実施形態は、竹材、セルロース、親水性ポリプロピレン、親水性ポリエチレンおよび親水性ポリエステルのうちの少なくとも1つを含む流体収集アセンブリ、前記流体収集アセンブリを備える流体収集システム、および前記流体収集アセンブリを形成および使用する方法を対象とする。例示的な流体収集アセンブリは、空洞、少なくとも1つの開口部、および流体排出口を少なくとも画定する流体不透過性バリアを備える。流体収集アセンブリは、空洞に配置された少なくとも1つの多孔質素材も備える。多孔質素材は、少なくとも1つの内層と少なくとも1つの外層とを備える。外層は、少なくとも1つの外側の多孔質素材を備える。本明細書では、外側の多孔質素材は、竹材、セルロース、親水性ポリプロピレン、親水性ポリエチレンまたは親水性ポリエステルのうちの少なくとも1つを指す。
使用中、流体収集アセンブリは、開口部が女性の尿道口に隣接して配置される、または男性の尿道口(すなわち陰茎)を受けるように、個人に接して配置することができる。個人は、尿、血液または汗などの1つ以上の体液を排出することができる。体液は、開口部を通ってかつ多孔質素材内へ流れることができる。体液は、流体排出口を介して空洞から除去することができる。一実施形態では、真空源から吸引力を空洞に加えることができ、それにより体液を空洞から除去する。
いくつかの従来の流体収集アセンブリは、疎水性の多孔質物質を備える。従来の流体収集アセンブリで用いられうる疎水性の多孔質素材の例には、疎水性のポリエステル発泡体、疎水性のポリエステルの織物、疎水性のポリエステルの圧迫包帯、スパンデックスの圧迫包帯、ポリアミドの圧迫包帯、疎水性のポリプロピレン発泡体、疎水性のポリプロピレンの織物、紡糸ナイロン繊維、または他の合成素材が含まれる。疎水性の多孔質素材は、有孔性と流体透過性を呈し、それにより、疎水性の多孔質素材が個人から体液を受け取り、自らを通して体液を流すことが可能となる。疎水性の多孔質素材はまた、本質的に疎水性を有する(すなわち、90°より大きい水との接触角を呈する)。疎水性の多孔質素材が疎水性を有することにより、疎水性の多孔質素材によって受け取られた体液は従来の流体収集アセンブリの流出口へと押し出され、体液が疎水性の多孔質素材内に留まることが阻害される。したがって、疎水性の多孔質素材が疎水性を有することにより、従来の流体収集アセンブリは、個人から1つ以上の体液を受けた後短時間で比較的乾燥し、皮膚の炎症および状態の悪化を回避する。しかし、疎水性の多孔質素材は、比較的良好でない吸水性およびウィッキング性(すなわち、毛細管力および/または毛細管圧によって動かされる体液の自発的な流れ)を呈することが判明している。特に、少なくとも初期には、疎水性の多孔質素材が疎水性を有することにより体液を受け取ることに抵抗し、疎水性の多孔質素材を濡らすことに抵抗するために、疎水性の多孔質素材は、比較的良好でない吸水性およびウィッキング性を呈する。疎水性の多孔質素材の吸水性およびウィッキング性が比較的良好でないことで、まず体液が疎水性の多孔質素材内に効果的に受け取られず、次いで体液が従来の流体収集アセンブリから漏出することが起こりかねない。疎水性の多孔質素材のウィッキング性が比較的良好でないことによって、体液が疎水性の多孔質素材の表面の相当部分を濡らすまで、疎水性の多孔質素材を通過する体液の流れが制限される場合があり、その結果、少なくとも初めのうちは、疎水性の多孔質素材を通過する体液の流れが制限され、疎水性の多孔質素材において体液に満ちた部分が局所化することが発生する場合がある。疎水性の多孔質素材を通過する体液の流れが制限され、かつ/または体液に満ちた部分が局所化する結果、疎水性の多孔質素材から体液が漏出することも起こりかねない。
いくつかの他の従来の流体収集アセンブリは、親水性の多孔質素材を備えることにより、疎水性の多孔質素材に関連したこれらの問題を解決しようとしている。従来の流体収集アセンブリで用いられる親水性の多孔質素材の例には、竹材以外の原料から形成されるコットンおよびレーヨンが含まれる。従来の流体収集アセンブリの親水性の多孔質素材は、比較的良好な吸水性およびウィッキング性を呈する。しかし、上述の疎水性の多孔質素材とは異なり、親水性の多孔質素材は自らによって受け取られた体液の相当量を保持し、長時間濡れた状態にあり続ける。親水性の多孔質素材が濡れた状態にあり続けるので、親水性の多孔質素材を備える従来の流体収集アセンブリは、皮膚の炎症および状態の悪化を回避するために、体液を受け取った後短時間使用することのみが可能である。
いくつかの他の従来の流体収集アセンブリは、いかなる多孔質素材も備えないことにより、または多孔質素材を個人の皮膚から離隔させることにより、疎水性および親水性の多孔質素材に関連したこれらの問題を解決しようとしている。しかし、いかなる多孔質素材も備えない、または皮膚から離隔した多孔質素材を備える従来の流体収集アセンブリは、体液を受け取ることが困難であり、体液の滞留が生じる場合があり、いずれにせよ結果として、体液の漏出、皮膚の状態の悪化、および皮膚の炎症が生じかねない。
上述の従来の流体収集アセンブリは、外部の流体収集アセンブリでありうる。外部の流体収集アセンブリは、個人の尿道管内に配置されない流体収集アセンブリである。外部の流体収集アセンブリは、内部の流体収集アセンブリ(例えば、フォーリーカテーテル)と比較してカテーテル関連尿路感染(「CAUTI(catheter-assisted urinary tract infections)」)のリスクを顕著に低減する。一実施形態では、従来の外部の流体収集アセンブリは、製造および梱包工程中に滅菌される。製造および梱包工程中に従来の外部の流体収集アセンブリを滅菌することは、特に従来の外部の流体収集アセンブリが多孔質素材を備える場合には、困難で時間がかかる場合がある。一実施形態では、従来の外部の流体収集アセンブリは、製造および梱包工程中に滅菌されない。従来の外部の流体収集アセンブリを滅菌しないことで、このような外部の流体収集アセンブリの製造および梱包が、従来の外部の流体収集アセンブリを滅菌する場合よりも大幅に容易で迅速になる。滅菌していない従来の外部の流体収集アセンブリであっても、従来の内部の流体収集アセンブリと比較するとCAUTIは顕著に発生しにくい。しかし、滅菌した従来の外部の流体収集アセンブリと比較すると、滅菌していない従来の外部の流体収集アセンブリではCAUTIが発生しやすい。また、従来の外部の流体収集アセンブリは滅菌していてもしていなくても、微生物による攻撃に脆弱であり、そのような流体収集アセンブリの使用中にCAUTIが発生しかねない。
本明細書で開示する流体収集アセンブリは少なくとも1つの外側の多孔質素材を備える。換言すると、本明細書で開示する流体収集アセンブリは、竹材、セルロース、親水性ポリプロピレン、親水性ポリエチレンまたは親水性ポリエステルのうちの少なくとも1つを含む。外側の多孔質素材により、本明細書で開示する流体収集アセンブリは従来の流体収集アセンブリに対する改良であることが可能になる。例えば、従来の流体収集アセンブリで用いられる疎水性の多孔質素材と同様に、外側の多孔質素材は、有孔性および流体透過性を有し、それにより外側の多孔質素材は自らの内に体液を受け取り、流すことが可能になる。しかし、疎水性の多孔質素材とは異なり、外側の多孔質素材は親水性であり、それにより外側の多孔質素材は比較的良好な吸水性およびウィッキング性を呈することが可能となる。外側の多孔質素材が比較的良好な吸水性およびウィッキング性を有することで、外側の多孔質素材から漏出が生じる可能性が減少する。また、外側の多孔質素材は、従来の流体収集アセンブリに用いられる他の親水性の多孔質素材に関連する上述の問題を呈しないことが、驚くべきことに判明している。例えば、外側の多孔質素材は自らの内に体液の相当量を保持しないことが判明している。そのようにして、外側の多孔質素材は、体液を受け取った後短時間で比較的乾燥しうる。したがって、外側の多孔質素材は、疎水性および親水性の多孔質素材の短所のうちの多くを呈することなしに、疎水性および親水性の多孔質素材と同じ利点のうちの多くを呈する。
外側の多孔質素材は、良好な流体透過性、良好な吸水性、良好なウィッキング性、および自らの内に体液の相当量を保持しないこと以外のいくつかの特性を呈する。一例では、外側の多孔質素材は、「柔軟感」と記述されるものを呈することで、外側の多孔質素材によって、外側の多孔質素材を備える流体収集アセンブリが他の素材を備える流体収集アセンブリよりも使用するのに快適になることが判明している。一例では、外側の多孔質素材は、他の従来の多孔質素材と比べてより良好な空気流の状態を呈し、それによってより容易に外側の多孔質素材が乾燥することが判明している。外側の多孔質素材は、以下でより詳細に検討するように、高速大量の製造工程においても使用することができる。
一実施形態では、外側の多孔質素材は1つ以上の化学物質を含むことがあり、それにより外側の多孔質素材が従来の多孔質素材に対する改良となる。例えば、外側の多孔質素材が竹材を含む場合には、外側の多孔質素材は竹材に自然に見出される物質であるバンブークン(bamboo kun)を含みうる。バンブークンによって、外側の多孔質素材は抗真菌特性およびグラム陽性菌とグラム陰性菌の双方に対して抗菌特性を呈する。したがって、外側の多孔質素材中にバンブークンが存在することによって、流体収集アセンブリを実際に滅菌しなくても、CAUTIの発生し易さは、流体収集アセンブリは滅菌した従来の外部流体収集アセンブリと実質的に同等となる。また外側の多孔質素材のバンブークンは、CAUTIを発生させうる感染性微生物による攻撃に脆弱ではない。バンブークンによって、外側の多孔質素材は、従来の流体収集アセンブリで用いられる多孔質素材とは異なり、臭気に抵抗性も有する。外側の多孔質素材が臭気への抵抗力を有することにより、外側の多孔質素材を備える流体収集アセンブリを使用することは、より煩わしさの少ないものとなるが、これは、従来の流体収集アセンブリとは異なり、外側の多孔質素材を備える流体収集アセンブリが尿または血液の感知できる臭気を有しにくいからである。従来の流体収集アセンブリの多孔質素材とは異なり、バンブークンによって、外側の多孔質素材はチリダニ、他の虫類、他の感染性微生物およびウィルスを撃退するようにもなる。バンブークンは、外側の多孔質素材を形成する竹が成長する間にもこれらの生物を撃退する。したがって、他の天然の多孔質素材を形成するのに用いられる素材(例えば、綿およびセルロース)とは異なり、外側の多孔質素材を形成する竹は、農薬、殺真菌剤および殺虫剤なしに育てることができる。この結果、外側の多孔質素材は、このような物質を除去するために外側の多孔質素材を処理する必要なしに、他の天然の多孔質素材と比べて、農薬、殺真菌剤および殺虫剤に汚染されている可能性がより低い。また、バンブークンにより、外側の多孔質素材は、従来の流体収集アセンブリにおいて用いられる他の多孔質素材よりも低アレルギー性となる。
竹材は、個人の尿道口の周りの敏感な領域(例えば、陰茎および膣の領域)に接して非常に快適でもある。例えば、竹材は体液を受け取り、除去することができる一方、体液を受け取った後に短時間で実質的に乾燥した状態にもなる。竹材は、従来の流体収集アセンブリで用いられるいくつかの多孔質素材よりも良好な熱の伝導材でもあり、それにより、外側の多孔質素材の通気性と相まって、個人の尿道口の周りの領域によって、生成される汗および保持される熱を減少させる。竹材はまた、軽量で触感が柔らかい。さらに、竹材は皺に抵抗性も有し、それにより不快を生じかねない外側の多孔質素材の表面の顕著な隆起が形成されなくなる。竹材はまた、上述した、その抗菌、抗真菌などの特性により、体液を受け取った後でも他の多孔質素材と比較して非常に清潔である。従来の流体収集アセンブリで用いられるいくつかの他の多孔質素材とは異なり、竹材を含む外層は環境親和的な、汚れに抵抗性を有するものでもある。
上述のように、外側の多孔質素材は、疎水性および親水性の多孔質素材の利点を呈する。しかし、外側の多孔質素材は、疎水性および親水性の多孔質素材のうちのいずれも、または少なくともほとんどが困難で費用および時間のかかる製造工程を経ることなしには呈さない、いくつかの利点も呈する。
図1Aは、一実施形態による、流体収集アセンブリ100の斜視図である。図1B~1Cは、図1Aに示す、それぞれ平面1B-1Bおよび平面1C-1Cに沿った、流体収集アセンブリ100の断面概略図である。この流体収集アセンブリは、女性の尿道口から体液を受け取るように構成された流体収集アセンブリの一例である。流体収集アセンブリ100は、流体不透過性バリア102を備える。流体不透過性バリア102は、空洞104、少なくとも1つの開口部106、および流体排出口108を少なくとも画定する。流体収集アセンブリ100は開口部106にわたって延在する空洞104に配置された少なくとも1つの多孔質素材110も備える。多孔質素材110は外層111と内層112とを備える。一実施形態では、外層111は少なくとも1つの外側の多孔質素材を含む。すなわち、外層111は、竹材、セルロース、親水性ポリプロピレン、親水性ポリエチレンまたは親水性ポリエステルのうちの少なくとも1つを含む。
流体不透過性バリア102は空洞104(例えば、内部領域)および開口部106を少なくとも画定する。流体不透過性バリア102は、体液を空洞104に一時的に貯蔵する。流体不透過性バリア102は、流体不透過性ポリマー(例えば、シリコーン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ネオプレン、ポリカーボネートなど)、金属薄膜、天然ゴム、別の好適な素材、本明細書で開示する任意の他の流体不透過性素材、またはそれらの組合せなどの、任意の好適な流体不透過性素材で形成することができる。したがって、流体不透過性バリア102は、体液が流体不透過性バリア102を透過するのを実質的に防止する。一実施例では、流体不透過性バリア102は空気透過性かつ流体不透過性でありうる。このような実施例では、流体不透過性バリア102は、複数の小孔を画定する疎水性素材で形成することができる。流体不透過性バリア102の少なくとも1つの外面の少なくとも1つ以上の部分は柔軟かつ/または円滑な素材で形成し、それにより傷の発生を軽減することができる。
開口部106は、体液が空洞104に入る進入ルートを提供する。開口部106は、流体不透過性バリア102の内縁部などの、流体不透過性バリア102によって画定することができる。例えば、開口部106は、流体不透過性バリア102内に形成され、かつ流体不透過性バリア102を通って延在し、その結果体液が流体収集アセンブリ100の外から空洞104に入ることが可能になる。
いくつかの実施例では、流体不透過性バリア102は、導管114を受け入れる大きさの流体排出口108を画定することができる。少なくとも1つの導管114は、流体排出口108を通して空洞104内に配置することができる。流体排出口108は、導管114または少なくとも1つのチューブに対して少なくとも実質的に流体密封の状態を形成するようなサイズおよび形状とすることができ、それにより体液が空洞104から漏出するのを実質的に防止することができる。
上述のように、流体収集アセンブリ100は、空洞104内に配置された多孔質素材110を備える。多孔質素材110は、開口部106の少なくとも一部(例えば、全て)にわたって存在することができる。多孔質素材110は、開口部106を通して空洞104の外部の環境に対して露出している。多孔質素材110は、外層111と、外層111とは別個の内層112とを備えうる。
多孔質素材110の外層111は、開口部106にわたって延在するように空洞104内に配置される。外層111は、内層112よりも個人の尿道口に近くなるように多孔質素材110内に配置される。換言すると、外層111は、始めに体液を個人から受け取る多孔質素材110の部分を含む。したがって、一実施形態では、外層111は外側の多孔質素材を含みうる。例えば、外層111は、始めに体液を受け取って体液が多孔質素材110から漏出しないようにするため、個人から排出された体液を迅速に受け取るように構成されている。上述のように、外側の多孔質素材は体液を迅速に受け取ることができ、したがって、外側の多孔質素材から外層111を形成することで、外層111は体液を迅速に受け取ることが可能になる。
一実施形態では、外側の多孔質素材は任意の竹素材から形成することができる。一実施例では、外側の多孔質素材は天然の竹から形成される。天然の竹は、他の竹素材よりも環境親和的である場合があり、非天然の竹材よりも製造過程が少なくて済む場合がある。一実施例では、外側の多孔質素材には、クロチク材(すなわち、phyllostachys nigraからの竹材)が含まれうる。クロチク材は他の種類の竹材よりも強い抗微生物特性を呈するが、他の種類の竹材も抗微生物特性を呈することが知られている。一実施例では、外側の多孔質素材には、竹材から形成されたレーヨンが含まれる。一実施例では、外側の多孔質素材は任意のセルロース素材から形成しうる。一実施例では、外側の多孔質素材は、他のセルロース素材よりも環境親和的でありうる天然由来のセルロースから形成される。一実施例では、外側の多孔質素材は、親水性ポリプロピレン、親水性ポリエチレンまたは親水性ポリエステルのうちの少なくとも1つから形成される。一般に、ポリプロピレン、ポリエチレン、およびポリエステルは疎水性の素材である。したがって、外側の多孔質素材には、その親水性を増大させる(例えば、水との接触角を減少させる)ために変性させられた、変性ポリプロピレン、変性ポリエチレン、または変性ポリエステルのうちの少なくとも1つが含まれうる。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、および/またはポリエステルは、熱(例えば、炎)、プラズマ処理、化学的接着促進剤(例えば、トルエンなどの溶媒)、素材の表面の円滑化、任意の他の好適な変性、またはそれらの組合せを用いて変性させることができる。一実施形態では、外側の多孔質素材は、竹材、セルロース、親水性ポリプロピレン、親水性ポリエチレンまたは親水性ポリエステルのうちの2つ以上のものから形成することができる。このような実施形態では、例えば、外側の多孔質素材は、バンブークンおよびセルロース、親水性ポリプロピレン、親水性ポリエチレンまたは親水性ポリエステルなどのより容易に入手可能な素材を含むことで、入手可能性のより低い素材を用いることに関連する物流上の問題を防止しつつも外側の多孔質素材が竹材の抗微生物特性を呈することができるように、竹材を含みうる。
一実施形態では、外側の多孔質素材は親水性でありうる。外側の多孔質素材が親水性であることで、外側の多孔質素材が自らの内に体液を迅速に受け取り、その結果、体液が短時間に大量に排出されることにより生じる体液の漏出を防止または少なくとも阻害することができる。外側の多孔質素材は、水(体液の主要な成分)との間で約0°~約10°、約5°~約15°、約10°~約20°、約15°~約25°、約20°~約30°、約25°~約35°、約30°~約40°、約35°~約45°、約40°~約50°、約45°~約55°、約50°~約60°、約55°~約65°、約60°~約70°、約65°~約75°、約70°~約80°、約75°~約85°、または約80°~90°である接触角を呈する場合、親水性でありうる。一般に、外側の多孔質素材の親水性が増大する(すなわち、外側の多孔質素材と水との間の接触角が減少する)と、外側の多孔質素材が一定時間に受け取ることができる体液の量が増大する。しかし、外側の多孔質素材の親水性が増大すると、外側の多孔質素材が体液を受け取った後に外側の多孔質素材内に保持される体液の量が増大しうる。したがって、外側の多孔質素材の親水性は、体液を迅速に受け取る必要に適度に応えつつ多孔質素材110の乾燥も保つことに基づいて選択することができる。例えば、大きな膀胱を有する個人に対して短時間用いるように構成された流体収集アセンブリ100は、平均から小さな大きさの膀胱を有する個人に対して長時間用いるように構成された流体収集アセンブリ100の外側の多孔質素材よりも強い親水性を呈する外側の多孔質素材を含みうる。
一実施形態では、外側の多孔質素材の親水性は、外側の多孔質素材を形成するのに用いられる竹材またはセルロース繊維の本来の特性でありうる。一実施形態では、外側の多孔質素材の親水性は、不純物または官能基のうちの少なくとも1つを外側の多孔質素材に加えること、さもなければ外側の多孔質素材を処理するか、外側の多孔質素材を外側の多孔質素材と異なる親水性を呈する素材で被覆することによって変える(例えば、増大させるか、減少させる)ことができる。例えば、竹材、セルロース、親水性ポリプロピレン、親水性ポリエチレンまたは親水性ポリエステルのうちの少なくとも1つの親水性は、変えることができる。外側の多孔質素材の親水性は温度、湿度、および他の要因に依存しうることが知られている。
多孔質素材110の外側の多孔質素材は、約50kg/m3~約100kg/m3、約75kg/m3~約125kg/m3、約100kg/m3~約150kg/m3、約125kg/m3~約175kg/m3、約150kg/m3~約200kg/m3、約175kg/m3~約225kg/m3、約200kg/m3~約250kg/m3、約225kg/m3~約275kg/m3、約250kg/m3~約300kg/m3、約275kg/m3~約325kg/m3、約300kg/m3~約350kg/m3、約325kg/m3~約375kg/m3、約350kg/m3~約400kg/m3、約375kg/m3~約425kg/m3、約400kg/m3~約450kg/m3、約425kg/m3~約475kg/m3、約450kg/m3~約500kg/m3、約475kg/m3~約525kg/m3、約500kg/m3~約550kg/m3、約525kg/m3~約575kg/m3、または約550kg/m3~約600kg/m3の密度を呈するように選択することができる。
上述のように、外側の多孔質素材は親水性の素材から形成することができ、それにより、外側の多孔質素材は自らの内に体液を保持することができる。外側の多孔質素材によって保持される体液量を減少させるために、外層111は比較的薄いように構成することができる。例えば、外層111は、約2mm以下、約1.5mm以下、約1.25mm以下、約1mm以下、約800μm以下、約700μm以下、約600μm以下、約500μm以下、約400μm以下、約300μm以下、約250μm以下、約200μm以下、約150μm以下、約130μm以下、約100μm以下、約75μm以下、約60μm以下、約50μm以下、約40μm以下、約30μm以下、約25μm以下、約20μm以下、または約20μm~約30μm、約25μm~約40μm、約30μm~約50μm、約40μm~約60μm、約50μm~約75μm、約60μm~約100μm、約75μm~約130μm、約100μm~約150μm、約130μm~約200μm、約150μm~約300μm、約200μm~約400μm、約300μm~約500μm、約400μm~約600μm、約500μm~約700μm、約600μm~約800μm、約700μm~約1mm、約800μm~約1.25mm、約1mm~約1.5mm、もしくは約1.25mm~約2mmの範囲である、長手方向軸118に垂直に測定された(例えば、半径方向に測定された)厚さを呈するように構成することができる。外層111の厚さが比較的少ないことで、外側の多孔質素材の全体積が減少し、それにより、外側の多孔質素材内に保持することができる体液の体積が減少する。外側の多孔質素材内に保持される体液の体積が減少することで、空洞104を通る気流が外側の多孔質素材内に保持されている体液を迅速に蒸発させ、それにより多孔質素材110を乾燥した状態に保つことが可能となる。さらに、外層111の厚さが減少することで、内層112がより多くの体液を外側の多孔質素材から引き込むことが可能となりうる。厚さが約1mmより大きく増えると、その中を通過する体液の流れに逆の影響が出る場合もあると判明していることに留意されたい。
多孔質素材110の外側の多孔質素材は、約10g/m2~約20g/m2、約15g/m2~約25g/m2、約20g/m2~約30g/m2、約25g/m2~約35g/m2、約30g/m2~約40g/m2、約35g/m2~約45g/m2、約40g/m2~約50g/m2、約45g/m2~約55g/m2、約50g/m2~約60g/m2、約55g/m2~約70g/m2、約60g/m2~約80g/m2、約70g/m2~約90g/m2、約80g/m2~約100g/m2、約90g/m2~約110g/m2、約100g/m2~約120g/m2、約115g/m2~約125g/m2、約120g/m2~約140g/m2、または約130g/m2~約150g/m2の目付を呈するように選択することができる。外側の多孔質素材の目付は、外側の多孔質素材の密度および厚さの関数である。したがって、外側の多孔質素材の目付は、外側の多孔質素材の密度および厚さと同じ理由のうちの任意の理由のために選択することができる。
上述のように、外側の多孔質素材は複数の繊維から形成される。複数の繊維は平均長および平均横方向寸法(例えば、直径)を呈しうる。一実施例では、複数の繊維は、約500μm~約2mm、約1mm~約3mm、約2mm~約4mm、約3mm~約5mm、約4mm~約6mm、約5mm~約7mm、約6mm~約8mm、約7mm~約9mm、約8mm~約1cm、約9mm~約1.2cm、約1cm~約1.4cm、約1.2cm~約1.6cm、約1.4cm~約1.8cm、約1.6cm~約2cm、約1.8cm~約2.25cm、約2cm~約2.5cm、約2.25cm~約2.75cm、約2.5cm~約3cm、約2.75cm~約3.25cm、約3cm~約3.5cm、約3.25cm~約3.75cm、約3.5cm~約4cm、約3.75cm~約4.25cm、約4cm~約4.5cm、約4.25cm~約4.75cm、約4.5cm~約5cm、約4.75cm~約5.5cm、約5cm~約6cm、約5.5cm~約6.5cm、約6cm~約7cm、約6.5cm~約7.5cm、約7cm~約8cm、約7.5cm~約8.5cm、約8cm~約9cm、約8.5cm~約9.5cm、または約9cm~約10cmである平均長を呈するように選択することができる。一実施例では、複数の繊維は、約1μm~約2μm、約1.5μm~約3μm、約2μm~約4μm、約3μm~約5μm、約4μm~約7μm、約6μm~約10μm、約8μm~約12.5μm、約10μm~約15μm、約12.5μm~約17.5μm、約15μm~約20μm、約17.5μm~約25μm、約20μm~約30μm、約25μm~約35μm、約30μm~約40μm、約35μm~約45μm、約40μm~約50μm、約45μm~約55μm、約50μm~約60μm、約55μm~約65μm、約60μm~約70μm、約65μm~約75μm、約70μm~約80μm、約75μm~約85μm、約80μm~約90μm、約85μm~約95μm、または約90μm~約100μmである平均横方向寸法を呈するように選択することができる。繊維の平均長および平均横方向寸法は、繊維がある平均縦横比を呈するように選択することができる。例えば、繊維の平均長および平均横方向寸法は、繊維が約100:1~約200:1、約150:1~約250:1、約200:1~約300:1、約250:1~約350:1、約300:1~約400:1、約350:1~約450:1、約400:1~約500:1、約450:1~約550:1、約500:1~約600:1、約550:1~約650:1、約600:1~約700:1、約650:1~約750:1、約700:1~約800:1、約750:1~約850:1、約800:1~約900:1、約850:1~約950:1、または約900:1~約1,000:1の平均縦横比(平均長:平均横方向寸法)を呈するように選択することができる。
繊維の平均長、平均横方向寸法、および平均縦横比は、いくつかの要因に基づいて選択することができる。一例では、縦横比が増大する(例えば、平均長さが減少する、かつ/または平均横方向寸法が増大する)と、外側の多孔質素材の耐久性が増すが、外側の多孔質素材の強度が減少することがある。一例では、繊維の縦横比が増大する(例えば、平均長さが増大する)と、繊維の機械的結合力が増大することがある。例えば、繊維の縦横比が増大すると、繊維がもつれやすくなり、それにより外側の多孔質素材の強度および耐久性が増大する。繊維のもつれによって、熱、化学的結合、または他の機械的結合(例えばニードルパンチングまたは高圧ウォータージェットによって生じるさらなるもつれ)などの、外側の多孔質素材に適用される他の結合技術を排除するか、その量を最小化することもできる。しかし、繊維の縦横比が増大すると、繊維を分散されることがより困難になりうる(例えば、外側の多孔質素材が均一であることが困難になりうる)。さらに、縦横比が増大すると、外側の多孔質素材を形成できる不織ウェブの種類が限定されることがある。例えば、平均長さの大きな(例えば、縦横比が大きな)繊維は、カーディングされたウェブでは使用できず、エアレイド製法のウェブで用いる必要がありうる。一例では、縦横比が減少すると、繊維のもつれが減少し、それにより、繊維をさらに結合することが必要となることがある。したがって、繊維の平均長、平均横方向寸法、および平均縦横比は、所望の強度、繊維間の機械的結合力、外側の多孔質素材の処理の量(例えば、熱などによって結合力を増大させるための処理がさらに望まれるか)、繊維を含む不織ウェブの種類、繊維の均一性などに基づいて選択することができる。
一般に、平均的な人は約10ml/s~約25ml/sの速度、例えば約6ml/s~約50ml/sの速度で尿を排出する。人が排尿する速度は、その人の体格や年齢によって異なりうる。外側の多孔質素材は、体液を受け取り、漏出を防ぐために、個人が体液を排出する速度に匹敵する速度で外側の多孔質素材の一部を通して体液を流すように選択することができる。例えば、外側の多孔質素材は、体液を受け取り、約6ml/sより大きい、約10ml/sより大きい、約20ml/sより大きい、約30ml/sより大きい、約40ml/sより大きい、約50ml/sより大きい、または約6ml/s~約10ml/s、約8ml/s~約12ml/s、約10ml/s~約15ml/s、約12.5ml/s~約17.5ml/s、約15ml/s~約20ml/s、約17.5ml/s~約22.5ml/s、約20ml/s~約25ml/s、約22.5ml/s~約27.5ml/s、約25ml/s~約30ml/s、約27.5ml/s~約35ml/s、約30ml/s~約40ml/s、約35ml/s~約45ml/s、もしくは約40ml/s~約50ml/sの範囲の速度で外側の多孔質素材の一部を通して体液を流すように選択することができる。
外側の多孔質素材が体液を受け取り、その一部を通って体液が流れる速度は、いくつかの要因に依存しうる。一例では、外側の多孔質素材が体液を受け取り、その一部を通って体液が流れる速度は、外側の多孔質素材の密度および目付と逆の依存関係にある場合があり、外側の多孔質素材の密度および/または目付が増大すると、外側の多孔質素材が体液を受け取り、その一部を通って体液が流れる速度は減少する場合があり、逆もまた成り立つ。一例では、外側の多孔質素材が体液を受け取り、その一部を通って体液が流れる速度は外側の多孔質素材の親水性に依存しうる。一例では、外側の多孔質素材が体液を受け取り、その一部を通って体液が流れる速度は、不織ウェブの種類(例えば、カーディングされたウェブ、ニードルパンチングされたウェブなど)に依存しうるが、これは不織ウェブの各種類は、外側の多孔質素材が体液を捕捉し輸送する異なった速度を呈しうるからである。
上述のように、外側の多孔質素材は少なくとも1つの不織ウェブから形成することができる。外側の多孔質素材は任意の好適な不織ウェブから形成することができる。一実施形態では、外側の多孔質素材の不織ウェブは、少なくとも1つのカーディングされたウェブを含む。カーディングされたウェブは、概ね同方向に配向しうる複数の繊維を含む。カーディングされたウェブの繊維が概ね同方向に配向することによって、カーディングされたウェブは異方性を有することになる。例えば、カーディングされたウェブの強度は、自らにかかる力が繊維と平行であるときに最大となるが、カーディングされたウェブの強度は、自らにかかる力が繊維の配向に対してより斜めまたは垂直になるにつれて減少する。したがって、カーディングされたウェブは、繊維の配向と概ね平行ではない、カーディングされたウェブにかかる力を軽減するように空洞104内に配置する必要がありうるか、カーディングされたウェブの思わしくない摩耗を避けるために、繊維間に(例えば、熱的または化学的な)追加の結合が必要となる。カーディングされたウェブを通る体液の始めの流れは、体液が繊維の配向に対して平行、斜め、または垂直であるかに依存して変わりうる。したがって、カーディングされたウェブを含むように不織ウェブを選択することにより、多孔質素材110の強度および流れ特性を繊維の配向に基づいて選択することが可能になる。繊維は概ね配向されているにしても、各繊維の配向はわずかに異なることがあり、その結果、カーディングされたウェブの有孔率は、カーディングされたウェブが本明細書で開示する密度、厚さ、目付、および流量のうちの任意のものを呈するように十分に高くなる。
一実施形態では、外側の多孔質素材の不織ウェブは少なくとも1つのニードルパンチングされたウェブを含みうる。ニードルパンチングされたウェブは、複数の繊維を含むシートから形成することができる。シートは、複数の不規則に配向した繊維(例えば、繊維が平面に概ね平行であり、平面内で不規則に配向している)、または、繊維の配向によって、そこを通る体液がより容易に流れうるため、複数の概ね配向した繊維を含みうる。複数の針(例えば、複数の逆刺付きの針)をシート中に、シートの厚さに概ね平行な方向で挿入し、それにより一部の繊維はもつれ、絡まり合う。例えば、針をシート中に挿入することにより、一部の繊維は再配向し、シートの表面からその内部に移動して、柱状体を形成する。針を挿入することで生じた繊維のもつれにより、繊維をともに接着するのに追加の結合が必要ないように、繊維が十分にもつれうる。繊維がもつれることで、ニードルパンチングされたウェブはカーディングされたウェブと比較してより等方的な特性を呈することがあり、したがって、空洞104内で特別な配向を取ること、または繊維の追加の結合が必要でなくなることがある。ニードルパンチングされたウェブは、良好な流れ特性を呈しうる。例えば、シート中に延在する針は、体液が容易にニードルパンチングされたウェブを垂直に通過して流れるようにする窪みを形成しうる。
一実施形態では、外側の多孔質素材の不織ウェブは、少なくとも1つのエアレイド製法のウェブを含みうる。エアレイド製法のウェブは、複数の不規則に配向した繊維を呈しうる。複数の不規則な繊維は、繊維がもつれ、ともに結合させる必要がないように十分に大きな長さを呈する場合があり、または繊維は接着される場合がある。繊維が不規則に配向しているために、エアレイド製法のウェブは、等方性を有し高い多孔率を呈する傾向がある。同様に、繊維が不規則に配向しているために、エアレイド製法のウェブは大きな厚みを呈しうる。エアレイド製法のウェブは、カーディングできない繊維(例えば、短い繊維)から形成することができる。
一実施形態では、外側の多孔質素材の不織ウェブは、少なくとも1つのスパンボンド製法のウェブを含みうる。スパンボンド製法のウェブは、繊維を絡めて繊維をベルト上に堆積させることにより形成される。その後、ベルトは次いで繊維を接着(例えば、熱的、機械的、または化学的に接着)させる装置まで運ぶ。一般に、スパンボンド製法のウェブでは、繊維は不規則に配向しているが、繊維はベルトが動く方向にやや偏っていることがある。繊維の配向が不規則であるために、スパンボンド製法のウェブは、等方性を有し高い多孔率を呈する傾向がある。同様に、繊維が不規則に配向しているために、スパンボンド製法のウェブは大きな厚みを呈しうる。スパンボンド製法のウェブは、比較的良好な吸水性を呈しうる。スパンボンド製法のウェブは、本明細書で開示する少なくともいくつかの不織ウェブよりも低い耐久性を呈しうる。具体的な一例では、不織ウェブは、外側の多孔質素材が竹材を含む場合にスパンボンド製法のウェブでありうるが、これは、竹材を含むスパンボンド製法のウェブは、スパンボンド製法のウェブが少なくともいくつかの他の素材を含む、または竹材が少なくともいくつかの他の不織ウェブに含まれる場合よりも良好な流体透過性、良好なウィッキング性を呈し、保持する体液がより少ないからである。
一実施形態では、外側の多孔質素材の不織ウェブは、少なくとも1つのスパンレース製法のウェブを含みうる。スパンレース製法のウェブは、不規則に配向した繊維を含むシートまたはカーディングされたウェブを提供することによって形成される。シートの厚さに概ね平行な高圧ウォータージェットが、シートに対して向けられる。ニードルパンチングされたウェブと同様に、高圧ウォータージェットにより、繊維の一部がシートの外部から内部に移動して柱状体を形成する。したがって、スパンレース製法のウェブはニードルパンチングされたウェブと同様に機能することができ、すなわち、スパンレース製法のウェブはカーディングされたウェブよりも等方性が大きい場合があり、窪みを含む。しかし、スパンレース製法のウェブは、ニードルパンチングされたウェブよりも小さい密度、大きい厚さ、または小さい目付のうちの少なくとも1つを呈しうる。したがって、スパンレース製法のウェブは、ニードルパンチングされたウェブよりも繊細である(例えば、耐久性が低い、または柔らかい)場合がある。より繊細なスパンレース製法のウェブは、ニードルパンチングされたウェブよりも患者の皮膚に快適に接触しうる。
一実施形態では、不織ウェブは、少なくとも1つの垂直ラッピング不織布を含みうる。垂直ラッピング不織布は、シートを垂直方向に重ねることによって形成されることで、垂直ラッピング不織布の厚さおよび長さに平行な面に沿った、垂直ラッピング不織布の断面は周期的な波状(例えば、正弦波状)の構造を示すようになる。シート内の折り目により、不織ウェブの繊維は折り目の間では垂直方向に優先的に配向し、折り目の繊維は水平方向に優先的に配向する。したがって、垂直ラッピング不織布によって、体液は水平方向と垂直方向の両方に吸い取られる。また、繊維が垂直方向に配向していることで、垂直ラッピング不織布は、高い真空圧下であっても潰れに対する抵抗性を有する。同様に、繊維が垂直方向に配向していることで、垂直ラッピング不織布は、垂直方向に配向した繊維に概ね平行な力が加えられた場合に、優れた弾性回復および局所的な変形も呈する。弾性回復および局所的な変形によって、吸引力および外力の両方が不織ウェブに加えられる場合に(例えば、流体収集アセンブリ100の表面に置かれるか、またはそれに対して押圧される場合に)不織布材料が潰れる可能性が最小化され、いかなる潰れも局所的かつ一時的である可能性が増大する。垂直ラッピング不織布は、低密度も示すことがあり、成型性が高い。垂直ラッピング不織布は、襞の間の距離を増減することによって、任意の好適な厚さを呈しうる。
一実施形態では、外側の多孔質素材の不織ウェブは、少なくとも1つの水平ラッピング不織布を含みうる。水平ラッピング不織布は、シートを水平方向に重ねることで形成される。シート内の襞により、不織ウェブの繊維は襞の間では垂直方向に優先的に配向し、襞における繊維は水平方向に優先的に配向する。したがって、水平ラッピング不織布によって、体液は水平方向と垂直方向の両方に吸い取られる。水平ラッピング不織布は、自らに形成される折り目の数を単に増やすことによって、大きな厚みを呈しうる。
一実施形態では、外側の多孔質素材の不織ウェブは、少なくとも1つのクロスラッピング不織布を含みうる。クロスラッピング不織布は、各層が隣接する層と平行でないことを除いて、水平ラッピング不織布と実質的に同様である。その代わりに、各層は先行する層に対して斜めに延在し、それにより、特に水平ラッピング不織布およびクロスラッピング不織布がカーディングされたウェブから形成される場合に、クロスラッピング不織布は水平ラッピング不織布よりも等方的な特性を呈する。
現行では、カーディングされたウェブ、ニードルパンチされたウェブ、エアレイド製法のウェブ、スパンレース製法のウェブ、スパンボンド製法のウェブ、垂直ラッピングされた不織ウェブ、水平ラッピングされた不織ウェブ、およびクロスラッピングされた不織ウェブが、外側の多孔質素材に含まれる対象になる好適な不織布ウェブであると考えられている。しかし、外側の多孔質素材は、カーディングされたウェブ、ニードルパンチされたウェブ、エアレイド製法のウェブ、およびスパンレース製法のウェブ以外の1つ以上の不織ウェブを含みうることが知られている。一例では、外側の多孔質素材は、湿式堆積ウェブが本明細書に開示する他の不織布ウェブと比較して低い耐久性を呈しうるにしても、湿式堆積ウェブを含みうる。一例として、外側の多孔質素材は、メルトブローン製法の不織ウェブを含んでもよいが、そのような不織ウェブは、用途によっては空隙率が低すぎる場合がある。
一実施形態では、外側の多孔質素材は不織ウェブの代わりまたはそれに加えて織布を含みうる。外側の多孔質素材を織物素材から形成することにより、外側の多孔質素材が不織素材から形成される場合よりも多孔質素材110の耐久性が増大しうる。しかし、外側の多孔質素材を織物素材から形成することで、多孔質素材110の圧縮性が低下し、それにより多孔質素材110がより不快となる場合があり、また漏出を限定する多孔質素材110を膣領域へ適合化させることをより難しくする場合がある。また、織物の外側の多孔質素材を形成することは、不織多孔質素材を形成することよりも難しい。したがって、織物の外側の多孔質素材を用いることで、物流上の問題が生じ、製造上の困難が増大し、費用が増大することがある。
外側の多孔質素材を含むように外層111を選択することで、体液がそこを通って流れることが容易になる。換言すると、外側の多孔質素材によって、体液が尿道口に近接する外層111の外面から内層112に隣接する外層111の内面に比較的迅速に流れることが容易になる。体液が外側の多孔質素材を通って比較的迅速に流れることにより、体液が内層112に迅速に流れることが可能となる。外側の多孔質素材によって、内層112が疎水性の素材を含む場合でも、体液が外側の多孔質素材から内層112内に迅速に流れうることが、驚くべきことに判明している。
外層111は、内層112の外面に配置することができる。一実施形態では、外層111は、外層111と内層112との間のエアギャップの形成を防止または少なくとも最小化するように、内層112の表面に配置される。本明細書では、エアギャップとは、外層111と内層112の平均孔径の合計よりも顕著に大きい(例えば、少なくとも5倍以上、または少なくとも10倍以上)、外層111と内層112との間の占拠物のない空隙を指す。一実施例では、外層111は、外層111に隣接する内層112の表面積の最大でも10%(例えば、多くとも7.5%、多く供5%、多く供3%、多く供2%、または多むとも1%)が、外層111に隣接するエアギャップを有するように、内層112の表面に配置される。上述のように、外層111の外側の多孔質素材によって受け取られる体液は、外側の多孔質素材から隣接する多孔質素材内に比較的自由に流れることが判明している。しかし、外層111と内層112との間のエアギャップは、体液が外層111および内層112から流れるのを阻害する障壁を形成する。したがって、外層111と内層112との間のエアギャップの形成を防止または少なくとも最小化することによって、体液が外層111と内層112との間を流れることが改善する。一実施例では、外層111を内層112の周囲に密着して包んで、両者の間にエアギャップが形成されないようにすることができる。
内層112は、外層111とは別個のものである。外層111は比較的折畳み易い、薄い、または別の形で容易に変形し易い素材から形成されうるため、内層112は外層111を支持するように構成されている。例えば、内層112は、外層111が内層112と流体不透過性バリア102との間に配置されるように配置することができる。そのようにして、内層112は外層111を支持し、その位置を維持することができる。内層112は、本明細書の上記で開示した外側の多孔質素材内の流体の任意のものなどの、体液を吸い取る、吸収する、吸着する、または別の形で体液の流体輸送を可能にすることがある任意の素材を含みうる。例えば、外側の多孔質素材は、内層112として用いる場合には、外層111におけるよりも密で堅い形態で用いることができる。内層112は、外層111よりも変型しにくい任意の流体透過性の素材から形成することができる。例えば、内層112は、多孔質のポリマー(例えば、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなど)構造体もしくはオープンセル発泡体を含みうる。一実施例では、内層112は、紡糸ナイロン繊維、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、またはポリ塩化ビニル発泡体を含みうる。いくつかの実施例では、内層112は、不織素材(例えば、垂直不織ウェブまたは本明細書で開示する任意の他の不織ウェブ)または織物の素材を含みうる。いくつかの実施例では、内層112は、綿、羊毛、絹、竹材、またはそれらの組合せなどの天然素材から形成することができる。そのような実施例では、撥水被覆などの、流体が素材内に吸収されるのを防止または制限するための被覆を有しうる。いくつかの実施例では、内層112は、布、フェルト、ガーゼ、またはそれらの組合せから形成することができる。
一実施形態では、内層112は、任意の体液を外層111から吸い取り去るように構成することができ、それにより体液が空洞104から流出するのを防止する。本明細書で指す透過性特性とは、ウィッキングり、毛細管作用、拡散、または他の同様な特性もしくは過程である場合があり、本明細書では「透過性(permeable)」および/または「wicking性」と称される。このような「ウィッキング性」および/または「透過性」の特性は、体液の内層112内への吸着を含まないなどの形で、体液を内層112の少なくとも一部の中に吸収することを含まない場合がある。別の言い方をすると、素材が体液にさらされ、しばらく体液から除去されていた後では、体液が素材内に実質的に吸収されない又は融け込まないことが発生しうる。吸収や融け込みが起こらないことが望まれるが、「実質的に吸収がない」という用語には、内層112内への体液の吸収および/または融け込み性(例えば、吸収率)には、内層112の乾燥重量の約30wt%未満、内層112の乾燥重量の、約20wt%未満、約15wt%未満、約10wt%未満、約7wt%未満、約5wt%未満、約3wt%未満、約2wt%未満、約1wt%未満、または約0.5wt%未満などの、公称量が含まれる。内層112は、以下でより詳細に検討するように、概ね空洞104の内部に向かって体液を吸い取ることもできる。一実施形態では、内層112は、少なくとも1つの吸収性または吸着性の素材を含みうる。
一実施形態では、内層112の少なくとも一部は疎水性でありうる。内層112は、約90°~約120°、約105°~約135°、約120°~約150°、約135°~約175°、または約150°~約180°の範囲内などの、約90°より大きい水(体液の主要な成分)との接触角を呈する場合に、疎水性でありうる。内層112が疎水性であることで、体液の内層112内での吸収、吸着、および融け込み性が制限され、それにより内層112内に保持される体液量が減少しうる。内層112の疎水性が低いことで、多孔質素材110が体液を尿道口から受け取ることが促進される場合があるとともに、内層112の疎水性によって、多孔質素材110内に保持される体液が制限される。
内層112は、約1mm以上、約2mm以上、約4mm以上、約6mm以上、約8mm以上、約10mm以上、約12mm以上、約14mm以上、約16mm以上、約18mm以上、約20mm以上、約22mm以上、約25mm以上、または約1mm~約4mm、約2mm~約6mm約4mm~約8mm、約6mm~約10mm、約8mm~約12mm、約10mm~約14mm、約12mm~約16mm、約14mm~約18mm、約16mm~約20mm、約18mm~約22mm、もしくは約20mm~約25mmの範囲である厚さ(例えば、半径および/または直径)を呈しうる。一般に、内層112の厚さが増すと、その中に一時的に貯蔵されうる、またはそこを通って流れうる体液量が増大し、それによって流体収集アセンブリ100で漏出が起こる可能性が減少する。しかし、内層112の厚さが増すと、空洞104にかかる吸引力が減殺されることがあり、流体収集アセンブリ100を尿道口に隣接して配置することが困難になることがある。
一実施形態では、内層112は少なくとも1つの内側の多孔質素材を含む。本明細書では、内側の多孔質素材は、垂直ラッピングされた不織素材、ポリウレタン発泡体、ポリ塩化ビニル発泡体、またはポリエチレン発泡体のうちの少なくとも1つを含む。内側の多孔質素材は、個人が短時間に大量の体液を排出した場合でも、個人から体液を迅速に受け取ることができる。一実施例では、内側の多孔質素材によって、体液が流体収集アセンブリの空洞を通って排出口(例えば、流体排出口または流体排出口を通って配置された導管の流入口)へと移動することが容易となり、その結果、多孔質素材110が乾燥した状態であり続けることが可能となりうる。さらに、外側の多孔質素材内に受け取られた体液は外側の多孔質素材から内側の多孔質素材内に容易に流れることができ、内側の多孔質素材は、さもなければ外側の多孔質素材内に留まっていたであろう体液を外側の多孔質素材から引き込むことが驚くべきことに判明している。
内側の多孔質素材が発泡体(すなわち、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、またはポリ塩化ビニル発泡体のうちの少なくとも1つ)を含む場合、内側の多孔質素材は、約5個の小孔/cm2~約7個の小孔/cm2、約6個の小孔/cm2~約8個の小孔/cm2、約7個の小孔/cm2~約9個の小孔/cm2、約8個の小孔/cm2~約10個の小孔/cm2、約9個の小孔/cm2~約11個の小孔/cm2、約10個の小孔/cm2~約12個の小孔/cm2、約11個の小孔/cm2~約13個の小孔/cm2、約12個の小孔/cm2~約14個の小孔/cm2、約13個の小孔/cm2~約15個の小孔/cm2、約14個の小孔/cm2~約16個の小孔/cm2、約15個の小孔/cm2~約17個の小孔/cm2、約16個の小孔/cm2~約18個の小孔/cm2、約17個の小孔/cm2~約19個の小孔/cm2、または約18個の小孔/cm2~約20個の小孔/cm2などの約5個の小孔/cm2~約20個の小孔/cm2を呈しうる。一般に、発泡体の小孔/cm2の数が増大すると、多孔質素材内に形成される相互接続された小孔の数が増大し、発泡体内に貯蔵できる体液量、および体液が発泡体を通って流れうる量と速度が増大する。しかし、発泡体の小孔/cm2の数が増大すると、発泡体の強度が減少する。したがって、発泡体の小孔/cm2はこれらの要因のバランスを取ることに基づいて選択することができる。
内側の多孔質素材が発泡体(すなわち、ポリウレタン発泡体、ポリエチレン発泡体、またはポリ塩化ビニル発泡体のうちの少なくとも1つ)を含む場合、内側の多孔質素材は、約75kg/m3~約90kg/m3、約80kg/m3~約100kg/m3、約90kg/m3~約110kg/m3、約100kg/m3~約120kg/m3、約110kg/m3~約130kg/m3、約120kg/m3~約140kg/m3、約130kg/m3~約150kg/m3、約140kg/m3~約160kg/m3、約150kg/m3~約170kg/m3、約160kg/m3~約180kg/m3、約170kg/m3~約190kg/m3、または約180kg/m3~約200kg/m3などの約75kg/m3~約200kg/m3の密度を呈しうる。一般に、内側の多孔質素材の密度が増大すると、内側の多孔質素材の強度が増大する。しかし、内側の多孔質素材の密度が増大すると、内側の多孔質素材の多孔率が減少することがあり、それにより、多孔質素材110内に一時的に貯蔵されうる体液の量が減少し、内側の多孔質素材を通る体液の流量が減少する。したがって、内側の多孔質素材の密度は、所望の密度、空隙率、および内側の多孔質素材を通る体液の流量のバランスを取ることに基づいて選択することができる。
内側の多孔質素材が垂直ラッピングされた不織素材を含む場合、内側の多孔質素材は約50kg/m2・cm以上、約75kg/m2・cm以上、約100kg/m2・cm以上、約125kg/m2・cm以上、約150kg/m2・cm以上、約175kg/m2・cm以上、約200kg/m2・cm以上、約250kg/m2・cm以上、約300kg/m2・cm以上、または約50kg/m2・cm~約100kg/m2・cm、約75kg/m2・cm~約125kg/m2・cm、約100kg/m2・cm~約150kg/m2・cm、約125kg/m2・cm~約175kg/m2・cm、約150kg/m2・cm~約200kg/m2・cm、約175kg/m2・cm~約250kg/m2・cm、もしくは約200kg/m2・cm~約300kg/m2・cmの範囲の密度を呈しうる。一般に、内側の多孔質素材の密度が増大すると、内側の多孔質素材の強度が増大する。しかし、内側の多孔質素材の密度が増大すると、内側の多孔質素材の空隙率が減少することがあり、それにより、多孔質素材110内に一時的に貯蔵されうる体液の量が減少し、内側の多孔質素材を通る体液の流量が減少する。したがって、内側の多孔質素材の密度は、所望の密度、多孔率、および内側の多孔質素材を通る体液の流量のバランスを取ることに基づいて選択することができる。
いくつかの実施形態では、外層111または内層112のうちの1つは、多孔質素材110から省くことができる。いくつかの実施形態では、外層111または内層112のうちの少なくとも1つの代わりまたはそれに加えて、1つ以上の追加の層を備えうる。
多孔質素材110は、導管114に占拠されていない空洞104の部分を少なくとも実質的に完全に充填することができる。いくつかの実施例では、多孔質素材110は、導管114に占拠されていない空洞104の部分を実質的に完全には充填しないことがある。そのような実施例では、流体収集アセンブリ100は、空洞104内に配置された貯留部120を備える。
貯留部120は、空洞104の実質的に占拠物のない部分である。貯留部120は、流体不透過性バリア102と多孔質素材110との間で画定することができる。空洞104内に存在する体液は、多孔質素材110を通って貯留部120に流れることができる。貯留部120は、内側に体液を保持することができる。
空洞104内にある体液は、多孔質素材110を通って貯留部120に流れることができる。流体不透過性バリア102は体液を貯留部120内に保持することができる。貯留部120は、遠位端領域122に図示されているが、近位端領域124などの空洞104の任意の部分に設置することができる。貯留部120は、流体収集アセンブリが装着された際に流体収集アセンブリの重力基準で低い箇所に位置するように設計されている空洞104の一部に設置することができる。
いくつかの実施例(図示せず)では、流体収集アセンブリ100は、導管114の流入口に最も近接する空洞104の部分(例えば、遠位端領域122)に位置する第1の貯留部および近位端領域124に存在または近接する空洞104の部分に位置する第2の貯留部などの、複数の貯留部を備えうる。別の実施例では、多孔質素材110は導管114の少なくとも一部から離隔され、貯留部120は多孔質素材110と導管114との間の空間でありうる。
導管114は、空洞104内に少なくとも部分的に配置することができる。導管114は、体液を空洞104から除去するために用いることができる。導管114は、流入口116を画定する少なくとも1つの壁部と、流入口116から下流にある流出口(図示せず)と、通路とを備える。導管114の流出口は、流体を空洞104から導管114を通して抜き去るための真空ポンプなどの、真空源に動作可能に結合することができる。例えば、導管114は近位端領域124から流体不透過性バリア102内へと延在可能であり、流入口116が貯留部120と流体連通するように、遠位端領域122に、そこにある貯留部120に近接するところまで延在可能である。導管114は、空洞104を流体貯蔵容器(図示せず)または真空源(図示せず)と流体連結する。
導管114は、多孔質素材110内の内腔を通って延在することができる。一実施形態では、導管114は、流体排出口108から内腔を通って貯留部120に近接する位置まで延びている。このような実施形態では、流入口116は貯留部120内まで延びずに、その代わりに、流入口116は多孔質素材110内またはその終端部に配置される場合がある。例えば、導管114の端部は、多孔質素材110と同一平面であってもよいし、多孔質素材110内に埋め込まれていてもよい。一実施形態では、導管114は少なくとも部分的に貯留部120内に配置され、流入口116は貯留部120内に延びているか、または貯留部120内に配置されている場合がある。流体収集アセンブリ100内に収集された体液は、導管114を介して空洞104から除去することができる。
流入口116を、個人により装着された際に空洞104の重力基準で低い箇所となることが予想される位置またはその近くに設置することで、導管114は、流入口116が別の位置に設置された場合よりも多くの体液を受け取り、滞留に類する状況を軽減することができる(例えば、体液が滞留すると微生物が増殖し不潔な臭気が発生することがある)。例えば、多孔質素材110内の体液は、毛細管力によって任意の方向に流れうる。しかし、体液は、特に多孔質素材110の少なくとも一部が体液で満たされている場合には、重力の方向に流れる選好性を呈しうる。したがって、流入口116の1つ以上または貯留部120は、流体収集アセンブリ100における、遠位端領域122などの、個人により装着された際に流体収集アセンブリ100内で重力基準で低い箇所となることが予想される位置に設置することができる。
導管114の流入口116および流出口は、真空源(図示せず)を空洞104(例えば、貯留部120)に(例えば、直接的または間接的に)流体連結するように構成されている。真空源(図3)により導管114において吸引力が加わると、(例えば、貯留部120内などの遠位端領域122にある)空洞104内の体液は、流入口116内に、および導管114を通って流体収集アセンブリ100の外に引き込まれうる。いくつかの実施例では、導管114は、その内の体液を見えにくくするために、つや消しするか不透明とすることができる。
上述のように、導管114は空洞104に少なくとも挿入可能であるように構成することができる。一実施例では、導管114は、導管114の終端が流体不透過性バリア102、または流入口116を少なくとも部分的に閉塞または遮断しかねない流体収集アセンブリ100の他の構成要素から離隔されるように、空洞104に配置することができる。さらに、導管114の流入口116は、流入口116が多孔質素材110の終端よりも流体収集アセンブリ100の近位端領域124の近くにあるように、多孔質素材110の終端に対してずらすことができる。流入口116をこのように多孔質素材110の終端に対してずらすことで、流入口116は体液を多孔質素材110から直接受け取ることが可能となり、水素結合によってより多くの体液を多孔質素材110から導管114内に引き込む。
図2Aは、一実施形態による、流体収集アセンブリ200の斜視図である。図2Bは、図2Aに示す平面2B-2Bに沿った、流体収集アセンブリ200の断面概略図である。流体収集アセンブリ200は、女性から体液を受け取り収集するための女性用流体収集アセンブリの一例である。本明細書で別様に開示されている場合を除き、流体収集アセンブリは本明細書で開示する任意の流体収集アセンブリと同一または実質的に類似している。流体収集アセンブリ200は、1つ以上の態様において、本明細書で開示する任意の流体不透過性バリアに同一または類似の流体不透過性バリア202を備える。流体不透過性バリア202は、空洞204、少なくとも1つの開口部206、および流体排出口208を少なくとも画定する。流体収集アセンブリ200は、空洞204内に配置された少なくとも1つの多孔質素材210も備える。多孔質素材210は、1つ以上の態様において、本明細書で開示する任意の多孔質素材に同一または類似でありうる(例えば、多孔質素材210は、外側の多孔質素材を含む外層211と内層212とを備える)。流体収集アセンブリ200は、1つ以上の体液を空洞204から除去するように構成されている、流体排出口208内に部分的に配置された少なくとも1つの導管214も備えうる。導管214は多孔質素材210を通って延在しない場合がある。
一実施形態では、流体不透過性バリア202は、シェル226と、シェル226に固定された連結部品228とを備えうる。流体収集アセンブリ200のシェル226は、近位端領域224と、近位端領域224の反対側にある遠位端領域222と、前側面230と、前側面230の反対側にある背側面232とを備える。一般に、使用中は、遠位端領域222は、近位端領域224および前側面230が個人の膣領域に概ね面するよりも、個人の臀裂に近づいている。シェル226は、シリコーン、ネオプレン、熱可塑性エラストマー、または他の流体透過性素材から形成することができる。
一実施形態では、シェル226は1つ以上のフランジを備える。フランジによって、下着または他の衣類が流体収集アセンブリ200に対して接触および押圧するための箇所を増やすことができ、それにより流体収集アセンブリ200を個人の膣領域に容易に固定できるようになり、患者の快適さを改良することができる。一実施形態では、フランジは、近位端領域224を形成する上部フランジ234および遠位端領域222を形成する、上部フランジ234の反対側にある下部フランジ236のうちの少なくとも1つを備えうる。
本体のフランジは、シェル226から、約1mm以上、約3mm以上、約4mm以上、約5mm以上、約6mm以上、約7.5mm以上、約1cm以上、約1.25cm以上、約1.5cm以上、約1cm以上、約1.5cm以上、約3cm以上、約4cm以上、約5cm以上、または約1mm~約3mm、約1mm~約4mm、約3mm~約5mm、約4mm~約6mm、約5mm~約7.5mm、約6mm~約1cm、約7.5mm~約1.25cm、約1cm~約1.5cm、約1.25cm~約1cm、約1.5cm~約1.5cm、約1cm~約3cm、約1.5cm~約4cm、もしくは約3cm~約5cmの範囲の距離で延在しうる。フランジがシェル226から延びる距離は、個人の膣領域の予測される大きさ(例えば、より大きな膣領域に対してはより大きなフランジとする)または使用中に流体収集アセンブリ200にかかる予測される回転力に基づいて選択することができる。いくつかの実施例では、フランジの少なくともいくつかは、シェル226から他のフランジよりもさらに延びていてもよい。例えば、図示のように、下部フランジ236は、流体不透過性バリア202から、上部フランジ234よりもさらに延びていてもよい。一部の個人には下部フランジ236が長いほうがより快適でありうるからである。
一実施形態では、1つ以上のフランジは、シェル226の前側面230に対して凹曲面を呈しうる。フランジの凹曲面は、近位端領域224から遠位端領域222に延在しうる。膣領域は湾曲しているため、フランジの凹曲面によって、フランジが膣領域の形状により良好に適合することが可能となりうる。フランジが膣領域の形状に適合することで、圧力を膣領域にわたってより均一に分配することによって、流体収集アセンブリ200は、特にフランジが大陰唇と接触する場合に、より快適になりうる。
一実施形態では、シェル226は、遠位端領域222またはその近くに液溜め238を備えうる。液溜め238は、シェル226の前側面230から外向きに延在しうる。使用中、液溜め238は、多孔質素材210の重力基準で低い箇所またはその近くにあるか、他の形でそれと流体連結しているように構成されている。例えば、液溜め238は、内側に多孔質素材210の一部を受容することができる。液溜め238は、多孔質素材210によって受け取られる体液のうちの少なくともいくらかを受け取りうる。液溜め238によって、体液が流体収集アセンブリ200から漏出することを防止または少なくとも阻害できる。液溜め238は、その内側に少なくとも部分的に配置された、連結部品228の少なくとも一部を含むことができる。
一実施形態では、シェル226は、導管214を受けるように構成されている凹部を画定しうる。凹部は近位端領域224またはその近くから遠位端領域222またはその近くに延在し、それにより、導管214が個人の腹部領域またはその近くから連結部品228に延在することが可能となりうる。一実施形態では、凹部は、シェル226が導管214の外周の50%未満を包囲し、かつ/またはそれに当接し、それにより、導管214が使用中に凹部を自由に出入りすることが可能となるように構成することができる。導管214が凹部を自由に出入りすることが可能となることで、導管が膣領域から曲がって離れる場合でも、流体収集アセンブリ200を、多孔質素材210が膣領域に隣接するように配置することが容易となりうる。また、多孔質素材210が動くと漏出が発生しかねないため、導管214が凹部を自由に出入りすることを可能とすることで、導管214が動いても多孔質素材210が膣領域に対して動かない可能性を増大させることができる。一実施形態では、凹部の少なくとも一部は、シェル226が導管214の外周の50%より多く(例えば、51%~約55%、約53%~約57%、または約55%~約60%)を包囲し、かつ/またはそれに隣接するように構成することができる。導管214の外周の50%より多くを包囲することで、導管214をシェル226によりしっかりと取り付けることができ、導管214がシェル226に追加の構造を提供することが可能になりうる。シェル226に包囲される、および/または隣接する導管214の割合は、シェル226および導管214の固有の弾性によって導管214が凹部に対して容易にスナップ式に着脱可能となるように選択することができる。したがって、導管214は、多孔質素材210を膣領域に隣接して容易に配置できるようにするために、または導管214を動かす場合に、凹部から除去することができる。
上述のように、流体不透過性バリア202は、(例えば、接着剤、溶接、締まり嵌めなどによって)シェル226に取り付けられるか、それと一体的に形成される連結部品228を備える。連結部品228は、シェル226の遠位端領域222またはその近くに配置され、それにより、連結部品228は多孔質素材210の重力基準で低い箇所に流れる体液を受けることが可能となる。一実施形態では、連結部品228の一部はシェル226の液溜め238内に配置することができる。図示しない一実施形態では、連結部品228はシェル226の代わりに液溜め238を形成しうる。
連結部品228は、導管214に連結されるように構成されている。したがって、連結部品228は、導管214に取り付けられているか、別の形でそれと流体連通しているように構成された流体排出口208を画定しうる。流体排出口208は、流体不透過性バリア202の背側面232に隣接して配置することができる。連結部品228は、多孔質素材210および液溜め238が導管214と流体連通可能なように構成された管路240(例えば、チューブ)も画定しうる。
一実施形態では、連結部品228の少なくとも一部はシェル226よりも大きい剛性を呈しうる。連結部品228の剛性がシェル226に対して大きくなると、導管214を連結部品228に取り付けることが容易となりうる。一実施例では、連結部品228は、シェル226を形成する素材よりも大きいヤング率(すなわち、弾性の係数)、降伏強さ、または極限引張強さのうちの少なくとも1つを呈する素材から形成されている場合に、シェル226よりも大きい剛性を呈しうる。一実施例では、連結部品228は、シェル226よりも大きい厚さを呈する場合に、シェル226よりも大きい剛性を呈しうる。
図1A~2Bに示す流体収集アセンブリは、女性から体液を収集する(例えば、女性の尿道から尿を収集する)ように構成された女性用流体収集アセンブリの例である。しかし、本明細書で開示する流体収集アセンブリ、流体収集システムおよび流体収集方法は、男性から体液を収集する(例えば、男性の尿道から尿を収集する)ように形作られ、寸法決めされ、および別様に構成された男性用流体収集アセンブリを含みうる。図3は、一実施形態による、男性用の流体収集アセンブリ300の断面概略図である。
流体収集アセンブリ300は、ベース342(例えば、環状ベース)およびシース344を備える。ベース342は、男性の尿道口(例えば、陰茎)を取り囲む皮膚に結合され、男性の尿道口が貫通して配置されるような大きさ、形状および素材で作られている。例えば、ベース342は、穴346を画定することができる。ベース342は、男性の尿道口の周りに設置される(例えば陰茎の周りまたは陰茎の上に設置される)ように寸法決めされかつ形作られ、穴346は、男性の尿道口がそこを通る形で位置するように構成することができる。ベース342は、男性の尿道口の周りの(例えば、陰茎の周りの)皮膚に結合する(例えば、ヒドロゲル接着剤を用いるなどして、接着的に取り付けられる)ように寸法決めし、形作り、そのような素材から作り、または別様に構成することもできる。一実施例では、ベース342は、ベース342が結合するように選択された皮膚表面の一般的な形状または輪郭を呈しうる。ベース342は可撓性を有することにより、皮膚表面の任意の形状に適合することが可能となりうる。ベース342は、横方向に(例えば、半径方向に)延在するフランジ347を備えうる。ベース342は、シース344を受容する(例えば、シース344に対して封止する)ように構成されている中空の領域も画定する。例えば、ベース342は、ベース342から上方向に延びて、長手方向に延びるフランジ348を備えうる。長手方向に延在するフランジ348は、シース344が偶発的にベース342から除去されないように十分に縦長(例えば、少なくとも0.25cmの長さ、1cmの長さ、少なくとも3cmの長さ、または少なくとも5cmの長さ)でありうる。ベース342は、流体収集アセンブリ300の(装着者に対する)近位端領域324に位置している。
シース344は、ベース342の中空の領域に嵌合するように寸法決めされ、形作られている流体不透過性バリア302を備える(例えば、流体不透過性バリア302から形成することができる)。例えば、シース344は、図示のようにほぼ管状または杯状であってよい。ほぼ管状または杯状である流体不透過性バリア302は、シース344の外面を少なくとも部分的に画定することができる。流体不透過性バリア302は、1つ以上の態様において、本明細書で開示する任意の流体不透過性バリアに類似または同一でありうる。例えば、流体不透過性バリア302は、流体不透過性バリアのための本明細書で開示する任意の素材で構成することができる。流体不透過性バリア302は、空洞304を少なくとも部分的に画定する。例えば、流体不透過性バリア302の内面は空洞304の周縁を少なくとも部分的に画定する。空洞304は、自らの内に体液を少なくとも一時的に保持する。流体不透過性バリア302は、男性の尿道口が貫通する形で位置するように構成されている、流体不透過性バリア302を貫いて延在する開口部306も画定することができる。
図に示すように、流体収集アセンブリ300は自らの内に多孔質素材310を備えうる。多孔質素材310は、1つ以上の態様において、本明細書で開示する任意の多孔質素材に類似または同一でありうる。例えば、多孔質素材310は外層311または内層312のうちの少なくとも1つ以上のものを含みうる。外層311は、外側の多孔質素材を含みうる。
シース344はまた、自らの内に導管314の少なくとも一部を、空洞304内に少なくとも部分的に配置されるなどの形で、備える。例えば、導管314は、遠位端領域322のシース344から、少なくとも開口部306に近接している近位端領域324まで延在しうる。近位端領域324は、男性の尿道口の周りの皮膚の表面または付近に(例えば、陰茎またはその周辺の陰部に)配置することができる。したがって、個人が仰向けになると、体液(例えば、尿)は、対象者の皮膚に接する開口部306付近に集まることがある。体液は、導管314を介して空洞304から除去することができる。
いくつかの実施例では、流体不透過性バリア302は、使用中の流体収集アセンブリ300内の陰茎の周囲の空気を除去するように、シース344が真空下に置かれた際には潰れることが可能な素材で構成されており、かつ/またはそのような厚さを有することがある。そのような実施例では、導管314は、(例えば、貫通して開口部306に隣接する領域にまで至らずに)空洞304の遠位端領域322に至るまで、またはその内部までのみ延在することがある。そのような実施例において、尿を流体収集アセンブリ300から収集および除去することが可能である。
一実施例では、空洞304のいくつかの部分は、男性の陰茎の寸法および硬さが多様であるために、実質的に空である場合がある。しかし、いくつかの実施例では、空洞304の最も外側の領域(例えば、シース344の内部領域の周縁)は、多孔質素材310を備えることがある。例えば、多孔質素材310は、流体不透過性バリア302の内面に接着することができる。多孔質素材310は、男性の尿道口からの尿の流れを弱め、それにより撥ねを防止するため、かつ/または体液を空洞304の選択した領域に導くために、(例えば、空洞304の遠位端に)配置することができる。空洞304は実質的に空である(例えば、空洞304の実質的に全てが貯留部を形成する)ため、体液は空洞304の重力基準で低い箇所に滞留しがちである。空洞304の重力基準で低い箇所は、装着者の体位に依存して、個人の皮膚が流体収集アセンブリ300、シース344において形成される隅部、または別の好適な位置と当接する部分となることがある。
多孔質素材310は、外層311または内層312のうちの1つ以上のものを備えてよい。外層311および内層312は、1つ以上の態様において、本明細書でそれぞれ開示する流体透過性の膜および流体透過性の支持体のうちの任意のものに類似または同一でありうる。外層311または内層312のうちの少なくとも1つ以上のものは、流体不透過性バリア302と空洞304に挿入された陰茎との間に配置することができる。外層311は、図示のように内層312と装着者の陰茎との間など、流体不透過性バリア302と空洞304内に挿入された陰茎との間に配置することができる。内層312は、外層311と流体不透過性バリア302との間に配置することができる。流体不透過性バリア302の内面は、開口部306と実質的に対向する空洞304の端部を任意選択で含み、外層311および内層312の一方または双方で被覆することができる。内層312または外層311は、流体不透過性バリア302に付着させる(例えば、接着させる)ことができる。内層312または外層311は、互いに付着させることができる。いくつかの実施例では、多孔質素材310は外層311または内層312を備えるのみである。
流体収集アセンブリ300は、遠位端領域322にキャップ350を備える。キャップ350は、体液を流体収集アセンブリ300から除去できる内部管路を画定する。内部管路は空洞304と流体連通している。キャップ350は、流体不透過性バリア302または多孔質素材310のうちの1つ以上の遠位端領域322の少なくとも一部を覆って配置することができる。キャップ350は、ポリマー、ゴムまたは任意の他の流体不透過性素材で作ることができる。キャップ350は、流体不透過性バリア302、多孔質素材310、または導管314のうちの1つ以上のものに取り付けることができる。キャップ350は、流体収集アセンブリ300の遠位端領域322の少なくとも一部を被覆することができる。キャップ350は、導管314を受け、導管314に対して流体封止するように寸法決めされ、構成されている流体排出口308を画定することができる。導管314は、キャップ350内、またはキャップ340を貫通して、多孔質素材310に至るまで、多孔質素材310を貫通して、または多孔質素材310から離間した点までなど、ある距離を延在することができる。一実施例では、図2Bに示すように、キャップ350の内部管路は、内側に貯留部320を画定しうる。
貯留部320は、キャップ350などの装置の、占拠物のない部分であり、他の素材が存在していない。いくつかの実施例では、貯留部320は、多孔質素材310およびキャップ350によって少なくとも部分的に画定されている。使用中、空洞304内にある体液は多孔質素材310を通って貯留部320に流れることができる。貯留部320は、内側に体液の少なくともいくらかを貯蔵し、かつ/または導管314によって除去されるように体液を配置することができる。いくつかの実施例では、多孔質素材310の少なくとも一部は、内部管路の開口部の少なくとも一部と空洞304の間に連続的に延在し、いかなる体液も開口部から直接貯留部320に吸い取ることができる。
いくつかの実施例(図示せず)では、流体不透過性バリア302は、キャップ350を空洞304内に囲むように、キャップ350の表面に、またはキャップ350を覆って配置することができる。
いくつかの実施例では、シース344は、内側に導管314の少なくとも一部を空洞304内に配置するなどの形で、導管314を備えうる。例えば、導管314は、シース344から少なくとも開口部306に近接する領域まで延在しうる。導管314の流入口は、環状のベース352に隣接して配置することができる。導管314の流入口は、環状のベース352に隣接するなど、空洞304の重力基準で低い箇所に隣接または近接するように配置することができる。例えば、流入口は、開口部306と同じ位置まで延在してもよいし、開口部306から位置がずれていてもよい。いくつかの実施例では、流入口は、シース344の遠位端領域322に隣接して(開口部306の実質的に反対側に)配置することができる。
近位端領域324は、男性の尿道口の周りの(例えば、陰茎の周りの)皮膚の付近または表面に配置することができ、導管314の流入口は、近位端領域324内に配置することができる。導管314の流出口は、真空源に直接的または間接的に結合することができる。したがって、体液は、導管314を介して、空洞304の近位端領域324から除去することができる。
ベース342、シース344、キャップ350、および導管314は、任意の好適な方法を用いて一体に付着させることができる。例えば、ベース342、シース344、キャップ350、および導管314のうちの少なくとも2つは、締まり嵌め、接着剤、ステッチング、溶接(例えば、超音波接合)、テープ、任意の他の好適な方法、またはこれらの組合せのうちの少なくとも1つを用いて、一体に付着させることができる。
いくつかの実施例(図示せず)では、流体収集アセンブリ300は、シース344、ベース342およびキャップ350の1つまたは複数が一体的に形成された単一部品となるワンピース設計を有することができる。
また図に示すように、導管314は、少なくとも部分的に流体収集アセンブリの空洞とともに配置することができる。導管314は、遠位端領域322から近位端領域324に延在することができる。例えば、導管314は、キャップ350を通ってベース342に隣接するところまで延在することができる。導管314は、流体貯蔵容器または真空源に結合されるように寸法決めされ、配置される(図5)。導管314の流出口は、真空源に、直接的または間接的に、動作可能な形で結合することができる。導管314の流入口316は、空洞304内の、使用中の流体収集アセンブリの重力基準で低い箇所にあると予想される位置などに配置することができる。流入口316を、使用者が装着した際の流体収集アセンブリの重力基準で低い箇所にあると予想される位置に配置することによって、空洞304内に導入された体液を導管314を介して除去して、体液が空洞304内に滞留または停滞しないようにすることができる。
いくつかの実施例では、真空源は流体収集アセンブリ300から遠隔に配置されうる。このような実施例では、導管314は、真空源と流体収集アセンブリ300との間に配置可能な流体貯蔵容器に流体接続することができる。
図4は、一実施形態による、流体収集アセンブリ400の断面概略図である。流体収集アセンブリ400は、男性用流体収集アセンブリの一例であるが、いくつかの実施形態では、流体収集アセンブリ400は女性の尿道口からの体液を受け取るために用いることができる。本明細書で別様に開示されている場合を除き、流体収集アセンブリ400は本明細書で開示する任意の流体収集アセンブリと同一または実質的に類似している。シース444は、第1のパネル454および第2のパネル456から少なくとも部分的に形成される流体不透過性バリア402を備える。第1のパネル454および第2のパネル456は、付着し合うか、ともに一体的に(例えば、単一の部品の構成を呈する形で)形成することができる。一実施形態では、図示のように、第1のパネル454および第2のパネル456は別個のシートである。流体不透過性バリア402は、第1のパネル454および第2のパネル456の間にある空洞404、シース444の近位端領域424にある開口部406、およびシース444の遠位端領域422にある流体排出口408も画定する。シース444は、空洞404内に配置された少なくとも1つの多孔質素材410も備える。
流体不透過性バリア402の内面(例えば、第1のパネル454および第2のパネル456の内面)は、流体収集アセンブリ400内に空洞404を少なくとも部分的に画定する。流体不透過性バリア402は、体液を空洞404内に一時的に貯蔵する。流体不透過性バリア402は、本明細書で開示する任意の流体不透過性素材から形成することができる。したがって、流体不透過性バリア402は、体液が流体不透過性バリア402を通過することを実質的に防止する。
一実施形態では、第1のパネル454および第2のパネル456のうちの少なくとも1つは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、またはポリ塩化ビニルなどの少なくとも部分的に透明な流体不透過性素材から形成される。第1のパネル454および第2のパネル456のうちの少なくとも1つを少なくとも部分的に透明な流体不透過性素材から形成することで、ある人(例えば、開業医)が陰茎を診察することが可能になる。いくつかの実施形態では、第1のパネル454と第2のパネル456の双方は、少なくとも部分的に透明な流体不透過性素材から形成される。第1のパネル454および第2のパネル456のうちの少なくとも1つを少なくとも部分的に透明な流体不透過性素材から形成するように選択することで、流体収集アセンブリ400全体を陰茎の周りの領域から脱着させることなく、陰茎を診察することが可能になる。例えば、空洞404は、個人の陰茎が空洞104内に延在した際に陰茎を受けるように構成された陰茎受容領域458を備えうる。陰茎受容領域458は、少なくとも多孔質素材410ならびに第1のパネル454および/または第2のパネル456の少なくとも部分的に透明な素材の少なくとも一部によって画定することができる。換言すれば、多孔質素材410は、陰茎が開口部406を通って空洞404に挿入された際に、多孔質素材410が陰茎と第1のパネル454および/または第2のパネル456の透明な部分の少なくとも一部との間に位置しないように空洞404内に配置される。多孔質素材410は一般には透明ではなく、したがって、陰茎受容領域458を画定する、第1のパネル454および/または第2のパネル456の少なくとも部分的に透明な素材の部分は、ある人が陰茎受容領域458を覗き込んで陰茎を診察することが可能となる窓部を形成する。
流体収集アセンブリ400は、シース444とベース442とを備える。ベース442は、シース444に取り付けるように構成されている(例えば、永続的に取り付けられているか、永続的に取り付けるように構成されている)。ベース442も、個人の尿道口(例えば、陰茎)の周囲の領域に取り付けるように構成されている。
流体不透過性バリア402によって画定される開口部406は、陰茎が埋没陰茎である場合に体液が空洞404に入る進入ルートを提供し、陰茎が埋没していない場合に陰茎が空洞404(例えば、陰茎受容領域458)に入ることを可能にする。開口部406は、流体不透過性バリア402(例えば、流体不透過性バリア402の内縁部)によって画定することができる。例えば、開口部406は、流体不透過性バリア402内に形成され、流体不透過性バリア402を貫通して延在し、それにより体液が流体収集アセンブリ400の外部から空洞404に入ることが可能となる。
流体不透過性バリア402は導管414を受けるように寸法決めされた流体排出口408を画定する。導管414は、空洞404内に少なくとも部分的に配置され、さもなければ流体排出口408を通して空洞404と流体連通する。流体排出口408は、導管414に対して少なくとも実質的に流体密封封止を形成するように寸法決めされかつ形作られ、それにより体液が空洞404から漏出するのを実質的に防止することができる。一実施形態では、流体排出口408は、付着し合っているまたはともに一体的に形成されていることがない第1のパネル454および第2のパネル456の一部から形成することができる。このような実施形態では、流体不透過性バリア402は、周囲の流体不透過性バリア402の部分よりも強い剛性を呈するキャップを備えなくてよく、それにより流体収集アセンブリ400を容易に製造できるようになり、流体収集アセンブリ400を形成するために用いる部品の数を減らすことができ、流体収集アセンブリ400を製造するために必要な時間を減らすことができる。キャップが存在しないことにより、締まり嵌めを用いて導管414を流体排出口408に固定することが困難となりうるが、導管414を流体排出口408に取り付けることはそれでも可能でありえることが知られている。したがって、導管414は、接着剤、溶接、または別の方法で導管414を流体排出口408に接着することによって、流体排出口408(例えば、第1のパネル454および第2のパネル456)に取り付けることができる。導管414を流体排出口408に取り付けることで、漏出を防止でき、導管414が流体排出口408から不注意で外れることを防止できる。一実施例では、導管414は、第1のパネル454および第2のパネル456を一体に付着させるのと同じ製造ステップにおいて、流体排出口408に取り付けることができる。一実施形態では、流体収集アセンブリ400は、周囲の流体不透過性バリア402の部分よりも強い剛性を呈するキャップを備える。このような実施形態では、キャップは流体排出口408を形成しうる。キャップは、流体不透過性バリア402の平べったく横たわる能力に対して顕著な影響を与えないように、導管414の厚さ未満か、厚さと等しいか、厚さよりやや大きい(例えば、約3mm大きい)最大の厚さを呈するように選択することができる。
上述のように、シース444は、空洞404に露出している少なくとも1つの多孔質素材410を備える。多孔質素材410は、1つ以上の態様において、本明細書で開示する任意の多孔質素材に同一または実質的に類似でありうる。例えば、多孔質素材410は、外側の多孔質素材411を含む外層411と、内層412とを備えうる。多孔質素材410は体液を、陰茎から離れて流体排出口408に向かうなどの形で、空洞404の1つ以上の選択された領域に導くことができる。多孔質素材410は、本明細書で開示する任意の多孔質素材から形成することができる。一実施例では、多孔質素材410は、1つの層、2つの層、または3つ以上の層から形成することができる。一実施例では、多孔質素材410は、不織素材または織物素材(例えば紡糸ナイロン繊維)から形成することができる。一実施例では、多孔質素材410は、吸収を実質的に全く呈さない少なくとも1つの素材または少なくとも1つの吸収性または吸着性の素材を含みうる。
一実施形態では、多孔質素材410はシートでありうる。多孔質素材410をシートとして形成することで、流体収集アセンブリ400を容易に製造するようにできる。例えば、多孔質素材410をシートとして形成することで、第1のパネル454、第2のパネル456、および多孔質素材410が各々シートであることが可能となる。流体収集アセンブリ400の製造中に、第1のパネル454、第2のパネル456、および多孔質素材410は、同一の製造ステップにおいて互いに積み重ね、次いで付着させることができる。例えば、多孔質素材410は、第1のパネル454および第2のパネル456の寸法と同じ寸法であるか、より好ましくは、それよりもやや小さい形状を呈しうる。したがって、第1のパネル454および第2のパネル456を各々の外縁に沿って一体に付着させることにより、多孔質素材410も第1のパネル454および第2のパネル456に付着させることができる。多孔質素材410は、第1のパネル454および第2のパネル456よりやや小さくすることによって、第1のパネル454および/または第2のパネル456が多孔質素材410の周囲に延在して、体液が漏出しうる流体不透過性バリア402を貫く通路を多孔質素材410が形成しないようにすることができる。また、多孔質素材410を第1のパネル454および/または第2のパネル456に付着させることで、多孔質素材410が流体排出口408の近くで集塊となることを防止するなど、多孔質素材410が空洞404内を顕著に移動することを防止することができる。一実施例では、多孔質素材410は、第1のパネル454を第2のパネル456に付着させる前後に、(例えば、接着剤によって)第1のパネル454または第2のパネル456に付着させることができる。一実施例では、多孔質素材410は、第1のパネル454または第2のパネル456のうちの少なくとも一方に付着させることなしに、空洞404内に単に配置することができる。一実施例では、多孔質素材410は、中空の概ね円柱の形状などの、シート以外の形状を呈しうる。
一般に、シース444は、陰茎が陰茎受容領域458に存在せず、シース444が平坦面に置かれている場合には、略平べったい形状となる。シース444が略平べったい形状となるのは、流体不透過性バリア402が概ね管状の流体不透過性バリアではなく、第1のパネル454および第2のパネル456から形成されているからである。さらに、上述のように、多孔質素材410はシートであってよく、そのことによってもシース444は略平べったい形状となる。流体収集アセンブリ400が、周囲の流体不透過性バリア402の部分よりも強い剛性を呈する比較的硬いリングまたはキャップを備えない場合があるため、シース444が略平べったい形状となる場合がある。このようなリングおよびキャップはシース444が略平べったい形状となることを妨げる可能性があるためである。シース444が略平べったい形状であると記述されるのは、少なくとも1つの多孔質素材410によって、多少の隆起がシース444内で多孔質素材410の厚さに依存して形成されうる、流体排出口408および/または導管414によりそれらの周りに隆起が生じうる、またはベース442が自らの周りのシース444の部分を引っ張りうるからである。また、使用中ではシース444は平坦でない面に置かれることがあり(例えば、睾丸、会陰、および/または大腿部の間に置かれ)、シース444がそれらの形状の表面に適合しうるため、シース444は形状適合的でもあり、したがってシース444は使用中に略平べったい形状ではない場合があることが知られている。
陰茎が陰茎受容領域458に存在せず、シース444が平坦面に置かれている場合に、シース444が略平べったい形状でありうることで、流体収集アセンブリ400を埋没陰茎および非埋没の陰茎に対して用いることが可能となる。例えば、流体収集アセンブリ400を埋没陰茎に対して用いている場合、陰茎は陰茎受容領域458内に延在せず、それによりシース444はベース442のアパーチャ446に跨って比較的平べったい形状で横たわることになる。シース444がアパーチャ446に跨って比較的平べったい形状で横たわると、多孔質素材410は開口部406およびアパーチャ446に跨って延在し、埋没陰茎に非常に接近した状態となる。したがって、多孔質素材410は、さもなければ個人の皮膚に接して滞留していたであろう体液の少なくとも相当な部分を受け取って除去することになるため、埋没陰茎から排出される体液が個人の皮膚に接して滞留することを防止または阻害する。したがって、個人の皮膚は乾燥した状態であり続け、それにより流体収集アセンブリ400を使用する快適感が向上し、肌の状態の悪化が防止される。しかし、埋没陰茎に対して用いるように構成された他の従来の流体収集アセンブリとは異なり、流体収集アセンブリ400は、陰茎が完全に勃起している場合でもやはり非埋没の陰茎を陰茎受容領域458内に受けることができるため、非埋没の陰茎に対してもやはり用いることができる。加えて、シース444が略平べったい形状でありうることによって、流体収集アセンブリ400は、シース444が略平べったい形状でない場合よりもより平穏に使用され、それにより当惑しかねない出来事の展開を回避することができる。
シース444が略平べったい形状である場合、多孔質素材410は空洞404のほぼ全てを占拠し、陰茎受容領域458は潰れる(図4では、陰茎受容領域458を示す図示の目的のために、潰れていない形で示す)。換言すると、シース444は、恒常的に多孔質素材410に占拠されていない領域を画定しない場合がある。多孔質素材410が空洞404のほぼ全てを占拠する場合、空洞404内に排出される体液は相当時間滞留することはない傾向にあり、これは体液が滞留すると衛生上の問題が生じ、臭気が発生することがあり、かつ/または個人の皮膚が体液と接触し続けかねないことにより、不快感および肌の状態の悪化が生じる恐れがあるからである。
上述のように、第1のパネル454、第2のパネル456、および多孔質素材410は、比較的可撓性を有するように選択することができる。第1のパネル454、第2のパネル456、および多孔質素材410は、それぞれ支持されないと自らの形状を保てないほど比較的可撓性を有する。第1のパネル454、第2のパネル456、および多孔質素材410が可撓性を有することにより、上述のようにシース444は略平べったい形状であることが可能となる。第1のパネル454、第2のパネル456、および多孔質素材410が可撓性を有することにより、シース444が、陰茎の大きさおよび形状が変化する(例えば、勃起する)場合でも陰茎の形状に適合し、体液が滞留しうる空洞404内の任意の占拠されていない空間を最小化させることも可能となる。
上述のように、流体収集アセンブリ400は、シース444に取り付けるように構成されているベース442を備える。例えば、ベース442はシース444に永続的に取り付けられるように構成されている。ベース442は、例えば流体収集アセンブリ400にシース444に永続的に取り付けられたベース442が設けられるか、ベース442がシース444に永続的に取り付けられることなしに設けられるが、未来のある時点でシース444に永続的に取り付けられるように構成されている場合に、シース444に永続的に取り付けられるように構成される。永続的に取り付けられているとは、シース444またはベース442のうちの少なくとも1つを損傷することなしに、シース444をベース442から分離するために刃物を用いて、および/またはシース444をベース442に付着させている接着剤を分解する化学物質を用いて、シース444をベース442から脱着させることができないことを意味する。ベース442は、接着剤、縫製、熱溶着、高周波溶着、または超音波接合を用いてシース444に永続的に取り付けることができる。一実施形態では、ベース442はシース444に可逆的に取り付けられるように構成されている。一実施形態では、ベース442はシース444と一体的に形成される。
ベース442はアパーチャ446を備える。ベース442は、アパーチャ446が開口部406に位置合わせされるように、シース444の遠位端領域422に永続的に取り付けられている。
ベース442は、陰茎を囲む皮膚(例えば、恥丘、大腿部、睾丸、および/または会陰)に接合するように寸法決めされ、形作られ、そのような素材で作られており、自らを通る形で陰茎が配置される。例えば、ベース442は、アパーチャ446を通る形で陰茎が配置されるように構成されたアパーチャ446を画定することができる。一実施例では、ベース442は、ベース442が接合するように構成されている皮膚表面の一般的な形状または輪郭を呈しうる。ベース442は可撓性を有することがあり、それによりベース442が皮膚表面の任意の形状に適合し、ベース442が皮膚表面を引っ張ることを軽減できる。ベース442はシース444を越えて横方向に延在することができ、これにより、ベースを備えていない実質的に類似した流体収集アセンブリ400と比較して、流体収集アセンブリ400を取り付けうる個人の皮膚の表面積が増大する。
上述のように、流体収集アセンブリ400は導管414を備える。導管414の流入口416は、個人が装着した際に空洞404の重力基準で低い箇所であると予想される、シース444の遠位端領域422付近に配置することができる。流入口416を、シース444の遠位端領域422またはその近くに設置することで、導管414は、導管414の流入口が別の箇所に設置された場合よりも多くの体液を受け取り、滞留(例えば、体液が滞留すると微生物が増殖し不潔な臭気が発生することがある)に類する状況を軽減することができる。
図5は、一実施形態による、流体収集のための流体収集システム560のブロック図である。流体収集システム560は、流体収集アセンブリ500と、流体貯蔵容器562と、真空源564とを備える。流体収集アセンブリ500は、本明細書で開示する任意の流体収集アセンブリと同一であっても、実質的に類似していてもよい。流体収集アセンブリ500、流体貯蔵容器562、および真空源564は、1つ以上の導管514を介して互いに流体連結することができる。例えば、流体収集アセンブリ500は、導管514を介して、流体貯蔵容器562または真空源564のうちの1つ以上のものと動作可能に連結することができる。流体収集アセンブリ500内で収集された体液は、流体収集アセンブリ500内に突出している導管514を介して流体収集アセンブリ500から除去することができる。例えば、導管514の流入口は、流体収集アセンブリ500内、例えばその中の貯留部に延在しうる。導管514の流出口は流体収集アセンブリ500または真空源564内に延在しうる。吸引力は、導管514の流出口に加えられる吸引(例えば、真空)力に呼応して、導管514の流入口を介して流体収集アセンブリ500の空洞内に導入することができる。
吸引力は、真空源564によって直接的または間接的のいずれかで導管514の流出口に加えることができる。吸引力は、流体貯蔵容器562を介して間接的に加えることができる。例えば、導管514の流出口は流体貯蔵容器562内に配置することができ、追加の導管514は流体貯蔵容器562から真空源564に延在することができる。したがって、真空源564は、吸引力を流体貯蔵容器562を介して流体収集アセンブリ500に加えることができる。吸引力は、真空源564を介して直接的に加えることができる。例えば、導管514の流出口は真空源564内に配置することができる。追加の導管514は、真空源564から、流体貯蔵容器562などの、流体収集アセンブリ500の外部の箇所に延在することができる。そのような実施例では、真空源564は流体収集アセンブリ500と流体貯蔵容器562との間に配置することができる。
流体貯蔵容器562は、その中に体液を保持するように寸法決めされ、形作られている。流体貯蔵容器562には、バッグ(例えば排液バッグ)、瓶もしくはカップ(例えば、収集ジャー)、または尿などの体液を貯蔵するための任意の他の密閉容器が含まれうる。いくつかの実施例では、導管514は流体収集アセンブリ500から延在し、流体貯蔵容器562に、その内の第1の箇所において取り付けることができる。追加の導管514は、流体貯蔵容器562に、その表面の第2の箇所において取り付けることができ、真空源564に延在し取り付けることができる。したがって、真空(例えば、吸引力)は、流体貯蔵容器562を介して流体収集アセンブリ500を通って引き込むことができる。尿などの体液は、真空源564を用いて流体収集アセンブリ500から排出することができる。
真空源564には、手動真空ポンプ、電動真空ポンプ、ダイアフラムポンプ、遠心ポンプ、容量型ポンプ、磁気駆動ポンプ、蠕動ポンプ、または真空を生成するように構成された任意のポンプのうちの1つ以上のものが含まれうる。真空源564は、真空または吸引力を提供して、体液を流体収集アセンブリ500から除去することができる。いくつかの実施例では、真空源564は、(例えば、電源ソケットに接続している)電源コード、1つ以上のバッテリー、さらには手動の力(例えば、手動真空ポンプ)のうちの1つ以上のものによって動力を供給することができる。いくつかの実施例では、真空源564は、流体収集アセンブリ500の外部、表面または内部で装着されるように寸法決めし、形作ることができる。例えば、真空源564には、1つ以上の小型化ポンプ、または1つ以上のマイクロポンプが含まれうる。本明細書で開示する真空源564は、スイッチ、ボタン、プラグ、リモートコントローラ、または真空源564を作動させるために好適な任意の他のデバイスのうちの1つ以上のものを備えうる。
種々の態様および実施形態を本明細書で開示してきたが、他の態様および実施形態が想定される。本明細書に開示した種々の態様および実施形態は、説明を目的としたものであって、限定的であることを意図するものではない。
程度の用語(例えば、「約」、「略」、「実質的に」、「概ね」など)は、構造的または機能的に顕著でない変動を指す。ある実施例において、程度の用語が量を指す用語とともに含まれている場合には、程度の用語は量を指す用語の±10%、±5%、または+2%を意味するものと解釈される。ある実施例において、程度の用語が形状を修飾するために用いられている場合には、程度の用語は、程度の用語により修飾されている形状が開示されている形状の外観を有することを意味する。例えば、程度の用語は、形状が鋭い隅部ではなく丸まった隅部を有しうる、直線の縁部ではなく曲線の縁部を有しうる、自らから延在する1つ以上の突起を有しうる、横長でありうる、開示されている形状と同一でありうるなどのことを意味するために用いることができる。