JP7768197B2 - 二次電池 - Google Patents

二次電池

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Description

本開示は、二次電池に関する。
特許文献1(特開2013-143332号公報)には、電池ケースと蓋との突き合わせ部に溶接部を形成して接合される電池が開示されている。
特開2013-143332号公報
二次電池のエネルギー密度向上のため、二次電池の筐体の大型化が求められている。ここで、特許文献1に開示された電池においては、電池ケース(筐体)の上側に開口端部が形成されている。この開口端部に対して、蓋部が溶接により接続されている。このような電池の筐体が、高さ方向に直交する幅方向においてさらに長大化すると、開口端部の溶接長さがさらに長くなる。これにより、筐体の溶接歪みがさらに大きくなり得る。ひいては、筐体の寸法精度が低くなり得る。
本開示は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、筐体の溶接歪みが抑制され、筐体の寸法精度が向上した、二次電池を提供することを目的とする。
本開示に基づく二次電池は、電極体と、筐体とを備えている。筐体は、電極体を収容する。筐体は、高さ方向における寸法、および、厚さ方向における寸法より、幅方向における寸法が長くなるように構成されている。厚さ方向は、高さ方向に直交する。幅方向は、高さ方向および厚さ方向の両方に直交する。筐体は、本体部と、第1封口体と、第2封口体とを有している。本体部は、筒状形状を有している。本体部は、幅方向における両端にそれぞれ第1開口部および第2開口部が設けられている。第1封口体は、第1開口部を閉塞する。第2封口体は、第2開口部を閉塞する。本体部は、底面部と、第1側面部と、第2側面部と、第1天面部と、第2天面部と、溶接部とを有している。底面部は、高さ方向の一方側に位置している。第1側面部は、底面部の厚さ方向における一方端から高さ方向に沿って起立している。第2側面部は、底面部の厚さ方向における他方端から高さ方向に沿って起立している。第1天面部は、第1側面部の底面部側とは反対側の端部から、第2側面部に向かって延出している。第2天面部は、第2側面部の底面部側とは反対側の端部から、第1側面部に向かって延出している。溶接部は、第1天面部の先端縁および第2天面部の先端縁を互いに接続している。
上記の構成によれば、先端縁同士が互いに溶接されるので、筐体が底面部の反対側に開口部を有する場合と比較して、底面部の反対側における溶接長さを短くできる。ひいては、筐体の溶接歪みを抑制することができる。ひいては、筐体の寸法精度が向上する。
本開示によれば、筐体の溶接歪みを抑制でき、筐体の寸法精度が向上する。
実施形態1に係る二次電池の斜視図である。 実施形態1に係る二次電池の分解斜視図である。 図1に示すIII-III線に沿った断面図である。 実施形態1に係る二次電池の平面図である。 図5Aおよび図5Bは、実施形態1において本体部を成型する過程を模式的に示す図である。 図1に示すVI-VI線に沿った断面図である。 実施形態2に係る二次電池の平面図である。 図8Aおよび図8Bは、実施形態2において本体部を成型する過程を模式的に示す図である。
本開示の各実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施形態1)
図1は、実施形態1に係る二次電池の斜視図である。図2は、実施形態1に係る二次電池の分解斜視図である。図3は、図1に示すIII-III線に沿った断面図である。図4は、実施形態1に係る二次電池の平面図である。
図1から図4に示すように、実施形態1に係る二次電池10は、電極体100と、筐体200と、正極端子としての正極部材620と、負極端子としての負極部材520とを備える。
筐体200は、略直方体形状を有している。筐体200は、高さ方向Hにおける寸法、および、厚さ方向Tにおける寸法より、幅方向Wにおける寸法が長くなるように構成されている。厚さ方向Tは、高さ方向Hに直交する方向である。また、筐体200は、厚さ方向Tにおける寸法より、高さ方向Hにおける寸法が、長くなるように構成されている。厚さ方向Tは、後述する正極110および負極120(図6参照)が並んで配置される方向と平行な方向である。幅方向Wは、高さ方向Hおよび厚さ方向Tの両方に直交する方向である。
筐体200は、内部に電極体100および電解液(不図示)を収容する。筐体200は、本体部210、第1封口体510、および第2封口体610を含む。
本体部210は、幅方向Wの両側にそれぞれ第1開口部218および第2開口部219が設けられた筒状形状を有する。第1開口部218は、幅方向Wの一方側に設けられており、第2開口部219は、幅方向Wの他方側に設けられている。本体部210は、アルミニウム等の金属によって構成されている。
本体部210は、底面部211と、第1側面部212Aと、第2側面部212Bと、第1天面部213Aと、第2天面部213Bと、溶接部217とを有している。
底面部211は、高さ方向Hの一方側に位置している。底面部211は、高さ方向Hから見て矩形状の外形を有している。
第1側面部212Aは、底面部211の厚さ方向Tにおける一方端から高さ方向Hに沿って起立している。第2側面部212Bは、底面部211の厚さ方向Tにおける他方端から高さ方向Hに沿って起立している。第1側面部212Aおよび第2側面部212Bは、厚さ方向Tから見て矩形状の外形を有している。第1側面部212Aおよび第2側面部212Bは、高さ方向Hに対して傾いていてもよい。第1側面部212Aおよび第2側面部212Bは、底面部211から離れるにつれて互いに近づくように延びてもよい。
第1天面部213Aは、第1側面部212Aの底面部211側とは反対側の端部から、第2側面部212Bに向かって延出している。
第1天面部213Aは、第1基部214Aと、第1内側面部215Aと、第1先端部216Aとを有している。第1基部214Aは、第1側面部212Aから連なって厚さ方向Tに沿って延びている。第1内側面部215Aは、第1基部214Aから底面部211側に向かって延びている。第1内側面部215Aは、高さ方向Hに対して斜めに傾いている。第1先端部216Aは、第1内側面部215Aから厚さ方向Tに沿って延びており、第1天面部213Aの先端縁を有する。
第2天面部213Bは、第2側面部212Bの底面部211側とは反対側の端部から、第1側面部212Aに向かって延出している。
第2天面部213Bは、第2基部214Bと、第2内側面部215Bと、第2先端部216Bとを有している。第2基部214Bは、第2側面部212Bから連なって厚さ方向Tに沿って延びている。第2内側面部215Bは、第2基部214Bから底面部211側に向かって延びている。第2内側面部215Bは、高さ方向Hに対して斜めに傾いている。第2先端部216Bは、第2内側面部215Bから厚さ方向Tに沿って延びており、第2天面部213Bの先端縁を有する。
溶接部217は、第1天面部213Aの先端縁および第2天面部213Bの先端縁を互いに接続している。すなわち、溶接部217は、第1天面部213Aの先端縁と第2天面部213Bの先端縁とが溶接により接続されることで形成される。当該溶接方法は特に限定されないが、たとえばレーザ溶接であってよい。溶接部217は、上記溶接により形成される溶接ビードを含む。溶接ビードは、第1天面部213Aおよび第2天面部213Bから、底面部211側とは反対側に突出している。
溶接部217は、幅方向Wに沿って一方向にのみ延びている。溶接部217は、第1先端部216A上および第2先端部216B上に位置し、かつ、高さ方向Hにおいて第1基部214Aおよび第2基部214Bより底面部211側に位置している。
また、本実施形態において、本体部210は、上述の溶接部217として、複数の溶接部217を有している。複数の溶接部217は、互いに離隔している。複数の溶接部217は、幅方向Wに並んでいる。
本体部210は、注液口224と、封止部材225とをさらに有している。封止部材225は、注液口224を封止している。注液口224は、二次電池10の製造過程において筐体200内に電解液を注入するための貫通孔である。注液口224は、封止部材225によって封止されている。封止部材225は、筐体200内への電解液の注入後に注液口224を封止する部材である。
本実施形態において、注液口224は、第1先端部216Aおよび第2先端部216Bとの間に設けられている。封止部材225は、高さ方向Hにおいて第1基部214Aおよび第2基部214Bより底面部211側に位置している。注液口224の孔形状は特に限定されないが、たとえば円形状である。
本実施形態において、本体部210は、上述の注液口224として、複数の注液口224を有している。これにより、複数の注液口224からそれぞれ電解液を注液することで、後述するセパレータ130(図6参照)の全体に効率良く電解液を浸透させることができる。電解液の浸透を向上させる観点から、少なくとも1つの注液口224は、負極部材520からの距離および正極部材620からの距離が略等しくなるように配置されることが好ましい。また、少なくとも1つの注液口224は、正極部材620より負極部材520の近くにさらに配置されることが好ましい。また、少なくとも1つの注液口224は、負極部材520より正極部材620の近くにさらに配置されることが好ましい。本体部210は、3つ以上の注液口224を有していることが好ましい。なお、注液口224の形成および封止部材225の準備にかかる費用低減の観点からは、注液口224の数はより少ないことが好ましい。
ここで、本体部210の成型方法について説明する。図5Aは、実施形態1において、本体部を成型するために準備される板状部材を示す平面図である。図5Bは、実施形態1において、板状部材を折り曲げた直後の状態を示す平面図である。図5Aおよび図5Bで示される板状部材210Pにおいては、本体部210の各構成に対応する箇所に、本体部210の各構成を示す番号と同じ番号を付している。
図5Aに示されるように、板状部材210Pは平板状の外形を有する。板状部材210Pは、具体的にはアルミニウムからなる薄板を打ち抜くことで準備される。このとき、板状部材210Pには、注液口224に対応する複数の切り欠きが形成される。
そして、図5Aおよび図5Bで示されるように、板状部材210Pを複数箇所折り曲げることで、底面部211、第1側面部212A、第2側面部212B、第1天面部213Aおよび第2天面部213Bが成型される。このため、本体部210は、様々な大きさに容易に成型され得る。なお、上述の各面部は、板状部材210Pをロールフォーミング成型することで、成型されてもよい。
そして、このように成型された板状部材210Pの先端縁同士を、注液口224に対応する切り欠きを避けて溶接することで、溶接部217が形成され(図4参照)、本体部210が成型される。
図1から図3に示すように、第1封口体510は、第1開口部218を閉塞する。第1封口体510は、平板形状を有する。第1封口体510は、アルミニウム等の金属によって構成されている。第1封口体510には、負極部材520が設けられている。第1封口体510は、たとえばレーザ溶接等によって第1開口部218に固定されている。第1封口体510には、圧力開放弁515が設けられている。圧力開放弁515は、筐体200の内圧が所定圧以上となると破断するように設けらている。圧力開放弁515が破断することで、筐体200内のガスが筐体200外に排出されるため、筐体200内の内圧が低下する。そして、第1封口体510には、負極部材520が設けられている。
負極部材520は、第1封口体510の外表面に設けられている。負極部材520は、負極端子として機能する。負極部材520は、負極端子板521および絶縁プレート522とを有する。
負極端子板521は、略直方体形状に形成されている。負極端子板521は、絶縁プレート522によって保持されている。絶縁プレート522は、第1封口体510の外表面に固定されている。絶縁プレート522は、第1封口体510と負極端子板521との間を絶縁している。負極端子板521および絶縁プレート522の各々には、後述する負極連結ピン533を挿通させるための貫通孔が設けられている。
第2封口体610は、第2開口部219を閉塞する。第2封口体610は、平板形状を有する。第2封口体610は、アルミニウム等の金属によって構成されている。第2封口体610には、正極部材620が設けられている。第2封口体610は、たとえばレーザ溶接等によって第2開口部219に固定されている。第2封口体610には、圧力開放弁615が設けられている。圧力開放弁615は、筐体200の内圧が所定圧以上となると破断するように設けらている。圧力開放弁615が破断することで、筐体200内のガスが筐体200外に排出されるため、筐体200内の内圧が低下する。そして、第2封口体610には、正極部材620が設けられている。
正極部材620は、第2封口体610の外表面に設けられている。正極部材620は、正極端子として機能する。正極部材620は、正極端子板621および端子ブロック622とを有する。
正極端子板621は、直方体形状に形成されている。正極端子板621は、アルミニウム等の金属によって構成されている。
端子ブロック622は、直方体形状に形成されている。端子ブロック622は、正極端子板621を構成する金属とは異なる金属(鉄など)によって構成されている。端子ブロック622は、第2封口体610の外表面に溶接等によって固定されている。当該端子ブロック622に正極端子板621が溶接等によって固定されている。本体部210および第2封口体610は、端子ブロック622を介して正極端子板621に電気的に接続されており、正極端子板621と同じ極性に帯電している。正極端子板621および端子ブロック622の各々には、後述する正極連結ピン633を挿通させるための貫通孔が形成されている。
なお、正極部材620は、第2封口体610との間に絶縁プレートが配置され、正極部材620と第2封口体610とが電気的に絶縁されていてもよい。この場合には、端子ブロック622に替えて絶縁プレートを配置してもよいし、端子ブロック622と第2封口体610との間に絶縁プレートを配置してもよい。
二次電池10は、負極部材520側において、負極連結部材530、負極側第1絶縁部材540、負極側第2絶縁部材550、およびインシュレータ560をさらに備える。
負極連結部材530は、負極集電部110Nと負極端子板521とを連結する。負極集電部110Nは、電極体100のうち後述する負極タブ122nが複数束ねられることで形成された部分である。負極連結部材530は、負極側第1集電体531、負極側第2集電体532、および負極連結ピン533とを含む。
負極側第1集電体531は、薄板状の導電部材によって構成されている。負極側第1集電体531は、レーザー溶接、あるいは、超音波溶接等によって負極集電部110Nに接続されている。
負極側第2集電体532は、薄板状の導電部材によって構成されている。負極側第2集電体532は、レーザー溶接、あるいは、超音波溶接等によって負極側第1集電体531に接続されている。負極側第2集電体532は、負極連結ピン533を保持する保持部532aを有する。保持部532aは、平板形状を有する。保持部532aには、貫通孔が設けられており、負極連結ピン533の基端が挿入される。
負極連結ピン533は、負極側第2集電体532と負極端子板521とを連結する。負極連結ピン533は、円柱状部を含んでいる。当該円柱状部の先端側は、第1封口体510、絶縁プレート522および負極端子板521を貫通し、負極端子板521にかしめられている。
負極側第1絶縁部材540は、略板状形状を有する。負極側第1絶縁部材540は、第1封口体510の内表面に接触するように配置されている。負極側第1絶縁部材540はに、上記負極連結ピン533が挿通される貫通孔542が設けられている。
負極側第2絶縁部材550は、負極側第1絶縁部材540と電極体100との間に配置されている。負極側第2絶縁部材550には、負極集電部110Nが挿通されるスリット552が設けられている。
負極側第1絶縁部材540と負極側第2絶縁部材550とは、それらの間に収容空間が形成されるように組み付けられる。当該収容空間には、上記スリット552に挿通された負極集電部110N、負極側第1集電体531、および負極側第2集電体532が配置される。
インシュレータ560は、負極連結ピン533の上記円柱状部を被覆する形状を有している。インシュレータ560は、負極連結ピン533と筐体200(より特定的には第1封口体510)との間を絶縁している。
上記の負極部材520、第1封口体510、負極連結部材530、負極側第1絶縁部材540、負極側第2絶縁部材550、およびインシュレータ560は、組み込まれて第1蓋アセンブリ50を構成している。
第1蓋アセンブリ50は、負極集電部110Nと負極連結部材530とが溶接等で固定された状態で第1封口体510が第1開口部218に取り付けられることにより、本体部210に固定される。
二次電池10は、正極部材620側において、正極連結部材630、正極側第1絶縁部材640、正極側第2絶縁部材650、およびインシュレータ660をさらに備える。
正極連結部材630は、正極集電部110Pと正極端子板621とを連結する。正極集電部110Pは、電極体100のうち後述する正極タブ112pが複数束ねられることで形成された部分である。正極連結部材630は、正極側第1集電体631、正極側第2集電体632、および正極連結ピン633とを含む。
正極側第1集電体631は、薄板状の導電部材によって構成されている。正極側第1集電体631は、レーザー溶接、あるいは、超音波溶接等によって正極集電部110Pに接続されている。
正極側第2集電体632は、薄板状の導電部材によって構成されている。正極側第2集電体632は、レーザー溶接、あるいは、超音波溶接等によって正極側第1集電体631に接続されている。正極側第2集電体632は、正極連結ピン633を保持する保持部632aを有する。保持部632aは、平板形状を有する。保持部632aには、貫通孔が設けられており、正極連結ピン633の基端が挿入される。
正極連結ピン633は、正極側第2集電体632と正極端子板621とを連結する。正極連結ピン633は、円柱状部を含んでいる。当該円柱状部の先端側は、第2封口体610、端子ブロック622および正極端子板621を貫通し、正極端子板621にかしめられている。
正極側第1絶縁部材640は、略板状形状を有する。正極側第1絶縁部材640は、第2封口体610の内表面に接触するように配置されている。正極側第1絶縁部材640には、上記正極連結ピン633が挿通される貫通孔642が設けられている。
正極側第2絶縁部材650は、正極側第1絶縁部材640と電極体100との間に配置されている。正極側第2絶縁部材650には、正極集電部110Pが挿通されるスリット652が設けられている。
正極側第1絶縁部材540と正極側第2絶縁部材550とは、それらの間に収容空間が形成されるように組み付けられる。当該収容空間には、上記スリット552に挿通された正極集電部110P、正極側第1集電体631、および正極側第2集電体632が配置される。
インシュレータ660は、正極連結ピン633の上記円柱状部を被覆する形状を有している。インシュレータ660は、正極連結ピン633と筐体200(より特定的には第2封口体610)との間を絶縁している。
上記の正極部材620、第2封口体610、正極連結部材630、正極側第1絶縁部材640、正極側第2絶縁部材650、およびインシュレータ660は、組み込まれて第2蓋アセンブリ60を構成している。
第2蓋アセンブリ60は、正極集電部110Pと正極連結部材630とが溶接等で固定された状態で第2封口体610が第2開口部219に取り付けられることにより、本体部210に固定される。
図6は、図1に示すVI-VI線に沿った断面図である。なお、図6においては、便宜上、二次電池10の筐体200を省略し、電極体100のみを示している。図6を参照して、電極体100の詳細について説明する。
図6に示すように、電極体100は、複数の正極110および複数の負極120と、セパレータ130とを備えている。複数の正極110および複数の負極120は、セパレータ130によって絶縁された状態で厚さ方向Tに交互に並ぶように配置されている。
各負極120は、幅方向Wを長手とし、高さ方向Hを短手とする長方形形状に形成されている。各負極120は、負極集電箔122と、負極集電箔122の両面に設けられた負極活物質層124と、を有している。負極集電箔122は、負極活物質層124が設けられていない負極タブ122n(図3参照)を有している。負極タブ122nは、幅方向Wにおける一方側に向かって突出している。
各正極110は、幅方向Wを長手とし、高さ方向Hを短手とする長方形形状に形成されている。各正極110は、正極集電箔112と、厚さ方向Tにおける正極集電箔112の両面に設けられた正極活物質層114と、を有している。正極集電箔112は、正極活物質層114が設けられていない正極タブ112p(図3参照)を有している。正極タブ112pは、幅方向Wの他方側に向けて向かって突出している。
セパレータ130は、正極110および負極120間を絶縁している。セパレータ130は、絶縁材料からなり、イオンの透過を許容する微小な空隙を有している。セパレータ130は、つづら折り状に形成されている。
セパレータ130は、つづら折り状に形成される前の状態では長方形形状を呈している。セパレータ130は、正極110および負極120間につづら折り状に形成されながら配置される。セパレータ130は、複数の介在部132aと、複数の第1折返し部132bと、複数の第2折返し部132cと、最外被覆部132dと、を有している。
各介在部132aは、厚さ方向Tに互いに隣り合う正極110および負極120間に介在している。つまり、各介在部132aは、正極110および負極120間を絶縁する機能を有している。各介在部132aは、矩形状の領域で構成されている。
各第1折返し部132bは、正極110が間に位置するように厚さ方向Tに互いに隣り合う介在部132aの高さ方向Hの一方側端部同士を連結している。第1折返し部132bは、正極110の高さ方向Hの一方側(上方)に配置されている。
各第2折返し部132cは、負極120が間に位置するように厚さ方向Tに互いに隣り合う介在部132aの高さ方向Hの他方側端部同士を連結している。第2折返し部132cは、負極120の高さ方向Hの他方側(下方)に配置されている。
最外被覆部132dは、各第1折返し部132bおよび各第2折返し部132cをまとめて被覆している。より詳細には、最外被覆部132dは、全ての正極110、全ての負極120、全ての介在部132a、全ての第1折返し部132bおよび全ての第2折返し部132cを、幅方向Wと平行な中心軸まわりに巻回しながらまとめて被覆している。最外被覆部132dの終端132eは、厚さ方向Tに正極活物質層114および負極活物質層124と重ならない範囲に設定されている。本実施形態では、最外被覆部132dの終端132eは、各正極110,各負極120よりも下方に設けられている。なお、複数の正極110、複数の負極120、およびセパレータ130の周面と底面には、絶縁フィルム(不図示)が被覆されていてもよい。
上述のように、本開示の実施形態1に係る二次電池10において、本体部210は、筒状形状を有している。本体部210は、底面部211と、第1側面部212Aと、第2側面部212Bと、第1天面部213Aと、第2天面部213Bと、溶接部217とを有している。底面部211は、高さ方向Hの一方側に位置している。第1側面部212Aは、底面部211の厚さ方向Tにおける一方端から高さ方向Hに沿って起立している。第2側面部212Bは、底面部211の厚さ方向Tにおける他方端から高さ方向Hに沿って起立している。第1天面部213Aは、第1側面部212Aの底面部211側とは反対側の端部から、第2側面部212Bに向かって延出している。第2天面部213Bは、第2側面部212Bの底面部211側とは反対側の端部から、第1側面部212Aに向かって延出している。溶接部217は、第1天面部213Aの先端縁および第2天面部213Bの先端縁を互いに接続している。
上記の構成によれば、筐体200が底面部211の反対側に開口部を有する場合と比較して、底面部211の反対側における溶接長さを短くできる。ひいては、筐体200の溶接歪みを抑制することができる。特に、筐体200が幅方向Wに長い寸法を有する場合には、溶接長さをより効果的に短くできる。
本実施形態において、溶接部217は、幅方向Wに沿って一方向にのみ延びている。当該構成によれば、溶接長さをより短くでき、筐体200の溶接歪みをさらに抑制できる。
本実施形態において、第1天面部213Aは、第1基部214Aと、第1内側面部215Aと、第1先端部216Aとを有している。第1基部214Aは、第1側面部212Aから連なって厚さ方向Tに沿って延びている。第1内側面部215Aは、第1基部214Aから底面部211側に向かって延びている。第1先端部216Aは、第1内側面部215Aから厚さ方向Tに沿って延びており、第1天面部213Aの先端縁を有する。第2天面部213Bは、第2基部214Bと、第2内側面部215Bと、第2先端部216Bとを有している。第2基部214Bは、第2側面部212Bから連なって厚さ方向Tに沿って延びている。第2内側面部215Bは、第2基部214Bから底面部211側に向かって延びている。第2先端部216Bは、第2内側面部215Bから厚さ方向Tに沿って延びており、第2天面部213Bの先端縁を有する。溶接部217は、第1先端部216A上および第2先端部216B上に位置し、かつ、高さ方向Hにおいて第1基部214Aおよび第2基部214Bより底面部211側に位置している。
上記の構成によれば、溶接部217が二次電池10外の他の物品と接触することを抑制できる。このため、二次電池10の取り扱いがより容易となる。
本実施形態において、本体部210は、注液口224と、封止部材225とをさらに有している。注液口224は、第1先端部216Aおよび第2先端部216Bとの間に設けられている。封止部材225は、注液口224を封止している。封止部材225は、高さ方向Hにおいて第1基部214Aおよび第2基部214Bより底面部211側に位置している。
上記の構成によれば、本体部210を構成する板状の部材を打ち抜くことなく容易に注液口224を設けることができる。また、封止部材225が二次電池10外の他の物品と接触することを抑制できる。このため、二次電池10の取り扱いがより容易となる。
(実施形態2)
次に、本開示の実施形態2に係る二次電池について説明する。本開示の実施形態2に係る二次電池においては、注液口および溶接部などの構成が、本開示の実施形態1に係る二次電池10と異なる。このため、本開示の実施形態1に係る二次電池10と同様の構成については、説明を繰り返さない。
図7は、実施形態2に係る二次電池の平面図である。図7に示すように、本開示の実施形態2に係る二次電池10xにおいて、注液口224xは、第1基部214Aおよび第2基部214Bの少なくとも一方に設けられている。これにより、注液口224xが、溶接部217xから、より確実に離れて位置するため、実施形態1と比較して、溶接部217xに接触させることなく封止部材225を注液口224xに容易に取り付けることができる。本実施形態においては、第1基部214Aおよび第2基部214Bの各々に、複数の注液口224xが設けられている。
図8Aは、実施形態2において、本体部を成型するために準備される板状部材を示す平面図である。図8Bは、実施形態2において、板状部材を折り曲げた直後の状態を示す平面図である。図8Aおよび図8Bで示される板状部材210Pxにおいては、実施形態2における本体部210の各構成に対応する箇所に、本体部210の各構成を示す番号と同じ番号を付している。
図8Aおよび図8Bに示すように、本開示の実施形態2においては、複数の注液口224xが、板状部材210Pxを打ち抜くことで予め形成されている。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
10,10x 二次電池、50 第1蓋アセンブリ、60 第2蓋アセンブリ、100 電極体、110 正極、110N 負極集電部、110P 正極集電部、112 正極集電箔、112p 正極タブ、114 正極活物質層、120 負極、122 負極集電箔、122n 負極タブ、124 負極活物質層、130 セパレータ、132a 介在部、132b 第1折返し部、132c 第2折返し部、132d 最外被覆部、132e 終端、200 筐体、210 本体部、210P,210Px 板状部材、211 底面部、212A 第1側面部、212B 第2側面部、213A 第1天面部、213B 第2天面部、214A 第1基部、214B 第2基部、215A 第1内側面部、215B 第2内側面部、216A 第1先端部、216B 第2先端部、217,217x 溶接部、218 第1開口部、219 第2開口部、224,224x 注液口、225 封止部材、510 第1封口体、515,615 圧力開放弁、520 負極部材、521 負極端子板、522 絶縁プレート、530 負極連結部材、531,631 第1集電体、532,632 第2集電体、532a,632a 保持部、533 負極連結ピン、540,640 第1絶縁部材、542,642 貫通孔、550,650 第2絶縁部材、552,652 スリット、560,660 インシュレータ、610 第2封口体、620 正極部材、621 正極端子板、622 端子ブロック、630 正極連結部材、633 正極連結ピン。

Claims (4)

  1. 電極体と、
    前記電極体を収容する筐体とを備え、
    前記筐体は、高さ方向における寸法、および、前記高さ方向に直交する厚さ方向における寸法より、前記高さ方向および前記厚さ方向の両方に直交する幅方向における寸法が長くなるように構成されており、
    前記筐体は、前記幅方向における両端にそれぞれ第1開口部および第2開口部が設けられた、筒状形状を有する本体部と、前記第1開口部を閉塞する第1封口体と、前記第2開口部を閉塞する第2封口体とを有し、
    前記本体部は、
    前記高さ方向の一方側に位置する底面部と、
    前記底面部の前記厚さ方向における一方端から前記高さ方向に沿って起立する第1側面部と、
    前記底面部の前記厚さ方向における他方端から前記高さ方向に沿って起立する第2側面部と、
    前記第1側面部の底面部側とは反対側の端部から、前記第2側面部に向かって延出する第1天面部と、
    前記第2側面部の底面部側とは反対側の端部から、前記第1側面部に向かって延出する第2天面部と、
    前記第1天面部の先端縁および前記第2天面部の先端縁を互いに接続する溶接部とを有し、
    前記第1天面部は、前記第1側面部から連なって前記厚さ方向に沿って延びる第1基部と、前記第1基部から底面部側に向かって延びる第1内側面部と、該第1内側面部から前記厚さ方向に沿って延びて前記第1天面部の先端縁を有する第1先端部とを有し、
    前記第2天面部は、前記第2側面部から連なって前記厚さ方向に沿って延びる第2基部と、前記第2基部から底面部側に向かって延びる第2内側面部と、該第2内側面部から前記厚さ方向に沿って延びて前記第2天面部の先端縁を有する第2先端部とを有し、
    前記溶接部は、前記第1先端部上および前記第2先端部上に位置し、かつ、前記高さ方向において前記第1基部および前記第2基部より底面部側に位置している、二次電池。
  2. 前記溶接部は、前記幅方向に沿って一方向にのみ延びている、請求項1に記載の二次電池。
  3. 前記本体部は、前記第1先端部および前記第2先端部との間に設けられた注液口と、該注液口を封止する封止部材とをさらに有し、
    前記封止部材は、前記高さ方向において前記第1基部および前記第2基部より底面部側に位置している、請求項に記載の二次電池。
  4. 前記本体部は、前記第1基部および前記第2基部の少なくとも一方に設けられた注液口と、該注液口を封止する封止部材とをさらに有している、請求項に記載の二次電池。
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