JP7743320B2 - 取着体装置及び取着体 - Google Patents

取着体装置及び取着体

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Description

本発明は、リップ溝型鋼に目的物を間接的に保持させるために、当該リップ溝型鋼の溝部に直接に取着されて、当該目的物を直接に保持するための取着体装置及び取着体に関するものである。
リップ溝型鋼は、横断面が中空方形状であって、その一辺部のみが、対向配置された一対のリップ部の先端対向部の間に溝部が形成された形状の型鋼である。このリップ溝型鋼に保持される目的物は、当該リップ溝型鋼の前記溝部に直接に取着された取着体を介して当該リップ溝型鋼に間接的に保持させている。
前記取着体を直接に取着させるためにリップ溝型鋼の溝部に形成されている一対のリップ部には、特許文献1の図1に示されるように、底板部に対して平行なフランジ状をした第1リップ部と、当該第1リップ部の先端部が当該第1リップ部に対して直角に底板部に向けて折り曲げられた第2リップ部とで構成されるものや、同文献の図13に示されるように、フランジ状のリップ部のみから構成されるものもある。
このように、リップ溝型鋼に形成された一対のリップ部の全体を側面から見た高さ方向に沿った幅状の寸法である「高さ幅」が異なると、当該「高さ幅」の異なる複数種類の各リップ溝型鋼に目的物を保持させるには、当該各リップ溝型鋼のリップ部の異なる形状に対応した複数種類の取着体を必要としていた。
別のリップ溝型鋼として、特許文献2に示されるように、先端が底板部に向けて所定角度で傾斜配置された一対のリップ部を備えたものもあり、当該リップ部の「高さ幅」は、上記したリップ溝型鋼のフランジ状のリップ部の「高さ幅」とは、異なることが多く、更に別の取着体を必要としていた。
リップ部の形状の異なる複数のリップ溝型鋼の数に対応した複数の取着体を製作・準備することは、その製作はもとより、その保管・管理も複雑となる問題があった。
特開2011-52798号公報 特開2011-244579号公報
本発明は、フランジ状のリップ部を有するリップ溝型鋼と、先端が底板部に向けて傾斜するリップ部を有するリップ溝型鋼とのいずれに対しても取着できる共用可能な取着体装置及び取着体の提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、対向配置された各対向先端部の間に一方向に延びる溝部が形成される一対の対向板部を有する被取着体と、
前記溝部に挿入されて前記一対の対向板部の裏面側にそれぞれ係止される一対の係止部と、前記一対の対向板部の表面側に前記溝部を横切るように配置されて、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持する挟持部とから成る取着部を備えた取着体と、から成る取着体装置であって、
前記被取着体の前記溝部は、前記取着体の挟持部が当該溝部を横切るように配置された状態で、当該取着体の一対の係止部が前記被取着体の一対の対向板部の裏面側に係止可能な幅に形成され、
前記被取着体は、
前記一対の対向板部の各表面側に、前記取着体の挟持部を当接させるべく、当該一対の対向板部の対向方向に沿って所定幅で形成された挟持部当接面部がそれぞれ設けられた第1被取着体と、前記一対の対向板部が、その基端側から前記溝部に向けて裏面側に傾斜配置された第2被取着体との2種類から成り、
前記第1被取着体の一対の対向板部の表面側の各挟持部当接面部と裏面側の各被係止部との間の高さ幅は、前記第2被取着体の一対の対向板部の傾斜開始部と裏面側の被係止部との高さ幅よりも小さく設定され、
前記傾斜開始部は、前記第1被取着体の挟持部当接面部における前記対向方向に沿った幅内であって、しかも当該挟持部当接面部の幅方向の中央部よりも前記溝部と反対側に偏在した位置に形成され、
前記取着体の取着部は、前記第1及び第2の各被取着体のいずれの溝部に対しても取着可能なように、前記挟持部における前記各被取着体の各対向板部と対向する裏面側であって、前記対向方向に沿った両端部が所定幅だけ窪んで形成され、当該挟持部の裏面側と前記各被取着体の被係止部との高さ幅が、前記窪んだ部分とその他の部分とで異なって形成されることで、前記挟持部は、前記対向方向に沿って第1及び第2の各挟持部に分割形成され、
前記取着体を前記第1被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った中央部の前記第1挟持部が前記一対の対向板部の挟持部当接面部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持し、
前記取着体を前記第2被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った両端部の第2挟持部が前記一対の対向板部の前記傾斜開始部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持すると共に、当該挟持部における前記溝部からの離間長が短い側は、前記一対の対向板部の傾斜により形成された干渉回避空間に配置されて干渉が回避される構成であることを特徴としている。
請求項1の発明は、前記一対の対向板部の各表面側に、前記取着体の挟持部を当接させるべく、当該一対の対向板部の対向方向に沿って所定幅で形成された挟持部当接面部がそれぞれ設けられた第1被取着体と、前記一対の対向板部が、その基端側から前記溝部に向けて裏面側に傾斜配置された第2被取着体との2種類に対して同一の取着体を取着可能にするために、以下の複数の構成が採用されている。
(1)前記第1被取着体の一対の対向板部の表面側の各挟持部当接面部と裏面側の各被係止部との間の高さ幅は、前記第2被取着体の一対の対向板部の傾斜開始部と裏面側の被係止部との高さ幅よりも小さく設定されている。
(2)前記傾斜開始部は、前記第1被取着体の挟持部当接面部における前記対向方向に沿った幅内であって、しかも当該挟持部当接面部の幅方向の中央部よりも前記溝部と反対側に偏在した位置に形成されている。
(3)前記取着体の取着部は、前記第1及び第2の各被取着体のいずれの溝部に対しても取着可能なように、前記挟持部における前記被取着体の各対向板部と対向する裏面側であって、前記対向方向に沿った両端部が所定幅だけ窪んで形成され、当該挟持部の裏面側と前記各被取着体の被係止部との高さ幅が、前記窪んだ部分とその他の部分とで異なって形成されることで、前記挟持部は、前記対向方向に沿って第1及び第2の各挟持部に分割形成されている。
このため、前記取着体を前記第1被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った中央部の前記第1挟持部が前記一対の対向板部の挟持部当接面部に当接して、当該取着体は、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持している。一方、前記取着体を前記第2被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った両端部の第2挟持部が前記一対の対向板部の前記傾斜開始部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持すると共に、当該挟持部における前記溝部からの離間長が短い側は、前記一対の対向板部の傾斜により形成された干渉回避空間に配置されて干渉が回避されている。このように、取着体の挟持部における前記各被取着体の各対向板部と対向する裏面側であって、前記対向方向に沿った両端部が、第1及び第2の2種類の被取着体の一対の対向板部の異なる形状に対応させて、所定幅だけ窪んで形成されることで、第1及び第2の各挟持部に分割形成されているため、第1及び第2の各被取着体の各溝部に同一の取着体が取着可能となる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記第1被取着体の一対の対向板部の先端部に、裏面に向けて折れ曲がる垂下板部が形成され、対向配置された前記一対の垂下板部の間に前記溝部が形成され、当該垂下板部の先端部の裏面側は、前記取着体が係止される被係止部となっていることを特徴としている。
請求項2の発明は、第1被取着体の一対の対向板部の先端部に、裏面に向けて折れ曲がる垂下板部が形成されていて、フランジ状の一対の対向板部のみからなる被取着体に比較して、一対の対向板部の全体としての高さ幅が大きくなるため、取着体の取着状態が安定化する利点がある。
請求項3の発明は、対向配置された各対向先端部の間に一方向に延びる溝部が形成される一対の対向板部を有する第1及び第2の2種類の各被取着体のいずれの溝部にも取着可能な取着部を備えた取着体であって、
前記第1被取着体には、前記一対の対向板部の少なくとも前記溝部に対する離間長の短い基端側の表面に、前記取着体の挟持部を当接させるべく、当該一対の対向板部の対向方向に所定幅を有して形成された挟持部当接面部が形成され、
前記第2被取着体は、前記一対の対向板部のそれぞれが、基端側から溝部に向けて裏面側に傾斜配置され、最も表面側に位置する傾斜開始部と、各対向板部の先端の裏側に位置する被係止部との高さ幅が、前記第1被取着体の一対の対向板部の前記挟持部当接面部と、各対向板部の先端の裏面に位置する被係止部の高さ幅よりも大きく設定され、かつ当該一対の対向板部の傾斜開始部は、前記第1被取着体の前記挟持部当接面部における前記対向方向に沿った幅内であって、しかも当該挟持部当接面部の幅の中央部よりも前記溝部と反対側に偏在した位置に設けられ、
前記取着部は、前記溝部に挿入されて前記一対の対向板部の裏面側にそれぞれ係止する一対の係止部と、前記一対の対向板部の表面側で前記溝部を横切るように配置されて、前記一対の係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持する挟持部とから成り、
前記挟持部における前記一対の対向板部の表面側に当接する裏面と、前記係止部における前記対向板部の裏面側と対向する面との高さ幅が、当該挟持部の前記対向方向に沿った中央側よりも両端側が大きく形成されることで、前記挟持部は、前記対向方向に沿って第1及び第2の各挟持部に分割形成され、
前記取着体を前記第1被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った中央部の前記第1挟持部が前記一対の対向板部の挟持部当接面部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持し、
前記取着体を前記第2被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った両端部の前記第2挟持部が前記一対の対向板部の前記傾斜開始部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持すると共に、当該挟持部における前記溝部からの離間長が短い側は、前記一対の対向板部の傾斜により形成された干渉回避空間に配置されて干渉が回避される構成であることを特徴としている。
請求項3の発明は、「第1及び第2の2種類の被取着体」と「取着体」とから成る「取着体装置」に係る請求項1の発明を、「取着体」のみの面から把握して表現したものであって、その作用効果は、請求項1の発明と実質的に同一である。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記第1被取着体の一対の対向板部の先端部に、裏面に向けて折れ曲がる垂下板部が形成され、対向配置された前記一対の垂下板部の間に前記溝部が形成され、当該垂下板部の先端部の裏面側は、前記取着体が係止される被係止部となっていることを特徴としている。
請求項4の発明の作用効果は、請求項2の発明のそれと同一である。
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において、前記取着体の挟持部を除いた係止部の側の挿入部を前記溝部に挿入した状態で回動させることで、当該係止部が第1又は第2の被取着体の被係止部の位置に移動して係止されると共に、前記挟持部が前記被取着体の一対の対向板部の表面側に移動することで、前記第1又は第2の被取着体のいずれにも取着されることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において、前記取着体の挟持部を除いた係止部の側の部分を、第1及び第2の各被取着体の溝部に挿入した状態で回動させるという簡単な操作で、各被取着体に対して取着体が取着される。
本発明は、取着体の挟持部における第1及び第2の2種類の各被取着体の各対向板部と対向する裏面側であって、各被取着体の一対の対向板部の対向方向に沿った両端部が、前記2種類の被取着体の一対の対向板部の異なる形状に対応させて、所定幅だけ窪んで形成されることで、前記挟持部が第1及び第2の各挟持部に分割形成されているため、第1及び第2の各被取着体の各溝部に同一の取着体が取着可能となる。
(a),(b)は、それぞれ第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 に対して取着体Aが取着された状態の斜視図である。 (a),(b)は、それぞれ図1(a)のX1 -X1 線及びX2 -X2 線の各断面図であり、(c)は、図1(b)のX3 -X3 線断面図である。 (a),(b)は、それぞれ第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の斜視図と正面図との組合せ図である。 第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の各部の寸法を比較して表すために、その各正面図を組み合わせた図である。 第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 に対して同一の取着体Aが取着可能であることを説明するための当該取着体Aの中央縦断面図である。 (a),(b)は、それぞれ第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 に取着される取着体Aを正面側及び背面側から見た斜視図である。 (a)~(d)は、それぞれ取着体Aの正面図、右側面図、底面図及び背面図である。 (a)~(c)は、それぞれ図6のY1 -Y1 ,Y2 -Y2 線及びY3 -Y3 線の断面図である。 取着体Aの係止板部12の各係止面12a及び当該係止面12aに形成された逆回動規制突起24を主体に示す破断斜視図である。 (a)は、第1ベース体V1 の溝部55に取着体Aの挿入部Eを挿入して回動させることで、当該第1ベース体V1 に対して取着体Aを係止固定させる状態において、当該回動の直前の状態の斜視図であり、(b)は、その状態における取着体Aの貫通孔13の部分の横断面図である。 (a)~(c)は、第1ベース体V1 に対して取着体Aを回動させて係止固定させる順序を示す図である。 第1ベース体V1 に対して取着体Aを介して平滑管P1 を保持させた状態の斜視図である。 第1ベース体V1 に対して取着体Aを介して波付管P2 を保持させた状態の縦断面図である。 (a),(b)は、それぞれ取着体Aのナット配置空間28にナット25が挿入配置される状態の分解斜視図及び天井面81から吊ボルト29が吊り下げられた状態の断面図である。
以下、最良の実施例を挙げて、本発明について更に詳細に説明する。
本発明に係る取着体Aは、形状の異なる既存の第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 のいずれに対しても取着可能な形状を有しているため、最初に、図1及び図3を参照して、当該第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の各形状について、対応寸法を比較しながら説明する。第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 は、いずれも金属製であって、その溝部55(65)の方向に沿った長さが100~500mmの短尺状の部材である。第1ベース体V1 は、底板部51の幅方向の両端部にそれぞれ側板部52が同一方向に立設されていて、当該一対の側板部52の先端側の所定長の部分が、それぞれ内側に直角に折り曲げられることで、一対の対向板部53が前記底板部51と平行となるように対向配置され、更に当該一対の対向板部53の先端側の所定長の部分は、内側に向けて前記底板部51に対して垂直となるように折り曲げられて、一対の垂下板部54が形成され、対向配置された各垂下板部54の間には、溝部55が長手方向に沿って連続して形成された形状となっている。当該溝部55の幅W1 は、前記取着体Aの後述の係止板部12の狭幅部22及び広幅部23の寸法(長さ)を定める基準となる。第1ベース体V1 の底板部51と一対の側板部52と一対の対向板部53とで形成される空間は、当該取着体Aの挿入部Eを挿入配置させるための挿入部配置空間部56となっていて、当該挿入部配置空間部56の深さ(前記側板部52の高さ幅)を基準にして、前記挿入部Eの挿入長(挿入深さ)が定められる。第1ベース体V1 の一対の対向板部53の表面は、同一平面内に配置されて、前記取着体Aの挟持板部1の裏面が密着状態で当接する幅W2 の挟持板部当接面53aを形成されている。第1ベース体V1 では、対向配置された一対の垂下板部54が、請求項1及び同3で定義される「対向先端部」を構成している。なお、第1ベース体V1 には、当該第1ベース体V1 を床部材、天井部材等の各種部材にボルト類を介して固定可能にするための複数の孔部が形成されている。
一方、第2ベース体V2 は、図1及び図3に示されるように、第1ベース体V1 と同様に、底板部61の幅方向の両端部に一対の側板部62が同方向に立設され、各側板部62の上端部には、底板部61の側に向けて傾斜するように折り曲げられて一対の対向板部63が対向配置状態で形成されて、各対向板部63の間に長手方向に連続した溝部65が形成された形状である。第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の各溝部55,65の幅W1 及びその全体幅W3 は、いずれも同一であるが、第2ベース体V2 の側板部62の高さ幅H2 は、第1ベース体V1 の側板部52の高さ幅H1 よりも遥かに広いために、取着体Aの挿入部Eを挿入配置させる第2ベース体V2 の挿入部配置空間部66は、第1ベース体V1 の挿入部配置空間部56よりも遥かに大きな容積を有している。第2ベース体V2 に取着体Aを取着させた状態では、当該取着体Aの挟持板部1の裏面は、第2ベース体V2 における傾斜配置された対向板部63の傾斜開始部63aに当接する。対向板部63の傾斜開始部63aは、第2ベース体V2 における前記側板部62の立設方向に沿って最も高い部分に配置されている。
第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 に取着体Aが取着された状態で、当該取着体Aの挟持板部1の裏面は、図2(a)に示されるように、第1ベース体V1 に対しては、一対の対向板部53の上面である挟持板部当接面53aに当接すると共に、第2ベース体V2 に対しては、図2(c)に示されるように、一対の対向板部63の傾斜開始部63aに当接する。一方、取着体Aの係止板部12は、第1ベース体V1 に対しては、図2(a)に示されるように、一対の垂下板部54における底板部51と対向する先端面である被係止部54aに係止されると共に、第2ベース体V2 に対しては、図2(c)に示されるように、底板部61に対して傾斜配置された一対の対向板部63における底板部61に最も近い部分である端面エッジ部で構成される被係止部63bに当接する。そして、図3及び図4に示されるように、第1ベース体V1 における本体部Dの挟持板部1と係止板部12とで挟持される被挟持部58(図3及び図4参照)である前記挟持板部当接面53aと前記被係止部54aの間の高さ幅H11は、第2ベース体V2 における本体部Dの挟持板部1と係止板部12とで挟持される被挟持部68(図3及び図4参照)の高さ幅H12よりも僅かに狭くなっている(H12>H11)。なお、図3及び図4において、H10は、第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の前記各被挟持部58,68の高さ幅H11,H12との差である(H10=H12-H11)。
次、図1、図5及び図6~図9を参照して、第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の双方に対して取着可能な取着体Aについて説明する。当該取着体Aは、樹脂製であって、第1ベース体V1 の一対の対向板部53の上面の各挟持板部当接面53a又は第2ベース体V2 の一対の対向板部63の各傾斜開始部63aに当接する挟持板部1を有する本体部Dと、当該本体部Dの裏面側に一体に形成されて、前記各ベース体V1 ,V2 の各溝部55,65を通して挿入部配置空間部56,66に挿入配置される挿入部Eとから成る〔図7(b)参照〕。本体部Dは、長方形板状の挟持板部1の表面側の各コーナー部に、横断面が円弧状をなす管保持部2が前面側に膨出して形成され、しかも計4個の管保持部2のうち一方の対角線に沿って配置される一対の管保持部2には、各ベース体V1 ,V2 に対して取着体Aを係止固定する際に、作業者の指を引っ掛けて回動操作する回動操作部3が、前記挟持板部1の短辺方向に突出して形成されている。挟持板部1の短辺方向の寸法L1 は、各ベース体V1 ,V2 の各溝部55,65の幅W1 よりも僅かに小さな寸法であり、その長辺方向の寸法L2 は、前記各溝部55,65の幅W1 よりも遥かに大きくて、当該各ベース体V1 ,V2 の全体幅W3 よりも僅かに小さい寸法である。挟持板部1に形成された4個の管保持部2のうち他方の対角線に沿って配置された2個の管保持部2の一方には、各ベース体V1 ,V2 に係止固定された取着体Aが逆回動するのを規制する逆回動規制ビス4を取着するビス取着部5が、前記挟持板部1の短辺方向に突出して形成されている。当該ビス取着部5の表面には、前記逆回動規制ビス4の頭部4aを挿入配置される円形のビス頭部挿入孔5aが形成され、当該ビス頭部挿入孔5aの中央部には、前記逆回動規制ビス4の軸部4bを回転させながら進入させることで螺着されるビス下孔5bが前記挟持板部1に対して垂直に形成されている。後述のように、当該ビス下孔5bに逆回動規制ビス4を螺入させると、図2(b)に示されるように、当該逆回動規制ビス4の軸部4bが、第1ベース体V1 においては、その対向板部53と垂下板部54との接続部に圧接されることで、取着体Aの全体を第1ベース体V1 の溝部55の溝幅方向に微動させて、軸部11における前記逆回動規制ビス4の反対側の周面を、対向側(反対側)の垂下板部54に圧接させた状態で、当該逆回動規制ビス4の周方向の一部のみが前記ビス下孔5bに自身で雌螺子部を形成しながら螺入されることで、当該逆回動規制ビス4は、その軸部が角度(α)だけ傾斜して螺入される。なお、ビス下孔5bは、上記した対向側(反対側)の垂下板部54に、取着体Aの軸部11が圧接されるような位置に、予め角度(α)だけ傾斜させて形成しておくことも可能である。
前記取着体Aの挟持板部1の長辺方向に沿った一端部であって、短辺方向の中央部には、当該取着体Aの挟持板部1で波付管P2 の一部を保持する際に、当該波付管P2 が自身の長手方向(軸方向)にずれるのを防止する規制突起7を形成するための方形板状の規制板部6が前記短辺方向に突出して設けられ、当該規制板部6には、前記挟持板部1で部分支持された波付管P2 の溝部P2a(図13参照)に挿入される直線状の規制突起7が前記挟持板部1の短辺方向に沿って設けられている。前記挟持板部1と規制板部6との接続部における両端部を除く部分には、断面V字状の折取り溝8が設けられ、当該折取り溝8が設けられていない両端部の前記短辺方向に沿った接続部の長さには、大きな差異が設けられている。その理由は、波付管P2 を支持する場合には、前記規制板部6は、前記挟持板部1との一体性を確保する必要があると共に、平滑管P1 を支持する場合には、前記規制突起7は障害となるので、規制板部6を切除する必要があるからである。前記折取り溝8の両端部における挟持板部1と規制板部6とが一体化された第1及び第2の各接続部9a,9bの長さを異ならしめたのは、以下の理由による。即ち、取着体Aにより波付管P2 を部分支持する場合には、前記規制突起7が当該波付管P2 の溝部P2aに入り込んだ状態で、規制板部6により当該波付管P2 を部分支持するため、挟持板部1と規制板部6との一体強度(連結強度)を高める必要があるため、前記第1接続部9aの前記短辺方向の長さ(肉厚)を長く(大きく)してあると共に、第2接続部9bの長さを第1接続部9aに比較して相対的に短くしたのは、手で容易に折取り可能にするためである。従って、挟持板部1から規制板部6を折り取る場合には、挟持板部1と規制板部6とが一体化された部分の長さが長い側の第1接続部9aは、ニッパー等の工具を用いて切断し、長さが短い側の第2接続部9bは、手で折り取ることで、前記挟持板部1から規制板部6を切除する。
取着体Aの挿入部Eは、図7(b)に示されるように、前記第1ベース体V1 又は第2ベース体V2 に当該取着体Aが係止固定された状態で、前記挟持板部1の裏面に一体に形成されて、第1ベース体V1 の一対の垂下板部54又は第2ベース体V2 の傾斜配置された一対の対向板部63の間に配置される軸部11と、当該軸部11の先端部(奥側端部)に一体に形成されて、前記第1ベース体V1 の被係止部54a又は第2ベース体V2 の被係止部63bに係止される係止板部12とから成り、一体に形成されている前記挟持板部1、軸部11及び係止板部12の計3つの各部分には、ボルト類を挿通させるための断面円形の貫通孔13が形成されている。軸部11は、その中央部に前記貫通孔13が形成されているため、変則筒状であって、その断面形状は、図8(b)に示されるように、当該貫通孔13の軸心Cを中心にして点対称形状になっていて、当該貫通孔13の軸心Cを自身の軸心とする部分円筒部14と、当該部分円筒部14の外周面に対して鈍角状に接続されて、第1ベース体V1 又は第2ベース体V2 に対して取着体Aが係止固定された状態で、第1ベース体V1 の各垂下板部54又は第2ベース体V2 の傾斜配置された一対の対向板部63の内側に隙間を有して対向配置される一対の対向配置平面部15とを備えている。変則筒状の軸部11における前記挟持板部1の短辺方向に沿った寸法は、当該挟持板部1の短辺方向に沿った寸法L1 と同一であり、軸部11における前記挟持板部1の長辺方向に沿った寸法L3 は、各ベース体V1 ,V2 の溝部55,65の幅W1 よりも僅かに短い寸法である。即ち、軸部11の外周面に互いに平行に形成された一対の対向配置平面部15は、第1ベース体V1 又は第2ベース体V2 に対して取着体Aを係止方向に回動させて係止させる場合に、係止完成時には、図11(c)に示されるように、第1ベース体V1 の垂下板部54(第2ベース体V2 では、傾斜配置された一対の対向板部63の先端部)に近接した状態で平行に配置されることで、取着体Aの更なる係止方向への回動を規制する「回動規制部」として機能する。前記部分円筒部14の外周面と前記一対の対向配置平面部15との接続部は、段差状に形成されて、第1ベース体V1 又は第2ベース体V2 に対して取着体Aを回動させて係止固定させる途中において、当該第1ベース体V1 の一対の垂下板部54の内側面又は第2ベース体V2 の傾斜配置された一対の対向板部63の先端外側面に加圧状態で当接することで、取着体Aを回動させている作業者に対して係止完成が近付いたことを感覚的に知らしめ得る加圧部16が形成されている。なお、図8(b)において、17は、軸部11に形成される肉盗み部を示す。
取着体Aを構成している挟持板部1と係止板部12とで、第1ベース体V1 では、前記高さ幅H1 〔図3(a)参照〕を有する一対の対向板部53の挟持板部当接面53aと一対の垂下板部54の先端面である被係止部54aとの間の被挟持部58が挟持されると共に、第2ベース体V2 では、前記高さ幅H2 〔図3(b)参照〕を有する一対の傾斜開始部63aと一対の被係止部63bとの間の被挟持部68が挟持されて、第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 に対して取着体Aが取着される。従って、取着体Aの挟持板部1と係止板部12とで、請求項1及び同3で定義される「取着部」が構成される。
前記軸部11の先端部(奥側端部)に一体に形成された前記係止板部12は、図6~図9に示されるように、第1ベース体V1 又は第2ベース体V2 に対して取着体Aの挿入時において、当該第1ベース体V1 の一対の垂下板部54又は第2ベース体V2 の傾斜配置された一対の対向板部63の先端部との干渉を回避して挿入し易くするために、長方形における一方の対角線方向に沿った各端部を大きく斜めに面取りすることで一対の干渉回避部21が形成された変則長方形板状をなしている。このため、取着体Aは、係止板部12の広幅部23を、各ベース体V1,V2 の各溝部55,65と完全に合致させることなく、多少傾斜していても、当該各溝部55,65に対して当該係止板部12を挿入できて、作業が容易となる。前記係止板部12における軸部11の両側であって、前記挟持板部1の長辺方向の両端部に配置される部分の当該挟持板部1と対向する面は、第1ベース体V1 の一対の垂下板部54の被係止部54aに対して当接又は近接する一対の係止面12a及び係止案内面12bとなっている。当該係止面12a及び係止案内面12bは、図7(b),(c)及び図8に示されるように、連続していて、当該係止面12aの当該係止板部12の短辺方向に沿った長さが「K」であって、逆回動規制突起24が形成される係止面12aは、挟持板部1と平行に形成されているが、前記干渉回避部21が形成されている貫通孔13の軸心Cを中心とする中心角βがほぼ90°の部分は、当該係止面12aに接続していて係止案内面12bとなっている。当該係止案内面12bは、前記挟持板部1との間隔が前記係止面12aから遠ざかる程、前記挟持板部1との間隔が広くなるように、前記貫通孔13の軸心Cを中心とする円周方向に沿って僅かにテーパー面状に形成されている。係止板部12にテーパー面状の前記係止案内面12b及び前記干渉回避部21を設けることで、第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の溝部55,65に挿入部Eが挿入された状態で取着体Aを回動させて、当該取着体Aを第1ベース体V1 又は第2ベース体V2 に係止固定させる際において、前記係止板部12の係止直前から係止完成に至るまでの間における取着体Aの回動操作を容易にできる。
前記係止板部12の各短辺部及び各長辺部は、それぞれ狭幅部22及び広幅部23を形成していて、狭幅部22である短辺部は、前記軸部11の対向配置平面部15と平行に配置されている。係止板部12における前記挟持板部1と対向する内面であって、前記一対の干渉回避部21が形成されている対角線方向とは異なる別の対角線方向に沿った各端部には、第1ベース体V1 又は第2ベース体V2 に取着体Aが係止固定された状態で、当該第1ベース体V1 の一対の垂下板部54又は第2ベース体V2 の傾斜配置された一対の対向板部63の先端部を乗り越えて、当該一対の垂下板部54又は当該一対の傾斜配置された対向板部63の下端部の外側(反溝部側)に配置されて、当該第1ベース体V1 又は第2ベース体V2 に対して係止固定された取着体Aの逆回動を規制する逆回動規制突起24が設けられている。係止板部12の挟持板部1の短辺方向に沿った寸法は、当該挟持板部1の短辺方向の寸法L1 と同一であり、その長辺方向に沿った寸法L4 は、第1ベース体V1 の一対の垂下板部54又は第2ベース体V2 の傾斜配置された一対の対向板部63の先端部に対して係止可能にすべく、当該一対の垂下板部54の各外側面(溝部55と反対の側)の寸法又は当該第2ベース体V2 の傾斜配置された一対の対向板部63の先端部の外側(溝部65と反対の側)の寸法よりも大きくなっている。また、係止板部12の背面には、当該部分にナット25を配置可能とするための一対のナット保持片26が前記挟持板部1の長辺方向に沿って対向して一体に形成され、当該一対のナット保持片26の間に形成された側方開口27は、当該取着体Aの挟持板部1に配置された管類を当該取着体Aに結束固定するバインド線71〔図6(b)及び図12参照〕を配置可能となっている。一対のナット保持片26で形成される空間は、ナット25が配置されるナット配置空間28となっていて、当該各ナット保持片26の内面には、前記ナット25に対して後述の吊ボルト29等を螺合させる際に、当該ナット25の圧入状態を保持する突条26aが、前記貫通孔13の軸心Cと平行に設けられている。
ここで、前記取着体Aの挟持板部1の裏面は、第1ベース体V1 に対しては、一対の対向板部53の上面の各挟持板部当接面53aに面接触状態で当接すると共に、第2ベース体V2 に対しては、傾斜配置された一対の対向板部63の最も高い部分である傾斜開始部63aに線接触状態で当接する。しかし、第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 では、上記したように、被挟持部58,68の各高さ幅H11,H12が僅かに異なるので、同一の取着体Aを第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の双方に取着できない。そこで、図5及び図8(a)に示されるように、取着体Aの挟持板部1の裏面における長辺方向に沿った両端部は、第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の各被挟持部58,68の各高さ幅H11,H12の差(H10)だけ窪んで形成されていて、当該挟持板部1は、それぞれ異なる第1及び第2の各当接面10a,10bを有する第1及び第2の各挟持板部1a,1bに分割形成されている。即ち、第1挟持板部1aは、挟持板部1の長辺方向に沿った中央部であって、前記軸部11の外側に分離して形成されていると共に、第2挟持板部1bは、挟持板部1の長辺方向に沿った両端部に分離して形成されている。取着体Aの第1挟持板部1aの裏面と係止板部12における当該第1挟持板部1aと対向する面の高さ幅H11' 及び第2挟持板部1bの裏面と係止板部12における前記第1挟持板部1aと対向する面の高さ幅H12' は、それぞれ第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の各高さ幅H11,H12 に対応していていると共に、取着体Aの前記高さ幅H12’と同H11’の差は、第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の各高さ幅H11,H12 の差H10 と同一である。なお、図7(b),(c)及び図8(a)において、31は、第1及び第2の各当接面10a,10bの境界部に形成された傾斜段部を示す。
次に、図10及び図11を参照して、第1ベース体V1 に対して取着体Aを係止固定させる作用について説明する。まず、図10及び図11(a)に示されるように、取着体Aの挟持板部1の長辺方向を第1ベース体V1 の溝部55の形成方向に沿わせて、当該取着体Aの挿入部Eの全体を溝部55に挿入させることで、本体部Dのみが第1ベース体V1 の外部に配置される。この状態で、貫通孔13の軸心Cを中心として、取着体Aを時計方向に回動させると、図11(b)に示されるように、軸部11に形成された一対の加圧部16が、第1ベース体V1 の一対の垂下板部54の各外側面(直接対向面側)に圧接されて、大きな回動抵抗が発生することで、作業者は、当該取着体Aの係止固定完成の直前であることを感知できる。その後は、回動力を弱める等して残りの回動角度分だけ回動させると、一対の垂下板部54の先端面である被係止部54aに対して取着体Aの一対の係止案内面12bが摺接する状態を経て、一対の係止面12aが摺接すると共に、当該取着体Aの一対の逆回動規制突起24が、一対の垂下板部54を乗り越えて、その内部に配置されることで、図11(c)に示される状態に至り、当該取着体Aの逆方向への回動が防止される。
これにより、図1(a)及び図2(a)に示されるように、第1ベース体V1 の一対の垂下板部54の各先端面である被係止部54aと、取着体Aの係止板部12とが僅かの隙間を有して対向配置されることで、前記被係止部54aと前記係止板部12とが互いに係止されると共に、取着体Aの挟持板部1と係止板部12とで、第1ベース体V1 の一対の対向板部53及び一対の垂下板部54の部分が挟持されることで、当該第1ベース体V1 に対して取着体Aが係止固定される。この状態では、第1ベース体V1 の一対の対向板部53の上面の挟持板部当接面53aには、取着体Aの挟持板部1の長辺方向の中央部に形成された第1挟持板部1aの部分が当接されて、第1ベース体V1 の挟持板部当接面53aと取着体Aの第2挟持板部1bとの間には、所定の隙間が形成される。
一方、第2ベース体V2 に対して取着体Aを係止固定させるには、上記した第1ベース体V1 に対する場合と同様にして、その溝部65に取着体Aの挿入部Eを挿入した後に、当該取着体Aを時計方向に回動させて、当該取着体Aの係止固定完成の直前に達すると、その軸部11に設けられた一対の加圧部16が、第2ベース体V2 の各対向板部63における被係止部63bを構成する先端エッジ部とは別の先端エッジ部63cに圧接された後に、一対の逆回動規制突起24が被係止部63bを構成する先端エッジ部を乗り越えて、傾斜配置された一対の対向板部63の先端部の下方に配置される。これにより、第2ベース体V2 に対して取着体Aは、逆回動が規制された状態で、傾斜配置された一対の対向板部63は、その基端の傾斜開始部63aと先端の被係止部63bとの部分が、取着体Aの挟持板部1と係止板部12とで挟持されることで、第2ベース体V2 に対して取着体Aが係止固定される。
上記した状態では、第2ベース体V2 の一対の対向板部63の基端の各傾斜開始部63aは、取着体Aの挟持板部1の長辺方向に沿った両端部の第2挟持板部1bの裏面に当接すると共に、取着体Aの挟持板部1の長辺方向に沿った中央部の第1挟持板部1aは、第2ベース体V2 の一対の対向板部63が底板部61の側に向けて傾斜配置されることで形成される干渉回避空間67に配置されるため、当該第1挟持板部1aと、第2ベース体V2 の各対向板部63との干渉が回避される。
また、第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 に対して取着体Aを取着させるのに、上記したように、当該取着体Aをほぼ90°だけ回動させて取着する替わりに、当該取着体Aの挟持板部1の長辺方向を第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の各溝部55,65の幅方向に配置させた状態で、当該取着体Aを第1及び第2の各ベース体V1 ,V2 の長手方向の端部から挿入して、所定位置までスライドさせて取着することも可能である。
また、第1ベース体V1 に係止固定された取着体Aに対しては、図12に示されるようにして、保持目的物である平滑管P1 がバインド線71により結束固定されることで、或いは図13に示されるように、保持目的物である波付管P2 が自身の軸方向に対してずれることなくバインド線71により結束固定されることで、いずれの場合においても、第1ベース体V1 に対して取着体Aを介して保持目的物である平滑管P1 又は波付管P2 が保持される。バインド線71は、図6に示されるように、取着体Aのナット配置空間28に通されて、平滑管P1 又は波付管P2 の表側において結束される。波付管P2 に関しては、その溝部P2aに取着体Aの規制突起7が挿入されることで、当該波付管P2 は取着体Aに対して自身の軸方向にずれなくなる。
また、図14に示されるように、取着体Aのナット配置空間28には、ナット25が挿入配置され、挟持板部1の側から貫通孔13に挿通された吊ボルト29の先端部を前記ナット25に螺合させることで、天井面81から吊ボルト29を吊り下げられる。なお、図2及び図13において、82は、取着体Aが固定される側壁面を示す。
A:取着体
D:取着体の本体部
E:取着体の挿入部
10 第1及び第2の各ベース体の被挟持部の高さ幅の差
11:第1ベース体の被挟持部の高さ幅
12 第2ベース体の被挟持部の高さ幅
1 :平滑管(ベース体の保持目的物)
2 :波付管(ベース体の保持目的物)
1 :第1ベース体(被取着体)
2 :第2 ベース体(被取着体)
1:挟持板部
1a:第1挟持板部
1b:第2挟持板部
10a:挟持板部の第1当接面
10b:挟持板部の第2当接面
12:係止板部
53:第1ベース体の対向板部
53a:挟持板部当接面
54:第1ベース体の垂下板部
54a:垂下板部の被係止部
55:第1ベース体の溝部
58:第1ベース体の被挟持部
63:第2ベース体の対向板部
63a:傾斜開始部
63b:第2ベース体の被係止部
65:第2ベース体の溝部
68:第2ベース体の被挟持部

Claims (5)

  1. 対向配置された各対向先端部の間に一方向に延びる溝部が形成される一対の対向板部を有する被取着体と、
    前記溝部に挿入されて前記一対の対向板部の裏面側にそれぞれ係止される一対の係止部と、前記一対の対向板部の表面側に前記溝部を横切るように配置されて、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持する挟持部とから成る取着部を備えた取着体と、から成る取着体装置であって、
    前記被取着体の前記溝部は、前記取着体の挟持部が当該溝部を横切るように配置された状態で、当該取着体の一対の係止部が前記被取着体の一対の対向板部の裏面側に係止可能な幅に形成され、
    前記被取着体は、
    前記一対の対向板部の各表面側に、前記取着体の挟持部を当接させるべく、当該一対の対向板部の対向方向に沿って所定幅で形成された挟持部当接面部がそれぞれ設けられた第1被取着体と、前記一対の対向板部が、その基端側から前記溝部に向けて裏面側に傾斜配置された第2被取着体との2種類から成り、
    前記第1被取着体の一対の対向板部の表面側の各挟持部当接面部と裏面側の各被係止部との間の高さ幅は、前記第2被取着体の一対の対向板部の傾斜開始部と裏面側の被係止部との高さ幅よりも小さく設定され、
    前記傾斜開始部は、前記第1被取着体の挟持部当接面部における前記対向方向に沿った幅内であって、しかも当該挟持部当接面部の幅方向の中央部よりも前記溝部と反対側に偏在した位置に形成され、
    前記取着体の取着部は、前記第1及び第2の各被取着体のいずれの溝部に対しても取着可能なように、前記挟持部における前記各被取着体の各対向板部と対向する裏面側であって、前記対向方向に沿った両端部が所定幅だけ窪んで形成され、当該挟持部の裏面側と前記各被取着体の被係止部との高さ幅が、前記窪んだ部分とその他の部分とで異なって形成されることで、前記挟持部は、前記対向方向に沿って第1及び第2の各挟持部に分割形成され、
    前記取着体を前記第1被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った中央部の前記第1挟持部が前記一対の対向板部の挟持部当接面部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持し、
    前記取着体を前記第2被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った両端部の第2挟持部が前記一対の対向板部の前記傾斜開始部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持すると共に、当該挟持部における前記溝部からの離間長が短い側は、前記一対の対向板部の傾斜により形成された干渉回避空間に配置されて干渉が回避される構成であることを特徴とする取着体装置。
  2. 前記第1被取着体の一対の対向板部の先端部に、裏面に向けて折れ曲がる垂下板部が形成され、対向配置された前記一対の垂下板部の間に前記溝部が形成され、当該垂下板部の先端部の裏面側は、前記取着体が係止される被係止部となっていることを特徴とする請求項1に記載の取着体装置。
  3. 対向配置された各対向先端部の間に一方向に延びる溝部が形成される一対の対向板部を有する第1及び第2の2種類の各被取着体のいずれの溝部にも取着可能な取着部を備えた取着体であって、
    前記第1被取着体には、前記一対の対向板部の少なくとも前記溝部に対する離間長の短い基端側の表面に、前記取着体の挟持部を当接させるべく、当該一対の対向板部の対向方向に所定幅を有して形成された挟持部当接面部が形成され、
    前記第2被取着体は、前記一対の対向板部のそれぞれが、基端側から溝部に向けて裏面側に傾斜配置され、最も表面側に位置する傾斜開始部と、各対向板部の先端の裏側に位置する被係止部との高さ幅が、前記第1被取着体の一対の対向板部の前記挟持部当接面部と、各対向板部の先端の裏面に位置する被係止部の高さ幅よりも大きく設定され、かつ当該一対の対向板部の傾斜開始部は、前記第1被取着体の前記挟持部当接面部における前記対向方向に沿った幅内であって、しかも当該挟持部当接面部の幅の中央部よりも前記溝部と反対側に偏在した位置に設けられ、
    前記取着部は、前記溝部に挿入されて前記一対の対向板部の裏面側にそれぞれ係止する一対の係止部と、前記一対の対向板部の表面側で前記溝部を横切るように配置されて、前記一対の係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持する挟持部とから成り、
    前記挟持部における前記一対の対向板部の表面側に当接する裏面と、前記係止部における前記対向板部の裏面側と対向する面との高さ幅が、当該挟持部の前記対向方向に沿った中央側よりも両端側が大きく形成されることで、前記挟持部は、前記対向方向に沿って第1及び第2の各挟持部に分割形成され、
    前記取着体を前記第1被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った中央部の前記第1挟持部が前記一対の対向板部の挟持部当接面部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持し、
    前記取着体を前記第2被取着体に取着した状態では、前記挟持部における前記対向方向に沿った両端部の前記第2挟持部が前記一対の対向板部の前記傾斜開始部に当接して、前記係止部と協働して当該一対の対向板部を挟持すると共に、当該挟持部における前記溝部からの離間長が短い側は、前記一対の対向板部の傾斜により形成された干渉回避空間に配置されて干渉が回避される構成であることを特徴とする取着体。
  4. 前記第1被取着体の一対の対向板部の先端部に、裏面に向けて折れ曲がる垂下板部が形成され、対向配置された前記一対の垂下板部の間に前記溝部が形成され、当該垂下板部の先端部の裏面側は、前記取着体が係止される被係止部となっていることを特徴とする請求項3に記載の取着体。
  5. 前記取着体の挟持部を除いた係止部の側の挿入部を前記溝部に挿入した状態で回動させることで、当該係止部が第1又は第2の被取着体の被係止部の位置に移動して係止されると共に、前記挟持部が前記被取着体の一対の対向板部の表面側に移動することで、前記第1又は第2の被取着体のいずれにも取着されることを特徴とする請求項3又は4に記載の取着体。
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