JP7741992B2 - 発光素子、表示装置、および発光素子の製造方法 - Google Patents

発光素子、表示装置、および発光素子の製造方法

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Description

本発明は、発光素子、表示装置、および発光素子の製造方法に関する。
特許文献1が開示する有機発光コンポーネントは、半透明の第1電極と拡散反射する第2電極と備え、第2電極は、拡散反射のための境界面を備えた多数の結晶を含む電極層を含む。
US 2017/0047552(2017年2月16日公開)
「High Rate Thick Film Growth」(Ann.Rev.Mater.Sci.,7(1997)239.)
従来技術においては、発光素子からの光取り出し効率が低いという問題がある。
本開示の一態様に係る発光素子は、第1電極および第2電極と、前記第1電極および前記第2電極の間に位置する発光層と、前記第1電極および前記発光層の間に位置する機能層とを備え、前記第1電極および前記機能層の少なくとも一方が、粒界を有するとともに前記発光層側の表面の平均粗さが3nm~20nmの光反射部である。
本開示の一態様によれば、発光素子からの光取り出し効率が向上する。
実施形態1に係る発光素子の構成例を示す断面図である。 実施形態1に係る反射部の構成例を示す断面図である。 実施形態1に係る反射部の構成例を示す断面図である。 実施形態1に係る反射部の構成例を示す断面図である。 実施形態1に係る発光素子の断面を撮像した図である。 実施形態に係る発光素子の製造方法の一例を示すフローチャートである。 スパッタ薄膜の構造変化を示すThorntonのゾーンモデルを引用する図である。 実施形態1に係る発光素子と比較例に係る発光素子との電流電圧(J-V)特性を示す図である。 実施形態1に係る発光素子と比較例に係る発光素子との電流輝度(J-L)特性を示す図である。 実施形態1に係る発光素子と比較例に係る発光素子との電流発光効率(J-EQE)特性を示す図である。 比較例に係る発光素子の光取り出しを示す模式図である。 実施形態1に係る発光素子の光取り出しを示す模式図である。 実施形態2に係る発光素子の構成例を示す断面図である。 実施形態2に係る発光素子の構成例を示す断面図である。 実施形態2に係る発光素子の構成例を示す断面図である。 実施形態3に係る発光素子の構成例を示す断面図である。 実施形態4に係る表示装置の構成例を示す平面図である。 実施形態4に係る表示装置の構成例を示す断面図である。 実施形態4に係る表示装置の構成例を示す断面図である。 実施形態5に係る表示装置の構成例を示す断面図である。
〔実施形態1〕
図1は、本開示の一実施形態に係る発光素子の構成例を示す断面図である。図1に示すように、発光素子10は、第1電極E1、正孔注入層HJ、正孔輸送層HT、発光層EM、電子輸送層ET、および第2電極E2をこの順に備える構成としてよい。発光素子10は、基板BPの上に設けられてよく、水および酸素等の侵入を防止する封止膜SLで覆われていてよい。第1電極E1がアノード、第2電極E2がカソードであってよい。正孔注入層HJおよび正孔輸送層HTそれぞれを機能層Fと称することができる。発光素子10は、第2電極E2が透光性電極であるトップエミッション型であってよい。
正孔注入層HJは、ポリスチレンスルホン酸をドープしたポリエチレンジオキシオフェン(PEDOT:PSS)よりも電気抵抗率が高い正孔輸送材料を含んでよい。正孔注入層HJは、電気抵抗率が1×10Ωcm以上である正孔輸送材料を含んでよい。例えば、Zn、Cr、Ni、Ti、Nb、Al、Si、Mg、Ta、Hf、Zr、Y、La、Sr、Wのうちのいずれか1つ以上を含む酸化物、窒化物、または炭化物からなる群から選択される一種以上を含む材料が挙げられる。中でも、無機系正孔輸送材料としては、Zn、Cr、Ni、Ti、Nb、Al、Si、Mg、Ta、Hf、Zr、Y、La、Srのうちのいずれか1つ以上を含む酸化物が好ましく、NiO、MgO、MgNiO、LaNiO、CuOおよびCuOから選択される少なくとも1種であることがより好ましい。さらに、好適な正孔輸送材料として、CuSCNなど、金属にCN基、SCN基、およびSeCN基が結合した材料も挙げられる。
正孔輸送層HTは、ポリスチレンスルホン酸をドープしたポリエチレンジオキシオフェン(PEDOT:PSS)よりも電気抵抗率が高い有機正孔輸送材料を含んでよい。電気抵抗率が1×10Ωcm以上である有機正孔輸送材料を含んでよい。有機系正孔輸送材料としては、当該分野で一般的に用いられる材料から適宜選択でき、例えば、4,4’,4’’-トリス(9-カルバゾイル)トリフェニルアミン(TCTA)、4,4’-ビス[N-(1-ナフチル)-N-フェニル-アミノ]-ビフェニル(NPB)、亜鉛フタロシアニン(ZnPC)、ジ[4-(N,N-ジトリルアミノ)フェニル]シクロヘキサン(TAPC)、4,4’-ビス(カルバゾール-9-イル)ビフェニル(CBP)、2,3,6,7,10,11-ヘキサシアノ-1,4,5,8,9,12-ヘキサアザトリフェニレン(HATCN)などの材料や、ポリ(N-ビニルカルバゾール)(PVK)、ポリ(2,7-(9,9-ジ-n-オクチルフルオレン)-(1,4-フェニレン-((4-第2ブチルフェニル)イミノ)-1,4-フェニレン(TFB)、ポリ(トリフェニルアミン)誘導体(Poly-TPD)などが挙げられる。なかでも、TFB等のテトラシアノ化合物、PVK等のカルバゾール誘導体、Poly-TPD等のトリアリールアミン誘導体が好ましい。
図2は、実施形態1に係る反射部の構成例を示す断面図である。図2に示すように、第1電極E1は、粒界Bを有するとともに発光層EMの側の表面Sの平均粗さが3nm~20nmの光反射部3である。表面Sの平均粗さは、10nm~20nmであってもよい。こうすれば、表面Sの凹凸に正孔注入層HJが食い込み、アンカー効果によって、第1電極E1および正孔注入層HJの接着強度が増大する。これにより、正孔注入層HJが第1電極E1から剥離し難くなる。
光反射部3は、粒界Bを形成する複数の結晶粒Cを含む。結晶粒Cは、多結晶の構成要素である結晶であってもよいし、ナノ粒子であってもよい。結晶粒Cの平均サイズは、レイリー散乱を起こすように、発光層EMの発光ピーク波長の1/10以下であってもよい。光反射部3の表面Sには、複数のピットPが形成されてよい。ピットPは、粒界Bが表面Sに露出して、表面Sが窪んでいる部分である。
ピットPが、発光素子10の電気特性および発光特性を悪化させずに、第1電極E1と正孔注入層HJとの間の接着力を高めることが好ましい。ピットPの平均深さは、3.0~50nmが好ましい。ピットPの平均深さが3.0nm未満のときは、アンカー効果が低くなる。ピットPの平均深さが50nm超のときは、第1電極E1および正孔注入層HJの電気的接続性が悪化するおそれがある。
複数のピットPにおける平均ピット間距離(隣り合うピット間距離PTの平均値)は、3nm~50nmであってよい。平均ピット間距離が結晶粒の平均サイズ以上であってよい。平均ピット間距離が、3nm未満または結晶粒Cの平均サイズ未満のとき、第1電極E1と正孔注入層HJとの電気的接続性が悪化するおそれがある。平均ピット間距離が、50nm超または結晶粒Cの平均サイズ超のとき、アンカー効果が低い。
第1電極E1と正孔注入層HJとは互いに可溶でないため、その間の接着力は、アンカー効果による抵抗接着に依存する。ピットPは、表面Sの面積を増大し、アンカー効果を増大する。本開示に係る構成は、接着力の向上によって剥離を防止し、発光素子10の製造歩留りを向上する効果を奏する。従来技術では、抵抗接着が溶着と比較して弱いため、正孔注入層HJが第1電極E1から剥離する危険があった。層間剥離は素子破壊に繋がり、製造歩留りを低減する。
一方で、表面Sの凹凸の粗さが大きすぎる場合、第1電極E1(光反射部3)よりも上層の発光層EMにおいて、量子ドットの配列が悪化する。量子ドットの配列の悪化は、量子ドットへのキャリア注入の低下を引き起こし、発光素子10の電気特性および発光特性の悪化を引き起こす。表面Sの面積および平均粗さは、ピットPの平均深さが一定の条件下で、平均ピット間距離と略反比例の関係を有する。平均ピット間距離が5nm以上のときは、表面Sの平均粗さは20nm以下が好ましい。平均ピット間距離が20nm以下のときは、表面Sの平均粗さは5nm以上が好ましい。平均ピット間距離と平均粗さとの積は、30nm~150nmが好ましい。
平均ピット間距離は、表面Sの平均粗さおよびピットPの平均深さに相関してよい。例えば、平均ピット間距離は、表面Sの平均粗さとピットPの平均深さとのうちの大きい方の値以下であってよい。例えば、平均ピット間距離は、表面Sの平均粗さとピットPの平均深さとの相乗平均の値以下であってよい。
粒界Bは、結晶粒C同士の結晶格子および結晶方位の少なくとも一方が異なる結晶不整合面であってよい。この場合、粒界Bで光が散乱する。粒界Bは、第1電極E1(光反射部3)の内部破断面であってよい。この場合、粒界Bで光が散乱する。
図3および図4は、実施形態1に係る反射部の構成例を示す断面図である。図3に示すように、第1電極E1が下層側の電導層ESを伴うことがある。例えば、第1電極E1がインジウム亜鉛酸化物(InZnO)またはインジウムガリウム亜鉛酸化物(InGaZnO)などを含む光透過性金属膜から成る場合、第1電極E1の下に、第1電極E1よりも光反射性が高い電導層ESが位置してよい。電導層ESは、第1電極E1よりも仕事関数が小さくてよく、例えば、アルミニウム(Al)または銀(Ag)を含む光反射性金属膜から構成されてよい。図4に示すように、第1電極E1が上層側の電導層EUを伴うこともある。例えば、第1電極E1がAlまたはAgを含む光反射性金属膜から成る場合、第1電極E1の上に、第1電極E1よりも仕事関数が大きい電導層EUが位置してよい。電導層EUは、光透過性が高くてよく、例えば、InZnOまたはInGaZnOなどを含む光透過性金属膜から構成されてよい。
表面Sの平均粗さ、ピットPの平均深さ、結晶粒Cの平均サイズは、第1電極E1(光反射部3)の断面を撮像した顕微鏡写真から得ることができる。本欄では説明の簡単化のために、透過型電子顕微鏡(TEM)で第1電極E1を撮像した場合の一例について説明する。
図5は、本実施形態に係る発光素子の断面を撮像した図である。図5に示すように、第1電極E1が有する粒界Bおよび結晶粒Cを見て取ることができる。ここで、顕微鏡写真は、層厚方向と直交する面内方向(x方向またはy方向)で、幅500nm以上の範囲を撮像する。まず、第1電極E1の表面S上の複数の測定点を定め、各測定点の層厚方向(z方向)の位置を測定する。測定点は、幅100nmあたり20個以上でよい。各測定点は等間隔で定められる。幅500nm以上の範囲を撮像した場合、測定点は撮像範囲に100個以上定められ、各測定点は等間隔で定められる。そして、全測定点の層厚方向の平均位置を算出し、全測定点についての、前記平均位置と層厚方向の位置との差(絶対値)の算術平均値を、表面Sの平均粗さとする。
続いて、顕微鏡写真から粒界Bを抽出する。この抽出は、人間の視認による処理であっても、AIまたはコンピュータによる画像処理であっても、その組み合わせであってもよい。例えば、人間が顕微鏡写真における第1電極E1の範囲を指定し、コンピュータが指定範囲から隣接画素間のコントラスト比の大きい位置を抽出する。そして、粒界Bによって区分された各領域を、結晶粒Cの断面とし、各結晶粒Cについて、2方向以上で対向する粒界Bの間の距離を測定し、距離の算術平均値を当該結晶粒Cのサイズとしてもよい。各結晶粒Cについて断面積を測定し、その断面積と同じ面積を有する円の直径を当該結晶粒Cのサイズとしてもよい。複数の結晶粒Cのサイズの算術平均値を、結晶粒Cの平均サイズとする。各結晶粒Cについて、層厚方向(z方向)で対向する粒界Bの間の距離を測定し、その算術平均値を結晶粒Cの平均厚みとしてもよい。各結晶粒Cについて、面内方向(x方向,y方向)で対向する粒界Bの間の距離を測定し、その算術平均値を結晶粒Cの平均幅としてもよい。測定する結晶粒Cは、断面積5000nmあたり100個以上である。以下では、結晶粒Cの粒径並びに厚みおよび幅を包括して結晶粒Cのサイズと称する。結晶粒Cの平均サイズは、結晶粒Cの平均粒径、平均厚み、および平均幅のいずれであってもよい。
続いて、顕微鏡写真からピットPを抽出する。この抽出は、人間の視認による処理であっても、AIまたはコンピュータによる画像処理であっても、その組み合わせであってもよい。例えば、まず、表面Sと粒界Bとが交わる交点がある箇所をピットPとする。あるいは例えば、表面Sの層厚方向の平均位置よりも低い範囲で、表面Sに粒界Bが観察される箇所をピットPとしてもよい。そして、各ピットPの層厚方向(z方向)で最も低い位置から、表面Sの層厚方向の平均位置までの距離を測定し、この距離の算術平均値をピットPの平均深さとする。また、互いに隣接するピットPの層厚方向で最も低い位置の間の面内方向(x方向またはy方向)の距離を測定し、この距離の平均を平均ピット間距離とする。なお、ピットPとした箇所のうち、ピットPに上層(例えば、正孔注入層HJ)が食い込み、ピットP内に上層の材料が観察された箇所を、有効なピットPと見做してよい。そして、有効なピットPに関し、平均深さおよび平均ピット間距離を算出してよい。ここで、測定するピットPは、幅500nmあたり30箇所以上である。
(製造方法)
図6は、本実施形態に係る発光素子の製造方法の一例を示すフローチャートである。図6に示すように、基板BPを用意し(ステップS1)、基板BPの上に第1電極E1(光反射部)を形成する(ステップS2)。そして、第1電極E1の上に正孔注入層HJを形成し(ステップS3)、正孔注入層HJの上に正孔輸送層HTを形成し(ステップS4)、正孔輸送層HTの上に発光層EMを形成し(ステップS5)、発光層EMの上に電子輸送層ETLを形成し(ステップS6)、電子輸送層ETLの上に第2電極E2を形成する(ステップS7)。そして、発光素子10を覆うように、封止膜SLを形成する(ステップS8)。正孔注入層HJおよび正孔輸送層HTは、正孔輸送層材料を用いて形成することができる。
ステップS2においては、第1電極E1を、粒界Bを有するとともに発光層EMの側の表面Sの平均粗さが3nm~20nmである光反射部3とする。第1電極E1の形成には、多結晶体を形成する様々な方法を適用できる。
図7は、J.A.Thorntonによる文献「High Rate Thick Film Growth」(Ann.Rev.Mater.Sci.,7(1997)239.)から引用した、スパッタ薄膜の構造変化を示すThorntonのゾーンモデルを引用する図である。図7に示すように、ゾーン3のうちのアルゴンガスの圧力が小さい条件下で、スパッタ薄膜の内部に粒界が生じると共に、スパッタ薄膜の表面が比較的平坦であり、かつ、微細なピットを有する。
例えば、スパッタリング法を用いて、ゾーン3のうちのアルゴンガスの圧力が小さい条件下で、第1電極E1を形成することができる。具体的には、基板BPの温度(T)が絶対温度で、第1電極E1の融点(Tm)の80%以上の温度であり、アルゴンガスの圧力が20mTorr以下である条件下で、第1電極E1を形成することができる。ここで、Torrは圧力を示す単位であり、1Torr=133.32Paである。第1電極E1の材料(電極材料)には、Al(アルミニウム)、Ag(銀)、およびその合金が適する。
基板BPにガラス基板を用い、基板BPの温度を摂氏200度(すなわち、473K)程度の高温にし、チャンバ内にアルゴンガスを導入し、チャンバ内のアルゴンガスの圧力を1Pa以下程度の低圧にした条件下で、第1電極E1をスパッタリング法で形成してよい。この結果、第1電極E1における結晶粒Cの平均サイズが3nm~50nmとなり、同時に、第1電極E1の表面Sに3nm~50nmの平均深さのピットPが形成される。ここで、アルゴンガス供給量VArとアルゴンガス以外のガスの総供給量Vの比VAr/Vと、圧力計で測定したチャンバ内圧力の積がアルゴンガスの圧力である。アルゴンガス以外のガスとして、例えば窒素、酸素等を供給する場合がある。例えば、結晶粒Cの平均サイズは、3nm~15nmの範囲内、3nm~20nmの範囲内、3nm~30nmの範囲内、3nm~40nmの範囲内、3nm~50nm、10nm~15nmの範囲内、10nm~20nmの範囲内、10nm~30nmの範囲内、10nm~40nmの範囲内、および10nm~50nmの範囲内のいずれかであってよい。ここで、ピットPは、表面Sが粒界Bと交わる交点に形成される。ピットPの平均深さは、結晶粒Cの平均サイズ未満であってよい。例えば、ピットPの平均深さは、3nm~15nmの範囲内、3nm~20nmの範囲内、3nm~30nmの範囲内、3nm~40nmの範囲内、3nm~50nmの範囲内、10nm~15nmの範囲内、10nm~20nmの範囲内、10nm~30nmの範囲内、10nm~40nmの範囲内、および10nm~50nmの範囲内、であってもよい。Thorntonのゾーンモデルに従って、結晶粒CのサイズおよびピットPの深さが制御可能であり、アルゴンガスの圧力を10Paから100Paのオーダとすることによって、結晶粒Cの平均サイズをより小さくできる。また、圧力を固定して、基板BPの温度を低下することによって、第1電極E1の層厚方向に延びる柱状(および柱状に近い形状)の結晶粒Cを形成することもできる。ここで、「10Paから100Paのオーダ」は、10Paまたは100Paを単位とする圧力を意味し、10Pa以上1000Pa未満の圧力である。
例えば、粉体を焼結することによって、または、ナノ粒子を含むインクを用いた印刷と熱処理とを組合せることによって、第1電極E1を形成することもできる。第1電極E1の形成には、代わりにまたは加えて、内部破断を発生する様々な方法を適用できる。例えば、第1電極E1に急激な温度変化を与え、内部応力によって、第1電極E1に内部破断を発生する。結晶粒Cの平均サイズは、第1電極E1の材料の弾性および脆性などの機械的性質に影響され得る。第1電極E1の材料が堅いほど、第1電極E1が割れやすく、結晶粒Cが小さくなりやすい。
図8は、実施形態1に係る発光素子と比較例に係る発光素子との電流電圧(J-V)特性を示す図である。図9は、実施形態1に係る発光素子と比較例に係る発光素子との電流輝度(J-L)特性を示す図である。図10は、実施形態1に係る発光素子と比較例に係る発光素子との電流発光効率(J-EQE)特性を示す図である。各図において、実施形態1に係る測定値を実線で示し、比較例に係る測定値を破線で示す。
実施形態1に係るに係る第1電極E1は、スパッタリング法を用いて、ゾーン3(図7参照)のうちのガス圧力が小さい条件下で、形成した。一方、実施形態1に係る第1電極EAは、真空蒸着法を用いて形成した。他の層の材料および層厚は、実施形態1および比較例で共通とした。
図8に示すように、実施形態1では、比較例よりも電流に対する電圧が小さい。したがって、第1電極E1が光反射部3であることによって、実施形態1に係る発光素子10の電気抵抗が低減した。これは、第1電極E1と正孔注入層HJとの機械的な接着の向上によって電気的な接続が向上し、正孔注入効率が向上したと推定される。加えて、または或いは、ピットPでの電界集中によって、正孔注入効率が向上したと推定される。
図9に示すように、実施形態1では、比較例よりも電流に対する輝度が大きい。さらに図10に示すように、実施形態1では、比較例よりも外部量子効率(EQE)が大きい。これは、第1電極E1(光反射部3)の粒界Bが光を散乱反射するため、発光素子10からの光取り出し効率が向上したものと推定される。
図11は、比較例に係る発光素子の光取り出しを示す図である。図12は、実施形態1に係る発光素子の光取り出しを示す図である。なお、説明の簡単化のために、上側電極が大気に接している構成に関して説明する。図11に示すように、比較例の発光素子では、発光層から斜めに(法線に対して大きな角度で)出射し、下側電極EAで反射された光は、大きな入射角で上側電極ECに入射し、全反射される。典型的な臨界角度を15°とすると、先端角30°のコーンに入る光だけを発光素子から取出すことができ、光取り出し効率25%が理論的限界となる。
一方、図12に示すように、実施形態1に係る発光素子10においては、発光層EMから斜めに(法線に対して大きな角度で)出射した光は、第1電極E1(光反射部3)の光学特性(光散乱性および乱反射性の少なくとも一方)によって、比較例よりも小さな入射角で第2電極E2に入射し易くなり、外部に出る確率が高くなる。このため、実施形態1では、比較例よりも光取り出し効率が高まる。
光取り出し効率の向上のために、光反射部3による散乱は、レイリー散乱であることが好ましい。ミー散乱が、入射光の進行方向に強く散乱するのに対して、レイリー散乱は等方的に散乱する。レイリー散乱の条件は、結晶粒Cのサイズが入射光の波長の1/10以下であることである。このため、結晶粒Cの平均サイズは、発光層EMの発光ピーク波長の1/10以下が好ましい。結晶粒Cの平均サイズは、平均粒径、平均厚み、または平均幅であってよい。
〔実施形態2〕
図13~図15は、実施形態2に係る発光素子の構成例を示す断面図である。図13に示すように、正孔注入層HJ(機能層F)が、粒界Bを有するとともに発光層EMの側の表面Sの平均粗さが3nm~20nmである光反射部3であってよい。図14に示すように、正孔輸送層HT(機能層F)が、粒界Bを有するとともに発光層EMの側の表面Sの平均粗さが3nm~20nmである光反射部3であってよい。図15に示すように、正孔注入層HJ(機能層F)および正孔輸送層HT(機能層F)それぞれが、粒界Bを有するとともに発光層EMの側の表面Sの平均粗さが3nm~20nmである光反射部3であってよい。光反射部3を、例えば有機正孔輸送材料で形成した場合、光反射部3の粒界Bが有機層の内部破断面であってもよい。
実施形態2では、第1電極E1および発光層EMの間に光反射部3が位置するため、実施形態1と同様の効果を奏する。正孔注入層HJ(光反射部3)および正孔輸送層HT(光反射部3)の少なくとも一方を、金属酸化物ナノ粒子を含む層(塗布形成層)としてもよい。
〔実施形態3〕
図16は、実施形態3に係る発光素子の構成例を示す断面図である。図16に示すように、実施形態3では、第1電極E1および正孔注入層HJ(機能層)それぞれが、光反射部3である。第1電極E1は、粒界B1を形成する複数の結晶粒C1を含み、第1電極E1の発光層EMの側の表面S1には、複数のピットP1が形成されている。正孔注入層HJは、粒界B2を形成する複数の結晶粒C2を含み、正孔注入層HJの発光層EMの側の表面S2には、複数のピットP2が形成されている。
第1電極E1および正孔注入層HJにわたる結晶粒C1・C2の平均サイズは、第1電極E1および正孔注入層HJの層厚で結晶粒C1・C2の平均サイズを加重平均する。第1電極E1の層厚をt、第1電極E1の結晶粒C1の平均サイズをN、正孔注入層HJの層厚をt、正孔注入層HJの結晶粒C2の平均サイズをNとすると、第1電極E1および正孔注入層HJにわたる結晶粒C(C1・C2)の平均サイズは、(t+t)/(t+t)である。第1電極E1および正孔注入層HJにわたる結晶粒C(C1・C2)の平均サイズが、発光層EMの発光ピーク波長の1/10以下であることが好ましい。平均サイズは、平均粒径、平均厚み、または平均幅であってよい。
第1電極E1について、発光層EMの側の表面S1のピットP1の平均深さは3nm~50nmであってよく、正孔注入層HJについて、発光層EMの側の表面S2のピットP2の平均深さは3nm~50nmであってよい。第1電極E1について、複数のピットP1における平均ピット間距離が、複数の結晶粒C1の平均サイズ以上であってよく、正孔注入層HJについて、複数のピットP2における平均ピット間距離が、複数の結晶粒C2の平均サイズ以上であってよい。
複数のピットP1における平均ピット間距離は3nm~50nmが好ましい。複数のピットP1における平均ピット間距離は、表面S1の平均粗さおよび複数のピットP1の平均深さに相関してよい。例えば、複数のピットP1における平均ピット間距離は、表面S1の平均粗さと複数のピットP1の平均深さとのうちの大きい方の値以下であってよい。複数のピットP1における平均ピット間距離は、表面S1の平均粗さと複数のピットP1の平均深さとの相乗平均以下であってよい。
同様に、複数のピットP2における平均ピット間距離は3nm~50nmであってよい。複数のピットP2における平均ピット間距離は、表面S2の平均粗さおよび複数のピットP2の平均深さに相関してよい。例えば、複数のピットP2における平均ピット間距離は、表面S2の平均粗さと複数のピットP2の平均深さとのうちの大きい方の値以下であってよい。複数のピットP2における平均ピット間距離は、表面S2の平均粗さと複数のピットP2の平均深さとの相乗平均以下であってよい。
〔実施形態4〕
図17は、実施形態4に係る表示装置の構成例を示す平面図である。図18および図19は、実施形態4に係る表示装置の構成例を示す断面図である。図17に示すように、実施形態4に係る表示装置50は、表示部DAと、表示部DAを駆動するドライバ回路DRと、ドライバ回路DRを制御する制御部DCとを備える。表示部DAは、互いに異なる色の光を発する(互いに発光ピーク波長が異なる)、第1サブ画素X1、第2サブ画素X2および第3サブ画素X3を含む。第1サブ画素X1、第2サブ画素X2および第3サブ画素X3それぞれは、発光素子10と、発光素子10に接続する画素回路PCとを含む。
図18に示すように、表示装置50は、第1電極E1のエッジを覆うエッジカバーBKと、発光素子10を覆う封止膜SLとを備えてよい。第1サブ画素X1および第2サブ画素X2それぞれが有する発光素子10は、光反射部3である第1電極E1と、光反射部3である正孔注入層HJとを含む。第1サブ画素X1および第2サブ画素X2の発光素子10が発光する光の色に関わらず、各発光素子10の外部量子効率(EQE)が略同等であることが好ましい。換言すると、光取り出し効率の理論的限界が略同等であることが好ましい。EQEが同等であることによって、第1サブ画素X1および第2サブ画素X2とを同様に駆動制御できる。駆動制御の簡単化によって、基板BPおよび制御アルゴリズムのコストを低減できる。
光取り出し効率は、層厚T(第1サブ画素X1における第1電極E1および正孔注入層HJの総厚)、層厚T(第2サブ画素X2における第1電極E1および正孔注入層HJの総厚)、および各サブ画素におけるレイリー散乱の強度Iに依存する。強度Iは、次の式で表される。
I=4.5×I×K×(1+cosθ)×(π)/(λ×R
K=(n-1)/(n+2)
:入射光強度
R:散乱体までの距離
λ:入射光の波長
V:散乱体の体積
n:散乱体の屈折率
θ:入射角
「×」は掛算を示す演算記号である。「/」は割算を示す演算記号である。
上式から、第1サブ画素X1と第2サブ画素X2とで発光ピーク波長が異なる場合、散乱体である結晶粒Cのサイズを、発光ピーク波長の2/3乗に比例させることで、散乱強度が等しくなることがわかる。すなわち、結晶粒Cの平均サイズd・dが発光ピーク波長L・Lの2/3乗に比例するとき、発光素子10の発光色に関わらず、光取り出し効率が略一定となる。この比例関係は、20%、10%、または5%の差を許容する。例えば、10%の差を許容するとき、0.9×d /L ≦d /L ≦1.1×d /L を満たす。
第1サブ画素X1および第2サブ画素X2それぞれにおいて光反射部3が複数層存在する場合、複数層のうちの一層以上について、第1サブ画素X1および第2サブ画素X2における結晶粒Cの平均サイズが略同等であってよい。例えば図18に示すように、第2サブ画素X2の発光ピーク波長が、第1サブ画素X1の発光ピーク波長よりも大きい場合において、第1サブ画素X1の第1電極E1における結晶粒C1の平均サイズが、第2サブ画素X2の第1電極E1における結晶粒C1の平均サイズと、略同等であり、第2サブ画素X2の正孔注入層HJ(機能層)における結晶粒C2の平均サイズが、第1サブ画素X1の正孔注入層HJ(機能層)における結晶粒C2の平均サイズよりも大きくてもよい。
図19に示すように、第2サブ画素X2の発光ピーク波長が、第1サブ画素X1の発光ピーク波長よりも大きい場合において、第1サブ画素X1の正孔注入層HJ(機能層)における結晶粒C2の平均サイズが、第2サブ画素X2の正孔注入層HJ(機能層)における結晶粒C2の平均サイズと、略同等であり、第2サブ画素X2の第1電極E1における結晶粒C1の平均サイズが、第1サブ画素X1の第1電極E1における結晶粒C1の平均サイズよりも大きくてもよい。第1サブ画素X1および第2サブ画素X2における結晶粒の平均サイズが略同等である層は同一工程で形成できるため、表示装置50の生産効率を高めることができる。
〔実施形態5〕
図20は、実施形態5に係る表示装置の構成例を示す断面図である。実施形態5では、第1サブ画素X1および第2サブ画素X2の光反射部3の層厚Tf・Tsが異なり(Tf>Ts)、第1サブ画素X1および第2サブ画素X2の光反射部3における結晶粒Cの平均サイズが同等である。第1サブ画素X1の発光ピーク波長Lは、第2サブ画素X2の発光ピーク波長Lよりも大きい。
実施形態5に係る構成において、光反射部3の層厚Tf,Tsが第1サブ画素X1および第2サブ画素X2の発光層EMの発光ピーク波長L,Lの2/3乗に比例するとき、発光素子10の発光色に関わらず、光取り出し効率が略一定となる。この比例関係は、20%、10%、または5%の差を許容する。例えば、10%の差を許容するとき、0.9×Tf/L ≦Ts/L ≦1.1×Tf/L を満たす。
第1サブ画素X1および第2サブ画素X2の発光ピーク波長が異なる場合に、光反射部3の層厚および結晶粒Cの平均サイズの双方を最適化することによって、発光素子10の発光光に関わらず、光取り出し効率が略一定とすることもできる。
以上の開示は例示および説明を目的とするものであり、限定を目的とするものではない。これら例示および説明に基づけば、多くの変形形態が当業者にとって自明となるのであるから、これら変形形態も実施形態に含まれることに留意されたい。
3 光反射部
10 発光素子
50 表示装置
B 粒界
C 結晶粒
F 機能層
E1 第1電極
E2 第2電極
EM 発光層
P ピット
S 表面
X1 第1サブ画素
X2 第2サブ画素

Claims (17)

  1. 第1電極および第2電極と、前記第1電極および前記第2電極の間に位置する発光層と、前記第1電極および前記発光層の間に位置する機能層とを備え、
    前記第1電極および前記機能層の少なくとも一方が、粒界を有するとともに前記発光層側の表面の平均粗さが3nm~20nmの光反射部であり、
    前記光反射部は、前記粒界を形成する複数の結晶粒を含むとともに前記表面に複数のピットを有し、
    前記複数のピットにおける平均ピット間距離は、前記複数の結晶粒の平均サイズ以上である、発光素子。
  2. 記複数のピットの平均深さは、3nm~50nmである、請求項に記載の発光素子。
  3. 記複数のピットにおける平均ピット間距離は、前記平均粗さおよび前記複数のピットの平均深さのうちの大きい方の値以下である、請求項1に記載の発光素子。
  4. 第1電極および第2電極と、前記第1電極および前記第2電極の間に位置する発光層と、前記第1電極および前記発光層の間に位置する機能層とを備え、
    前記第1電極および前記機能層の少なくとも一方が、粒界を有するとともに前記発光層側の表面の平均粗さが3nm~20nmの光反射部であり、
    前記光反射部は、前記表面に複数のピットを有し、
    前記複数のピットの平均深さは、3nm~50nmであり、且つ、
    前記第1電極および前記機能層それぞれが、前記粒界を形成する複数の結晶粒を含む前記光反射部であり、前記第1電極および前記機能層にわたる複数の結晶粒の平均サイズが、前記発光層の発光ピーク波長の1/10以下である、又は、
    前記第1電極および前記機能層それぞれが、前記表面に複数のピットを有する前記光反射部であり、前記第1電極および前記機能層それぞれについて、複数のピットにおける平均ピット間距離が3nm~50nmである、又は、
    前記第1電極および前記機能層それぞれが、前記粒界を形成する複数の結晶粒を含むとともに前記表面に複数のピットを有する前記光反射部であり、前記第1電極および前記機能層それぞれについて、複数のピットにおける平均ピット間距離が、複数の結晶粒の平均サイズ以上である、
    発光素子。
  5. 第1電極および第2電極と、前記第1電極および前記第2電極の間に位置する発光層と、前記第1電極および前記発光層の間に位置する機能層とを備え、
    前記第1電極および前記機能層の少なくとも一方が、粒界を有するとともに前記発光層側の表面の平均粗さが3nm~20nmの光反射部であり、
    前記光反射部は、前記表面に複数のピットを有し、
    前記複数のピットにおける平均ピット間距離は、前記平均粗さおよび前記複数のピットの平均深さのうちの大きい方の値以下であり、且つ、
    前記第1電極および前記機能層それぞれが、前記粒界を形成する複数の結晶粒を含む前記光反射部であり、前記第1電極および前記機能層にわたる複数の結晶粒の平均サイズが、前記発光層の発光ピーク波長の1/10以下である、又は、
    前記第1電極および前記機能層それぞれが、前記表面に複数のピットを有する前記光反射部であり、前記第1電極および前記機能層それぞれについて、複数のピットにおける平均ピット間距離が3nm~50nmである、又は、
    前記第1電極および前記機能層それぞれが、前記粒界を形成する複数の結晶粒を含むとともに前記表面に複数のピットを有する前記光反射部であり、前記第1電極および前記機能層それぞれについて、複数のピットにおける平均ピット間距離が、複数の結晶粒の平均サイズ以上である、
    発光素子。
  6. 第1電極および第2電極と、前記第1電極および前記第2電極の間に位置する発光層と、前記第1電極および前記発光層の間に位置する機能層とを備え、
    前記第1電極および前記機能層の少なくとも一方が、粒界を有するとともに前記発光層側の表面の平均粗さが3nm~20nmの光反射部であり、
    前記光反射部は、前記表面に複数のピットを有し、
    前記複数のピットの平均深さは、3nm~50nmであり、
    前記第1電極および前記発光層の間に位置する複数の機能層を備え、
    前記複数の機能層それぞれが、粒界を有するとともに前記発光層側の表面の平均粗さが3nm~20nmの光反射部である、
    発光素子。
  7. 第1電極および第2電極と、前記第1電極および前記第2電極の間に位置する発光層と、前記第1電極および前記発光層の間に位置する機能層とを備え、
    前記第1電極および前記機能層の少なくとも一方が、粒界を有するとともに前記発光層側の表面の平均粗さが3nm~20nmの光反射部であり、
    前記光反射部は、前記表面に複数のピットを有し、
    前記複数のピットにおける平均ピット間距離は、前記平均粗さおよび前記複数のピットの平均深さのうちの大きい方の値以下であり、
    前記第1電極および前記発光層の間に位置する複数の機能層を備え、
    前記複数の機能層それぞれが、粒界を有するとともに前記発光層側の表面の平均粗さが3nm~20nmの光反射部である、
    発光素子。
  8. 記複数のピットにおける平均ピット間距離は、前記平均粗さおよび前記複数のピットの平均深さの相乗平均値以下である、請求項1~の何れか1項に記載の発光素子。
  9. 前記第1電極および前記機能層それぞれが、前記表面に複数のピットを有する前記光反射部であり、
    前記第1電極および前記機能層それぞれについて、複数のピットの平均深さが3nm~50nmである請求項1~の何れか1項に記載の発光素子。
  10. 前記機能層は、正孔注入層あるいは正孔輸送層である、請求項1~の何れか1項に記載の発光素子。
  11. 前記粒界は、結晶不整合面又は内部破断面である、請求項1~の何れか1項に記載の発光素子。
  12. 第1サブ画素と、前記第1サブ画素と異なる色の光を発する第2サブ画素とを備え、
    第1サブ画素および第2サブ画素それぞれが、請求項1~の何れか1項に記載の発光素子を含む表示装置。
  13. 前記第1サブ画素について、前記光反射部の前記粒界を形成する複数の結晶粒の平均サイズがd、前記発光層の発光ピーク波長がLであり、
    前記第2サブ画素について、前記光反射部の前記粒界を形成する複数の結晶粒の平均サイズがd、前記発光層の発光ピーク波長がLであり、
    >Lおよびd>d 又は0.9×d /L ≦d /L ≦1.1×d /L を満たす、請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記第1サブ画素について、前記第1電極および前記機能層それぞれが前記粒界を形成する複数の結晶粒を含む前記光反射部であり、前記第1電極から前記機能層にわたる複数の結晶粒の平均サイズがd、前記発光層の発光ピーク波長がLであり、
    前記第2サブ画素について、前記第1電極および前記機能層それぞれが前記粒界を形成する複数の結晶粒を含む前記光反射部であり、前記第1電極から前記機能層にわたる複数の結晶粒の平均サイズがd、前記発光層の発光ピーク波長がLであり、
    0.9×d /L ≦d /L ≦1.1×d /L
    を満たす、請求項12に記載の表示装置。
  15. 前記第1サブ画素の前記第1電極における複数の結晶粒の平均サイズが、前記第2サブ画素の前記第1電極における複数の結晶粒の平均サイズと同等である、又は、
    前記第1サブ画素の前記機能層における複数の結晶粒の平均サイズが、前記第2サブ画素の前記機能層における複数の結晶粒の平均サイズと同等である、
    請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記平均サイズは、複数の結晶粒の平均粒径又は複数の結晶粒の平均厚みである、請求項13に記載の表示装置。
  17. 前記第1サブ画素について、前記光反射部の厚みがTf、前記発光層の発光ピーク波長がLであり、
    前記第2サブ画素について、前記光反射部の厚みがTs、前記発光層の発光ピーク波長がLであり、
    >LおよびTf>Ts又は0.9×Tf /L ≦Ts /L ≦1.1×Tf /L を満たす、請求項12に記載の表示装置。
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