JP7764172B2 - 起泡性組成物用泡制御剤組成物 - Google Patents

起泡性組成物用泡制御剤組成物

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Description

本発明は、起泡性組成物用泡制御剤組成物、起泡性組成物及び硬質表面用液体洗浄剤組成物に関する。
泡を利用する分野では、泡を形成するために界面活性剤などが用いられる。特に洗浄剤においては、有効成分を含む組成物を起泡させることで有効成分を対象物に留め、洗浄力や殺菌力などの効果を高め、持続させることができるため、界面活性剤による泡が汎用される。
特許文献1には、分岐型陰イオン界面活性剤及び陽イオン界面活性剤を含有する親水化処理剤が開示されている。
特許文献2には、トイレ用防汚剤に、スルホコハク酸型界面活性剤や陽イオン界面活性剤を使用することが開示されている。
特許文献3には、浴室用の除菌洗浄剤組成物やトイレ用の除菌洗浄剤組成物に、スルホコハク酸型界面活性剤や陽イオン界面活性剤を使用することが開示されている。
特許文献4には、アルキレンオキシド基を有するスルホコハク酸型界面活性剤と陽イオン界面活性剤が併用された低刺激性洗浄剤組成物が開示されている。
特開2020-132853号公報 特開平9-169995号公報 特開2020-147656号公報 特開平2-218797号公報
組成物を起泡させて使用した場合、使用後にはすすぎにより泡を取り除く工程が行われる。近年環境負荷軽減の観点から、節水が強く要求されているが、例えば、界面活性剤を含有する組成物から起泡させた泡は、大量の水を用いなければ対象物から泡を除くことが困難であった。このため、使用時には豊富な泡立ちの妨げにならず、すすぎ時にはごく少量の水で泡消えする泡制御技術が強く求められている。
上記事情に鑑み、本発明は、起泡性を有する組成物において使用時には該組成物の泡立ちを維持し、該組成物をすすぐときの消泡性に優れた新規な起泡性組成物用泡制御剤組成物を提供する。
本発明は、(a)炭素数8以上11以下の分岐アルキル基を有するスルホコハク酸アルキルエステル〔以下(a)成分という〕、及び(b)四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕を含む、起泡性組成物用泡制御剤組成物に関する。
また、本発明は、(a)炭素数8以上11以下の分岐アルキル基を有するスルホコハク酸アルキルエステル〔以下(a)成分という〕、(b)四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕、(c)界面活性剤〔ただし(a)成分及び(b)成分を除く、以下(c)成分という〕、及び水を含有する、起泡性組成物に関する。
また、本発明は、(a)炭素数8以上11以下の分岐アルキル基を有するスルホコハク酸アルキルエステル〔以下(a)成分という〕、(b)四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕、(c)界面活性剤〔ただし(a)成分及び(b)成分を除く、以下(c)成分という〕、及び水を含有する、硬質表面用液体洗浄剤組成物に関する。
本発明によれば、起泡性を有する組成物の使用時の起泡性を維持し、該組成物をすすぐときの消泡性に優れた起泡性組成物用泡制御剤組成物を提供できる。
すなわち、本発明によれば、使用時に起泡性を有する組成物の起泡性を維持することで、該組成物の効果(例えば、洗浄力)を維持しつつ、該組成物をすすぐときの消泡性に優れた起泡性組成物用泡制御剤組成物を提供できる。なお、以下の説明において、特に説明が無い限り、消泡性とは、すすぐときの消泡性(泡消え性)を意味する。
実施例で行った泡消え性の評価方法を示す概略図 実施例の泡消え性の評価で用いたイオン交換水の導入手段(ジョウロ)の穿孔状態を示す概略図
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物により、すすぎ時の消泡性が向上する機構は定かではないが、次のように推察される。
すすぎ水によって組成物が希釈されると、(a)成分と(b)成分の複合体が析出する。この時、(a)成分の構造がかさ高く疎水的であるため、泡膜中に配向した際により泡を不安定化させ、消泡性が向上するのではないかと推察される。また、(a)成分は泡膜中への配向速度が遅いため、希釈時に速やかに配向できず、泡を不安定化するということも考えられる。なお、本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物は、この作用機構に制限されるものではない。
<起泡性組成物用泡制御剤組成物>
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物は、(a)炭素数8以上11以下の分岐アルキル基を有するスルホコハク酸アルキルエステル〔以下(a)成分という〕、及び(b)四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕を含む。
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物は、起泡性組成物に用いられ、該起泡性組成物により形成される泡特性を改質する起泡性組成物用泡制御剤組成物であってよい。
また、本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物は、起泡性組成物の泡特性を改質する有効成分として、(a)成分及び(b)成分を含む、起泡性組成物用泡制御剤組成物であってよい。
なお、前記の起泡性組成物は、界面活性剤を含有する起泡性組成物であってよい。
(a)成分は、炭素数8以上11以下の分岐アルキル基を有するスルホコハク酸アルキルエステルである。(a)成分は、例えば、下記一般式(a-1)で表される化合物から選択される1種以上の化合物が好ましい。
〔式中、R、Rは、それぞれ、炭素数8以上11以下の分岐アルキル基であり、AO、AOは、それぞれ、炭素数2以上4以下のアルキレンオキシ基であり、x1、x2は、平均付加モル数であり、それぞれ、0以上10以下の数であり、Mは陽イオンである。〕
式(a-1)中、R、Rは、それぞれ、分岐オクチル基、分岐ノニル基及び分岐デシル基から選ばれる分岐アルキル基が好ましく、分岐オクチル基及び分岐デシル基がより好ましい。分岐オクチル基は、2-エチルへキシル基が好ましい。また、分岐デシル基は、2-プロピルヘプチル基が好ましい。
式(a-1)中、AO、AOは、それぞれ、炭素数2以上4以下、消泡性の観点から好ましくは炭素数2又は3のアルキレンオキシ基である。式(a-1)中、x1、x2は、AO、AOの平均付加モル数を表し、それぞれ、0以上10以下、消泡性の観点から好ましくは6以下、より好ましくは4以下、更に好ましくは2以下の数であり、0が更に好ましい。
式(a-1)中、Mは陽イオンである。Mは水素イオン以外の陽イオンが好ましい。Mとしては、例えば、リチウムイオン、ナトリウムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属イオン、カルシウムイオン、バリウムイオンなどのアルカリ土類金属イオン、トリエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、モノエタノールアンモニウムイオン、トリメチルアンモニウムイオン、モノメチルアンモニウムイオンなどの有機アンモニウムイオンなどが挙げられる。
Mは、水への分散性の観点から、アルカリ金属イオン、アルカノールアンモニウムイオンが好ましく、ナトリウムイオン、カリウムイオン、トリエタノールアンモニウムイオン、ジエタノールアンモニウムイオン、モノエタノールアンモニウムイオンがより好ましく、ナトリウムイオンが更に好ましい。
本発明の(a)成分は、下記一般式(a-1-1)で表される化合物が好ましい。式(a-1-1)の化合物は、式(a-1)中のx1、x2がそれぞれ0の化合物である。
〔式中、R、Rは、それぞれ、炭素数8以上11以下の分岐アルキル基であり、Mは陽イオンである。〕
式(a-1-1)中のR、R、Mの具体例や好ましい例は式(a-1)と同じである。
(a)成分の分岐アルキル基の炭素数は、消泡性の観点から、8以上、好ましくは9以上、より好ましくは10以上、そして、配合安定性の観点から、11以下、好ましくは10以下、より好ましくは9以下である。
(a)成分のスルホコハク酸分岐アルキルエステルは、モノエステルでもジエステルでもよく、ジエステルが好ましい。(a)成分は、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸エステル又はその塩、ジ-2-プロピルヘプチルスルホコハク酸エステル又はその塩から選択される1種以上の化合物が好ましく、ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、及びジ-2-プロピルヘプチルスルホコハク酸ナトリウムから選択される1種以上の化合物がより好ましい。
(b)成分は、四級アンモニウム塩型界面活性剤である。(b)成分は、窒素原子に結合する基のうち、1つ又は2つが炭素数6以上18以下の炭化水素基であり、残りが炭素数1以上3以下のアルキル基、炭素数1以上3以下のヒドロキシアルキル基及びアリールアルキル基(ベンジル基等)からなる群から選ばれる基である4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤から選択される1種以上の化合物が好ましく、なかでも、ベンジル基を有する4級アンモニウム塩型陽イオン界面活性剤から選択される1種以上の化合物がより好ましい。(b)成分は、例えば、下記一般式(b-1)~(b-3)で表される化合物から選択される1種以上の化合物が好ましい。
〔式中、R1bは、炭素数8以上16以下、好ましくは炭素数10以上14以下のアルキル基である。〕
上記式(b-1)の好適例としては、塩化ベンザルコニウム等が挙げられる。
〔式中、R2bは、炭素数10以上14以下のアルキル基である。〕
上記式(b-2)の好適例としては、N-ドデシルピリジン等が挙げられる。
〔式中、Rb3及びRb4は、それぞれ独立に炭素数8以上12以下の鎖式炭化水素基であるか、又はRb3が炭素数8以上18以下の鎖式炭化水素基、且つRb4が炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の組合せである。Rb5及びRb6は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の組合せである。Xは、炭素数1以上3以下のアルキル硫酸イオン、又はハロゲンイオンである。〕
上記式(b-3)中、Rb3、Rb4の炭素数8以上12以下の鎖式炭化水素基及びRb3の炭素数8以上18以下の鎖式炭化水素基は、アルキル基、アルケニル基であってよく、アルキル基が好ましい。
としては、CHSO 、CHCHSO 、又は塩化物イオンなどのハロゲンイオンが挙げられる。
上記式(b-3)の好適例としては、N, N-ジオクチル-N, N-ジメチルアンモニウム塩、N, N-ジデシル-N, N-ジメチルアンモニウム塩、N, N-ジオクチル-N-エチル-N-メチルアンモニウム塩、N, N-ジデシル-N-エチル-N-メチルアンモニウム塩、N-ラウリル-N, N, N―トリメチルアンモニウム塩等が挙げられる。これらの塩となる対イオンは、CHSO 、CHCHSO 、又は塩化物イオンなどのハロゲンイオンである。
<本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物の組成及びその他成分>
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物中、(a)成分の含有量は、泡質向上性の観点から、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上、そして、消泡性の観点から、好ましくは70質量%以下、より好ましくは50質量%以下である。なお、本発明では、(a)成分の量に関する記述(質量%など)は、ナトリウム塩に換算した化合物の質量、例えば、前記一般式(a-1)中のMをナトリウムと仮定したときの質量に基づくものとする。
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物中、(b)成分の含有量は、消泡性の観点から、好ましくは30質量%以上、より好ましくは40質量%以上、更に好ましくは60質量%以上、そして、配合安定性の観点から、好ましくは95質量%以下、より好ましくは90質量%以下、更に好ましくは80質量%以下、より更に好ましくは70質量%以下である。
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物中、(a)成分と(b)成分の合計含有量は、消泡性の観点から、好ましくは10質量%以上、より好ましくは25質量%以上、更に好ましくは50質量%以上、そして、配合安定性の観点から、好ましくは100質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは60質量%以下である。
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物は、(a)成分と(b)成分の合計含有量が100質量%すなわち、(a)成分と(b)成分からなる起泡性組成物用泡制御剤組成物であってもよい。
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物中、(a)成分の含有量と(b)成分の含有量の質量比(a)/(b)は、泡安定性(泡付着持続性)の観点から、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.5以上、そして、消泡性の観点から、好ましくは2以下、より好ましくは1.75以下、更に好ましくは1.5以下である。
本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物は、任意に、金属封鎖剤、色素、香料、酵素、漂白剤、表面改質剤、除菌剤、酸化防止剤、防腐剤、安定化剤、pH調整剤、溶剤などの任意成分を含んでもよい。
<起泡性組成物>
本発明は、(a)炭素数8以上11以下の分岐アルキル基を有するスルホコハク酸アルキルエステル〔以下(a)成分という〕、(b)四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕、(c)界面活性剤〔ただし(a)成分及び(b)成分を除く、以下(c)成分という〕、及び水を含有する、起泡性組成物を提供する。
本発明の起泡性組成物は、起泡性を有し、起泡させた泡を被対象物に作用させる起泡性組成物であってよい。
また、本発明の起泡性組成物は、当該起泡性組成物の泡特性を改質する有効成分として、(a)成分及び(b)成分を含む、起泡性組成物であってよい。
本発明の起泡性組成物における(a)成分及び(b)成分の好ましい態様は、上記本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物における(a)成分及び(b)成分と同じである。
(c)成分は、界面活性剤である。(c)成分は、両性界面活性剤、半極性界面活性剤、非イオン界面活性剤、及び陰イオン界面活性剤〔ただし、(a)成分を除く〕から選択される1種以上の化合物が好ましく、両性界面活性剤、半極性界面活性剤及び非イオン界面活性剤から選択される1種以上の化合物がより好ましい。
両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる界面活性剤としては、アルキルベタイン、アミドプロピルベタイン、スルホベタイン、カルボベタイン、アミンオキシドなどを挙げることができる。両性界面活性剤及び半極性界面活性剤から選ばれる界面活性剤としては、アミドプロピルベタイン、アミンオキシドが好ましく、中でも炭素数8以上14以下の脂肪アシル基を有する脂肪酸アミドプロピルベタインがより好ましい。
非イオン界面活性剤としては、(1)炭素数8以上14以下の炭化水素基を有するアルコキシレート型非イオン界面活性剤、例えばポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテル、(2)アルキルモノグリセリルエーテル、(3)アルキル(ポリ)グリコシド(グリコシド型非イオン界面活性剤)、(4)ソルビタン系非イオン界面活性剤、(5)脂肪族アルカノールアミド、(6)脂肪酸モノグリセライド、(7)蔗糖脂肪酸エステル、(8)モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、メチルモノエタノールアミンなどのアルカノールアミンとラウリン酸、ミリスチン酸などの脂肪酸とのアミド化物、などを挙げることができる。非イオン界面活性剤としては、(1)炭素数8以上14以下の炭化水素基を有するアルコキシレート型非イオン界面活性剤が好ましい。
炭素数8以上14以下の炭化水素基を有するアルコキシレート型非イオン界面活性剤の炭化水素基はアルキル基、アルケニル基が挙げられる。該アルコキシレート型界面活性剤としては、ポリオキシアルキレンモノアルキル又はアルケニルエーテルが挙げられる。該アルコキシレート型界面活性剤としては、具体的には、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキシエチレンデシルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルエーテル、ポリオキシエチレンテトラデシルエーテルが挙げられる。該アルコキシレート型界面活性剤のオキシアルキレン基、更にオキシエチレン基の平均付加モル数は、例えば、1以上、更に5以上、そして、50以下、更に30以下であってよい。
陰イオン界面活性剤としては、炭素数8以上14以下の炭化水素基を有する硫酸エステル型陰イオン界面活性剤、炭素数8以上14以下の炭化水素基を有するスルホン酸型陰イオン界面活性剤、カルボン酸型陰イオン界面活性剤が挙げられる。
炭素数8以上14以下の炭化水素基を有する硫酸エステル型陰イオン界面活性剤の炭化水素基は、アルキル基、アルケニル基が挙げられる。当該硫酸エステル型陰イオン界面活性剤としては、オクチル硫酸エステル塩、デシル硫酸エステル塩、ドデシル硫酸エステル塩、テトラデシル硫酸エステル塩が挙げられる。塩は、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩が挙げられる。
炭素数8以上14以下の炭化水素基を有するスルホン酸型陰イオン界面活性剤の炭化水素基は、アルキル基、アルケニル基が挙げられる。当該スルホン酸型陰イオン界面活性剤としては、オクチルスルホン酸塩、デシルスルホン酸塩、ドデシルスルホン酸塩、テトラデシルスルホン酸塩が挙げられる。塩は、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩が挙げられる。
カルボン酸型陰イオン界面活性剤のカルボン酸は、炭素数8以上14以下であってよい。カルボン酸は1価のカルボン酸であってよい。カルボン酸型陰イオン界面活性剤としては、オクタン酸塩、デシル酸塩、ドデシル酸塩、テトラデシル酸塩などが挙げられる。塩は、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩が挙げられる。
(c)成分としては、炭素数8以上14以下の炭化水素基を有するアミドプロピルベタイン、及び炭素数8以上14以下の炭化水素基を有するアルコキシレート型非イオン界面活性剤から選ばれる1種以上の界面活性剤が好ましい。
水は、(a)成分、(b)成分、(c)成分及び下記の任意成分を除いた残部であってよい。
<本発明の起泡性組成物の組成及びその他成分>
本発明の起泡性組成物中、(a)成分の含有量は、消泡性の観点から、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上、そして、配合安定性の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である。
本発明の起泡性組成物中、(b)成分の含有量は、消泡性と除菌性の両立の観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは1質量%以上、そして、配合安定性の観点から、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは2質量%以下である。
本発明の起泡性組成物中、(c)成分の含有量は、起泡性の観点から、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは2質量%以上、そして、泡吐出性の観点から、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
本発明の起泡性組成物中、(a)成分の含有量と(b)成分の含有量の質量比(a)/(b)は、泡安定性(泡付着持続性)の観点から、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.5以上、そして、消泡性の観点から、好ましくは2以下、より好ましくは1.75以下、更に好ましくは1.5以下である。
本発明の起泡性組成物中、(a)成分、(b)成分及び(c)成分の合計含有量に対する、(a)成分と(b)成分の合計含有量の質量比〔(a)+(b)〕/〔(a)+(b)+(c)〕は、消泡性の観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上、そして、起泡性の観点から、好ましくは2以下、より好ましくは1以下、更に好ましくは0.5以下である。
本発明の起泡性組成物中、(c)成分の含有量に対する、(a)成分と(b)成分の合計含有量の質量比〔(a)+(b)〕/(c)は、洗浄性の観点から、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.3以上、そして、起泡性と消泡性の両立の観点から、好ましくは2以下、より好ましくは1以下、更に好ましくは0.8以下である。
本発明の起泡性組成物の25℃におけるpHは、洗浄性、消泡性の観点から、好ましくは4以上、より好ましくは6以上、更に好ましくは7.5以上、そして、皮膚マイルド性の観点から、好ましくは11以下、より好ましくは9以下、更に好ましくは8以下である。なお、pHはガラス電極法で測定することができる。
本発明の起泡性組成物は、上記本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物で述べた任意成分を含んでもよい。
<硬質表面用液体洗浄剤組成物>
本発明は、(a)炭素数8以上11以下の分岐アルキル基を有するスルホコハク酸アルキルエステル〔以下、(a)成分という〕、(b)四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕、(c)界面活性剤〔ただし(a)成分及び(b)成分を除く、以下(c)成分という〕、及び水を含有する、硬質表面用液体洗浄剤組成物を提供する。
また、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、当該液体洗浄剤組成物の泡特性を改質する有効成分として、(a)成分及び(b)成分を含む、硬質表面用液体洗浄剤組成物であってよい。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物における(a)成分、(b)成分及び(c)成分の好ましい態様は、上記本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物及び本発明の起泡性組成物における好ましい態様と同じである。また、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物中の(a)成分、(b)成分及び(c)成分の好ましい含有量や比率、及び該組成物の好ましいpHなどは、上記本発明の起泡性組成物における好ましい態様と同じである。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、起泡性組成物用泡制御剤組成物と、(c)界面活性剤〔以下、(c)成分という〕と、を含有する硬質表面用液体洗浄剤組成物であって、
起泡性組成物用泡制御剤の有効成分として、(a)炭素数8以上11以下の分岐アルキル基を有するスルホコハク酸アルキルエステル〔以下、(a)成分という〕と、(b)四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕を含有する、硬質表面用液体洗浄剤組成物であってよい。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、上記本発明の起泡性組成物用泡制御剤組成物で述べた任意成分を含んでもよい。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物は、例えば、浴槽、食器、便器、洗面台、窓等の硬質表面の洗浄用途に使用できる。硬質表面としては、例えば、プラスチック、セラミックス、金属、ガラス、炭素材料等の材質からなる硬質表面が挙げられる。
本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を硬質表面に適用する際、硬質表面用液体洗浄剤組成物及び該組成物を薄めた処理液を、直接硬質表面に接触させた後泡立てて適用、又は硬質表面用液体洗浄剤組成物を泡状にして硬質表面に適用できる。本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物及び該組成物を含む処理液を泡立てる際、スポンジや、泡状に噴霧する噴霧手段を有するトリガースプレー容器などを用いることができる。トリガースプレー容器を用いる場合、本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物又は該組成物を含む処理液は、スプレー容器に収容される。
<本発明の起泡性組成物による処理方法及び本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物による洗浄方法>
本発明は、処理対象に起泡性組成物を起泡させて接触させること、その後、起泡性組成物をすすぐこと、を行う、処理方法を提供する。
また、本発明は、硬質表面に硬質表面用液体洗浄剤組成物を起泡させて接触させること、その後、硬質表面用液体洗浄剤組成物をすすぐこと、を行う硬質表面の洗浄方法を提供する。
これら処理方法、及び洗浄方法では、上記本発明の起泡性組成物及び本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物を好ましく用いることができる。したがって、処理対象への起泡性組成物の接触方法や硬質表面への硬質表面用液体洗浄剤組成物の接触方法は、上記本発明の硬質表面用液体洗浄剤組成物で記載の硬質表面用液体洗浄剤組成物の適用方法を使用できる。
<実施例及び比較例>
実施例及び比較例の硬質表面用液体洗浄剤組成物の調製には、以下の成分を用いた。
<(a)成分>
(a-1)ジ-2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム
(a-2)ジ-2-プロピルヘプチルスルホコハク酸ナトリウム
<(b)成分>
(b-1)アルキル(炭素数10~12)ベンジルジメチルアンモニウムクロライド
(b-2)アルキル(炭素数12~16)ベンジルジメチルアンモニウムクロライド
(b-3)N-ラウリル-N, N, N―トリメチルアンモニウムクロリド
(b-4)N, N-ジデシル-N-エチル-N-メチルアンモニウムエチルサルフェート
<(c)成分>
(c-1)ラウリン酸アミドプロピルベタイン
(c-2)ラウリルジメチルアミンオキサイド
(c-3)セカンダリーアルコールエトキシレート、ソフタノール70H(株式会社日本触媒製)
(c-4)アルキルポリグリコシド(アルキル基の炭素数14、糖縮合度1.4、糖の種類グルコース)
(c-5)ラウリル硫酸ナトリウム
<その他の成分>
・溶剤(BDG):ブチルジグリコール
・金属封鎖剤(EDTA):エチレンジアミン4酢酸4Na
・pH調整剤:クエン酸
・水:イオン交換水
<消泡性の評価方法>
消泡性の評価では、市販のスプレー式浴室用洗浄剤(花王株式会社、バスマジックリン)の容器を洗浄して用いた。該容器に、表の硬質表面用液体洗浄剤組成物を充填した。該容器のトリガーを5回引き切ることにより、5gの泡を500mlのメスシリンダーの中に作製した。なお、引き切るスピードは、1回あたり1秒のスピードで行った。このとき、メスシリンダーの目盛りからその容量を記録した。これを、初期泡量とした。
次に、メスシリンダーの上部に設置したイオン交換水の導入手段(手製のジョウロ)を通してイオン交換水を泡に50ml添加し、1分経過後毎にイオン交換水50ml添加するという操作を計4回実施(50mlのイオン交換水を添加するのは計4回で、合計添加量は200mlとなる)した。50mlのイオン交換水を添加する操作ごとに、イオン交換水の全量添加から30秒後の泡量を測定した。これを、イオン交換水添加後の泡量とした。
イオン交換水をメスシリンダーに添加するときの様子を図1に示す。図1中、1はメスシリンダー、2は泡、3はイオン交換水の導入手段(手製のジョウロ)、4は該導入手段の開口部であり、図2はイオン交換水の導入手段3の開口部4の穿孔状態を示す概略図である。イオン交換水の導入手段である手製のジョウロの作製方法は、以下の通りである。先ず、250mlのポリプロピレン製広口びん(アズワン製:アイボーイ広口びん)の底部から高さ約3分の1の本体部分迄を切除した。次いで、直径4cmの薄い円状のポリエチレン製板に対して、図2に示すように、9mm間隔で13個の直径2mmの穴を開けたポリエチレン製多孔板を用意した。最後に、切除した広口びん上部のフタ開口部(直径4cm)に対して、上記のポリエチレン製多孔板を開口部4として固定してイオン交換水の導入手段3(手製のジョウロ)を作製した。このようにして作製したイオン交換水の導入手段3(手製のジョウロ)を、図1のように、倒置状態に保ちながら、メスシリンダー1の開口部にはめ込んだ。イオン交換水は広口びんの切除側から投入した。
初期泡量とイオン交換水添加後の泡量とから、次式で示す消泡性(%)を求め、各硬質表面用液体洗浄剤組成物における消泡性を評価した。消泡性が高いほど、泡消え性に優れ、すすぎ性に優れた組成物といえる。
消泡性(%)=〔(初期泡量)-(200mlイオン交換水添加後の泡量)〕×100/(初期泡量)
<pHの測定方法>
各実施例及び比較例の硬質表面用液体洗浄剤組成物の25℃におけるpHを、ガラス電極法で測定した。結果を表1、2に示す。


Claims (7)

  1. (a)下記一般式(a-1-1)で表されるスルホコハク酸アルキルエステル〔以下(a)成分という〕、及び(b)下記一般式(b-1)で表される化合物及び下記一般式(b-3)で表される化合物から選ばれる1種以上の四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕からなり、(a)成分の含有量と(b)成分の含有量の質量比(a)/(b)が、0.1以上1.5以下である、起泡性組成物用泡制御剤組成物。

    〔式中、R 、R は、それぞれ、炭素数9以上10以下の分岐アルキル基であり、Mは陽イオンである。〕

    〔式中、R 1b は、炭素数8以上16以下のアルキル基である。〕

    〔式中、R b3 及びR b4 は、それぞれ独立に炭素数8以上12以下の鎖式炭化水素基であるか、又はR b3 が炭素数8以上18以下の鎖式炭化水素基、且つR b4 が炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の組合せである。R b5 及びR b6 は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の組合せである。X は、炭素数1以上3以下のアルキル硫酸イオン、又はハロゲンイオンである。〕
  2. (a)成分は、ジ-2-プロピルヘプチルスルホコハク酸エステル又はその塩である、請求項1に記載の起泡性組成物用泡制御剤組成物。
  3. 前記一般式(b-1)で表される化合物は、塩化ベンザルコニウムであり、前記一般式(b-3)で表される化合物は、N, N-ジオクチル-N, N-ジメチルアンモニウム塩、N, N-ジデシル-N, N-ジメチルアンモニウム塩、N, N-ジオクチル-N-エチル-N-メチルアンモニウム塩、N, N-ジデシル-N-エチル-N-メチルアンモニウム塩、N-ラウリル-N, N, N―トリメチルアンモニウム塩から選択される化合物である、請求項1又は2に記載の起泡性組成物用泡制御剤組成物。
  4. (a)下記一般式(a-1-1)で表されるスルホコハク酸アルキルエステル〔以下(a)成分という〕、(b)下記一般式(b-1)で表される化合物及び下記一般式(b-3)で表される化合物から選ばれる1種以上の四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕、(c)両性界面活性剤、半極性界面活性剤、非イオン界面活性剤、及び陰イオン界面活性剤〔ただし(a)成分を除く〕から選ばれる1種以上の界面活性剤〔以下(c)成分という〕、並びに水を含有し、組成物中、(a)成分の含有量は0.1質量%以上2質量%以下であり、(b)成分の含有量は0.1質量%以上2質量%以下であり、(c)成分の含有量は0.5質量%以上10質量%以下であり、(a)成分の含有量と(b)成分の含有量の質量比(a)/(b)が、0.1以上1.5以下である、硬質表面用起泡性組成物。

    〔式中、R 、R は、それぞれ、炭素数9以上10以下の分岐アルキル基であり、Mは陽イオンである。〕

    〔式中、R 1b は、炭素数8以上16以下のアルキル基である。〕

    〔式中、R b3 及びR b4 は、それぞれ独立に炭素数8以上12以下の鎖式炭化水素基であるか、又はR b3 が炭素数8以上18以下の鎖式炭化水素基、且つR b4 が炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の組合せである。R b5 及びR b6 は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の組合せである。X は、炭素数1以上3以下のアルキル硫酸イオン、又はハロゲンイオンである。〕
  5. 請求項1~3の何れか1項に記載の起泡性組成物用泡制御剤組成物、(c)両性界面活性剤、半極性界面活性剤、非イオン界面活性剤、及び陰イオン界面活性剤〔ただし(a)成分に該当するものを除く〕から選ばれる1種以上の界面活性剤〔以下(c)成分という〕、並びに水を含有する起泡性組成物であって、起泡性組成物中、(a)成分の含有量は0.1質量%以上2質量%以下であり、(b)成分の含有量は0.1質量%以上2質量%以下であり、(c)成分の含有量は0.5質量%以上10質量%以下である、起泡性組成物。
  6. (a)下記一般式(a-1-1)で表されるスルホコハク酸アルキルエステル〔以下(a)成分という〕、(b)下記一般式(b-1)で表される化合物及び下記一般式(b-3)で表される化合物から選ばれる1種以上の四級アンモニウム塩型界面活性剤〔以下(b)成分という〕、(c)両性界面活性剤、半極性界面活性剤、非イオン界面活性剤、及び陰イオン界面活性剤〔ただし(a)成分を除く〕から選ばれる1種以上の界面活性剤〔以下(c)成分という〕、並びに水を含有し、組成物中、(a)成分の含有量は0.1質量%以上2質量%以下であり、(b)成分の含有量は0.1質量%以上2質量%以下であり、(c)成分の含有量は0.5質量%以上10質量%以下であり、(a)成分の含有量と(b)成分の含有量の質量比(a)/(b)が、0.1以上1.5以下である、硬質表面用液体洗浄剤組成物。

    〔式中、R 、R は、それぞれ、炭素数9以上10以下の分岐アルキル基であり、Mは陽イオンである。〕

    〔式中、R 1b は、炭素数8以上16以下のアルキル基である。〕

    〔式中、R b3 及びR b4 は、それぞれ独立に炭素数8以上12以下の鎖式炭化水素基であるか、又はR b3 が炭素数8以上18以下の鎖式炭化水素基、且つR b4 が炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の組合せである。R b5 及びR b6 は、それぞれ独立に炭素数1以上3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基の組合せである。X は、炭素数1以上3以下のアルキル硫酸イオン、又はハロゲンイオンである。〕
  7. 請求項1~3の何れか1項に記載の起泡性組成物用泡制御剤組成物、(c)両性界面活性剤、半極性界面活性剤、非イオン界面活性剤、及び陰イオン界面活性剤〔ただし(a)成分に該当するものを除く〕から選ばれる1種以上の界面活性剤〔以下(c)成分という〕、並びに水を含有する、硬質表面用液体洗浄剤組成物であって、硬質表面用液体洗浄剤組成物中、(a)成分の含有量は0.1質量%以上2質量%以下であり、(b)成分の含有量は0.1質量%以上2質量%以下であり、(c)成分の含有量は0.5質量%以上10質量%以下である、硬質表面用液体洗浄剤組成物。
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