以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、システム10の利用場面を模式的に示す。システム10は、車両20と、車両60と、端末82と、基地局50と、サーバ52とを備える。サーバ52は、リスクエリア情報管理装置の一例であってよい。
車両20及び車両60は、道路70上を走行する車両である。車両20は情報処理装置24及びセンサ29を備える。センサ29は、カメラを含んで構成される。情報処理装置24は、センサ29が取得した情報を処理する機能と、車両60の外部のサーバ52との通信機能とを備える。車両20は、例えば先進運転支援システム(ADAS:Advanced Driving Assistant System)機能を備える車両である。車両60は、情報処理装置64を備える。情報処理装置64は、サーバ52との通信機能を備える。車両60は、例えばADAS機能を備えない車両である。
端末82は、人物80が所持する端末である。端末82は、例えばスマートフォン等の携帯端末である。基地局50は、移動通信の基地局である。サーバ52は基地局50に接続されたサーバである。サーバ52は、例えばMECサーバなどのエッジコンピューティングサーバを含んでよい。サーバ52は端末82の位置情報を継続的に管理する。例えば、サーバ52は、端末82から送信される最新の位置情報を管理する。なお、図1には1つのサーバ52が図示されているが、サーバ52は複数の基地局にそれぞれ1つずつ接続された複数のサーバによってサーバ52が構成されてよい。情報処理装置24は、サーバ52を構成する複数のサーバのうち車両20の近傍のサーバと通信してよく、情報処理装置64は、サーバ52を構成する複数のサーバのうち車両60の近傍のサーバと通信してよい。
図1において、車両20及び車両60は、道路70に沿って走行している車両である。車両90は道路70上に駐車している車両である。車両60は、車両20の後方を、車両20と同じ進行方向に走行している。
車両20にとって、駐車中の車両90より車両20の進行方向側のエリア110は、車両20の位置からは視認しにくいエリアである。情報処理装置24は、センサ29で取得された進行方向の画像等の情報から、車両20から見通せないエリア110を、リスクエリアとして特定する。
例えば、情報処理装置24は、センサ29で取得された画像の認識情報に基づいて、車両90の位置を含む四角形のエリア110の4つの頂点111、頂点112、頂点113及び頂点114を決定する。頂点113は、画像の認識情報に基づいて決定した頂点111から距離L1だけ車両20の進行方向に離れた点である。頂点114は、画像の認識情報に基づいて決定した頂点112から距離L1だけ車両20の進行方向に離れた点である。L1は車両20の車速に応じて決定された距離である。
情報処理装置24は、エリア110内に端末82が存在するか否かをサーバ52に問い合わせるために、リスクエリアの位置情報をサーバ52に送信する。当該位置情報は、4つの頂点111、頂点112、頂点113及び頂点114を含んでよい。図1の例では、4つの頂点111、頂点112、頂点113及び頂点114で画定されるエリア110内に端末82が存在していないため、サーバ52は問い合わせ情報を破棄するか、端末82が存在しない旨の応答情報を車両20aに送信する。
サーバ52は、情報処理装置24から受信した位置情報に含まれる4つの頂点111、頂点112、頂点113及び頂点114のうち、車両20に近い側に位置する2つの頂点111及び頂点112の座標情報と、リスクエリアを識別する識別情報と、リスクエリアを検出した検出時刻とを含むリスクエリア情報を記憶する。サーバ52は、リスクエリア情報を車両20の後続の車両60を含む他の車両に提供する。
図2は、車両60が備える情報処理装置64がリスクエリアの位置情報を要求する状況を示す。情報処理装置64は、サーバ52と通信可能なエリアに存在しているときに、リスクエリアの要求情報をサーバ52に送信する。要求情報は、車両60の位置情報を含んでよい。サーバ52は、記憶しているエリア110の頂点111及び頂点112の座標情報と、リスクエリアの識別情報と、検出時刻とを含むリスクエリア情報を、情報処理装置64に送信する。情報処理装置64に送信するリスクエリア情報には、検出時刻は含まれなくてもよい。情報処理装置64は、サーバ52から受信したリスクエリア情報を記憶する。
図3は、情報処理装置64がリスクエリアに関する問い合わせを行う状況を示す。情報処理装置64は、車両60が頂点111及び頂点112の少なくとも一方の座標情報が示す位置までの距離が予め定められた距離未満になった場合に、問い合わせ情報をサーバ52に送信する。問い合わせ情報には、サーバ52から受信したリスクエリアの識別情報を含む。
サーバ52は、情報処理装置64から受信した問い合わせ情報に含まれるリスクエリアの識別情報で識別されるリスクエリアの2つの頂点111及び頂点112から車両60の進行方向に距離L2だけ延ばした頂点113'及び頂点114'を定める。距離L2は車両60の車速に応じて設定されてよい。サーバ52は、頂点111、頂点112、頂点113'及び頂点114'で画定されるエリア110'内に、サーバ52が管理している端末82の位置情報が含まれる場合に、情報処理装置64及び端末82に警告情報を送信する。情報処理装置64は、サーバ52からの警告情報を受信すると、車両60の搭乗者に対する警告を出力する。例えば、情報処理装置64は、車両60が有するHMI(Human Machine Interface)機能を通じて、搭乗者に対する警告を出力する。これにより、情報処理装置64は、カメラ等のセンシング手段によって情報処理装置64自身がリスクエリアを認識する機能を有しなくても、無線通信機能によってサーバ52から受信したリスクエリアを用いて、警告を出力することができる。また、端末82は、サーバ52からの警告情報を受信すると、人物80に対する警告を出力する。例えば、端末82は、端末82が有するHMI機能を通じて、人物80に対する警告を出力する。
情報処理装置24は、情報処理装置64と同様に、サーバ52に対してリスクエリアの位置情報を要求して、サーバ52からリスクエリア情報を受信してよい。情報処理装置24は、リスクエリア情報が示すリスクエリアの位置に、当該リスクエリアを検出できなかった場合に、当該リスクエリアを検出できなかったこと示す非検出情報をサーバ52に送信してよい。
サーバ52は、管理している複数のリスクエリア情報のそれぞれについて、受信した非検出情報の数を管理してよい。サーバ52は、非検出情報の数が予め定められた閾値と等しくなったことに応じて、対象のリスクエリア情報を削除してよい。例えば、当該閾値として1が設定されている場合、サーバ52は、あるリスクエリア情報に対する非検出情報を受信したことに応じて、当該リスクエリア情報を削除する。例えば、当該閾値として5が設定されている場合、サーバ52は、あるリスクエリア情報に対する非検出情報を5回受信したことに応じて、当該リスクエリア情報を削除する。
これにより、リスクエリアが検出された後、情報処理装置24によって、そのリスクエリアが無くなったことが確認された場合に、サーバ52のリスクエリア情報を削除することができる。しかし、例えば、車両20の通行が少ない場所である場合、リスクでは無くなったリスクエリアがサーバ52に残り続けてしまうことになる。
それに対して、複数のリスクエリア情報のそれぞれについて、予め設定された設定期間更新されなかった場合に削除することが考えられる。しかし、設定期間が短いほど、リスクエリアは存在しているがリスクエリア情報をサーバ52から削除してしまうことによって、支援すべき歩行者を支援できなくなるという課題(課題Aと記載する場合がある。)が発生する可能性が高まる。また、設定期間が長いほど、リスクエリアは存在していないがリスクエリア情報がサーバ52に残存してしまうことによって、無駄な警告によってサービスへの信頼性が低下してしまうという課題(課題Bと記載する場合がある。)が発生する可能性が高まる。
図4は、リスクエリア(RAと記載する場合がある。)情報の削除のタイミングについて説明するための説明図である。ガウス分布のサンプルで、リスクエリアが生成されてから、車両90がリスクエリアを構成する平均時間(車両90が路上に駐停車することによってリスクエリアが構成されている場合、車両90の平均駐停車時間)が経過した時刻を削除時刻とした場合、図4に示す通りとなる。
RA情報を削除する時刻Tdが、実際にRAiが無くなる時刻tiよりも前に設定された場合、課題Aが発生する可能性がある期間が生じる。RA情報を削除する時刻Tdが、実際にRAiが無くなる時刻tiよりも後に設定された場合、課題Bが発生する可能性がある期間が生じる。
本実施形態に係るサーバ52は、例えば、複数のエリアのそれぞれについて、エリアに関連するエリア関連情報を取得する。エリアは、道路であってよい。1つのエリアは、1つの道路であってよい。また、エリアは、市区町村等の単位であってもよい。また、エリアは、任意に定められたサイズの単位であってもよい。
エリア関連情報は、エリア内の地図情報を含んでよい。エリア関連情報は、エリア内において過去に車両が駐停車された駐停車時間の履歴情報を含んでよい。サーバ52は、例えば、エリア内において過去に駐停車を行った車両20や、GPS(Global Poositioning System)機能を搭載した車両等から、駐停車時間を取得する。エリア関連情報は、例えば、リスクエリアの位置に対応するエリアにおいて過去に車両が駐停車された駐停車時間の履歴情報を含む。履歴情報は、複数の駐停車時間を含む。サーバ52は、例えば、他のサーバから、当該駐停車時間を取得してよい。当該他のサーバは、各地のコネクテッドカーの位置情報や、各地のインフラに設置されたセンサによって収集された情報を取得して、各エリア内において過去に車両が駐停車された駐停車時間を特定する機能を有する。また、サーバ52自身が、各地のコネクテッドカーの位置情報や、各地のインフラに設置されたセンサによって収集された情報を取得して、当該駐停車時間を特定してもよい。
サーバ52は、リスクエリア情報を受信した場合に、リスクエリアの位置に対応するエリアのエリア関連情報に基づいて、リスクエリア情報を削除する削除時刻を決定してよい。
サーバ52は、例えば、リスクエリアの位置に対応するエリアにおいて過去に車両が駐停車された駐停車時間の履歴情報に基づいて、削除時刻を決定する。一具体例として、サーバ52は、N個の駐停車時間を取得して、下記数式1を満たす時間Tを算出する。すなわち、サーバ52は、N個の駐停車時間との差分の合計が最小となる時間Tを算出する。tiは、取得した駐停車時間を示す。
サーバ52は、上記数式1に代えて、下記数式2を満たす時間Tを算出してもよい。tiが短い場合は、そもそも他の車両20によってリスクエリアとして検出される確率は低く、tiが長い場合は、他の車両20によってリスクエリアとして検出される可能性が高くなる。そこで、サーバ52は、下記数式2に示すように、あるリスクエリアが存在しているときに、そのリスクエリアが検出される確率でtiに対して重み付けをする。すなわち、サーバ52は、N個の駐停車時間との差分のそれぞれに、リスクエリアが存在しているときに車両20が当該リスクエリアを検出する確率を乗じた値の合計が、最小となる時間Tを算出する。
サーバ52は、例えば、リスクエリアの検出時刻(リスクエリアの検出時刻を単に検出時刻と記載する場合がある。)に、算出した時間Tを加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。これにより、リスクエリア情報を、リスクエリアが無くなった蓋然性が高いタイミングで削除することを可能にできる。
また、サーバ52は、例えば、検出時刻に、算出した時間Tに1よりも小さい予め定められた正の値を乗じた時間を加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。一具体例として、サーバ52は、検出時刻に、T/2を加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。
車両90が駐停車をしてすぐにその付近を車両20が通過した場合、リスクエリアの発生と、リスクエリアの検出とのタイムラグはほぼないことになる。しかし、図5に例示するように、車両90が駐停車をしてから、しばらく時間が経過した後にその付近を車両20が通過した場合、リスクエリアの発生と、リスクエリアの検出との間にタイムラグが生じる。そのような場合に、検出時刻に、算出した時間Tを加えてしまうと、リスクエリア情報の削除が遅れて、課題Bが発生する可能性が高まってしまうことになり得る。それに対して、検出時刻に、算出した時間Tよりも短い時間を加えた時刻を削除時刻Tdとすることによって、そのような可能性を低くすることができる。
なお、検出時刻よりも前に、他の車両20によって、そのリスクエリアが存在しないことが確認された場合、リスクエリアの発生は、その確認時よりも後ということになる。そこで、サーバ52は、例えば、リスクエリアの検出時刻からT/2を減算した時刻と、リスクエリアの検出時刻との間に、他の車両20によって当該リスクエリアが存在しないことが確認されなかった場合、検出時刻にT/2を加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。そして、サーバ52は、リスクエリアの検出時刻からT/2を減算した時刻と、リスクエリアの検出時刻との間に、他の車両20によって当該リスクエリアが存在しないことが確認された場合、図6に例示するように、検出時刻tfから、リスクエリアが存在しないことが確認された時刻tnを減算した時間を、算出した時間Tから減算した時間を、検出時刻tfに加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。
サーバ52は、予め定められたサイズのエリアの地図情報と当該エリア内における過去の車両の駐停車時間との組み合わせを複数用いた機械学習によって生成された、地図情報を入力とし、駐停車時間を出力とする学習モデル382を予め記憶してよい。サーバ52は、自身で学習モデル382を生成してよい。サーバ52は、他の装置によって生成された学習モデル382を取得してもよい。
そして、サーバ52は、リスクエリア情報を受信した場合に、図7に例示するように、リスクエリアRAiを中心とする予め定められたサイズのエリアの地図情報を、学習モデル382に入力し、学習モデル382から出力された駐停車時間Tmと、リスクエリアが検出された検出時刻とに基づいて、削除時刻Tdを決定してよい。車両がある場所に駐停車する時間は、その場所の環境に依存すると考えられる。例えば、コンビニストア付近の道路の場合、駐停車時間は比較的短い場合が多く、公園付近の道路の場合、駐停車時間は比較的長い場合が多い。そのため、対象となるリスクエリアの存在期間は、対象となるリスクエリアと同じ環境の場所におけるリスクエリアの存在期間と近い蓋然性が高い。サーバ52によれば、対象となるリスクエリアと同じ環境の場所におけるリスクエリアの存在期間を考慮して削除時刻Tdを決定することができるので、課題A及び課題Bが発生する可能性が結果として低くなるように、リスクエリア情報を削除することを可能にできる。
サーバ52は、例えば、検出時刻に、駐停車時間Tmを加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。また、サーバ52は、例えば、検出時刻に、駐停車時間Tmに1よりも小さい予め定められた正の値を乗じた時間を加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。一具体例として、サーバ52は、検出時刻にTm/2を加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。また、サーバ52は、例えば、検出時刻からT/2を減算した時刻と、検出時刻との間に、他の車両20によって当該リスクエリアが存在しないことが確認されなかった場合、検出時刻にTm/2を加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定し、検出時刻からT/2を減算した時刻と、検出時刻との間に、他の車両20によって当該リスクエリアが存在しないことが確認された場合、検出時刻から、リスクエリアが存在しないことが確認された時刻tnを減算した時間を、駐停車時間Tmから減算した時間を、検出時刻に加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。
なお、学習モデル382は、予め定められたサイズのエリアの地図情報と当該エリア内における過去の車両の駐停車時間と、時刻の情報との組み合わせを複数用いた機械学習によって生成されてもよい。この場合、サーバ52は、リスクエリア情報を受信した場合に、リスクエリアRAiを中心とする予め定められたサイズのエリアの地図情報及び時刻情報を、学習モデル382に入力し、学習モデル382から出力された駐停車時間Tmと、リスクエリアが検出された検出時刻とに基づいて、削除時刻Tdを決定してよい。
図8は、車両20のシステム構成を示す。車両20は、センサ29と、情報処理装置24と、通信装置48と、情報出力装置40とを備える。
センサ29は、レーダー21と、カメラ22と、GNSS受信部25と、車速センサ26とを備える。レーダー21は、LiDAR(Light Detection And Ranging)やミリ波レーダー等であってよい。GNSS受信部25は、GNSS(Global Navigation Satellite System)衛星から発信された電波を受信する。GNSS受信部25は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、車両20の現在位置を示す情報を生成する。カメラ22は、車両20に搭載される撮像装置の一例である。カメラ22は、車両20の周辺を撮像して画像情報を生成する。例えば、カメラ22は、車両20の進行方向の画像を撮像して画像情報を生成する。カメラ22は単眼カメラであってよい。カメラ22は複眼カメラであり、物体までの距離情報を取得できるカメラであってよい。カメラ22は、撮像機能によって取得した画像に基づいて物体の認識を行い、認識した物体の位置情報を出力する。車速センサ26は、車両20の車速を検出する。なお、センサ29は、オドメータ等の位置センサや、加速度センサや姿勢センサ等のIMU(慣性計測ユニット)を備えてよい。
車両20は、センサ29で検出された情報を用いて車両20の運転支援を行う運転支援制御装置を備えてよい。運転支援制御装置は、ADAS機能を提供するECU(Electronic Control Unit)により実現されてよい。
通信装置48は、サーバ52との間の通信を担う。通信装置48は移動通信によってサーバ52と通信してよい。通信装置48は、例えば車々間通信用の携帯基地局経由通信(Uu)インタフェースを通じて通信可能であってよい。
情報出力装置40は、警報情報を出力する装置である。情報出力装置40は、HMI機能を有してよい。情報出力装置40は、ヘッドアップディスプレイやナビゲーションシステムを含んでよい。情報出力装置40は、車両20の乗員が所持する携帯端末であってもよい。情報出力装置40は、音声により警報情報を出力する音声出力装置を含んでよい。
情報処理装置24は、制御部200と、記憶部280とを備える。制御部200は、例えばプロセッサを含む演算処理装置等の回路により実現される。記憶部280は、不揮発性の記憶媒体を備えて実現される。制御部200は、記憶部280に格納された情報を用いて処理を行う。制御部200は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/O(Input/Output)及びバス等を備えたマイクロコンピュータを備えるECUによって実現されてよい。
制御部200は、座標情報取得部210と、リスクエリア特定部220と、リスクエリア情報取得部230と、HMI機能部208とを備える。図8に示す機能ブロックのうちの一部の機能を制御部200が有しない形態を採用してもよい。例えば、制御部200には一部の機能のみが実装され、他の機能はセンサ29等の他の回路の機能として実装される形態を採用してよい。
リスクエリア特定部220は、車両20の外部のリスクエリアを特定する。通信装置48は、リスクエリア特定部220が特定したリスクエリアを示すリスクエリア情報を、リスクエリアに関する情報を保持するサーバ52に送信する。リスクエリア特定部220は、複数の点で画定されるエリアをリスクエリアとして特定し、通信装置48は、複数の点の座標情報をリスクエリア情報としてサーバ52に送信してよい。リスクエリアを画定する複数の点は、リスクエリアとして特定されるエリアを画定する複数の頂点であってよい。リスクエリアを画定する複数の点は、リスクエリアとして特定される多角形のエリアを画定する複数の頂点であってよい。
リスクエリアは、車両20の走行にとってリスクとなる、車両20の外部のエリアであってよい。リスクエリアは、車両20の位置から車両20の外部の物体によって見通外となるエリアであってよい。見通外となるエリアは、例えば、車両20の位置から見た場合に、他の車両、建物、街路樹等の立体物によって遮蔽されることによってオクルージョンが生じたエリアの位置情報である。
座標情報取得部210は、車両20に搭載されたカメラ22によって撮像された車両20の外部の画像から認識された物体の座標情報を取得する。リスクエリア特定部220は、カメラ22によって撮像された車両20の外部の画像から認識された物体の座標情報に基づいてリスクエリアを特定してよい。
リスクエリア情報取得部230は、サーバ52からリスクエリア情報を取得する。リスクエリア情報取得部230は、例えば、サーバ52と通信可能なエリアに存在しているときに、通信装置48を介して、リスクエリアの要求情報を介してサーバ52に送信し、サーバ52からリスクエリア情報を受信する。
リスクエリア特定部220は、リスクエリア情報取得部230が取得したリスクエリア情報が示すリスクエリアの位置に、当該リスクエリアを検出できなかった場合に、通信装置48を介して、当該リスクエリアを検出できなかったことを示す非検出情報をサーバ52に送信する。
HMI機能部208は、車両20の運転支援又は車両20の乗員に対する警告の実行を制御してよい。例えば、情報出力装置40がヘッドアップディスプレイを備える場合、HMI機能部208は、リスクエリアに歩行者が存在することを示す警報情報としてのマークを形成するための光を、車両20のヘッドアップディプレイに出力させてよい。また、HMI機能部208は、歩行者が存在するリスクエリアの位置に対応する表示領域にマークを形成するための光を、ヘッドアップディプレイに出力させる。HMI機能部208は、車両20のウインドシールドに設けられた反射部材に向けて、マークを形成するための光を投影してよい。HMI機能部208は、音声や文字によって警報情報を出力してもよい。また、HMI機能部208は、車両20が備える運転支援制御装置を通じて車両20の走行を制御してよい。
図9は、サーバ52のシステム構成を示す。サーバ52は、通信装置390と、制御部300と、記憶部380とを備える。
制御部300は、通信装置390の制御を行う。通信装置390は、端末82、情報処理装置24、情報処理装置64との間の通信を担う。通信装置390は、受信部392と、送信部394とを備える。制御部200は、例えばプロセッサを含む演算処理装置等の回路により実現される。記憶部380は、不揮発性の記憶媒体を備えて実現される。制御部300は、記憶部380に格納された情報を用いて処理を行う。制御部300は、CPU、ROM、RAM、I/O及びバス等を備えたマイクロコンピュータによって実現されてよい。
記憶部380は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部380は、各地のエリア関連情報を記憶する。記憶部380は、受信部392が外部から受信したエリア関連情報を記憶してよい。例えば、記憶部380は、学習モデル382を記憶する。記憶部380は、受信部392が外部から受信した学習モデル382を記憶してよい。記憶部380は、サーバ52によって生成された学習モデル382を記憶してよい。
制御部300は、選択部310と、存在判断部320と、取得部330と、削除時刻決定部340と、非検出情報取得部350と、削除部360とを備える。図9に示す機能ブロックのうちの一部の機能を制御部300が有しない形態を採用してもよい。
受信部392は、車両20によって検出された、車両20の走行においてリスクとなり得るリスクエリアの位置情報と、検出時刻とを受信する。当該位置情報は、例えば、リスクエリアを画定する4つの頂点を含む。記憶部380は、位置情報の少なくとも一部と、リスクエリアを識別する識別情報と、検出時刻とを含むリスクエリア情報を記憶する。例えば、記憶部380は、位置情報が4つの頂点を含む場合に、4つの頂点のうち、検出した車両20により近い2つの頂点をリスクエリア情報に含める。
送信部394は、記憶部380に記憶されているリスクエリア情報を、他の車両20及び車両60に送信する。
例えば、受信部392が車両20から要求情報を受信した場合に、選択部310が、記憶部380に記憶されているリスクエリア情報のうち、車両20の位置に対応するリスクエリア情報を選択し、送信部394が、選択されたリスクエリア情報を車両20に送信する。
例えば、受信部392が車両60から要求情報を受信した場合に、選択部310が、記憶部380に記憶されているリスクエリア情報のうち、車両60の位置に対応するリスクエリア情報を選択し、送信部394が、選択されたリスクエリア情報を車両60に送信する。
受信部392は、他の車両60から、リスクエリアに移動物体が存在するか否かの問い合わせ情報を受信してよい。問い合わせ情報には、リスクエリアを指定する指定情報が含まれる。指定情報は、リスクエリアの識別情報であってよく、リスクエリアの位置情報であってよい。存在判断部320は、記憶部380に記憶されているリスクエリア情報のうち、指定情報によって指定されるリスクエリア情報から定まるエリア内に予め定められた対象物が存在するか否かを判断する。予め定められた対象物は、例えば歩行者、又は、歩行者が所持する端末82である。存在判断部320は、サーバ52が管理している複数の端末の位置情報に基づいて、問い合わせ情報に含まれる指定情報によって指定されるリスクエリア内にいずれかの端末が存在するか否かを判断してよい。
存在判断部320がリスクエリア指定情報から特定されるリスクエリアの位置情報から定まるエリア内に予め定められた対象物が存在すると判断した場合に、送信部394は警告情報を送信する。送信部394は、車両60に警告情報を送信してよく、リスクエリア内に存在する端末82に警告情報を送信してよい。
取得部330は、受信部392が車両20からリスクエリアの位置情報を受信し、記憶部380がリスクエリア情報を記憶した場合に、リスクエリアの位置に対応するエリアのエリア関連情報を記憶部380から取得する。削除時刻決定部340は、取得部330が取得したエリア関連情報に基づいて、記憶部380に記憶されたリスクエリア情報を、記憶部380から削除する削除時刻を決定する。
削除時刻決定部340は、例えば、エリア関連情報に含まれる、駐停車時間の履歴情報に基づいて、削除時刻を決定する。一例として、削除時刻決定部340は、履歴情報に含まれる複数の駐停車時間との差分の合計が最も小さい時間(第1の時間と記載する場合がある。)を用いて、削除時刻を決定する。例えば、削除時刻決定部340は、リスクエリアが検出された検出時刻に、第1の時間を加えた時刻を、削除時刻として決定する。例えば、削除時刻決定部340は、リスクエリアが検出された検出時刻に、第1の時間に1よりも小さい予め定められた正の値を乗じた時間を加えた時刻を、削除時刻として決定する。
削除時刻決定部340は、検出時刻から第1の時間に1よりも小さい予め定められた値を乗じた時間を減算した時刻と検出時刻との間に、他の車両によってリスクエリアが存在しないことが確認されなかった場合、検出時刻に第1の時間に1よりも小さい予め定められた値を乗じた時間を加えた時刻を、削除時刻として決定し、確認された場合、検出時刻からリスクエリアが存在しないことが確認された時刻を減算した時間を第1の時間から減算した時間を、検出時刻に加えた時刻を、削除時刻として決定するようにしてもよい。
削除時刻決定部340は、履歴情報に含まれる複数の駐停車時間との差分のそれぞれに、リスクエリアが存在しているときに車両が当該リスクエリアを検出する確率を乗じた値の合計が、最も小さい時間(第2の時間と記載する場合がある。)を用いて、削除時刻を決定してもよい。例えば、削除時刻決定部340は、リスクエリアが検出された検出時刻に、第2の時間を加えた時刻を、削除時刻として決定する。例えば、削除時刻決定部340は、リスクエリアが検出された検出時刻に、第2の時間に1よりも小さい予め定められた正の値を乗じた時間を加えた時刻を、削除時刻として決定する。
削除時刻決定部340は、検出時刻から第2の時間に1よりも小さい予め定められた値を乗じた時間を減算した時刻と検出時刻との間に、他の車両によってリスクエリアが存在しないことが確認されなかった場合、検出時刻に第2の時間に1よりも小さい予め定められた値を乗じた時間を加えた時刻を、削除時刻として決定し、確認された場合、検出時刻からリスクエリアが存在しないことが確認された時刻を減算した時間を第2の時間から減算した時間を、検出時刻に加えた時刻を、削除時刻として決定するようにしてもよい。
受信部392が車両20からリスクエリアの位置情報を受信し、記憶部380がリスクエリア情報を記憶した場合に、取得部330が、リスクエリアの位置に対応するエリアの地図情報を取得し、削除時刻決定部340が、取得部330によって取得された地図情報を学習モデル382に入力し、学習モデル382から出力された駐停車時間と、リスクエリアが検出された検出時刻とに基づいて、削除時刻を決定してもよい。なお、削除時刻決定部340は、取得部330によって取得された地図情報に加えて時刻情報を学習モデル382に入力し、学習モデル382から出力された駐停車時間と、リスクエリアが検出された検出時間とに基づいて、削除時刻を決定してもよい。例えば、削除時刻決定部340は、リスクエリアが検出された検出時刻に、当該駐停車時間を加えた時刻を、削除時刻として決定する。例えば、削除時刻決定部340は、リスクエリアが検出された検出時刻に、当該駐停車時間に1よりも小さい予め定められた正の値を乗じた時間を加えた時刻を、削除時刻として決定する。例えば、削除時刻決定部340は、検出時刻から当該駐停車時間に1よりも小さい予め定められた値を乗じた時間を減算した時刻と検出時刻との間に、他の車両によってリスクエリアが存在しないことが確認されなかった場合、検出時刻に当該駐停車時間に1よりも小さい予め定められた値を乗じた時間を加えた時刻を、削除時刻として決定し、確認された場合、検出時刻からリスクエリアが存在しないことが確認された時刻を減算した時間を当該駐停車時間から減算した時間を、検出時刻に加えた時刻を、削除時刻として決定する。
非検出情報取得部350は、受信部392が車両20から受信した非検出情報を取得する。非検出情報取得部350は、記憶部380に記憶されている複数のリスクエリア情報のそれぞれについて、対応する非検出情報を受信した回数を管理する。
削除部360は、記憶部380に記憶されている複数のリスクエリア情報のうち、条件を満たしたリスクエリア情報を記憶部380から削除する。削除部360は、削除時刻決定部340によって決定された削除時刻に従ってリスクエリア情報を削除してよい。削除部360は、非検出情報取得部350によって管理されている非検出情報を受信した回数が予め定められた閾値に達したリスクエリア情報を削除してよい。
図10は、リスクエリア特定部220が特定するリスクエリアを概略的に示す。図10は、リスクエリアとして矩形のエリアを特定する例を示す。
図10に示す例において、リスクエリア特定部220は、センサ29が検出した情報から座標情報取得部210が認識した車両90の存在範囲を示す座標情報に基づいて、車両90が存在する位置を囲うエリア110を設定し、エリア110を第1のリスクエリアとして特定する。エリア110は、頂点111、頂点112、頂点114及び頂点113を結ぶことによって画定される矩形のエリアである。各頂点は、頂点111と頂点112とを結ぶ線分並びに頂点113と頂点114とを結ぶ線分が、車両20の走行方向に直交し、かつ、頂点111と頂点113とを結ぶ線分及び頂点112と頂点114とを結ぶ線分が、車両20の走行方向に平行になるように設定される。頂点113は、頂点111から車両20の進行方向に距離L1だけ離れた位置に決定され、頂点114は、頂点112から車両20の進行方向に距離L1だけ離れた位置に決定される。L1は、車両20の車速に応じて決定されてよい。L1は車両20の車速が高いほど長く決定されてよい。
同様に、リスクエリア特定部220は、センサ29が検出した情報から座標情報取得部210が認識した車両92の存在範囲を示す座標情報に基づいて、車両92が存在する位置を囲うエリア620を設定し、エリア620を第2のリスクエリアとして特定する。エリア620は、頂点621、頂点622、頂点624及び頂点623を結ぶことによって画定される矩形のエリアである。各頂点は、頂点621と頂点622とを結ぶ線分並びに頂点623と頂点624とを結ぶ線分が、車両20の走行方向に直交し、かつ、頂点621と頂点623とを結ぶ線分及び頂点622と頂点624とを結ぶ線分が、車両20の走行方向に平行になるように設定される。頂点623は、頂点621から車両20の進行方向に距離L1だけ離れた位置に決定され、頂点624は、頂点112から車両20の進行方向に距離L1だけ離れた位置に決定される。
同様に、リスクエリア特定部220は、センサ29が検出した情報から座標情報取得部210が認識した車両93の存在範囲を示す座標情報に基づいて、車両93が存在する位置を囲うエリア630を設定し、エリア630を第3のリスクエリアとして特定する。エリア630は、頂点631、頂点632、頂点634及び頂点633を結ぶことによって画定される矩形のエリアである。各頂点は、頂点631と頂点632とを結ぶ線分並びに頂点633と頂点634とを結ぶ線分が、車両20の走行方向に直交し、かつ、頂点631と頂点633とを結ぶ線分及び頂点632と頂点634とを結ぶ線分が、車両20の走行方向に平行になるように設定される。頂点633は、頂点631から車両20の進行方向に距離L1だけ離れた位置に決定され、頂点634は、頂点632から車両20の進行方向に距離L1だけ離れた位置に決定される。
図11は、サーバ52の記憶部380が記憶するリスクエリア情報のデータ構造を示す。記憶部380にリスクエリア情報として記憶されるデータは、データ項目として、リスクエリアID、検出時刻、記憶時刻、リスク要因、リスクエリア座標、非検出情報、削除時刻を含む。記憶部380は、リスクエリア毎に、これらのデータ項目を持つ1つのデータを記憶する。
リスクエリアIDは、記憶部380にリスクエリア情報として記憶される複数のリスクエリアの識別情報である。リスクエリアIDは、サーバ52がリスクエリアの1つのデータを登録する場合にサーバ52において付与される識別情報である。
検出時刻は、車両20においてリスクエリアが検出された時刻である。検出時刻は、情報処理装置24から送信される情報に含まれる。
記憶時刻は、サーバ52においてリスクエリアのレコードが記憶部380に記憶された時刻である。
リスク要因は、リスクの要因を識別する情報である。リスクの要因は、情報処理装置24から送信される情報に含まれる。
リスクエリア座標は、リスクエリアを特定するための2点の地理上の座標を示す。リスクエリア座標は、情報処理装置24から送信される情報に含まれる2つの頂点の座標である。
非検出情報は、対応するリスクエリア情報に対して非検出情報を受信した回数である。
削除時刻は、削除時刻決定部340によって決定された削除時刻である。
図12は、サーバ52による処理の流れの一例を概略的に示す。ここでは、1つのリスクエリア情報について、リスクエリアに対応するエリアの過去の駐停車時間に基づいて削除時刻Tdを決定し、当該リスクエリア情報を削除するまでの処理の流れについて説明する。
ステップ(ステップをSと省略して記載する場合がある。)102では、受信部392が、車両20によって検出されたリスクエリアの位置情報を、車両20から受信する。S104では、記憶部380が、S102において受信部392が受信したリスクエリアの位置情報を含むリスクエリア情報を記憶する。
S106では、取得部330が、リスクエリアの位置に対応するエリアの過去の駐停車時間をN個取得する。
S108では、削除時刻決定部340が、S106において取得部330が取得したN個の駐停車時間から、削除時刻Tdを決定する。削除時刻決定部340は、例えば、まず、N個の駐停車時間のそれぞれとの差分の合計が最も小さい時間Tを算出する。そして、削除時刻決定部340は、リスクエリアが検出された検出時刻に、算出した時間Tを加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。削除時刻決定部340は、算出した時間Tに1よりも小さい予め定められた正の値を乗じた時間を、リスクエリアが検出された検出時刻に加えた時刻を、削除時刻Tdとしてもよい。
S110では、削除部360が、削除時刻Tdを経過したか否かを判定する。経過していない場合、S112に進み、経過している場合、S114に進む。S112では、削除部360が、リスクエリア情報に対する非検出情報の数が予め定められた閾値以上であるか否かを判定する。閾値以上であると判定した場合、S114に進み、閾値より少ないと判定した場合、S110に戻る。S114では、削除部360が、リスクエリア情報を削除する。そして、処理を終了する。
S108において、削除時刻決定部340は、N個の駐停車時間のそれぞれとの差分の合計が最も小さい時間Tを算出することに代えて、N個の駐停車時間との差分のそれぞれに、リスクエリアが存在しているときに車両20が当該リスクエリアを検出する確率を乗じた値の合計が、最小となる時間Tを算出してもよい。
S108において、リスクエリアの検出時刻から算出した時間Tに1よりも小さい予め定められた値を乗じた時間を減算した時刻と、検出時刻との間に、他の車両によって対象のリスクエリアが存在しないことが確認されたか否かによって、異なる削除時刻Tdを計算するようにしてもよい。例えば、削除時刻決定部340は、対象のリスクエリアが存在しないことが確認されなかった場合、算出した時間Tに1よりも小さい予め定められた値を乗じた時間を検出時刻に加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定し、対象のリスクエリアが存在しないことが確認された場合、検出時刻からリスクエリアが存在しないことが確認された時刻を減算した時間を算出した時間Tから減算した時間を、検出時刻に加えた時刻を、削除時刻Tdとして決定する。
S106において、取得部330が、そのリスクエリアの位置に対応するエリアの地図情報を取得し、S108において、削除時刻決定部340が、当該地図情報を学習モデル382に入力して、学習モデル382から出力された駐停車時間を用いて、削除時刻Tdを計算するようにしてもよい。
情報処理装置24及び情報処理装置64とサーバ52との間の通信はCellular-V2Xに準拠する通信方式で行われてよい。Cellular-V2Xとしては、LTE-V2X PC5や、5G-V2X PC5等の通信方式が含まれる。他の実施形態において、情報処理装置24及び情報処理装置64とサーバ52との間の通信は、Wi-Fi(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communications)を用いる形態を採用してもよい。情報処理装置24及び情報処理装置64とサーバ52との間の通信は、Cellular-V2XやDSRC(登録商標)等以外に、Bluetooth(登録商標)等の任意の通信方式を採用してもよい。情報処理装置24及び情報処理装置64は、ITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)が備える通信インフラを用いて、サーバ52との間で通信をしてもよい。
車両20及び車両60は、輸送機器の一例であり得る。輸送機器は、乗用車やバス等の自動車、鞍乗型車両、自転車等を含み得る。また、上述した本実施形態では、システム10は、リスクエリア内に端末82が存在する場合に警告を行うためのシステムとして機能するが、端末82以外に、サーバ52が位置情報を管理可能な任意の通信装置が存在する場合に警告を行うためのシステムとして機能し得る。係る通信装置は、自動車に鞍乗型車両、自転車等の任意の車両に備えられてよい。
図13は、本発明の複数の実施形態が全体的又は部分的に具現化され得るコンピュータ2000のハードウェア構成の一例を概略的に示す。コンピュータ2000にインストールされたプログラムは、コンピュータ2000に、実施形態に係る情報処理装置24等の装置又は当該装置の各部として、もしくは、実施形態に係るサーバ52等のサーバ又は当該サーバの各部として機能させる、当該装置、当該装置の各部、当該サーバ又は当該サーバの各部に関連付けられるオペレーションを実行させる、及び/又は、実施形態に係るプロセス又は当該プロセスの段階を実行させることができる。そのようなプログラムは、コンピュータ2000に、本明細書に記載の処理手順及びブロック図のブロックのうちのいくつか又はすべてに関連付けられた特定のオペレーションを実行させるべく、CPU2012によって実行されてよい。
本実施形態によるコンピュータ2000は、CPU2012、及びRAM2014を含み、それらはホストコントローラ2010によって相互に接続されている。コンピュータ2000はまた、ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040を含む。ROM2026、フラッシュメモリ2024、通信インタフェース2022、及び入力/出力チップ2040は、入力/出力コントローラ2020を介してホストコントローラ2010に接続されている。
CPU2012は、ROM2026及びRAM2014内に格納されたプログラムに従い動作し、それにより各ユニットを制御する。
通信インタフェース2022は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。フラッシュメモリ2024は、コンピュータ2000内のCPU2012によって使用されるプログラム及びデータを格納する。ROM2026は、アクティブ化時にコンピュータ2000によって実行されるブートプログラム等、及び/又はコンピュータ2000のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入力/出力チップ2040はまた、キーボード、マウス及びモニタ等の様々な入力/出力ユニットをシリアルポート、パラレルポート、キーボードポート、マウスポート、モニタポート、USBポート、HDMI(登録商標)ポート等の入力/出力ポートを介して、入力/出力コントローラ2020に接続してよい。
プログラムは、CD-ROM、DVD-ROM、又はメモリカードのようなコンピュータ可読記憶媒体又はネットワークを介して提供される。RAM2014、ROM2026、又はフラッシュメモリ2024は、コンピュータ可読記憶媒体の例である。プログラムは、フラッシュメモリ2024、RAM2014、又はROM2026にインストールされ、CPU2012によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2000に読み取られ、プログラムと上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置又は方法が、コンピュータ2000の使用に従い情報のオペレーション又は処理を実現することによって構成されてよい。
例えば、コンピュータ2000及び外部デバイス間で通信が実行される場合、CPU2012は、RAM2014にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インタフェース2022に対し、通信処理を命令してよい。通信インタフェース2022は、CPU2012の制御下、RAM2014及びフラッシュメモリ2024のような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取った送信データをネットワークに送信し、ネットワークから受信された受信データを、記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
また、CPU2012は、フラッシュメモリ2024等のような記録媒体に格納されたファイル又はデータベースの全部又は必要な部分がRAM2014に読み取られるようにし、RAM2014上のデータに対し様々な種類の処理を実行してよい。CPU2012は次に、処理されたデータを記録媒体にライトバックする。
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、及びデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理にかけられてよい。CPU2012は、RAM2014から読み取られたデータに対し、本明細書に記載され、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々な種類のオペレーション、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索/置換等を含む、様々な種類の処理を実行してよく、結果をRAM2014にライトバックする。また、CPU2012は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2012は、第1の属性の属性値が指定されている、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、それにより予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
上で説明したプログラム又はソフトウエアモジュールは、コンピュータ2000上又はコンピュータ2000近傍のコンピュータ可読記憶媒体に格納されてよい。専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスク又はRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読記憶媒体として使用可能である。コンピュータ可読記憶媒体に格納されたプログラムを、ネットワークを介してコンピュータ2000に提供してよい。
コンピュータ2000にインストールされ、コンピュータ2000をサーバ52として機能させるプログラムは、CPU2012等に働きかけて、コンピュータ2000を、サーバ52の各部としてそれぞれ機能させてよい。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ2000に読込まれることにより、ソフトウエアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段であるサーバ52の各部として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ2000の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有のサーバ52が構築される。
コンピュータ2000にインストールされ、コンピュータ2000を情報処理装置24として機能させるプログラムは、CPU2012等に働きかけて、コンピュータ2000を、情報処理装置24の各部としてそれぞれ機能させてよい。これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ2000に読込まれることにより、ソフトウエアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である情報処理装置24の各部として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ2000の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の情報処理装置24が構築される。
様々な実施形態が、ブロック図等を参照して説明された。ブロック図において各ブロックは、(1)オペレーションが実行されるプロセスの段階又は(2)オペレーションを実行する役割を持つ装置の各部を表わしてよい。特定の段階及び各部が、専用回路、コンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプログラマブル回路、及び/又はコンピュータ可読記憶媒体上に格納されるコンピュータ可読命令と共に供給されるプロセッサによって実装されてよい。専用回路は、デジタル及び/又はアナログハードウェア回路を含んでよく、集積回路(IC)及び/又はディスクリート回路を含んでよい。プログラマブル回路は、論理AND、論理OR、論理XOR、論理NAND、論理NOR、及び他の論理オペレーション、フリップフロップ、レジスタ、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックアレイ(PLA)等のようなメモリ要素等を含む、再構成可能なハードウェア回路を含んでよい。
コンピュータ可読記憶媒体は、適切なデバイスによって実行される命令を格納可能な任意の有形なデバイスを含んでよく、その結果、そこに格納される命令を有するコンピュータ可読記憶媒体は、処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく実行され得る命令を含む製品の少なくとも一部を構成する。コンピュータ可読記憶媒体の例としては、電子記憶媒体、磁気記憶媒体、光記憶媒体、電磁記憶媒体、半導体記憶媒体等が含まれてよい。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)、消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリメモリ(EEPROM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、コンパクトディスクリードオンリメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、ブルーレイ(RTM)ディスク、メモリスティック、集積回路カード等が含まれてよい。
コンピュータ可読命令は、アセンブラ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン依存命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、又はSmalltalk(登録商標)、JAVA(登録商標)、C++等のようなオブジェクト指向プログラミング言語、及び「C」プログラミング言語又は同様のプログラミング言語のような従来の手続型プログラミング言語を含む、1又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコード又はオブジェクトコードのいずれかを含んでよい。
コンピュータ可読命令は、汎用コンピュータ、特殊目的のコンピュータ、若しくは他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はプログラマブル回路に対し、ローカルに又はローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネット等のようなワイドエリアネットワーク(WAN)を介して提供され、説明された処理手順又はブロック図で指定されたオペレーションを実行するための手段をもたらすべく、コンピュータ可読命令を実行してよい。プロセッサの例としては、コンピュータプロセッサ、処理ユニット、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ等を含む。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の序順で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。