JP7738302B2 - 光子計数検出器要素の複数のアレイを有する光学顕微鏡とその方法 - Google Patents
光子計数検出器要素の複数のアレイを有する光学顕微鏡とその方法Info
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Description
調節プロセスでは、以下の調節のうちの1つ又は複数が、光子計数検出器要素からの測定信号に応じて実行され得る。
光スポットがセンサアレイに当たる調節は、更に又は加えて、検出器の製造中に実行されてもよい。このような場合、複数のセンサアレイはまず、検出器要素が完全に機能し、読み出すことができるように、共通のPCB上に可動に配置され、動作可能に接続される。例えば、接合材料は、センサアレイとPCBとの間の微調整移動を可能にするように温めてもよい。次に、照射光が放射されて、センサアレイ上に複数の光スポットを形成する。他の場所に記載されるように、照射光はそれ自体、センサアレイ上に光スポットを形成し得る、又は蛍光などの検出光を放射する標本若しくは規準対象に衝突し得る。ここで使用される光源は、標本観察に使用される光源と同じ又は異なる光源であり得る。光スポットは、標本検査に使用される同じアレイを、より低い又は異なる強度で形成し得る。コントローラは、センサアレイの測定信号、例えば光子計数値を解釈し、センサアレイの移動に従って位置決めコマンドを出力する。例えば、コントローラは、測定信号からスポット位置を判定し得、位置決めコマンドは、それぞれのセンサアレイの中心と位置合わせされるようにスポット位置を調節するものである。代替的に、コントローラは、各センサアレイに対して総信号(例えば、1つのセンサアレイの全ての検出器要素に対して合計又は平均化された光子計数値)を判定してもよく、位置決めコマンドは、総信号を最大化するように選択される。最適化ルーチンは、測定信号に基づいてセンサアレイの位置を調節するために使用され得る。各センサアレイはそれぞれのチップによって形成され得、他のチップから独立して移動させられ得る。代替的に、センサアレイの一部又は全ては、PCBに対して移動される1つのチップによって形成され得る。
光スポットがセンサアレイに当たる場所を調節するための上記の手順の変形では、センサアレイは可動ではなく、その代わりに、光学要素がセンサアレイの正面に可動に配置される。光学要素は、センサアレイへのビーム路に配置され、相互に独立して移動して、センサアレイ上の光スポットの位置に独立して影響を及ぼすことができる。光学要素の数はセンサアレイの数に一致させてもよく、又は代替的に、隣接するセンサアレイは共通の光学要素を共有してもよい。光学要素の例は、傾斜可能ガラスプレート又はレンズ、可動透明ウェッジ、又は反射要素である。光学要素は、センサアレイ上に直接配置されてもよく、又はセンサアレイから遠ざけられるが、センサアレイに結合されて、調節後のセンサアレイとの安定的な位置関係を確実にしてもよい。光は、光学要素を介してセンサアレイまで移動し、センサアレイの測定信号は、上述したようにコントローラに供給される。コントローラは、測定信号に基づいて位置決めコマンドを生成し、光学要素は位置決めコマンドに従って移動させられる。これらの工程は、光スポットがセンサアレイの中心に来るまで、最適化ルーチンにおいて繰り返されてもよい。
複数のスーパーピクセルでのビニングパターンは、検出器に対して可変に設定され得る。各スーパーピクセルは、光子計数検出器要素のいくつかを共同で読み出して、共通の光子計数値を生成することによって形成される。各検出器要素は、作動停止させてもよく、又はスーパーピクセルのうちの1つに割り当てられてもよい。ビニングパターンは、所定の位置情報に応じて設定されてもよい。例えば、センサアレイ上の各光スポットの中心位置は、位置情報から判定されてもよく、その後、スーパーピクセルは、中心位置に対して位置合わせされてもよい。具体的には、1つ又は複数のスーパーピクセルは、各光スポットに割り当てられ、それぞれの光スポットに対して対称に配置されてもよい。円形又はリング状のスーパーピクセルの場合、対称配置は、円又はリング形状の中心が、それぞれの光スポットの判定された中心位置に一致すると理解されるものとする。また、同じスーパーピクセルにビニングされる検出器要素の数は、位置情報に応じて、特に、光スポットの断面形状又はサイズに基づいて設定され得る。光スポットが異なるサイズを有する場合、異なる光スポットに対するスーパーピクセルも、異なるサイズを有するように、すなわち、異なる数の検出器要素を備えるように設定され得る。ビニングパターンを設定することは、調節プロセスの一部又は全部を形成し得る、又は、代替的に、ビニングパターンを設定することは、記載される例示的な調節プロセスに加えて、別個のプロセスを形成し得る。
いくつかの実施形態では、各センサアレイは、検出光スポットのうちの1つによって照射される。センサアレイは、同じチップの異なる領域又は異なるチップによって形成され得る。これらの設計は、図面を参照して以下更に説明され、センサアレイが共通のPCB上又は共通のチップパッケージ内に配置される点で共通する。センサアレイは、光ビーム/光スポットのマトリックスパターンに対応するマトリックス状に精密に位置合わせされるものとする。典型的には、光スポットのパターンは固定されたままであり、よって、センサアレイの配置は、それに応じて選択されるべきである。センサアレイ間のピッチ(距離)は、光スポットのピッチと一致させるべきである。更に、検出器に対する全体としての光スポットアレイと全てのセンサアレイとの相対位置は、適切に位置合わせされるように調節されるものとする。
照射光スポットは、照射光の光分布によって形成され得る。同様に、検出光スポットは、検出光の光分布によって形成され得る。光スポットの位置は、光分布の質量中心として理解され得る。光分布は、一般に、1つの連続領域又は2つ以上の分離された領域を形成し得る任意の断面強度分布を有することができる。具体的には、1つの光分布は、捩れ又は二重螺旋PSF内で、及び/又はPSFの3D符号化のために使用されるような2つ以上の分離された領域を含み得る。1つの検出光スポットは、よって、本明細書で理解されるように、一般的に任意の形状の横方向に分離された領域を含む検出光分布によって形成され得る。異なる検出光スポットは一般に、検出器上で部分的に重複し、それらが異なる照射光分布によって引き起こされるという点で相互に区別される。
図1は、本発明の光学顕微鏡100の一実施形態を概略的に示す。光学顕微鏡は、標本6が配置され得る標本位置決め位置6Aまで誘導される照射光2を放射する光源1を備える。他の実施形態では単に任意選択的であるが、図1の例は、スキャナ3、光学要素4、及び対物レンズ5を介して誘導される照射光を示す。スキャナ3は、標本6にわたって照射光2を走査し、スキャナ位置に応じて異なるビーム路3A、3Bをもたらす。
例示的な検出器10の拡大図を図2に示す。検出器10は、それぞれがいくつかの光子計数検出器要素40を有する複数のセンサアレイ31~34を備える。この例では、各センサアレイ31~34は別個のチップ20上に形成され、全てのチップ20は共通のPCB19上に搭載される。代替的な設計では、センサアレイ31~34は同じチップ上に形成され、次いでPCB19上に搭載される。光子計数検出器要素40の数は、各検出器要素(ピクセル)40が検出器10の暗雑音全体に寄与するのに必要な程度まで少なく維持されるべきである。このようなセンサアレイ31~34のピクセルピッチは10~50μm程度であるため、検出器要素40と検出光スポットの位置とを可能な限り精密に位置合わせすることが重要である。更に、検出光スポットのピッチは、標本内の照射光スポットのピッチに関連し、このピッチは、標本にわたって走査される視野、及び電子走査-ズームに関する柔軟性に関して過度に制限されないように最小限に維持される。更に、光スポットのピッチは、結果として得られる画像の一定の変位を取得して、マイクロレンズアレイ又はピンホールアレイのようなアレイ光学要素に適合させるように、それぞれ精密に合致させるべきである。
図3は、図2の断面図であり、傾斜位置にあるガラスプレート13を示す。傾斜位置は、図2に示される光スポット15の位置合わせ不良を補正する。図3は更に、各センサアレイ31~34の正面に個々の透明プレート23を示す。透明プレート23は、センサアレイ31~34の相互の位置合わせ不良を補償するように傾斜させることができる。例えば、製造の困難さに起因して、各チップ20をPCB19上に配置する精度は、光子検出器40の直径の半分又は直径とほぼ同様であり得る。このような位置変動は、ガラスプレート23をそれぞれのチップ20の正面で個々に傾斜させることによって補償することができる。ガラスプレート23は、センサアレイ31~34上の光スポット15間の距離が センサアレイ31~34間の距離に合致するように傾斜させられる。この位置合わせ工程は最初にのみ実行され、次に固定されることが有益であり得る。この目的で、個々のガラスプレート23は、いったん位置合わせされると、更なる移動を回避するために接着され得る。対照的に、ガラスプレート13は、測定中/間、又はビーム路の構成要素の変更時に、再調節を可能にするように電動化されてもよい。
図4は、光学顕微鏡100の検出器10を概略的に示す。検出器10は複数のセンサアレイ31~34を備え、センサアレイ31~34はそれぞれ、複数の光子計数検出器要素40、具体的にはSPAD要素を備える。図4の例では、センサアレイ31~34は、同じチップ20の異なる領域として形成される。より一般的には、センサアレイ31~34の少なくともいくつかは、同じチップ40の異なる領域として形成されてもよい。各センサアレイ31~34上で、それぞれの検出光スポットが動作中に形成されて、例えば、複数の走査光ビームの並列化測定を可能にする。
図5は、センサアレイ31~34が相互に直接隣接して、同じチップ20内に共通のアレイを形成するという点で、図4の検出器と異なる代替の検出器10を示す。縦の破線は、センサアレイ31~34の境界を示す。よって、隣接センサアレイの光子計数検出器要素40は直接隣接し、チップ20の領域を効率的に又は柔軟に使用することができる。
ボンディングパッドの数を低減するための好適な例を、検出器10、すなわち共通の読出し線48に接続され、他の光子計数検出器要素もそこに接続される(図示せず)光子計数検出器要素40のうちの1つの詳細を示す図6を参照して、以下に説明する。各光子計数検出器要素40は、連続的なグローバルシャッター露光を有しつつも、ローリング読出し式に読み出され得る。光子計数検出器要素40は、感光性ダイオード41、少なくとも2つのメモリ要素44及び46、ラッチ45、並びにリセット42を備える。リセット42は、例えば、感光性ダイオード41とマス43との間に接続されたトランジスタを用いて形成され得る。各光子計数検出器要素40は、それぞれのラッチ45及びリセット42を備えてもよい。検出器10全体又はセンサアレイ31~34のうちの1つの一部若しくは全てのラッチ45及びリセット42は、一括して、すなわち同じ時点で共同で、制御され得る。2つの一括リセット事象間の時間は、露光時間を決定する。各露光時間の最後に、ラッチ45は、第1のメモリ要素44から第2のメモリ要素46へデータを転送するように制御される。次いで、第2のメモリ要素46は、共通の読出し線48につながるスイッチ47を介して転動する行読出し機構に読み出される。読出しは、後続の測定インターバル間に、露光時間と並列に行われる。
各センサアレイ31~34の光子計数検出器要素40は、列及び行に配置され得る。同じ列の一部又は全ての光子計数検出器要素40は、共通の読出し線を通じて読み出され得る。各読出し線は、ボンディングパッド25のうちの1つにつながる。これらの及び他の例示的な実施形態のボンディングパッド25はまた、他の電気接点で置き換えられてもよい。光子計数検出器要素についての行アドレスを使用して、同じ列の光子計数検出器要素40からの測定信号を区別し得る。
図8は、検出器10又はモジュール式検出器ユニット10’を概略的に示す。図示されるモジュール式検出器ユニット10’のいくつかは、行で配置されて、図5又は図7の検出器を形成する。図8は、検出器10又はモジュール式検出器ユニット10’の電気接点26及びボンディングワイヤ27を示す。電気接点26は、検出器要素40の列及び/又は行に隣接してチップ20上に配置される。検出器要素40からの光子計数信号は、電気接点26へ導かれる。ボンディングワイヤ27は、電気接点26をチップ20外のボンディングパッド25に接続する。ボンディングパッド25は、具体的にはPCB上に配置され得る。ボンディングワイヤ26は、1~3mmの長さを有し得、ボンディングパッド25は、電気接点26よりもかなり長く、例えば幅及び/又は長さ方向に少なくとも2倍とすることができる。図示されるモジュール式検出器ユニット10’のいくつかが互いに隣接して配置されて1つの検出器を形成する場合、モジュール式検出器ユニット10’が重複する千鳥状の設計が使用され得る。より具体的には、異なるモジュール式検出器ユニット10’の検出器要素40が互いに近づくように、ボンディングパッド25の領域が重複してもよい。このようにして、異なるモジュール式検出器ユニットの隣接する検出器要素間のピッチ又は間隙が回避され得る。各モジュール式検出器ユニットは、特に、他の実施形態に関して記載されるセンサアレイのうちの1つを形成し得る。
ボンディングワイヤの長さに起因する制限なしにセンサアレイ31~34の高密度2D配置を可能にするため、上述のボンディングパッド25は、シリコン貫通ビア(TSV)によって置き換えられ得る。図9は、TSV50がチップ20のウェハ又はダイを通じて延在するという点で、前述の例とは異なる検出器10又はモジュール式検出器ユニット10Bの例を概略的に示す。TSV50は、PCBに直接接続することができるボールグリッドアレイ(BGA)51に導かれ得る。チップ20をPCBに接続するために、BGA51以外の接合技術が採用されてもよい。簡潔化のため、光子計数検出器要素40及びTSV50のいくつかのみを図9に示す。TSV50は、ボンディングパッド25及び他の実施形態のボンディングパッド25につながるラインを置き換えることができるが、全ての他の態様は上記の実施形態と同様であってもよい。具体的には、いくつかの光子計数検出器要素40は、同じTSV50を共有してもよい。この目的で、いくつかの光子計数検出器要素40に対して共通の出力線を使用する上述の例のいずれも、図9の実施形態に適用され得る。代替的に、特に小型のTSV50を使用して、検出器要素40毎に1つのTSV50を設けてもよい。図9に示す実施形態の更なる変形では、いくつかのセンサアレイが、同じチップ20内の異なる領域の代わりに、別個のチップ20によって形成される。1つの大型チップと比較して、複数の小型のアレイ又はチップは、雑音、消費電力、均一性、及び/又は設計の柔軟性の点で利点を有し得る。
図10は、複数のモジュール式検出器ユニット10B~10Dを備える検出器10’、10’’、10’’’の例示的な設計を示す。各モジュール式検出器ユニット10B~10Dは、例えば、TSVを使用する図9のモジュール式検出器ユニット10Bと同様に形成され得る。TSVの代わりに、各モジュール式検出器ユニット10B~10Dはまた、センサアレイの少なくとも一方向(例えば、図9の左右方向)にボンディングワイヤを有さない別の技術も使用し得る。図10は、複数の(具体的には、同一の)モジュール式検出器ユニット10B~10Dが異なる配置で組み合わされて、それぞれの検出器を形成することを例示している。検出器10’は、空間なしに相互に直接隣接して配置されて光子計数検出器要素の1つの共通領域を形成する、いくつかのモジュール式検出器ユニット10B~10Dを備える。検出器10’’は、間隙によって互いに横方向に分離されたモジュール式検出器ユニット10B~10Dを備える。検出器10’’’の場合、モジュール式検出器ユニット10B~10D間の間隙又はピッチは、検出器10’’の間隙よりも大きい。よって、同じチップ設計は、異なる検出領域が必要とされ得るか、又は好適であり得る様々な用途で使用され得る。図10の検出器10’、10’’、及び10’’’は、異なる顕微鏡又は他の測定デバイスで使用されてもよい、又は、代替的に、検出器10’、10’’、及び10’’’は、同じ顕微鏡又は測定デバイスで使用されてもよい。
図11は、異なるモジュール式検出器ユニット10B、10Cを備える検出器10を示す。モジュール式検出器ユニット10B、10Cは、それぞれの光子計数検出器要素の数及び/又はそれぞれのスペクトル検出効率が異なっていてもよい。具体的には、モジュール式検出器ユニット10Bの波長依存感度は、モジュール式検出器ユニット10Cの光波長とは異なる光波長にピーク感度を有し得る。PSFの波長依存サイズを補うため、モジュール式検出器ユニット10B、10Cは、異なる断面サイズを有してもよく、断面サイズは、ピーク感度の波長が増大すると共に増大する。例えば、モジュール式検出器ユニット10Bが青色光に対してピーク感度を有し得る一方、モジュール式検出器ユニット10Cは赤色光に対してピーク感度を有し、モジュール式検出器ユニット10Cの断面サイズは、モジュール式検出器ユニット10Bのサイズよりも大きい。
2 照射光
2A、2B、2C、2D 照射光スポット
3 スキャナ
3A、3B スキャナ位置によるビーム路
4 光学要素
5 対物レンズ/光学要素
6 標本
6A 標本位置決め位置
7 ビームスプリッタ
8 光学要素
8A 光学ズーム要素
10、10’、10’’、10’’’ 検出器
10A、10B、10C、10D モジュール式検出器ユニット
11 検出光
13 傾斜可能透明プレート
14 可動透明ウェッジ
15 検出器10上の光スポット
19 プリント回路基板(PCB)
20 チップ
21 ペルチェクーラ
23 傾斜可能透明プレート
25 ボンディングパッド
26 電気接点
27 ボンディングワイヤ
28 色フィルタ
31~34 センサアレイ
40 光子計数検出器要素
41 検出器要素40の感光性ダイオード
42 検出器要素40のリセット
43 検出器要素40のマス
44 検出器要素40の第1のメモリ要素
45 検出器要素40のラッチ
46 検出器要素40の第2のメモリ要素
47 検出器要素40のスイッチ
48 共通の読出し線
49 nビットバス
50 シリコン貫通ビア(TSV)
51 ボールグリッドアレイ(BGA)
70 コントローラ
75 調節デバイス
100 光学顕微鏡
VOP ダイオード41に印加される電圧
Claims (22)
- 光学顕微鏡の動作方法であって、
標本位置決め位置(6A)に向けて1つ又は複数の光源(1)から複数の照射光ビームとして照射光(2)を放射し誘導して、前記標本位置決め位置(6A)において複数の分離された照射光スポット(2A、2B、2C、2D)を形成することと、
前記標本位置決め位置(6A)で前記照射光スポット(2A、2B、2C、2D)から発せられる検出光ビーム(11)を、複数のセンサアレイ(31~34)を備える検出器(10)に誘導することであって、前記センサアレイ(31~34)の各々が、光子計数検出器要素(40)を備え、前記検出光ビーム(11)が、前記センサアレイ(31~34)上に複数の光スポット(15)を形成し、前記標本位置決め位置(6A)における異なる前記照射光スポット(2A、2B、2C、2D)からの前記検出光ビーム(11)が、異なる前記センサアレイ(31~34)に誘導される、ことと、
を備え、
前記センサアレイ(31~34)からの測定信号を分析して、前記センサアレイ(31~34)上の前記光スポット(15)に関する位置情報を判定することと、
前記位置情報に基づいて、前記光スポット(15)が前記センサアレイ(31~34)に当たる場所を調節する調節プロセスであって、前記調節プロセスは、全ての前記光スポット(15)と全ての前記センサアレイ(31~34)との位置関係に、均等に影響を及ぼす調節工程を含む、調節プロセスと、
前記検出器(10)の製造中、前記光スポット(15)が前記センサアレイ(31~34)に当たる場所を調節するために、
光学要素(23)は、前記センサアレイ(31~34)の正面に可動に配置され、前記光学要素(23)は、前記それぞれのセンサアレイ(31~34)上の前記それぞれの光スポット(15)の位置に影響を及ぼし、
照射光が放射されて、前記センサアレイ(31~34)上に前記光スポット(15)を形成し、
コントローラ(70)は、前記センサアレイ(31~34)の測定信号を解釈して、位置決めコマンドを生成し、
前記光学要素(23)は、前記位置決めコマンドに従って移動させられ、
前記光学要素(23)が前記位置決めコマンドに従って移動または傾斜させられた後、前記光学要素(23)は接着剤で固定されることと、
を特徴とする、方法。 - 前記調節プロセスでは、前記センサアレイ(31~34)は、前記検出光ビーム(11)の光学軸を横断して共同で移動させられる、請求項1に記載の方法。
- 前記調節プロセスでは、共通の光学要素(13、14)が調節され、全ての照射又は検出光ビーム(11)は、前記共通の光学要素(13、14)を介して誘導され、前記共通の光学要素(13、14)の調節は、前記検出光ビーム(11)の光学軸に垂直な前記光スポット(15)の位置に影響を及ぼす、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記調節プロセスでは、前記センサアレイ(31~34)は、前記検出光ビーム(11)間の差異に応じて、前記検出光ビーム(11)の光学軸に対して共同で傾斜させられる、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記調節プロセスでは、前記センサアレイ(31~34)は、前記検出光ビーム(11)の光学軸を中心にして共同で回転させられる、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記調節プロセスでは、前記照射又は検出光ビーム(11)のビーム路に設けられる少なくとも1つの光学ズーム要素(8A)は、前記センサアレイ(31~34)上の前記光スポット(15)間のピッチを変更するように調節され、それにより、前記ピッチは前記センサアレイ(31~34)のピッチに合致する、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記照射光ビームの少なくともいくつかは、共通の標本点にわたって走査され、
同じ前記標本点について異なる照射光ビームを用いて測定される光子計数値は合体され、
使用される照射光ビームの数は、観察下の標本に応じて、又は所望の画像品質又は信号対雑音比に応じて、設定される、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。 - 前記検出器(10)の製造中、前記光スポット(15)が前記センサアレイ(31~34)に当たる場所を調節するために、
前記複数のセンサアレイ(31~34)は、共通のプリント回路基板(19)上に可動に配置され、動作可能に接続され、
前記照射光が放射されて、前記センサアレイ(31~34)上に前記複数の光スポット(15)を形成し、
コントローラ(70)は、前記センサアレイ(31~34)の測定信号を解釈して、位置決めコマンドを生成し、
前記センサアレイ(31~34)は、前記位置決めコマンドに従って移動させられる、
請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。 - 前記光学要素(23)の数は、前記センサアレイ(31~34)の数と一致している、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
- 光学要素として、傾斜可能透明プレート(23)が、前記センサアレイ(31~34)の正面に配置され、
前記傾斜可能透明プレート(23)が前記位置決めコマンドに従って傾斜させられた後、前記傾斜可能透明プレート(23)は接着剤で固定される、請求項1に記載の方法。 - 複数のスーパーピクセルを有するビニングパターンが設定され、前記スーパーピクセルの各々は、前記光子計数検出器要素(40)のいくつかを共同で読み出すことによって形成されて、共通の光子計数値を生成し、
前記ビニングパターンは、前記位置情報に応じて設定される、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。 - 前記センサアレイ(31~34)上の前記光スポット(15)の各々の中心位置が判定され、前記スーパーピクセルは、前記中心位置に対して位置合わせされる、請求項11に記載の方法。
- 光学顕微鏡であって、
標本位置決め位置(6A)において複数の分離された照射光スポット(2A、2B、2C、2D)を形成する複数の照射光ビームで、前記標本位置決め位置(6A)において標本(6)を照射するための少なくとも1つの光源(1)及び光学要素(4、5)と、
複数のセンサアレイ(31~34)を有する検出器(10)であって、前記センサアレイの各々は、前記標本(6)から発せられる検出光ビーム(11)によって前記センサアレイ(31~34)上に形成される光スポット(15)を測定するための光子計数検出器要素(40)を備え、前記標本位置決め位置(6A)における前記異なる照射光スポット(2A、2B、2C、2D)からの前記検出光ビーム(11)が、前記異なるセンサアレイ(31~34)に誘導される、検出器と、
前記少なくとも1つの光源(1)及び前記検出器(10)を制御するように構成されたコントローラ(70)と、
を備え、
前記コントローラ(70)は、前記センサアレイ(31~34)からの測定信号を分析して、前記センサアレイ(31~34)上の前記光スポット(15)に関する位置情報を判定し、前記位置情報に基づいて、前記光スポット(15)が前記センサアレイ(31~34)に当たる場所を調節するように前記光学顕微鏡の調節デバイス(75)に命令するように構成されており、前記調節には全ての前記光スポット(15)と全ての前記センサアレイ(31~34)との位置関係に均等に影響を及ぼす調節工程が含まれ、
前記検出器(10)の製造中、前記光スポット(15)が前記センサアレイ(31~34)に当たる場所を調節するために、
光学要素(23)は、前記センサアレイ(31~34)の正面に可動に配置され、前記光学要素(23)は、前記それぞれのセンサアレイ(31~34)上の前記それぞれの光スポット(15)の位置に影響を及ぼし、
照射光が放射されて、前記センサアレイ(31~34)上に前記光スポット(15)を形成し、
コントローラ(70)は、前記センサアレイ(31~34)の測定信号を解釈して、位置決めコマンドを生成し、
前記光学要素(23)は、前記位置決めコマンドに従って移動させられ、
前記光学要素(23)が前記位置決めコマンドに従って移動または傾斜させられた後、前記光学要素(23)は接着剤で固定される、光学顕微鏡。 - 前記センサアレイ(31~34)は、共通のプリント回路基板(19)上に配置され、及び/又は
前記センサアレイ(31~34)は、1つのチップ(20)の異なる領域として形成される、請求項13に記載の光学顕微鏡。 - 前記センサアレイ(31~34)は、相互に直接隣接して配置されて、1つのチップ(20)内又は1つのプリント回路基板(19)上に共通のアレイを形成する、請求項13又は14に記載の光学顕微鏡。
- 前記センサアレイ(31~34)毎に複数のボンディングパッド(25)が設けられ、
前記センサアレイ(31~34)の少なくともいくつかは、間にボンディングパッド(25)を存在させずに、相互に直接隣接して配置される、請求項13~15のいずれか一項に記載の光学顕微鏡。 - 測定光子計数信号を出力するためのボンディングパッド(25)の総数は、前記光子計数検出器要素(40)の総数よりも少なく、いくつかの前記光子計数検出器要素(40)の測定光子計数信号は、同じ前記ボンディングパッド(25)を通じて出力される、請求項13~16のいずれか一項に記載の光学顕微鏡。
- 同じ前記センサアレイ(31~34)の前記光子計数検出器要素(40)は、列及び行で配置され、
共通の読出し線(48、49)は、同じ前記列の前記光子計数検出器要素(40)を前記ボンディングパッド(25)のうちの1つに接続し、前記光子計数検出器要素(40)についての行アドレスを使用して、同じ前記列の前記光子計数検出器要素(40)からの測定信号を区別する、請求項17に記載の光学顕微鏡。 - 必要な前記ボンディングパッド(25)の数を低減するため、同じ又は異なる前記光子計数検出器要素(40)のいくつかの光子検出事象を計数するマルチビットカウンタが設けられる、請求項17又は請求項18に記載の光学顕微鏡。
- 前記光子計数検出器要素(40)の各々は、少なくとも第1のメモリ要素(44)及び第2のメモリ要素(46)を備え、光子検出事象を前記光子計数検出器要素(40)の前記第1のメモリ要素(44)に記録することができる露光時間中、前記第2のメモリ要素(46)からの測定信号の読出しを可能にする、請求項13~19のいずれか一項に記載の光学顕微鏡。
- 前記光子計数検出器要素(40)の各々は、前記第1のメモリ要素(44)を形成するSPADアノードを備える単一光子アバランチェ検出器によって形成され、前記第2のメモリ要素(46)は、前記第1のメモリ要素(44)から測定信号を受信するように構成されている、請求項20に記載の光学顕微鏡。
- 前記センサアレイ(31~34)の各々に対して複数のシリコン貫通ビア(50)が設けられ、前記光子計数検出器要素(40)のいくつかが、前記シリコン貫通ビアのうちの1つを共有する、請求項13~21のいずれか一項に記載の光学顕微鏡。
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