JP7732332B2 - センシング装置、センシングシステム - Google Patents

センシング装置、センシングシステム

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Description

本発明は、センシング装置、および、当該センシング装置を含むセンシングシステムに関する。
例えば、特許文献1には、複数の子機と、親機との間で無線通信によりセンシング情報や、制御情報の送受信を行う無線通信システムが開示されている。当該文献に拠れば、子機は工場等に設置されている装置の状態(電圧、電流、ガス流量、温度等)を検知するセンサーを備えており、親機は子機に対して制御信号を送信し、子機は、例えば1日1回予め決められた時刻に無線部を受信状態として親機からの制御信号を受信する。制御信号における制御情報としては、センサーのセンシング間隔や、RTC(Real Time Clock)情報の書き換え、センサー及び機器点検要求情報等がある、としている。これらの情報には、子機の初期設定情報も含まれると推測される。
また、子機を、例えば橋梁等の構造物に配置することにより、当該構造物のモニタリングを行うセンシングシステムも知られている。このような構造物のセンシングシステムでは、測定周期が、例えば、1ヶ月や、数か月に1回というように、長期において間欠的な計測が求められる。このため、子機としてのセンシング装置には、長期間の駆動を可能とするために、消費電力を低減する技術が採用されていた。詳しくは、常時動作するのはRTCを含む計時部のみとし、CPUや無線通信部を含む処理回路は、例えば、1ヶ月に1回の測定タイミングのみ起動させる間欠駆動としていた。処理回路は、RTCのアラーム設定機能により起動/停止されていた。
特開2010-183215号公報
しかしながら、特許文献1のシステムでは、低消費電力化が困難であるという課題があった。詳しくは、子機が無線通信により制御信号を受信するためには、待機時間を含めてかなりの電力が消費されてしまう。
また、仮に、無線通信によりRTC情報などの初期設定を行う仕様であった場合、処理回路を起動できず、無線通信ができない恐れもあった。詳しくは、RTCにより処理回路を起動させるためには、初期設定においてRTCのアラーム設定が行われている必要があるが、特許文献1には初期設定に関する具体的な記載や示唆は見当たらない。
つまり、初期設定を確実に行え、かつ、低消費電力のセンシング装置、センシングシステムが求められていた。
本願の一態様に係るセンシング装置は、センサーと、モード切替え端子を有し、前記センサーからの測定情報を取得する処理回路と、前記測定情報に対応した送信情報を送信する通信回路と、OE端子を有し、前記処理回路に電源電圧を供給する電源回路と、時刻情報を生成する計時回路と、入出力端子を有するインターフェイス回路と、初期設定用接続部が接続される接続端子部と、を備え、前記接続端子部に前記初期設定用接続部が接続されると、前記モード切替え端子と、前記OE端子とに、所定の電位が供給され、前記処理回路は、前記モード切替え端子を確認し、所定の状態であれば、初期設定モードで起動し、前記初期設定用接続部、および、前記インターフェイス回路を介して、前記計時回路に初期設定情報を設定する。
本願の一態様に係るセンシングシステムは、上記のセンシング装置と、サーバーとを含む。
実施形態1に係るセンシングシステムの概要図。 センシング装置のブロック構成図。 センシング装置の初期化処理の流れを示すフローチャート図。 計測タイミングを示すタイミングチャート図。 本計測における各部の動作を示すシーケンス図。 死活確認計測における各部の動作を示すシーケンス図。 実施形態2に係るセンシング装置の適用例を示す図。
実施形態1
***センシングシステムの概要***
図1は、本実施形態に係るセンシングシステムの概要図である。
本実施形態のセンシングシステム100は、構造物の健全性モニタリングを行う構造ヘルスモニタリングシステムであり、複数のセンシング装置30a,30b,30c、ゲートウェイ端末装置60、サーバー70などから構成される。
センシング装置30は、例えば、橋梁などの構造物に取付けられて振動計測を行う端末装置である。図1では、異なる構造物に取付けられた3つのセンシング装置30a,30b,30cを図示しているが、1つであっても良いし、4つ以上設けられていても良い。なお、センシング装置30a,30b,30cは、同じ構成であるため、以下説明において、共通の内容については枝番を付けずにセンシング装置30として説明する。
ゲートウェイ端末装置60は、LPWA(Low Power Wide Area)の基地局であり、インターネットゲートウェイとして機能する。LPWAとしては、LoRaWAN(登録商標)、Sigfox(登録商標)、NB-IoT等の種々の方式が知られており、いずれの方法も適用可能である。
サーバー70は、複数のセンシング装置30の管理を行うマスターサーバーである。サーバー70は、複数のセンシング装置30からの送信情報を取得、蓄積する。詳しくは、センシング装置30から送信された送信データは、ゲートウェイ端末装置60、および、例えばインターネット等の公衆無線通信網からなるネットワークNWを介して、サーバー70で取得、蓄積される。
また、サーバー70による1つのサーバーから構成されても良いし、複数のサーバーを含んでもよい。また、サーバー70の機能は、ネットワークを経由して接続される複数のサーバーの分散処理によって実現されても良い。この際、複数のサーバーは、1つの物理サーバーとして動作しても良いし、1又は複数の仮想サーバーとして動作してもよい。
***端末装置の概要***
図2は、センシング装置の構成を示す機能ブロック図である。
次に、図2を用いてセンシング装置30の概略構成について説明する。
センシング装置30は、第1回路10、第2回路20などから構成される。
第1回路10は、計時回路11、電源回路12から構成されており、第1回路10には、電源として第1電源15が電気的に接続している。第1電源15は、電源電圧Vbatの一次電池、または二次電池である。
計時回路11は、時刻を測定する回路であり、好適例ではRTCである。計時回路11は、第1電源15からの電力により常時駆動しており、時刻情報を出力する。時刻情報は、例えば年、月、日、時、分、秒を特定する情報である。なお、時刻情報は、曜日の情報を含んでも良い。計時回路11は、振動子に基づいて所定周波数のクロック信号を出力する発振回路を含む。計時回路11は、例えば発振回路が出力するクロック信号を分周することによって1Hzのクロック信号を生成し、当該1Hzのクロック信号に同期して、上記時刻情報を更新する処理を行う。計時回路11は、アラーム出力機能を備えており、アラーム設定された時刻になると、アラーム出力端子13から電源回路12のOE端子14に所定の信号を出力する。なお、初期設定前において、計時回路11には、時刻設定、および、アラーム設定はなされていない。
電源回路12は、好適例では電圧レギュレータであり、第1電源15の電源電圧Vbatに基づいて、電源電圧Vddを生成する第2電源である。電源回路12には、OE(Output Enable)端子14が設けられており、OE端子14の電位が所定の電位となっている場合に、出力端子17から電源電圧Vddを出力する。そして、電源回路12から供給される電源電圧Vddにより、処理回路21を含む第2回路20が駆動される。一例として、電源回路12は、LDO(Low Dropout)のレギュレータであり、例えば、第1電源15の電源電圧Vbatが7~8Vである場合、電源回路12が出力する電源電圧Vddは約3.3Vである。但し、この数値に限定するものではない。
第2回路20は、処理回路21、記憶回路22、センサー回路23、通信回路24、インターフェイス回路25などから構成される。
処理回路21は、1つ又は複数のプロセッサーを含んで構成される。処理回路21は、記憶回路22に記憶されている制御プログラムに従って動作することによりセンシング装置30の動作を制御する。処理回路21には、起動時のモードを決めるモード切替え端子26が設けられている。
記憶回路22は、RAM(Random Access Memory)及びROM(Read Only Memory)などのメモリーから構成される。記憶回路22は、制御プログラム、および各種データなどを記憶する。制御プログラムには、初期設定プログラムや、計測プログラムが含まれている。
センサー回路23は、例えば3軸の加速度センサーを含むセンサー回路である。この場合、センサー出力情報は、3軸のそれぞれの方向における加速度データを含む情報となる。なお、3軸の加速度センサーに限定するものではなく、3軸の加速度センサーと、3軸のジャイロセンサーとを含む6軸のセンサーであっても良い。この場合、センサー出力情報は、3軸のそれぞれの方向における加速度データと、各軸周りの角速度データを含む情報となる。また、センサーは、対象物の状態を検出可能なセンサーであれば良く、例えば、対象物の傾斜を検出する傾斜センサーであっても良いし、対象物の振動を検出する振動センサーであっても良い。または、対象物の温度又は周辺温度を検出する温度センサーであっても良い。
通信回路24は、LPWAの規格に沿った通信を行うための無線通信チップ、または、無線通信モジュールである。なお、通信回路24は、無線による送受信可能な機能を備えているが、好適例では、消費電力を抑制するために、無線送信のみを行う仕様としている。
インターフェイス回路25は、例えば、USB(Universal Serial Bus)インターフェイスである。インターフェイス回路25には、外部機器との間でデータの送受信を行うための入出力端子27が設けられている。なお、シリアルインターフェイスであれば良く、例えば、UART(Universal Asynchronous Receiver/Transmitter)や、SPI(Serial Peripheral Interface)、I2C(Inter Integrated Circuit)であっても良い。
また、電源回路12と、センサー回路23との間には、スイッチ回路SW1が設けられている。スイッチ回路SW1は、処理回路21により開閉制御される。
同様に、電源回路12と通信回路24との間にはスイッチ回路SW2が設けられ、電源回路12とインターフェイス回路25との間にはスイッチ回路SW3が設けられている。スイッチ回路SW2,SW3も、処理回路21により開閉制御される。スイッチ回路SW1,SW2,SW3を設けることにより、必要な回路を必要な時間だけ選択的に駆動することを可能とし、消費電力を抑制可能な構成としている。
好適例において、第1回路10、第2回路20は、基板18に実装されている。基板18は、例えばガラスエポキシ基板などのリジット基板であり、その一辺に接続端子部40が形成されている。接続端子部40は、複数の端子が配置された接続端子部であり、GND端子41、第1端子42、第2端子43、第3端子44が配置されている。
GND端子41は、第1電源15のグランド端子と電気的に接続している。
第1端子42は、電源回路12のOE端子14と電気的に接続している。
第2端子43は、処理回路21のモード切替え端子26と電気的に接続している。
第3端子44は、インターフェイス回路25の入出力端子27と電気的に接続している。なお、基板18の端部に設けられた接続端子部40に限定するものではなく、初期設定用接続部50と電気的な接続が可能な構成であれば良く、例えば、コネクターを用いても良い。
初期設定用接続部50は、センシング装置30の初期化を行う際に用いるコネクター状の初期設定用アダプターである。初期設定用接続部50は、基板18の接続端子部40に脱着可能に設けられており、内部には、GND端子51、接続端子52、接続端子53、通信端子54が設けられている。
初期設定用接続部50を基板18の接続端子部40に装着すると、GND端子51はGND端子41と電気的に接続する。同様に、接続端子52は第1端子42と、接続端子53は第2端子43と、通信端子54は第3端子44と、それぞれ電気的に接続する。
初期設定用接続部50の内部において、GND端子51と、接続端子52と、接続端子53とは、配線55により電気的に接続している。つまり、OE端子14と、モード切替え端子26とに、所定の電位としての第1電源15のグランド電位が供給される。換言すれば、接続端子部40に初期設定用接続部50が接続されると、モード切替え端子26と、OE端子14とに、所定の電位としてのグランド電位が供給される。なお、配線55を設ける構成に限定するものではなく、OE端子14と、モード切替え端子26とに、所定の電位が供給され得れば良く、例えば、配線55を設けずに、外部のノートPC58から接続端子52と接続端子53とに、所定の電位を供給することであっても良い。この場合、所定の電位を、接続端子53(モード切替え端子26)、接続端子52(OE端子14)の順に、供給することが好ましい。
また、通信端子54は、外部の初期設定用のノートPC(Personal Computer)58と、USBケーブル57により接続している。なお、ノートPCに限定するものではなく、初期設定情報を送信可能なコンピューターであれば良く、例えば、スマートフォンや、タブレット端末装置、デスクトップ型PCなどであっても良い。
***端末装置の初期設定方法***
図3は、センシング装置の初期設定方法の流れを示すフローチャート図である。
次に、図3を主体に、適宜、図2を交えてセンシング装置30の初期設定方法について説明する。
ステップS10では、初期設定用接続部50を基板18の接続端子部40に装着する。これにより、初期設定用接続部50のGND端子51と、接続端子部40のGND端子41とが、電気的に接続する。
ステップS11では、初期設定用接続部50の接続端子53と、接続端子部40の第2端子43とが、電気的に接続する。これにより、モード切替え端子26に、所定の電位としてのグランド電位が供給される。
ステップS12では、初期設定用接続部50の接続端子52と、接続端子部40の第1端子42とが、電気的に接続する。これにより、OE端子14に、所定の電位としてのグランド電位が供給される。
ステップS13では、電源回路12が起動し、第2回路20に電源電圧Vddを供給する。換言すれば、接続端子部40に、初期設定用接続部50が接続されると、第1端子42、および、第2端子43には、所定の電位としてグランド電位が供給され、電源回路12から処理回路21に電源電圧Vddが供給される。
ステップS14では、処理回路21が起動し、モード切替え端子26の状態を確認する。詳しくは、モード切替え端子26の電位がグランド電位のLoレベルである場合は、ステップS15に進む。モード切替え端子26のLoレベルでない場合は、ステップS17に進む。
ステップS15では、処理回路21は初期設定モードに入り、スイッチ回路SW3をオンし、インターフェイス回路25を起動する。初期設定モードでは、記憶回路22の初期設定プログラムが実行されて、以下の処理が行われる。
ステップS16では、処理回路21は、インターフェイス回路25の入出力端子27を介して、外部の初期設定用のノートPC58からの初期設定情報を受信する。初期設定情報には、時刻情報、および、電源回路12を起動する時間情報であるアラーム設定情報が含まれている。そして、処理回路21は、受信した初期設定情報の時刻情報と、アラーム設定情報とを計時回路11に設定する。
換言すれば、処理回路21は、モード切替え端子26を確認し、所定の状態であれば、初期設定モードで起動し、初期設定用接続部50、および、インターフェイス回路25を介して、計時回路11に初期設定情報を設定する。
ステップS17では、処理回路21は通常動作モードに入り、基本計測を行う。なお、基本計測については、後述する。
***通常動作モードにおける基本計測について***
図4は、通常動作モードにおける基本的な計測動作の説明図である。
次に、図4を主体に、適宜、図2を交えてセンシング装置30の計測方法について説明する。図4の横軸は時間を表す。図4の縦軸におけるアクティブは電源回路12から電源電圧Vddが供給されている状態を表し、スタンバイは電源回路12から電源電圧Vddが供給されていない状態を表す。換言すれば、アクティブ期間は、処理回路21が動作可能な期間であるが、第2回路20の全ての部位が動作する訳ではなく、例えば、スイッチ回路SW1,SW2,SW3でオン/オフ制御されるセンサー回路23、通信回路24、インターフェイス回路25などは、アクティブ期間においても動作しない期間が存在する。
図4においてセンサー回路23による測定、および、通信回路24による通信が行われる期間を測定期間A1,A2としている。また、測定期間のことを本計測ともいう。測定期間A1の開始から、次の測定期間A2の開始までの間隔である測定周期t1は、1ヶ月程度の長さに設定される。測定期間A1の時間t2は、1時間程度の長さである。測定期間A2も同じである。つまり、本計測は間欠的に行われ、図4の事例では、1ヶ月に1回、1時間の測定期間A1が設定される。例えば、計時回路11の本計測におけるアラーム設定が毎月1日の同じ時刻に設定されている場合、設定時刻になると、アラーム出力端子13から電源回路12のOE端子14にLoレベルの信号が出力されて、電源回路12から電源電圧Vddが供給される。なお、これらの期間は一例であり、計測対象物に応じて、測定周期、測定期間は、適宜、設定すれば良い。
上記のように、本計測の測定周期t1が1ヶ月と長いため、好適例として1週間に1回の死活監視期間B1,B2,B3,B4を設けている。死活監視期間は、センシング装置30が正常に機能しているか否か確認するために設定されている。また、死活監視期間のことを死活確認計測ともいう。
死活監視期間B1、および、その測定周期t3は、測定期間A1、および、その測定周期t1よりも短く設定されている。例えば、死活監視期間の測定周期t3は1週間程度の長さであり、死活監視期間B1の時間t4は、数分程度の長さに設定される。
例えば、計時回路11の死活確認計測におけるアラーム設定が毎週水曜日の同じ時刻に設定されている場合、設定時刻になると、アラーム出力端子13から電源回路12のOE端子14にLoレベルの信号が出力されて、電源回路12から電源電圧Vddが供給される。なお、これらの期間は一例であり、計測対象物に応じて、測定周期、測定期間は、適宜、設定すれば良い。
このように、センシング装置30の基本計測では、本計測と、死活確認計測とが間欠的に実行される。
図5は、本計測における処理の流れを示すシーケンス図である。
次に、本計測の測定期間A1における各部の処理の流れを、図5を主体に、適宜、図2を交えて説明する。
ステップS101では、計時回路11は、電源回路12のイネーブル信号をアサートにする。換言すれば、計時回路11は、本計測におけるアラーム設定時刻になると、アラーム出力端子13から電源回路12のOE端子14にLoレベルの信号を出力する。
ステップS102では、電源回路12は、処理回路21を含む第2回路20に電源電圧Vddを供給する。
ステップS103では、処理回路21は、スイッチ回路SW1をオンし、センサー回路23を起動する。起動したセンサー回路23は、センサーにより測定を行い、測定データを処理回路21に送信する。
ステップS104では、処理回路21は、測定が終了すると、スイッチ回路SW1をオフし、センサー回路23を停止する。
ステップS105では、処理回路21は、センサー回路23からの測定情報に基づく演算処理を行って、送信情報を生成する。送信情報は、例えばセンシングの対象となる対象物における異常の有無を表す指標となる情報である。例えば、加速度センサーを搭載している場合、測定情報として加速度の時系列データを取得する。処理回路21は、当該時系列データに対して、フーリエ変換等の周波数変換処理を行い、フーリエ変換の結果に基づいて、ピーク周波数や、当該ピーク周波数におけるスペクトル強度を、送信情報として求める処理を行う。なお、処理回路21は、あらかじめ取得しておいた平常時のピーク周波数及びスペクトル強度と、演算によって求められたピーク周波数及びスペクトル強度を比較することによって、異常が発生しているか否かを判定してもよい。この場合の送信情報は、異常発生の有無を表す情報となる。
ステップS106では、処理回路21は、スイッチ回路SW2をオンし、通信回路24を起動する。
ステップS107では、通信回路24は、送信情報を送信する。詳しくは、通信回路24は、LPWAにより送信情報をゲートウェイ端末装置60(図1)に送信する。送信情報は、ゲートウェイ端末装置60、および、ネットワークNWを介して、サーバー70に送信される。換言すれば、通信回路24は、測定情報に対応した送信情報を送信する。
ステップS108では、処理回路21は、スイッチ回路SW2をオフし、通信回路24を停止する。
ステップS109では、計時回路11は、電源回路12のイネーブル信号をネゲートにする。換言すれば、計時回路11は、本計測の測定期間A1が終了すると、アラーム出力端子13から電源回路12のOE端子14へのLoレベルの信号を停止する。
図6は、死活確認計測における処理の流れを示すシーケンス図である。
次に、死活確認計測の測定期間B1における各部の処理の流れを、図6を主体に、適宜、図2を交えて説明する。
ステップS401では、計時回路11は、電源回路12のイネーブル信号をアサートにする。換言すれば、計時回路11は、死活確認計測におけるアラーム設定時刻になると、アラーム出力端子13から電源回路12のOE端子14にLoレベルの信号を出力する。
ステップS402では、電源回路12は、処理回路21を含む第2回路20に電源電圧Vddを供給する。
ステップS403では、処理回路21は、スイッチ回路SW1をオンし、センサー回路23を起動する。起動したセンサー回路23は、センサーにより計測を行い、測定データを処理回路21に送信する。なお、死活確認計測においては、センサー回路23が機能しているか否かを確認できれば良いため、最初の測定データが出力される程度の時間の計測で良い。
ステップS404では、処理回路21は、測定が終了すると、スイッチ回路SW1をオフし、センサー回路23を停止する。なお、ステップS403,404を省略して、センサー回路23の生死確認を行わないことでも良い。
ステップS405では、処理回路21は、センサー回路23からの測定情報に基づき、死活監視情報を生成する。死活監視情報は、死活状態を表す特定のデータ列である。なお、センサー回路23の生死確認を省略する場合、死活監視情報は、任意のダミーデータであっても良い。
ステップS406では、処理回路21は、スイッチ回路SW2をオンし、通信回路24を起動する。
ステップS407では、通信回路24は、死活監視情報を送信する。換言すれば、通信回路24は、測定情報に対応した送信情報を送信する。
ステップS408では、処理回路21は、スイッチ回路SW2をオフし、通信回路24を停止する。
ステップS409では、計時回路11は、電源回路12のイネーブル信号をネゲートにする。換言すれば、計時回路11は、死活確認計測の測定期間B1が終了すると、アラーム出力端子13から電源回路12のOE端子14へのLoレベルの信号を停止する。
以上、述べた通り、本実施形態のセンシング装置30、センシングシステム100によれば、以下の効果を得ることができる。
センシング装置30は、センサーを含むセンサー回路23と、モード切替え端子26を有し、センサーからの測定情報を取得する処理回路21と、測定情報に対応した送信情報を送信する通信回路24と、OE端子14を有し、処理回路21に電源電圧Vddを供給する電源回路12と、時刻情報を生成する計時回路11と、入出力端子27を有するインターフェイス回路25と、初期設定用接続部50が接続される接続端子部40と、を備え、接続端子部40に初期設定用接続部50が接続されると、モード切替え端子26と、OE端子14とに、所定の電位が供給され、処理回路21は、モード切替え端子26を確認し、所定の状態であれば、初期設定モードで起動し、初期設定用接続部50、および、インターフェイス回路25を介して、計時回路11に初期設定情報を設定する。
このセンシング装置30によれば、初期設定用接続部50を接続することにより初期設定を行うため、電力消費の大きい無線通信を用いることなく初期設定を行うことができる。さらに、初期設定用接続部50による初期設定において、計時回路11にアラーム設定などの初期設定情報を設定するため、アラーム設定時に確実に処理回路21を起動することができる。
従って、初期設定を確実に行え、かつ、低消費電力のセンシング装置30を提供することができる。さらに、初期設定用接続部50を装着するだけで、簡便に初期設定を行うことができる。
また、本計測、死活確認計測において、通信回路24による無線通信を送信に特化した仕様とすることにより、待機時間を含めて消費電力が大きい受信を行わないため、より低消費電力化することができる。
また、接続端子部40には、OE端子14に接続する第1端子42と、モード切替え端子26に接続する第2端子43と、入出力端子27に接続する第3端子44と、が設けられ、接続端子部40に、初期設定用接続部50が接続されると、第1端子42、および、第2端子43には、所定の電位が供給され、電源回路12から処理回路21に電源電圧が供給される。
これによれば、所定の電位は、第1端子42を介してOE端子14に、第2端子43を介してモード切替え端子26にそれぞれ供給される。そして、OE端子14に所定の電位が供給された電源回路12から処理回路21に電源電圧Vddが供給される。
従って、初期設定を確実(簡便)に行え、かつ、低消費電力のセンシング装置30を提供することができる。
また、初期設定情報は、時刻情報、および、電源回路12を起動する時間情報であるアラーム設定情報を含む。
これによれば、アラーム設定時に確実に処理回路21を起動することができる。
また、センシングシステム100は、上記記載のセンシング装置30と、サーバー70とを含む。
これによれば、初期設定を確実(簡便)に行え、かつ、低消費電力のセンシング装置30を備えたセンシングシステム100を提供することができる。
実施形態2
***具体的な適用例***
図7は、本実施形態に係るセンシング装置の具体的な適用例を示す図である。
ここでは、上記のセンシング装置30の具体的な適用例について説明する。
センシング装置30は、例えば構造物を移動体が移動したときの、当該構造物の変形を表す物理量を検出する。具体的な構造物は、例えば図7に示すような橋梁である。
センシング装置30は、橋梁の所与の位置に配置され、橋梁を移動体が移動したときの変形を検出する。なお、ここでの移動体は、列車であってもよいし、自動車であってもよいし、他の移動体であってもよい。また、構造物は橋梁に限定されず、ビル等の建物、道路、塔、電柱、ダム、等の他の人工構造物に拡張できる。また、ここでの構造物は、山、河、崖等の自然構造物を含んでもよい。また、移動体は、構造物上を移動するものに限定されず、構造物の近傍を移動してもよい。例えば線路の近傍に建設されたビルが本実施形態に係る構造物であり、センシング装置30は、列車が線路を通過した際のビルの振動や変位を検出しても良い。
また、センシング装置30は、工場等に配置される機械のメンテナンスに用いられても良い。例えば、センシング装置30は、可動部を有する機器の動作に伴う変位等を測定する。ここでの機械とは、例えば製品の製造に用いられる製造装置であっても良いし、包装等を行う機械であっても良い。また、機械は、アームやエンドエフェクターを有するロボットであっても良い。また、メンテナンスの対象は機械に限定されず、当該機械が設置される環境、例えば床や壁面等であっても良い。
10…第1回路、11…計時回路、12…電源回路、13…アラーム出力端子、14…OE端子、15…第1電源、17…出力端子、18…基板、20…第2回路、21…処理回路、22…記憶回路、23…センサー回路、24…通信回路、25…インターフェイス回路、26…モード切替え端子、27…入出力端子、30…センシング装置、30a,30b,30c…センシング装置、40…接続端子部、41…GND端子、42…第1端子、43…第2端子、44…第3端子、50…初期設定用接続部、51…GND端子、52…接続端子、53…接続端子、54…通信端子、55…配線、57…USBケーブル、58…ノートPC、60…ゲートウェイ端末装置、70…サーバー、100…センシングシステム、A1,A2…測定期間、B1…死活監視期間、SW1…スイッチ回路、SW2…スイッチ回路、SW3…スイッチ回路。

Claims (4)

  1. センサーと、
    モード切替え端子を有し、前記センサーからの測定情報を取得する処理回路と、
    前記測定情報に対応した送信情報を送信する通信回路と、
    OE端子を有し、前記処理回路に電源電圧を供給する電源回路と、
    時刻情報を生成する計時回路と、
    入出力端子を有するインターフェイス回路と、
    初期設定用接続部が接続される接続端子部と、を備え、
    前記接続端子部に前記初期設定用接続部が接続されると、前記モード切替え端子と、前
    記OE端子とに、所定の電位が供給され、
    前記処理回路は、前記モード切替え端子を確認し、所定の状態であれば、初期設定モー
    ドで起動し、
    前記初期設定用接続部、および、前記インターフェイス回路を介して、前記計時回路に
    初期設定情報を設定し、
    前記接続端子部には、
    前記OE端子に接続する第1端子と、
    前記モード切替え端子に接続する第2端子と、
    前記入出力端子に接続する第3端子と、が設けられ、
    前記接続端子部に、前記初期設定用接続部が接続されると、
    前記第1端子、および、前記第2端子には、前記所定の電位が供給され、
    前記電源回路から前記処理回路に前記電源電圧が供給される、
    センシング装置。
  2. 前記初期設定情報は、時刻情報、および、前記電源回路を起動する時間情報であるアラ
    ーム設定情報を含む、
    請求項1に記載のセンシング装置。
  3. センサーと、
    モード切替え端子を有し、前記センサーからの測定情報を取得する処理回路と、
    前記測定情報に対応した送信情報を送信する通信回路と、
    OE端子を有し、前記処理回路に電源電圧を供給する電源回路と、
    時刻情報を生成する計時回路と、
    入出力端子を有するインターフェイス回路と、
    初期設定用接続部が接続される接続端子部と、を備え、
    前記接続端子部に前記初期設定用接続部が接続されると、前記モード切替え端子と、前
    記OE端子とに、所定の電位が供給され、
    前記処理回路は、前記モード切替え端子を確認し、所定の状態であれば、初期設定モー
    ドで起動し、
    前記初期設定用接続部、および、前記インターフェイス回路を介して、前記計時回路に
    初期設定情報を設定し、
    前記初期設定情報は、時刻情報、および、前記電源回路を起動する時間情報であるアラ
    ーム設定情報を含む
    ンシング装置。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のセンシング装置と、
    サーバーとを含む、
    センシングシステム。
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