JP7761172B2 - 恒温槽型圧電発振器 - Google Patents

恒温槽型圧電発振器

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Description

本発明は、恒温槽型圧電発振器に関する。
水晶振動子等の圧電振動子は、固有の周波数温度特性に基づいて、温度に応じて振動周波数が変化する。そこで、圧電振動子の周囲の温度を一定に保つために、恒温槽内に圧電振動子を封入した恒温槽型圧電発振器(Oven-Controlled Xtal(crystal) Oscillator:以下、「OCXO」とも言う。)が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2012-205093号公報 特開2018-14705号公報
本願出願人は、発振用IC、圧電振動子、およびヒータ用ICが積層されたコア部を、コア基板を介して断熱用のパッケージ内部に支持した恒温槽型圧電発振器の出願を既に行っている(特願2020-130421:本願出願時点で未公開)。このような恒温槽型圧電発振器では、パッケージに対するコア基板の機械的接合、およびコア部とパッケージとの電気的接合の性能が、デバイスの信頼性に影響する。これに加え、コア部の断熱効果を高めることも要求される。
本発明は上述したような実情を考慮してなされたもので、パッケージに対するコア基板の機械的接合およびコア部とパッケージとの電気的接合の両方において高い信頼性を得ることが可能であり、しかも、コア部の断熱効果を高めることが可能な恒温槽型圧電発振器を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、コア部が断熱用のパッケージの内部に密閉状態で封入された恒温槽型圧電発振器であって、前記コア部は、少なくとも発振用IC、圧電振動子、およびヒータ用ICを含んだ構成になっており、前記コア部は、可撓性基板に搭載され、この可撓性基板は、接合材によって前記パッケージに機械的接合されており、前記コア部と前記パッケージとは、ワイヤボンディングによって電気的接合され、前記可撓性基板と前記パッケージの底面の間には空間が設けられていることを特徴とする。
上記構成によれば、接合材によるパッケージに対する可撓性基板の機械的接合と、ワイヤボンディングによるコア部とパッケージとの電気的接合とを分離することで、それぞれにおいて高い信頼性を得ることができる。例えば、パッケージに可撓性基板を接続する接合材は、外部応力の影響を受けても機械的接合強度が低下しにくい柔軟性のあるものを用いることができる。また、コア部とパッケージとのワイヤボンディングでは、電気抵抗の低い金属ワイヤの使用により、共通インピーダンスノイズが発生しにくくなり、恒温槽型圧電発振器のCN特性を向上させることができる。これに加え、可撓性基板を介してコア部をパッケージに接続し、かつ、可撓性基板の下方に空間を形成することによって、コア部に対する断熱効果を高めることができる。
上記構成において、前記可撓性基板を前記パッケージに接合するための接合領域は、平面視において前記可撓性基板に対する前記コア部の配置領域と重畳しないことが好ましい。この場合、前記接合領域よりも前記コア部側の領域には、スペーサ部材が設けられており、前記スペーサ部材は、前記可撓性基板と前記パッケージの底面の間に介在されていることが好ましい。これにより、スペーサ部材によって、接合領域に塗布された接合材の厚みが規定されるので、可撓性基板とパッケージの底面の間の空間の幅を容易に規定することができる。また、スペーサ部材によって、接合領域に塗布された接合材の収縮時、可撓性基板とパッケージの底面の間の空間の幅が大きくなる方向に、可撓性基板を反らすことができ、コア部に対する断熱効果を向上させることができる。
上記構成において、前記可撓性基板は、耐熱性を有する樹脂材料からなることが好ましく、このような樹脂材料としては、例えばポリイミドが挙げられる。また、上記構成において、前記コア部は、前記パッケージの内部で真空封止されていることが好ましい。
上記構成において、前記可撓性基板は、当該可撓性基板の上面において前記コア部が搭載される搭載領域と、当該可撓性基板を前記パッケージに接合するための接合領域との間にスリットが設けられている構成とすることが好ましい。また、前記可撓性基板は、前記コア部の直下領域に開口が設けられている構成とすることが好ましい。さらに、前記圧電振動子は前記パッケージとの直接的なワイヤ接続は行われず、前記圧電振動子に直接ワイヤ接続されるのは前記発振用ICのみである構成とすることが好ましい。
本発明の恒温槽型圧電発振器によれば、接合材によるパッケージに対する可撓性基板の機械的接合と、ワイヤボンディングによるコア部とパッケージとの電気的接合とを分離することで、それぞれにおいて高い信頼性を得ることができる。例えば、パッケージに可撓性基板を接続する接合材は、外部応力の影響を受けても機械的接合強度が低下しにくい柔軟性のあるものを用いることができる。また、コア部とパッケージとのワイヤボンディングでは、電気抵抗の低い金属ワイヤの使用により、共通インピーダンスノイズが発生しにくくなり、恒温槽型圧電発振器のCN特性を向上させることができる。これに加え、可撓性基板を介してコア部をパッケージに接続し、かつ、可撓性基板の下方に空間を形成することによって、コア部に対する断熱効果を高めることができる。
本発明の実施形態にかかるOCXOの概略構成を示す断面図である。 図1のOCXOの平面図である。 図1のOCXOのコア部およびコア基板の概略構成を示す断面図である。 図3のコア部の水晶発振器(水晶振動子および発振用IC)の各構成を模式的に示した概略構成図である。 図4の水晶発振器の第1封止部材の第1主面側の概略平面図である。 図2のコア部に含まれる水晶発振器の変形例を示す概略構成図である。 OCXOの変形例における概略構成を示す断面図である。 (a)~(c)は、コア基板の一形状例を示す平面図である。 (a)、(b)は、コア基板の変形例を示す平面図である。 OCXOの変形例を示す断面図である。 図10のOCXOの底面図である。
〔実施の形態1〕
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
本実施形態にかかるOCXO1は、図1、図2に示すように、セラミック製等で略直方体のパッケージ(筐体)2の内部にコア部5が配置され、リッド(蓋)3によって気密封止された構造とされている。パッケージ2には、上方が開口された凹部2aが形成されており、凹部2aの内部にコア部5が気密状態で封入されている。凹部2aを囲う周壁部2bの上面には、リッド3が封止材8を介してシーム溶接によって固定されており、パッケージ2の内部が密封状態(気密状態)になっている。封止材8としては、例えばAu-Su合金や、はんだ等の金属系封止材が好適に用いられるが、低融点ガラス等の封止材を用いてもよい。また、これらに限らず、金属リングを用いたシーム封止や金属リングを用いないダイレクトシーム封止、ビーム封止などの手法による封止部材の構成を採用することも可能である(真空度を低下させない上では、シーム封止が好ましい)。パッケージ2の内部空間は、真空(例えば真空度が10Pa以下)、または低圧の窒素やアルゴンなどの熱伝導率が低い雰囲気であることが好ましい。なお、図2では、リッド3を取り外した状態のOCXO1を示しており、OCXO1の内部の構造を示している。
パッケージ2の周壁部2bの内壁面には、接続端子(図示省略)の並びに沿った段差部2cが形成されている。コア部5は、対向する一対の段差部2c,2c間における凹部2aの底面に、板状の可撓性部材からなるコア基板(可撓性基板)4を介して配置されている。あるいは、段差部2cは、凹部2aの底面の4方を囲むように形成されていてもよい。コア基板4は、非導電性接着剤(接合材)7により凹部2aの底面に接合されており、コア基板4の下側の部分には空間(ギャップ)2dが形成されている。また、コア部5の各構成部材に形成された外部端子(図示省略)は、ワイヤ6a,6bを介して段差部2cの段差面上に形成された接続端子にワイヤボンディングにより接続されている。非導電性接着剤7,7の内方側には、スペーサ部材2f,2fが設けられている。
非導電性接着剤7,7が、コア基板4の長手方向の両端部に配置されており、コア基板4の短手方向(図1の紙面に直交する方向)に沿って直線状に配置されている。各スペーサ部材2fは、非導電性接着剤7の側方に隣接するように配置されており、コア基板4の短手方向に沿って直線状に配置されている。このように、非導電性接着剤7,7の内方側において、コア基板4とパッケージ2の底面の間に、スペーサ部材2f,2fが介在されている。スペーサ部材2f,2fによって、コア基板4の長手方向の両端部が支持されている。
コア基板4は、例えばポリイミド等の耐熱性および可撓性を有する樹脂材料からなる。スペーサ部材2fは、例えばモリブデン、タングステン等のペースト材からなる。コア基板4は、パッケージ2の底面に接触しないように設けられている。コア基板4の厚みは、5~100μmであり、コア基板4とパッケージ2の底面の間の空間2dの幅(距離)は、5~50μmであることが好ましい。
また、コア基板4をパッケージ2に接合するための接合領域(非導電性接着剤7の塗布領域)A1は、平面視においてコア基板4の上面におけるコア部5の配置領域と重畳しないように配置されている。図2に示すように、平面視で、一対のスペーサ部材2f,2fの内方側の領域にコア部5が配置され、一対のスペーサ部材2f,2fの外方側の領域に接合領域A1,A1が配置される。なお、コア基板4上のヒータ用IC52から接合領域A1までの距離は、250~1000μmであることが好ましい。
次に、コア部5について、図3を参照して説明する。図3では、コア部5がコア基板4上に搭載された状態を図示している。コア部5は、OCXO1で使用される各種電子部品をパッケージングしたものであり、発振用IC51、水晶振動子(圧電振動子)50、およびヒータ用IC52が上側から順に積層された3層構造(積層構造)の構成になっている。発振用IC51、水晶振動子50、およびヒータ用IC52は、平面視におけるそれぞれの面積が、上方に向かって漸次小さくなっている。コア部5は、特に、温度特性の大きい水晶振動子50、発振用IC51、およびヒータ用IC52の温度調整を行うことで、OCXO1の発振周波数を安定させるように構成されている。なお、コア部5の各種電子部品は封止樹脂によって封止されていないが、封止雰囲気によっては封止樹脂による封止を行うようにしてもよい。
水晶振動子50および発振用IC51によって、水晶発振器100が構成される。発振用IC51は、複数の金属バンプを介して水晶振動子50上に搭載されている。発振用IC51によって水晶振動子50の圧電振動を制御することにより、OCXO1の発振周波数が制御される。水晶発振器100の詳細については後述する。
水晶振動子50および発振用IC51の互いの対向面の間には、非導電性接着剤53が介在されており、非導電性接着剤53によって水晶振動子50および発振用IC51の互いの対向面が固定されている。この場合、水晶振動子50の上面(第1封止部材20の第1主面201)と、発振用IC51の下面とが、非導電性接着剤53を介して接合される。
発振用IC51は、平面視における面積が水晶振動子50よりも小さくなっており、発振用IC51の全体が、平面視で水晶振動子50の範囲内に位置している。発振用IC51の下面の全体が、水晶振動子50の上面(第1封止部材20の第1主面201)に接合されている。
ヒータ用IC52は、例えば発熱体(熱源)と、発熱体の温度制御用の制御回路(電流制御用の回路)と、発熱体の温度を検出するための温度センサとが一体になった構成とされている。ヒータ用IC52によってコア部5の温度制御を行うことにより、コア部5の温度が略一定の温度に維持され、OCXO1の発振周波数の安定化が図られている。
水晶振動子50およびヒータ用IC52の互いの対向面の間には、非導電性接着剤54が介在されており、非導電性接着剤54によって水晶振動子50およびヒータ用IC52の互いの対向面が固定されている。この場合、水晶振動子50の下面(第2封止部材30の第2主面)と、ヒータ用IC52の上面とが、非導電性接着剤54を介して接合される。
水晶振動子50は、平面視における面積がヒータ用IC52よりも小さくなっており、水晶振動子50の全体が、平面視でヒータ用IC52の範囲内に位置している。水晶振動子50の下面(第2封止部材30の第2主面)の全体が、ヒータ用IC52の上面に接合されている。
ヒータ用IC52およびコア基板4の互いの対向面の間には、非導電性接着剤55が介在されており、非導電性接着剤55によってヒータ用IC52およびコア基板4の互いの対向面が固定されている。非導電性接着剤53,54および55としては、例えばポリイミド系接着剤、エポキシ系接着剤などが用いられる。
図3に示すコア部5において、水晶振動子50およびヒータ用IC52の上面にはワイヤボンディング用の外部端子が形成されている。水晶振動子50およびヒータ用IC52のワイヤボンディングは、コア部5をパッケージ2に搭載する前には行われず、コア部5をパッケージ2に搭載した後に行われる。すなわち、図1に示すように、コア部5をパッケージ2に搭載した後、水晶振動子50の上面に形成された外部端子がワイヤ6aを介して段差部2cの段差面上に形成された接続端子に接続される。また、ヒータ用IC52の上面に形成された外部端子がワイヤ6bを介して段差部2cの段差面上に形成された接続端子に接続される。このように、コア部5をパッケージ2に搭載した後でワイヤボンディングを行うことによって、効率よくワイヤボンディングを行うことができ、量産性に優れたOCXO1を提供することができる。
コア部5に用いられる水晶振動子50の種類は特に限定されるものではないが、デバイスを薄型化しやすい、サンドイッチ構造のデバイスを好適に使用できる。サンドイッチ構造のデバイスは、ガラスや水晶からなる第1、第2封止部材と、例えば水晶からなり両主面に励振電極が形成された振動部を有する圧電振動板とから構成され、第1封止部材と第2封止部材とが、圧電振動板を介して積層して接合され、内部に配された圧電振動板の振動部が気密封止される3枚重ね構造のデバイスである。
このようなサンドイッチ構造の水晶振動子50と、発振用IC51とが一体的に設けられた水晶発振器100の一例について、図4、図5を参照して説明する。なお、サンドイッチ構造の水晶振動子自体は公知であるため、水晶振動子50の内部構造についての詳細な説明は省略する。
水晶発振器100は、図4に示すように、水晶振動板(圧電振動板)10、第1封止部材20、第2封止部材30、および発振用IC51を備えて構成されている。この水晶発振器100では、水晶振動板10と第1封止部材20とが環状の封止接合部41によって接合され、水晶振動板10と第2封止部材30とが環状の封止接合部42によって接合されることによって、略直方体のサンドイッチ構造のパッケージが構成される。封止接合部41,42は、例えば、水晶振動板10、第1封止部材20および第2封止部材30のそれぞれの接合面に、表面がAu層とされた接合パターン(例えば、最下層側からTi層とAu層とが形成された接合パターン)を形成し、接合面同士を貼り合わせたときのAu-Au拡散接合によって接合が行われるものとすることができる。この構成によれば、水晶振動板10と各封止部材20,30との隙間寸法を0.15μm~1μm程度と非常に小さくできるため、薄型化とコア部5の熱容量の縮小化に有利な構成とすることができる。
すなわち、水晶発振器100においては、振動部(図示省略)が形成される水晶振動板10の両主面のそれぞれに第1封止部材20および第2封止部材30が接合されることでパッケージの内部空間(キャビティ)が形成され、この内部空間に水晶振動板10の振動部が気密封止される。第1封止部材20上に搭載される発振用IC51は、水晶振動板10とともに発振回路を構成する1チップ集積回路素子である。
なお、図4に示すコア部5は、発振用IC51が複数の金属バンプ21を介して(すなわちフリップチップボンディングによって)水晶振動子50上に搭載されている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図6に示すように、発振用IC51は、水晶振動子50上にダイボンディングされ、水晶振動子50に対してワイヤボンディングによって電気接続されていてもよい。また、水晶振動子50の裏面(ヒータ用IC52との接合面)には、OCXO1の動作時にGND電位が与えられるベタ電極43が形成されていてもよい。
発振用IC51を水晶振動子50上にダイボンディングする構成では、フリップチップボンディングに比べて発振用IC51と水晶振動子50との接触面積が大きくなり、発振用IC51によって発生する熱の影響が、水晶振動子50を介して温度制御を担うヒータ用IC52により伝わりやすくなる。これにより、コア部5における温度、すなわち発振用IC51、水晶振動子50およびヒータ用IC52の温度を効率良くヒータ用IC52に備えられた温度センサに伝えることができ、高精度な温度制御が行える。すなわち、水晶振動子50は、本来、ヒータ以外の熱源である発振用IC51の影響は受けないようにすることが好ましいが、実際上は困難である。そうであるなら、発振用IC51による水晶振動子50の温度変化をヒータ用IC52の温度センサに効率よく伝えることができれば制御しやすくなる。
また、発振用IC51と水晶振動子50とがワイヤボンディングによって電気接続される場合、コア部5とパッケージ2とのワイヤボンディングにおいては、図7に示すように、水晶振動子50とパッケージ2との直接的なワイヤ接続は行わず、水晶振動子50に直接ワイヤ接続されるのは発振用IC51のみとすることが好ましい。図7では、ワイヤ6cを介して水晶振動子50と発振用IC51とが接続されているのみである。この構成では、水晶振動子50からワイヤを通じてパッケージ2へ熱が逃げることを抑制できる。その結果、水晶振動子50に対する断熱性が高くなり、水晶振動子50に対する温度制御性が高くなるといったメリットがある。
図5に示すように、水晶振動子50の上面には、外部端子22が形成されている。そのうち2つの外部端子22,22は、その一端(外周側端部)に振動部の励振電極が(水晶振動子50内の配線やスルーホールを介して)電気的に接続されており、他端(内周側端部)に発振用IC51が接続される。また、残りの4つの外部端子(4隅に設けられた外部端子)22は、その一端(外周側端部)がパッケージ2とのワイヤボンディングに用いられ、他端(内周側端部)に発振用IC51が接続される。発振用IC51は、金属バンプを用いたFCB法により、外部端子22に接続される。
本実施形態では、上記構成のOCXO1において、コア部5が断熱用のパッケージ2の内部に密閉状態で封入されており、コア部5は、可撓性を有するコア基板4に搭載され、このコア基板4は、非導電性接着剤7によってパッケージ2に機械的接合されており、コア部5とパッケージ2とは、ワイヤボンディングによって電気的接合され、コア基板とパッケージ2の底面の間には空間2dが設けられている。
本実施形態によれば、非導電性接着剤7によるパッケージ2に対するコア基板4の機械的接合と、ワイヤボンディングによるコア部5とパッケージ2との電気的接合とを分離することで、それぞれにおいて高い信頼性を得ることができる。例えば、パッケージ2にコア基板4を接続する非導電性接着剤7は、外部応力の影響を受けても機械的接合強度が低下しにくい柔軟性のあるものを用いることができる。また、コア部5とパッケージ2とのワイヤボンディングでは、電気抵抗の低い金属ワイヤの使用により、共通インピーダンスノイズが発生しにくくなり、OCXO1のCN(キャリアノイズ)特性を向上させることができる。
詳細には、発振用IC51、水晶振動子50、およびヒータ用IC52を積層配置したコア部5を用いることによって、コア部5の熱容量を小さくすることができる。コア部5の熱容量を小さくすると、小電力での温度制御がしやすくなり、しかも、コア部5の温度追従性を向上させて、OCXO1の安定性を向上させることができる。また、OCXO1の熱容量を小さくした場合、外部温度変化の影響を受けやすくなるが、コア部とパッケージ2との間にコア基板4を介在させることで、応力と熱の逃げとを軽減できるようになっている。
ここで、コア部5とパッケージ2との電気的接合において、その電気的接合をコア基板4が仲介する場合を考える。この場合、コア基板4の上面ではコア部5とコア基板4との接続が行われ、コア基板4の下面ではコア基板4とパッケージ2との接続が行われる。また、コア基板4とパッケージ2との接続には、導電性接着剤を用いてコア基板4の下面の接続端子とパッケージ2の上面の接続端子とを接続する必要がある。すなわち、コア基板4とパッケージ2との間で、導電性接着剤の使用により、電気的接合と機械的接合とを同時に行う必要がある。
しかし、アンダーフィルに導電性フィラーを混入させた導電性接着剤は、導電性フィラーを用いない非導電性接着剤に比べて硬く、外部応力の影響を受けて機械的接合強度が低下する場合がある。また、電気的接合に関しても、導電性接着剤は金属ワイヤなどに比べて電気抵抗が高く、共通インピーダンスノイズが発生しやすくなるため、OCXO1のCN特性が低下する。
これに対し、本実施形態に係るOCXO1では、コア部5における水晶振動子50やヒータ用IC52は、ワイヤ6a,6bを介して、パッケージ2内に形成された接続端子に直接接続される。このため、コア基板4においては、コア部5とパッケージ2との電気的接合を仲介する機能は必要ない。
その結果、本実施形態に係るOCXO1では、コア部5とパッケージ2との接続は機械的接合のみでよく、非導電性接着剤を用いることができる。非導電性接着剤は、導電性接着剤に比べて柔軟性のあるものを用いることができ、外部応力の影響を受けても機械的接合強度が低下しにくい。また、コア部5とパッケージ2との電気的接合に関しても、電気抵抗の低い金属ワイヤの使用により、共通インピーダンスノイズが発生しにくくなるため、OCXO1のCN特性が向上する。
また、コア基板4に関しては、パッケージ2に対してコア部5を支持する機能のみでよいことから、コア基板4の材料の選択肢も広げることができる。コア基板4としては、断熱性および耐熱性の優れた材料を用いることが好ましく、また、外部応力の影響を抑制できるように可撓性を有する基板とすることが好ましい。このような観点から、本実施形態では、コア基板4として、ポリイミド等の樹脂材料からなる可撓性基板を採用している。
これに加え、本実施形態によれば、コア基板4を介してコア部5をパッケージ2に接続し、かつ、コア基板4の下方に空間2dを形成することによって、コア部5に対する断熱効果を高めることができる。また、パッケージ2に一対の段差部2cを設け、段差部2cに接続端子を設けることによって、接続端子がパッケージ2の開口部に近づき、コア部5とパッケージ2とのワイヤボンディングが行いやすくなる。
本実施形態では、コア基板4の長手方向の両端部において、コア基板4とパッケージ2の底面の間にスペーサ部材2fが介在されている。スペーサ部材2fは、コア基板4をパッケージ2に接合するための接合領域A1の内方側の領域、つまり、接合領域A1よりもコア部5側の領域に設けられている。スペーサ部材2fによって、接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7の厚みが規定されるので、コア基板4とパッケージ2の底面の間の空間2dの幅を容易に規定することができる。スペーサ部材2fの厚みは、5~50μmであることが好ましい。
ここで、スペーサ部材2fを設けない場合には、接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7の塗布量に応じて非導電性接着剤7の厚みのばらつきが大きくなり、コア基板4とパッケージ2の底面の間の空間2dの幅のばらつきも大きくなる。また、コア基板4上のヒータ用IC52から接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7までの距離にばらつきが発生する。このため、水晶振動子50およびヒータ用IC52のワイヤボンディングを安定的に行うことが困難になる。
しかし、本実施形態では、スペーサ部材2fによって、接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7の厚みを規定することにより、コア基板4とパッケージ2の底面の間の空間2dの幅のばらつきを抑制することができる。また、コア基板4上のヒータ用IC52から接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7までの距離のばらつきを抑制することができる。そして、コア基板4を特定の材料で形成し、コア基板4とパッケージ2の底面の間の空間2dの幅を所定範囲に設定し、さらに、コア基板4上のヒータ用IC52から接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7までの距離を所定範囲に設定することにより、水晶振動子50およびヒータ用IC52のワイヤボンディングを安定的に行うことができる。つまり、ワイヤボンディングの際、コア基板4を撓ませることによって、パッケージ2の凹部2aの底面にコア基板4を接触させて、コア基板4とパッケージ2の底面の間に隙間がない状態にしておくことで、ワイヤボンディングによる超音波印加を確実に行うことができるようになり、水晶振動子50およびヒータ用IC52のワイヤボンディングを安定的に行うことができる。具体的には、コア基板4をポリイミド製とし、コア基板4の厚みを、5~100μmとし、コア基板4とパッケージ2の底面の間の空間2dの幅を、5~50μmとし、コア基板4上のヒータ用IC52から接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7までの距離を、250~1000μmとすればよい。
なお、コア基板4とパッケージ2の底面の間の空間2dの幅が、50μmよりも大きい場合や、コア基板4上のヒータ用IC52から接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7までの距離が、1000μmよりも大きい場合、ワイヤボンディングの際にコア基板4が撓みすぎてしまい、ワイヤボンディングを安定的に行うことが困難になる。
また、本実施形態によれば、スペーサ部材2f,2fによって、接合領域A1に塗布された非導電性接着剤7,7の収縮時、コア基板4とパッケージ2の底面の間の空間2dの幅が大きくなる方向に、コア基板4を反らすことができ、これにより、コア部5に対する断熱効果を向上させることができる。
本発明は、その精神や主旨または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、上記実施形態では、サンドイッチ構造の水晶振動子50を含む水晶発振器100を用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、サンドイッチ構造以外の発振器(例えば、SMD(Surface Mount Device)型の発振器)を用いてもよい。
また、OCXO1に含まれるヒータの数は特に限定されるものでは無く、OCXO1は、ヒータ用IC52に含まれるヒータ以外に、他のヒータを有していてもよい。例えば、コア部5の上部にさらにヒータを追加した構成、パッケージ2内でコア部5以外に配置された回路部品の搭載領域にヒータを追加した構成、およびパッケージ2本体に膜状のヒータを埋め込んだ構成などが考えられる。
〔実施の形態2〕
OCXO1における温度制御性を高めるためには、コア部5からパッケージ2への放熱を低減することが重要である。ここで、コア部5からパッケージ2への放熱は、主にコア基板4を介した熱伝導によって生じる。すなわち、コア基板4による熱伝導量を低減することで、OCXO1における温度制御性を向上させることができる。本実施の形態2では、コア部5からパッケージ2への熱伝導量を低減できるコア基板4の構成例について説明する。
図8は、本実施の形態2に係るコア基板4の形状例を示す平面図である。なお、図8において、領域R1はコア基板4の上面においてコア部5の一部であるヒータ用IC52が搭載される領域であり、領域R2はコア基板4の裏面においてパッケージ2と接合される領域(接着剤の塗布領域)である。
本実施の形態2に係るコア基板4では、領域R1と領域R2との間にスリット401が設けられ、このスリット401によって領域R1と領域R2との間の伝熱経路が狭められる。コア基板4を介した熱伝導によってコア部5からパッケージ2への放熱が生じることを低減することができる。
スリット401による熱伝導低減効果(断熱効果)を好適に得るため、スリット401は、コア基板4の両側における領域R2の並び方向(図8での左右方向)に対して直交する方向(図8での上下方向)を長手方向とすることが好ましい。これにより、スリット401は、領域R1から領域R2に伝わる熱を広範囲に遮断することができ、スリット401による断熱効果が向上する。
なお、スリット401の短手方向(図8では左右方向)寸法は、スリット401の断熱効果に特に影響を与えるものではなく、コア基板4の強度低下を避ける観点からできるだけ小さくすることが好ましい。コア基板4の強度が低下すると、コア部5をパッケージ2にワイヤボンディングする際に、超音波が効率的に接合に寄与しなくなり、良好なワイヤボンディングが行いにくくなる。
領域R1と1つの領域R2との間に設けられるスリット401は、1つの長いスリットとして形成するよりも、長手方向に複数に分割されたスリットとすることが好ましい(図8(a)参照)。このように、スリット401を複数に分割することにより、1つの長いスリットとする場合に比べ、コア基板4の強度低下を避けることができる。
また、スリット401は、直線状に形成されるものには限定されず、例えば、領域R2の周囲に反って屈曲させた形状としてもよい(図8(b)参照)。このように、スリット401を領域R2の周囲形状に反わせることで、領域R2への熱伝導を効果的に遮断し、スリット401による効果的な断熱効果が得られると考えられる。
また、スリット401は、領域R1と領域R2との間で、領域R2に接近させて配置するものには限定されず、領域R1に接近させて配置するものであってもよい(図8(c)参照)。このように、スリット401を領域R1に接近して配置することで、領域R1からの熱伝導(すなわち、熱源であるヒータ用IC52からの熱伝導)を領域R1から放射的に伝わる熱の熱源の近くから効果的に遮断し、スリット401による効果的な断熱効果が得られると考えられる。
〔実施の形態3〕
本実施の形態3では、コア部5からパッケージ2への熱伝導量を低減できるコア基板4の他の構成例について説明する。図9は、本実施の形態3に係るコア基板4の形状例を示す平面図である。
本実施の形態3に係るコア基板4では、コア部5の一部であるヒータ用IC52の直下領域に、すなわち領域R1とほぼ重なるように開口402が設けられている。この開口402によってヒータ用IC52とコア基板4との接触面積が低減され、ヒータ用IC52からコア基板4への伝熱量を低減することができる。その結果、コア基板4を介した熱伝導によってコア部5からパッケージ2への放熱が生じることを低減することができる。
なお、開口402は開口内部に領域R1を完全に含むことはなく、開口402は領域R1の少なくとも4隅を含まない形状とされている。これにより、ヒータ用IC52はその4隅でコア基板4に接着固定できるようになっている。
図9(a)に示す開口402は、開口402の縦および横寸法が領域R1の縦および横寸法よりも大きくなるように形成されている。これにより、領域R1は4隅のみが開口402に含まれない形状とされている。この場合、ヒータ用IC52とコア基板4との接触面積を最小限にすることができ、開口402による熱伝導低減効果(断熱効果)が最大限に得られる。
一方、図9(b)に示す開口402は、開口402の縦および横寸法が領域R1の縦および横寸法よりも小さくなるように形成されている。これにより、領域R1は4隅のみでなく、外縁部の周辺全体が開口402に含まれない形状とされている。この場合、コア部5をパッケージ2にワイヤボンディングする際に、コア部5のワイヤボンディングパッドの直下に開口402が存在しないようにすることができる。その結果、ワイヤボンディングの際にコア部5の姿勢を安定化させ、超音波を効率的に接合に寄与させることができ、ワイヤボンディングが良好に行いやすくなる。
〔実施の形態4〕
上記実施の形態1~3では、パッケージ2はシングルパッケージとされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、図10に示すようなH型パッケージや2段重ねパッケージを使用することもできる。
図10に示すH型パッケージのOCXO1は、上方が開口された凹部2a以外に、下方が開口された凹部2eが形成されたパッケージ2を有している。コア部5の実装部となる主面(凹部2aが形成された主面)と反対側の他主面に形成される凹部2eには、ヒータ用IC52と組み合わせて使用される調整用電子部品としてコンデンサ9などの回路部品(回路部品用接合材(例えば、はんだ)で取り付けられる回路部品)を配置することができる。コンデンサ9を配置する凹部2eは、凹部2aとは異なり、リッド3によって封止する必要は無い。
ここで、コンデンサ9は、コア部5と同じくパッケージ内(凹部2a内)に配置することも可能であるが、図10のようにパッケージ外に回路部品を配置することでパッケージ内の熱容量を小さくし、小電力での温度制御や、コア部5の温度追従性の向上を図ることができる。また、気密封止された凹部2a内部の雰囲気に対して、はんだやフラックスなどによる事後的なガスの発生をなくすことができる。このため、ガスの悪影響をコア部5に対して与えることがなくなり、電気的特性のさらなる安定化を実現できるうえで望ましい。
本実施の形態では、3つのコンデンサ9は、パッケージ2における一主面とは反対側の他主面(この場合、凹部2eの底面)に搭載されている。コンデンサ9は、図11に示すように、パッケージ2の凹部2eの底面に形成された搭載パッド9a(回路部品用搭載パッド)に、はんだによって接合される。なお、図11ではコンデンサ9の配置領域を一点鎖線にて示している。一対の搭載パッド9a,9aは、パッケージ2の短辺方向に沿って対向して配置されており、3つのコンデンサ9それぞれのパッケージ2の短辺方向の両端部が、搭載パッド9a,9aに接合されるようになっている。
図11に示すように、3対の搭載パッド9a,9aは、パッケージ2の長辺方向に所定の間隔を隔てて配列されている。各搭載パッド9aは、パッケージ2の底面において島状に点在されている。また、パッケージ2および3つのコンデンサ9はそれぞれ平面視矩形状であり、パッケージ2の短辺方向の中心線L1および長辺方向の中心線L2に対して、3つのコンデンサ9が対称に配置される。この場合、3つのコンデンサ9の配置場所が中心線L1,L2に線対称になっていればよい。なお、パッケージ2の下面には、OCXO1を外部に設けられる外部回路基板(図示省略)にはんだ等を介して電気的に接続するための複数(図11では8つ)の外部接続端子2gも形成されている。
本実施の形態では、3つのコンデンサ9が、パッケージ2の短辺方向の中心線L1および長辺方向の中心線L2に対して対称に配置されているので、パッケージ2全体としての熱分布の均一化を図ることができる。これにより、パッケージ2全体として熱伝達が偏りにくくなり、OCXO1の温度制御や特性を安定化させることができる。また、コンデンサ9の向きや間隔については整った状態で配置されるため、パッケージ2の他主面の搭載領域に対して、コンデンサ9の搭載位置に無駄がなくなり、実装性が向上する。
また、パッケージ2の他主面に搭載されるコンデンサ9の数は特に限定されるものでは無く、コンデンサ9の数は3つ以外であってもよい。また、コンデンサ9以外の回路部品をパッケージ2の他主面に搭載してもよい。また、全ての回路部品の大きさ(体積、表面積)が同一でなくてもよい。
図11の例では、3つのコンデンサ9が中心線L1,L2の両方に対して線対称に配置されていたが、中心線L1,L2のうち少なくとも1つに対して線対称になっていればよい。例えば3つのコンデンサ9がパッケージ2の短辺方向の中心線L1のみに対して線対称であってもよいし、あるいは、3つのコンデンサ9がパッケージ2の長い方向の中心線L2のみに対して線対称であってもよい。これにより、パッケージ2の特定の辺方向における熱伝達の対称性を保つことができ、熱伝達が偏りにくくなり、OCXO1の温度制御や特性を安定化させることができる。
また、コンデンサ9をパッケージ外に配置する場合、図10に示すパッケージ2のように凹部2eが形成されることは必須ではなく、凹部2aが形成された主面とは反対側の他主面を平面状とし、この平面にコンデンサ9が配置されていてもよい。
また、2段重ねパッケージのOCXO1として、図示は省略するが、一方のみに凹部を有するパッケージを上下方向に積層し電気的機械的に接合するとともに、上側のパッケージをリッドで気密封止する形態とすることもできる。この場合、上側のパッケージは、図1に示すように凹部にコア部5を格納する構成とし、下側のパッケージにコンデンサのみを格納する形態とすることができる。さらに他のOCXO1としては、図1のリッド3の上にコンデンサ9を配置する構成とすることもできる。
また、上述したコア部5は、発振用IC51、水晶振動子50、およびヒータ用IC52が上側から順に積層された3層構造とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ヒータ用IC52の上に発振用IC51および水晶振動子50が平置き(横並び)配置される構成とされてもよい。この構成では、水晶振動子50が発振用IC51からの熱の影響を受けにくくなり、水晶振動子50およびヒータ用IC52の温度が均一化されやすくなるため、ヒータ用IC52に備えられた温度センサによって、温度制御対象である水晶振動子50に対してより高精度な温度制御が行える。
この出願は、2021年3月1日に日本で出願された特願2021-031583に基づく優先権を請求する。これに言及することにより、その全ての内容は本出願に組み込まれるものである。
1 OCXO(恒温槽型圧電発振器)
2 パッケージ
2d 空間
2f スペーサ部材
4 コア基板(可撓性基板)
5 コア部
7 非導電性接着剤(接合材)
50 水晶振動子(圧電振動子)
51 発振用IC
52 ヒータ用IC

Claims (9)

  1. コア部が断熱用のパッケージの内部に密閉状態で封入された恒温槽型圧電発振器であって、
    前記コア部は、少なくとも発振用IC、圧電振動子、およびヒータ用ICを含んだ構成になっており、
    前記コア部は、可撓性基板に搭載され、この可撓性基板は、接合材によって前記パッケージに機械的接合されており、
    前記コア部と前記パッケージとは、ワイヤボンディングによって電気的接合され、
    前記可撓性基板と前記パッケージの底面の間には空間が設けられ、前記可撓性基板と前記パッケージの前記底面の間にはスペーサ部材が介在されていることを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
  2. コア部が断熱用のパッケージの内部に密閉状態で封入された恒温槽型圧電発振器であって、
    前記コア部は、少なくとも発振用IC、圧電振動子、およびヒータ用ICを含んだ構成になっており、
    前記コア部は、可撓性基板に搭載され、この可撓性基板は、接合材によって前記パッケージに機械的接合されており、
    前記コア部と前記パッケージとは、ワイヤボンディングによって電気的接合され、
    前記可撓性基板と前記パッケージの底面の間には空間が設けられ、
    前記可撓性基板の厚みが、5~100μmであり、前記空間の幅が、5~50μmであることを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
  3. 請求項1に記載の恒温槽型圧電発振器であって、
    前記可撓性基板を前記パッケージに接合するための接合領域は、平面視において前記可撓性基板に対する前記コア部の配置領域と重畳せず、
    前記接合領域よりも前記コア部側の領域に、前記スペーサ部材が設けられていることを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
  4. 請求項2に記載の恒温槽型圧電発振器であって、
    前記可撓性基板を前記パッケージに接合するための接合領域は、平面視において前記可撓性基板に対する前記コア部の配置領域と重畳しないことを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
  5. 請求項1または2に記載の恒温槽型圧電発振器であって、
    前記可撓性基板は、耐熱性を有する樹脂材料からなることを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
  6. 請求項1または2に記載の恒温槽型圧電発振器であって、
    前記コア部は、前記パッケージの内部で真空封止されていることを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
  7. 請求項1または2に記載の恒温槽型圧電発振器であって、
    前記可撓性基板は、当該可撓性基板の上面において前記コア部が搭載される搭載領域と、当該可撓性基板を前記パッケージに接合するための接合領域との間にスリットが設けられていることを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
  8. 請求項1または2に記載の恒温槽型圧電発振器であって、
    前記可撓性基板は、前記コア部の直下領域に開口が設けられていることを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
  9. 請求項1または2に記載の恒温槽型圧電発振器であって、
    前記圧電振動子は前記パッケージとの直接的なワイヤ接続は行われず、前記圧電振動子に直接ワイヤ接続されるのは前記発振用ICのみであることを特徴とする恒温槽型圧電発振器。
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