以下に、実施の形態にかかる家電機器制御システム、操作端末およびサーバを図面に基づいて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる空気調和システム1の構成を示す図である。本実施の形態1にかかる空気調和システム1は、空気調和機器10と、操作端末20と、サーバ30と、を備えて構成されている。空気調和機器10と操作端末20とサーバ30とは、グローバルな情報通信網であるインターネット40に接続し、互いに情報の送受信が可能とされている。空気調和システム1は、空気調和機器10の運転の制御を操作端末20によって遠隔操作可能である。すなわち、空気調和システム1は、制御対象機器となる家電機器である空気調和機器10と、家電機器である空気調和機器10の運転を遠隔操作する操作端末20と、サーバ30と、を備え、家電機器を制御可能な家電機器制御システムといえる。
空気調和機器10は、空気調和対象空間である室内の空気調和を行う空気調和機器であり、インターネット40に接続して操作端末20との間で情報の送受信が可能とされている。これにより、空気調和機器10は、空気調和機器10の運転を制御するための制御指示情報などの各種の情報を、インターネット40を介して操作端末20から取得することができる。すなわち、操作端末20は、空気調和機器10の運転を制御するための制御指示情報などの各種の情報を、インターネット40を介して空気調和機器10に送信することができる。
また、空気調和機器10は、インターネット40に接続してサーバ30との間で情報の送受信が可能とされている。これにより、空気調和機器10は、空気調和機器10の運転状態の情報および後述する機種情報などの各種の情報を、インターネット40を介してサーバ30に送信することができる。
図2は、実施の形態1にかかる空気調和システム1における空気調和機器10の構成を示すブロック図である。空気調和機器10は、基本的に一般的な空気調和機器の機能を有し、空気調和機器10の空気調和対象空間である室内の空気調和を行う。空気調和機器10は、空気調和部11と、空気調和記憶部12と、空気調和通信部13と、空気調和制御部14と、を備える。上記の空気調和機器10の各構成部間においては、互いに情報の授受が可能である。
空気調和部11は、一般的な空気調和機器における空気調和機能および構成を有する。空気調和部11は、冷媒が流れる冷媒回路、冷媒回路において冷媒圧縮を行うコンプレッサ、室内の空気と冷媒回路中を流れる冷媒との熱交換を行う熱交換器、熱交換器で熱交換された調和空気を室内に送り出す送風ファン、調和空気を送り出す方向を調整する風向調整部、室外の空気と冷媒回路中を流れる冷媒との熱交換を行うための室外熱交換器、などを備えている。
また、空気調和部11は、不図示の室内温度センサと、不図示の室外温度センサと、を備えている。室内温度センサは、予め決められた周期で、空気調和対象空間である室内の温度である室内温度を測定する。室内温度センサは、測定した室内温度の情報を空気調和制御部14に送信する。室外温度センサは、室外に設置され、予め決められた周期で、室外の空気である外気の温度である外気温度を測定する。室外温度センサは、測定した外気温度の情報を空気調和制御部14に送信する。
空気調和記憶部12は、空気調和機器10の内部の各種情報を記憶する記憶部である。空気調和記憶部12は、操作端末20から送信された、空気調和機器10の運転を制御するための制御指示情報を含む、空気調和機器10の運転に用いられる各種の情報を記憶する。すなわち、空気調和記憶部12は、ユーザが操作端末20の後述する操作アイコンを操作することによって操作端末20から空気調和機器10に送信された制御指示情報などの各種の情報を記憶する。また、空気調和記憶部12は、空気調和機器10の運転を制御するために用いられる制御プログラムを記憶する。
空気調和通信部13は、インターネット40に接続し、操作端末20との間で通信を行う。また、空気調和通信部13は、インターネット40に接続し、サーバ30との間で通信を行う。
空気調和制御部14は、空気調和機器10の全体の処理を制御する。空気調和制御部14は、空気調和部11の動作を制御して空気調和機器10の運転を制御する。そして、空気調和制御部14は、操作端末20から送信される制御指示情報に従って、空気調和機器10の運転を制御する。また、空気調和制御部14は、ユーザが操作端末20の後述する操作アイコンを操作することによって操作端末20から空気調和機器10に送信された制御指示情報などの各種の情報を空気調和記憶部12に記憶させる。また、空気調和制御部14は、空気調和機器10の機器情報を要求する機器情報要求情報を操作端末20から受信した場合に、空気調和機器10の機器情報を操作端末20に送信する。
機器情報は、空気調和機器10が有する機能の名称情報および空気調和機器10の機能状態情報を含む情報である。
機能の名称情報は、空気調和機器10が有する、空気調和機器10の運転を制御する機能の名称を示す情報である。
機能状態情報は、空気調和機器10の運転を制御する各機能の現在の状態の情報である。
空気調和機器10は、室内に配置される室内機と屋外に配置される室外機とを有するセパレート型の空気調和機器であってもよく、一体型の空気調和機器であってもよい。
操作端末20は、空気調和機器10およびサーバ30と通信可能な通信装置である。操作端末20は、空気調和機器10の運転を制御するための制御指示情報を含む各種の情報を、インターネット40を介して空気調和機器10に送信することができる。また、操作端末20は、インターネット40に接続して、サーバ30を介して空気調和機器10の運転状態の情報および機種情報などの情報を空気調和機器10から受信することができる。なお、操作端末20は、インターネット40に接続して、空気調和機器10の運転状態の情報および機種情報などの情報を空気調和機器10から直接受信してもよい。
また、操作端末20は、インターネット40に接続してサーバ30との間で情報の送受信が可能とされている。これにより、操作端末20は、後述する推論部352の推論結果などの各種の情報を、インターネット40を介してサーバ30から取得することができる。
図3は、実施の形態1にかかる空気調和システム1における操作端末20の構成を示すブロック図である。操作端末20は、ユーザによる操作端末20の操作に基づいて、空気調和機器10の運転を制御するための制御指示情報などの各種の情報を空気調和機器10に送信し、空気調和機器10の運転を遠隔操作する。すなわち、操作端末20は、ユーザから操作端末20に入力される、空気調和機器10の運転を制御するための制御指示情報などの各種の情報を空気調和機器10に送信して、空気調和機器10の運転を制御する。操作端末20には、たとえばスマートフォンに代表される、ユーザが運搬可能な携帯操作端末を用いることができる。
操作端末20は、端末入力部21と、端末表示部22と、端末通信部23と、端末記憶部24と、端末制御部25と、を備える。上記の操作端末20の各構成部間においては、互いに情報の授受が可能である。
端末入力部21は、ユーザ操作、すなわちユーザからの設定操作を受け付ける操作受付部である。ユーザからの設定操作には、操作端末20を制御する操作および空気調和機器10の運転を制御するための設定操作が含まれる。端末入力部21は、ユーザ操作の入力を受け付けて、ユーザ操作に対応する情報を端末制御部25に送信する。端末入力部21は、キーボード、マウス、タッチパネル機能を備えたタッチパネルディスプレイなどの入力機器により構成され、操作端末20に対する操作がユーザによって行われる。本実施の形態1においては、端末入力部21は、タッチパネルディスプレイによって構成される。
端末表示部22は、操作端末20の内部の各種情報を表示する表示部である。端末表示部22は、空気調和機器10の運転を制御するための設定操作が行われる操作画面を表示し、また、空気調和機器10の運転を制御するための情報を表示する。すなわち、端末表示部22は、空気調和機器10の運転を制御するための設定操作を選択する操作画面を表示する。なお、操作画面は、空気調和機器10の運転を制御するための制御画面と換言できる。空気調和機器10の運転を制御するための情報は、例えば空気調和機器10の運転状態の情報である。
本実施の形態1においては、端末表示部22は、タッチパネルディスプレイによって構成される。端末表示部22のタッチパネルディスプレイは、指で画面を触れるタッチ操作、指で画面を1回たたくタップ操作、指で画面を2回たたくダブルタップ操作、指でアイコンなどの場所を目的のところまで移動させるドラッグ操作など、タッチパネルディスプレイにおける一般的な操作が可能である。
また、タッチパネルディスプレイにより構成される端末表示部22は、操作アイコンを、操作可能に表示する。操作アイコンは、操作端末20により空気調和機器10の運転を制御可能な機能に対応するアイコンである。したがって、操作アイコンは、操作端末20が制御対象機器に対して制御を行うことが可能な機能を特定するアイコンと換言できる。また、操作アイコンは、空気調和機器10が有する複数の機能について、機能の実行を指示する制御指示情報に関連付けられて機能に個別に対応している。また、操作アイコンは、操作端末20が家電機器に対して制御を行うことが可能な機能を特定するアイコンと換言できる。
端末通信部23は、インターネット40に接続し、空気調和機器10との間で通信を行う。また、端末通信部23は、インターネット40に接続し、サーバ30との間で通信を行う。端末通信部23は、空気調和機器10およびサーバ30から送信された各種情報を端末制御部25に送信する。端末通信部23は、端末制御部25から送信された空気調和機器10の制御指示情報を、空気調和機器10に送信する。
端末記憶部24は、操作端末20における各種情報を記憶する記憶部である。端末記憶部24は、空気調和機器10およびサーバ30から送信された各種情報を記憶する。端末記憶部24は、後述する機器情報およびアイコン表示位置テーブル50を記憶する。以下、機器情報およびアイコン表示位置テーブル50をテーブル50と呼ぶ場合がある。
操作端末20は、空気調和機器10の運転を制御するための機器制御機能を実行するためのアプリケーションソフトウェアである、操作端末20用の空気調和制御アプリケーションソフトウェアを有している。機器制御機能は、具体的に、操作端末20において、空気調和機器10の運転条件を設定して空気調和機器10に送信するために利用される機能である。空気調和制御アプリケーションソフトウェアは、端末記憶部24に記憶されている。なお、操作端末20用の空気調和制御アプリケーションソフトウェアは、家電機器の運転条件を設定して家電機器に送信するために利用される機能である機器制御機能を実行するための家電機器制御アプリケーションソフトウェアと換言できる。以下では、空気調和制御アプリケーションソフトウェアを単にアプリケーションと呼ぶ場合がある。
端末制御部25は、操作端末20の全体の処理を制御する制御部である。端末制御部25は、端末通信部23から送信された各種情報を、端末記憶部24に記憶させる。また、端末制御部25は、端末通信部23から送信された各種情報を、端末表示部22に表示させる。
端末制御部25は、端末記憶部24に記憶されているアプリケーションを実行することにより、空気調和機器10の運転を制御するための情報を端末表示部22であるタッチパネルディスプレイに表示させ、ユーザに操作可能とさせる。具体的に、端末制御部25は、端末記憶部24に記憶されているアプリケーションを実行することにより、空気調和機器10の運転を制御するための機能を示す操作アイコンが表示された操作画面を端末表示部22であるタッチパネルディスプレイに表示させ、ユーザに操作可能とさせる。
端末制御部25は、端末通信部23を介して空気調和機器10のメーカーなどのホームページに接続し、空気調和機器10の運転を制御するためのアプリケーションをダウンロードする制御を行う。端末制御部25は、ダウンロードしたアプリケーションを端末記憶部24に記憶させる。
端末制御部25は、タッチパネルディスプレイにおいて空気調和機器10の運転を制御するための操作である通常操作が行われると、端末入力部21から送信されるユーザ操作に対応する情報に基づいて操作内容を認識する。そして、端末制御部25は、操作内容に対応した制御指示情報を生成し、端末通信部23を介して制御指示情報を空気調和機器10に送信する。空気調和機器10は、端末制御部25から送信された当該制御指示情報を受信し、空気調和制御部14が当該制御指示情報に基づいて空気調和機器10の運転を制御する。
また、端末制御部25は、アイコン制御部251を有する。アイコン制御部251は、端末表示部22における操作アイコンの表示を制御する制御部である。アイコン制御部251は、アイコン配置制御部252と、アイコン表示エリア制御部253と、を有する。アイコン配置制御部252は、端末表示部22における操作アイコンの配置、すなわち端末表示部22における操作アイコンの表示位置を制御して、操作アイコンの表示を制御する制御部である。
また、端末制御部25は、後述するように操作アイコンの表示の自動並び替え機能が実施される場合に、サーバ30における推論結果に基づいた順番で複数の操作アイコンを端末表示部22のアイコン表示エリア221に表示する制御を行う。すなわち、アイコン配置制御部252は、端末表示部22における操作アイコンの配置、すなわち端末表示部22における操作アイコンの表示位置の情報をサーバ30から取得して、当該情報に基づいた順番で複数の操作アイコンを端末表示部22のアイコン表示エリア221に表示する制御を行う。
アイコン表示エリア制御部253は、端末表示部22における操作アイコンの表示エリアを制御する制御部である。
図4は、実施の形態1にかかる空気調和システム1におけるサーバ30の構成を示すブロック図である。サーバ30は、インターネット40を介して通信可能に接続された空気調和機器10から、空気調和機器10の運転状態の情報および機種情報が送信される。すなわち、サーバ30は、空気調和機器10の運転状態の情報を、インターネット40を介して空気調和機器10から取得することができる。これにより、サーバ30は、空気調和機器10の運転状態の情報を空気調和機器10と共有している。そして、サーバ30は、空気調和機器10から取得した空気調和機器10の運転状態の情報を、インターネット40を介して操作端末20に送信することができる。サーバ30には、クラウドサーバまたは物理サーバを用いることができる。
サーバ30は、空気調和機器10の所在地の環境に関する情報と空気調和機器10の使用状況に関する情報とからなる空気調和機器10の設置情報に基づいて、空気調和機器10が有する複数の機能についての機能毎の操作頻度を推論し、推論した機能毎の操作頻度に基づいて、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置を決定することができる。
サーバ30は、サーバ通信部31と、サーバ記憶部32と、サーバ制御部33と、学習装置34と、推論装置35と、学習済モデル記憶部36と、を備える。上記のサーバ30の各構成部間においては、互いに情報の授受が可能である。
サーバ通信部31は、インターネット40に接続し、空気調和機器10との間で通信を行う。また、サーバ通信部31は、インターネット40に接続し、操作端末20との間で通信を行う。
サーバ記憶部32は、空気調和機器10および操作端末20から取得した各種の情報を記憶する。サーバ記憶部32が記憶する情報には、空気調和機器10から取得された、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の情報、空気調和機器10の機種情報、空気調和機器10の設置情報、空気調和機器10の運転状態の情報などの情報が含まれる。また、サーバ記憶部32が記憶する情報には、操作端末20から取得された端末表示部22における操作アイコンの表示位置の情報、およびサーバ制御部33において推論および決定された操作アイコンの表示位置の情報が含まれる。したがって、サーバ記憶部32が記憶する情報には、後述する学習用データが含まれる。各情報の詳細については、後述する。
また、サーバ記憶部32は、サーバ30の制御に用いられる制御プログラムを記憶する。サーバ記憶部32に記憶された各種の情報のうち、学習装置34における処理に必要な情報は、学習装置34に送信される。
サーバ制御部33は、サーバ30の全体の処理を制御する。また、サーバ制御部33は、空気調和機器10から空気調和機器10の機能毎の操作頻度の情報、空気調和機器10の機種情報、空気調和機器10の設置情報、空気調和機器10の運転状態の情報などの各種の情報を取得して、サーバ記憶部32に記憶させる制御を行う。また、サーバ制御部33は、空気調和機器10の運転状態の情報、および後述する方法で推論される空気調和機器10を制御する操作端末20の操作アイコンの表示位置の情報などの情報を、インターネット40を介して操作端末20に送信する制御を行う。
学習装置34は、学習用データに基づいて、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の傾向を学習する。学習装置34は、当該学習装置34に入力される、複数のユーザについての学習用データに基づいて、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の傾向を学習する。これにより、学習装置34は、複数のユーザについての学習用データを加味して空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の傾向を学習することができる。
図5は、実施の形態1にかかる学習装置34の構成を示す図である。学習装置34は、データ取得部341と、モデル生成部342と、を備える。データ取得部341は、空気調和システム1における第1データ取得部である。また、学習装置34の外部には、学習済モデル記憶部36が設けられている。なお、図4および図5においては学習済モデル記憶部36が学習装置34の外部に設けられているが、学習済モデル記憶部36は、学習装置34の内部にあってもよく、サーバ記憶部32に設けられてもよい。
データ取得部341は、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の情報と、空気調和機器10の機種情報と、空気調和機器10の設置情報と、を学習用データとして取得する。ここで、学習用データは、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の情報と、空気調和機器10の機種情報と、空気調和機器10の設置情報と、を互いに関連付けたデータである。データ取得部341は、学習用データをサーバ記憶部32から取得する。
空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の情報は、予め決められた期間における空気調和機器10の各機能が操作端末20において操作された頻度を示す情報である。すなわち、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の情報は、予め決められた期間における空気調和機器10の各機能が操作された回数を示す操作回数の情報、あるいは予め決められた期間における空気調和機器10の各機能が使用された回数を示す使用回数の情報と換言できる。また、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の情報は、予め決められた期間における空気調和機器10の各機能が使用された頻度を示す使用頻度の情報と換言できる。以下では、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度を、機能の操作頻度と呼ぶ場合がある。
空気調和機器10の機種情報は、空気調和機器10の機種を示す情報である。空気調和機器10の機種情報は、家電機器の機種を示す情報といえる。
空気調和機器10の設置情報は、空気調和機器10の所在地の環境に関する情報と空気調和機器10の使用状況に関する情報とからなる情報である。空気調和機器10の所在地の環境に関する情報は、家電機器の所在地の環境に関する情報といえる。空気調和機器10の使用状況に関する情報は、家電機器の使用状況に関する情報といえる。空気調和機器10の設置情報は、家電機器の設置情報といえる。
空気調和機器10の所在地の環境に関する情報には、例えば天気の情報があり、予め決められた期間における空気調和機器10の所在地の平均降水量と、予め決められた期間における空気調和機器10の所在地の平均微小粒子状物質濃度と、が含まれる。微小粒子状物質は、PM(Particulate Matter)2.5とも呼ばれる。
予め決められた期間における空気調和機器10の所在地の平均降水量の情報と予め決められた期間における空気調和機器10の所在地の平均PM2.5濃度の情報との取得方法は、特に限定されない。例えば、空気調和機器10において、空気調和機器10の所在地の平均降水量の情報と空気調和機器10の所在地の平均PM2.5濃度の情報とは、例えば天気情報のサイトからインターネット40および空気調和通信部13を介して取得され、空気調和制御部14に入力される。空気調和制御部14は、取得した空気調和機器10の所在地の平均降水量の情報と空気調和機器10の所在地の平均PM2.5濃度の情報とを、空気調和記憶部12に記憶させる。また、空気調和制御部14は、空気調和記憶部12に記憶された空気調和機器10の所在地の平均降水量の情報と空気調和機器10の所在地の平均PM2.5濃度の情報とを、空気調和通信部13を介してサーバ30のサーバ制御部33に送信する。
空気調和機器10の使用状況に関する情報には、予め決められた期間における空気調和機器10の積算電力量と、予め決められた期間における空気調和機器10の積算稼働時間と、空気調和機器10から取得される予め決められた期間における室内温度をある期間で平均化した室内温度の平均値と、空気調和機器10から取得される予め決められた期間における室外温度をある期間で平均化した室外温度の平均値と、が含まれる。
予め決められた期間における空気調和機器10の積算電力量の情報の取得方法は、特に限定されない。例えば、空気調和機器10において、空気調和機器10の積算電力量の情報は、空気調和制御部14が有する機能によって取得される。空気調和制御部14は、例えば空気調和機器10の使用電力量をカウントして積算して空気調和機器10の積算電力量の情報を取得する電力量積算機能を有する。空気調和制御部14は、取得した空気調和機器10の積算電力量の情報を空気調和記憶部12に記憶させる。また、空気調和制御部14は、空気調和記憶部12に記憶された空気調和機器10の積算電力量の情報を、空気調和通信部13を介してサーバ30のサーバ制御部33に送信する。
予め決められた期間における空気調和機器10の積算稼働時間の情報の取得方法は、特に限定されない。例えば、空気調和機器10において、空気調和機器10の積算稼働時間の情報は、空気調和制御部14が有する機能によって取得される。空気調和制御部14は、例えば空気調和機器10の稼働時間をカウントして積算して空気調和機器10の積算稼働時間の情報を取得する稼働時間積算機能を有する。空気調和制御部14は、取得した空気調和機器10の積算稼働時間の情報を空気調和記憶部12に記憶させる。また、空気調和制御部14は、空気調和記憶部12に記憶された空気調和機器10の積算稼働時間の情報を、空気調和通信部13を介してサーバ30のサーバ制御部33に送信する。
空気調和機器10において、室内温度は、空気調和部11が備える室内温度センサにより予め決められた周期で測定されて空気調和制御部14に送信される。空気調和制御部14は、取得した室内温度の情報を空気調和記憶部12に記憶させる。また、空気調和制御部14は、空気調和記憶部12に記憶された室内温度の情報を、空気調和通信部13を介してサーバ30のサーバ制御部33に送信する。
空気調和機器10において、室外温度は、空気調和部11が備える室外温度センサにより予め決められた周期で測定されて空気調和制御部14に送信される。空気調和制御部14は、取得した室外温度の情報を空気調和記憶部12に記憶させる。また、空気調和制御部14は、空気調和記憶部12に記憶された室外温度の情報を、空気調和通信部13を介してサーバ30のサーバ制御部33に送信する。
なお、予め決められた期間は、現在から過去にさかのぼったある特定の期間でもよく、操作端末20によって空気調和機器10の制御を最初に開始したときから現在までの期間でもよく、空気調和機器10の空気調和記憶部12に記憶されている。予め決められた期間は、操作端末20からユーザによって任意の期間に設定可能である。
端末表示部22における操作アイコンの表示位置の情報は、端末表示部22における操作アイコンの配置の情報である。操作端末20の端末制御部25は、端末表示部22に複数の操作アイコンを表示させた場合に、操作アイコンの表示位置の情報を操作端末20の端末記憶部24に記憶させる。また、操作端末20の端末制御部25は、端末記憶部24に記憶された操作アイコンの表示位置の情報を、端末通信部23を介してサーバ30のサーバ制御部33に送信する。端末制御部25は、操作アイコンの表示位置の情報を、端末表示部22に複数の操作アイコンを表示させた時刻の情報または操作アイコンの表示位置の情報の送信時の時刻の情報と関連付けて、端末通信部23を介してサーバ30のサーバ制御部33に送信する。
図6は、実施の形態1にかかる学習装置34が、空気調和機器10が有する機能1について空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する場合に用いる、学習用データの一例を示す図である。図7は、実施の形態1にかかる学習装置34が、空気調和機器10が有する機能2について空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する場合に用いる、学習用データの一例を示す図である。図8は、実施の形態1にかかる学習装置34が、空気調和機器10が有する機能xについて空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する場合に用いる、学習用データの一例を示す図である。
図6から図8において、「操作回数」は、予め決められた期間における空気調和機器10の機能の操作頻度の情報である、空気調和機器10が有する機能に対する合計操作回数を示している。「操作回数」は、操作端末20の操作画面において、操作端末20により制御対象機器を制御可能な機能を選択する操作がユーザによって行われた回数である操作回数が管理される。すなわち、操作回数は、操作画面において、ある機能について、予め決められた期間において操作アイコンが操作された回数である。また、操作回数は、操作アイコンが操作されることによって操作アイコンに対応付けられた制御指示情報が操作端末20から空気調和機器10に送信された回数と換言できる。
図6および図7において、「降水量」は、予め決められた期間における空気調和機器10の所在地の平均降水量を示している。図6および図7において、「PM2.5濃度」は、予め決められた期間における空気調和機器10の所在地の平均PM2.5濃度を示している。図6および図8において、「積算電力量」は、予め決められた期間における空気調和機器10の積算電力量を示している。図6および図8において、「稼働時間」は、予め決められた期間における空気調和機器10の積算稼働時間を示している。図6から図8において、「室内温度」は、予め決められた期間における室内温度の平均値を示している。図6から図8において、「室外温度」は、予め決められた期間における室外温度の平均値を示している。図6から図8において、「機種」は、空気調和機器10の機種を示している。
上記の学習用データにおける予め決められた期間は、現在から過去にさかのぼったある特定の期間でもよく、操作端末20によって空気調和機器10の制御を最初に開始したときから現在までの期間でもよく、空気調和機器10の空気調和記憶部12に記憶されている。予め決められた期間は、操作端末20においてユーザによって任意の期間に設定可能である。
学習装置34が、空気調和機器10が有する機能について空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する場合、学習装置34においては、データ取得部341が取得した学習用データの前処理が行われる。学習用データの前処理では、学習用データは、空気調和機器10の機種情報に基づいて、同一の機種ごとに分類される。モデル生成部342は、データ取得部341から取得した学習用データを、空気調和機器10の機種情報に基づいて、同一の機種ごとに分類する。これにより、空気調和機器10の機能の仕様に合った情報を用いた学習が可能である。
また、学習装置34は、空気調和機器10の複数の機能についての機能毎の操作頻度の傾向を学習する。このため、学習用データの前処理では、データ取得部341から取得した学習用データが、学習の対象とする機能の特性と関係性のある学習用データのみが学習に活用されるように、データ取得部341から取得した学習用データが、学習の対象とする機能の特性に基づいて、学習の対象とする機能ごとに選定される。すなわち、モデル生成部342は、学習の対象とする空気調和機器10の機能と関係性のある学習用データのみを学習に活用できるように、学習用データとして取得された複数種類の情報の中から機能の特性に基づいて、学習の対象とする機能ごとに情報を選定する。モデル生成部342は、学習の対象とする機能の特性と、当該学習の対象とする機能の特性と関係性のある学習用データの項目と、の対応関係を示す関係情報を予め記憶している。モデル生成部342は、当該関係情報に基づいて、学習用データとして取得された複数種類の情報の中から機能の特性に基づいて、学習の対象とする機能ごとに情報を選定する。
上述したように、データ取得部341から取得した学習用データを空気調和機器10の機種情報に基づいて同一の機種ごとに分類する処理、および学習の対象とする機能の特性と関係性のある学習用データを、データ取得部341から取得した複数種類の学習用データの中から機能の特性に基づいて学習の対象とする機能ごとに選定する処理を、学習用データの整形と呼ぶ。また、整形された学習用データを整形後学習用データと呼ぶ。学習用データの整形は、モデル生成部342において行われる。
例えば、空気調和機器10が有する機能であって室内の換気を促す機能について学習装置34が空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する場合であれば、室内の換気に関係性がある情報である、「降水量」、「PM2.5濃度」、「室内温度」および「室外温度」の情報が、学習用データとして選定されて使用される。また、空気調和機器10が有する機能であって空気調和機器10の電気代を監視する機能について学習装置34が空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する場合であれば、空気調和機器10の電気代に関係性がある情報である、「積算電力量」および「稼働時間」の情報が、学習用データとして選定されて使用される。
例えば、空気調和機器10が有する機能2について学習装置34が空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する場合には、「積算電力量」および「稼働時間」の情報は学習用データとして選定されず、図7においては「積算電力量」および「稼働時間」の情報が示されていない。機能2は、例えば室内の換気を促す機能である。
また、空気調和機器10が有する機能xについて学習装置34が空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する場合には、「降水量」および「PM2.5濃度」の情報は学習用データとして選定されず、図8においては「降水量」および「PM2.5濃度」の情報が示されていない。機能xは、例えば空気調和機器10の電気代を監視する機能である。
モデル生成部342は、データ取得部341から出力される、空気調和機器10の機能の特性に基づいて作成される学習用データに基づいて、空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する。すなわち、モデル生成部342は、整形後学習用データに基づいて、空気調和機器10の機能の操作頻度を学習する。モデル生成部342は、空気調和システム1の空気調和機器10の機能毎の操作頻度の傾向から、ユーザにとって適切な操作アイコンの表示位置を推論するために、すなわちユーザにとって便利な複数の機能の操作アイコンの表示位置を推論するために、空気調和機器10の機能の操作頻度の傾向を学習する。なお、機能の操作頻度と空気調和機器10の機種情報と機能の制限の対応関係に基づいて端末表示部22におけるアイコン表示位置が決定される。
モデル生成部342は、整形後学習用データに基づいて、ユーザにとって適切な操作アイコンの表示位置を推論するために、操作端末20における空気調和機器10の機能の操作頻度を推論するための学習済モデル361を生成する。すなわち、モデル生成部342は、空気調和システム1の空気調和機器10の機能毎の操作頻度の傾向から、ユーザにとって好ましい操作アイコンの表示位置を推論するための学習済モデル361を生成する。
モデル生成部342が用いる学習アルゴリズムは、教師あり学習、教師なし学習、強化学習等の公知のアルゴリズムを用いることができる。一例として、重回帰分析を適用した場合について説明する。モデル生成部342は、例えば、説明変数として空気調和機器10の設置情報を用いて、目的変数である空気調和機器10の機能毎の操作頻度を表す回帰式を、学習済みモデルとして算出する。ここで、教師あり学習とは、入力と結果のデータを学習装置に与えることで、それらの学習用データにある特徴を学習し、入力から結果を推論する手法をいう。
つぎに、図9を用いて、学習装置34が学習する処理の処理手順について説明する。図9は、実施の形態1にかかる学習装置34による学習処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS110において、データ取得部341は、学習用データを取得する。すなわち、データ取得部341は、空気調和機器10の機能毎の操作頻度の情報と、空気調和機器10の機種情報と、空気調和機器10の設置情報とを、学習用データとして取得する。データ取得部341は、学習用データをサーバ記憶部32から取得する。サーバ制御部33は、上記の情報を空気調和機器10および操作端末20から取得して、サーバ記憶部32に記憶させている。データ取得部341は、取得した学習用データをモデル生成部342に送信する。モデル生成部342は、データ取得部341から送信された学習用データを受信する。
なお、データ取得部341は、空気調和機器10の機能毎の操作頻度の情報と、空気調和機器10の機種情報と、空気調和機器10の設置情報とを、同じタイミングで取得してもよいし、別々のタイミングで取得してもよい。すなわち、データ取得部341は、空気調和機器10の機能毎の操作頻度の情報と、空気調和機器10の機種情報と、空気調和機器10の設置情報とを、学習用データとして適切に関連付けられれば、上記の各情報を何れのタイミングで取得してもよい。
ステップS120において、学習用データの前処理である学習用データの整形が、行われる。学習用データの前処理では、データ取得部341から取得した学習用データが、空気調和機器10の機種情報に基づいて、同一の機種ごとに分類される。すなわち、モデル生成部342が、データ取得部341から取得した学習用データを、空気調和機器10の機種情報に基づいて、同一の機種ごとに分類する。
また、学習用データの前処理では、データ取得部341から取得した学習用データが、学習の対象とする機能ごとに選定される。すなわち、モデル生成部342が、データ取得部341から取得した学習用データを、学習の対象とする機能ごとに選定する。
図10は、実施の形態1にかかるモデル生成部342における学習用データの一例を示す図である。図10では、データ取得部341から取得した学習用データが空気調和機器10の機能である「機能2」の情報に基づいて整形された学習用データである整形後学習用データを示している。図11は、図10に示す学習用データが整形された学習用データである整形後学習用データの一例を示す図である。図11では、空気調和機器10の機種である「機種a」と空気調和機器10の機能である「機能2」との情報に基づいて図10に示す学習用データが整形された学習用データである整形後学習用データを示している。図12は、図10に示す学習用データが整形された学習用データである整形後学習用データの一例を示す図である。図12では、空気調和機器10の機種である「機種b」と空気調和機器10の機能である「機能2」との情報に基づいて図10に示す学習用データが整形された学習用データである整形後学習用データを示している。
ステップS130において、モデル生成部342は、整形後学習用データに従って、学習処理を実行する。モデル生成部342は、例えば、整形後学習用データに従って、いわゆる教師あり学習により、空気調和機器10の機能毎に操作頻度の傾向を学習し、学習済モデル361を生成する。
ステップS140において、学習済モデル記憶部36が、学習済モデル361を記憶する。すなわち、モデル生成部342は、生成した学習済モデル361を学習済モデル記憶部36に記憶させる。
図13は、実施の形態1にかかる推論装置35の構成を示す図である。推論装置35は、データ取得部351と、推論部352とを備えている。データ取得部351は、空気調和システム1における第2データ取得部である。推論部352は、学習済モデル記憶部36に接続されている。推論部352は、学習装置34によって得られた学習済モデル361を用いて、空気調和機器10の機能毎の操作頻度を出力する。
データ取得部351は、空気調和機器10の機種情報と、空気調和機器10の設置情報とを、推論用データとして取得する。推論用データは、対象ユーザに関連するユーザデータといえる。対象ユーザは、操作端末20の端末表示部22における適切な操作アイコンの表示位置を定める対象となるユーザである。推論用データは、サーバ30の外部からデータ取得部351に入力される。
推論部352は、学習済モデル361を用いて、操作端末20における操作アイコンについて、空気調和機器10の機能毎の操作頻度を出力する。すなわち、推論部352は、データ取得部351で取得した推論用データを学習済モデル361に入力することで、対象ユーザの操作端末20における操作アイコンについて、空気調和機器10の機能毎の操作頻度を推論して出力することができる。
つぎに、図14を用いて、推論装置35が空気調和機器10の機能毎の操作頻度を推論する処理について説明する。図14は、実施の形態1にかかる推論装置35による推論処理の処理手順を示すフローチャートである。
ステップS210において、データ取得部351は、推論用データを取得する。すなわち、データ取得部351は、空気調和機器10の機種情報と、空気調和機器10の設置情報と、を推論用データとして取得する。
ステップS220において、推論部352は、学習済モデル記憶部36に記憶された学習済モデル361に、データ取得部351が取得した推論用データである、空気調和機器10の機種情報と、空気調和機器10の設置情報とを入力し、学習済モデル361により得られた推論結果として、入力した情報に対応する空気調和機器10の機能毎の操作頻度を得る。
ステップS230において、学習済モデル361により得られた推論結果が、サーバ制御部33に出力される。具体的に、推論部352が、学習済モデル361により得られた推論結果をサーバ制御部33に送信する。
学習済モデル361により得られた推論結果は、データ取得部351が取得した推論用データに対応する、空気調和機器10の複数の機能についての、機能毎の操作頻度の情報である。
ステップS240において、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置が、推論される。具体的に、サーバ制御部33が、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置を推論する。すなわち、サーバ制御部33は、推論部352から出力された空気調和機器10の機能毎の操作頻度の情報を用いて、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置を推論する。サーバ制御部33は、複数の機能の操作頻度の情報を比較し、操作頻度が高い機能の操作アイコンほど、表示位置の順位が高い操作アイコンとして判定して、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置を推論する。すなわち、サーバ制御部33は、学習済モデル361により得られた推論結果を用いて、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置を推論して決定する。これにより、サーバ制御部33は、操作端末20の端末表示部22における、ユーザにとって便利な複数の機能の操作アイコンの表示位置を、ユーザにとって便利な適切な順番で決定することができる。
ステップS250において、学習済モデル361により得られた推論結果を用いて推論された推論結果が、操作端末20に出力される。具体的に、サーバ制御部33が、推論部352から出力された空気調和機器10の機能毎の操作頻度の情報を用いて推論された推論結果である、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置の情報である表示位置情報を、操作端末20に送信する。
ステップS260において、操作端末20は、表示位置情報に従った表示位置で、すなわちサーバ制御部33における推論結果である、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置の情報に従った表示位置で、複数の操作アイコンを端末表示部22に表示する。
このように、推論部352は、空気調和機器10の機能毎の操作頻度の傾向を学習した学習済モデル361を用いるので、対象ユーザについての空気調和機器10の機能毎の操作頻度を容易に推論できる。そして、サーバ制御部33は、学習済モデル361により得られた推論部352における推論結果に基づいて、対象ユーザについての便利な複数の機能の操作アイコンをユーザにとって便利な適切な順番で表示する操作アイコンの表示位置を、容易に決定できる。
上記の学習装置34および推論装置35が空気調和システム1に適用されることにより、推論装置35が、ユーザにとって便利な機能を含む複数の空気調和機器10の機能の操作頻度を推論することができ、サーバ制御部33が、ユーザにとって便利な機能を含む複数の空気調和機器10の複数の機能の操作アイコンの表示位置を、ユーザにとって便利な適切な順番で決定してユーザに提示することができる。
なお、本実施の形態1では、空気調和システム1のモデル生成部342で学習した学習済モデル361を用いて空気調和機器10の機能毎の操作頻度を出力するものとして説明したが、他のシステム等の外部から学習済モデル361を取得し、この学習済モデル361に基づいて空気調和機器10の機能毎の操作頻度を出力するようにしてもよい。
また、本実施の形態1では、モデル生成部342が用いる学習アルゴリズムに教師あり学習を適用した場合について説明したが、これに限られるものではない。モデル生成部342が用いる学習アルゴリズムについては、教師あり学習以外にも、強化学習、教師なし学習、または半教師あり学習等を適用することも可能である。
また、モデル生成部342に用いられる学習アルゴリズムとしては、特徴量そのものの抽出を学習する、深層学習(Deep Learning)を用いることもできる。また、モデル生成部342は、他の公知の方法、例えばニューラルネットワーク、遺伝的プログラミング、機能論理プログラミング、サポートベクターマシンなどに従って機械学習を実行してもよい。
また、モデル生成部342は、複数の空気調和システム1から取得される学習用データを用いて、入力された状態における空気調和機器10の機能の操作アイコンの操作頻度を学習するようにしてもよい。なお、モデル生成部342は、同一のエリアで使用される複数の空気調和システム1から学習用データを取得してもよいし、異なるエリアで独立して動作する複数の空気調和システム1から収集される学習用データを利用して、入力された状態における空気調和機器10の機能の操作アイコンの操作頻度を学習してもよい。また、学習用データを収集する空気調和システム1を途中で対象に追加してもよいし、対象から除去することも可能である。さらに、ある空気調和システム1に対して入力された状態における空気調和機器10の機能の操作アイコンの操作頻度を学習した学習装置34を、これとは別の空気調和システム1に適用し、当該別の空気調和システム1に対して入力された状態における空気調和機器10の機能の操作アイコンの操作頻度を再学習して更新するようにしてもよい。
また、学習装置34および推論装置35は、例えば、インターネットなどのネットワークを介してサーバ30に接続された、サーバ30とは別個の装置であってもよい。
つぎに、空気調和システム1の動作について説明する。図15は、実施の形態1にかかる操作端末20の端末表示部22に表示される操作画面のアイコン表示エリア221を示す図である。図16は、図15に示す端末表示部22に表示される操作画面のアイコン表示エリア221を拡大して示す図である。図17は、実施の形態1にかかる操作端末20の端末表示部22に表示される機能実施設定画面61を示す図である。
ユーザが操作端末20を用いて空気調和機器10を遠隔制御する場合には、ユーザが、操作端末20の端末入力部21を操作して、アプリケーションを起動させる。アプリケーションが起動すると、操作端末20の端末制御部25は、図16に示すように、操作アイコンの表示の自動並び替え機能のアイコンである通知アイコン70を端末表示部22に表示する。
操作アイコンの表示の自動並び替え機能は、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示を自動で並び替える機能である。
通知アイコン70は、操作アイコンの表示の自動並び替え機能に対応するとともに、操作アイコンの表示の自動並び替え機能をユーザに通知する通知アイコンである。以下、「操作アイコンの表示の自動並び替え機能」を「自動並び替え機能」と呼ぶ場合がある。
ユーザは、事前に自動並び替え機能の設定の有無を決めることができる。自動並び替え機能は、サーバ制御部33によって定期的に実施の可否の判定が行われ、実施の可否の判定がサーバ通信部31を介して操作端末20に送信される。端末表示部22に表示された通知アイコン70をユーザが端末入力部21を用いて選択することで、後述するアイコン表示エリア221における、機能のアイコンの並び順を並び替えて機能のアイコンの並び順を更新することができる。ユーザは、例えば端末表示部22に表示された通知アイコン70に触れることにより、通知アイコン70を選択することができる。
また、図16に示すように端末表示部22に表示された機能設定アイコン60をユーザが端末入力部21を用いて選択することで、端末表示部22の表示画面が図17に示すような機能実施設定画面61に遷移する。すなわち、端末表示部22の表示画面は、端末表示部22に表示された機能設定アイコン60が選択されることで、機能実施設定画面61に遷移する。
機能設定アイコン60は、機能実施設定画面61に遷移するためのアイコンである。機能実施設定画面61は、ユーザが自動並び替え機能の実施の可否の設定を行うための画面である。機能実施設定画面61には、機能有効設定ボタン62および機能無効設定ボタン63が表示されている。
機能有効設定ボタン62は、自動並び替え機能を有効に設定する設定ボタンである。機能無効設定ボタン63は、自動並び替え機能を無効に設定する設定ボタンである。
ユーザが機能実施設定画面61において機能有効設定ボタン62あるいは機能無効設定ボタン63を選択することにより、自動並び替え機能の可否が決定され、設定される。すなわち、機能実施設定画面61において機能有効設定ボタン62が選択されることで、サーバ30および操作端末20において、自動並び替え機能が有効に設定される。機能実施設定画面61において機能無効設定ボタン63が選択されることで、サーバ30および操作端末20において、自動並び替え機能が無効に設定される。
ユーザが機能実施設定画面61において機能有効設定ボタン62あるいは機能無効設定ボタン63を選択すると、機能有効設定ボタン62あるいは機能無効設定ボタン63に対応する機能設定情報が、端末入力部21から端末制御部25に送信される。端末制御部25は、端末入力部21から送信された機能設定情報を受信すると、端末通信部23を介して当該機能設定情報をサーバ30に送信する。機能有効設定ボタン62に対応する機能設定情報は、自動並び替え機能を有効に設定する機能有効設定情報である。機能無効設定ボタン63に対応する機能設定情報は、自動並び替え機能を無効に設定する機能無効設定情報である。したがって、機能設定情報は、自動並び替え機能の可否を設定する情報である。
サーバ30のサーバ通信部31は、操作端末20から送信された機能設定情報を受信し、当該機能設定情報をサーバ制御部33に送信する。サーバ制御部33は、サーバ通信部31から送信された機能設定情報を受信すると、当該機能設定情報をサーバ記憶部32に記憶させる。また、サーバ制御部33は、機能設定情報が既にサーバ記憶部32に記憶されている場合には、サーバ記憶部32に記憶されている機能設定情報を更新して記憶する。すなわち、サーバ制御部33は、サーバ記憶部32に記憶されている機能設定情報を、取得した最新の情報で上書して記憶する。これにより、サーバ30において自動並び替え機能の可否が設定される。
そして、サーバ制御部33は、サーバ記憶部32に記憶された機能設定情報に基づいて、操作端末20の端末表示部22における通知アイコン70の表示を指示する情報である通知アイコン70の表示指示情報を、操作端末20の端末制御部25に対して送信する。
サーバ制御部33は、サーバ記憶部32に記憶されている機能設定情報が機能有効設定情報である場合に、操作端末20の端末表示部22における通知アイコン70の表示を指示する情報である通知アイコン70の表示指示情報を、操作端末20の端末制御部25に対して送信する。通知アイコン70の表示指示情報は、通知アイコン70の表示の可否の情報である。端末制御部25は、サーバ制御部33から通知アイコン70の表示指示情報を受信した場合には、当該通知アイコン70の表示指示情報を端末記憶部24に記憶させる。端末制御部25は、通知アイコン70の表示の可否の情報が既に端末記憶部24に記憶されている場合には、端末記憶部24に記憶されている通知アイコン70の表示の可否の情報を更新して記憶する。すなわち、端末制御部25は、端末記憶部24に記憶されている通知アイコン70の表示の可否の情報を、取得した最新の情報である表示指示情報で上書して記憶する。端末制御部25は、当該通知アイコン70の表示指示情報が端末記憶部24に記憶されている場合に、操作端末20の端末表示部22に通知アイコン70を表示させる。
サーバ制御部33は、サーバ記憶部32に記憶されている機能設定情報が機能無効設定情報である場合に、操作端末20の端末表示部22における通知アイコン70の表示を行わない旨を指示する情報である通知アイコン70の非表示指示情報を、操作端末20の端末制御部25に対して送信する。通知アイコン70の非表示指示情報は、通知アイコン70の表示の可否の情報である。端末制御部25は、サーバ制御部33から通知アイコン70の非表示指示情報を受信した場合には、当該通知アイコン70の非表示指示情報を端末記憶部24に記憶させる。端末制御部25は、通知アイコン70の表示の可否の情報が既に端末記憶部24に記憶されている場合には、端末記憶部24に記憶されている通知アイコン70の表示の可否の情報を更新して記憶する。すなわち、端末制御部25は、端末記憶部24に記憶されている通知アイコン70の表示の可否の情報を、取得した最新の情報である非表示指示情報で上書して記憶する。端末制御部25は、当該通知アイコン70の非表示指示情報が端末記憶部24に記憶されている場合に、操作端末20の端末表示部22に通知アイコン70を表示させない。
図18は、実施の形態1にかかる空気調和システム1の操作端末20における操作アイコンの表示の自動並び替えの動作の手順を示すフローチャートである。
ステップS310において、操作端末20による運転制御の対象である空気調和機器10の機器情報が、操作端末20において取得される。具体的に、操作端末20において、端末制御部25におけるアイコン制御部251のアイコン配置制御部252が、操作端末20による運転制御の対象である空気調和機器10の機器情報を、空気調和機器10から取得する。
アイコン配置制御部252は、空気調和機器10の機器情報を要求する機器情報要求情報を、インターネット40を介して空気調和機器10の空気調和制御部14に送信する。すなわち、アイコン配置制御部252は、空気調和機器10の機器情報を要求する機器情報要求情報を、操作端末20の端末通信部23に送信する。端末通信部23は、アイコン配置制御部252から送信された機器情報要求情報を受信すると、インターネット40を介して当該機器情報要求情報を空気調和機器10の空気調和通信部13に送信する。
空気調和通信部13は、端末通信部23から送信された機器情報要求情報を受信すると、当該機器情報要求情報を空気調和機器10の空気調和制御部14に送信する。空気調和制御部14は、空気調和通信部13から送信された機器情報要求情報を受信すると、空気調和機器10の機能の名称情報と空気調和機器10の機能状態情報とを含む機器情報を、空気調和通信部13に送信する。空気調和機器10の機器情報は、空気調和機器10の空気調和記憶部12に記憶されている。空気調和制御部14は、機器情報を空気調和記憶部12から取得し、取得した機器情報を空気調和通信部13に送信する。
空気調和通信部13は、空気調和制御部14から送信された機器情報を受信すると、インターネット40を介して当該機器情報を、操作端末20の端末通信部23に送信する。
端末通信部23は、空気調和通信部13から送信された機器情報を受信すると、当該機器情報を操作端末20のアイコン配置制御部252に送信する。アイコン配置制御部252は、端末通信部23から送信された機器情報を受信する。これにより、空気調和機器10の機器情報が、アイコン配置制御部252において取得される。その後、ステップS320に進む。
ステップS320では、空気調和機器10から取得された機器情報と、現在の操作アイコンの表示位置の情報とが、操作端末20に記憶される。具体的に、アイコン配置制御部252が、空気調和機器10から取得された機器情報と、操作端末20の端末表示部22における現在の操作アイコンの表示位置の情報とを、操作端末20の端末記憶部24の機器情報およびアイコン表示位置テーブル50に記憶させる。操作端末20の端末表示部22における現在の操作アイコンの表示位置の情報は、端末記憶部24に記憶されている。
図19は、実施の形態1にかかる操作端末20の端末記憶部24に記憶された機器情報およびアイコン表示位置テーブル50の一例を示す図である。
機器情報およびアイコン表示位置テーブル50は、操作端末20による運転制御の対象である空気調和機器10の機器情報および現在の操作端末20の端末表示部22における操作アイコンの表示位置の情報が記憶されるテーブルである。
機器情報およびアイコン表示位置テーブル50には、管理No欄51と、機能欄52と、機能有無欄53と、機能状態欄54と、アイコン表示位置設定値欄55と、が設けられている。
管理No欄51は、機器情報およびアイコン表示位置テーブル50における管理番号である管理Noが設定される。
機能欄52は、操作端末20により制御対象機器を制御可能な機能の名称が設定されて管理される。具体的に機能欄52には、操作端末20の機器制御機能により制御対象機器の運転を制御可能な機能の名称が設定されて管理される。機能欄52に設定される機能の名称は、必ずしも現在において操作端末20が運転の制御対象としている制御対象機器である空気調和機器10が有している機能に限定されない。したがって、操作端末20の機器制御機能により制御対象機器の運転を制御可能な機能は、現在において操作端末20が運転の制御対象としている空気調和機器10が有していない機能が登録されている場合がある。
すなわち、操作端末20は、1種類の空気調和機器10のみを制御対象機器として運転の制御を行うことができるのではなく、メーカーおよび仕様が異なる複数種類の空気調和機器10を制御対象機器として、個別に運転の制御を行うことができる。操作端末20は、制御対象機器とする空気調和機器10ごとに、空気調和機器10の運転を制御するためのアプリケーションをダウンロードする。そして、操作端末20は、制御対象機器とする空気調和機器10に対応したアプリケーションを実行することにより、制御対象機器とする空気調和機器10ごとに、空気調和機器10の運転を制御することができる。
機能有無欄53は、現在において操作端末20が運転の制御対象としている制御対象機器が備える機能の有無が設定されて管理される。図19においては、空気調和機器10が備える機能の有無が設定されて管理されている。図19において、機能有無欄53の「有」は、操作端末20が有する、制御対象機器を制御可能な機能を、現在において操作端末20が運転の制御対象としている空気調和機器10が有していることを示している。図19において、機能有無欄53の「無」は、操作端末20が有する、制御対象機器を制御可能な機能を、現在において操作端末20が運転の制御対象としている空気調和機器10が有していないことを示している。機能有無欄53は、空気調和機器10から取得された空気調和機器10の機器情報に含まれる設定値に基づいて設定される。
機能状態欄54は、操作端末20により制御対象機器を制御可能な機能の現在の状態の情報である機能状態情報が設定されて管理される。すなわち、機能状態欄54では、操作端末20により制御対象機器を制御可能な機能が動作状態にあるか、または停止状態にあるかの機能状態情報が管理される。機能状態欄54は、空気調和機器10から取得された空気調和機器10の機器情報に含まれる設定値に基づいて設定される。
アイコン表示位置設定値欄55は、現在の端末表示部22における操作アイコンの表示位置を示す設定値であるアイコン表示位置設定値が設定されて管理される。アイコン表示位置設定値は、より具体的には、現在の端末表示部22に表示される操作画面のアイコン表示エリア221における操作アイコンの表示位置を示す設定値である。
したがって、テーブル50は、操作端末20において制御対象機器を制御可能な機能の一覧、操作端末20において現在の制御対象機器である空気調和機器10の有する機能の一覧および、現在のアイコン表示位置設定値を含んでいる、といえる。
端末表示部22に表示された操作アイコンは、ユーザが端末表示部22のタッチパネルディスプレイを操作することにより、端末表示部22の任意の表示位置に移動可能とされている。すなわち、ユーザは、端末表示部22に表示された操作アイコンを任意の表示位置に並べ替えることを指示する操作である操作アイコンの並べ替え操作をタッチパネルディスプレイにおいて行うことにより、端末表示部22に表示された操作アイコンを任意の表示位置に並べ替えることができる。ユーザは、たとえばドラッグ操作によって操作アイコンを端末表示部22の任意の表示位置に並べ替えることができる。ユーザによる操作アイコンの並べ替え操作は、ユーザがアイコン表示エリア221における操作アイコンの表示位置の順番である表示順を変更する、ユーザによるアイコン表示順変更操作と換言できる。
そして、アイコン配置制御部252は、ユーザによる操作アイコンの並べ替え操作、すなわちユーザによるアイコン表示順変更操作に対応して、端末表示部22における操作アイコンの表示位置を決定して端末表示部22における操作アイコンの表示順を変更し、変更した操作アイコンの表示順で端末表示部22における操作アイコンを並べ替える。アイコン配置制御部252は、端末表示部22における操作アイコンを並べ替えた場合、並べ替えられた操作アイコンが表示されている表示位置に対応するアイコン表示位置設定値を、アイコン表示位置設定値欄55に設定し、テーブル50に記憶させる。すでにアイコン表示位置設定値欄55にアイコン表示位置設定値が設定されていた場合には、アイコン表示位置設定値を更新する。これにより、操作端末20に対してユーザにより行われた操作アイコンの並べ替え操作に基づいて、ユーザが並べ替えた操作アイコンの表示位置に対応するアイコン表示位置設定値が、自動でアイコン表示位置設定値欄55に記憶される。したがって、アイコン表示位置設定値欄55には、操作アイコンが表示されている表示位置に対応する最新のアイコン表示位置設定値が記憶されている。
また、端末表示部22に表示された操作アイコンは、アイコン配置制御部252が有する自動並び替え機能によって、端末表示部22における操作アイコンの表示順を変更して並べ替え得ることが可能とされている。ユーザが端末入力部21を用いて通知アイコン70を選択することで、アイコン配置制御部252は、アイコン表示エリア221における操作アイコンの並び順を自動並び替え機能によって並び替えて、操作アイコンの並び順を更新する。後述するように、アイコン配置制御部252は、端末表示部22における操作アイコンを自動並び替え機能によって並べ替えた場合、並べ替えられた操作アイコンが表示されている表示位置に対応するアイコン表示位置設定値を、アイコン表示位置設定値欄55に設定し、テーブル50に記憶させる。
上述したように、図19に示したテーブル50において、機能有無欄53と機能状態欄54とには、制御対象機器から取得された機器情報に含まれる設定値が入力される。また、図19に示したテーブル50において、アイコン表示位置設定値欄55には、ユーザの操作アイコンの並べ替え操作、すなわちアイコン表示順変更操作に伴って、アイコン表示位置設定値が入力される。また、アイコン表示位置設定値欄55には、操作端末20が有する自動並び替え機能の実施に伴って、アイコン表示位置設定値が入力される。
アイコン表示エリア221には、操作アイコンが表示される表示位置の順番が決まっている。図16において機能1の操作アイコン81が表示されている表示位置が、1番目の表示位置である。図16において機能2の操作アイコン82が表示されている表示位置が、2番目の表示位置である。図16において機能3の操作アイコン83が表示されている表示位置が、3番目の表示位置である。図16において機能4の操作アイコン84が表示されている表示位置が、4番目の表示位置である。図16において機能5の操作アイコン85が表示されている表示位置が、5番目の表示位置である。
図16に示す機能2の操作アイコン82においては、空気調和機器10を制御する機能が制限されていることを、斜線によって示している。空気調和機器10を制御する機能の制限は、当該機能を実行できないようにする制限である。具体的に、空気調和機器10を制御する機能の制限の可否は、テーブル50の機能状態欄54に記憶された情報に従って設定される。空気調和機器10を制御する機能の制限は、ユーザが操作端末20の端末入力部21から空気調和機器10に設定することができる。
すなわち、空気調和機器10の各機種によって、当該空気調和機器10において操作端末20による空気調和機器10の制御が制限される機能がある。制限される機能には、テーブル50の機能欄52に示すように、操作端末20が制御対象機器を制御可能な機能であって、現在において操作端末20が運転の制御対象としている空気調和機器10が有していない機能が、含まれる。また、制限可能な機能には、テーブル50の機能有無欄53において「有」と示される、現在において操作端末20が運転の制御対象としている制御対象機器が備える機能が、含まれる。そして、テーブル50において、機能有無欄53において「有」と示されており、機能状態欄54において「オフ」と示されている機能は、当該空気調和機器10において制限されている。
空気調和機器10において制限されている機能のアイコンは、グレーアウトされており、すなわち非活性化されており、操作不可とされている。図16においては、このような空気調和機器10において制限されている機能のアイコンが、斜線によって示されている。このように非活性化された操作アイコンは、アイコン表示エリア221において操作アイコンが表示される表示位置の優先順位は最下位になる。
すなわち、ユーザは、現在において操作端末20が運転の制御対象としている空気調和機器10が有している機能について、当該機能を有効にする設定操作を操作端末20の端末入力部21を用いて行うことができる。空気調和制御部14は、ユーザの設定操作に従って、当該機能を有効に設定し、当該情報を空気調和記憶部12に記憶させる。また、ユーザは、現在において操作端末20が運転の制御対象としている空気調和機器10が有している機能について、当該機能を無効にする設定操作を操作端末20の端末入力部21を用いて行うことができる。空気調和制御部14は、ユーザの設定操作に従って、当該機能を無効に設定し、当該情報を空気調和記憶部12に記憶させる。空気調和機器10を制御する機能の制限の可否の情報は、機器情報としてアイコン配置制御部252によってテーブル50の機能状態欄54に記憶される。その後、ステップS330に進む。
ステップS330では、自動並び替え機能が有効であるか否かが、判定される。具体的に、サーバ30のサーバ制御部33が、サーバ30において自動並び替え機能が有効に設定されているか否かを判定する。サーバ制御部33は、サーバ記憶部32に機能無効設定情報が記憶されている場合に、自動並び替え機能が無効であると判定する。サーバ制御部33は、サーバ記憶部32に機能有効設定情報が記憶されている場合に、自動並び替え機能が有効であると判定する。
自動並び替え機能が無効であると判定された場合は、ステップS330においてNoとなり、ステップS310に戻る。自動並び替え機能が有効であると判定された場合は、ステップS330においてYesとなり、ステップS340に進む。
ステップS340では、推論部352の推論結果の情報が、取得される。具体的に、サーバ制御部33が、学習済モデル361を用いて推論部352において得られた推論結果である、操作端末20における空気調和機器10の複数の機能についての機能毎の操作頻度の情報を、推論部352から取得する。その後、ステップS350に進む。
ステップS350では、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置が、推論される。具体的に、サーバ制御部33が、推論部352から取得された空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の情報を用いて、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置を推論する。すなわち、サーバ制御部33は、学習済モデル361により得られた推論結果を用いて、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置を推論する。これにより、サーバ制御部33は、操作端末20の端末表示部22における、ユーザにとって便利な複数の機能の操作アイコンの表示位置を、ユーザにとって便利な適切な順番で決定することができる。なお、サーバ制御部33は、上記の操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置の推論処理を予め決められた周期で定期的に実施する。その後、ステップS360に進む。
ステップS360では、操作アイコンの表示位置の情報が、操作端末20に送信される。具体的に、サーバ制御部33が、表示位置情報、すなわちサーバ制御部33における推論結果である、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置の情報を、操作端末20の端末制御部25に送信する。すなわち、サーバ制御部33は、サーバ30において自動並び替え機能が有効に設定されている場合に、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置を推論し、推論した情報を操作端末20の端末制御部25に送信する。端末制御部25は、表示位置情報、すなわちサーバ制御部33から送信された、操作端末20の端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置の情報を受信する。その後、ステップS370に進む。
ステップS370では、現在の操作アイコンの表示位置の情報が、テーブル50から読み出される。具体的に、操作端末20の端末制御部25のアイコン配置制御部252が、空気調和機器10が備えている各機能について、端末記憶部24のテーブル50のアイコン表示位置設定値欄55に設定されているアイコン表示位置設定値を読み出す。その後、ステップS380に進む。
ステップS380では、操作端末20の端末表示部22における現在の操作アイコンの表示位置と、サーバ制御部33から受信した操作アイコンの表示位置とが異なるか否かが、判定される。具体的に、操作端末20の端末制御部25のアイコン配置制御部252が、端末記憶部24のテーブル50のアイコン表示位置設定値欄55から読み出したアイコン表示位置設定値により示される現在の複数の操作アイコンの表示位置と、表示位置情報に示される複数の操作アイコンの表示位置、すなわちサーバ制御部33において推論された複数の操作アイコンの表示位置とが異なるか否かを、判定する。
操作端末20の端末表示部22における現在の操作アイコンの表示位置と、サーバ制御部33から受信した操作アイコンの表示位置とが同じである場合は、ステップS380においてNoとなり、ステップS310に戻る。操作端末20の端末表示部22における現在の操作アイコンの表示位置と、サーバ制御部33から受信した操作アイコンの表示位置とが異なる場合は、ステップS380においてYesとなり、ステップS390に進む。
ステップS390では、操作アイコンの表示の自動並び替え機能のアイコンである通知アイコン70が、端末表示部22に表示される。具体的に、端末制御部25が、通知アイコン70を端末表示部22に表示させる。
また、端末制御部25は、ステップS380においてNoであり、操作端末20の端末表示部22における現在の操作アイコンの表示位置と、サーバ制御部33から受信した操作アイコンの表示位置とが同じである場合は、現在の複数の操作アイコンの表示位置が既にユーザにとって便利な複数の機能の操作アイコンの表示位置であると判定して、通知アイコン70を端末表示部22に表示しない。
ステップS400では、端末表示部22における操作アイコンの表示位置が、決定される。具体的に、ユーザが端末表示部22に表示された通知アイコン70を選択することで、端末制御部25のアイコン制御部251のアイコン配置制御部252において、端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置が、表示位置情報の内容、すなわちサーバ制御部33から送信された複数の操作アイコンの表示位置の情報の内容に決定され、次のステップへのトリガーとなる。ユーザは、例えば端末表示部22に表示された通知アイコン70に触れることにより、通知アイコン70を選択することができる。その後、ステップS410に進む。
ステップS410では、決定された操作アイコンの表示位置が、端末制御部25によってテーブル50に記憶される。具体的に、端末制御部25のアイコン制御部251のアイコン配置制御部252が、テーブル50のアイコン表示位置設定値欄55の設定値を、サーバ制御部33から送信された複数の操作アイコンの表示位置の情報に示されるアイコン表示位置設定値で更新する。
ステップS420では、操作アイコンが、操作端末20の端末表示部22に表示される。具体的に、アイコン配置制御部252は、テーブル50のアイコン表示位置設定値欄55の設定に基づいた順番で複数の操作アイコンを端末表示部22のアイコン表示エリア221に表示する。また、アイコン配置制御部252は、テーブル50の機能状態欄54の設定に基づいて、空気調和機器10が備える機能の状態を端末表示部22のアイコン表示エリア221に表示する。すなわち、アイコン配置制御部252は、停止状態にある機能に対応する操作アイコンに斜線を付した表示を行う。
すなわち、端末制御部25のアイコン配置制御部252は、サーバ30から送信された、端末表示部22における複数の操作アイコンの表示位置の情報である表示位置情報を受信し、端末表示部22における現在の複数の操作アイコンの表示位置と、表示位置情報に示される複数の操作アイコンの表示位置とが異なる場合に、表示位置情報に示される複数の操作アイコンの表示位置で複数の操作アイコンを端末表示部22に表示させる。
図20は、実施の形態1において操作アイコンの表示の自動並び替え機能によって端末表示部22のアイコン表示エリア221に表示される操作アイコンが自動的に並び替えられたことを示す図である。自動並び替え機能が行われることによって、例えば図16に示す端末表示部22の表示状態が、図20に示す端末表示部22の表示状態に変化する。
空気調和機器10の空気調和制御部14およびサーバ30のサーバ制御部33のそれぞれは、例えば、図21に示したハードウェア構成の処理回路として実現される。図21は、実施の形態1にかかる処理回路のハードウェア構成の一例を示す図である。空気調和機器10の空気調和制御部14およびサーバ30のサーバ制御部33のそれぞれが図21に示す処理回路により実現される場合、空気調和機器10の空気調和制御部14およびサーバ30のサーバ制御部33のそれぞれの機能は、プロセッサ101がメモリ102に記憶されたプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のプロセッサおよび複数のメモリが連携して、空気調和機器10の空気調和制御部14およびサーバ30のサーバ制御部33のそれぞれの機能を実現してもよい。また、空気調和機器10の空気調和制御部14およびサーバ30のサーバ制御部33のそれぞれの機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をプロセッサ101およびメモリ102を用いて実現するようにしてもよい。
一方、図22は、実施の形態1にかかる操作端末20を実現するためのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。実施の形態1にかかる操作端末20は、CPU(Central Processing Unit)201と、ROM(Read Only Memory)202と、RAM(Random Access Memory)203と、マイクロフォン204と、タッチパネルディスプレイ205と、センサ206と、カメラ207と、内蔵メモリ208と、通信装置209とを備えている。CPU201と、ROM202と、RAM203と、マイクロフォン204と、タッチパネルディスプレイ205と、センサ206と、カメラ207と、内蔵メモリ208と、通信装置209とは、データバス210で接続されている。
CPU201は、操作端末20の動作を制御するためのオペレーティングシステム(Operating System:OS)2081および各種のプログラムであるプログラム群2082を実行する演算装置である。ROM202は、操作端末20の動作時にCPU201が実行するプログラムを不揮発に記憶する。RAM203は、CPU201がプログラムを実行する際に用いるワークエリアである。マイクロフォン204は、音声を検出し、検出した音声を電気信号にして内蔵メモリ208に記憶させる。また、内蔵メモリ208には、操作端末20の動作で使用または取得される各種のデータが記憶される。タッチパネルディスプレイ205は、各種の情報を表示し、またユーザによる各種の操作を受け付ける。センサ206は、操作端末20の有する機能の実現に用いられるセンサであり、例えば全地球測位システム(Global Positioning System:GPS)センサ、加速度センサ、光センサなどのセンサである。カメラ207は、操作端末20の有する機能の実現に用いられる撮像装置である。内蔵メモリ208は、OS2081、プログラム群2082、操作端末20の動作を制御するための各種ファイルであるファイル群2083等を不揮発に記憶する装置であり、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive:HDD)およびソリッドステートドライブ(Solid State Drive:SSD)などを適用可能である。通信装置209は、外部の機器である空気調和機器10およびサーバ30と通信を行うための通信装置である。
操作端末20の端末制御部25が図22に示すハードウェア構成により実現される場合、端末制御部25は、CPU201が内蔵メモリ208に記憶されたプログラム群2082のプログラムを実行することにより、実現される。また、複数のCPU201および複数の内蔵メモリ208が連携して端末制御部25の機能を実現してもよい。また、端末制御部25の機能のうちの一部を電子回路として実装し、他の部分をCPU201および内蔵メモリ208を用いて実現するようにしてもよい。
端末入力部21と端末表示部22とは、タッチパネルディスプレイ205により実現される。端末通信部23は、通信装置209により実現される。端末記憶部24は、ROM202および内蔵メモリ208により実現される。
上述した実施の形態1にかかる空気調和システム1によれば、家電機器と、家電機器が有する複数の機能について、機能の実行を指示する制御指示情報に関連付けられて機能に個別に対応する複数の操作アイコンを表示する表示部を有する操作端末20と、家電機器の所在地の環境に関する情報と家電機器の使用状況に関する情報とからなる家電機器の設置情報に基づいて、表示部における複数の操作アイコンの表示位置を決定するサーバ30と、を備える家電機器制御システムが実現される。
また、上述した実施の形態1にかかる操作端末20によれば、家電機器と、サーバと、操作端末とを備えて家電機器を遠隔操作する家電機器制御システムを構成し、家電機器を制御するための制御指示情報を家電機器に送信する操作端末であって、家電機器が有する複数の機能について、制御指示情報に関連付けられて機能に個別に対応する複数の操作アイコンを表示する表示部と、複数の操作アイコンを表示部に表示させる端末制御部と、を備え、端末制御部は、サーバから送信された、表示部における複数の操作アイコンの表示位置の情報である表示位置情報を受信し、表示部における現在の複数の操作アイコンの表示位置と、表示位置情報に示される複数の操作アイコンの表示位置とが異なる場合に、表示位置情報に示される複数の操作アイコンの表示位置で複数の操作アイコンを表示部に表示させる、操作端末が実現される。
また、上述した実施の形態1にかかるサーバ30によれば、家電機器と、家電機器が有する複数の機能について機能の実行を指示する制御指示情報に関連付けられて機能に個別に対応する複数の操作アイコンを表示する表示部を備えた操作端末と、サーバとを備えて家電機器を遠隔操作する家電機器制御システムを構成するサーバであって、家電機器の所在地の環境に関する情報と家電機器の使用状況に関する情報とからなる家電機器の設置情報に基づいて、複数の機能についての機能毎の操作頻度を推論し、推論した機能毎の操作頻度に基づいて、表示部における複数の操作アイコンの表示位置を決定するサーバ制御部を備える、サーバが実現される。
上述したように、実施の形態1にかかる空気調和システム1は、ユーザにとって便利な機能の操作端末20の端末表示部22における適切な表示順番を決定することができる。すなわち、サーバ30の推論装置35は、空気調和システム1に収集された情報である、空気調和機器10の所在地の環境に関する情報と空気調和機器10の使用状況に関する情報とからなる空気調和機器10の設置情報に基づいて、空気調和機器10の複数の機能についての機能毎の操作頻度を類推する。そして、サーバ30のサーバ制御部33は、類推した機能毎の操作頻度に基づいて、操作端末20の端末表示部22における複数の機能の操作アイコンの表示位置を決定する。
これにより、サーバ30は、操作端末20の端末表示部22における、ユーザにとって便利な複数の機能の操作アイコンの表示位置を、ユーザにとって便利な適切な順番で、自動で決定することができる。すなわち、サーバ30は、ユーザの利便性の観点からユーザにとって適切な機能の表示の優先度を推論して決定するため、ユーザにとって潜在的に有用である機能の発見を促進することが可能である。
サーバ30で決定された操作アイコンの表示位置の情報を取得した操作端末20は、操作アイコンの表示の自動並び替え機能がサーバ30および操作端末20において有効に設定されている場合に、端末表示部22に表示されている通知アイコン70が選択されると、サーバ30で決定された操作アイコンの表示位置に従って、端末表示部22における複数の操作アイコンを自動的に並び替えて表示する。
これにより、ユーザは、操作端末20の端末表示部22を見ることで、ユーザにとって便利な、操作端末20から制御可能な空気調和機器10の機能が視覚的に容易に理解できる。このため、ユーザは、複数の機能を快適に使うことができ、ユーザにおける操作端末20の操作性が向上する。すなわち、操作端末20の端末表示部22には、ユーザが操作端末20を操作する際に、ユーザにとって便利な適切な順番で、またユーザが使用したい順番で操作アイコンが並ぶので、ユーザが空気調和機器10の制御を行う際の操作端末20の操作性が向上する。
また、サーバ30のモデル生成部342は、空気調和機器10の複数の機能についての操作端末20における機能毎の操作頻度の傾向の学習の対象とする空気調和機器10の機能と関係性のある学習用データのみを学習に活用できるように、学習用データとして取得された複数種類の情報の中から機能の特性に基づいて、学習の対象とする機能ごとに情報を選定する。これにより、サーバ30は、それぞれの機能の性質に合った情報を用いて学習することができユーザの利便性の観点からユーザにとって適切な機能の表示の優先度を推論の精度を高めて、ユーザにとって潜在的に有用である機能の発見をより促進することが可能である。
また、サーバ30は、空気調和機器10の所在地の環境に関する情報と空気調和機器10の使用状況に関する情報とからなる空気調和機器10の設置情報を学習用データとして使用して学習し、空気調和機器10の複数の機能についての機能毎の操作頻度を類推するため、ユーザにとって潜在的に有用である機能の発見を促進することが可能である。
したがって、実施の形態1にかかる空気調和システム1は、ユーザが操作端末20の端末表示部22に表示された操作アイコンを見て空気調和機器10の制御を行う際に、ユーザにとって便利な複数の機能の操作アイコンを、ユーザにとって便利な適切な順番で表示することができる。このため、空気調和システム1は、ユーザが操作端末20の端末表示部22を見た際に、ユーザにとって便利な、操作端末20から制御可能な空気調和機器10の機能が視覚的に分かり易い、という効果が得られる。
以上の実施の形態に示した構成は、一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。