JP7749347B2 - 顆粒状とろみ付与調味料及びその製造方法 - Google Patents

顆粒状とろみ付与調味料及びその製造方法

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Description

本発明は、顆粒状とろみ付与調味料及びその製造方法に関する。
料理の中には、とろみが付与されたものがある。とろみを付与するために、馬鈴薯澱粉(片栗粉)等が使用されることがある。
例えば、特許文献1(特開平5-97901号公報)には、脱水工程→乾燥工程→振い分け工程→製品である馬鈴薯澱粉の製造方法において、脱水工程と乾燥工程の後に一切の混合物を使用せず、造形工程、整粒工程を追加するよう構成されていることを特徴とする顆粒馬鈴薯澱粉の製造方法が記載されている。
また、特許文献2(特開2019-135927号公報)には、水溶きせずにとろみ付け材として使用でき、かつ揚げ物の衣材としても好適な馬鈴薯澱粉を提供することを課題とした発明として、差角と安息角との比が1:1.5~9である馬鈴薯澱粉が開示されている。
特開平5-97901号公報 特開2019-135927号公報
とろみを付与するために馬鈴薯澱粉を使用する場合の課題として、溶解性の改善がある。馬鈴薯澱粉を粉の状態で料理に投入すると、ダマが発生する。そのため、通常、馬鈴薯澱粉は水溶き後に、投入される。水溶きが必要であるため、調理に手間がかかる。馬鈴薯澱粉と同様の性質を有するカタクリ澱粉、タピオカ澱粉、サゴヤシ澱粉、及びワキシコーンスターチを使用する場合も、同様の課題がある。
尚、特許文献2には、所定の馬鈴薯澱粉を使用することにより、水溶きせずにとろみ付け材として使用できる旨が記載されているが、この技術を用いた場合であっても、溶解性に関してはさらに改善の余地があった。
従って、本発明の課題は、水溶きすることなく料理にとろみを付与できる顆粒状の調味料において、溶解性を更に改善することのできる技術を提供することにある。
本発明者らは、下記の手段により、上記課題が解決できることを見出した。
[1]馬鈴薯澱粉、カタクリ澱粉、タピオカ澱粉、サゴヤシ澱粉、及びワキシコーンスターチからなる群から選択される一以上の澱粉と、油脂と、を含有する、顆粒状とろみ付与調味料。
[2]更に、HLBが7以上である乳化剤を含有する、[1]に記載の調味料。
[3]前記油脂が、常温(25℃)で固形の油脂である、[1又は[2に記載の調味料。
[4]前記油脂が、30~60℃の上昇融点を有する油脂である、[1]~[3]のいずれかに記載の調味料。
[5]更に、調味原料を含有する、[1]~[4]のいずれかに記載の調味料。
[6]更に、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、寒天、タラガム、ジェランガム、ペクチン、グアーガム、及びゼラチンからなる群から選択される増粘剤を含有する、[1]~[5]のいずれかに記載の調味料。
[7]馬鈴薯澱粉、カタクリ澱粉、タピオカ澱粉、サゴヤシ澱粉、及びワキシコーンスターチからなる群から選択される一以上の澱粉と、油脂とを加熱混合し、混合物を調製する工程と、前記混合物を造粒する工程と、を備える、とろみ付与調味料の製造方法。
本発明によれば、水溶きすることなく料理にとろみを付与できる顆粒状調味料において、溶解性を更に改善することのできる技術が提供される。
図1は、試験1の結果を示す写真である。 図2は、試験2の結果を示す写真である。 図3は、試験3の結果を示す写真である。 図4は、試験5の結果を示す写真である。 図5は、試験5の結果を示す写真である。
以下に、本発明の実施形態について説明する。本実施形態に係るとろみ付与調味料は、顆粒状であって、馬鈴薯澱粉、カタクリ澱粉、タピオカ澱粉、サゴヤシ澱粉、及びワキシコーンスターチからなる群から選択される一以上の澱粉(以下、特定澱粉という)と、油脂とを含有する。特定澱粉を油脂と組み合わせることにより、溶解性が改善する。そのため、水溶きをしなくてもダマが生じにくい顆粒状のとろみ付与調味料が実現できる。
(顆粒状とろみ付与調味料)
本実施形態に係るとろみ付与調味料は、料理にとろみを付与するために使用される調味料である。とろみの付与となる料理としては、特に限定されるものではないが、例えばあんかけ料理や中華スープなどのとろみのある液部を有する料理が好適である。とろみ付与調味料の使い方としては、調理中のあんやスープに振り入れてもよいし、例えば喫食直前のラーメンのスープに振り掛けて、とろみのあるラーメンスープに仕上げることもできる。
顆粒状とろみ付与調味料は、その90質量%以上、好ましくは95質量%以上が、100~2000μmの粒度を有していることが好ましい。
尚、本明細書において、「粒度」は、所定の大きさの目開きを有するふるいに対してONするかPASSするかにより特定される。例えば、「100~2000μmの粒度」を有しているという場合には、目開き100μmのふるいにONし、目開き2000μmのふるいをPASSすることを言う。
好ましくは、顆粒状とろみ付与調味料は、その90質量%以上、好ましくは95質量%以上が、500~1000μmの粒度を有している。
粒度が小さすぎると、調理時にお湯との接触面積が大きくなり、膨潤が一気に起こり、ダマが発生しやすくなる。一方、粒度が大きすぎると、1粒の顆粒が溶解するまでに時間がかかり、顆粒全体に熱が加わり、やはりダマが発生しやすくなる。これに対して、上述のような粒度であれば、ダマの発生が生じにくい。
(特定澱粉)
既述のように、澱粉としては、特定澱粉、すなわち、馬鈴薯澱粉、カタクリ澱粉、タピオカ澱粉、サゴヤシ澱粉、及びワキシコーンスターチからなる群から選択される一以上の澱粉が使用される。これらの特定澱粉は、とろみを付与するために使用されている。また、これら特定澱粉は、糊化すると透明になる性質を有している。とろみを付与するために小麦粉澱粉等の他の澱粉質原料を使用する場合には、料理の液部の外観が混濁する場合がある。これに対して、特定澱粉を用いることにより、液部の混濁が抑制され、透明な外観を有する液部を得ることができる。
特定澱粉としては特に限定されず、加工澱粉であっても未加工澱粉であってもよい。好ましくは、馬鈴薯澱粉が使用される。また、好ましくは、乾燥澱粉が原料として使用される。また、乾燥澱粉を原料として用いると、よりとろみをつけやすくなり、料理にボディ感を付与しやすくなる。
特定澱粉の含有量は、例えば、10~60質量%、好ましくは20~50質量%、より好ましくは25~45質量%である。
(油脂)
油脂は、既述のように、溶解性を改善するために使用されている。油脂を使用することにより、油脂をバインダーとして特定澱粉を顆粒化することができる。その結果、調理時に特定澱粉がダマになることを防ぐことができる。
油脂としては、常温(25℃)で固形の油脂が好ましく用いられる。好ましくは、油脂として、硬化油が使用される。好ましくは30~60℃、より好ましくは40~55℃の上昇融点を有する油脂が使用される。
油脂の具体例としては、例えば、パーム硬化油、ナタネ硬化油、大豆硬化油、牛脂硬化油、及びラード硬化油等が挙げられる。
油脂の含有量は、例えば3~30質量%、好ましくは5~20質量%、より好ましくは10~15質量%である。
(乳化剤)
本実施形態に係るとろみ付与調味料は、好ましくは、乳化剤を含む。乳化剤としては、HLBが7以上である乳化剤が好ましく使用される。乳化剤のHLBは、より好ましくは7~15、更に好ましくは8~15、更に好ましくは8~14、更に好ましくは9~13、更に好ましくは10~12である。
本実施形態においては、油脂が使用されている。そのため、調理後の時間経過に伴って品温が低下すると、油脂が薄片状に固化する場合がある。例えば、あんかけ料理等のように透明な液部を有する料理においては、固化した薄片状の油脂により、液部の外観に違和感が生じる場合がある。これに対して、上記のようなHLBを有する乳化剤を使用することにより、油脂が薄片状に固化することを防止できる。その結果、外観を改善できる。透明なソースを有する料理においては、透明性を維持できる。
また、HLBが7以上である乳化剤を使用すると、食感に悪影響が生じることもない。
乳化剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、及びレシチン等を挙げることができ、好ましくはショ糖脂肪酸エステルである。
ショ糖脂肪酸エステルとしては、構成脂肪酸の炭素数が例えば15~25、好ましくは16~22のものが挙げられる。
乳化剤の使用量は、油脂が薄片状に固化することを十分に抑制する観点から、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.03質量%以上である。また、外観の濁り、食感、及び風味の観点から、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下である。
(調味原料)
とろみ付与調味料は、好ましくは、調味原料を含む。調味原料は、何らかの味を料理に付与する原料である。
一般的に、馬鈴薯澱粉等を使用して料理にとろみを付与する場合、馬鈴薯澱粉等は、調味料とは別に料理に投入される。とろみを付与する前にバランスよく整えた味が、馬鈴薯澱粉等を投入することによって弱くなり、再度調味料を添加して味を調えなければならないことがある。その結果、料理に手間がかかる。これに対して、とろみ付与調味料に調味原料が含まれていれば、とろみの付与と味の調整を一度に実施することができ、料理の手間を軽減できる。
調味原料としては、何らかの味が付与されるものであれば特に限定されないが、例えば、食塩、砂糖、うま味調味料(アミノ酸、核酸等)、醤油パウダー、及び香料等を挙げることができる。
調味原料の含有量は、例えば、5~70質量%、好ましくは15~60質量%、より好ましくは20~50質量%である。
(増粘剤)
とろみ付与調味料は、好ましくは、特定澱粉以外の増粘剤を含む。その他の増粘剤としては、例えば、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、寒天、タラガム、ジェランガム、ペクチン、グアーガム、及びゼラチン等を挙げることができ、キサンタンガムが好ましく挙げられる。
特定澱粉以外の増粘剤の含有量は、例えば0.1~5質量%、好ましくは0.3~3質量%である。
(その他)
とろみ付与調味料には、上述の成分の他にも、飲食可能な他の成分が含まれていてもよい。例えば、他の成分として、デキストリンなどが挙げられる。
(製造方法)
続いて、本実施形態に係るとろみ付与調味料の製造方法について、一例を挙げて説明する。本実施形態に係るとろみ付与調味料の製造方法は、特定澱粉と、油脂とを加熱混合し、混合物を調製する工程と、混合物を造粒する工程とを備えている。
具体的には、まず、特定澱粉、油脂、及びその他の成分を加熱しつつ混合する。好ましくは、油脂の上昇融点以上の温度で、加熱混合し、溶融状の混合物を得る。
次いで、押出し造粒機を用いて、混合物を押し出し、造粒する。造粒後、造粒物を冷却する。これにより、本実施形態に係る顆粒状とろみ付与調味料が得られる。
以上説明したように、本実施形態によれば、特定澱粉と油脂とを使用することにより、とろみ付与調味料の溶解性が改善される。具体的には、油脂をバインダーとして特定澱粉が顆粒化されている。そのため、水溶きをしなくても、ダマが生じることなく、液部を有する料理にとろみを付与することができる。とろみ付けの際に、鍋やフライパンにとろみ付与調味料を直接投入するだけで、手軽にとろみ付けやあんかけ料理を得ることができる。
また、特定澱粉が使用されているため、混濁させることなく、液部にとろみを付与することができる。
また、とろみ付与調味料が調味原料を含有する場合、とろみ付与調味料によって料理の味付けも行うことができる。そのため、別途、調味料を用いて味付けする必要がなくなる。
更に、HLB7以上の乳化剤を使用した場合には、料理が冷めても品温低下に伴う油脂由来の薄片物の生成が抑制される。その結果、液部(あん)を混濁させることなく、透明感を維持することができる。
以下に、本発明についてより詳細に説明するため、実施例について説明する。但し、本発明は以下の実施例に限定されて解釈されるべきものではない。
試験1:乳化剤の検討
(実施例1、2)
表1に示される組成に従って、実施例1及び2に係るとろみ付与調味料を調製した。尚、表1に記載の数値は、「質量部」である。具体的には、表1に示す原料を加熱撹拌釜内で品温が約65℃になるように均質に加熱混合し、溶融状物を得た。得られた溶融状を、押出し造粒機(スクリーンの孔の直径1.0mm)を用いて押出し造粒した。品温が約60℃の造粒物を造粒機から排出した後、流動層内で約10℃の冷風を吹き付け、1分間で品温が約20℃になるように急速冷却して、顆粒状のとろみ付与調味料を得た。
なお、硬化油としては、パーム油(上昇融点が46~53℃)を使用した。増粘剤としては、キサンタンガムを使用した。乳化剤としては、ショ糖脂肪酸エステル(HLB=11)を用いた。
得られた調味料は、いずれも、その全量が、JISふるい網の目開き500μmにONし、目開き1000μmをPASSするような粒度を有しており、均一な組織の顆粒であった。
(評価方法)
実施例1及び2に係る調味料30gをお湯300mlに添加し、かきまぜた(調理した)。そして、直後(調理直後)及び調理後60分後における外観を観察した。
(結果)
図1に、調理直後及び調理後60分における外観の写真を示す。実施例1及び2共に、お湯に対する溶解性は良好であった。
但し、実施例1では、調理直後は透明であったが、時間経過による品温低下に伴って硬化油脂が固まり、液部の表面に白い薄片物が生成した。
一方、実施例2においては、調理直後の外観は、実施例1と同様の透明感を有していた。すなわち、乳化剤を添加しても、外観が損なわれることはなかった。加えて、調理後60分が経過しても、実施例1で見られたような白い薄片物は観察されなかった。この結果から、所定のHLBを有する乳化剤を使用することにより、白い薄片物の生成が抑制され、透明感のある液部を実現できることが判った。
試験2:油脂に関する検討
市販品A~Cに係るとろみ付与調味料を準備した。
市販品Aは、原材料として北海道産馬鈴薯澱粉が記載されているが、油脂は記載されていないものである。
市販品Bは、原材料としてでん粉及び加工澱粉が記載されているが、油脂は記載されていないものである。
市販品Cは、原材料として馬鈴薯澱粉が記載されているが、油脂は記載されていないものである。
実施例2及び市販品A~Cを用いて、下記の通り、溶解性試験(1)及び溶解性試験(2)を実施した。
[溶解性試験(1)]
コップにとろみ付与調味料10gを入れ、次いで、100mlのお湯(90~96℃)を注ぎ、かきまぜ、とろみ付与調味料の溶解性を評価した。
[溶解性試験(2)]
コップに予めお湯(90~96℃)100mlを入れ、次いでとろみ付与調味料10gを投入し、かきまぜ、とろみ付与調味料の溶解性を評価した。
図2に、写真とともに結果を示す。尚、溶解性については1~5点の5段階で評価し、評点が大きいほど溶解しやすいことを示す。
溶解性試験(1)及び(2)のいずれにおいても、実施例2の方が、油脂を欠く市販品A~Cよりも溶解し易かった。
この結果から、馬鈴薯澱粉と油脂とを併用することにより、溶解性が向上することが理解できる。
試験3:小麦粉と馬鈴薯澱粉との比較
下記表2に記載される組成にて、比較例1に係る調味料を調製した。具体的には、小麦粉及び硬化油(パーム油、上昇融点が46~53℃のもの)を均質に混合し、これを加熱撹拌釜内で品温が約120℃ になるように加熱混合して、小麦粉ルウを調製した。次いで、小麦粉ルウに残りの原料を投入し、加熱撹拌釜内で品温が約65℃になるように加熱混合した。得られた溶融状物を、押出し造粒機(スクリーンの孔の直径1.0mm)を用いて押出し造粒した。品温が約60℃の造粒物を造粒機から排出した後、これに対して流動層内で約10℃の冷風を吹き付け、1分間で品温が約20℃になるように急速冷却して、顆粒状組成物を得た。得られた顆粒状組成物は、粒度範囲が500~1000μmのもの(JISふるい網 の目開き500μmにONし、目開き1000μmをPASSしたもの)で、均一な組織の顆粒であった。
得られた比較例1に係る調味料30gをお湯300mlに添加し、かきまぜた(調理した)。そして、調理直後の外観を観察した。その結果、外観は不透明で、ツヤが無かった。すなわち、実施例1及び2とは異なり、透明な外観が得られなかった。尚、比較例1の写真を図3に示す。
また、比較例1は、食感として、小麦特有のざらつきが感じられ、馬鈴薯澱粉を使用した実施例1及び2よりも、ボディ感が劣っていた。
すなわち、小麦粉ではなく、馬鈴薯澱粉を使用することにより、透明な外観が得られ、かつ、食感も改善できることが理解できる。
試験4:乳化剤のHLBの検討
乳化剤の種類を変更した点を除いて実施例2と同様の組成により、乳化剤のHLBが異なる実施例3~13に係る調味料を調製した。表3に、実施例3~14で使用した乳化剤及びそのHLBを示す。尚、実施例11は実施例2である。
調製した調味料について、試験1と同様の手順で調理を行い、調理直後の食感及び外観を評価した。また、調理後60分における薄片物の生成が抑制されているか否かを観察した。
結果を表3に示す。尚、表3において◎、〇、△の順に結果が良好であることを示す。
表3に示されるように、HLBが7以上である実施例8~13は、HLBが7未満である実施例3~7に比べて、外観、食感、薄片物抑制効果により優れている傾向にあった。
試験5:乳化剤の使用量の検討
乳化剤の使用量を変更した点を除いて実施例2と同様の組成により、乳化剤の使用量が異なる実施例14~19に係る調味料を調製した。図4及び図5に、各調味料における乳化剤の使用量を示す。尚、実施例14は実施例1であり、実施例17は実施例2である。
調製した調味料について、試験1と同様の手順で調理を行い、調理直後の食感及び外観を評価した。また、調理60分後の外観も評価した。
評価結果を写真と共に図4及び図5に示す(実施例15及び16についての写真は省略)。
図4及び図5に示されるように、乳化剤の使用量を増やすと薄片物の発生が抑制される傾向にあった。乳化剤の試料量が0.01質量%以上である実施例15~19においては、実施例14に比べると、薄片物の発生が十分に抑制されていた。実施例15及び実施例16は、いずれも白点状の塊が観察されたが、実施例16における白点状の塊は微量であった。
一方で、乳化剤の使用量が少ない方が、透明であり、ヌル付きが少ない傾向にあった。特に、乳化剤の使用量が0.10質量%以下である実施例14~18においては、ヌル付きが無いか、僅かであった。

Claims (7)

  1. 馬鈴薯澱粉、カタクリ澱粉、タピオカ澱粉、サゴヤシ澱粉、及びワキシコーンスターチからなる群から選択される一以上の澱粉と、
    常温(25℃)で固形の油脂と、
    HLBが7以上である乳化剤と、
    を含有し、小麦粉を含有しない、顆粒状とろみ付与調味料であって、
    前記HLBが7以上である乳化剤がショ糖脂肪酸エステル及び大豆レシチンから選択される一以上であり、
    前記一以上の澱粉の含有量が25~45質量%であり、
    前記油脂の含有量が10~15質量%である、顆粒状とろみ付与調味料
  2. 前記HLBが7以上である乳化剤がショ糖脂肪酸エステルを含有する、請求項1に記載の顆粒状とろみ付与調味料。
  3. 前記油脂が、硬化油である、請求項1又は2に記載の顆粒状とろみ付与調味料。
  4. 前記油脂が、30~60℃の上昇融点を有する油脂である、請求項1~3のいずれかに記載の顆粒状とろみ付与調味料。
  5. 更に、調味原料を含有する、請求項1~4のいずれかに記載の顆粒状とろみ付与調味料。
  6. 更に、キサンタンガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、寒天、タラガム、ジェランガム、ペクチン、グアーガム、及びゼラチンからなる群から選択される増粘剤を含有する、請求項1~5のいずれかに記載の顆粒状とろみ付与調味料。
  7. 馬鈴薯澱粉、カタクリ澱粉、タピオカ澱粉、サゴヤシ澱粉、及びワキシコーンスターチからなる群から選択される一以上の澱粉と、常温(25℃)で固形の油脂と、HLBが7以上である乳化剤とを加熱混合し、混合物を調製する工程と、
    前記混合物を造粒する工程と、
    を備える、とろみ付与調味料の製造方法であって、
    前記とろみ付与調味料は小麦粉を含有せず、
    前記HLBが7以上である乳化剤がショ糖脂肪酸エステル及び大豆レシチンから選択される一以上であり、
    前記とろみ付与調味料における前記一以上の澱粉の含有量が25~45質量%であり、
    前記とろみ付与調味料における前記油脂の含有量が10~15質量%である、製造方法
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