JP7728745B2 - 固体撮像装置及び電子機器 - Google Patents

固体撮像装置及び電子機器

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Description

本技術は、固体撮像装置及び電子機器に関する。
従来、ブレード領域と画素領域との間に、画素領域を取り囲む溝部が形成された固体撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の固体撮像装置では、ウェハの分割時に発生する膜剥がれやクラックを溝部で止めるようになっている。
特開2011-114261号公報
しかし、特許文献1に記載の固体撮像装置では、固体撮像装置への入射光が溝部の内壁面や底面で反射し、反射した入射光が固体撮像装置の受光面側に配置されたIRカットフィルタで反射して、画素領域に不要光が入射し、フレアが発生する可能性がある。
本開示は、フレアの発生を抑制可能な固体撮像装置及び電子機器を提供することを目的とする。
本開示の固体撮像装置は、(a)複数の光電変換部を形成する基板と、(b)複数の光電変換部を形成する基板と、(b)基板の受光面側に開口するように、複数の光電変換部を有する画素領域と画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、画素領域を取り囲む溝部と、(c)溝部内に配置され、光を吸収する光吸収材とを備える。
また、本開示の固体撮像装置は、(a)複数の光電変換部を形成する基板と、(b)基板の受光面側に開口するように、複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、画素領域を取り囲む溝部と、(c)溝部内に配置され、基板を形成する材料よりも屈折率が小さい低屈折率材料とを備える。
また、本開示の固体撮像装置は、(a)複数の光電変換部を形成する基板と、(b)基板の受光面と反対側の面に積層された配線層と、(c)基板の受光面側に開口するように、複数の光電変換部を有する画素領域と画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、画素領域を取り囲む溝部とを備え、(d)溝部の深さは、基板を貫通する深さとなっている。
また、本開示の固体撮像装置は、(a)複数の光電変換部を形成する基板と、(b)基板の受光面側に開口するように、複数の光電変換部を有する画素領域と画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、画素領域を取り囲む溝部とを備え、(c)溝部の底面は、凹凸パターンを有している。
また、本開示の固体撮像装置は、(a)複数の光電変換部を形成する基板と、(b)基板の受光面側に開口するように、複数の光電変換部を有する画素領域と画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、画素領域を取り囲む複数の溝部とを備え、(c)複数の溝部それぞれの開口部は、光を反射する光反射材で覆われており、(d)複数の溝部それぞれの開口部を覆う光反射材の表面は、平坦化されている。
また、本開示の電子機器は、(a)複数の光電変換部を形成する基板、基板の受光面側に開口するように、複数の光電変換部を有する画素領域と画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、画素領域を取り囲む溝部、及び溝部内に配置され、光を吸収する光吸収材を備える固体撮像装置と、(b)被写体からの像光を固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、(c)固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える。
また、本開示の電子機器は、(a)複数の光電変換部を形成する基板、(b)基板の受光面側に開口するように、複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、画素領域を取り囲む溝部、(c)及び溝部内に配置され、基板を形成する材料よりも屈折率が小さい低屈折率材料とを備える。
また、本開示の電子機器は、(a)複数の光電変換部を形成する基板、基板の受光面と反対側の面に積層された配線層、及び基板の受光面側に開口するように、複数の光電変換部を有する画素領域と画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、画素領域を取り囲む溝部を備え、溝部の深さは、基板を貫通する深さである固体撮像装置と、(b)被写体からの像光を固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、(c)固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える。
第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成を示す図である。 固体撮像装置が形成されたチップの平面構成を示す図である。 固体撮像装置が形成されたチップの平面構成を示す図である。 図2AのA-A線で破断してチップの断面構成を示す図である。 カメラモジュールの断面構成を示す図である。 図4AのB領域を拡大してカメラモジュールの断面構成を示す図である。 変形例に係るチップの断面構成を示す図である。 変形例に係るチップの断面構成を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 変形例に係るチップの断面構成を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 第2の実施形態に係るチップの断面構成を示す図である。 変形例に係るチップの断面構成を示す図である。 変形例に係るチップの断面構成を示す図である。 変形例に係るチップの断面構成を示す図である。 第3の実施形態に係る固体撮像装置が形成されたチップの平面構成を示す図である。 図14のB-B線で破断してチップの断面構成を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 溝部の形成工程を示す図である。 変形例に係るチップの断面構成を示す図である。 第4の実施形態に係るチップの断面構成を示す図である。 第5の実施形態に係る電子機器の概略構成図である。
以下に、本開示の実施形態に係る固体撮像装置及び電子機器の一例を、図1~図19を参照しながら説明する。本開示の実施形態は、以下の順序で説明する。なお、本開示は以下の例に限定されるものではない。また、本明細書に記載された効果は例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
1.第1の実施形態:固体撮像装置
1-1 固体撮像装置の全体の構成
1-2 要部の構成
1-3 変形例
2.第2の実施形態:固体撮像装置
2-1 要部の構成
2-2 変形例
3.第3の実施形態:固体撮像装置
3-1 要部の構成
3-2 チップの製造方法
3-3 変形例
4.第4の実施形態:固体撮像装置
4-1 要部の構成
5.第5の実施形態:電子機器
〈1.第1の実施形態〉
[1-1 固体撮像装置の全体の構成]
本開示の第1の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。図1は、本開示の第1の実施形態に係る固体撮像装置の全体を示す概略構成図である。
図1の固体撮像装置1は、裏面照射型のCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。図19に示すように、固体撮像装置1(101)は、光学レンズ102を介して被写体からの像光(入射光106)を取り込み、撮像面上に結像された入射光106の光量を画素単位で電気信号に変換して画素信号として出力する。
固体撮像装置1は、図1及び図3に示すように、センサ基板2と、センサ基板2に積層されたロジック基板3とを備えている。なお、図1では、説明の都合上、センサ基板2とロジック基板3とを便宜的に同一面上に表している。
センサ基板2は、図1に示すように、基板4と、画素領域5とを備えている。
画素領域5は、基板4上に、2次元アレイ状に規則的に配列された複数の画素6を有している。画素6は、図3に示した光電変換部25と、複数の画素トランジスタ(不図示)とを有している。複数の画素トランジスタとしては、例えば、転送トランジスタ、リセットトランジスタ、選択トランジスタ、アンプトランジスタの4つのトランジスタを採用できる。また、例えば選択トランジスタを除いた3つのトランジスタを採用してもよい。
ロジック基板3は、垂直駆動回路7と、カラム信号処理回路8と、水平駆動回路9と、出力回路10と、制御回路11とを備えている。
垂直駆動回路7は、例えば、シフトレジスタによって構成され、所望の画素駆動配線12を選択し、選択した画素駆動配線12に画素6を駆動するためのパルスを供給し、各画素6を行単位で駆動する。即ち、垂直駆動回路7は、画素領域5の各画素6を行単位で順次垂直方向に選択走査し、各画素6の光電変換部25において受光量に応じて生成した信号電荷に基づく画素信号を、垂直信号線13を通してカラム信号処理回路8に供給する。
カラム信号処理回路8は、例えば、画素6の列毎に配置されており、1行分の画素6から出力される信号に対して画素列毎にノイズ除去等の信号処理を行う。例えばカラム信号処理回路8は画素固有の固定パターンノイズを除去するためのCDS(Correlated Double Sampling:相関2重サンプリング)及びAD(Analog Digital)変換等の信号処理を行う。
水平駆動回路9は、例えば、シフトレジスタによって構成され、水平走査パルスをカラム信号処理回路8に順次出して、カラム信号処理回路8の各々を順番に選択し、カラム信号処理回路8の各々から、信号処理が行われた画素信号を水平信号線14に出力させる。
出力回路10は、カラム信号処理回路8の各々から水平信号線14を通して、順次に供給される画素信号に対し信号処理を行って出力する。信号処理としては、例えばバファリング、黒レベル調整、列ばらつき補正、各種デジタル信号処理等を用いることができる。
制御回路11は、垂直同期信号、水平同期信号、及びマスタクロック信号に基づいて、垂直駆動回路7、カラム信号処理回路8、及び水平駆動回路9等の動作の基準となるクロック信号や制御信号を生成する。そして、制御回路11は、生成したクロック信号や制御信号を、垂直駆動回路7、カラム信号処理回路8、及び水平駆動回路9等に出力する。
なお、第1の実施形態では、センサ基板2が、基板4及び画素領域5のみを備える構成を示したが、これらに加えて、垂直駆動回路7や水平駆動回路9等、ロジック基板3の構成要素の一部を備える構成としてもよい。
[1-2 要部の構成]
次に、図1の固体撮像装置1が形成されているチップ15の詳細構造について説明する。図2Aは、固体撮像装置1が形成されているチップ15における、画素領域5及びその周囲の領域(以下、「スクライブ領域16」とも呼ぶ)の平面構成を示す図である。また、図2Bは、チップ15が形成されているウェハ49における、スクライブ領域16の平面構成を示す図である。また、図3は、図2AのA-A線で破断してチップ15の断面構成を示す図である。
図3に示すように、固体撮像装置1(センサ基板2、ロジック基板3)が形成されているチップ15は、基板4、絶縁膜17、遮光膜18及び平坦化膜19がこの順に積層されてなる受光層20を備えている。また、受光層20の平坦化膜19側の面(以下、「裏面S1側」とも呼ぶ)には、カラーフィルタ層21及びオンチップレンズ22がこの順に積層されてなる集光層23が形成されている。さらに、受光層20の基板4側の面(以下「表面S2側」とも呼ぶ)には、配線層24が積層されている。なお、受光層20の裏面S1と平坦化膜19の裏面とは同一の面であるため、以下の記載では、平坦化膜19の裏面についても「裏面S1」と表す。また、受光層20の表面S2と基板4の表面とは同一の面であるため、以下の記載では基板4の表面についても「表面S2」と表す。
基板4は、例えば、シリコン(Si)からなる半導体基板によって構成され、画素領域5及びスクライブ領域16を形成している。画素領域5には、光電変換部25を含む複数の画素6が二次元アレイ状に配置されている。光電変換部25のそれぞれは、基板4に埋設されてフォトダイオードを構成し、入射光の光量に応じた信号電荷を生成し、生成した信号電荷を蓄積する。また基板4には、画素領域5の少なくとも1辺に沿うように、複数のI/Oパッド50が配置されている。図2Aでは、I/Oパッド50が画素領域5の互いに平行な2辺(図2Aの上側の辺、下側の辺)に沿って配置された場合を例示している。
また、各光電変換部25は、画素分離部26によって物理的に分離されている。画素分離部26は、各光電変換部25を取り囲むように、格子状に形成されている。画素分離部26は、基板4の絶縁膜17側の面(以下、「裏面S3」とも呼ぶ)側から深さ方向に形成された有底のトレンチ部27(溝部)を有している。即ち、基板4の裏面S3側の、隣接する光電変換部25の間には、トレンチ部27が形成されている。トレンチ部27は、内側面及び底面が画素分離部26の外形を形成するように、画素分離部26と同様の格子状に形成されている。図3では、トレンチ部27が基板4を貫通し、配線層24の基板4と対向する面S4がトレンチ部27の底面を形成する場合を例示している。また、トレンチ部27の内部には、基板4の裏面S3側を覆う絶縁膜17が埋め込まれている。
絶縁膜17は、基板4の裏面S3側全体(受光面側全体)、及びトレンチ部27の内部を連続的に被覆している。絶縁膜17の材料としては、例えば、絶縁物を用いることができる。例えば、シリコン酸化物(SiO2)、シリコン窒化物(SiN)を採用できる。また、遮光膜18は、隣接する画素6へ光が漏れ込まないように、絶縁膜17の裏面S5側の一部に、複数の光電変換部25のそれぞれの受光面側を開口する格子状に形成されている。また、平坦化膜19は、受光層20の裏面S1が凹凸がない平坦面となるように、遮光膜18を含む絶縁膜17の裏面S5側全体(受光面側全体)を連続的に被覆している。
カラーフィルタ層21は、平坦化膜19の裏面S1側(受光面側)に、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)等の複数のカラーフィルタを画素6毎に有している。各カラーフィルタの色は、例えば、ベイヤー配列に従って並べられている。カラーフィルタ層21は、特定の波長の光を透過させ、透過させた光を基板4内の光電変換部25に入射させる。
オンチップレンズ22は、カラーフィルタ層21の裏面S6側(受光面側)に、各画素6に対応して形成されている。オンチップレンズ22は、照射光を集光し、集光した光を、カラーフィルタ層21を介して、基板4内の光電変換部25に効率よく入射させる。
配線層24は、基板4の表面S2側に形成され、層間絶縁膜28及び配線29を含んで構成されている。配線29は多層に配されており、各配線29の間に層間絶縁膜28が存在する。これにより、配線29のそれぞれが絶縁されている。層間絶縁膜28の材料としては、例えば、シリコン酸化物を採用できる。層間絶縁膜28の形成方法としては、例えば、TEOS(Tetraehoxysilane)を原料ガスとするプラズマCVD(chemical vapor deposition)を採用できる。配線29としては、例えば、銅(Cu)配線を採用できる。
ロジック基板3は、センサ基板2(配線層24)に接合された第1の多層配線層30と、第1の多層配線層30のセンサ基板2(配線層24)が接合された面(受光面側の面)と反対側の面に積層された第2の多層配線層31とを備えている。
第1の多層配線層30は、層間絶縁膜32及び配線33を含んで構成されている。配線33は多層に配されており、各配線33の間に層間絶縁膜32が存在する。これにより、配線33のそれぞれが絶縁されている。層間絶縁膜32の材料としては、例えば、シリコン酸化物を採用できる。層間絶縁膜32の形成方法としては、例えば、TEOSを原料ガスとするプラズマCVDを採用できる。TEOSを原料ガスとするプラズマCVDを用いることにより、層間絶縁膜32の密度及び強度を高めることができ、水の侵入等を防止できる。配線33としては、例えば、銅(Cu)配線、アルミ(Al)配線を採用できる。
第2の多層配線層31は、層間絶縁膜34及び配線35を含んで構成されている。配線35は多層に配されており、各配線35の間に層間絶縁膜34が存在する。これにより、配線35のそれぞれが絶縁されている。層間絶縁膜34の材料としては、例えば、第1の多層配線層30の層間絶縁膜32よりも誘電率が低い材料を用いることができる。例えば、炭素添加シリコン酸化物(SiOC)、窒素添加シリコン酸化物(SiON)等の低誘電率材料(Low-k材料)を採用できる。層間絶縁膜34の材料としてLow-k材料を用いることにより配線間容量を低減できる。層間絶縁膜34の形成方法としては、例えば、プラズマCVD、塗布形成を採用できる。配線35としては、例えば銅配線を採用できる。
以上の構成を有するセンサ基板2が形成されているチップ15では、基板4の裏面側(受光層20の裏面S1側)から光が照射され、照射された光がオンチップレンズ22及びカラーフィルタ層21を透過し、透過した光が光電変換部25で光電変換されることで信号電荷が生成される。そして、生成された信号電荷が、基板4の表面S2側に形成された画素トランジスタを介して図1に示した垂直信号線13で画素信号として出力される。
スクライブ領域16の外周側には、図2A、図3に示すように、画素領域5を取り囲むように形成された、ブレード領域36(以下、「分割後のブレード領域36」とも呼ぶ)が構成されている。分割後のブレード領域36は、図2Bに示すように、ウェハ49に形成された各チップ15間に、基板4の裏面S3側から深さ方向に形成された溝状のブレード領域36A(以下、「分割前のブレード領域36A」とも呼ぶ)の底面がブレードでダイシング(分割)されてなる領域である。なお、分割前のブレード領域36Aの幅は、ブレードの幅よりも大きくする。これにより、チップ15のダイシング時に、ブレードが基板4に接触することを防止でき、基板4の剥がれやクラックの発生を防止できる。分割後のブレード領域36の底面S7は、配線層24内部に形成されている。図3では、基板4側の配線33が分割後のブレード領域36の底面S7を形成する場合を例示している。
また、スクライブ領域16の内周側、つまり、分割後のブレード領域36と画素領域5との間には、図2A、図3に示すように、画素領域5及びI/Oパッド50を取り囲むように、基板4の裏面S3側(受光面側)に開口された有底の溝部37(スリット)を有している。溝部37の底面38は、センサ基板2の配線層24と基板4との界面に形成されている。即ち、溝部37が基板4を貫通して、配線層24の基板4と対向する面S4(以下、「裏面S4」とも呼ぶ)が溝部37の底面38を形成する構成となっている。
上述したように、第1の実施形態に係る固体撮像装置1では、分割前のブレード領域36の幅を広げることにより、基板4の剥がれやクラックが発生し難い構造にしているが、このような構造にしても、ブレードが基板4に接触し、基板4に剥がれ等が発生する可能性がある。これに対し、分割後のブレード領域36と画素領域5との間に溝部37を設けることにより、剥がれ等が発生しても、剥がれ等の画素領域5内への進行を防止できる。
溝部37の内部には、図3に示すように、光を吸収する光吸収材39が配置されている。光吸収材39は、溝部37内の開口部まで埋め込まれ、溝部37内を満たしている。光吸収材39としては、例えば、顔料を含む樹脂を採用できる。また、顔料としては、例えば、カーボンブラック、チタンブラック及び顔料ブラックの少なくとも何れかを採用できる。また、樹脂としては、例えば、カルボキシル基を含有する樹脂にグリシジル基を含有する不飽和化合物を反応させた樹脂、水酸基を含有する(メタ)アクリル酸エステル系化合物を重合させた樹脂、(メタ)アクリル酸-2-イソシアネートエチルを採用できる。
上述したように、固体撮像装置1では、溝部37を設けることにより、剥がれやクラックが画素領域5内に進行し難い構造にしているが、このような構造にすると、図4Aに示すように、カメラモジュール40を構成した場合に、フレアが発生する可能性がある。即ち、固体撮像装置1上にIRカットフィルタ41を配置し、その上に撮像レンズ42a、42b、42c、42d、42eを配置したカメラモジュール40を構成した場合、撮像レンズ42a~42e及びIRカットフィルタ41を介して溝部37に入射光43が入射すると、図4Bに点線で示すように、入射光43が溝部37の内壁面44、45や底面38で反射して画素領域5側に進み、入射光43がIRカットフィルタ41や撮像レンズ42a~42e等で反射し、反射した入射光43が画素領域5側に戻って画素領域5に入射し、フレアが発生する可能性がある。このようなフレアは、特に、溝部37の各辺のうちの、画素領域5との間にI/Oパッド50が存在しない辺(図2Aでは、左側の辺と右側の辺)において、その辺が画素領域5と溝部37との距離が近い場合に発生しやすい。
これに対し、第1の実施形態に係る固体撮像装置1では、光吸収材39を溝部37内に配置することにより、溝部37に入射光43が入射しても、図4Bに実線で示すように、光吸収材39が入射光43を吸収するため、溝部37の内壁面44、45や底面38による入射光43の反射を抑制でき、反射した入射光43が画素領域5側に戻ることを防止でき、反射した入射光43の画素領域5への入射を防止でき、フレアの発生を抑制できる。
また、溝部37内に光吸収材39を埋め込むことにより、光吸収材39でクラックのエネルギーを吸収でき、クラックの画素領域5内への進行を止める効果を期待できる。
以上説明したように、第1の実施形態に係る固体撮像装置1では、ブレード領域36と画素領域5との間の溝部37内に、光を吸収する光吸収材39を配置するようにした。それゆえ、例えば、溝部37内に入射光43が入射した場合に、入射した入射光43を光吸収材39で吸収でき、溝部37の内壁面44、45や底面38による入射光43の反射を抑制することができ、フレアの発生を抑制可能な固体撮像装置1を提供できる。
[1-3 変形例]
(1)なお、第1の実施形態では、溝部37内を光吸収材39で満たす例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、図5に示すように、光吸収材39を、溝部37の光電変換部25側を向いている内壁面44、反対側の内壁面45、及び溝部37の底面38の少なくとも何れかを覆う構成としてもよい。これら内壁面44、45、及び底面38の少なくとも何れかを覆う構成とすることにより、例えば、溝部37内を光吸収材39で満たす構成に比べ、光吸収材39の使用量を低減でき、コストを低減できる。図5では、光吸収材39が、溝部37の内壁面44、45、及び底面38のすべてを連続的に覆っており、溝部37内の空間を全て充填しない膜厚を有している構成を例示している。
(2)また、第1の実施形態では、溝部37内に配置する物質として光吸収材39(光吸収材料)を用いる例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、図6に示すように、光吸収材39に代えて、基板4を形成する材料(Si:反射率3.8)よりも屈折率の低い低屈折率材料51を採用してもよい。図6では、低屈折率材料51が溝部37の開口部まで埋め込まれている場合を例示している。低屈折率材料51としては、例えば、シリコン酸化物(SiO2:屈折率1.5)、シリコン窒化物(SiN:屈折率1.9)が挙げられる。ここで、屈折率の異なる2つの媒質が隣接している場合、屈折率の差が小さいほど、2つの媒質の界面における光の透過率が大きくなり、界面における光の反射率が小さくなる。それゆえ、空気(Air:屈折率1.0)と低屈折率材料51との界面における光の反射率は、空気と基板4(Si:反射率3.8)との界面における光の反射率よりも小さくなる。そのため、低屈折率材料51を溝部37の開口部まで埋め込むことにより、例えば、溝部37に低屈折率材料51が埋め込まれず、溝部37内に内壁面44、45(基板4)が露出している場合に比べ、溝部37に入射する入射光43の反射を抑制でき、反射された入射光43が画素領域5側に戻ることを抑制でき、フレアの発生を抑制できる。
また、低屈折率材料51内には、溝部37の内壁面44、45側、底面38側及び開口端側が低屈折率材料51で囲まれ、溝部37に沿って伸びている筒状の空間(空隙52)が形成されている。空隙52の幅としては、例えば、溝部37の幅の20%程度を採用できる。低屈折率材料51が空隙52を有することにより、低屈折率材料51に応力集中が発生しやすくなり、低屈折率材料51が破損しやすくなる。それゆえ、例えば、ダイシング時に、基板4の剥がれやクラックがブレード領域36で発生して画素領域5側に進行しても空隙52で止まるため、剥がれやクラックの画素領域5内への進行を防止できる。溝部37の深さと幅との比率(深さ/幅:アスペクト比)は3以上が好ましく、5以上がより好ましい。深さ/幅が3より小さい場合には空隙52の形成が困難となる。例えば、溝部37の深さを3.5μmとした場合、溝部37の幅は1.1μm以下とする。
次に、チップ15の製造方法について説明する。図7A、図7B、図7C、図7D、図7E、図7F、図7G、図7H、図7Iは、溝部37の形成工程を示す図である。
まず、一般的な裏面照射型のCMOSイメージセンサの製造手順に従って、図7Aに示すように、画素分離部26の形成工程の直前までの工程を終えた基板4を用意する。続いて、基板4の裏面S3にレジスト膜53を形成し、フォトリソグラフィ法により、図7Bに示すように、形成したレジスト膜53にパターン形成を行う。パターン形成では、レジスト膜53に対して、溝部37及びトレンチ部27(図6参照)が形成される位置と重なる位置に開口部を形成する。続いて、開口部を形成したレジスト膜53をエッチングマスクとして、基板4に対して、基板4の裏面S3側からドライエッチングを行う。ドライエッチングにより、図7Cに示すように、基板4に対して、エッチングマスクの開口部の形状と同一の断面形状を有する溝部37及びトレンチ部27(図6参照)を形成する。
続いて、図7Cに示すように、基板4の裏面S3からエッチングマスク(レジスト膜53)を除去した後、ALD(Atomic Layer Deposition)法又はCVD(Chemical Vapor Deposition)法を用いて、図7Dに示すように、溝部37の内壁面44、45及び底面38並びに基板4の裏面S3が連続的に被覆されるように固定電荷膜54を成膜させる。固定電荷膜54は、酸素のダイポールによる負の固定電荷を有し、光電変換部25のピニングを強化する役割を果たす。固定電荷膜54は、例えば、ハフニウム(Hf)、アルミニウム(Al)、ジルコニウム(Zr)、タリウム(Tl)及びチタン(Ti)のうちの少なくとも1つを含む酸化物又は窒化物により構成することができる。また、ランタン(La)、セリウム(Ce)、ネオジウム(Nd)、プロメチウム(Pm)、サマリウム(Sm)、ユウロピウム(Eu)、ガドリニウム(Gd)、テルビウム(Tb)、ジスプロシウム(Dy)、ホルミウム(Ho)、ツリウム(Tm)、イッテルビウム(Yb)、ルテチウム(Lu)及びイットリウム(Y)のうちの少なくとも1つを含む酸化物又は窒化物により構成することもできる。また、固定電荷膜54は、酸窒化ハフニウム又は酸窒化アルミニウムにより構成することもできる。また、固定電荷膜54には、絶縁性が損なわれない量のシリコンや窒素を添加することもできる。これにより、耐熱性等を向上させることができる。固定電荷膜54は、波長と屈折率を考慮して膜厚を制御し、屈折率の高い基板4に対する反射防止膜の役割を兼ね備える。
続いて、HDP-CVD(High-Density Plasma Chemical Vapor Deposition)法を用いて、図7Eに示すように、固定電荷膜54の裏面S8側全体を被覆するとともに、溝部37内を満たすように低屈折率材料51を成膜させる。また、低屈折率材料51には、絶縁膜17としてトレンチ部27(図6参照)内を埋めさせる。HDP-CVD法は、基板4側に電力(バイアスパワー)をかけてイオンを引き込み、スパッタを同時に行うことで、高埋め込み性を実現する成膜方法である。低屈折率材料51の成膜工程では、溝部37の内部が低屈折率材料51で全て埋め込まれる前に、溝部37の開口端側が閉塞されるような成膜条件とする。具体的には、まずバイアスパワーをかけた状態で成膜を行って溝部37の内壁面44、45及び底面38のデポジション量を増大させる。続いて、バイアスパワーをかけない状態で成膜を行って低屈折率材料51で溝部37の開口部側を閉塞させる。
続いて、図7Fに示すように、溝部37内の低屈折率材料51のみが残るように、固定電荷膜54の裏面S8から低屈折率材料51を除去する。固定電荷膜54の裏面S8から低屈折率材料51を除去することで、内部に空隙52を有する低屈折率材料51を溝部37に配置できる。空隙52の内部空間は溝部37に沿って延伸する額縁状に形成される。
続いて、図7Gに示すように、固定電荷膜54の裏面S8にSTSR膜55(例えば、アクリルスチレン系樹脂膜)及びLTO(Low Temperature Oxide)膜56をこの順に成膜させる。続いて、LTO膜56の裏面S9にレジスト膜57を形成し、フォトリソグラフィ法により、図7Hに示すように、形成したレジスト膜57にパターン形成を行う。パターン形成では、レジスト膜57に対して、スクライブ領域16が形成される位置に開口部を形成する。続いて、開口部を形成したレジスト膜57をエッチングマスクとして、基板4に対して、LTO膜56の裏面S9側からドライエッチングを行う。ドライエッチングにより、図7Iに示すように、LTO膜56、STSR膜55及び基板4に対して、エッチングマスクの開口部の形状と同一の断面形状を有するスクライブ領域16を形成する。
続いて、図7Iに示すように、LTO膜56の裏面S9からエッチングマスク(レジスト膜57)を除去した後、一般的な裏面照射型のCMOSイメージセンサの製造手順に従って、ブレード領域36の形成工程の直前までの工程を終える。続いて、基板4の裏面S3側から、画素領域5を取り囲むブレード領域36を形成し、ブレード領域36をブレードでダイシング(分割)することにより、複数のチップ15が形成される(図6参照)。
(3)また、低屈折率材料51を採用する場合には、例えば図8に示すように、低屈折率材料51が、溝部37の内面(内壁面44、45、底面38)を連続的に覆っており、溝部37内の空間を全て充填しない膜厚を有する構成としてもよい。低屈折率材料51で溝部37の内面を覆うことにより、例えば、溝部37の内面が低屈折率材料51で覆われず、溝部37内に内壁面44、45(基板4を構成するシリコン(Si:反射率3.8))が露出している場合に比べ、溝部37に入射する入射光43の反射を抑制でき、反射された入射光43が画素領域5側に戻ることを抑制でき、フレアの発生を抑制できる。また、溝部37内の空間を全て充填しない膜厚を有することにより、例えば、ダイシング時に、基板4の剥がれやクラックがブレード領域36で発生して画素領域5側に進行しても、溝部37内の空間で止まるため、剥がれやクラックの画素領域5内への進行を防止できる。
また、低屈折率材料51として、例えば、シリコン酸化物やシリコン窒化物を採用する場合には、低屈折率材料51の膜厚は80nm程度が好ましい。即ち、75nm以上85nm以下が好ましく、78nm以上82nm以下がより好ましい。空気とシリコン酸化物膜との間の反射率や、空気とシリコン窒化物膜との間の反射率のシミュレーションを行った結果、シリコン酸化物膜やシリコン窒化物膜の膜厚が80nm程度のときに、空気と低屈折率材料51との界面の反射率Rが最小となった。シミュレーションは、数式R={(ns-n2)/(ns+n2)}2)と、低屈折率材料51の膜種と、膜厚とを用いたシミュレーションツールを用いて行った。この数式において、nsは空気の屈折率であり、nは低屈折率材料51の屈折率である。また、例えば、膜厚を80nm程度とし、溝部37の深さを3.5μm程度とする場合、溝部37の幅は1.8μm~8.8μm程度とする。
次に、チップ15の製造方法について説明する。図9A、図9B、図9C、図9D、図9E、図9Fは、溝部37の形成工程を示す図である。
まず、図7A~図7Dと同様の手順により、溝部37の内壁面44、45及び底面38並びに基板4の裏面S3が連続的に被覆されるように固定電荷膜54を成膜させる。続いて、HDP-CVD法を用いて、図9Aに示すように、固定電荷膜54の裏面S8側全体を被覆するとともに、溝部37(図8参照)内を満たすように低屈折率材料51を成膜させる。低屈折率材料51の成膜工程では、溝部37の開口端側が閉塞される前に、溝部37の内部が低屈折率材料51で全て充填される成膜条件とする。これにより、溝部37は、低屈折率材料51で空隙を残さずに閉塞される。また、図7A~図7Fの手順と同様に、低屈折率材料51には、絶縁膜17としてトレンチ部27(図8参照)内を埋め込ませる。
続いて、図9Bに示すように、溝部37内の低屈折率材料51のみが残るように、固定電荷膜54の裏面S8から低屈折率材料51を除去する。続いて、図9Cに示すように、固定電荷膜54の裏面S8にSTSR膜55及びLTO膜56をこの順に成膜させる。続いて、LTO膜56の裏面S9にレジスト膜57を形成し、フォトリソグラフィ法により、図9Dに示すように、形成したレジスト膜57にパターン形成を行う。パターン形成では、レジスト膜57に対して、スクライブ領域16内の凹部が形成される位置に開口部を形成する。続いて、開口部を形成したレジスト膜57をエッチングマスクとして、基板4に対して、LTO膜56の裏面S9側からドライエッチングを行う。ドライエッチングにより、図9Eに示すように、LTO膜56、STSR膜55及び基板4に対してエッチングマスクの開口部の形状と同一の断面形状を有するスクライブ領域16内の凹部を形成する。
続いて、図9Eに示すように、LTO膜56の裏面S9からエッチングマスク(レジスト膜57)を除去した後、LTO膜56の裏面S9及び基板4の裏面S3(溝部37内の低屈折率材料51を含む)にレジスト膜59を形成し、フォトリソグラフィ法により、図9Fに示すように、形成したレジスト膜59にパターン形成を行う。パターン形成では、レジスト膜59に対して、溝部37内の低屈折率材料51の幅方向の中央部と重なる位置に開口部を形成する。続いて、開口部を形成したレジスト膜59をエッチングマスクとして、溝部37内の低屈折率材料51に対して、基板4の裏面S3側からドライエッチングを行う。ドライエッチングにより、溝部37内の低屈折率材料51に対して、エッチングマスクの開口部の形状と同一の断面形状を有する開口部を形成する。低屈折率材料51に開口部を形成することで、溝部37の内面を連続的に覆っており、溝部37内の空間を全て充填しない膜厚(例えば、80nm)を有する低屈折率材料51を形成できる。
続いて、一般的な裏面照射型のCMOSイメージセンサの製造手順に従って、ブレード領域36の形成工程の直前までの工程を終える。続いて、基板4の裏面S3側から、画素領域5を取り囲むようにブレード領域36を形成し、ブレード領域36をブレードでダイシング(分割)することにより、複数のチップ15が形成される(図8参照)。
〈2.第2の実施形態:固体撮像装置〉
[2-1 要部の構成]
次に、本開示の第2の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。第2の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成は、図1と同様であるから図示を省略する。図10は、第2の実施形態に係る固体撮像装置1の要部の断面構成図である。図10において、図3に対応する部分には、同一符号を付し重複説明を省略する。
第2の実施形態に係る固体撮像装置1は、溝部37の深さが、第1の実施形態と異なっている。第2の実施形態では、図10に示すように、溝部37の深さが、基板4を貫通する深さとなっている。具体的には、溝部37の深さが、センサ基板2を貫通する深さであり、溝部37の底面38が、ロジック基板3内に位置している。図10では、溝部37の底面38が、ロジック基板3の第1の多層配線層30内に位置している場合を例示している。
ここで、一般に、第2の多層配線層31の各層、つまり、Low-k材料を用いてなる各層は、薄いため、配線35の密度が低いと、平坦性が悪化する傾向がある。それゆえ、各層の平坦性を確保するために、第2の多層配線層31の各層には、銅(Cu)のドットのダミーパターン48が配置される。そのため、銅(Cu)のドットのダミーパターン48により、第2の多層配線層31は、溝部37の形成のためのエッチングが困難となっている。これに対し、第1の多層配線層30の各層、つまり、TEOSを原料ガスとするシリコン酸化物を用いてなる各層は、第2の多層配線層31よりも厚く、銅(Cu)のダミーパターンが少なくて済むため、溝部37の形成のためのエッチングが可能となっている。そのため、第2の実施形態では、溝部37がセンサ基板2(基板4、配線層24)を貫通し、溝部37の底面38が第1の多層配線層30(第2の多層配線層31の上層)内に位置する構成とした。このような構成とすることにより、溝部37を容易に形成することができる。
また、溝部37内は、光吸収材39が省略され、空状態となっている。
以上説明したように、第2の実施形態に係る固体撮像装置1では、ブレード領域36と画素領域5との間の溝部37の深さを、センサ基板2を貫通する深さとする構成とした。それゆえ、溝部37内に入射した入射光43を溝部37の内壁面44、45間で繰返し反射でき、入射光43の反射回数を増加できる。ここで、配線層24の層間絶縁膜28(シリコン酸化物)の反射率は、約1%以下である。そのため、配線層24内の内壁面44、45で反射した入射光43は、1回の反射で大きく減衰し、センサ基板2の受光面側に戻ってきたときには十分に弱くなる。また、内壁面44、45内に入った99%の入射光43は、配線層24内の金属のパターン(配線29)で散乱し、センサ基板2の受光面側にはほとんど戻ってこない。これにより、画素領域5側に戻る入射光43の光量を減らすことができ、フレアの発生を抑制可能な固体撮像装置1を提供することができる。
[2-2 変形例]
(1)なお、第2の実施形態では、溝部37の深さを、センサ基板2を貫通する深さとする例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば図11に示すように、溝部37の深さを、センサ基板2の基板4を貫通するが、センサ基板2の配線層24までは貫通しない深さとし、溝部37の底面38が配線層24内に位置している構成としてもよい。
(2)また、第2の実施形態では、溝部37内を空状態とする例を示したが、例えば、図12及び図13に示すように、第1の実施形態に係る固体撮像装置1と同様に、溝部37内に光吸収材39を配置した構成としてもよい。図12では、光吸収材39が、溝部37内の開口部まで埋められ、溝部37内の空間を満たしている構成を例示している。また、図13では、光吸収材39が、溝部37の光電変換部25側を向いている内壁面44、反対側の内壁面45及び溝部37の底面38の少なくとも何れかを覆っている構成の一例を例示している。また、第1の実施形態の変形例と同様に、図12及び図13の光吸収材39に代えて、図6及び図8に示した低屈折率材料51を用いる構成としてもよい。
〈3.第3の実施形態:固体撮像装置〉
[3-1 要部の構成]
次に、本開示の第3の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。第3の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成は、図1と同様であるから図示を省略する。図14は、第3の実施形態に係る固体撮像装置1が形成されているチップ15における、画素領域5及びその周辺の領域(スクライブ領域16)の平面構成を示す図である。また、図15は、図14のB-B線で破断してチップ15の断面構成を示す図である。図14、図15において、図2A、図3に対応する部分には同一符号を付し重複説明を省略する。
第3の実施形態に係る固体撮像装置1は、溝部37の底面38の形状が、第1の実施形態と異なっている。第3の実施形態では、図14及び図15に示すように、溝部37の底面38に、凹凸パターン46が形成されている。図14では、凹凸パターン46が、溝部37を構成する4辺のうちの、画素領域5との間にI/Oパッド50が存在しない辺(図14では、左側の辺と右側の辺)の底面38にのみ形成された場合を例示している。また、凹凸パターン46としては、例えば、複数の凸部が配列されたパターン、複数の凹部が配列されたパターン、凸部と凹部とが混在したパターンを採用できる。特に、製造コスト低減の観点からは、画素領域5表面の凹凸を均一にするために、画素領域5の受光面側に設けられる凹部パターンと同一のパターンが好ましい。図14及び図15では、凹凸パターン46として、複数の凹部60が配列されたパターンを用いた場合を例示している。
複数の凹部60が配列されたパターンを採用する場合、凹部60としては、例えば、深さ方向に進むにつれて開口面積が小さくなるように、内壁面が傾斜している逆錐台状の凹部を採用できる。逆錐台状の凹部としては、例えば、逆n角錐台状(nは3以上の整数)の凹部、逆円錐台状の凹部が挙げられる。図14及び図15では、逆四角錐台状の凹部60を用いた場合を例示している。例えば、溝部37の深さを3.5μm程度とし、溝部37の幅を2.5μm程度(i線リソグラフィーによる製造許容範囲の点から定まる数値)とした場合、凹部60の開口部の一辺は1μm程度とし、凹部60の底部の一辺は500nm程度とし、凹部60の深さを1.9μm程度とする。また、凹部60の底面に対する凹部60の内壁面の傾斜角αは、入射光43の散乱の点から、70°~80°とする。
また、凹部60の配列パターンとしては、例えば、図14に示すように、凹部60が2次元アレイ状に規則正しく配列されたパターンを採用できる。図14では、凹部60の配列パターンの列数が2である場合を例示している。凹凸パターン46の凹部60として、逆錐台状の凹部を用いることにより、溝部37内に入射する入射光43をより強く散乱でき、反射された入射光43が画素領域5側に戻ることを抑制でき、フレアの発生を抑制できる。また、溝部37内に光吸収材39等を埋め込まないため、例えば、ダイシング時に、基板4の剥がれやクラックが発生しても、剥がれ等の画素領域5内への進行を防止できる。また、互いに隣接する凹部60間には、凹みのない平坦領域61が形成されている。平坦領域61の幅(つまり、凹部60間の間隔)は、例えば、500nm程度とする。
また、溝部37の底面38は、第1の実施形態と同様に、配線層24の基板4と対向する面S4で形成されている。即ち、溝部37の底面38及び底面38の凹凸パターン46は、配線層24の層間絶縁膜28(例えば、シリコン酸化物(SiO2))で形成されている。また、凹凸パターン46の最深部(凹部60の底部)は、配線層24内に位置している。
[3-2 チップの製造方法]
次に、チップ15の製造方法について説明する。図16A、図16B、図16C、図16D、図16E、図16F、図16Hは、溝部37の形成工程を示す図である。図16Gは、図16Fのレジスト膜65に形成した開口部66の平面構成を示す図である。
まず、一般的な裏面照射型のCMOSイメージセンサ(固体撮像装置1)の製造手順に従って、図16Aに示すように、STSR膜55及びLTO膜56がこの順番で裏面S3に成膜された基板4を用意する。続いて、LTO膜56の裏面S9にレジスト膜62を形成し、フォトリソグラフィ法により、図16Bに示すように、形成したレジスト膜62にパターン形成を行う。パターン形成では、レジスト膜62に対して、平面視で、画素領域5が形成される位置の外周を囲うように額縁状の開口部を形成する。続いて、開口部を形成したレジスト膜62をエッチングマスクとして、LTO膜56、STSR膜55及び基板4に対して、LTO膜56の裏面S9側からドライエッチングを行う。ドライエッチングにより、図16Cに示すように、LTO膜56、STSR膜55及び基板4に対して、エッチングマスクの開口部の形状と同一の断面形状を有する凹部63を形成する。
続いて、図16Cに示すように、LTO膜56の裏面S9からエッチングマスク(レジスト膜62)を除去する。続いて、凹部63の内部及びLTO膜56の裏面S9にレジスト膜64を形成し、フォトリソグラフィ法により、図16Dに示すように、形成したレジスト膜64にパターン形成を行う。パターン形成では、レジスト膜64に対して、溝部37が形成される位置と重なる位置に開口部を形成する。続いて、開口部を形成したレジスト膜64をエッチングマスクとして、凹部63の底部に対して、基板4の裏面S3側からドライエッチングを行う。ドライエッチングにより、図16Eに示すように、基板4に対して、エッチングマスクの開口部の形状と同一の断面形状を有する溝部37を形成する。
続いて、図16Eに示すように、凹部63の内部及びLTO膜56の裏面S9からエッチングマスク(レジスト膜64)を除去する。続いて、凹部63の内部(凹部63内部の溝部37を含む)及びLTO膜56の裏面S9にレジスト膜65を形成し、フォトリソグラフィ法により、図16Fに示すように、形成したレジスト膜65にパターン形成を行う。パターン形成では、図16Gに示すように、レジスト膜65に対して、溝部37の底面38の凹部60が形成される位置と重なる位置に開口部66を形成する。続いて、開口部66を形成したレジスト膜65をエッチングマスクとして、溝部37の底面38(配線層24の層間絶縁膜28)に対して、結晶異方性エッチングを行う。結晶異方性エッチングにより、配線層24の層間絶縁膜28に対して逆四角錐台状の凹部60を複数形成する。
続いて、図16Hに示すように、凹部60の内部(凹部60内部の溝部37を含む)及びLTO膜56の裏面S9からエッチングマスク(レジスト膜65)を除去した後、一般的な裏面照射型のCMOSイメージセンサの製造手順に従って、ブレード領域36の形成工程の直前までの工程を終える。続いて、基板4の裏面S3側から、画素領域5を取り囲むブレード領域36を形成し、ブレード領域36をブレードでダイシング(分割)することにより、複数のチップ15が形成される(図14及び図15参照)。
以上説明したように、第3の実施形態に係る固体撮像装置1では、ブレード領域36と画素領域5との間の溝部37の底面38に、凹凸パターン46を有する構成とした。それゆえ、溝部37の底面38を荒くすることができ、溝部37内に入射した入射光43を凹凸パターン46でいろいろな方向に反射でき、入射光43を散乱させることができる。そのため、反射した入射光43が画素領域5側に戻ることを防止して、反射した入射光43の画素領域5の入射を防止でき、これにより、画素領域5側に戻る入射光43の光量を減らすことができ、フレアの発生を抑制可能な固体撮像装置1を提供することができる。
[3-3 変形例]
なお、第3の実施形態では、凹凸パターン46の凹部60として、逆錐台状の凹部を用いる例を示したが、他の構成を採用することもできる。例えば、図17に示すように、凹部60の底面に対して、内壁面が垂直である凹部を用いる構成としてもよい。
〈4.第4の実施形態:固体撮像装置〉
[4-1 要部の構成]
次に、本開示の第4の実施形態に係る固体撮像装置について説明する。第4の実施形態に係る固体撮像装置の全体構成は、図1と同様であるから図示を省略する。図18は、第4の実施形態に係る固体撮像装置1の要部の断面構成図である。図18において、図3に対応する部分には、同一符号を付し重複説明を省略する。
第4の実施形態に係る固体撮像装置1は、溝部37の数が、第1の実施形態と異なっている。第4の実施形態では、図18に示すように、画素領域5を複数(図18では4つの場合を例示している)の溝部37が取り囲むように、複数の溝部37が並列に形成されている。即ち、図18では、溝部37が画素領域5を4重に取り囲んでいる。溝部37間の間隔は、画素領域5の画素分離部26間の間隔と同一となっている。また、溝部37の底面38は、トレンチ部27の底面と同様に、配線層24の基板4と対向する面S4で形成されている。即ち、溝部37の深さとトレンチ部27の深さとは、同一となっている。
また、複数の溝部37それぞれの内部には、光を反射する光反射材47が埋め込まれている。光反射材47は、溝部37の内部及び開口部、並びに溝部37の開口部の周辺の基板4を連続的に覆っている。これにより、溝部37の開口部を覆う光反射材47の表面が平坦化されている。光反射材47としては、例えば、画素領域5の絶縁膜17と同一の絶縁物を用いることができる。例えば、シリコン酸化物、シリコン窒化物が挙げられる。また、溝部37の幅は画素分離部26の幅(トレンチ部27の幅)と同一となっている。
以上説明したように、第4の実施形態に係る固体撮像装置1では、ブレード領域36と画素領域5との間の溝部37を複数備える構成とした。また、複数の溝部37それぞれの開口部を覆って平坦化し、且つ光を反射する光反射材47を備える構成とした。それゆえ、例えば、溝部37内に入射する入射光43があった場合に、入射する入射光43を平坦化された光反射材47で画素領域5側と反対側に反射することができる。そのため、反射した入射光43が画素領域5側に戻ることを防止でき、反射した入射光43の画素領域5への入射を防止することができる。これにより、画素領域5側に戻る入射光43の光量を減らすことができ、フレアの発生を抑制可能な固体撮像装置1を提供することができる。
また、第4の実施形態に係る固体撮像装置1では、溝部37と画素分離部26とを同一の間隔、同一の深さ、同一の幅、同一の絶縁物で形成するため、溝部37を画素分離部26と同時に形成でき、追加の工数がかからず、安価にフレア対策を行うことができる。
〈5.第5の実施形態:電子機器〉
次に、本開示の第5の実施形態に係る電子機器について説明する。図19は、本開示の第5の実施形態に係る電子機器100の概略構成図である。
第5の実施形態に係る電子機器100は、図19に示すように、固体撮像装置101と、光学レンズ102と、シャッタ装置103と、駆動回路104と、信号処理回路105とを備えている。第5の実施形態の電子機器100は、固体撮像装置101として第1の実施形態のセンサ基板2を電子機器(例えば、カメラ)に用いた場合の実施形態を示す。
光学レンズ102は、被写体からの像光(入射光106)を固体撮像装置101の撮像面上に結像させる。これにより、固体撮像装置101内に一定期間にわたって信号電荷が蓄積される。シャッタ装置103は、固体撮像装置101への光照射期間及び遮光期間を制御する。駆動回路104は、固体撮像装置101の転送動作及びシャッタ装置103のシャッタ動作を制御する駆動信号を供給する。駆動回路104から供給される駆動信号(タイミング信号)により、固体撮像装置101の信号転送を行なう。信号処理回路105は、固体撮像装置101から出力される信号(画素信号)に各種信号処理を行う。信号処理が行われた映像信号は、メモリ等の記憶媒体に記憶され、或いはモニタに出力される。
このような構成により、第5の実施形態の電子機器100では、固体撮像装置101においてフレアの抑制が図られるため、映像信号の画質の向上を図ることができる。
なお、固体撮像装置1を適用できる電子機器100としては、カメラに限られるものではなく、他の電子機器にも適用することができる。例えば、携帯電話機等のモバイル機器向けカメラモジュール等の撮像装置に適用してもよい。また、第5の実施形態では、固体撮像装置101として、第1の実施形態に係る固体撮像装置1を用いる構成としたが、他の構成としてもよい。例えば、第2~第4の実施形態に係る固体撮像装置1を用いてもよく、第1~第4の実施形態の変形例に係る固体撮像装置1を用いてもよい。
なお、本技術は、以下のような構成を取ることができる。
(1)
複数の光電変換部を形成する基板と、
前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部と、
前記溝部内に配置され、光を吸収する光吸収材とを備える
固体撮像装置。
(2)
前記光吸収材は、前記溝部内の開口部まで埋め込まれている
前記(1)に記載の固体撮像装置。
(3)
前記光吸収材は、前記溝部の前記光電変換部側を向いている内壁面、反対側の内壁面、及び前記溝部の底面の少なくとも何れかを覆っている
前記(1)に記載の固体撮像装置。
(4)
前記光吸収材は、カーボンブラック、チタンブラック及び顔料ブラックの少なくとも何れかを含む樹脂である
前記(1)から(3)の何れかに記載の固体撮像装置。
(5)
複数の光電変換部を形成する基板と、
前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部と、
前記溝部内に配置され、前記基板を形成する材料よりも屈折率が小さい低屈折率材料とを備える
固体撮像装置。
(6)
前記低屈折率材料は、前記溝部内の開口部まで埋め込まれており、
前記低屈折率材料内には、前記溝部に沿って伸びている空隙を有している
前記(5)に記載の固体撮像装置。
(7)
前記低屈折率材料は、前記溝部の内面を連続的に覆っており、前記溝部内の空間を全て充填しない膜厚を有している
前記(5)に記載の固体撮像装置。
(8)
前記低屈折率材料は、シリコン酸化物又はシリコン窒化物であり、
前記低屈折率材料の膜厚は、75nm以上85nm以下である
前記(7)に記載の固体撮像装置。
(9)
複数の光電変換部を形成する基板と、
前記基板の受光面と反対側の面に積層された配線層と、
前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部とを備え、
前記溝部の深さは、前記基板を貫通する深さである
固体撮像装置。
(10)
前記基板及び前記配線層を含むセンサ基板と、
前記センサ基板に積層され、前記光電変換部からの電気信号を処理するロジック基板とを備え、
前記溝部の深さは、前記センサ基板を貫通する深さであり、
前記溝部の底面は、前記ロジック基板内に位置している
前記(9)に記載の固体撮像装置。
(11)
前記ロジック基板は、前記センサ基板に接合された第1の多層配線層と、前記第1の多層配線層の前記センサ基板が接合された面と反対側の面に積層された第2の多層配線層とを含み、
前記第1の多層配線層の層間絶縁膜は、シリコン酸化物を含み、
前記第2の多層配線層の層間絶縁膜は、Low-k材料を含み、
前記溝部の底面は、前記第1の多層配線層内に位置している
前記(10)に記載の固体撮像装置。
(12)
複数の光電変換部を形成する基板と、
前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部とを備え、
前記溝部の底面は、凹凸パターンを有している
固体撮像装置。
(13)
前記凹凸パターンは、複数の凹部が配列されたパターンであり、
前記凹部は、深さ方向に進むにつれて開口面積が小さくなるように、内壁面が傾斜している凹部である
前記(12)に記載の固体撮像装置。
(14)
前記凹部は、逆四角錐台状の凹部である
前記(13)に記載の固体撮像装置。
(15)
前記基板に積層された配線層と、
前記凹凸パターンの最深部は、前記配線層内に位置している
前記(13)又は(14)に記載の固体撮像装置。
(16)
複数の光電変換部を形成する基板と、
前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む複数の溝部と、
前記複数の溝部それぞれの開口部を覆って平坦化し、且つ光を反射する光反射材とを備える
固体撮像装置。
(17)
前記光反射材は、シリコン酸化物又はシリコン窒化物である
前記(16)に記載の固体撮像装置。
(18)
複数の光電変換部を形成する基板、前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部、及び前記溝部内に配置され、光を吸収する光吸収材を備える固体撮像装置と、
被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
電子機器。
(19)
複数の光電変換部を形成する基板、前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部、及び前記溝部内に配置され、前記基板を形成する材料よりも屈折率が小さい低屈折率材料を備える固体撮像装置と、
被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
電子機器。
(20)
複数の光電変換部を形成する基板、前記基板の受光面と反対側の面に積層された配線層、及び前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部を備え、前記溝部の深さは、前記基板を貫通する深さである固体撮像装置と、
被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
電子機器。
(21)
複数の光電変換部を形成する基板、及び前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部を備え、前記溝部の底面は、凹凸パターンを有している固体撮像装置と、
被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
電子機器。
(22)
複数の光電変換部を形成する基板、及び前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む複数の溝部と、前記複数の溝部それぞれの開口部を覆って平坦化し、且つ光を反射する光反射材とを備える固体撮像装置と、
被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
電子機器。
1…固体撮像装置、2…センサ基板、3…ロジック基板、4…基板、5…画素領域、6…画素、7…垂直駆動回路、8…カラム信号処理回路、9…水平駆動回路、10…出力回路、11…制御回路、12…画素駆動配線、13…垂直信号線、14…水平信号線、15…チップ、16…スクライブ領域、17…絶縁膜、18…遮光膜、19…平坦化膜、20…受光層、21…カラーフィルタ層、22…オンチップレンズ、23…集光層、24…配線層、25…光電変換部、26…画素分離部、27…トレンチ部、28…層間絶縁膜、29…配線、30…第1の多層配線層、31…第2の多層配線層、32…層間絶縁膜、33…配線、34…層間絶縁膜、35…配線、36…ブレード領域、37…溝部、38…底面、39…光吸収材、40…カメラモジュール、41…IRカットフィルタ、42a、42b、42c、42d、42e…撮像レンズ、43…入射光、44、45…内壁面、46…凹凸パターン、47…光反射材、48…ダミーパターン、49…ウエハ、50…I/Oパッド、51…低屈折率材料、52…空隙、53…レジスト膜、54…固定電荷膜、55…STSR膜、56…LTO膜、57…レジスト膜、59…レジスト膜、60…凹部、61…平坦領域、62…レジスト膜、63…凹部、64…レジスト膜、65…レジスト膜、66…開口部、100…電子機器、101…固体撮像装置、102…光学レンズ、103…シャッタ装置、104…駆動回路、105…信号処理回路、106…入射光

Claims (10)

  1. 複数の光電変換部を形成する基板と、
    前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部と、
    前記溝部内に配置され、光を吸収する光吸収材とを備え
    前記光吸収材は、前記溝部内の開口部まで埋め込まれている
    固体撮像装置。
  2. 複数の光電変換部を形成する基板と、
    前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部と、
    前記溝部内に配置され、光を吸収する光吸収材とを備え、
    前記光吸収材は、前記溝部の前記光電変換部側を向いている内壁面、反対側の内壁面、及び前記溝部の底面の少なくとも何れかを覆っている
    体撮像装置。
  3. 前記光吸収材は、カーボンブラック、チタンブラック及び顔料ブラックの少なくとも何れかを含む樹脂である
    請求項1又は2に記載の固体撮像装置。
  4. 複数の光電変換部を形成する基板と、
    前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部と、
    前記溝部内に配置され、前記基板を形成する材料よりも屈折率が小さい低屈折率材料とを備え
    前記低屈折率材料は、前記溝部内の開口部まで埋め込まれている
    固体撮像装置。
  5. 記低屈折率材料内には、前記溝部に沿って伸びている空隙を有している
    請求項に記載の固体撮像装置。
  6. 複数の光電変換部を形成する基板と、
    前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部と、
    前記溝部内に配置され、前記基板を形成する材料よりも屈折率が小さい低屈折率材料とを備え、
    前記低屈折率材料は、前記溝部の内面を連続的に覆っており、前記溝部内の空間を全て充填しない膜厚を有している
    体撮像装置。
  7. 複数の光電変換部を形成する基板と、
    前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部と、
    前記溝部内に配置され、前記基板を形成する材料よりも屈折率が小さい低屈折率材料とを備え、
    前記低屈折率材料は、前記溝部の内面を連続的に覆っており、前記溝部内の空間を全て充填しない膜厚を有し、
    前記低屈折率材料は、シリコン酸化物又はシリコン窒化物であり、
    前記低屈折率材料の膜厚は、75nm以上85nm以下である
    体撮像装置。
  8. 複数の光電変換部を形成する基板、及び前記基板の受光面と反対側の面に積層された配線層を含むセンサ基板と、
    前記センサ基板に積層され、前記光電変換部からの電気信号を処理するロジック基板とを備え、
    前記ロジック基板は、前記センサ基板に接合された第1の多層配線層と、前記第1の多層配線層の前記センサ基板が接合された面と反対側の面に積層された第2の多層配線層とを含み、
    前記第1の多層配線層の層間絶縁膜は、シリコン酸化物を含み、
    前記第2の多層配線層の層間絶縁膜は、Low-k材料を含み、
    さらに、前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部を備え、
    前記溝部の深さは、前記センサ基板を貫通する深さであり、
    前記溝部の底面は、前記第1の多層配線層内に位置している
    体撮像装置。
  9. 複数の光電変換部を形成する基板、前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部、及び前記溝部内に配置され、光を吸収する光吸収材を備え、前記光吸収材は、前記溝部内の開口部まで埋め込まれている固体撮像装置と、
    被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
    前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
    電子機器。
  10. 複数の光電変換部を形成する基板、前記基板の受光面側に開口するように、前記複数の光電変換部を有する画素領域と当該画素領域を取り囲むブレード領域との間に形成され、前記画素領域を取り囲む溝部、及び前記溝部内に配置され、前記基板を形成する材料よりも屈折率が小さい低屈折率材料を備え、前記低屈折率材料は、前記溝部内の開口部まで埋め込まれている固体撮像装置と、
    被写体からの像光を前記固体撮像装置の撮像面上に結像させる光学レンズと、
    前記固体撮像装置から出力される信号に信号処理を行う信号処理回路とを備える
    電子機器。
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