以下、添付された図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳しく説明する。これに先立ち、本明細書及び特許請求の範囲において使用された用語や単語は通常的及び辞書的な意味に限定して解釈されるものではなく、発明者自らは発明を最善の方法で説明するために用語の概念を適切に定義できるという原則に則して本発明の技術的な思想に応ずる意味及び概念で解釈されるものである。
したがって、本明細書に記載された実施形態及び図面に示された構成は、本発明の最も好ましい一実施形態に過ぎず、本発明の技術的な思想のすべてを表すものではないため、本出願の時点においてこれらに代替できる多様な均等物及び変形例があり得ることを理解されたい。
また、発明の理解の補助のため、添付された図面は実際の縮尺通りに図示されず、一部構成要素の寸法を誇張して図示することがある。また、異なる実施形態における同じ構成要素に対しては同じ参照番号が付され得る。
二つの比較対象が同一であるという表現は「実質的に同一である」ことを意味する。したがって、「実質的に同一」とは、当業界において低い水準と見なされる偏差、例えば5%以内の偏差を有する場合を含み得る。また、所定の領域においてあるパラメータが均一であるとは、該当領域において平均的な観点で均一であることを意味する。
また、第1、第2などが多様な構成要素を示すために使用されているが、これら用語は構成要素を制限するためのものではない。これら用語は単に一つの構成要素を他の構成要素と区別するために使用されるものであり、特に言及しない限り、第1構成要素は第2構成要素にもなり得る。
明細書の全体において、特に言及しない限り、各構成要素は単数又は複数であり得る。
構成要素の「上部(又は下部)」又は構成要素の「上(又は下)」に任意の構成が配置されるとは、任意の構成が該構成要素の上面(又は下面)に接して配置されることだけでなく、前記構成要素と該構成要素の上に(又は下に)配置された任意の構成との間に他の構成が介在され得ることを意味する。
また、ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されるとするとき、構成要素が相互に直接的に連結されるか又は接続される場合だけでなく、各構成要素の間に他の構成要素が「介在」されるか、又は、各構成要素が他の構成要素を通じて「連結」、「結合」又は「接続」されることも含む。
明細書の全体において、「A及び/又はB」とは、特に言及しない限り、A、B、又はA及びBを意味し、「C~D」とは、特に言及しない限り、C以上D以下を意味する。
本明細書においては、説明の便宜上、ゼリーロール状に巻き取られる電極組立体の巻取軸の長さ方向に沿った方向を軸方向(Y軸)と称する。また、前記巻取軸を囲む方向を円周方向又は外周方向(X軸)と称する。また、前記巻取軸に近くなるか又は巻取軸から遠くなる方向を半径方向と称する。これらのうち、特に、巻取軸に近くなる方向を求心方向、巻取軸から遠くなる方向を遠心方向と称する。
まず、本発明の一実施形態による電極組立体について説明する。電極組立体は、シート状の第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に介在された分離膜とが一方向に巻き取られた構造を有するゼリーロール型の電極組立体であり得る。しかし、本発明が電極組立体の種類によって限定されることはない。
好ましくは、第1電極及び第2電極の少なくとも一つは、巻取方向の長辺端部に活物質がコーティングされていない無地部を含む。無地部の少なくとも一部はそれ自体が電極タブとして使用される。無地部は、電極組立体のコアに隣接したコア側無地部、電極組立体の外周表面に隣接した外周側無地部、コア側無地部と外周側無地部との間に介在された中間無地部を含む。
好ましくは、コア側無地部及び外周側無地部の少なくとも一つは、中間無地部よりも高さが相対的に低い。
図4は、本発明の一実施形態による電極60の構造を示した平面図である。
図4を参照すると、実施形態の電極60は、金属ホイルからなる集電体41、及び活物質層42を含む。金属ホイルは、伝導性を有する金属、例えばアルミニウム又は銅であり得、電極60の極性に合わせて適切に選択される。集電体41の少なくとも一面には活物質層42が形成される。活物質層42は巻取方向(X軸)に沿って形成される。電極60は、巻取方向(X軸)の長辺端部に無地部43を含む。無地部43は、活物質がコーティングされていない集電体41の一部領域である。活物質層42が形成された集電体41の領域は活物質部と称し得る。
電極60において、集電体41の短辺方向における活物質部の幅は50mm~120mmであり得、集電体41の長辺方向における活物質部の長さは3m~5mであり得る。したがって、活物質部の長辺に対する短辺の比率は、1.0%~4.0%であり得る。
好ましくは、電極60において、集電体41の短辺方向における活物質部の幅は60mm~70mmであり得、集電体41の長辺方向における活物質部の長さは3m~5mであり得る。したがって、活物質部の長辺に対する短辺の比率は、1.2%~2.3%であり得る。
活物質部の長辺に対する短辺の比率は、1865又は2170のフォームファクタを有する円筒形バッテリーで使用される電極の活物質部の長辺対比短辺の比率である6%~11%よりも著しく小さい。
好ましくは、活物質層42と無地部43との境界には、絶縁コーティング層44が形成され得る。絶縁コーティング層44は、少なくとも一部が活物質層42と無地部43との境界に重なるように形成される。絶縁コーティング層44は、分離膜を介在して対向している反対極性の二つの電極間の短絡を防止する。絶縁コーティング層44は、0.3mm~5mmの幅で活物質層42と無地部43との境界部分を覆い得る。絶縁コーティング層44の幅は、電極60の巻取方向に沿って変わり得る。絶縁コーティング層44は高分子樹脂を含み、SiO2、Al2O3のような無機物フィラーを含み得る。絶縁コーティング層44が覆っている集電体41部分は、活物質層がコーティングされた領域ではないため、無地部として見なされ得る。
無地部43は、電極組立体のコア側に隣接したコア側無地部B1、電極組立体の外周側に隣接した外周側無地部B3、及びコア側無地部B1と外周側無地部B3との間に介在された中間無地部B2を含む。
コア側無地部B1、外周側無地部B3及び中間無地部B2は、電極60がゼリーロール型の電極組立体として巻き取られたとき、それぞれコア側に隣接した領域の無地部、外周側に隣接した領域の無地部、及びこれらを除いた他の領域の無地部として定義され得る。
以下、コア側無地部B1、外周側無地部B3及び中間無地部B2をそれぞれ第1部分、第2部分及び第3部分と称する。
一例として、第1部分B1は最内側巻回ターンを含む電極領域の無地部であり、第2部分B3は最外側巻回ターンを含む電極領域の無地部であり得る。巻回ターンは、電極組立体のコア側端部を基準にして計数し得る。
他の例として、B1/B2の境界は、電極組立体のコア側から外周側に向かって無地部の高さ(又は変化パターン)が実質的に変わる地点、又は、電極組立体の半径を基準にして所定%の地点(例えば、半径の5%、10%、15%地点など)で適切に定義され得る。
B2/B3の境界は、電極組立体の外周側からコア側に向かって無地部の高さ(又は変化パターン)が実質的に変わる地点、又は、電極組立体の半径を基準にして所定%の地点(例えば、半径の85%、90%、95%地点など)で定義され得る。B1/B2の境界とB2/B3の境界が特定されれば、第3部分B2は自動的に特定され得る。
もし、B1/B2の境界のみが特定される場合、B2/B3の境界は電極組立体の外周側付近の地点で適切に選択可能である。一例として、第2部分は最外側巻回ターンを構成する電極領域の無地部と定義され得る。一方、B2/B3の境界のみが特定される場合、B1/B2の境界は電極組立体のコア側付近の地点で適切に選択可能である。一例として、第1部分B1は最内側巻回ターンを構成する電極領域の無地部と定義され得る。
第1部分B1と第3部分B2との間に他の構造が介在されることを排除しない。また、第3部分B2と第2部分B3との間に他の構造が介在されることを排除しない。
無地部43の高さは一定ではなく、巻取方向(X軸)において相対的な相違する。すなわち、第2部分B3の高さ(Y軸方向の長さ)は0以上であって、且つ、第1部分B1及び第3部分B2よりも相対的に低い。ここで、各部分の高さは、平均高さ又は最大高さであり得、以下同様である。巻取方向において、第3部分B2の長さは、第1部分B1及び第2部分B3よりもさらに長い。
電極60は、第1部分B1及び第2部分B3の高さが0以上であって、且つ、第3部分B2よりも相対的に低い。また、第1部分B1の高さと第2部分B3の高さとは、同一であるか又は異なり得る。
第1部分B1の幅dB1は、第3部分B2の無地部をコア側に折り曲げたとき、電極組立体のコアを塞がない条件を適用して設計する。コアとは、電極組立体の巻取中心に存在する空洞(cavity)を意味する。
一例として、第1部分B1の幅dB1は、コアに最も隣接した無地部の折曲長さに比例して増加し得る。
好ましくは、第1部分B1の幅dB1は、第1部分B1が形成する巻回ターンの半径方向の幅がコアに最も隣接した無地部領域の折曲長さ以上にあるように設定し得る。変形例において、第1部分B1の幅dB1は、コアに最も隣接した無地部領域の折曲長さから、第1部分B1が形成する巻回ターンの半径方向の幅を引いた値が0より小さいか又はコア半径の10%以下になるように設定し得る。
具体的な例において、電極60がフォームファクタ4680の円筒形バッテリーの電極組立体を製造するのに使用される場合、第1部分B1の幅dB1は電極組立体のコアの直径及びコアに最も隣接した無地部領域の折曲長さに応じて180mm~350mmに設定し得る。
第3部分B2の無地部は、少なくとも一部区間が複数の分切片61を含み得る。複数の分切片61は、コア側から外周側に向かって高さが段階的に増加し得る。代案的には、複数の分切片61は、コア側から外周側に向かって高さが同一に維持され得る。複数の分切片61は、下部から上部に向かって幅が減少する幾何学的な図形の形態を有する。好ましくは、幾何学的な図形は台形である。後述するが、幾何学的な図形の形態は四角形、平行四辺形などに多様に変形可能である。
分切片61は、レーザーでノッチングされたものであり得る。分切片61は、超音波カッティングや打ち抜きなどの公知の金属箔カッティング工程で形成し得る。
無地部43の折曲加工の際、活物質層42及び/又は絶縁コーティング層44の損傷を防止するため、分切片61同士の間の切断溝の下端(図5aのG)と活物質層42との間に所定のギャップを設けることが好ましい。無地部43が折り曲げられるとき、切断溝63の下端付近に応力が集中されるためである。ギャップは、電極60の巻取方向に沿って変わり得る。ギャップは、0.2mm~4mm、好ましくは1.5mm~2.5mmであることが好ましい。ギャップを上記の数値範囲に調節することで、無地部43の折曲加工時に生じる応力によって切断溝63の下端付近の活物質層42及び/又は絶縁コーティング層44が損傷されることを防止することができる。また、ギャップは、分切片61のノッチング又はカッティング時の公差による活物質層42及び/又は絶縁コーティング層44の損傷を防止することができる。巻取方向と平行な一方向において、ギャップは実質的に同一であるか又は変わり得る。後者の場合、複数の分切片は、巻取方向と平行な一方向に沿って個別的に、グループ単位で、又は二つ以上のグループ単位でギャップが変わり得る。切断溝63の下端と絶縁コーティング層44とは、0.5mm~2.0mmだけ離隔し得る。巻取方向と平行な一方向において、切断溝63の下端と絶縁コーティング層44との離隔距離は、実質的に同一であるか又は変わり得る。後者の場合、複数の分切片は、前記離隔距離が巻取方向と平行な一方向に沿って個別的に、グループ単位で、又は二つ以上のグループ単位で変わり得る。電極60が巻き取られるとき、絶縁コーティング層44の巻取軸(Y軸)方向の端部は、分離膜の端部を基準にして巻取軸方向に沿って-2mm~2mmの範囲に位置し得る。絶縁コーティング層44は、分離膜を介在して対向している反対極性の二つの電極間の短絡を防止し、分切片61が折り曲げられるときに折曲地点を支持することができる。二つの電極間の短絡防止効果を向上させるため、絶縁コーティング層44は分離膜の外側に露出し得る。また、二つの電極間の短絡防止効果をさらに極大化するため、絶縁コーティング層44の巻取軸(Y軸)方向の端部が切断溝63の下端よりも上方に位置するように絶縁コーティング層44の幅を増加させてもよい。一例において、前記絶縁コーティング層44の巻取軸方向の端部は、前記切断溝63の下端を基準にして-2mm~+2mmの範囲内に位置し得る。絶縁コーティング層44の厚さは活物質層よりも薄くなり得る。この場合、絶縁コーティング層44の表面と分離膜との間にはギャップが存在し得る。
一形態において、複数の分切片61は、コア側から外周側に向かって複数の分切片グループを成し得る。同一分切片グループに属した分切片の幅、高さ及び離隔ピッチのうちの少なくとも一つは実質的に同一であり得る。好ましくは、同一分切片グループに属した分切片の幅、高さ及び離隔ピッチは互いに同一であり得る。
好ましくは、同一分切片グループに属した分切片の幅及び高さは実質的に同一であり得る。
他の形態において、複数の分切片は、グループ単位で又は二つ以上のグループ単位で、離隔ピッチがコア側から外周側に向かって徐々に又は段階的に増加するか、若しくはその反対(vice versa)であり得る。
さらに他の形態において、複数の分切片は、グループ単位で又は二つ以上のグループ単位で、離隔ピッチがコア側から外周側に向かって徐々に又は段階的に増加してから徐々に又は段階的に減少するか、若しくはその反対(vice versa)であり得る。
さらに他の形態において、複数の分切片は、切断溝63の下端と絶縁コーティング層44又は活物質層42との間のギャップがコア側から外周側に向かって徐々に又は段階的に増加するか、若しくはその反対(vice versa)であり得る。
さらに他の形態において、複数の分切片は、切断溝63の下端と絶縁コーティング層44又は活物質層42との間のギャップがコア側から外周側に向かって徐々に又は段階的に増加するか若しくは徐々に又は段階的に減少し得る。又は、その反対(vice versa)であり得る。
図5aは台形状の分切片61の幅D、高さH及び離隔ピッチPの定義を示した図であり、図5bは切断溝63の下部を示した部分拡大図である。
図5a及び図5bを参照すると、分切片61の幅D、高さH及び離隔ピッチPは、無地部43の折曲加工時に折曲地点付近の無地部43が破れることを防止し且つ十分な溶接強度を確保するため、無地部43の重畳層数を十分に増加させながら無地部43の異常な変形を防止するように設計される。
分切片61の折り曲げは、切断溝63の下端を通るラインG又はその上部で行われる。切断溝63は、電極組立体の半径方向において分切片61の滑らかな且つ容易な折り曲げを可能にする。
切断溝63の両側には分切片61が配置される。切断溝63は、分切片61の側部63a、及びラウンド部63bを含む。側部63aは直線状に延びる。側部63aは巻取方向と鋭角を成す。ラウンド部63bは曲率半径を有し得る。ラウンド部63bの両端部は側部63aと滑らかに連結される。
分切片61の幅Dは、分切片61の側部63aから延びた二つの直線と、ラウンド部63bの下端を通って巻取方向に延びた直線Gとが交わる二つの地点間の長さで定義される。
分切片61の高さHは、分切片61の最上端辺とラウンド部63bの下端を通って巻取方向に延びた直線との間の最短距離で定義される。
分切片61の離隔ピッチPは、図5bに示したように、ラウンド部63bの両側端部を連結する直線L1と切断溝63の両側の側部63aから延びた直線L2とが交わる二つの地点間の長さで定義される。すなわち、切断溝63の両側にある側部63aの下部において曲率半径が変化し始める二つの地点間の距離が離隔ピッチPに該当する。
分切片61の離隔ピッチPは0.05mm~2.0mmであり得、好ましくは0.5mm~1.0mmであり得る。
ラウンド部63bは、離隔ピッチPを直径にする円と実質的に同一であり得る。代案的には、ラウンド部63bは、離隔ピッチPを直径にする円の模様に近似的に従い得る。代案的には、ラウンド部63bは、切断溝63の両側に位置した分切片61の側部を連結し、ラウンド部63bの曲率半径は、一側分切片61の側部から他側分切片61の側部に向かって徐々に増加してから徐々に減少し得る。
切断溝63の下部に離隔ピッチPを直径にする円と実質的に同一であるラウンド部63b、及び前記円を近似的に従うラウンド部63b又は曲率半径が徐々に増加してから徐々に減少するラウンド部63bが設けられると、分切片61のノッチング工程時にノッチング品質を向上させることができる。
本発明の実施形態において、ラウンド部63bが円を近似的に従うとは、ラウンド部63bの曲率半径が離隔ピッチPを直径にする円の半径を基準にして20%以内の範囲で徐々に変化しながら、切断溝63の両側にある側部63aの下端を滑らかに連結することを意味する。
図5cは、レーザーノッチング実験結果を示した図である。図5cは、レーザーで分切片61をノッチングするとき、切断溝63の下部形状によってレーザーの照射パターンが如何に変化するかを示している。
ノッチング実験では、集電体ホイルの代わりに、厚い銅プレートに分切片61の形状に応じてノッチングレーザーを照射した。銅プレートを使用した理由は、ノッチングレーザーの照射パターンを観察するためである。
レーザーノッチング装置は、ノッチングパターンの曲率半径が急に変わるとノッチング速度が遅くなる特性がある。すなわち、曲率半径が急に変化する領域では、ノッチングレーザーの照射間隔が短くなる。ノッチングレーザーを照射する装置が曲率半径が急に変化する領域を通過する場合、精密なノッチング加工のため、装置の移動速度が直線パターンをノッチングする区間よりも相対的に減少するためである。
実験(a)及び実験(b)のノッチングパターンによって加工された電極の無地部は、分切片61間の離隔ピッチが0.5mmと同一である。すなわち、実験(a)及び(b)では、切断溝63の両側に位置する分切片61の側部63aは同一であり、側部63aの端部同士を連結する切断溝63の底部の模様のみが相違するようにノッチング条件を設定した。実験(b)において、ラウンド部63bの曲率半径は離隔ピッチの1/2(0.25mm)である。
同様に、実験(c)及び実験(d)のノッチングパターンによって加工された電極の無地部は、分切片61間の離隔ピッチが1.0mmと同一である。すなわち、実験(c)及び(d)では、切断溝63の両側に位置する分切片61の側部63aは同一であり、側部63aの端部同士を連結する切断溝63の底部の模様のみが相違するようにノッチング条件を設定した。実験(d)において、ラウンド部63bの曲率半径は離隔ピッチの1/2(0.5mm)である。
実験(a)及び実験(c)のノッチングパターンを見れば、切断溝63の下部角に対応する領域で曲率が急激に変わる。すなわち、切断溝63の下部を形成するためのノッチングパターンは、直線形態の側部区間、曲率半径が小さい角区間、及び直線形態の底部区間を含む。その結果、切断溝63の下部でノッチング速度が著しく低下しながら、レーザーの照射地点が連続的に重畳する。
一方、実験(b)及び実験(d)のノッチングパターンは、切断溝63の下部にラウンド部63bを形成するために滑らかなノッチングパターンを有するため、曲率半径の急激な変化が伴う角構造が別途に存在しない。その結果、切断溝63の下部でのノッチング速度が、実験(a)及び実験(c)ほど顕著に低下することがなく、レーザーの照射地点が連続的に重畳する区間も生じない。
参考までに、図5cの実験結果にはノッチング区間別長さ及びノッチング速度に対するデータも一緒に示した。
実験(a)及び実験(c)によれば、切断溝63の下部、特に角部分を形成するためのノッチングパターンの曲率半径が急に変化する。その結果、切断溝63の下部に対応するノッチング領域でレーザーノッチング速度が低下することで、レーザーの照射パターンが実質的に重畳する。
実際集電体ホイルに実験(a)及び実験(c)のようなノッチングパターンによってレーザーを照射すると、ノッチングレーザーが重畳する領域に熱が堆積する。その結果、ノッチングパターンに沿って集電体ホイルが脱離するとき、切断溝63の底部やその付近にある分切片61の側部63aにおいて、局所的に集電体ホイルが脱離しないか又はホイルが脱離しても脱離地点が曲がる不良が発生する。
一方、実際集電体ホイルに実験(b)及び実験(d)のようなノッチングパターンによってレーザーを照射すると、ノッチングレーザーが連続的に重畳する領域が生じない。その結果、ノッチングパターンに沿って集電体ホイルが脱離するとき、分切片61の側部63aにおいて、局所的に集電体ホイルが脱離しないか又はホイルが脱離しながら脱離地点が曲がる不良が発生しない。
図5aをさらに参照すると、好ましくは、分切片61の幅Dは1mm以上である。Dが1mm未満であると、分切片61がコア側に折り曲げられたとき、溶接強度を十分に確保可能な程度に分切片61が重ならないか、又は、空いた空間(間隙)が発生するおそれがある。
好ましくは、分切片61の幅Dは、分切片61が電極組立体のコア側に向かって折り曲げられるとき、分切片61が半径方向に容易に重なるように、分切片61が位置する巻回ターンの半径に応じて適応的に調節され得る。
図6aは、本発明の実施形態によって電極60が巻き取られたとき、分切片61の幅Dが定義される分切片61の下端(図5aの線分Dab)が形成する円弧A1A2を電極組立体のコアの中心Oを基準に示した図である。
図6aを参照すると、円弧A1A2は分切片61の幅Dに対応する長さを有し、電極組立体のコアの中心を基準にして円周角Φを有する。円周角Φは、円弧A1A2を通る巻回軸と垂直な平面上において、円弧A1A2の両端とコアの中心Oとを連結した二つの線分間の角度で定義され得る。
分切片61の円弧A1A2の長さが同一であるとき、分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するほど円周角Φは減少する。反対に、分切片61の円周角Φが同一であるとき、分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するほど円弧A1A2の長さは比例的に増加する。
円周角Φは分切片61の折曲品質に影響を及ぼす。図面において、実線矢印は分切片61を折り曲げるために加えられる力の方向を示し、点線矢印は分切片61が折り曲げられる方向を示している。折曲方向はコアの中心Oに向かう方向である。
分切片61の円周角Φは、折曲の均一性を向上させ且つクラックの発生を防止するため、分切片61が位置する巻回ターンの半径rに応じて45°以下、好ましくは30°以下であり得る。
一形態において、分切片61の円周角Φは、上記の数値範囲内で電極組立体の半径方向に沿って徐々に又は段階的に増加又は減少し得る。他の形態において、分切片61の円周角Φは、上記の数値範囲内で電極組立体の半径方向に沿って徐々に又は段階的に増加してから徐々に又は段階的に減少し得、その反対の場合(vice versa)も可能である。さらに他の形態において、分切片61の円周角Φは、上記の数値範囲内で電極組立体の半径方向に沿って実質的に同一であり得る。
実験によれば、分切片61の円周角Φが45°を超過すると、分切片61の折曲模様が均一にならない。分切片61の中央部分と側辺部分とに加えられる力の差が大きくなって、円周方向における分切片61の押し付けが均一にならない。また、折曲均一性のために押し付け力を増加させれば、切断溝63付近の無地部43にクラックが発生するおそれがある。
一例において、電極60に含まれた分切片61の円周角Φは、実質的に同一であり、分切片61の幅は分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するほど比例的に増加し得る。実質的に同一であるとは、完全に同一であるか又は5%未満の偏差があることを意味する。
例えば、電極組立体の半径が22mmであり、コアの半径が4mmであり、半径7mm地点に位置する巻回ターンから分切片61が配置されるとき、分切片61の円周角Φが28.6°に一定である場合、分切片61の幅Dは下記の表1のように、分切片61が位置する巻回ターンの半径rに応じて比例的に増加し得る。すなわち、分切片61の幅は、巻回ターンの半径rが1mmずつ増加する度に0.5mmずつ実質的に同一比率で増加し得る。
好ましくは、電極組立体のコアの中心Oを基準にして半径がrである巻回ターンに位置した分切片61の幅D(r)は、下記の数式1を満たす範囲で決定され得る。
[数式1]
1≦D(r)≦(2×π×r/360°)×45°
好ましくは、複数の分切片61のそれぞれは、電極組立体のコアの中心を基準にして分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するにつれて、巻取方向の幅D(r)が徐々に又は段階的に増加するか、若しくはその反対(vice versa)であり得る。
他の形態において、複数の分切片61のそれぞれは、電極組立体のコアの中心を基準にして分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するにつれて、1mm~11mmの範囲で巻取方向の幅D(r)が徐々に又は段階的に増加するか、若しくはその反対(vice versa)であり得る。
さらに他の形態において、複数の分切片61のそれぞれは、電極組立体のコアの中心を基準にして分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するにつれて、巻取方向の幅D(r)が徐々に又は段階的に増加してから徐々に又は段階的に減少し得るか、若しくはその反対(vice versa)であり得る。
さらに他の形態において、複数の分切片61のそれぞれは、電極組立体のコアの中心を基準にして分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するにつれて、1mm~11mmの範囲で巻取方向の幅D(r)が徐々に又は段階的に増加してから徐々に又は段階的に減少するか、若しくはその反対(vice versa)であり得る。
さらに他の形態において、分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するにつれて、分切片61の幅D(r)が変化する比率は、同一であるか又は相異なり得る。
さらに他の形態において、分切片61が位置する巻回ターンの半径rが増加するにつれて、1mm~11mmの範囲で分切片61の幅D(r)が変化する比率は、同一であるか又は相異なり得る。
図5aをさらに参照すると、分切片61の高さHは2mm以上であり得る。D2が2mm未満であると、分切片61がコア側に折り曲げられたとき、溶接強度を十分に確保可能な程度に分切片61が重ならないか、又は、空いた空間(間隙)が発生するおそれがある。
分切片61の高さHは、分切片61がコア側に折り曲げられたときコアを塞がない条件を適用して決定し得る。好ましくは、コアの直径の90%以上が外側に開放されるように、分切片61の高さHを調節し得る。
好ましくは、分切片61の高さHは、分切片61が位置する巻回ターンの半径及びコアの半径に応じてコア側から外周側に徐々に増加し得る。
一例において、分切片61の高さHが巻回ターンの半径が増加するにつれてh1からhNまでN段階にわたって段階的に増加するとすると、分切片61のk番目高さhk(kは1~Nの自然数)、高さhkを有する分切片61が含まれた巻回ターンの開始半径をrk、コアの半径をrcとするとき、下記の数式2が満たされるように分切片61の高さh1~hNが決定され得る。
[数式2]
2mm≦hk≦rk-α×rc(好ましくは、αは0.90~1)
分切片61の高さhkが数式2を満たすと、分切片61がコア側に折り曲げられても、コアは直径の90%以上が外側に開放され得る。
一例として、電極組立体の全体巻回ターン半径が22mmであり、分切片61の高さが3mmから始まり、分切片61を含む巻回ターンの半径が1mm増加する度に分切片61の高さが3mm、4mm、5mm、6mmと順に増加し、残りの巻回ターンでは高さが6mmで実質的に同一に維持され得る。すなわち、全体巻回ターンの半径のうち、分切片61の高さ可変区間の半径方向の幅は3mmであり、残りの半径区間は高さ均一区間に該当する。
この場合、電極組立体のコアの半径rcに応じて3mm、4mm、5mm及び6mmの高さを有する分切片61が含まれた巻回ターンの開始半径r1、r2、r3、r3は、αが1であって、右側の不等式において等号条件が適用されたとき、下記の表2の通りである。
分切片61が表2に示した半径位置に配置されるとき、分切片61がコア側に折り曲げられても、分切片61によってコアが閉塞されない。一方、表2に示したr1、r2、r3、r3はα値に応じてコア側にシフトされ得る。一例において、αが0.90であるとき、r1、r2、r3、r3はコア半径の10%だけコア側にシフトされ得る。この場合、分切片61がコア側に折り曲げられたとき、コア半径の10%が分切片61によって閉塞される。表2に示したr1、r2、r3、r3は分切片61が始まる位置のリミット値である。したがって、分切片61の位置は、表2に示した半径より外周側に所定の距離だけシフトされ得る。図6bは、分切片61の高さh1、h2、h3、h4、コア半径rc、分切片61が現れ始める巻回ターンの半径r1、r2、r3、r3の関係を模式的に示した図である。
表2及び図6bを参照すると、例えばコアCの半径rcが3mであるとき、3mm(h1)、4mm(h2)、5mm(h3)及び6mm(h4)の高さを有する分切片61が含まれた巻回ターンの開始半径r1、r2、r3及びr3はそれぞれ6mm、7mm、8mm及び9mmであり得、半径9mmから最後の巻回ターンまでは分切片61の高さが6mmに維持され得る。また、6mm(r1)よりも小さい半径を有する巻回ターンには分切片61が含まれなくてもよい。このような例において、コアCと最も隣接した高さ3mm(h1)の分切片61が半径6mmの巻回ターンから位置するため、該当分切片61がコアC側に折り曲げられても3mm~6mmの半径区間のみを覆って実質的にコアCを閉塞しない。数式2のα値に応じて、分切片61の位置はコア半径rcの10%以内でコアC側にシフトされ得る。
他の形態において、分切片61の高さは、電極組立体のコアの中心を基準にして分切片61が位置した巻回ターンの開始半径rが増加するにつれて同一又は異なる比率で増加し得る。
好ましくは、分切片61の高さHは、数式2を満たすとともに分切片61の最大高さが制限され得る。
図6cは、分切片61の高さ可変区間で分切片61の高さHに対する最大値hmaxを決定するための概念図である。
図6cを参照すると、電極組立体の巻取構造において分切片61を含む電極E1は、半径方向で分離膜Sを介在して反対極性の電極E2と対向している。電極E1の両面には活物質層E1,activeがコーティングされ、電極E2の両面にも活物質層E2,activeがコーティングされている。電気的絶縁のため、分離膜Sの端部Sendは電極E2の端部E2,endから絶縁ギャップWgapに対応する長さだけ外側にさらに延び得る。また、電極E1の端部は、電気的絶縁のため、電極E2の端部よりも外側には延びない。したがって、無地部43の下端には絶縁ギャップWgapに対応する区間が確保されなければならない。また、電極E1、E2と分離膜Sとが巻き取られるとき、分離膜Sの端部Sendが蛇行(meandering)を起こす。したがって、分切片61が分離膜Sの外側に露出するためには、分離膜Sの最小蛇行マージンに該当する区間Wmargin,minが無地部43に割り当てられなければならない。また、分切片61をカッティングするためには、集電体ホイルの端部に最小限の切断スクラップマージンWscrap,minが割り当てられなければならない。したがって、分切片61の高さ可変区間で分切片61の最大高さhmaxは、下記の数式3によって決定され得る。数式3において、Wfoilは集電体ホイルがカッティングされる前の集電体ホイルの幅に該当する。
[数式3]
hmax=Wfoil-Wscrap,min-Wmargin,min-Wgap
好ましくは、前記絶縁ギャップWgapは、前記第1電極が正極であるとき、0.2mm~6mmであり得る。また、前記絶縁ギャップWgapは、前記第1電極が負極であるとき、0.1mm~2mmであり得る。
好ましくは、前記切断最小スクラップマージンWscrap,minは、1.5mm~8mmであり得る。最小切断スクラップマージンWscrap,minは、分切片61を形成する工程によっては割り当てられなくてもよい。例えば、分切片61の上部辺と集電体ホイルの上部辺とが一致するように切断溝63を形成し得る。この場合、数式3において、Wscrap,minは0になり得る。
好ましくは、前記分離膜の最小蛇行マージンWmargin,minは0~1mmであり得る。
一例として、最小限の切断スクラップマージンWscrap,minは1.5mmであり、分離膜Sの最小蛇行マージンWmargin,minは0.5mmであり得る。このような条件において、分切片61を形成する前の集電体ホイル幅Wfoilが8mm~12mmであり、絶縁ギャップWgapが0.6mm、0.8mm及び1.0mmであるとき、数式3を用いて分切片61の最大高さhmaxを計算した結果は下記の表3の通りである。
表3を参照すると、分切片61の高さ可変区間において分切片61の最大高さhmaxは10mmに設定され得る。したがって、分切片61の高さ可変区間における分切片61の高さは数式2を満たすとともに、2mm~10mm区間で電極組立体の半径方向に沿って段階的に又は徐々に増加し得る。図5aをさらに参照すると、分切片61の離隔ピッチPは0.05~2mmの範囲、好ましくは0.5mm~1.0mmで調節し得る。離隔ピッチPが0.05mm未満であると、電極60が巻取工程などで走行するとき、応力によって切断溝63の下端付近で無地部43にクラックが生じるおそれがある。一方、離隔ピッチPが2mmを超えると、分切片61が折り曲げられたとき、溶接強度を十分に確保可能な程度に分切片61が重ならないか、又は、空いた空間(間隙)が発生するおそれがある。
一方、電極60の集電体41がアルミニウムからなる場合、離隔ピッチPは0.5mm以上に設定することがより好ましい。離隔ピッチPが0.5mm以上である場合、電極60が巻取工程などにおいて300gf以上の張力(tension)下で100mm/sec以上の速度で走行しても、切断溝63の下部でクラックが発生することを防止することができる。
実験結果によれば、電極60の集電体41が厚さ15μmのアルミニウムホイルであり、離隔ピッチPが0.5mm以上である場合、上記のような走行条件下で電極60が走行したとき、切断溝63の下部でクラックが発生しない。
複数の分切片61は、コア側から外周側に向かって下部内角θが増加し得る。一例として、複数の分切片61は、コア側から外周側に向かって下部内角θが徐々に又は段階的に増加し得る。下部内角θは、切断溝63の下端から延びた直線と分切片61の側部63aから延びた直線との間の角度である。分切片61が左右対称であるとき、左側と右側の下部内角θは実質的に同一である。
電極組立体の半径が増加すれば、曲率半径が増加する。もし、分切片61の下部内角θが電極組立体の半径の増加とともに増加すれば、分切片61が折り曲げられるとき、半径方向及び円周方向で生じる応力を緩和させることができる。また、下部内角θが増加すれば、分切片61が折り曲げられたとき、内側の分切片61と重なる面積及び重畳層の数もともに増加することで、半径方向及び円周方向で溶接強度を均一に確保でき、折曲表面領域を平坦に形成することができる。
好ましくは、下部内角θは、分切片61が位置する巻回ターンの半径及び分切片61の幅Dによって決定され得る。
図6dは、分切片61の下部内角θを決定する数式を説明するための模式図である。
図6dを参照すると、分切片61の側辺は、分切片61の幅Dに対応する線分ADの両端であるA及びDとコアの中心Eとを連結する線分AE及び線分DEと一致することが理想的である。
分切片61の側辺が最も理想的な方向に延びるとき、分切片61の下部内角θreferは、線分EFが線分AE及び線分DEと近似的に等しいと仮定するとき、下記の数式4を用いて分切片61の幅D及び分切片61が位置する巻回ターンの半径rから近似的に決定され得る。
[数式4]
数式4の角度は、分切片61の下部内角θreferの理想的な基準角度である。一方、同一巻回ターンに位置した隣接する分切片61の間には離隔ピッチPが存在する。離隔ピッチPの長さはpで示した。離隔ピッチPが隣接する分切片61同士の間に存在するため、下部内角θに対して離隔ピッチPの50%だけの公差を与え得る。すなわち、分切片61の上端辺BCの幅は上端辺B’C’まで最大p/2だけ増加し得る。公差が反映された下部内角θ’は下記の数式5で表し得る。下部内角θreferは理想的な基準角度∠BAGであり、下部内角θ’は離隔ピッチPによる公差が反映された角度∠B’AG’である。数式5において、Hは分切片61の高さであり、pは離隔ピッチに該当する。
[数式5]
好ましくは、電極組立体の各巻回ターンに位置した分切片61の下部内角θは、下記の数式6を満たし得る。それにより、分切片61が電極組立体のコアの中心に向かって折り曲げられるとき、円周方向で隣接する分切片61同士が干渉を起こさず、円滑な折曲が可能である。
[数式6]
一例として、電極60が直径22mm、コアの半径4mmの巻取構造を形成する場合、分切片61の下部内角は高さ可変区間において60°~85°の区間で徐々に又は段階的に増加し得る。
他の例として、複数の分切片61は、一つ又は二つ以上のグループ単位でコア側から外周側に向かって下部内角θが徐々に又は段階的に増加し得る。
一方、分切片61の左側下部内角と右側下部内角とは等しくなくてもよい。それでもなお、少なくとも一側の下部内角θが上述した数式6を満たすように設計され得る。
図4をさらに参照すると、第1部分B1の幅dB1は、第3部分B2の分切片61をコア側に折り曲げたとき、電極組立体のコアがその直径を基準にして90%以上外側に開放されるように設計される。第1部分B1の幅dB1は、グループ1の分切片61の折曲長さに比例して増加し得る。折曲長さは、折曲地点から分切片61の上端辺までの長さに該当する。好ましくは、電極60がフォームファクタ4680の円筒形バッテリーの電極組立体を製造するのに使用される場合、第1部分B1の幅dB1は、電極組立体のコアの直径及びグループ1に含まれた分切片61の高さに応じて180mm~350mmに設定され得る。
分切片61の折曲地点は、切断溝63の下端を通るライン又はそのラインから上側に所定の距離だけ離隔した地点で設定され得る。切断溝63の下端から所定の距離だけ離隔した地点で分切片61がコア側に折り曲げられれば、半径方向での分切片の重畳がより容易になる。分切片61が折り曲げられるとき、コアの中心を基準にして外側にある分切片が内側にある分切片を押し付ける。このとき、折曲地点が切断溝63の下端から所定の距離だけ離隔していれば、内側の分切片が外側の分切片によって巻取軸方向に押し付けられながら分切片の重畳がより容易に行われる。折曲地点の離隔距離は、好ましくは1mm以下であり得る。分切片の最小高さが2mmであるため、最小高さに対する折曲地点の離隔距離の比率は50%以下であり得る。
一例において、各分切片グループの幅は、電極組立体の同一巻回ターンを構成するように設計され得る。ここで、巻回ターンは、電極60が巻き取られた状態の第1部分B1の端部を基準にして計数し得る。
他の変形例において、各分切片グループの幅は、電極組立体の少なくとも一つの巻回ターンを構成するように設計され得る。
さらに他の変形例において、同一分切片グループに属した分切片61の幅及び/又は高さ及び/又は離隔ピッチは、グループ内で又は隣接するグループの間で徐々に及び/又は段階的に及び/又は不規則的に増加又は減少し得る。
グループ1~グループ8は、第3部分B2に含まれる分切片グループの一例に過ぎない。グループの個数、各グループに含まれる分切片61の個数、及びグループの幅、は無地部43の折曲過程で応力を最大限に分散させ、集電体との溶接強度を十分に確保できるように、分切片61が多重に重なるように好ましく調節され得る。
分切片グループが一つであるとき、第3部分B2における分切片61の高さは均一であり得る。
第3部分B2の分切構造は、第2部分B3まで拡張可能である(点線を参照)。この場合、第2部分B3も第3部分B2と同様に、複数の分切片を含み得る。好ましくは、第2部分B3の分切構造は、第3部分B2の最外側にある分切片グループと実質的に同一であり得る。この場合、第2部分B3及び第3部分B2に含まれた分切片は、幅、高さ及び離隔ピッチが実質的に同一であり得る。変形例として、第2部分B3の分切片は、幅及び/又は高さ及び/又は離隔ピッチが第3部分B2よりも大きくなり得る。
第3部分B2において、電極60の巻取方向を基準にして、分切片61の高さが段階的に増加する区間(グループ1~グループ7)は分切片の高さ可変区間と定義され、最後の分切片グループ(グループ8)は分切片の高さが均一に維持される高さ均一区間と定義され得る。
すなわち、第3部分B2において、分切片61の高さがh1からhNまで段階的に増加するとき、h1~hN-1(Nは高くインデックスであって、2以上の自然数)の高さを有する分切片61が配置された区間は高さ可変区間に該当し、hNの高さを有する分切片61が配置された区間は高さ均一区間に該当する。電極60の巻取方向の長さに対する高さ可変区間と高さ均一区間との比率については、具体的な実施例を参照して後述する。
電極60がフォームファクタ4680の円筒形バッテリーの電極組立体を製造するのに使用される場合、第1部分B1の幅dB1は180~350mmであり得る。グループ1の幅は第1部分B1の幅対比35~40%であり得る。グループ2の幅はグループ1の幅対比130~150%であり得る。グループ3の幅はグループ2の幅対比120~135%であり得る。グループ4の幅はグループ3の幅対比85~90%であり得る。グループ5の幅はグループ4の幅対比120~130%であり得る。グループ6の幅はグループ5の幅対比100~120%であり得る。グループ7の幅はグループ6の幅対比90~120%であり得る。グループ8の幅はグループ7の幅対比115~130%であり得る。第2部分B3の幅dB3は、第1部分B1の幅と同様に180~350mmであり得る。
グループ1~グループ8の幅が一定の増加又は減少パターンを見せない理由は、分切片の幅はグループ1からグループ8に行くほど徐々に増加するが、グループ内に含まれる分切片の個数は整数個に制限され、電極の厚さが巻取方向で若干の偏差を有するためである。したがって、特定の分切片グループでは分切片の個数が減少し得る。したがって、グループの幅は、コア側から外周側に向かって上記の例示のように不規則な変化様相を示し得る。
すなわち、電極組立体の円周方向において、連続して隣接する三つの分切片グループのそれぞれに対する巻取方向の幅をそれぞれW1、W2及びW3としたとき、W2/W1よりもW3/W2が小さい分切片グループの組み合わせを含み得る。
上述した具体的な例において、グループ4~グループ6が上記のケースに該当する。グループ4に対するグループ5の幅比率は120~130%であり、グループ5に対するグループ6の幅比率は100~120%であって、その値が120~130%よりも小さい。
さらに他の変形例によれば、電極60の無地部43が分切片構造を有するとき、電極60は、図7aに示したように、複数の分切片のうちの一部が規則的又は不規則的に省略されている分切片省略区間64を含み得る。
好ましくは、分切片省略区間64は複数個であり得る。一例として、分切片省略区間64の幅は、コア側から外周側に向かって一定であり得る。他の例として、分切片省略区間64の幅は、コア側から外周側に向かって規則的に又は不規則的に増加又は減少し得る。好ましくは、分切片省略区間64に存在する無地部の高さは、第1部分B1及び/又は第2部分B3の高さに対応し得る。
分切片省略区間64の間に存在する分切片61の個数は少なくとも一つであり得る。電極60は、図7aに示したように、コアから外周側に向かって分切片省略区間64の間に存在する分切片61の個数が増加する無地部区間を含み得る。
好ましくは、分切片省略区間64の幅は、図7bに示したように、電極60が巻き取られたとき、各巻回ターンに位置した分切片が電極組立体65のコアの中心Cを基準にして予め設定された独立領域66内に位置するように設定され得る。
すなわち、複数の分切片61は、電極組立体65を巻取軸方向で見たとき、コアの中心Cを基準にして複数の独立領域66内に位置し得る。独立領域66の個数は、二つ、三つ、四つ、五つなどに変化し得る。
好ましくは、独立領域66は扇形状であり得る。この場合、独立領域66間の角度は実質的に同一であり得る。また、独立領域66の円周角δは、20°以上、選択的には25°以上、選択的には30°以上、選択的には35°以上、又は選択的には40°以上であり得る。
変形例において、独立領域66は、正方形、長方形、平行四辺形、台形などの幾何学的な図形の形態を有し得る。
本発明の一実施形態において、分切片61の形状は多様に変形可能である。
図8aは、本発明の他の実施形態による電極70の構造を示した平面図である。
図8aを参照すると、電極70は分切片61’の形状が上述した実施形態と異なる点を除き、他の構成は実質的に同一である。
分切片61’は、上部の幅と下部の幅とが実質的に同じ幾何学的な図形の形態を有する。好ましくは、分切片61’は四角形状であり得る。
図8bは四角形状の分切片61’の幅、高さ及び離隔ピッチの定義を示した図面であり、図8cは切断溝63の下部を拡大して示した部分拡大図である。
図8b及び図8cを参照すると、分切片61’の幅D、高さH及び離隔ピッチPは、無地部43の折曲加工時に無地部43が破れることを防止し且つ集電体との溶接強度を向上させるため、無地部43の重畳層数を十分に増加させるとともに無地部43の異常な変形を防止できるように設定される。異常な変形とは、折曲地点の下部の無地部が直線状態を維持できずに崩れて不規則に変形されることを言う。
分切片61’の幅Dは、分切片61’の両側の側部63aから延びた二つの直線L2と、切断溝63のラウンド部63bの下端から巻取方向に沿って延びた直線Gとが交わる二つの地点間の長さで定義される。分切片61’の高さHは、分切片61’の最上端辺と切断溝63のラウンド部63bの下端から巻取方向に沿って延びた直線Gとの間の最短距離で定義される。分切片61’の離隔ピッチPは、ラウンド部63bの両端を連結する直線L1と分切片61’の側部63aから延びた二本の直線L2とが交わる二つの地点間の長さで定義される。
好ましくは、分切片61’の幅D、高さH及び離隔ピッチPに関する条件は、上述した実施形態と実質的に同一であるため、繰り返される説明は省略する。但し、分切片61’が四角形状であるため、分切片61’の下部内角は90°と一定であり得る。
電極60と同様に、電極70も、図8dに示したように、複数の分切片のうちの一部が規則的又は不規則的に省略されている分切片省略区間64を含み得る。
また、分切片省略区間64が含まれた電極70が電極組立体として巻き取られたとき、分切片は、図7bに示したように複数の独立領域66内に位置し得る。
上述した実施形態のように、第3部分B2及び第2部分B3が複数の分切片61、61’を含むとき、各分切片61、61’の形状は多様に変形可能である。
好ましくは、分切片は、下記の条件のうちの少なくとも一つを満たしながら、多様な形態で変形され得る。
条件1:下部の幅が上部の幅よりも広い。
条件2:下部の幅と上部の幅とが等しい。
条件3:下部から上部に向かって幅が同一に維持される。
条件4:下部から上部に向かって幅が減少する。
条件5:下部から上部に向かって幅が減少してから増加する。
条件6:下部から上部に向かって幅が増加してから減少する。
条件7:下部から上部に向かって幅が増加してから一定に維持される。
条件8:下部から上部に向かって幅が減少してから一定に維持される。
条件9:下部の一側内角と他側内角とが同一である。
ここで、内角は、分切片下部の幅方向を基準にして分切片の側辺が成す角度で定義され得る。側辺が曲線である場合、内角は曲線の最下端地点で引いた接線と分切片下部の幅方向との間の角度で定義される。
条件10:下部の一側内角と他側内角とが異なる。
条件11:下部の一側内角及び下部の他側内角が、それぞれ鋭角、直角又は鈍角を有する。
条件12:巻取軸方向を基準にして左右対称である。
条件13:巻取軸方向を基準にして左右非対称である。
条件14:側辺が直線状である。
条件15:側辺が曲線状である。
条件16:側辺が外側に向かって凸状である。
条件17:側辺が内側に向かって凸状である。
条件18:上部及び/又は下部の角が直線と直線とが交わる構造である。
条件19:上部及び/又は下部の角が直線と曲線とが交わる構造である。
条件20:上部及び/又は下部の角が曲線と曲線とが交わる構造である。
条件21:上部及び/又は下部の角がラウンド構造である。
図9は、本発明の変形例による分切片の形態を例示的に示した図である。
図示されたように、分切片は、両側の切断溝の底部を連結した点線を底辺にする多様な幾何学的な図形の形態を有し得る。幾何学的な図形は少なくとも一つの直線、少なくとも一つの曲線、又はこれらの組み合わせが連結された構造を有する。一例として、分切片は、多角形状、ラウンド模様、又はこれらが結合された多様な形態を有し得る。
具体的には、分切片は、左右対称台形状(丸a);左右非対称台形状(丸b);平行四辺形状(丸c);三角形状(丸l);五角形状(丸k);円弧状(丸e);又は楕円形状(丸f)であり得る。
分切片の形態は、図9に示されたものに限定されず、上述した条件1~21のうちの少なくとも一つを満たすように、他の多角形状、他のラウンド形状、又はこれらの組み合わせで変形され得る。
分切片の多角形状丸a、丸b、丸c、丸k及び丸lにおいて、上部及び/又は下部の角は直線と直線とが交わる形状であるか又はラウンド形状(丸aの上部及び下部の角部の拡大を参照、図5b及び図8b参照)であり得る。
分切片の多角形状丸a、丸b、丸c、丸k及び丸lと分切片のラウンド形状丸e及び丸fにおいて、下部の一側内角θ1と他側内角θ2とは同一であるか又は異なり得、下部の一側内角θ1及び他側内角θ2はそれぞれ鋭角、直角又は鈍角であり得る。内角は、幾何学的な図形の底辺と側辺とがなす角度である。側辺が曲線であるとき、直線は、底辺と側辺との交点から延びた接線で代替され得る。
多角形状の分切片の側辺の形状は多様に変形可能である。
一例として、分切片の形態丸aの側辺は、形態丸dのように外側に膨らんでいる曲線に変形されるか、若しくは、形態丸g又は丸jのように分切片の内側に凹んだ曲線に変形され得る。
他の例として、分切片の形態丸aの側辺は、形態丸h又は丸iのように、分切片の内側に凹んだ折れ線に変形され得る。図示していないが、分切片の形態丸aの側辺は、外側に膨らんでいる折れ線に変形され得る。
側辺が多様に変形された分切片の形態丸d、丸g、丸j、丸h及び丸iにおいて、下部の一側内角θ1と他側内角θ2とは同一であるか又は異なり、下部の一側内角θ1及び他側内角θ2はそれぞれ鋭角、直角又は鈍角であり得る。
分切片の幅は、下部から上部に向かって多様な変化パターンを有し得る。
一例として、分切片の幅は、下部から上部に向かって一定に維持され得る(形態丸c)。他の例として、分切片の幅は、下部から上部に向かって徐徐に減少し得る(形態丸a、丸b、丸d、丸e、丸f及び丸g)。さらに他の例として、分切片61の幅は、下部から上部に向かって徐々に減少してから増加し得る(形態丸i及び丸j)。さらに他の例として、分切片の幅は、下部から上部に向かって徐々に増加してから減少し得る(形態丸k)。さらに他の例として、分切片の幅は、下部から上部に向かって徐々に減少してから一定に維持され得る(形態丸h)。図示していないが、分切片の幅は、下部から上部に向かって徐々に増加してから一定に維持され得る。
一方、図9に例示された分切片の形態のうち、上部が扁平な多角形状は180°回転され得る。一例として、分切片の形態丸a、丸b、丸d又は丸gが180°回転する場合、分切片の幅は、下部から上部に向かって徐々に増加し得る。他の例として、分切片の形態丸hが180°回転する場合、分切片の幅は下部から上部に向かって一定に維持されてから徐々に増加し得る。
上述した実施例(変形例)において、本発明の他の一形態によれば、第3部分B2の領域に沿って分切片61、61’の形状を変更することも可能である。一例として、応力が集中される区間には応力分散に有利なラウンド形状(例えば、半円形、楕円形など)を適用し、応力が相対的に低い区間には面積が最大限に広い多角形状(例えば、四角形、台形、平行四辺形など)を適用し得る。
さらに他の形態において、複数の分切片は、電極組立体の巻取方向と平行な一方向に沿って個別的に、グループ単位で、又は二つ以上のグループ単位で異なる形態を有し得る。
上述した実施例(変形例)において、第3部分B2の分切構造は第1部分B1にも適用され得る。但し、第1部分B1に分切構造が適用されれば、コアの曲率半径によって、第3部分B2の分切片61、61’が折り曲げられるとき、第1部分B1の端部が外周側に曲がる逆フォーミング(reverse forming)現象が発生するおそれがある。したがって、第1部分B1には分切構造を適用しないか、又は、分切構造を適用してもコアの曲率半径を考慮して分切片61、61’の幅及び/又は高さ及び/又は離隔ピッチを逆フォーミングが発生しない水準に小さく調節することが好ましい。
また、本発明のさらに他の一形態によれば、電極60、70が電極組立体として巻き取られた後、電極組立体の上側及び下側に露出している分切片は、電極組立体の半径方向に沿って多重に重なりながら折曲表面領域を形成し得る。
図10aは、分切片61が電極組立体80のコアC側に折り曲げられながら形成された折曲表面領域Fの断面を示した模式図である。図10aにおいて、折曲表面領域Fの断面は電極組立体80の巻回軸を基準にして左側のみを示した。折曲表面領域Fは、電極組立体80の上部と下部にすべて形成され得る。図10bは、折曲表面領域Fが形成された電極組立体80を概略的に示した斜視図である。
図10a及び図10bを参照すると、折曲表面領域Fは、巻取軸方向で分切片61が複数の層に重なった構造を有する。重畳方向は巻取軸方向(Y軸)である。区間丸1は分切片がない分切片省略区間(第1部分B1)であり、区間丸2及び丸3は分切片を含む巻回ターンが位置する区間である。区間丸2は分切片61の高さが変わる高さ可変区間であり、区間丸3は電極組立体の外周まで分切片の高さが均一に維持される高さ均一区間である。後述するが、区間丸2及び区間丸3の半径方向の長さは変わり得る。一方、最外郭の巻回ターンを含む少なくとも一つの巻回ターンに含まれた無地部(第2部分B3)は分切片構造を含まなくてもよい。この場合、区間丸3から第2部分B3は除外され得る。
区間丸2において、分切片61の高さは、電極組立体80の半径r1~rN区間で最小高さh1(=hmin)から最大高さhN(=hmax)まで段階的に変化し得る。分切片61の高さが変わる高さ可変区間はr1~rNである。半径rNから電極組立体80の半径Rまでは分切片61の高さがhNで均一に維持される。高さが均一であるとは、高さの偏差が5%以内であることを意味する。
区間丸2及び区間丸3の任意の半径位置において、分切片61の積層数は半径位置によって変わる。また、分切片61の積層数は、区間丸2の幅、分切片61の高さ可変区間における分切片の最小高さh1と最大高さhN、そして分切片61の高さ変化量Δhによって変わり得る。分切片61の積層数は、電極組立体80の任意の半径位置から巻取軸方向に仮想の線を引いたとき、仮想の線と交わる分切片の個数である。
好ましくは、分切片61が含まれた巻回ターンの半径に応じて分切片61の高さ、幅及び離隔ピッチを調節することで、折曲表面領域Fの各位置における分切片61の積層数を要求される集電体の溶接強度に合わせて最適化可能である。
まず、分切片61の高さ可変区間(丸2)で分切片の最小高さh1が同一であるとき、分切片61の最大高さhNの変化によって、分切片61の積層数が折曲表面領域Fの半径方向に沿って如何に変化するかを具体的な実施例を挙げて説明する。
実施例1-1~実施例1-7の電極組立体を用意した。実施例の電極組立体は半径が22mmであって、コアの直径が4mmである。電極組立体に含まれる正極及び負極は、図4に示された電極構造を有する。すなわち、分切片の形態は台形状である。正極及び負極の第2部分B3は分切片を含まない。第2部分B3の長さは、電極の全体長さ対比3%~4%である。正極、負極及び分離膜は図2を参照して説明した工法で巻き取られた。巻回ターンは48ターン~56ターンの間であるが、実施例の巻回ターンは51ターンである。正極、負極及び分離膜の厚さはそれぞれ149μm、193μm及び13μmである。正極及び負極の厚さは活物質層の厚さを含む厚さである。正極集電板及び負極集電板の厚さはそれぞれ15μm及び10μmである。正極及び負極の巻取方向の長さはそれぞれ3948mm及び4045mmである。
各実施例において、分切片61の高さ可変区間(丸2)は、半径5mmから始まるように分切片61の最小高さを3mmに設定した。また、各実施例において、分切片61の高さは半径が1mm増加する度に1mmずつ増加させ、分切片61の最大高さは4mmから10mmまで多様に変化させた。
具体的には、実施例1-1は、分切片61の高さ可変区間(丸2)が5mm~6mmであって、分切片61の高さが半径3mmから4mmまで変わる。実施例1-2は、分切片61の高さ可変区間(丸2)が5mm~7mmであって、分切片61の高さが3mmから5mmまで変わる。実施例1-3は、分切片61の高さ可変区間(丸2)が5mm~8mmであって、分切片61の高さが3mmから6mmまで変わる。実施例1-4は、分切片61の高さ可変区間(丸2)が5mm~9mmであって、分切片61の高さが3mmから7mmまで変わる。実施例1-5は、分切片61の高さ可変区間(丸2)が5mm~10mmであって、分切片61の高さが3mmから8mmまで変わる。実施例1-6は、分切片61の高さ可変区間(丸2)が5mm~11mmであって、分切片61の高さが3mmから9mmまで変わる。実施例1-7は、分切片61の高さ可変区間(丸2)が5mm~12mmであって、分切片61の高さが3mmから10mmまで変わる。実施例1-1~1-7において、高さ可変区間(丸2)の上限に該当する半径から外周までは分切片61の高さが均一である。一例として、実施例1-7において、半径12mmから22mmまで分切片61の高さが10mmで均一である。一方、比較例の電極組立体は、半径5mmから半径22mmまで分切片61の高さを3mmの単一高さに維持させた。
図11aは、実施例1-1~1-7及び比較例による電極組立体の上部に形成された正極の折曲表面領域Fにおいて、半径方向に沿って分切片の積層数をカウントした結果を示したグラフである。負極の折曲表面領域においても実質的に同じ結果を示す。グラフの横軸はコアの中心を基準にした半径であり、グラフの縦軸は各半径地点でカウントした分切片の積層数である。後述する図11b及び図11cにおいても同様である。
図11aを参照すると、分切片の積層数均一区間b1が実施例1-1~実施例1-7及び比較例1で共通的に現れる。積層数均一区間b1は、各グラフにおいて扁平な領域の半径区間である。積層数均一区間b1の長さは、分切片の最大高さが減少するほど増加し、比較例の積層数均一区間b1’が最も長い。一方、分切片の積層数は分切片の最大高さhNが増加するほど増加する。すなわち、分切片の最大高さhNが増加して分切片の高さ可変区間(丸2)の幅が増加すれば、分切片の積層数は増加する一方、積層数均一区間b1の幅は減少する。積層数均一区間b1の外側には、半径が増加するにつれて分切片の積層数が減少する積層数減少区間b2が現れる。積層数減少区間b2は、電極組立体の半径が増加するにつれて分切片の積層数が減少する半径区間である。積層数均一区間b1と積層数減少区間b2とは、半径方向において隣接しており、相互に対して相補的である。すなわち、一方の区間の長さが増加すれば、他方の区間の長さが減少する。また、積層数減少区間b2において、積層数の減少量は積層数均一区間b1から離れた距離に比例する。
分切片の積層数の側面から、実施例1-1~実施例1-7は分切片の積層数均一区間b1における分切片の積層数が10以上である。分切片の積層数が10以上である領域は、好ましい溶接ターゲット領域として設定され得る。溶接ターゲット領域は、集電体の少なくとも一部が溶接される区間である。
実施例1-1~実施例1-7において、積層数均一区間b1は分切片の高さ可変区間(丸2)が始まる半径地点から始まる。すなわち、高さ可変区間(丸2)は半径5mmから始まって外周側に延在する。
下記の表4に、実施例1-1~実施例1-7及び比較例1において、正極に対し、コアを除いた電極組立体の半径(b-a)に対する分切片省略区間(c、図10aの丸1)の長さの比率、積層数均一区間が始まる半径地点(5mm)から電極組立体の最外側地点(22mm)までの長さ(f)に対する積層数均一区間b1の長さの比率(e/f)、積層数均一区間が始まる半径地点(5mm)から電極組立体の最外側地点(22mm)までの長さ(f)に対する分切片の高さ可変区間(d)の長さの比率(d/f)、電極の全体長さに対する分切片省略区間(第1部分B1)に対応する電極領域の長さの比率(h)、電極の全体長さに対する高さ可変区間に対応する電極領域の長さの比率(i)、電極の全体長さに対する高さ均一区間に対応する電極領域の比率(i)などを算出した結果を示した。
負極は、パラメータhに対して0.1~1.2%の差を見せる点を除き、他のパラメータは正極と実質的に同一である。比率h、i及びjの和は100%と少し差がある。その理由は、電極の外周側無地部に該当する第2部分B3に分切片のない区間が存在するためである。例えば、実施例1-1の場合、電極の全体長さの約4%に該当する第2部分B3に分切片が存在しない。表4において、a~fは半径方向の長さを基準にしたパラメータであり、h、i及びjは電極が電極組立体として巻き取られる前の電極の長手方向を基準にしたパラメータである。また、比率(%)に該当するパラメータは、少数第1位を四捨五入した値である。これらは、後述する表5及び表6においても実質的に同様である。
表4の実施例1-1~1-7を参照すると、分切片の積層数は11~26であり、分切片が含まれる半径区間(f)に対する高さ可変区間(d)の比率(d/f)は6%~41%である。また、分切片が含まれている半径区間(f)に対する積層数均一区間(e)の比率(e/f)は47%~82%である。また、コアを除いた電極組立体の半径(b-a)に対する分切片省略区間(c、図10aの丸1)の比率(c/(b-a))は15%である。また、電極の全体長さに対する分切片省略区間(第1部分B1)に対応する電極領域の長さの比率は6%であり、電極の全体長さに対する高さ可変区間に対応する電極領域の長さの比率は3%~32%であり、及び電極の全体長さに対する高さ均一区間に対応する電極領域の長さの比率は59%~87%である。積層数均一区間の積層数(g)は実施例1-1~1-7がすべて10以上である。積層数均一区間(e)は分切片の高さ可変区間(d)が増加するほど減少するが、積層数均一区間(e)において分切片の積層数(g)は増加する。好ましくは、分切片の積層数(g)が10以上である積層数均一区間(e)は溶接ターゲット領域として設定され得る。
1865、2170のフォームファクタを有する円筒形バッテリーは、電極組立体の半径が約9mm~10mmである。したがって、従来の円筒形バッテリーに対しては、実施例1-1~1-7のように、分切片区間(f)の半径方向の長さを17mm水準に確保できず、分切片の積層数が10以上である積層数均一区間(e)の長さを8mm~14mm水準に確保することができない。従来の円筒形バッテリーにおいて、コアの半径を実施例1-1~1-7と同じ2mmに設計する場合、分切片を配置可能な半径区間は実質的に7mm~8mmに過ぎないためである。また、従来の円筒形バッテリーにおいて、電極の巻取方向の長さは600mm~980mm水準である。このような短い電極の長さは、実施例1-1~実施例1-7で使用された電極の長さ(正極3948mm、負極4045mm)対比約15%~24%水準に過ぎない。したがって、パラメータh、i及びjに対する数値範囲も、従来の円筒形バッテリーの設計仕様からは容易に導出することができない。
次いで、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)で分切片の最大高さhNが同一であるとき、分切片の最小高さh1の変化によって、分切片の積層数が折曲表面領域Fの半径方向に沿って如何に変化するかを具体的な実施例を挙げて説明する。
実施例2-1~2-5の電極組立体は半径が22mmであって、コアCの直径が4mmである。分切片61の高さ可変区間(図10aの丸2)での最小高さh1は4mmと同一であり、最大高さhNは6mmから10mmまで1mm単位で変化させた。したがって、実施例2-1~2-5の電極組立体は、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)の幅がそれぞれ2mm、3mm、4mm、5mm、6mmであって、分切片省略区間(図10aの丸1)は半径2mmから6mmまでの半径区間である。
実施例3-1~3-4の電極組立体は半径が22mmであって、コアCの直径が4mmである。分切片61の高さ可変区間(図10aの丸2)での最小高さh1は5mmと同一であり、最大高さhNは7mmから10mmまで1mm単位で変化させた。したがって、実施例3-1~3-4の電極組立体は、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)の幅がそれぞれ2mm、3mm、4mm、5mmであって、分切片省略区間(図10aの丸1)は半径2mmから7mmまでの半径区間である。
実施例4-1~4-3の電極組立体は半径が22mmであって、コアCの直径が4mmである。分切片61の高さ可変区間(図10aの丸2)での最小高さh1は6mmと同一であり、最大高さhNは8mmから10mmまで1mm単位で変化させた。したがって、実施例4-1~4-3の電極組立体は、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)の幅がそれぞれ2mm、3mm、4mmであって、分切片省略区間(図10aの丸1)は半径2mmから8mmまでの半径区間である。
実施例5-1~5-2の電極組立体は半径が22mmであって、コアCの直径が4mmである。分切片61の高さ可変区間(図10aの丸2)での最小高さh1は7mmと同一であり、最大高さhNは9mmから10mmまで1mm単位で変化させた。したがって、実施例5-1~5-2の電極組立体は、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)の幅がそれぞれ2mm、3mmであって、分切片省略区間(図10aの丸1)は半径2mmから9mmまでの半径区間である。
図11bは、実施例2-1~2-5、実施例3-1~3-4、実施例4-1~4-3、実施例5-1及び5-2による電極組立体の上部に形成された正極の折曲表面領域Fにおいて、半径方向に沿って測定した分切片の積層数をカウントした結果を示したグラフである。負極の折曲表面領域においても実質的に同じ結果を示す。
図11bにおいて、グラフ(a)は実施例2-1~2-5に対し、グラフ(b)は実施例3-1~3-4に対し、グラフ(c)は実施例4-1~4-3に対し、グラフ(d)は実施例5-1及び5-2に対して、折曲表面領域Fにおいて半径方向に沿って分切片の積層数をカウントした結果を示している。
図11bを参照すると、分切片の積層数均一区間b1が全ての実施例で共通的に現れる。積層数均一区間b1は、グラフにおいて扁平な領域の半径区間である。積層数均一区間b1の長さは、分切片の最小高さh1が同一であるとき、分切片の最大高さhNが減少するほど増加する。また、積層数均一区間b1の長さは、分切片の最大高さhNが同一であるとき、分切片の最小高さh1が減少するほど増加する。一方、積層数均一区間b1において、分切片の積層数は分切片の最大高さhNが増加するほど増加する。実施例においても、積層数均一区間b1と隣接して積層数減少区間b2が現れる。
実施例において、積層数均一区間b1での分切片の積層数はすべて10以上である。好ましくは、分切片の積層数が10以上である領域は、好ましい溶接ターゲット領域として設定され得る。
実施例において、積層数均一区間b1は、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)が始まる半径地点から始まる。実施例2-1~2-5において、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)は6mmから始まって外周側に延在する。実施例3-1~3-4において、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)は7mmから始まって外周側に延在する。実施例4-3~4-3において、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)は8mmから始まって外周側に延在する。実施例5-1及び5-2において、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)は9mmから始まって外周側に延在する。
下記の表5に、実施例2-1~2-5、実施例3-1~3-4、実施例4-1~4-3、実施例5-1及び5-2に対し、積層数均一区間が始まる半径地点(6mm、7mm、8mm、9mm)から電極組立体の最外側地点(22mm)までの長さに対する積層数均一区間の長さの比率(e/f)、積層数均一区間が始まる半径地点(6mm、7mm、8mm、9mm)から電極組立体の最外側地点(22mm)までの長さに対する分切片の高さ可変区間(丸2)の長さの比率(d/f)などを含む多様なパラメータを算出した結果を示した。
図10a及び図11bとともに表5の実施例2-5、実施例3-4、実施例4-3及び実施例5-2を参照すると、分切片の高さ可変区間(丸2)における分切片の最大高さhNは10mmで同一であるが、分切片の最小高さh1は4mm、5mm、6mm、7mmと1mmずつ増加し、高さ可変区間(丸2)の長さは6mm、5mm、4mm、3mmと1mmずつ減少する。四つの実施例において、積層数均一区間の比率(e/f)は実施例2-5が69%と最大であり、実施例5-2が38%と最小であり、積層数均一区間の積層数はすべて等しい。表5に示した結果から、分切片の最大高さhNが同一であるとき、分切片の最小高さh1が減少して、分切片の高さ可変区間(丸2)の幅が増えるほど積層数均一区間の幅も比例して増加することが分かる。その理由は、分切片の最小長さh1が小さいほど、分切片が始まる半径地点がコア側と近くなりながら、分切片が積層される領域がコア側に拡張されるためである。
表5を参照すると、分切片の積層数は16~26であり、分切片の高さ可変区間(丸2)の比率(d/f)は13%~38%であり、積層数均一区間の比率(e/f)は31%~69%であることが分かる。また、コアを除いた電極組立体の半径(b-a)に対する分切片省略区間(丸1)の比率(c/(b-a))は20%~35%である。また、電極の全体長さに対する分切片省略区間(丸1)に対応する電極領域の長さの比率は10%~20%、電極の全体長さに対する高さ可変区間(丸2)に対応する電極領域の長さの比率は6%~25%、及び電極の全体長さに対する高さ均一区間(丸3)に対応する電極領域の長さの比率は62%~81%である。
1865、2170のフォームファクタを有する円筒形バッテリーは、電極組立体の半径が約9mm~10mmである。したがって、実施例のように、分切片区間(f)の半径方向の長さを13mm~16mm水準に確保できず、分切片省略区間(c、丸1)の長さを4mm~7mm程度に確保すると同時に分切片の積層数が10以上である積層数均一区間(e)の長さを5mm~11mm水準に確保することができない。従来の円筒形バッテリーにおいて、コアの半径を実施例と同じ2mmに設計する場合、分切片を配置可能な半径区間は実質的に7mm~8mmに過ぎないためである。また、従来の円筒形バッテリーにおいて、電極の巻取方向の長さは600mm~980mm水準である。このような短い電極の長さは、実施例における電極の長さ(正極3948mm、負極4045mm)対比約15%~24%水準に過ぎない。したがって、パラメータh、i及びjに対する数値範囲も、従来の円筒形バッテリーの設計仕様からは容易に導出することができない。
次いで、分切片の高さ可変区間(丸2)で分切片の最小高さh1と最大高さhNが同一であるとき、電極組立体のコアC直径によって、分切片の積層数が折曲表面領域Fの半径方向に沿って如何に変化するかを具体的な実施例を挙げて説明する。
実施例6-1~6-6の電極組立体は半径が22mmであって、コアCの半径が4mmである。分切片61の高さ可変区間(丸2)での分切片の最小高さh1は3mmと同一であり、分切片の最大高さhNは5mmから10mmまで1mm単位で変化させた。したがって、実施例6-1~6-6の電極組立体は、分切片の高さ可変区間(丸2)の幅がそれぞれ2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mmであって、分切片省略区間(丸1)は半径4mmから7mmまでの半径区間である。
実施例7-1~7-6の電極組立体は半径が22mmであって、コアCの半径は2mmである。分切片61の高さ可変区間(丸2)での分切片の最小高さh1は3mmと同一であり、分切片の最大高さhNは5mmから10mmまで1mm単位で変化させた。したがって、実施例7-1~7-6の電極組立体は、分切片の高さ可変区間(丸2)の幅がそれぞれ2mm、3mm、4mm、5mm、6mm、7mmであって、分切片省略区間(丸1)は半径2mmから5mmまでの半径区間とすべて同一である。
図11cは、実施例6-1~6-6及び実施例7-1~7-6による電極組立体の上部に形成された正極の折曲表面領域Fにおいて、半径方向に沿って測定した分切片の積層数をカウントした結果を示したグラフである。負極の折曲表面領域においても実質的に同じ結果が現れる。
図11cにおいて、グラフ(a)は実施例6-1~6-6に対し、グラフ(b)は実施例7-1~7-6に対し、折曲表面領域Fにおいて半径方向に沿って測定した分切片の積層数をカウントした結果を示している。
図11cを参照すると、分切片の積層数均一区間b1が全ての実施例で共通的に現れる。積層数均一区間b1は、グラフにおいて扁平な領域の半径区間である。積層数均一区間b1の半径方向の長さは、分切片の最小高さh1が同一であるとき、分切片の最大高さhNが減少するほど増加する。一方、積層数均一区間b1において、分切片の積層数は分切片の最大高さhNが増加するほど増加する。実施例において、積層数均一区間b1と隣接して積層数減少区間b2が確認される。
実施例において、積層数均一区間b1での分切片の積層数はすべて10以上である。好ましくは、分切片の積層数が10以上である領域は、好ましい溶接ターゲット領域として設定され得る。
実施例において、積層数均一区間b1は、分切片の高さ可変区間(丸2)が始まる半径地点から始まる。実施例6-1~6-6の場合、分切片の高さ可変区間(丸2)が始まる半径は7mmであり、実施例7-1~7-6の場合、分切片の高さ可変区間(丸2)が始まる半径は5mmである。
下記の表6に、実施例6-1~6-6及び実施例7-1~7-6に対し、積層数均一区間が始まる半径地点(7mm、5mm)から電極組立体の最外側地点(22mm)までの長さに対する積層数均一区間の長さの比率(e/f)、積層数均一区間が始まる半径地点(7mm、5mm)から電極組立体の最外側地点(22mm)までの長さに対する分切片の高さ可変区間(丸2)の長さの比率(d/f)などを含む多様なパラメータの算出結果を示した。
図10a、及び表6の実施例6-6と実施例7-6を参照すると、分切片の高さ可変区間(丸2)における分切片の最小高さh1及び最大高さhNはそれぞれ3mm及び10mmで同一である。但し、実施例6-6は、実施例7-6に比べてコアの半径が2mmだけさらに大きい。したがって、実施例6-6は、実施例7-6に比べて積層数均一区間(e)と分切片区間(f)が2mmだけ小さく、積層数均一区間での分切片の積層数は同一である。このような結果はコアの半径の差異のためである。表6に示した結果から、分切片の高さ可変区間(丸2)の幅が同一であるとき、コアの半径(a)が小さいほど高さ可変区間(丸2)の比率(d/f)は減少する一方、積層数均一区間の比率(e/f)は増加することが分かる。表6を参照すると、分切片の積層数は13~26であり、分切片の高さ可変区間(丸2)の比率(d/f)は12%~47%であり、積層数均一区間の長さの比率(e/f)は40%~76%であることが分かる。また、コアを除いた電極組立体の半径(b-a)に対する分切片省略区間(丸1)の比率(c/(b-a))は15%~17%である。また、電極の全体長さに対する分切片省略区間(丸1)に対応する電極領域の長さの比率は6%、電極の全体長さに対する高さ可変区間(丸2)に対応する電極領域の長さの比率は7%~32%、及び電極の全体長さに対する高さ均一区間(丸3)に対応する電極領域の長さの比率は59%~83%である。
1865、2170のフォームファクタを有する円筒形バッテリーは、電極組立体の半径が約9mm~10mmである。したがって、実施例のように、分切片区間(f)の半径方向長さを15mm~17mm水準に確保できず、分切片省略区間(丸1)の長さを3mm程度に確保すると同時に切片の積層数が10以上である積層数均一区間(e)の長さを6mm~13mm水準に確保することができない。従来の円筒形バッテリーにおいて、コアの半径を実施例と同じ2mm~4mmに設計する場合、分切片を配置可能な半径区間は実質的に5mm~8mmに過ぎないためである。また、従来の円筒形バッテリーにおいて、電極の巻取方向の長さは600mm~980mm水準である。このような短い電極の長さは、実施例における電極の長さ(正極3948mm、負極4045mm)対比約15%~24%水準に過ぎない。したがって、パラメータh、i及びjに対する数値範囲も、従来の円筒形バッテリーの設計仕様からは容易に導出することができない。
表4~表6のデータを総合的に考慮すれば、分切片の積層数均一区間における分切片の積層数は11~26であり得る。また、分切片の高さ可変区間(丸2)の比率(d/f)は6%~47%であり得る。また、積層数均一区間の比率(e/f)は31%~82%であり得る。また、コアを除いた電極組立体の半径に対する分切片省略区間(丸1)の長さの比率(c/(b-a))は15%~35%であり得る。また、電極の全体長さ(巻取方向の長さ)に対する分切片省略区間(丸1)に対応する電極領域の長さの比率は6%~20%であり得る。また、電極の全体長さに対する分切片の高さ可変区間(丸2)に対応する電極領域の長さの比率は3%~32%であり得る。また、電極の全体長さに対する分切片の高さ均一区間(丸3)に対応する電極領域の長さの比率は59%~87%であり得る。
一方、表4~表6を通じて説明したパラメータは、コアの半径(a);電極組立体の半径(b);分切片の高さ可変区間(丸2)における最小高さh1と最大高さhN;半径1mm増加当たり分切片の高さ変化量Δh;正極、負極及び分離膜の厚さなどを含む設計ファクタによって変わり得る。
したがって、分切片の積層数均一区間における分切片の積層数は10~35まで拡張され得る。分切片の高さ可変区間(丸2)の比率(d/f)は1%~50%に拡張され得る。また、積層数均一区間の比率(e/f)は30%~85%に拡張され得る。また、コアを除いた電極組立体の半径に対する分切片省略区間(丸1)の長さの比率(c/(b-a))は10%~40%に拡張され得る。また、電極の全体長さ(巻取方向の長さ)に対する分切片省略区間(丸1)に対応する電極領域の長さの比率は、1%~30%に拡張され得る。また、電極の全体長さに対する分切片の高さ可変区間(丸2)に対応する電極領域の長さの比率は、1%~40%に拡張され得る。また、電極の全体長さに対する分切片の高さ均一区間(丸3)に対応する電極領域の長さの比率は50%~90%に拡張され得る。上述した実施例において、高さ可変区間(丸2)と高さ均一区間(丸3)に含まれた分切片の最大高さhNの高さインデックスNは2~8である。例えば、表4を参照すると、実施例1-1及び実施例1-7に対する高さインデックスNはそれぞれ2及び8である。しかし、高さインデックスNは、電極組立体の半径方向における分切片の高さ変化量Δhによって変わり得る。高さ可変区間(丸2)の半径方向の長さが固定されているとき、分切片の高さ変化量Δhが減少すると、それによって高さインデックスNが増加し、その反対の場合(vice versa)も可能である。好ましくは、高くインデックスNは2~20、選択的には、2~30までさらに拡張可能である。
電極組立体の上部及び下部に形成される折曲表面領域Fにおいて、積層数均一区間は集電体の溶接ターゲット領域として用いられ得る。
好ましくは、集電体の溶接領域は、電極組立体の半径方向において積層数均一区間と少なくとも50%重畳することが好ましく、重畳の比率が高いほどさらに好ましい。
好ましくは、集電体の溶接領域のうちの積層数均一区間と重畳しない他の領域は、半径方向において積層数均一区間と隣接する積層数減少区間と重畳し得る。
より好ましくは、集電体の溶接領域のうちの積層数均一区間と重畳しない他の領域は、積層数減少区間のうちの分切片の重畳数が10以上である領域と重畳し得る。
分切片の積層数が10以上である領域に集電体を溶接すれば、溶接強度の面、そして溶接時に分離膜や活物質層の損傷を防止できるという面で好ましい。特に、透過特性の高い高出力レーザーを用いて集電体を溶接するときに有用である。
分切片が10枚以上積層された積層数均一区間と集電体とをレーザーで溶接すれば、溶接品質の向上のためにレーザーの出力を増大させても、積層数均一区間がレーザーのエネルギーを殆ど吸収して溶接ビーズを形成するため、レーザーによって折曲表面領域Fの下方の分離膜及び活物質層が損傷される現象を防止することができる。
また、レーザーの照射される領域は、分切片の積層数が10以上であるため、溶接ビーズが十分なボリューム及び厚さで形成される。したがって、溶接強度が十分に確保され、溶接界面の抵抗も急速充電に適した水準に低めることができる。
集電体の溶接時のレーザーの出力は、折曲表面領域Fと集電体との間の所望の溶接強度によって決定され得る。溶接強度は、分切片の積層数に比例して増加する。積層数が増加するほど、レーザーによって形成される溶接ビーズのボリュームが大きくなるためである。溶接ビーズは、集電体の素材と分切片の素材とが一緒に溶融されながら形成される。したがって、溶接ビーズのボリュームが大きいと、集電体と折曲表面領域とがより強く結合され、溶接界面の接触抵抗が低くなる。
好ましくは、溶接強度は2kgf/cm2以上、より好ましくは4kgf/cm2以上であり得る。最大溶接強度はレーザー溶接装置の出力に応じて変わり得る。一例として、溶接強度は、好ましくは8kgf/cm2以下、より好ましくは6kgf/cm2以下に設定され得る。しかし、本発明がこれに限定されることはない。
溶接強度が上記の数値範囲を満たす場合、巻取軸方向及び/又は半径方向に沿って電極組立体に激しい振動が加えられても溶接界面の物性が低下せず、溶接ビーズのボリュームが十分であるため溶接界面の抵抗も減少させることができる。
溶接強度の条件を満たすためのレーザーの出力は、レーザー装置によって異なるが、250W~320Wの範囲又は該当装置が提供するレーザー最大出力仕様の40%~100%範囲で適切に調節され得る。
溶接強度は、集電体が折曲表面領域Fから分離し始めるときの集電体の単位面積当たり引張力(kgf/cm2)として定義され得る。具体的には、集電体の溶接を完了した後、集電体に引張力を加え、その大きさを徐々に増加させる。引張力が臨界値を超えると、溶接界面から分切片が分離し始める。このとき、集電体に加えられた引張力を集電体の面積で除した値が溶接強度に該当する。
折曲表面領域Fは分切片が複数の層で積層されており、上述した実施例によれば、分切片の積層数は最小10枚から最大35枚まで増加し得る。
無地部43を構成する正極集電体(ホイル)の厚さは10μm~25μmであり、無地部43を構成する負極集電体(ホイル)の厚さは5μm~20μmであり得る。したがって、正極の折曲表面領域Fは、分切片の総積層厚さが100μm~875μmである領域を含み得る。また、負極の折曲表面領域Fは、分切片の総積層厚さが50μm~700μmである領域を含み得る。
図12は、本発明の実施形態による分切片61、61’の折曲表面領域Fに積層数均一区間b1及び積層数減少区間b2を示した電極組立体の上面図である。
図12を参照すると、太い実線で示した二つの円の間の領域は分切片の折曲表面領域Fに該当し、一点鎖線で示した二つの円の間の領域は分切片の積層数が10以上である積層数均一区間b1に該当し、積層数均一区間b1の外側領域は積層数減少区間b2に該当する。
一例として、集電体Pcが折曲表面領域Fに溶接されれば、集電体Pcの表面に溶接パターンWpが生成される。溶接パターンWpはラインパターン又は点パターンの配列であり得る。溶接パターンWpは溶接領域に該当し、半径方向に沿って分切片の積層数均一区間b1と50%以上重畳し得る。したがって、溶接パターンWpの一部は積層数均一区間b1に含まれ、残りの溶接パターンWpは積層数均一区間b1の外側の積層数減少区間b2に含まれ得る。勿論、溶接強度を最大化し、溶接領域の抵抗を下げるためには、溶接パターンWp全体が積層数均一区間b1と重畳し得る。
折曲表面領域Fの面積は、分切片の積層数均一区間b1の面積と積層数減少区間b2の面積とを合算した面積で定義され得る。積層数均一区間b1の比率(e/f)は30%~85%、好ましくは31%~82%であるため、折曲表面領域Fの面積に対する積層数均一区間b1の面積の比率は9%(302/1002)~72%(852/1002)、好ましくは10%(312/1002)~67%(822/1002)であり得る。
好ましくは、集電体Pcが折曲表面領域Fと接触する部分の端部は、高さ均一区間(丸3)の最後の巻回ターンでコアC側に折り曲げられた分切片61、61’の端部を覆い得る。この場合、分切片61、61’が集電体Pcによって押し付けられた状態で溶接パターンWpが形成されることで、集電体Pcと折曲表面領域Fとが強く結合される。その結果、巻回軸方向に積層された分切片61、61’が相互緊密に密着されることで、溶接界面での抵抗も低くなり、分切片61、61’が浮き上がる現象を防止することができる。
一方、分切片の折曲方向は、上述した方向と反対になってもよい。すなわち、分切片は、コア側から外周側に折り曲げられてもよい。この場合、分切片の高さが巻取方向(X軸方向)方向に沿って変化するパターンは、上述した実施例(変形例)と反対になり得る。例えば、分切片の高さは、コアから外周側に向かって段階的に低くなり得る。また、第1部分B1に適用される構造と第2部分B3に適用される構造とは互いに代替され得る。好ましくは、分切片の高さをコア側から外周側に向かって段階的に減少させ、電極組立体の外周と最も近い分切片が外周側に折り曲げられたとき、分切片の端部が電極組立体の外周の外側に突出しないように分切片の高さ変化パターンが設計され得る。
上述した実施例(変形例)の電極構造は、ゼリーロール型又は当技術分野に周知の他のタイプの電極組立体に含まれた極性の異なる第1電極及び第2電極の少なくとも一つに適用され得る。また、第1電極及び第2電極の一方に実施例(変形例)の電極構造が適用される場合、他方には従来の電極構造が適用され得る。また、第1電極及び第2電極に適用された電極構造は同じではなく、相異なり得る。
一例として、第1電極及び第2負極がそれぞれ正極及び負極であるとき、第1電極には実施例(変形例)のいずれか一つが適用され、第2電極には従来の電極構造(図1を参照)が適用され得る。
他の例として、第1電極及び第2負極がそれぞれ正極及び負極であるとき、第1電極には実施例(変形例)のいずれか一つが選択的に適用され、第2電極には実施例(変形例)のいずれか一つが選択的に適用され得る。
本発明の一実施形態において、正極にコーティングされる正極活物質及び負極にコーティングされる負極活物質は、当業界に公知の活物質であれば制限なく使用可能である。
一例として、正極活物質は、一般化学式A[AxMy]O2+z(AはLi、Na及びKのうちの少なくとも一つの元素を含む;MはNi、Co、Mn、Ca、Mg、Al、Ti、Si、Fe、Mo、V、Zr、Zn、Cu、Al、Mo、Sc、Zr、Ru及びCrから選択された少なくとも一つの元素を含む;x≧0、1≦x+y≦2、-0.1≦z≦2;化学量論係数x、y及びzは化合物が電気的中性を維持するように選択される)で表されるアルカリ金属化合物を含み得る。
他の例として、正極活物質は、米国特許第6,677,082号明細書、米国特許第6,680,143号明細書などに開示されたアルカリ金属化合物xLiM1O2-(1-x)Li2M2O3(M1は平均酸化状態3を有する少なくとも一つの元素を含む;M2は平均酸化状態4を有する少なくとも一つの元素を含む;0≦x≦1)であり得る。
さらに他の例として、正極活物質は、一般化学式LiaM1
xFe1-xM2
yP1-yM3
zO4-z(M1はTi、Si、Mn、Co、Fe、V、Cr、Mo、Ni、Nd、Al、Mg及びAlから選択された少なくとも一つの元素を含む;M2はTi、Si、Mn、Co、Fe、V、Cr、Mo、Ni、Nd、Al、Mg、Al、As、Sb、Si、Ge、V及びSから選択された少なくとも一つの元素を含む;M3はFを選択的に含むハロゲン族元素を含む;0<a≦2、0≦x≦1、0≦y<1、0≦z<1;化学量論係数a、x、y及びzは化合物が電気的中性を維持するように選択される)、又はLi3M2(PO4)3[MはTi、Si、Mn、Fe、Co、V、Cr、Mo、Ni、Al、Mg及びAlから選択された少なくとも一つの元素を含む]で表されるリチウム金属ホスフェートであり得る。
好ましくは、正極活物質は、一次粒子及び/又は一次粒子が凝集した二次粒子を含み得る。
一例として、負極活物質としては、炭素材、リチウム金属又はリチウム金属化合物、ケイ素又はケイ素化合物、スズ又はスズ化合物などを使用し得る。電位が2V未満であるTiO2、SnO2のような金属酸化物も負極活物質として使用可能である。炭素材としては、低結晶性炭素、高結晶性炭素などがいずれも使用され得る。
分離膜としては、多孔性高分子フィルム、例えばエチレン単独重合体、プロピレン単独重合体、エチレン/ブテン共重合体、エチレン/ヘキセン共重合体、エチレン/メタクリレート共重合体などのようなポリオレフィン系高分子で製造した多孔性高分子フィルムを、単独で又はこれらを積層して使用し得る。他の例として、分離膜は通常の多孔性不織布、例えば高融点のガラス繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維などからなる不織布を使用し得る。
分離膜の少なくとも一面には、無機物粒子のコーティング層を含み得る。また、分離膜自体が無機物粒子のコーティング層からなってもよい。コーティング層を構成する粒子は、隣接する粒子同士の間にインタースティシャル・ボリューム(interstitial volume)が存在するようにバインダーと結合された構造を有し得る。
無機物粒子は、誘電率が5以上である無機物からなり得る。非制限的な例として、前記無機物粒子は、Pb(Zr,Ti)O3(PZT)、Pb1-xLaxZR1-yTiyO3(PLZT)、PB(Mg3Nb2/3)O3-PbTiO3(PMN-PT)、BaTiO3、ハフニア(HfO2)、SrTiO3、TiO2、Al2O3、ZrO2、SnO2、CeO2、MgO、CaO、ZnO及びY2O3からなる群より選択された少なくとも一つの物質を含み得る。
以下、本発明の一実施例による電極組立体の構造について詳しく説明する。
図13は、実施例の電極60を第1電極(正極)及び第2電極(負極)に適用したゼリーロール型の電極組立体100をY軸方向(巻取軸方向)に沿って切断した断面図である。
図13を参照すると、第1電極の無地部43aは、電極組立体100のコアに隣接した第1部分B1、電極組立体100の外周表面に隣接した第2部分B3、及び第1部分B1と第2部分B3との間に介在された第3部分B2を含む。
第1部分B1の無地部の高さは、分切片61の高さよりも相対的に小さい。また、第3部分B2において、最内側に位置した分切片61の折曲長さは、第1部分B1の半径方向の長さRと同一であるか又は短い。折曲長さHは、最内側の分切片61が折り曲げられる地点から分切片61の上端までの距離に該当する。変形例において、折曲長さHは第1部分B1によって形成される巻回ターンの半径方向の長さRとコア102の半径の10%とを合算した値よりも小さくなり得る。
したがって、分切片61が折り曲げられても、電極組立体100のコア102は直径の90%以上が外側に開放される。コア102は、電極組立体100の中心にある空洞(cavity)である。コア102が閉塞されないと、電解質注液工程に差し支えがなく、電解質注液の効率が向上する。また、コア102を通って溶接治具を挿入して負極(又は正極)側の集電板と電池ハウジング(又はリベット端子)との溶接工程を容易に行うことができる。
第2部分B3の無地部の高さは、分切片61の高さよりも相対的に低い。したがって、電池ハウジングのビーディング部が第2部分B3の巻回ターン付近で加圧される過程で、ビーディング部と電極組立体100の上端周縁とが接触しながら内部短絡を起こす現象を防止することができる。
一変形例において、第2部分B3は、分切片61を含み得、第2部分B3の分切片61の高さは、図13の図示と異なって、徐々に又は段階的に減少し得る。また、図13においては、分切片61の高さが外周側の一部分で等しいが、分切片61の高さは第1部分B1と第3部分B2との境界から第3部分B2と第2部分B3との境界まで徐々に又は段階的に増加し得る。分切片61の高さが変わる区間は、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)に該当する。
第2無地部43bは、第1無地部43aと同じ構造を有する。一変形例において、第2無地部43bは、従来の電極構造や他の実施例(変形例)の電極構造を有し得る。
分切片61の端部101は、電極組立体100の半径方向、例えば外周側からコア側に折曲加工され得る。このとき、第1部分B1及び第2部分B3の無地部は実質的に折り曲げられない。
第3部分B2は、半径方向に配列された複数の分切片61を含んでいるため、折曲応力が緩和されて折曲地点付近の無地部43a、43bが破れるか又は異常に変形されることを防止することができる。また、分切片61の幅及び/又は高さ及び/又は離隔ピッチが上述した実施例の数値範囲で調節される場合、分切片61がコア側に折り曲げられながら溶接強度を十分に確保可能な程度に多重に重なり、折曲表面領域Fに空いた空間(間隙)を形成しない。
図14は、本発明のさらに他の実施例による電極組立体110をY軸方向(巻取軸方向)に沿って切断した断面図である。
図14を参照すると、電極組立体110は、図13の電極組立体100と比較して、第2部分B3にも分切片61が含まれ、第2部分B3の分切片61の高さが第3部分B2の最外側分切片61の高さと実質的に同一である点を除き、他の構成は実質的に同一である。
電極組立体110において、第1部分B1の無地部の高さは、第3部分B2に含まれた分切片61の高さよりも相対的に低い。また、第3部分B2において最内側に位置した分切片61の折曲長さHは、第1部分B1によって形成された巻回ターンの半径方向の長さRと同一であるか又は短い。好ましくは、第1部分B1によって形成された巻回ターンは、分切片のない分切片省略区間(図10aの丸1)であり得る。変形例において、折曲長さHは、第1部分B1によって形成された巻回ターンの半径方向の長さRとコア112の半径の10%とを合算した値よりも小さくなり得る。
したがって、第3部分B2に含まれた分切片61が折り曲げられても、電極組立体110のコア112は直径の90%以上が外側に開放される。コア112が閉塞されないと、電解質注液工程に差し支えがなく、電解質注液の効率が向上する。また、コア112を通って溶接治具を挿入して負極(又は正極)側の集電板と電池ハウジング(又はリベット端子)との溶接工程を容易に行うことができる。
一変形例において、第3部分B2に含まれた分切片61の高さがコア側から外周側に向かって徐々に又は段階的に増加する構造は、第2部分B3によって形成される巻回ターンまで拡張され得る。この場合、分切片61の高さは、第1部分B1と第3部分B2との境界から電極組立体110の最外側表面まで徐々に又は段階的に増加し得る。
第2無地部43bは、第1無地部43aと同じ構造を有する。一変形例において、第2無地部43bは、従来の電極構造や他の実施例(変形例)の電極構造を有し得る。
第3部分B2に含まれた分切片61の端部111は、電極組立体110の半径方向、例えば外周側からコア側に折曲加工され得る。このとき、第1部分B1の無地部は実質的に折り曲げられない。
第3部分B2は、半径方向に配列された複数の分切片61を含んでいるため、折曲応力が緩和されて折曲地点付近の無地部43a、43bが破れるか又は異常に変形されることを防止することができる。また、分切片61の幅及び/又は高さ及び/又は離隔ピッチが上述した実施例の数値範囲で調節される場合、分切片61がコア側に折り曲げられながら溶接強度を十分に確保可能な程度に多重に重なり、折曲表面領域に空いた空間(間隙)を形成しない。
図15は、本発明のさらに他の実施例による電極組立体120をY軸方向(巻取軸方向)に沿って切断した断面図である。
図15を参照すると、電極組立体120は、図13の電極組立体100と比較して、第3部分B2に含まれた分切片61の高さが徐々に又は段階的に増加してから減少するパターンを有する点を除き、他の構成は実質的に同一である。分切片61の高さが変化する半径区間は、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)として見なされ得る。この場合にも、分切片61の高さ可変区間は、分切片61が折り曲げられながら形成される折曲表面領域Fに、分切片61の積層数が10以上である積層数均一区間が上述した好ましい数値範囲で現れるように設計され得る。
電極組立体120において、第1部分B1の無地部の高さは、分切片61の高さよりも相対的に低い。また、コア122と最も隣接した分切片61の折曲長さHは、第1部分B1によって形成された巻回ターンの半径方向の長さRと同一であるか又は短い。第1部分B1によって形成された巻回ターンに対応する区間は、分切片のない分切片省略区間(図10aの丸1)に該当する。変形例において、折曲長さHは、第1部分B1によって形成された巻回ターンの半径方向の長さRとコア102の半径の10%とを合算した値よりも小さくなり得る。
したがって、第3部分B2に含まれた分切片61がコア側に向かって折り曲げられても、電極組立体120のコア122は直径の90%以上が外側に開放される。コア122が閉塞されないと、電解質注液工程に差し支えがなく、電解質注液の効率が向上する。また、コア122を通って溶接治具を挿入して負極(又は正極)側の集電板と電池ハウジング(又はリベット端子)との溶接工程を容易に行うことができる。
また、第2部分B3の無地部の高さは、分切片61の高さよりも相対的に低く、好ましくは第2部分B3には分切片61が形成されなくてもよい。したがって、電池ハウジングのビーディング部が第2部分B3によって形成された巻回ターンの付近で加圧される過程で、ビーディング部と電極組立体120の周縁とが互いに接触しながら内部短絡を起こす現象を防止することができる。一変形例において、第2部分B3は分切片を含み得、第2部分B3の分切片の高さは外周側に向かって徐々に又は段階的に減少し得る。
第2無地部43bは、第1無地部43aと同じ構造を有する。変形例において、第2無地部43bは、従来の電極構造や他の実施例(変形例)の電極構造を有し得る。
第3部分B2に含まれた分切片61の端部121は、電極組立体120の外周側からコア側に折曲加工され得る。このとき、第1部分B1及び第2部分B3の無地部は実質的に折り曲げられない。
第3部分B2は、半径方向に配列された複数の分切片61を含んでいるため、折曲応力が緩和されて無地部43a、43bが破れるか又は異常に変形されることを防止することができる。また、分切片61の幅及び/又は高さ及び/又は離隔ピッチが上述した実施例の数値範囲で調節される場合、分切片61がコア側に折り曲げられながら溶接強度を十分に確保可能な程度に多重に重なり、折曲表面領域Fに空いた空間(間隙)を形成しない。
図16は、本発明のさらに他の実施例による電極組立体130をY軸方向(巻取軸方向)に沿って切断した断面図である。
図16を参照すると、電極組立体130は、図15の電極組立体120と比較して、第2部分B3に分切片61が含まれており、分切片61の高さが第2部分B3と第3部分B2との境界地点から電極組立体130の最外側表面に向かって徐々に又は段階的に減少するパターンを有する点を除き、他の構成は実質的に同一である。
電極組立体130において、第1部分B1の無地部の高さは分切片61の高さよりも相対的に低い。また、コア132と最も隣接した分切片61の折曲長さHは、第1部分B1によって形成された巻回ターンの半径方向の長さRと同一であるか又は短い。第1部分B1によって形成された巻回ターンは、分切片のない分切片省略区間(図10aの丸1)に該当する。変形例において、折曲長さHは、第1部分B1によって形成された巻回ターンの半径方向の長さRとコア102の半径の10%とを合算した値よりも小さくなり得る。
したがって、第3部分B2に含まれた分切片61がコア側に向かって折り曲げられても、電極組立体130のコア132は直径の90%以上が外側に開放される。コア132が閉塞されないと、電解質注液工程に差し支えがなく、電解質注液の効率が向上する。また、コア132を通って溶接治具を挿入して負極(又は正極)側の集電板と電池ハウジング(又はリベット端子)との溶接工程を容易に行うことができる。
第2無地部43bは、第1無地部43aと同じ構造を有する。一変形例において、第2無地部43bは、従来の電極構造や他の実施例(変形例)の電極構造を有し得る。
第3部分B2に含まれた分切片61の端部131は、電極組立体130の外周側からコア側に折曲加工され得る。このとき、第1部分B1の無地部は実質的に折り曲げられない。
第3部分B2は、半径方向に配列された複数の分切片61を含んでいるため、折曲応力が緩和されて折曲地点付近の無地部43a、43bが破れるか又は異常に変形されることを防止することができる。また、分切片61の幅及び/又は高さ及び/又は離隔ピッチが上述した実施例の数値範囲で調節される場合、分切片61がコア側に折り曲げられながら溶接強度を十分に確保可能な程度に多重に重なり、折曲表面領域Fに空いた空間(間隙)を形成しない。
一方、上述した実施例(変形例)において、第3部分B2に含まれた分切片61の端部はコア側から外周側に折り曲げられてもよい。この場合、第2部分B3によって形成された巻回ターンは、分切片のない分切片省略区間(図10aの丸1)として設計され、外周側に折り曲げられないことが好ましい。また、第2部分B3によって形成された巻回ターンの半径方向の幅は、最外側の分切片が折り曲げられる長さと同一であるか又は大きくなり得る。これにより、最外側の分切片が外周側に折り曲げられるとき、折曲部位の端部が電極組立体の外周面を越えて電池ハウジングの内面に向かって突出することがない。また、第3部分B2に含まれた分切片の構造変化パターンは、上述した実施例(変形例)と反対になってもよい。例えば、分切片の高さは、コア側から外周側に向かって段階的に又は徐々に増加し得る。すなわち、電極組立体の外周側からコア側へと分切片省略区間(図10aの丸1)、分切片の高さ可変区間(図10aの丸2)及び分切片の高さ均一区間(図10の丸3)を順に配置することで、折曲表面領域Fに分切片の積層数が10以上である積層数均一区間が好ましい数値範囲で現れるようにしてもよい。
本発明の実施例による多様な電極組立体の構造は、ゼリーロール型の円筒形バッテリーに適用され得る。
好ましくは、円筒形バッテリーは、例えばフォームファクタの比(円筒型バッテリーの直径を高さで除した値、すなわち高さ(H)対比直径(Φ)の比で定義される)が約0.4よりも大きい円筒形バッテリーであり得る。ここで、フォームファクタ(form factor)とは、円筒形バッテリーの直径及び高さを示す値を意味する。
好ましくは、円筒形バッテリーの直径は35mm以上、好ましくは40mm~50mmであり得る。円筒形バッテリーの高さは70mm以上、好ましくは75mm~90mmであり得る。一実施例による円筒形バッテリーは、例えば46110バッテリー、4875バッテリー、48110バッテリー、4880バッテリー、4680バッテリーであり得る。フォームファクタを示す数値において、前方の二桁はバッテリーの直径を示し、残り数字はバッテリーの高さを示す。
フォームファクタの比が0.4を超過する円筒形バッテリーにタブレス構造を有する電極組立体を適用する場合、無地部の折り曲げ時に半径方向に加えられる応力が大きく、無地部が破れ易い。また、無地部の折曲表面領域に集電板を溶接するとき、溶接強度を十分に確保して抵抗を下げるためには、折曲表面領域での無地部の積層数を十分に増加させなければならない。このような要求条件は、本発明の実施例(変形例)による電極と電極組立体によって達成可能である。
本発明の一実施形態によるバッテリーは、略円柱状のバッテリーであって、直径が約46mmであり、高さが約110mmであり、フォームファクタの比が0.418である円筒形バッテリーであり得る。
他の実施形態によるバッテリーは、略円柱状のバッテリーであって、直径が約48mmであり、高さが約75mmであり、フォームファクタの比が0.640である円筒形バッテリーであり得る。
さらに他の実施形態によるバッテリーは、略円柱状のバッテリーであって、直径が約48mmであり、高さが約110mmであり、フォームファクタの比が0.436である円筒形バッテリーであり得る。
さらに他の実施形態によるバッテリーは、略円柱状のバッテリーであって、直径が約48mmであり、高さが約80mmであり、フォームファクタの比が0.600である円筒形バッテリーであり得る。
さらに他の実施形態によるバッテリーは、略円柱状のバッテリーであって、直径が約46mmであり、高さが約80mmであり、フォームファクタの比が0.575である円筒形バッテリーであり得る。
従来、フォームファクタの比が約0.4以下であるバッテリーが用いられている。すなわち、従来は、例えば1865バッテリー、2170バッテリーなどが用いられている。1865バッテリーの場合、その直径が約18mmであり、高さが約65mmであり、フォームファクタの比が0.277である。2170バッテリーの場合、直径が約21mmであり、高さが約70mmであり、フォームファクタの比が0.300である。
以下、本発明の実施形態による円筒形バッテリーについて詳しく説明する。
図17は、本発明の一実施形態による円筒形バッテリー190をY軸方向に沿って切断した断面図である。
図17を参照すると、本発明の一実施形態による円筒形バッテリー190は、第1電極、分離膜及び第2電極を含む電極組立体110、電極組立体110を収納する電池ハウジング142、及び電池ハウジング142の開放端を密封する密封体143を含む。
電池ハウジング142は、上方に開口部が形成された円筒形の容器である。電池ハウジング142は、アルミニウム、鋼鉄、ステンレス鋼のような導電性を有する金属材料からなる。電池ハウジング142の表面にはニッケルコーティング層が形成され得る。電池ハウジング142は、上端開口部を通って内側空間に電極組立体110を収容し、電解質も一緒に収容する。
電解質は、A+B-のような構造の塩であり得る。ここで、A+は、Li+、Na+、K+のようなアルカリ金属陽イオン、又はこれらの組み合わせからなるイオンを含む。そして、B-は、F-、Cl-、Br-、I-、NO3
-、N(CN)2
-、BF4
-、ClO4
-、AlO4
-、AlCl4
-、PF6
-、SbF6
-、AsF6
-、BF2C2O4
-、BC4O8
-、(CF3)2PF4
-、(CF3)3PF3
-、(CF3)4PF2
-、(CF3)5PF-、(CF3)6P-、CF3SO3
-、C4F9SO3
-、CF3CF2SO3
-、(CF3SO2)2N-、(FSO2)2N-、CF3CF2(CF3)2CO-、(CF3SO2)2CH-、(SF5)3C-、(CF3SO2)3C-、CF3(CF2)7SO3
-、CF3CO2
-、CH3CO2
-、SCN-及び(CF3CF2SO2)2N-からなる群より選択されたいずれか一つ以上の陰イオンを含む。
また、電解質は、有機溶媒に溶解させて使用し得る。有機溶媒としては、プロピレンカーボネート(PC)、エチレンカーボネート(EC)、ジエチルカーボネート(DEC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジプロピルカーボネート(DPC)、ジメチルスルホキシド、アセトニトリル、ジメトキシエタン、ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、エチルメチルカーボネート(EMC)、γ-ブチロラクトン又はこれらの混合物が使用され得る。
電極組立体110は、ゼリーロール(jelly-roll)構造を有し得る。電極組立体110は、図2に示したように、下部分離膜、第1電極、上部分離膜及び第2電極を順に少なくとも1回積層して形成された積層体を、巻取中心Cを基準にして巻き取ることで製造され得る。
第1電極と第2電極とは極性が異なる。すなわち、一方が正の極性を有すれば、他方は負の極性を有する。第1電極及び第2電極の少なくとも一つは、上述した実施例(変形例)による電極構造を有し得る。また、第1電極及び第2電極の他方は、従来の電極構造又は実施例(変形例)による電極構造を有し得る。電極組立体110に含まれる電極対(pair)は一つに限定されず、二つ以上であり得る。
第3部分B2に含まれた分切片は、電極組立体110の半径方向、例えば外周側からコア側に折り曲げられながら折曲表面領域Fを形成する。
第1部分B1は、他の部分よりも高さが低く、分切片のない分切片省略区間a1に対応するため、コア側に向かって折り曲げられない。
好ましくは、折曲表面領域Fは、コア側から外周側へと順に分切片省略区間a1、分切片の高さ可変区間a2、及び分切片の高さ均一区間a3を含み得る。
折曲表面領域Fは、図11a、図11b及び図11cに示したように、分切片省略区間a1と隣接して分切片の積層数が10以上である積層数均一区間b1を含む。
折曲表面領域Fは、また、電極組立体110の外周に隣接して分切片の積層数が外周側に向かって減少する積層数減少区間b2を含み得る。好ましくは、積層数均一区間b1は、溶接ターゲット領域として設定され得る。
折曲表面領域Fにおいて、分切片が存在する半径方向の長さ(c)を基準にした、分切片の高さ可変区間a2の比率(a2/c)、及び分切片の積層数均一区間b1の比率(b1/c)、そして折曲表面領域Fの面積に対する積層数均一区間b1の面積の比率の好ましい数値範囲は上述したので、繰り返される説明は省略する。
第1集電板144は第1無地部146aの折曲表面領域Fにレーザー溶接され、第2集電板145は第2無地部146bの折曲表面領域Fにレーザー溶接され得る。溶接方法は、超音波溶接、抵抗溶接、スポット溶接などで代替可能である。
好ましくは、第1集電板144及び第2集電体145の溶接領域Wのうちの50%以上の領域は、折曲表面領域Fの積層数均一区間b1と重畳し得る。選択的には(optionally)、溶接領域Wの残りの領域は折曲表面領域Fの積層数減少区間b2と重畳し得る。高い溶接強度、溶接界面の低い抵抗、分離膜や活物質層の損傷防止などの面で、溶接領域Wの全体が積層数均一区間b1と重畳することがより好ましい。
好ましくは、溶接領域Wと重畳する積層数均一区間b1、及び選択的に(optionally)積層数減少区間b2において、分切片の積層数は10~35であり得る。
選択的には、溶接領域Wと重畳する積層数減少区間b2の分切片の積層数が10未満である場合、積層数減少区間b2のレーザー出力を積層数均一区間b1のレーザー出力よりも下げ得る。すなわち、溶接領域Wが積層数均一区間b1及び積層数減少区間b2と同時に重畳する場合、レーザーの出力を分切片の積層数に応じて変えることができる。この場合、積層数均一区間b1の溶接強度が積層数減少区間b2の溶接強度よりも大きくなり得る。
電極組立体110の上部及び下部に形成される折曲表面領域Fにおいて、分切片省略区間a1及び/又は分切片の高さ可変区間a2及び/又は分切片の高さ均一区間a3の半径方向の長さは同一であるか又は相異なり得る。
また、電極組立体110の上部及び下部に形成される折曲表面領域Fは面対称構造を形成し得る。したがって、上部の折曲表面領域Fを下部の折曲表面領域Fに投映したとき、実質的に互いに重なり得る。
電極組立体110は、第1部分B1の無地部の高さが他の部分よりも相対的に低い。また、図14に示したように、コアと最も隣接した分切片の折曲長さHは、第1部分B1によって形成された巻回ターンの半径方向の長さRとコア112の半径の10%とを合算した値よりも小さい。
したがって、第3部分B2に含まれた分切片をコア側に向かって折り曲げても、電極組立体110のコア112は直径の90%以上が外側に開放され得る。コア112が閉塞されないと、電解質注液工程に差し支えがなく、電解質注液の効率が向上する。また、コア112を通って溶接治具を挿入して第2集電板145と電池ハウジング142との溶接工程を容易に行うことができる。
分切片の幅及び/又は高さ及び/又は離隔ピッチを上述した実施例の数値範囲を満たすように調節すると、分切片が折り曲げられるとき、分切片が溶接強度を十分に確保可能な程度に多重に重なり、折曲表面領域Fに空いた空間(間隙)を形成しない。
好ましくは、第1集電板144及び第2集電板145は、第1電極及び第2電極の最後の巻回ターンで折り曲げられた分切片(図12の61を参照)の端部を覆う外径を有し得る。この場合、折曲表面領域Fを形成する分切片が集電板によって均一に押し付けられた状態で溶接が可能であり、溶接後にも分切片の緊密な積層状態を維持できる。緊密な積層状態とは、図10aに示したように、分切片同士の間に間隙が実質的にない状態を意味する。緊密な積層状態は、円筒形バッテリー190の抵抗を急速充電に適した水準(例えば、4mΩ)以下に下げるのに寄与する。
密封体143は、キャッププレート143a、キャッププレート143aと電池ハウジング142との間に気密性を提供し、絶縁性を有する第1ガスケット143b、及び前記キャッププレート143aと電気的に及び機械的に結合された連結プレート143cを含み得る。
キャッププレート143aは、伝導性を有する金属材料からなる部品であり、電池ハウジング142の上端開口部を覆う。キャッププレート143aは、第1電極の折曲表面領域Fと電気的に接続され、電池ハウジング142とは第1ガスケット143bを通じて電気的に絶縁される。したがって、キャッププレート143aは、円筒形バッテリー190の第1電極端子(例えば、正極)として機能することができる。
キャッププレート143aは、電池ハウジング142に形成されたビーディング部147上に載置され、クリンピング部(148)によって固定される。キャッププレート143aとクリンピング部148との間には、電池ハウジング142の気密性の確保及び電池ハウジング142とキャッププレート143aとの間の電気的絶縁のため、第1ガスケット143bが介在され得る。キャッププレート143aは、その中心部から上方に突出して形成された突出部143dを備え得る。
電池ハウジング142は、第2電極の折曲表面領域Fと電気的に接続される。したがって、電池ハウジング142は第2電極と同一極性を有する。もし、第2電極が負の極性を有すれば、電池ハウジング142も負の極性を有する。
電池ハウジング142は、上端にビーディング部147及びクリンピング部148を備える。ビーディング部147は、電池ハウジング142の外周面の周りを押し込んで形成する。ビーディング部147は、電池ハウジング142の内部に収容された電極組立体110が電池ハウジング142の上端開口部から抜け出ないようにし、密封体143が載置される支持部として機能することができる。
第1電極の第2部分B3は分切片を含まず、第1部分B1と同じ構造でノッチングされ得る。好ましくは、ビーディング部147の内周面は、第1電極の第2部分B3によって形成された巻回ターンと所定の間隔だけ離隔している。第2部分B3が第1部分B1のようにノッチングされているためである。より具体的には、ビーディング部147の内周面の下端が、第1電極の第2部分B3によって形成された巻回ターンと所定の間隔だけ離隔している。また、第2部分B3の無地部は高さが低いため、ビーディング部147を形成するため電池ハウジング142を外側から押し込むときにも、第2部分B3の巻回ターンは実質的に影響を受けない。したがって、第2部分B3の巻回ターンがビーディング部147などの他の構成要素によって圧迫されることがなく、これにより電極組立体110の部分的変形の発生が防止され、円筒形バッテリー190の内部短絡を防止することができる。
好ましくは、ビーディング部147の押し込み深さをD1とし、電池ハウジング142の内周面から第2部分B3と第3部分B2との境界地点までの半径方向の長さをD2とすると、関係式D1≦D2が満たされ得る。この場合、ビーディング部147を形成するため電池ハウジング142を押し込むとき、第2部分B3によって形成された巻回ターンの損傷が実質的に防止される。
クリンピング部148は、ビーディング部147の上部に形成される。クリンピング部148は、ビーディング部147上に配置されるキャッププレート143aの外周面、そしてキャッププレート143aの上面の一部を包むように延びて折り曲げられた形態を有する。
円筒形バッテリー190は、第1集電板144及び/又は第2集電板145及び/又は絶縁体146をさらに含み得る。
第1集電板144は、電極組立体110の上部に結合される。第1集電板144は、アルミニウム、銅、鋼鉄、ニッケルなどのような導電性を有する金属材料からなり、第1電極の折曲表面領域Fと電気的に接続される。電気的接続は溶接を通じて行われ得る。第1集電板144にはリード149が連結され得る。リード149は、電極組立体110の上方に延びて連結プレート143cに結合されるか、又は、キャッププレート143aの下面に直接結合され得る。リード149と他の部品との結合は溶接を通じて行われ得る。
好ましくは、第1集電板144は、リード149と一体的に形成され得る。この場合、リード149は、第1集電板144の中心部付近から外側に延びた長いプレート形状を有し得る。
第1集電板144と第1電極の折曲表面領域Fとの結合は、例えばレーザー溶接によって行われ得る。レーザー溶接は、集電板の母材を部分的に溶融させる方式で行われ得る。変形例において、第1集電板144と折曲表面領域Fとの溶接は、はんだを介在させた状態で行われ得る。この場合、はんだは、第1集電板144及び第1無地部146aと比べてより低い融点を有し得る。レーザー溶接は、抵抗溶接、超音波溶接、スポット溶接などで代替可能である。
電極組立体110の下面には第2集電板145が結合され得る。第2集電板145の一面は第2電極の折曲表面領域Fと溶接によって結合され、他面は電池ハウジング142の内側底面上に溶接によって結合され得る。第2集電板145と第2電極の折曲表面領域Fとの結合構造は、第1集電板144と第1電極の折曲表面領域Fとの結合構造と実質的に同一であり得る。
絶縁体146は、第1集電板144を覆い得る。絶縁体146は、第1集電板144の上面で第1集電板144を覆うことで、第1集電板144と電池ハウジング142の内周面との間の直接接触を防止することができる。
絶縁体146は、第1集電板144から上方に延在するリード149が引き出されるように、リード孔151を備える。リード149は、リード孔151を通って上方に引き出され、連結プレート143cの下面又はキャッププレート143aの下面に結合される。
絶縁体146の周縁領域は、第1集電板144とビーディング部147との間に介在され、電極組立体110と第1集電板144との結合体を固定し得る。これにより、電極組立体110と第1集電板144との結合体は、バッテリー140の高さ方向の移動が制限され、バッテリー140の組立安定性を向上させることができる。
絶縁体146は、絶縁性のある高分子樹脂からなり得る。一例として、絶縁体146は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリイミド又はポリブチレンテレフタレートからなり得る。
電池ハウジング142は、その下面に形成されたベンティング(venting)部152をさらに備え得る。ベンティング部152は、電池ハウジング142の下面において周辺領域と比べてより薄い厚さを有する領域に該当する。ベンティング部152は、周辺領域と比べて構造的に脆弱である。したがって、円筒形バッテリー190に異常が発生して内圧が一定水準以上に増加すれば、ベンティング部152が破裂して電池ハウジング142の内部に発生したガスが外側に排出され得る。ベンティング部152が破裂する内圧は、約15kgf/cm2~35kgf/cm2であり得る。
ベンティング部152は、電池ハウジング142の下面に円を描きながら連続的に又は不連続的に形成され得る。変形例として、ベンティング部152は、直線パターン又はその外の他のパターンで形成され得る。
図18は、本発明の他の実施形態による円筒形バッテリー200をY軸方向に沿って切断した断面図である。
図18を参照すると、円筒形バッテリー200は、図17に示された円筒形バッテリー190と比べて電極組立体の構造は実質的に同一であり、電極組立体を除いた他の構造が変更された点で相違する。
具体的には、円筒形バッテリー200は、リベット端子172が貫設された電池ハウジング171を含む。リベット端子172は、電池ハウジング171の閉鎖面(図面において上面)に形成された貫通穴を通って取り付けられる。リベット端子172は、絶縁性物質からなる第2ガスケット173が介在された状態で電池ハウジング171の貫通穴にリベッティングされる。リベット端子172は、重力方向の反対方向に向かって外側に露出する。
リベット端子172は、端子露出部172a及び端子挿入部172bを含む。端子露出部172aは、電池ハウジング171の閉鎖面の外側に露出する。端子露出部172aは、電池ハウジング171の閉鎖面の略中心部に位置し得る。端子露出部172aの最大直径は、電池ハウジング171に形成された貫通穴の最大直径よりも大きく形成され得る。端子挿入部172bは、電池ハウジング171の閉鎖面の略中心部を貫通して第1電極の無地部146aと電気的に接続され得る。端子挿入部172bの下部周縁は、電池ハウジング171の内側面上にリベット(rivet)結合され得る。すなわち、端子挿入部172bの下部周縁は、電池ハウジング171の内側面を向かって曲げられた形態を有し得る。端子挿入部172bの下部周縁の内側には平坦部172cが含まれる。リベッティングされた端子挿入部172bの下部の最大直径は、電池ハウジング171の貫通穴の最大直径よりも大きくなり得る。
端子挿入部172bの平坦部172cは、第1電極の折曲表面領域Fに連結された第1集電板144の中央部に溶接され得る。溶接方法としては、レーザー溶接が好ましいが、超音波溶接などの他の溶接方式で代替可能である。
第1集電板144と電池ハウジング171の内側面との間には絶縁物質からなる絶縁体174が介在され得る。絶縁体174は、第1集電板144の上部と電極組立体110の上端周縁部分を覆う。これにより、電極組立体110の第2部分B3が反対極性を有する電池ハウジング171の内側面と接触して短絡を起こすことを防止することができる。
絶縁体174の厚さは、第1集電板144の上面と電池ハウジング171の閉鎖部の内側面との間の距離に対応するか少し(slightly)大きい。したがって、絶縁体174は、第1集電板144の上面と電池ハウジング171閉鎖部の内側面と接触し得る。
リベット端子172の端子挿入部172bは、絶縁体174の貫通穴を通って第1集電板144に溶接され得る。絶縁体174に形成された貫通穴の直径は、端子挿入部172bの下端のリベッティング部の直径よりも大きくなり得る。好ましくは、貫通穴は、端子挿入部172bの下部と第2ガスケット173を露出させ得る。
第2ガスケット173は、電池ハウジング171とリベット端子172との間に介在され、反対極性を有する電池ハウジング171とリベット端子172とが電気的に接触することを防止する。これにより、略平坦な形状を有する電池ハウジング171の上面が円筒形バッテリー200の第2電極端子(例えば、負極)として機能することができる。
第2ガスケット173は、ガスケット露出部173a及びガスケット挿入部173bを含む。ガスケット露出部173aは、リベット端子172の端子露出部172aと電池ハウジング171との間に介在される。ガスケット挿入部173bは、リベット端子172の端子挿入部172bと電池ハウジング171との間に介在される。ガスケット挿入部173bは、端子挿入部172bのリベッティング(reveting)時に一緒に変形されて電池ハウジング171の内側面に密着され得る。第2ガスケット173は、例えば絶縁性を有する高分子樹脂からなり得る。
第2ガスケット173のガスケット露出部173aは、リベット端子172の端子露出部172aの外周面を覆うように延在した形態を有し得る。第2ガスケット173がリベット端子172の外周面を覆う場合、バスバーなどの電気的接続部品を電池ハウジング171の上面及び/又はリベット端子172に結合させる過程で短絡が発生することを防止することができる。図示されていないが、ガスケット露出部173aは、端子露出部172aの外周面だけでなく、上面の一部も一緒に覆うように延在した形態を有してもよい。
第2ガスケット173が高分子樹脂からなる場合において、第2ガスケット173は熱融着によって電池ハウジング171及びリベット端子172と結合され得る。この場合、第2ガスケット173とリベット端子172との結合界面及び第2ガスケット173と電池ハウジング171との結合界面における気密性が強化される。一方、第2ガスケット173のガスケット露出部173aが端子露出部172aの上面まで延びた形態を有する場合において、リベット端子172はインサート射出成形によって第2ガスケット173と一体に結合されてもよい。
電池ハウジング171の上面において、リベット端子172及び第2ガスケット173が占める領域を除いた他の領域175がリベット端子172と反対極性を有する第2電極端子に該当する。
第2集電板176は、電極組立体141の下部に結合される。第2集電板176は、アルミニウム、鋼鉄、銅、ニッケルなどの導電性を有する金属材料からなり、第2電極の折曲表面領域Fと電気的に接続される。
好ましくは、第2集電板176は、電池ハウジング171と電気的に接続される。そのため、第2集電板176は、周縁部分の少なくとも一部が電池ハウジング171の内側面と第1ガスケット178bとの間に介在されて固定され得る。一例として、第2集電板176の周縁部分の少なくとも一部は、電池ハウジング171の下端に形成されたビーディング部180の下端面に支持された状態で溶接によってビーディング部180に固定され得る。変形例において、第2集電板176の周縁部分の少なくとも一部は、電池ハウジング171の内壁面に直接溶接され得る。
好ましくは、第2集電板176と第2電極の折曲表面領域Fとは、例えばレーザー溶接によって結合され得る。また、第2集電板176と折曲表面領域Fとの溶接部位は、ビーディング部180の内周面を基準にしてコアC側に所定の間隔だけ離隔している。
電池ハウジング171の下部開放端を密封する密封体178は、キャッププレート178a、及び第1ガスケット178bを含む。第1ガスケット178bは、キャッププレート178aと電池ハウジング171とを電気的に分離させる。クリンピング部181は、キャッププレート178aの周縁と第1ガスケット178bとを一緒に固定させる。キャッププレート178aにはベント部179が備えられる。ベント部179の構成は、上述した実施例(変形例)と実質的に同一である。キャッププレート178aの下面はクリンピング部181の下端よりも上部に位置し得る。この場合、キャッププレート178aの下部に空間が形成されてベンティングが円滑に行われる。特に、クリンピング部181が重力方向に向かうように円筒形バッテリー200が設置される場合に有用である。
好ましくは、キャッププレート178aは、導電性を有する金属材料からなる。しかし、キャッププレート178aと電池ハウジング171との間に第1ガスケット178bが介在されているため、キャッププレート178aは電気的極性を持たない。密封体178は、電池ハウジング171の下部の開放端を密封し、バッテリー200の内圧が臨界値以上増加したときにガスを排出させる機能を主に果たす。内圧の臨界値は15kgf/cm2~35kgf/cm2である。
好ましくは、第1電極の折曲表面領域Fと電気的に接続されたリベット端子172は第1電極端子として使用される。また、第2集電板176を通じて第2電極の折曲表面領域Fと電気的に接続された電池ハウジング171の上面のうちのリベット端子172を除いた部分175は、第1電極端子と反対極性の第2電極端子として使用される。このように、二つの電極端子が円筒形バッテリー200の上部に位置する場合、バスバーなどの電気的接続部品を円筒形バッテリー200の一側のみに配置させることが可能である。これは、バッテリーパック構造の単純化及びエネルギー密度の向上をもたらすことができる。また、第2電極端子として使用される部分175は略平坦な形態を有するため、バスバーなどの電気的接続部品を接合させるのに十分な接合面積を確保することができる。これにより、円筒形バッテリー200は、電気的接続部品の接合部位における抵抗を好ましい水準に下げることができる。
図19は、本発明のさらに他の実施形態による円筒形バッテリー210をY軸方向に沿って切断した断面図である。
図19を参照すると、円筒形バッテリー210は、図13に示した電極組立体100を含み、電極組立体100を除いた他の構成は、図17に示した円筒形バッテリー190と実質的に同一である。したがって、図13及び図17を参照して説明した構成は、本実施形態においても実質的に同様に適用され得る。
好ましくは、電極組立体100の第1無地部146a及び第2無地部146bは複数の分切片61を含む。分切片61は、電極組立体100の半径方向、例えば外周側からコア側に折り曲げられる。このとき、第1無地部146aの第1部分B1及び第2部分B3の無地部は、他の部分よりも高さが低く、分切片を含まないため、実質的に折り曲げられない。これは、第2無地部146bの場合も同様である。
本実施形態においても、分切片61によって形成される折曲表面領域Fは、コア側から外周側へと順に分切片省略区間a1、分切片の高さ可変区間a2、及び分切片の高さ均一区間a3を含み得る。但し、第2部分B3の無地部が折り曲げられないため、折曲表面領域Fの半径方向の長さは上述した実施形態の場合よりも短くなり得る。
折曲表面領域Fは、図11a、図11b及び図11cに示したように、分切片省略区間a1と隣接して分切片の積層数が10以上である積層数均一区間b1を含む。
折曲表面領域Fは、また、電極組立体100の第2部分B3の巻回ターンに隣接して分切片の積層数が外周側に向かって減少する積層数減少区間b2を含み得る。好ましくは、積層数均一区間b1は、溶接ターゲット領域として設定され得る。
折曲表面領域Fにおいて、分切片が存在する半径方向の長さ(c)を基準にした、分切片の高さ可変区間a2の比率(a2/c)、及び分切片の積層数均一区間b1の比率(b1/c)、そして折曲表面領域Fの面積に対する積層数均一区間b1の面積の比率の好ましい数値範囲は上述したので、繰り返される説明は省略する。
第1集電板144は第1無地部146aの折曲表面領域Fに溶接され、第2集電板145は第2無地部146bの折曲表面領域Fに溶接され得る。
積層数均一区間b1及び積層数減少区間b2と溶接領域Wとの重畳関係、第1集電板144及び第2集電板145の外径、第1部分B1がコアを閉塞しない構成などは、実質的に上述した通りである。
一方、第2部分B3は分切片を含まず、無地部の高さが第3部分B2の分切片よりも低い。したがって、第3部分B2の分切片が折り曲げられるとき、第2部分B3は実質的に折り曲げられない。また、第2部分B3の巻回ターンは、ビーディング部147と十分に離隔しているため、ビーディング部147が押し込まれる過程で第2部分B3の巻回ターンが損傷される問題を解決することができる。
図20は、本発明のさらに他の実施形態による円筒形バッテリー220をY軸方向に沿って切断した断面図である。
図20を参照すると、円筒形バッテリー220は、図13に示した電極組立体100を含み、電極組立体100を除いた他の構成は、図18に示した円筒形バッテリー200と実質的に同一である。したがって、図13及び図18を参照して説明した構成は、本実施形態においても実質的に同様に適用され得る。
好ましくは、電極組立体100の第1無地部146a及び第2無地部146bは複数の分切片61を含む。また、分切片61は、電極組立体100の外周側からコア側に折り曲げられて折曲表面領域Fを形成する。このとき、第1無地部146aの第1部分B1及び第2部分B3は、無地部の高さが他の部分よりも低く、分切片を含まないため、コア側に実質的に折り曲げられない。これは、第2無地部146bの場合も同様である。
したがって、本実施形態においても、図19の実施形態と同様に、折曲表面領域Fはコア側から外周側へと順に分切片省略区間a1、分切片の高さ可変区間a2、及び分切片の高さ均一区間a3を含み得る。但し、第2部分B3の無地部が折り曲げられないため、折曲表面領域Fの半径方向の長さは上述した実施形態よりも短くなり得る。
折曲表面領域Fは、図11a、図11b及び図11cに示したように、分切片省略区間a1と隣接して分切片の積層数が10以上である積層数均一区間b1を含む。
折曲表面領域Fは、また、電極組立体100の第2部分B3の巻回ターンに隣接して分切片の積層数が外周側に向かって減少する積層数減少区間b2を含み得る。好ましくは、積層数均一区間b1は、溶接ターゲット領域として設定され得る。
折曲表面領域Fにおいて、分切片が存在する半径方向の長さ(c)を基準にした、分切片の高さ可変区間a2の比率(a2/c)、及び分切片の積層数均一区間b1の比率(b1/c)、そして折曲表面領域Fの面積に対する積層数均一区間b1の面積の比率の好ましい数値範囲は上述したので、繰り返される説明は省略する。
第1集電板144は第1無地部146aの折曲表面領域Fに溶接され、第2集電板176は第2無地部146bの折曲表面領域Fに溶接され得る。
積層数均一区間b1及び積層数減少区間b2と溶接領域Wとの重畳関係、第1集電板144と第2集電板176の外径、第1部分B1がコアを閉塞しない構成などは、実質的に上述した通りである。
上述した実施例(変形例)において、リベット端子172を含む円筒形バッテリー200、220に含まれている第1集電板144及び第2集電板176は、図21及び図22に示されたような改善された構造を有し得る。
第1集電板144及び第2集電板176の改善された構造は、円筒形バッテリーの抵抗を下げ、振動耐性を向上させ、エネルギー密度を向上させるのに寄与することができる。特に、第1集電板144及び第2集電板176は、高さ対比直径の比率が0.4より大きい大型円筒形バッテリーに適用時に効果的である。
図21は、本発明の一実施形態による第1集電板144の構造を示した上面図である。
図20及び図21を参照すると、第1集電板144は、周縁部144a、第1無地部結合部144b、及び端子結合部144cを含み得る。前記周縁部144aは、電極組立体100の上部に配置される。前記周縁部144aは、その内部に空いた空間Sopenが形成された略リム(rim)形態を有し得る。図面には前記周縁部144aが略円形のリム形態である場合のみを示しているが、これによって本発明が限定されることはない。前記周縁部144aは、図示と異なって、略四角のリム形態、六角のリム形態、八角のリム形態、又はその外の他のリム形態であってもよい。前記周縁部144aの個数は二つ以上に増加させてもよい。この場合、前記周縁部144aの内側にリム形態のさらに他の周縁部が含まれ得る。
前記端子結合部144cは、リベット端子172の底面に形成された平坦部172cとの結合のための溶接面積を確保するため、前記リベット端子172の底面に形成された平坦部172cの直径と同一であるか又はより大きい直径を有し得る。
前記第1無地部結合部144bは、周縁部144aから内側に延在して溶接によって無地部146aの折曲表面領域Fと結合される。前記端子結合部144cは、第1無地部結合部144bと離隔して周縁部144aの内側に位置する。前記端子結合部144cは、リベット端子172と溶接によって結合され得る。前記端子結合部144cは、例えば周縁部144aによって囲まれた内側空間Sopenの略中心部に位置し得る。前記端子結合部144cは、電極組立体100のコアCに形成された穴と対応する位置に備えられ得る。前記端子結合部144cは、電極組立体100のコアCに形成された穴が端子結合部144cの外側に露出しないように、電極組立体100のコアCに形成された穴を覆うように構成され得る。そのため、前記端子結合部144cは、電極組立体100のコアCに形成された穴よりも大きい直径又は幅を有し得る。
前記第1無地部結合部144bと端子結合部144cとは、直接的に連結されず離隔して配置され、周縁部144aによって間接的に連結され得る。このように前記第1集電板144は、第1無地部結合部144bと端子結合部144cとが直接連結されておらず、周縁部144aを通じて連結された構造を有することで、円筒形バッテリー220に衝撃及び/又は振動が発生する場合、第1無地部結合部144bと第1無地部146aとの結合部位及び端子結合部144cとリベット端子172との結合部位に加えられる衝撃を分散させることができる。図面には、四つの第1無地部結合部144bが示されているが、これによって本発明が限定されることはない。前記第1無地部結合部144bの個数は、形状の複雑性による製造の難易度、電気抵抗、電解質含浸性を考慮した周縁部144aの内側空間Sopenなどを考慮して多様に決定され得る。
前記第1集電板144は、周縁部144aから内側に延在して端子結合部144cと連結されるブリッジ部144dをさらに含み得る。前記ブリッジ部144dは、少なくともその一部の断面積が第1無地部結合部144b及び周縁部144aと比べて小さく形成され得る。例えば、前記ブリッジ部144dは、少なくともその一部が第1無地部結合部144bと比べて幅及び/又は厚さがさらに小さく形成され得る。この場合、前記ブリッジ部144dで電気抵抗が増加する。その結果、前記ブリッジ部144dを通って電流が流れるとき、相対的に大きい抵抗がブリッジ部144dの一部で過電流ヒーティング(heating)による溶融を起こし、それは過電流が非可逆的に遮断する。前記ブリッジ部144dは、このような過電流遮断機能を考慮してその断面積を適切な水準に調節し得る。
前記ブリッジ部144dは、周縁部144aの内側面から端子結合部144cに向かってその幅が徐々に狭くなるテーパー部144eを備え得る。前記テーパー部144eが備えられる場合、ブリッジ部144dと周縁部144aとの連結部位で部品の剛性が向上する。前記テーパー部144eが備えられる場合、円筒形バッテリー220の製造工程において、例えば移送装置及び/又は作業者がテーパー部144eを把持することで、第1集電板144及び/又は第1集電板144と電極組立体100との結合体を容易且つ安全に移送することができる。すなわち、前記テーパー部144eが備えられる場合、第1無地部結合部144b及び端子結合部144cのように他の部品と溶接される部分を把持することで発生する製品の不良を防止することができる。
前記第1無地部結合部144bは、複数個備えられ得る。複数の前記第1無地部結合部144bは、周縁部144aの延長方向に沿って互いに同一間隔に配置され得る。複数の前記第1無地部結合部144bのそれぞれが延びた長さは互いに略同一であり得る。前記第1無地部結合部144bは、無地部146aの折曲表面領域Fとレーザー溶接によって結合され得る。溶接は、超音波溶接、スポット溶接などで代替され得る。
第1無地部結合部144bと折曲表面領域Fとの溶接によって形成される溶接パターン144fは、電極組立体100の半径方向に沿って延在する構造を有し得る。溶接パターン144fは、ラインパターン又は点パターンの配列であり得る。
前記溶接パターン144fは、溶接領域に該当する。したがって、前記溶接パターン144fは、折曲表面領域Fの積層数均一区間b1と50%以上重畳することが好ましい。積層数均一区間b1と重畳しない溶接パターン144fは、積層数減少区間b2と重畳し得る。より好ましくは、溶接パターン144fの全体が折曲表面領域Fの積層数均一区間b1と重畳し得る。溶接パターン144fが形成されている地点の下部にある折曲表面領域Fのうちの積層数均一区間b1、及び選択的に積層数減少区間b2は、分切片の積層数が10以上であることが好ましい。
前記端子結合部144cは、複数の前記第1無地部結合部144bによって囲まれるように配置され得る。前記端子結合部144cは、リベット端子172の平坦部172cと溶接によって結合され得る。前記ブリッジ部144dは、互いに隣接した一対の第1無地部結合部144b同士の間に位置し得る。この場合、前記ブリッジ部144dから周縁部144aの延長方向に沿って一対の第1無地部結合部144bの一方に至る距離は、ブリッジ部144dから周縁部144aの延長方向に沿って一対の第1無地部結合部144bの他方に至る距離と略同一であり得る。複数の前記第1無地部結合部144bそれぞれの断面積は、略同一に形成され得る。複数の前記第1無地部結合部144bそれぞれの幅及び厚さは略同一に形成され得る。
図示していないが、前記ブリッジ部144dは、複数個備えられ得る。複数のブリッジ部144dはそれぞれ、隣接した一対の第1無地部結合部144b同士の間に配置され得る。複数の前記ブリッジ部144dは、周縁部144aの延長方向に沿って互いに略同一間隔で配置され得る。複数の前記ブリッジ部144dのそれぞれから周縁部144aの延長方向に沿って隣接した一対の第1無地部結合部144bの一方に至る距離は、他方の第1無地部結合部144bに至る距離と略同一であり得る。
上述したように、第1無地部結合部144b及び/又はブリッジ部144dが複数個備えられる場合において、第1無地部結合部144b同士の距離及び/又はブリッジ部144d同士の距離及び/又は第1無地部結合部144bとブリッジ部144dとの間の距離が一定に形成されれば、第1無地部結合部144bからブリッジ部144dに向かう電流又はブリッジ部144dから第1無地部結合部144bに向かう電流の流れが円滑に形成される。
ブリッジ部144dは、ブリッジ部144dの断面積を部分的に減少させるように形成されるノッチング部Nを備え得る。ノッチング部Nの断面積の調節は、例えばブリッジ部144dの幅及び/又は厚さの部分的な減少を通じて実現可能である。ノッチング部Nが備えられる場合、ノッチング部Nが形成された領域における電気抵抗が増加し、これによって過電流の発生時に迅速な電流遮断が可能になる。
ノッチング部Nは、破断時に発生する異物が電極組立体100の内部に流入することを防止するため、電極組立体100の積層数均一区間と対応する領域に設けられることが好ましい。この領域では、無地部146aの分切片の積層数が最大に維持され、これによって重なった分切片がマスク(mask)として機能できるためである。
ノッチング部Nは絶縁テープで覆い包まれ得る。すると、ノッチング部Nで発生した熱が外部に発散されないため、過電流がブリッジ部144dを通って流れるとき、ノッチング部Nの破断がより迅速に行われる。
図22は、本発明の一実施形態による第2集電板176の構造を示した上面図である。
図20及び図22を参照すると、第2集電板176は、電極組立体100の下部に配置される。また、前記第2集電板176は、電極組立体100の無地部146bと電池ハウジング171とを電気的に接続させるように構成され得る。第2集電板176は導電性を有する金属材料からなり、無地部146bの折曲表面領域Fと電気的に接続される。また、前記第2集電板176は、電池ハウジング171と電気的に接続される。前記第2集電板176は、周縁部分が電池ハウジング171の内側面と第1ガスケット178bとの間に介在されて固定され得る。具体的には、前記第2集電板176は、周縁部分が電池ハウジング171のビーディング部180の下面と第1ガスケット178bとの間に介在され得る。但し、これによって本発明が限定されることはなく、これと異なり、前記第2集電板176の周縁部分が、ビーディング部180が形成されていない領域で電池ハウジング171の内壁面に溶接されてもよい。
前記第2集電板176は、電極組立体100の下部に配置される支持部176a、前記支持部176aから略電極組立体100の半径方向に沿って延在して無地部146bの折曲表面領域Fに結合される第2無地部結合部176b、及び前記支持部176aから略電極組立体100の半径方向を基準に電池ハウジング171の内側面を向かって傾斜して延びて内側面上に結合されるハウジング結合部176cを含み得る。前記第2無地部結合部176bとハウジング結合部176cとは、支持部176aを通じて間接的に連結され、互いに直接的に連結されない。したがって、本発明の一実施形態による円筒形バッテリー220に外部衝撃が加えられたとき、第2集電板176と電極組立体100との結合部位及び第2集電板176と電池ハウジング171との結合部位に発生する損傷を最小化できる。但し、本発明の一実施形態による第2集電板176は、このように第2無地部結合部176bとハウジング結合部176cとが間接的に連結された構造を有する場合のみに限定されない。例えば、前記第2集電板176は、第2無地部結合部176bとハウジング結合部176cとを間接的に連結させる支持部176aを備えない構造及び/又は無地部146bとハウジング結合部176cとが直接連結された構造を有してもよい。
前記支持部176a及び第2無地部結合部176bは、電極組立体100の下部に配置される。前記第2無地部結合部176bは、無地部146bの折曲表面領域Fと結合される。前記第2無地部結合部176bだけでなく、前記支持部176aも無地部146bと結合され得る。前記第2無地部結合部176bと無地部146bの折曲表面領域Fとはレーザー溶接によって結合され得る。溶接は、超音波溶接、スポット溶接などで代替可能である。前記支持部176a及び第2無地部結合部176bは、電池ハウジング171にビーディング部180が形成された場合、ビーディング部180よりも上部に位置する。
前記支持部176aは、電極組立体100のコアCに形成される穴と対応する位置に形成される集電板孔176dを備える。互いに連通される前記電極組立体100のコアCと集電板孔176dとは、リベット端子172と第1集電板144の端子結合部144cとの間の溶接のための溶接棒の挿入又はレーザービームの照射のための通路として機能することができる。
前記集電板孔176dは、電極組立体100のコアCに形成された穴の半径rcに対して0.5rc以上の半径を有し得る。前記集電板孔176dの半径が0.5rc~1.0rcである場合、円筒形バッテリー220でベントが起きるとき、ベント圧力によって電極組立体100のコアC付近の分離膜や電極の巻取構造がコアCの外側に押し出される現象が防止される。前記集電板孔176dの半径が1.0rcよりも大きいと、コアCが最大に開放されるため、電解質注入工程での電解質の注入が容易になる。
前記第2無地部結合部176bが複数個備えられる場合、複数の第2無地部結合部176bは第2集電板176の支持部176aから略放射状に電池ハウジング171の側壁に向かって延在した形態を有し得る。前記複数の第2無地部結合部176bのそれぞれは、支持部176aの周りに沿って相互に離隔して位置し得る。
前記ハウジング結合部176cは、複数個備えられ得る。この場合、複数のハウジング結合部176cは、第2集電板176の中心部から略放射状に電池ハウジング171の側壁を向かって延在した形態を有し得る。これにより、前記第2集電板176と電池ハウジング171との間の電気的接続は複数の地点で行われ得る。このように複数の地点で電気的接続のための結合が行われることで、結合面積を極大化して電気抵抗を最小化できる。前記複数のハウジング結合部176cのそれぞれは、支持部176aの周りに沿って相互に離隔して位置し得る。隣接する第2無地部結合部176b同士の間には、少なくとも一つのハウジング結合部176cが位置し得る。前記複数のハウジング結合部176cは、電池ハウジング171の内側面のうち、例えばビーディング部180に結合され得る。前記ハウジング結合部176cは、特にビーディング部180の下面にレーザー溶接によって結合され得る。溶接は、超音波溶接、スポット溶接などで代替可能である。このようにビーディング部180上に複数のハウジング結合部176cを溶接結合させることで、電流経路を放射状に分散させて円筒形バッテリー220の抵抗水準を約4mΩ以下に制限することができる。また、ビーディング部180の下面を電池ハウジング171の上面に略平行な方向、すなわち電池ハウジング171の側壁に略垂直な方向に沿って延在した形態にし、ハウジング結合部176cも同じ方向、すなわち半径方向及び円周方向に沿って延在した形態にすることで、ハウジング結合部176cをビーディング部180上に安定的に接触させることができる。また、このように前記ハウジング結合部176cがビーディング部180の平坦部上に安定的に接触することで、二つの部品間の溶接が円滑に行われ、これによって二つの部品間の結合力が向上し、結合部位における抵抗増加が最小化される。
前記ハウジング結合部176cは、電池ハウジング171の内側面上に結合される接触部176e、及び支持部176aと接触部176eとの間を連結する連結部176fを含み得る。
前記接触部176eは、電池ハウジング171の内側面上に結合される。前記電池ハウジング171にビーディング部180が形成される場合、前記接触部176eは、上述したようにビーディング部180上に結合され得る。より具体的には、前記接触部176eは、電池ハウジング171に形成されたビーディング部180の下面に形成された平坦部に電気的に結合され得、ビーディング部180の下面と第1ガスケット178bとの間に介在され得る。この場合、安定的な接触及び結合のため、接触部176eはビーディング部180において電池ハウジング171の円周方向に沿って所定の長さだけ延在した形態を有し得る。
連結部176fは鈍角に折り曲げられ得る。折曲地点は連結部176fの中間地点よりも上部であり得る。連結部176fが折り曲げられれば、接触部176eがビーディング部180の平坦面に安定的に支持される。連結部176fは折曲地点を基準にして下部と上部とに分けられ、下部の長さが上部よりも大きくなり得る。また、支持部176aの表面を基準にした傾斜角は、折曲地点の下部が上部よりもさらに大きくなり得る。連結部176fが折り曲げられれば、電池ハウジング171の垂直方向に加えられる圧力(力)を緩衝可能である。一例として、電池ハウジング171のサイジング工程で接触部176eに圧力が伝達され、接触部176eが支持部176aに向かって垂直に移動する場合、連結部176fの折曲地点が上側に移動しながら連結部176fが変形され、これを通じて応力ストレスを緩衝させることができる。
一方、前記第2集電板176の中心部から電極組立体100の半径方向に沿って第2無地部結合部176bの端部に至る最大距離は、ビーディング部180が形成された領域における電池ハウジング171の内径、すなわち電池ハウジング171の最小内径と同一であるか又はより小さく形成されることが好ましい。これは、電池ハウジング171を高さ方向に沿って圧縮するサイジング工程時に、第2無地部結合部176bの端部が電極組立体100の端部を押し付ける現象を防止するためである。
第2無地部結合部176bは孔176gを含む。孔176gは、電解質が移動する通路として使用され得る。第2無地部結合部176bと折曲表面領域Fとの溶接によって形成される溶接パターン176hは、電極組立体100の半径方向に沿って延びる構造を有し得る。溶接パターン176hは、ラインパターン又は点パターンの配列であり得る。
前記溶接パターン176hは、溶接領域に該当する。したがって、前記溶接パターン176hは、電極組立体100の下部に位置した折曲表面領域Fの積層数均一区間b1と50%以上重畳することが好ましい。積層数均一区間b1と重畳しない溶接パターン176hは、積層数減少区間b2と重畳し得る。より好ましくは、溶接パターン176h全体が折曲表面領域Fの積層数均一区間b1と重畳し得る。溶接パターン176hが形成されている地点の上部にある折曲表面領域Fのうちの積層数均一区間b1、及び選択的に積層数減少区間b2は、分切片の積層数が10以上であることが好ましい。
上述した第1集電板144と第2集電板176とは外径が異なる。外径は、折曲表面領域Fと集電板との接触領域の外径である。外径は、電極組立体のコアCの中心を通る直線と接触領域の端部とが交わる二つの地点間の距離のうちの最大値で定義される。第2集電板176は、ビーディング部の内側に位置するため、その外径が第1集電板144の外径よりも小さい。また、第1集電板144の溶接パターン144fの長さは第2集電板176の溶接パターン176hの長さよりもさらに長い。好ましくは、溶接パターン144f及び溶接パターン176hは、コアCの中心を基準にして実質的に同じ地点から外周側に延在し得る。
本発明の実施形態による円筒形バッテリー200、220は、上部で電気的接続を行うことができる。
図23は複数の円筒形バッテリー200が電気的に接続された状態を示した上面図であり、図24は図23の部分拡大図である。円筒形バッテリー200は、他の構造の円筒形バッテリー220で代替可能である。
図23及び図24を参照すると、複数の円筒形バッテリー200は、バスバー210を用いて円筒形バッテリー200の上部で直列及び並列に連結され得る。円筒形バッテリー200の個数はバッテリーパックの容量を考慮して増減可能である。
各円筒形バッテリー200において、リベット端子172は正の極性を有し、電池ハウジング171のリベット端子172周辺の扁平面171aは負の極性を有し得る。勿論、その反対も可能である。
好ましくは、複数の円筒形バッテリー200は複数の列と行で配置され得る。図面において、列は上下方向であり、行は左右方向である。また、空間効率性を最大化するため、円筒形バッテリー200は最密パッキング構造(closest packing structure)で配置され得る。最密パッキング構造は、電池ハウジング171の外側に露出したリベット端子172の中心同士を連結したとき、正三角形が描かれる場合に形成される。好ましくは、バスバー210は、同一列に配置された円筒形バッテリー200を互いに並列に連結し、隣接する二つの列に配置された円筒形バッテリー200同士を直列に連結する。
好ましくは、バスバー210は、直列及び並列連結のため、ボディ部211、複数の第1バスバー端子212、及び複数の第2バスバー端子213を含み得る。
前記ボディ部211は、隣接するリベット端子172同士の間で円筒形バッテリー200の列に沿って延び得る。代案的には、前記ボディ部211は、円筒形バッテリー200の列に沿って延びるが、ジグザグ状のように規則的に折り曲げられてもよい。
複数の第1バスバー端子212は、ボディ部211の一側から延びて、一側に位置した円筒形バッテリー200のリベット端子172と電気的に結合され得る。第1バスバー端子212とリベット端子172との電気的結合は、レーザー溶接、超音波溶接などで行われ得る。
複数の第2バスバー端子213は、ボディ部211の他側から延びて、他側に位置したリベット端子172周辺の扁平面171aに電気的に結合され得る。第2バスバー端子213と扁平面171aとの電気的結合は、レーザー溶接、超音波溶接などで行われ得る。
好ましくは、前記ボディ部211、複数の第1バスバー端子212、及び複数の第2バスバー端子213は、一つの導電性金属板から構成され得る。金属板は、例えばアルミニウム板又は銅板であり得るが、本発明がここに限定されることはない。変形例として、前記ボディ部211、複数の第1バスバー端子212、及び第2バスバー端子213は別個のピース単位で製作した後、それぞれを溶接などで結合してもよい。
上述した本発明の一実施形態による円筒形バッテリー200は、折曲表面領域Fを通じる溶接面積の拡大、第2集電板176を用いた電流経路(path)の多重化、電流経路長さの最小化などを通じて抵抗が最小化された構造を有する。正極と負極との間、すなわちリベット端子172とその周辺の扁平面171aとの間で抵抗測定器によって測定される円筒形バッテリー200のAC抵抗は、急速充電に適した約4mΩ以下であり得る。
本発明の一実施形態による円筒形バッテリー200は、正の極性を有するリベット端子172と負の極性を有する扁平面171aとが同じ方向に位置しているため、バスバー210を用いて円筒形バッテリー200同士の電気的接続を容易に実現することができる。
また、円筒形バッテリー200のリベット端子172及びその周辺の扁平面171aは面積が広いため、バスバー210の結合面積を十分に確保して円筒形バッテリー200を含むバッテリーパックの抵抗を十分に下げることができる。
また、円筒形バッテリー200の上部で電気的配線を行うことができるため、バッテリーモジュール/パックの単位体積当たりエネルギー密度を極大化することができる。
上述した実施例(変形例)による円筒形バッテリーは、バッテリーパックの製造に使用される。
図25は、本発明の一実施形態によるバッテリーパックの構成を概略的に示した図である。
図25を参照すると、本発明の一実施形態によるバッテリーパック300は、円筒形バッテリー301が電気的に接続された集合体、及びそれを収容するパックハウジング302を含む。円筒形バッテリー301は、上述した実施例(変形例)によるバッテリーのうちのいずれか一つであり得る。図示の便宜上、円筒形バッテリー301の電気的接続のためのバスバー、冷却ユニット、外部端子などの部品は示されていない。
バッテリーパック300は、自動車に搭載される。自動車は、一例として、電気自動車、ハイブリッド自動車又はプラグインハイブリッド自動車であり得る。自動車は、四輪自動車又は二輪自動車を含む。
図26は、図25のバッテリーパック300を含む自動車を説明するための図である。
図26を参照すると、本発明の一実施形態による自動車Vは、本発明の一実施形態によるバッテリーパック300を含む。自動車Vは、本発明の一実施形態によるバッテリーパック300から電力の供給を受けて動作する。
本発明の一実施形態によれば、電極組立体の上側及び下側に突出した無地部自体を電極タブとして使用することで、バッテリーの内部抵抗を下げてエネルギー密度を増加させることができる。
また、本発明の一実施形態によれば、電極組立体の無地部の構造を改善することで、電池ハウジングのビーディング部を形成する過程で電極組立体と電池ハウジングの内周面とが干渉せず、電極組立体の部分的変形による円筒形バッテリーの内部短絡を防止することができる。
また、本発明の一実施形態によれば、電極組立体の無地部の構造を改善することで、無地部の折り曲げ時に無地部が破れる現象を防止し、無地部の重畳層数を十分に増加させて集電体の溶接強度を向上させることができる。
また、本発明の一実施形態によれば、電極の無地部に複数の分切片を形成して、電極を巻き取るとき、複数の分切片を所定の方向に整列して配置させ、分切片が配置されていない領域では電極に形成された活物質層の端部を分離膜の巻回ターンの間から露出させることで、電解質含浸性(速度及び均一性)を増加させることができる。
また、本発明の一実施形態によれば、電極の無地部に分切片構造を適用して分切片の寸法(幅、高さ、離隔ピッチ)を最適化させて溶接ターゲット領域として使用される領域の分切片の積層数を十分に増加させることにより、集電板が溶接される領域の物性を改善することができる。
また、本発明は、電極の無地部に巻取方向に沿って切断溝を繰り返して形成して複数の分切片構造を形成するとき、切断溝の下部構造を最適化させることで、切断溝のノッチング品質を向上させた電極組立体を提供することができる。
また、本発明の一実施形態によれば、分切片の折り曲げによって形成された折曲表面領域に集電板を広い面積で溶接させた構造を適用することで、エネルギー密度が向上して抵抗が減少した電極組立体を提供することができる。
また、本発明の一実施形態によれば、上部で電気的配線を行うようにデザインが改善された円筒形バッテリーを提供することができる。
また、本発明の一実施形態によれば、電極組立体のコアに隣接した無地部の構造を改善することで、無地部の折り曲げ時に電極組立体のコアにある空洞が閉塞されることを防止して、電解質注入工程及び電池ハウジング(又はリベット端子)と集電板との溶接工程を容易に行うことができる。
また、本発明の一実施形態によれば、内部抵抗が低く、内部短絡が防止され、集電板と無地部との溶接強度が向上した構造を有する円筒形バッテリー、それを含むバッテリーパック及び自動車を提供することができる。
特に、本発明は、高さ対比直径の比が0.4以上であって、抵抗が4mΩ以下の円筒形バッテリー、それを含むバッテリーパック及び自動車を提供することができる。
以上のように、本発明を限定された実施形態と図面によって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の属する技術分野で通常の知識を持つ者によって本発明の技術思想と特許請求の範囲の均等範囲内で多様な修正及び変形が可能であることは言うまでもない。