JP7768749B2 - 空洞設備用足場の構築方法 - Google Patents

空洞設備用足場の構築方法

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Description

本発明は、例えば火力発電所のボイラ炉といった空洞設備においてその内部に設けられる空洞設備用足場の構築方法に関する。
従来、例えば火力発電所のボイラ炉といった空洞設備は、内部に空洞を有する略中空四角柱状に形成され、その底部は下方に向かうほど先細りとなったホッパー構造とされている(例えば特許文献1参照)。この底部Bには、図11に示すような空洞設備用足場1が組み立てられて設けられ、空洞設備用足場1は、例えばボイラ炉内部の補修等のメンテナンス時において用いられる。空洞設備用足場1は、所定の間隔を隔ててボイラ炉の底部Bの長手方向に複数設けられる。
空洞設備用足場1は、図12に示すように、複数の足場ブロック2(以下、足場ブロックを総称する場合、符号2を用いる)が積み上げられてなる。空洞設備用足場1では、底部Bの最下部に第1足場ブロック21が設置され、その上層に第2足場ブロック22及び第3足場ブロック23が側面方向から見て左右略対称に設置され、さらにその上層に左右方向に広がるように3つの足場ブロックが設置される。
ここで、例えば第1足場ブロック21は、図13に示すように、一対の側面壁部6を有する枠状のフレーム3、フレーム3上に設けられた作業床4、作業床4の両端部から高さ方向に延びた一対の門型支柱7、一対の斜材9及び一対の門型支柱7間に設けられた一対の手摺り11等によって概略構成される。
空洞設備用足場1が組み立てられる際には、各足場ブロック2は、それぞれ一つずつクレーン等で吊り上げられて移動され所望位置に設置される。より具体的には、足場ブロック2では、作業床4の下に掛け回された(図13及び図14参照)2本のワイヤーWがそれぞれ吊上げ部材Lに掛けられ、吊上げ部材Lがクレーン等で吊り上げられることにより足場ブロック2が移動される。
特開2014-201883号公報
しかしながら、この従来の空洞設備用足場1の構築方法では、複数の足場ブロック2を上方に積み重ねていく方法であるため、現場作業者の作業性が非常に悪いといった欠点があった。すなわち、従来の構築方法では、図15に示すように、まず、底部Bの最下部に第1足場ブロック21が設置され、その後、現場作業者は、その第1足場ブロック21上で吊上げ部材Lに掛けられているワイヤーWの取り外し作業を行う。
次いで、図16に示すように、第1足場ブロック21の上層に第2足場ブロック22が設置される。この場合、現場作業者は、第1足場ブロック21上でそれと第2足場ブロック22とを連結するための作業を行う。例えば、第1足場ブロック21の門型支柱7及び斜材9の上端と、第2足場ブロック22のフレーム3とを連結する。
次に、現場作業者は、第2足場ブロック22を吊り上げていたワイヤーWを吊上げ部材Lから取り外す必要があるため、第2足場ブロック22上に昇り(矢印T1参照)、第2足場ブロック22上でワイヤーWの取り外し作業を行う。
その後、図17に示すように、第1足場ブロック21の上方であって第2足場ブロック22の側方に、第3足場ブロック23が設置される。この場合、現場作業者は、第1足場ブロック21と第3足場ブロック23とを連結する作業を行うため、再び、第1足場ブロック21上に降りる必要がある(矢印T2参照)。
さらに、現場作業者は、第3足場ブロック23のワイヤーWを取り外す必要があるため、第3足場ブロック23上に昇り(矢印T3参照)、第3足場ブロック23上でワイヤーWの取り外し作業を行う。
このように、従来の構築方法では、ワイヤーWが作業床4の下に掛け回されて吊上げ部材Lに掛けられているため、ワイヤーWの取り外し作業をその足場ブロック2上で行う必要がある。そのため、現場作業者は、高さ方向に積み上げられる足場ブロック2間において昇ったり降りたりを繰り返すことが必要であった。そのため、非常に作業性が悪いといった欠点があった。
また、このように、現場作業者が足場ブロック2間を昇ったり降りたりすると、誤って墜落する可能性があり、安全上好ましくないといった問題点もあった。例えば、第2足場ブロック22が設置される際には、第3足場ブロック23がまだ設置されていないため、第2足場ブロック22は不安定な設置状態にあり、このような状態で現場作業者が第2足場ブロック22に昇ったり第2足場ブロック22から降りたりすることは、安全上好ましくないものであった。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、現場作業者の作業性及び安全性を高めることのできる空洞設備用足場の構築方法を提供することをその課題とする。
本発明によって提供される空洞設備用足場の構築方法は、内部に空洞を有する空洞設備に対して複数の足場ブロックを一つずつワイヤーにより吊り上げて空中を移動させ、それらを積み上げて設置することにより空洞設備用足場を構築する方法であって、少なくとも、第1の足場ブロックを前記空洞設備の底部に設置する第1の工程と、前記第1の足場ブロックとは異なる第2の足場ブロックを前記第1の足場ブロックの上部に設置する第2の工程と、を有し、前記第1の足場ブロック及び第2の足場ブロックは、作業員が作業を行う作業床部と、前記作業床部の両端部から高さ方向に延びる支柱部と、をそれぞれ備え、前記作業床部には、前記足場ブロックを吊り上げる際に前記ワイヤーを係着自在に支持するためのワイヤー支持部材が取り付けられて用いられ、前記ワイヤー支持部材は、前記作業床部の側端部から立設された一対の側面壁部に貫通自在であるとともに、一端に略環状の固定掛止部を有する支持ボルトと、前記支持ボルトの他端に螺着自在である略環状の可動掛止部と、からなり、前記固定掛止部及び前記可動掛止部に前記ワイヤーがそれぞれ係着されることを特徴としている。
本発明の空洞設備用足場の構築方法において、前記第1の足場ブロック及び前記第2の足場ブロックとは異なる第3の足場ブロックを、前記第1の足場ブロックの上部であって前記第2の足場ブロックの側方位置に設置する第3の工程をさらに有し、前記第3の足場ブロックは、作業員が作業を行う作業床部と、前記作業床部の両端部から高さ方向に延びる支柱部と、を備え、前記作業床部には、前記足場ブロックを吊り上げる際に前記ワイヤーを係着自在に支持するためのワイヤー支持部材が取り付けられて用いられるとよい。
本発明によれば、足場ブロックを吊り上げるためのワイヤーを係着自在に支持するワイヤー支持部材が、足場ブロックの作業床部に取付けられているので、第1の足場ブロックの上部に第2の足場ブロックを設置する際、現場作業者は、第1の足場ブロック上で第2の足場ブロックの作業床部に取付けられているワイヤー支持部材からワイヤーを容易に取り外すことができる。そのため、従来の構築方法のように現場作業者は、足場ブロック間を昇ったり降りたりする必要がないので、現場作業者の作業性及び安全性を高めることができる。
本発明の空洞設備用足場の構築方法が適用される足場ブロックの構成を示す概略斜視図である。 ワイヤー支持部材のフレームに対する取付け状態を示す図である。 未使用時のワイヤー支持部材のフレームに対する取付け状態を示す図である。 足場ブロックに対するワイヤーの取付け状態を示す図である。 足場ブロックの設置手順を説明するための図である。 足場ブロックの設置手順を説明するための図である。 足場ブロックの設置手順を説明するための図である。 変形例のワイヤー支持部材の支持ボルトを示し、(a)は左側面図、(b)は正面図である。 変形例のワイヤー支持部材の可動掛止部を示し、(a)は左側面図、(b)は正面図である。 変形例における足場ブロックに対するワイヤーの取付け状態を示す図である。 空洞設備の概略斜視図である。 図11に示す空洞設備に設置される空洞設備用足場の概略側面図である。 従来の足場ブロックの構成を示す概略斜視図である。 従来の足場ブロックに対するワイヤーの取付け状態を示す図である。 従来の足場ブロックの設置手順を説明するための図である。 従来の足場ブロックの設置手順を説明するための図である。 従来の足場ブロックの設置手順を説明するための図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
なお、以下の説明においては、[背景技術]の欄で参照した図を再び参照する。また、[背景技術]の欄で説明した部材と同じものについては同符号で示す。
本実施形態に係る空洞設備用足場1の構築方法は、例えば火力発電所のボイラ炉といった空洞設備に適用される。火力発電所のボイラ炉は、その全体構造が内部に空洞を有する略中空四角柱状に形成されており、その底部Bは、図11に示したように、下方に向かうほど先細りとなったホッパー構造とされている。
空洞設備用足場1は、図12に示したように、複数の足場ブロック2が積み重ねられてなる。空洞設備用足場1は、ボイラ炉の最下部に設置される第1足場ブロック21と、その上層に側面方向から見て左右略対称に設置される第2足場ブロック22及び第3足場ブロック23と、さらにその上層に左右方向に広がるように設置される3つの足場ブロックとから構成される。
図1は、第1足場ブロック21の構成を示す概略斜視図である。なお、図1に示す第1足場ブロック21では、それを吊り上げるためのワイヤーWが取付けられた状態を示している。
第1足場ブロック21では、枠状(図略)のフレーム3の上部に略平板状の作業床4が設けられている。フレーム3は、平面視で略長方形状の本体部5(図4参照)と、作業床4の長手方向に沿って本体部5の左右端部から立設された一対の側面壁部6とからなる。作業床4は、この上面において現場作業者が作業を行うためのものである。
フレーム3の両端部には、一対の側面壁部6同士を結びかつ高さ方向に延びた一対の門型支柱7がそれぞれ設けられている。一対の門型支柱7は、フレーム3の両端部において対向して設けられている。これら門型支柱7は、この第1足場ブロック21の上部に設置される第2足場ブロック22または第3足場ブロック23を支持するためのものである。各門型支柱7は、それぞれの上端に第2及び第3足場ブロック22,23と連結するための側面視で略コの字状の連結部材8がそれぞれ設けられている。
一対の門型支柱7同士の間には、フレーム3の両側面壁部6に沿って門型支柱7の下部から互いに接近するように斜め方向にそれぞれ延びて先端部で接続され、略山状に形成された一対の斜材9が設けられている。一対の斜材9は、この第1足場ブロック21の上部に設置される第2足場ブロック22または第3足場ブロック23を支持するためのものである。一対の斜材9のそれぞれの先端接続部には、それらと連結するための側面視で略コの字状の連結部材10がそれぞれ設けられている。
また、一対の門型支柱7同士の間には、フレーム3の両側面壁部6に沿って左右方向に延びる一対の手摺部11が設けられている。一対の手摺部11のそれぞれは、左右方向に延びる上さん、中さん、下さん、及びそれらを接続するように上下方向に延びる3本の接続部材によって構成される。一対の手摺部11は、作業床4上で作業する現場作業者の墜落を防止するためのものである。
フレーム3の四方端には、高さ方向に延びるジャッキボルト12がそれぞれ設けられ、ジャッキボルト12の下端には、略平板状のジャッキベース13がそれぞれ設けられている。ジャッキベース13は、斜面を有する底部Bに沿うように第1足場ブロック21を支持するために斜め方向に傾けられて設けられている。
フレーム3の両端部には、斜め方向に広がるように延びる一対の梯子部材14がそれぞれ設けられている。各梯子部材14は、第1足場ブロック21の上部に設置される第2足場ブロック22及び第3足場ブロック23のそれぞれのジャッキベース13を支持するためのものである。
本実施形態では、第1足場ブロック21が吊り上げられる際に用いられるワイヤー支持部材15が第1足場ブロック21に複数取付けられている。ワイヤー支持部材15は、図2に示すように、略コの字状に形成されたコの字ボルト部16と、の両先端に螺着自在とされたナット部17とによって構成されている。
ワイヤー支持部材15は、フレーム3の一端側近傍と他端側近傍とにそれぞれ2個ずつ取付けられる。より詳細には、図4に示すように、フレーム3の一方の側面壁部6に形成された2つの貫通孔6a(図1の円内参照)に、コの字ボルト部16の先端部がフレーム3の外側から挿入され、側面壁部6の内側においてナット部17が螺着される。フレーム3の他方の側面壁部6にも同様の構成でワイヤー支持部材15が取り付けられる。
第1足場ブロック21の吊り上げ時には、4個のワイヤー支持部材15のそれぞれにワイヤーWが係着される。すなわち、フレーム3の側面壁部6とワイヤー支持部材15とで形成される隙間Sに、2本のワイヤーWのフックFが係着される(図1及び図4参照)。
なお、ワイヤー支持部材15は、第1足場ブロック21が吊り上げられない未使用時には、図3に示すように、コの字ボルト部16がフレーム3の側面壁部6の内側に押し込まれ、隙間Sを形成しないようになっている。
2本のワイヤーWは吊り上げ部材Lに掛けられ、吊り上げ部材Lはクレーン等によって吊り上げられて移動され、これにより、第1足場ブロック21が移動されて所望の位置に設置される。
なお、第2足場ブロック22及び第3足場ブロック23は、第1足場ブロック21とほぼ同様の構成とされているが、第2足場ブロック22は、その右側方に第3足場ブロック23が設置されるため、第1足場ブロック21に比して右側の梯子部材14がない構成とされる。また、第3足場ブロック23は、その左側方に第2足場ブロック22が設置されるため、第1足場ブロック21に比して左側の梯子部材14がなく、第2足場ブロック22の右側の門型支柱7と重複するため、左側の門型支柱7もない構成とされる。
次に、本発明の空洞設備用足場1の構築方法における足場ブロック2の設置手順について説明する。
まず、地面上等で第1足場ブロック21が組立てられる。このとき、フレーム3の側面壁部6には、図1及び図4に示したように、ワイヤー支持部材15が取り付けられ、ワイヤー支持部材15の側面壁部6と本体部16とによって形成される隙間Sには2本のワイヤーWのフックFが係着される。そして、第1足場ブロック21は、クレーン等で吊り上げ部材Lが吊り上げられることにより空中を移動され、ボイラ炉の底部Bの最下部に設置される。
第1足場ブロック21の設置が終了すれば、現場作業者は、その第1足場ブロック21上で吊り上げ部材Lに掛けられているワイヤーWの取り外し作業を行う(図5参照)。すなわち、フレーム3の側面壁部6に取付けられているワイヤー支持部材15に係着されたフックFを取り外す。これにより、第1足場ブロック21とワイヤーWとが切り離される。
次いで、例えば地面上等で第2足場ブロック22が組立てられ、第1足場ブロック21と同様に、ワイヤー支持部材15が取り付けられ、隙間SにワイヤーWのフックFが係着される。そして、第2足場ブロック22は、クレーン等で吊り上げ部材Lが吊り上げられて空中を移動され、第1足場ブロック21の上方であって底部Bの左斜面に沿うように設置される。
第2足場ブロック22が第1足場ブロック21の上方に設置されると、現場作業者は、第1足場ブロック21上で第2足場ブロック22のフレーム3と、第1足場ブロック21の門型支柱7の連結部材8及び斜材9の連結部材10とをそれぞれ連結する(図6参照)。
そして、現場作業者は、第1足場ブロック21上で吊り上げ部材Lに掛けられているワイヤーWの取り外し作業を行う。すなわち、現場作業者は、上方に手を伸ばし、ワイヤー支持部材15の隙間Sに係着されたフックFを取り外す。これにより、第2足場ブロック22とワイヤーWとが切り離される。
このように、ワイヤー支持部材15は、フレーム3の側面壁部6に取付けられているため、現場作業者は、第2足場ブロック22の下層の第1足場ブロック21上で第2足場ブロック22のワイヤーWの取り外し作業を容易に行うことができる。そのため、従来の構築方法のように、現場作業者は、第1足場ブロック21から第2足場ブロック22に昇る必要がない。
次に、第1足場ブロック21の上方であって第2足場ブロック22の側方に、例えば地面上等で組立てられた、第3足場ブロック23が設置される。この場合も、第3足場ブロック23は、第1及び第2足場ブロック21, 22と同様に、クレーン等で吊り上げ部材Lが吊り上げられて空中を移動される。
第3足場ブロック23が第1足場ブロック21の上方に設置されると、現場作業者は、第1足場ブロック21上で第3足場ブロック23のフレーム3と、第1足場ブロック21の門型支柱7の連結部材8及び斜材9の連結部材10とをそれぞれ連結する(図7参照)
そして、現場作業者は、第1足場ブロック21上で第3足場ブロック23のワイヤーWの取り外し作業を行う。すなわち、現場作業者は、上方に手を伸ばし、ワイヤー支持部材15の隙間Sに係着されたフックFを取り外す。これにより、第3足場ブロック23とワイヤーWとが切り離される。
この場合も、ワイヤー支持部材15は、第3足場ブロック23のフレーム3の側面壁部6に取付けられているため、現場作業者は、第3足場ブロック23の下層の第1足場ブロック21上で第3足場ブロック23のワイヤーWの取り外し作業を容易に行うことができる。そのため、従来の構築方法のように、現場作業者は、第2足場ブロック22から第1足場ブロック21に降りたり第3足場ブロック23に昇ったりする必要がない。
その後、図示していないが、第2足場ブロック22及び第3足場ブロック23の上方には、他の足場ブロック2が同様にして設置され、空洞設備用足場1が構築される。
このように、本実施形態では、ワイヤーWを係着自在に支持するためにワイヤー支持部材15が用いられているため、ワイヤーWの取り外し作業を下層の足場ブロック2上で行うことができ、従来の方法のように、現場作業者は、上下に積み上げられる足場ブロック間を登ったり降りたりを繰り返してする必要がない。そのため、現場作業者の作業性が向上された構築方法を提供することができる。
また、従来の構築方法のように、足場ブロック2間を登ったり降りたりしないため、現場作業者は、誤って足場ブロック2から墜落する可能性を極力少なくでき、安全上が向上された構築方法を提供することができる。
図8ないし図10は、ワイヤー取付部材の変形例を示す図である。このワイヤー支持部材25は、図8及び図9に示すように、螺刻された略棒状の支持ボルト26と、この一方端にナット部27によって螺着自在とされた略環状の可動掛止部28とからなる。支持ボルト26の他方端には、略環状の固定掛止部29が設けられている。
ワイヤー支持部材25は、一つの足場ブロック2に対して2セットずつ用いられ、フレーム3の一端側近傍と他端側近傍とにそれぞれ取付けられる。より詳細には、図10に示すように、フレーム3の一方の側面壁部6の外側から、支持ボルト26の一方端がフレーム3に挿入され、他方の側面壁部6から突出される。突出した支持ボルト26の他方端には、可動掛止部28が螺着される。
第1足場ブロック21の吊り上げ時には、2セットのワイヤー支持部材25のそれぞれにワイヤーWが係着される。すなわち、フレーム3の側面壁部6同士に取付けられたワイヤー支持部材25の可動掛止部28及び固定掛止部29のそれぞれに2本のワイヤーWのフックFが係着される(図10参照)。なお、足場ブロック2の設置後、フックFが取り外された場合、ワイヤー支持部材25自体は、第1足場ブロック21から取り外した状態にしてもよいし、そのまま取付けられた状態でもよい。
なお、本発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。例えば上記実施形態では、ワイヤー支持部材15が足場ブロック2のフレーム3に取付けられる構造としたが、ワイヤーWの取外しが下層の足場ブロック2から可能であるならば、ワイヤー支持部材15の取付け位置は、上記実施形態に限るものではない。また、上記足場ブロック2及びワイヤー支持部材15等は、上記した実施形態の形状、大きさ、数量及び位置関係等に限るものではない。
1 空洞設備用足場
2 足場ブロック
3 フレーム
4 作業床
6 側面壁部
7 門型支柱
9 斜材
11 手摺
14 梯子部材
15 ワイヤー支持部材
16 コの字ボルト部
17 ナット部
21 第1足場ブロック
22 第2足場ブロック
23 第3足場ブロック
B 底部(ボイラ炉の)
W ワイヤー

Claims (2)

  1. 内部に空洞を有する空洞設備に対して複数の足場ブロックを一つずつワイヤーにより吊り上げて空中を移動させ、それらを積み上げて設置することにより空洞設備用足場を構築する方法であって、
    少なくとも、第1の足場ブロックを前記空洞設備の底部に設置する第1の工程と、
    前記第1の足場ブロックとは異なる第2の足場ブロックを前記第1の足場ブロックの上部に設置する第2の工程と、を有し、
    前記第1の足場ブロック及び第2の足場ブロックは、
    現場作業者が作業を行う作業床部と、
    前記作業床部の両端部から高さ方向に延びる支柱部と、をそれぞれ備え、
    前記作業床部には、
    前記足場ブロックを吊り上げる際に前記ワイヤーを係着自在に支持するためのワイヤー支持部材が取り付けられて用いられ
    前記ワイヤー支持部材は、
    前記作業床部の側端部から立設された一対の側面壁部に貫通自在であるとともに、一端に略環状の固定掛止部を有する支持ボルトと、
    前記支持ボルトの他端に螺着自在である略環状の可動掛止部と、からなり、
    前記固定掛止部及び前記可動掛止部に前記ワイヤーがそれぞれ係着されることを特徴とする、空洞設備用足場の構築方法。
  2. 前記第1の足場ブロック及び前記第2の足場ブロックとは異なる第3の足場ブロックを、前記第1の足場ブロックの上部であって前記第2の足場ブロックの側方位置に設置する第3の工程をさらに有し、
    前記第3の足場ブロックは、
    現場作業者が作業を行う作業床部と、
    前記作業床部の両端部から高さ方向に延びる支柱部と、を備え、
    前記作業床部には、
    前記足場ブロックを吊り上げる際に前記ワイヤーを係着自在に支持するためのワイヤー支持部材が取り付けられて用いられる、請求項1に記載の空洞設備用足場の構築方法。
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