JP7739128B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、これらの複数の機能を有する複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置として、画像形成に伴い消費される現像剤を現像剤補給容器から補給する構成が従来から知られている。このような現像剤補給容器として、ポンプ部を伸縮させて現像剤の補給を行う構成が提案されている(特許文献1)。
特開2014-186138号公報
しかしながら、現像剤補給容器の製造時における公差や、現像剤補給容器に充填される現像剤の物性の違いによって、1回の補給動作で補給される現像剤量、即ち、現像剤補給容器から排出される量が変化してしまう虞がある。
本発明は、1回の補給動作で現像剤補給容器から排出される現像剤量を調整可能な構成を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、画像形成装置本体に着脱可能な現像剤補給容器と、前記現像剤補給容器に設けられ、前記現像剤補給容器に充填される現像剤に関する情報が記録された記録媒体と、前記画像形成装置本体に設けられ、前記記録媒体に記録された情報を読み取り可能な情報読取部と、前記画像形成装置本体に装着された前記現像剤補給容器を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記現像剤補給容器は、現像剤を収容可能な現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤補給容器から排出する排出口と、伸縮することで、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の内部から外部に空気を排出する排気動作と、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の外部から内部に空気を吸い込む吸気動作とを行い、前記排気動作に伴って現像剤補給容器内から空気と共に現像剤を排出可能なポンプ部と、前記駆動部から入力された駆動力を、前記ポンプ部を伸縮させる方向に変換する駆動変換部と、を有し、前記制御部は、前記情報読取部により読み取った前記現像剤補給容器に充填された現像剤に関する情報に基づいて、前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を可変であることを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、画像形成装置本体に着脱可能な現像剤補給容器と、前記現像剤補給容器に設けられ、前記現像剤補給容器の公差に関する情報が記録された記録媒体と、前記画像形成装置本体に設けられ、前記記録媒体に記録された情報を読み取り可能な情報読取部と、前記画像形成装置本体に装着された前記現像剤補給容器を駆動する駆動部と、前記駆動部を制御する制御部と、を備え、前記現像剤補給容器は、現像剤を収容可能な現像剤収容部と、前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤補給容器から排出する排出口と、伸縮することで、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の内部から外部に空気を排出する排気動作と、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の外部から内部に空気を吸い込む吸気動作とを行い、前記排気動作に伴って現像剤補給容器内から空気と共に現像剤を排出可能なポンプ部と、前記駆動部から入力された駆動力を、前記ポンプ部を伸縮させる方向に変換する駆動変換部と、を有し、前記制御部は、前記情報読取部により読み取った前記現像剤補給容器の公差に関する情報に基づいて、前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を可変であることを特徴とする。
本発明によれば、1回の補給動作で現像剤補給容器から排出される現像剤量を調整可能である。
第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成断面図。 (a)第1の実施形態に係るトナー補給装置の斜視図、(b)第1の実施形態に係るトナー補給装置のトナーカートリッジの着脱状態を示す斜視図。 (a)第1の実施形態に係るトナーカートリッジ駆動装置の斜視図、(b)トナーカートリッジ駆動装置から駆動伝達部を抜き出して示す斜視図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジがトナーカートリッジ駆動装置に装着された状態を示す斜視図。 第1の実施形態に係るトナー補給装置に関する制御構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジの、(a)斜視図、(b)断面斜視図。 第1の実施形態に係るトナー排出部の一部を切断して示す斜視図。 第1の実施形態に係るトナー排出部の一部を切断して上方から見た平面図で、(a)ポンプの収縮状態を、(b)ポンプの伸張状態を、それぞれ示す図。 第1の実施形態に係るポンプ部による吸排気動作を示す模式図で、(a)ポンプ部の伸張状態を、(b)(a)の状態からポンプ部が収縮した直後の状態を、(c)(b)の状態からトナーが排出された状態を、(d)(c)の状態からポンプ部が伸張した状態を、それぞれ示す図。 (a)ポンプ部を圧縮して内圧が正圧になった状態から大気圧と平衡状態になるまでのトナー排出量と時間の関係を示すグラフ、(b)ポンプ部を圧縮させたことによるトナー排出が終了する前にポンプ部を伸張させた場合のトナー排出量と時間の関係を示すグラフ。 トナーカートリッジの回転速度と、ポンプ部の1回の伸縮動作におけるトナー排出量との関係を示すグラフ。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジのメモリが設けられた端部側の斜視図。 第1の実施形態に係るトナーカートリッジ駆動装置の接点側の斜視図。 第1の実施形態に係るトナーの流動性とトナーの排出量との関係を示すグラフ。 第1の実施形態に係る駆動モータの速度設定の流れ示すフローチャート。 第2の実施形態に係る排出口の直径とトナー排出量との関係を示すグラフ。
<第1の実施形態>
第1の実施形態について、図1ないし図15を用いて説明する。まず、本実施形態の画像形成装置の概略構成について、図1を用いて説明する。
[画像形成装置]
本実施形態の画像形成装置60は、電子写真方式を用いたカラープリンタであり、多種多様なシート材への適応性やプリント生産性に優れるという利点から4色の画像形成部を中間転写ベルト61上に並べて配置した中間転写タンデム方式を採用している。本実施形態では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色により画像を形成する。勿論、色数は4色に限定されるものではなく、また色の並び順もこの限りではない。以下に本実施形態の画像形成装置における記録材としてのシートに画像を形成する画像形成プロセスを説明する。なお、記録材は、例えば、用紙、プラスチックシートなどのシート材である。また、本実施形態の現像剤は、非磁性のトナーと磁性を含むキャリアを含む二成分現像剤であるが、トナーを含みキャリアを含まない一成分現像剤であっても良い。
シートSは、シート収納部62に積載される形で収納されており、給送ローラ63により画像形成タイミングに合わせて給送される。給送ローラ63により送り出されたシートSは搬送パス64を通過し、レジストローラ65へと搬送される。レジストローラ65では、シート収納部62から搬送されてくるシートSの傾きを補正した後、中間転写ベルト61上に形成されたトナー像に合わせて、所定のタイミングにてシートSを二次転写部へと搬送する。
二次転写部は、中間転写ベルト61の二次転写内ローラ66により張架された部分および二次転写外ローラ67により形成されるシートSへのトナー像転写ニップ部である。二次転写部では、所定の加圧力と静電的負荷バイアスを与えることで中間転写ベルト61上に形成されているトナー像をシートS上に転写させる。中間転写ベルト61上へトナー像を形成する画像形成プロセスについては次に記述する。
画像形成部600は、主に像担持体としての感光ドラム(感光体)1、帯電手段としての帯電ローラ2、現像装置3、一次転写手段としての一次転写ローラ4、およびドラムクリーナ5などから構成される。同様の構成がイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の4色分並列で配置されている。画像形成部600の上方には、現像剤補給装置としてのトナー補給装置605が配置されており、各色の画像形成部に対応するトナー(現像剤)を収容可能な現像剤補給容器としてのトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kが備えられている。トナー補給装置605については詳細を後述する。
画像形成プロセスとしては、まず、予め帯電ローラ2により表面を一様に帯電した感光ドラム1に対し、原稿読取装置や外部機器から送られてきた画像情報の信号に基づいて露光装置68により露光光が照射され、感光ドラム1の表面に静電潜像が形成される。続いて、感光ドラム1上に形成された静電潜像が、現像装置3によるトナー現像を経て、感光ドラム1上にトナー像として顕在化する。なお、現像装置3は、現像剤が収容される現像容器、現像容器内で現像剤を搬送する搬送スクリュー、現像容器内の現像剤を担持して搬送し、感光ドラム1上の静電潜像を現像する現像スリーブなどを有する。
感光ドラム1上にトナー像が形成された後、一次転写ローラ4により中間転写ベルト61を介して感光ドラム1に所定の加圧力および静電的負荷バイアスが与えられ、感光ドラム1から中間転写ベルト61上にトナー像が転写される。転写後に感光ドラム1上に僅かに残った転写残トナーはドラムクリーナ5により回収される。また、現像装置3から消費された分のトナーは、トナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kより供給されて、再び次の画像形成に備える。なお、トナーカートリッジに収容される現像剤は、トナーとキャリアを含むものであっても良いし、トナーを含みキャリアを含まないものであっても良い。例えば、現像装置3の構成が自動でキャリアを排出するものであれば、トナーとキャリアを含む現像剤がトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kに収容される。
中間転写ベルト61は、従動ローラ7a、7b、テンションローラ6および二次転写内ローラ66等のローラによって張架され、図1中の矢印Xの方向へと搬送駆動される。先述したY、M、CおよびKの各画像形成部600により並列処理される各色の画像形成プロセスは、該中間転写ベルト61上に一次転写された上流色のトナー像上に重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト61上に形成され、二次転写部へと搬送される。
以上のようなプロセスを以って、二次転写部においてシートS上にフルカラーのトナー像が二次転写される。その後、シートSは定着器9へと搬送される。定着器9は、対向するローラもしくはベルト等による所定の加圧力と、一般的にはヒータ等の熱源による加熱効果を加えてシートS上にトナー像を溶融固着させる。定着器9により定着処理を受けたシートSは、排出ローラ69により排出トレイ601に排出され、画像形成プロセスが終了となる。なお、シートSの両面に画像を形成する場合には、片面に画像を形成したシートSが定着器9を抜けた後、排出ローラ69によりスイッチバック搬送される。この際、切替部材602の位置が切り替えられ、スイッチバック搬送されたシートSが両面搬送路603に案内される。シートSは、両面搬送路603を通ってレジストローラ65に搬送される。そして、上述と同様に、シートSの裏面への画像形成が行われる。
[トナー補給装置]
図2(a)ないし図4を用いて、現像剤補給装置としてのトナー補給装置605について説明する。まず、図2(a)、(b)に示すように、トナー補給装置605は、画像形成装置本体60a(図1)に着脱可能な現像剤補給容器としてのトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10K、トナーカートリッジトレイ610、トナーカートリッジ駆動装置611、内カバー620で構成される。トナーカートリッジトレイ610、トナーカートリッジ駆動装置611、内カバー620は、画像形成装置本体60a内に配置されている。
トナーカートリッジトレイ610は、トナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kを画像形成装置本体60aに装着する際のガイド機能と、装着された際にトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kを保持する機能をもつ。
トナーカートリッジ駆動装置611は、トナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのトナー収容部12(図4など参照)を回転動作させる機能を備える。トナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのトナー収容部12は、回転することでトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10K内のトナーを、それぞれ対応する現像装置3へと搬送し供給(補給)する機能を有する。
内カバー620には、各色のトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kに対応した着脱口621が設けられている。トナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kの着脱は、図2(b)に示すように、着脱口621を通り、矢印A方向で行われる。なお、図2(b)は、マゼンタ色のトナーカートリッジ10Mを着脱している場合を示した図であり、他の色のトナーカートリッジの場合も同様の構成となっている。
次に、図3(a)ないし図4を用いてトナーカートリッジ駆動装置611の詳細について説明する。図3(a)は、トナーカートリッジ駆動装置611の斜視図、図3(b)は、トナーカートリッジ駆動装置611の駆動伝達部のみを抽出した部品図である。トナーカートリッジ駆動装置611は、駆動ベース650、駆動部としての駆動モータ652、ピニオンギア655、減速ギア656、伝達ギア657、駆動シャフト654、駆動ギア651、駆動カバー653、トナーカートリッジ回転位相検出センサ640等で構成される。
駆動モータ652は、駆動ベース650に固定され、駆動モータ652のモータシャフトにはピニオンギア655が圧入されている。減速ギア656は、駆動ベース650および駆動カバー653に対して回転自在に保持されており、ピニオンギア655と伝達ギア657の各々とギアの歯が噛み合う位置関係に配設されている。駆動シャフト654は、駆動ベース650に回転自在に保持されており、駆動シャフト654の一方の端部には伝達ギア657、もう一方の端部には駆動ギア651が固定されている。以上により、駆動モータ652の回転駆動が、ピニオンギア655、減速ギア656、伝達ギア657、駆動シャフト654を介して駆動ギア651まで伝達されることになる。
トナーカートリッジ回転位相検出センサ640は、トナーカートリッジトレイ610にトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kが装着された状態において、トナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのトナー収容部12を回転駆動する際に、トナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kのトナー収容部12の回転位相のホームポジションを検出するセンサとなっている。
図4は、トナーカートリッジ駆動装置611によってトナーカートリッジ10Y(10M、10C、10K)を回転駆動させたときの動作を表した図である。図4に示す通り、トナーカートリッジ10Y(10M、10C、10K)が装置に装着されている場合は、トナーカートリッジ10Y(10M、10C、10K)に備えられている、駆動入力部としてのカートリッジギア11と駆動ギア651とは、ギアの歯が噛み合う位置関係に配設される。これにより、駆動ギア651の回転によってトナーカートリッジ10Y(10M、10C、10K)のトナー収容部12が回転する構成となっている。
[トナー補給装置の動作を制御する制御構成]
図5は、トナー補給装置に関する動作を制御する制御構成40を示すブロック図である。制御構成40は、CPU400、システムコントローラ410、表示パネル73、トナー補給制御部421、現像装置制御部422、環境センサ430などで構成される。制御部としてのCPU400は、ROM401、RAM402及びEEPROM403を有する。ROM401には、画像形成装置60の全体を制御するための制御プログラムが保存されている。RAM402は、CPU400の作業領域として使用されるとともに、画像データなどの種々のデータを一時的に保存するために使用される揮発性の記憶デバイスである。EEPROM403は、不揮発性の記憶デバイスであり、現像装置3内のトナー濃度等の種々のデータを保存する。
CPU400は、ROM401に保存されている制御プログラムをRAM402へ読み出して実行することによって、画像形成装置60の全体を制御する。トナー補給制御部は、駆動モータ652、トナーカートリッジ回転位相検出センサ640を有する。現像装置制御部422は、現像装置3の現像スリーブや搬送スクリューを駆動するモータや現像装置内のトナー濃度を検出するセンサを有する。環境センサ430は、画像形成装置本体60a内の温度及び湿度を検知可能であり、CPU400は、環境センサ430から入力された信号に基づいて相対湿度を求めることが可能である。CPU400は、不図示の制御ブロックや各種ドライバを介して、トナー補給制御部421、現像装置制御部422の各駆動系に電気的に接続されている。これにより、トナーカートリッジ10Y、10M、10C、10K)の回転速度の制御や現像装置3の制御等を行っている。
[トナーカートリッジ(現像剤補給容器)]
次に、現像剤補給容器としてのトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kの構成について、図6(a)ないし図8(b)を用いて説明する。以下では、代表してトナーカートリッジ10Yについて説明するが、トナーカートリッジ10M、10C、10Kについても同様の構成を有する。
図6(a)は、トナーカートリッジ10Y全体の斜視図、図6(b)は、トナーカートリッジ10Y全体の断面斜視図である。トナーカートリッジ10Yは、カートリッジギア11、トナー収容部12、トナー搬送部材13、トナー排出部14で構成される。現像剤収容部としてのトナー収容部12は、中空の略円筒形状をしており、その内部にはトナーが収容されている。トナー収容部12の内周面には、内部側へ向けて突出した螺旋形状の搬送突起12aが形成されており、トナー収容部12が回転することで内部に収容されているトナーは搬送突起12aによりトナー排出部14の方へと搬送される。
トナー搬送部材13は、トナー収容部12とトナー排出部14との両方にまたがる位置に配置され、トナー収容部12に固定されている。トナー搬送部材13は、トナー収容部12の回転に伴い一体的に回転を行い、形成されている斜面形状によりトナーを搬送することが可能であり、搬送突起12aにより搬送されてきたトナーをトナー排出部14へと受け渡す機能を持つ。カートリッジギア11は、トナー収容部12の円筒形状に対し同軸になる位置で、トナー収容部12に対し固定される。トナー排出部14は、トナー収容部12に収容されたトナーをトナーカートリッジ10Yから外部に排出する排出口15aを備え、トナー収容部12の長手方向端部に、トナー収容部12と相対回転自在な状態で保持される。これにより、トナー収容部12は、駆動ギア651を介してカートリッジギア11に駆動モータ652の駆動力が入力されることで回転して、内部のトナーを排出口15aに向けて搬送する。
次に、図7、図8(a)、(b)を用いて、トナー排出部14について詳細を説明する。図7は、トナー排出部14の詳細説明図である。当該図は説明の便宜上、トナー排出部14の構成部品であるカバー18のみ断面表示をしてトナー排出部14の内部が見える形で記載してある。図8(a)、(b)は、トナー排出部14の動作説明図である。トナー排出部14は、トナー排出部ベース15、ポンプ部16、往復リンク機構17、カバー18で構成される。
トナー排出部ベース15の一方の端部には、トナー収容部12が回転自在に保持され、互いの接合面には各々開口部が設けてあり、トナー排出部ベース15とトナー収容部12の内部空間が互いに連通している。トナー排出部ベース15の他方の端部には、ポンプ部16が固定されており、こちらも同様にトナー排出部ベース15とポンプ部16の内部空間が連通するように互いの接合面に開口が設けてある。トナー排出部ベース15の下面には、外部空間とトナー排出部ベース15の内部空間を連通させる排出口15aが形成されており、トナー排出部14内にあるトナーは排出口15aから外部に排出される。なお、排出口15aは重力作用のみでは内部のトナーが外部に排出されないよう開口面積が十分小さく設定されている。
ポンプ部16は、容積可変な樹脂製の蛇腹形状のポンプを採用しており、片側の端部を固定した状態で反対側の端部を伸縮方向に変位させることでポンプ部16内部の容積が可変となっている。即ち、ポンプ部16は、伸縮することで、排出口15aを介してトナーカートリッジの内部から外部に空気を排出する排気動作と、排出口15aを介してトナーカートリッジの外部から内部に空気を吸い込む吸気動作とを行う。そして、排気動作に伴ってトナーカートリッジ内(現像剤補給容器内)から空気と共にトナーを排出可能である。
駆動変換部としての往復リンク機構17は、トナー収容部12の外周面に形成されたカム溝11aと、片端部がポンプ部16に固定され、他端部にカム溝と係合する係合部としての突起17aが設けられたリンク部材17bとを有する。リンク部材17bは、カバー18により図7の矢印B方向(トナー収容部12の回転軸線方向)に往復移動可能に保持されており、片端部がポンプ部16のトナー排出部ベース15と固定されていない側の端部と固定されている。また、リンク部材17bの他端部には、図8(a)、(b)に示すように、突起17aが形成されており、突起17aがトナー収容部12に形成されたカム溝11aと係合されている。
カバー18は、トナー排出部14のうち、排出口15aが形成されている面とトナー収容部12と接合されている面を除く面全体を覆うような形状を有し、トナー排出部ベース15に固定されている。
本実施形態では、このような構成により、トナー収容部12が回転することでリンク部材17bがカム溝11aに沿って移動してポンプ部16を伸縮させる。即ち、トナー収容部12の回転動作とポンプ部16の伸縮動作が連動することが可能となる。各部の動作を詳細に説明すると、まず、カートリッジギア11に駆動力が入力されることでトナー収容部12が回転すると、それに伴いカム溝11aも回転方向に移動する。カム溝11aは、回転軸方向位置が変化しないストレート溝部11a1と、回転軸方向位置が変化するV字溝部11a2とで形成されている。
V字溝部11a2がリンク部材17bの突起17aの位置を通過する時には、リンク部材17bがV字溝部11a2部に沿って矢印B方向(=トナー収容部12の回転軸方向)に往復動作することとなる。一方、突起17aの位置をストレート溝部11a1が通過している際には、トナー収容部12が回転しても、リンク部材17bが矢印B方向に移動せずに停止した状態になる。なお、図8(a)は、ストレート溝部11a1が突起17aと係合している位置、図8(b)は、V字溝部11a2が突起17aと係合している位置を示している。
ポンプ部16とリンク部材17bは固定されているため、リンク部材17bの往復動作に伴い、ポンプ部16とリンク部材17bの固定部も同一方向に変位することになる。これにより、ポンプ部16が内部の容積を可変とする伸縮動作を行うことになる。
[トナーカートリッジからトナーから排出される仕組み]
次に、トナーカートリッジ10Y内からトナーが外部排出される仕組みについて説明する。トナーカートリッジ10M、10C、10Kも同様である。図4で示したトナーカートリッジ10Yがトナー補給装置605に装着されている状態では、トナー排出部14はトナーカートリッジ駆動装置611に保持され、装置内で固定される。一方でトナー収容部12はトナーカートリッジトレイ610に回転可能に支持されている。即ち、トナー補給装置605に装着された状態で、駆動ギア651より駆動が入ると、トナー排出部14とトナー収容部12との間で相対回転が生じる。
トナー収容部12の回転により、トナー収容部12の内部にあるトナーは、搬送突起12aやトナー搬送部材13によりトナー排出部14へと受け渡される。ここで、前述した通りトナー排出部14では、トナー収容部12の回転動作に伴い、ポンプ部16の伸縮動作が行われる。トナーカートリッジ10Yの内部は、排出口15aを除き実質密閉状態にあるため、ポンプ部16の伸縮動作に伴う外部空間との吸排気動作は排出口15aを通して行われる。そのため、トナー排出部14内にトナーがある状態で排気動作が行われると、トナー排出部14内にあるトナーが空気と共に排出口15aから排出されることになる。以上の仕組みにより、トナーカートリッジ10内のトナーは回転駆動入力により外部にトナーを排出することを可能としている。
[ポンプ部による吸排気と1工程でのトナー排出量]
次に図9(a)ないし図11を用いて、ポンプ部16による吸排気動作と1ポンプ(吸排気動作1工程、即ち、ポンプ部16の1回の伸縮動作)でのトナー排出量との関係、およびその特性を利用したトナー排出量制御について説明する。図9(a)~(d)は、ポンプ部16による吸排気の状態とトナー排出量の関係を説明するための概念図である。図10(a)、(b)は、1ポンプでのトナー排出量と排出時間の関係を表すグラフである。図11は、トナーカートリッジ10の回転速度(回転数rpm)と1ポンプ当たりの排出量(g/p)の関係図である。
図9(a)は、トナーカートリッジ10Y外部の大気圧とトナーカートリッジ10Y内部の内圧とが平衡状態にある時を示す図である。この時、ポンプ部16は伸張状態にあり、また前述したように排出口15aは開口面積が十分小さく設定されているため、排出口15a上にトナーがある状態でもトナーの排出は行われない。図9(b)は、図9(a)の状態からポンプ部16を圧縮した直後の状態を示した図である。ポンプ部16が圧縮されることによりポンプ部16の容積が可変する分の空気V1がトナー排出部ベース15とトナー収容部12側へと移動する。これにより、トナーカートリッジ10の内圧が大気圧に対し正圧状態となり、排出口15aより空気と共にトナーが排出される。このとき、排出口15aから排出されるトナーの排出速度は、排出口15aの開口面積が小さいことや空気の抵抗よりトナーの抵抗が大きいことから、ポンプ部16を伸縮させる時間より遅くなる。
図10(a)は、ポンプ部16を圧縮したことによりトナーカートリッジ10の内圧が正圧になった状態から外部の大気圧と平衡状態になるまで排出口15aからトナーが排出された場合の排出口15aから排出されるトナーの量と時間の関係を表したグラフである。前述したように、排出口15aから排出されるトナーの排出速度がポンプ部16を伸縮させる時間より遅くなることから、ポンプ部16を圧縮する時間T1に比べ、トナー排出時間T2は長くなっている。
図9(c)は、図9(b)の状態の後、排出口15aから排出しているトナーが排出し終わる前に(図10(a)のトナー排出時間T2より前に)ポンプ部16を伸張させた状態を表す図である。この時、V1より少ないV2分のトナーが外部に排出された状態であり、残りのV1-V2分の空気は、排出口15aを通じて外部から取り込まれる。そして、図9(d)に示すように、ポンプ部16が伸張状態にあり、かつ外部の大気圧とトナーカートリッジ10Yの内圧が平衡状態に戻り、V2分のトナーが外部に排出された状態となる。
図10(b)は、図9(c)で示した排出口15aから排出しているトナーが排出し終わる前にポンプ部16を伸張させた時の排出口15aから排出されるトナーの量と時間の関係を表した図である。前述した通り、ポンプ部16を圧縮させたことによるトナー排出が終わる前に、ポンプ部16を伸張することで、トナー排出時間が短くなり(T2´<T2)、ポンプ部16を伸張させない場合よりトナーの排出量を少量にすることが可能となる。ここで、ポンプ部16を圧縮してから伸張するまでの時間を調整時間T3とすると、圧縮のみによるトナー排出時間T2の範囲内で調整時間T3の時間を調整することでトナー排出量を調整することが可能となる。
本実施形態では、トナー収容部12の回転によりポンプ部16を伸縮させているので、トナー収容部12の回転が速くなることにより、ポンプ部16の圧縮から伸張までの時間(調整時間T3)が短くなる。即ち、本実施形態の場合、CPU400は、ポンプ部16の排気動作から次の吸気動作までの間隔(調整時間T3)を可変である。特に、本実施形態では、トナー収容部12を回転駆動する駆動モータ652の回転速度を変更することでトナー収容部12の回転速度を変更し、ポンプ部16の圧縮から伸張までの時間(調整時間T3)を変更する。
具体的には、トナー収容部12の回転速度(回転数rpm)と1ポンプ当たりの排出量(g/p)の関係は、図11に示すように、回転数が速くなるほど、1ポンプの排出量が少なくなる。よって、トナー収容部12の回転速度を制御することで、1ポンプ当たりの補給量を調整することが可能となる。
なお、本実施形態では、トナー収容部12の回転速度を調整することで、調整時間T3の調整を行ったが、駆動源にステッピングモータ等を使用し、間欠駆動(調整時間T3の時間は駆動を停止)させて調整しても良い。即ち、ポンプ部16の排気動作から次の吸気動作までのステッピングモータの停止時間を変更することで、排気動作から次の吸気動作までの間隔を変更するようにしても良い。
以上により、本実施形態では、1回の補給動作(単位補給動作、1ポンプ)でトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10Kから排出されるトナー量(現像剤量)を調整可能である。例えば画像形成装置で使用するトナーの種類が変わった際などにおいて、1回の補給動作におけるトナーの排出量の調整が必要となる場合に、部品を変更することなくモータの回転速度や停止時間の制御のみでトナーの排出量の調整が可能となる。即ち、要求される補給量(トナー排出量)と供給する補給量を合わせるため、要求補給量に合わせてトナー補給装置の構成部品を変更することが考えられる。しかしながら、トナーの排出量の調整を、トナー補給装置の構成部品を変更することで行うことは手間であり、コストもかかってしまう。これに対して本実施形態では、ポンプ部16による吸排気と1工程でのトナー排出量との関係から、トナー収容部12の回転を制御することで、要求補給量に合わせたトナー排出量の調整が可能である。
例えば使用されるトナーの種類が、トナーAからトナーBに変更された場合、トナーBがトナーAより流動性が高いとすると、同一構成かつ同一制御においては1ポンプ当たりのトナー排出量はトナーBの方が多くなる。図11を用いて具体的に説明すると、トナーカートリッジ10Yのトナー収容部12の回転速度がV1だった場合、トナーAの1ポンプ当たりの排出量はP1、トナーBの1ポンプ当たりの排出量はP2になり、その量の関係はP1<P2となる。ここで、トナーBを使用した場合においても、1ポンプ当たりの排出量としてP1が要求される場合、トナーカートリッジ10Yのトナー収容部12の回転速度をV2(>V1)にすることで、部品を変更することなく1ポンプ当たりの排出量の調整が可能となる。
上述のように、使用されるトナーの変更による現像剤要求量の変更に対し、トナー収容部12の回転を制御することでハード変更を伴うことなく対応可能である。しかしながら、トナーカートリッジの製造時における公差や、トナーカートリッジに収容される現像剤の物性の僅かな違いにより、単位補給動作(1回の補給動作)当たりのトナー補給量が変化する場合がある。本実施形態では、要求現像剤量が変わらない場合でも、単位補給動作あたりのトナー補給量の調整を行って補給精度向上における成果物品位の向上を図るものである。なお、以下の説明では、トナーカートリッジ10Yについて説明するが、他のトナーカートリッジ10M、10C、10Kも同様である。
通常、トナーカートリッジ10Yの排出量は、上述したように1ポンプ(吸排気動作1工程)時のポンプ伸張から収縮までの時間(排出時間)で決定される。しかし、排出量を決める要因として、排出時間の他にトナーの物性が影響を及ぼすことがわかっている。図14は、トナー物性の一つであるトナーの流動性と、同じ制御を行った場合の1ポンプ当たりの排出量の関係を示すグラフであり、1ポンプの挙動を変えずに排出を行った場合でも、トナーの流動性によって排出量が変動することを示している。
例えば、流動性が高いトナーを用いた場合には、1ポンプの挙動が同じでも1ポンプで排出されるトナー量は多くなる。逆に流動性の低いトナーは排出されるトナー量が少なくなる。ここで、トナーの流動性はトナー製造過程や充填過程で変動することがわかっているため、同じトナーや充填装置を使用したトナーカートリッジ10Yでも、1ポンプで排出されるトナーの量が意図せず異なることがわかる。意図しないトナー排出量の変動は、現像装置内の現像剤濃度バランスが崩れ、ひいては成果物である画像の品位を落としてしまう結果となるため抑制したい現象である。
そこで、本実施形態では、トナーの流動性のような製造工程でばらつきを持つトナーの物性値を工程情報として管理し、上述したようなトナー収容部12の回転速度を制御することで、各々の排出量のズレを補正するようにしている。これにより、トナー排出量の意図しない増減を抑制することができる。
[工程情報を利用可能とするトナーカートリッジの構成とその制御方法]
本実施形態を実現する構成として、情報が記録された記録媒体を有するトナーカートリッジ10Y、10M、10C、10K、および、記録媒体に記録された情報を読み取り可能な情報読取部を有するトナー補給装置605について図12及び図13を用いて説明する。記録媒体は、ICチップやバーコードなどを用いることができ、本実施形態では図12に示すメモリ19を用いた場合を説明する。ここで説明する記録媒体は、画像形成装置本体60a側の情報読取部を用いてトナーカートリッジ装着時に自動で読み取ることができるものが好ましい。
本実施形態におけるメモリ19は、トナーカートリッジ10Yのカバー18の正面(挿入方向下流端面)に設置されている。メモリ19は、トナーカートリッジ10Yを画像形成装置本体60aに正しく装着することで、トナーカートリッジ駆動装置611に設けられた情報読取部としての接点658と接触する。この時、メモリ19は、CPU400からデータの読み書きが可能であるものとする。次に、メモリ19に書き込まれるトナーカートリッジ10Yの固有情報と、固有情報を用いた補給量制御について説明する。
メモリ19には、装着されるトナーカートリッジ10の製造段階で任意の情報を書き込むことができ、その一例として製造段階で得られる工程情報を書き込むことができる。本実施形態では、工程情報の例としてトナーの物性値の一つである流動性情報をメモリ19に書き込んでいる。即ち、メモリ19は、トナーカートリッジ10Yに充填されるトナー(現像剤)に関する情報が記録されている。特に、本実施形態では、トナーカートリッジ10Yに充填されるトナーに関する情報が、トナーの流動性である。このようなトナーの物性値情報は、製造段階でメモリ19に記憶される。具体的には、トナーの製造ロットごとに流動性を測定し、トナー充填時に収容するトナーの流動性の情報をメモリ19に記憶させる。
次に、図15を用いてメモリ19から読み込んだ情報を用いてトナーカートリッジ10Yの駆動を制御する際のフローチャートについて説明する。まず、トナーカートリッジ10Yを画像形成装置本体60aに挿入した後に、メモリ19から本体側の接点658が情報の読み取り可能かどうかを判別する(S201)。この時、情報の読み取りが不可能な場合は(S201のNO)、事前に本体に内蔵されるCPU400に記録されている初期値をトナーカートリッジ駆動装置611の制御値に設定して(S202)、フローを終了する。ここで用いる初期値とは、トナーの物性値や構成部品の寸法が全て想定されるばらつきの中心値であった場合の排出量(中心排出量)となる制御値であることが好ましい。
S201で読取が可能な場合は(S201のYES)、CPU400側に、挿入されたトナーカートリッジ10Yの制御値の情報があるか否かを判断する(S203)。制御値の情報がなければ(S203のYES)、CPU400は、メモリ19から固有情報を取得し、挿入されているトナーカートリッジ10Y固有の排出量を算出する(S204)。その後、算出された固有の排出量と、CPU400に事前に記録されている中心排出量の差分が0に近づくようにトナーカートリッジ10Yのトナー収容部12の回転速度の制御値を算出する。例えば中心排出量に対し算出した固有の排出量が多い場合には、排出時間が短くなるようにトナー収容部12の回転速度を制御し、排出量を低下させる。このときの具体的な制御方法は上述した通りである。
即ち、CPU400は、接点658により読み取ったトナーの流動性が第1の流動性である場合には、排気動作から次の吸気動作までの間隔(調整時間T3)を第1の間隔とする。一方、CPU400は、接点658により読み取ったトナーの流動性が第1の流動性よりも高い第2の流動性である場合には、排気動作から次の吸気動作までの間隔(調整時間T3)を第1の間隔よりも短い第2の間隔とする。
その後、算出した値をトナーカートリッジ駆動装置611の制御値情報を記憶し(S205)、トナー収容部12を駆動する駆動モータ652の速度を設定して(S206)、フローを終了する。なお、S203で、CPU400側に、挿入されたトナーカートリッジ10Yの制御値の情報がある場合(S203のNO)、その制御値に基づいて駆動モータ652の速度を設定する。これにより、メモリ19に固有情報を持つトナーカートリッジ10Yは、各々の適した補給駆動制御を受けることが可能となる。また、トナーカートリッジ10Y各々に固有のIDを所有させ、制御値と紐づけ本体のCPU400或いはメモリ19に記憶させることで、再挿入や違う本体に挿入した場合に再計算を省略することもできる。
このように、充填されるトナーの物性値を記憶させ駆動制御に用いることで、トナーカートリッジ10Yごとの排出量のズレを低減し、現像剤の濃度の変動を低減することができる。また、メモリ19に記録される情報は必ずしもトナーの物性値等の工程情報である必要はなく、その工程情報を利用して得られる制御値を事前に記録させることも可能である。例えば、製造段階でメモリ19に情報を書き込む際に、トナー物性値を利用して算出された固有の排出量、或いはその数値を利用して算出された駆動モータ652の制御値を書き込むことも本実施形態のトナーカートリッジ10Yに充填される現像剤に関する情報の一例として挙げられる。なお、本実施形態で記した工程情報を用いたトナーカートリッジ10Yの制御は、駆動モータ652の回転速度によるもの以外にも、駆動モータ652が間欠駆動可能な構成であれば、排気動作から吸気動作までの停止時間を制御するものであっても良い。
<第2の実施形態>
第2の実施形態について、上述の各図を参照しつつ図16を用いて説明する。上述の第1の実施形態では、工程情報の一つとしてトナーの物性値情報を利用した。これに対して本実施形態では、トナーカートリッジを構成する部品の寸法などのトナーカートリッジの公差に関する情報を工程情報の一つとして利用している。その他の構成及び作用は、上述の第1の実施形態と同様であるため、同様の構成についての説明は省略又は簡略にする。
トナーカートリッジを構成する部品寸法のうち、トナー排出量へ影響を与える部品寸法はいくつか存在するが、本実施形態ではそのうちの一つであるトナー排出部ベース15に備わる排出口15aの直径を挙げる。即ち、本実施形態では、トナーカートリッジの公差に関する情報を、排出口15aの直径とする。
図16は、トナーカートリッジの構成部品の一つであるトナー排出部ベース15の、排出口15aの大きさと1ポンプでの排出量の関係を表したグラフである。排出口15aの大きさが変わることで、単位時間当たりに通過することができるトナーの量も変化するため、1ポンプ当たりの排出量が変化する。同じ機能や形状の部品でも、製造に用いる型のキャビティが複数存在する場合などにはそのキャビティごとにわずかに寸法が異なるため、部品構成が変わらなくとも異なる排出量となるトナーカートリッジが存在することになる。
ここで、第1の実施形態で記述したトナーの流動性を用いて回転速度を制御した方法と同じように、排出口15aのような部品寸法情報を利用することができる。例えば、部品のロット毎に金型の各キャビティで成形された成型品の部品寸法を予め測定しておき、部品寸法データをメモリ19に記憶させる。あとは第1の実施形態で示すように、挿入されるトナーカートリッジごとに駆動制御値を変更することで、異なる部品寸法ごとの排出量のズレを低減し、現像剤の濃度の変動を低減することができる。
具体的には、CPU400は、接点658により読み取った排出口15aの直径が第1の直径である場合には、排気動作から次の吸気動作までの間隔(調整時間T3)を第1の間隔とする。一方、CPU400は、接点658により読み取った排出口15aの直径が第1の直径よりも大きい第2の直径である場合には、排気動作から次の吸気動作までの間隔(調整時間T3)を第1の間隔よりも短い第2の間隔とする。
なお、本実施形態で記した工程情報を用いたトナーカートリッジの制御は、駆動モータ652の回転速度によるもの以外にも、駆動モータ652が間欠駆動可能な構成であれば、排気動作から吸気動作までの停止時間を制御するものであっても良い。
10Y、10M、10C、10K・・・トナーカートリッジ(現像剤補給容器)
11・・・カートリッジギア(駆動入力部)
11a・・・カム溝
12・・・トナー収容部(現像剤収容部)
15a・・・排出口
16・・・ポンプ部
17・・・往復リンク機構(駆動変換部)
17a・・・突起(係合部)
17b・・・リンク部材
19・・・メモリ(記録媒体)
60・・・画像形成装置
60a・・・画像形成装置本体
400・・・CPU(制御部)
605・・・トナー補給装置(現像剤補給装置)
652・・・駆動モータ(駆動部)
658・・・接点(情報読取部)

Claims (10)

  1. 画像形成装置本体に着脱可能な現像剤補給容器と、
    前記現像剤補給容器に設けられ、前記現像剤補給容器に充填される現像剤に関する情報が記録された記録媒体と、
    前記画像形成装置本体に設けられ、前記記録媒体に記録された情報を読み取り可能な情報読取部と、
    前記画像形成装置本体に装着された前記現像剤補給容器を駆動する駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記現像剤補給容器は、
    現像剤を収容可能な現像剤収容部と、
    前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤補給容器から排出する排出口と、
    伸縮することで、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の内部から外部に空気を排出する排気動作と、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の外部から内部に空気を吸い込む吸気動作とを行い、前記排気動作に伴って現像剤補給容器内から空気と共に現像剤を排出可能なポンプ部と、
    前記駆動部から入力された駆動力を、前記ポンプ部を伸縮させる方向に変換する駆動変換部と、を有し、
    前記制御部は、前記情報読取部により読み取った前記現像剤補給容器に充填された現像剤に関する情報に基づいて、前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を可変である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記現像剤補給容器に充填された現像剤に関する情報は、現像剤の流動性であり、
    前記制御部は、前記情報読取部により読み取った現像剤の流動性が第1の流動性である場合には、前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を第1の間隔とし、前記情報読取部により読み取った現像剤の流動性が前記第1の流動性よりも高い第2の流動性である場合には、前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を前記第1の間隔よりも短い第2の間隔とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動部はモータであり、
    前記制御部は、前記モータの回転速度を変更することで前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御部は、前記排気動作から次の前記吸気動作までの前記駆動部の停止時間を変更することで前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を変更する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤収容部は、前記駆動部から駆動力が入力される駆動入力部を有し、前記駆動入力部に駆動力が入力されることで回転して、内部の現像剤を前記排出口に向けて搬送し、
    前記駆動変換部は、前記現像剤収容部の外周面に形成されたカム溝と、片端部が前記ポンプ部に固定され、他端部に前記カム溝と係合する係合部が設けられたリンク部材とを有し、前記現像剤収容部が回転することで前記リンク部材が前記カム溝に沿って移動して前記ポンプ部を伸縮させる
    ことを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 画像形成装置本体に着脱可能な現像剤補給容器と、
    前記現像剤補給容器に設けられ、前記現像剤補給容器の公差に関する情報が記録された記録媒体と、
    前記画像形成装置本体に設けられ、前記記録媒体に記録された情報を読み取り可能な情報読取部と、
    前記画像形成装置本体に装着された前記現像剤補給容器を駆動する駆動部と、
    前記駆動部を制御する制御部と、を備え、
    前記現像剤補給容器は、
    現像剤を収容可能な現像剤収容部と、
    前記現像剤収容部に収容された現像剤を前記現像剤補給容器から排出する排出口と、
    伸縮することで、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の内部から外部に空気を排出する排気動作と、前記排出口を介して前記現像剤補給容器の外部から内部に空気を吸い込む吸気動作とを行い、前記排気動作に伴って現像剤補給容器内から空気と共に現像剤を排出可能なポンプ部と、
    前記駆動部から入力された駆動力を、前記ポンプ部を伸縮させる方向に変換する駆動変換部と、を有し、
    前記制御部は、前記情報読取部により読み取った前記現像剤補給容器の公差に関する情報に基づいて、前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を可変である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記現像剤補給容器の公差に関する情報は、前記排出口の直径であり、
    前記制御部は、前記情報読取部により読み取った前記排出口の直径が第1の直径である場合には、前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を第1の間隔とし、前記情報読取部により読み取った前記排出口の直径が前記第1の直径よりも大きい第2の直径である場合には、前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を前記第1の間隔よりも短い第2の間隔とする
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記駆動部はモータであり、
    前記制御部は、前記モータの回転速度を変更することで前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を変更する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御部は、前記排気動作から次の前記吸気動作までの前記駆動部の停止時間を変更することで前記排気動作から次の前記吸気動作までの間隔を変更する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像剤収容部は、前記駆動部から駆動力が入力される駆動入力部を有し、前記駆動入力部に駆動力が入力されることで回転して、内部の現像剤を前記排出口に向けて搬送し、
    前記駆動変換部は、前記現像剤収容部の外周面に形成されたカム溝と、片端部が前記ポンプ部に固定され、他端部に前記カム溝と係合する係合部が設けられたリンク部材とを有し、前記現像剤収容部が回転することで前記リンク部材が前記カム溝に沿って移動して前記ポンプ部を伸縮させる
    ことを特徴とする請求項6ないし9の何れか1項に記載の画像形成装置。
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