JP7768453B2 - 樹脂フィルム及び包装体 - Google Patents
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Description
本願は、2023年10月3日に日本に出願された特願2023-172268号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
[1] 熱可塑性樹脂を含む樹脂フィルムであって、前記熱可塑性樹脂の結晶子サイズが90Å以上であり、前記樹脂フィルムの軟化点が140℃以下である、樹脂フィルム。
[2] 前記樹脂フィルムが、前記熱可塑性樹脂としてホモポリプロピレン及びポリプロピレンランダムコポリマーを含む、[1]に記載の樹脂フィルム。
[3] 前記樹脂フィルムにおいて、前記ホモポリプロピレン及びポリプロピレンランダムコポリマーの合計含有量に対する、前記ポリプロピレンランダムコポリマーの含有量の割合が、0質量%超10質量%未満、又は50質量%超100質量%未満である、[2]に記載の樹脂フィルム。
[5] [1]~[4]のいずれか一項に記載の樹脂フィルムを用いて構成された、包装体。
[6] 前記包装体が、蓋材及び底材のシールによって構成されたブリスターパック包装体であり、前記底材が前記樹脂フィルムの成形体であり、前記蓋材が、前記底材が含む前記熱可塑性樹脂と同種の熱可塑性樹脂を含む、[5]に記載の包装体。
本発明の一実施形態に係る樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂を含む樹脂フィルムであって、前記熱可塑性樹脂の結晶子サイズが90Å以上であり、前記樹脂フィルムの軟化点が140℃以下である。
本実施形態の樹脂フィルムが、90Å以上という特定範囲の結晶子サイズ(別名:結晶子径)の熱可塑性樹脂を含み、樹脂フィルム自体の軟化点が140℃以下という特定範囲であることによって、樹脂フィルムを用いて底材を製造し、前記底材と、樹脂を含む蓋材と、をヒートシールしたとき、ヒートシールの温度を過度に高くしなくても、シール強度が十分に高いブリスターパック包装体を製造できる。これに対して、熱可塑性樹脂の結晶子サイズと、樹脂フィルムの軟化点と、のいずれか一方のみを規定しただけでは、シール強度が十分に高くならない。
このように、本実施形態の樹脂フィルムは、他の樹脂フィルムとのシールによって包装体を構成するのに好適であり、樹脂フィルムが、上記構成を有することで、その成形性にも優れる点から、なかでも、ブリスターパック包装体の底材用であることがより好ましい。
同様に、樹脂フィルムを形成するための後述する樹脂組成物において、樹脂組成物の総質量に対する、樹脂組成物の1種又は2種以上の後述する含有成分の合計含有量の割合は、100質量%を超えない。
本実施形態の樹脂フィルムが含む熱可塑性樹脂は、その結晶子サイズが90Å以上であれば、特に限定されない。
樹脂フィルムが含む熱可塑性樹脂が2種以上である場合には、これら2種以上の全ての熱可塑性樹脂を、樹脂フィルムでの含有比率と同じ含有比率で含む混合物(換言すると混合樹脂)の結晶子サイズが、90Å以上である。例えば、後述するように、樹脂フィルムが熱可塑性樹脂として、ホモポリプロピレンと、ポリプロピレンランダムコポリマーと、必要に応じてこれら以外の樹脂と、を含む場合、ホモポリプロピレンと、ポリプロピレンランダムコポリマーと、必要に応じてこれら以外の樹脂を、樹脂フィルムでの含有比率と同じ含有比率で含む混合物(混合樹脂)の結晶子サイズが、90Å以上である。
前記プロピレン系樹脂は、プロピレンから誘導された構成単位を有する樹脂であって、プロピレンの単独重合体であるホモポリプロピレン(hPP)であってもよいし、プロピレンから誘導された構成単位と、プロピレン以外のモノマーから誘導された構成単位と、をともに有するプロピレン系共重合体であってもよい。
好ましい前記プロピレン系共重合体としては、例えば、プロピレン-エチレン2元共重合体、プロピレン-1-ブテン-エチレン3元共重合体、プロピレン-1-ブテン2元共重合体等のポリプロピレンランダムコポリマー(rPP、プロピレンランダム共重合体);ポリプロピレンブロックコポリマー(bPP、プロピレンブロック共重合体)等が挙げられる。
一方、樹脂フィルムのポリプロピレンランダムコポリマーの含有量を増大させることで、樹脂フィルムの軟化点をより容易に低くできる傾向にある。
ただし、本実施形態において、熱可塑性樹脂の結晶子サイズと、樹脂フィルムの軟化点と、を調節する方法は、これに限定されない。
前記割合は、通常、後述する樹脂組成物における、ホモポリプロピレン及びポリプロピレンランダムコポリマーの合計含有量に対する、ポリプロピレンランダムコポリマーの含有量の割合([樹脂組成物のポリプロピレンランダムコポリマーの含有量(質量部)]/([樹脂組成物のホモポリプロピレンの含有量(質量部)]+[樹脂組成物のポリプロピレンランダムコポリマーの含有量(質量部)])×100)、と同じである。
換言すると、樹脂フィルムにおいて、ホモポリプロピレン及びポリプロピレンランダムコポリマーの合計含有量に対する、ホモポリプロピレンの含有量の割合([樹脂フィルムのホモポリプロピレンの含有量(質量部)]/([樹脂フィルムのホモポリプロピレンの含有量(質量部)]+[樹脂フィルムのポリプロピレンランダムコポリマーの含有量(質量部)])×100)は、10~50質量%であることが好ましい。
一方、前記割合は100質量%以下である。
前記割合は、通常、後述する樹脂組成物における、熱可塑性樹脂の含有量(質量部)に対する、プロピレン系樹脂の含有量の割合([樹脂組成物のプロピレン系樹脂の含有量(質量部)]/[樹脂組成物の熱可塑性樹脂の含有量(質量部)]×100)、と同じである。
本実施形態の樹脂フィルムは、本発明の効果を損なわない範囲で、熱可塑性樹脂以外に、他の成分を含んでいてもよいし、含んでいなくてもよい。
前記他の成分は、樹脂成分(本明細書においては、「他の樹脂成分」と称することがある)及び非樹脂成分(本明細書においては、「他の非樹脂成分」と称することがある)のいずれであってもよい。
前記添加剤としては、例えば、防曇剤、アンチブロッキング剤、酸化防止剤、帯電防止剤、結晶核剤、無機粒子、減粘剤、増粘剤、熱安定化剤、滑剤、赤外線吸収剤、紫外線吸収剤、着色剤(例えば、染料、顔料等)等が挙げられる。
一方、前記割合は100質量%以下である。
前記割合は、通常、後述する樹脂組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、熱可塑性樹脂の含有量の割合([樹脂組成物の熱可塑性樹脂の含有量(質量部)]/[樹脂組成物の常温で気化しない成分の総含有量(質量部)]×100)、と同じである。
換言すると、樹脂フィルムにおいて、樹脂フィルムの総質量に対する、前記他の成分の含有量の割合([樹脂フィルムの他の成分の含有量(質量部)]/[樹脂フィルムの総質量(質量部)]×100)は、20質量%以下であることが好ましく、例えば、15質量%以下、10質量%以下、5質量%以下、3質量%以下、及び1質量%以下のいずれかであってもよい。一方、前記他の成分の含有量の割合は0質量%以上である。
樹脂フィルムが前記プロピレン系樹脂以外の成分を含む場合、樹脂フィルムが含むプロピレン系樹脂に該当しない熱可塑性樹脂と、前記他の樹脂成分と、前記他の非樹脂成分は、それぞれ、1種のみであってもよいし、2種以上であってもよく、2種以上である場合、それらの組み合わせ及び比率は、目的に応じて任意に選択できる。
樹脂フィルムが含む前記熱可塑性樹脂の結晶子サイズは、90Å以上である。このような樹脂フィルムを用いて底材を製造し、前記底材と、樹脂を含む蓋材と、をヒートシールしたときに、シール強度が十分に高いブリスターパック包装体を製造できる。その理由は、定かではないが、以下のように推測される。
すなわち、底材と蓋材とをヒートシールしたときに、加熱条件下において、底材中の熱可塑性樹脂と、蓋材中の樹脂(熱可塑性樹脂)とが、溶融して相互拡散することで混ざり合い、次いで、得られたシール体が冷却されると、これら樹脂は混ざり合った状態のまま、固くなる。このとき、底材中(前記樹脂フィルム由来)の熱可塑性樹脂の結晶子サイズが大きいため、シール部位においては、底材由来の少なくとも一部の熱可塑性樹脂の集合体が、比較的サイズが大きい状態を維持し、シール部位において、底材と蓋材を引き剥がす外力が加えられても、底材由来の熱可塑性樹脂が蓋材由来の樹脂によって囲まれている状態が維持され易くなっており、その結果、底材と蓋材とのシール強度が十分に高くなると推測される。
このような効果は、ブリスターパック包装体だけでなく、前記樹脂フィルムと、前記他の樹脂フィルムと、のヒートシールによって構成された、ブリスターパック包装体以外の包装体においても発現する。
例えば、熱可塑性樹脂を含むフィルムに対して、X線回折(X-ray diffraction)法によって分析を行い、シェラー(Scherrer)の式:
D=Kλ/(βcosθ)
(式中、Dは結晶子サイズであり;βは測定面のピーク半値幅であり;λはX線の波長であり;θは測定面のブラッグ角であり;Kはシェラーの定数である。)
を用いて、結晶子サイズを算出できる。
X線回折法での分析に供する、熱可塑性樹脂を含むフィルムは、熱可塑性樹脂の含有量が多いものほど好ましく、熱可塑性樹脂からなる(のみを含む)ものがより好ましく、本実施形態の樹脂フィルム自体を分析に供してもよい。
前記樹脂フィルムの軟化点(軟化温度ともいう)は、140℃以下である。このような樹脂フィルムを用いて底材を製造し、前記底材と、樹脂を含む蓋材と、をヒートシールしたときに、シール強度が十分に高いブリスターパック包装体を製造できる。その理由は、樹脂フィルムの軟化点がこのように特定値以下であることで、底材と蓋材とをヒートシールしたときに、底材が適切な程度で良好に溶融し、底材中の熱可塑性樹脂と、蓋材中の樹脂(熱可塑性樹脂)と、が良好に混ざり合うからである。
このような効果は、ブリスターパック包装体だけでなく、前記樹脂フィルムと、前記他の樹脂フィルムと、のヒートシールによって構成された、ブリスターパック包装体以外の包装体においても発現する。
樹脂フィルムは、1層(単層)からなるものであってもよいし、2層以上の複数層からなるものであってもよい。樹脂フィルムが複数層からなる場合、これら複数層は互いに同一でも異なっていてもよく、これら複数層の組み合わせは、本発明の効果を損なわない限り、特に限定されない。
ここで、「樹脂フィルムの厚さ」とは、樹脂フィルム全体の厚さを意味し、例えば、複数層からなる樹脂フィルムの厚さとは、樹脂フィルムを構成するすべての層の合計の厚さを意味する。
樹脂フィルムにおける、前記他の層又は他のフィルムは、金属製シートでなければ、目的に応じて任意に選択でき、特に限定されない。
樹脂フィルムにおける、前記他の層又は他のフィルムの厚さも、目的に応じて任意に選択でき、特に限定されない。
金属製シートを構成する金属は、アルミニウム等の単体金属であってもよいし、2種以上の金属の合金であってもよい。
樹脂フィルムの前記ヒートシール面となる面の全面は、前記他の層又は他のフィルムを備えていないことがより好ましい。すなわち、樹脂フィルムの少なくとも一方の面は、前記他の層又は他のフィルムを備えていないことがより好ましい。
本実施形態の好ましい樹脂フィルムの一例としては、熱可塑性樹脂を含む樹脂フィルムであって、
前記熱可塑性樹脂の結晶子サイズが90Å以上であり、
前記樹脂フィルムの軟化点が140℃以下であり、
前記樹脂フィルムが、前記熱可塑性樹脂としてプロピレン系樹脂を含み、
前記樹脂フィルムにおいて、前記樹脂フィルムの総質量に対する、前記熱可塑性樹脂の含有量の割合が、80質量%以上であり、
前記樹脂フィルムにおいて、前記熱可塑性樹脂の含有量に対する、前記プロピレン系樹脂の含有量の割合が、80質量%以上である、樹脂フィルムが挙げられる。
前記熱可塑性樹脂の結晶子サイズが90Å以上であり、
前記樹脂フィルムの軟化点が140℃以下であり、
前記樹脂フィルムが、前記熱可塑性樹脂として、ホモポリプロピレン及びポリプロピレンランダムコポリマーを含み、
前記樹脂フィルムにおいて、前記樹脂フィルムの総質量に対する、前記熱可塑性樹脂の含有量の割合が、80質量%以上であり、
前記樹脂フィルムにおいて、前記熱可塑性樹脂の含有量に対する、前記ホモポリプロピレン及びポリプロピレンランダムコポリマーの合計含有量の割合(([樹脂フィルムのホモポリプロピレンの含有量(質量部)]+[樹脂フィルムのポリプロピレンランダムコポリマーの含有量(質量部)])/[樹脂フィルムの熱可塑性樹脂の含有量(質量部)]×100)が、80質量%以上であり、
前記樹脂フィルムにおいて、前記ホモポリプロピレン及びポリプロピレンランダムコポリマーの合計含有量に対する、前記ポリプロピレンランダムコポリマーの含有量の割合が、0質量%超10質量%未満、又は50質量%超100質量%未満である、樹脂フィルムが挙げられる。
以降の説明で用いる図は、本発明の特徴を判り易くするために、便宜上、要部となる部分を拡大して示している場合があり、各構成要素の寸法比率等が実際と同じであるとは限らない。
ここに示す樹脂フィルム1は、結晶子サイズが90Å以上である熱可塑性樹脂を含む。そして、樹脂フィルム1の軟化点は140℃以下である。
樹脂フィルム1の一方の面(本明細書においては、「第1面」と称することがある)1aと、他方の面(本明細書においては、「第2面」と称することがある)1bと、のいずれか一方は、他の樹脂フィルム(例えば、ブリスターパック包装体を構成するための蓋材)とのヒートシール面である。
本実施形態の樹脂フィルムのうち、単層からなる樹脂フィルムは、例えば、その形成材料となる樹脂又は樹脂組成物等を押出成形することで、製造できる。
前記事前混練物は、例えば、2種以上の成分を二軸押出機又はバンバリーミキサー等の装置を用いて、溶融混練することで得られる。
好ましい樹脂組成物としては、例えば、プロピレン系樹脂と、必要に応じてプロピレン系樹脂に該当しない熱可塑性樹脂と、必要に応じて前記他の樹脂成分と、必要に応じて前記他の非樹脂成分と、を含有する樹脂組成物が挙げられる。
本発明の一実施形態に係る包装体は、上述の本発明の一実施形態に係る樹脂フィルムを用いて構成されている。
本実施形態の包装体は、前記樹脂フィルムを用い、他の樹脂フィルムとヒートシールされて構成されていることにより、シール強度が十分に高い。そして、前記樹脂フィルムを用いることで、包装体の製造時に、ヒートシールの温度を過度に高くする必要が無いため、例えば、ヒートシール時に、樹脂フィルム又は他の樹脂フィルムが加熱手段に貼り付いてしまう等の不具合を抑制できる。
樹脂フィルムの成形体の厚さは、例えば、上述の樹脂フィルムの厚さと同様であってよい。
同様に、他の樹脂フィルムを形成するための後述する他の樹脂組成物において、他の樹脂組成物の総質量に対する、他の樹脂組成物の1種又は2種以上の後述する含有成分の合計含有量の割合は、100質量%を超えない。
前記他の樹脂フィルムが含む前記熱可塑性樹脂としては、前記樹脂フィルムが含む前記熱可塑性樹脂と同様のものが挙げられる。
他の樹脂フィルムが含む前記熱可塑性樹脂は、より具体的には、プロピレン系樹脂であることが好ましく、前記プロピレン系樹脂は、ホモポリプロピレン(hPP)であってもよいし、プロピレン-エチレン2元共重合体、プロピレン-1-ブテン-エチレン3元共重合体、プロピレン-1-ブテン2元共重合体等のポリプロピレンランダムコポリマー(rPP、プロピレンランダム共重合体)、又はポリプロピレンブロックコポリマー(bPP、プロピレンブロック共重合体)等のプロピレン系共重合体であってもよい。
他の樹脂フィルムが含む前記熱可塑性樹脂は、前記樹脂フィルムが含む前記熱可塑性樹脂と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
他の樹脂フィルムが含む前記他の成分は、樹脂成分(本明細書においては、「他の樹脂成分」と称することがある)及び非樹脂成分(本明細書においては、「他の非樹脂成分」と称することがある)のいずれであってもよい。
一方、前記割合は100質量%以下である。
前記割合は、通常、後述する他の樹脂組成物における、常温で気化しない成分の総含有量(質量部)に対する、熱可塑性樹脂の含有量の割合([他の樹脂組成物の熱可塑性樹脂の含有量(質量部)]/[他の樹脂組成物の常温で気化しない成分の総含有量(質量部)]×100)、と同じである。
換言すると、前記他の樹脂フィルムにおいて、前記他の樹脂フィルムの総質量に対する、前記他の成分の含有量の割合([他の樹脂フィルムの他の成分の含有量(質量部)]/[他の樹脂フィルムの総質量(質量部)]×100)は、20質量%以下であることが好ましく、例えば、15質量%以下、10質量%以下、5質量%以下、3質量%以下、及び1質量%以下のいずれかであってもよい。一方、前記他の成分の含有量の割合は0質量%以上である。
一方、前記割合は100質量%以下である。
前記割合は、通常、後述する他の樹脂組成物における、熱可塑性樹脂の含有量(質量部)に対する、プロピレン系樹脂の含有量の割合([他の樹脂組成物のプロピレン系樹脂の含有量(質量部)]/[他の樹脂組成物の熱可塑性樹脂の含有量(質量部)]×100)、と同じである。
ここで、「他の樹脂フィルムの厚さ」とは、他の樹脂フィルム全体の厚さを意味し、例えば、複数層からなる他の樹脂フィルムの厚さとは、他の樹脂フィルムを構成するすべての層の合計の厚さを意味する。
例えば、ポリオレフィン系樹脂(オレフィンから誘導された構成単位を有する樹脂)の場合には、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、メタロセン触媒直鎖状低密度ポリエチレン(mLLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン-アクリル酸メチル共重合体(EMA)、エチレン-メタクリル酸メチル共重合体(EMMA)、エチレン-アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン-アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン-アクリル酸エチル-無水マレイン酸共重合体(E-EA-MAH)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン-ビニルアルコール-酢酸ビニル共重合体(EVA部分ケン化物)等は、すべて、構成単位の全量(モル)に対する、エチレンから誘導された構成単位の量(モル)の割合が、20モル%以上であるため、同種であるとする。一方、例えば、ポリプロピレンランダムコポリマー(rPP)及びポリプロピレンブロックコポリマー(bPP)等のうち、構成単位の全量(モル)に対する、エチレンから誘導された構成単位の量(モル)の割合が、20モル%未満であるものは、上述の低密度ポリエチレン等とは、同種ではないとする。
例えば、ホモポリプロピレン(hPP)、プロピレン-エチレン2元共重合体、プロピレン-1-ブテン-エチレン3元共重合体、プロピレン-1-ブテン2元共重合体、ポリプロピレンブロックコポリマーは、すべて、構成単位の全量(モル)に対する、プロピレンから誘導された構成単位の量(モル)の割合が、20モル%以上であるため、同種であるとする。
他の樹脂フィルムにおける、前記他の層又は他のフィルムは、金属製シートでなければ、目的に応じて任意に選択でき、特に限定されない。
他の樹脂フィルムにおける、前記他の層又は他のフィルムの厚さも、目的に応じて任意に選択でき、特に限定されない。
他の樹脂フィルムにおける、好ましい前記他の層としては、例えば、印刷層が挙げられる。
例えば、前記樹脂フィルムと、前記他の樹脂フィルムと、をシール温度140℃、シール時間0.5秒、シール圧力0.45MPa(4.6kgf/cm2)の条件で、ヒートシールすることで得られた、幅が15mmの試験片を用い、前記試験片において、前記樹脂フィルムと、前記他の樹脂フィルムと、のシール面同士が180°の角度を為すように、剥離速度200mm/minで、前記他の樹脂フィルムを前記樹脂フィルムから剥離し(すなわち、180°剥離を行い)、このときの剥離強度を測定したとき、前記剥離強度は、7N/15mm以上であることが好ましく、例えば、12N/15mm以上、及び17N/15mm以上のいずれかであってもよい。
一方、前記剥離強度が25N/15mm以下である包装体は、より容易に実現できる。
本実施形態のより好ましい包装体としては、例えば、蓋材及び底材のシールによって構成されたブリスターパック包装体であり、前記底材が前記樹脂フィルムの成形体であるブリスターパック包装体が挙げられる。
なお、図2以降の図においては、既に説明済みの図に示すものと同じ構成要素には、その説明済みの図の場合と同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
蓋材11及び底材12は、いずれも熱可塑性樹脂を含む。
底材12は、上述の本発明の一実施形態に係る樹脂フィルムの成形体であり、例えば、図1に示す樹脂フィルム1の成形体であってもよい。
底材12の軟化点は140℃以下である。
これらの特性を有するブリスターパック包装体101のシール強度は、十分に高い。
ブリスターパック包装体101の収納部19には、収納物8が密封収納される。
より具体的には、底材12においては、複数本のスリット129が、ブリスターパック包装体101の幅方向に、互いに平行に形成されている。そして、それぞれのスリット129は、ブリスターパック包装体101の幅方向の全域に形成されている。スリット129が形成されていることで、収納部19の特定数ごとに、ブリスターパック包装体101が容易に分割可能となっており、ブリスターパック包装体101の利便性が高くなっている。
蓋材11と底材12が同種の熱可塑性樹脂を含んでいる場合、ブリスターパック包装体101の再利用適性が高い。
本実施形態の好ましい包装体の一例としては、蓋材及び底材のシールによって構成されたブリスターパック包装体であって、
前記底材が樹脂フィルムの成形体であり、
前記樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂を含み、
前記熱可塑性樹脂の結晶子サイズが90Å以上であり、
前記樹脂フィルムの軟化点が140℃以下であり、
前記樹脂フィルムが、前記熱可塑性樹脂としてプロピレン系樹脂を含み、
前記樹脂フィルムにおいて、前記樹脂フィルムの総質量に対する、前記熱可塑性樹脂の含有量の割合が、80質量%以上であり、
前記樹脂フィルムにおいて、前記熱可塑性樹脂の含有量に対する、前記プロピレン系樹脂の含有量の割合が、80質量%以上であり、
前記蓋材は、熱可塑性樹脂を含み、
前記蓋材が、前記熱可塑性樹脂としてプロピレン系樹脂を含み、
前記蓋材が、前記底材が含む前記熱可塑性樹脂と同種の前記熱可塑性樹脂を含む、包装体が挙げられる。
このような包装体において、前記蓋材が含む、前記底材が含む前記熱可塑性樹脂と同種の前記熱可塑性樹脂が、前記プロピレン系樹脂であることが好ましい。
前記底材が樹脂フィルムの成形体であり、
前記樹脂フィルムは、熱可塑性樹脂を含み、
前記熱可塑性樹脂の結晶子サイズが90Å以上であり、
前記樹脂フィルムの軟化点が140℃以下であり、
前記樹脂フィルムが、前記熱可塑性樹脂としてプロピレン系樹脂を含み、
前記樹脂フィルムにおいて、前記樹脂フィルムの総質量に対する、前記熱可塑性樹脂の含有量の割合が、80質量%以上であり、
前記樹脂フィルムにおいて、前記熱可塑性樹脂の含有量に対する、前記プロピレン系樹脂の含有量の割合が、80質量%以上であり、
前記蓋材は、熱可塑性樹脂を含み、
前記蓋材が、前記熱可塑性樹脂としてプロピレン系樹脂を含み、
前記蓋材が、前記底材が含む前記熱可塑性樹脂と同種の前記熱可塑性樹脂を含み、
前記底材において、前記底材の総質量に対する、前記蓋材が含む前記熱可塑性樹脂と同種の前記熱可塑性樹脂の含有量の割合が、80~100質量%であり、
前記蓋材において、前記蓋材の総質量に対する、前記底材が含む前記熱可塑性樹脂と同種の前記熱可塑性樹脂の含有量の割合が、80~100質量%である、包装体が挙げられる。
このような包装体において、前記蓋材が含む、前記底材が含む前記熱可塑性樹脂と同種の前記熱可塑性樹脂が、前記プロピレン系樹脂であることが好ましい。
本実施形態の包装体は、上述の本発明の一実施形態に係る樹脂フィルムを用いる点以外は、公知の包装体の場合と同じ方法で製造できる。
例えば、収納対象物を収納しつつ、前記樹脂フィルムと、前記他の樹脂フィルムと、をヒートシールすることにより、本実施形態の包装体を製造でき、前記樹脂フィルムと、前記他の樹脂フィルムと、のいずれか一方又は両方は、その製造後にさらに、成形されていてもよいし、成形されていなくてもよく、ヒートシールの温度が過度に高くなくても、シール強度が十分に高い包装体が得られる。
ヒートシールの温度が高くなくても、シール強度が十分に高くなる、という本発明の効果が顕著に得られ、さらに、前記樹脂フィルム又は他の樹脂フィルムの溶融による不具合の発生の抑制効果が高くなる点では、ヒートシールの温度は、160℃未満であることが好ましく、155℃以下であることがより好ましく、例えば、150℃以下、及び145℃以下のいずれかであってもよい。
一方、シール強度がより高くなる点では、ヒートシールの温度は、110℃以上であることが好ましい。
一実施形態において、ヒートシールの温度は、例えば、110℃以上160℃未満、110~155℃、110~150℃、及び110~145℃のいずれかであってもよい。ただし、これらはヒートシールの温度の一例である。
ここに示したヒートシールの温度は、例えば、前記樹脂フィルムと、前記他の樹脂フィルムと、が含む熱可塑性樹脂が、いずれもプロピレン系樹脂である場合に、特に好適である。
前記他の樹脂フィルムを成形する場合には、前記樹脂フィルムの場合と同じ方法で成形できる。
hPP:ホモポリプロピレン(住友化学社製「住友ノーブレン(登録商標)FS2011DG2」、融点158℃、メルトフローレート(230℃)2.5g/10min)
rPP(1):ポリプロピレンランダムコポリマー(プロピレン-エチレン2元共重合体、プライムポリマー社製「J242WB」、融点140℃、メルトフローレート(230℃)1.3g/10min)
rPP(2):ポリプロピレンランダムコポリマー(プロピレン-エチレン2元共重合体、三井化学社製「X7080」、融点83℃、メルトフローレート(230℃)7g/10min)
<<底材用樹脂フィルムの製造>>
<樹脂組成物の製造>
室温下で、前記hPP(10質量部)と、前記rPP(1)(90質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(1)を製造した。
前記樹脂組成物(1)を押出し成形することにより、無延伸の長尺の底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)を製造した。
X線回折装置(Rigaku社製「Ultima IV」)を用い、上記で得られた底材用樹脂フィルムについて、下記測定条件でX線回折測定を行った。そして、上述のシェラーの式に基づいて、結晶子サイズを算出した。結果を表1に示す。
(測定条件)
線源:CuKα
管電圧:40kV
管電流:40mA
測定範囲:5°≦2θ≦40°
走査軸:2θ/θ
測定方法:FT
計数単位:Counts
ステップ幅:0.01°
計数時間:3秒
発散スリット:2/3°
発散縦制限スリット:10mm
散乱スリット:2/3°
受光スリット:0.5mm
モノクロ受光スリット:0.5mm
上記で得られた長尺の底材用樹脂フィルムに、下記成形条件で凹部を多数形成することで、底材を作製した。
(成形条件)
成形型:レンズ状、サイズ(間口径)φ10、ポケット深さ5.0mm
加熱板:ピンポイント加熱板
加熱板温度:138℃
プラグ温度:20℃
成形ブロー圧力:0.45MPa
上記で得られた底材と、前記蓋材用樹脂フィルムと、をシール温度140℃、シール時間0.5秒、シール圧力0.45MPa(4.6kgf/cm2)の条件で、ヒートシールした。このとき、底材の前記凹部が開口している側の面を、蓋材用樹脂フィルムとシールした。
以上により、底材の多数の凹部が蓋材によって封止されて構成されたブリスターパック包装体を製造した。
<軟化点の測定>
上記で得られた底材用樹脂フィルムについて、熱機械分析装置(日立ハイテク社製「TMA7100」)を用いて、下記条件で軟化点を測定した。結果を表1に示す。
(測定条件)
測定モード:針入モード
TMA針入プローブの先端径:1mm
測定温度範囲:25~200℃
昇温速度:5℃/min
上記で得られた底材用樹脂フィルムと、前記蓋材用樹脂フィルムとを、オートカップシーラー(エーシンパック工業社製「EPK-半自動OLL」)を用い、シール温度140℃、シール時間0.5秒、シール圧力0.45MPa(4.6kgf/cm2)の条件で、ヒートシールした。
得られたシール体から、幅が15mmの試験片を切り出した。
引張試験機(エー・アンド・デイ社製「TENSILON RTG-1310」)を用いて、前記試験片において、底材用樹脂フィルムと、蓋材用樹脂フィルムと、のシール面同士が180°の角度を為すように、剥離速度200mm/minで、蓋材用樹脂フィルムを底材用樹脂フィルムから剥離した。そして、このときの剥離強度を測定した。結果を表1中の「底材用樹脂フィルムの剥離強度(N/15mm)」の欄に示す。
上記で得られたブリスターパック包装体から、底材中の凹部が2行5列(合計10個)分となる大きさの試験片を、16枚切り出した。
少量の青色染料で染色した水(以下、「染色水」と称する)を水槽内に注ぎ、水層内の上部に隙間を残した。この水層内の染色水中に、錘を付けた、16枚の前記試験片を沈めた。そして、この状態で水層を密封した。密封したこの水層の上部には、水層内を減圧するための真空ポンプを接続できる接続口を設け、さらに、水層内の圧力を測定するための圧力計を設けた。密封後、前記接続口に真空ポンプを接続し、真空ポンプを稼働させて、水層内の前記隙間内の圧力が0.05MPaになるまで減圧した。そして、この減圧状態を10分間維持した。
次いで、減圧を解除し、水層を開けて、染色水中からすべての試験片を引き上げた。これらすべての試験片を目視観察し、凹部内への染色水の侵入の有無を確認し、下記基準に従って、蓋材及び底材の密着性を評価した。結果を表1中の「包装体における蓋材及び底材の密着性」の欄に示す。
[評価基準]
A:160個のすべての凹部において、その内部への染色水の侵入が認められず、蓋材及び底材の密着性が高い。
B:少なくとも1個の凹部において、その内部への染色水の侵入が認められ、蓋材及び底材の密着性が不十分である。
[実施例2]
室温下で、前記hPP(20質量部)と、前記rPP(1)(80質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(2)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(2)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表1に示す。
室温下で、前記hPP(30質量部)と、前記rPP(1)(70質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(3)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(3)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表1に示す。
室温下で、前記hPP(40質量部)と、前記rPP(1)(60質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(4)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(4)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表1に示す。
室温下で、前記hPP(49質量部)と、前記rPP(1)(51質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(5)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(5)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表1に示す。
室温下で、前記hPP(10質量部)と、前記rPP(2)(90質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(6)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(6)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表1に示す。
室温下で、前記hPP(20質量部)と、前記rPP(2)(80質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(7)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(7)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表1に示す。
室温下で、前記hPP(30質量部)と、前記rPP(2)(70質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(8)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(8)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表2に示す。
室温下で、前記hPP(40質量部)と、前記rPP(2)(60質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(9)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(9)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表2に示す。
室温下で、前記hPP(49質量部)と、前記rPP(2)(51質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(10)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(10)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表2に示す。
樹脂組成物(1)に代えて前記rPP(1)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表2に示す。
樹脂組成物(1)に代えて前記rPP(2)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表2に示す。
樹脂組成物(1)に代えて前記hPPを用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパックを製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表2に示す。
室温下で、前記hPP(75質量部)と、前記rPP(1)(25質量部)と、を混合することにより、樹脂組成物(11)を製造した。
そして、樹脂組成物(1)に代えてこの樹脂組成物(11)を用いた点以外は、実施例1の場合と同じ方法で、底材用樹脂フィルム(厚さ300μm)及びブリスターパック包装体を製造し、底材用樹脂フィルムを評価した。結果を表2に示す。
比較例1~2においては、底材用樹脂フィルムが含む熱可塑性樹脂の結晶子サイズが188Å以上(188~211Å)であったものの、底材用樹脂フィルムの軟化点が142℃以上(142~152℃)であった。
101・・・ブリスターパック包装体
11・・・蓋材、11a・・・蓋材の一方の面(第1面)、11b・・・蓋材の他方の面(第2面)
12・・・底材、12a・・・底材の一方の面(第1面)、12b・・・底材の他方の面(第2面)、121・・・底材の凹部
19・・・ブリスターパック包装体の収納部
Claims (4)
- 熱可塑性樹脂を含む樹脂フィルムであって、
前記樹脂フィルムは、前記熱可塑性樹脂として、ホモポリプロピレン及びポリプロピレンランダムコポリマーを含み、
前記樹脂フィルムは、前記ポリプロピレンランダムコポリマーとして、プロピレン-エチレン2元共重合体を含み、
前記プロピレン-エチレン2元共重合体の230℃でのメルトフローレートが、0.5~6g/10min、又は4~11g/10minであり、
前記ホモポリプロピレンの230℃でのメルトフローレートが、0.5~6g/10minであり、
前記樹脂フィルムにおいて、前記ホモポリプロピレン及びプロピレン-エチレン2元共重合体の合計含有量に対する、前記プロピレン-エチレン2元共重合体の含有量の割合が、51~99質量%であり、
前記熱可塑性樹脂の結晶子サイズが90Å以上であり、
前記樹脂フィルムの軟化点が140℃以下である、樹脂フィルム。 - 前記樹脂フィルムが、ブリスターパック包装体の底材用である、請求項1に記載の樹脂フィルム。
- 請求項1又は2に記載の樹脂フィルムを用いて構成された、包装体。
- 前記包装体が、蓋材及び底材のシールによって構成されたブリスターパック包装体であり、
前記底材が前記樹脂フィルムの成形体であり、
前記蓋材が、前記底材が含む前記熱可塑性樹脂と同種の熱可塑性樹脂を含む、請求項3に記載の包装体。
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