JP7724362B2 - Euv透過膜の製造方法及びペリクル - Google Patents

Euv透過膜の製造方法及びペリクル

Info

Publication number
JP7724362B2
JP7724362B2 JP2024507484A JP2024507484A JP7724362B2 JP 7724362 B2 JP7724362 B2 JP 7724362B2 JP 2024507484 A JP2024507484 A JP 2024507484A JP 2024507484 A JP2024507484 A JP 2024507484A JP 7724362 B2 JP7724362 B2 JP 7724362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
cavity
euv
layer
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2024507484A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023175990A5 (ja
JPWO2023175990A1 (ja
Inventor
俊克 柏屋
尚紀 強力
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Insulators Ltd filed Critical NGK Insulators Ltd
Publication of JPWO2023175990A1 publication Critical patent/JPWO2023175990A1/ja
Publication of JPWO2023175990A5 publication Critical patent/JPWO2023175990A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7724362B2 publication Critical patent/JP7724362B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/62Pellicles, e.g. pellicle assemblies, e.g. having membrane on support frame; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/62Pellicles, e.g. pellicle assemblies, e.g. having membrane on support frame; Preparation thereof
    • G03F1/64Pellicles, e.g. pellicle assemblies, e.g. having membrane on support frame; Preparation thereof characterised by the frames, e.g. structure or material, including bonding means therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

本発明は、EUV透過膜の製造方法及びペリクルに関するものである。
半導体製造プロセスにおける微細化が年々進行しており、各工程で様々な改良がなされている。特に、フォトリソグラフィ工程においては、従来のArF露光の波長193nmに代えて、波長13.5nmのEUV(極端紫外線)光が使用され始めた。その結果、波長が一気に1/10以下になり、その光学的特性は全く異なるものとなった。しかし、EUV光に対して高透過率を有する物質が無いため、例えばフォトマスク(レチクル(reticle))のパーティクル付着防止膜であるペリクル(pellicle)にはまだ実用的な物が存在しない。このため、デバイスメーカーはペリクルを使うことができずに半導体デバイスの製造を行っているのが現状である。
そこで、ポリSiベースのペリクル膜が提案されている。例えば、特許文献1(特許第6858817号公報)には、コア層が(ポリ)Si等のEUV放射に実質的に透明な材料を含むコア層と、IR放射を吸収する材料を含むキャップ層とを備えたペリクル膜が開示されている。しかしながら、ポリSiベースのペリクル膜は、膜強度を保持するための厚さとした場合、EUV透過率は目標の90%に到達できず、いまだ実用的ではない。
また、カーボンナノチューブ(CNT)ベースのペリクル膜も開発されており(例えば特許文献2(特開2018-194840号公報))、より高いEUV透過率が期待される。CNTベースのペリクル膜ではペリクル使用環境(低圧水素雰囲気)に対する耐久性が無く、耐久性を持たせるためにペリクル膜に金属を被覆すると、EUV透過率が低下してしまい実用レベルの透過率を達成できなくなるのが実情である。
ペリクル膜を製造するための様々な方法が提案されている。例えば、非特許文献1(Dario L. Goldfarb, "Fabrication of a full size EUV pellicle based on silicon nitride", Volume 31, Issue 12, PHOTOMASK, SPIE, 2015)には、ペリクル膜としてSiNx自立膜を製造する方法が開示されている。その基本的な方法は以下のとおりである。まず、Si基板の両面にペリクル膜となるSiNx膜を成膜する(工程A)。次いで、成膜したSiNxをエッチングするための反応性イオンエッチング(RIE)マスクを片面にのみ形成する(工程B)。RIEによりSiNxの一部を除去してSi基板を露出させる(工程C)。Si基板の両面をアモルファスSiでコーティングした後、Si基板の外形をダイシングする(工程D)。最後に、SiNx膜をマスクとして、Si基板をウェットエッチングしてSiNx自立膜とする(工程E)。
特許第6858817号公報 特開2018-194840号公報
Dario L. Goldfarb, "Fabrication of a full size EUV pellicle based on silicon nitride", Volume 31, Issue 12, PHOTOMASK, SPIE, 2015
非特許文献1に開示されるような従来の製造方法を参考にペリクル膜としてEUV透過膜を作製しようと試みる場合、基板にEUV透過膜を形成した後、基板の不要部分をエッチングで除去して自立膜化することが考えられる。図4A及び4Bにそのような従来の製造プロセスの一例が示される。この従来プロセスにおいては、まず、Siウェハ等の基板110を用意する(図4A(a))。この基板110の両面にSiO層等のマスク層112を形成する。基板110の片面又は両面にレジストを塗布し、片面に所定サイズのレジストの穴ができるように、露光及び現像を行いエッチング用のレジストマスク(図示せず)を形成する。この基板110の一方の面をエッチングすることにより、マスク層112の露出部分をエッチング除去して、キャビティ領域Cに対応する開口部を形成する(図4A(c))。レジストマスクを除去した後、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)液等のエッチング液で基板110をエッチングして、基板110のキャビティ領域Cを所望の厚さに薄くすることでキャビティ114を形成する(図4A(d))。キャビティ114と反対側の面に存在するマスク層112をエッチング除去して、キャビティ基板115を得る(図4B(e))。キャビティ基板115のキャビティ114と反対側の面にEUV透過膜116を形成する(図4B(f))。最後に、自立膜化させる部分に対応する基板110をエッチング除去して、EUV透過膜116を自立膜化させる(図4B(g))。こうして、枠状に残された基板110及びマスク層112を含むフレーム117と、EUV透過膜116とを有するペリクル118を得る。
しかしながら、こうして作製されたペリクル118には、図4B(g)及び図4Cに示されるように、枠状のマスク層112の内縁部112aがキャビティ114に向かって延在した庇状に残留する。これは、キャビティ114形成のためのSiウェハ等の基板110が下面からエッチングされる際に、エッチングが図中上方向に進行するにつれて、横方向にもサイドエッチングされるためである。このようにキャビティ114に向かって庇状に延在した状態でマスク層112を残したままにすると、強度的に弱い庇状の内縁部112aが破損してパーティクル(粉塵)が発生し、パーティクルがEUV透過膜116上に付着しやすい。EUV透過膜116にパーティクルが付着していると、露光時にパーティクル部分でEUV光が遮蔽されてしまい、マスクパターンが正確に転写されないという露光不良が生じる。一方、マスク層112を基板110のエッチング後に除去することも考えられるが、そのための工数や費用が発生してしまうと共に、既にEUV透過膜116の自立膜化が完了しているため、自立膜の破損リスクが高いプロセスの追加となる。そこで、マスク層112がキャビティ114から延在した庇状に残留するのを回避する製造方法が望まれる。
本発明者らは、今般、基板のキャビティ側の面にEUV透過膜を形成し、キャビティと反対側の面から基板をエッチング除去してEUV透過膜を自立膜化することにより、マスク層がキャビティに向かって延在した庇状に残留するのを回避して、パーティクルが発生しにくい効率的な手法で高品質なEUV透過膜又はペリクルを製造できるとの知見を得た。
したがって、本発明の目的は、マスク層がキャビティに向かって延在した庇状に残留するのを回避して、パーティクルが発生しにくい効率的な手法で高品質なEUV透過膜又はペリクルを製造することにある。
本発明の一態様によれば、
第一面及び第二面を有する基板を用意する工程と、
前記第一面の全領域と、前記第二面の中央に位置するキャビティ領域以外の周辺領域とをマスク層で覆う工程と、
前記キャビティ領域に露出する前記基板を部分的にエッチング除去して、キャビティを形成する工程と、
前記第一面を覆う前記マスク層をエッチング除去する工程と、
前記基板の前記キャビティ側の表面及び前記第二面を覆う前記マスク層の表面にEUV透過膜を形成する工程と、
前記第一面から前記基板を、前記EUV透過膜が前記キャビティと反対側に露出するまでエッチング除去して、前記キャビティ領域における前記EUV透過膜を自立膜化する工程と、
を含む、EUV透過膜の製造方法が提供される。
本発明の他の一態様によれば、
第一面及び第二面を有する基板を用意する工程と、
前記第一面の全領域と、前記第二面の中央に位置するキャビティ領域以外の周辺領域とをマスク層で覆う工程と、
前記キャビティ領域に露出する前記基板を部分的にエッチング除去して、キャビティを形成する工程と、
前記第一面を覆う前記マスク層、及び前記第二面の前記周辺領域を覆う前記マスク層をエッチング除去する工程と、
前記基板の前記キャビティ側の表面にEUV透過膜を形成する工程と、
前記第一面から前記基板を、前記EUV透過膜が前記キャビティと反対側に露出するまでエッチング除去して、前記キャビティ領域における前記EUV透過膜を自立膜化する工程と、
を含む、EUV透過膜の製造方法が提供される。
本発明の他の一態様によれば、
第一面及び第二面を有し、かつ、中央にキャビティを有する基板と、
前記基板の第二面を覆うマスク層と、
前記マスク層の表面及び前記基板の前記キャビティの内表面を連続的に覆い、かつ、前記第一面と同じ高さで前記キャビティの底面を構成する自立膜として露出する、EUV透過膜と、
を備えた、ペリクルが提供される。
本発明の他の一態様によれば、
第一面及び第二面を有し、かつ、中央にキャビティを有する基板と、
前記基板の第二面及び前記キャビティの内表面を連続的に覆い、かつ、前記第一面と同じ高さで前記キャビティの底面を構成する自立膜として露出する、EUV透過膜と、
を備えた、ペリクルが提供される。
本発明の一態様によるEUV透過膜の製造方法における前半の工程の一例を示す図である。 本発明の一態様によるEUV透過膜の製造方法における図1Aに続く後半の工程の一例を示す図である。 本発明の一態様によるEUV透過膜の製造方法における図1Aに続く後半の工程の他の一例を示す図である。 本発明によるEUV透過膜の製造方法における前半の工程の他の一例を示す図である。 本発明によるEUV透過膜の製造方法における図2Aに続く後半の工程の一例を示す図である。 本発明によるSOI基板を用いたEUV透過膜の製造方法における前半の工程の一例を示す図である。 本発明によるSOI基板を用いたEUV透過膜の製造方法における図3Aに続く後半の工程の一例を示す図である。 従来技術によるEUV透過膜の製造方法の前半の工程を示す図である。 従来技術によるEUV透過膜の製造方法の図4Aに続く後半の工程を示す図である。 図4B(g)に示されるペリクルの一部(実線で囲まれた領域4C)をマスク層からキャビティ底部に向かって観察したSEM像である。
EUV透過膜の製造方法
本発明によるEUV透過膜の製造方法は、(1)基板の用意、(2)マスク層の形成、(3)キャビティの形成、(4)マスク層の除去、(5)EUV透過膜の形成、及び(6)EUV透過膜の自立膜化の各工程を含む。本発明においては、基板のキャビティ側の面にEUV透過膜を形成し、キャビティと反対側の面から基板をエッチング除去してEUV透過膜を自立膜化する。こうすることで、マスク層がキャビティに向かって延在した庇状に残留するのを回避して、パーティクルが発生しにくい効率的な手法で高品質なEUV透過膜又はペリクルを製造できることができる。その詳細については以下の説明で明らかにする。
図1A~4Bに本発明の幾つかの態様によるEUV透過膜の製造方法を示す。これらの図面を参照しながら、以下に各工程を説明する。
(1)基板の用意
図1A(a)及び図2A(a)に示されるように、基板10を用意する。基板10は、第一面10a及び第二面10bを有する。第二面10bは後の工程でキャビティが形成される側であり、第一面10aは後の工程でキャビティが形成されない側である。基板10は、その上にEUV透過膜16が形成されるための支持体であるが、最終的に、EUV透過膜16を自立膜化するためにキャビティ領域Cがエッチング除去され、それ以外の周辺領域Pがフレームとして残されることになるものである。したがって、基板10は、EUV透過膜16を形成するための望ましい下地を与えるとともに、エッチング除去可能な材料であることが望まれる。そのような基板10は特に限定されないが、好ましくはSi基板(例えばSiウェハー)である。
基板10は、SOI(Silicon on Insulator)基板であってもよい。図3A(a)に示されるように、SOI基板10’は、Si基板10c、SiO層10d、及びSi層10eから構成され、SiO層10dがSi基板10c及びSi層10eの間に介在する。この場合、第一面10aがSi層10eの表面であり、かつ、第二面10bがSi基板10cの表面である。SOI基板10’を用いることで、Si基板10cのエッチング(Siエッチング)の際にSiO層10dでエッチングを正確に停止することができる。このため、Siエッチングのし過ぎによる不具合(例えば基板10が薄くなりすぎることに起因する自立膜の弛み)を回避しやすいという利点がある。
(2)マスク層の形成
図1A(b)及び(c)並びに図2A(b)及び(c)に示されるように、基板10における、第一面10aの全領域と、第二面10bの中央に位置するキャビティ領域C以外の周辺領域Pとをマスク層12で覆う。マスク層12は、基板10のエッチングに用いるウェットエッチング液(例えばSiエッチングに用いるTMAH)に対して耐食性を有する材質であれば特に限定されない。好ましいマスク層12はSiO膜である。マスク層12はいかなる方法で形成されてもよい。例えば、SiO膜の形成は、化学気相成長(CVD)又は熱酸化により行われるのが好ましい。また、SiO膜の厚さは100~1000nmが好ましい。
マスク層12の形成は、以下のように行うことができる。まず、基板10の第一面10a及び第二面10bにマスク層12を形成する(図1A(b)及び図2A(b))。次に、第一面10a及び第二面10bにレジストを塗布し、第二面10b側にキャビティ領域Cに対応するレジストの開口部ができるように露光及び現像を行い、レジストマスク(図示せず)を形成する。キャビティ領域Cのサイズは、作製しようとするEUV透過膜16のサイズに対応する。フッ酸等のエッチング液でウェットエッチングすることにより、レジストマスクの開口部におけるマスク層12の露出部分をエッチング除去した後、レジストマスクを除去する。こうして、キャビティ領域Cに開口部を有するマスク層12を得る(図1A(c)及び図2A(c))。
(3)キャビティの形成
図1A(d)及び図2A(d)に示されるように、キャビティ領域Cに露出する基板10を部分的にエッチング除去して、キャビティ14を形成する。すなわち、基板10のキャビティ領域Cは、その上にEUV透過膜16を形成した後、エッチングにより除去されることになる。したがって、エッチングを効率良く短時間で行うため、予め自立膜を形成すべき領域(すなわちキャビティ領域C)の基板10の厚さを薄くしておくことが望まれる。そのため、マスク層12の開口部から基板10をエッチングしてキャビティ14を形成することで、基板10のキャビティ領域Cを薄くする。基板10のエッチングは、ウェットエッチング及びドライエッチングのいずれであってもよく、特に限定されない。エッチャントは、基板10をエッチング可能なものであれば特に限定されない。例えば、ドライプロセスであるDeepRIE方法でエッチングを行う場合、図1A(d)のように、Si基板はマスク層12に対して垂直にエッチングされるため、マスク層12が庇状に残留しにくくなる点で好ましい。Si基板のウェットエッチングを行う場合、TMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)溶液が好ましい。TMAH溶液を適切な条件で使用すれば、Siに対する異方性エッチングで非常に良好なエッチングができる。特に、異方性エッチングは、キャビティ14を形成する際、基板10の厚さ方向に直進性を伴って(マスク層12の直下に回り込みにくく)エッチングを行えるため、マスク層12が庇状に残留しにくくなる点で、等方性エッチングよりも有利であるといえる。それにもかかわらず、ウェットエッチングを行う場合、図2A(d)のように、Si基板は垂直方向のみならず液の回り込みによって横方向にもエッチングされるためマスク層12が一時的に庇状に残留することがあるが、図2A及び2Bに示される態様ではその後の工程で図2(e)のようにマスク層12が除去されるため、マスク層12が庇状に残留するのを回避することができる。
SOI基板10’を用いる場合、キャビティ14の形成は、図3A(d)及び図3B(e)に示されるように、キャビティ14がSiO層10dに達するまでSi基板10cをエッチング除去した後(図3A(d))、SiO層10dをキャビティ14から別途エッチング除去すること(図3B(e))により行われるのが好ましい。Si基板10cのエッチングは、上述したとおりドライエッチング及びウェットエッチングのいずれで行ってもよい。この態様においては、SiO層10dでエッチングを正確に停止することができるので、Siエッチングのし過ぎによる不具合(例えば基板10が薄くなりすぎることに起因する自立膜の弛み)を回避することができる。その後行われるキャビティ14内に露出したSiO層10dのエッチング除去はフッ酸を用いて行うのが好ましい。こうしてキャビティ14内にはSi層10eが自立膜として露出することになる。
(4)マスク層の除去
図1B(e)に示されるように、第一面10aを覆うマスク層12をエッチング除去する。こうしてキャビティ14を有する基板10(すなわちキャビティ基板15)を得る。マスク層12のエッチング除去は、上述のとおり、フッ酸等のエッチング液でウェットエッチングすることにより行うことができる。こうして、キャビティ14を有するキャビティ基板15を得る。第二面10bの周辺領域Pを覆うマスク層12は残したままにすることができる。すなわち、後続の成膜工程においては、第二面10bの周辺領域Pを覆うマスク層12の上からでEUV透過膜16を成膜することができる。これによりマスク除去プロセスを省くことが可能となる。
もっとも、変形態様として、第二面10bの周辺領域Pを覆うマスク層12もエッチング除去してもよい。すなわち、図1C(e’)及び図2B(e)に示されるように、第一面10aを覆うマスク層12、及び第二面10bの周辺領域Pを覆うマスク層12の両方をエッチング除去してもよい。第二面10bの周辺領域Pを覆うマスク層12もエッチング除去することで、マスク層12が一切存在しなくなるため、マスク層12が庇状に残留するのを回避することができる。
SOI基板10’を用いる場合であっても、図3B(f)に示されるように、第一面10aを覆うマスク層12を上記同様にエッチング除去すればよい。
(5)EUV透過膜の形成
図1B(f)に示されるように、基板10のキャビティ14側の表面及び第二面10bを覆うマスク層12の表面にEUV透過膜16を形成する。あるいは、図1C(f’)及び図2B(f)に示されるような変形態様においては、基板10のキャビティ14側の表面にEUV透過膜16を形成する。すなわち、従来の方法ではキャビティ14を形成した面と反対側の平坦な面にEUV透過膜16の成膜が行われてきたが、本発明では敢えて基板10のキャビティ14を形成した側の非平坦面から(そこにマスク層12がある場合にはその上から)成膜を行う。これに伴う利点については次の工程において後述するものとする。
EUV透過膜16は、Ni、Al、Be、Cr及びGaからなる群から選択される少なくとも1種の金属で構成される主層を有するのが好ましい。これらの金属は、Si基板等の基板10をXeFガスでエッチング除去してEUV透過膜16を自立膜化する際に、XeFガスによって浸食されにくいという利点がある。これは、XeFの沸点である114℃と比較して、Ni、Al、Be、Cr及びGaの各々のフッ化物の沸点が、1750℃(NiF)、1260℃(AlF)、1169℃(BeF)、1100℃(CrF)、950℃(GaF)と極めて高いという事実によって裏付けられるものである。沸点が高いということは蒸気圧が低く、それだけXeFガスでエッチングされにくいといえるためである。EUV透過膜としての観点から、特に好ましい主層はBe(金属ベリリウム)で構成される。BeはSiやCよりも高いEUV透過率を有しているため、実用レベルの高いEUV透過率(例えば93%以上)を呈する。また、EUV透過膜16は、主層の少なくとも片面(好ましくは両面)を覆う保護層をさらに備えるのが主層を保護する観点から好ましい。主層がBeで構成される場合、保護層を構成する材料の好ましい例としては、窒化ベリリウム、酸化ベリリウム、及びフッ化ベリリウムが挙げられる。
EUV透過膜16の形成は、いかなる成膜手法により行われてもよい。好ましい成膜手法の例としては、スパッタリング法やCVD(化学蒸着)が挙げられる。上述のとおり、本発明では、基板10のキャビティ14を形成した側の非平坦面から成膜を行うが、スパッタリングのような回り込み性に劣る成膜方法であっても、Si基板等の基板10は厚さが通常1mm以下のため、キャビティ14内面であっても、平坦面に成膜する場合と膜厚に大きな違いは生じない。
例えば、窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造を作製する場合、主層としてのベリリウム膜は、純Beターゲットを用いたスパッタリングにより作製し、保護層としての窒化ベリリウム膜は、反応性スパッタリングにより行うのが好ましい。この反応性スパッタリングは、例えば、純Beターゲットを用いたスパッタリング中に、チャンバー内に窒素ガスを入れることで、ベリリウムと窒素が反応して窒化ベリリウムを生成することにより行うことができる。後述するように、窒化ベリリウム膜はベリリウム膜に向かって窒素濃度が減少する傾斜組成層(後述する窒素濃度傾斜領域で構成される層)を有していてもよい。この場合の好ましい手順の一例は以下のとおりである。まず、雰囲気ガスとして通常使用するArに加えて、窒素ガスを導入しながらBeスパッタリングを行うことで窒化ベリリウムを成膜する。所定厚さの窒化ベリリウム膜を形成した後、窒素ガス量を減らしながらBeスパッタリングを行うことで、傾斜組成層を形成する。傾斜組成層を形成したところで、その後の窒素ガスの導入を止め、ベリリウム層を所定の厚さに形成する。その後、窒素ガス導入量を増やしながら傾斜組成層を再度形成し、最外層ととして窒化ベリリウム膜を反応性スパッタリングで再度形成する。
また、別の手法として、窒化ベリリウムの作製は、ベリリウム膜を形成した後、窒素プラズマを照射することでベリリウムを窒化反応させて窒化ベリリウムを生成させることにより行うこともできる。いずれにしても、窒化ベリリウムの合成手法はこれらに限定されるものではない。なお、窒化ベリリウム膜形成用のベリリウムターゲットと、ベリリウム膜形成用のベリリウムターゲットは、別々のものを用いるのが好ましいが、窒化ベリリウム膜形成とベリリウム膜形成で同一のターゲットを用いることも可能である。なお、窒化ベリリウム膜とベリリウム膜は後述する実施例のように1つのチャンバーのスパッタリング装置で形成してもよいし、2チャンバーのスパッタリング装置を用いて窒化ベリリウム膜とベリリウム膜を別々のチャンバー内で形成してもよい。
SOI基板10’を用いる場合であっても、図3B(g)に示されるように、SOI基板10’のキャビティ14側の表面及び第二面10bを覆うマスク層12の表面にEUV透過膜16を上記同様にして形成すればよい。
(6)EUV透過膜の自立膜化
図1B(g)、図1C(g’)及び図2B(g)、に示されるように、第一面10aから基板10を、EUV透過膜16がキャビティ14と反対側に露出するまでエッチング除去して、キャビティ領域CにおけるEUV透過膜16を自立膜化する。このように、EUV透過膜16を自立膜化するための基板10(例えばSi基板)のエッチングは、キャビティ14内面から基板10のエッチングが行われていた従来プロセスとは異なり、基板10のキャビティ14と反対側の平坦な面から行われる。このことは以下の幾つかの利点をもたらす。
第一に、EUV透過膜16がエッチャントに対する耐性を有する(あるいはエッチャントに対する耐性を有する保護膜を有している)ため、Si基板等の基板10のキャビティ14表面における保護膜として機能し、キャビティ14内面の基板10がサイドエッチングされることを防ぐ。こうしてマスク層12が庇状に残留することを防ぐことができる。すなわち、前述のとおり、従来プロセスではキャビティ14の側面でサイドエッチングが発生し、その結果、図4B(g)及び図4Cに示されるようにマスク層112がキャビティ114に向かって延在した庇状に残留するという問題があった。この状態のままであると、強度的に弱い庇状の内縁部112aが破損してパーティクル(粉塵)が発生し、パーティクルがEUV透過膜116上に付着しやすくなる。EUV透過膜116にパーティクルが付着していると、露光時にパーティクル部分でEUV光が遮蔽されてしまい、マスクパターンが正確に転写されないという露光不良が生じる。これに対し、本発明の方法はEUV透過膜16でキャビティ14やマスク層12が被覆してあるため、サイドエッチングが起こらず、その結果、マスク層12が庇状に残留することを防ぐことができる。なお、マスク層12を基板10のエッチング後に除去することも考えられるが、そのための工数や費用が発生してしまうと共に、既にEUV透過膜16の自立膜化が完了しているため、自立膜の破損リスクが高いプロセスの追加となる。本発明の方法はそのようなプロセスの追加は不要である。
第二に、基板10のエッチングがキャビティ14の無い平坦な面で進行するため、基板10のキャビティ14側の面からのエッチングと比べて、平坦部と非平坦部(角部等)の形状の違いに起因するエッチングムラが生じにくく、均一なエッチングが可能となる。すなわち、従来プロセスにおけるキャビティ14内面からのエッチングでは、エッチャントの拡散ムラなどにより、場所によるエッチングムラが発生していたが、本発明の方法では平坦面のエッチングでEUV透過膜16を自立膜化できるため、エッチングムラが発生しにくい。したがって、本発明の方法によれば高品質なEUV透過膜16又はペリクル18を製造できる。
このように本発明の方法によれば、マスク層12がキャビティ14に向かって延在した庇状に残留するのを回避して、パーティクルが発生しにくい効率的な手法で高品質なEUV透過膜又はペリクルを製造することができる。
EUV透過膜16を自立膜化するための基板10のエッチングは、EUV透過膜16を浸食しないエッチングにより行われるのが好ましい。例えば、Si基板のエッチングを行う場合、XeFガスでエッチングを行うのが好ましい。
SOI基板10’を用いる場合であっても、図3(h)に示されるように、EUV透過膜16の自立膜化は、第一面10aからSOI基板10’(具体的にはSi層10e)を、EUV透過膜16がキャビティ14と反対側に露出するまで上記同様にしてエッチング除去すればよい。こうしてキャビティ領域CにおけるEUV透過膜16を自立膜化した結果、EUV透過膜16の自立膜部分とSiO層10dがキャビティ14と反対側の同一平面上に露出することになる。本態様ではSi層10eの下にはSiO層10dが存在するため、Si層10eを除去するためのXeFエッチングにおけるエッチング時間管理を厳密に行わなくても、エッチングをSiO層10dで停止することができる。
こうして基板10又はSOI基板10’をエッチング除去した結果、キャビティ領域CにおけるEUV透過膜16が自立膜となる。一方、キャビティ領域以外の周辺領域Pには、基板10、マスク層12及びEUV透過膜16の3層(図1B(g))、基板10及びEUV透過膜16の2層(図1C(g’)及び図2B(g))、又はSiO層10d、Si基板10c、マスク層12及びEUV透過膜16の4層(図3B(h))が残され、自立膜を支持するためのフレーム17を成す。こうして、EUV透過膜16(ペリクル膜)及びフレーム17を有するペリクル18が得られる。
ペリクル
上述のとおり、本発明の製造方法により、EUV透過膜及びそれを備えたペリクルが製造される。
図1B(g)に示されるように、本発明の一態様によるペリクル18は、基板10と、マスク層12と、EUV透過膜16とを備える。基板10は、第一面10a及び第二面10bを有し、かつ、中央にキャビティ14を有する。マスク層12は、基板10の第二面10bを覆う。EUV透過膜16は、マスク層12の表面及び基板10のキャビティ14の内表面を連続的に覆い、かつ、第一面10aと同じ高さでキャビティ14の底面を構成する自立膜として露出する。
図1C(g’)及び図2B(g)に示されるように、本発明の他の態様によるペリクル18’は、基板10と、EUV透過膜16とを備える。基板10は、第一面10a及び第二面10bを有し、かつ、中央にキャビティ14を有する。EUV透過膜16は、基板10の第二面10b及びキャビティ14の内表面を連続的に覆い、かつ、第一面10aと同じ高さでキャビティ14の底面を構成する自立膜として露出する。
いずれの態様においても、図3B(h)に示されるペリクル18’’のように、基板10は、Si基板10c及びSiO層10dの2層で構成されていてもよい。これはSOI基板10’を用いて製造されたペリクル18’’における典型的な層構成である。
上述のとおり、ペリクル18、18’又は18’’は、EUV透過膜16(ペリクル膜)及びフレーム17を有する。フレーム17は、基板10、マスク層12及びEUV透過膜16の3層(図1B(g))、基板10及びEUV透過膜16の2層(図1C(g’)及び図2B(g)))、又はSiO層10d、Si基板10c、マスク層12(省略可)及びEUV透過膜16の3又は4層(図3B(h))で構成される。
EUV透過膜の好ましい態様
上述したように、好ましい態様によるEUV透過膜は、主層と、主層の少なくとも片面(好ましくは両面)を覆う保護層とを備える。本態様において、主層は好ましくは金属ベリリウムで構成される一方、保護層は好ましくは窒化ベリリウムで構成される。このように、金属ベリリウムで構成される主層と、窒化ベリリウムで構成される保護層とを組み合わせることで、実用レベルの高いEUV透過率(例えば93%以上)と、低圧水素雰囲気環境における耐久性とを兼ね備えた、EUV透過膜を提供することができる。
本態様による主層は、金属ベリリウムで構成されるのが好ましい。もっとも、主層が完全に金属ベリリウムで構成される必要はなく、主層の好ましくは99重量%以上、より好ましくは99.5重量%以上、さらに好ましくは99.8重量%以上が金属ベリリウムで構成されていればよい。ペリクル膜としての基本的機能(パーティクル付着防止機能等)を確保しながら、実用レベルの高いEUV透過率の実現に寄与する。かかる観点から、主層の厚さは、10~70nmであるのが好ましく、より好ましくは15~50nm、さらに好ましくは20~35nmである。
本態様による保護層は、金属ベリリウム層である主層を保護するための層である。したがって、保護層は、主層の少なくとも片面を覆っていればよいが、主層の両面を保護層で覆うのが好ましい。保護層は、窒化ベリリウムで構成されるのが好ましい。もっとも、主層が完全に窒化ベリリウムで構成される必要はなく、主層の99重量%以上、好ましくは99.5重量%以上、さらに好ましくは99.8重量%以上が窒化ベリリウムで構成されていればよい。窒化ベリリウムはEUV透過率が高いため、同じ厚さで比較するとRu層を形成したベリリウム膜よりもEUV透過率は高くなる。理論計算によると、厚さ30nmのベリリウム膜の両面に、厚さ3nmのRu膜を形成した場合の透過率は85.8%であるが、厚さ30nmのベリリウム膜の両面に、厚さ3nmの窒化ベリリウムを形成した場合の透過率は91.1%となる。厚さ30nmのベリリウム膜の両面に、厚さ2nmの窒化ベリリウムと厚さ1nmの傾斜組成層(後述する窒素濃度傾斜領域で構成される層)を形成した場合の透過率は91.1%を越える。ベリリウム層の両面に緻密な窒化ベリリウム層を形成することにより、後述するSi基板のエッチングに用いられるXeFガスとの反応を抑制できる。また、ベリリウムは非常に反応性の高い材料のため、容易に酸化して酸化ベリリウムを形成するが、窒化ベリリウムの形成で酸化を抑制可能である。上記のとおり窒化ベリリウム層を保護層として用いることのメリットは、EUV透過率の増大、エッチングプロセスにおけるベリリウム膜(主層)の保護、及び酸化防止である。
本態様による保護層の厚さは5nm以下であるのが好ましく、より好ましくは3nm以下である。主層の両面に厚さ3nmの保護層を成膜することを考えると、厚さ3nmの窒化ベリリウム膜ではEUV透過率が95%と、Ru膜の90%よりも格段に高い。保護層の厚さの下限値は特に限定されないが、薄すぎる場合には主層全面を被覆することが困難になったり、窒化ベリリウムの結晶性が悪く、窒化ベリリウムとしての物性が得られにくくなることがあるため、典型的には1nm以上である。なお、本明細書において「窒化ベリリウム」なる用語は、Beのような化学量論組成のみならず、Be2-x(式中0<x<2である)のような非化学量論組成も許容する包括的な組成を意味するものとする。
保護層は、主層に近づくにつれて窒素濃度が減少する窒素濃度傾斜領域を有するのが好ましい。すなわち、上述のとおり保護層を構成する窒化ベリリウムの組成にはBeのような化学量論組成からBe2-x(式中0<x<2である)のような非化学量論組成まで包含しうるところ、保護層を構成する窒化ベリリウムが、主層に近づくにつれてベリリウムリッチの組成に近づく傾斜組成とするのが好ましい。こうすることで、保護層(すなわち窒化ベリリウム層)と主層(すなわち金属ベリリウム層)との密着性を向上できるとともに、両層間の熱膨張差に起因する応力の発生を緩和することができる。すなわち、両層間の密着性を向上させて剥離を抑制したり、EUV光を吸収して高温になった場合の両層間の熱膨張緩和層として剥離しにくくしたりすることができる。窒素濃度傾斜領域の厚さは、保護層の厚さよりも小さいのが好ましい。すなわち、保護層の厚さの全域が窒素濃度傾斜領域である必要はない。例えば、保護層の厚さの一部のみ、例えば、保護層の厚さのうち好ましくは10~70%の領域、より好ましくは15~50%の領域が窒素濃度傾斜領域であるのが好ましい。
本態様によるEUV透過膜16は、実用レベルの高いEUV透過率を有することができ、好ましくは91%以上、より好ましくは92%以上、さらに好ましくは93%以上のEUV透過率を有する。EUV透過率は高ければ高いほど望ましいため、上限値は特に限定されないが、本態様によるEUV透過膜16のEUV透過率は、典型的には99%以下、より典型的には98%以下、さらに典型的には95%以下でありうる。
本発明を以下の例によってさらに具体的に説明する。
例1
図1A及び1Bに示される手順に従い、窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合自立膜(EUV透過膜)を以下のようにして作製した。
(1)キャビティ基板の準備
基板10として直径8インチ(20.32cm)のSiウェハを用意した(図1A(a))。このSiウェハの両面に、マスク層12として、熱酸化により厚さ1μmのSiO層を形成した(図1A(b))。SiO層が形成されたSiウェハの両面にレジストを塗布し、片面にキャビティ領域Cとして110mm×140mmのレジストの穴ができるように、露光及び現像を行いSiOエッチング用のレジストマスク(図示せず)を形成した。この基板の一方の面をフッ酸でウェットエッチングすることにより、キャビティ領域CにおけるSiO膜の露出部分をエッチング除去してSiウェハを露出させた後、レジストマスクをアッシング装置で除去した(図1A(c))。その後、キャビティ領域Cの露出部分からSiウェハを反応性イオンエッチングで厚さ方向にドライエッチング(異方性エッチング)してキャビティ14を形成した(図1A(d))。このとき、キャビティ14の底部として残されるSiウェハの厚さが10μm程度となるように、予めエッチングレートからエッチング時間を求めておき、そのエッチング時間分だけエッチングを行った。キャビティ14と反対側の面のSiO層をフッ酸により除去及び洗浄して、EUV透過膜形成用のキャビティ基板15を準備した(図1B(e))。
(2)複合膜の形成
上記(1)で得られたキャビティ基板15のキャビティ14形成面に、キャビティ領域C(キャビティ14の内面)のみならず周辺領域P(SiO層)を含む全域にわたって、窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合膜を以下のようにして形成した(図1B(f))。まず、スパッタリング装置にキャビティ基板15をセットし、純Beターゲットを取り付けた。チャンバー内を真空引きし、内圧0.5Paで、アルゴンガスと窒素ガス流量比が1:1となるよう調整し反応性スパッタリングを行い、窒化ベリリウムが2nm積層する時間を見計らって反応性スパッタリングを終了した。次いで、窒素ガスを導入しないで、アルゴンガスのみでスパッタリングを行い、ベリリウムが25nm積層する時間を見計らってスパッタリングを終了した。その後、最初と同様に再度窒素ガスを導入しつつ、反応性スパッタリングを行い、窒化ベリリウムが2nm積層する時間を見計らって反応性スパッタリングを終了した。このようにして、窒化ベリリウム2nm/ベリリウム25nm/窒化ベリリウム2nmの複合膜をEUV透過膜16として形成した。
(3)自立膜化
上記(2)で得られたEUV透過膜16付きのキャビティ基板15を、XeFエッチャーのチャンバー内に、キャビティ14と反対側の面(すなわちSi基板10の露出面)がXeFエッチングされるようにセットし、チャンバー内を十分真空引きした。このとき、チャンバー内に水分が残留していると、XeFガスと反応してフッ酸を生じ、エッチャーの腐食や想定外のエッチングが起きてしまうため、十分な真空引きを行った。必要に応じて、チャンバー内を、真空引きと窒素ガス導入を繰り返し、残留水分を減らした。十分に真空引きが出来たところで、XeF原料ボンベと予備室の間のバルブを開いた。その結果、XeFが昇華して予備室内にもXeFガスが蓄積された。十分に予備室内にXeFガスが蓄積されたところで、予備室とチャンバーの間のバルブを開き、XeFガスをチャンバー内に導入した。XeFガスはSiと反応してSiFとXeを生成した。SiFの沸点は-95℃であるため、生成したSiFは速やかに蒸発し、新たに露出したSi基板とFの反応が引き起こされた。Siエッチングが進行し、チャンバー内のXeFが減少したところで、チャンバー内を真空引きし、再度XeFガスをチャンバー内に導入しエッチングを行った。このようにして、真空引き、XeFガス導入、及びエッチングを繰り返して、自立膜化させる部分に対応するSi基板10が消失するまでエッチングを続けた。不要部分のSi基板が無くなったところでエッチングを終了した。こうして、EUV透過膜16の複合自立膜と、複合自立膜を支持するフレーム17と備えたペリクル18を得た(図1B(g))。得られた窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合自立膜のEUV透過率を測定したところ、92.8%であった。
例2
図2A及び図2Bに示される手順に従い、窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合自立膜(EUV透過膜)を以下のように作製した。
(1)キャビティ基板の準備
基板10として直径8インチ(20.32cm)のSiウェハを用意した(図2A(a))。このSiウェハの両面に、マスク層12として、熱酸化により厚さ1μmのSiO層を形成した(図2A(b))。SiO層が形成されたSiウェハの両面にレジストを塗布し、片面にキャビティ領域Cとして110mm×140mmのレジストの穴ができるように、露光及び現像を行いSiOエッチング用のレジストマスク(図示せず)を形成した。この基板の一方の面をフッ酸でウェットエッチングすることにより、キャビティ領域CにおけるSiO膜の露出部分をエッチング除去してSiウェハを露出させた後、レジストマスクをアッシング装置で除去した(図2A(c))。その後、キャビティ領域Cの露出部分からSiウェハをTMAH液で厚さ方向にウェットエッチング(異方性エッチング)してキャビティ14を形成した(図2A(d))。このとき、キャビティ14の底部として残されるSiウェハの厚さが10μm程度となるように、予めエッチングレートからエッチング時間を求めておき、そのエッチング時間分だけエッチングを行った。このとき、TMAH液によるエッチングは異方性エッチングで、主に図中上方向へ進行するが、横方向へのエッチングも進行する。そのため、図2A(d)のようにマスク層12が庇構造を形成する。そこで、基板両面のマスク層12をフッ酸により除去及び洗浄して、EUV透過膜形成用のキャビティ基板15’を準備した(図2B(e))。
(2)複合膜の形成
上記(1)で得られたキャビティ基板15’のキャビティ14形成面に、キャビティ領域C(キャビティ14の内面)のみならず周辺領域Pを含む全域にわたって、窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合膜をEUV透過膜16として例1と同様にして形成した(図2B(f))。
(3)自立膜化
上記(2)で得られたEUV透過膜16付きのキャビティ基板15’を、XeFエッチャーのチャンバー内に、キャビティ14と反対側の面(すなわちSi基板10の露出面)がXeFエッチングされるようにセットし、例1と同様にしてXeFエッチングを行った。こうして、キャビティ14底部のSi基板10をエッチング除去することで、EUV透過膜16の複合自立膜と、複合自立膜を支持するフレーム17と備えたペリクル18’を得た(図2B(g))。このとき、例1と異なり、例2ではマスク層12を除去してあるため、マスク層12による庇構造が出来なくなるため、マスク層12が破損してパーティクルを発生することが無くなる。得られた窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合自立膜のEUV透過率を測定したところ、93.1%であった。
例3
図3A及び3Bに示される手順に従い、窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合自立膜(EUV透過膜)を以下のようにして作製した。
(1)キャビティ基板の準備
基板10’として、Si基板10c上に、厚さ1μmのSiO層10d(Insulator層)及び厚さ10μmのSi層10e(SOI層)が順に形成されたSOI基板を用意した(図3A(a))。このSOI基板10’の両面に、マスク層12として、熱酸化により厚さ1μmのSiO層を形成した(図3A(b))。SiO層が形成されたSOI基板10’の両面にレジストを塗布し、片面にキャビティ領域Cとして110mm×140mmのレジストの穴ができるように、露光及び現像を行いSiOエッチング用のレジストマスク(図示せず)を形成した。この基板の一方の面をフッ酸でウェットエッチングすることにより、キャビティ領域CにおけるSiO膜の露出部分をエッチング除去してSOI基板10’を露出させた後、レジストマスクをアッシング装置で除去した(図3A(c))。その後、キャビティ領域Cの露出部分からSi基板10cを反応性イオンエッチングで厚さ方向にSiO層10dが露出するまでドライエッチング(異方性エッチング)を行って、キャビティ14を形成した(図3A(d))。露出したSiO層10dをフッ酸でエッチング除去してSi層10eを露出させた(図3B(e))。その後、キャビティ14と反対側の面のマスク層12(SiO層)をフッ酸でエッチング除去して、EUV透過膜形成用のキャビティ基板15’’を準備した(図3B(f))。
(2)複合膜の形成
上記(1)で得られたキャビティ基板15’’のキャビティ14形成面に、キャビティ領域C(キャビティ14の内面)のみならず周辺領域P(SiO層)を含む全域にわたって、窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合膜をEUV透過膜16として例1と同様にして形成した(図3B(g))。
(3)自立膜化
上記(2)で得られたEUV透過膜16付きのキャビティ基板15’’を、XeFエッチャーのチャンバー内に、キャビティ14と反対側の面(すなわちSi層10eの露出面)がXeFエッチングされるようにセットし、例1と同様にしてXeFエッチングを行った。こうして、キャビティ14底部のSi層10eをエッチング除去することで、EUV透過膜16の複合自立膜と、複合自立膜を支持するフレーム17と備えたペリクル18’’を得た(図3B(h))。このとき、例1と異なり、例2ではSi層10eの下にはSiO層10dが存在するため、Si層10eを除去するためのXeFエッチングにおけるエッチング時間管理を厳密に行わなくても、エッチングをSiO層10dで停止することができる。これは、過度なエッチングを防止できる点で有利である。得られた窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの3層構造の複合自立膜のEUV透過率を測定したところ、93.3%であった。
結果及び考察
例1~3においては、基板にキャビティを形成するためのマスク層(例1~3ではSiO層)もキャビティ内面も、窒化ベリリウム/ベリリウム/窒化ベリリウムの複合膜で被覆するため、XeFエッチングでキャビティ内面がエッチングされることは無い。すなわち、サイドエッチングも発生しない。例1~3ではキャビティ底部のSi厚さは10μmであるから、従来方法であればサイドエッチングも10μm程度は発生してマスク層がキャビティに向かって延在した庇構造になってしまう。マスク層が庇構造になってしまうと、マスク層は厚さが1μmしかないSiOで構成されるため、強度が低く容易に破損してしまう。そして、破損するとパーティクル(粉塵)が発生して自立膜上に付着してしまう。自立膜をペリクル膜として使用する場合、自立膜上にパーティクルが付着すると、露光時にパーティクル部分でEUV光が遮蔽されてしまい、マスクパターンが正確に転写されず露光不良となってしまう。この点、本発明で作製される自立膜には庇構造が形成されないため、庇構造が破損して自立膜に付着する問題が生じない。

Claims (9)

  1. 第一面及び第二面を有する基板を用意する工程と、
    前記第一面の全領域と、前記第二面の中央に位置するキャビティ領域以外の周辺領域とをマスク層で覆う工程と、
    前記キャビティ領域に露出する前記基板を部分的にエッチング除去して、キャビティを形成する工程と、
    前記第一面を覆う前記マスク層をエッチング除去する工程と、
    前記基板の前記キャビティ側の表面及び前記第二面を覆う前記マスク層の表面にEUV透過膜を形成する工程と、
    前記第一面から前記基板を、前記EUV透過膜が前記キャビティと反対側に露出するまでエッチング除去して、前記キャビティ領域における前記EUV透過膜を自立膜化する工程と、
    を含む、EUV透過膜の製造方法。
  2. 第一面及び第二面を有する基板を用意する工程と、
    前記第一面の全領域と、前記第二面の中央に位置するキャビティ領域以外の周辺領域とをマスク層で覆う工程と、
    前記キャビティ領域に露出する前記基板を部分的にエッチング除去して、キャビティを形成する工程と、
    前記第一面を覆う前記マスク層、及び前記第二面の前記周辺領域を覆う前記マスク層をエッチング除去する工程と、
    前記基板の前記キャビティ側の表面にEUV透過膜を形成する工程と、
    前記第一面から前記基板を、前記EUV透過膜が前記キャビティと反対側に露出するまでエッチング除去して、前記キャビティ領域における前記EUV透過膜を自立膜化する工程と、
    を含む、EUV透過膜の製造方法。
  3. 前記EUV透過膜が、金属ベリリウムで構成される主層を含む、請求項1又は2に記載のEUV透過膜の製造方法。
  4. 前記EUV透過膜が、前記主層の少なくとも片面を覆う保護層を備える、請求項3に記載のEUV透過膜の製造方法。
  5. 前記基板がSi基板である、請求項1~4のいずれか一項に記載のEUV透過膜の製造方法。
  6. 前記基板がSOI基板であり、前記SOI基板が、Si基板と、Si層と、前記Si基板及び前記Si層の間に介在するSiO層とから構成されるものであり、前記第一面が前記Si層の表面であり、かつ、前記第二面が前記Si基板の表面である、請求項1~4のいずれか一項に記載のEUV透過膜の製造方法。
  7. 前記キャビティの形成が、前記キャビティが前記SiO層に達するまで前記Si基板をエッチング除去した後、前記SiO層を前記キャビティから別途エッチング除去することにより行われ、その結果、前記EUV透過膜の自立膜部分と前記SiO層が前記キャビティと反対側の同一平面上に露出する、請求項6に記載のEUV透過膜の製造方法。
  8. 第一面及び第二面を有し、かつ、中央にキャビティを有する基板と、
    前記基板の第二面を覆うマスク層と、
    前記マスク層の表面及び前記基板の前記キャビティの内表面を連続的に覆い、かつ、前記第一面と同じ高さで前記キャビティの底面を構成する自立膜として露出する、EUV透過膜と、
    を備えた、ペリクル。
  9. 第一面及び第二面を有し、かつ、中央にキャビティを有する基板と、
    前記基板の第二面及び前記キャビティの内表面を連続的に覆い、かつ、前記第一面と同じ高さで前記キャビティの底面を構成する自立膜として露出する、EUV透過膜と、
    を備えた、ペリクル。
JP2024507484A 2022-03-18 2022-03-18 Euv透過膜の製造方法及びペリクル Active JP7724362B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2022/012918 WO2023175990A1 (ja) 2022-03-18 2022-03-18 Euv透過膜の製造方法及びペリクル

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2023175990A1 JPWO2023175990A1 (ja) 2023-09-21
JPWO2023175990A5 JPWO2023175990A5 (ja) 2024-08-28
JP7724362B2 true JP7724362B2 (ja) 2025-08-15

Family

ID=88023120

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2024507484A Active JP7724362B2 (ja) 2022-03-18 2022-03-18 Euv透過膜の製造方法及びペリクル

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20250004364A1 (ja)
EP (1) EP4495686A4 (ja)
JP (1) JP7724362B2 (ja)
KR (1) KR20240111817A (ja)
CN (1) CN118805142A (ja)
WO (1) WO2023175990A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4636478A1 (en) * 2024-02-29 2025-10-22 Ngk Insulators, Ltd. Euv-transmissive film, pellicle, and exposure method
WO2025182054A1 (ja) * 2024-02-29 2025-09-04 日本碍子株式会社 Euv透過膜及びその加工方法、並びに露光方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018531426A (ja) 2015-10-22 2018-10-25 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィ装置用のペリクルを製造する方法、リソグラフィ装置用のペリクル、リソグラフィ装置、デバイス製造方法、ペリクルを処理するための装置、及びペリクルを処理する方法
WO2020175355A1 (ja) 2019-02-25 2020-09-03 エア・ウォーター株式会社 ペリクル中間体、ペルクル、ペリクル中間体の製造方法、およびペリクルの製造方法
US11194246B1 (en) 2020-03-27 2021-12-07 Intel Corporation Monolithically framed pellicle membrane suitable for lithography in the fabrication of integrated circuits
JP2022511904A (ja) 2018-12-20 2022-02-01 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. メンブレンアセンブリを製造する方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016001351A1 (en) 2014-07-04 2016-01-07 Asml Netherlands B.V. Membranes for use within a lithographic apparatus and a lithographic apparatus comprising such a membrane
EP3404487B1 (en) 2017-05-15 2021-12-01 IMEC vzw Method for forming a carbon nanotube pellicle membrane
KR20200126216A (ko) * 2019-04-29 2020-11-06 주식회사 에스앤에스텍 극자외선 리소그래피용 펠리클 및 이의 제조방법
KR102463517B1 (ko) * 2019-10-22 2022-11-09 주식회사 에스앤에스텍 질화붕소 나노튜브를 사용하는 극자외선 리소그래피용 펠리클 및 이의 제조방법

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018531426A (ja) 2015-10-22 2018-10-25 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. リソグラフィ装置用のペリクルを製造する方法、リソグラフィ装置用のペリクル、リソグラフィ装置、デバイス製造方法、ペリクルを処理するための装置、及びペリクルを処理する方法
JP2022511904A (ja) 2018-12-20 2022-02-01 エーエスエムエル ネザーランズ ビー.ブイ. メンブレンアセンブリを製造する方法
WO2020175355A1 (ja) 2019-02-25 2020-09-03 エア・ウォーター株式会社 ペリクル中間体、ペルクル、ペリクル中間体の製造方法、およびペリクルの製造方法
US11194246B1 (en) 2020-03-27 2021-12-07 Intel Corporation Monolithically framed pellicle membrane suitable for lithography in the fabrication of integrated circuits

Also Published As

Publication number Publication date
KR20240111817A (ko) 2024-07-17
EP4495686A1 (en) 2025-01-22
JPWO2023175990A1 (ja) 2023-09-21
TW202338494A (zh) 2023-10-01
US20250004364A1 (en) 2025-01-02
CN118805142A (zh) 2024-10-18
EP4495686A4 (en) 2026-02-11
WO2023175990A1 (ja) 2023-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7598504B2 (ja) Euv透過膜
US20250004364A1 (en) Euv-transmissive film production method and pellicle
JP7372501B1 (ja) Euv透過膜
JP2022543545A (ja) ペリクル膜
KR102482649B1 (ko) 극자외선 리소그라피용 펠리클의 제조방법
JP7583961B2 (ja) ペリクルの製造に用いられるためのSiメンブレン構造体、及びペリクルの製造方法
US20250278032A1 (en) Euv transmissive membrane, processing method thereof, and exposure method
TWI916620B (zh) Euv透射膜的製造方法及表層
JP7554368B2 (ja) Euv透過膜及びその使用方法、並びに露光方法
US20250278031A1 (en) Euv transmissive membrane, pellicle, and exposure method

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240614

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20250604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7724362

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150