JP7778014B2 - テープタイプ使い捨て吸収性物品 - Google Patents
テープタイプ使い捨て吸収性物品Info
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Description
また、幼児用の場合において、排泄の有無を確認する際などにおいても、着用者が仰向け寝の状態でファスニングテープを外し、腹側部分を展開することが行われる。
吸収体と、この吸収体の表面側に設けられた液透過性のシートと、前記吸収体の裏面側に設けられた液不透過性シートと、背側両側に設けられ腹側部分の外面と連結されるファスニングテープとを有するテープタイプ使い捨て吸収性物品において、
前記吸収性物品の長手方向に関し、背側部分と、腹側部分とを有し、
さらに前記吸収性物品の長手方向両側部に着用者側に起き上がるサイド起き上がりギャザーが設けられ、
少なくとも、前記吸収性物品の長手方向中央から腹側寄りであって、前記サイド起き上がりギャザーの起き上がり部分に対応する前後方向位置に、幅方向に沿い、かつ前記吸収体の位置の少なくとも一部を横切って収縮する伸縮手段が設けられている、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨て吸収性物品。
このとき、サイド起き上がりギャザーの先端側は、その長手方向の収縮力により起き上がるようになる。したがって、吸収体を幅方向に収縮させようとする伸縮手段による収縮力は、サイド起き上がりギャザーの収縮力による起き上がり方向と反対側の裏面側方向に、吸収体を変形させて突出させるように作用する。
その結果、吸収性物品の長手方向中央から腹側寄りの腹側部分が、裏面側方向に突出するようになる。さらに、このような腹側部分の、裏面側方向への突出に伴って、サイド起き上がりギャザーの先端部と前記腹側部分の表面との離間距離が長くなるようになる。
これらの収縮力の関係により、腹側部分の伸縮手段が設けられている近傍に、いわばポケットが形成される。
本発明のテープタイプ使い捨て吸収性物品としては、成人用の使い捨ておむつ、とりわけパッドを併用するテープタイプ使い捨てのほか、幼児用使い捨ておむつなども含む。
図1~図4は、前後方向LD及び幅方向WDを有する成人用のテープタイプ使い捨ておむつの一例を示しており、この使い捨ておむつは、液不透過性シート1の内面と、透液性トップシート2との間に、吸収体3が介在されているものである。
また、背側部Bと前側部Fと、着用者のクロッチ部分に対応する幅方向内方に括れたクロッチ部Cとを有している。テープタイプ使い捨ておむつの前後方向LDの中心LCは、一般的にクロッチ部Cの前後方向LDの中心LCとほぼ同じに設計される。
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布からなる繊維集合層を単層又は複数層有する基本構造を有し、必要に応じて粒子状などの高吸収性ポリマーを繊維集合層中に混合したり、繊維集合層中又は繊維集合層の表面に固着したり、繊維集合層間に層状に介在させたりしたもの等、公知のものを特に限定なく用いることができる。図示形態の吸収体3は一層構造とされているが、下層吸収体とその上に積層された上層吸収体とからなる二層構造であっても良い。また、必要に応じて、吸収体3はクレープ紙(図示省略)により包むことができる。また、吸収体3の形状は適宜定めることができるが、図示のようにクロッチ部分を含む前後方向LDの中間部分の幅がその前後両側よりも狭い砂時計形状(括れ形状)の他、長方形等のように、クロッチ部分の前側から後側まで延在する形状が好適である。吸収体3におけるパルプ目付けは100~500g/m2程度、厚みは1~15mm程度であるのが望ましい。また、高吸収性ポリマーの目付けは0~300g/m2程度であるのが望ましい。高吸収性ポリマーの含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
液不透過性シート1は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3に吸収された排泄物の裏側への移動を遮断するものである。液不透過性シート1としては、ポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムの他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸又は二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。液不透過性シート1の単位面積あたりの重量は13~40g/m2であるのが好ましく、厚みは0.01~0.1mmであるのが好ましい。
トップシート2としては、有孔又は無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。また、不織布の加工方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等の公知の方法を用いることができる。透液性トップシート2に用いる不織布の繊維目付けは15~30g/m2であるのが好ましく、厚みは0.05~1mmであるのが好ましい。
図1及び図4にも示されるように、物品内面の両側部(図示形態ではトップシート2の側縁部表面からその側方に延在する液不透過性シート1の表面)には、サイド起き上がりギャザー4を構成するサイド起き上がりギャザーシート4sの幅方向WDの外側の付根部分4xが前後方向LDの全体にわたり貼り付けられている。サイド起き上がりギャザーシート4sは、各種不織布(スパンボンド不織布が好適である)の他、液不透過性シートに用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好適である。
ギャザーシート4sの少なくとも先端部(展開状態における幅方向WDの中央側の端部)は、幅方向WDの中央側で折り返された二層構造となっており、起き上がり部分4fの少なくとも先端部における層間には、細長状の弾性部材4Gが前後方向LDに沿って伸長した状態でホットメルト接着剤等により固定されている。
他方、図示形態の使い捨ておむつの背側部分B(後端部:図示例の場合はエンドフラップ部EF)には、おむつ内面(図示形態ではトップシート2表面)から起き上がるウエスト起き上がりギャザー30が設けられている。
このウエスト起き上がりギャザー30は、図1の左斜め上がりの斜線部分で示すように、ウエスト側の付根部分33が、トップシート2表面にホットメルト接着剤等の接合手段により接合されており、この付根部分33と、この付根部分33から長手方向LD中間側に突出する突出部分34とを有している。
突出部分34のうち幅方向WDの両端部はトップシート2とサイド起き上がりギャザーシート4sとの間に挟まれて両シートに対してホットメルト接着剤等の接合手段により接合されている。
図示形態では、ウエスト起き上がりギャザー30の突出部分34とサイド起き上がりギャザー4の起き上がり部分4fと重なる部分が相互に接合されているが、非接合でもよい。
より詳細には、ウエスト起き上がりギャザー30の付根部分33は、ウエストギャザーシート30を折り返した二層構造となっており、この層間に細長状の弾性部材41が幅方向WDに沿って伸長した状態でホットメルト接着剤等の固手段により固定されている。この弾性部材41は一本でも良いが図示例のように所定の間隔を空けて複数本設けるのが好ましい。
ウエスト伸縮部40を有することにより、おむつ背側部分Bにおけるウエスト側の端部が装着者の背中に弾力的に押し当てられ、おむつと装着者の背中との間に隙間が発生し難くなる。
サイドフラップ部SFの前後方向LDの中間部には、液不透過性シート1と外装シート12との間に細長状の弾性部材7が前後方向LDに沿って伸長状態でホットメルト接着剤等により固定されており、この弾性部材7の収縮によりサイドフラップ部SFにはいわゆる平面ギャザーが形成されている。この平面ギャザーにより、おむつの側部が弾性伸縮して脚周りにフィットするようになる。
背側部分Bのサイドフラップ部SFには、その側縁からそれぞれ突出するファスニングテープ5が取り付けられるとともに、腹側部分Fの胴周り部表面に幅方向WDに沿ってフロントターゲット6が貼着されており、身体への装着に際しては、おむつを身体にあてがった状態で、両側のファスニングテープ5を腰の各側から腹側外面に回してフロントターゲット6に止着する。フロントターゲット6は省略することもでき、その場合にはファスニングテープ5はおむつ外面(図示形態の場合外装シート12)に直に止着される。おむつ外面としては、不織布が使用されるので、その不織布の繊維にファスニングテープ5のフック材(雄材)9を係止することにより、ファスニングテープ5の止着が可能である。
前述のように、おむつ外面の素材自体(例えば不織布)をフロントターゲット6の代わりに用いたり、フック材9に代えて粘着剤層を用いるとともに、フロントターゲット6として粘着性に富むような表面が平滑な樹脂テープを用いたりすることができる。
既述のとおり、成人用の使い捨ておむつ、あるいは幼児用の使い捨ておむつにおいて、着用者が仰向け寝の状態でファスニングテープを外し、腹側部分Fを展開することが比較的頻繁に行われる。
このとき、典型的に図9が参照されるように、サイド起き上がりギャザー4の先端側は、その前後方向の収縮力により白抜き矢印で示す方向に起き上がるようになる。
実施の形態においては、吸収体3を幅方向に収縮させようとする伸縮手段20による収縮力は、伸縮手段20に配置領域において着用者の肌側に吸収体3を変形させながら近接するように作用する。
サイド起き上がりギャザー4の先端側の収縮力の作用により、サイド起き上がりギャザー4の先端部がトップシート2の表面との離間距離が長くなるように起き上がり、サイド起き上がりギャザー4の先端側の収縮力(前後方向の距離を短くするように作用する力)が、伸縮手段20の配置領域より中央側に作用する結果、逆に、吸収体3を裏面側に押し出すように変形させる力となり、伸縮手段20に配置領域より中央側に、いわばポケットPを形成させる(図8及び図9参照)。かかる形状(特に図9にあらわれたS字状の変形形状)は、ファスニングテープを外し、腹側部分を両外方に開くように展開した状態において典型的にあらわれる。
なお、図8の右側のサイド起き上がりギャザー4については、敢えて折り返した状態で基端4bを図示している。
伸縮手段20の前後方向LDの位置としては、長手方向LD中央から腹側寄りであって、サイド起き上がりギャザー4の起き上がり部分4fに対応する前後方向位置に、であればよく、限定はされないが、クロッチ部分Cに位置させるのが望ましい。クロッチ部分Cから腹側部分Fは、幅広部分であり、また、特に吸収体3の幅広部分でもあり、吸収体3の縦断面方向の変形が難しい部分であるので、吸収体3の縦断面方向の変形が容易なクロッチ部分Cに位置させるのが望ましい。
かかる位置としたのは、ある程度剛性のある吸収体3を変形させることなく、サイド起き上がりギャザー4単独で容易に起き上がらせるようにするためである。
すなわち、フロントターゲット6についても、ある程度剛性を有するので、吸収体3の変形を容易に行わせるために、フロントターゲット6の領域と重ならないようにするのが望ましい。
仮にフロントターゲット6の領域と重なる位置にすると、伸縮手段20の収縮に伴ってフロントターゲット6にシワが発生し、ファスニングテープ5のフロントターゲット6への止着が阻害される。
吸収体3にスリット、凹溝又はエンボスを形成することにより、吸収体3が変形し易くなることは公知であり、その態様について図示を省略してある。
伸縮手段の収縮により、易変形部3aが変形し、ポケット部Pが裏面側により強く突出する形態となる。
Claims (7)
- 吸収体と、この吸収体の表面側に設けられた液透過性のシートと、前記吸収体の裏面側に設けられた液不透過性シートと、背側両側に設けられ腹側部分の外面と連結されるファスニングテープとを有するテープタイプ使い捨て吸収性物品において、
前記吸収性物品の長手方向に関し、背側部分と、腹側部分とを有し、
さらに前記吸収性物品の長手方向両側部に着用者側に起き上がるサイド起き上がりギャザーが設けられ、
少なくとも、前記吸収性物品の長手方向中央から腹側寄りであって、前記サイド起き上がりギャザーの起き上がり部分に対応する前後方向位置に、幅方向に沿い、かつ前記吸収体の位置の少なくとも一部を横切って収縮する伸縮手段が設けられており、
前記伸縮手段は長手方向に間隔をおいて複数設けられ、前記腹側部分の端側の伸縮手段の伸長率が、クロッチ部分の長手方向中央側の伸縮手段の伸長率より高い、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨て吸収性物品。 - 前記吸収体にスリット、凹溝及びエンボスの群から選ばれた前記幅方向に沿う易変形部が形成されており、
前記易変形部は幅方向に沿って延びる中央部分と、前記中央部分の左端からから左斜め後方に延びて前記伸縮手段と交差する左側部分と、前記中央部分の右端からから右斜め後方に延びて前記伸縮手段と交差する右側部分とを有する、請求項1記載のテープタイプ使い捨て吸収性物品。 - 前記腹側部分の外面にフロントターゲットが設けられ、前記伸縮手段の位置は、前記フロントターゲットとクロッチ部分の長手方向中央との間の腹側寄りである、請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨て吸収性物品。
- 展開状態における前記サイド起き上がりギャザーの起き上がり部分の側縁間の離間距離をd1とし、前記サイド起き上がりギャザーの起き上がり部分の前端と、前記伸縮手段の配置端との離間距離をd2としたとき、d2/d1が0.5~1.4である、請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨て吸収性物品。
- 前記伸縮手段は基体シートに前記幅方向に沿う弾性部材が伸長状態で一体化されたものである、請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨て吸収性物品。
- 前記伸縮手段は、その中央側が前記腹側に膨出する形態で設けられている、請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨て吸収性物品。
- 前記吸収性物品の長手方向両側部であって、前記に着用者側に起き上がるサイド起き上がりギャザーが設けられ、前記サイド起き上がりギャザーの起き上がり領域より外側に平面ギャザーが設けられ、
前記伸縮手段の固定部位は前記平面ギャザーより外側には越えない位置関係にある、請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨て吸収性物品。
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