JP7765737B2 - トナー収納容器、及び、画像形成装置 - Google Patents

トナー収納容器、及び、画像形成装置

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Description

この発明は、トナーが収納されるトナー収納容器と、それを備えた画像形成装置と、に関するものである。
従来から、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又は、それらの複合機等の画像形成装置において、円筒状のトナー収納容器が着脱可能に設置されるものが広く知られている(例えば、特許文献1参照。)。
詳しくは、特許文献1におけるトナー収納容器(トナー容器)は、回転可能な容器本体の周面に螺旋状の溝が形成されている。そして、画像形成装置本体に設置された状態で、容器本体が回転駆動されることで、容器本体内に収容されたトナーが螺旋状の溝に沿うように回転軸方向に搬送されて、開口部から容器外に排出されることになる。
一方、特許文献1には、容器本体とともに回転するギア(ギア部)の周方向の一部のみが露呈するように容器本体の先端部(装着方向奥側)を覆い、画像形成装置本体に非回転で保持されるカバー部材(被保持部)に、画像形成装置本体との通信をおこなうIDチップなどの情報記憶装置を設置する技術が開示されている。
従来のトナー収納容器は、容器本体の装着方向奥側のほとんどが被保持部で覆われているため、容器本体の装着方向奥側に設置されたギア部などの部材の組付け状態などを確認しにくかった。
これに対して、ギア部のほとんどが露呈するように被保持部を形成する方策が考えられる。しかし、そのような場合、被保持部において、情報記憶装置を保持する部分の強度が弱くなってしまい、画像形成装置本体に対する情報記憶装置の位置精度が低くなって、画像形成装置本体との通信不良などの不具合が生じやすくなることが考えられる。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、情報記憶装置の位置精度が低くなることなく、トナー収納容器の装着方向奥側に設置された部材の状態を確認しやすい、トナー収納容器を提供することにある。
この発明におけるトナー収納容器は、画像形成装置本体に対して所定の着脱方向に着脱可能に設置されるトナー収納容器であって、回転軸を中心に回転可能な容器本体と、当該トナー収納容器の前記着脱方向における装着方向奥側に設置されて、前記容器本体とともに回転可能なギア部と、当該トナー収納容器の前記装着方向奥側において前記容器本体の一部を覆うとともに前記ギア部が露呈するように設置されて、前記画像形成装置本体に非回転で保持される被保持部と、前記画像形成装置本体に当該トナー収納容器が装着された状態で、前記画像形成装置本体と通信可能な情報記憶装置と、前記ギア部よりも前記装着方向奥側の位置で前記情報記憶装置を保持するとともに、前記被保持部に連結部を介して保持される保持部と、を備え、前記画像形成装置本体に当該トナー収納容器が装着された状態で、前記回転軸に直交する断面でみたときに、前記情報記憶装置と前記保持部と前記連結部とが、前記回転軸を通る水平線及び垂直線上の位置を除く斜め位置に配置され、前記連結部は、前記ギア部の回転方向の一部を覆うように形成されるとともに、前記被保持部と前記保持部とを繋ぐリブ状部が設けられたものである。
本発明によれば、情報記憶装置の位置精度が低くなることなく、トナー収納容器の装着方向奥側に設置された部材の状態を確認しやすい、トナー収納容器を提供することができる。
この発明の実施の形態における画像形成装置を示す全体構成図である。 作像部を示す断面図である。 トナー補給装置とその近傍とを示す全体構成図である。 トナー収納容器を斜め方向から長手方向に示す図である。 トナー収納容器の容器本体を示す、(A)正面図と、(B)そのA-A断面図と、である。 被保持部を示す(A)正面図と、(B)背面図と、である。 トナー収納容器の要部を斜め方向(図6(A)のB視方向)に直交する方向から回転軸方向に示す図である。 トナー収納容器の要部を斜め方向(図6(A)のB視方向)から回転軸方向に示す図である。 情報記憶ユニットが画像形成装置本体に位置決めされた状態を示す拡大図である。 トナー収納容器と、画像形成装置本体の挿入口と、の関係を示す図である。 変形例1としての、トナー収納容器の要部を斜め方向に直交する方向から回転軸方向に示す図である。 変形例2としての、トナー収納容器の要部を斜め方向から回転軸方向に示す図である。
以下、この発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
まず、図1~図3にて、画像形成装置100における全体の構成・動作について説明する。
図1は画像形成装置としてのプリンタを示す構成図であり、図2は作像部を示す拡大図であり、図3はそのトナー補給装置とその近傍とを示す構成図である。
図1に示すように、画像形成装置本体100の上方にある設置部31(トナー容器受台)には、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した4色の略円筒状のトナー収納容器32Y、32M、32C、32Kが着脱可能(交換可能)に載置されている。また、各トナー収納容器32Y、32M、32C、32Kの下方には、それぞれ、トナー補給装置のホッパ81Y、81M、81C、81Kが配設されている。
また、設置部31の下方には中間転写ユニット15が配設されている。その中間転写ユニット15の中間転写ベルト8に対向するように、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部6Y、6M、6C、6Kが並設されている。
図2を参照して、イエローに対応した作像部6Yは、感光体ドラム1Y(像担持体)と、感光体ドラム1Yの周囲に配設された帯電装置4Y、現像装置5Y、クリーニング装置2Y、除電装置、等で構成されている。そして、感光体ドラム1Y上で、作像プロセス(帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、クリーニング工程、除電工程)がおこなわれて、感光体ドラム1Yの表面にイエロー画像が形成されることになる。
なお、他の3つの作像部6M、6C、6Kも、使用されるトナーの色が異なる以外は、イエローに対応した作像部6Yとほぼ同様の構成となっていて、それぞれのトナー色に対応した画像が形成される。以下、他の3つの作像部6M、6C、6Kの説明を適宜に省略して、イエローに対応した作像部6Yのみの説明をおこなうことにする。
図2を参照して、感光体ドラム1Yは、モータによって図2の時計方向に回転駆動される。そして、帯電装置4Yの位置で、感光体ドラム1Yの表面が一様に帯電される(帯電工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、露光装置7(書込み部)から発せられたレーザ光Lの照射位置に達して、この位置での露光走査によってイエローに対応した静電潜像が形成される(露光工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、現像装置5Yとの対向位置に達して、この位置で静電潜像が現像されて、イエローのトナー像が形成される(現像工程である。)。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、中間転写ベルト8及び1次転写ローラ9Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上のトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(1次転写工程である。)。このとき、感光体ドラム1Y上には、僅かながら未転写トナーが残存する。
その後、感光体ドラム1Yの表面は、クリーニング装置2Yとの対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1Y上に残存した未転写トナーが回収される(クリーニング工程である。)。
最後に、感光体ドラム1Yの表面は、除電装置(不図示)との対向位置に達して、この位置で感光体ドラム1上の残留電位が除去される。
こうして、感光体ドラム1Y上でおこなわれる、一連の作像プロセスが終了する。
なお、上述した作像プロセスは、他の作像部6M、6C、6Kでも、イエロー作像部6Yと同様におこなわれる。すなわち、作像部の下方に配設された露光装置7から、画像情報に基づいたレーザ光Lが、各作像部6M、6C、6Kの感光体ドラム上に向けて照射される。詳しくは、露光装置7は、光源からレーザ光Lを発して、そのレーザ光Lを回転駆動されたポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学素子を介して感光体ドラム上に照射する。
その後、現像工程を経て各感光体ドラム上に形成した各色のトナー像を、中間転写ベルト8上に重ねて転写する。こうして、中間転写ベルト8上にカラー画像が形成される。
ここで、中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8、4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9K 、2次転写対向ローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14、中間転写クリーニング装置10等で構成される。中間転写ベルト8は、3つのローラ12~14によって張架・支持されるとともに、1つのローラ12の回転駆動によって図1の矢印方向に無端移動される。
4つの1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kは、それぞれ、中間転写ベルト8を感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K との間に挟み込んで1次転写ニップを形成している。そして、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kに、トナーの極性とは逆の転写バイアスが印加される。
そして、中間転写ベルト8は、矢印方向に走行して、各1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kの1次転写ニップを順次通過する。こうして、感光体ドラム1Y 、1M 、1C 、1K上の各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に重ねて1次転写される。
その後、各色のトナー像が重ねて転写された中間転写ベルト8は、2次転写ローラ19との対向位置に達する。この位置では、2次転写対向ローラ12が、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。そして、中間転写ベルト8上に形成された4色のトナー像は、この2次転写ニップの位置に搬送された用紙等のシートP上に転写される。このとき、中間転写ベルト8には、シートPに転写されなかった未転写トナーが残存する。
その後、中間転写ベルト8は、中間転写クリーニング装置10の位置に達する。そして、この位置で、中間転写ベルト8上の未転写トナーが回収される。
こうして、中間転写ベルト8上でおこなわれる、一連の転写プロセスが終了する。
ここで、2次転写ニップの位置に搬送されるシートPは、装置本体100の下方に配設された給紙装置26から、給紙ローラ27やレジストローラ対28等を経由して搬送されるものである。
詳しくは、給紙装置26には、用紙などのシートPが複数枚重ねて収納されている。そして、給紙ローラ27が図1中の反時計方向に回転駆動されると、一番上のシートPがレジストローラ対28のローラ間に向けて給送される。
レジストローラ対28(タイミングローラ対)の位置に搬送されたシートPは、回転駆動を停止したレジストローラ対28のローラニップの位置で一旦停止する。そして、中間転写ベルト8上のカラー画像にタイミングを合わせて、レジストローラ対28が回転駆動されて、シートPが2次転写ニップに向けて搬送される。こうして、シートP上に、所望のカラー画像が転写される。
その後、2次転写ニップの位置でカラー画像が転写されたシートPは、定着装置20の位置に搬送される。そして、この位置で、定着ローラ及び圧力ローラによる熱と圧力とにより、表面に転写されたカラー画像がシートP上に定着される。
その後、シートPは、排紙ローラ対29のローラ間を経て、装置外へと排出される。排紙ローラ対29によって装置外に排出されたシートPは、出力画像として、スタック部30上に順次スタックされる。
こうして、画像形成装置における、一連の画像形成プロセスが完了する。
次に、図2にて、作像部における現像装置の構成・動作について、さらに詳しく説明する。
現像装置5Yは、感光体ドラム1Yに対向する現像ローラ51と、現像ローラ51に対向するドクターブレード52と、現像剤収容部53、54内に配設された2つの搬送スクリュ55と、現像剤中のトナー濃度を検知する濃度検知センサ56と、等で構成される。現像ローラ51は、内部に固設されたマグネットや、マグネットの周囲を回転するスリーブ等で構成される。現像剤収容部53、54内には、キャリアとトナーとからなる2成分現像剤が収容されている。
このように構成された現像装置5Yは、次のように動作する。
現像ローラ51のスリーブは、図2の矢印方向に回転している。そして、マグネットにより形成された磁界によって現像ローラ51上に担持された現像剤は、スリーブの回転にともない現像ローラ51上を移動する。
ここで、現像装置5Y内の現像剤Gは、現像剤G中のトナーの割合(トナー濃度)が所定の範囲内になるように調整される。詳しくは、現像装置5Y内のトナー消費に応じて、トナー収納容器32Yに収容されているトナーが、補給装置としてのトナー補給装置90を介して現像剤収容部54内に補給される。
その後、現像剤収容部54内に補給されたトナーは、2つの搬送スクリュ55によって、現像剤とともに混合・撹拌されながら、2つの現像剤収容部53、54を循環する(図2の紙面垂直方向の長手方向の移動である。)。そして、現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電によりキャリアに吸着して、現像ローラ51上に形成された磁力によりキャリアとともに現像ローラ51上に担持される。
現像ローラ51上に担持された現像剤は、図3中の矢印方向に搬送されて、ドクターブレード52の位置に達する。そして、現像ローラ51上の現像剤は、この位置で現像剤量が適量化された後に、感光体ドラム1Yとの対向位置(現像領域である。)まで搬送される。そして、現像領域に形成された電界によって、感光体ドラム1Y上に形成された潜像にトナーが吸着される。その後、現像ローラ51上に残った現像剤はスリーブの回転にともない現像剤収容部53の上方に達して、この位置で現像ローラ51から離脱される。
次に、図3にて、トナー補給装置90の構成・動作について、簡単に説明する。
トナー補給装置90は、設置部31に設置されたトナー収納容器32Y(粉体収納容器)の容器本体33を所定方向(図3の矢印方向である。)に回転駆動して、トナー収納容器32Yの内部に収納された粉体としてのトナーを開口部33c(トナー排出口)から容器外に排出して、サブホッパ70を介して現像装置5Yに導くためのものであって、トナー補給経路(トナー搬送経路)を形成している。
なお、図3は、理解を容易にするために、トナー収納容器32Y、トナー補給装置90、現像装置5Yの配置方向などを変えて図示している。実際には、図3において、トナー収納容器32Yとトナー補給装置90の一部との長手方向が紙面垂直方向になるように配設されている(図1参照)。また、搬送管95、96の向きや配置も簡略化して図示している。
画像形成装置本体100の設置部31に設置された各トナー収納容器32Y、32M、32C、32K内のトナーは、各色の現像装置内のトナー消費に応じて、トナー色ごとに設けられたトナー補給装置を経て適宜に各現像装置内に補給される。4つのトナー補給装置は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外はほぼ同一構造である。
詳しくは、図3を参照して、トナー収納容器32Yが装置本体100の設置部31にセットされると、トナー収納容器32Yのシャッタ部材35が装置本体100のトナー搬送ノズル91(ノズル)に押動されて、トナー搬送ノズル91が開口部33cを介してトナー収納容器32Y(容器本体33)の内部に挿入される。これにより、トナー収納容器32Yの内部に収容されたトナーの排出(トナー搬送ノズル91を介した排出である。)が可能になる。
なお、トナー収納容器32Yの底部(図3の左方である。)には、トナー収納容器32Yの設置部31への装着操作を容易にするための把持部33d(容器本体33の外径よりも小さな外径で形成されている。)が形成されている。ユーザーは、把持部33dを把持しながら、トナー収納容器32Yを設置部31にセットしたり、設置部31からトナー収納容器32Yを取り出したりすることになる。
ここで、図3を参照して、トナー収納容器32Yには、回転軸方向(図3の左右方向であって、容器本体33の長手方向であって、着脱方向である。)に複数の第1突出部33a(溝部)が並設された容器本体33が設けられている。具体的に、複数の第1突出部33aは、容器本体33の外周面側から内周面側にかけて凹状に形成されていて、容器本体33を回転駆動して容器本体33内のトナーを図3の左方から右方に搬送するためのものである。容器本体33の内部において図3の左方から右方に搬送されたトナーは、トナー搬送ノズル91を介して容器外部に排出されることになる。
また、容器本体33の頭部側(図3の右方であって、装着方向奥側であって、回転軸方向一端側である。)の外周面には、画像形成装置本体100の駆動ギア110に噛合するギア部37が形成されている。トナー収納容器32Yが設置部31に装着されると、容器本体33のギア部37が画像形成装置本体100の駆動ギア110に噛合することになる。そして、駆動モータ115が駆動されると、そのモータ軸に設置された駆動ギア110からギア部37に駆動が伝達されて、容器本体33が回転軸Xを中心に回転駆動されることになる。すなわち、駆動モータ115と駆動ギア110とが、容器本体33を回転駆動する駆動機構として機能することになる。
なお、トナー収納容器32Yの構成・動作については、後でさらに詳しく説明する。
一方、図3を参照して、トナー搬送ノズル91には、搬送スクリュ92が内設されている。そして、搬送スクリュ92がモータ93によって回転駆動されることで、トナー収納容器32Yの内部において流入口からトナー搬送ノズル91内に流入されたトナーが、搬送スクリュ92によって図3の左方から右方に搬送される。そして、トナー搬送ノズル91の流出口からホッパ81に向けてトナーが排出される。
ここで、トナー搬送ノズル91の流出口の下方には、落下経路部82を介してホッパ81が設けられている。ホッパ81内に貯留されたトナーは、搬送手段によって下流にある現像装置に搬送される。
図3を用いて、搬送手段による搬送メカニズムについて説明する。
ホッパ81の底部には吸引口83が設けられていて、この吸引口83が搬送管95(チューブ)の一端に接続されている。搬送管95は、親トナー性の低いフレキシブルなゴム材料からなり、その他端が現像剤ポンプ60(ダイヤフラムポンプ)に接続されている。現像剤ポンプ60は、サブホッパ70、搬送管96を介して現像装置5Yに接続されている。
このように構成されたトナー補給装置90において、駆動モータ115(駆動機構)によってトナー収納容器32Yの容器本体33が回転駆動されて、トナー収納容器32Yの内部に収容されたトナーがトナー搬送ノズル91を介して容器外に排出される。トナー収納容器32Yから排出されたトナーは、落下経路部82を落下してホッパ81に貯留される。ホッパ81に貯留されたトナーは、現像剤ポンプ60が稼働することで、空気とともに吸引口83から吸引されて搬送管95を介して現像剤ポンプ60からサブホッパ70に向けて搬送される。そして、サブホッパ70に搬送されて貯留されたトナーは、搬送管96を介して現像装置5Y内に適宜に補給される。すなわち、トナー収納容器32Y内のトナーは、図3中の破線矢印方向に搬送されることになる。
なお、搬送手段は上記のものに限られず、例えば、ホッパ81内に貯留されたトナーをホッパ81に設けられたスクリュ等で直接的に現像装置5Yに搬送するように構成されたものであってもよい。
トナー残量検知センサ86は、トナー収納容器32Yの内部に収容されたトナーが空になった状態(トナーエンド状態)、又は、それに近い状態(トナーニアエンド状態)を間接的に検知するためのものであって、吸引口83に近い位置に設置されている。そして、トナー残量検知センサ86の検知結果に基づいて、トナー収納容器32Yからトナーを排出している。
詳しくは、トナー残量検知センサ86としては、圧電センサ、透過光センサなどを用いることができる。トナー残量検知センサ86の検知面の高さは、吸引口83の上方に堆積されるトナー量(堆積高さ)が狙いの値になるように設定されている。
そして、トナー残量検知センサ86の検知結果に基づいて、トナー収納容器32Y(容器本体33)を回転駆動する駆動モータ115の駆動タイミングや駆動時間が制御される。具体的に、トナー残量検知センサ86によってその位置にトナーがないものと判別された場合には駆動モータ115が所定時間だけ駆動されて、トナー残量検知センサ86によってその位置にトナーがあるものと判別された場合には駆動モータ115の駆動が停止されることになる。そして、そのような制御が繰り返しおこなわれても、トナー残量検知センサ86によってその位置にトナーがない状態が連続的に検知された場合には、トナー収納容器32Yの内部に収容されたトナーが空になった状態(トナーエンド状態)、又は、それに近い状態(トナーニアエンド状態)であるものと判別されることになる。
以下、図4~図10等を用いて、本実施の形態におけるトナー収納容器32Yにおいて、特徴的な構成・動作について説明する。
先に図3等を用いて説明したように、本実施の形態におけるトナー収納容器32Yは、画像形成装置本体100に対して所定の着脱方向(図3、図4の左右方向であって、回転軸Xに沿った方向(回転軸方向)である。)に着脱可能に設置されるものである。
具体的に、トナー収納容器32Yは、画像形成装置本体100(設置部31)に対して、図4の右側を装着方向手前側として、図4の左側を装着方向奥側として、図4の右側から左側に向けて装着されることになる。また、トナー収納容器32Yは、画像形成装置本体100(設置部31)から取り出されるとき(離脱されるとき)には、その逆方向に移動することになる。
さらに、先に図3等を用いて説明したように、本実施の形態におけるトナー収納容器32Yは、被保持部34(キャップ部材)、シャッタ部材35などが設けられている。
容器本体33には、装着方向奥側(回転軸方向一端側であって、図4、図5(B)の左側である。)に、容器本体33内のトナーを排出するための開口部33c(トナー排出口)が形成されている。
シャッタ部材35は、画像形成装置本体100(設置部31)へのトナー収納容器32Yの着脱に連動して容器本体33の開口部33cを開閉するものである。すなわち、設置部31にトナー収納容器32Yが装着されると、その装着動作に連動して、開口部33cを閉鎖していたシャッタ部材35が、開口部33cを開放するように移動することになる。これに対して、設置部31からトナー収納容器32Yが取り出されると、その離脱動作に連動して、開口部33cを開放していたシャッタ部材35が、開口部33cを閉鎖するように移動することになる。
被保持部34は、図4に示すように、装着方向奥側(回転軸方向一端側であって、図4、図7、図8の左側である。)の一部を覆うように設置されていて、画像形成装置本体100の設置部31(図3参照)に非回転で保持されるものである。換言すると、被保持部34は、容器本体33に対して相対的に回転可能に構成されていることになる。
なお、本実施の形態における被保持部34は、図6に示すように、主として、ギア部37の外径よりも大きな外径からなる大径部34a(後述する連結部39や保持部40が一体的に形成されている。)と、大径部34aの下方に位置するベース部34bと、で構成されている。大径部34aは、容器本体33を回転可能に保持するものである。また、ベース部34bは、画像形成装置100(設置部31)に対するトナー収納容器32Yの着脱時における滑動を促進するとともに、画像形成装置100(設置部31)に非回転で保持されるためのものである。
また、図4、図7、図8を参照して、容器本体33の先端円筒部33xには、着脱方向における装着方向奥側(回転軸方向一端側であって、図4の左側である。)の外周面に、容器本体33とともに回転可能なギア部37が設けられている。そして、トナー収納容器32Yが設置部31に装着されると、容器本体33のギア部37が画像形成装置本体100の駆動ギア110(図3参照)に噛合して、容器本体33が回転駆動可能な状態になる。
なお、本実施の形態では、ギア部37が、容器本体33の外径に近似するほど比較的大きな外径で形成されているため、画像形成装置本体100の駆動ギア110(図3参照)の外径を比較的小さく設定して、容器本体33の回転負荷を低減することができる。このような場合、画像形成装置本体100の駆動モータ115を小型化することができるため、装置が省スペース化、低コスト化されることになる。
なお、図4、図7、図8を参照して、本実施の形態におけるトナー収納容器32Yの容器本体33は、複数の第1突出部33aや第2突出部33bが形成された部分の開口に、円筒状の先端円筒部33xが熱融着、圧入接着などで嵌め込まれて一体化されたものである。これに対して、先端円筒部33xを含めた容器本体33の全体を、射出成型などの1回の工程で製造することもできる。
また、図4を参照して、トナー収納容器32Yには、情報記憶装置としてのIDチップ50と、IDチップ50(情報記憶装置)を保持する保持部40と、が設けられている。
IDチップ50(情報記憶装置)は、画像形成装置本体100(制御部)にトナー収納容器32Yが装着された状態で、画像形成装置本体100の制御部と通信可能に構成されている。すなわち、IDチップ50(情報記憶装置)は、画像形成装置本体100の制御部との間で種々の情報のやり取りをおこなうためのものである。具体的に、IDチップ50には、トナー収納容器32Yに収容されたトナーの製造年月日、製造ロット番号、色、トナー充填量、種類などの情報や、トナー収納容器32Y自体の製造年月日、仕向地、製造工場、リサイクルの有無などの情報が予め記憶されている。そして、トナー収納容器32Yが設置部31に装着されると、図4、図9に示すように、IDチップ50が画像形成装置本体100の読書き装置120の本体側端子121に通信可能に接触する。そして、IDチップ50に記憶された情報が読書き装置120によって読み取られて制御部に送られる。さらに、画像形成装置本体100の制御部の側からも、画像形成装置100における使用履歴などの情報が読書き装置120(本体側端子121)を介してIDチップ50に送られて、それらの情報がIDチップ50に適宜記憶される。
IDチップ50を保持する保持部40は、ギア部37よりも装着方向奥側(図4、図7、図8の左側である。)の位置でIDチップ50(情報記憶装置)を保持するとともに、被保持部34(キャップ部)に連結部39(図4、図7、図8等参照)を介して保持されている。連結部39は、ギア部37の回転方向の一部を覆うように、被保持部34(大径部34a)の周方向の一部に接続されている。そして、その連結部39の装着方向奥側に、略板状の保持部40が接続されている。
このように、IDチップ50をギア部37よりも装着方向奥側の位置で非回転で保持することで、ギア部37とともに回転する容器本体33に影響されることなく、IDチップ50が本体側端子121(図9参照)に接触して、画像形成装置本体100との間で情報のやり取りが不具合なくおこなわれることになる。
なお、保持部40には、容器本体33(ギア部37が設置されている。)に対する被保持部34(連結部39や保持部40と一体化されている。)の組み付けを容易にするために、ギア部37との干渉を避けるための逃げ部(凹部)を設けることが好ましい。
また、IDチップ50(情報記憶装置)の保持方法については、後で図6~図8等を用いて、さらに詳しく説明する。
ここで、図4、図5等を参照して、本実施の形態におけるトナー収納容器32Yにおいて、容器本体33は、その内周面に、第1突出部33a(溝部)が、装着方向奥側(図4、図5(B)の左右方向であって、図5(A)、図6の紙面垂直方向である。)に複数形成されている。第1突出部33aは、内側(回転軸Xの側)に向かって突出するとともに、回転軸方向に対して傾斜する傾斜面K1が形成されている。この傾斜面K1は、図5(B)の右側から左側に向けて上方に傾斜する傾斜面であって、容器本体33の回転にともない容器本体33内のトナーを開口部33cに搬送させる力を生じさせるものである。そして、このように構成された複数の第1突出部33aによって、容器本体33が所定方向(図5(A)の矢印方向である。)に回転したときに、容器本体33に収納されたトナーが回転軸方向他端側(図4、図5(B)の右側)から回転軸方向一端側(図4、図5(B)の左側)に搬送されることになる。
特に、本実施の形態において、複数の第1突出部33aは、図5(B)に示すように、回転軸方向に直交する断面でみたときに、回転方向の略同じ位置に配置されている。
なお、本実施の形態において、第1突出部33aは、容器本体33の外周面から内側に突出するように溝状に形成されている。
また、本実施の形態において、第1突出部33aは、容器本体33の円錐部33t(開口部33c側のすり鉢状の領域Wであって、図5(B)参照)を除く部分に、5つ設けられている。
また、本実施の形態における容器本体33には、5つの第1突出部33aの他に、第2突出部33bが開口部33cの近傍に形成されているが、これについては後で詳しく説明する。
このような複数の第1突出部33aを設けることで、収納可能なトナー容量が少なくなる不具合が軽減される。
詳しくは、特許文献1のもののように、容器本体の周面に螺旋状の溝(第1突出部)を設けたものは、その溝の分だけ容器本体の内容積が小さくなって、収納可能なトナー容量が少なくなってしまっていた。これに対して、本実施の形態のものは、容器本体の回転方向の全域に螺旋状の溝が形成されているのではなくて、容器本体33の回転方向の一部にのみ複数の第1突出部33a(溝部)を形成しているので、容器本体33において内側に突出する部分が占める割合が減ぜられ、同じ内径の容器本体に対して螺旋状の溝を形成する場合に比べて、収納可能なトナー容量が多くなる。
ここで、本実施の形態において、容器本体33は、開口部33cに対して回転軸方向他端側の位置であって、複数の第1突出部33aに対して回転軸方向一端側の位置の内周面に(図5(B)の領域Wの内周面である。)、内側に向かって突出するとともに回転軸方向に対して傾斜する傾斜面K2が形成された第2突出部33bが、設けられている。
この第2突出部33bは、複数の第1突出部33aによって回転軸方向に搬送されたトナーを、開口部33cに向けて汲み上げながら搬送するものである。第2突出部33bの傾斜面K2の傾斜角度は、第1突出部33aの傾斜面K1の傾斜角度に比べて小さいため、回転軸方向の搬送力が低くなる分、トナーを汲み上げる力が作用しやすくなる。
また、本実施の形態において、容器本体33は、複数の第1突出部33a(第1突出部)に対して回転軸方向一端側の位置から開口部33cにかけて(図5(B)の領域Wである。)、その内周面の内径が漸減するように形成されている。
具体的に、容器本体33(先端円筒部33xを除く部分である。)は、領域Wを除く部分(第1突出部33aが設けられた部分である。)がほぼ同径に形成されていて、領域Wにすり鉢状の円錐部33tが形成されている。
このように円錐部33tを設けることで、複数の第1突出部33aによって回転軸方向に搬送されたトナーが、開口部33cに向けてスムーズに汲み上げられて、開口部33cから外部にスムーズに排出されることになる。
特に、本実施の形態では、この円錐部33tに第2突出部33bが設けられているため、開口部33cに向けてのスムーズなトナーの汲み上げと、開口部33cから外部へのスムーズなトナーの排出と、が促進されることになる。
ここで、図6を参照して、画像形成装置本体100(設置部31)にトナー収納容器32Yが装着された状態で、回転軸Xに直交する断面でみたときに、IDチップ50(情報記憶装置)と保持部40と連結部39とが、回転軸Xを通る水平線S及び垂直線R上の位置を除く斜め位置(図6(A)の一点鎖線Q(回転軸Xを通る傾斜線)上の位置である。)に配置されている。
すなわち、IDチップ50と保持部40と連結部39とは、回転軸Xに直交する断面でみたときに、被保持部34の頂部、底部、両側部を除く位置に斜めに設置されている。
さらに詳しくは、図6を参照して、画像形成装置本体100にトナー収納容器32Yが装着された状態で、回転軸Xに直交する断面でみたときに、IDチップ50(情報記憶装置)と保持部40と連結部39とが、被保持部34(大径部34a)の外周面よりも回転軸Xを中心に斜め方向に突出するように配置されている。
すなわち、図6(A)に示すように、IDチップ50と保持部40と連結部39とは、被保持部34に対して、一点鎖線Qの方向に突出するように配置されている。
このように、本実施の形態におけるトナー収納容器32Yは、容器本体33の装着方向奥側のほとんどが被保持部34で覆われているのではなくて、連結部39の位置を除いて容器本体33の装着方向奥側(ギア部37の近傍である。)のほとんどが露呈するように形成されている。そのため、容器本体33の装着方向奥側に設置されたギア部37や、容器本体33における先端円筒部33xの接合部などの状態(組付け状態や部品自体の状態などである。)を視認しやすくなる。したがって、トナー収納容器32Y(容器本体33)の組付不良や部品不良などの検出が容易となって、不良に対する対応を実施しやすくなる。
また、本実施の形態におけるトナー収納容器32Yは、図6、図10(A)に示すように、IDチップ50と保持部40と連結部39とが斜め方向に配置されているため、IDチップ50と保持部40と連結部39とを図10(B)に示すように頂部に配置する場合や、底部や側部に配置する場合(不図示)に比べて、画像形成装置100(設置部31)においてトナー収納容器32Yを装着するためのスペースを有効に活用することができる。
詳しくは、図10(B)に比較例として示したトナー収納容器132Y(被保持部134)のように、IDチップ50と保持部40と連結部39とを頂部(又は、底部、側部)に配置した場合には、トナー収納容器32Yを着脱するために画像形成装置本体100の装着方向手前側に形成された挿入口240の円形部分の頂部を通る仮想接線F1(又は、底部を通る仮想接線、側部を通る仮想接線F2)から外側に突出するように、IDチップ50と保持部40と連結部39との干渉を避けるための逃げ部(凹部)を形成しなければならない。そのため、画像形成装置100(設置部31)においてトナー収納容器32Yを装着するためのスペースを上方(又は、下方、側方)に余分に確保しなければならなくなる。
これに対して、本実施の形態では、図10(A)に示すように、IDチップ50と保持部40と連結部39とを斜め方向に配置しているため、挿入口140の円形部分の頂部と側部とをそれぞれ通る2つの仮想接線F1、F2で囲まれた範囲内に、IDチップ50と保持部40と連結部39との干渉を避けるための逃げ部(凹部)を形成することが可能になる。そのため、画像形成装置100(設置部31)においてトナー収納容器32Yを装着するためのスペースが上下方向や側方(左右方向)に広がりにくくなり、画像形成装置100が大型化しにくくなる。特に、このような構成は、複数のトナー収納容器が水平方向や垂直方向に並設される場合に有用になる。
ここで、図7、図8等に示すように、本実施の形態におけるトナー収納容器32Yにおいて、連結部39は、ギア部37の回転方向の一部を覆うように形成されるとともに、被保持部34と保持部40とを繋ぐリブ状部39b(補強部材)が設けられている。
詳しくは、連結部39は、被保持部34から装着方向奥側(図7、図8の左側である。)に向けて延びる板状部39aが形成されている。この板状部39a(連結部39)は、被保持部34の大径部34aからギア部37に接触することなく装着方向奥側に向けて延びるように形成されている。連結部39は、その根元部(大径部34aに接続される部分である。)から装着方向奥側の所定範囲まで幅(図7の上下方向の長さや、図8の上下方向の長さである。)が漸減するように形成されていて、その所定範囲を超えると先端部(保持部40に接続される部分である。)まで一定の幅になるように形成されている。
そして、リブ状部39bは、板状部39aにおいて着脱方向(図7、図8の左右方向である。)に延びるように形成されている。具体的に、図6に示すように、保持部40は、回転軸Xに直交する断面でみたときに、大径部34aに対して径方向に突出するように形成されている。そして、リブ状部39bは、その保持部40の突出するように形成された部分に繋がるように形成されている。
図8に示すように、連結部39は、複数のリブ状部39b(本実施の形態では、2つのリブ状部39bである。)が、着脱方向に直交する方向(図8の上下方向である。)に互いに間隔をあけて平行に並設されている。
このように連結部39にリブ状部39bを設けたのは、先に説明したようにギア部37のほとんどが露呈するように被保持部34を形成した場合には、幅の狭い連結部39を介してIDチップ50(保持部40)を保持することになり、IDチップ50を保持する部分の強度が弱くなってしまうためである。そして、そのようにIDチップ50を保持する部分の強度が弱くなってしまうと、画像形成装置本体100(本体側端子121)に対するIDチップ50の位置精度が低くなって、画像形成装置本体100との通信不良などの不具合が生じやすくなる。
これに対して、本実施の形態では、連結部39にリブ状部39bを設けているため、IDチップ50を保持する部分の強度が補強されて、上述したような不具合が生じにくくなる。すなわち、IDチップ50の位置精度が低くなることなく、容器本体33の装着方向奥側に設置された部材(ギア部37などである。)の状態を確認しやすくなる。
ここで、図8に示すように、連結部39の板状部39aには、外部からギア部37を視認可能な開口39a1が形成されている。これにより、ギア部37やその近傍の状態をさらに確認しやすくなる。
また、本実施の形態において、2つのリブ状部39b(複数のリブ状部)は、開口39a1を挟むように形成されている。これにより、開口39a1を設けても、2つのリブ状部39bによって連結部39の強度を効率的に補強することができる。
また、図7、図8に示すように、本実施の形態において、情報記憶装置としてのIDチップ50は、略平板状に形成されている。そして、保持部40は、IDチップ50の板面(本体側端子121に接触する端子が露呈する基板面である。)が着脱方向に対して略直交するようにIDチップ50を保持している。
すなわち、IDチップ50は、その基板面が、図7、図8の上下方向に延在するように設置されている。
このように構成することで、画像形成装置本体100へのトナー収納容器32Yの着脱動作に連動して、本体側端子121(図9参照)へのIDチップ50の接離をスムーズにおこなうことができる。
また、本実施の形態において、保持部40と連結部39と被保持部34とは、1つの部品として、一体的に形成されている。そして、その一体化された被保持部34(及び、保持部40、連結部39)に対して、IDチップ50(情報記憶装置)が一体化された情報記憶ユニットとしてのIDチップユニット48が着脱可能に設置されている。
詳しくは、図7~図9を参照して、IDチップユニット48(情報記憶ユニット)は、主として、IDチップ50と、IDチップ50を保持するIDチップケース49と、で構成されている。IDチップケース49は、剛性の高い絶縁材料で形成されていて、IDチップ50の機械的損傷や電気的損傷を軽減するためのものである。そして、IDチップユニット48は、保持部40の設置面に、パッチン止めやネジ締結などによって着脱可能に設置される。
なお、被保持部34には、ギア部37の外径よりも大きな外径からなる大径部34aが形成されている。保持部40は、回転軸に直交する断面でみたときに、大径部34aに対して径方向に突出するように形成されている。また、リブ状部39bは、その保持部40の突出するように形成された部分に繋がるように形成された複数のリブ状部39bである。そして、複数のリブ状部39bは、着脱方向に延びるように形成されるとともに、複数のリブ状部39bのうち両端のリブ状部39bとリブ状部39bとの最大間隔がIDチップユニット48(情報記憶ユニット)の着脱方向に直交する方向の幅よりも小さくなるように形成されている。
このように、IDチップ50(IDチップユニット48)を着脱可能に構成することで、IDチップ50の交換やメンテナンスを容易におこなうことができる。
また、図9(A)を参照して、本実施の形態において、IDチップユニット48(情報記憶ユニット)のIDチップケース49には、画像形成装置本体100に設置された位置決めピン150に嵌合する穴部49aが形成されている。
そして、保持部40は、IDチップユニット48(情報記憶ユニット)を着脱方向に直交する方向(図9の両矢印方向や、図9の紙面垂直方向である。)に移動可能に保持している。
詳しくは、IDチップケース49は、保持部40に固定して設置されている。そして、IDチップケース49に対して、IDチップ50が、脱落したり大きく傾いたりしない程度に、着脱方向に直交する方向に移動可能(摺動可能)にルーズに保持されている。
このように構成することにより、画像形成装置本体100に対するトナー収納容器32Yの装着に関連するすべての部品の部品精度や組付け精度によって、本体側端子121に対するIDチップ50の位置精度(着脱方向に直交する方向の位置精度である。)が低下してしまっても、IDチップケース49(IDチップユニット48)においてIDチップ50が位置を修正するように移動するため、本体側端子121とIDチップ50との接触不良(通信不良)を防止することができる。
なお、本実施の形態では、図9(A)に示すように、位置決めピン150を画像形成装置100の本体側板に直接的に設置して、穴部49aをIDチップケース49に形成した。しかし、位置決めピン150や穴部49aの位置はこれに限定されることなく、例えば、図9(B)に示すように、位置決めピン150を画像形成装置100の本体側端子121に設置して、穴部49aをIDチップ50自体に形成することもできる。そして、そのような場合に、本体側端子121に対するIDチップ50の位置精度を高めるために、着脱方向に直交する方向(図9(B)の両矢印方向であって、複数のリブ状部39bが配列される方向である。)において、複数のリブ状部39bにおけるリブ状部39bとリブ状部39bとの間に穴部49aが位置するようにすることが好ましい。また、IDチップユニット48において位置決めピン150(嵌合部)に嵌合する被嵌合部は、穴部49aに限定されることなく、例えば、IDチップ50とIDチップケース49とに跨るように位置決めピン150を嵌合させる(挟み込む)形状を形成することもできる。
また、本実施の形態では、図9(A)を参照して、IDチップケース49に対して、IDチップ50が着脱方向に直交する方向に移動可能(摺動可能)にルーズに保持されるように構成した。これに対して、保持部40(図7等参照)に対して、IDチップ50がタイトに保持されたIDチップケース49が、脱落したり大きく傾いたりしない程度に、着脱方向に直交する方向に移動可能(摺動可能)にルーズに保持されるように構成することもできる。
そして、これらのような場合にも、本実施の形態のものと同様に、本体側端子121とIDチップ50との接触不良(通信不良)を防止することができる。
<変形例1>
図11に示すように、変形例1におけるトナー収納容器32Yも、図7に示すものと同様に、保持部40が大径部34aに対して径方向に突出するように形成されて、その保持部40の突出するように形成された部分に繋がるようにリブ状部39bが形成されている。
ここで、変形例1において、リブ状部39bは、被保持部34から装着方向奥側に向けて径方向に突出する長さが漸増するように形成されている。すなわち、変形例1におけるリブ状部39bは、図11に示すように、略三角形状に形成されている。
このように構成した場合には、トナー収納容器32Yに無駄に角部が形成されることなく、IDチップ50を保持する部分の強度が効率的に補強されることになる。また、保持部40と連結部39との接続部の強度が向上するとともに、トナー収納容器32Yを設置部31から引き抜くときに、画像形成装置本体100の挿入口140(図10(A)参照)にリブ状部39bが引っ掛かるような不具合が軽減される。
また、変形例1において、リブ状部39bは、図11に示すように、着脱方向において被保持部34に掛かる位置(重なる位置)を起点として保持部40まで延在されている。すなわち、リブ状部39bは、着脱方向にみたときに、被保持部34における装着方向奥側の端面を起点として装着方向奥側に向けて延びているのではなくて、被保持部34における装着方向奥側の端面よりも装着方向手前側の位置を起点として装着方向奥側に向けて延びている。さらに換言すると、リブ状部39bは、着脱方向にみたときに、図11の破線で囲んだ部分が、被保持部34とオーバーラップしていることになる。
さらに、図11を参照して、トナー収納容器32Y(容器本体33)は、装着方向奥側に開口部33c(図3参照)が形成されるとともに、開口部33cに向かって内径が徐々に小さくなる円錐部(円錐面)が装着方向奥側(図5(B)の領域W参照)に形成されている。また、被保持部34は、その円錐部の一部(又は、全部)を覆うように設置されている。そして、図11に示すように、リブ状部39bは、着脱方向において、開口部33cと、円錐部の装着方向手前側の端部と、の間に位置している。
このように構成することで、リブ状部39bが被保持部34に連結する部分(根元部)の機械的強度が強くなって、リブ状部39b自体が変形しにくくなるため、IDチップ50の位置精度を高めることができる。
<変形例2>
図12に示すように、変形例2におけるトナー収納容器32Yも、図8に示すものと同様に、連結部39において、2つのリブ状部39b(複数のリブ状部)が、着脱方向に直交する方向(図8の上下方向である。)に互いに間隔をあけて並設されている。
ここで、変形例2において、2つのリブ状部39b(複数のリブ状部)は、隣接するもの同士の間隔が、装着方向奥側に近づくにつれて漸減するように形成されている。すなわち、2つのリブ状部39bは、図12に示すように、「ハ」の字状に配置されている。このように構成することで、根元部が「ハ」の字状に形成された連結部39を効率的に補強することができる。
ここで、図12を参照して、複数のリブ状部39b(3つ以上のリブ状部39bが並設された場合も含む。)は、複数のリブ状部39bのうち両端のリブ状部39bとリブ状部39bとの最大間隔M1が、保持部40の着脱方向に直交する方向の幅よりも小さくなるように形成されることが好ましい。特に、複数のリブ状部39bのうち両端のリブ状部39bとリブ状部39bとの最大間隔M1が、IDチップ50(情報記憶装置)の直交する方向の幅よりも小さくなるように形成されることが好ましい。
具体的に、変形例2において、2つのリブ状部39bは、それぞれ、図12に示すように、最大の間隔M1(根元部の間隔である。)がIDチップ50(情報記憶装置)の着脱方向に直交する方向の幅M0よりも小さくなるように形成されている(M1<M0)。
このように構成することで、連結部39の幅を無駄に広げることなく、連結部39の強度を効率的に補強することができる。
また、変形例2においても、変形例1のものと同様に、リブ状部39bが、着脱方向において被保持部34に掛かる位置を起点として保持部40まで延在されている。これにより、IDチップ50の位置精度を高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態におけるトナー収納容器は、画像形成装置本体100に対して所定の着脱方向に着脱可能に設置されるトナー収納容器32Yであって、回転軸Xを中心に回転可能な容器本体33と、トナー収納容器32Yの着脱方向における装着方向奥側に設置されて容器本体33とともに回転可能なギア部37と、が設けられている。また、画像形成装置本体100に非回転で保持される被保持部34が、トナー収納容器32Yの装着方向奥側において容器本体33の一部を覆うとともにギア部37が露呈するように設置されている。また、画像形成装置本体100にトナー収納容器32Yが装着された状態で画像形成装置本体100と通信可能なIDチップ50(情報記憶装置)と、ギア部37よりも装着方向奥側の位置でIDチップ50を保持するとともに被保持部34に連結部39を介して保持される保持部40と、が設けられている。そして、画像形成装置本体100にトナー収納容器32Yが装着された状態で、回転軸Xに直交する断面でみたときに、IDチップ50と保持部40と連結部39とが、回転軸Xを通る水平線S及び垂直線R上の位置を除く斜め位置に配置されている。また、連結部39は、ギア部37の回転方向の一部を覆うように形成されるとともに、被保持部34と保持部40とを繋ぐリブ状部39bが設けられている。
これにより、IDチップ50(情報記憶装置)の位置精度が低くなることなく、トナー収納容器32Yの装着方向奥側に設置された部材の状態を確認しやすくなる。
なお、本実施の形態では、トナー(1成分現像剤)が収納されるトナー収納容器32Yに対して本発明を適用したが、本発明が適用されるトナー収納容器はこれに限定されることなく、トナーとキャリアとからなる2成分現像剤が収容されるトナー収納容器に対しても本発明を適用することもできる。
そして、そのような場合であっても、本実施の形態のものとほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、本発明が本実施の形態に限定されず、本発明の技術思想の範囲内において、本実施の形態の中で示唆した以外にも、本実施の形態は適宜変更され得ることは明らかである。また、上記構成部材の数、位置、形状等は本実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等にすることができる。
5Y 現像装置、
32Y、32M、32C、32K トナー収納容器(粉体収納容器)、
33 容器本体、
33a 第1突出部、
33b 第2突出部、
33t 円錐部、
34x 先端円筒部、
34 被保持部(キャップ部材)、
34a 大径部、
34b ベース部、
37 ギア部、
39 連結部、
39a 板状部、
39a1 開口、
39b リブ状部、
40 保持部、
48 IDチップユニット(情報記憶ユニット)、
49 IDチップケース、
49a 穴部、
50 IDチップ(情報記憶装置)、
100 画像形成装置(画像形成装置本体)、
120 読書き装置、
150 位置決めピン。
特許第5435380号公報

Claims (16)

  1. 画像形成装置本体に対して所定の着脱方向に着脱可能に設置されるトナー収納容器であって、
    回転軸を中心に回転可能な容器本体と、
    当該トナー収納容器の前記着脱方向における装着方向奥側に設置されて、前記容器本体とともに回転可能なギア部と、
    当該トナー収納容器の前記装着方向奥側において前記容器本体の一部を覆うとともに前記ギア部が露呈するように設置されて、前記画像形成装置本体に非回転で保持される被保持部と、
    前記画像形成装置本体に当該トナー収納容器が装着された状態で、前記画像形成装置本体と通信可能な情報記憶装置と、
    前記ギア部よりも前記装着方向奥側の位置で前記情報記憶装置を保持するとともに、前記被保持部に連結部を介して保持される保持部と、
    を備え、
    前記画像形成装置本体に当該トナー収納容器が装着された状態で、前記回転軸に直交する断面でみたときに、前記情報記憶装置と前記保持部と前記連結部とが、前記回転軸を通る水平線及び垂直線上の位置を除く斜め位置に配置され、
    前記連結部は、前記ギア部の回転方向の一部を覆うように形成されるとともに、前記被保持部と前記保持部とを繋ぐリブ状部が設けられたことを特徴とするトナー収納容器。
  2. 前記画像形成装置本体に当該トナー収納容器が装着された状態で、前記回転軸に直交する断面でみたときに、前記情報記憶装置と前記保持部と前記連結部とが、前記被保持部の外周面よりも前記回転軸を中心に斜め方向に突出するように配置されたことを特徴とする請求項1に記載のトナー収納容器。
  3. 前記連結部は、前記被保持部から前記装着方向奥側に向けて延びる板状部を具備し、
    前記リブ状部は、前記板状部において前記着脱方向に延びるように形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のトナー収納容器。
  4. 前記板状部は、外部から前記ギア部を視認可能な開口が形成され、
    前記開口を挟むように複数の前記リブ状部が形成されたことを特徴とする請求項3に記載のトナー収納容器。
  5. 前記被保持部は、前記ギア部の外径よりも大きな外径からなる大径部を具備し、
    前記板状部は、前記大径部から前記ギア部に接触することなく前記装着方向奥側に向けて延びるように形成され、
    前記保持部は、前記回転軸に直交する断面でみたときに、前記大径部に対して径方向に突出するように形成され、
    前記リブ状部は、その前記保持部の突出するように形成された部分に繋がるように形成されたことを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のトナー収納容器。
  6. 前記リブ状部は、前記被保持部から前記装着方向奥側に向けて前記径方向に突出する長さが漸増するように形成されたことを特徴とする請求項5に記載のトナー収納容器。
  7. 前記連結部は、複数の前記リブ状部が、前記着脱方向に直交する方向に互いに間隔をあけて平行に並設されたことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載のトナー収納容器。
  8. 前記連結部は、複数の前記リブ状部が、前記着脱方向に直交する方向に互いに間隔をあけて並設され、
    前記複数のリブ状部は、隣接するもの同士の前記間隔が、前記装着方向奥側に近づくにつれて漸減するように形成されたことを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載のトナー収納容器。
  9. 前記複数のリブ状部は、前記複数のリブ状部のうち両端のリブ状部とリブ状部との最大間隔が、前記保持部の前記直交する方向の幅よりも小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項8に記載のトナー収納容器。
  10. 前記最大間隔が、前記情報記憶装置の前記直交する方向の幅よりも小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項9に記載のトナー収納容器。
  11. 前記情報記憶装置は、略平板状に形成され、
    前記保持部は、前記情報記憶装置の板面が前記着脱方向に対して略直交するように前記情報記憶装置を保持することを特徴とする請求項1~請求項10のいずれかに記載のトナー収納容器。
  12. 前記保持部と前記連結部と前記被保持部とは、一体的に形成されて、前記情報記憶装置が一体化された情報記憶ユニットが着脱可能に設置され、
    前記被保持部は、前記ギア部の外径よりも大きな外径からなる大径部を具備し、
    前記保持部は、前記回転軸に直交する断面でみたときに、前記大径部に対して径方向に突出するように形成され、
    前記リブ状部は、その前記保持部の突出するように形成された部分に繋がるように形成された複数のリブ状部であり、
    前記複数のリブ状部は、前記着脱方向に延びるように形成されるとともに、前記複数のリブ状部のうち両端のリブ状部とリブ状部との最大間隔が前記情報記憶ユニットの前記着脱方向に直交する方向の幅よりも小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項1~請求項11のいずれかに記載のトナー収納容器。
  13. 前記情報記憶ユニットは、前記画像形成装置本体に設置された位置決めピンに嵌合する穴部を具備し、
    前記保持部は、前記情報記憶ユニットを前記着脱方向に直交する方向に移動可能に保持し、
    前記穴部は、前記直交する方向において、複数の前記リブ状部における前記リブ状部と前記リブ状部との間に位置することを特徴とする請求項12に記載のトナー収納容器。
  14. 当該トナー収納容器は、前記装着方向奥側に開口部が形成されるとともに、前記開口部に向かって内径が徐々に小さくなる円錐部が前記装着方向奥側に形成され、
    前記被保持部は、前記円錐部の一部又は全部を覆うように設置され、
    前記リブ状部は、前記着脱方向において、前記開口部と、前記円錐部の装着方向手前側の端部と、の間に位置することを特徴とする請求項1~請求項13のいずれかに記載のトナー収納容器。
  15. 前記リブ状部は、前記着脱方向において前記被保持部に掛かる位置を起点として前記保持部まで延在されたことを特徴とする請求項1~請求項14のいずれかに記載のトナー収納容器。
  16. 請求項1~請求項15のいずれかに記載のトナー収納容器と、前記トナー収納容器が装着される前記画像形成装置本体と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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