JP7742809B2 - 光ビーム径測定装置、方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents

光ビーム径測定装置、方法、プログラム、記録媒体

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Description

本発明は、光ビーム径の測定に関する。
モードフィールド径の測定法としては、色々な技術が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2および特許文献3を参照)。例えば、光ファイバおよび光導波路などの光デバイスを回転させながら、光デバイスから出力される光ビームを光パワーメータで受け、光強度分布(光源の回転角度と光パワーとの対応関係)を取得し、モードフィールド径を計算する技術が知られている。
特開2019-15584号公報 特開2014-9956号公報 特開2018-97012号公報
しかしながら、光デバイスを回転させる従来技術には問題がある。例えば、光デバイスとパワーメータとの間の距離を長くする必要があるため(例えば、20cm程度)、パワーメータにより受光される光ビームのパワーが弱くなってしまい、ノイズの影響を受けやすく、正確にモードフィールド径を測定することができなくなる場合が生じる。
そこで、本発明は、光デバイスを回転させないで、光デバイスから出力される光ビームの直径を測定することを課題とする。
本発明にかかる光ビーム径測定装置は、光ビームを受光する受光部と、前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる移動部と、前記受光部により受光されたもののパワーを測定するパワー測定部と、前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径導出部とを備えるように構成される。
上記のように構成された光ビーム径測定装置は、受光部が、光ビームを受光する。移動部が、前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる。パワー測定部が、前記受光部により受光されたもののパワーを測定する。光ビーム径導出部が、前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、前記第一の所定の比が1/e2である(ただし、eは自然対数の底)ようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、前記第一範囲の長さをdx、前記光ビームの波長をλ、前記光ビームの出射端面と前記面との距離をZとしたときに、前記光ビーム径導出部が、前記直径を4λZ/(πdx)として導出するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、前記移動部が、さらに、前記直線と直交し互いに平行な複数の直交直線に沿って前記受光部を移動させ、前記光ビーム径導出部が、さらに、前記複数の直交直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直交直線における前記最大値に対して前記測定結果が第二の所定の比以上である第二範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、前記第二の所定の比が1/e2である(ただし、eは自然対数の底)ようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、前記第一範囲の長さをdx、前記第二範囲の長さをdy、前記光ビームの波長をλ、前記光ビームの出射端面と前記面との距離をZとしたときに、前記光ビーム径導出部が、前記直線の方向についての前記直径を4λZ/(πdx)、前記直交直線の方向についての前記直径を4λZ/(πdy)として導出するようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、互いに平行な前記面が複数あるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、前記受光部が先球ファイバであるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、前記光ビームが光導波路から出射されたものであるようにしてもよい。
なお、本発明にかかる光ビーム径測定装置は、前記光ビームが、光導波路から反射されたものをさらに含み、前記パワー測定部による測定結果に基づき前記光導波路の反射率を導出する反射率導出部を備えるようにしてもよい。
本発明は、光ビームを受光する受光部と、前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる移動部と、前記受光部により受光されたもののパワーを測定するパワー測定部とを有する光ビーム径測定装置における光ビーム径測定処理を行う方法であって、前記光ビーム径測定処理が、前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径導出工程を備えた光ビーム径測定方法である。
本発明は、光ビームを受光する受光部と、前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる移動部と、前記受光部により受光されたもののパワーを測定するパワー測定部とを有する光ビーム径測定装置における光ビーム径測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記光ビーム径測定処理が、前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径導出工程を備えたプログラムである。
本発明は、光ビームを受光する受光部と、前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる移動部と、前記受光部により受光されたもののパワーを測定するパワー測定部とを有する光ビーム径測定装置における光ビーム径測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、前記光ビーム径測定処理が、前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径導出工程を備えた記録媒体である。
本発明の第一の実施形態にかかる光ビーム径測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。 光ビームBの進行方向(Z方向)を法線とする面S1における光ビームBの断面を示した図である。 受光部12(の先端)が移動する複数の直線X1、X2、X3、X4およびX5を示す図である。 直線X3におけるパワーメータ16による測定結果を示すグラフである。 受光部12(の先端)が移動する複数の直交直線Y1、Y2、Y3、Y4およびY5を示す図である。 直交直線Y3におけるパワーメータ16による測定結果を示すグラフである。 第一の実施形態の変形例にかかる光ビーム径測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第二の実施形態にかかる光ビーム径測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
第一の実施形態
図1は、本発明の第一の実施形態にかかる光ビーム径測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。第一の実施形態にかかる光ビーム径測定装置1は、受光部12、移動部14、パワーメータ16、光ビーム径導出部18を備える。
受光部12は、光ビームBを受光する。受光部12は、例えば、先球ファイバである。また、光ビームBは、光デバイス2から出射されたものであり、Z方向(図1において右方向)に進行する。光ビームBは、進行するにつれて拡がっていく。光デバイス2は、例えば、光導波路である。なお、図1において、Z方向と直交し、かつ紙面に直交する方向をX方向とし、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向(図1において上方向)とする。
図2は、光ビームBの進行方向(Z方向)を法線とする面S1における光ビームBの断面を示した図である。光ビームBの面S1における断面は円形である。その円の中心0をとおるX方向の直線をX軸といい、中心0をとおるY方向の直線をY軸といい、中心0をとおるZ方向の直線をZ軸という。面S1においては、光ビームBは、中心0でビームパワーが最大となり、中心0から離れるにしたがってビームパワーが小さくなる。
パワーメータ(パワー測定部)16は、受光部12により受光された光ビームBのパワーを測定する。
図3は、受光部12(の先端)が移動する複数の直線X1、X2、X3、X4およびX5を示す図である。
移動部14は、光ビームBの進行方向(Z方向)を法線とする面(S1)の上の互いに平行な複数の直線X1、X2、X3、X4およびX5に沿って受光部12を移動させる。例えば、受光部12が先球ファイバの場合には、受光部12の先端を、直線X1、X2、X3、X4およびX5に沿って移動させる。なお、直線X1、X2、X3、X4およびX5は、等間隔であってもよい。例えば、直線X3がX軸に一致しているとする。
図4は、直線X3におけるパワーメータ16による測定結果を示すグラフである。
光ビーム径導出部18は、複数の直線X1、X2、X3、X4およびX5のうちパワーメータ16による測定結果の最大値が最大となる直線(X軸に一致する直線X3)における最大値(図4においては、「1」とする)に対して測定結果が第一の所定の比(図4においては、「1/e2」とする(ただし、eは自然対数の底))以上である第一範囲に基づき、光ビームBの直径(モードフィールド径)を導出する。なお、光ビーム径導出部18は、どの直線を測定した結果を受けているかを、移動部14から取得する。
直線X1、X2、X3、X4およびX5のパワーメータ16による測定結果は、それぞれがY軸と交わる点において最大値をとる。それらの最大値が最大となる直線はX軸に一致する直線X3であり、直線X3とY軸とが交わる点(すなわち、中心0)においてそれらの最大値が最大となる。
図4においては、直線X3におけるX座標を横軸に、ビームパワーを縦軸にとり、ビームパワーを図示している。ただし、中心0におけるビームパワーを「1」としている。ここで、ビームパワーが1/e2以上である範囲である第一範囲の長さをdxとする。
ここで、光ビームBの波長をλ、光ビームBの出射端面2E(図1参照)と面S1との距離をZ(図1参照)とする。なお、Zは例えば、10~200μm程度である。
一般的に、面S1における光ビームBの直径d(Z)は、以下の式(1)のように表すことができる。

ただし、MFDは、光ビームBのモードフィールド径(直径)である。このモードフィールド径(直径)においては、光ビームBの強度が、最大値の1/e2となる。
ただし、Zが以下の条件(式(2))を満たす必要がある。

ここで、式(1)のd(Z)に第一範囲の長さdxを代入し、かつ、(4λZ/(πMFD2))2が1よりも極めて大きいものとする。すると、MFDは4λZ/(πdx)となる。よって、光ビーム径導出部18は、光ビームBの直径(モードフィールド径)を4λZ/(πdx)として導出する。ただし、この直径(モードフィールド径)は、X方向についての直径であるものとする。
図5は、受光部12(の先端)が移動する複数の直交直線Y1、Y2、Y3、Y4およびY5を示す図である。
移動部14は、さらに、直線X1、X2、X3、X4およびX5と直交し、互いに平行な複数の直交直線Y1、Y2、Y3、Y4およびY5に沿って受光部12を移動させる。例えば、受光部12が先球ファイバの場合には、受光部12の先端を、直交直線Y1、Y2、Y3、Y4およびY5に沿って移動させる。なお、直交直線Y1、Y2、Y3、Y4およびY5は、等間隔であってもよい。例えば、直交直線Y3がY軸に一致しているものとする。
図6は、直交直線Y3におけるパワーメータ16による測定結果を示すグラフである。
光ビーム径導出部18は、さらに、複数の直交直線Y1、Y2、Y3、Y4およびY5のうちパワー測定部16による測定結果の最大値が最大となる直交直線(Y軸に一致する直交直線Y3)における最大値(図6においては、「1」とする)に対して測定結果が第二の所定の比(図6においては、「1/e2」とする)以上である第二範囲に基づき、光ビームBの直径(モードフィールド径)を導出する。なお、光ビーム径導出部18は、どの直交直線を測定した結果を受けているかを、移動部14から取得する。
直交直線Y1、Y2、Y3、Y4およびY5のパワーメータ16による測定結果は、それぞれがX軸と交わる点において最大値をとる。それらの最大値が最大となる直線はY軸に一致する直交直線Y3であり、直交直線Y3とX軸とが交わる点(すなわち、中心0)においてそれらの最大値が最大となる。
図6においては、直交直線Y3におけるY座標を横軸に、ビームパワーを縦軸にとり、ビームパワーを図示している。ただし、中心0におけるビームパワーを「1」としている。ここで、ビームパワーが1/e2以上である範囲である第二範囲の長さをdyとする。
ここで、式(1)のd(Z)に第二範囲の長さdyを代入し、かつ、(4λZ/(πMFD2))2が1よりも極めて大きいものとする。すると、MFDは4λZ/(πdy)となる。よって、光ビーム径導出部18は、光ビームBの直径(モードフィールド径)を4λZ/(πdy)として導出する。ただし、この直径(モードフィールド径)は、Y方向についての直径であるものとする。
次に、第一の実施形態の動作を説明する。
まず、光デバイス2から光ビームBが出力させる。ただし、面S1と、光ビームBの出射端面2Eとの距離Zは、式(2)の条件を満たすものとする。
ここで、面S1において、受光部12(先球ファイバの先端)を、移動部14によって、直線X1、X2、X3、X4およびX5(図3参照)に沿って移動させる。その際に受光部12により受光された光ビームBのパワーをパワーメータ16により測定する。その測定結果の最大値が最大となる直線(X軸に一致する直線X3)における最大値(図4においては、「1」とする)に対して測定結果が第一の所定の比(図4においては、「1/e2」とする)以上である第一範囲の長さdxに基づき、光ビームBの直径(モードフィールド径)を、X方向については、4λZ/(πdx)として導出する。
さらに、面S1において、受光部12(先球ファイバの先端)を、移動部14によって、直交直線Y1、Y2、Y3、Y4およびY5(図5参照)に沿って移動させる。その際に受光部12により受光された光ビームBのパワーをパワーメータ16により測定する。その測定結果の最大値が最大となる直交直線(Y軸に一致する直交直線Y3)における最大値(図6においては、「1」とする)に対して測定結果が第二の所定の比(図6においては、「1/e2」とする)以上である第二範囲の長さdyに基づき、光ビームBの直径(モードフィールド径)を、Y方向については、4λZ/(πdy)として導出する。
第一の実施形態によれば、光デバイス2を回転させないで、光デバイス2から出力される光ビームBの直径(モードフィールド径)を測定できる。
しかも、第一の実施形態によれば、面S1と、光ビームBの出射端面2Eとの距離Zは、例えば、10~200μm程度と短く、光ビームBのビームパワーが微弱でも、正確な測定が可能となる。
さらに、第一の実施形態によれば、光デバイス2を固定したままにすることができるため、光デバイス2の入射側に光ファイバを接合する必要がなくなり、測定にかかる時間的コストおよび金銭的コストを低減させることができる。
変形例
なお、第一の実施形態においては、受光部12による測定を行う面を一つ(面S1)であるものとして説明したが、複数(例えば、面S1および面S2)とする変形例も考えられる。
図7は、第一の実施形態の変形例にかかる光ビーム径測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。面S2が追加された点以外は、第一の実施形態と同様である。面S1および面S2は、互いに平行である。例えば、面S2は、面S1よりも出射端面2Eに近い。もちろん、面S2が、面S1よりも出射端面2Eから遠くてもよい。また、面は2つ(S1、S2)に限らず、互いに平行であれば3つ以上あってもかまわない。
面S1において行ったビームパワーの測定と、X方向およびY方向についての光ビームBの直径(モードフィールド径)の導出とを、面S2においても同様に行う。面S1における測定結果に基づき導出された光ビームBの直径(モードフィールド径)と、面S2における測定結果に基づき導出された光ビームBの直径(モードフィールド径)とに基づき(例えば、両者の平均をとるなどして)、より正確に光ビームBの直径(モードフィールド径)を導出することができる。
第二の実施形態
第二の実施形態にかかる光ビーム径測定装置1は、光導波路8の反射率を導出する反射率導出部27が追加された点で第一の実施形態にかかる光ビーム径測定装置1と異なる。
図8は、本発明の第二の実施形態にかかる光ビーム径測定装置1の構成を示す機能ブロック図である。第二の実施形態にかかる光ビーム径測定装置1は、受光部12、移動部14、パワーメータ16、光ビーム径導出部18、カプラ23、受光部22、移動部24、パワーメータ26、反射率導出部27を備える。以下、第一の実施形態と同様な部分は同一の符号を付して説明を省略する。
第一の実施形態における光デバイス2にかえて、第二の実施形態においては光導波路8が用いられる。光導波路8は端面8E1、8E2を有する。端面8E1は受光部12側に、端面8E2は受光部22側に配置されている。光源4はカプラ23および受光部22を介して、端面8E1に光を与える。この光は、光導波路8を通過して、端面8E2から出射される。
受光部12、移動部14、パワーメータ16およびビーム径導出部18は、第一の実施形態と同様であり、説明を省略する。ただし、受光部12を端面8E2に接触させて、パワーメータ16によりパワーを測定し、光導波路8を挿入することによる損失を測定することをも行う。すなわち、光源4の発する光のパワー(既知)と、パワーメータ16により測定されたパワーとを対比することで、光導波路8を挿入することによる損失を求めることができる。ただし、カプラ23の分岐比は既知(例えば、1:1)であるものとし、端面8E1および端面8E2における損失もまた既知であるものとする。
受光部22(例えば、先球ファイバ)は、端面8E1に接触させられて、端面8E1からの反射光を受ける。カプラ23は、光源4、受光部22およびパワーメータ26に接続されている。パワーメータ26は、受光部22により受光された光ビーム(すなわち、光導波路8の端面8E1からの反射光)のパワーを測定する。移動部24は、受光部22をX方向およびY方向に移動させる。反射率導出部27は、パワーメータ(パワー測定部)26による測定結果に基づき光導波路8の反射率を導出する。すなわち、反射率導出部27は、光源4の発する光のパワー(既知)と、パワーメータ26により測定されたパワーとを対比することで、光導波路8の反射率を導出することができる。光導波路8の端面8E1による反射光と、受光部22との結合損失は既知(例えば、1dB)であるものとする。なお、反射率導出部27は、どの部分を測定した結果を受けているかを、移動部24から取得する。これにより、端面8E1のどの部分の反射率が導出されているか、すなわち反射率分布が分かる。
なお、導出された反射率R[dB]を用いて、屈折率nを取得することも可能である。すなわち、フレネルの公式を変形することにより、n=(1+10R/20)/(1-10R/20)として取得できる。
次に、第二の実施形態の動作を説明する。
まず、光導波路8を挿入することによる損失を測定する。すなわち、光源4から光を発し、カプラ23および受光部22を介して、端面8E1に光を与える。この光は、光導波路8を通過して、端面8E2から出射される。受光部12を端面8E2に接触させて、パワーメータ16によりパワーを測定し、光導波路8を挿入することによる損失を測定する。
次に、端面8E1の反射率分布を測定する。すなわち、受光部22(例えば、先球ファイバ)を、端面8E1に接触させて、端面8E1からの反射光を受ける。反射光は、カプラ23を介して、パワーメータ26により測定される。光源4の発する光のパワー(既知)と、パワーメータ26により測定されたパワーとを対比することにより、反射率導出部27が光導波路8の端面8E1の反射率分布を導出することができる。なお、どの部分の反射率を測定しているかは、移動部24から取得できる。
最後に、端面8E2から出射される光ビームBのモードフィールド径を測定する。これは、第一の実施形態と同様であり説明を省略する。
第二の実施形態によれば、第一の実施形態を同様な効果に加え、光導波路8の端面8E1の反射率分布を導出できる。
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(USBメモリ、CD-ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータに、上記の各部分、例えば光ビーム径導出部18および反射率導出部27を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、上記の機能を実現できる。
1 光ビーム径測定装置
2E 出射端面
12 受光部(先球ファイバ)
14 移動部
16 パワーメータ(パワー測定部)
18 光ビーム径導出部
27 反射率導出部
B 光ビーム
X1、X2、X3、X4およびX5 直線
Y1、Y2、Y3、Y4およびY5 直交直線
S1、S2 面
dx 第一範囲の長さ
dy 第二範囲の長さ

Claims (11)

  1. 光ビームを受光する受光部と、
    前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる移動部と、
    前記受光部により受光されたもののパワーを測定するパワー測定部と、
    前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径導出部と、
    を備え
    前記第一の所定の比が1/e 2 であり(ただし、eは自然対数の底)、
    前記第一範囲の長さをdx、前記光ビームの波長をλ、前記光ビームの出射端面と前記面との距離をZとしたときに、
    前記光ビーム径導出部が、前記直径を4λZ/(πdx)として導出する光ビーム径測定装置。
  2. 請求項1に記載の光ビーム径測定装置であって、
    前記移動部が、さらに、前記直線と直交し互いに平行な複数の直交直線に沿って前記受光部を移動させ、
    前記光ビーム径導出部が、さらに、前記複数の直交直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直交直線における前記最大値に対して前記測定結果が第二の所定の比以上である第二範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径測定装置。
  3. 請求項2に記載の光ビーム径測定装置であって、
    前記第二の所定の比が1/e2である(ただし、eは自然対数の底)光ビーム径測定装置。
  4. 請求項3に記載の光ビーム径測定装置であって、
    前記第二範囲の長さをdyとしたときに、
    前記光ビーム径導出部が、
    前記直線の方向についての前記直径を4λZ/(πdx)、
    前記直交直線の方向についての前記直径を4λZ/(πdy)、
    として導出する光ビーム径測定装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の光ビーム径測定装置であって、
    互いに平行な前記面が複数ある光ビーム径測定装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の光ビーム径測定装置であって、
    前記受光部が先球ファイバである光ビーム径測定装置。
  7. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の光ビーム径測定装置であって、
    前記光ビームが光導波路から出射されたものである光ビーム径測定装置。
  8. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の光ビーム径測定装置であって、
    前記光ビームが、光導波路から反射されたものをさらに含み、
    前記パワー測定部による測定結果に基づき前記光導波路の反射率を導出する反射率導出部を備えた光ビーム径測定装置。
  9. 光ビームを受光する受光部と、前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる移動部と、前記受光部により受光されたもののパワーを測定するパワー測定部とを有する光ビーム径測定装置における光ビーム径測定処理を行う方法であって、
    前記光ビーム径測定処理が、
    前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径導出工程を備え
    前記第一の所定の比が1/e 2 であり(ただし、eは自然対数の底)、
    前記第一範囲の長さをdx、前記光ビームの波長をλ、前記光ビームの出射端面と前記面との距離をZとしたときに、
    前記光ビーム径導出部が、前記直径を4λZ/(πdx)として導出する光ビーム径測定方法。
  10. 光ビームを受光する受光部と、前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる移動部と、前記受光部により受光されたもののパワーを測定するパワー測定部とを有する光ビーム径測定装置における光ビーム径測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記光ビーム径測定処理が、
    前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径導出工程を備え
    前記第一の所定の比が1/e 2 であり(ただし、eは自然対数の底)、
    前記第一範囲の長さをdx、前記光ビームの波長をλ、前記光ビームの出射端面と前記面との距離をZとしたときに、
    前記光ビーム径導出部が、前記直径を4λZ/(πdx)として導出するプログラム。
  11. 光ビームを受光する受光部と、前記光ビームの進行方向を法線とする面の上の互いに平行な複数の直線に沿って前記受光部を移動させる移動部と、前記受光部により受光されたもののパワーを測定するパワー測定部とを有する光ビーム径測定装置における光ビーム径測定処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
    前記光ビーム径測定処理が、
    前記複数の直線のうち前記パワー測定部による測定結果の最大値が最大となる直線における前記最大値に対して前記測定結果が第一の所定の比以上である第一範囲に基づき、前記光ビームの直径を導出する光ビーム径導出工程を備え
    前記第一の所定の比が1/e 2 であり(ただし、eは自然対数の底)、
    前記第一範囲の長さをdx、前記光ビームの波長をλ、前記光ビームの出射端面と前記面との距離をZとしたときに、
    前記光ビーム径導出部が、前記直径を4λZ/(πdx)として導出する記録媒体。
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