JP7738323B2 - オリゴヌクレオチド及び標的rnaの部位特異的編集方法 - Google Patents

オリゴヌクレオチド及び標的rnaの部位特異的編集方法

Info

Publication number
JP7738323B2
JP7738323B2 JP2021548460A JP2021548460A JP7738323B2 JP 7738323 B2 JP7738323 B2 JP 7738323B2 JP 2021548460 A JP2021548460 A JP 2021548460A JP 2021548460 A JP2021548460 A JP 2021548460A JP 7738323 B2 JP7738323 B2 JP 7738323B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
editing
target rna
oligonucleotide
rna
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021548460A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021060527A1 (ja
Inventor
将虎 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuoka University
Original Assignee
Fukuoka University
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukuoka University filed Critical Fukuoka University
Publication of JPWO2021060527A1 publication Critical patent/JPWO2021060527A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7738323B2 publication Critical patent/JP7738323B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/11DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/11DNA or RNA fragments; Modified forms thereof; Non-coding nucleic acids having a biological activity
    • C12N15/113Non-coding nucleic acids modulating the expression of genes, e.g. antisense oligonucleotides; Antisense DNA or RNA; Triplex- forming oligonucleotides; Catalytic nucleic acids, e.g. ribozymes; Nucleic acids used in co-suppression or gene silencing
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N9/00Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
    • C12N9/14Hydrolases (3)
    • C12N9/78Hydrolases (3) acting on carbon to nitrogen bonds other than peptide bonds (3.5)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12YENZYMES
    • C12Y305/00Hydrolases acting on carbon-nitrogen bonds, other than peptide bonds (3.5)
    • C12Y305/04Hydrolases acting on carbon-nitrogen bonds, other than peptide bonds (3.5) in cyclic amidines (3.5.4)
    • C12Y305/04004Adenosine deaminase (3.5.4.4)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2310/00Structure or type of the nucleic acid
    • C12N2310/10Type of nucleic acid
    • C12N2310/11Antisense
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N2310/00Structure or type of the nucleic acid
    • C12N2310/50Physical structure
    • C12N2310/53Physical structure partially self-complementary or closed
    • C12N2310/533Physical structure partially self-complementary or closed having a mismatch or nick in at least one of the strands

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Genetics & Genomics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Plant Pathology (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

本発明は、オリゴヌクレオチド及び標的RNAの部位特異的編集方法に関する。
ゲノム編集技術の開発をきっかけに、生物の設計図である遺伝情報、つまりは細胞内のDNA情報を改変することで生命現象をコントロールする方法が、疾患治療アプローチとして医療や創薬分野で用いられ始めている。DNAは細胞内で恒常的且つ不変的な分子であるため、DNA改変効果は対象細胞又は対象生物に永続的に残り続ける。一方、RNAは一過的な遺伝情報分子である。従ってRNA情報の改変は対象生物に永続的ではない一時的な遺伝情報改変効果を与えることができる。
RNA改変技術として、例えば、国際公開第2016/097212号には、標的RNAの一部に相補的なアンチセンス配列を含む標的指向性部分と、細胞に存在し、ヌクレオチドの編集を行うことができるRNA編集実体に結合してリクルートすることができるリクルート部分とを含む、標的RNA配列中のヌクレオチドの部位特異的編集のためのオリゴヌクレオチド構築物が記載されている。また例えば、国際公開第2017/010556号には、標的RNAと標的編集ガイドRNAとの複合体に二本鎖特異的アデノシンデアミナーゼ(ADAR)を作用させる部位特異的RNA変異導入方法が記載されている。
RNA編集活性を有するアデノシンデアミナーゼとして、ADAR1及びADAR2のアイソフォームが知られており、これらは生体内において細胞種特異的に発現していると考えられている。例えば、ADAR1は、ヒトの骨格筋細胞においてほとんど発現していないとされている。一方、ADAR2は、ヒトの骨髄細胞においてほとんど発現していないとされている。また、一般にヒト細胞内ではADAR1の方がより多く発現していると考えられている。
アイソフォーム特異的にADAR1の編集活性を誘導することできれば、細胞種特異的なRNA編集が可能になると考えられる。また、ヒトの細胞においてより効率的なRNA編集が可能になると考えられる。従って本発明は、ADAR1特異的に編集活性を誘導することができるオリゴヌクレオチドを提供することを目的とする。
前記課題を解決するための具体的手段は以下の通りであり、本発明は以下の態様を包含する。第一の態様は、標的RNAを特定する第一オリゴヌクレオチドと、第一オリゴヌクレオチドの5’側に連結する第二オリゴヌクレオチドと、を含み、標的RNAに対する部位特異的編集を誘導するオリゴヌクレオチドである。第一オリゴヌクレオチドは、標的RNA中のアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基と、標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結し、標的RNAに相補的な塩基配列を有する10から24残基のオリゴヌクレオチドと、標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結し、標的RNAに相補的な塩基配列を有する3から6残基のオリゴヌクレオチドとからなる。第二オリゴヌクレオチドは残基数が2から10であり、標的RNAと相補鎖を形成する。第二オリゴヌクレオチドが形成する相補鎖は、少なくとも1個のミスマッチ塩基を含んでなる。
第二の態様は、前記オリゴヌクレオチドと、標的RNAとを、アデノシンデアミナーゼ1の存在下に、接触させることを含む標的RNAの部位特異的編集方法である。
本発明によれば、ADAR1特異的に編集活性を誘導することができるオリゴヌクレオチドを提供することができる。
標的RNAと標的編集ガイドRNAとからなる複合体を示す模式図である。 インビトロでの標的RNAの編集解析結果を示す図である。 標的RNAと標的編集ガイドRNAとからなる複合体を示す模式図である。 インビトロでの標的RNAの編集解析結果を示す図である。 標的RNAと標的編集ガイドRNAとからなる複合体を示す模式図である。 標的RNAと標的編集ガイドRNAとからなる複合体を示す模式図である。 インビトロでの標的RNAの編集解析結果を示す図である。 培養細胞内での標的RNAの編集解析結果を示す図である。 培養細胞内での標的RNA編集による発光強度変化を示す図である。 培養細胞内での標的RNAの編集解析結果を示す図である。 培養細胞内での標的RNA編集による発光強度変化を示す図である。 標的RNAと標的編集ガイドRNAとからなる複合体を示す模式図である。 標的RNAと標的編集ガイドRNAとからなる複合体を示す模式図である。 インビトロでの各種の標的RNAの編集解析結果を示す図である。 標的RNAと標的編集ガイドRNAとからなる複合体を示す模式図である。 標的RNAと標的編集ガイドRNAとからなる複合体を示す模式図である。 インビトロでの標的RNAの編集解析結果を示す図である。 インビトロでの標的RNAの編集解析結果を示す図である。 インビトロでの標的RNAの編集解析結果を示す図である。
以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。ただし、以下に示す実施形態は、本発明の技術思想を具体化するための、オリゴヌクレオチドを例示するものであって、本発明は、以下に示すオリゴヌクレオチドに限定されない。
標的編集ガイドRNA
標的RNAに対する部位特異的編集を誘導するオリゴヌクレオチド(以下、標的編集ガイドRNAともいう)は、標的RNAを特定する第一オリゴヌクレオチドと、第一オリゴヌクレオチドの5’側に連結する第二オリゴヌクレオチドと、を含む。第一オリゴヌクレオチドは、標的RNA中のアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基と、標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結し、標的RNAに相補的な塩基配列を有する10から24残基のオリゴヌクレオチドと、標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結し、標的RNAに相補的な塩基配列を有する3から6残基のオリゴヌクレオチドとからなる。第二オリゴヌクレオチドは残基数が2から10であり、標的RNAと相補鎖を形成し、相補鎖は、少なくとも1個のミスマッチ塩基を含む。
標的RNAを特定する第一オリゴヌクレオチドの5’側に、少なくとも1個のミスマッチ塩基を含む相補鎖を標的RNAと形成可能な短鎖の第二オリゴヌクレオチドを含むオリゴヌクレオチドは、ADAR1の編集活性を特異的に誘導することができる。これは例えば、ミスマッチ塩基の存在がADAR1のリクルートに対しては有利に働くが、ADAR2のリクルートに対しては阻害的に働くためと考えることができる。
本実施形態の標的編集ガイドRNAにおいては、従来型の標的編集ガイドRNAと比較して長さが短い分、単純に製造コストが削減される。また、化学合成が容易になることから、遺伝子発現により標的編集ガイドRNAを細胞に導入する方法に加えて、化学的に合成した標的編集ガイドRNAを直接細胞導入する方法が容易になる。またそれに付随して、核酸医薬品開発等で用いられる既存の人工核酸等を標的編集ガイドRNAに適用できる。これにより、細胞内分解耐性の向上、細胞導入効率の向上等により、更なる高機能な標的編集ガイドRNAを提供することが可能になる。さらに標的編集ガイドRNAが編集誘導に必要な最小限残基数で構成されることで、標的RNAに対する特異性を維持しつつ、編集標的であるアデノシン残基以外の位置におけるオフターゲット編集を抑制することができる。
標的編集ガイドRNAは、例えば、標的編集を触媒するADARのうちADAR1を特異的に標的RNAにリクルートすることで、標的RNAに対する部位特異的編集を誘導する。ADARは二本鎖RNA中のアデノシン残基を加水分解的脱アミノ化反応によりイノシン残基に変換する酵素であり、哺乳動物の細胞に広く存在する。イノシン残基は構造がグアノシン残基と類似しているため、RNA情報の翻訳時にはグアノシン残基として翻訳され、その結果としてRNA情報が編集される。アミノ酸をコードしている部分にこのようなRNA編集が生じると、ゲノム上にDNA変異がないにも関わらずアミノ酸置換等が生じ、標的遺伝子の機能を制御できる。
標的編集ガイドRNAは、哺乳動物の細胞に導入されると、細胞中に存在するADAR1を特異的に標的RNAにリクルートして、標的RNAに対する部位特異的編集を誘導することができる。
本実施形態の標的編集ガイドRNAは、ADAR1特異的に編集活性を誘導することができる。ADAR1特異的とは、例えば、in vitroにおいては、ADAR1に対する編集誘導活性のADAR2に対する編集誘導活性に対する比が1を超えることを意味し、好ましくは1.5以上、2以上または5以上であることを意味する。なお、ADAR1及びADAR2に対する編集誘導活性は、アデノシンデアミナーゼによって編集されることが知られているHTR2C RNA(セロトニン2C型受容体mRNA前駆体)に対してそれぞれ編集反応を行った場合に、ADAR1についてはA部位が約30%、ADAR2についてはD部位が約90%の編集割合を示すようにADAR1及びADAR2の濃度を調整した条件下で評価される。また、In cellにおいては、同一の発現ベクターを用いて構築したADAR1発現プラスミドとADAR2発現プラスミドとを用いて、細胞内に同一条件でトランスフェクションして発現させた場合に、同一の標的編集部位に対する編集誘導効率がADAR1の方が高い場合を言う。
標的編集ガイドRNAが含む第一オリゴヌクレオチドは、標的RNAを特定する。標的RNAは、編集対象となるアデノシン残基を含むものであれば、特に制限はなく、細胞性RNA、ウイルス性RNAのいずれもよく、通常はタンパク質をコードするmRNA前駆体又はmRNAである。標的RNAにおける編集部位は、非翻訳領域、スプライス領域、エクソン、イントロン、又はRNAの安定性、構造もしくは機能に影響するいずれの領域に存在してもよい。また標的RNAは、修正又は変更すべき変異を含むものであってもよい。あるいは標的RNAはその配列が、天然型とは異なる表現型をコードするように変異されたものであってもよい。
標的RNAは、タンパク質をコードするRNAであることが好ましく、コードされるタンパク質として具体的には、セロトニン受容体、グルタミン酸受容体、膜電位依存型カリウムチャネル、STAT3、NFkBIA、MAPK14等のシグナル伝達に関わるリン酸化タンパク質などを挙げることができる。
標的編集ガイドRNAは、例えば遺伝性疾患の治療に適用することができる。遺伝性疾患としては、嚢胞性線維症、白皮症、α-1アンチトリプシン欠損症、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症、喘息、β-サラセミア、CADASIL症候群、シャルコー・マリー・トゥース病、慢性閉塞性肺(COPD)、遠位脊髄性筋萎縮症(DSMA)、デュシェンヌ/ベッカー型筋ジストロフィー、ジストロフィー表皮水疱症、Epidermylosis水疱症、ファブリー病、第V因子ライデン関連する障害、家族性腺腫、ポリポーシス、ガラクトース血症、ゴーシェ病、グルコース-6-リン酸脱水素酵素欠損症、血友病、遺伝性ヘマクロマトーシス、ハンター症候群、ハンチントン病、ハーラー症候群、炎症性腸疾患(IBD)、遺伝性多凝集症候群、レーバー先天性黒内障、レッシュニャン症候群、リンチ症候群、マルファン症候群、ムコ多糖症、筋ジストロフィー、筋緊張型ジストロフィー型I及びII、神経線維腫症、ニーマン-ピック病A、B及びC型、NY-eso1関連膵臓癌、パーキンソン病、ポイツ-ジェガース症候群、フェニルケトン尿症、ポンペ病、原発性毛様体病、プロトロンビンG20210A突然変異のようなプロトロンビン変異関連疾患、肺高血圧症、網膜色素変性症、サンドホッフ病、重症複合免疫不全症候群(SCID)、鎌状赤血球貧血、脊髄性筋萎縮症、スタルガルト病、テイ・サックス病、アッシャー症候群、X連鎖免疫不全、癌の様々な形態(例えばBRCA1及び2関連乳癌、卵巣癌等)などが挙げられる。
第一オリゴヌクレオチドは、標的RNA中の編集標的となるアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基と、前記標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結し、標的RNAの対応する塩基配列に対して相補的な塩基配列を有する10から24残基の3’側オリゴヌクレオチドと、標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結し、標的RNAの対応する塩基配列に対して相補的な塩基配列を有する3から6残基の3’側オリゴヌクレオチドとからなる。標的対応ヌクレオチド残基の5’側と3’側にそれぞれ連結するオリゴヌクレオチドが標的RNAと二本鎖を形成して、全体として相補鎖(以下、第一相補鎖ともいう)を形成することで、標的RNA、及び標的RNAにおける編集標的部位が特定される。ここで相補的な塩基配列には、ワトソン-クリック型の塩基対を形成する塩基配列に加えて、例えば、G-U塩基対等の熱力学的に安定な非ワトソン-クリック型のゆらぎ塩基対を形成する塩基配列が含まれる。
標的対応ヌクレオチド残基は、編集標的となるアデノシン残基に対応するヌクレオチド残基であり、例えばシチジン残基、ウリジン残基、アデノシン残基又はそれらの誘導体である。標的対応ヌクレオチド残基は、好ましくは編集標的となるアデノシン残基と塩基対を形成しない塩基であり、より好ましくはシチジン残基又はその誘導体であり、さらに好ましくはシチジン残基である。
第一オリゴヌクレオチドにおいて、標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結し、標的RNAに相補的な塩基配列を有するオリゴヌクレオチドの残基数は、10以上24以下であり、好ましくは11以上、12以上または13以上であり、また好ましくは22以下、20以下、18以下、16以下または15以下である。残基数が前記範囲であると、ADAR1に対する特異性がより向上する傾向がある。
第1オリゴヌクレオチドにおいて、標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結するオリゴヌクレオチドは、標的RNAに対してミスマッチ塩基を含まない相補的な塩基配列を有していてよい。その場合、標的RNAは編集標的となるアデノシン残基の5’側にグアノシン残基が連結していないことが好ましい。すなわち、標的RNAの編集標的であるアデノシン残基の5’側に連結する塩基が、アデノシン残基、シチジン残基又はウリジン残基である場合、第1オリゴヌクレオチドにおいて、標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結するオリゴヌクレオチドは、標的RNAに対してミスマッチ塩基を含まない相補的な塩基配列を有することが好ましい。
第一オリゴヌクレオチドにおいて、標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結するオリゴヌクレオチドは、標的RNAの塩基配列に対して非相補的な塩基を含んでいてもよい。例えば、編集標的となるアデノシン残基の5’側にグアノシン残基が連結する標的RNAでは、編集誘導活性が低下する場合がある。その場合であっても、第1オリゴヌクレオチドが、そのグアノシン残基に対して非相補的な塩基を含む塩基配列を有することで編集誘導活性を向上させることができる。そのグアノシン残基に対する非相補的な塩基は、例えばグアノシン残基であってよい。すなわち、編集標的となるアデノシン残基の5’側にグアノシン残基が連結する標的RNAに対する標的編集ガイドRNAは、標的対応ヌクレオチド残基の3’側にグアノシン残基が連結していてよい。
第一オリゴヌクレオチドにおいて、標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結し、標的RNAに相補的な塩基配列を有するオリゴヌクレオチドの残基数は、3以上6以下であり、好ましくは3以上5以下、3以上4以下または3である。残基数が前記範囲であると、ADAR1に対する特異性がより向上する傾向がある。
第二オリゴヌクレオチドは、標的RNAと1個以上のミスマッチ塩基を含む相補鎖(以下、第二相補鎖ともいう)を形成する。第二オリゴヌクレオチドの残基数は、2以上10以下または4以上8以下である。第二オリゴヌクレオチドの残基数は、例えば3以上であり、好ましくは4以上または5以上であり、また例えば10以下であり、好ましくは9以下、8以下または7以下である。残基数が前記範囲内であると、編集誘導がより増進する傾向がある。第二相補鎖におけるミスマッチ塩基数は、例えば3以下であり、好ましくは1個である。
第二相補鎖におけるミスマッチ塩基は、ミスマッチ塩基対を形成するものであってよく、完全相補鎖を形成する標的RNAまたは第二オリゴヌクレオチドの少なくとも一方に挿入されるヌクレオチド残基に由来するものであってもよい。ミスマッチ塩基は、完全相補鎖に挿入されるヌクレオチド残基に由来するものであることが好ましく、完全相補鎖の標的RNA側に挿入されるヌクレオチド残基に由来するものであることがより好ましい。これにより編集誘導がより増進される傾向がある。ここでミスマッチ塩基対とは、標的RNA及び第二オリゴヌクレオチドにおける対応する2つの塩基が、安定な塩基対を形成しない組み合わせであることを意味する。
第二相補鎖におけるミスマッチ塩基の位置は、標的RNAと第一オリゴヌクレオチドからなる第一相補鎖の標的RNAの3’側または第一オリゴヌクレオチドの5’側の1残基目から3残基目のいずれであることが好ましく、1残基目であることがより好ましい。
第二相補鎖におけるミスマッチ塩基は、例えば、第一相補鎖を形成する標的RNAの3’側に連結する1残基目に挿入されたヌクレオチド残基に由来するものであってよく、第一相補鎖を形成する第一オリゴヌクレオチドの5’側の1残基目に形成されるミスマッチ塩基対であってよい。
標的編集ガイドRNAの一態様は、標的RNAと第一相補鎖を形成する第一オリゴヌクレオチドが、標的対応ヌクレオチド残基としてのシチジン残基と、標的RNAの塩基配列と相補的な塩基配列を有し、標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結する残基数が12から16のオリゴヌクレオチドと、標的RNAの塩基配列と相補的な塩基配列を有し、標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結する残基数が3のオリゴヌクレオチドとを含み、第二オリゴヌクレオチドが、第一相補鎖を形成する標的RNAの3’側の2残基目以降に相補的な塩基配列を有し、残基数が4から8のオリゴヌクレオチドを含む。
標的編集ガイドRNAを構成するヌクレオチド残基は、天然型のリボヌクレオチド残基であっても、非天然型の修飾ヌクレオチド残基であってもよい。修飾ヌクレオチド残基には、ヌクレオシド間のホスホジエステル結合を修飾したもの、リボースの2’水酸基を修飾したもの、分子内架橋されたリボースを含むもの、プリン塩基及びピリミジン塩基の少なくとも一方を修飾したもの等が含まれる。ホスホジエステル結合部分の修飾の例としては、例えば、ホスホロチオエート化、メチルホスホネート化、メチルチオホスホネート化、ホスホロジチオエート化、ホスホロアミデート化、ペプチド結合置換等が挙げられる。リボースの2’水酸基の修飾の例としては、2’-O-メチル化、2’-O-メトキシエチル化、2’-O-アミノプロピル(AP)化、2’-フルオロ化、2’-O-メチルカルバモイルエチル化、3,3-ジメチルアリル化、デオキシリボヌクレオチド化等が挙げられる。リボースの分子内架橋体の例としては、2’位と4’位が架橋したヌクレオチド(2’,4’-BNA)が挙げられる。2’,4’-BNAには、例えば、LNAとも称されるロックド核酸(α-L-メチレンオキシ(4’-CH-O-2’)BNA又はβ-D-メチレンオキシ(4’-CH-O-2’)BNA、ENAとも称されるエチレンオキシ(4’-(CH-O-2’)BNA)、β-D-チオ(4’-CH-S-2’)BNA、アミノオキシ(4’-CH-O-N(R)-2’)BNA(Rは、H又はCH3)、2’,4’-BNANCとも称されるオキシアミノ(4’-CH-N(R)-O-2’)BNA(Rは、H又はCH)、2’,4’-BNACOC、3’-アミノ-2’,4’-BNA、5’-メチルBNA、cEt-BNAとも称される(4’-CH(CH)-O-2’)BNA、cMOE-BNAとも称される(4’-CH(CHOCH)-O-2’)BNA、AmNAとも称されるアミド型BNA(4’-C(O)-N(R)-2’)BNA(Rは、H又はCH)等が挙げられる。塩基部分の修飾の例としては、ハロゲン化;メチル化、エチル化、n-プロピル化、イソプロピル化、シクロプロピル化、n-ブチル化、イソブチル化、s-ブチル化、t-ブチル化、シクロブチル化等のアルキル化;水酸化;アミノ化;脱アミノ化;デメチル化等が挙げられる。
標的RNAの部位特異的編集方法
標的RNAの部位特異的編集方法は、標的RNAと、標的RNAに対する部位特異的編集を誘導するオリゴヌクレオチドである標的編集ガイドRNAとを、アデノシンデアミナーゼ1の存在下に、接触させることを含む。標的編集ガイドRNAが標的RNAとミスマッチ塩基を含む二本鎖を形成し、アデノシンデアミナーゼ1を特異的にリクルートすることで、標的RNAが含むアデノシン残基を部位特異的にイノシン残基に変換することができる。標的RNAの部位特異的編集方法は、in vitroで行われてもよく、in vivoで行われてもよい。
標的RNAの部位特異的編集方法は、例えば、標的RNAを有する真核細胞に、上述した標的編集ガイドRNAを導入又は発現させることで行うことができる。標的編集ガイドRNAの真核細胞への導入方法には、核酸医薬で用いられる種々の手法から適宜選択して適用することができる。また標的編集ガイドRNAを発現可能なプラスミド等を真核細胞に導入することで、真核細胞中に標的編集ガイドRNAを発現させることができる。
標的編集ガイドRNAを用いる標的RNAの部位特異的編集方法を、糖鎖修飾部位、リン酸化部位、金属配位部位等の細胞内タンパク質の機能発現に関わるアミノ酸の変異に適用することで、細胞内タンパク質機能を一時的に制御するという新たな方法論を提供することが可能になる。また標的編集ガイドRNAを用いる標的RNAの部位特異的編集方法による生体内タンパク質の機能制御方法を一般化することで、生命科学分野の研究の発展に貢献できる分子技術となる。
従来、siRNAによる標的タンパク質発現の抑制、又はアプタマーと呼ばれる機能性RNAによる標的タンパク質の機能制御を利用した核酸医薬が開発されている。しかしながら、mRNAの情報を変換し、mRNAがコードする標的タンパク質の機能を改変する医薬は未だ例を見ない。従って、標的編集ガイドRNAは、これまでない薬効を示す新規核酸医薬品を生み出す可能性を秘めている。
例えば、ナンセンス変異型遺伝性疾患は、遺伝子上の点変異によって形成された終止コドンにより、本来のタンパク質が合成されなくことに起因する疾患である。ナンセンス変異型遺伝性疾患としては、例えば、筋ジストロフィー、多発性硬化症、アルツハイマー病、神経組織変性、パーキンソン病などの神経疾患、癌などが挙げられる。例えば、標的編集ガイドRNAによって、UAA、UAG、UGA等の終止コドンを編集することにより、上記疾患に対するこれまでにないメカニズムを有する核酸医薬としての用途が考えられる。具体的には例えば、終止コドンであるUAGをトリプトファンコドンであるUIGへと編集することで、タンパク質合成を制御することが考えられる。
また例えば、細胞内で重要な働きを持つタンパク質の多くは、リン酸化・脱リン酸化によって機能のON/OFFが精密に制御されており、リン酸化・脱リン酸化の異常が癌を含む様々な疾患に深く関与していることが示唆されている。タンパク質のリン酸化部位としてはTyr、Thr、Ser等を挙げることができる。標的編集ガイドRNAによってこれらのアミノ酸をコードするコドンを他のアミノ酸をコードするコドンへと編集することにより、タンパク質のリン酸化を抑制することが可能になる。具体的には例えば、TyrコドンであるUACを、CysコドンであるUICへと編集することで細胞内タンパク質のリン酸化を制御することができる。
本発明は、別の態様として、遺伝性疾患の処置に用いられる医薬組成物の製造における標的編集ガイドRNAの使用、遺伝性疾患の処置における標的編集ガイドRNAの使用、遺伝性疾患の処置に使用される標的編集ガイドRNAをも包含する。処置の対象は、例えば、哺乳動物であり、哺乳動物はヒトを含む。また、処置の対象は、非ヒト動物であってもよい。
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
アデノシンデアミナーゼの調製
アデノシンデアミナーゼとして、組換えhADAR2及びhADAR1p110を、文献(Macbeth, MR. and Bass, BL. Methods Enzymol. 424, 319-331 (2007)、 Fukuda, M. et al. Sci. Rep. srep41478 (2017))の記載に準じて、酵母発現系を用いて合成・精製して調製した。また、hADAR2、hADAR1p110及びhADAR1p150を発現するプラスミド(pYES_A_hADAR2p110、pYES_A_hADAR1p110、pYES_A_hADAR1p150)を常法により調製した。
モデル標的RNAの調製:Rluc_sRNAの合成
psiCHECKTM-2 Vector(プロメガ社)から、常法により転写して調製したRluc_WT RNA(配列番号1)を0.2nMになるように調製した。組み換えhADAR2を終濃度1μMとなるように加え、editing reaction buffer(20mM HEPES-KOH(pH7.5),2mM MgCl,100mM NaCl,0.5mM DTT,0.01% TritonX-100,5%glycerol)中において37℃で2時間インキュベートすることにより、in vitro編集反応を行なった。
編集反応後のRluc_WT RNAをフェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈殿により精製した。次いで、Primescript Reverse Transcriptase II(TaKaRa)を用いて、Rluc_WT_BamR01プライマー(配列番号2)によりcDNAを合成した。その後、Rluc_WT_EcoF01プライマー(配列番号3)及びRluc_WT_BamR01プライマー(配列番号2)、PrimeStar GXL DNA Polymerase(TaKaRa)を用いてPCR(30サイクル、変性:98℃,10秒、アニーリング:55℃,15秒、伸長:68℃,60秒)によりcDNAを増幅した。次いで、得られたcDNAをインサートDNAとして、以下のようにしてpUC19プラスミドにクローニングした。インサートDNA及びpUC19プラスミドをEcoRI(TaKaRa)及びBamHI(TaKaRa)を用いて37℃で1時間の制限酵素消化を行なった後、フェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈殿により、それぞれのDNAを精製した。制限酵素消化後のpUC19プラスミドとインサートDNAが1:3のモル比となるように混合し、DNA Ligation Kit <Mighty Mix>(TaKaRa)を用いてライゲーション反応を行なった。得られたライゲーションサンプルをDH5αに形質転換し、LB寒天プレートを用いて37℃で一晩培養した後、QIAprep Spin Miniprep Kit(QIAGEN)を用いてプラスミドを抽出した。得られたプラスミドDNAの塩基配列解析を行い、Rluc_WTのA122がGに変異した配列(Rluc_K41R)及びRluc_K41RがクローニングされたプラスミドDNA(pUC19-Rluc_K41R)を得た。
pUC19-Rluc_K41Rを鋳型にして、5’側断片をRluc_NheF01プライマー(配列番号4)とRL_W104X_RVプライマー(配列番号5)、3’側断片をRluc_XhoR01プライマー(配列番号6)と RL_W104X_FWプライマー(配列番号7)を用いてPrimeStar GXL DNA Polymerase(TaKaRa)により1st PCR(30サイクル、変性:98℃,10秒、アニーリング:55℃,15秒、伸長:68℃,40秒)を行なった。次に、それぞれのPCR産物を100倍希釈し、Rluc_NheF01プライマー及びRluc_XhoR01プライマーを用いてPrimeStar GXL DNA Polymerase(TaKaRa)により2nd PCR(30サイクル、変性:98℃,10秒、アニーリング:55℃,15秒、伸長:68℃,60秒)を行ない、フェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈殿により精製し、Rluc_K41RのG311をAに変異させた配列を有するDNA(Rluc_K41R_W104X)(配列番号10)を得た。
得られたDNA(Rluc_K41R_W104X)及びpsiCHECKTM-2 Vector(promega)について、NheI(TaKaRa)及びXhoI(TaKaRa)を用いて37℃で1時間の制限酵素消化を行なった後、フェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈殿により、それぞれのDNAを精製した。制限酵素消化後のRluc_K41R_W104XとpsiCHECKTM-2 Vectorを3:1のモル比となるように混合し、DNA Ligation Kit <Mighty Mix>(TaKaRa)を用いてライゲーション反応を行なった。得られたライゲーションサンプルをDH5αに形質転換し、LB寒天プレートを用いて37℃で一晩培養した。選別したコロニーをLB液体培地にて37℃で一晩培養し、QIAprep Spin Miniprep Kit(QIAGEN)を用いてプラスミドを抽出した。その後、塩基配列解析により得られたプラスミドの配列を確認した。
配列を確認したプラスミドを鋳型に、T7_Rluc_sRNA_F01プライマー(配列番号8)及びRluc_sRNA_R01プライマー(配列番号9)、PrimeStar GXL DNA Polymerase(TaKaRa)を用いてPCR(30サイクル(変性:98℃,10秒、アニーリング:55℃,15秒、伸長:68℃,20秒))により、in vitro転写反応用の鋳型DNAを増幅し、フェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈殿により精製した。AmpliScribe T7 Kit(Epicentre Biotechnologies)を用いてin vitro転写を行なってRluc_sRNA(配列番号11)を得た。合成後のRluc_sRNAについて、8M尿素を含む5%ポリアクリルアミドゲルを用いて切り出し精製を行ない、以降の試験に用いた。
以下に、Rluc_WT_RNA、Rluc_K41R_W104X及びRluc_sRNAの配列、並びに上記で用いたプライマーの配列を示す。なお、表中の下線は、編集標的のアデノシン残基を示す。
(実施例1)
モデル標的RNA(Rluc_sRNA)に対する標的編集ガイドRNA(以下、gRNAと表記することがある)として、以下に配列を示すオリゴリボヌクレオチドAD1-gRNA01(配列番号12)、AD1-gRNA03(配列番号13)及びAD1-gRNA04(配列番号14)を常法により調製した。
(参考例1)
モデル標的RNA(Rluc_sRNA)に対する標的編集ガイドRNAとして、以下に配列を示す5’AS AD-gRNA(配列番号15;以下、5’ASと略記することがある)及び3’AS AD-gRNA(配列番号16;以下、3’ASと略記することがある)を、国際公開第2017/010556号の記載に準じて調製した。併せて、5’AS及び3’ASにおけるアンチセンス領域(ASR)の配列を有するオリゴリボヌクレオチド(以下、5’ASR:配列番号17;3’ASR:配列番号18)を常法により調製した。
モデル標的RNAとAD1-gRNA01等とから形成される複合体を示す概念図を図1に示す。図1に示すように、複合体では、編集標的のアデニン残基(A)に対応するgRNAの残基がシチジン残基(C)になっており、ミスマッチ塩基対を形成している。また、モデル標的RNAの編集標的のアデニン残基から3’側の4残基目のシチジン残基に対応するgRNA側の残基がなく、モデル標的RNAにミスマッチ塩基が挿入された状態になっている。
編集誘導活性の評価
上記で調製した標的編集ガイドRNAを用いて、以下のようにして編集誘導活性を評価した。
アニーリング反応
0.3μMのRluc_sRNAと、0.9μMの実施例1及び参考例1のgRNAとをアニーリングbuffer(10mM Tri-HCl(pH7.6),150mM NaCl)中で、80℃,3min加熱し、15minかけて25℃まで冷却した。
in vitro編集反応
アニーリング反応によりRluc_sRNAがgRNAと完全に複合体を形成したと仮定し、以下のRluc_sRNA-gRNA複合体濃度を計算した。編集反応は、editing reaction buffer(20mM HEPES-KOH(pH7.5),2mM MgCl2,100mM NaCl,0.5mM DTT,0.01% TritonX-100,5% glycerol)中、5nMRluc_sRNA-gRNA複合体に対して、組み換えhADAR2を12.5nM又は組み換えhADAR1を250nM加え、37℃で1時間インキュベートすることで行なった。なお、hADAR2及びhADAR1の濃度は、これらによって編集されることが知られているHTR2C RNA(セロトニン2C型受容体mRNA前駆体)に対してそれぞれ編集反応を行った場合に、それぞれが同程度の編集割合を示すように調整した。
編集解析
編集反応後のRluc_sRNAをフェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈殿により精製し、Primescript Reverse Transcriptase II(TaKaRa)を用いて、Rluc_sRNA_R01プライマー(配列番号9)によりcDNAを合成した。その後、Rluc_sRNA_F01プライマー(配列番号19)及びRluc_sRNA_R01プライマー(配列番号9)、並びにPrimeStar GXL DNA Polymerase(TaKaRa)を用いてPCR(変性:98℃,10秒、アニーリング:55℃,15秒、伸長:68℃,20秒)により、cDNAを増幅した。得られたcDNAの配列解析はRluc_sRNA_F01プライマー(配列番号19)、Big Dye Terminator v3.1 Cycle Sequence Kitを用いてシーケンシング反応を行ない、Applied Biosystem 3500 Genetic Analyzer(Thermo Fisher Scientific)により解析した。シーケンシングにより得られたクロマトチャートより、標的部位(A311)のピーク高比(G/(G+A))から編集割合(%)を算出した。結果を図2に示す。また、得られた編集割合から、hADAR2による編集割合に対するhADAR1による編集割合の比を算出した。結果を表7に示す。
AD1-gRNAは、従来の標的編集ガイドRNA(5’AS,3’AS)と比べてhADAR1に対して同程度の編集誘導活性を示した。また、AD1-gRNAはhADAR1に対して特異的に編集誘導活性を示した。
(実施例2)
モデル標的RNA(Rluc_sRNA)に対する標的編集ガイドRNAとして、以下に配列を示すオリゴリボヌクレオチドAD1-gRNA03.1(配列番号20)、AD1-gRNA03.2(配列番号21)、AD1-gRNA03.3(配列番号22)及びAD1-gRNA03.4(配列番号23)を常法により調製した。
モデル標的RNAとAD1-gRNA03等とから形成される複合体を示す概念図を図3に示す。
編集誘導活性の評価
得られたオリゴリボヌクレオチドについて、上記と同様にして編集誘導活性を評価した。結果を図4及び表9に示す。なお、hADAR1として上記で用いたものとは異なるロットのものを用いたため、編集反応に用いたhADAR1及びhADAR2の濃度が実施例1とは異なっている。
標的編集ガイドRNAにおける第二オリゴヌクレオチドの残基数によって、編集誘導活性及び特異性が変化することがわかる。
(実施例3)
モデル標的RNAにおけるミスマッチ塩基をCの代わりにA、U、及びGに変更したモデル標的RNAを上記と同様にして調製した。また、以下に配列を示すオリゴリボヌクレオチドAD1-gRNA03Gm(配列番号24)を常法により調製した。
ミスマッチ塩基を変更したモデル標的RNAとAD1-gRNA03から形成される複合体、及びモデル標的RNAとAD1-gRNA03Gmから形成される複合体の概念図を図5A及び図5Bに示す。図5Bに示すようにモデル標的RNAとAD1-gRNA03Gmから形成される複合体では、編集標的以外のミスマッチ塩基は存在していない。
編集誘導活性の評価
ミスマッチ塩基を変更したモデル標的RNAに対するAD1-gRNA03の編集誘導活性、及びモデル標的RNAに対するAD1-gRNA03Gmの編集誘導活性を、上記と同様にして評価した。結果を図6及び表11に示す。
hADAR1に対する特異的な編集誘導活性にミスマッチ塩基の種類がある程度影響した。またミスマッチ塩基が存在しないAD1-gRNA03Gmでは、hADAR1に対する特異性が低下した。
(実施例4)培養細胞内での編集誘導活性の評価1
hADAR1p110を発現するプラスミドpcDNA3.1(-)Hygro_ADAR1p110を以下のようにして構築した。また同様にしてADAR2を発現するプラスミドpcDNA3.1(-)Hygro_ADAR2を構築した。
pYES/NT_A_ADAR1p110を鋳型とし、0.3μM HisADAR2_XbaF01プライマー(配列番号25)、0.3μM ADAR1-cMyc-1stR01プライマー(配列番号26)を用いて伸長反応3分の条件で1st PCRを行った。100倍希釈した1stPCR産物を鋳型とし、0.3μM HisADAR2_XbaF01プライマー(配列番号25)と、0.3μM cMyc_2nd_HindR01プライマー(配列番号27)とを用いて伸長反応3分の条件で2nd PCRを行い、インサートDNAを増幅した。インサートDNAとpcDNA3.1(-)HygroをXbaIおよびHindIIIを用いて37℃で1時間酵素反応を行った。フェノール/クロロホルム抽出およびエタノール沈殿により精製した後、2μLを20μLのE.coli DH5αcompetent cells(TaKaRa)に加えて形質転換を行い、LBアンピシリン寒天培地で一晩培養した。生じたコロニーを鋳型とし、0.3μM T7proGGGプライマー(配列番号28)、0.3μM BGH reverseプライマー(配列弁号29)を用いて、伸長反応2分の条件でPCRをし、インサートチェックを行い、目的断片長の増幅産物を生じたクローンを液培した。抽出したプラスミドの配列を0.165μM T7proGGGプライマー、0.165μM BGH reverseプライマー、0.165μM ADAR1_seqF01プライマー(配列番号30)、0.165μM ADAR1_seqF02プライマー(配列番号31)、0.165μM ADAR1_seqF03プライマー(配列番号32)を用いてBig Dye Terminator v3.1 Cycle Sequencing Kit(ABI)を用いてシークエンシング反応し、塩基配列解析を行った。
(A)細胞培養
HeLa細胞を24-well Plateに5.0×10cells/wellとなるように継代し、48時間培養した。X-tremeGENETM HP DNA Transfection Reagent(Roche)を用いて50ngのpsiCHECK2TM_Rluc_K41R_W104Xと、250ngのpcDNA3.1(-)Hygro_ADAR1p110又はpcDNA3.1(-)Hygro_ADAR2と、250ngのgRNAを発現するプラスミドとをTransfectionした。gRNAを発現するプラスミドとしては、5’AS AD-gRNA、AD1-gRNA01又はAD1-gRNA03を発現するプラスミドを、国際公開第2019/111957号の参考例2と同様にして構築して用いた。
(B)編集解析方法
24-well Plateで培養した細胞から、セパゾール RNA I Super G(ナカライ)を用いてtotal RNAを抽出し、Recombinant DNase I(TaKaRa)を用いてDNase処理を行った後、フェノール/クロロホルム抽出、エタノール沈殿により精製した。PrimeScript II Reverse Transcriptase(TaKaRa)、Total RNA 0.5μg、0.25μM Oligo(dT)17(配列番号33)を用いた逆転写反応を行ない、cDNAを増幅した。PrimeStar GXL DNA polymerase(TaKaRa)、Rluc_F01プライマー(配列番号34)、3’-Adpプライマー(配列番号35)を用いて1stPCR(30サイクル(変性:98℃,10秒、アニーリング:55℃,15秒、伸長:68℃,60秒))を行った。1stPCR産物を200倍希釈したcDNAを鋳型に、PrimeStar GXL DNA polymerase(TaKaRa)、Rluc_F01プライマー(配列番号34)、Rluc_R01プライマー(配列番号36)を用いて2ndPCR(30サイクル(変性:98℃,10秒、アニーリング:55℃,15秒、伸長:68℃ 60秒))を行い、Rlucフラグメントを増幅した。Big Dye Terminator v3.1 Cycle Sequence Kit(Thermo Fisher Scientific)、0.165μM Rluc_sRNA_F01プライマー(配列番号19)を用いてシーケンシング反応を行ない、Applied Biosystems 3500 Genetic Analyzer(Thermo Fisher Scientific)により解析した。シーケンシングにより得られたクロマトチャートより、標的部位(A311)のピーク高比(G/(G+A))から編集割合(%)を算出した。結果を図7及び表14に示す。
(C)ルシフェラーゼレポーターアッセイ方法
Dual-Luciferase Reporter Assay System(Promega)を使用した。24-well Plateで培養した細胞に100μLのPassive Lysis Buffer(Promega)を用いて細胞抽出液を得た。得られた細胞抽出液20μLにLARII 100μLを添加し、60秒後、GloMax(R)20/20 Luminometer(Promega)によりFirefly luciferase(Fluc)の発光強度を測定した。その後すぐに、Stop&Glo Reagentを100μL添加し、60秒後にRenilla luciferase(Rluc)の発光強度を測定した。発光強度は、Flucによりノーマライズした。結果を図8及び表14に示す。
標的編集ガイドRNAは、細胞内においてもADAR1特異的にRNA編集活性を誘導することがわかる。
(実施例5)培養細胞内での編集誘導活性の評価2
gRNAを発現するプラスミドとして、以下に配列を示すAD1-gRNA05(配列番号37)又はAD1-gRNA06(配列番号38)を発現するプラスミドを上記と同様に構築して用いたこと以外は実施例4と同様にして、培養細胞内での編集誘導活性を評価した。結果を図9及び図10に示す。また、モデル標的RNAと、AD1-gRNA05又はAD1-gRNA06とから形成される複合体を示す概念図を図11A及び図11Bに示す。
第一オリゴヌクレオチドを伸長することで、ADAR1への選択性を損なうことなく細胞内での編集誘導活性が改善されることがわかる。
(実施例6)
モデル標的RNAとして以下に配列を示すAcGFP_sRNA02(配列番号39)を、上記と同様にして調製した。モデル標的RNAに対する標的編集ガイドRNAとして、以下に配列を示すオリゴリボヌクレオチドAD1g_03_GFP_A200(配列番号40)を常法により調製した。モデル標的RNAと標的編集ガイドRNAを変更したこと、並びにhADAR1及びhADAR2の濃度を実施例2と同様に変更したこと以外は実施例1と同様にして、モデル標的RNA(AcGFP)に対する標的編集ガイドRNA(AD1g_03_GFP_A200)の編集誘導活性を評価した。結果を図12及び表21に示す。なお、モデル標的RNAの配列中、下線付き太文字は、編集標的のアデノシン残基を示し、下線はミスマッチ塩基を示す。また、編集割合の比は、hADAR1又はhADAR2の存在下、標的編集ガイドRNAの存在下における編集誘導活性から標的編集ガイドRNAの非存在下における編集誘導活性を差し引いた値から算出した。
(実施例7)
モデル標的RNAとして以下に配列を示すPINK1_s02(配列番号41)を、上記と同様にして調製した。モデル標的RNAに対する標的編集ガイドRNAとして、以下に配列を示すオリゴリボヌクレオチドAD1g_03_PINK1_A1310(配列番号42)を常法により調製した。モデル標的RNAと標的編集ガイドRNAを変更したこと以外は実施例6と同様にして、モデル標的RNA(PINK1_s02)に対する標的編集ガイドRNA(AD1g_03_PINK1_A1310)の編集誘導活性を評価した。結果を図12及び表21に示す。
(実施例8)
モデル標的RNAとして以下に配列を示すSMAD_sRNA(配列番号43)を、上記と同様にして調製した。モデル標的RNAに対する標的編集ガイドRNAとして、以下に配列を示すオリゴリボヌクレオチドAD1g_03_SMAD4(配列番号44)を常法により調製した。モデル標的RNAと標的編集ガイドRNAを変更したこと以外は実施例6と同様にして、モデル標的RNA(SMAD_sRNA)に対する標的編集ガイドRNA(AD1g_03_SMAD4)の編集誘導活性を評価した。結果を図12及び表21に示す。
(実施例9)
モデル標的RNAとして以下に配列を示すACTB_s01(配列番号45)を、上記と同様にして調製した。モデル標的RNAに対する標的編集ガイドRNAとして、以下に配列を示すオリゴリボヌクレオチドAD1g_03_ACTB(配列番号46)を常法により調製した。モデル標的RNAと標的編集ガイドRNAを変更したこと以外は実施例6と同様にして、モデル標的RNA(ACTB_s01)に対する標的編集ガイドRNA(AD1g_03_ACTB)の編集誘導活性を評価した。結果を図12及び表21に示す。
実施例6から9の評価結果に示されるように、標的RNAを変更した場合でも、ミスマッチ塩基を有する第2オリゴヌクレオチドを有する標的編集ガイドRNAは、ADAR1特異的に編集活性を誘導することができる。
(実施例10)
実施例1におけるモデル標的RNA(Rluc_sRNA)に対する標的編集ガイドRNAとして、実施例1における編集標的とは異なる位置のアデノシン残基に対する標的編集ガイドRNAであるAD1g_03_RL_A287(配列番号47)及びAD1g_03_RL_A287_GG(配列番号48)を常法により調製した。
モデル標的RNAにおける編集標的となるアデノシン残基の5’側にはグアノシン残基が結合していて、そのグアノシン残基に対して、AD1g_03_RL_A287は相補的な塩基であるシチジン残基を有し、AD1g_03_RL_A287_GGは非相補的な塩基であるグアノシン残基を有している。モデル標的RNAにおける編集標的となるアデノシン残基を太文字で、標的編集ガイドRNAと相補鎖を形成する塩基配列に下線を付して以下に示す。図13Aには、モデル標的RNA(Rluc_sRNA)とAD1g_03_RL_A287とから形成される複合体の概念図、図13Bには、モデル標的RNA(Rluc_sRNA)とAD1g_03_RL_A287_GGとから形成される複合体の概念図を示す。
モデル標的RNAと標的編集ガイドRNAを変更したこと以外は実施例6と同様にして、モデル標的RNA(Rluc_sRNA)に対する標的編集ガイドRNA(AD1g_03_RL_A287及びAD1g_03_RL_A287_GG)の編集誘導活性を評価した。結果を図14から図16及び表26に示す。図14にはADAR1を用いた編集誘導活性を示し、図15にはADAR2を用いた編集誘導活性を示す。図16及び表26には標的編集ガイドRNAとしてAD1g_03_RL_A287_GGを用いた場合の、ADAR1及びADAR2による編集誘導活性及び編集割合の比を示す。
(実施例11)
実施例6におけるモデル標的RNA(AcGFP_sRNA02)に対する標的編集ガイドRNAとして、実施例6における編集標的とは異なる位置のアデノシン残基に対する標的編集ガイドRNAであるAD1g_03_GFP_A196(配列番号49)及びAD1g_03_GFP_A196_GG(配列番号50を常法により調製した。モデル標的RNAと標的編集ガイドRNAを変更したこと以外は実施例6と同様にして、モデル標的RNA(AcGFP_sRNA02)に対する標的編集ガイドRNA(AD1g_03_GFP_A196及びAD1g_03_GFP_A196_GG)の編集誘導活性を評価した。結果を図14から図16及び表26に示す。
(実施例12)
実施例7におけるモデル標的RNA(PINK1_s02)に対する標的編集ガイドRNAとして、実施例7における編集標的とは異なる位置のアデノシン残基に対する標的編集ガイドRNAであるAD1g_03_PINK1_A1411(配列番号51)及びAD1g_03_PINK1_A1411_GG(配列番号52)を常法により調製した。モデル標的RNAと標的編集ガイドRNAを変更したこと以外は実施例6と同様にして、モデル標的RNA(PINK1_s02)に対する標的編集ガイドRNA(AD1g_03_PINK1_A1411及びAD1g_03_PINK1_A1411_GG)の編集誘導活性を評価した。結果を図14から図16及び表26に示す。
(実施例13)
実施例8におけるモデル標的RNA(SMAD_sRNA)に対する標的編集ガイドRNAとして、実施例8における編集標的とは異なる位置のアデノシン残基に対する標的編集ガイドRNAであるAD1g_03_SMAD4_A2151(配列番号53)及びAD1g_03_SMAD4_A2151_GG(配列番号54)を常法により調製した。モデル標的RNAと標的編集ガイドRNAを変更したこと以外は実施例6と同様にして、モデル標的RNA(SMAD_sRNA)に対する標的編集ガイドRNA(AD1g_03_SMAD4_A2151及びAD1g_03_SMAD4_A2151_GG)の編集誘導活性を評価した。結果を図14から図16及び表26に示す。
図16及び表26に示されるように、ミスマッチ塩基を有する第2オリゴヌクレオチドを有する標的編集ガイドRNAは、ADAR1特異的に編集活性を誘導することができる。また、図14及び図15に示されるように、標的RNAが編集標的塩基の5’側にグアノシン残基を有する場合、グアノシン残基に対して標的編集ガイドRNAにミスマッチ塩基Gを導入することで、ADAR1による編集誘導活性が特に向上する。
日本国特許出願2019-177118号(出願日:2019年9月27日)の開示はその全体が参照により本明細書に取り込まれる。本明細書に記載された全ての文献、特許出願、及び技術規格は、個々の文献、特許出願、及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書に参照により取り込まれる。

Claims (9)

  1. 標的RNAが関与する遺伝性疾患を処置するためにアデノシンデアミナーゼ1の存在下で、編集標的となるアデノシン残基を含む前記標的RNAに対する部位特異的編集を誘導するための医薬組成物であって、
    標的RNAを特定する第一オリゴヌクレオチドと、
    前記第一オリゴヌクレオチドの5’側に連結する第二オリゴヌクレオチドと、を含み、
    前記第一オリゴヌクレオチドは、前記標的RNA中のアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基と、
    前記標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結し、前記標的RNAに相補的な塩基配列を有する10から24残基のオリゴヌクレオチドと、
    前記標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結し、前記標的RNAに相補的な塩基配列を有する3から6残基のオリゴヌクレオチドとからなり、前記標的RNAと第一相補鎖を形成する塩基配列を有し、
    前記第二オリゴヌクレオチドは残基数が2から10であり、前記標的RNAと相補鎖を形成する塩基配列を有し、
    前記第二オリゴヌクレオチドは、前記第一相補鎖を構成する標的RNA部分の3’側の1残基目に挿入される1つのミスマッチ塩基に対応するヌクレオチド残基が欠損しており、
    前記標的RNA中のアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基が、編集標的となるアデノシン残基と塩基対を形成しない塩基である、
    前記標的RNAに対する部位特異的編集を誘導するオリゴヌクレオチド
    を含む、医薬組成物
  2. 前記第二オリゴヌクレオチドの残基数が4から8である、請求項1に記載の医薬組成物
  3. 前記第一オリゴヌクレオチドは、前記標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結するオリゴヌクレオチドの残基数が13以上18以下である請求項1に記載の医薬組成物
  4. 前記第一オリゴヌクレオチドは、前記標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結するオリゴヌクレオチドの残基数が3である請求項1に記載の医薬組成物
  5. 前記部位特異的編集は、アデノシンデアミナーゼ1による酵素反応に起因する請求項1に記載の医薬組成物
  6. 前記部位特異的編集は、アデノシンデアミナーゼ1特異的である請求項1に記載の医薬組成物
  7. 標的RNAを特定する第一オリゴヌクレオチドと、
    前記第一オリゴヌクレオチドの5’側に連結する第二オリゴヌクレオチドと、を含み、
    前記第一オリゴヌクレオチドは、前記標的RNA中のアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基と、
    前記標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結し、前記標的RNAに相補的な塩基配列を有する10から24残基のオリゴヌクレオチドと、
    前記標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結し、前記標的RNAに相補的な塩基配列を有する3から6残基のオリゴヌクレオチドとからなり、前記標的RNAと第一相補鎖を形成する塩基配列を有し、
    前記第二オリゴヌクレオチドは残基数が2から10であり、前記標的RNAと相補鎖を形成する塩基配列を有し、
    前記第二オリゴヌクレオチドは、前記第一相補鎖を構成する標的RNA部分の3’側の1残基目に挿入される1つのミスマッチ塩基に対応するヌクレオチド残基が欠損しており、
    前記標的RNA中のアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基が、編集標的となるアデノシン残基と塩基対を形成しない塩基である、
    前記標的RNAに対する部位特異的編集を誘導するオリゴヌクレオチドと、標的RNAとを、アデノシンデアミナーゼ1の存在下に、in vitroで接触させることを含む標的RNAの部位特異的編集方法。
  8. 真核細胞中で行われる請求項7に記載の編集方法。
  9. 標的RNAが関与する遺伝性疾患を処置するためにアデノシンデアミナーゼ1の存在下で、編集標的となるアデノシン残基を含む前記標的RNAに対する部位特異的編集を誘導するための医薬組成物の製造における、
    標的RNAを特定する第一オリゴヌクレオチドと、
    前記第一オリゴヌクレオチドの5’側に連結する第二オリゴヌクレオチドと、を含み、
    前記第一オリゴヌクレオチドは、前記標的RNA中のアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基と、
    前記標的対応ヌクレオチド残基の3’側に連結し、前記標的RNAに相補的な塩基配列を有する10から24残基のオリゴヌクレオチドと、
    前記標的対応ヌクレオチド残基の5’側に連結し、前記標的RNAに相補的な塩基配列を有する3から6残基のオリゴヌクレオチドとからなり、前記標的RNAと第一相補鎖を形成する塩基配列を有し、
    前記第二オリゴヌクレオチドは残基数が2から10であり、前記標的RNAと相補鎖を形成する塩基配列を有し、
    前記第二オリゴヌクレオチドは、前記第一相補鎖を構成する標的RNA部分の3’側の1残基目に挿入される1つのミスマッチ塩基に対応するヌクレオチド残基が欠損しており、
    前記標的RNA中のアデノシン残基に対応する標的対応ヌクレオチド残基が、編集標的となるアデノシン残基と塩基対を形成しない塩基である、
    前記標的RNAに対する部位特異的編集を誘導するオリゴヌクレオチドの使用。
JP2021548460A 2019-09-27 2020-09-25 オリゴヌクレオチド及び標的rnaの部位特異的編集方法 Active JP7738323B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019177118 2019-09-27
JP2019177118 2019-09-27
PCT/JP2020/036423 WO2021060527A1 (ja) 2019-09-27 2020-09-25 オリゴヌクレオチド及び標的rnaの部位特異的編集方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021060527A1 JPWO2021060527A1 (ja) 2021-04-01
JP7738323B2 true JP7738323B2 (ja) 2025-09-12

Family

ID=75164999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021548460A Active JP7738323B2 (ja) 2019-09-27 2020-09-25 オリゴヌクレオチド及び標的rnaの部位特異的編集方法

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20220325281A1 (ja)
EP (1) EP4036230A4 (ja)
JP (1) JP7738323B2 (ja)
CN (1) CN114514318B (ja)
WO (1) WO2021060527A1 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017220751A1 (en) 2016-06-22 2017-12-28 Proqr Therapeutics Ii B.V. Single-stranded rna-editing oligonucleotides
CN110352244B (zh) 2016-09-01 2023-03-21 ProQR治疗上市公司Ⅱ 化学修饰的编辑rna的单链寡核苷酸
GB201808146D0 (en) 2018-05-18 2018-07-11 Proqr Therapeutics Ii Bv Stereospecific Linkages in RNA Editing Oligonucleotides
AU2020395113A1 (en) 2019-12-02 2022-06-09 Shape Therapeutics Inc. Therapeutic editing
MX2023006714A (es) 2020-12-08 2023-07-13 Univ Fukuoka Acido ribonucleico (arn) guia estable de edicion de objetivo al cual se introduce acido nucleico quimicamente modificado.
EP4479535A1 (en) 2022-02-14 2024-12-25 ProQR Therapeutics II B.V. Guide oligonucleotides for nucleic acid editing in the treatment of hypercholesterolemia
JP2025524566A (ja) 2022-07-15 2025-07-30 プロキューアール セラピューティクス ツー ベスローテン フェンノートシャップ Adar媒介rna編集のためのオリゴヌクレオチドおよびその使用
US20260027237A1 (en) 2022-07-15 2026-01-29 Proqr Therapeutics Ii B.V. Chemically modified oligonucleotides for adar-mediated rna editing
GB202215614D0 (en) 2022-10-21 2022-12-07 Proqr Therapeutics Ii Bv Heteroduplex rna editing oligonucleotide complexes
WO2024110565A1 (en) 2022-11-24 2024-05-30 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of hereditary hfe-hemochromatosis
GB202218090D0 (en) 2022-12-01 2023-01-18 Proqr Therapeutics Ii Bv Antisense oligonucleotides for the treatment of aldehyde dehydrogenase 2 deficiency
AU2023390632A1 (en) 2022-12-09 2025-07-10 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of cardiovascular disease
GB202300865D0 (en) 2023-01-20 2023-03-08 Proqr Therapeutics Ii Bv Delivery of oligonucleotides
WO2024175550A1 (en) 2023-02-20 2024-08-29 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of atherosclerotic cardiovascular disease
EP4689110A1 (en) 2023-03-24 2026-02-11 ProQR Therapeutics II B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of neurological disorders
GB202304363D0 (en) 2023-03-24 2023-05-10 Proqr Therapeutics Ii Bv Chemically modified antisense oligonucleotides for use in RNA editing
EP4688143A1 (en) 2023-03-27 2026-02-11 ProQR Therapeutics II B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of liver disease
TW202516003A (zh) 2023-06-16 2025-04-16 荷蘭商Proqr治療上市公司Ii 用於治療神經退化性疾病之反義寡核苷酸
WO2025047679A1 (ja) * 2023-08-25 2025-03-06 学校法人福岡大学 リン酸部修飾を導入した安定型標的編集ガイドrna
WO2025051946A1 (en) 2023-09-07 2025-03-13 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of metabolic disorders
WO2025104239A1 (en) 2023-11-16 2025-05-22 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of classic galactosemia
WO2025132708A1 (en) 2023-12-20 2025-06-26 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of huntington's disease
WO2025206105A1 (ja) * 2024-03-29 2025-10-02 株式会社Frest 標的アデノシンに対する部位特異的編集を誘導するオリゴヌクレオチド
GB202404661D0 (en) 2024-04-02 2024-05-15 Proqr Therapeutics Ii Bv Antisense oligoncleotides for the treatment of liver disease
WO2025224230A1 (en) 2024-04-25 2025-10-30 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of fatty liver disease
WO2026004504A1 (ja) * 2024-06-24 2026-01-02 学校法人福岡大学 目的タンパク質の翻訳量を制御する方法
GB202410081D0 (en) 2024-07-11 2024-08-28 Proqr Therapeutics Ii Bv Antisense oligonucleotides for the treatment of cardiovascular disease
WO2026022136A1 (en) 2024-07-23 2026-01-29 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of metabolic disorders
WO2026060374A2 (en) 2024-09-16 2026-03-19 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of neurological disorders
WO2026068781A1 (en) 2024-09-30 2026-04-02 Proqr Therapeutics Ii B.V. Antisense oligonucleotides for the treatment of liver disease

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017010556A1 (ja) 2015-07-14 2017-01-19 学校法人福岡大学 部位特異的rna変異導入方法およびそれに使用する標的編集ガイドrnaならびに標的rna-標的編集ガイドrna複合体
WO2019111957A1 (ja) 2017-12-06 2019-06-13 学校法人福岡大学 オリゴヌクレオチド、その製造方法及び標的rnaの部位特異的編集方法
JP2019518772A (ja) 2016-06-22 2019-07-04 プロキューアール セラピューティクス ツー ベスローテン フェンノートシャップ 一本鎖rna編集オリゴヌクレオチド

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3234134B1 (en) 2014-12-17 2020-05-27 ProQR Therapeutics II B.V. Targeted rna editing
CN110214183A (zh) * 2016-08-03 2019-09-06 哈佛大学的校长及成员们 腺苷核碱基编辑器及其用途
EP3571300A1 (en) * 2017-01-19 2019-11-27 ProQR Therapeutics II B.V. Oligonucleotide complexes for use in rna editing
KR102761791B1 (ko) * 2017-06-26 2025-02-05 더 브로드 인스티튜트, 인코퍼레이티드 표적화된 핵산 편집을 위한 crispr/cas-아데닌 데아미나아제 기반 조성물, 시스템 및 방법
EP3428213A1 (de) 2017-07-12 2019-01-16 Covestro Deutschland AG Anorganische zinnverbindungen und ihre verwendung
US20200332272A1 (en) * 2017-10-23 2020-10-22 The Broad Institute, Inc. Systems, methods, and compositions for targeted nucleic acid editing
JP7131033B2 (ja) 2018-03-30 2022-09-06 株式会社三洋物産 遊技機
MX2023006714A (es) * 2020-12-08 2023-07-13 Univ Fukuoka Acido ribonucleico (arn) guia estable de edicion de objetivo al cual se introduce acido nucleico quimicamente modificado.

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017010556A1 (ja) 2015-07-14 2017-01-19 学校法人福岡大学 部位特異的rna変異導入方法およびそれに使用する標的編集ガイドrnaならびに標的rna-標的編集ガイドrna複合体
JP2019518772A (ja) 2016-06-22 2019-07-04 プロキューアール セラピューティクス ツー ベスローテン フェンノートシャップ 一本鎖rna編集オリゴヌクレオチド
WO2019111957A1 (ja) 2017-12-06 2019-06-13 学校法人福岡大学 オリゴヌクレオチド、その製造方法及び標的rnaの部位特異的編集方法

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
ABUDAYYEH, Omar O. et al.,A cytosine deaminase for programmable single-base RNA editing,Science,2019年07月26日,vol.365,no.6451,p.382-386
FUKUDA, Masatora et al.,Construction of a guide-RNA for site-directed RNA mutagenesis utilising intracellular A-to-I RNA edi,SCIENTIFIC REPORTS,2017年02月02日,vol.7,no.41478,p.1-13
MONTIEL-GONZALEZ, Maria Fernanda et al.,Current Strategies for Site-Directed RNA editing using ADARs,Methods,2019年03月01日,vol.156,p.16-24

Also Published As

Publication number Publication date
US20220325281A1 (en) 2022-10-13
CN114514318A (zh) 2022-05-17
CN114514318B (zh) 2025-01-10
EP4036230A4 (en) 2024-03-06
EP4036230A1 (en) 2022-08-03
WO2021060527A1 (ja) 2021-04-01
JPWO2021060527A1 (ja) 2021-04-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7738323B2 (ja) オリゴヌクレオチド及び標的rnaの部位特異的編集方法
JP7755837B2 (ja) オリゴヌクレオチド及び標的rnaの部位特異的編集方法
US20230265431A1 (en) Oligonucleotides, manufacturing method for same, and target rna site-specific editing method
JP7776076B2 (ja) 化学修飾核酸を導入した安定型標的編集ガイドrna
KR102418185B1 (ko) 단일 가닥 rna-편집 올리고뉴클레오타이드
TW202237837A (zh) 經導入化學修飾核酸之穩定型標的編輯引導rna
KR102501980B1 (ko) 화학적으로 변형된 단일 가닥 rna-편집 올리고뉴클레오타이드
JP7333508B2 (ja) オリゴヌクレオチド、その製造方法及び標的rnaの部位特異的編集方法
CA3129660A1 (en) Antisense oligonucleotides for nucleic acid editing
EP3571300A1 (en) Oligonucleotide complexes for use in rna editing
WO2010084371A1 (en) Novel circular interfering rna molecules
JP2021519071A (ja) シュードウリジン化のための核酸分子
KR20260006688A (ko) 폴리 테일 및 폴리 캡 mRNA 그리고 그의 용도
AU2022381173A1 (en) Modified guide rnas for gene editing
KR20240111752A (ko) Rna에 작용하는 내인성 아데노신 데아미나아제(adar)에 의한 효율적이고 정확한 rna 편집을 위한 안티센스 올리고뉴클레오티드(aso)
CN117120606A (zh) 导入化学修饰核酸的稳定型靶标编辑向导rna
WO2026080582A1 (en) Targeted rna editing by adenosine deaminase-antisense oligonucleotide conjugates
HK40014268B (zh) 经修饰的指导rna

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20230419

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230922

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240925

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20241122

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20241225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20250310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20250605

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20250812

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20250826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7738323

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150