JP7741043B2 - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

情報処理装置およびプログラム

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Description

本発明の実施形態は、情報処理装置およびプログラムに関する。
従来、買物客が操作者となって商品の登録処理や決済処理にかかる操作を行うセルフタイプのPOS(Point Of Sales)端末や、商品登録の後の決済処理にかかる操作を買物客が操作者となって行うセミセルフタイプのPOS端末が知られている。こういったPOS端末には、操作者を撮像するカメラを備え、カメラが出力する画像を解析することにより、操作者の操作ミスや不正行為などを発見可能にしているものがある。ここで、特許文献1は、指定のエリアに対する人物の動線をカメラの出力から抽出する技術を開示している。
撮像画像の解析においては、画像データが大きくなるほど、解析を行う処理部にかかる負荷が高くなる。処理部への負荷を抑えるためには、画像データをなるべく小さくすることが望ましい。しかしながら、販売データ処理における操作者の不適行為の発見に際して、解析に供する画像データを小さく抑えるための対応は行われていなく、カメラの出力する撮像画像の全体を解析しているのが現状である。
本発明が解決しようとする課題は、販売データ処理における操作者の不適行為を発見するために行う画像解析に要する処理負荷を抑えることができる情報処理装置およびプログラムを提供することである。
実施形態の情報処理装置は、カメラの撮像画像を解析するものであって、前記カメラは、商品の取引に用いる情報を処理する販売データ処理装置の操作者が映り込む範囲を撮像して画像データを出力し、前記情報処理装置は、解析部と報知部と調整部とを備える。解析部は、前記画像データの中央部に設定される第一の範囲の解析により、前記操作者の動作または前記商品の位置の推移にかかわる情報を出力する。報知部は、前記解析部が出力する情報に基づいて、前記商品が、前記販売データ処理装置における登録前の置き場から登録操作の受け付け位置を経ずに登録後の置き場に至ったと判断し得る場合に、不登録を報知するための情報を出力する。調整部は、前記解析部が出力する情報に基づいて、前記画像データにおける前記第一の範囲と周囲との境界の位置を調整する。
図1は、実施形態に係るセルフPOS端末の操作者側から見た外観の一例を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係るセルフPOS端末のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るセルフPOS端末およびサーバの機能構成の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係るカメラの撮像画像の一例である。 図6は、実施形態に係るカメラの撮像画像の一例である。 図7は、実施形態に係るサーバで実行される処理の一例を示すフローチャートである。
(第1の実施形態)
実施形態について図面を用いて説明する。図1は、実施形態に係るセルフPOS端末10の操作者側から見た外観の一例を示す斜視図である。セルフPOS端末10は、商品の取引に用いる情報を処理する販売データ処理装置の一例である。また、セルフPOS端末10は、商品の登録や決済にかかる処理を買物客が操作者となって行うセルフタイプのPOS(Point Of Sales)端末である。
セルフPOS端末10は、本体11、カゴ置台12、袋詰め台13を有する。本体11は、カゴ置台12及び袋詰め台13の間に設けられる。カゴ置台12は、取引対象の商品が入ったカゴ等を置くための物置台である。袋詰め台13は、買い物袋を開放した状態で引掛けられる物置台である。買い物袋には、登録済みの商品が入れられる。つまり袋詰め台13には、登録された商品が載置される。
袋詰め台13は、台座131、袋掛けフック132及び一時置台133を有する。袋掛けフック132及び一時置台133は、台座131に設けられた支柱134に支持されて、台座131の上方に設けられている。袋掛けフック132は、登録後の商品を入れる袋を吊り下げるフックである。台座131は、袋の底を支えたり、例えば袋より大きく袋に入れるのに適さない等の商品が載置されたりする台である。一時置台133は、例えば壊れやすい等の理由で袋詰めに注意を要する商品を一時的に載置する台である。
セルフPOS端末10は、さらに、計量部14、入出金部15、スキャナ16、タッチパネルディスプレイ17、表示灯18、カードリーダ19、プリンタ20、カメラ21を、備えている。
計量部14は、袋詰め台13に設けられている。計量部14は、内蔵した重量センサの出力に基づき、袋詰め台13に載置された商品等の物品の重量を計量する。例えば、計量部14は、袋詰め台13にセットされた袋や、袋内に入れられた商品等の合計重量を、計量する。重量センサは、例えば台座131の下方に設けられて、台座131を支持し、台座131が受ける負荷に応じた信号を出力する。
入出金部15は、例えば本体11の上下方向中央部に設けられている。入出金部15は、買物客が支払う硬貨や紙幣の投入を受け付け、釣銭等を排出する。なお、例えばセルフPOS端末10が現金を取り扱わないキャッシュレス端末として構成される場合等には、入出金部15は設けられなくて構わない。
スキャナ16は、例えば本体11の上部に設けられている。スキャナ16は、読取窓161を有する。スキャナ16は、例えば読取窓161にかざされた商品に付されている無線タグやバーコードなどのコードシンボルから商品情報を読み取る。無線タグは、RF(Radio Frequency)タグ等の電子タグである。無線タグは、情報を記憶するIC(Integrated Circuit)チップとアンテナとを有する。無線タグは、無線タグ読取装置から受信した電波に応じてICチップに記憶されているタグ情報を送信する。例えば、無線タグには、無線タグが付されている商品に関する商品情報が記憶されている。商品情報には、例えば、商品を識別可能な商品コードが含まれている。
また、スキャナ16は、例えば読取窓161にかざされた商品を撮像するように構成されたカメラを有していてもよい。スキャナ16のカメラは、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)、CCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子を含む。読取窓161は、スキャナ16のカメラにより撮像される光を透過可能である。スキャナ16のカメラが撮像した商品の画像データは、画像処理装置によるオブジェクト認識処理に供される。これにより、画像データに含まれる商品が特定され、登録される。なお、画像処理装置は、例えば通信I/F(interface、インタフェース)を介してセルフPOS端末10と通信可能に接続された外部装置である。なお、オブジェクト認識処理は、セルフPOS端末10により実行されても構わない。
タッチパネルディスプレイ17は、例えば本体11の上方に設けられている。タッチパネルディスプレイ17は、操作者向けの各種情報を画面に表示し、買物客による操作を受け付ける。
表示灯18は、例えば本体11の後方に設けられている。表示灯18は、セルフPOS端末10に異常が発生したこと等を店員に通知する電灯である。
カードリーダ19は、例えば本体11においてスキャナ16の側方に設けられている。カードリーダ19は、クレジットカード等のカードが記憶する情報を読み取る。
プリンタ20は、例えば本体11の筐体の内部に設けられている。プリンタ20は、一取引の明細が示されたレシートや、商品の割引等のクーポンをレシート用紙等に印字する印字装置である。プリンタ20は、本体11の正面に、レシート排出部を有する。レシート排出部は、プリンタ20が発行したレシート等をセルフPOS端末10の外部に排出する排出口である。レシート排出部は、例えば本体11において入出金部15とスキャナ16との間に設けられている。
カメラ21は、セルフPOS端末10の操作者が映り込む範囲を撮像するように構成されたカメラである。カメラ21は、例えばCMOS、CCD等の撮像素子を含む。撮像によりカメラ21が出力した画像データは、解析部311(後述)による解析処理に供される。
図2は、実施形態に係るセルフPOS端末10のハードウェア構成の一例を示す図である。セルフPOS端末10は、さらに、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、記憶部104および通信I/F(interface、インタフェース)105を、備えている。
計量部14、入出金部15、スキャナ16、タッチパネルディスプレイ17、表示灯18、カードリーダ19、プリンタ20、カメラ21、CPU101、ROM102、RAM103、記憶部104および通信I/F105は、データバスやアドレスバス等のシステムバス109を介して相互に接続される。
記憶部104は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどの記憶装置である。記憶部104は、制御プログラムや商品マスタ等を記憶する。制御プログラムは、オペレーティングシステムや、セルフPOS端末10が有する各種機能を発揮させるためのプログラムである。
商品マスタは、商品を識別可能な識別情報である商品コードに関連づけて、商品の情報(商品情報)を記憶している。商品情報は、例えば、商品の名称や、価格、商品の重量値等である。なお、セルフPOS端末10においてオブジェクト認識処理が実行される場合、商品マスタに、商品情報として、照合用特徴量の情報が関連付けられていてもよい。照合用特徴量は、商品の外観の特徴を示す照合用の情報である。照合用特徴量は、商品の標準的な形状、表面の色合い、模様、凹凸状況等の外観の特徴をパラメータ化したものである。
CPU101は、プロセッサである。ROM102は、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAM103は、各種プログラムや各種データを一時的に記憶する記憶媒体である。CPU101は、RAM103をワークエリア(作業領域)としてROM102又は記憶部104等が記憶する各種プログラムを実行することにより、制御部110(図4参照、後述)を実現する。制御部110は、セルフPOS端末10の各部を統括的に制御する。
なお、制御部110のプロセッサとしては、CPU101に限らず、GPU(Graphics Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の他のプロセッサが利用されても構わない。
通信I/F105は、セルフPOS端末10がネットワークを介して外部装置と通信するためのインタフェースである。外部装置の一例はサーバ300である。サーバ300は、カメラ21の撮像画像を解析する情報処理装置の一例である。
また、他の外部装置として、例えば、セルフPOS端末10を管理する店員等の管理者が操作する情報処理装置(以下、管理装置とする)がある。管理装置は、例えばPC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)やタブレット型端末、スマートフォン等である。管理装置は、例えば複数のセルフPOS端末10に接続されている。なお、ネットワークを介して互いに接続された複数のセルフPOS端末10のうちの任意のセルフPOS端末10を管理装置として利用することもできる。管理装置は、セルフPOS端末10からの報知情報に基づき不正検知を店員に報知する。
さらに他の外部装置としては、例えばオブジェクト認識処理などの画像処理を実行する画像処理装置があり得る。
図3は、実施形態に係るサーバ300のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ300は、CPU301、ROM302、RAM303、記憶部304および通信I/F305を、備えている。これらの各部は、データバスやアドレスバス等のシステムバス309を介して相互に接続される。
記憶部304は、HDDやSSD、フラッシュメモリなどの記憶装置である。記憶部304は、制御プログラム等を記憶する。制御プログラムは、オペレーティングシステムや、サーバ300が有する各種機能を発揮させるためのプログラムである。
CPU301は、プロセッサである。ROM302は、各種プログラムやデータを記憶する記憶媒体である。RAM303は、各種プログラムや各種データを一時的に記憶する記憶媒体である。CPU301は、RAM303をワークエリア(作業領域)としてROM302又は記憶部304等が記憶する各種プログラムを実行することにより、制御部310(図4参照、後述)を実現する。制御部310は、サーバ300の各部を統括的に制御する。
なお、制御部310のプロセッサとしては、CPU301に限らず、GPU(Graphics Processing Unit)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の他のプロセッサが利用されても構わない。
図4は、実施形態に係るセルフPOS端末10およびサーバ300の機能構成の一例を示す図である。
セルフPOS端末10の制御部110は、読取部111、登録部112、操作部113、決済部114、撮像部115、報知部116等の各種機能部として機能する。また、サーバ300の制御部310は、解析部311、報知部312、調整部313等として機能する。
なお、本実施形態でサーバ300の制御部310が実現する機能の一部又は全部は、セルフPOS端末10の制御部110が実現する機能部とされてもよいし、セルフPOS端末10との協働により実現されてもよいし、セルフPOS端末10に搭載された専用回路などのハードウェア構成により実現されても構わない。
セルフPOS端末10の読取部111は、取引対象の商品の情報の入力を受け付ける入力部の一つであって、スキャナ16を介して、商品に付された無線タグやバーコードなどのコードシンボルから商品コードを読み取り、これを出力する。なお、読取部111は、スキャナ16のカメラが撮像した画像データに基づくオブジェクト認識により商品を特定してもよい。
登録部112は、読取部111が出力した商品コードに基づいて商品マスタから情報(商品情報)を取得し、取得した商品情報を登録する。ここで、登録とは、取得した商品情報を、所定の記憶領域(例えば記憶部104に設けられる)に、販売データとして記憶させることである。なお、登録部112は、読取部111が出力する商品情報によらず、タッチパネルディスプレイ17への操作入力により特定された商品を登録してもよい。
操作部113は、取引対象の商品の情報の入力を受け付ける入力部の一つであって、操作者による操作を受け付ける。より具体的には、操作部113は、タッチパネルディスプレイ17が受けた操作入力に応じた信号を出力する。
決済部114は、登録部112が登録した商品の決済にかかる処理(決済処理)を行う。例えば、決済部114は、登録部112が登録した商品の価格の合計額を算出する。また、決済部114は、入出金部15に投入された金額から上記合計額を減算して、釣銭を算出する。そして、決済部114は、入出金部15に釣銭を排出させる。
撮像部115は、カメラ21によりセルフPOS端末10の操作者が映り込む範囲を撮像して画像を出力する。より具体的には、撮像部115は、カメラ21を制御し、カメラ21が出力する撮像画像をサーバ300等に出力(送信)する。なお、セルフPOS端末10の操作者が映り込む範囲とは、操作者がいると想定される位置を含む範囲であり、操作部113の向かい側あたりで、セルフPOS端末10の正面側である。
サーバ300の解析部311は、カメラ21の撮像画像を解析する処理(解析処理)を実行する。解析部311は、カメラ21が出力する画像データにおける第一の範囲511の解析により、操作者の動作にかかわる情報を出力する。ここで、図5は、実施形態に係るカメラ21の撮像画像510の一例である。
撮像画像510は、複数領域に分割されて、第一の範囲511と、第二の範囲512と、第三の範囲513と、を含んでいる。第一の範囲511は、撮像画像510の中央部に設定される。なお、この第一の範囲511の初期値は、セルフPOS端末10を設置するサービスマン(技術者)により設定される。サービスマンは、カメラ21の出力を参照して、撮像画像510における第一の範囲511を設定する。また、この初期設定は、例えば記憶部304が保持する。
第二の範囲512および第三の範囲513は、撮像画像510から第一の範囲511を除いた残りの部分であって、サービスマンにより、画像解析に不要と判断された範囲である。第三の範囲513は、画像解析を行わない範囲である。
また、第二の範囲512は、画像データの一部であって、境界514を介して第一の範囲511に隣接する。本実施形態における第二の範囲512には、セルフPOS端末10を使用する順番を待っていると見受けられる買物客(待機者)が映り込んでいる。
解析部311が出力する上記「操作者の動作にかかわる情報」は、例えば、骨格推定技術を用いての行動検知を行うことで得られるものであって、具体例としては次の第一~第三の情報である。
第一の情報は、不登録検知を示す情報である。解析部311は、撮像画像510のうち第一の範囲511に含まれる画像を使用して、骨格推定による行動検知を行う。解析部311は、推定した買物客の骨格の移動経路から、商品が、セルフPOS端末10における登録前の置き場(カゴ置台12)から登録操作の受け付け位置(スキャナ16の正面近傍)を経ずに登録後の置き場(袋詰め台13)に至ったと判断し得る場合に、不登録を検知したとし、その旨を示す第一の情報を出力する。
第二の情報は、推定した骨格が、第一の範囲511とその周囲(第二の範囲512)との境界514に、交差した回数である。解析部311は、推定した買物客の骨格が、境界514と交差した回数を計測し、当該回数を記憶部304の所定の領域等に記録する。
第三の情報は、推定した骨格が、第一の範囲511の内側に設定した仮想のライン516から出ない状態の継続時間を計測し、当該時間を記憶部304所定の領域等に記録する。なお、ライン516は、境界514から所定距離だけ離れた位置に設定される。
報知部312は、解析部311が出力する第一の情報に基づいて、店員等に対して不登録を報知するための情報を出力する。より具体的には、解析部311が不登録検知を示す情報を出力すると、これを報知部312が受け、セルフPOS端末10や管理装置に通知を送信する。
調整部313は、解析部311が出力する第二および第三の情報に基づいて、第一の範囲511の境界514の位置を、調整する。ここで、図6は、実施形態に係るカメラ21の撮像画像520の一例である。なお、上記「調整」は、所定の基準に即した判断において好ましい状態になるよう変えることを意図している。
例えば調整部313は、解析部311の出力(第二の情報)により、動作中の操作者の腕または手が、第一の範囲511の境界514と交差する頻度が高いと判断される場合に、第一の範囲511を広げる調整を行う。
具体的には、調整部313は、境界514を、所定の位置515まで移動させる。位置515は、第一の範囲511に隣接する第二の範囲512に位置し、境界514から所定距離離れている。
また、上記判断において、調整部313は、例えば、解析部311が推定した骨格と上記境界514とが交わる事象の発生頻度が、予め定めた閾値を超えた場合に、「頻度が高い」とする。また、上記頻度は、予め定められた時間内における事象の発生回数である。
さらに調整部313は、解析部311の出力(第三の情報)により、動作中の操作者の腕または手が、上述のライン516を超えない状態が継続すると判断される場合に、第一の範囲511をライン516まで狭める(境界514をライン516の位置まで移動させる)調整を行う。
また、上記判断において、調整部313は、例えば、第三の情報すなわち解析部311が推定した骨格と上記ライン516とが交わらない状態の継続時間が、予め定めた閾値を超えた場合に、「上記状態が継続する」とする。
このような調整によれば、セルフPOS端末10の操作者である買物客の骨格が境界514に交差しない程度に、第一の範囲511を可能な限り狭めることができる。またこれにより、解析部311が推定する骨格が第一の範囲511から出ない状態を保ちつつ、画像解析による負荷が軽減される状態を保つことができる。
ここでさらに、解析部311は、第二の範囲512を解析することにより、セルフPOS端末10の待機者の有無やその人数を示す、第四の情報を出力する。なお、この処理は、制御部310の余力が十分なときに実行され、逼迫しているときには省かれる。
そして図4に戻り、報知部116は、サーバ300から不登録検知の通知を受信することにより、表示灯18を作動させたり、管理装置に通知を送信したりする。
以下、図7を参照して、実施形態に係る処理の流れについて説明する。図7は、実施形態に係るサーバ300で実行される処理の一例を示すフローチャートである。
制御部310は、カメラ21の撮像画像を受信すると(ステップS1)、解析部311として画像解析を行い、第一~第四の情報を得る(ステップS2)。
次に制御部310は、第二および第三の情報に基づいた集計を行う(ステップS3)。
次に制御部310は、ステップS3の集計結果に基づいて、境界514の位置が不適かを判断する(ステップS4)。不適であれば(ステップS4のYes)、制御部310は、境界514を適切な位置に移動させる(ステップS5)。
ステップS4において境界514の位置が適切であれば(ステップS4のNo)、制御部310は、ステップS5をとばしステップS6へ処理を進める。
なお、ステップS4~S5の処理は、制御部310の余力が十分なときに実行されるとし、逼迫しているときには省かれて後回しにされて構わない。
次に制御部310は、第四の情報に基づいて、ステップS6の判断を行う。ステップS6で、制御部310は、セルフPOS端末10の待機者の人数が、閾値を超えているかを判断する。ステップS6において、待機者が閾値を超えているとき(ステップS6のYes)、制御部310は待機者対応を行う(ステップS7)。待機者対応の一例としては、音声や文字による空き端末の案内や、応援店員の呼出処理である。
ステップS6において待機者数が閾値を超えない場合(ステップS6のNo)、制御部310は、ステップS7をとばしステップS8へ処理を進める。
なお、ステップS6~S7の処理は、制御部310の余力が十分なときに実行され、逼迫しているときには省かれる。また、ステップS6~S7の処理は、ステップS4~S5の処理よりも、優先度が低い。したがって、制御部310の余力が不十分なとき、まずステップS6~S7の処理を省き、さらに余力がなければステップS4~S5の処理を省く。つまり、ステップS6~S7の処理よりも、ステップS4~S5の処理を優先して実行する。
次に制御部310は、第一の情報すなわち不登録検知を示す情報が出力されていれば、不登録の疑いありと判断し(ステップS8のYes)、これを報知して(ステップS9)、本処理を終了する。
また、制御部310は、ステップS8において、第一の情報が出力されていなければ、不登録の疑いがないと判断し(ステップS8のNo)、処理をステップS1に戻す。
このように、本実施形態によれば、販売データ処理における操作者の不適行為を発見するための行動検知処理を第一の範囲511に限って実行するため、画像解析を行う処理部(制御部310)の負荷を、撮像画像510の全体を解析していた従来に比べて抑えることができる。
また、本実施形態によれば、第一の範囲511の境界514の位置を最適化することができるので、過不足ない行動検知処理を行うことができる。
さらに本実施形態によれば、第一の範囲511の設定を、1取引ごとにリセットするのではないので、継続使用により、セルフPOS端末10のそれぞれについて、設定を最適化していくことができる。
なお、上記実施形態では、サーバ300を、カメラ21の撮像画像を解析する情報処理装置の一例として説明したが、実施にあたっては、セルフPOS端末10が情報処理装置として機能しても構わない。より具体的には、サーバ300の各機能部(解析部311、報知部312、調整部313)が、セルフPOS端末10に設けられてもよい。
また、上記実施形態では、ステップS4~S5の処理をステップS3に続けて行っているが、実施にあたってはこれに限らない。ステップS4~S5の処理は、ここで行わず、日次処理として行っても構わない。例えば、ステップS4~S5の処理は、開店前の装置起動時等に行うのであって構わない。
また、上記実施形態では、第一の範囲511は撮像画像510の中央部に位置し、調整部313は第一の範囲511と他との境界514の位置を調整するとしているが、これは、境界514が部分的にでも撮像画像510の端に位置することを否定するものではない。つまり、実施にあたって、第一の範囲511の境界514が、撮像画像510の端を含んでいても構わない。
そして、上記実施形態に係る技術は、商品登録の後の決済処理にかかる操作を買物客が操作者となって行うセミセルフタイプのPOS端末(会計装置の一例)に対して適用することもできる。ここでの決済処理に先立つ登録処理は、例えば、通常のPOS端末への店員の操作によって行われる。また、登録処理は、買物客自身により行われる場合もある。買物客は、例えば、買物客が所持するスマートフォンで起動されたPOSアプリケーションや、カートPOS(店内備付のカートに付属した端末)への買物客の操作等によって、商品の登録を行う。
上記実施形態は、上述した各装置が有する構成又は機能の一部を変更することで、適宜に変形して実施することも可能である。そこで、以下では、上述した実施形態に係るいくつかの変形例を他の実施形態として説明する。なお、以下では、上述した実施形態と異なる点を主に説明することとし、既に説明した内容と共通する点については同じ符号を用い、詳細な説明を省略する。また、以下で説明する変形例は、個別に実施されてもよいし、適宜組み合わせて実施されてもよい。
(第2の実施形態)
上記実施形態の解析部311は、第一の範囲511の解析により、上記第一~第三の情報として、操作者の動作にかかわる情報を出力したが、本実施形態の解析部311は、商品の位置の推移にかかわる情報を出力する。商品の位置の推移にかかわる情報は、撮像画像510内の移動する商品に対して画像認識を繰り返し実行して商品の位置を追跡することで、得られる。
第一の情報は、不登録検知を示す情報である。解析部311は、撮像画像510のうち第一の範囲511への画像認識処理により、認識した商品の移動経路を得る。この移動経路から、商品が、セルフPOS端末10における登録前の置き場(カゴ置台12)から登録操作の受け付け位置(スキャナ16の正面近傍)を経ずに登録後の置き場(袋詰め台13)に至ったかを判断する。そして商品がカゴ置台12から袋詰め台13までに登録操作の受付位置を経なかったと判断し得る場合、解析部311は不登録を検知したとし、その旨を示す第一の情報を出力する。
第二の情報は、画像認識処理により認識した商品が、第一の範囲511から外に出る向きに境界514を越えた回数である。解析部311は、その回数を計測し、記憶部304の所定の領域等に記録する。
第三の情報は、画像認識処理により認識した商品が、第一の範囲511の内側に設定した仮想のライン516から出ない状態の継続時間を計測し、当該時間を記憶部304所定の領域等に記録する。
次に、本実施形態の調整部313は、解析部311の出力により、移動中の商品が境界514の外に出る事象の発生頻度が高いと判断される場合に、第一の範囲511を広げる調整を行う。具体的には、調整部313は、境界514を、所定の位置515まで移動させる。上記頻度は、所定時間内における上記事象の発生回数であり、これが所定の閾値を超える場合、「頻度が高い」と判断される。
また、調整部313は、解析部311の出力により、移動中の商品が境界514の内側に設定したライン516から出ない状態が継続すると判断される場合に、場合に、第一の範囲511をライン516まで狭める(境界514をライン516の位置まで移動させる)調整を行う。
なお、上記判断において、調整部313は、例えば、商品がライン516から出ない状態の継続時間が、予め定めた閾値を超えた場合に、「上記状態が継続する」とする。
このように、第2の実施形態の情報処理装置によれば、前実施形態と同様の効果を奏することができる。
上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態の各装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供又は配布するように構成してもよい。
本実施形態の情報処理装置で実行されるプログラムは、上述した各部(解析部311、報知部312、調整部313)を含むモジュール構成となっている。CPU(プロセッサ)は、上記記憶装置からプログラムを読み出して実行することにより、上記各部を主記憶装置上にロードする。これにより、解析部311、報知部312、調整部313が、主記憶装置上に生成される。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…セルフPOS端末、
11…本体、
12…カゴ置台、
13…袋詰め台、
131…台座、132…袋掛けフック、133…一時置台、134…支柱、
14…計量部、
15…入出金部、
16…スキャナ、161…読取窓、
17…タッチパネルディスプレイ、
18…表示灯、
19…カードリーダ、
20…プリンタ、
21…カメラ、
101…CPU、102…ROM、103…RAM、
104…記憶部、105…通信I/F、109…システムバス、
110…制御部、
111…読取部、112…登録部、113…操作部、
114…決済部、115…撮像部、116…報知部、
300…サーバ、
301…CPU、302…ROM、303…RAM、
304…記憶部、305…通信I/F、309…システムバス、
310…制御部、311…解析部、312…報知部、313…調整部、
510,520…撮像画像、
511…第一の範囲、512…第二の範囲、513…第三の範囲、514…境界。
特開2009-048229号公報

Claims (7)

  1. カメラの撮像画像を解析する情報処理装置において、
    前記カメラは、商品の取引に用いる情報を処理する販売データ処理装置の操作者が映り込む範囲を撮像して画像データを出力し、
    前記情報処理装置は、
    前記画像データの中央部に設定される第一の範囲の解析により、前記操作者の動作または前記商品の位置の推移にかかわる情報を出力する解析部と、
    前記解析部が出力する情報に基づいて、前記商品が、前記販売データ処理装置における登録前の置き場から登録操作の受け付け位置を経ずに登録後の置き場に至ったと判断し得る場合に、不登録を報知するための情報を出力する報知部と、
    前記解析部が出力する情報に基づいて、前記画像データにおける前記第一の範囲と周囲との境界の位置を調整する調整部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記解析部は、前記解析として前記操作者の行動検知を行い、
    前記調整部は、前記解析部の出力により、動作中の前記操作者の腕または手が前記境界と交差する頻度が高いと判断される場合に、前記第一の範囲を広げる調整を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記解析部は、前記解析として前記操作者の行動検知を行い、
    前記調整部は、前記解析部の出力により、動作中の前記操作者の腕または手が前記境界の内側に設定したラインから出ない状態が継続すると判断される場合に、前記第一の範囲を前記ラインまで狭める調整を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記解析部は、前記解析として画像認識を行って、前記商品の位置の推移を把握し、
    前記調整部は、前記解析部の出力により、移動中の前記商品が前記境界の外に出る頻度が高いと判断される場合に、前記第一の範囲を広げる調整を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記解析部は、前記解析として画像認識を行って、前記商品の位置の推移を把握し、
    前記調整部は、前記解析部の出力により、移動中の前記商品が前記境界の内側に設定したラインから出ない状態が継続すると判断される場合に、前記第一の範囲を前記ラインまで狭める調整を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 前記解析部は、前記画像データの一部であって前記境界を介して前記第一の範囲に隣接する第二の範囲を解析することにより、前記販売データ処理装置を使用する順番を待つ待機者の有無または人数を示す情報を出力する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. カメラの撮像画像を解析する情報処理装置が備えるコンピュータを、
    前記カメラが商品の取引に用いる情報を処理する販売データ処理装置の操作者が映り込む範囲を撮像して出力した画像データを用い、当該画像データの中央部に設定される第一の範囲の解析により、前記操作者の動作または前記商品の位置の推移にかかわる情報を出力する解析部と、
    前記解析部が出力する情報に基づいて、前記商品が、前記販売データ処理装置における登録前の置き場から登録操作の受け付け位置を経ずに登録後の置き場に至ったと判断し得る場合に、不登録を報知するための情報を出力する報知部と、
    前記解析部が出力する情報に基づいて、前記画像データにおける前記第一の範囲と周囲との境界の位置を調整する調整部と、
    として機能させるためのプログラム。
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