JP7778351B2 - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

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Description

本発明は、画像データを処理する画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
従来、電子ゴーグルに設けられたカメラでキャプチャされた画像データに基づいて特定した位置に対応する拡張現実画像を電子ゴーグルのディスプレイに表示する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2019-166405号公報
特許文献1に記載された電子ゴーグルのような画像処理装置においては、予め画像処理装置に設けられたカメラにより生成された撮像画像データ内の被写体の特徴点のパターンを、予め空間内の位置に関連付けられた特徴点のパターンと比較することにより、画像処理装置の位置を特定することができる。画像処理装置は、一例として、特定した位置に応じた拡張現実画像を表示することができる。
ところが、このような画像処理装置を通して、移動体内の人が移動中の移動体の内部の空間と外部の空間とを同時に見る場合、撮像画像データ内の被写体の特徴点のパターンを外部空間内の位置に予め関連付けられた特徴点のパターンと比較しても、これらのパターンが一致せず、画像処理装置の位置を特定できないという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、移動体内の人が移動体の内部の空間と外部の空間とを同時に見る場合においても、画像処理装置の位置を特定できるようにすることを目的とする。
本発明の第1の態様の画像処理装置は、人が装着可能な画像処理装置であって、移動体に乗っている人が装着している前記画像処理装置が前記移動体の内部空間と前記移動体の外部空間とを撮影することにより生成された撮像画像データを取得する画像データ取得部と、前記撮像画像データにおける前記内部空間に対応する内部空間画像データと、前記撮像画像データにおける前記外部空間に対応する外部空間画像データとの境界を特定する境界特定部と、前記内部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定し、前記外部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定する位置特定部と、を有する。
前記位置特定部は、最新の前記内部空間画像データに含まれる前記複数の特徴点の位置と、直前の前記内部空間画像データに含まれる前記複数の特徴点の位置との関係に基づいて、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定し、最新の前記外部空間画像データに含まれる前記複数の特徴点の位置と、直前の前記外部空間画像データに含まれる前記複数の特徴点の位置との関係に基づいて、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定してもよい。
前記位置特定部は、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定する処理を実行する周期よりも遅い周期で、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定してもよい。
前記画像処理装置は、前記位置特定部が特定した前記内部空間における前記画像処理装置の位置に対応する内部拡張現実画像を前記画像処理装置が有する表示部に表示させる内部画像表示処理部と、前記位置特定部が特定した前記外部空間における前記画像処理装置の位置に対応する外部拡張現実画像を前記表示部に表示させる外部画像表示処理部と、をさらに有してもよい。
前記内部画像表示処理部は、前記表示部における、前記撮像画像データにおける前記内部空間内の所定の被写体を基準とする位置に前記内部拡張現実画像を表示させてもよい。
前記内部画像表示処理部は、前記撮像画像データにおける一以上の被写体の特徴を示す複数の特徴点のパターンに基づいて決定した大きさの前記内部拡張現実画像を前記表示部に表示させてもよい。
前記外部画像表示処理部は、前記表示部における、前記外部空間における前記画像処理装置の位置に関連付けて予め記憶部に記憶された位置に前記外部拡張現実画像を表示させてもよい。
前記画像データ取得部は、所定の時間間隔ごとに前記撮像画像データを取得し、前記境界特定部は、異なる時刻に取得された複数の前記撮像画像データにおける含まれる複数の被写体それぞれの位置の変化速度に基づいて前記境界を特定してもよい。
本発明の第2の態様の画像処理方法は、プロセッサが実行する、移動体に乗っている人が装着している画像処理装置が前記移動体の内部空間と前記移動体の外部空間とを撮影することにより生成された撮像画像データを取得するステップと、前記撮像画像データにおける前記内部空間に対応する内部空間画像データと、前記撮像画像データにおける前記外部空間に対応する外部空間画像データとを特定するステップと、前記内部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定するステップと、前記外部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定するステップと、を有する。
本発明の第3の態様のプログラムは、プロセッサに、移動体に乗っている人が装着している画像処理装置が前記移動体の内部空間と前記移動体の外部空間とを撮影することにより生成された撮像画像データを取得するステップと、前記撮像画像データにおける前記内部空間に対応する内部空間画像データと、前記撮像画像データにおける前記外部空間に対応する外部空間画像データとを特定するステップと、前記内部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定するステップと、前記外部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定するステップと、を実行させる。
本発明によれば、移動体内の人が移動体の内部の空間と外部の空間とを同時に見る場合においても、画像処理装置の位置を特定できるという効果を奏する。
画像処理装置の概要を説明するための図である。 ユーザが画像処理装置を装着した状態で見る画像の一例を模式的に示す図である。 画像処理装置のハードウェア構成を示す図である。 画像処理装置の機能構成を示す図である。 境界特定部が作成する点群データの一例である。 画像処理装置における処理の流れを示すフローチャートである。
[画像処理装置1の概要]
図1は、画像処理装置1の概要を説明するための図である。画像処理装置1は、移動体Pに乗っているユーザU(例えば操縦者)が装着可能な端末であり、例えば眼鏡又はゴーグルの形状をしている。移動体Pは、人が乗った状態で移動可能な任意の物体であり、例えば飛行機、船舶、鉄道又は車両である。図1は、飛行機のコックピットにおいてユーザUが操縦桿Hを使って操縦している様子を模式的に示している。
ユーザUは、画像処理装置1のレンズを介して、コックピットの内部の空間(以下、「内部空間」という。)と、窓Wの外部の空間(以下、「外部空間」という。)とを見ることができる。ユーザUは、例えば内部空間における操縦桿H、メータM1、M2等の物体を見るとともに、外部空間における滑走路を見ることができる。また、ユーザUは、内部空間及び外部空間を見ている状態で、画像処理装置1がレンズに表示する拡張現実画像(以下、「AR画像」という。)を見ることもできる。
図2は、ユーザUが画像処理装置1を装着した状態で見る画像の一例を模式的に示す図である。図2における領域R1は外部空間の滑走路を示しており、領域R2は内部空間のコックピットを示している。図2(a)は、ユーザUが垂直方向に座っている状態で見た内部空間及び外部空間に重ねて表示されたAR画像を示しており、図2(b)は、ユーザUが垂直方向に対して傾いた状態で見た内部空間及び外部空間に重ねて表示されたAR画像を示している。
図2(a)に示す画像には内部AR画像G1及び外部AR画像G2が表示されている。内部AR画像G1は飛行機の速度を示しており、操縦桿Hの上方に表示されている。外部AR画像G2は飛行機が進むべき位置を示しており、滑走路の所定の位置に表示されている。
図2(b)に示す画像にも同様に、内部AR画像G1’及び外部AR画像G2’が表示されている。内部AR画像G1と内部AR画像G1’とは、操縦桿Hの上方の位置に向きが同じ状態で表示されている。これに対して、外部AR画像G2と外部AR画像G2’とは向きが異なる状態で表示されている。具体的には、図2(a)においては操縦者が傾いていないことにより滑走路が上下方向に見えており、外部AR画像G2は上下方向と左右方向の直線により構成されている。これに対して、図2(b)においては操縦者が傾いていることにより滑走路が斜め方向に見えており、外部AR画像G2’は斜め方向の複数の直線により構成されている。
画像処理装置1は、内部空間に関連する情報を含むAR画像を、内部空間における画像処理装置1の位置に基づいて決定した位置に表示し、外部空間に関連する情報を含むAR画像を、外部空間における画像処理装置1の位置に基づいて決定した位置に表示する。画像処理装置1は、内部空間に対応するAR画像と外部空間に対応するAR画像のそれぞれを適切な位置に表示するために、画像処理装置1が撮影して生成した撮像画像データに基づいて、内部空間における画像処理装置1の位置と、外部空間における画像処理装置1の位置とを特定する。
具体的には、画像処理装置1は、撮像画像データにおける内部空間に対応する内部空間画像データに基づいて、内部空間における画像処理装置1の位置を特定し、撮像画像データにおける外部空間に対応する外部空間画像データに基づいて、外部空間における画像処理装置1の位置を特定する。このように、画像処理装置1は、移動体P内の人が移動中の移動体Pの内部の空間と外部の空間とを同時に見る場合においても画像処理装置1の位置を特定でき、特定した位置に基づいて、内部空間の状態に適したAR画像と外部空間の状態に適したAR画像とを表示することができる。
[画像処理装置1の構成]
図3は、画像処理装置1のハードウェア構成を示す図である。図4は、画像処理装置1の機能構成を示す図である。
図3に示すように、画像処理装置1は、撮像部11と、右側レンズ121と、左側レンズ122と、右側投影部123と、左側投影部124と、を有する。右側レンズ121、左側レンズ122、右側投影部123及び左側投影部124は、図4に示す表示部12を構成する。表示部12は、ユーザUが内部空間及び外部空間内の被写体を見ている状態でAR画像をユーザが視認できるように表示する。表示部12においては、右側投影部123が右側レンズ121に向けて投影画像L1と投影し、左側投影部124が左側レンズ122に向けて投影画像L2を投影することにより、AR画像を右側レンズ121及び左側レンズ122に表示する。
撮像部11は、被写体を撮影することにより撮像画像データを作成する撮像素子を有する。図3に示す例においては、撮像部11が画像処理装置1の中央付近に設けられているが、撮像部11が設けられている位置は、ユーザUが見る領域に対応する撮像画像データを作成することができる限りにおいて任意である。撮像部11は左右方向の異なる位置に設けられた複数の撮像素子を有しており、奥行方向のデータを生成できるステレオカメラとして機能してもよい。
右側レンズ121は、ユーザUの右目に対応しており、ユーザUが画像処理装置1を装着した状態でユーザUの右目の前方に位置する。右側レンズ121は光透過性を有しており、ユーザUは、右側レンズ121を介して周辺の被写体を見ることができる。また、右側レンズ121は、右側投影部123が投影したAR画像をユーザUが見ることができる態様で表示する。右側レンズ121は、例えば右側投影部123が右側レンズ121の一部の領域に投影した光を伝搬した後にユーザUの右目に向けて屈折させる導光板を有している。
左側レンズ122は、右側レンズ121と同等の構成を有する。左側レンズ122は、ユーザUの左目に対応しており、ユーザUが画像処理装置1を装着した状態でユーザUの左目の前方に位置する。左側レンズ122は光透過性を有しており、ユーザUは、左側レンズ122を介して周辺の被写体を見ることができる。また、左側レンズ122は、左側投影部124が投影したAR画像をユーザUが見ることができる態様で表示する。左側レンズ122は、例えば左側投影部124が左側レンズ122の一部の領域に投影した光を伝搬した後にユーザUの右目に向けて屈折させる導光板を有している。
右側投影部123は、AR画像を右側レンズ121に投影する。右側投影部123は、表示処理部166から入力された右目用のAR画像を右側レンズ121に投影する。右側投影部123及び左側投影部124は、ユーザが右側レンズ121及び左側レンズ122を介して被写体を視認している間に、右側レンズ121及び左側レンズ122にAR画像を投影する。
左側投影部124は、AR画像を左側レンズ122に投影する。左側投影部124は、表示処理部166から入力された左目用のAR画像を左側レンズ122に投影する。
続いて、図4を参照しながら画像処理装置1の内部構成及び機能について説明する。図4に示すように、画像処理装置1は、撮像部11及び表示部12に加えて、操作部13と、通信部14と、記憶部15と、制御部16と、を有する。制御部16は、画像データ取得部161と、境界特定部162と、位置特定部163と、内部画像表示処理部164と、外部画像表示処理部165と、表示処理部166と、を有する。
操作部13は、ユーザUによる画像処理装置1の操作を受けるためのデバイスである。操作部13は、例えばタッチスイッチ又はプッシュスイッチであってもよく、スマートフォン又はタブレット等の外部端末から操作データを受信する近距離無線通信デバイスであってもよい。操作データは、例えば、AR画像の表示を開始したり停止したりする操作内容を示すデータ、移動体Pの機種名を示すデータ、又は移動体Pが移動する場所を示すデータ(空港の名称、港の名称、鉄道路線の名称又は道路の名称を示すデータ)である。操作部13は、ユーザUの操作内容を示す操作データを制御部16に通知する。
通信部14は、制御部16の処理に使用されるデータを提供する外部サーバとの間でデータを送受信するための通信インターフェースを有する。通信部14は、例えば無線通信回線を用いて通信するための無線通信コントローラを有する。通信部14は、例えば、ユーザUが乗っている移動体Pが移動する付近の空間にある各種の物体の特徴点を示す基準点群データ、及び表示部12に表示されるAR画像データを外部サーバから取得し、取得した基準点群データ及びAR画像データを記憶部15に記憶させる。
通信部14は、内部空間の複数の位置において撮影された画像に含まれる被写体の特徴点により構成される複数の内部基準点群データを取得する。また、通信部14は、外部空間の複数の位置において撮影された画像に含まれる被写体の特徴点により構成される複数の外部基準点群データを取得する。
AR画像データは、一以上の内部基準点群データ又は外部基準点群データに関連付けられている。画像処理装置1は、撮像画像データにおける内部空間に対応する領域に含まれる被写体の特徴点に基づく点群データがいずれかの内部基準点群データと一致しており、当該内部基準点群データにAR画像データが関連付けられている場合に、当該AR画像データに基づくAR画像を表示する。同様に、画像処理装置1は、撮像画像データにおける外部空間に対応する領域に含まれる被写体の特徴点に基づく点群データがいずれかの外部基準点群データと一致しており、当該外部基準点群データにAR画像データが関連付けられている場合に、当該AR画像データに基づくAR画像を表示する。
内部基準点群データ、及び当該内部基準点群データに対応する内部AR画像データは、移動体Pの機種名に関連付けられていてもよい。また、外部基準点群データ、及び当該外部基準点群データに対応する外部AR画像データは、緯度・経度・高度を示す位置情報、又はエリアを示す情報に関連付けられていてもよい。一例として、外部基準点群データ及び外部AR画像データは、空港の名称、港の名称、鉄道路線の名称又は道路の名称に関連付けられていてもよい。
なお、画像処理装置1は外部サーバから各種のデータを取得せず、予め記憶部15に記憶された基準点群データ及びAR画像データを用いてもよい。この場合、画像処理装置1が通信部14を有していなくてもよい。
記憶部15は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体を有する。記憶部15は、制御部16が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部15は、通信部14が外部サーバから受信した基準点群データとAR画像データとを関連付けて記憶する。記憶部15は、位置情報又はエリアを示す情報に関連付けて複数の基準点群データ及びAR画像データを記憶してもよい。
記憶部15は、基準点群データとして、内部空間の複数の位置において撮影された画像に含まれる被写体の特徴点により構成される複数の内部基準点群データを記憶する。記憶部15は、内部空間における位置及び向きに関連付けて内部基準点群データを記憶してもよい。内部空間における位置は、内部空間の基準位置に対する距離及び向きにより示される。内部空間における向きは、内部空間の基準向き(例えば前方)に対する向きにより示される。
記憶部15は、基準点群データとして、外部空間の複数の位置において撮影された画像に含まれる被写体の特徴点により構成される複数の外部基準点群データを記憶する。記憶部15は、外部空間における位置及び向きに関連付けて外部基準点群データを記憶してもよい。外部空間における位置は、基準位置に対する位置(座標)により示される。基準位置は、例えば、画像処理装置1が存在する空港、港、鉄道路線又は道路のいずれかの位置である。基準位置は、緯度及び経度が0度の位置を基準位置とする緯度・経度と、海面の位置に対する高度とにより表されていてもよい。外部空間における向きは、外部空間の基準向き(例えば北向き)に対する向きにより示される。
さらに、記憶部15は、複数の内部基準点群データそれぞれに関連付けて内部AR画像データを記憶する。記憶部15は、例えば、複数の内部基準点群データそれぞれに関連付けて異なる内容を示す内部AR画像データを記憶したり、複数の内部基準点群データそれぞれに関連付けて同じ内容で大きさが異なる内部AR画像データを記憶したりする。さらに、記憶部15は、移動体Pの状態(例えば速度、高度、発生した問題の種別)に関連付けて内部AR画像データを記憶してもよい。
また、記憶部15は、複数の外部基準点群データそれぞれに関連付けて外部AR画像データを記憶する。記憶部15は、例えば、複数の外部基準点群データそれぞれに関連付けて異なる内容を示す外部AR画像データを記憶したり、複数の外部基準点群データそれぞれに関連付けて同じ内容で大きさが異なる外部AR画像データを記憶したりする。記憶部15は、外部空間における位置及び向きに関連付けて外部AR画像データを記憶してもよい。
記憶部15は、空港の名称、港の名称、鉄道路線の名称又は道路の名称に関連付けて外部基準点群データを記憶してもよい。記憶部15は、例えば、A空港内の多数の地点において複数の向きでの撮影により生成された撮像画像データに基づいて作成された多数の外部基準点群データを、A空港用の外部基準点群データとして記憶する。
また、記憶部15は、移動体Pを識別するための移動体識別情報(例えば機種名)に関連付けて内部基準点群データを記憶してもよい。記憶部15は、例えば機種Bのコックピット内の複数の位置において複数の向きでの撮影により生成された撮像画像データに基づいて作成された多数の内部基準点群データを、機種B用の内部基準点群データとして記憶する。
制御部16は、記憶部15に記憶されたプログラムを実行することにより各種のデータを処理するプロセッサとしてCPU(Central Processing Unit)を有している。制御部16は、記憶部15に記憶されたプログラムを実行することにより、画像データ取得部161、境界特定部162、位置特定部163、内部画像表示処理部164、外部画像表示処理部165及び表示処理部166として機能する。
画像データ取得部161は、移動体Pに乗っているユーザUが装着している画像処理装置1が移動体Pの内部空間と移動体Pの外部空間とを撮影することにより生成された撮像画像データを取得する。すなわち、画像データ取得部161は、ユーザUが画像処理装置1を装着している状態で撮像部11が生成した撮像画像データを取得する。画像データ取得部161は、所定の時間間隔ごとに撮像画像データを取得する。所定の時間間隔は任意であるが、例えば33.3ミリ秒(フレームレート30fpsに対応)である。画像データ取得部161は、取得した撮像画像データを境界特定部162及び表示処理部166に入力する。
境界特定部162は、画像データ取得部161から入力された撮像画像データにおける内部空間に対応する領域と外部空間に対応する領域との境界を特定する。境界特定部162は、撮像画像データにおける境界の位置に基づいて、撮像画像データにおける内部空間に対応する内部空間画像データと、撮像画像データにおける外部空間に対応する外部空間画像データとを作成する。当該境界は、図2に示した例における一点鎖線で示した位置である。
境界特定部162が境界を特定する方法は任意であるが、例えば、機械学習(例えば深層学習)によって境界を特定してもよく、特徴点の変化速度の差によって境界を特定してもよく、特徴点までの距離の差によって境界を特定してもよい。
境界特定部162は、機械学習を用いて境界を特定する場合、例えば、境界位置を示すデータを含む撮像画像データを教師データとして学習し、撮像画像データが入力されると境界位置を示す境界位置データを出力する機械学習モデルに、画像データ取得部161が取得した撮像画像データを入力する。境界特定部162は、機械学習モデルから出力される境界位置データに基づいて、撮像画像データにおける境界を特定する。
境界特定部162は、特徴点の変化速度の差によって境界を特定する場合、例えば、異なる時刻に取得された複数の撮像画像データにおける含まれる複数の被写体それぞれの位置の変化速度に基づいて境界を特定する。具体的には、境界特定部162は、第1時刻に生成された撮像画像データに含まれている複数の被写体の特徴点から構成される第1点群データと、第1時刻の次の第2時刻に生成された撮像画像データに含まれている複数の被写体の特徴点から構成される第2点群データとを作成する。特徴点は、被写体の輪郭線上の位置、凹凸の境界線上の位置、又は異なる色の領域の境界線上の位置の点である。
境界特定部162は、第1点群データに含まれる複数の特徴点と、第2点群データにおけるこれらに対応する複数の特徴点との位置の差を特定する。この差が大きければ大きいほど特徴点の変化速度が大きい。そこで、境界特定部162は、変化速度の大きさによって複数の特徴点を2つのグループに分類し、変化速度が比較的小さい特徴点が含まれている領域が内部空間であり、変化速度が比較的大きい特徴点が含まれている領域が外部空間であることを特定する。
図5は、境界特定部162が作成する点群データの一例である。図5に示す点群データは、図2に示した画像に対応している。図5においては、内部空間に対応する特徴点を白い四角形で示しており、外部空間に対応する特徴点を黒い丸で示している。
白い四角形で示す内部空間の特徴点は、黒い丸で示す外部空間の特徴点よりも変化速度が小さいので、境界特定部162は、変化速度に基づいて白い四角形で示す特徴点が含まれる内部空間と黒い丸で示す特徴点が含まれる外部空間との境界を特定することができる。境界特定部162は、例えば、変化速度が比較的小さい特徴点のうち、上下方向及び左右方向において、変化速度が比較的大きい特徴点に最も近い複数の特徴点を結ぶ線を境界として特定する。
同様に、境界特定部162は、特徴点までの距離の差によって境界を特定する場合、内部空間に対応する所定の距離(例えば1m)以内の距離に対応する特徴点を内部空間に対応する特徴点であると特定する。また境界特定部162は、所定の距離よりも遠い距離に対応する特徴点を外部空間に対応する特徴点であると特定する。例えば、図5において白い四角形で示す特徴点までの距離は、黒い丸で示す特徴点までの距離よりも小さいので、白い四角形で示す特徴点が含まれる内部空間と黒い丸で示す特徴点が含まれる外部空間との境界を特定することができる。
境界特定部162は、特定した境界に基づいて作成した内部空間画像データに基づいて内部空間に対応する内部空間点群データを作成し、外部空間画像データに基づいて外部空間に対応する外部空間点群データを作成する。境界特定部162は、作成した内部空間点群データ及び外部空間点群データを位置特定部163に入力する。境界特定部162は、撮像画像データを内部空間画像データと外部空間画像データとに分割し、内部空間画像データ及び外部空間画像データを位置特定部163に入力してもよい。
なお、ユーザUが頻繁に内部空間内で移動しない場合、境界の位置はほとんど変化しないと考えられる。そこで、境界特定部162は、移動体Pが移動を開始してから所定の時間が経過するまでの間に境界を特定し、特定した境界の位置を記憶部15に記憶させてもよい。その後、境界特定部162は、記憶部15に記憶された境界の位置に基づいて内部空間点群データ及び外部空間点群データを作成してもよい。
また、境界特定部162は他の方法を用いて境界を特定してもよい。一例として、境界特定部162は、ユーザUが使用する情報端末(例えばスマートフォン)に撮像画像データに基づく画像を表示させ、操作部13を介して、ユーザUが情報端末において入力した境界を示すデータを取得することにより境界を特定してもよい。
位置特定部163は、境界特定部162から入力された内部空間点群データに基づいて、内部空間における画像処理装置1の位置を特定し、外部空間点群データに基づいて、外部空間における移動体Pの位置を特定する。すなわち、位置特定部163は、内部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、内部空間における画像処理装置1の位置を特定し、外部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、外部空間における画像処理装置1の位置を特定する。位置特定部163は、内部空間における画像処理装置1の向き、及び外部空間における画像処理装置1の向きをさらに特定してもよい。
一例として、位置特定部163は、記憶部15に記憶された複数の内部基準点群データと、境界特定部162から入力された内部空間点群データとを比較することにより、内部空間点群データに最も近い内部基準点群データを特定する。位置特定部163は、内部基準点群データに関連付けて記憶部15に記憶された位置又は向きを内部空間における画像処理装置1の位置又は向きとして特定する。位置特定部163は、特定した画像処理装置1の位置又は向きを内部画像表示処理部164に通知する。
位置特定部163は、最新の第1撮像画像データに含まれる複数の第1特徴点の位置と、直前の第2撮像画像データに含まれる複数の第2特徴点の位置との関係に基づいて、画像処理装置1の位置及び向きを特定してもよい。具体的には、位置特定部163は、複数の第1特徴点の位置と、複数の第1特徴点それぞれに対応する第2特徴点との位置の変化量を特定し、特定した変化量に相当する距離及び向きだけ、直前に特定した画像処理装置1の位置及び向きから変化させた位置及び向きを、画像処理装置1の最新の位置及び向きとして特定する。
この場合、位置特定部163が画像処理装置1の位置の特定に用いる特徴点に、それぞれ変化速度が異なる内部空間の特徴点と外部空間の特徴点とが混在していると、特徴点によって変化量が異なるので、位置特定部163は、画像処理装置1が存在している空間を特定できない。その結果、位置特定部163が、直前に特定した画像処理装置1の位置及び向きに基づいて、画像処理装置1の最新の位置及び向きを特定することができないという問題が生じる。
これに対して、位置特定部163は、最新の内部空間画像データに含まれる複数の第1特徴点の位置と、直前の内部空間画像データに含まれる複数の第2特徴点の位置との関係(すなわち位置の変化量)に基づいて、内部空間における画像処理装置1の位置を特定する。また、位置特定部163は、最新の外部空間画像データに含まれる複数の第1特徴点の位置と、直前の外部空間画像データに含まれる複数の第2特徴点の位置との関係に基づいて、外部空間における画像処理装置1の位置を特定する。位置特定部163がこのように動作することで、撮像画像データに内部空間画像データと外部空間画像データとが含まれている場合であっても、画像処理装置1は、内部空間における位置と外部空間における位置を正しく特定することができる。
位置特定部163は、操作部13を介して入力された操作データが示す移動体Pの機種名に対応する内部基準点群データを用いて内部空間における画像処理装置1の位置を特定してもよい。位置特定部163がこのように動作することで、位置特定部163は多数の機種に対応する多数の内部基準点群データを参照する必要がないため、内部空間における画像処理装置1の位置を特定するために要する時間を短縮することができる。
同様に、位置特定部163は、記憶部15に記憶された複数の外部基準点群データと、境界特定部162から入力された外部空間点群データとを比較することにより、外部空間点群データに最も近い外部基準点群データを特定する。位置特定部163は、外部基準点群データに関連付けて記憶部15に記憶された位置又は向きを外部空間における画像処理装置1の位置又は向きとして特定する。位置特定部163は、特定した画像処理装置1の位置又は向きを外部画像表示処理部165に通知する。
位置特定部163は、操作部13を介して入力された操作データが示す移動体Pの場所に対応する外部基準点群データを用いて外部空間における画像処理装置1の位置を特定してもよい。位置特定部163がこのように動作することで、位置特定部163は多数の場所に対応する多数の外部基準点群データを参照する必要がないため、外部空間における画像処理装置1の位置を特定するために要する時間を短縮することができる。
ところで、内部空間画像データは外部空間画像データに比べて変化が少ない。そこで、位置特定部163は、外部空間における画像処理装置1の位置を特定する処理を実行する周期よりも遅い周期で、内部空間における画像処理装置1の位置を特定してもよい。位置特定部163がこのように動作することで、処理の負荷を下げることができるので、位置特定部163が外部空間における画像処理装置1の位置の特定に要する時間を短縮することができる。
内部画像表示処理部164は、記憶部15に記憶された複数の内部AR画像データを参照し、位置特定部163が特定した内部空間における画像処理装置1の位置に対応する内部AR画像を表示部12に表示させるように表示処理部166に指示する。内部画像表示処理部164は、内部空間における画像処理装置1の向きに対応する内部AR画像を表示させてもよい。内部画像表示処理部164は、記憶部15に記憶された複数の内部基準点群データのうち内部点群データに最も近い内部基準点群データを特定し、特定した内部基準点群データに関連付けて記憶された内部AR画像データを表示部12に表示させてもよい。
内部画像表示処理部164は、表示部12における、特定した内部AR画像データに関連付けて記憶部15に記憶された位置に、内部AR画像データに基づく内部AR画像を表示させるように表示処理部166に指示する。内部画像表示処理部164は、例えば、図2(a)に示した内部AR画像G1及び図2(b)に示した内部AR画像G1’のように、撮像画像における内部空間内の所定の被写体(例えば操縦桿H)の位置を基準にして定められた位置に内部AR画像を表示させる。メータM2が速度計である場合、内部画像表示処理部164は、速度計の位置を基準にして定められた位置に、速度に関する情報を含む内部AR画像を表示させてもよい。
この際、内部画像表示処理部164は、画像処理装置1の傾き(すなわちユーザUの傾き)によらず、表示部12の方向を基準として定められた方向に内部AR画像を表示してもよい。内部AR画像が、内部画像及び外部画像の被写体の傾きに連動する必要がない内容を含む場合、内部画像表示処理部164がこのように動作することで、ユーザUが姿勢を傾けた状態においても内部AR画像の内容を把握しやすくなる。なお、内部AR画像が、内部空間内の被写体を操作する向きを示す情報を含む場合、内部画像表示処理部164は、画像処理装置1の傾きに連動して内部AR画像が表示部12の方向に対して傾いた状態で内部AR画像を表示させてもよい。
また、内部画像表示処理部164は、内部空間の状態が所定の状態になったことを条件にして内部AR画像を表示させてもよい。一例として、内部画像表示処理部164は、内部空間画像データに基づいてコックピット内の表示灯(例えばアラーム灯)の状態が変化したことを検出した場合に、当該表示灯を基準とする所定の位置に、どのような対応をすべきかを示す情報を含む内部AR画像を表示させてもよい。
ところで、ユーザUが後ろにのけぞった姿勢になった場合、内部空間の被写体(例えばコックピットの操縦桿HやメータM1)が小さく見える。そこで、内部画像表示処理部164は、これらの被写体の大きさに合わせて内部AR画像の大きさが変化させてもよい。具体的には、内部画像表示処理部164は、撮像画像データにおける一以上の被写体の特徴を示す複数の特徴点のパターンに基づいて決定した大きさの内部拡張現実画像を表示部12に表示させてもよい。
より具体的には、内部画像表示処理部164は、位置特定部163が作成した内部空間点群データに最も近い内部基準点群データに関連付けて記憶部15に記憶された大きさの内部AR画像データを特定し、特定した内部AR画像を表示部12に表示させる。内部画像表示処理部164がこのように動作することで、ユーザUの姿勢によって内部AR画像の大きさが変化するので、あたかも内部空間に内部AR画像が存在するかのように見えて臨場感が増す。
外部画像表示処理部165は、記憶部15に記憶された複数の外部AR画像データを参照し、位置特定部163が特定した外部空間における画像処理装置1の位置に対応する外部AR画像を表示部12に表示させるように表示処理部166に指示する。外部画像表示処理部165は、表示部12における、外部空間における画像処理装置1の位置に関連付けて予め記憶部15に記憶された位置に、外部AR画像を表示させる。外部画像表示処理部165は、外部空間における画像処理装置1の向きに対応する内部AR画像を表示させてもよい。外部画像表示処理部165は、位置特定部163が作成した外部空間点群データに最も近い外部基準点群データに関連付けて記憶部15に記憶された外部AR画像データを特定し、特定した外部AR画像データに基づく外部AR画像を表示部12に表示させてもよい。
表示処理部166は、内部画像表示処理部164から入力された内部AR画像データ及び外部画像表示処理部165から入力された外部AR画像データを表示部12に表示させる。表示処理部166は、画像データ取得部161から撮像画像データを取得し、取得した撮像画像データと内部AR画像データ及び外部AR画像データを合成した画像データに基づく画像を表示部12に表示させてもよい。
[画像処理装置1における処理の流れ]
図6は、画像処理装置1における処理の流れを示すフローチャートである。図6に示すフローチャートは、画像処理装置1の電源が投入された時点から開始している。
画像データ取得部161は、所定の時間間隔で撮像部11から撮像画像データを取得する(S11)。境界特定部162は、取得された撮像画像データに含まれる被写体の特徴点を抽出することにより点群データを作成し、作成した点群データを時刻に関連付けて記憶部15に記憶させる(S12)。
境界特定部162は、作成した点群データを直前の撮像画像データに対応する点群データと比較することにより、各特徴点の位置の変化速度を特定する(S13)。境界特定部162は、特定した変化速度を分類することにより、撮像画像データにおける内部空間に対応する領域と外部空間に対応する領域との境界を特定する(S14)。境界特定部162は、特定した境界に基づいて、内部空間に対応する内部空間点群データと、外部空間に対応する外部空間点群データとを作成する(S15)。境界特定部162は、作成した内部空間点群データ及び外部空間点群データを時刻に関連付けて記憶部15に記憶させる。
続いて、位置特定部163は、記憶部15に記憶された複数の内部基準点群データのうち境界特定部162が作成した内部空間点群データに最も類似する内部基準点群データを特定し、特定した内部基準点群データに関連付けて記憶部15に記憶された位置を、画像処理装置1の内部空間における位置として特定する(S16)。内部画像表示処理部164は、位置特定部163が特定した内部空間における位置に対応する内部AR画像を表示部12に表示させる(S17)。
同様に、位置特定部163は、記憶部15に記憶された複数の外部基準点群データのうち境界特定部162が作成した外部空間点群データに最も類似する外部基準点群データを特定し、特定した外部基準点群データに関連付けて記憶部15に記憶された位置を、画像処理装置1の外部空間における位置として特定する(S18)。外部画像表示処理部165は、位置特定部163が特定した外部空間における位置に対応する外部AR画像を表示部12に表示させる(S19)。なお、S16及びS17とS18及びS19とを実行する順序は任意である。
画像処理装置1は、AR画像の表示を中止する操作が操作部13で行われるまでの間(S20においてNO)、S11からS19までの処理を繰り返す。
[画像処理装置1による効果]
以上説明したように、位置特定部163は、内部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、内部空間における画像処理装置1の位置を特定し、外部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、外部空間における画像処理装置の位置を特定する。画像処理装置1がこのように構成されていることで、移動体Pに乗っている人が移動体Pの内部の空間と外部の空間とを同時に見る場合においても、画像処理装置1の位置を正しく特定することができる。
また、位置特定部163が、内部空間における画像処理装置1の位置を特定することで、内部画像表示処理部164は、内部空間における画像処理装置1の位置に対応する内部AR画像を、ユーザが見ている内部空間又は外部空間における所定の位置に表示部12に表示させることができる。また、外部画像表示処理部165は、外部空間における画像処理装置1の位置に対応する外部AR画像を、ユーザUが見ている内部空間又は外部空間における所定の位置に表示部12に表示させることができる。
内部画像表示処理部164及び外部画像表示処理部165がこのように構成されていることで、変化する速度がそれぞれ異なる内部空間と外部空間をユーザUが見ている状態において、内部空間の状態及び外部空間の状態のそれぞれに適した内部AR画像及び外部AR画像をユーザUに提示することができる。したがって、画像処理装置1は、移動体Pに乗ったユーザUが装着して使用した状態でAR画像を表示する必要がある用途において好適である。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 画像処理装置
11 撮像部
12 表示部
13 操作部
14 通信部
15 記憶部
16 制御部
121 右側レンズ
122 左側レンズ
123 右側投影部
124 左側投影部
161 画像データ取得部
162 境界特定部
163 位置特定部
164 内部画像表示処理部
165 外部画像表示処理部
166 表示処理部

Claims (9)

  1. 人が装着可能な眼鏡形状の画像処理装置であって、
    移動体に乗っている人が装着している前記画像処理装置が前記移動体の内部空間と前記移動体の外部空間とを撮影することにより生成された撮像画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記撮像画像データにおける前記内部空間に対応する内部空間画像データと、前記撮像画像データにおける前記外部空間に対応する外部空間画像データとの境界を特定する境界特定部と、
    前記内部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定し、前記外部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定する位置特定部と、
    前記位置特定部が特定した前記内部空間における前記画像処理装置の位置に対応する内部拡張現実画像を前記画像処理装置が有する表示部に表示させる内部画像表示処理部と、
    を有し、
    前記内部画像表示処理部は、前記内部拡張現実画像が、前記内部空間内の被写体の傾きに連動する必要がない内容を含む場合、前記画像処理装置の傾きによらず、前記表示部の方向を基準として定められた方向に前記内部拡張現実画像を表示し、前記内部拡張現実画像が、前記内部空間内の被写体を操作する向きを示す情報を含む場合、前記内部画像表示処理部は、前記画像処理装置の傾きに連動して前記内部拡張現実画像が前記表示部の方向に対して傾いた状態で前記内部拡張現実画像を表示する、
    画像処理装置。
  2. 前記位置特定部は、最新の前記内部空間画像データに含まれる前記複数の特徴点の位置と、直前の前記内部空間画像データに含まれる前記複数の特徴点の位置との関係に基づいて、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定し、最新の前記外部空間画像データに含まれる前記複数の特徴点の位置と、直前の前記外部空間画像データに含まれる前記複数の特徴点の位置との関係に基づいて、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定する、
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記位置特定部は、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定する処理を実行する周期よりも遅い周期で、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定する、
    請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記位置特定部が特定した前記外部空間における前記画像処理装置の位置に対応する外部拡張現実画像を前記表示部に表示させる外部画像表示処理部さらに有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の画像処理装置。
  5. 前記内部画像表示処理部は、前記撮像画像データにおける一以上の被写体の特徴を示す複数の特徴点のパターンに基づいて決定した大きさの前記内部拡張現実画像を前記表示部に表示させる、
    請求項に記載の画像処理装置。
  6. 前記外部画像表示処理部は、前記表示部における、前記外部空間における前記画像処理装置の位置に関連付けて予め記憶部に記憶された位置に前記外部拡張現実画像を表示させる、
    請求項に記載の画像処理装置。
  7. 前記画像データ取得部は、所定の時間間隔ごとに前記撮像画像データを取得し、
    前記境界特定部は、異なる時刻に取得された複数の前記撮像画像データにおける含まれる複数の被写体それぞれの位置の変化速度に基づいて前記境界を特定する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の画像処理装置。
  8. プロセッサが実行する、
    移動体に乗っている人が装着している眼鏡形状の画像処理装置が前記移動体の内部空間と前記移動体の外部空間とを撮影することにより生成された撮像画像データを取得するステップと、
    前記撮像画像データにおける前記内部空間に対応する内部空間画像データと、前記撮像画像データにおける前記外部空間に対応する外部空間画像データとを特定するステップと、
    前記内部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定するステップと、
    前記外部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定するステップと、
    特定した前記内部空間における前記画像処理装置の位置に対応する内部拡張現実画像を前記画像処理装置が有する表示部に表示させるステップと、
    を有し、
    前記表示させるステップにおいて、前記内部拡張現実画像が、前記内部空間内の被写体の傾きに連動する必要がない内容を含む場合、前記画像処理装置の傾きによらず、前記表示部の方向を基準として定められた方向に前記内部拡張現実画像を表示し、前記内部拡張現実画像が、前記内部空間内の被写体を操作する向きを示す情報を含む場合、前記画像処理装置の傾きに連動して前記内部拡張現実画像が前記表示部の方向に対して傾いた状態で前記内部拡張現実画像を表示する画像処理方法。
  9. プロセッサに、
    移動体に乗っている人が装着している眼鏡形状の画像処理装置が前記移動体の内部空間と前記移動体の外部空間とを撮影することにより生成された撮像画像データを取得するステップと、
    前記撮像画像データにおける前記内部空間に対応する内部空間画像データと、前記撮像画像データにおける前記外部空間に対応する外部空間画像データとを特定するステップと、
    前記内部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記内部空間における前記画像処理装置の位置を特定するステップと、
    前記外部空間画像データに含まれる被写体の複数の特徴点の位置に基づいて、前記外部空間における前記画像処理装置の位置を特定するステップと、
    特定した前記内部空間における前記画像処理装置の位置に対応する内部拡張現実画像を前記画像処理装置が有する表示部に表示させるステップと、
    を実行させ
    前記表示させるステップにおいて、前記内部拡張現実画像が、前記内部空間内の被写体の傾きに連動する必要がない内容を含む場合、前記画像処理装置の傾きによらず、前記表示部の方向を基準として定められた方向に前記内部拡張現実画像を表示し、前記内部拡張現実画像が、前記内部空間内の被写体を操作する向きを示す情報を含む場合、前記画像処理装置の傾きに連動して前記内部拡張現実画像が前記表示部の方向に対して傾いた状態で前記内部拡張現実画像を表示させるためのプログラム。

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