JP7770869B2 - 心電図解析装置およびその制御方法 - Google Patents

心電図解析装置およびその制御方法

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特許法第30条第2項適用 (1)配布日: 令和3年2月5日 配布場所: フクダ電子株式会内の文書管理システム(当該システムは関係者のみアクセス以可能であるが、配布日降、当該システムにアクセス可能な関係者を通じて第3者への配布が可能になった) 公開者: フクダ電子株式会社 配布した物の内容: 藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)のカタログのPDFデータファイル (2)販売日: 令和3年3月26日 販売した場所: フクダ電子広島販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子広島販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (3)販売日: 令和3年3月29日 販売した場所: 松吉医科器械株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、松吉医科器械株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (4)販売日: 令和3年3月30日 販売した場所: フクダ電子南東北販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子南東北販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (5)販売日: 令和3年3月31日 販売した場所: フクダ電子南東北販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子南東北販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (6)販売日: 令和3年3月31日 販売した場所: フクダ電子南関東販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子南関東販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。
特許法第30条第2項適用 (7)販売日: 令和3年5月21日 販売した場所: フクダ電子南関東販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子南関東販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (8)販売日: 令和3年6月24日 販売した場所: フクダ電子西部南販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子西部南販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (9)販売日: 令和3年7月20日 販売した場所: フクダ電子西関東販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子西関東販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (10)販売日: 令和3年7月28日 販売した場所: フクダ電子兵庫販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子兵庫販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (11)販売日: 令和3年8月23日 販売した場所: フクダ電子北陸販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子北陸販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (12)貸し出し日: 令和3年8月25日 貸し出した場所: フクダ電子京滋販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 貸し出した物の内容:フクダ電子株式会社が、フクダ電子京滋販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を貸し出した。
特許法第30条第2項適用 (13)貸し出し日: 令和3年9月6日 貸し出した場所: フクダ電子京滋販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 貸し出した物の内容:フクダ電子株式会社が、フクダ電子京滋販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を貸し出した。 (14)販売日: 令和3年9月28日 販売した場所: フクダ電子京滋販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子京滋販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (15)販売日: 令和3年9月29日 販売した場所: フクダ電子南東北販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子南東北販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。 (16)販売日: 令和3年9月30日 販売した場所: フクダ電子京滋販売株式会社 公開者: フクダ電子株式会社 販売した物の内容: フクダ電子株式会社が、フクダ電子京滋販売株式会社に、藤原裕貴、後藤貴文、吉岡枝里子、津川英範、野田和子が発明した外部機器との連携機能を搭載した製品(SCM-9000)を販売した。
本発明は心電図解析装置およびその制御方法に関する。
一般的な定期健診などで計測する安静時心電図計測のような短時間の計測では検出しづらい不整脈などの症状を検出するために、ホルタ心電計を用いた長時間心電図計測が行われている。ホルタ心電計で計測される長時間心電図は品質が一定でなく、また数万拍分の波形を含んでいる。そのため、心電図解析装置による自動解析結果に基づいて技師や医師がさまざまな検討を行うのが一般的である(特許文献1、2)。
長時間心電図の計測前に、検査技師は、ホルタ心電計が心電図計測に用いる記録媒体(例えばメモリカード)に対して被検者の情報を記録するといった準備作業を心電図解析装置を用いて行う。
ある被検者に対して長時間心電図を計測する場合、長時間心電図の計測以前に安静時心電図が計測されているのが一般的である。被検者の安静時心電図は、分解能の高い標準12誘導心電図であるため、例えば長時間心電図の計測の準備作業において、計測する誘導の決定などに有用であると考えられる。
特開2009-95552号公報 特開2020-130335号公報
しかしながら、従来、心電図解析装置において、特定の被検者に対して過去に計測された安静時心電図を利用するための機能は存在しなかった。
本発明はこのような従来技術の課題に鑑みてなされたものであり、その一態様において、特定の被検者に対して過去に計測された安静時心電図を利用可能な心電図解析装置およびその制御方法を提供する。
上述の目的は、長時間心電図データを解析する心電図解析装置であって、被検者に関する長時間心電図の計測準備のための画面に入力された被検者の識別情報に基づいて、被検者について過去に計測された安静時心電図データを、通信可能に接続された外部機器から取得する取得手段と、外部機器から取得した安静時心電図データに基づく心電図を表示装置に表示させる表示制御手段と、を有することを特徴とする心電図解析装置によって達成される。
このような構成により、本発明によれば、特定の被検者に対して過去に計測された安静時心電図を利用可能な心電図解析装置およびその制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る心電図解析装置の一例としての汎用コンピュータの機能構成例を示すブロック図である。 実施形態に係る心電図解析装置の動作に関するフローチャートである。 実施形態に係る心電図解析装置が提示する事前登録画面の一例を示す図である。 実施形態に係る心電図解析装置が提示する参照画面の例を示す図である。 実施形態に係る心電図解析装置が提示するデータの選択画面の例を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明をその例示的な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定しない。また、実施形態には複数の特徴が記載されているが、その全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
なお、以下の実施形態では、本発明をパーソナルコンピュータやタブレット端末のような汎用コンピュータで実施する場合に関して説明する。しかし、本発明は、メディアプレーヤ、スマートフォン、ゲーム機など、任意の電子機器で実施可能である。
図1は、本実施形態に係る心電図解析装置として機能可能な汎用コンピュータ100の機能構成例を示すブロック図である。制御部として機能するCPU1は、例えば記憶装置10に格納されているプログラムをRAM3に読み出して実行することにより、プログラムに応じた機能を実現する。例えば、汎用コンピュータ100で基本ソフト(OS)が稼働する状態で特定のアプリケーションプログラム(心電図解析アプリケーション)を実行することにより、汎用コンピュータ100が本実施形態に係る心電図解析装置として機能する。
記憶装置10は例えばハードディスクドライブ(HDD)やソリッドステートドライブ(SSD)などであり、基本ソフト(OS)、デバイスドライバ、アプリケーション、ユーザデータなどが記憶されている。メニュー画面などを表示するためのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)データ、ユーザ設定データ、アプリケーションの初期設定データなども記憶装置10に記憶される。
ROM2はブートストラップローダなど、コンピュータが起動するために必要なプログラムやファームウェア、各種の設定情報などが記憶されている。ROM2は少なくとも一部が書き換え可能であってよい。
RAM3はCPU1が実行するプログラムを展開する領域や、変数やデータ等の一時記憶領域として用いられる。また、RAM3の一部はビデオメモリとして用いられてもよい。
メモリカード4はカードスロット5に着脱可能な記録媒体であり、汎用コンピュータ100はカードスロット5に装着されたメモリカード4からデータを読み出したり、メモリカード4にデータを書き込んだりすることができる。本実施形態では、汎用コンピュータ100が、ホルタ心電計によって記録された長時間心電図などのデータを、メモリカード4を通じて取得するものとする。なお、汎用コンピュータ100は、自動解析する心電図のデータを他の方法で取得してもよい。例えば、後述する通信インタフェース20を通じた通信により、計測を行ったホルタ心電計から、あるいは計測済みの心電図のデータを保持する他の外部機器200から、自動解析する心電図のデータを取得してもよい。
表示部6は例えば液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイなどの表示装置と、表示制御回路などを有する。なお、図1では表示部6が汎用コンピュータ100に内蔵されている構成を示しているが、表示部6は外付けされてもよい。また、内蔵の表示部6と、外付けの表示部6との両方が含まれてもよい。
操作部8はユーザが汎用コンピュータ100に指示を入力する機器であり、代表的にはキーボード、ポインティングデバイス(マウスなど)、接触感知デバイス(タッチパネルなど)などの入力デバイスの1つ以上である。なお、キーボードはハードウェアキーボードであっても、ソフトウェアキーボードであってもよい。なお、タッチパネルは表示部6に設けられてもよいし、ノート型パソコンに多く見られるようなタッチパッドの形態であってもよい。
通信インターフェース(I/F)20は、汎用コンピュータ100が所定の規格に従って外部機器200と通信を行うためのハードウェアである。通信I/F20はサポートする通信規格に応じた構成、例えば、有線通信規格に準拠したコネクタ、無線通信規格に準拠した無線送受信機などを有する。通信I/F20は、複数の通信規格をサポートしてもよい。通信I/F20がサポートする通信規格に特に制限はないが、有線通信規格であればイーサネット(登録商標)およびUSBが、無線通信規格であればBluetooth(登録商標)および無線LAN(IEEE802.11x)が代表例である。
汎用コンピュータ100が通信可能な外部機器200は複数存在しうるが、以下の説明では、便宜上、外部機器200が検査データ管理装置であるものとする。検査データ管理装置は、安静時心電図を計測する心電計(据置型心電計)、血圧脈波検査装置、呼吸機能検査装置、心電図解析装置など、様々な検査機器や解析機器で得られた計測データやその解析結果などを、被検者情報と関連付けて管理する装置である。検査データ管理装置は、例えば被検者の識別情報(被検者ID)によって、同一被検者に関するデータを関連付けて管理することができる。
図1では外部機器200(検査データ管理装置)に接続可能な機器のうち、本発明の説明に関連する心電図解析装置(汎用コンピュータ100)および1台の据置型心電計210のみを示している。しかし、実際にはより多くの検査装置が外部機器200に接続されうる。
ホルタ心電計で計測された心電図の自動解析を利用するユーザ(例えば技師)は、記憶装置10に記憶されている自動解析アプリケーションを、汎用コンピュータ100で稼働するOSに応じた操作方法によって起動する。CPU1が自動解析アプリケーションを記憶装置10からRAM3に読み出して実行することにより、汎用コンピュータ100が心電図解析装置として機能する。以下、心電図解析装置として機能する汎用コンピュータ100を、心電図解析装置100という。
次に、CPU1が自動解析アプリケーションを実行することによって実現する、心電図解析装置100の動作のうち、長時間心電図の計測準備に関する動作について、図2に示すフローチャートを用いて説明する。
S201でCPU1は、自動解析アプリケーションを起動すると、所定の外部機器200(ここでは検査データ管理装置)と通信可能であるか否かを判定する。CPU1は、例えば通信I/F20を通じて所定の外部機器200の検出コマンドを送信するなど、予め定められた動作を行うことにより、所定の外部機器200と通信可能であるか否かを判定することができる。CPU1は、所定の外部機器200と通信可能であると判定されればS203を実行し、判定されなければS225を実行する。S225以降の処理は従前の事前登録動作に相当する。
S203でCPU1は、事前登録画面を表示するとともに、事前登録画面に含まれる12誘導心電計データ参照ボタン(以下、単に12誘導参照ボタンという)を有効化する。図3に、事前登録画面300の例を示す。
事前登録画面300はホルタ心電図の計測前に実行する事前登録の機能を実行可能な画面である。CPU1は、例えば自動解析アプリケーションおいてユーザログインが成功した後の初期画面として表示されるメイン画面の表示中に、所定の操作を検出したことに応じて事前登録画面300を表示する。なお、CPU1は、任意の他の条件に応じて事前登録画面300を表示することができる。
事前登録画面300は、被検者属性タブ301および記録器設定タブ302を有し、タブの選択により被検者属性画面と記録器設定画面を切り替え可能である。図3は被検者属性タブ301が選択されている状態を示している。表示画面に含まれるタブやボタンといったGUIパーツに対する操作は、例えば操作部8を通じたタッチ操作もしくはマウスクリック操作などであってよい。
被検者属性画面は、被検者の情報や医療機関の担当者、ホルタ計測の目的などの情報を入力可能である。検査データ管理装置と通信可能な場合、被検者の識別情報である被検者IDを入力欄303に入力すると被検者属性取得ボタン304が有効になる。被検者属性取得ボタン304の操作を検出すると、CPU1は外部機器200に被検者IDを含んだ情報要求を送信する。CPU1は、要求に応じて外部機器200から受信した被検者情報を、被検者属性画面に自動入力(反映)させることができる。
登録情報選択領域305は、事前登録する情報の種類を選択する領域である。ここでは、被検者属性(被検者情報)と、記録器設定とを任意に選択可能である。ただし、ホルタ心電計は機種によって事前登録した記録器設定を利用可能なものと利用できないものがある。そのため、初期値は非選択状態である。また、記録器設定画面で設定する、これからホルタ計測に用いようとしている記録器の機種が、事前登録した記録器設定を利用できない機種の場合、記録器設定を選択状態にすることはできない。一方、被検者属性は基本的に機種によらず事前登録するため、初期値で選択状態となっている。
CPU1は、書き込みボタン306の操作を検出した場合、事前登録動作を実行する。すなわち、CPU1は、事前登録画面300に入力されている情報を、登録情報選択領域305の選択状態に応じて、メモリカード4、または通信I/F20を通じて通信可能に接続されたホルタ心電計が有する記録媒体に、事前登録情報として記録する。
CPU1は、ファイル消去ボタン307の操作を検出すると、事前登録先の記録媒体に記録されている検査データや事前登録情報を削除する。ファイル消去ボタン307は、複数の被検者に対する検査データが混在しないよう、事前登録を行う前に不要なデータを削除するためのボタンである。
12誘導参照ボタン308は、入力欄303に入力されている被検者IDに関連付けて外部機器200に登録されている検査データのうち、安静時に計測された標準12誘導心電図のデータを参照するためのボタンである。
S205でCPU1は、事前登録画面300において12誘導参照ボタン308の操作を検出したか否かを判定する。CPU1は、12誘導参照ボタンの操作を検出したと判定されればS207を実行し、判定されなければS225を実行する。なお、他のボタンやメニューに対する操作が検出された場合、CPU1は操作が検出されたボタンやメニューに応じた動作を実行したのち、S225を実行する。事前登録画面300における12誘導参照ボタン308以外のGUI要素に対する操作に応じた動作は先に説明した通りである。
S207でCPU1は、事前登録画面300の入力欄303に入力されている被検者IDと、送信元情報(アドレスや識別情報など)を含んだデータ検索要求を、通信I/F20を通じて外部機器200に送信する。ここでは、外部機器200である検査データ管理装置が、要求元機器の種類に応じて送受信するデータの種別を決定するものとする。すなわち、要求元機器が心電図解析装置であれば、検査データ管理装置はホルタ心電計で計測された長時間心電図データが送受信の対象であると決定する。これは、一般的に、検査機器が他の種類の検査機器で計測されたデータを正しく取り扱うことができないためである。
したがって、S207でCPU1は、外部機器200に対し、要求元機器が心電図解析装置ではなく、安静時心電図を計測するための心電計(据置型心電計)であるデータ検索要求を送信する。例えば、データ検索要求に機器の種別が含まれる場合、CPU1は、据置型心電計の種別を含めたデータ検索要求を送信する。あるいは、データ検索要求のデータ形式が検査機器に応じて異なる場合には、据置型心電計が送信するデータ形式を有するデータ検索要求を送信する。これらは例示であり、心電図解析装置100が送信したデータ検索要求を、外部機器200に据置型心電計からのデータ検索要求であると認識させることが可能な他の任意の方法を用いることができる。
このように、心電図解析装置100が外部機器200に対して必要に応じて据置型心電計として振る舞うことにより、外部機器200の処理を変更する必要がないという利点がある。一方、外部機器200が、要求元機器の種別ではなく、要求に指定されたデータ種別を送受信の対象として決定する場合、心電図解析装置100が外部機器200に対して据置型心電計として振る舞う必要はない。この場合、CPU1は、例えば安静時心電図データを検索対象に指定したデータ検索要求を送信元機器の識別情報とともに外部機器200に送信すればよい。
外部機器200は、据置型心電計として振る舞う心電図解析装置100からデータ検索要求を受信すると、データ検索要求に含まれる被検者IDを用いて内蔵および/または外部の記憶装置に記憶されている検査データを検索する。そして、被検者IDに関して据置型心電計で計測した検査データが存在するか否かを判定する。なお、外部機器200は、例えばファイル名、拡張子、あるいはファイルヘッダに含まれる情報に基づいて、検査データの種類を判別することができるが、他の方法を用いてもよい。
据置型心電計が計測した検査データには、被検者情報、被検者の安静時標準12誘導心電図のデータ、データを解析して得られたパラメータなどが含まれる。被検者情報は、例えば被検者ID、氏名、年齢、性別などであってよい。また、パラメータは、例えば心拍数(HR)、RR間隔、PR間隔、QRS高さ、QT区間の長さ、QTS軸変異(°)などであってよい。なお、パラメータの種類は心電計の機種によって異なりうる。
据置型心電計では基本的に標準12誘導心電図が計測され、また被検者の安静時に計測することが想定されているため、心電図の品質も高い。また、計測時間が短い(10秒程度)であるため、サンプリング周波数もホルタ心電計より高く、より細かい波形の特徴を捉えることができる。そのため、波形情報が詳細であることはもちろん、得られるパラメータの数、精度とも、ホルタ心電計で計測される長時間心電図よりも優れている。
ホルタ心電計の中には標準12誘導心電図の記録が可能なものもあるが、日常生活を送りながら長時間連続して計測するにあたり、装着する電極数が多い標準12誘導心電図の計測はほとんど利用されていないのが実情である。また、仮にホルタ心電計で標準12誘導心電図を計測する場合でも、長時間の記録を実現するためにサンプリング周波数は据置型心電計よりも低い。また、計測中にノイズや電極装着状態の変化などの影響も受けやすいため、据置型心電計と同等の種類や精度のパラメータを求めることもできない。
このような、計測環境や計測方法の違いにより、ホルタ心電計で計測された標準12誘導心電図と、据置型心電計で計測された安静時標準12誘導心電図とはその性質が全く異なり、基本的に両者が互換的に用いられることはない。このような技術的背景から、本実施形態においては、ホルタ心電計で計測された標準12誘導心電図ではなく、据置型心電計で計測された標準12誘導心電図を取得するための動作を実行している。
外部機器200は、データ検索要求に含まれる被検者IDについて、据置型心電計で計測した検査データの検索結果を心電図解析装置100に送信する。検索結果は、検査データの収録日時(例えば計測開始日時)のリストであってよい。なお、検索の結果、該当する検査データが1つのみであれば、外部機器200は検索結果として該当する検査データの送信を開始してもよい。なお、検索結果に応じた外部機器200の動作は単なる例示である。心電図解析装置100が外部機器200から特定の被検者に関する安静時標準12誘導心電図の検査データを取得できれば、外部機器200とのやりとりや外部機器200の動作の詳細は本発明に影響を及ぼさない。
S209でCPU1は、通信I/F20を通じて外部機器200から検索結果を受信すると、検索結果を確認する。CPU1は、検索結果に含まれるリストに検査データの情報が含まれていなければ、該当する検査データが存在しないものと認識し、S225を実行する。一方、CPU1は、検索結果に含まれるリストに1つ以上の検査データの情報が含まれていれば、S211を実行する。なお、被検者IDに対応する検査データが1つであったことにより、外部機器200から検索結果として該当する検査データが送信されている場合、CPU1は処理をS215に進める。
S211でCPU1は、検索結果に含まれるリストに複数の検査データの情報が含まれているか否かを判定する。CPU1は、リストに複数の検査データの情報が含まれていると判定されればS213を、1つの検査データの情報が含まれていると判定されればS215を実行する。
S213でCPU1は、リストに含まれる情報を用いて、図5に示すような選択画面500を表示部6に表示させる。選択画面500は、データ番号と、被検者のIDと、検索で見つかった検査データ(据置型心電計で計測された検査データ)のリスト501を含む。リスト501はデータごとに選択可能に構成されている。ユーザ(検査技師)は、取得する検査データを、操作部8の操作を通じてリスト501上で選択状態とし、OKボタン502を操作することにより、所望のデータを選択することができる。一方、ユーザは、検査データの参照を取りやめたい場合にはキャンセルボタン503を操作する。キャンセルボタン503が操作された場合、CPU1は、選択画面500を消去し、S225を実行する。
選択画面500のOKボタン502の操作が検出されると、CPU1は、リスト501で選択されたデータの情報を取得し、選択画面500を消去した後、S215を実行する。
S215でCPU1は、検査データを外部機器200から取得する。検査データは任意の方法で取得することができる。CPU1は、例えば、検査データを特定可能な情報(例えば検索結果に含まれるリストにおけるデータ番号や収録日時など)を含んだ送信要求を外部機器200に送信する。外部機器200は送信要求を受信すると、送信要求に指定された検査データを読み出し、要求元である心電図解析装置100に送信する。これにより、心電図解析装置100は、要求した検査データを取得することができる。CPU1は、通信I/F20を通じて受信した検査データを、RAM3および/または記憶装置10に格納する。なお、S209の段階で検査データを受信している場合、CPU1はS215で改めて送信要求を外部機器200に送信することなく、受信した検査データをRAM3および/または記憶装置10に格納する。
S219でCPU1は、検査データに含まれる計測データおよびパラメータを用いて、12誘導心電図を表示する参照画面を例えば事前登録画面300とは別に表示する。図4に参照画面400の例を示す。
参照画面400は、パラメータ領域401と、波形領域407と、感度調整領域405と、閉じるボタン403とを有する。パラメータ領域401は、検査日時と、検査データに含まれる、心電図解析によって得られた各種のパラメータとを表示する領域である。波形領域407は、据置型心電計のプリントアウトと同様の形式で標準12誘導心電図を表示する領域である。感度調整領域405は、波形領域407に表示されている標準12誘導心電図の感度(倍率)を設定する領域である。ここでは感度ごとにラジオボタンを設け、ユーザが所望の感度に対応するラジオボタンを選択することによって心電図の感度を変更するものとした。しかし、感度を、プルダウンメニューなど、任意の他の手法を用いて選択可能に構成してもよい。
CPU1は、初期状態では予め定められた感度(ここでは×1)で波形領域407を生成する。感度調整領域405で他の感度が選択されると、変更後の感度を波形領域407に反映される。本実施形態では、外部機器200から検査データを取得し、CPU1が参照画面を生成(描画)しているため、波形領域407に表示する心電図の感度を動的に変更することができる。
ユーザ(検査技師)は、安静時に計測された標準12誘導心電図や、解析に基づくパラメータから、被検者に対するホルタ心電図計測の準備を行うにあたって有用な情報を得ることができる。
例えば、ユーザは、標準12誘導心電図から、ホルタ心電図を計測する際に、NASA、CM5、CC5、CM1、CM2、CM3など、一般的にホルタ心電図で計測される誘導のうち、どの誘導を計測するのが適切かを精度良く判断できる。また、ホルタ心電計における、計測時に使用する時定数や感度、ペースメーカ検出の要否といった設定値を、被検者に応じた適切な値に設定することができる。なお、ホルタ心電計の設定値は、ユーザが直接ホルタ心電計を操作して設定/変更してもよいし、事前登録情報を用いて設定が可能なホルタ心電計であれば、事前登録情報に設定値を含めてもよい。
なお、検査データに、検査技師が入力したコメントや心電図の判読を行った医師のコメントが含まれていれば、これらのコメントも参照画面400に表示するようにすれば、ホルタ心電図計測の条件や設定を一層適切なものとすることができる。ユーザは、参照画面400を用いてホルタ心電図で計測する誘導を決定したり、必要に応じて事前登録に含める設定内容を決定したりする。
S221でCPU1は参照画面400の閉じるボタン403が操作されたか否かを判定し、操作されたと判定されればS223を実行し、判定されなければS221を繰り返し実行する。ここでは、参照画面400を閉じない限り、事前登録画面300の操作はできないものとする。
S223でCPU1は、参照画面400を閉じ、S225を実行する。
S225でCPU1は、事前登録画面300で事前登録の実行操作(事前登録実行ボタンの操作)が行われたか否かを判定し、操作されたと判定されればS227を実行し、判定されなければS201を実行する。
S227でCPU1は、事前登録情報をメモリカード4または通信I/F20を通じて通信可能に接続されたホルタ心電計が有する記録媒体に記録し、図2に示す一連の動作を終了する。
なお、本実施形態では安静時に計測された心電図を長時間心電図の計測前の準備動作において参照する例について説明した。しかし、安静時心電図の参照は準備動作時に限らず有用である。例えば、長時間心電図の計測後、自動解析結果に対する判読時に安静時心電図を参照することで、長時間心電図の判読に有用な情報を得ることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、長時間心電図データを解析する心電図解析装置において、被検者について過去に計測された安静時心電図データを、通信可能に接続された外部装置から取得し、参照する機能を提供するようにした。そのため、ユーザは、被検者に対して長時間心電図を計測する際の設定に関してより適切な決定を行ったり、計測データの自動解析結果の判定をより適切に行うことができたりする。
また、本実施形態の心電図解析装置は、外部機器から安静時心電図データを取得する際、外部機器に対して据置型心電計として振る舞うことができる。そのため、外部機器が、計測データを、データを計測した機器と同種の機器にのみ提供する構成の場合であっても、安静時心電図データを取得することができる。また、外部機器の動作を変更する必要もない。
(他の実施形態)
本発明は、コンピュータを上述の実施形態において説明した心電図解析装置として機能させるプログラムとしても実施可能である。また、本発明は上述した実施形態の内容に制限されず、発明の精神および範囲から離脱することなく様々な変更及び変形が可能である。したがって、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
00…汎用コンピュータ(心電図解析装置)、1…CPU、4…メモリカード、10…記憶装置、200…外部機器(検査データ管理装置)

Claims (11)

  1. 長時間心電図データを解析する心電図解析装置であって、
    被検者に関する長時間心電図の計測準備のための画面に入力された前記被検者の識別情報に基づいて、前記被検者について過去に計測された安静時心電図データを、通信可能に接続された外部機器から取得する取得手段と、
    前記外部機器から取得した前記安静時心電図データに基づく心電図を表示装置に表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする心電図解析装置。
  2. 前記安静時心電図データが、標準12誘導心電図のデータであることを特徴とする請求項1に記載の心電図解析装置。
  3. 前記取得手段は、前記外部機器に対して心電計として通信することにより、前記安静時心電図データを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の心電図解析装置。
  4. 前記取得手段は、前記外部機器に対して心電図解析装置として通信することにより、前記被検者に関して計測された長時間心電図データを前記外部機器から取得することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の心電図解析装置。
  5. 前記取得手段は、前記安静時心電図データとともに、前記安静時心電図データの解析によって得られたパラメータを前記外部機器から取得し、
    前記表示制御手段は、前記心電図とともに前記パラメータを前記表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の心電図解析装置。
  6. 前記取得手段は、前記被検者に関する長時間心電図の計測準備のための画面が前記表示装置に表示されている状態で、前記安静時心電図データの取得が指示されたことに応じて、前記外部機器から前記安静時心電図データを取得することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の心電図解析装置。
  7. 前記取得手段は、前記被検者の識別情報に基づいて、前記外部機器から前記被検者に関する情報を取得し、前記計測準備のための画面に前記被検者に関する情報を反映させることを特徴とする請求項6に記載の心電図解析装置。
  8. 前記被検者に関する情報を、前記長時間心電図データの計測に用いる記録媒体に記録する記録手段をさらに有することを特徴とする請求項7に記載の心電図解析装置。
  9. 前記心電図解析装置が前記外部機器と通信可能であるか否かを判定する判定手段をさらに有し、
    前記心電図解析装置が前記外部機器と通信可能であると判定されない場合、前記取得手段は前記安静時心電図データの取得を行わない、
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の心電図解析装置。
  10. 長時間心電図データを解析する心電図解析装置の制御方法であって、
    被検者に関する長時間心電図の計測準備のための画面に入力された前記被検者の識別情報に基づいて、前記被検者について過去に計測された安静時心電図データを、通信可能に接続された外部機器から取得する取得工程と、
    前記外部機器から取得した前記安静時心電図データに基づく心電図を表示装置に表示させる表示制御工程と、
    を有することを特徴とする心電図解析装置の制御方法。
  11. コンピュータを、請求項1から9のいずれか1項に記載の心電図解析装置が有する各手段として機能させるためのプログラム。
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