[第1実施形態]
以下、記録システムの一実施形態について説明する。記録システムは、例えば、媒体12に記録する記録動作と、記録された媒体12に後処理を行う後処理動作とを実行する。
<記録システムの構成>
図1に示すように、記録システム11は、媒体12に記録を行う記録装置13を備える。記録システム11は、後処理装置14を備える。後処理装置14は、記録装置13によって記録された媒体12に後処理を行う。記録システム11は、中間装置15を備えてもよい。中間装置15は、記録装置13と後処理装置14との間に配置される。中間装置15は、記録装置13によって記録された媒体12を後処理装置14に搬送する。
記録システム11は、搬送経路16を備える。搬送経路16は、記録装置13から中間装置15を経由して後処理装置14内まで続く経路である。記録システム11は、複数の搬送ローラー対を備える。複数の搬送ローラー対は、搬送経路16に沿って媒体12を搬送する。搬送ローラー対は、例えば、記録装置13、中間装置15、後処理装置14のそれぞれに少なくとも1つ以上設けられる。本実施形態では、媒体12の幅方向を幅方向Xと示す。
<記録装置13の構成>
記録装置13は、媒体12に記録を行うように構成される。本実施形態の記録装置13は、インクジェット方式のプリンターであってもよい。インクジェット方式のプリンターは、媒体12に液体の一例であるインクを吐出することによって媒体12に画像を記録するプリンターである。画像は、写真、図柄、文字、記号、マーク、線、及び表などを含む。
記録装置13は、カセット20を備える。カセット20は、媒体12を積層状態で収容する。カセット20は、記録装置13に着脱可能に設けられている。カセット20は、複数設けられてもよい。
記録装置13は、給紙部21を備える。給紙部21は、記録部27に媒体12を給紙するように構成される。給紙部21は、カセット20に収容された媒体12を搬送経路16に送り出す。給紙部21は、ピックアップローラー22と、分離ローラー23とを備えてもよい。ピックアップローラー22は、カセット20に収容された媒体12のうち最上位の媒体12を送り出す。分離ローラー23は、ピックアップローラー22により送り出された媒体12を1枚ずつに分離する。
記録装置13は、搬送部24を備える。搬送部24は、給紙部21によって給紙された媒体12を搬送経路16に沿って搬送する。搬送部24は、記録部27によって記録された媒体12を搬送するように構成される。搬送部24は、複数の第1搬送ローラー対25を備える。複数の第1搬送ローラー対25は、記録装置13に設けられる搬送ローラー対である。複数の第1搬送ローラー対25は、搬送経路16に沿って配置されている。図1では、複数の第1搬送ローラー対25のうちの1つが代表的に図示されている。複数の第1搬送ローラー対25は、カセット20から送り出された媒体12を記録装置13内の搬送経路16に沿って搬送する。
記録装置13は、支持部26を備える。支持部26は、搬送経路16沿いの位置に設けられる。支持部26は、媒体12を支持するように構成される。支持部26は、支持位置と退避位置との間で移動可能である。支持位置は、支持部26が媒体12を支持可能な位置である。退避位置は、支持部26が媒体12を支持しない位置である。記録装置13は、駆動モーター26Aを備える。駆動モーター26Aは、支持部26を支持位置と退避位置との間で移動させるための駆動源である。
記録装置13は、記録部27を備える。記録部27は、媒体12に記録を行うように構成される。記録部27は、搬送経路16を挟んで支持部26と対向する位置に設けられる。記録部27は、液体吐出ヘッド28を備える。液体吐出ヘッド28は、液体を吐出するように構成される。液体吐出ヘッド28は、ノズル面29Aと、複数のノズル29Bと、を備える。ノズル面29Aは、支持部26に向かう。複数のノズル29Bは、ノズル面29Aに形成される。複数のノズル29Bは、液体を吐出する。液体吐出ヘッド28は、支持部26に支持された媒体12に向かって複数のノズル29Bから液体を吐出することによって、媒体12に記録を行う。
本実施形態の液体吐出ヘッド28は、例えば、幅方向Xに一定のピッチで並ぶ複数のノズル29Bを備え、媒体12の幅に亘って液体を同時に吐出可能なラインヘッドである。なお、液体吐出ヘッド28は、幅方向Xに往復移動するキャリッジに搭載され、キャリッジとともに移動しながら液体を複数のノズル29Bから吐出するシリアルヘッドでもよい。
また、搬送経路16は、待機位置WPを含む。待機位置WPは、搬送経路16において液体吐出ヘッド28の上流に位置する。このように、搬送経路16には、液体吐出ヘッド28の上流に媒体12が待機可能な待機位置WPがある。待機位置WPは、記録動作を実行する前に媒体12を待機させることができる位置である。
図2に示すように、記録部27は、保持部30を備える。保持部30は、液体吐出ヘッド28を保持する。記録部27は、供給流路31を備える。供給流路31は、液体収容体17に収容された液体を液体吐出ヘッド28に供給する流路である。
記録装置13は、メンテナンス部32を備える。メンテナンス部32は、液体吐出ヘッド28のメンテナンスを行うメンテナンス動作を実行する。メンテナンス部32は、液体吐出ヘッド28のメンテナンスとしてフラッシングを行ってもよく、クリーニングを行ってもよい。フラッシングは、複数のノズル29Bから記録とは関係のない液体を吐出する。クリーニングは、複数のノズル29Bから液体を強制的に排出させる。
メンテナンス部32は、キャップ33を備える。キャップ33は、ノズル面29Aをキャップ可能である。キャップ33は、当接位置と離間位置との間で移動可能である。つまり、キャップ33は、離間位置と当接位置とに変位可能である。当接位置は、図2では二点鎖線で示す位置であり、ノズル面29Aと当接する位置である。離間位置は、図2では実線で示す位置であり、ノズル面29A離間する位置である。
キャップ33は、当接位置に配置されるときには、ノズル面29Aとの当接により、複数のノズル29Bが開口する閉空間を形成する。このように、キャップ33は、液体吐出ヘッド28と当接することにより液体吐出ヘッド28を保護する。キャップ33は、離間位置に配置されるときには、ノズル面29Aからの離間により、複数のノズル29Bからの液体を媒体12に対して吐出することができる。
メンテナンス部32は、廃液流路34と、吸引ポンプ35と、移動部36と、廃液収容体37とを備える。廃液流路34は、キャップ33と廃液収容体37とを接続する流路である。吸引ポンプ35は、クリーニングを行う際に複数のノズル29Bに負圧を作用させるためのポンプである。吸引ポンプ35は、廃液流路34の途中に設けられる。移動部36は、キャップ33を離間位置と当接位置との間で移動させる。廃液収容体37は、キャップ33に収容された液体を収容可能である。
特に、メンテナンス動作の開始に伴って、支持部26が支持位置から離間位置に移動した後に、移動部36は、キャップ33を離間位置から当接位置に移動させる。このように、メンテナンス動作の開始に伴って、支持部26及びキャップ33を移動させるための時間が必要となる。
また、記録動作の開始に伴って、移動部36は、キャップ33を当接位置から離間位置に移動させる。その後、支持部26は、退避位置から支持位置に移動する。このように、記録動作の開始に伴って、支持部26及びキャップ33を移動させるための時間が必要となる。
フラッシングは、キャップ33が当接位置から離間位置に移動してから規定時間が経過したことを主な条件として行われる。フラッシングは、液体の吐出量及び処理時間を異ならせることによりメンテナンスの強度を異ならせることができる。具体的な一例として、フラッシングは、強フラッシングと、弱フラッシングとを含む。弱フラッシングは、強フラッシングと比較して、メンテナンスの強度が低い。詳しくは、弱フラッシングは、強フラッシングと比較して、液体の吐出量が少なく、かつ、処理時間が短い。
図1に示すように、記録装置13は、載置トレイ38を備える。載置トレイ38には、記録装置13の内部から排出される媒体12が載置される。記録装置13は、搬送経路16の一部として、第1排出経路39Aと、スイッチバック経路39Bと、反転経路39Cと、第2排出経路39Dとを備える。第1排出経路39Aは、媒体12が排出される経路である。第1排出経路39Aから排出される媒体12は、載置トレイ38に載置される。スイッチバック経路39Bは、媒体12がスイッチバック搬送される経路である。反転経路39Cは、媒体12の表裏が反転される経路である。第2排出経路39Dは、媒体12が排出される経路である。第2排出経路39Dから排出される媒体12は、中間装置15に搬出される。このように、液体吐出ヘッド28により記録された媒体12は、第1排出経路39Aを通って載置トレイ38に排出される、又は、第2排出経路39Dを通って中間装置15に向けて搬出される。
両面記録が実行される場合、片面に記録された媒体12は、スイッチバック経路39Bへ搬送された後、スイッチバック経路39Bでスイッチバックされる。これによって、片面に記録された媒体12は、スイッチバック経路39Bから反転経路39Cへ搬送される。反転経路39Cで反転した媒体12は、再び液体吐出ヘッド28へ搬送された後、液体吐出ヘッド28により、既に記録された面とは反対の面に記録される。このようにして、記録装置13は、媒体12に両面記録を実行する。
記録装置13は、記録制御部19を備える。記録制御部19は、記録装置13における各機構の駆動を統括的に制御し、記録装置13で実行される各種動作を制御してもよい。記録制御部19は、コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはそれらの組み合わせを含んでもよい。プロセッサーは、CPU及びメモリーを含む。メモリーは、RAM及びROM等であり、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
記録制御部19は、不図示の端末装置から記録ジョブ情報が入力されると、記録ジョブ情報に基づいて、媒体12に記録を行う。記録ジョブ情報は、少なくとも記録ジョブの実行を特定可能な情報である。記録ジョブは、少なくとも所定枚数の媒体12に記録を行う一連の動作を示す。この所定枚数は、1枚であっても複数枚であってもよい。
記録ジョブ情報は、媒体12に記録を行う画像データを含む。記録ジョブ情報は、媒体種別情報を含む。媒体種別情報は、記録する媒体12の種別を特定可能な情報である。媒体12の種別は、媒体12のサイズを含む。記録ジョブ情報は、合計記録枚数情報を含む。合計記録枚数情報は、記録する媒体12の合計記録枚数を特定可能な情報である。
記録ジョブ情報は、後処理関連情報を含む。後処理関連情報は、後処理に関連する情報であり、後処理を伴う記録であるか否かと、後処理の種類とを特定可能な情報である。記録ジョブ情報は、モード情報を含む。モード情報は、記録ジョブにおいて制御されるモードを特定可能な情報である。モードは、媒体12への記録及び記録後の媒体12の後処理に関する制御情報である。
記録制御部19は、図示しない通信部を介して中間装置15と通信を行うことができる。記録制御部19は、図示しない通信部を介して後処理装置14と通信を行うことができる。本実施形態において、記録制御部19は、後処理を伴う記録の記録ジョブ情報が入力されたときに、後処理に関する後処理情報を後処理装置14に送信することができる。
後処理情報は、媒体種別情報を含む。後処理情報は、合計記録枚数情報を含む。後処理情報は、後処理関連情報を含む。後処理情報は、モード情報を含む。このように、制御部の一例である記録制御部19は、少なくとも媒体12への記録に関する制御を所定の制御として行うように構成される。
<中間装置15の構成>
中間装置15は、記録装置13から搬入された記録後の媒体12を後処理装置14に排出する装置である。中間装置15は、反転処理部40を備えてもよい。反転処理部40は、搬入された媒体12を反転させる。
反転処理部40は、搬送経路16の一部として、第1導入経路41、第1スイッチバック経路42、第2スイッチバック経路43、第1合流経路44、第2合流経路45、及び導出経路46を備えてもよい。
反転処理部40は、複数の第2搬送ローラー対47を備えてもよい。複数の第2搬送ローラー対47は、中間装置15に設けられる搬送ローラー対である。複数の第2搬送ローラー対47は、搬送経路16に沿って配置されている。図1では、複数の第2搬送ローラー対47のうちの1つが代表的に図示されている。
反転処理部40は、フラップ48を備えてもよい。フラップ48は、第1導入経路41から第1スイッチバック経路42及び第2スイッチバック経路43に分岐する分岐箇所で、第1スイッチバック経路42と第2スイッチバック経路43との何れか一方へ媒体12を誘導する。このように、フラップ48は、第1スイッチバック経路42と第2スイッチバック経路43との間で、第1導入経路41から搬送される媒体12の搬送先を切り換える。
第1スイッチバック経路42へ搬送された媒体12は、第1スイッチバック経路42でスイッチバックされることによって、第1合流経路44で反転されたのち、導出経路46へ搬送される。一方、第1導入経路41から第2スイッチバック経路43へ搬送された媒体12は、第2スイッチバック経路43でスイッチバックされることによって、第2合流経路45で反転されたのち、導出経路46へ搬送される。中間装置15は、例えば、第1スイッチバック経路42と第2スイッチバック経路43とに交互に媒体12を搬入させることができる。
<後処理装置14の構成>
後処理装置14は、中間装置15から搬入された記録後の媒体12に後処理を行う装置である。つまり、後処理装置14は、記録装置13によって記録された媒体12を受け入れることができ、受け入れた媒体12に後処理を行うように構成される。
後処理装置14は、受け入れ部50を備える。受け入れ部50は、搬送経路16に設けられる。受け入れ部50は、中間装置15から搬入される媒体12を受け入れるように構成される。このように、受け入れ部50は、記録装置13によって記録された媒体12を受け入れることができる。
後処理装置14は、第3搬送ローラー対51を備えてもよい。第3搬送ローラー対51は、後処理装置14に設けられる搬送ローラー対である。第3搬送ローラー対51は、搬送経路16に沿って配置されている。第3搬送ローラー対51は、受け入れ部50によって受け入れられた記録後の媒体12を搬送するように構成される。
後処理装置14は、第4搬送ローラー対52を備えてもよい。第4搬送ローラー対52は、後処理装置14に設けられる搬送ローラー対である。第4搬送ローラー対52は、搬送経路16の末端に設けられる。
後処理装置14は、センサー53を備える。センサー53は、搬送経路16において第3搬送ローラー対51と第4搬送ローラー対52との間に配置される。言い換えると、センサー53は、第4搬送ローラー対52の上流に配置される。センサー53は、搬入された媒体12の先端と後端とを検知する。
本実施形態では、後処理装置14は、後処理装置14内の搬送経路16において媒体12を所定の搬送速度で搬送する。本実施形態では、媒体12の後端が第4搬送ローラー対52を通過すると、その媒体12は第4搬送ローラー対52から落下する。
図3に示すように、後処理装置14は、処理トレイ54を備える。処理トレイ54は、第3搬送ローラー対51と第4搬送ローラー対52とによって搬送された媒体12が載置されるトレイである。すなわち、処理トレイ54は、記録装置13の記録部27によって記録された記録後の媒体12を載置可能なトレイである。また、処理トレイ54は、後処理を行う媒体12を載置可能である。
処理トレイ54は、第4搬送ローラー対52の下方に位置する。処理トレイ54は、第4搬送ローラー対52から落下する媒体12を受ける。これにより、処理トレイ54に媒体12が載置される。このとき、媒体12の先端が処理トレイ54から飛び出すように、媒体12が処理トレイ54上に載置されることがある。
処理トレイ54は、載置面55を備える。載置面55は、媒体12が載置される面である。載置面55は、第1載置端部56と、第1載置端部56とは反対の第2載置端部57とを備える。載置面55は、第1載置端部56から第2載置端部57に向けて上方に延びるように傾斜する。すなわち、第1載置端部56は、第2載置端部57よりも下方に位置する。
後処理装置14は、第1整合部58を備える。第1整合部58は、処理トレイ54の第1載置端部56と連なる。第1整合部58は、処理トレイ54上に載置される媒体12の後端が突き当てられる面を備える。本実施形態では、載置面55が第1載置端部56から第2載置端部57にかけて上方に延びるように傾斜している。また、処理トレイ54は、載置される媒体12よりも摩擦係数が小さい。このため、載置面55に載置される媒体12は、重力の作用によって第1整合部58に向けて滑りやすく、媒体12の後端が第1整合部58に突き当てられやすい。媒体12の後端が第1整合部58に突き当てられると、媒体12の後端が第1整合部58を基準に揃えられる。特に、載置される複数枚の媒体12のサイズが同じである場合、媒体12の後端が揃えられることによって、媒体12の先端も揃えられる。
後処理装置14は、幅方向Xに並ぶ一対の第2整合部59を備えてもよい。第2整合部59は、例えばエッジガイドであってもよい。一対の第2整合部59は、処理トレイ54上に設けられる。一対の第2整合部59は、幅方向Xに移動可能なように構成される。一対の第2整合部59は、移動することによって、その間隔を広げたり狭めたりできる。一対の第2整合部59は、載置面55に載置される媒体12の両側端に接触することによって、媒体12の両側端を整合させる。媒体12の側端とは、長方形状の媒体12のうち、先端と後端とを除く2つの端である。このように、一対の第2整合部59は、処理トレイ54上に載置された媒体12の両側端を整合可能である。
後処理装置14は、第1パドル61と、第2パドル62とを備えてもよい。第1パドル61と第2パドル62とは、処理トレイ54上に載置された媒体12を第1整合部58に向けて搬送するように構成される。
第1パドル61は、第1パドル回転体61Aと、第1ブレード61Bと、第1パドル回転軸61Cとを備える。第1パドル回転体61Aは、第1パドル回転軸61Cに支持される。第1パドル回転体61Aは、第1パドル回転軸61Cを中心として、図2において反時計回りとなる方向に回転する。第1パドル回転軸61Cは、幅方向Xに延びる。
第1ブレード61Bは、第1パドル回転体61Aから外方に向けて延びる。第1ブレード61Bは、1又は複数設けられる。第1ブレード61Bは、例えば、ゴム、エラストマーなどの弾性を有する材料で構成される。第1ブレード61Bは、例えば、板状に設けられる。
第1ブレード61Bの先端部が処理トレイ54上に載置された媒体12の上面と接触した状態で第1パドル回転体61Aが回転することによって、第1ブレード61Bが湾曲する。この湾曲の反力によって、第1ブレード61Bの先端部と媒体12の上面との間に摩擦力が生じる。第1パドル61は、第1ブレード61Bの先端部と媒体12の上面との摩擦力によって、媒体12を第1載置端部56に向けて搬送する。
第2パドル62は、第2パドル回転体62Aと、第2ブレード62Bと、第2パドル回転軸62Cとを備える。第2パドル62は、第1パドル61よりもサイズが小さいが、第1パドル61と同じような構成である。
後処理装置14は、第1搬送モーター63A及び第2搬送モーター63Bを備える。第1搬送モーター63Aは、第1パドル61を回転させるための駆動源である。第2搬送モーター63Bは、第2パドル62を回転させるための駆動源である。以降、第1搬送モーター63A及び第2搬送モーター63Bをまとめて搬送モーター63と示す場合がある。
後処理装置14は、後処理部60を備える。後処理部60は、処理トレイ54上に載置された媒体12に後処理を行うように構成される。つまり、後処理部60は、受け入れ部50に受け入れられた媒体12に後処理を行うように構成される。後処理は、例えば、綴じ処理であってもよいが、綴じ処理の他、穿孔処理、折り処理、シフト処理、棒積み処理等でもよい。綴じ処理は、複数の媒体12を綴じた後に排出する処理である。穿孔処理は、1枚または複数枚の媒体12に穿孔を行った後に排出する処理である。折り処理は、媒体12を折り返した後にて排出する処理である。シフト処理は、媒体12を部ごとに位置をシフトして排出する処理である。棒積み処理は、複数枚の媒体12を部単位で位置をシフトさせずに媒体束として排出する処理及び1枚の媒体12をシフトさせずに排出する処理である。
後処理部60は、紙綴装置66を備えてもよい。紙綴装置66は、複数の媒体12を綴じる。後処理部60は、紙綴装置66ではなく、例えば、穿孔装置、中折装置などを備えてもよい。
後処理部60は、排出部67を備えてもよい。排出部67は、例えば、排出駆動ローラー68と、排出従動ローラー69とを備える。排出駆動ローラー68は、処理トレイ54上に載置される媒体12に対して下方から接触する。排出従動ローラー69は、排出駆動ローラー68よりも上方に位置する。本実施形態では、排出従動ローラー69は、移動可能に構成される。排出従動ローラー69は、排出駆動ローラー68に接近するニップ位置と、排出駆動ローラー68から離れる退避位置との間で移動可能である。排出従動ローラー69は、排出駆動ローラー68に接近することによって、媒体12に接触する。このとき、排出従動ローラー69は、処理トレイ54上に載置される媒体12に対して上方から接触する。
排出部67は、処理トレイ54上に載置される媒体12を排出駆動ローラー68と排出従動ローラー69とが挟む状態で、排出駆動ローラー68が回転することによって、媒体12を排出する。このように、排出部67は、後処理が施された媒体12を処理トレイ54から排出する。
排出部67は、ニップモーター65Aを備える。ニップモーター65Aは、排出従動ローラー69を移動させるための駆動源である。排出部67は、排出モーター65Bを備える。排出モーター65Bは、排出駆動ローラー68を回転させるための駆動源である。
後処理装置14は、ガイド部70と、一対の支持部材71と、排出トレイ72とを備えてもよい。ガイド部70は、例えば、板状に設けられる。ガイド部70は、排出部67によって排出される媒体12に接触することによって、媒体12の上方への変位を抑える。
一対の支持部材71は、ガイド部70の下方に位置する。一対の支持部材71は、幅方向Xに並ぶ。一対の支持部材71は、排出部67によって排出された媒体12を一時的に支持する。一対の支持部材71は、媒体12の側端部分に接触することによって媒体12を支持する。一対の支持部材71は、幅方向Xに移動可能に構成される。すなわち、一対の支持部材71は、その間隔を広げたり狭めたりできる。一対の支持部材71は、その間隔を媒体12の幅に合わせることによって、媒体12の側端部分を支持する。一対の支持部材71は、媒体12を支持する状態でその間隔を広げることによって、支持している媒体12を落下させる。なお、一対の支持部材71は、排出部67によって処理トレイ54から媒体12が排出される場合に限らず、第4搬送ローラー対52から処理トレイ54に媒体12が落下する場合に、媒体12の先端を支持することがある。
排出トレイ72は、一対の支持部材71の下方に位置する。排出トレイ72には、一対の支持部材71から落下する媒体12が載置される。排出トレイ72は、載置される媒体12の量に応じて、昇降してもよい。
後処理装置14は、後処理制御部80を備える。後処理制御部80は、後処理装置14における各機構の駆動を統括的に制御し、後処理装置14で実行される各種動作を制御してもよい。後処理制御部80は、コンピュータープログラムに従って各種処理を実行する1つ以上のプロセッサー、各種処理のうち少なくとも一部の処理を実行する特定用途向け集積回路等の1つ以上の専用のハードウェア回路、或いはそれらの組み合わせを含んでもよい。プロセッサーは、CPU及びメモリーを含む。メモリーは、RAM及びROM等であり、処理をCPUに実行させるように構成されたプログラムコードまたは指令を格納している。メモリーすなわちコンピューター可読媒体は、汎用または専用のコンピューターでアクセスできるあらゆる可読媒体を含む。
特に、後処理制御部80は、図示しない通信部を介して記録装置13と通信を行うことができる。後処理制御部80は、センサー53からの信号に基づいて、搬入された媒体12の先端と後端とを検知することができる。後処理制御部80は、搬送モーター63を駆動させることにより、第1パドル61及び第2パドル62を回転させることができる。後処理制御部80は、後処理部60に後処理を行わせることができる。特に、後処理制御部80は、ニップモーター65Aを駆動させることにより、排出従動ローラー69を移動させることができる。後処理制御部80は、排出モーター65Bを駆動させることにより、排出駆動ローラー68を回転させることができる。このように、後処理制御部80は、後処理装置14を制御可能であり、少なくとも後処理に関する制御を行わせることができる。
<モード>
本実施形態において、記録システム11では、複数のモードのうち何れかに制御可能である。複数のモードは、記録ジョブ情報に基づくモードであってもよい。複数のモードは、第1モードと、第2モードとを含む。第1モード及び第2モードは、後処理を伴う記録が行われるモードであり、後処理の種類として棒積み処理が行われるモードである。また、第1モードは、第2モードと比較して、記録ジョブの開始を基準として、記録ジョブにおける1枚目の媒体12について、記録動作のタイミング及び後処理動作のタイミングを早めるモードである。つまり、第1モードは、第2モードと比較して、記録ジョブにおける1枚目の媒体12の処理速度を向上させるモードである。以降、媒体12の枚数については、記録ジョブの開始を基準とした枚数として示す場合がある。
記録ジョブ情報の入力後、記録ジョブが開始される。記録ジョブが開始されると、記録ジョブ情報に含まれる画像データの画像処理が行われる。
特に、第1モードは、画像データの画像処理が行われている間に、1枚目の媒体12をカセット20から待機位置WPに搬送させることにより、1枚目の媒体12を待機位置WPに待機させるモードである。第2モードは、画像データの画像処理が終了した後に、1枚目の媒体12をカセット20から搬送させるモードである。このように、第1モードは、第2モードと比較して、記録ジョブの開始を基準として、1枚目の媒体12への記録の開始タイミングを早めることができるモードである。
また、第1モードは、画像データの画像処理が開始されるときに、キャップ33を当接位置から離間位置に移動させるモードである。第2モードは、画像データの画像処理が終了した後に、キャップ33を当接位置から離間位置に移動させるモードである。このように、第1モードは、第2モードと比較して、記録ジョブの開始を基準として、1枚目の媒体12への記録の開始タイミングを早めることに伴って、キャップ33を当接位置から離間位置に移動させるタイミングも早めるモードでもある。
また、第1モードは、画像データの画像処理が開始されるときに、支持部26を退避位置から支持位置に移動させるモードである。第2モードは、画像データの画像処理が終了した後に、支持部26を退避位置から支持位置に移動させるモードである。このように、第1モードは、第2モードと比較して、記録ジョブの開始を基準として、1枚目の媒体12への記録の開始タイミングを早めることに伴って、支持部26を退避位置から支持位置に移動させるタイミングも早めるモードでもある。
また、第1モードは、1枚目の媒体12が処理トレイ54に載置されると、2枚目以降の媒体12を待たずに、処理トレイ54から1枚目の媒体12を排出するモードである。また、第1モードは、記録ジョブにおける2枚目以降の媒体12については、処理トレイ54から複数枚の媒体12を媒体束として排出するモードである。第2モードは、1枚目の媒体12が処理トレイ54に載置された後に、2枚目以降の媒体12を待って、処理トレイ54から複数枚の媒体12を媒体束として排出するモードである。このように、第1モードは、第2モードと比較して、1枚目の媒体12の排出タイミングを早めることができるモードである。これにより、第1モードは、第2モードと比較して、記録ジョブの開始を基準として、1枚目の媒体12を確認可能となるタイミングを早めることができるモードである。
<記録制御処理>
次に、図4を参照して記録制御処理について説明する。記録制御処理は、第1モードを特定可能な記録ジョブ情報又は第2モードを特定可能な記録ジョブ情報が入力されたことを契機として、記録装置13の記録制御部19により実行される処理である。
ステップS11において、記録制御部19は、入力された記録ジョブ情報に基づいて、画像処理を開始する。画像処理は、入力された記録ジョブ情報に含まれる画像データに基づいて記録用のデータを生成する処理である。画像処理は、ステップS11において開始されると、記録制御処理とは別の処理において実行される処理である。このため、記録制御部19は、ステップS11において画像処理を開始させた後、画像処理の実行中であっても、並列的にステップS12~S17を実行することができる。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS12に処理を移行する。
ステップS12において、記録制御部19は、記録ジョブ情報に基づいて、第1モードに制御されるか否かを判定する。記録制御部19は、第1モードに制御されると判定した場合、ステップS13に処理を移行する。記録制御部19は、第1モードに制御されないと判定した場合、ステップS17に処理を移行する。つまり、記録制御部19は、第2モードに制御されると判定した場合、ステップS17に処理を移行する。
ステップS13において、記録制御部19は、キャップ離間処理を実行する。この処理において、キャップ33を当接位置から離間位置に移動させるように移動部36を制御する。これにより、キャップ33は、液体吐出ヘッド28に当接した状態から、液体吐出ヘッド28から離間した状態となる。そして、記録制御部19は、支持部26を退避位置から支持位置に移動させるように駆動モーター26Aを制御する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS14に処理を移行する。
ステップS14において、記録制御部19は、計測開始処理を実行する。この処理において、記録制御部19は、キャップ33が当接位置から離間位置に移動させたことを契機として、メンテナンス動作を実行するための時間の計測を開始する。この場合、記録制御部19は、メンテナンス時間カウンターに規定時間を示す値を設定する。メンテナンス時間カウンターは、記録制御部19のメモリーに割り当てられている。メンテナンス時間カウンターは、キャップ33が当接位置から離間位置に移動させてから規定時間が経過したことを特定するためのカウンターである。記録制御部19は、記録制御処理とは別の処理において、所定周期でメンテナンス時間カウンターを更新することにより、キャップ33が当接位置から離間位置に移動させてから規定時間が経過したか否かを判定することができる。このように、記録制御部19は、キャップ33の当接位置から離間位置への変位を基準として時間を計測可能である。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS15に処理を移行する。
ステップS15において、記録制御部19は、初期搬送処理を実行する。記録制御部19は、記録ジョブ情報に基づいて記録動作を実行する前に、カセット20における媒体12を給紙させるように給紙部21を制御する。また、記録制御部19は、給紙した媒体12を搬送経路16に沿って待機位置WPまで搬送させるように搬送部24を制御する。
このように、記録制御部19は、記録ジョブ情報に基づいて記録動作を実行する前に1枚目の媒体12を、液体吐出ヘッド28の上流に待機させる。言い換えると、搬送部24は、第1モードでは、記録ジョブにおける記録動作の開始前に1枚目の媒体12を待機位置WPに待機させることができる。また、この場合、ステップS13においてキャップ離間処理が実行されており、キャップ33は、第1モードでは、記録ジョブにおける記録動作の開始前において、記録ジョブにおける1枚目の媒体12が待機位置WPに待機しているときに離間位置にある。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS16に処理を移行する。
ステップS16において、記録制御部19は、記録開始条件が成立したか否かを判定する。記録開始条件は、記録ジョブ情報の入力から予め定めた時間が経過したときに成立してもよい。この予め定めた時間としては、画像処理が終了するまでに十分な時間であってもよい。記録制御部19は、記録開始条件が成立していないと判定した場合、再度、ステップS16に処理を移行する。記録制御部19は、記録開始条件が成立したと判定した場合、ステップS18に処理を移行する。このように、記録制御部19は、記録開始条件が成立するまで、ステップS16の判定を繰り返し行い、記録開始条件が成立すると、ステップS18に処理を移行する。
ステップS18において、記録制御部19は、初期記録処理を実行する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、待機位置WPにおける1枚目の媒体12を搬送経路16に沿って搬送させるように搬送部24を制御する。そして、記録制御部19は、液体吐出ヘッド28から液体を吐出させることにより媒体12に記録を行う。つまり、初期記録処理は、事前に媒体12を待機位置WPまで搬送した後に、記録動作を実行する処理である。
このように、記録制御部19は、所定枚数の媒体12に記録を行う記録ジョブにおいて、キャップ33が離間位置にある状態で記録動作を液体吐出ヘッド28に実行させることができる。言い換えると、液体吐出ヘッド28は、所定枚数の媒体12に記録を行う記録ジョブにおいて、キャップ33が離間位置にある状態で記録動作を実行可能である。
また、記録制御部19は、初期記録処理の実行に伴い、記録枚数カウンターを更新することにより、記録ジョブにおいて記録された媒体12の記録枚数を計数する。記録枚数カウンターは、記録制御部19のメモリーに割り当てられている。記録枚数カウンターは、1回の記録ジョブにおいて記録された媒体12の記録枚数を特定するためのカウンターである。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS21に処理を移行する。
一方、ステップS17において、記録制御部19は、ステップS16と同じように、記録開始条件が成立したか否かを判定する。記録制御部19は、記録開始条件が成立していないと判定した場合、再度、ステップS17に処理を移行する。記録制御部19は、記録開始条件が成立したと判定した場合、ステップS19に処理を移行する。
ステップS19において、記録制御部19は、ステップS13と同じように、キャップ離間処理を実行する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS20に処理を移行する。
ステップS20において、記録制御部19は、ステップS14と同じように、計測開始処理を実行する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS21に処理を移行する。
ステップS21において、記録制御部19は、通常記録処理を実行する。この処理において、記録制御部19は、カセット20における媒体12を給紙させるように給紙部21を制御し、給紙した媒体12を搬送経路16に沿って搬送させるように搬送部24を制御する。そして、記録制御部19は、液体吐出ヘッド28から液体を吐出させることにより媒体12に記録を行う。
また、記録制御部19は、通常記録処理の実行に伴い、記録枚数カウンターを更新することにより、記録ジョブにおいて記録された媒体12の記録枚数を計数する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS22に処理を移行する。
このように、記録制御部19は、初期記録処理及び通常記録処理において、キャップ33が離間位置にある状態で記録動作を液体吐出ヘッド28に実行させることができる。つまり、液体吐出ヘッド28は、所定枚数の媒体12に記録を行う記録ジョブにおいて、キャップ33が離間位置にある状態で記録動作を実行可能である。
特に、初期記録処理は、事前に待機位置WPに待機させていた媒体12を搬送経路16に沿って搬送し、記録動作を実行する処理である。通常記録処理は、事前に媒体12を待機位置WPまで搬送せずに、カセット20から媒体12を給紙し、給紙した媒体12を搬送経路16に沿って搬送し、記録動作を実行する処理である。つまり、初期記録処理は、通常記録処理よりも記録動作を実行するまでの時間を短縮することができる処理である。
モードの観点として、記録制御部19は、第1モードにおいて、記録ジョブの開始後に画像処理を実行しているときに、待機位置WPに1枚目の媒体12を待機させる。記録制御部19は、第1モードにおいて、記録ジョブの開始後に画像処理を実行しているときに、キャップ33を当接位置から離間位置に移動させ、支持部26を退避位置から支持位置に移動させる。このため、記録制御部19は、記録開始条件が成立した後に、キャップ33及び支持部26を移動させることなく、待機位置WPに待機させていた1枚目の媒体12を搬送させることができる。
一方、記録制御部19は、第2モードにおいて、記録ジョブの開始後に画像処理を実行しているときに、1枚目の媒体12を搬送させない。記録制御部19は、第2モードにおいて、記録ジョブの開始後に画像処理を実行しているときに、キャップ33を当接位置から離間位置に移動させず、支持部26を退避位置から支持位置に移動させない。そして、記録制御部19は、第2モードにおいて、画像処理が終了し、記録開始条件が成立した後に、キャップ33を当接位置から離間位置に移動させ、支持部26を退避位置から支持位置に移動させる。また、記録制御部19は、第2モードにおいて、画像処理が終了し、記録開始条件が成立した後に、カセット20から1枚目の媒体12を搬送させる。
ステップS22において、記録制御部19は、メンテナンス時間カウンターから値を読み出し、キャップ33を当接位置から離間位置に変位させてから計測した時間が規定時間を超えたか否かを判定する。規定時間は、第1枚数S1の媒体12に記録を行う記録動作の時間よりも短く、第1枚数S1から「1」を減算した枚数の媒体12に記録を行う時間よりも長い時間である。このため、記録制御部19は、キャップ33が当接位置から離間位置に変位した直後に記録動作が実行される場合に、第1枚数S1の媒体12に記録を行う記録動作が実行されるたびに、規定時間が経過したと判定することとなる。記録制御部19は、計測した時間が規定時間を超えたかと判定した場合、ステップS27に処理を移行する。記録制御部19は、計測した時間が規定時間を超えていないと判定した場合、ステップS23に処理を移行する。
ステップS23において、記録制御部19は、第1モードであって、かつ、記録ジョブにおける記録枚数が初期枚数であるか否かを判定する。初期枚数は、第1モードにおいて、記録ジョブの開始後に最初にメンテナンス動作を実行するための基準となる枚数である。また、第1モードにおいては、記録ジョブの開始後に、計測された時間が規定時間を超える前に、記録ジョブにおける記録枚数が初期枚数となるように、初期枚数が設定されている。初期枚数は、記録制御部19のメモリーに割り当てられている。初期枚数は、複数枚数であり、例えば4枚が相当する。
記録制御部19は、記録枚数カウンターから値を読み出し、記録ジョブにおいて記録された媒体12の記録枚数を特定する。記録制御部19は、記録枚数が初期枚数であるか否かを判定する。また、記録制御部19は、ステップS12と同じように、第1モードであるか否かを判定する。
記録制御部19は、第1モードであって、かつ、記録ジョブにおける記録枚数が初期枚数であると判定した場合、ステップS27に処理を移行する。記録制御部19は、第1モードではない、又は、記録ジョブにおける記録枚数が初期枚数ではないと判定した場合、ステップS24に処理を移行する。
ステップS24において、記録制御部19は、記録ジョブにおける記録動作が終了したか否かを判定する。記録制御部19は、記録ジョブにおける記録動作が終了していないと判定した場合、再度、ステップS21に処理を移行する。これにより、記録制御部19は、記録ジョブにおける記録動作が終了するまで、通常記録処理を繰り返し実行する。記録制御部19は、記録ジョブにおける記録動作が終了したと判定した場合、ステップS25に処理を移行する。
ステップS25において、記録制御部19は、キャッピング処理を実行する。この処理において、記録制御部19は、支持部26を支持位置から退避位置に移動させるように駆動モーター26Aを制御する。そして、記録制御部19は、キャップ33を離間位置から当接位置に移動させるように移動部36を制御する。これにより、キャップ33は、液体吐出ヘッド28から離間した状態から、液体吐出ヘッド28に当接した状態となる。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS26に処理を移行する。
ステップS26において、記録制御部19は、メンテナンス処理を実行する。この処理において、記録制御部19は、少なくとも液体吐出ヘッド28から液体を吐出させるように記録部27を制御する。これにより、記録制御部19は、液体吐出ヘッド28のメンテナンス動作を実行する。特に、記録制御部19は、液体の吐出量が第2吐出量である第2メンテナンス動作を実行させるように記録部27を制御する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、記録制御処理を終了する。
ステップS27において、記録制御部19は、ステップS25と同じように、キャッピング処理を実行する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS28に処理を移行する。
ステップS28において、記録制御部19は、メンテナンス処理を実行する。この処理において、記録制御部19は、液体吐出ヘッド28から液体を吐出させるように記録部27を制御する。これにより、記録制御部19は、液体吐出ヘッド28のメンテナンス動作を実行する。
特に、この処理において、記録制御部19は、ステップS22において計測された時間が規定時間を超えたと判定した場合に、液体の吐出量が第2吐出量である第2メンテナンス動作を実行させるように記録部27を制御する。記録制御部19は、ステップS23において、第1モードであって、かつ、記録ジョブにおける記録枚数が初期枚数であると判定した場合に、液体の吐出量が第1吐出量である第1メンテナンス動作を実行させるように記録部27を制御する。第1吐出量は、第2吐出量よりも少ない。つまり、第1メンテナンス動作は、第2メンテナンス動作よりも液体の吐出量が少ないメンテナンス動作である。また、第1メンテナンス動作は、第2メンテナンス動作よりも処理時間が短いメンテナンス動作である。第1メンテナンス動作は、弱フラッシングを行う動作であり、第2メンテナンス動作は、強フラッシングを行う動作であってもよい。
このように、記録制御部19は、計測された時間が規定時間を超えたときに、キャップ33が当接位置にある状態で液体の吐出によりメンテナンス動作を液体吐出ヘッド28に実行させる。つまり、液体吐出ヘッド28は、計測された時間が規定時間を超えたときに、キャップ33が当接位置にある状態で液体の吐出によりメンテナンス動作を実行可能である。
また、記録制御部19は、第1モードにおいて、計測された時間が規定時間を超える前であっても、初期枚数の媒体12に対する記録動作の実行後に、記録ジョブの開始後における1回目のメンテナンス動作を液体吐出ヘッド28に実行させる。つまり、液体吐出ヘッド28は、第1モードにおいて、計測された時間が規定時間を超える前であっても、記録ジョブの開始後に予め定めた初期枚数の媒体12に対する記録動作を実行した後に、記録ジョブの開始後における1回目のメンテナンス動作を実行する。
これにより、記録制御部19は、第1モードにおいては、初期枚数の媒体12に対する記録動作の実行後に、1回目のメンテナンス動作を実行させる。それ以降、記録制御部19は、第1モードにおいては、第1枚数S1の媒体12に対する記録動作を実行し、計測された時間が規定時間を超えるたびに、2回目以降のメンテナンス動作を実行させる。また、記録制御部19は、第2モードにおいては、第1枚数S1の媒体12に対する記録動作を実行し、計測された時間が規定時間を超えるたびに、メンテナンス動作を実行させる。
初期枚数が4枚であり、第1枚数S1が10枚である場合を具体的な一例とすると、記録制御部19は、第1モードにおいて、記録ジョブにおける4枚目、14枚目、24枚目の媒体12への記録動作が終了したときにメンテナンス動作を実行させる。また、記録制御部19は、第2モードにおいて、記録ジョブにおける10枚目、20枚目、30枚目の媒体12への記録動作が終了したときにメンテナンス動作を実行させる。
また、記録制御部19は、第1モードにおいて、記録ジョブにおける1回目のメンテナンス動作では、液体吐出ヘッド28から第1吐出量の液体を吐出させる。つまり、液体吐出ヘッド28は、第1モードにおいて、記録ジョブにおける1回目のメンテナンス動作では第1吐出量の液体を吐出する。
記録制御部19は、第1モードにおいて、記録ジョブにおける2回目以降のメンテナンス動作では、液体吐出ヘッド28から第2吐出量の液体を吐出させる。つまり、液体吐出ヘッド28は、第1モードにおいて、記録ジョブにおける2回目以降のメンテナンス動作では第1吐出量よりも多い第2吐出量の液体を吐出する。
また、記録制御部19は、第2モードにおいて、メンテナンス動作では、液体吐出ヘッド28から第2吐出量の液体を吐出させる。つまり、液体吐出ヘッド28は、第2モードにおいて、記録ジョブにおけるメンテナンス動作では第1吐出量よりも多い第2吐出量の液体を吐出する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS29に処理を移行する。
一方、ステップS29において、記録制御部19は、ステップS13と同じように、キャップ離間処理を実行する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS30に処理を移行する。
ステップS30において、記録制御部19は、ステップS14と同じように、計測開始処理を実行する。この処理が終了した場合、記録制御部19は、ステップS25に処理を移行する。
このように、記録制御部19は、第1モードと第2モードとのうち何れか一方に制御可能である。そして、記録制御部19は、制御するモードに対応する記録動作及びメンテナンス動作を実行可能である。
<整合制御処理>
次に、図5を参照して整合制御処理について説明する。整合制御処理は、第1モードを特定可能な後処理情報又は第2モードを特定可能な後処理情報が入力されたことを契機として、後処理装置14の後処理制御部80により実行される処理である。
ステップS31において、後処理制御部80は、後処理情報を取得する。後処理情報は、記録装置13との通信によるモードの種類を含む。後処理情報は、記録装置13との通信による合計処理枚数情報を含む。合計処理枚数情報は、記録ジョブにおいて後処理される媒体12の合計枚数を示す情報である。この処理が終了した場合、後処理制御部80は、ステップS32に処理を移行する。
ステップS32において、後処理制御部80は、後処理情報に基づいて第1モードであるか否かを判定する。後処理制御部80は、第1モードであると判定した場合、ステップS33に処理を移行する。後処理制御部80は、第1モードではないと判定した場合、ステップS37に処理を移行する。つまり、後処理制御部80は、第2モードであると判定した場合、ステップS37に処理を移行する。
ステップS33において、後処理制御部80は、第1初期制御期間であるか否かを判定する。この処理において、後処理制御部80は、センサー53からの信号に基づいて、合計搬送枚数カウンターを更新することにより、媒体12の合計搬送枚数を計数する。合計搬送枚数は、1回の記録ジョブにおいて記録された記録後の媒体12が後処理装置14に搬送された合計枚数である。合計搬送枚数カウンターは、後処理制御部80のメモリーに割り当てられている。
そして、後処理制御部80は、第1モードにおいて合計搬送枚数が1枚以下であるときに、第1初期制御期間であると判定する。後処理制御部80は、第1モードにおいて合計搬送枚数が2枚以上4枚以下であるときに、第2初期制御期間であると判定する。後処理制御部80は、第1モードにおいて合計搬送枚数が5枚以上であるときに、通常制御期間であると判定する。また、後処理制御部80は、第2モードにおいて合計搬送枚数に関係なく、通常制御期間であると判定する。
第1初期制御期間、第2初期制御期間及び通常制御期間は、記録ジョブに伴う制御期間であり、詳しくは、記録ジョブに伴って実行される後処理に関する制御期間である。
第1初期制御期間及び第2初期制御期間は、第1モードにおける制御期間である。第2初期制御期間は、第1初期制御期間の終了後における制御期間である。以降、第1初期制御期間と第2初期制御期間とをまとめて初期制御期間として示す場合がある。つまり、初期制御期間には、第1初期制御期間と、第2初期制御期間とがある。
通常制御期間は、第1モードにおける制御期間であり、第2モードにおける制御期間でもある。第1モードにおいて、通常制御期間は、第2初期制御期間の終了後における制御期間である。言い換えると、第1モードにおいて、通常制御期間は、初期制御期間の終了後における制御期間である。
後処理制御部80は、第1初期制御期間であると判定した場合、ステップS34に処理を移行する。後処理制御部80は、第1初期制御期間ではないと判定した場合、ステップS35に処理を移行する。
ステップS35において、後処理制御部80は、第2初期制御期間であるか否かを判定する。後処理制御部80は、第2初期制御期間であると判定した場合、ステップS36に処理を移行する。後処理制御部80は、第2初期制御期間ではないと判定した場合、ステップS37に処理を移行する。つまり、後処理制御部80は、通常制御期間であると判定した場合、ステップS37に処理を移行する。
ステップS34において、後処理制御部80は、処理枚数として1枚を設定する処理枚数設定処理を実行する。この処理が終了した場合、後処理制御部80は、ステップS38に処理を移行する。
ステップS36において、後処理制御部80は、処理枚数設定処理を実行する。この処理において、後処理制御部80は、合計処理枚数情報から合計搬送枚数を減算し、残り処理枚数を算出する。後処理制御部80は、残り処理枚数が第2枚数S2以上であると判定した場合、処理枚数として第2枚数S2を設定する。第2枚数S2は、複数の枚数であり、例えば3枚であってもよい。後処理制御部80は、残り処理枚数が第2枚数S2よりも少ないと判定した場合、処理枚数として残り処理枚数を設定する。この処理が終了した場合、後処理制御部80は、ステップS38に処理を移行する。
ステップS37において、後処理制御部80は、処理枚数設定処理を実行する。この処理において、後処理制御部80は、合計処理枚数情報から合計搬送枚数を引いて、残り処理枚数を算出する。後処理制御部80は、残り処理枚数が第1枚数S1以上であると判定した場合、処理枚数として第1枚数S1を設定する。第1枚数S1は、複数の枚数であり、例えば10枚であってもよい。このように、第2枚数S2は、第1枚数S1よりも少ない。後処理制御部80は、残り処理枚数が第1枚数S1よりも少ないと判定した場合、処理枚数として残り処理枚数を設定する。この処理が終了した場合、後処理制御部80は、ステップS38に処理を移行する。
図6に示すように、後処理制御部80は、第1モードにおいて第1初期制御期間であるときに、処理枚数として1枚を設定する。後処理制御部80は、第1モードにおいて第2初期制御期間であるときに、処理枚数として第2枚数S2を設定する。後処理制御部80は、第1モード及び第2モードにおいて通常制御期間であるときに、処理枚数として第1枚数S1を設定する。
図5の整合制御処理の説明に戻り、ステップS38において、後処理制御部80は、整合処理を実行する。この処理において、後処理制御部80は、搬送モーター63を駆動させることにより、第1パドル61及び第2パドル62を回転させる。これにより、後処理制御部80は、処理トレイ54に載置された媒体12を第1整合部58に向けて搬送させる。この処理が終了した場合、後処理制御部80は、ステップS39に処理を移行する。
ステップS39において、後処理制御部80は、処理トレイ54上に載置された媒体12の載置枚数が処理枚数になったか否かを判定する。後処理制御部80は、センサー53からの信号に基づいて、載置枚数カウンターを更新することにより、処理トレイ54上に載置された媒体12の載置枚数を計数する。載置枚数カウンターは、後処理制御部80のメモリーに割り当てられている。
後処理制御部80は、載置枚数が処理枚数になっていないと判定した場合、再度、ステップS38に処理を移行する。後処理制御部80は、載置枚数が処理枚数になっていると判定した場合、ステップS40に処理を移行する。このように、後処理制御部80は、載置枚数が処理枚数になるまで繰り返し整合処理を実行し、載置枚数が処理枚数になると、ステップS40に処理を移行する。
ステップS40において、後処理制御部80は、処理トレイ54上に載置された媒体12に対する後処理を後処理部60に実行させる。そして、後処理制御部80は、処理トレイ54に載置された媒体12を処理トレイ54から支持部材71に送出するように排出部67を制御する。これにより、後処理制御部80は、後処理された複数の媒体12を排出トレイ72に載置することができる。また、後処理制御部80は、載置枚数カウンターを初期化する。
具体的に、後処理制御部80は、第1モードにおいて、第1初期制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成されない1枚目の媒体12を処理トレイ54から排出させるように後処理動作を後処理部60に実行させる。このように、後処理部60は、第1モードにおいて、第1初期制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成されない1枚目の媒体12を処理トレイ54から排出するように後処理動作を実行する。
また、後処理制御部80は、第1モードにおいて、第2初期制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第2枚数S2の媒体12を処理トレイ54から排出させるように後処理動作を後処理部60に実行させる。このように、後処理部60は、第1モードにおいて、第2初期制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第2枚数S2の媒体12を処理トレイ54から排出するように後処理動作を実行する。つまり、後処理部60は、初期制御期間では、第2枚数S2の媒体12に対する後処理動作を実行可能である。
また、後処理制御部80は、第1モードにおいて、通常制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第1枚数S1の媒体12を処理トレイ54から排出させるように後処理動作を後処理部60に実行させる。このように、後処理部60は、第1モードにおいて、通常制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第1枚数S1の媒体12を処理トレイ54から排出するように後処理動作を実行する。
また、後処理制御部80は、第2モードにおいて、記録ジョブに伴う通常制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第1枚数S1の媒体12を処理トレイ54から排出させるように後処理動作を後処理部60に実行させる。このように、後処理部60は、第2モードにおいて、記録ジョブに伴う制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第1枚数S1の媒体12を処理トレイ54から排出するように後処理動作を実行する。つまり、後処理部60は、通常制御期間では、第1枚数S1の媒体12に対する後処理動作を実行可能である。
第2枚数S2は、初期枚数よりも1枚だけ少ない枚数である。初期枚数は、第1モードにおいて、液体吐出ヘッド28により最初のメンテナンスが実行される契機となる枚数である。第2枚数S2は、第1モードにおいて、第2初期制御期間で処理トレイ54から排出される契機となる枚数である。1枚は、第1モードにおいて、第1初期制御期間で処理トレイ54から排出される契機となる枚数である。
つまり、第1モードにおいて、第2初期制御期間で処理トレイ54から第2枚数S2の媒体12が排出される契機は、液体吐出ヘッド28により最初のメンテナンスが実行される契機に基づくものである。
また、第1枚数S1は、第1モードにおいて、通常制御期間で処理トレイ54から排出される契機となる枚数である。第1枚数S1は、第2モードにおいて、通常制御期間で処理トレイ54から排出される契機となる枚数である。第1枚数S1は、キャップ33の当接位置から離間位置への変位を基準として計測された時間が規定時間を超えたと判定される契機となる枚数である。
つまり、第1モードにおいて、通常制御期間で処理トレイ54から第1枚数S1の媒体12が排出される契機は、液体吐出ヘッド28により2回目以降のメンテナンスが実行される契機に基づくものである。また、第2モードにおいて、通常制御期間で処理トレイ54から第1枚数S1の媒体12が排出される契機は、液体吐出ヘッド28によりメンテナンスが実行される契機に基づくものである。
具体的な一例をあげると、第1モードにおいて、記録装置13では、4枚目の媒体12に記録が行われた後に、1回目のメンテナンス動作が実行される。また、第1モードにおいて、後処理装置14では、1枚目の媒体12が排出された後に、2~4枚目の媒体12が媒体束として処理トレイ54から排出される。このように、後処理部60は、第1モードにおいて、第2初期制御期間では、液体吐出ヘッド28によるメンテナンス動作の時間を利用して後処理動作を実行する。また、後処理部60は、第1モードにおいて、第1初期制御期間では、液体吐出ヘッド28によるメンテナンス動作の時間に関係なく、1枚目の媒体12の記録動作と2枚目の媒体12の記録動作との間の時間を利用して後処理動作を実行するともいえる。
第1モードにおいて、記録装置13では、14枚目の媒体12に記録が行われた後に、2回目のメンテナンス動作が実行される。また、第1モードにおいて、後処理装置14では、5~14枚目の媒体12が媒体束として処理トレイ54から排出される。このように、後処理部60は、第1モードにおいて、通常制御期間でも、液体吐出ヘッド28によるメンテナンス動作の時間を利用して後処理動作を実行する。
第2モードにおいて、記録装置13では、10枚目の媒体12に記録が行われた後に、最初のメンテナンス動作が実行される。また、第2モードにおいて、後処理装置14では、1~10枚目の媒体12が媒体束として処理トレイ54から排出される。第2モードにおいて、記録装置13では、20枚目の媒体12に記録が行われた後に、2回目のメンテナンス動作が実行される。また、第2モードにおいて、後処理装置14では、11~20枚目の媒体12が媒体束として処理トレイ54から排出される。このように、後処理部60は、第2モードにおいても、通常制御期間では、液体吐出ヘッド28によるメンテナンス動作の時間を利用して後処理動作を実行する。この処理が終了した場合、後処理制御部80は、ステップS41に処理を移行する。
ステップS41において、後処理制御部80は、記録が終了したか否かを判定する。後処理制御部80は、合計搬送枚数が合計処理枚数に達し、全ての媒体12を支持部材71に送り出した場合に、記録が終了したと判定する。後処理制御部80は、記録が終了していないと判定した場合、ステップS32に処理を移行する。後処理制御部80は、記録が終了したと判定した場合、整合制御処理を終了する。
<第1実施形態の作用>
第1実施形態の作用について説明する。
最初に、図7を参照して、第2モードに制御される記録ジョブの具体的な一例について説明する。なお、図7~図9では、発明の理解を容易とするために、記録動作を示すタイミングチャートとして、記録装置13における媒体12の給紙及び搬送を含めて記録動作として示している。
図7に示すように、記録装置13において、符号T11に示すタイミングで、キャップ33が当接位置にある状態で、第2モードを特定可能な記録ジョブ情報が入力されると、記録ジョブが開始される。記録ジョブが開始されると、記録ジョブ情報に基づく画像処理が開始される。また、記録装置13から後処理装置14に後処理情報が送信される。
そして、符号T12に示すタイミングで、画像処理が終了し、記録開始条件が成立すると、キャップ33が当接位置から離間位置に変位する。そして、図示しないが、支持部26が退避位置から支持位置に変位する。なお、図中では、便宜上、記録開始条件が成立するまで画像処理が実行されるように示されている。
その後、1枚目の媒体12に対する記録動作が開始される。また、2~10枚目の媒体12に対する記録動作が実行された結果、符号T13に示すタイミングで、10枚目の媒体12に対する記録動作が終了する。
この場合、符号T12に示すタイミングでキャップ33が当接位置から離間位置に変位してから時間t11が経過している。時間t11は、規定時間よりも長い時間である。このため、キャップ33が当接位置から離間位置に変位してから計測された時間が規定時間を超える。これにより、11枚目の媒体12に対する記録動作の実行が延期される。
符号T13に示すタイミングで、11枚目の媒体12に対する記録動作が延期されると、図示しないが、支持部26が支持位置から退避位置に変位する。キャップ33が離間位置から当接位置に変位する。
その後、記録ジョブにおいて1回目のメンテナンス動作が開始される。1回目のメンテナンス動作としては、強フラッシングが実行される。強フラッシングでは、時間t22に亘って第2吐出量の液体が吐出される。
そして、符号T14に示すタイミングで、1回目のメンテナンス動作が終了すると、キャップ33が当接位置から離間位置に変位する。そして、図示しないが、支持部26が退避位置から支持位置に変位する。その後、11枚目以降の媒体12に対する記録動作が開始される。
一方、後処理装置14において、符号T31に示すタイミングで、1枚目の媒体12が検知される。1枚目の媒体12が検知されるタイミングは、1枚目の媒体12に対する記録動作の終了後から搬送経路16に沿って搬送される時間だけ遅れる。1枚目の媒体12は、処理トレイ54に載置される。処理トレイ54に載置された1枚目の媒体12は、第1パドル61及び第2パドル62の回転により第1整合部58に向けて搬送された結果、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。その後、2~10枚目の媒体12も、1枚目の媒体12と同じように、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。これにより、処理トレイ54上において、10枚の媒体12が媒体束として形成される。
そして、符号T32に示すタイミングで、処理トレイ54上に媒体束として形成された10枚の媒体12に対して後処理動作が実行される。この場合、後処理として棒積み処理が行われた結果、10枚の媒体12は、処理トレイ54から排出される。このように、符号T32に示すタイミングで、10枚の媒体12に対する後処理動作が開始される。そして、時間t31に亘って後処理動作が実行された結果、符号T33に示すタイミングで、10枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。この後処理動作は、記録装置13におけるメンテナンス動作の時間を利用して実行される。このため、11枚目の媒体12が検知される前に、10枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。
そして、符号T34に示すタイミングで、11枚目の媒体12が検知される。11枚目の媒体12は、1~10枚目の媒体12と同じように、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。その後、12枚目以降の媒体12も、11枚目の媒体12と同じように、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。
次に、図8を参照して、従来に検討された制御内容を適用した場合において、第1モードに制御される記録ジョブの具体的な一例について説明する。第2モードに制御される記録ジョブの具体的な一例と同じ内容については説明を省略する。
従来に検討された制御内容としては、記録装置13において、メンテナンス動作は、キャップ33が当接位置から離間位置に変位してから計数された時間が規定時間を超えたときと、第1枚数S1の媒体12に対する記録動作が実行されたときとの両方で実行される。従来に検討された制御内容としては、後処理装置14において、後処理動作は、1枚目の媒体12については例外として、第1枚数S1の媒体12に対する記録動作が終了したときに実行される。
図8に示すように、記録装置13において、符号T11に示すタイミングで、キャップ33が当接位置にある状態で、第1モードを特定可能な記録ジョブ情報が入力されると、記録ジョブが開始される。
記録ジョブが開始されると、初期搬送処理が実行される。図中において、初期搬送処理を「0」と示す。この初期搬送処理では、1枚目の媒体12は、カセット20から給紙された後に、待機位置WPまで搬送される。また、キャップ33が当接位置から離間位置に変位する。そして、図示しないが、支持部26が退避位置から支持位置に変位する。このように、記録動作が開始される前に、符号T15に示すタイミングで1枚目の媒体12が待機位置WPに待機される。
そして、符号T12に示すタイミングで、画像処理が終了し、記録開始条件が成立すると、1枚目の媒体12に対する記録動作が開始される。そして、符号T16に示すタイミングで、1枚目の媒体12に対する記録動作が終了する。この場合、第1モードにおいては、1枚目の媒体12が待機位置WPに待機されており、キャップ33が離間位置にあるため、第2モードと比較して、短い時間で記録動作が終了する。
そして、符号T17に示すタイミングで、2枚目の媒体12に対する記録動作が開始される。また、3~5枚目の媒体12に対する記録動作が実行された結果、符号T18に示すタイミングで、5枚目の媒体12に対する記録動作が終了する。
この場合、符号T11に示すタイミングでキャップ33が当接位置から離間位置に変位してから時間t12が経過している。時間t12は、規定時間よりも長い時間である。このため、キャップ33が当接位置から離間位置に変位してから計測された時間が規定時間を超える。これにより、6枚目の媒体12に対する記録動作が延期される。
符号T18に示すタイミングで、6枚目の媒体12に対する記録動作が延期されると、図示しないが、支持部26が支持位置から退避位置に変位する。キャップ33が離間位置から当接位置に変位する。
その後、記録ジョブにおいて1回目のメンテナンス動作が開始される。1回目のメンテナンス動作としては、強フラッシングが実行される。
そして、符号T19に示すタイミングで、1回目のメンテナンス動作が終了すると、キャップ33が当接位置から離間位置に変位する。そして、図示しないが、支持部26が退避位置から支持位置に変位する。その後、6枚目の媒体12に対する記録動作が開始される。また、7~10枚目の媒体12に対する記録動作が実行された結果、符号T20に示すタイミングで、10枚目の媒体12に対する記録動作が終了する。この場合、符号T19に示すタイミングでキャップ33が当接位置から離間位置に変位してから時間t13が経過している。時間t13は、規定時間よりも短い時間である。しかし、第1枚数S1の媒体12に対する記録動作の実行により、後述するように2回目のメンテナンス動作が実行されることとなり、11枚目の媒体12に対する記録動作が延期される。
符号T20に示すタイミングで、11枚目の媒体12に対する記録動作が延期されると、図示しないが、支持部26が支持位置から退避位置に変位する。キャップ33が離間位置から当接位置に変位する。
その後、記録ジョブにおいて2回目のメンテナンス動作が開始される。2回目のメンテナンス動作としては、強フラッシングが実行される。
そして、符号T21に示すタイミングで、2回目のメンテナンス動作が終了すると、キャップ33が当接位置から離間位置に変位する。そして、図示しないが、支持部26が退避位置から支持位置に変位する。その後、11枚目以降の媒体12に対する記録動作が開始される。
なお、この場合、記録装置13において、5枚目の媒体12に対する記録動作が終了した後と、10枚目の媒体12に対する記録動作が終了した後との両方でメンテナンス動作が実行される。5枚目の媒体12に対する記録動作が終了した後に1回目のメンテナンス動作が実行されないと、液体吐出ヘッド28の状態が悪化する可能性があった。このため、5枚目の媒体12に対する記録動作が終了した後に、1回目のメンテナンス動作が実行されていた。
しかしながら、10枚目の媒体12に対する記録動作が終了した後に2回目のメンテナンス動作が実行されるが、1回目のメンテナンス動作が終了し、キャップ33が当接位置から離間位置に変位してから計測された時間が規定時間を超えていない。このため、10枚目の媒体12に対する記録動作が終了した後に2回目のメンテナンス動作が実行されることにより、記録動作が継続して実行されない。したがって、処理速度を向上させるために改善の余地があった。
一方、後処理装置14において、符号T35に示すタイミングで、1枚目の媒体12が検知される。1枚目の媒体12は、処理トレイ54に載置される。処理トレイ54に載置された1枚目の媒体12は、第1パドル61及び第2パドル62の回転により第1整合部58に向けて搬送された結果、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。
そして、処理トレイ54上に媒体束としては形成されていない1枚の媒体12に対して後処理動作が実行される。この場合、後処理として棒積み処理が行われた結果、1枚の媒体12は、処理トレイ54から排出される。このように、符号T35に示すタイミングで、1枚の媒体12に対する後処理動作が開始される。そして、時間t31に亘って後処理動作が実行された結果、符号T36に示すタイミングで、1枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。この後処理動作は、記録装置13における1枚目の記録動作と2枚目の記録動作との間の時間を利用して実行される。このため、2枚目の媒体12が検知される前に、1枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。
そして、符号T37に示すタイミングで、2枚目の媒体12が検知される。2枚目の媒体12は、1枚目の媒体12と同じように、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。その後、3~10枚目の媒体12も、1枚目の媒体12と同じように、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。これにより、処理トレイ54上において、9枚の媒体12が媒体束として形成される。
そして、符号T38に示すタイミングで、処理トレイ54上に媒体束として形成された9枚の媒体12に対して後処理動作が実行される。この場合、後処理として棒積み処理が行われた結果、9枚の媒体12は、処理トレイ54から排出される。このように、符号T38に示すタイミングで、9枚の媒体12に対する後処理動作が開始される。そして、時間t31に亘って後処理動作が実行された結果、符号T39に示すタイミングで、9枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。この後処理動作は、記録装置13におけるメンテナンス動作の時間を利用して実行される。このため、11枚目の媒体12が検知される前に、9枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。そして、符号T40に示すタイミングで、11枚目の媒体12が検知される。
なお、この場合、記録装置13において、6枚目の媒体12に対する記録動作が開始される前に、メンテナンス動作が実行されることもあり、後処理装置14において、6枚目の媒体12が搬送されてくるタイミングが遅れる。しかしながら、従来に検討された制御では、2~5枚目の媒体12に対する後処理動作が実行されておらず、メンテナンス動作の時間が有効に利用できていなかった。
最後に、図9を参照して、本実施形態において第1モードに制御される記録ジョブの具体的な一例について説明する。従来に検討された制御を適用した場合と同じ内容については説明を省略する。
図9に示すように、記録装置13において、符号T22に示すタイミングで、4枚目の媒体12に対する記録動作が終了する。この場合、符号T11に示すタイミングでキャップ33が当接位置から離間位置に変位してから時間t14が経過している。時間t14は、規定時間よりも短い時間であるが、第1モードの初期枚数の媒体12に対する記録動作が実行される。これにより、5枚目の媒体12に対する記録動作が延期される。
符号T22に示すタイミングで、5枚目の媒体12に対する記録動作が延期されると、図示しないが、支持部26が支持位置から退避位置に変位する。キャップ33が離間位置から当接位置に変位する。
その後、記録ジョブにおいて1回目のメンテナンス動作が開始される。1回目のメンテナンス動作としては、弱フラッシングが実行される。弱フラッシングでは、時間t21に亘って第1吐出量の液体が吐出される。
このように、4枚の媒体12に対する記録動作の実行により1回目のメンテナンス動作が実行されるが、10枚の媒体12に対する記録動作の実行よりも、液体吐出ヘッド28の状態が悪化していない。このため、強フラッシングではなく、弱フラッシングが実行されることにより、液体の吐出量を削減し、かつ、メンテナンス動作の処理時間を短縮することができる。
そして、符号T23に示すタイミングで、1回目のメンテナンス動作が終了すると、キャップ33が当接位置から離間位置に変位する。そして、図示しないが、支持部26が退避位置から支持位置に変位する。その後、5枚目以降の媒体12に対する記録動作が開始される。また、6~14枚目の媒体12に対する記録動作が実行された結果、符号T24に示すタイミングで、14枚目の媒体12に対する記録動作が終了する。
この場合、符号T23に示すタイミングでキャップ33が当接位置から離間位置に変位してから時間t11が経過している。時間t11は、規定時間よりも長い時間である。このため、キャップ33が当接位置から離間位置に変位してから計測された時間が規定時間を超える。これにより、15枚目の媒体12に対する記録動作が延期される。
符号T24に示すタイミングで、15枚目の媒体12に対する記録動作が延期されると、図示しないが、支持部26が支持位置から退避位置に変位する。キャップ33が離間位置から当接位置に変位する。
その後、記録ジョブにおいて2回目のメンテナンス動作が開始される。2回目のメンテナンス動作としては、強フラッシングが実行される。
そして、符号T25に示すタイミングで、2回目のメンテナンス動作が終了すると、キャップ33が当接位置から離間位置に変位する。そして、図示しないが、支持部26が退避位置から支持位置に変位する。その後、15枚目以降の媒体12に対する記録動作が開始される。
一方、後処理装置14において、符号T41に示すタイミングで、4枚目の媒体12が検知される。2~4枚目の媒体12は、1枚目の媒体12と同じように、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。これにより、処理トレイ54上において、3枚の媒体12が媒体束として形成される。
そして、符号T41に示すタイミングで、処理トレイ54上に媒体束として形成された3枚の媒体12に対して後処理動作が実行される。この場合、後処理として棒積み処理が行われた結果、3枚の媒体12は、処理トレイ54から排出される。このように、符号T41に示すタイミングにおいて、3枚の媒体12に対する後処理動作が開始される。そして、時間t31に亘って後処理動作が実行された結果、符号T42に示すタイミングにおいて、3枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。この後処理動作は、記録装置13におけるメンテナンス動作の時間を利用して実行される。このため、5枚目の媒体12が検知される前に、3枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。
そして、符号T43に示すタイミングで、5枚目の媒体12が検知される。5枚目の媒体12も、1枚目の媒体12と同じように、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。その後、6~14枚目の媒体12も、1枚目の媒体12と同じように、処理トレイ54上において第1整合部58に整合される。これにより、処理トレイ54上において、10枚の媒体12が媒体束として形成される。
そして、符号T44に示すタイミングで、処理トレイ54上に媒体束として形成された10枚の媒体12に対して後処理動作が実行される。この場合、後処理として棒積み処理が行われた結果、10枚の媒体12は、処理トレイ54から排出される。このように、符号T44に示すタイミングで、10枚の媒体12に対する後処理動作が開始される。そして、時間t31に亘って後処理動作が実行された結果、符号T45に示すタイミングで、9枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。この後処理動作は、記録装置13におけるメンテナンス動作の時間を利用して実行される。このため、15枚目の媒体12が検知される前に、10枚の媒体12に対する後処理動作が終了する。そして、符号T46に示すタイミングで、15枚目の媒体12が検知される。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態の効果について説明する。
(1)キャップ33の当接位置から離間位置への変位を基準として計測された時間が規定時間を超えたときに、キャップ33が当接位置にある状態で液体の吐出によりメンテナンス動作が実行可能である。所定枚数の媒体12に記録を行う記録ジョブにおける記録動作の開始前に、液体吐出ヘッド28の上流の待機位置WPに1枚目の媒体12を待機させることができる。その場合、キャップ33は、記録ジョブにおける1枚目の媒体12が待機位置WPに待機しているときに離間位置にある。記録ジョブに伴う制御期間のうち第2初期制御期間では、メンテナンス動作の時間を利用して、第1枚数S1よりも少ない第2枚数S2の媒体12に対する後処理動作を行うことができる。第2初期制御期間の終了後では、メンテナンス動作の時間を利用して、第1枚数S1の媒体12に対する後処理動作を行うことができる。このため、記録ジョブにおける記録動作の開始前に、1枚目の媒体12を待機位置WPに待機させ、キャップ33が当接位置から離間位置に変位させることができる。これにより、1枚目の媒体12について、記録ジョブにおける記録動作の開始からの処理時間を短縮することができる。
そして、1枚目の媒体12に対する記録動作の開始からの処理時間を短縮することに伴って、記録動作の開始前にキャップ33が離間位置に変位し、記録動作の開始を基準として、キャップ33が離間位置に変位するタイミングが早まる。これにより、計測した時間が規定時間を超えるまでに、記録動作により記録される媒体12の枚数が少なくなる。
そこで、記録ジョブに伴う制御期間のうち第2初期制御期間では、初期制御期間の終了後における第1枚数S1よりも少ない第2枚数S2の媒体12について、メンテナンス動作の時間を利用して後処理動作が実行可能である。これにより、メンテナンス動作の時間が早まる場合であっても、第1枚数S1よりも少ない第2枚数S2の媒体12に対する後処理動作を実行することにより、メンテナンス動作の時間を利用して後処理動作が実行可能となる。また、計測された時間が規定時間を超えたときに、キャップ33が退避位置から当接位置に変位することにより、液体吐出ヘッド28の乾燥を抑制することができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(2)第1モードと第2モードとのうち何れか一方に制御可能である。第1モードは、第2モードと比較して、記録ジョブの開始を基準として、1枚目の媒体12について、記録動作のタイミング及び後処理動作のタイミングを早めるモードである。第1モードにおいて、第1初期制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成されない1枚目の媒体12が処理トレイ54から排出される。第1モードにおいて、第1初期制御期間の終了後における第2初期制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第2枚数S2の媒体12が、メンテナンス動作の時間を利用して処理トレイ54から排出される。第2初期制御期間の終了後では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第1枚数S1の媒体12が、液体吐出ヘッド28によるメンテナンス動作の時間を利用して処理トレイ54から排出される。このため、1枚目の媒体12を排出するまでの処理時間を短縮することができる。これにより、1枚目の媒体12を早期に確認することができる状況をユーザーに提供することができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(3)第1モードにおいて、計測された時間が規定時間を超える前であっても、記録ジョブの開始後に予め定めた初期枚数の媒体12に対する記録動作が行われた後に、記録ジョブの開始後における1回目のメンテナンス動作が行われる。このため、記録ジョブの開始後において、計測された時間が規定時間を超える前であっても、初期枚数の媒体12に対する記録動作が実行されることにより、1回目のメンテナンス動作を確実に実行することができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(4)第2モードにおいて、記録ジョブに伴う制御期間では、処理トレイ54上に媒体束として形成された第1枚数S1の媒体12が、液体吐出ヘッド28によるメンテナンス動作の時間を利用して処理トレイ54から排出される。このため、第2モードにおいては、記録ジョブに伴う制御期間では、第1枚数S1の媒体12に対する後処理動作が実行可能である。このように、第1モードと第2モードとの何れか一方が制御可能であれば、状況に応じて後処理動作の制御を切り替えることができる。したがって、状況に応じて、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(5)第1モードでは、記録ジョブにおいて、1回目のメンテナンス動作までの記録動作の回数は、それ以降のメンテナンス動作の間における記録動作の回数よりも少ない可能性が高い。このように、記録ジョブにおいて、1回目のメンテナンス動作までに液体吐出ヘッド28の状態が、それ以降のメンテナンス動作の間よりも悪化していない可能性が高い。
そこで、第1モードにおいて、記録ジョブにおける1回目のメンテナンス動作では第1吐出量の液体が吐出される。第1モードにおいて、記録ジョブにおける2回目以降のメンテナンス動作では第1吐出量よりも多い第2吐出量の液体が吐出される。このため、第1モードにおいて、記録ジョブにおける1回目のメンテナンス動作では、2回目以降のメンテナンス動作よりも液体の吐出量を少なくすることができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、メンテナンス動作による液体の消費を低減することができる。
(6)液体吐出ヘッド28は、第1モードにおいて、記録ジョブにおける1回目のメンテナンス動作が第1処理時間に亘って実行可能である。第1モードにおいて、記録ジョブにおける2回目以降のメンテナンス動作が、第1処理時間よりも長い第2処理時間に亘って実行可能である。このため、第1モードにおいて、記録ジョブにおける1回目のメンテナンス動作では、2回目以降のメンテナンス動作よりも処理時間を短縮することができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、キャップ33の当接位置から離間位置への変位を基準として計測された時間が規定時間を超えた場合、規制条件が成立すると、メンテナンス動作の実行が規制されてもよい。以下の説明では、既に説明した実施形態と同じ構成及び同じ制御内容について同一符号を付し、その重複する説明を省略又は簡略する。
図10に示すように、記録制御処理では、記録制御部19は、ステップS22において規定時間を超えたと判定した場合に、ステップS31に処理を移行する。記録制御部19は、ステップS23において、第1モードであって、かつ、記録ジョブにおける記録枚数が初期枚数であると判定した場合に、ステップS31に処理を移行する。
ステップS31において、記録制御部19は、規制条件が成立したか否かを判定する。規制条件は、メンテナンス動作の時間が、記録ジョブにおける残り枚数の媒体12に対する記録動作を実行する時間よりも長いときに成立する。
この処理において、記録制御部19は、記録ジョブ情報に基づいて、合計記録枚数情報を特定する。記録制御部19は、記録枚数カウンターから値を読み出し、記録ジョブにおいて記録された媒体12の記録枚数を特定する。そして、記録制御部19は、合計記録枚数情報から媒体12の記録枚数を減算し、記録ジョブにおける媒体12の残り枚数を特定する。そして、記録制御部19は、媒体12の残り枚数が下限枚数以下である場合に、規制条件が成立すると判定する。
下限枚数は、0枚を含まず、メンテナンス動作が終了するまでに媒体12に記録を行うことができる枚数である。具体的な一例としては、強フラッシングが終了するまでに媒体12に記録を行うことができる枚数は、2枚であってもよい。このように、ステップS22において規定時間を超えたと判定した場合に、強フラッシングが実行される。この場合、下限枚数は、2枚となる。また、弱フラッシングが終了するまでに媒体12に記録を行うことができる枚数は、1枚である。このように、ステップS23において、第1モードであって、かつ、記録ジョブにおける記録枚数が初期枚数であると判定した場合に、弱フラッシングが実行される。この場合、下限枚数は、1枚となる。つまり、メンテナンス動作の時間によって、下限枚数を異ならせてもよい。
記録制御部19は、規制条件が成立していないと判定した場合、ステップS26に処理を移行する。つまり、記録制御部19は、規制条件が成立していないと判定した場合、ステップS28においてメンテナンス処理を実行する。
記録制御部19は、規制条件が成立したと判定した場合、ステップS25に処理を移行する。つまり、記録制御部19は、規制条件が成立していると判定した場合、ステップS28においてメンテナンス処理を実行せずに、残り枚数の媒体12に対する記録動作を実行させる。そして、記録制御部19は、残り枚数の媒体12に対する記録動作が終了した後に、ステップS24において記録ジョブにおける記録動作が終了したと判定し、ステップS26においてメンテナンス処理を実行する。つまり、液体吐出ヘッド28は、記録ジョブで規定時間を超えたときに、規制条件が成立すると、記録ジョブにおける残り枚数の媒体12に対する記録動作を実行した後に、メンテナンス動作を実行する。
また、後処理装置14において、後処理制御部80は、第1モードにおいて、合計処理枚数が5枚である場合、第2初期制御期間において載置枚数が処理枚数になっても後処理動作の実行を規制する。そして、後処理制御部80は、合計搬送枚数が合計後処理枚数に達した場合に、後処理動作を実行させる。
後処理制御部80は、第1モードにおいて合計処理枚数が5枚ではない場合、載置枚数が処理枚数になったときに、合計後処理枚数から合計搬送枚数を減算した結果が1枚又は2枚であれば、後処理動作の実行を規制する。後処理制御部80は、第2モードにおいて、載置枚数が処理枚数になったときに、合計後処理枚数から合計搬送枚数を減算した結果が1枚又は2枚であれば、後処理動作の実行を規制する。そして、後処理制御部80は、合計搬送枚数が合計後処理枚数に達した場合に、後処理動作を実行させる。
<第2実施形態の作用>
第2実施形態の作用について説明する。
記録装置13において、第1モードでは、合計記録枚数が5枚である場合に、4枚目の媒体12に対する記録動作が終了しても、メンテナンス動作が実行されない。そして、5枚目の媒体12に対する記録動作が実行された後に、メンテナンス動作が実行される。
後処理装置14において、第1モードでは、合計処理枚数が5枚である場合に、4枚目の媒体12に対する後処理動作が実行されない。そして、処理トレイ54に載置されている2~5枚目の媒体12に対する後処理動作が実行される。
記録装置13において、規定時間を超えたと判定した場合に、記録ジョブにおける媒体12の残り枚数が1枚又は2枚であるときに、メンテナンス動作が実行されない。そして、残り枚数の媒体12に対する記録動作が実行された後に、メンテナンス動作が実行される。
後処理装置14において、載置枚数が処理枚数になったときに、合計後処理枚数から合計搬送枚数を減算した結果が1枚又は2枚であれば、後処理動作が実行されない。そして、合計搬送枚数が合計後処理枚数と一致したときに、処理トレイ54に載置されている媒体12に対する後処理動作が実行される。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態の効果について説明する。
(7)計測された時間が規定時間を超えたときに、規制条件が成立すると、記録ジョブにおける残り枚数の媒体12に対する記録動作が実行された後に、メンテナンス動作が実行される。規定条件は、メンテナンス動作の時間が、記録ジョブにおける残り枚数の媒体12に対する記録動作を実行する時間よりも長いときに成立する。このため、記録ジョブにおける残り枚数の媒体12に対する記録動作を実行するほうが、メンテナンス動作の時間よりも短いときに、残り枚数の媒体12に対する記録動作が終了するまで、メンテナンス動作の実行を延期させることができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を著しく低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・キャップ33が当接位置から離間位置に変位してから経過した時間が計測されたが、これに限らない。例えば、メンテナンス動作が開始してから経過した時間が計測されてもよい。この場合、メンテナンス動作の時間が同じであると好ましい。また、メンテナンス動作の時間が異なることにより、規定時間が異なってもよい。例えば、液体吐出ヘッド28が液体を吐出したタイミングから経過した時間が計測されてもよい。これらのような場合、結果として、キャップ33の当接位置から離間位置への変位を基準として時間が計測されればよい。
・記録開始条件は、画像処理が終了したときに成立してもよい。また、記録開始条件は、予め定めた時間が経過したとき、又は、画像処理が終了したときに成立してもよい。このように、画像処理が終了したときに記録開始条件が成立する場合、画像処理の時間によって記録開始条件が成立するタイミングが変化する。このため、第1モードにおいて、計測された時間が規定時間を超える前に、初期枚数の媒体12に対する記録動作が終了するように初期枚数が定められている。これにより、多少の時間であれば画像処理が長引いた場合であっても、メンテナンス動作及び後処理動作が適切に実行可能である。
・記録ジョブにおける2枚目以降の媒体12の給紙、搬送及び記録動作について、記録ジョブ情報の入力からのタイミングが第1モードと第2モードとで同じであったが、これに限らない。例えば、記録ジョブにおける2枚目以降の媒体12の給紙、搬送及び記録動作について、記録ジョブ情報の入力からのタイミングが、第2モードよりも第1モードのほうが早くてもよい。この場合、1枚目の媒体12についての後処理動作が終了した後に、2枚目の媒体12が処理トレイ54に載置される程度であることが好ましい。
・第1モードにおいて、2枚以上の媒体12が待機位置WPに待機されていてもよい。つまり、第1モードにおいて、少なくとも1枚の媒体12が待機位置WPに待機されていてもよい。つまり、少なくとも1枚の媒体12に対する記録動作の処理速度が向上してもよい。
・第1モードにおいて、第1初期制御期間で1枚目の媒体12に対して後処理動作が実行された後に、第2初期制御期間で第2枚数S2の媒体12に対して後処理動作が実行されたが、これに限らない。例えば、第1モードにおいて、初期制御期間で、1枚目の媒体12に対して単独では後処理動作が実行されずに、1枚の媒体12と第2枚数S2の媒体12とに対して後処理動作が実行されてもよい。このように、第1モードは、1枚目の媒体12に対する記録動作及び後処理動作の少なくとも何れかの処理速度を速めるモードであってもよい。
・メンテナンスの種類としては、フラッシングに限定されず、クリーニング等が含まれていてもよい。
・メンテナンス動作のタイミングを基準として後処理動作の実行タイミングが制御されてもよい。後処理動作の実行タイミングを基準としてメンテナンス動作のタイミングが制御されてもよい。つまり、メンテナンス動作の時間を利用して後処理動作が実行されてもよい。
・複数のモードには、第1モード及び第2モードとは別のモードがあってもよい。
・第2モードは、第1モードよりも1枚目の媒体12に対する処理速度が向上しないモードであればよく、棒積み処理以外の処理を後処理として実行するモードであってもよい。
・記録ジョブに対応してモードが設定されたが、これに限らず、例えば、記録ジョブ毎ではなく、記録装置13においてモードが設定されてもよい。
・図4のステップS26のように、記録ジョブが終了したときにメンテナンス動作が実行されなくてもよい。
・後処理装置14と中間装置15とを合わせて後処理装置としてもよい。後処理装置14は、中間装置15からではなく、記録装置13から記録後の媒体12を受け入れてもよい。
・媒体12は、用紙に限定されず、合成樹脂製のフィルムや布、不織布、ラミネート媒体などでもよい。
・液体は、媒体12に付着することで、この媒体12に記録することができるものであれば任意に選択することができる。例えば、インクは、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含み、水性インク、油性インク、ジェルインク、ホットメルトインク等の各種組成物を包含するものとする。
・記録装置13は、プリンターに限定されず、記録機能に加え、スキャナー機構及びコピー機能を有する複合機でもよい。
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)搬送経路において媒体を搬送するように構成される搬送部と、媒体への液体の吐出により媒体に記録を行う記録動作を実行可能な液体吐出ヘッドと、前記液体吐出ヘッドと離間する離間位置と前記液体吐出ヘッドと当接する当接位置とに変位可能なキャップと、前記液体吐出ヘッドによって記録された媒体を載置可能な処理トレイと、前記処理トレイに載置された媒体に対する後処理動作を実行可能な後処理部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記キャップの前記当接位置から前記離間位置への変位を基準として時間を計測可能であり、前記液体吐出ヘッドは、所定枚数の媒体に記録を行う記録ジョブにおいて、前記キャップが前記離間位置にある状態で前記記録動作を実行可能であり、前記制御部によって計測された時間が規定時間を超えたときに、前記キャップが前記当接位置にある状態で液体の吐出によりメンテナンス動作を実行可能であり、前記搬送経路には、前記液体吐出ヘッドの上流に媒体が待機可能な待機位置があり、前記搬送部は、前記記録ジョブにおける前記記録動作の開始前に、少なくとも1枚目の媒体を前記待機位置に待機させることができ、前記キャップは、前記記録ジョブにおける前記記録動作の開始前において、前記記録ジョブにおける1枚目の媒体が前記待機位置に待機しているときに前記離間位置にあり、前記後処理部は、前記記録ジョブに伴う制御期間のうち初期制御期間では、前記液体吐出ヘッドによる前記メンテナンス動作の時間を利用して、第1枚数よりも少ない第2枚数の媒体に対する前記後処理動作を実行可能であり、前記初期制御期間の終了後では、前記液体吐出ヘッドによる前記メンテナンス動作の時間を利用して、前記第1枚数の媒体に対する前記後処理動作を実行可能である。
この構成によれば、記録ジョブにおける記録動作の開始前に、少なくとも1枚目の媒体を待機位置に待機させ、キャップが当接位置から離間位置に変位させることができる。これにより、少なくとも1枚目の媒体に対する、記録ジョブにおける記録動作の開始からの処理時間を短縮することができる。
また、記録ジョブに伴う制御期間のうち初期制御期間では、初期制御期間の終了後における第1枚数よりも少ない第2枚数の媒体について、メンテナンス動作の時間を利用して後処理動作が実行可能である。これにより、メンテナンス動作の時間が早まる場合であっても、第1枚数よりも少ない第2枚数の媒体に対する後処理動作を実行することにより、メンテナンス動作の時間を利用して後処理動作が実行可能となる。また、計測された時間が規定時間を超えたときに、キャップが退避位置から当接位置に変位することにより、液体吐出ヘッドの乾燥を抑制することができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(B)前記制御部は、第1モードと、前記第1モードとは異なる第2モードとのうち何れか一方に制御可能であり、前記第1モードは、前記第2モードと比較して、前記記録ジョブの開始を基準として、少なくとも1枚目の媒体について、前記記録動作のタイミング及び前記後処理動作のタイミングを早めるモードであり、前記搬送部は、前記第1モードにおいて、前記記録ジョブにおける前記記録動作の開始前に、少なくとも1枚目の媒体を前記待機位置に待機させ、前記キャップは、前記第1モードにおいて、前記記録ジョブにおける1枚目の媒体が前記待機位置に待機しているときに前記離間位置にあり、前記初期制御期間は、前記第1モードにおける制御期間であり、前記初期制御期間には、第1初期制御期間と、前記第1初期制御期間の終了後における第2初期制御期間とがあり、前記後処理部は、前記第1モードにおいて、前記第1初期制御期間では、前記処理トレイ上に媒体束として形成されない1枚目の媒体を前記処理トレイから排出し、前記第2初期制御期間では、前記処理トレイ上に媒体束として形成された前記第2枚数の媒体を、前記液体吐出ヘッドによる前記メンテナンス動作の時間を利用して前記処理トレイから排出し、前記第2初期制御期間の終了後では、前記処理トレイ上に媒体束として形成された前記第1枚数の媒体を、前記液体吐出ヘッドによる前記メンテナンス動作の時間を利用して前記処理トレイから排出してもよい。
この構成によれば、1枚目の媒体を排出するまでの処理時間を短縮することができる。これにより、1枚目の媒体を早期に確認することができる状況をユーザーに提供することができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(C)前記液体吐出ヘッドは、前記第1モードにおいて、前記制御部によって計測された時間が前記規定時間を超える前であっても、前記記録ジョブの開始後に予め定めた初期枚数の媒体に対する前記記録動作を実行した後に、前記記録ジョブの開始後における1回目の前記メンテナンス動作を実行してもよい。
この構成によれば、記録ジョブの開始後において、計測された時間が規定時間を超える前であっても、初期枚数の媒体に対する記録動作が実行されることにより、1回目のメンテナンス動作を確実に実行することができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(D)前記後処理部は、前記第2モードにおいて、前記記録ジョブに伴う制御期間では、前記処理トレイ上に媒体束として形成された前記第1枚数の媒体を、前記液体吐出ヘッドによる前記メンテナンス動作の時間を利用して前記処理トレイから排出してもよい。
この構成によれば、第2モードにおいては、記録ジョブに伴う制御期間では、第1枚数の媒体に対する後処理動作が実行可能である。このように、第1モードと第2モードとの何れか一方が制御可能であれば、状況に応じて後処理動作の制御を切り替えることができる。したがって、状況に応じて、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(E)前記液体吐出ヘッドは、前記第1モードにおいて、前記記録ジョブにおける1回目の前記メンテナンス動作では第1吐出量の液体を吐出し、前記第1モードにおいて、前記記録ジョブにおける2回目以降の前記メンテナンス動作では前記第1吐出量よりも多い第2吐出量の液体を吐出してもよい。
この構成によれば、第1モードにおいて、記録ジョブにおける1回目のメンテナンス動作では、2回目以降のメンテナンス動作よりも液体の吐出量を少なくすることができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、メンテナンス動作による液体の消費を低減することができる。
(F)前記液体吐出ヘッドは、前記第1モードにおいて、前記記録ジョブにおける1回目の前記メンテナンス動作を第1処理時間に亘って実行可能であり、前記第1モードにおいて、前記記録ジョブにおける2回目以降の前記メンテナンス動作を、前記第1処理時間よりも長い第2処理時間に亘って実行可能であってもよい。
この構成によれば、第1モードにおいて、記録ジョブにおける1回目のメンテナンス動作では、2回目以降のメンテナンス動作よりも処理時間を短縮することができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を低下させることなく、処理速度を向上させることができる。
(G)前記液体吐出ヘッドは、前記記録ジョブで前記制御部によって計測された時間が前記規定時間を超えたときに、規制条件が成立すると、前記記録ジョブにおける残り枚数の媒体に対する前記記録動作を実行した後に、前記メンテナンス動作を実行し、前記規制条件は、前記メンテナンス動作の時間が、前記記録ジョブにおける残り枚数の媒体に対する前記記録動作を実行する時間よりも長いときに成立してもよい。
この構成によれば、記録ジョブにおける残り枚数の媒体に対する記録動作を実行するほうが、メンテナンス動作の時間よりも短いときに、残り枚数の媒体に対する記録動作が終了するまで、メンテナンス動作の実行を延期させることができる。したがって、メンテナンス動作により記録品質を著しく低下させることなく、処理速度を向上させることができる。