〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態1に係るエレベータシステム100の構成の一例を示すブロック図である。エレベータシステム100は、行先階登録に基づいてエレベータを運行するシステムである。図1に示すように、エレベータシステム100は、群管理制御装置2と、エレベータ制御装置3と、エレベータ4と、認証装置5(認証部)と、読取装置6と、表示システム200と、を備える。
エレベータシステム100において、建物の階床の各々は、行先階として登録できる登録可能階と、行先階呼びが制限される制限階とのいずれかに予め設定されている。認証装置5において利用者が認証された場合、制限階を行先階とする行先階呼びの登録が許可される。以下では、エレベータ4が地下3階から16階までの階床を有する建物に設けられ、地下3階、7階~9階、および14~15階が制限階である場合を例に挙げて説明する。
表示システム200は、行先階登録および認証に関する表示を行うシステムである。一例として、表示システム200は、行先階登録装置1を含む。表示システム200は、一桁の数字が対応付けられたボタン(数字ボタン301)を含むテンキー302を表示部13に表示させる。また、表示システム200は、数字ボタン301に対する1回または複数回の操作を行先階の入力操作として受け付ける。
さらに、表示システム200は、行先階の入力操作を受け付け可能な各段階において、操作される数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床が制限階に該当する場合、当該数字ボタン301の表示態様を、当該数字ボタン301以外の数字ボタン301の表示態様と異ならせる。制限階に該当する数字に対応する数字ボタン301の表示態様を、第1表示態様と称する。第1表示態様とは、対応する階床が制限階であることを示す制限階情報を含む表示態様である。制限階に該当する数字に対応する数字ボタン301以外の数字ボタン301の表示態様を、第2表示態様と称する。第2表示態様とは、制限階情報を含まない表示態様である。
当該構成によれば、エレベータ4の利用者は、数字ボタン301が表示された画面を見るだけで、各数字ボタン301に対応する階床が制限階であるか否かを把握することができる。
<群管理制御装置2>
群管理制御装置2は、行先階登録装置1からの行先階呼びの呼び依頼に基づき行先階呼びを登録する。群管理制御装置2は、行先階登録装置1から出発階および行先階を示す情報を含む呼び依頼を受信すると、当該呼び依頼およびエレベータ4の運行状況に基づき、最適なエレベータ4の号機を割り当てる。
群管理制御装置2は、割当結果情報を呼び依頼の送信元である行先階登録装置1に送信する。また、群管理制御装置2は、行先階呼びに対して割り当てられた号機を制御するエレベータ制御装置3に、登録された行先階呼びに基づく出発階および行先階を示す情報を送信する。
<エレベータ制御装置3およびエレベータ4>
エレベータ制御装置3は、群管理制御装置2から受信した情報に基づきエレベータ4の運行を制御する。また、エレベータ制御装置3は、エレベータ4の運行状況を示す情報を群管理制御装置2に送信する。エレベータ4はエレベータ制御装置3の制御に基づき、階床間の移動および扉の開閉を行う。1つの建物には、複数のエレベータ4の号機、および各号機を制御する複数のエレベータ制御装置3が設けられていてもよい。
<読取装置6および認証装置5>
読取装置6および認証装置5は、利用者の認証を行うための装置である。
読取装置6は、利用者を認証するための情報を読み取る装置である。例えば、カードによる認証が行われる場合、読取装置6は、利用者が所持するカードに付された識別情報等を読み取り可能なカードリーダ等であってもよい。読取装置6は、当該読取装置6にかざされたカードに付された情報を読み取り、読み取った情報を利用者に関する利用者情報として認証装置5に送信する。なお、認証方法はカードを用いた方法に限られず、例えば顔、指紋または静脈等の生体情報を用いた認証であってもよい。この場合、読取装置6は、利用者の生体情報を取得可能な装置であってもよい。読取装置6は、行先階登録装置1の近傍に設けられていてもよい。一例として、読取装置6は行先階登録装置1と一体の装置として構成されていてもよい。
認証装置5は、読取装置6が読み取った利用者情報に基づき利用者の認証を行う。認証装置5は、例えばクラウドサーバ等であってもよく、読取装置6および行先階登録装置1と通信可能に接続されている。認証装置5は、制御部51および記憶部52を備える。
記憶部52は、登録情報521を記憶している。登録情報521は、利用者を認証するための情報であり、制限階へのアクセスを許可された登録者を識別するための識別情報が登録者毎に記憶されている。認証方法が生体情報を用いた認証である場合、登録情報521には、登録者の識別情報に、当該登録者の生体情報が対応付けられて記憶されている。
制御部51は、読取装置6が読み取った情報に基づき、利用者の認証を行う。具体的には、制御部51は、読取装置6から当該読取装置6が読み取った利用者情報を受信すると、登録情報521を参照する。利用者情報が登録情報521に含まれるいずれかの登録者の識別情報または生体情報と一致する場合、制御部51は、利用者の認証に成功したと判定する。一方、受信した情報が登録情報521に含まれない場合、制御部51は、利用者の認証に失敗したと判定する。制御部51は、利用者の認証に成功したか否かを示す情報を、読取装置6に対応する行先階登録装置1に送信する。
<行先階登録装置1>
行先階登録装置1は、利用者による入力操作に基づき、行先階呼びを登録する装置である。行先階登録装置1は、建物に1つのみ設けられていてもよいし、複数設けられていてもよい。行先階登録装置1は、建物の各階床に1つずつ設けられていてもよい。さらに、建物の1つの階床に複数の行先階登録装置1が設けられていてもよい。
図1に示すように、行先階登録装置1は、制御部11、入力部12、表示部13、および記憶部14を備える。また、行先階登録装置1は、認証装置5および群管理制御装置2と通信可能に接続されている。
入力部12は、利用者による入力操作を受け付け、受け付けた入力操作の内容を示す信号を制御部11に出力する。表示部13は、制御部11の表示制御部113(後述)の制御に基づき所定の画面を表示する。入力部12および表示部13は一体の装置であってもよいし、別個の装置であってもよい。以下の例では、入力部12と表示部13とが一体のタッチパネル等の装置である構成を例に挙げて説明する。
記憶部14は、行先階登録装置1において用いられる種々の情報を記憶している。図1に示すように、記憶部14は、認証結果情報141、行先階情報142、および階床情報143を記憶している。認証結果情報141は、認証装置5により利用者が認証されたか否かを示す情報である。行先階情報142は、呼び依頼時に利用者の行先階を特定するための情報であり、利用者によって入力された数字を示す情報である。
図2は、階床情報143の例を示す図である。階床情報143は、建物に存在する階床を示す情報である。図2に示すように、階床情報143は、建物に存在する階床の各々を示す情報と、登録可能階であることを示す情報と制限階であることを示す情報のいずれかと、が対応付けられている。
制御部11は、操作受付部111、更新部112、表示制御部113、および登録部114を備える。
(操作受付部111)
操作受付部111は、利用者による入力部12に対する入力操作を受け付ける。操作受付部111は、所定の段階において当該段階に対応する入力操作を受け付け可能である。本実施形態において、操作受付部111にて操作を受け付け可能な段階は、例えば第1段階および第2段階を含む。
また、操作受付部111は、第1段階および第2段階のいずれかにおいて、地下階ボタン303に対する操作を受け付け可能であってもよい。以下では、地下階ボタン303に対する操作を「地下階入力操作」と称する。また、以下では、「地下階」または「地下X階」と記載されていない階床は地上階を示す。
第1段階は、操作受付部111が1回目の数字ボタン301に対する操作を受け付け可能な段階である。以下では、第1段階において操作受付部111が受け付け得る数字ボタン301に対する操作、すなわち、一連の呼び登録における1回目の数字ボタン301に対する操作を、「第1数字入力操作」と称する。一連の呼び登録において数字ボタン301に対する操作がまだ行われていない期間が第1段階に対応する。直前の行先階呼びの登録に関する処理が終了すると、表示制御部113の制御により第1画面(後述)が表示部13に表示される。第1画面が表示されると、操作受付部111は第1数字入力操作または地下階入力操作を受け付け可能となる。第1画面が表示された後、操作受付部111が第1数字入力操作または地下階入力操作を受け付けるまでの期間が第1段階に対応する。第1段階において操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けると、表示制御部113の制御により第2画面が表示される。第2画面が表示されると、第2段階に移行する。
第2段階は、一連の呼び登録における第1段階の後の段階であり、操作受付部111が2回目の数字ボタン301に対する操作を受け付け可能な段階である。第1段階において第1数字入力操作が行われると、表示制御部113の制御により第2画面(後述)が表示部13に表示される。第2画面が表示されると、操作受付部111は第2数字入力操作または地下階入力操作を受け付け可能となる。第2画面が表示された後、所定時間が経過するまで、または2回目の数字ボタン301に対する操作および地下階入力操作のいずれかを受け付けるまでの期間が第2段階に対応する。所定時間は、例えば2秒であってもよい。以下では、第2段階において操作受付部111が受け付け得る数字ボタン301に対する操作、すなわち、一連の呼び登録における2回目の数字ボタン301に対する入力操作を、「第2数字入力操作」と称する。第2段階において操作受付部111が第2数字入力操作または地下階入力操作を受け付けた場合、あるいは所定時間が経過するまで第1数字入力操作を受け付けなかった場合、行先階呼びにおける行先階が特定される。
建物に地下階が存在する場合、操作受付部111は第1段階または第2段階において地下階入力操作を受け付け可能である。この場合、操作受付部111にて操作を受け付け可能な段階は、第1段階および第2段階に加えて第3段階を含む。第1段階において操作受付部111が地下階入力操作を受け付けると、第3段階に移行する。
第3段階は、第1段階の後の段階であり、1回目の数字ボタン301に対する操作を受け付け可能な段階である。一連の呼び登録において、地下階入力操作が行われると、表示制御部113の制御により第3画面(後述)が表示部13に表示される。第3画面が表示されると、操作受付部111は第1数字入力操作を受け付け可能となる。第3画面が表示された後、所定時間が経過するまで、または数字ボタン301に対する操作を受け付けるまでの期間が第3段階に対応する。第3段階において操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けた場合、行先階呼びにおける行先階が特定される。また、第3段階において所定時間が経過するまで操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けない場合、行先階呼びにおける行先階呼びの受け付けがキャンセルされる。
操作受付部111は、第1段階において、第1数字入力操作または地下階入力操作の受け付けを待機する。操作受付部111は、第2段階において、第2数字入力操作または地下階入力操作の受け付けを待機する。操作受付部111は、第3段階において、第1数字入力操作の受け付けを待機する。第2段階および第3段階において操作受付部111が所定時間の間、所定の入力操作を受け付けなかった場合、各種入力操作の受け付けを待機する状態を解除し第1段階に戻る。
(更新部112)
更新部112は、認証装置5、群管理制御装置2および操作受付部111から各種情報を取得し、取得した情報に基づき記憶部14を更新する。
更新部112は、認証装置5から利用者の認証に成功したか否かを示す情報を受信すると、受信した情報を認証結果情報141として記憶部14に記憶する。
また、更新部112は、操作受付部111が受け付けた入力操作に基づき行先階情報142を更新する。操作受付部111が第1段階において第1数字入力操作を受け付けると、更新部112は、入力された数字を示す情報を操作受付部111から取得する。更新部112は、当該情報を行先階情報142として記憶部14に記憶し、行先階情報142を更新する。操作受付部111が第2段階において第2数字入力操作を受け付けると、更新部112は、入力された数字を示す情報を操作受付部111から取得する。更新部112は、当該情報を行先階情報142として記憶部14に記憶し、行先階情報142を更新する。
操作受付部111が第1段階または第2段階において地下階入力操作を受け付けると、更新部112は、第1段階において地下階を示す情報が入力されたことを示す情報を操作受付部111から取得する。更新部112は、当該情報を行先階情報142として記憶部14に記憶し、行先階情報142を更新する。
登録部114によって行先階呼びが行われると、行先階登録装置1は、群管理制御装置2から割当結果情報を受信する。更新部112は、割当結果情報を受信すると、行先階情報142を削除する。
(表示制御部113)
表示制御部113は、表示部13における表示を制御する。図3~図5は、表示部13が表示する画面の例を示す図である。図3は、第1段階において表示部13が表示する第1画面の例を示す図である。図4は、第2段階において表示部13が表示する第2画面の例を示す図である。図5は、第3段階において表示部13が表示する第3画面の例を示す図である。表示制御部113は、第1段階において第1画面を、第2段階において第2画面を、第3段階において第3画面を表示部13に表示させる。
図3~図5に示すように、表示制御部113は、一桁の数字が対応付けられた数字ボタン301を含むテンキー302を表示部13に表示させる。複数の数字ボタン301の各々には、0~9の各々の数字が対応付けられている。なお、建物が一桁の階床のみを有する場合、表示制御部113は、不要な数字ボタン301、例えば建物に存在しない階床に対応する数字に対応付けられた数字ボタン301を表示させなくてもよい。
また、建物に地下階が存在する場合、図3~図5に示すように、テンキー302は、行先階として地下階を指定するためのボタンである地下階ボタン303を含む。さらに、建物に避難階が設定されている場合、図3~図5に示すように、テンキー302は、避難階を示す階床に対応付けられたボタンである避難階ボタン304をさらに含む。
また、表示制御部113は、数字ボタン301が示す数字と制限階との関係に基づき、各数字ボタン301の表示態様を決定する。表示制御部113は、操作受付部111にて操作を受け付け可能な各段階(第1段階~第3段階)において、操作される数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床が制限階に該当する場合、当該数字ボタン301の表示態様を、当該数字ボタン301以外の数字ボタン301の表示態様と異ならせる。
制限階が一桁の階床である場合、表示制御部113は、第1段階において、制限階に該当する数字に対応付けられた数字ボタン301を第1表示態様(符号Q)で表示させ、当該数字ボタン301以外の数字ボタン301を第2表示態様(符号P)で表示させる。また、制限階が二桁の階床である場合、表示制御部113は、第2段階において、二桁の制限階の一の位に該当する数字に対応付けられた数字ボタン301を第1表示態様で表示させ、当該数字ボタン301以外の数字ボタン301を第2表示態様で表示させる。
以下、表示制御部113による表示部13の表示制御の詳細について説明する。表示制御部113は、前回の行先階呼びの登録に関する処理が終了した後、階床情報143を参照し、一桁の階床のうち制限階に該当する階床を特定する。表示制御部113は、一桁の制限階を特定すると、第1画面を表示部13に表示させる。第1画面が表示されてから第1数字入力操作が行われるまでの期間が第1段階に対応する。
図3に示すように、第1画面は、数字ボタン301、地下階ボタン303および避難階ボタン304を含む。また、第1画面は、利用者に対して行先階の入力を促すメッセージを含んでいてもよい。図2に示すように、本実施形態において建物の一桁の階床のうち制限階は7階~9階である。したがって、表示制御部113は、第1画面において、数字ボタン301のうち、数字の7~9に対応する数字ボタン301を第1表示態様(符号Q)で表示させる。また、表示制御部113は、第1画面において、数字ボタン301のうち、数字の0~6に対応する数字ボタン301を第2表示態様(符号P)で表示させる。上記構成によれば、利用者は、1回目のボタン操作(第1数字入力操作)を行う前に、一桁の階床のうちどの階床が制限階であるかを把握することができる。
第1表示態様は、第2表示態様と、数字ボタン301に重畳表示させる情報、数字ボタン301の色彩、数字ボタン301の外観、および数字ボタン301のサイズの少なくともいずれかが異なる。第1表示態様は、第1表示態様で表示される数字ボタン301に対応する数字によって示される階床、または当該数字を一の位に含む階床が制限階であることを利用者が把握可能な表示態様であればよい。
第1表示態様は、第1表示態様で表示される数字ボタン301が示す数字に対応する階床が制限階であることを示す制限階情報を含む。一例として、第1表示態様で表示される数字ボタン301(符号Q)には、図3に示すように、四角形等の記号が重畳表示されてもよい。上記構成によれば、利用者は、数字ボタン301を確認するだけで制限階を把握することができる。
第1段階において操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けると、表示制御部113は、階床情報143を参照し、二桁の制限階を特定する。表示制御部113は、二桁の制限階を特定すると、第2画面を表示部13に表示させる。第2画面が表示されてから、操作受付部111が第2数字入力操作を受け付けるまでの期間が第2段階に対応する。
図4に示すように、第2画面は、第1段階において入力された数字を示す情報(符号401)、数字ボタン301、地下階ボタン303および避難階ボタン304を含む。図2に示すように、本実施形態において建物の二桁の階床のうち制限階は14階および15階である。したがって、図4に示すように、表示制御部113は第2画面において、数字ボタン301のうち数字の4および5に対応する数字ボタン301を第1表示態様(符号Q)で表示させる。また、表示制御部113は第2段階において、数字ボタン301のうち数字の0~3および6~9に対応する数字ボタン301を第2表示態様(符号P)で表示させる。
上記構成によれば、利用者は、1回目のボタン操作(第1数字入力操作)を行った後であって2回目のボタン操作(第2数字入力操作)を行う前に、二桁の階床のうちどの階床が制限階であるかを把握することができる。
第1段階において操作受付部111が地下階入力操作を受け付けると、表示制御部113は、階床情報143を参照し、一桁の地下階の制限階を特定する。表示制御部113は、一桁の地下階の制限階を特定すると、第3画面を表示部13に表示させる。第3画面が表示されてから、操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けるまでの期間が第3段階に対応する。
図5に示すように、第3画面は、地下階を示す文字を含む入力情報(符号501)、数字ボタン301、地下階ボタン303および避難階ボタン304を含む。操作受付部111が地下階入力操作を受け付けた場合、表示制御部113は、数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする地下階が制限階に該当する場合、当該数字ボタン301を第1表示態様で表示させる。また、表示制御部113は、当該数字ボタン301以外の数字ボタン301を第2表示態様で表示させる。
図2に示すように、本実施形態において建物の地下階のうち制限階は地下3階である。したがって、図5に示すように、表示制御部113は第3段階において、数字ボタン301のうち数字の3に対応する数字ボタン301を第1表示態様(符号Q)で表示させる。また、表示制御部113は第2段階において、数字ボタン301のうち数字の0~2および4~9に対応する数字ボタン301を第2表示態様(符号P)で表示させる。
上記構成によれば、利用者は、地下階を示す地下階ボタン303に対する操作(地下階入力操作)を行った後であって数字を示す数字ボタン301に対する操作を行う前に、地下階のうちどの階床が制限階であるかを把握することができる。
従来、行先階呼びに基づいて運行されるエレベータが設置される建物において、行先階呼びが制限される制限階が設定される場合がある。従来のテンキー表示では、エレベータの利用者は入力予定の階床が制限階であるか否かについて入力操作を行う前に知ることができず、階床を入力して初めてその階床が制限階であることが分かるため、不便さを感じることがあった。
これに対して、本発明に係る構成によれば、表示制御部113は、対応付けられた数字を一の位とする階床が制限階に該当する数字ボタン301の表示態様を、当該数字ボタン301以外の数字ボタン301の表示態様とは異ならせて表示部13に表示させる。これにより、利用者は、数字ボタン301に対して操作を行う前に、当該数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床が制限階であるか否かを把握することができる。したがって、認証されていない利用者がある階床を制限階と知らずに行先階として入力して行先階呼びが拒否されるという状況が発生する可能性を低減することができる。以上のように、本発明に係る構成によれば、行先階を入力する利用者の利便性を向上させることができる。
また、表示制御部113は、操作受付部111にて操作を受け付け可能な各段階(第1段階、第2段階、および第3段階)において、操作される数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床が、エレベータ4が設置された建物に存在するか否かに応じて、当該数字ボタン301の表示態様を異ならせる。
数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床が、エレベータ4が設置された建物に存在する場合、表示制御部113は、当該数字ボタン301を第1表示態様または第2表示態様で表示させる。一方、数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床が、エレベータ4が設置された建物に存在しない場合、表示制御部113は、当該数字ボタン301を第3表示態様で表示させる。第3表示態様は、第3表示態様で表示される数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床が、エレベータ4が設置された建物に存在しないことを示す情報を含む表示態様である。上記構成によれば、利用者は、建物に存在する階床と存在しない階床とを区別して把握することができる。
図6は、第3表示態様での表示を含む第2画面の例を示す図である。第1段階において1を示す数字ボタン301が入力された場合、行先階として指定され得る階床は1階、または十の位に1を含む階床である。ここで、十の位に1を含む階床のうち、10~16階は建物に存在するが、17~19階は建物に存在しない。テンキー302は0~9を示す数字ボタン301を含むが、7~9を示す数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床は建物に存在しない。この場合、図6に示すように、表示制御部113は0~6を示す数字ボタン301を第1表示態様または第2表示態様で表示させ、7~9を示す数字ボタン301を第3表示態様で表示させる。
図6に示すように、第3表示態様は、エレベータ4が設置された建物に存在しないことを示す情報として、斜線を数字ボタン301に重畳表示させる表示態様であってもよいが、これに限られない。第3表示態様は、第3表示態様で表示される数字ボタン301に対応付けられた数字を一の位とする階床が、エレベータ4が設置された建物に存在しないことを利用者が把握可能な表示態様であればよい。例えば、表示制御部113は、第3表示態様で表示させる数字ボタン301をグレーアウト表示させてもよい。また、操作受付部111は、第3表示態様で表示される数字ボタン301に対する入力操作を受け付けなくてもよい。
登録部114による行先階呼びの登録が完了すると、表示制御部113は、群管理制御装置2から割当結果情報を取得する。表示制御部113は、割当結果情報を取得すると、割当結果画面を表示部13に表示させる。
図7は、割当結果画面の一例を示す図である。図7に示すように、割当結果画面は行先階呼びに対して割り当てられたエレベータ4の号機を示す情報(符号701)および行先階を示す情報(符号702)を含む。これにより、利用者は自身が乗車すべき号機を把握することができる。表示制御部113は、割当結果画面を所定時間(例えば2秒)表示させた後、第1画面を表示部13に表示させる。
また、表示制御部113は、エラー画面を表示部13に表示させてもよい。例えば、認証装置5において利用者が認証されなかった場合、行先階登録装置1は、利用者が認証されなかったことを示す認証結果情報141を受信する。利用者が認証されなかったことを示す認証結果情報141を受信した場合、表示制御部113は、利用者が認証されなかったことを示すメッセージ等を含むエラー画面を表示部13に表示させてもよい。これにより、利用者は読取装置6を用いた認証に失敗したことを把握することができる。
また、利用者が行先階として指定できない階床を入力した場合、または許可されていない利用者が行先階として制限階を指定した場合、表示制御部113は、エラー画面を表示部13に表示させてもよい。表示制御部113は、登録部114から行先階呼びの登録を拒否したことを示す情報を取得すると利用者によって入力された階床を行先階とする行先階呼びが拒否されたことを示す記号またはメッセージ等を含むエラー画面を表示部13に表示させる。これにより、利用者は自分が入力した階床を行先階とする行先階呼びを登録できなかったことを把握することができる。表示制御部113は、所定時間の間エラー画面を表示部13に表示させた後、直前に表示させていた画面を再度表示させる。
なお、表示制御部113が表示部13に表示させる画面の表示態様は、上述したものに限られない。図8は、第1画面の別の例を示す図である。図8に示すように、表示制御部113は、第1表示態様(符号Q)で表示させる対象である数字ボタン301に、特定の記号(符号801)を表示させてもよい。
図9は、第2画面の別の例を示す図である。図9に示すように、表示制御部113は、第1表示態様(符号Q)で表示させる対象である数字ボタン301に表示される数字を枠線(符号901)によって囲んで表示させてもよい。また、表示制御部113は、どの階床が制限階に該当するかを示すメッセージ(符号902)を表示させてもよい。さらに、表示制御部113は、入力された数字を示す情報を枠線(符号903)で囲んで表示させてもよい。
(登録部114)
登録部114は、操作受付部111にて受け付けた行先階の行先階呼びを登録する。第1段階において操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けると、行先階情報142に一桁の数字が記憶される。登録部114は、第2段階において操作受付部111が第2数字入力操作を受け付けたか否かを判定する。
第2段階において操作受付部111が第2数字入力操作を受け付けなかった場合、登録部114は入力された数字ボタン301に対応する数字を含む一桁の階床を行先階として特定する。具体的には、登録部114は、行先階情報142として記憶されている数字によって示される一桁の階床を行先階として特定する。
第2段階において操作受付部111が第2数字入力操作を受け付けた場合、登録部114は入力された数字ボタン301に対応する数字を含む二桁の階床、すなわち行先階情報142として記憶されている数字によって示される二桁の階床を行先階として特定する。具体的には、登録部114は、第1数字入力操作において入力された数字ボタン301に対応する数字を十の位として含み、第2数字入力操作において入力された数字ボタン301に対応する数字を一の位として含む二桁の階床を行先階として特定する。
また、操作受付部111が第1数字入力操作および地下階入力操作を受け付けた場合、登録部114は入力された数字ボタン301に対応する数字を含む一桁の地下階を行先階として特定する。具体的には、登録部114は、行先階情報142として記憶されている数字によって示される一桁の地下階を行先階として特定する。
登録部114は、行先階を特定した後、群管理制御装置2にサービス階を示すサービス階情報の提供を依頼する情報を送信し、群管理制御装置2からサービス階情報を受信する。サービス階とは、エレベータ4のいずれかの号機が停止可能な階床である。登録部114は、サービス階情報に基づき、特定した行先階がエレベータ4のサービス階であるか否かを判定する。特定した行先階がエレベータ4のサービス階でない場合、登録部114は、行先階呼びの登録を拒否する。
特定した行先階がエレベータ4のサービス階である場合、登録部114は、階床情報143を参照し、特定した行先階が制限階であるか否かを判定する。特定した行先階が制限階でない場合、登録部114は、行先階呼びの登録を許可する。
特定した行先階が制限階である場合、登録部114は、認証結果情報141を参照し、利用者が認証されたか否かを判定する。登録部114は、利用者が認証された場合、制限階を行先階とする行先階呼びの登録を許可し、利用者が認証されない場合、制限階を行先階とする行先階呼びの登録を拒否する。
利用者が認証された場合とは、認証結果情報141が、利用者の認証に成功したことを示す場合である。この場合、登録部114は制限階を行先階とする行先階呼びの登録を許可する。登録部114は、行先階呼びの登録を許可した場合、行先階登録装置1が設置される階床である出発階を示す情報と、特定した行先階を示す情報と、を含む呼び依頼を群管理制御装置2に送信する。これにより、群管理制御装置2において行先階呼びの登録が行われ、行先階呼びに対して最適な号機が割り当てられる。
利用者が認証されない場合とは、認証結果情報141が、利用者の認証に失敗したことを示す場合、または認証結果情報141が記憶部14に記憶されていない場合である。この場合、登録部114は、制限階を行先階とする行先階呼びの登録を拒否する。登録部114は、行先階呼びの登録を拒否した場合、行先階呼びの登録を拒否したことを示す情報を表示制御部113に出力する。
上記構成によれば、利用者が制限階へのアクセスが許可されている登録者であれば、認証を行うことで、制限階を行先階とする行先階呼びを登録することができる。一方、制限階へのアクセスが許可されていない利用者が制限階を行先階とする行先階呼びを行った場合、当該利用者は認証されないため、当該行先階呼びは登録されない。これにより、許可されていない利用者が誤って制限階に行ってしまう可能性を低減することができる。
<エレベータシステム100が行う処理の流れ>
以下、図10~図12を用いてエレベータシステム100が行う処理の流れについて説明する。図10~図12は、エレベータシステム100が行う処理の流れを説明するためのフローチャートまたはシーケンス図である。
(認証に関する処理)
まず、図10を用いてエレベータシステム100が行う認証に関する処理の流れについて説明する。図10は、エレベータシステム100が行う認証に関する処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
利用者は、認証を行う場合、読取装置6に利用者情報を読み取らせる。認証装置5は、読取装置6が読み取った利用者情報を取得すると(S1でYES)、登録情報521を参照し、利用者情報と登録情報521のいずれかと、が一致するか否かを判定する(S2)。
利用者情報と登録情報521のいずれかと、が一致する場合(S2でYES)、制御部51は、利用者の認証に成功したと判定する(S3)。一方、利用者情報が登録情報521のいずれとも一致しない場合(S2でNO)、制御部51は、利用者の認証に失敗したと判定する(S4)。制御部51は、認証結果を示す情報を行先階登録装置1に送信する(S5)。
行先階登録装置1の更新部112は、認証結果を示す情報を受信すると(S11でYES)、受信した情報を認証結果情報141として記憶部14に記憶する(S12)。
認証結果情報141が示す認証結果が、利用者が認証されたことを示す場合(S13でYES)、表示制御部113は、認証に成功したことを示す認証成功画面を表示部13に表示させる(S14)。一方、認証結果情報141が示す認証結果が、利用者が認証されなかったことを示す場合(S13でNO)、表示制御部113は、認証に失敗したことを示す認証失敗画面を表示部13に表示させる(S15)。S14またはS15の後、表示制御部113は、認証成功画面または認証失敗画面を表示させる直前に表示させていた画面を再度表示させる(S16)。
その後、行先階呼びの登録が完了した場合(S17でYES)、または認証結果情報141を記憶してから所定時間が経過した場合(S18でYES)、更新部112は、認証結果情報141を削除する(S19)。これにより、認証を行った第1の利用者の次に第2の利用者が行先階呼びを登録するときに、第1の利用者の認証結果が用いられないようにすることができる。
(画面表示および呼び登録に関する処理)
次に、図11および図12を用いてエレベータシステム100が行う画面表示および呼び登録に関する処理の流れについて説明する。図11および図12は、エレベータシステム100の行先階登録装置1が行う画面表示および呼び登録に関する処理の流れの一例を示すフローチャートおよびシーケンス図である。
図11は、行先階登録装置1が行う、利用者の入力操作に基づく画面表示および行先階の特定に関する処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、表示制御部113は、階床情報143を参照し、一桁の制限階を特定する(S21)。続いて、表示制御部113は、第1画面を表示部13に表示させる(S22:表示制御ステップ)。ここで、表示制御部113は、建物に設けられる階床が制限階であるか否かに基づき、各階床に対応する数字を示す数字ボタン301の表示態様を異ならせる。具体的には、表示制御部113は、一桁の制限階に対応する数字に対応付けられた数字ボタン301を第1表示態様で表示させ、それ以外の数字ボタン301を第2表示態様で表示させる。
表示制御部113が第1画面を表示部13に表示させると、操作受付部111は第1数字入力操作または地下階入力操作を受け付け可能となる。これにより、第1段階が開始される。第1段階において、操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けると(S23でYES:操作受付ステップ)、操作受付部111は、入力された数字を示す情報を行先階情報142として記憶部14に記憶する。また、操作受付部111は、第1数字入力操作を受け付けると、入力操作の受け付けを停止する。これにより、第1段階が終了する。
また、第1段階において、操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けると(S23でYES:操作受付ステップ)、表示制御部113は、階床情報143を参照し、二桁の制限階を特定する(S24)。続いて、表示制御部113は、第2画面を表示部13に表示させる(S25:表示制御ステップ)。ここで、表示制御部113は、建物に設けられる階床が制限階であるか否かに基づき、各階床に対応する数字を示す数字ボタン301の表示態様を異ならせる。具体的には、表示制御部113は、二桁の制限階の一の位に対応する数字に対応付けられた数字ボタン301を第1表示態様で表示させ、それ以外の数字ボタン301を第2表示態様で表示させる。
表示制御部113が第2画面を表示部13に表示させると、操作受付部111は第2数字入力操作を受け付け可能となる。これにより、第2段階が開始される。第2段階において、操作受付部111が第2数字入力操作を受け付けると(S26でYES:操作受付ステップ)、操作受付部111は、入力された数字を示す情報を行先階情報142として記憶部14に記憶する。また、操作受付部111は、第2数字入力操作を受け付けると、入力操作の受け付けを停止する。これにより、第2段階が終了する。
S26でYESの場合、登録部114は、行先階情報142に基づき行先階を特定する(S29)。この場合、登録部114は、第1数字入力操作によって入力された数字を十の位とし、第2数字入力操作によって入力された数字を一の位とする数字によって示される階床を、行先階として特定する。
また、第2段階において操作受付部111が第2数字入力操作を受け付けず(S26でNO)、地下階入力操作を受け付けた場合(S27でYES:操作受付ステップ)、操作受付部111は、地下階が入力されたことを示す情報を行先階情報142として記憶部14に記憶する。また、操作受付部111は、地下階入力操作を受け付けると、入力操作の受け付けを停止する。これにより、第2段階が終了する。
S27でYESの場合、登録部114は、行先階情報142に基づき行先階を特定する(S29)。この場合、登録部114は、第1数字入力操作によって入力された数字を一の位とする地下階を、行先階として特定する。
また、第2段階において操作受付部111が第2数字入力操作および地下階入力操作のいずれも受け付けず(S26およびS27でNO)、表示制御部113が第2画面を表示部13に表示させてから所定時間が経過した場合(S28でYES)、操作受付部111は、入力操作の受け付けを停止する。これにより、第2段階が終了する。
S28でYESの場合、登録部114は、行先階情報142に基づき行先階を特定する(S29)。この場合、登録部114は、第1数字入力操作によって入力された数字によって示される階床を、行先階として特定する。
第1段階において、操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けず(S23でNO)、地下階入力操作を受け付けると(S30でYES:操作受付ステップ)、操作受付部111は、地下階を示す情報が入力されたことを示す情報を行先階情報142として記憶部14に記憶する。また、操作受付部111は、地下階入力操作を受け付けると、入力操作の受け付けを停止する。また、S30でYESの場合、表示制御部113は、一桁の地下階の制限階を特定する(S31)。
続いて、表示制御部113は、第3画面を表示部13に表示させる(S32:表示制御ステップ)。ここで、表示制御部113は、建物に設けられる地下階が制限階であるか否かに基づき、各階床に対応する数字を示す数字ボタン301の表示態様を異ならせる。具体的には、表示制御部113は、一桁の地下階のうち、制限階に対応する数字に対応付けられた数字ボタン301を第1表示態様で表示させ、それ以外の数字ボタン301を第2表示態様で表示させる。
表示制御部113が第3画面を表示部13に表示させると、操作受付部111は第1数字入力操作を受け付け可能となる。これにより、第3段階が開始される。第3段階において、操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けると(S33でYES:操作受付ステップ)、操作受付部111は、入力された数字を示す情報を行先階情報142として記憶部14に記憶する。また、操作受付部111は、第1数字入力操作を受け付けると、入力操作の受け付けを停止する。これにより、第3段階が終了する。
S33でYESの場合、登録部114は、行先階情報142に基づき行先階を特定する(S29)。この場合、登録部114は、第1数字入力操作によって入力された数字を一の位とする地下階を、行先階として特定する。S29の後は、図12に示す処理に進む。
一方、第3段階において、操作受付部111が第1数字入力操作を受け付けず(S33でNO)、表示制御部113が第3画面を表示部13に表示させてから所定時間が経過した場合(S34でYES)、操作受付部111は入力操作の受け付けを停止する。これにより、第3段階が終了し、再度S21の処理が行われる。また、第1段階において第1数字入力操作および地下階入力操作のいずれも受け付けなかった場合(S23およびS30でNO)、再度S21の処理を行う。
次に、行先階が特定された後(図11のS29の処理の後)に行われる処理について、図12を用いて説明する。図12は、行先階が特定された後にエレベータシステム100が行う処理の流れを示すシーケンス図である。
登録部114は、行先階を特定すると、群管理制御装置2にサービス階提供依頼を送信する(S41)。群管理制御装置2は、サービス階提供依頼を受信すると(S51でYES)、サービス階提供依頼の送信元である行先階登録装置1に、サービス階情報を送信する。登録部114は、サービス階情報を受信すると、受信したサービス階情報に基づき、特定した行先階がサービス階であるか否かを判定する(S42)。
行先階がサービス階である場合(S42でYES)、登録部114は、行先階が制限階であるか否かを判定する(S43)。行先階が制限階でない場合(S43でNO)、登録部114は、行先階呼びの登録を許可する。
一方、行先階が制限階である場合(S43でYES)、登録部114は記憶部14の認証結果情報141を参照し、利用者が認証されたか否かを判定する(S44)。利用者が認証されている場合(S44でYES)、登録部114は、行先階呼びの登録を許可する。
登録部114は、行先階呼びの登録を許可すると、行先階呼びを登録する。具体的には、登録部114は、行先階登録装置1が設置された階床である出発階を示す情報、および特定した行先階を示す情報を含む呼び依頼を生成する。続いて、登録部114は、生成した呼び依頼を群管理制御装置2に送信する(S45)。
群管理制御装置2は、呼び依頼を受信すると(S52)、受信した呼び依頼に対して最適なエレベータ4の号機を割り当て(S53)、行先階呼びを登録する。群管理制御装置2は、号機の割り当てを行うと、割当号機を示す情報および行先階を示す情報を含む割当結果情報を送信する。また、群管理制御装置2は、出発階および行先階を示す情報を、割当号機を制御するエレベータ制御装置3にも送信する。
表示制御部113は、群管理制御装置2から割当結果情報を受信すると(S46でYES)、割当結果情報を含む割当結果画面を表示部13に表示させる(S47)。割当結果画面が表示されてから所定時間が経過すると(S48でYES)、表示制御部113は、画面表示を終了する。
行先階がサービス階でない場合(S42でNO)、または行先階が制限階であり(S43でYES)、利用者が認証されていない場合(S44でNO)、登録部114は行先階呼びの登録を拒否する。利用者が認証されていない場合とは、認証結果情報141が、利用者が認証されていないことを示す場合、または認証結果情報141が記憶部14に記憶されていない場合である。
登録部114が行先階呼びの登録を拒否すると、表示制御部113は、行先階呼びの登録ができなかったことを示す情報を含むエラー画面を表示部13に表示させる(S49)。エラー画面が表示されてから所定時間が経過すると(S48でYES)、表示制御部113は画面表示を終了する。
画面表示を終了した後は、図11に示すS21の処理に戻る。これにより、割当結果画面またはエラー画面が表示された後は第1画面が表示され、次の行先階呼びの登録が可能となる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
実施形態1では、数字ボタン301の表示態様を異ならせる構成について説明したが、これに限られない。実施形態2では、画面に数字ボタン301とは異なる、建物のいずれかの階床に対応付けられたボタンが表示され、当該ボタンに対応付けられた階床が制限階であるか否かに基づき表示態様が異なる構成について説明する。
図13は、実施形態2に係るエレベータシステム100Aの構成を示すブロック図である。図13に示すように、実施形態2に係るエレベータシステム100Aは、表示システム200に代えて表示システム200Aを備える。表示システム200Aは、行先階登録装置1に代えて行先階登録装置1Aを備える。行先階登録装置1Aは、制御部11および記憶部14に代えて制御部11Aおよび記憶部14Aを備える。
記憶部14Aは、認証結果情報141および行先階情報142に加えて、建物に存在する特定の階床(特定階)と、制限階および登録可能階のいずれであるかを示す情報が、特定階毎に記憶された階床情報143Aを記憶している。特定階とは、数字以外によって表される階床であり、例えばロビー、ガレージ、屋上、またはヘリポートが位置する階床であってもよい。また、特定階は、避難階を含んでいてもよい。特定階は上述したものに限られない。例えば、建物にロビー階が複数存在していてもよい。
制御部11Aは、表示制御部113に代えて表示制御部113Aを備える点が制御部11と異なる。表示制御部113Aは、操作受付部111が入力操作を受け付け可能な各段階において、特定の階床に対応付けられた特定階ボタンを含むテンキー302Aを表示部13に表示させる。
図14は、特定階ボタンを含む画面の例を示す図である。図14に示すように、特定階ボタンは、ロビーが位置する階床に対応付けられたボタン(符号1401)、ガレージが位置する階床に対応付けられたボタン(符号1402)、屋上が位置する階床に対応付けられたボタン(符号1403)、ヘリポートが位置する階床に対応付けられたボタン(符号1404)、および避難階ボタン304を含む。符号1401~1404に示すように、特定階ボタンの各々には、当該特定階ボタンに対応する特定階を示す記号または文字が対応付けられて表示されている。また、避難階ボタン304も特定階ボタンに含まれてよい。さらに、行先階として指定可能な地下階が1つである場合、地下階ボタン303も特定階ボタンに含まれてよい。なお、図14に示す特定階ボタンは例示であり、他の特定階ボタンが表示されてもよいし、図14に示す特定階ボタンの内の一部が表示されてもよい。例えば、建物にロビー階が複数存在する場合、それぞれのロビー階を示す記号が付された特定階ボタンが個別に表示部13に表示されてもよい。
なお、図14では、テンキー302Aが数字ボタン301および特定階ボタンを含む画面の例を示しているが、表示制御部113Aが表示させる画面はこれに限られない。例えば、表示制御部113Aは、数字ボタン301を含まず特定階ボタンのみを含むテンキー302Aを表示部13に表示させてもよい。
特定階ボタンに対応付けられた階床の各々は、制限階または登録可能階として設定されている。表示制御部113Aは、階床情報143Aを参照し、特定階ボタンを第1表示態様または第2表示態様で表示させる。ガレージが位置する階床およびヘリポートが位置する階床が制限階に該当する場合を例に挙げて説明する。この場合、表示制御部113Aは、特定階ボタンのうち、制限階に該当する階床に対応付けられたボタン(符号1402、1404)を、第1表示態様(符号Q)で表示させる。また、表示制御部113Aは、特定階ボタンのうち、登録可能階に該当する階床に対応付けられたボタン(符号303、304、1401、1403)を、第2表示態様(符号P)で表示させる。
操作受付部111が特定階ボタンに対する入力操作を受け付けると、登録部114は、入力操作が行われた特定階ボタンに対応する階床を特定する。登録部114は、特定した階床が登録可能階である場合、または特定した階床が制限階であり、利用者が認証された場合、行先階の登録を許可する。登録部114は、特定した階床が制限階であり、利用者が認証されていない場合、行先階の登録を拒否する。
以上のように、表示システム200Aは、特定階の各々に対応付けられた特定階ボタンを含む画面を表示し、各特定階ボタンは、対応する特定階が制限階であるか否かに応じて表示態様を異ならせて表示される。これにより、利用者は、特定階のうちどの階床が制限階であるかを、入力操作を行う前に把握することができる。
〔実施形態3〕
実施形態1では、認証装置5が利用者の認証結果を示す情報を行先階登録装置1に送信する構成について説明したが、これに限られない。実施形態3では、行先階登録装置1が群管理制御装置2Bから認証結果を示す情報を取得する構成について説明する。
図15は、実施形態3に係るエレベータシステム100Bの構成を示すブロック図である。図15に示すように、実施形態3に係るエレベータシステム100Bは、群管理制御装置2および認証装置5に代えて群管理制御装置2Bおよび認証装置5Bを備える。認証装置5Bは、セキュリティサーバとも称される。
認証装置5Bは、制御部51Bおよび記憶部52Bを備える。記憶部52Bは、登録情報521に加えて、装置DB(データベース)522を記憶している装置DB522は、読取装置6の識別情報と、当該読取装置6に対応する行先階登録装置1の識別情報とが対応付けられた情報が、読取装置6の識別情報毎に記憶されているデータベースである。
認証装置5Bの制御部51Bは、読取装置6が読み取った利用者情報を取得すると、利用者の認証を行う。さらに、制御部51Bは、装置DB522を参照し、利用者情報の送信元である読取装置6の識別情報に対応する行先階登録装置1の識別情報を特定する。制御部51Bは、利用者の認証結果を示す情報と共に、特定した行先階登録装置1の識別情報を群管理制御装置2Bに送信する。
群管理制御装置2Bは、利用者の認証結果を示す情報および行先階登録装置1の識別情報を受信する。群管理制御装置2Bは、受信した識別情報によって識別される行先階登録装置1に、利用者の認証結果を示す情報を送信する。これにより、行先階登録装置1の更新部112は認証結果情報141を受信することができる。
なお、上述した例では、認証装置5Bと群管理制御装置2Bとが別体の装置である構成について説明したが、これに限られない。例えば、群管理制御装置2Bが認証装置5Bの構成を有していてもよい。この場合、読取装置6は群管理制御装置2Bに利用者情報を送信する。また、群管理制御装置2Bは利用者の認証および読取装置6に対応する行先階登録装置1の特定を行い、特定した行先階登録装置1に認証結果を示す情報を送信する。
〔変形例〕
<変形例1>
上述した各実施形態では、建物が二桁の階床を有する場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、建物は三桁の階床を有していてもよい。また、三桁の階床の少なくとも1つに制限階が設定されていてもよい。この場合、数字ボタン301に対する操作を受け付け可能な段階は、第4段階を含む。
第4段階は、第2段階の後の段階であり、3回目の数字ボタン301に対する操作を受け付け可能な段階である。一連の呼び登録において、第1数字入力操作および第2数字入力操作が行われた後、所定時間が経過するまで、または操作受付部111が3回目の数字ボタン301に対する操作を受け付けるまでの期間が第4段階に対応する。
制限階が三桁の階床である場合、表示制御部113は、操作受付部111にて3回目の数字ボタン301に対する入力操作を受け付け可能な段階において、制限階の一の位に該当する数字に対応付けられた数字ボタン301の表示態様を当該数字ボタン301以外の数字ボタン301の表示態様と異ならせる。
具体的には、表示制御部113は、第4段階において、第4画面を表示部13に表示させる。図16は第4画面の例を示す図である。図16に示すように、第4画面は、第4段階よりも前の段階において入力された入力情報(符号1601)、数字ボタン301、地下階ボタン303および避難階ボタン304を含む。図16に示すように、表示制御部113は、第4画面において、三桁の階床のうち制限階の一の位に該当する数字に対応付けられた数字ボタン301を第1表示態様(符号Q)で表示させ、当該数字ボタン301以外の数字ボタン301を第2表示態様(符号P)で表示させる。
上記構成によれば、利用者は、2回目の数字ボタン301に対する入力操作(第2数字入力操作)を行った後であって3回目の数字ボタン301に対する入力操作(第3数字入力操作)を行う前に、三桁の階床のうちどの階床が制限階であるかを把握することができる。
<変形例2>
上述した各実施形態では、建物が二桁の階床を有する場合を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、建物は二桁の地下階を有していてもよい。また、二桁の地下階の少なくとも1つに制限階が設定されていてもよい。この場合、数字ボタン301に対する操作を受け付け可能な段階は、第5段階を含む。
第5段階は、第2段階または第3段階の後の段階であり、2回目の数字ボタン301に対する操作を受け付け可能な段階である。一連の呼び登録において、地下階入力操作および第1数字入力操作が行われた後、所定時間が経過するまで、または操作受付部111が2回目の数字ボタン301に対する操作を受け付けるまでの期間が第5段階に対応する。第5段階において操作受付部111が受け付け得る数字ボタン301に対する操作は、一連の呼び登録における2回目の数字ボタン301に対する操作であるため、「第2数字入力操作」に該当する。
操作受付部111は、第5段階において、第2数字入力操作の受け付けを待機する。また、第5段階において、表示制御部113は、第5画面を表示させる。図17は、第5画面の例を示す図である。図17に示すように、第5画面は、第5段階よりも前の段階において入力された入力情報(符号1701)、数字ボタン301、地下階ボタン303および避難階ボタン304を含む。
表示制御部113は、第5画面において、二桁の地下階のうち制限階の一の位に該当する数字に対応付けられた数字ボタン301を第1表示態様(符号Q)で表示させ、当該数字ボタン301以外の数字ボタン301を第2表示態様(符号P)で表示させる。これにより、利用者は、第1数字入力操作および地下階入力操作を行った後であって第2数字入力操作を行う前に、二桁の地下階のうちどの階床が制限階であるかを把握することができる。
<変形例3>
上述した各実施形態では、表示システム200が行先階登録装置1を備える構成を例に挙げて説明したが、これに限られない。例えば、エレベータシステム100は操作受付部111、表示制御部113、入力部12および表示部13を備える第1の装置と行先階登録装置1の他の構成を備える第2の装置とを別個に備えていてもよく、表示システム200は第1の装置のみを備えていてもよい。
この場合、操作受付部111は、受け付けた操作の内容を示す情報を第2の装置に送信する。第2の装置は、各種情報に基づき、表示部13に表示させる内容を示す情報を適宜第1の装置に送信する。表示制御部113は、受信した情報に基づく画面を表示部13に表示させる。上記構成によれば、表示システム200において行われる処理を単純化することができる。
<変形例4>
上述した実施形態1では、表示制御部113が制限階に含まれる数字に対応する数字ボタン301を第2表示態様で表示させる構成について説明したが、これに限られない。図18は、第2画面のさらに別の例を示す図である。図18では、建物の地下3階が制限階に該当する場合において、第1数字入力操作において3が入力された後に表示される第2画面を例示している。図18に示す第2画面は、第1段階において入力された入力情報(符号1801)、数字ボタン301、地下階ボタン303および避難階ボタン304を含む。
図18に示すように、表示制御部113は、操作受付部111が数字を入力する操作を受け付けた後、入力された数字を含む地下階が制限階に該当する場合、地下階ボタン303を第2表示態様(符号P)で表示させてもよい。これにより、利用者は、数字を入力する操作を行った後、入力した数字を含む地下階が制限階であることを把握することができる。
なお、建物が二桁の地下階を有する場合、表示制御部113は、第5画面において同様の制御を行ってもよい。例えば、地下13階が制限階であり、第1数字入力操作で1および第2数字入力操作で3が入力された場合、表示制御部113は、第5画面において地下階ボタン303を第2表示態様(符号P)で表示させてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
エレベータシステム100、100A~100Bおよび表示システム200、200A(以下、「システム」と呼ぶ)の機能は、当該システムとしてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該システムの各制御ブロック(特に制御部11、11Aに含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
この場合、上記システムは、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記システムが備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
また、上記各実施形態で説明した各処理は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)に実行させてもよい。この場合、AIは上記制御装置で動作するものであってもよいし、他の装置(例えばエッジコンピュータまたはクラウドサーバ等)で動作するものであってもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る表示システムは、行先階呼びに基づいてエレベータを運行するエレベータシステムにおける表示システムであって、一桁の数字が対応付けられたボタンを含むテンキーを表示部に表示させる表示制御部と、前記ボタンに対する1回または複数回の操作を行先階の入力操作として受け付ける操作受付部とを備え、階床の各々は、行先階として登録できる登録可能階と、行先階呼びが制限される制限階とのいずれかに予め設定されており、前記表示制御部は、前記操作受付部にて前記操作を受け付け可能な各段階において、前記操作される前記ボタンに対応付けられた数字を一の位とする階床が前記制限階に該当する場合、当該ボタンの第1表示態様を、当該ボタン以外の前記ボタンの第2表示態様と異ならせる。
本発明の態様2に係る表示システムは、上記態様1において、前記制限階が一桁の階床である場合、前記表示制御部は、前記操作受付部にて1回目の前記操作を受け付け可能な段階において、前記制限階に該当する数字に対応付けられた前記ボタンを前記第1表示態様で表示させ、当該ボタン以外の前記ボタンを前記第2表示態様で表示させてもよい。
本発明の態様3に係る表示システムは、上記態様1または2において、前記制限階が二桁の階床である場合、前記表示制御部は、前記操作受付部にて2回目の前記操作を受け付け可能な段階において、前記制限階の一の位に該当する数字に対応付けられた前記ボタンを前記第1表示態様で表示させ、当該ボタン以外の前記ボタンを前記第2表示態様で表示させてもよい。
本発明の態様4に係る表示システムは、上記態様1から3のいずれかにおいて、前記制限階が三桁の階床である場合、前記表示制御部は、前記操作受付部にて3回目の前記操作を受け付け可能な段階において、前記制限階の一の位に該当する数字に対応付けられた前記ボタンを前記第1表示態様で表示させ、当該ボタン以外の前記ボタンを前記第2表示態様で表示させてもよい。
本発明の態様5に係る表示システムは、上記態様1から4のいずれかにおいて、前記テンキーは、地下階を示すボタンを含み、前記地下階を示すボタンに対する操作を受け付けた場合、前記表示制御部は、前記操作受付部にて前記操作を受け付け可能な各段階において、前記操作されるボタンに対応付けられた数字を一の位とする地下階が前記制限階に該当する場合、当該ボタンを前記第1表示態様で表示させ、当該ボタン以外の前記ボタンを前記第2表示態様で表示させてもよい。
本発明の態様6に係る表示システムは、上記態様1から5のいずれかにおいて、前記第1表示態様は、前記第2表示態様と、前記ボタンに重畳表示させる情報、前記ボタンの色彩、前記ボタンの外観、および前記ボタンのサイズの少なくともいずれかが異なっていてもよい。
本発明の態様7に係る表示システムは、上記態様1から6のいずれかにおいて、前記表示制御部は、前記操作受付部にて前記操作を受け付け可能な各段階において、前記操作されるボタンに対応付けられた数字を一の位とする階床が、前記エレベータが設置された建物に存在するか否かに応じて、当該ボタンの表示態様を異ならせてもよい。
本発明の態様8に係る表示システムは、行先階呼びに基づいてエレベータを運行するエレベータシステムにおける表示システムであって、特定の階床に対応付けられたボタンを含むテンキーを表示部に表示させる表示制御部と、前記ボタンに対する1回の操作を行先階の入力操作として受け付ける操作受付部とを備え、階床の各々は、行先階として登録できる登録可能階と、行先階呼びが制限される制限階とのいずれかに予め設定されており、前記表示制御部は、前記操作受付部にて前記操作を受け付け可能な各段階において、前記操作される前記ボタンに対応付けられた前記特定の階床が前記制限階に該当する場合、当該ボタンの第1表示態様を、当該ボタン以外の前記ボタンの第2表示態様と異ならせる。
本発明の態様9に係るエレベータシステムは、上記態様1から8に係る表示システムを含むエレベータシステムであって、前記操作受付部にて受け付けた行先階の行先階呼びを登録する登録部と、前記エレベータの利用者の認証を行う認証部と、を備え、前記登録部は、前記利用者が認証された場合、前記制限階を行先階とする行先階呼びの登録を許可し、前記利用者が認証されない場合、前記制限階を行先階とする行先階呼びの登録を拒否する。
本発明の態様10に係る制御方法は、行先階呼びに基づいてエレベータを運行するエレベータシステムにおける表示システムの制御方法であって、一桁の数字が対応付けられたボタンを含むテンキーを表示部に表示させる表示制御ステップと、前記ボタンに対する1回または複数回の操作を行先階の入力操作として受け付ける操作受付ステップとを含み、階床の各々は、行先階として登録できる登録可能階と、行先階呼びが制限される制限階とのいずれかに予め設定されており、前記操作受付ステップにて前記操作を受け付け可能な各段階において、前記操作される前記ボタンに対応付けられた数字を一の位とする階床が前記制限階に該当する場合、前記表示制御ステップにおいて、当該ボタンの第1表示態様を、当該ボタン以外の前記ボタンの第2表示態様と異ならせる。
本発明の態様11に係る制御方法は、行先階呼びに基づいてエレベータを運行するエレベータシステムにおける表示システムの制御方法であって、特定の階床に対応付けられたボタンを含むテンキーを表示部に表示させる表示制御ステップと、前記ボタンに対する1回の操作を行先階の入力操作として受け付ける操作受付ステップとを含み、階床の各々は、行先階として登録できる登録可能階と、行先階呼びが制限される制限階とのいずれかに予め設定されており、前記操作受付ステップにて前記操作を受け付け可能な各段階において、前記操作される前記ボタンに対応付けられた前記特定の階床が前記制限階に該当する場合、前記表示制御ステップにおいて、当該ボタンの第1表示態様を、当該ボタン以外の前記ボタンの第2表示態様と異ならせる。