行うことができる。
本実施形態では、支持台11が前方側から後方側に向けて拡幅するように形成されているが、支持台11の形状は、各種の形状に変更することができる。例えば、支持台11は、三角柱状、四角柱状、台形柱状などの形状に形成することができる。また、支持台11は、上端側から下端側に向けて拡幅するように形成されていてもよい。また、支持台11における着座域20は、支持台11の上面側の一部に形成されるものだけではなく、全面に亘って形成されていてもよい。また、本実施形態では、支持台11の底面部12を水平面に対して傾斜形成することにより、着座域20が前傾するように構成しているが、着座域20が水平面に対して相対的に前傾するものであれば各種の形態のものを採用することができる。例えば、着座域20が、支持台11に対して前傾するように形成されていてもよい。また、着座域20の前傾度合いは、着座者Mの体形や作業内容等に合わせて、適宜変更することができる。着座域20の前傾度合いは、例えば、スペーサなどにより、調整するようにしてもよい。
また、耳部40,40の形状や大きさは、支持台本体11に合わせて適宜変更することができる。また、耳部40,40を形成する位置は、支持台11の下面側において、支持台本体11の下端部12(底面部12)が面一となる位置であれば、各種の位置に配することができる。また、耳部40を設ける個数は、支持台11の大きさに合わせて変更することができる。かかる場合は、左右方向両側において、対となるように配置することが望ましい。
本実施形態では、着座域20に座面部21が設けられているが、座面部21は、適宜設ければよく、座面部21が設けられていない構成とすることもできる。座面部21を設ける場合において、座面部21は、支持台11上に固定されているものや、着脱可能なものなど各種の形態のものを採用することができる。また、座面部21の形状や大きさも各種のものに変更することができる。また、着座域20や座面部21は、色分けで区画分けされたものや支持台11の一部の材質を変えたもの(例えば、弾性を有する素材)など各種の形態のものを採用することができる。
また、突出部30(30A,30B)は、本実施形態の形状や大きさのものに限定されるものではなく、各種の形状や大きさのものを採用することができる。なお、突出部30の形状や大きさは、着座者Mの体形等に合わせて形成すればよい。
本実施形態では、机100における副領域115が、主領域111の幅方向右側に設けられているが、副領域115を設ける位置は、作業者Mの利き手等に応じて、適宜変更することができる。例えば、副領域115が、主領域111の幅方向両側、あるいは、幅方向左側に設けられていてもよい。
本実施形態では、副領域115の表面が、主領域111の表面に対して連続するように形成されているが、副領域115の表面が、主領域111の表面に対して非連続であってもよい。副領域115の表面と主領域111の表面とを連続とするか、あるいは、非連続とするかは、副領域115や主領域111の使用目的に応じて適宜選択すればよい。また、主領域111の形状や大きさは、机100の使用目的や設置場所に応じて適宜変更することができる。また、主領域111の奥側膨出部112の膨出度合いや円弧の形状は、適宜変更することができる。また、主領域111の円弧部113の膨出度合いや円弧の形状は、作業者Mの体形や椅子10の前傾度合いに合わせて適宜変更することができる。また、机100における天板部110の高さは、使用する椅子10や作業者Mの体形等に合わせて、適宜変更することができる。
本実施形態では、両側板121,121の間の幅方向に沿ってフットレスト122が掛け渡されているが、フットレスト122は、必要に応じて設ければよい。また、フットレスト122の形状や大きさは適宜変更することができる。また、フットレスト122は、1つだけではなく、複数設けることもできる。
以上が、本発明に係る椅子10及び机100の各種の変形例である。なお、本発明は上述した実施形態や変形例において例示したものに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲でその教示及び精神から他の実施形態があり得ることは当業者に容易に理解できよう。
本発明の椅子は、在宅ワークやパソコン作業等の事務作業に好ましく利用できる。また、本発明の椅子は、テレビなどの視聴や読書などにも好ましく利用できる。また、本発明の机は、パソコン作業等の事務作業に好ましく利用できる。また、本発明の机は、本発明の椅子と対となるように好ましく利用できる。
1 :床面
3 :壁
10 :椅子
10A:椅子
10B:椅子
11 :支持台(支持台本体)
12 :底面部(下端部)
20 :着座域
21 :座面部
30 :突出部
30A:突出部
30B:突出部
31A:突出端
31B:突出端
40 :耳部
41 :下端部
100:机
110:天板部
111:主領域
115:副領域
120:支持脚部
121:側板
122:フットレスト

Claims (5)

  1. 上面側に着座が可能であり、下面側に接地可能な底面部を有する支持台を備え、
    前記支持台が、
    上面側の少なくとも一部に設定される着座域と、
    前記着座域よりも前方側に向けて突出し、着座者の両足の間に配置される突出部と、を有しており、
    前記着座域が、水平面に対して前傾するように形成されており、
    前記突出部は、前記着座域の傾斜に沿って前傾すると共に、着座者が座面域に着座した状態において、着座者の両足の間を突出部により仕切ることにより、着座者が足組することを抑制するように形成されていること、
    を特徴とする椅子。
  2. 前記支持台が、
    前後方向に延びるように形成された支持台本体と、
    前記支持台本体に対して左右方向に突出するように形成された耳部と、
    を有し、
    前記支持台の下面側において、前記耳部及び前記支持台本体の下端部が面一であること、を特徴とする請求項1に記載の椅子。
  3. 前記着座域に座面部が、設けられており、
    前記座面部が、前記支持台上に載置されること、を特徴とする請求項1又は2に記載の椅子。
  4. 前記突出部の突出端が、曲面状に膨出形成されていること、を特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載の椅子。
  5. 前記支持台及び前記突出部のいずれか一方又は双方が、前端側から後方側に向けて拡幅するように形成されていること、を特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の椅子。
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