本出願は、2020年10月16日に出願された「DYNAMIC INTERFACE FOR PROVIDING A SYMMETRIC RADIO FREQUENCY RETURN PATH」と題する米国非仮出願第17/072,750号の利益及び優先権を主張し、その内容は、あらゆる目的のために全体が参照によりここに組み入まれる。
図のいくつかは、概略図として含まれる。図面は例示を目的としており、縮尺又は比率どおりであると明記されていない限り、縮尺又は比率どおりとは見做されないと理解されたい。さらに、概略図として、図面は、理解を助けるために提供されており、写実的な描写に比べてすべての態様又は情報を含まない場合があり、例示を目的として強調された素材を含むことがある。
添付の図では、同様の構成要素及び/又は特徴が、同じ参照符号を有しうる。さらに、同種の様々な構成要素は、同様の構成要素を区別する文字を参照符号の後に付すことによって区別されうる。本明細書において第1の参照符号のみが使用されている場合、その記載は、その文字が何であれ、同じ第1の参照符号を有する同様の構成要素のいずれにも適用されうる。
基板処理は、ウエハ上又は半導体基板上の材料を追加、除去、又は別様に変更するための時間が掛かる工程が含みうる。基板の移動を効率的に行うことで、待ち時間を短縮して、基板のスループットを向上させることができる。クラスタツール内で処理される基板の数を改善するために、追加のチャンバをメインフレーム上に組み込むことができる。ツールを延長することで、移送ロボット及び処理チャンバを連続的に追加することができるが、これにより、クラスタツールの設置面積が大きくなるにつれて、空間的に非効率になりうる。これに対応して、本技術では、定められた設置面積の範囲内で処理チャンバの数を増したクラスタツールを含むことができる。移送ロボットの周りの限られた設置面積に配慮するため、本技術では、ロボットから横方向外方に処理チャンバの数を増やすことができる。例えば、幾つかの従来のクラスタツールでは、中央に位置する移送ロボットのセクションの周りに1つ又は2つの処理チャンバを配置して、ロボットの周りに径方向に処理チャンバの数を最大にすることができる。本技術は、追加のチャンバを他の列又は群のチャンバとして横方向外方に組み込むことで、この概念を発展させることができる。例えば、本技術は、1つ以上のロボットアクセス位置のそれぞれにおいてアクセス可能な、3つ、4つ、5つ、6つ、又はそれより多い処理チャンバを含むクラスタツールに適用することができる。
しかしながら、追加の処理位置が加えられるにつれて、中央のロボットから上記アクセス位置にアクセスすることは、各位置に追加の移送機能が設けられなければ、もはや実行可能でなくなりうる。幾つかの従来技術は、移行中に基板が着座したままのウエハキャリアを含みうる。しかしながら、ウエハキャリアは、基板上の熱的不均一性及び粒子汚染に寄与しうる。本技術では、処理チャンバ領域と垂直方向に位置合わせされた移送部と、追加のウエハ位置にアクセスするために中央のロボットと協調して動作しうるカルーセル又は移送装置と、を組み込むことで、これらの問題を克服する。本技術は、幾つかの実施形態において、従来のウエハキャリアを使用しなくてよく、移送領域内で1の基板支持体から別の基板支持体へと特定のウエハを移送することができる。
ウエハ上のノードの縮小に伴い、ウエハ上の性能に寄与する変数が増加する。ウエハ上の径方向の均一性に寄与する変数は、ペデスタルヒータのための高周波電流の制御を含むことができ、変数のうちの幾つかは、高周波電流のため供給/帰還経路の設計である。複数のチャンバを備えチャンバごとに専用ヒータが設けられた処理システム内で高周波の供給と帰還とを分けることは、例えば、個別チャンバの高周波供給/帰還電流を制御することでプラズマインピーダンスを個別に調整することによって、チャンバ間のクロストークを防ぎ各チャンバのウエハ上性能を改善するために極めて重要である。加えて、対称的な高周波帰還経路を提供することで、高周波がウエハ上の径方向の均一性に与える影響を無くし及び/又は最小に抑えることができる。
従来の処理システムでは、高周波帰還電流が面板から高周波源へと均一かつ対称的に帰還しうるように、高周波帰還経路内の構成要素を同心円状の円筒部として配置することによって、対称的な高周波帰還経路を実現することができる。高周波経路を動的にすることで、移送装置との間のウエハの移送が可能になりうる。例えば、動的経路は、ヒータの位置に基づいて高周波回路を開閉させることができる。ヒータが処理位置にあるときには、高周波回路を閉じることができ、これにより、高周波帰還電流が高周波源に戻ることができる。ヒータが移送位置にあるときは、高周波回路を開いたままにすることができ、高周波電流が流れない。
幾つかの従来の処理システムは、ライナと可撓性のバッフルとの間の接触を利用して、高周波回路を開閉する。バッフルは、ヒータと結合することができ、これにより、ヒータが処理位置にあるときにはバッフルが上方位置に移動してチャンバのライナと接触する。ライナとバッフルとの間の接触は、ライナとヒータを接続することで高周波回路を閉じる。ヒータが移設位置まで下げられたときには、バッフルが下げられてライナとの接触が解け、高周波回路が開く。このようなバッフルによる解決策は、動的な高周波経路を発生させるが、バッフルの使用によって幾つかの問題が生じる。例えば、バッフルとライナとの間の動的界面の表面積が比較的大きいため、ライナとバッフルが互いに接触したときに、以前の堆積工程からのライナプレート上に残った残留粒子が放たれうる。上記の粒子はヒータの下流に存在うるが、当該粒子は依然としてウエハ上に堆積する可能性があり、ウエハの性能低下につながる可能性がある。例えば、多くの堆積工程では、パージガスがチャンバの下方からチャンバへと供給されることが含まれうる。パージガスの流れが粒子を一緒に運び、ウエハの表面へと粒子を運ぶ虞がある。
従来のベローズの設計によって、さらなる問題が発生する可能性がある。例えば、従来のベローズは、三フッ化窒素といった様々な前駆体と反応して追加の粒子を形成しうるステンレス鋼材料から形成されうる。加えて、典型的なベローズはかなり重くて、重量が約8kgであることが多く、設置のためにあらかじめ組み立てられたキットは、最大18kgにもなる。このことにより、設置及び保守が困難であり、複数の技術者が必要になることが多い。
これらの懸念及び他の懸念に対処するために、本技術の実施形態では、バッフルが、幾つかの比較的小さなクイックディスコネクト部材と置換され、当該クイックディスコネクト部材が、動的プレートをライナと係合させて、ヒータをライナと接続する。上記の接続によって、粒子の発生に寄与しうる動的な接触面積を縮小しつつ、バッフルによるものと同様の動的な高周波回路を提供する。加えて、クイックディスコネクト部材は、ベローズよりかなり軽量にすることができ、一人の技術者で設置及び保守を行えるようになる。
残りの開示では、本構造及び本方法を利用しうる4ポジション(four-position)チャンバシステムといった特定の構造が、通常のように特定されるが、本システム及び本方法が、説明される構造的能力から利益を享受しうる任意の数の構造及び装置に等しく適用可能であることが容易に分かるであろう。これに対応して、本技術は、任意の特定の構造での使用に限定されると見做すべきではない。さらに、本技術の基礎を提供するため例示的なツールシステムついて記載されるが、本技術は、記載される工程及びシステムの幾つか又は全てから利益を享受しうる任意の数の半導体処理チャンバ及びツールに組み込まれうると理解されたい。
図1は、本技術の幾つかの実施形態に係る、堆積、エッチング、ベーキング、及び硬化の各チャンバによる基板処理ツール又は処理システム100の一実施形態の上面図を示している。図では、前開き統一ポッド102のセットが、様々なサイズの基板を供給し、基板は、ファクトリインタフェース103内でロボットアーム104a及び104bによって受け取られて、ロードロック又は低圧保持領域106の中に配置され、その後、チャンバシステム又はクワッドセクション109a~c内に配置された基板処理領域108のうちの1つに伝達され、チャンバシステム又はクワッドセクション109a~cはそれぞれ、複数の処理領域108と流体的に結合された移送領域を有する基板処理システムでありうる。クワッドシステムが例示されているが、スタンドアローンのチャンバ、ツインチャンバ、及び他の複数のチャンバシステムを組み込んだプラットフォームも同様に本技術に包含されると理解されたい。移送チャンバ112内に収容された第2のロボットアーム110を利用して、基板ウエハを保持エリア106からクワッドセクション109に移送し、かつクワッドセクション109から保持エリア106に基板を戻すことができ、第2のロボットアーム110は、クワッドセクション又は処理システムのそれぞれを接続できる移送チャンバ内に収容されうる。各基板処理領域108は、周期的層堆積、原子層堆積、化学気相堆積、物理的気相堆積、並びに、エッチング、予洗浄、アニール、プラズマ処理、脱気、配向、及び他の基板処理を含む任意の数の堆積プロセスを含む幾つかの基板処理工程を実施するよう装備されうる。
各クアッドセクション109は、第2のロボットアーム110から基板を受け取ること及び第2のロボットアーム110へと基板を伝達することができる移送領域を含みうる。チャンバシステムの移送領域は、第2のロボットアーム110を有する移送チャンバと位置合わせされうる。幾つかの実施形態において、移送領域は、ロボットへと横方向にアクセス可能でありうる。後続の工程において、移送部の構成要素は、上にある処理領域108内へと基板を垂直方向に移動させることができる。同様に、移送領域はまた、各移送領域内の位置間で基板を回転させるよう動作可能でありうる。基板処理領域108は、基板又はウエハ上に材料膜を堆積、アニーリング、硬化及び/又はエッチングするための任意の数のシステム構成要素を含みうる。1の構成において、クワッドセクション109a及び109b内の処理領域といった2セットの処理領域を、基板上に材料を堆積させるために使用することができ、クワッドセクション109c内の処理チャンバ又は処理領域といった第3のセットの処理チャンバを、堆積した膜を硬化、アニール、又は処理するために使用することができる。他の構成において、図示された12個のチャンバといった、3セットのチャンバの全てが、基板上に膜を堆積させること及び/又基板上の膜を硬化させることの両方を行うよう構成されうる。
図に示されるように、第2のロボットアーム110は、複数の基板を同時に伝達する及び/又は取り出すための2つのアームを含みうる。例えば、各クアッドセクション109は、移送領域のハウジングの表面に沿って2つのアクセス部107を含むことができ、上記アクセス部107は、第2のロボットアームと横方向に位置合わせされうる。アクセス部は、移送チャンバ112に隣接する表面に沿って画定されうる。図示のような幾つかの実施形態において、第1のアクセス部が、クワッドセクションの複数の基板支持体のうちの第1の基板支持体と位置合わせされうる。加えて、第2のアクセス部が、クワッドセクションの複数の基板支持体のうちの第2の基板支持体と位置合わせされうる。第1の基板支持体は、第2の基板支持体に隣接していてよく、幾つかの実施形態において、2つの基板支持体が、基板支持体の第1の列を画定しうる。図示の構成が示すように、基板支持体の第2の列は、移送チャンバ112から横方向外方に、基板支持体の第1列の後方に配置されうる。第2のロボットアーム110の2つのアームは、当該2つのアームが同時にクワッドセクション又はチャンバシステムに進入して移送領域内の基板支持体に1つ又は2つの基板を伝達できる又は当該基板を取り出せるように、間隔が置かれうる。
記載された移送領域の任意の1つ以上には、様々な実施形態で示される製造システムから分離した追加のチャンバを組み込むことができる。システム100によって、誘電体膜のための堆積チャンバ、エッチングチャンバ、アニールチャンバ、及び硬化チャンバの付加的な構成が想定されることが理解されよう。加えて、任意の数の他の処理システムを本技術とともに利用することができ、当該他の処理システムは、基板の移動といった特定の工程のいずれかを実行するための移送システムを組み込むことができる。幾つかの実施形態において、前述の保持領域及び移送領域といった様々なセクションにおいて真空環境を維持しつつ、複数の処理チャンバ領域へのアクセスを提供しうる処理システムによって、別個のプロセス間の特定の真空環境を維持しながら、複数のチャンバ内で工程を実行することが可能となりうる。
前述のように、処理システム100、より具体的には処理システム100又は他の処理システムに組み込まれたクワッドセクション又はチャンバシステムは、図示された処理チャンバ領域の下方に配置された移送部を含みうる。図2は、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なチャンバシステム200の移送部の概略的な等角図を示している。図2は、先に記載した移送領域の態様の追加的な態様又は態様の変形例を示すことができ、記載される構成要素又は特性のいずれかを含みうる。図示されたシステムは、以下でさらに述べるチャンバ本体でありうる移送領域ハウジング205を含むことができ、上記移送領域ハウジング205は、幾つかの構成要素を含みうる移送領域を画定する。移送領域はさらに、図1のクワッドセクション109内に示された処理チャンバ領域108といった、移送領域と流体的に結合された処理チャンバ又は処理領域によって、上方から少なくとも部分的に画定されうる。移送領域ハウジングの側壁は、1つ以上のアクセス位置207を画定することができ、当該アクセス位置207を介して、例えば上述の第2のロボットアーム110によって、基板を伝達すること及び取り出すことができる。アクセス位置207は、スリットバルブ又は他のシール可能なアクセス位置とすることができ、幾つかの実施形態において、移送領域ハウジング205内に密閉環境を提供するためのドア又は他のシーリング機構を含む。このような2つのアクセス位置207が示されているが、幾つかの実施形態において、単一のアクセス位置207のみが含まれてよく、同様に、移送領域ハウジングの複数の側面上のアクセス位置が含まれてよいと理解されたい。さらに、図示される移送部が、任意の数の外形又は形状を特徴とする基板を含む、200mm、300mm、450mmを含む任意の基板サイズ又はより大きく若しくはより小さな基板に対応するよう寸法設定されうると理解されたい。
移送領域ハウジング205内には、移送領域空間の周りに配置された複数の基板支持体210が存在しうる。4つの基板支持体が示されているが、任意の数の基板支持体が本技術の実施形態に同様に包含されると理解されたい。例えば、3つ、4つ、5つ、6つ、8つ、又はそれよりも多い基板支持体210が、本技術の実施形態に係る移送領域内に収容されうる。第2ロボットアーム110は、アクセス部207を介して、基板支持部210a又は210bの一方又は両方に基板を伝達することができる。同様に、第2のロボットアーム110は、これらの位置から基板を取り出すことができる。リフトピン212が、基板支持体210から突出することができ、ロボットが基板の下にアクセスすることを可能にしうる。リフトピンは、基板支持体上に固定することができ、若しくは、基板支持体が下方に引っ込みうる位置に固定することができ、又は、幾つかの実施形態において、リフトピンは追加的に基板支持体を介して昇降させることができる。基板支持体210は、垂直方向に移動可能であることができ、幾つかの実施形態において、移送領域ハウジング205の上に配置された処理チャンバ領域108といった、基板処理システムの処理チャンバ領域まで上方に延びうる。
移送領域ハウジング205は、アライナを含みうるアライメントシステムのためのアクセス部215を提供することができ、アライナは、示される移送領域ハウジングの開口を貫通することができ、隣接する開口を通って突出又は透過するレーザ、カメラ、又は他の監視装置と連動して動作することができ、さらに、移動している基板が適切に位置合わせされているか判定することができる。移送領域ハウジング205はまた、基板を配置するため及び様々な基板支持体の間で基板を移動させるために幾つかのやり方で動作しうる移送装置220も含みうる。一例において、移送装置220は、基板支持体210a及び210b上の基板を、基板支持体210c及び210dに移動させることができ、これにより、追加の基板を移送チャンバ内に伝達することが可能となる。追加の移送工程は、上にある処理領域内での追加処理のために、基板支持体の間で基板を回転させることを含みうる。
移送装置220は中央ハブ225を含むことができ、中央ハブ225は、移送チャンバ内へと延在する1つ以上のシャフトを含みうる。シャフトには、エンドエフェクタ235が結合されうる。エンドエフェクタ235は、中央ハブから径方向又は横方向外方に延びる複数のアーム237を含みうる。中央本体から延びたアームが示されているが、様々な実施形態において、エンドエフェクタは追加的に、シャフト又は中央ハブとそれぞれが結合された別個のアームを含みうる。本技術の実施形態では、任意の数のアームが含まれうる。幾つかの実施形態において、アーム237の数は、チャンバ内に含まれた基板支持体210の数と同様であってよく又は当該数と等しくてよい。従って図示されるように、基板支持体が4つある場合は、移送装置220では、エンドエフェクタから4つのアームが延びうる。アームは、直線状のプロファイル又は円弧状のプロファイルといった、任意の数の形状及びプロファイルを特徴とすることができ、当該形状及びプロファイルは、基板を支持するための及び/又は例えば位置合わせ又は係合のために基板へのアクセスを提供するための、フック、リング、フォーク、又は他のデザインを含む任意の数の末端プロファイルを含む。
エンドエフェクタ235、又はエンドエフェクタの構成要素若しくは部分は、移送中又は移動中に基板と接触するために使用されうる。これらの構成要素及びエンドエフェクタは、導電材料及び/又は絶縁材料を含む幾つかの材料から作製することができ、又は当該材料含むことができる。上記材料には、幾つかの実施形態において、上にある処理チャンバから移送チャンバ内へと通過しうる前駆体又は他の化学物質との接触に耐えるために、コーティング又はメッキが施されうる。
加えて、材料は、温度といった他の環境特性に耐えるよう提供又は選択されうる。幾つかの実施形態において、基板支持体が、当該支持体に載置された基板を加熱するよう動作可能でありうる。基板支持体は、表面又は基板の温度を、約100℃以上、約200℃以上、約300℃以上、約400℃以上、約500℃以上、約600℃以上、約700℃以上、約800℃以上の温度まで、又はそれを越える温度まで上げるよう構成されうる。稼働中に上記温度のいずれかに維持することができ、従って、移送装置220の構成要素は、上記の記載又は包含された温度のいずれかに曝されうる。従って、幾つかの実施形態において、上記材料はいずれも、これらの温度状態に対応するよう選択することができ、セラミック及び金属といった、比較的低い熱膨張率又は他の有益な特性により特徴付けられる材料を含みうる。
構成要素の結合はまた、高温及び/又は腐食環境での動作のために適合させることができる。例えば、エンドエフェクタと端部がそれぞれセラミックである場合に、上記結合は、プレスばめ、スナップフィット、又は、ボルトといった、温度によって伸縮する虞がありかつセラミックに亀裂を生じさせうる追加材料を含まない他の接合を含みうる。幾つかの実施形態において、端部は、エンドエフェクタと一続きになっていてよく、エンドエフェクタと一体に形成されうる。工程を容易にし又は工程中の耐性を促進しうる任意の数の他の材料を利用することができ、当該材料も同様に本技術に包含される。移送装置220は、複数方向におけるエンドエフェクタの移動を容易にしうる幾つかの構成要素及び構成を含むことができ、当該構成要素及び構成は、回転運動、及び、垂直方向の運動又は横方向の運動を、エンドエフェクタが結合しうる駆動システム構成要素を用いて1つ以上のやり方で促進しうる。
図3は、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なチャンバシステムのチャンバシステム300の移送領域の概略的な等角図を示している。チャンバシステム300は、上述したチャンバシステム200の移送領域と同様であってよく、上述した構成要素、特性、又は構成のいずれかを含む同様の構成要素を含みうる。図3は、以下の図とともに、本技術により包含される特定の構成要素結合も示しうる。
チャンバシステム300は、移送領域を画定するチャンバ本体305又はハウジングを含みうる。画定された空間内には、先に記載したように、チャンバ本体の周囲に分散した複数の基板支持体310が存在しうる。以下でさらに記載するように、各基板支持体310は、図示される第1の位置と、基板処理が実行されうる第2の位置と、の間で、基板支持体の中心軸に沿って垂直方向に移動可能でありうる。チャンバ本体305はまた、チャンバ本体を貫通する1つ以上のアクセス部307を画定しうる。移送装置335を移送領域内に配置することができ、移送装置335は、先に記載したように、移送領域内で基板に係合しかつ基板支持体310の間で基板を回転させるよう構成されうる。例えば、移送装置335は、基板を再配置するために、当該移送装置の中心軸周りに回転可能でありうる。移送装置335はまた、幾つかの実施形態において、各基板支持体での基板の再配置さらに容易にするために、横方向に移動可能でありうる。
チャンバ本体305は上面306を含むことができ、この上面306は、上記システムの、上にある構成要素のための支持を提供することができる。上面306は、ガスケット溝308を画定することができ、ガスケット溝溝308は、ガスケットのための座部を提供して、真空処理のための、上にある構成要素の気密シールを提供することができる。幾つかの従来のシステムとは異なって、本技術の幾つかの実施形態に係るチャンバシステム300及び他のチャンバシステムは、処理チャンバ内に開放移送領域を含むことができ、処理領域は、この移送領域の上に形成されうる。移送装置335が、基板をさっと運ぶ領域(area of sweep)を生成するため、処理領域を分離するための支持体又は構造が利用可能でなくてよい。従って、本技術では上にあるリッド構造を利用して、以下に記載するように、開放移送領域の上に、隔離された処理領域を形成することができる。従って、幾つかの実施形態において、チャンバ本体とその上の構成要素との間のシーリングを、移送領域を画定するチャンバ本体の外壁の周りでのみ発生させることができ、幾つかの実施形態において、内部での結合が存在しなくてよい。チャンバ本体305はまた、開口315も画定することができ、この開口315は、上にある構造の処理領域からの排気流を促すことができる。チャンバ本体305の上面306はまた、上にある構成要素とのシーリングのために、開口315の周囲の1つ以上のガスケット溝を画定しうる。加えて、上記開口は、幾つかの実施形態において、構成要素を積み重ねることを容易にしうる位置決めフィーチャ(feature)を提供しうる。
図4は、本技術の幾つかの実施形態に係る、チャンバシステム300の上にある構造の概略的な等角図を示している。例えば、幾つかの実施形態において、第1のリッド板405がチャンバ本体305に着座することができる。第1のリッド板405は、第1の表面407、及び、第1の表面407とは反対側の第2の表面409を特徴としうる。第1のリッド板405の第1の表面407は、チャンバ本体305と接触しており、上述した溝308と協働してコンパニオン溝を画定して、構成要素間にガスケットチャネルを生成することができる。第1のリッド板405は開口410も画定することができ、このことで、移送チャンバの上にある領域の分離を提供し、基板処理のための処理領域を形成することができる。
開口410は、第1のリッド板405を貫通して画定されてよく、移送領域内の基板支持体と少なくとも部分的に位置合わせされうる。幾つかの実施形態において、開口410の数は、移送領域内の基板支持体の数と等しくてよく、各開口410が、複数の基板支持体のうちの基板支持体と軸方向に位置合わせされうる。以下にさらに記載するように、処理領域は、チャンバシステム内の第2の位置まで垂直方向に上昇したときの基板支持体によって、少なくとも部分的に画定されうる。基板支持体は、第1のリッド板405の開口410を貫通しうる。これに対応して、幾つかの実施形態において、第1のリッド板405の開口410は、関連付けられた基板支持体の直径よりも大きな直径を特徴とすることができる。空隙の規模に従って、直径は、基板支持体の直径よりも約25%未満又は約25%大きくてよく、幾つかの実施形態では、基板支持体の直径よりも約20%未満又は約20%大きくてよく、約15%未満又は約15%大きくてよく、約10%未満又は約10%大きくてよく、約9%未満又は約9%大きくてよく、約8%未満又は約8%大きくてよく、約7%未満又は約7%大きくてよく、約6%未満又は約6%大きくてよく、約5%未満又は約5%大きくてよく、約4%未満又は約4%大きくてよく、約3%未満又は約3%大きくてよく、約2%未満又は約2%大きくてよく、約1%又は約1%大きくてよく、又は、さらにより小さい比率で大きくてよく、基板支持体と開口410の間の最小間隙距離を提供することができる。
第1のリッド板405はまた、第1の表面407とは反対側の第2の表面409を含みうる。第2の表面409は、段差レッジ415を画定することができ、段差レッジ415によって、第1のリッド板405の第2の表面409を通る環状の埋め込まれた棚が生成されうる。段差レッジ415は、幾つかの実施形態において、複数の開口410の各開口の周囲で画定されうる。凹状棚は、以下でさらに記載するように、リッドスタック構成要素のための支持を提供することができる。加えて、第1のリッド板405は、第2の開口420を画定することができ、この開口420は、以下で記載される上にある構成要素からのポンピングチャネルを少なくとも部分的に画定しうる。第2の開口420は、先に記載したチャンバ本体305の開口315と軸方向に位置合わせされうる。
図5は、本技術の幾つかの実施形態に係るチャンバシステム300の概略的な部分等角図を示している。図は、チャンバシステムの2つの処理領域、及び移送領域の一部分を切った部分的な断面を示しうる。例えば、チャンバシステム300は、先に記載した処理システム100のクワッドセクションであってよく、先に記載した構成要素又はシステムのいずれかの、任意の構成要素を含むことができる。
チャンバシステム300は、図を介して展開されるように、基板支持体310を含む移送領域502を画定するチャンバ本体305を含むことができ、基板支持体310は、先に記載したように、チャンバ本体305内へと延びることができ、垂直方向に移動可能でありうる。第1のリッド板405が、チャンバ本体305の上に着座することができ、追加のチャンバシステム構成要素により形成される処理領域504のためのアクセスを発生する開口410を画定することができる。リッドスタック505が、各開口の周りに又は各開口内に少なくとも部分的に着座することができ、チャンバシステム300は、複数のリッドスタック505を含むことができ、ここで、複数の開口のうちの幾つかの開口410と等しい数のリッドスタックが含まれる。各リッドスタック505は、第1のリッド板405上に着座することができ、第1のリッド板の第2の表面を通る段差レッジによって生成された棚の上に着座しうる。リッドスタック505は、チャンバシステム300の処理領域504を少なくとも部分的に画定しうる。
図示されるように、処理領域504は、移送領域502から垂直方向にずれて存在しうるが、移送領域と流体的に結合されうる。加えて、処理領域は、他の処理領域から分離されうる。処理領域は、下方から移送領域を介して他の処理領域と流体的に結合されうるが、処理領域は、上方からは、他の各処理領域から流体的に分離されうる。各リッドスタック505はまた、幾つかの実施形態において、基板支持体と位置合わせされうる。例えば、図示されるように、リッドスタック505aが基板支持体310aの上で位置合わせすることができ、リッドスタック505bが基板支持体310bの上に位置合わせすることができる。第2の位置といった動作位置まで上げられたときには、基板支持体は、別個の処理領域内で個別の処理を行うために基板を伝達することができる。この動作位置にあるときは、以下でさらに記載するように、各処理領域504は、第2の位置にある関連付けられた基板支持体によって、下から少なくとも部分的に画定されうる。
図5はまた、第2のリッド板510がチャンバシステムのために含まれうる実施形態も示している。第2のリッド板510は、幾つかの実施形態において第1のリッド板405と第2のリッド板510の間に配置されうるリッドスタックのそれぞれと結合されうる。以下に記載するように、第2のリッド板510は、リッドスタック505の構成要素にアクセスすることを容易にすることができる。第2のリッド板510は、当該第2のリッド板を通る複数の開口512を画定しうる。複数の開口のうちの各開口が、特定のリッドスタック505又は処理領域504への流体アクセスを提供するよう画定されうる。幾つかの実施形態において、遠隔プラズマユニット515が任意選択的にチャンバシステム300に含まれ得、第2のリッド板510上で支持されうる。幾つかの実施形態において、遠隔プラズマユニット515は、第2のリッド板510を介して複数の開口のうちの各開口512と流体的に結合されうる。各個別の処理領域504への流体制御を提供するために、遮断弁520を各流体ラインに沿って含むことができる。例えば、図示されるように、開口512aが、リッドスタック505aへの流体アクセスを提供しうる。開口512aはまた、リッドスタック構成要素のいずれかと、及び、幾つかの実施形態では基板支持体310aと、軸方向に位置合わせすることができ、これにより、例えば、基板支持体、又は特定の処理領域504と関連付けられた構成要素のいずれかを通る中央軸に沿って、個別の処理領域と関連付けられた構成要素ごとに軸方向の位置合わせを起こすことができる。同様に、開口512bが、リッドスタック505bへの流体アクセスを提供することができ、幾つかの実施形態では、リッドスタックの構成要素及び基板支持体310bと位置合わせされうる(軸方向に位置合わせされることが含まれる)。
図6は、本技術の幾つかの実施形態に係るチャンバシステム300の一実施形態の概略的な断面図を示している。図6は、図5で先に示した断面図を例示することができ、システムの構成要素をさらに示しうる。本図は、図示され先に記載されたシステムのいずれかの構成要素を含むことができ、さらに、先に記載されたシステムのいずれかのさらなる態様も示しうる。本図はまた、先に記載の任意のクワッドセクション109内の任意の2つの隣接する処理領域108を介して見られるような、例示的な構成要素も示しうると理解されたい。立面図は、1つ以上の処理領域504と移送領域502との構成、又は1つ以上の処理領域504と移送領域502との間の流体結合を示しうる。例えば、連続的な移送領域502が、チャンバ本体305によって画定されうる。ハウジングが、幾つかの基板支持体310が配置されうる開放内部空間を画定しうる。例えば、図1で示したように、例示的な処理システムは、移送領域の周りのチャンバ本体内で分散された複数の基板支持体310を含む、4つ以上の基板支持体310を含むことができる。基板支持体は、図示のぺデルタルとすることができるが、他の幾つかの構成も使用されうる。幾つかの実施形態において、ペデスタルが、移送領域502と、当該移送領域の上の処理領域504と、の間で垂直方向に移動可能でありうる。基板支持体は、チャンバシステム内の第1の位置と第2の位置との間の経路に沿って、基板支持体の中心軸に沿って垂直方向に移動可能でありうる。これに対応して、幾つかの実施形態において、各基板支持体310が、1つ以上のチャンバ構成要素により画定された上にある処理領域504と、軸方向に位置合わせされうる。
開放移送領域は、カルーセルといった移送装置635が、基板に係合して、様々な基板支持体の間で、例えば回転的に当該基板を移動させる能力を提供することができる。移送装置635は、中心軸周りを回転可能でありうる。これにより、処理システム内の処理領域504のいずれにおいても、基板を処理のために配置することが可能となりうる。移送装置635は、1つ以上のエンドエフェクタを含むことができ、この1つ以上のエンドエフェクタは、上方からも下方からも基板に係合することができ、又は、基板支持体の周りで移動させるために基板の外端に係合することができる。移送装置は、先に記載したロボット110といった移送チャンバロボットから基板を受け取ることができる。その後、移送装置は、追加の基板の伝達を容易にするために、代替の基板支持体へと基板を回転させることができる。
一旦位置決めされて処理を待つ間、移送装置は、基板支持体の間にエンドエフェクタ又はアームを配置することができ、このことにより、基板支持体が移送装置635を越えて上昇して、移送領域502から垂直方向にずれうる処理領域504内へと基板を伝達することができる。例えば、図示のように、基板支持体310aが、処理領域504a内に基板を伝達することができ、基板支持体310bが、処理領域504b内に基板を伝達することができる。このことは、他の2つの基板支持体及び処理領域でも、並びに、追加の処理領域が含まれる実施形態では、追加の基板支持体及び処理領域をでも行うことができる。本構成では、基板支持体は、例えば第2の位置において、基板を処理するために動作的に係合したときには、下から処理領域504を少なくとも部分的に画定することができ、処理領域は、関連付けられた基板支持体と軸方向に位置合わせされうる。処理領域は、リッドスタック505の構成要素によって上方から画定することができ、処理領域はそれぞれ、1つ以上の図示された構成要素を含みうる。幾つかの実施形態において、各処理領域は個別のリッドスタック構成要素を有しうるが、幾つかの実施形態において、構成要素が複数の処理領域504を収容しうる。本構成に基づいて、幾つかの実施形態において、各処理領域504は、移送領域と流体的に結合することができるが、チャンバシステム内又はクワッドセクション内の他の各処理領域からは上から流体的に分離されている。
リッドスタック505は、幾つかの構成要素を含むことができ、この幾つかの構成要素は、チャンバシステムを通る前駆体の流れを促進することができ、第1のリッド板405と第2のリッド板510との間に少なくとも部分的に含まれうる。ライナ605が、第1のリッド板405における各段差レッジによって形成された棚に直接的に着座しうる。例えば、ライナ605は、リップ又はフランジを画定することができ、これにより、ライナ605は第1のリッド板405の棚から延在しうる。ライナ605は、幾つかの実施形態において、第1のリッド板405の第1の表面より下方に垂直方向に延在することができ、少なくとも部分的に開放移送領域502内へと延在することができる。ライナ605は、チャンバ本体の材料と同様の材料又は異なる材料で作製されてよく、ライナ605の表面への材料の堆積又は保持を制限する材料であってよく又は当該材料を含んでよい。ライナ605は、基板支持体310のアクセス直径を画定することができ、含まれるときの基板支持体310とライナ605との間のクリアランスについて上述した間隙量のいずれかにより特徴付けられうる。
ライナ605上には、ポンピングライナ610が着座することができ、このポンピングライナ610は、第1のリッド板405の第2の表面において画定された段差部(recess)内を又は段差レッジに沿って、少なくとも部分的に延在しうる。幾つかの実施形態において、ポンピングライナ610が、段差レッジによって形成された棚上のライナ605の上に着座しうる。ポンピングライナ610は環状の構成要素とすることができ、空間の形状に従って径方向又は横方向に、少なくとも部分的に処理領域504を画定しうる。ポンピングライナは、ライナ内で排気プレナムを画定することができ、ポンピングライナの環状の内面上の、排気プレナムへのアクセスを提供する複数の開口を画定しうる。排気プレナムは、少なくとも部分的に、第1のリッド板405の高さよりも上に垂直方向に延在してよく、これにより、先に記載したように、第1のリッド板及びチャンバ本体を介して形成された排気チャネルを介した排気物質の伝達を促進することができる。ポンピングライナの一部分が、少なくとも部分的に第1のリッド板405の第2の表面にわたって延在して、ポンピングライナの排気プレナムと、チャンバ本体及び第1のリッド板を通って形成されるチャネルと、の間の排気チャネルを完成させることができる。
面板615が、ポンピングライナ610上に着座してよく、処理領域504内に前駆体を伝達するための面板615を貫通する複数の開口を画定することができる。面板615は、関連付けられた処理領域504を上方から少なくとも部分的に画定することができ、面板615は、ポンピングライナ、及び上昇位置にある基板支持体と少なくとも部分的に協働して、処理領域を概ね画定することができる。面板615は、処理領域504内で局所プラズマを生成するためのシステムの電極として機能することができ、従って幾つかの実施形態では、面板615が電気源と接続され又は接地されうる。幾つかの実施形態において、基板支持体310は、面板と基板支持体との間に容量結合プラズマを生成するためのコンパニオン電極として動作しうる。
ブロッカプレート620が面板615上に着座することができ、このブロッカプレート620は、処理液又は前駆体をさらに分配して、基板へのより均一な流れの分散を発生させることができる。ブロッカプレート620はまた、当該プレートを貫通する幾つかの開口を画定しうる。幾つかの実施形態において、ブロッカプレート620は、図示のように、面板の直径より小さい直径を特徴とすることができ、これにより、ブロッカプレート620から径方向外方の面板の表面上の、環状のアクセス部を提供することができる。幾つかの実施形態において、面板ヒータ625が、環状アクセス部上に着座することができ、面板615に接触して処理中又は他の工程中に構成要素を加熱することができる。幾つかの実施形態において、ブロッカプレート620及び面板ヒータ625が、面板615の径方向外径と等しく又は実質的に等しい径方向外径を有するものとして、一緒に特徴付けられうる。同様に、面板ヒータ625が、幾つかの実施形態において、面板615の径方向外径と等しく又は実質的に等しい径方向外径を有するものとして、特徴付けられうる。面板ヒータ625は、ブロッカプレート620の周りに延在することができ、ブロッカプレート620の径方向外縁でブロッカプレート620に直接的に接触してよく又は接触しなくてよい。
ガスボックス630を、ブロッカプレート620の上に配置することができ、各リッドスタック505のガスボックス630は、第2のリッド板510を少なくとも部分的に支持しうる。ガスボックス630は、第2のリッド板510を貫通して画定された複数の開口のうちの関連付けられた開口512と位置合わせされた中央開口を画定しうる。第2のリッド板510は、幾つかの実施形態において、遠隔プラズマユニット515を支持することができ、遠隔プラズマユニット515は、各開口512への配管、及び各処理領域504内への配管を含みうる。アダプタが、遠隔プラズマユニットの配管をガスボックス630に結合するために、開口512を通して配置されうる。加えて、遮断弁520が、幾つかの実施形態において、各個別処理領域504への流れを測るために配管内に配置されうる。
Oリング又はガスケットが、リッドスタック505の各構成要素の間に着座することができ、このことで、幾つかの実施形態において、チャンバシステム300内の真空処理が容易になりうる。第1のリッド板405と第2のリッド板510との間の特定の部品結合は、システム部品へのアクセスを容易にしうる任意の数のやり方で行うことができる。例えば、第1のリッド板405と第2のリッド板510との間に、第1のセットの結合を組み込むことができ、これにより、両リッド板及び各リッドスタック505の取り外しを容易にすることができ、このことは、チャンバシステムの移送領域内の基板支持体又は移送装置へのアクセスを提供しうる。上記の結合は、2つのリッド板の間に延びる任意の数の物理的で取り外し可能な結合を含むことができ、当該結合を、全体としてチャンバ本体405から分離することが可能となりうる。例えば、チャンバシステム300を含むメインフレーム上の駆動モータが、第2のリッド板510と取り外し可能に結合されうるが、構成要素をチャンバ本体305から離して持ち上げることができる。
第1のリッド板405と第2のリッド板510との間の結合が解除されると、第2のリッド板510が取り外されるが、第1のリッド板405はチャンバ本体305上に残ることができ、これにより、リッドスタック505の1つ以上の構成要素へのアクセスが容易になりうる。リッドスタック505内での切断は、先に記載した任意の2つの構成要素の間で発生させることができ、そのうちのいくつかが第1のリッド板405と結合され得、そのうちのいくつかが第2のリッド板510と結合されうる。例えば、幾つかの実施形態において、ガスボックス630のそれぞれが、第2のリッド板510と結合されうる。従って、第2のリッド板がチャンバシステムから持ち上げられたときには、ガスボックスが取り外され得、ブロッカプレート及び面板へのアクセスが提供されうる。本例を続けると、ブロッカプレート620及び面板615が、第1のリッド板405と結合していてよく又は結合していなくてよい。例えば、機械的結合が含まれうるが、例えば、構成要素の適切な位置合わせを維持する位置決めフィーチャ(feature)などを用いて、構成要素を分離して第1のリッド板405の上に浮かせて座らせることもできる。本例は非限定的であり、第2のリッド板510が第1のリッド板405から分離されたときの、リッドスタックの任意の2つの構成要素間の任意の数の切断構成を例示することが意図されていると理解されたい。従って、第1のリッド板と第2のリッド板の間の結合に従って、リッドスタック全体及び両リッド板を取り外して移送領域へのアクセスを提供することができ、又は第2のリッド板を取り外して、リッドスタック構成要素へのアクセスを提供することができる。
図7A及び図7Bは、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的な処理チャンバシステム700の概略的な断面立面図を示している。図7A及び図7Bは、システム100、200、及び300内の構成要素に関するさらなる詳細を例示しうる。システム700は、幾つかの実施形態において先に述べたシステム100、200、及び/又は300の任意の特徴又は態様を含むものと理解されたい。システム700は、堆積、除去、及び洗浄の工程といった半導体処理工程を実施するために使用されうる。システム700は、議論されている、半導体処理システムに組み込まれうるチャンバ構成要素の部分図を示しうる。システム700のいずれの態様も、当業者には容易に分かるように、他の処理チャンバ又はシステムに組み込まれうる。
システム700は、移送領域及び処理領域を画定しうるチャンバ本体705を含みうる。リッド板710が、チャンバ本体705の上に着座することができ、ライナ715を支持しうる。例えば、ライナ715の端部が、リッド板710の段差レッジによって形成された棚に直接的に着座しうる。例えば、ライナ715は、リップ又はフランジを画定することができ、これにより、ライナ715がリッド板710の棚から延在しうる。ライナ715は、幾つかの実施形態において、第1のリッド板710より下方に垂直方向に延在することができ、少なくとも部分的にチャンバ本体705の内部へと延在することができる。面板720が、ライナ715の上に配置されうる。幾つかの実施形態において、ポンプライナといった1つ以上の介在部品が、面板720とライナ715との間に配置されうる。
基板支持体725が、チャンバ本体705の内部に配置されうる。基板支持体725は、移送領域と処理領域との間で、チャンバ本体705の内部を垂直方向に移動可能でありうる。基板支持体725は支持板730を含むことができ、支持板730は、ヒータ735、アイソレータ740、及び接地板745を含みうる。基板支持体725はシャフト750も含むことができ、シャフト750は、チャンバ本体705の底部を貫通して延在して高周波源755と接続されうる。基板支持体は動的プレート760も含むことができ、動的プレート760は、シャフト750の周りに配置されており、支持板730の底部から垂直方向に間隔を置いて配置されている。幾つかの実施形態において、シャフト750と動的プレート760の内側端面との間の間隙を維持することができ、これにより、パージガスが、チャンバ本体705の下方に配置されたパージガス源から処理領域へと供給されうる。動的プレート760は環状の形状とすることができ、支持板730より大きな半径を有することができ、これにより、動的プレート760の外周縁部が、支持板730の外周縁部から径方向外側に延在する。幾つかの実施形態において、動的プレート760及び/又はヒータ735が、三フッ化窒素といった前駆体に対して耐性を有する材料で形成されうる。例えば、動的プレート760及び/又はヒータ735は、窒化アルミニウムといったアルミニウム材料から形成されうる。幾つかのストラップ765が、動的プレート760の上面と支持板730の底面との間に延在して、動的プレート760の上面と支持板730の底面とを結合することができる。例えば、ストラップ765が、接地板745の底面と結合されうる。ストラップ765は、支持板725と動的プレート760との間の高周波の導通を提供することができる。各ストラップ765は、当該ストラップ765が圧縮した状態又は折り畳まれた状態と伸長した状態との間で繰り返し屈曲することを可能にする金属又は他の導電材料の薄く柔軟なシートから形成することができる。例えば、各ストラップ765は、ステンレス鋼、アルミニウム、及び/又は他の金属材料から形成されうる。幾つかの実施形態において、ストラップ765が、前駆体耐性材料でコーティングされうる。例えば、ストラップ765は、窒化アルミニウムといったアルミニウム材料コーティングされうる。
上述したように、基板支持体725は、チャンバ本体705の内部を、下側の送領域と上側の処理領域との間で移動可能である。処理工程中には、基板支持体725は、処理領域内の処理位置へと移動させられる。高周波電流をヒータに流して、基板を所望の温度に保つのを助けて、基板上に均一な膜を生成する際に支援することができる。堆積及び/又は他の処理工程が一旦完了すると、基板支持体725は、移送領域内の移送位置まで下降させることができる。処理された基板は、基板支持体725から取り外され、新しい基板が基板支持体725の上に配置されうる。移送プロセスの間は、ヒータ735に高周波電流が供給されない。
チャンバシステム700の特徴によって、基板支持体725が処理位置にあるときには、高周波源755からヒータ735へと高周波電流が流れること及びヒータ735から高周波源755へと戻ることを可能にし、基板支持体725が移送位置にあるときには、回路を開けて高周波電流が流れることを防止する閉じた高周波回路が生成されうる。例えば、幾つかのクイックディスコネクト部材770は、基板支持体725が処理位置にあるときにのみ、ライナ715を動的プレート760と結合ために使用することができ、さらに、幾つかのクイックディスコネクト部材770は、基板支持体725が移送位置にあるときにのみ、支持板725を動的プレート760と結合するために使用することができる。動的プレート760は、2セットのクイックディスコネクト部材770を含みうる。例えば、幾つかの内側クイックディスコネクト部材770aは、支持板730の一部分の直下の動的プレート760の上面上に配置され得、幾つかの外側クイックディスコネクト部材770bは、支持板725の周面から径方向外側の動的プレート760上に、ライナ715の少なくとも一部分と垂直方向に位置合わせされた状態で配置されうる。
幾つかのクイックディスコネクト部材770cが、支持板725の底面上に設けられうる。例えば、クイックディスコネクト部材770cが、接地板745内に形成されてよく及び/又は接地板745と結合されてよい。クイックディスコネクト部材770cのそれぞれは、内側クイックディスコネクト部材770aのそれぞれ1つと垂直方向に位置合わせされうる。これにより、基板支持部725が移送位置にあるときには、クイックディスコネクト部材770cが内側クイックディスコネクト部材770aと係合することが可能となる。幾つかのクイックディスコネクト部材770dを、ライナ715の底面上に設けることができ、ここで、クイックディスコネクト部材770dのそれぞれは、外側クイックディスコネクト部材770bのうちのそれぞれ1つと垂直方向に位置合わせされている。これにより、基板支持部725が処理位置にあるときには、クイックディスコネクト部材770dが、外側クイックディスコネクト部材770bと係合することが可能となる。
クイックディスコネクト部材770は、対称的なパターン及び非対称なパターンを含む任意の形態で、様々なチャンバ構成要素の周りに配置されうる。例えば、クイックディスコネクト部材770は、ライナ715、支持板725、及び/又は動的プレート760のそれぞれの周囲に対称的な環状の構成において配置されうる。任意の数のクイックディスコネクト部材770を設けることができる。例えば、クイックディスコネクト部材770a、770b、770c、及び/又は770dのそれぞれは、おおよそ2個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ3個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ4個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ5個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ6個以上のクイックディスコネクト部材、7個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ8個本以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ9個本以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ10個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ12個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ14個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ16個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ18個以上のクイックディスコネクト部材、おおよそ20個以上のクイックディスコネクト部材、又はそれより多いクイックディスコネクト部材を含みうる。幾つかの実施形態において、クイックディスコネクト部材770a、770b、770c、及び770dの各群が、同じ数のクイックディスコネクト部材を有することができ、他の実施形態では、クイックディスコネクト部材770a、770b、770c、及び770dの少なくとも1つの群が、少なくとも1つの他の群と異なる数のクイックディスコネクト部材を有することが分かるであろう。
幾つかの実施形態において、各クイックディスコネクト部材770は、他のクイックディスコネクト部材770の対応する部分と係合する雄部分及び/又は雌部分を含みうる。例えば、内側クイックディスコネクト部材770a及び/又は外側クイックディスコネクト部材770bは、ガイドピンといった雄部分を有することができ、クイックディスコネクト部材770c及び770dは、レセプタクルといた、対応する内側クイックディスコネクト部材770a及び/又は外側クイックディスコネクト部材770bの雄部分を収容して固定する雌部分を含むことができる。幾つかの実施形態において、レセプタクルが、追加的な結合の仕組みを含みうる。例えば、各レセプタクルが、ガイドピンのうちの1つのノッチと係合してガイドピンをレセプタクル内に固定するバネ付きボールキャッチを含みうる。様々な実施形態において、雄部分と雌部分の位置が逆であってよく、内側クイックディスコネクト部材770a及び/又は外側クイックディスコネクト部材770bが雌部分を有し、クイックディスコネクト部材770c及び770dが雄部分を有することが分かるであろう。幾つかの実施形態において、クイックディスコネクト部材770a、770b、770c、及び/又は770dの特定の群が、雄部分と雌部分の両方を含みうる。外側クイックディスコネクト部材770bが雄型ガイドピンを含む実施形態では、各ガイドピンの上面は、もはや支持板725の上面より高くなくてよい。これにより、基板の移送中に上記ピンが支持板725上での基板の除去及び配置を妨げないことが保証される。
図7Aは、基板支持体725が移送位置にあり、支持板730がチャンバ本体705の底部に接近している状態を示している。移送位置では、内側クイックディスコネクト部材770aと、支持板725に設けられたクイックディスコネクト部材770cとが互いに係合し、ストラップ765は圧縮状態にある。外側クイックディスコネクト部材770bは、ライナ715上のクイックディスコネクト部材770dから離間しており、これにより、高周波回路が開いて、移送位置にあるときにヒータ735に高周波電流が流れることが防止される。
基板支持体725は、処理位置にあるときには、図7Bに示すように、処理領域内へと上方に持ち上げることができ、ここで、支持板730は、面板720に接近した状態にある。基板支持体725が上昇するにつれて、内側クイックディスコネクト部材770aとクイックディスコネクト部材770cとの係合により、基板支持体725とともに動的プレート760が上方に引き上げられ、最終的に、外側クイックディスコネクト部材770bが、ライナ715のクイックディスコネクト部材770dと接触して係合する。外側クイックディスコネクト部材770bとクイックディスコネクト部材770dとの係合は、ライナ715と動的プレート760との間の高周波の導通をもたらし、さらに、動的プレート760がさらに上方に移動するのを防止するハードストップとして機能する。基板支持体725が、処理位置までさらに上方に移動すると、内側クイックディスコネクト部材770aとクイックディスコネクト部材770cとは互いの係合から引き抜かれるが、ストラップ765が、動的プレート760と支持板725との間の高周波の導通を維持する。この処理位置において、矢印775で示すように高周波電流が高周波源755からヒータ735へと流れることを可能とし、かつ矢印780で示すように帰還電流が高周波源755へと戻って流れることを可能にする閉じた高周波回路が設けられる。例えば、閉じた高周波回路は、高周波源755、基板支持体725(動的プレート760、支持板730、シャフト750、ストラップ765を含む)、ライナ715、及び面板720によって形成されうる。高周波回路がまた、他の構成要素、例えば、ライナ715と面板との間の構成要素(ポンプライナ及び/又はリッド板710など)と、ヒータ735と面板720の間で形成されるプラズマと、を含みうると理解されうる。
本明細書に記載の動的高周波インタフェースを作製するために、クイックディスコネクト部材770及びストラップ765を使用することで、基板支持体が処理位置にあるときには、閉じた高周波回路が生成され、移送位置にあるときには上記回路が開かれる。さらに、クイックディスコネクト部材770の小さなサイズを前提として、従来の設計よりも動的に互いに接触し合う構成要素間の表面積が小さく、このことにより、以前の処理工程からの粒子の発生が低減され、より品質の高い基板が得られる。加えて、バッフルに合わせた設計ではなく、クイックディスコネクト部材770を使用することで、チャンバの重量が大幅に削減され、一人の技術者が高周波回路の部品をより簡単に整備することが可能となる。
図8A及び図8Bは、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的なクイックディスコネクト部材800の断面立面図を示している。クイックディスコネクト部材800は、本明細書に記載のクイックディスコネクト部材770と同様とすることができ、システム100、200、300、及び/又は700を含む本明細書に記載のシステムのいずれにおいても使用することができる。各クイックディスコネクト部材800は、雄部分又は雌部分を含みうる。例えば、雌型クイックディスコネクト部材800aがレセプタクル805を含むことができ、レセプタクル805は、基板(ライナ、支持板、及び/又は動的プレートなど)において形成され及び/又は当該基板と結合されうる。各レセプタクルは、1つ以上の保持部材を含みうる。例えば、各レセプタクル805の内部には、1つ以上のデテント(戻り止め)810が含まれうる。各デテント810は、バネ815の一端と結合と結合することができ、バネの他端は、ボール820又は他の物体と結合される。このような構成によって、各レセプタクル805内に、対応する雄型クイックディスコネクト部材800bを収容して固定するバネ付きボールキャッチが設けられる。例えば、各雄型クイックディスコネクト部材800bは、ガイドピン825の形状をしている。ガイドピン825は、遠位端830、中間部分835、及び近位端840を有する細長い本体を含みうる。近位端840は、基板(ライナ、支持板、及び/又は動的プレートなど)と結合することができ、基板の一部として形成されうる。中間部分835は、ボール820の一部分を収容する大きさのノッチ845を画定しうる。クイックディスコネクト部材800同士を係合させるために、ガイドピン825の遠位端830が、レセプタクル805に挿入されうる。遠位端830は、図8Bに示すようにノッチ845がボール820と位置合わせされるまで、バネ付きボール820をデテント810に押し込むことができる。バネの力でボール820をデテント810に押し込んで、ガイドピン825をレセプタクル805内に固定することができる。ガイドピン825をレセプタクル805から取り外すためには、このプロセスを逆に行うことができ、ここで、遠位端830をバネ付きボール820を越えて引くためには所定の力が必要となる。
図9は、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的な処理チャンバシステム900の概略的な断面立面図を示している。図9は、システム100、200、300、及び700内の構成要素に関するさらなる詳細を例示しうる。システム900は、幾つかの実施形態において先に述べたシステム100、200、300、及び/又は700の任意の特徴又は態様を含むものと理解されたい。システム900は、堆積、除去、及び洗浄の工程といった半導体処理工程を実施するために使用されうる。システム900は、議論されている、半導体処理システムに組み込まれうるチャンバ構成要素の部分図を示しうる。システム900のいずれの態様も、当業者には容易に分かるように、他の処理チャンバ又はシステムに組み込まれうる。
システム900は、移送領域及び処理領域を画定しうるチャンバ本体905を含みうる。リッド板910が、チャンバ本体905の上に着座することができ、ライナ915を支持しうる。面板920が、ライナ915の上に配置されうる。幾つかの実施形態において、ポンプライナといった1つ以上の介在部品が、面板920とライナ915との間に配置されうる。基板支持体925が、チャンバ本体905の内部に配置され得、基板支持板930を含みうる。基板支持体925は、移送領域と処理領域との間で、チャンバ本体905の内部を垂直方向に移動可能であることができ、チャンバ本体905の底部を貫通して延在し高周波源955と結合しうるシャフト950を含みうる。基板支持体は動的プレート960も含むことができ、動的プレート960は、シャフト950の周りに配置されており、支持板930の底部から垂直方向に間隔を置いて配置されている。動的プレート960は環状の形状とすることができ、支持板930より大きな半径を有することができ、これにより、動的プレート960の外周縁部が、支持板930の外周縁部から径方向外側に延在する。幾つかの実施形態において、RFガスケット977が、動的プレート960の外周縁部の上面の上に配置されうる。RFガスケット977は、動的プレート960が上昇してRFガスケット977をライナ915と接触させたときに、動的プレート960とライナ915との間の適切な接触を保証することによって、RF帰還経路のより一貫した再現性を提供するのに役立ちうる。幾つかのストラップ965が、動的プレート960の上面と支持板930の底面との間に延在して、動的プレート960の上面と支持板930の底面とを結合することができる。幾つかの実施形態において、ストラップ965に加えて又はストラップ965の代わりに、可撓性のベローズを支持板925と動的プレート960との間に配置して、支持板925と動的プレート960との間の高周波の導通を維持することができる。例えば、ベローズは、基板支持体925が移送位置にあるときには圧縮させることができ、基板支持体925が処理位置にあるときには伸長することができる。図7A~7Cに関して記載したのと同様の方法で、移送位置では支持板930を動的プレート960と結合させ及び/又は処理位置ではライナ915を動的プレート960と結合させる幾つかのクイックディスコネクト部材970が提供されうる。
システム900は、動的プレート960の底面とチャンバ本体905の底部の上面との間に配置されうる1つ以上のバネ980を含みうる。例えば、各バネ980は、動的プレート960の底面とチャンバ本体905の底部の上面との間に延在する1つ以上のガイドピン985上に配置されうる。幾つかの実施形態において、各バネ980の上端を、アイソレータ990内又はアイソレータ990の下に配置することができ、アイソレータ990によって、バネ980をRF電流から隔離することができ、さらに、RF回路がバネ980を通って下に行くのではなく、基板支持体925を通って戻ることを保証することができる。各バネ980は、動的プレート960の底面に対して上方に押し上げるバネ力を提供することができる。基板支持体925が下げられており及び/又は移送位置にあるときには、クイックディスコネクト部材970の少なくとも幾つかが、動的プレート960に対してバネ力よりも大きな下向きの力を与えることができ、これにより、動的プレート960が下降してバネ980が更に圧縮される。基板支持体925が上方に移動するにつれて、バネ980が伸長し始めて動的プレート960を上方に押し上げることができ、ここで、クイックディスコネクト部材970の少なくとも幾つかは、動的プレート960が支持板930と接触することを防止する。バネ980は、動的プレート960及び/又はRFガスケット977がライナ915の底面と接触して先に記載したRF回路を完成させる高さまで、動的プレート960を上昇させるのに十分な力を提供することができる。
図10は、本技術の幾つかの実施形態に係る例示的な処理チャンバシステム1000の概略的な断面立面図を示している。図10は、システム100、200、300、700、及び900内の構成要素に関するさらなる詳細を例示しうる。システム1000は、幾つかの実施形態において先に述べたシステム100、200、300、700、及び/又は900の任意の特徴又は態様を含むものと理解されたい。システム1000は、堆積、除去、及び洗浄の工程といった半導体処理工程を実施するために使用されうる。システム1000は、議論されている、半導体処理システムに組み込まれうるチャンバ構成要素の部分図を示しうる。システム1000のいずれの態様も、当業者には容易に分かるように、他の処理チャンバ又はシステムに組み込まれうる。
システム1000は、移送領域及び処理領域を画定しうるチャンバ本体1005を含みうる。リッド板1010が、チャンバ本体1005の上に着座することができ、ライナ1015を支持しうる。面板1020が、ライナ1015の上に配置されうる。幾つかの実施形態において、ポンプライナといった1つ以上の介在部品が、面板1020とライナ1015との間に配置されうる。基板支持体1025が、チャンバ本体1005の内部に配置され得、基板支持板1030を含みうる。基板支持体1025は、移送領域と処理領域との間で、チャンバ本体1005の内部を垂直方向に移動可能であることができ、チャンバ本体1005の底部を貫通して延在し高周波源1055と結合しうるシャフト1050を含みうる。基板支持体は動的プレート1060も含むことができ、動的プレート1060は、シャフト1050の周りに配置されており、支持板1030の底部から垂直方向に間隔を置いて配置されている。動的プレート1060は環状の形状とすることができ、支持板1030より大きな半径を有することができ、これにより、動的プレート1060の外周縁部が、支持板1030の外周縁部から径方向外側に延在する。幾つかの実施形態において、RFガスケット1077が、動的プレート1060の外周縁部1065の上面の上に配置されうる。RFガスケット1077は、動的プレート1060が上昇してRFガスケット1077をライナ1015と接触させたときに、動的プレート1060とライナ1015との間の適切な接触を保証することによって、RF帰還経路のより一貫した再現性を提供するのに役立ちうる。幾つかのストラップ1065が、動的プレート1060の上面と支持板1030の底面との間に延在して、動的プレート1060の上面と支持板1030の底面とを結合することができる。幾つかの実施形態において、ストラップ1070に加えて又はストラップ1070の代わりに、可撓性のベローズを支持板1025と動的プレート1060との間に配置して、支持板1025と動的プレート1060との間の高周波の導通を維持することができる。例えば、ベローズは、基板支持体1025が移送位置にあるときには圧縮させることができ、基板支持体1025が処理位置にあるときには伸長することができる。図7A~7Cに関して記載したのと同様の方法で、処理位置においてライナ1015を動的プレート1060と結合させる幾つかのクイックディスコネクト部材1070が提供されうる。
システム1000は、空気圧及び/又は電気機械リフトといった線形アクチュエータ1080を含むことができ、線形アクチュエータ1080は、処理位置と移送位置との間で動的プレート1060を昇降させるために使用することができる。例えば、線形アクチュエータ1080は、動的プレート1060の底面とチャンバ本体1005の底部の上面との間に配置されうる。支持板1030が昇降する間、線形アクチュエータ1080は、動的プレート1060の対応する移動を引き起こすことができ、これにより、動的プレート1060及び/又はRFガスケット1077は、支持板1030が処理位置にあるときにはライナ1015と接触し、支持板1030が移送位置にあるときにはライナ1015に接触しないようにすることが可能である。処理位置では、クイックディスコネクト部材1070同士が互いに係合し合ってライナ1015を動的プレート1060と結合し、RF回路を閉じることができ、当該RF回路によって、高周波電流が高周波源1055から支持板1030へと流れることが可能となり、帰還電流が高周波源1055へと戻って流れることが可能となる。
図11は、本技術の幾つかの実施形態に係る、基板処理のための例示的な方法1100の工程を示している。本方法は、本技術の実施形態に係る動的高周波回路を含みうる上述の処理システム100、200、300、700、900、及び1000を備えた様々な処理チャンバ内で実行されうる。方法1100は、幾つかの任意選択的な工程を含むことができ、当該任意選択的な工程は、本技術に係る方法の幾つかの実施形態と特に関連することもあり又は関連しないこともある。
方法1100は、方法1100の開始前に任意選択の工程を含むことができ、又は本方法は、追加の工程を含むことができる。例えば、方法1100は、図示されたものとは異なる順序で実行される工程を含みうる。幾つかの実施形態において、方法1100は、工程1105において、半導体処理チャンバ内で移送位置から処理位置へと上方に、ヒータを有する基板支持体を移動させ、第1の幾つかのクイックディスコネクト部材を分離し、かつ第2の幾つかのクイックディスコネクト部材を係合させて、高周波回路を閉じることを含みうる。例えば、第1の幾つかのクイックディスコネクト部材が、基板支持体の支持板を基板支持体の動的プレートと結合しうる。基板支持体が上昇している間、第1の幾つかのクイックディスコネクト部材間の係合によって、動的プレートは、第2のセットのクイックディスコネクト部材同士が互いに接触して係合し合うまで、基板支持体とともに上方に引き上げられる。例えば、第2の幾つかのクイックディスコネクト部材が、半導体処理チャンバのライナを動的プレートと結合しうる。第2の幾つかのクイックディスコネクト部材同士の係合は、ライナと動的プレートの間の高周波の導通を提供し、処理チャンバの高周波回路を閉じるとともに、動的プレートがさらに上方に移動するのを防止するハードストップとして機能する。基板支持体が、処理位置までさらに上方に移動すると、第1の幾つかのクイックディスコネクト部材が互いの係合から引き抜かれ、幾つかのストラップが、動的プレートと支持板との間の高周波の導通を維持する。
工程1110において、ケイ素含有前駆体(但し、これに限定されない)といった1つ以上の前駆体が、半導体処理チャンバに伝達されうる。工程1115において、高周波電流が、高周波源を介して面板、ヒータ、又は他の何らかの構成要素に供給されうる。例えば、高周波は、面板とヒータとの間に容量結合プラズマを発生させて、チャンバの処理領域内で堆積工程を実行するために使用することができる。ライナと係合したクイックディスコネクト部材は、ペデスタルを介した高周波帰還経路として機能する対称的な接地経路を生成することができる。チャンバ内の構成要素を結合する幾つかのクイックディスコネクトを利用することで、動的プレート及び可撓性ストラップを介して対称的な接地経路を生成しかつシステム内でのペデスタルの移動中に動的プレートからの支持板と分離に対応しつつ、プラズマの均一性を維持することができる。
先の記載では、説明を目的として、本技術の様々な実施形態の理解を促すべく、数多くの詳細事項を記載した。しかしながら、これらの詳細のいくつかを含まずに又は更なる詳細と共に、特定の実施形態を実施してもよいことが、当業者には明らかだろう。
幾つかの実施形態を開示してきたが、当業者は、上記実施形態の思想から逸脱することなく、様々な変形例、代替構造、及び均等物が使用されうることが分かるであろう。加えて、本技術を不必要に不明瞭にすることを避けるために、幾つかの周知のプロセス及び要素については記載していない。従って、先の明細書の記載が本技術の範囲を限定するものと解釈すべきでない。
値の範囲が与えられている場合に、文脈上そうでないと明示されていない限り、その範囲の上限値と下限値との間に介在する各値が、下限値の最も小さい単位まで具体的に開示されていると理解される。明記された範囲内の任意の明記された値又は明記されていない介在する値と、その明記された範囲内の他の明記された値又は他の介在する値と、の間の任意のより狭い範囲が包含される。これらのより狭い範囲の上限値及び下限値は、個別にその範囲内に含まれることも除外されることもあり、より狭い範囲内に限界値の一方又は両方が含まれる場合、又はどちらも含まれない場合の各範囲も、明記された範囲内の任意の特に除外された限界値に従って、本技術の範囲内に包含される。明記された範囲が、限界値の一方又は両方を含む場合、この含められた限界値の一方又は両方を除いた範囲も含まれる。
本明細書及び添付の特許請求の範囲では、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、及び「その(the)」は、文脈上別途明示しない限り複数の指示物を含む。したがって、例えば、「或るヒータ(a heater)」への言及は、複数のこのようなヒータを含み、「その開口(the aperture)」への言及は、当業者に知られた1つ以上の開口及びその均等物への言及を含み、その他の形にも同様のことが当てはまる。
また、「備える(comprise(s))」、「備えている(comprising)」、「含有する(contain(s))」、「含有している(containing)」、「含む(include(s))」、及び「含んでいる(including)」という単語は、本明細書及び特許請求の範囲で使用されている場合、記載された特徴、整数、構成要素、又は工程の存在を特定することを意図しているが、1つ以上の他の特徴、整数、構成要素、工程、作動、又グループの存在又は追加を排除するものではない。